JPWO2016103367A1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
ネットショッピングにおいては、例えば商品又はサービスの購入額に応じたポイントが付与され、当該ポイントを商品又はサービスの購入に使用できる場合がある。すなわち、ポイント数に応じた額の割引を受けることができる(例えば、上記特許文献1を参照)。
また、予約購入については、発売前の書籍や音楽CD等を予約して購入する例を挙げることができる。
この対策として、購入申し込みから予定購入が行われるまでの間に保有ポイント数に変動があった場合に、ユーザに使用ポイント数の変更入力を求めることも考えられるが、それではユーザに負担を強いることになる。
また、使用予定期間限定ポイント数又は非使用予定期間限定ポイント数の通知が行われることで、使用又は非使用予定の期間限定ポイント数を計算するという比較的重い負担をユーザに強いることがなく、さらに、変更提言通知が行われることで、ユーザにポイント使用状況の監視負担を強いることなくユーザのポイント獲得・使用状況に応じた適切な使用上限ポイント数への変更が可能とされる。
これにより、使用又は非使用予定の期間限定ポイント数の通知にあたり、複数の予定購入がオーバーラップして存在することが許容される。
これにより、使用可能期間限定ポイント数を求めるのに要する場合分けの数が最小となる。
これにより、購入ごとに取得される保有ポイント数と使用上限ポイント数との差の発生頻度に応じて適切に変更提言を行うことが可能とされる。
これにより、購入ごとに取得される保有ポイント数と使用上限ポイント数との差の大きさに応じて適切に変更提言を行うことが可能とされる。
このような情報処理方法によっても、上記した本発明に係る情報処理装置と同様の作用が得られる。
さらにまた、本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶したプログラムである。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
<1.ネットワークシステムの概要>
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>
<3.予定購入に係るポイント関連処理>
<4.処理手順>
<5.実施の形態のまとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
<7.変形例>
図1に、本実施の形態で前提とするネットワークシステム1の例を示す。ネットワークシステム1は、EC(EC:electronic commerce(電子商取引))システムとして機能する。
ネットワークシステム1は、例えばインターネットとしてのネットワーク2を介して、ショッピングサイト管理システム3、複数のユーザ端末4,4…、複数の店舗端末5,5…、及びカード会社サーバ6が互いに通信可能に構成されている。
ユーザ端末4は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストをショッピングサイト運営システム3におけるショッピングサーバ3aやカード会社システム7におけるガード会社サーバ7a等に送信することでウェブページや所定の処理を要求する。またユーザ端末4は、HTTPリクエストに応じて送られてきたウェブページを受信してウェブブラウザ上に表示する。これにより、ユーザは所望のウェブページを閲覧したり操作したりすることができる。
このような商品DB3bにより、例えば入力キーワード等に基づいた商品検索等を行うことが可能とされている。
図2は、ユーザDB3cの格納情報を例示した図である。
図示するようにユーザDB3cにおいては、ユーザIDごとに、パスワード、氏名、メールアドレス、住所の各情報、及びクレジットカード情報が紐付けられて(対応づけられて)記憶されている。クレジットカード情報としては、カード番号、名義人(カード名義人の氏名)、及び有効期限の各情報が記憶されている。
図3は、ポイントDB3dの格納情報を例示した図であり、図3Aはユーザごとのポイントの獲得履歴情報の例、図3Bはユーザごとのポイントの使用履歴情報の例をそれぞれ示している。
図3Aに示す獲得履歴情報においては、ユーザIDごとに、当該ユーザIDで特定されるユーザが獲得したポイントに係る各種の情報としてそれぞれポイントの獲得日、有効化日、有効期限、及び獲得したポイント数が対応付けられている。なお、有効化日は、獲得したポイントが使用可能となる予定日を表すものである。
このような獲得履歴情報によれば、有効期限が設定されているか否かにより、獲得ポイントが通常ポイント、期間限定ポイントの何れであるかが区別可能とされる。
この際、ポイントの使用に関しては、ショッピングサーバ3aは、通常ポイントよりも期間限定ポイントの方が優先的に使用されるように処理を行う。具体的には、ユーザにより設定されたポイント数を購入処理において使用する際、その時点で有効な保有ポイントに通常ポイントと期間限定ポイントとが混在している場合には、期間限定ポイントの方を優先的に使用する。この際、期間限定ポイントとして有効期限の異なるポイントが混在している場合には、有効期限の早い(つまりより早く失効する)方のポイントを優先的に使用する。
本例で行われる予定購入は、複数回の商品購入が1セットとされたシリーズ購入における各購入、又は発売前の商品についてユーザからの購入予約を受けて行われる予約購入の何れかとされている。前述もしたが、シリーズ購入としては、例えば、トイレットペーパーや毛髪洗浄剤(いわゆるシャンプー)等の日常消耗品としての商品の購入が1度の申し込みに応じて定められた周期で複数回行われるもの(いわゆる定期購入)等を挙げることができる。また、予約購入の対象商品としては、例えば書籍や音楽CD等が挙げらる。
購入処理において、ショッピングサーバ3aは、対象商品の価格やユーザにより設定された使用ポイント数の情報等に基づいて対象商品の購入価格(決済金額)を計算すると共に、当該購入価格による決済(カード決済)が行われるように制御する処理を行う。具体的に、本例においては、計算した購入価格による注文情報(購入価格や購入ユーザのクレジットカード番号などの情報を含む)を対象商品の販売元店舗の店舗端末5に対して送信する。
注文情報を受信した店舗端末5は、当該注文情報をカード会社サーバ6に送信して決済を要求する。
具体的に、カード会社サーバ6は、店舗端末5から上記した注文情報を受信すると、当該注文情報に含まれるカード番号に基づき与信照会を行い、与信OKであれば、与信承認番号を含む与信承認通知を店舗端末5に送信すると共に、クレジットカードのカード番号に係る売り上げの速報情報(利用日、利用金額等)をユーザのメールアドレスに宛てて通知する。
カード会社サーバ7aは、当該売り上げ請求に基づき、該当するカード番号に対して該当する与信承認番号に紐付く決済金額を売り上げとして登録する。このような売り上げ登録が行われることで、その後の所定のタイミングで、当該カード番号に紐付く口座より決済金額の引き落とし処理が実行される。
またネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
図4に、図1で示したショッピングサーバ3aをはじめとした各装置(商品DB3b、ユーザDB3c、ポイントDB3d、ユーザ端末4、店舗端末5、カード会社サーバ6)を構成するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す。
図4において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ(表示装置)、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、外部装置との間で相互通信を行うための通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、特にショッピングサーバ3aとしてのコンピュータ装置においては以降で説明する情報処理や通信が実行される。
ここで、上述したシリーズ購入における各購入や予約購入など、申し込みタイミングから時間差を有して行われる予定購入に関しては、申し込みタイミングから予定購入が実行されるまでの時間差が比較的大きく、その間に保有ポイント数の変動が生じる可能性が高い。このため、仮に購入の申し込み時にユーザに使用ポイント数を入力させたとしても、予定購入の実行時には「入力ポイント数>保有ポイント数」となってしまう虞があり、その場合はユーザの意図した割引決済ができなくなってしまう。
図5に示すように、ショッピングサーバ3aのCPU101には、機能ブロックとして、購入申込受付処理部F1、割引決済制御処理部F2、期間限定ポイント数通知処理部F3、及び変更提言通知処理部F4が備えられている。
図6は、シリーズ購入(定期購入)の対象商品についての商品ページの例を示している。
当該商品ページには、商品画像p1や商品名p2、商品の価格p3の情報が提示されていると共に、例えば「定期購入する」などの文字情報が表記されたシリーズ購入の購入申し込みを行うための申し込みボタンp4が提示されている。
なお、ここでの説明では、シリーズ購入における購入回数は予め定められた回数(例えば5回など)で固定とされ、ユーザが任意の購入回数を選択できない場合を例示しているが、もちろん、任意の購入回数を選択可能としてもよい。
当該設定ページには、商品お届けサイクルを選択するためのサイクル選択領域a1と、購入申し込みの段階を次段階へ進めるための次へボタンp7とが提示されている。本例の場合、サイクル選択領域a1には1回目の商品お届け日としてのサイクル起点日を指定するための起点日指定ボックスp5と、起点日以降の各商品お届け日の間隔(本例では日数単位)を指定するための間隔指定ボックスp6とが設けられている。
ユーザにより起点日指定ボックスp5を選択する操作が行われると、起点日指定ボックスp5にはプルダウンによりサイクル起点日の候補日が一覧表示され、ユーザは当該一覧から所望の候補日をサイクル起点日として指定できる。また、間隔指定ボックスp6も同様に、ユーザによる選択操作に応じてプルダウンにより間隔の候補が一覧表示(本例では5日〜90日の範囲内)され、ユーザは当該一覧から所望の間隔を指定できる。これらの指定により、当該シリーズ購入における各購入のサイクル(本例では5回分の各購入のサイクル)が選択されたことになる。
ユーザは、サイクル選択領域a1において所望のサイクルを選択した上で、次へボタンp7を選択する操作を行う。
支払い方法等選択ページには、例えばクレジットカード払い、銀行振込、代金引換のうちから支払い方法を選択するための支払い方法選択領域a2と、配送方法の選択を行うための配送方法選択領域a3と、使用上限ポイント数を指定するための使用上限ポイント数指定領域a4と、購入申し込みの段階を次段階へ進めるための次へボタンp9とが提示されている。
使用上限ポイント数指定領域a4には、ポイント数の入力ボックスp8が設けられており、ユーザは当該入力ボックスp8に任意の数値を入力することで使用上限ポイント数を指定することができる。
ユーザは、支払い方法、配送方法、使用上限ポイント数の指定を行った上で、次へボタンp9を選択する操作を行う。
このように申し込みが確定されたことに伴い、ユーザにより選択、指定された商品お届けサイクルや支払い方法、配送方法、使用上限ポイント数の設定が完了する。
購入申込受付処理部F1は、図6〜図8に示した各ウェブページに対するユーザ操作に基づき、商品お届けサイクルや支払い方法、配送方法、使用上限ポイント数の設定を行う。
すなわち、前述した獲得履歴情報と使用履歴情報とから計算されるユーザの保有ポイント数に基づき、シリーズ購入における各購入或いは予約購入についての決済が、設定された使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御を行う。
この際、「保有ポイント数」≧「使用上限ポイント数」であれば、割引決済制御処理部F2は、購入価格から使用上限ポイント数を減じた額による決済が行われるように制御を行う(本例では前述のように注文情報を該当する店舗端末5に送信する)。
一方、「保有ポイント数」<「使用上限ポイント数」であれば、割引決済制御処理部F2は、購入価格から保有ポイント数を減じた額による決済が行われるように制御を行う。
なお、保有ポイントの使用にあたっては、前述した通り、通常ポイントよりも期間限定ポイントの方を優先的に使用する。また、期間限定ポイントの使用にあたっては、有効期限の早い方のポイントを優先的に使用する。
また、期限が迫った期間限定ポイントについては、これを無駄にしまいとの意図から焦って使用する(購入商品を半ば無理に探し出して使用する)ケースも見受けられる。
使用予定期間限定ポイント数の通知は、例えば、ユーザの登録メールアドレス宛に電子メールを送信することで行う。
これら購入時使用可能期間限定ポイント数、商品価格、及び使用上限ポイント数に基づき使用予定期間限定ポイント数を求める手法としては、例えば、以下の二つを挙げることができる。
●使用上限ポイント数≧商品価格のとき
1)購入時使用可能期間限定ポイント数≧商品価格であれば
→使用予定期間限定ポイント数=商品価格とする。
2)購入時使用可能期間限定ポイント数<商品価格であれば
→使用予定期間限定ポイント数=購入時使用可能期間限定ポイント数とする。
●使用上限ポイント数<商品価格のとき
3)購入時使用可能期間限定ポイント数≧使用上限ポイント数であれば
→使用予定期間限定ポイント数=使用上限ポイント数とする。
4)購入時使用可能期間限定ポイント数<使用上限ポイント数であれば
→使用予定期間限定ポイント数=購入時使用可能期間限定ポイント数とする。
これにより、対象とする予定購入での使用予定期間限定ポイント数を求めることができる。
使用予定期間限定ポイント数として採り得る値は、商品価格、使用上限ポイント数、購入時使用可能期間限定ポイント数の何れかである。
使用予定期間限定ポイント数=商品価格となるのは、購入時使用可能期間限定ポイント数≧商品価格、且つ使用上限ポイント数≧商品価格の場合(条件i)である。
また、使用予定期間限定ポイント数=使用上限ポイント数となるのは、使用上限ポイント数<商品価格、且つ購入時使用可能期間限定ポイント数≧使用上限ポイント数の場合(条件ii)である。
さらに、使用予定期間限定ポイント数=購入時使用可能期間限定ポイント数となるのは、購入時使用可能期間限定ポイント数<商品価格、且つ購入時使用可能期間限定ポイント数<使用上限ポイント数の場合であり、上記の条件i、条件iiの何れの場合にも該当しないときである。
よって、上記の条件i又は条件iiの場合に該当するか否かの判定を行って、条件iの場合に該当すれば使用予定期間限定ポイント数=商品価格とし、条件iiの場合に該当すれば使用予定期間限定ポイント数=使用上限ポイント数とし、条件i及び条件iiの何れの場合にも該当しなければ使用予定期間限定ポイント数=購入時使用可能期間限定ポイント数とする。
本例においては、当該二つ目の手法を採用する。
このとき、対象とする予定購入での「購入時使用可能期間限定ポイント数」は、現時点(処理時点)で保有されている期間限定ポイント数のうち当該予定購入の実行予定日より後に期限を迎える期間限定ポイント数から、他の予定購入での使用予定期間限定ポイント数を減じた値として算出する。
予定購入についてユーザが設定した使用上限ポイント数に対し、予定購入実行時点での保有ポイント数に差が生じている場合には、設定された使用上限ポイント数は当該ユーザのポイント獲得・使用の態様に合致しない不適切なものであると言うことができる。このため、当該差の発生態様に基づいて使用上限ポイント数の変更をユーザに提言する。
続いて、上記により説明した実施の形態としての各機能を実現するために実行すべき具体的な処理の手順を図9〜図14のフローチャートを参照して説明する。なお、これらのフローチャートに示す処理は、ショッピングサーバ3aのCPU101が例えば記憶部108等の記憶装置に記憶されたプログラムに従って実行する。
図9において、ショッピングサーバ3aのCPU101は、ステップS101の申込情報入力受付処理として、ユーザによる予定購入に係る申込情報の入力受付のための処理を行う。具体的には、先の図6〜図8に示したウェブページにおけるユーザの入力情報の受付を行う。先の説明から理解されるように、ここでの入力情報としては、図8に示したウェブページ上の入力ボックスp8に対する使用上限ポイント数の入力情報が含まれる。
購入IDは、ユーザにより申し込まれたシリーズ購入又は予約購入を識別するための情報としてショッピングサーバ3aのCPU101が生成するものである。
先ず、CPU101はステップS201で、現時点から対象の予定購入の実行予定日までの間に実行予定日が存在する他の予定購入があるか否かを判定する。当該他の予定購入が存在しなければ、CPU101はステップS202に進み、「購入時使用可能期間限定ポイント数」として、「現時点で保有されている購入実行予定日より後に期限を迎える期間限定ポイント数」(現時点で保有されている期間限定ポイント数のうち対象とする予定購入の実行予定日より後に期限を迎える期間限定ポイント数)を割り当てた上で、ステップS208に進む。
他の予定購入が複数でなければ、CPU101はステップS204に進み、他の予定購入での「使用予定期間限定ポイント数」を計算する(以下「ポイント数d1」と表記)。
ここで、他の予定購入での「使用予定期間限定ポイント数」は、当該他の予定購入を「対象とする予定購入」と置き換えて図10に示す処理と同じ処理を行って求める。この点は、後述する図11のステップS303及びステップS305の処理についても同様である。
CPU101は、ステップS301で他の予定購入を識別するためのカウント値nを「1」にセットし、続くステップS302で存在する他の予定購入の総数をNとしてセットした上で、ステップS303に進む。
ステップS303でCPU101は、実行予定日を1番目に迎える(1番早く迎える)他の予定購入での使用予定期間限定ポイント数を計算する。
カウント値nが総数N以上でなければ、CPU101はステップS304に戻る。すなわち、存在する他の予定購入の全てについて使用予定期間限定ポイント数を計算するまでステップS304〜S306の処理が繰り返される。
本例では、前述した条件iの場合に該当するか否か、条件iiの場合に該当するか否かを判定した結果に基づき、使用予定期間限定ポイント数を商品価格、使用上限ポイント数、購入時使用可能期間限定ポイント数の何れかとして求める。
具体的に、CPU101は、ステップS401で購入時使用可能期間限定ポイント数≧商品価格、且つ使用上限ポイント数≧商品価格である(条件i)か否かを判定し、肯定結果が得られた場合は、ステップS402に進んで使用予定期間限定ポイント数として商品価格を割り当て、ステップS208の処理を終える。
なお、この際の通知は、ECサイトにおける所定のウェブページ上で行うなどしてもよく、電子メールによる通知に限定されるものではない。
なお、図13に示す処理は、シリーズ購入における各購入、又は予約購入の何れかとしての予定購入についての購入処理を実行すべき条件が成立したことに応じて開始されるものである。
購入予定回数がX回を超えるシリーズ購入における購入であるとして肯定結果が得られた場合、CPU101はステップS502に進み、現時点での保有ポイント数(当該予定購入の申込ユーザの保有ポイント数)を例えば記憶部108に保存した上でステップS503に進む。
このステップS502の保存処理は、シリーズ購入を対象とした変更提言通知を行うべきか否かの判定(図14で後述)において用いる、各購入時の保有ポイント数の情報を保存する処理である。
一方、保有ポイント数≧使用上限ポイント数でなければ、CPU101はステップS505に進んで「使用可能ポイント数」として保有ポイント数を割り当て、ステップS506に進む。
なお、「使用可能ポイント数」は、以下の説明から理解されるように、当該購入で使用するポイント数(以下「使用ポイント数」と表記)の候補値である。
確認値が0未満でなければ、CPU101はステップS508に進んで「使用ポイント数」として「使用可能ポイント数」を割り当てた上で、ステップS509で確認値を決済額とした注文情報を該当する店舗端末5に対して送信し、この図に示す処理を終える。
なお、図14に示す処理は、例えば、図13に示した処理が実行されるごとなど、対象とするシリーズ購入における各購入の実行ごとに行われる。
先ず、CPU101はステップS601で、対象のシリーズ購入について、購入時に先のステップS502で保存された保有ポイント数の情報、及び設定された使用上限ポイント数の情報を取得し、ステップS602で「保有ポイント数」−「使用上限ポイント数」を計算し、例えば記憶部108に保存する。
X回連続して「保有ポイント数」−「使用上限ポイント数」が所定値α以上であれば、CPU101はステップS604に進み、上限ポイント数変更提言通知処理として、例えば設定中の使用上限ポイント数の引き上げを提言するための情報を含んだ電子メールをユーザの登録メールアドレス宛に送信するための処理を行い、この図に示す処理を終える。
なお、この際の通知としても、ECサイトにおける所定のウェブページ上で行うなど、電子メールによる通知に限定されるものではない。
上記のように実施の形態の情報処理装置(ショッピングサーバ3a)は、購入の申し込みタイミングから時間差を有して行われる購入である予定購入について、使用するポイント数の上限である使用上限ポイント数を操作に基づき設定するポイント数設定部(購入申込受付処理部F1)と、ポイント管理情報に基づいて、予定購入に係る決済がポイント数設定部により設定された使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御する割引決済制御部(割引決済制御処理部F2)とを備える。
また、使用上限ポイント数が設定された予定購入について、当該予定購入で使用される予定の期間限定ポイントの数である使用予定期間限定ポイント数、又は当該予定購入では使用されない予定の期間限定ポイントの数である非使用予定期間限定ポイント数をポイント管理情報と使用上限ポイント数とに基づいて求め、当該予定購入が行われる前にユーザに通知する期間限定ポイント数通知部(期間限定ポイント数通知処理部F3)と、予定購入として、複数回の商品又はサービスの購入が1セットとされたシリーズ購入における予定購入が行われたことに応じて、当該予定購入の時点でのユーザの保有ポイント数を取得し、取得した保有ポイント数と使用上限ポイント数との差の発生態様に基づき、使用上限ポイント数の変更をユーザに提言するための通知を行う変更提言通知部(変更提言通知処理部F4)とを備えている。
また、使用予定期間限定ポイント数又は非使用予定期間限定ポイント数の通知が行われることで、使用又は非使用予定の期間限定ポイント数を計算するという比較的重い負担をユーザに強いることがなく、さらに、変更提言通知が行われることで、ユーザにポイント使用状況の監視負担を強いることなくユーザのポイント獲得・使用状況に応じた適切な使用上限ポイント数への変更が可能とされる。
以上より、実施の形態の情報処理装置によれば、予定購入についてユーザの意図したポイント数による割引が行われるようにしつつ、ユーザの負担軽減を図ることができる。
また、予定購入で使用又は非使用予定の期間限定ポイント数が通知されることで、ユーザの期間限定ポイントについての期限管理負担の緩和が図られ、さらに当該予定購入で使用される期間限定ポイントがある場合においては、期間限定ポイントを焦って使用する必要が無いことをユーザに事前に把握させることができる。
従って、他の予定購入が存在する場合に使用又は非使用予定の期間限定ポイント数の通知ができないという不便さを解消でき、利便性の向上を図ることができる。
従って、使用可能期間限定ポイント数を求めるための場合分けに要する処理負担の軽減を図ることができる。
以上、本発明に係る情報処理装置の実施の形態としてのショッピングサーバ3aを説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ショッピングサーバ3aの処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
すなわち、このプログラムは、例えばショッピングサーバ3a等の情報処理装置に図9〜図14等により説明した処理を実行させるプログラムに相当する。
そして、このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
本発明は上記により説明した具体例に限定されず、各種の変形例が考えられる。
例えば、上記では、シリーズ購入の例として商品の定期購入を挙げたが、シリーズ購入としては電気、ガス、水道、通信/通話サービス等の公共サービスの周期的な購入を挙げることもできる。
Claims (8)
- 商品又はサービスの購入時に使用可能なポイントとして、使用期限が定められた期間限定ポイントと使用期限の無い又は前記期間限定ポイントよりも長期の使用期限が定められた通常ポイントとに分けて管理するポイント管理情報にアクセス可能とされた情報処理装置であって、
購入の申し込みタイミングから時間差を有して行われる購入である予定購入について、使用するポイント数の上限である使用上限ポイント数を操作に基づき設定するポイント数設定部と、
前記ポイント管理情報に基づいて、前記予定購入に係る決済が前記ポイント数設定部により設定された前記使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御する割引決済制御部と、
前記使用上限ポイント数が設定された前記予定購入について、当該予定購入で使用される予定の前記期間限定ポイントの数である使用予定期間限定ポイント数、又は当該予定購入では使用されない予定の前記期間限定ポイントの数である非使用予定期間限定ポイント数を前記ポイント管理情報と前記使用上限ポイント数とに基づいて求め、当該予定購入が行われる前にユーザに通知する期間限定ポイント数通知部と、
前記予定購入として、複数回の商品又はサービスの購入が1セットとされたシリーズ購入における予定購入が行われたことに応じて、当該予定購入の時点でのユーザの保有ポイント数を取得し、取得した保有ポイント数と前記使用上限ポイント数との差の発生態様に基づき、前記使用上限ポイント数の変更をユーザに提言するための通知を行う変更提言通知部と、を備える
情報処理装置。 - 前記期間限定ポイント数通知部は、
対象とする前記予定購入よりも前に実行予定の他の予定購入が存在するか否かを判定し、当該他の予定購入が存在する場合には、当該他の予定購入での前記使用予定期間限定ポイント数に基づき、対象とする前記予定購入での前記使用予定期間限定ポイント数、又は前記非使用予定期間限定ポイント数を求める
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記期間限定ポイント数通知部は、
対象とする前記予定購入において使用可能な期間限定ポイント数である購入時使用可能期間限定ポイント数が当該予定購入の対象商品又はサービスの価格以上であり、且つ当該予定購入に対して設定された前記使用上限ポイント数が前記商品又はサービスの価格以上であるか否かを判定し、肯定結果が得られた場合は前記商品又はサービスの価格を前記使用予定期間限定ポイント数とし、
当該予定購入に対して設定された前記使用上限ポイント数が前記商品又はサービスの価格未満であり、且つ前記購入時使用可能期間限定ポイント数が当該予定購入に対して設定された前記使用上限ポイント数以上であるか否かを判定し、肯定結果が得られた場合は当該予定購入に対して設定された前記使用上限ポイント数を前記使用予定期間限定ポイント数とし、
双方の前記判定で否定結果が得られた場合は、前記購入時使用可能期間限定ポイント数を前記使用予定期間限定ポイント数とする
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記変更提言通知部は、
前記シリーズ購入における予定購入が行われるごとに前記保有ポイント数と前記使用上限ポイント数とに差が生じているか否かを判定し、当該差の発生頻度に基づいて前記通知を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記変更提言通知部は、
前記取得した保有ポイント数と前記使用上限ポイント数との差の大きさに基づいて前記通知を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 商品又はサービスの購入時に使用可能なポイントとして、使用期限が定められた期間限定ポイントと使用期限の無い又は前記期間限定ポイントよりも長期の使用期限が定められた通常ポイントとに分けて管理するポイント管理情報にアクセス可能とされた情報処理装置における情報処理方法であって、
購入の申し込みタイミングから時間差を有して行われる購入である予定購入について、使用するポイント数の上限である使用上限ポイント数を操作に基づき設定するポイント数設定ステップと、
前記ポイント管理情報に基づいて、前記予定購入に係る決済が前記ポイント数設定ステップにより設定された前記使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御する割引決済制御ステップと、
前記使用上限ポイント数が設定された前記予定購入について、当該予定購入で使用される予定の前記期間限定ポイントの数である使用予定期間限定ポイント数、又は当該予定購入では使用されない予定の前記期間限定ポイントの数である非使用予定期間限定ポイント数を前記ポイント管理情報と前記使用上限ポイント数とに基づいて求め、当該予定購入が行われる前にユーザに通知する期間限定ポイント数通知ステップと、
前記予定購入として、複数回の商品又はサービスの購入が1セットとされたシリーズ購入における予定購入が行われたことに応じて、当該予定購入の時点でのユーザの保有ポイント数を取得し、取得した保有ポイント数と前記使用上限ポイント数との差の発生態様に基づき、前記使用上限ポイント数の変更をユーザに提言するための通知を行う変更提言通知ステップと、を実行する
情報処理方法。 - 商品又はサービスの購入時に使用可能なポイントとして、使用期限が定められた期間限定ポイントと使用期限の無い又は前記期間限定ポイントよりも長期の使用期限が定められた通常ポイントとに分けて管理するポイント管理情報にアクセス可能とされた情報処理装置に処理を実行させるプログラムであって、
購入の申し込みタイミングから時間差を有して行われる購入である予定購入について、使用するポイント数の上限である使用上限ポイント数を操作に基づき設定するポイント数設定機能と、
前記ポイント管理情報に基づいて、前記予定購入に係る決済が前記ポイント数設定機能により設定された前記使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御する割引決済制御機能と、
前記使用上限ポイント数が設定された前記予定購入について、当該予定購入で使用される予定の前記期間限定ポイントの数である使用予定期間限定ポイント数、又は当該予定購入では使用されない予定の前記期間限定ポイントの数である非使用予定期間限定ポイント数を前記ポイント管理情報と前記使用上限ポイント数とに基づいて求め、当該予定購入が行われる前にユーザに通知する期間限定ポイント数通知機能と、
前記予定購入として、複数回の商品又はサービスの購入が1セットとされたシリーズ購入における予定購入が行われたことに応じて、当該予定購入の時点でのユーザの保有ポイント数を取得し、取得した保有ポイント数と前記使用上限ポイント数との差の発生態様に基づき、前記使用上限ポイント数の変更をユーザに提言するための通知を行う変更提言通知機能と、
を前記情報処理装置に実現させる
プログラム。 - 商品又はサービスの購入時に使用可能なポイントとして、使用期限が定められた期間限定ポイントと使用期限の無い又は前記期間限定ポイントよりも長期の使用期限が定められた通常ポイントとに分けて管理するポイント管理情報にアクセス可能とされた情報処理装置に処理を実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
購入の申し込みタイミングから時間差を有して行われる購入である予定購入について、使用するポイント数の上限である使用上限ポイント数を操作に基づき設定するポイント数設定機能と、
前記ポイント管理情報に基づいて、前記予定購入に係る決済が前記ポイント数設定機能により設定された前記使用上限ポイント数に応じた割引額で行われるように制御する割引決済制御機能と、
前記使用上限ポイント数が設定された前記予定購入について、当該予定購入で使用される予定の前記期間限定ポイントの数である使用予定期間限定ポイント数、又は当該予定購入では使用されない予定の前記期間限定ポイントの数である非使用予定期間限定ポイント数を前記ポイント管理情報と前記使用上限ポイント数とに基づいて求め、当該予定購入が行われる前にユーザに通知する期間限定ポイント数通知機能と、
前記予定購入として、複数回の商品又はサービスの購入が1セットとされたシリーズ購入における予定購入が行われたことに応じて、当該予定購入の時点でのユーザの保有ポイント数を取得し、取得した保有ポイント数と前記使用上限ポイント数との差の発生態様に基づき、前記使用上限ポイント数の変更をユーザに提言するための通知を行う変更提言通知機能と、
を前記情報処理装置に実現させるプログラムを記憶した
記憶媒体。
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