JPWO2016092941A1 - カプセル内視鏡システム及びその撮像方法 - Google Patents

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Abstract

カプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡が、第1の撮像部及び第2の撮像部と、間欠的に得られた第1及び第2の撮像画像を時分割に送信する送信部と、体外装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作及び前記送信部の送信動作を制御する第1の制御部とを具備し、前記体外装置は、受信された前記第1及び第2の撮像画像を表示部に受信されたと同時に表示させる表示制御部と、前記第1及び第2の撮像画像の一方を注目画像とし他方を非注目画像として前記注目画像のフレームレートを前記非注目画像のフレームレートよりも高くするように前記第1及び第2の撮像部並びに前記送信部を制御するための前記制御信号を発生して前記カプセル内視鏡に送信させる第2の制御部とを具備する。

Description

本発明は、体内を撮像するカプセル内視鏡及び撮像された画像を表示する体外装置により構成されるカプセル内視鏡システム及びその撮像方法に関する。
近年、飲み込み易いカプセル内視鏡を用いて体腔内を検査するカプセル内視鏡システムが提案されている。カプセル内視鏡は、カプセル形状の密閉容器(カプセル)に撮像素子を設けて、患者が口から飲み込んだカプセルが体内を進行する過程において撮影を行う内視鏡である。
カプセル内視鏡を用いた検査では、体外に磁場発生装置を設けてカプセル内視鏡の移動を制御する手法が採用されることがある。例えば、胃検査において、胃内に液体を溜め、カプセルをこの液体内に浮遊させる。そして、カプセル内に永久磁石を配置すると共に体外から磁力を印加することで、カプセルの移動を制御するのである。こうして、カプセル内視鏡を胃内の任意の位置に移動させて撮影することを可能にする。
このようなカプセル内視鏡は、カプセル形状によって移動方向が制限され、移動は主にカプセルの長軸方向に行われる。この場合でも、任意の方向の撮影を容易にするために、日本国特開2003−388501号公報等においては、カプセルの前方部と後方部の両方に撮像素子を設けてカプセルの前後方向の画像を撮像可能としたカプセル内視鏡が提案されている。
日本国特開2003−388501号公報の装置では、カプセル内の2つの撮像素子によって取得された2つの画像が体外装置に送信され、体外装置によってこれらの2つの画像が表示部の表示画面上に表示される。この場合、任意の方向への移動及び撮影を容易にするために、2つの撮像素子からの画像の両方が表示可能に構成される。
しかしながら、術者にとって、観察したい画像は2つの画像のうちいずれか一方であることが多く、他方の画像は例えばカプセル内視鏡の移動や方向確認等に用いられるのみである。このように、従来、2つの撮像素子のうちの一方から出力される画像については殆ど観察されないにも拘わらず体外装置に送信されるようになっており、無駄な画像伝送による電力消費が生じるという問題があった。
本発明は、複数の撮像部の撮影時のフレームレートを可変とすることにより、効率的な画像伝送を行うことができるカプセル内視鏡システム及びその撮像方法を提供することを目的とする。
本発明に係るカプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムであって、前記カプセル内視鏡は、第1の撮像画像を得る第1の撮像部及び第2の撮像画像を得る第2の撮像部と、前記第1及び第2の撮像部が間欠的に撮像して得た前記第1及び第2の撮像画像を時分割に送信する送信部と、前記体外装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作及び前記送信部の送信動作を制御する第1の制御部とを具備し、前記体外装置は、受信された前記第1及び第2の撮像画像を表示部に受信されたと同時に表示させる表示制御部と、前記第1及び第2の撮像画像の一方を注目画像とし他方を非注目画像として前記注目画像のフレームレートを前記非注目画像のフレームレートよりも高くするように前記第1及び第2の撮像部並びに前記送信部を制御するための前記制御信号を発生して前記カプセル内視鏡に送信させる第2の制御部とを具備する。
また、本発明に係るカプセル内視鏡システムの撮像方法は、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムの撮像方法であって、前記カプセル内視鏡の第1及び第2の撮像部が間欠的に撮像して得る第1及び第2の撮像画像の一方を注目画像とし、他方を非注目画像とする決定ステップと、前記注目画像のフレームレートを前記非注目画像のフレームレートよりも高くするための制御信号を発生するステップと、前記制御信号を前記カプセル内視鏡に送信するステップと、前記制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作と前記第1及び第2の撮像画像を前記体外装置に送信する送信動作を制御する撮像及び送信制御ステップとを具備する。
本発明の第1の実施の形態に係るカプセル内視鏡システムを示すブロック図。 図1のカプセル内視鏡の具体的な構成を示す説明図。 フレームレートを説明するためのタイミングチャート。 フレームレートを説明するためのタイミングチャート。 画面表示を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態を説明するための説明図。 本発明の第3の実施の形態を示すブロック図。 本発明の第3の実施の形態を説明するための説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るカプセル内視鏡システムを示すブロック図である。また、図2は図1のカプセル内視鏡の具体的な構造を示す説明図である。
図1に示すように、カプセル内視鏡システム1は、図示しない患者の体腔内に例えば口部から挿入され、体腔内を撮像するカプセル内視鏡10と、患者の体外に配置され、カプセル内視鏡10により無線送信される画像を受信してリアルタイムに表示する機能を有する体外装置20とによって構成される。
図2に示すように、カプセル内視鏡10は、前端面が例えば透明で半球形状を有する円筒状外装ケース51aと、後端面が例えば透明で半球形状を有する円筒状外装ケース51bとによって構成される外装体50を有している。円筒状外装ケース51a,51b同士は嵌め合わされて接着固定されており、外装体50は、内部が水密に構成されたカプセル形状を有する。外装体50の半球形状部分以外の円筒部は可視光に対して不透明な有色の筐体として構成される。
外装体50内には、長軸方向(前後方向)に光軸を有し、前方を撮像する撮像素子56a及び後方を撮像する撮像素子56bが設けられる。これにより、カプセル内視鏡10は、外装体50の前方の画像と後方の画像を得ることができるようになっている。なお、本実施の形態においては、前後方向を撮像する2つの撮像部を備えたカプセル内視鏡を例に説明するが、異なる視野方向を撮像する複数の撮像部を備えたカプセル内視鏡を採用してもよい。
外装体50内には、光軸方向中央に、電源回路53が配設される。電源回路53の前方側には駆動及び制御回路52が配設され、後方側には無線部54が配設される。駆動及び制御回路52の前方側には撮像基板55aが配置され、撮像基板55aの表面にはCCDやCMOSセンサ等により構成された撮像素子56aが実装される。撮像基板55a及び撮像素子56aによって撮像部57aが構成される。また、無線部54の後方側には撮像基板55bが配置され、撮像基板55bの表面にはCCDやCMOSセンサ等により構成された撮像素子56bが実装される。撮像基板55b及び撮像素子56bによって撮像部57bが構成される。
駆動及び制御回路52は、撮像部57a,57bの駆動を制御すると共に、撮像部57a,57bが撮像して得た画像に対する信号処理や無線部54に対する通信制御等を行う。なお、駆動&制御回路52の内部には、例えばEEPROM等の撮像手順を記憶した図示しない不揮発性メモリ等が設けてある。
撮像部57aの前方にはレンズ枠58aが配設されており、レンズ枠58aには対物光学系59aが配置される。また、撮像部57bの後方にはレンズ枠58bが配設されており、レンズ枠58bには対物光学系59bが配置される。対物光学系59aは、ケース51aを介して入射した被写体光学像を撮像素子56aの撮像面に結像させる。また、対物光学系59bは、ケース51bを介して入射した被写体光学像を撮像素子56bの撮像面に結像させる。
撮像部57aの周囲にはリング形状のLED基板60aが配設されており、LED基板60a上には複数のLED61aが実装されている。また、撮像部57bの周囲にはリング形状のLED基板60bが配設されており、LED基板60b上には複数のLED61bが実装されている。LED61a,61bからの照明光がそれぞれケース51a,51bを介して被写体に照射され、被写体からの戻り光がそれぞれ対物光学系59a,59bを介して撮像素子56a,56bに入射するようになっている。
図1において、カプセル内視鏡10内の制御部11及び出力部14は、図2の駆動及び制御回路52に含まれるものである。照明部13は、図2のLED基板60a及びLED61aによる照明装置とLED基板60b及びLED61bによる照明装置とを含むものである。照明部13は、制御部11に制御されて発光し、照明光をカプセル内視鏡10の前方側及び後方側の少なくとも一方の被写体に照射することができるようになっている。
照明部13からの照明光はカプセル内視鏡10の前方、後方の被写体に照射され、前方の被写体からの戻り光は対物光学系59aによって撮像部57aに導かれ、後方の被写体からの戻り光は対物光学系59bによって撮像部57bに導かれる。撮像部57a,57bは、制御部11に個々に制御されて、それぞれ入射された被写体光学像を光電変換して撮像画像を得る。撮像部57a,57bからの撮像画像は出力部14に供給される。
出力部14は、制御部11に制御されて、撮像部57a,57bからの撮像画像を時分割で無線部54に出力する。即ち、本実施の形態においては、撮像部57aの出力に基づく撮像画像(以下、前方画像ともいう)及び撮像部57bの出力に基づく撮像画像(以下、後方画像ともいう)は、いずれもそのまま無線部54に与えられて無線送信されるようになっており、後述する体外装置20によって撮像部57a,57bからの撮像画像をリアルタイムに表示することができるようになっている。
なお、処理速度によっては、撮像部57a,57bからの撮像画像に対して所定の信号処理等を行った後無線送信するようにしてもよい。例えば、撮像部57a,57bからの撮像画像に対して所定の映像信号処理を施してもよく、また、撮像部57a57bからの撮像画像をそれぞれ圧縮処理しメモリを介して時分割で無線部54に与えるようになっていてもよい。
無線部54は、制御部11に制御されて、体外装置20の無線部21との間で信号の授受ができるようになっている。例えば、無線部54は、出力部14からの撮像画像を無線周波数の信号に変調して無線部21に対して無線送信することができるようになっている。また、無線部54は、無線部21から送信された制御信号等を受信して制御部11に与えることができるようになっている。
電源回路53は、図示しない電池を有しており、カプセル内視鏡10の各部に電源電圧を供給することができるようになっている。また、カプセル内視鏡10には、永久磁石からなるマグネット16が配設されている。マグネット16は、外装体50の外部からの磁力に応じた方向に力を受けるようになっている。マグネット16は、カプセル内視鏡10の外装体50の内部に固定されており、外部からの磁力に応じて外装体50を体内において移動させることができる。
設定メモリ17は、カプセル内視鏡10の動作を規定するための設定情報を記憶する。例えば、設定メモリ17には、撮像部57a及び撮像部57bの撮像時のフレームレート(以下、撮像フレームレートともいう)に関する情報、無線部54が伝送する画像のフレームレート(以下、伝送フレームレートともいう)を設定した設定情報も記憶されるようになっている。
制御部11は、例えばCPU等のプロセッサによって構成することができ、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作するものであってもよい。制御部11は、設定メモリ17から設定情報を読み出して、各部を制御することができるようになっている。例えば、制御部11は、設定情報に基づく撮像フレームレートで撮像部57a,57bに被写体を撮像させることができる。また、制御部11は、設定情報に基づく伝送フレームレートで、無線部54から撮像画像を無線送信させることができる。
本実施の形態においては、設定情報に従って制御部11は、撮像部57aの撮像フレームレートと撮像部57bの撮像フレームレートとを相互に異なるレートに設定することができると共に、無線部54における前方画像の伝送フレームレートと後方画像の伝送フレームレートとを相互に異なるレートに設定することができるようになっている。設定メモリ17は、撮像フレームレートや伝送フレームレート等に関する複数の設定情報を備えており、制御部11は体外装置20から無線部21,54を介して指定された設定情報を読み出して各部を制御することができる。
更に、本実施の形態においては、設定情報に従って制御部11は、前方画像の撮像フレームレート及び伝送フレームレートと後方画像の撮像フレームレート及び伝送フレームレートとのいずれのレートを高くするかを設定することもできるようになっている。体外装置20は、後述するように、無線部21,54を介して制御部11にいずれの設定情報を用いるかを指定することができる。例えば、体外装置20は、前方画像の撮像フレームレート及び伝送フレームレートを、後方画像の撮像フレームレート及び伝送フレームレートよりも高くする設定情報を用いるよう制御部11に指定するためのレート制御信号を発生することも可能である。
無線部54が伝送する全画像のフレームレートが高くなると消費電力が増大する。そこで、一般的には、冗長な画像の収集を防止することにより消費電力を最小化するように、撮像部57a,57bが画像をコマ撮りするように制御すると共に、コマ撮りにおける平均的な撮像フレームレートを低速撮影モードや高速撮影モード等のモード設定に応じたレート、例えば、2fps(フレーム/秒)、5fps、30fps等に設定するようになっている。
なお、カプセル内視鏡10によって撮影された画像を、体外装置20に送信してリアルタイムに表示させる場合には、撮像フレームレートと伝送フレームレートとは同一であるので、以下、両者を区別する必要がない場合には、単にフレームレートという。例えば、制御部11は、設定情報に従って、無線部54から伝送する全画像のフレームレート(以下、伝送レートともいう)を一定とした状態で、前方画像の平均的なフレームレート及び後方画像の平均的なフレームレートのうち一方のレートを他方のレートよりも高くすることができる。この場合にも、体外装置20は、前方画像と後方画像のいずれの画像のフレームレートを高くするかを指定することができるようになっている。
なお、制御部11は、設定情報に従って、前方及び後方画像のフレームを間欠的に伝送することで、フレームレートを制御するものであってもよい。例えば、制御部11は、伝送可能な最大の伝送レートで無線部54の伝送を制御すると共に、フレームレートに応じた時間間隔で画像フレームの伝送を行う。例えば、画像を5fpsで伝送する場合には、無線部54,21相互間において毎秒30コマの画像フレームの伝送が可能であるものとすると、6/30秒間隔で画像フレームを伝送すればよい。
なお、制御部11は、体外装置20からの制御信号に従って、設定メモリ17の設定情報を更新することもできるようになっている。
体外装置20は、体外装置20の各部を制御する制御部23を有している。制御部23は、例えばCPU等のプロセッサによって構成することができ、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作するものであってもよい。制御部23は、操作部41に対するユーザ操作に従って各部を制御する。レート設定部25は、制御部23に制御されて、前方画像及び後方画像についての撮像フレームレート及び伝送フレームレートを設定するためのレート制御信号を発生して無線部21に出力することができる。例えば、カプセル内視鏡10の設定メモリ17に、前方画像及び後方画像の撮像フレームレート及び伝送フレームレートが異なる複数種類の設定情報が記録されている場合には、レート設定部25は、制御部23に制御されて、いずれの設定情報を選択すればよいかを決定するためのレート制御信号を出力する。
制御部23は、カプセル内視鏡10による前方画像及び後方画像の一方を注目画像、他方を非注目画像に決定することができ、前方画像及び後方画像のうちいずれの撮像画像を注目画像に決定したかをレート設定部25に指定することができる。レート設定部25は、注目画像に指定された画像のフレームレートを他方の画像(非注目画像)のフレームレートよりも高くするレート制御信号を発生することができるようになっている。
無線部21は、制御部23に制御されて、各種制御信号を無線部54に送信することができる。例えば、無線部21は、レート設定部25からのレート制御信号を無線部54に送信する。また、無線部21は、制御部23に制御されて、カプセル内視鏡10からの撮像画像を受信し、受信した撮像画像を画像取得部22に与える。
画像取得部22は、制御部23に制御されて、入力された撮像画像から前方画像と後方画像とを分離抽出して表示制御部26に与える。表示制御部26は、入力された前方画像及び後方画像を表示部45に表示可能なフォーマットに変更した後表示部45に与える。例えば、表示制御部26は、前方画像及び後方画像を左右2画面に表示するピクチャーアウトピクチャー(POP)表示させることもでき、また、親画像の中に子画像を表示するピクチャーインピクチャー(PIP)表示させることもできる。この場合には、表示制御部26は、前方画像及び後方画像のうち、高いレートで撮像された画像を他方の画像よりも大きく表示させたり、表示されている画像のいずれが高いレートで撮像されたものであるかを示す表示、例えば画像を囲む枠を太くする等の表示を行うこともできる。
体外装置20には磁界制御部24が設けられている。磁界制御部24は、制御部23に制御されてカプセル内視鏡10の周辺に配置された磁界発生部30の発生磁界を制御する。磁界発生部30は、磁界制御部24に制御されて、所定の磁界を発生することができる。磁界制御部24は、磁界発生部30の発生磁界を制御することで、マグネット16に印加する力の方向や強度を変化させて、カプセル内視鏡10を所望の方向や位置に移動させることができる。例えば、磁界制御部24は、カプセル内視鏡10を前方方向又は後方方向に移動させることができる。
なお、制御部23は、カプセル内視鏡10の移動方向を示す操作部41の操作に基づいて、磁界制御部24を制御することができるようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図3A、図3B及び図4を参照して説明する。図3A及び図3Bはフレームレートを説明するためのタイミングチャートである。また、図4は画面表示を説明するための説明図である。
いま、図1に示すカプセル内視鏡システム1を用いて患者の体腔内の観察及び検査等を行っているものとする。例えば、胃内に液体を溜め、カプセル内視鏡10をこの液体内に浮遊させる。この状態で、術者は、例えば操作部41を操作して、胃壁の所定位置の検査が可能な位置にカプセル内視鏡10を移動させる。操作部41の操作に基づいて、制御部23は磁界制御部24を制御し、磁界発生部30にカプセル内視鏡10の移動に必要な磁界を発生させる。磁界発生部30が発生した磁界はマグネット16に作用し、マグネット16はカプセル内視鏡10と共に移動する。こうして、カプセル内視鏡10を検査部位の胃壁を観察する位置に配置させる。
この状態で、術者は、例えば操作部41を操作して、カプセル内視鏡10に胃壁等を撮像させる。制御部23は、レート設定部25を制御して、所定のレート制御信号、例えば、毎秒30コマで撮像画像を転送するためのレート制御信号を出力させる。
本実施の形態においては、術者は、カプセル内視鏡10に設けられた2つの撮像部57a,57bによる前方画像及び後方画像のうちいずれの撮像画像が注目画像であるかを指定する。例えば、術者は、カプセル内視鏡10の前方側が検査部位の胃壁に近接対向している場合には、前方側を撮像する撮像部57aによる前方画像を注目画像として指定する。
これにより、レート設定部25は、前方画像のフレームレートを後方画像のフレームレートよりも高くするためのレート制御信号を発生する。例えば、レート設定部25は、後方画像について6/30秒毎に撮像及び送信させる5fpsを設定すると共に、前方画像について後方画像の撮像及び送信期間以外の期間に撮像及び送信させる25fpsを設定するためのレート制御信号を発生する。レート制御信号は、無線部21,54を介してカプセル内視鏡10に伝送されて制御部11に与えられる。
制御部11は、受信されたレート制御信号に基づいて設定メモリ17の設定情報を読み出す。制御部11は、読み出した設定情報に基づいて各部を制御する。例えば、制御部11は、後方画像を取得する撮像部57bに対して6/30秒毎に撮像を行わせ、前方画像を取得する撮像部57aに対して、撮像部57bの撮像期間を除く25/30秒の期間に撮像を行わせる。
撮像部57a,57bからの撮像画像は出力部14に供給される。出力部14は、撮像部57a,57bからの前方画像及び後方画像を時分割で無線部54に出力する。無線部54は、例えば30fpsでの伝送が可能であり、制御部11に制御されて、後方画像を6/30秒毎に無線伝送すると共に、前方画像を後方画像の伝送期間を除く25/30秒の期間に無線伝送する。このようにこの場合には、前方画像は25fpsで、後方画像は5fpsで時分割に伝送される。
図3A及び図3Bは無線部54から送信される信号の出力内容を示すものであり、各枠によって1フレームの画像の伝送期間を示しており、枠内の数字は伝送されるフレームの番号を示している。図3Aは上段に前方画像の伝送を示し、下段に後方画像の伝送を示している。即ち、図3Aの例は、無線部54において30fpsでの伝送が可能な場合に、後方画像が6/30秒毎に無線伝送されると共に、前方画像が後方画像の伝送期間を除く25/30秒の期間に無線伝送されることを示している。
無線部54から送信された画像は、体外装置20の無線部21において受信されて画像取得部22に供給される。画像取得部22は、時分割に伝送される各フレームの画像から前方画像と後方画像とを分離抽出して表示制御部26に与える。表示制御部26は、抽出された前方画像及び後方画像を、例えば、POP表示やPIP表示可能に形態に変換して表示部45に出力する。こうして、表示部45の表示画面上において、前方画像及び後方画像の確認が可能となる。
図4はこの場合の画面表示を示している。表示部45の表示画面71上には、前方画像72a及び後方画像72bが表示されている。前方画像72aは後方画像72bよりも高いフレームレートで撮像されたことを示す太い枠73によって囲まれている。また、注目画像である前方画像72aは後方画像72bよりも広い領域に大きく表示されている。
なお、表示制御部26は、画像が伝送されていないフレーム期間については、前の画像を出力するようにしてもよい。従って、図3Aの例では、表示部45の表示画面上において、前方画像は25fpsで表示されるのに対し、後方画像は5fpsで表示される。即ち、術者にとって参考程度の画像である後方画像については、表示の更新の頻度が少ない分、低いフレームレートでの撮像及び伝送が行われる。これに対し、術者が注目画像として指定した前方画像は、後方画像の伝送に要する時間を短くした分だけ伝送に用いる時間を長くとることができフレームレートを高くすることができる。これにより、比較的頻繁に表示が更新され、検査部位の状態の変化が観察されやすくなる。即ち、伝送レートを高くして消費電力が増大してしまうことを防止しながら、検査部位の状態の変化を観察しやすくすることができる。
ここで、術者が他の検査部位の観察のために、患者の向きを変えると共に、操作部41を操作してカプセル内視鏡10を移動させるものとする。例えば、この移動によって、カプセル内視鏡10が後方側に進行したり、後方側が検査部位に近接対向したりするものとする。この場合には、術者は後方画像を注目画像として指定する。この指定によって、レート設定部25は、後方画像のフレームレートを前方画像のフレームレートよりも高くするためのレート制御信号を出力する。このレート制御信号は、無線部21,54を介して制御部11に与えられ、制御部11は設定メモリ17から受信されたレート制御信号に対応した設定情報を読み出す。
制御部11は読み出した設定情報に基づいて、後方画像のフレームレートを前方画像のフレームレートよりも高くする制御を行う。例えば、制御部11は、前方画像を取得する撮像部57aに対して6/30秒毎に撮像を行わせ、後方画像を取得する撮像部57bに対して、撮像部57aの撮像期間を除く25/30秒の期間に撮像を行わせる。また、無線部54は、制御部11に制御されて、前方画像を6/30秒毎に無線伝送すると共に、後方画像を前方画像の伝送期間を除く25/30秒の期間に無線伝送する。従ってこの場合には、前方画像は5fpsで、後方画像は25fpsで時分割に伝送される。
図3Bはこの場合の例を示しており、無線部54において30fpsでの伝送が可能な場合に、前方画像が6/30秒毎に無線伝送されると共に、後方画像が前方画像の伝送期間を除く25/30秒の期間に無線伝送されることを示している。
この場合には、体外装置20の表示制御部26は、5fpsの前方画像と25fpsの後方画像とによってPOP表示やPIP表示用の画像を生成して表示部45に出力する。こうして、表示部45の表示画面上において、更新の頻度が比較的少ない前方画像と頻繁に更新が行われる後方画像とが表示される。
即ち、術者にとって参考程度の画像である前方画像についてフレームレートを低下させた分だけ、注目画像である後方画像のフレームレートを高くすることができ、伝送レートを高くすることなく、即ち、消費電力を増大させることなく、カプセル内視鏡10の進行方向の状態や検査部位の状態の変化を観察しやすくすることができる。
このように本実施の形態においては、複数の撮像部を有するカプセル内視鏡において、各撮像部によって得られる画像のフレームレートを相互に異なる値に設定することにより、全体の伝送レートを高くすることなく、即ち、消費電力を増大させることなく、注目する画像を頻繁に更新して観察しやすい画像を得ることができ、効率的な伝送を可能にすることができる。
なお、上記実施の形態においては、フレーム数等は例示であり、どのようなフレーム数でもよい。また、伝送レートを変更する場合でも、注目する画像のフレームレートを他の画像のフレームレートよりも高くすることで、効率的な伝送を行うことができる。
また、上記実施の形態においては、設定メモリに複数の設定情報が記憶されており、レート制御信号は読み出す設定情報を決定するためのものであるものとして説明したが、レート設定部において、前方画像のフレームレートと後方画像のフレームレートを求めて、求めたフレームレートの情報をそのままカプセル内視鏡の制御部に送信するようにしてもよい。また、レート設定部は、前方画像及び後方画像の撮像タイミングを直接指定するタイミング信号をレート制御信号に代えて出力するものであってもよい。また、前方画像と後方画像にそれぞれ固有の識別信号を付加して送信することにより、体外装置20の画像取得部22において、送信されて来た画像がいずれの画像であるかの識別を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態を説明するための説明図である。本実施の形態におけるハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態においては、術者が注目画像を直接指定するものとして説明した。しかし、一般的に、注目画像はカプセル内視鏡10の移動方向を撮像する撮像部からの画像であることが多い。例えば、カプセル内視鏡10を移動させるためにも撮像画像を観察する必要があり、この場合には注目画像は移動方向を撮像する撮像部からの画像であるものと考えられる。そこで、本実施の形態は、カプセル内視鏡10の移動方向を検出することで、注目画像を自動的に設定可能にした例を示している。
図5に示すカプセル内視鏡システムは、体外装置をパーソナルコンピュータ(以下、PCという)81によって構成したものであるが、PC81は図1の体外装置20の無線部21を除く各部の機能をソフトウェア処理によって実現することができるようになっている。なお、図5では磁界発生部30については図示を省略している。また、図1の操作部41は、図5ではPC81に設けられたキーボード41a及びPC81に接続されるジョイスティック41bによって構成される。また、図1の表示部45は、図5ではPC81に設けられた表示パネル45aによって構成される。また、図1の無線部21は、図5ではPC81に接続される無線装置21aによって構成される。
本実施の形態においては、PC81内の図示しないCPUによって実現される体外装置20の制御部23は、ジョイスティック41bからの操作信号が入力され、この操作信号に基づいて体外装置20の各部の機能を制御することができるようになっている。例えば、制御部23は、ジョイスティック41bからの操作信号によって、PC81内のCPUによって実現される磁界制御部24を制御して、ジョイスティック41bのレバーの操作方向に応じて磁界発生部30の発生磁界を制御し、カプセル内視鏡10の移動方向を決定することができるようになっている。
制御部23は、カプセル内視鏡10の移動方向を決定するジョイスティック41bの操作信号に基づいて、注目画像を決定することができるようになっている。例えば、制御部23は、ジョイスティック41bからの操作信号がカプセル内視鏡10を前方側に移動させるものである場合にはカプセル内視鏡10の前方側の撮像部57aによる撮像画像を注目画像に設定し、後方側に移動させるものである場合には、後方側の撮像部57bによる撮像画像を注目画像に設定する。
他の構成は第1の実施の形態と同様である。
このように構成された実施の形態においては、術者は、ジョイスティック41bの操作によって、カプセル内視鏡10を移動させる。例えば、術者がジョイスティック41bを操作して、カプセル内視鏡10を図5の矢印85の方向、即ち、カプセル内視鏡10を前方側に移動させるものとする。制御部23は、ジョイスティック41bからの操作信号によって、磁界制御部24を制御して、磁界発生部30からカプセル内視鏡10を矢印85方向に移動させるための磁界を発生させる。
本実施の形態においては、制御部23は、操作部41の操作に対応させて、注目画像をカプセル内視鏡10の前方側の撮像部57aによる撮像画像に決定する。これにより、レート設定部25は、前方画像のフレームレートを後方画像のフレームレートよりも高くするレート制御信号を発生する。こうして、この場合には、カプセル内視鏡10から送信される画像のうち、前方画像の方が後方画像よりもフレームレートが高くなる。PC81内のCPUによって実現される体外装置20の表示制御部26は、前方画像82aと後方画像82bとを表示パネル45aに表示させると共に、前方画像のフレームレートが後方画像のフレームレートよりも高いことを示す太枠で前方画像82aを囲って表示する。
他の作用は第1の実施の形態と同様である。
このように本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、カプセル内視鏡10を移動させる操作に応じて自動的に注目画像を設定して、注目画像について高いフレームレートでの撮像及び伝送を可能にする。これにより、術者は煩雑な操作をすることなく、観察したい画像についてのフレームレートを高くすることができる。例えば、カプセル内視鏡を移動させたい場合には、移動先の画像を見ながら移動のための操作をした方が良い。この場合、移動先の画像が高いフレームレートで表示されることから、比較的高速に移動させた場合でも、移動させる位置までの画像の確認が容易であり、移動を確実に行うことができる。
なお、上記実施の形態においては、ジョイスティックの操作信号に応じてカプセル内視鏡の移動方向を検出して注目画像を決定する例について説明したが、磁界発生制御部の出力や磁界発生部の発生磁界を検出してカプセル内視鏡の移動方向を検出するようにしてもよく、更に他の方法によってカプセル内視鏡の移動を検出するようにしてもよい。例えば、画像処理によって移動を検出することも可能である。例えば、撮像画像中の特定の被写体を検出し、当該特定の被写体の画像中のサイズが大きくなるか小さくなるかによって、移動方向を判定するようにしてもよい。なお、この移動方向の判定は、カプセル内視鏡の制御部において行って、移動方向の情報を無線部から体外装置に送信するようにしてもよく、また、体外装置の制御部において画像取得部が取得した画像からカプセル内視鏡の移動方向を検出するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。また、図7は第3の実施の形態を説明するための説明図である。図6及び図7において図1又は図5と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態においては、カプセル内視鏡10の移動を検出し、移動方向に基づいて注目画像を決定する例について説明した。本実施の形態は、カプセル内視鏡10の移動方向に拘わらず、表示された前方及び撮像画像のうちいずれの画像を術者が注目しているかを検出して、自動的に注目画像を設定可能にした例を示している。
図6においては、体外装置20の制御部23が視線検出部91の検出結果を取り込むようにした点が第2の実施の形態と異なる。本実施の形態においては、術者の視線を検出して術者が注目している画像を検出するようになっており、視線検出部91は、公知の手法によって術者の視線を検出して検出結果を制御部23に出力する。
図7に示すカプセル内視鏡システムは、図5のカプセル内視鏡システムに、図6の視線検出部91に対応するカメラ91aを取り付けたものである。カメラ91a及びPC81内のCPUによって図6の視線検出部91が構成される。カメラ91aは表示パネル45a近傍に配置されており、表示パネル45aを見る術者の顔の目の部分を撮影することができるようになっている。カメラ91aの撮像画像はPC81内のCPUに与えられて画像解析され、撮像画像中の術者の視線が検出される。
体外装置20の制御部23は、視線検出部91の検出結果に基づいて注目画像を決定することができるようになっている。例えば、制御部23は、術者の視線が図7の表示パネル45a上に表示された前方画像82a側に向いた検出結果が与えられた場合には前方画像を注目画像に設定し、術者の視線が後方画像82b側に向いた検出結果が与えられた場合には前方画像を注目画像に設定する。
他の構成及び作用は第2の実施の形態と同様である。
このように本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、術者が注目している画像を視線検出によって検出することで自動的に注目画像を設定して、注目画像について高いフレームレートでの撮像及び伝送を可能にする。これにより、術者は煩雑な操作をすることなく、観察したい画像を見るだけでその画像のフレームレートを高くすることができる。
なお、上記各実施の形態においては、ジョイスティックの操作や術者の視線検出によって注目画像を決定する例を説明したが、他の手法を用いて注目画像を決定するようにしてもよい。例えば、表示画面にタッチパネルが配設されている場合には、表示画像中の注目画像として設定したい画像部分をタッチ操作することによって注目画像を決定してもよく、或いは音声認識を採用して声により注目画像を指定するようにしてもよい。
また、本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

本出願は、2014年12月12日に日本国に出願された特願2014−252105号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。
本発明の一態様によるカプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムであって、前記カプセル内視鏡は、第1の画像取得する第1の撮像部及び第2の画像取得する第2の撮像部と、前記体外装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作を制御する第1の制御部とを具備し、前記体外装置は、前記カプセル内視鏡から受信した前記第1及び第2の画像の一方を注目画像として設定し、他方を非注目画像として設定し、単位時間あたりの前記注目画像の取得回数と前記非注目画像の取得回数との合計である単位時間あたりの総画像取得回数を一定に保ちつつ、前記単位時間当たりの前記注目画像の取得回数が、前記非注目画像の取得回数よりも多くなるように前記第1及び第2の撮像部を制御するための前記制御信号を発生して前記カプセル内視鏡に送信させる第2の制御部とを具備する。
また、本発明の一態様によるカプセル内視鏡システムの撮像方法は、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムの撮像方法であって、前記カプセル内視鏡の第1及び第2の撮像部が撮像した第1及び第2の画像の一方を注目画像とし、他方を非注目画像とする決定ステップと、前記注目画像及び前記非注目画像の単位時間あたりの総撮像回数を一定に保ちつつ、前記注目画像の撮像回数を前記非注目画像の撮像回数よりも多く振り分けるための制御信号を発生するステップと、前記制御信号を前記カプセル内視鏡に送信するステップと、前記制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作を制御する撮像制御ステップとを具備する。
本発明に係るカプセル内視鏡システムは、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムであって、前記カプセル内視鏡は、第1の画像を取得する第1の撮像部及び第2の画像を取得する第2の撮像部と、前記体外装置からの制御信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作を制御する第1の制御部と、を具備し、前記体外装置は、前記カプセル内視鏡の移動方向に基づいて、前記カプセル内視鏡から受信した前記第1及び第2の画像の一方を注目画像、他方を非注目画像として設定し、単位時間当たりの前記注目画像の取得回数が、前記非注目画像の取得回数よりも多くなるように前記第1及び第2の撮像部を制御するための前記制御信号を発生して前記カプセル内視鏡に送信させる第2の制御部と、を具備する。
また、本発明に係るカプセル内視鏡システムの撮像方法は、カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムの撮像方法であって、前記体外装置は、前記カプセル内視鏡の移動方向に基づいて、前記カプセル内視鏡の第1及び第2の撮像部が撮像した第1及び第2の画像の一方を注目画像とし、他方を非注目画像とする決定ステップと、単位時間当たりの前記注目画像の取得回数を前記非注目画像の取得回数よりも多くするための制御信号を発生するステップと、前記制御信号を前記カプセル内視鏡に送信するステップとを具備し、前記カプセル内視鏡は、前記制御信号を前記体外装置から受信し、前記制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作を制御する撮像制御ステップを具備する。

Claims (13)

  1. カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムであって、
    前記カプセル内視鏡は、
    第1の撮像画像を得る第1の撮像部及び第2の撮像画像を得る第2の撮像部と、
    前記第1及び第2の撮像部が間欠的に撮像して得た前記第1及び第2の撮像画像を時分割に送信する送信部と、
    前記体外装置からの制御信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作及び前記送信部の送信動作を制御する第1の制御部と
    を具備し、
    前記体外装置は、
    受信された前記第1及び第2の撮像画像を表示部に受信されたと同時に表示させる表示制御部と、
    前記第1及び第2の撮像画像の一方を注目画像とし他方を非注目画像として前記注目画像のフレームレートを前記非注目画像のフレームレートよりも高くするように前記第1及び第2の撮像部並びに前記送信部を制御するための前記制御信号を発生して前記カプセル内視鏡に送信させる第2の制御部と
    を具備することを特徴とするカプセル内視鏡システム。
  2. 前記第2の制御部は、前記送信部の伝送レートを変化させることなく前記注目画像を前記第1及び第2の撮像画像の一方から他方に切換えるための制御信号を発生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル内視鏡システム。
  3. 前記第2の制御部は、前記第1の撮像画像の送信と前記第2の撮像画像の送信とを前記注目画像のフレームレート及び前記非注目画像のフレームレートに応じて切換えて時分割に送信させるための前記制御信号を発生する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカプセル内視鏡システム。
  4. 前記表示制御部は、前記注目画像のフレームレート及び前記非注目画像のフレームレートに応じて前記表示部に表示する前記第1及び第2の撮像画像の更新を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカプセル内視鏡システム。
  5. 前記第2の制御部は、操作部の操作に基づいて前記第1及び第2の撮像画像のいずれを前記注目画像とするかを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のカプセル内視鏡システム。
  6. 前記体外装置は、磁界発生部において発生する磁界を制御するための磁界制御部を有し、
    前記カプセル内視鏡は、前記磁界発生部が発生する磁界による力を受けるマグネットを有し、
    前記操作部の操作は、前記磁界制御部を制御して前記カプセル内視鏡を移動させるものである
    ことを特徴とする請求項5に記載のカプセル内視鏡システム。
  7. 前記第2の制御部は、前記表示部に表示された前記第1及び第2の画像に対する術者の視線の検出結果に基づいて前記第1及び第2の撮像画像のいずれを前記注目画像とするかを決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のカプセル内視鏡システム。
  8. 前記表示制御部は、前記第1及び第2の撮像画像のうちフレームレートが高い方の画像又は低い方の画像であることを示す表示を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のカプセル内視鏡システム。
  9. 前記表示制御部は、前記第1及び第2の撮像画像のうちフレームレートが高い方の画像を低い方の画像よりも大きく表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載のカプセル内視鏡システム。
  10. カプセル内視鏡と前記カプセル内視鏡との間で通信を行う体外装置とによって構成されるカプセル内視鏡システムの撮像方法であって、
    前記カプセル内視鏡の第1及び第2の撮像部が間欠的に撮像して得る第1及び第2の撮像画像の一方を注目画像とし、他方を非注目画像とする決定ステップと、
    前記注目画像のフレームレートを前記非注目画像のフレームレートよりも高くするための制御信号を発生するステップと、
    前記制御信号を前記カプセル内視鏡に送信するステップと、
    前記制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいて前記第1及び第2の撮像部の撮像動作と前記第1及び第2の撮像画像を前記体外装置に送信する送信動作を制御する撮像及び送信制御ステップと
    を具備することを特徴とするカプセル内視鏡システムの撮像方法。
  11. 前記撮像及び送信ステップは、前記第1の撮像画像の送信と前記第2の撮像画像の送信とを前記注目画像のフレームレート及び前記非注目画像のフレームレートに応じて切換えて時分割に送信させる。
    ことを特徴とする請求項10に記載のカプセル内視鏡システムの撮像方法。
  12. 前記決定ステップは、操作部の操作に基づいて前記第1及び第2の撮像画像のいずれを前記注目画像とするかを決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載のカプセル内視鏡システムの撮像方法。
  13. 前記体外装置において受信された前記第1及び第2の撮像画像を表示部に受信されたと同時に表示させるステップを具備し、
    前記決定ステップは、前記表示部に表示された前記第1及び第2の画像に対する術者の視線の検出結果に基づいて前記第1及び第2の撮像画像のいずれを前記注目画像とするかを決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載のカプセル内視鏡システムの撮像方法。
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