JPWO2016088371A1 - 管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム記録媒体 - Google Patents

管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム記録媒体 Download PDF

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Abstract

ネットワークインターフェースカード(NIC)の実装規模の増大を防ぎつつ、複数の宛先端末に効率良くパケットを送出できるようにする管理ノード等が開示される。係る管理ノードは、端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定するルール決定手段と、決定した所定のルールを端末に送出するルール送出手段と、を備えている。

Description

本発明は、管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム記録媒体等に関する。特に、本発明は、ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を備えた端末、該端末を管理する管理ノード、該端末および該管理ノードを備えた通信システム、通信方法、ならびに、プログラム記録媒体等に関する。
近年、CPU(Central Processing Unit)の負荷をオフロードする目的や、データ送受信を高精度に制御する目的で、ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)のハードウェア(HW:Hardware)にネットワークの輻輳制御機能を搭載するデバイスが出現している。かかる機能を備えたNICによると、デバイスの省電力化に伴うCPU性能の低減を補うことができ、データセンタのような広帯域かつ低遅延なLAN(Local Area Network)内で、データ送受信を高精度に制御することができる。
これらのNICは、元来、オペレーティングシステム(OS:Operating System)のソフトウェアスタック(主に、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)層)で行われていたフロー毎のエンドツーエンド(End-to-End)の輻輳制御の機能や、レートシェーピング等の機能を、ハードウエア機能として提供する。
図16、図17、および、図18は、関連技術に係る通信システム、端末、および、端末に設けられたNICの構成を示すブロック図である。図16を参照すると、通信システムは、端末101−1〜101−Nとネットワーク2を備えている。以下の説明において、各回路系およびソフトウェアの符号の添え字「−1」〜「−N」あるいは「−1」〜「−(N−1)」は省略されることもある。
図17を参照すると、端末101は、ソフトウェア(SW:Software)構成として、データを送受信するためのアプリケーション4と、デバイスを動作させるデバイスドライバ6を備えている。さらに、端末101は、ハードウェア(HW:Hardware)構成として、CPU7と、メモリ8と、ルートコンプレックス9と、データを送受信するためのNIC105を備えている。
図4を参照すると、デバイスドライバ6は、メモリ領域(MEM(Memory)領域)10と、DMACTL(DMA(Direct Memory Access)Control、DMA制御)部11を備えている。MEM領域10は、アプリケーション4から到来したデータを宛先ID(Identifier)毎に保持する。DMACTL部11は、NIC105内のDMA部112を制御する。
図18を参照すると、NIC105は、DMA(Direct Memory Access)部112と、レート制御部114−1〜114−(N−1)と、ネットワークインターフェース(NW I/F:Network Interface)115とを備えている。DMA部112は、端末101のメモリ8から所望のデータを引き取る。レート制御部114−1〜114−(N−1)は、宛先ID毎にネットワークへ送出する送信レートを制御する。ネットワークインターフェース115は、ネットワーク2へ接続するためのインターフェースである。また、各レート制御部114は、データ送信機会が来るまでデータを滞留させるためのバッファ117と、データ送信機会を制御するレート制御タイマ118を備えている。
かかる構成を有する関連技術の通信システムは、次のように動作する。
端末101内のアプリケーション4は、各宛先IDに対して送信したいデータをデバイスドライバ6に送信する。次に、デバイスドライバ6は、受信したデータを宛先ID毎にメモリ領域10に保存する。
NIC105内のDMA部112は、レート制御部114−1〜114−(N−1)内のバッファ117−1〜117−(N−1)のいずれか(例えば、バッファ117−1)に空きが発生すると、デバイスドライバ6内のメモリ領域10のうちの、バッファ117−1に対応する宛先IDのメモリ領域10に対してDMAリクエスト要求を出す。デバイスドライバ6は、DMAリクエスト要求に対するコンプリーションに対して、要求のあったバッファ117−1に対して宛先IDに相当するメモリ領域10内のデータを送信する。
さらに、レート制御部114−1〜114−(N−1)内のレート制御タイマ118―1〜118−(N−1)は、タイマ切れが発生すると、自身に接続されるバッファ117−1〜117−(N−1)からデータを抜き出してNW I/F115を介してネットワーク2へ送信する。その後、レート制御部114−1〜114−(N−1)内のレート制御タイマ118−1〜118−(N−1)は、自身に設定されている送信レートに基づき、レート制御タイマを起動させる。
このように,レート制御機能をHWで提供するNIC105は、内部に宛先ID毎のバッファ117とレート制御タイマ118を有することで、宛先の端末毎にレート制御を行うことができる。これにより、CPU7で行われる制御と比較して高精度な制御を可能とし、併せてCPU7の負荷の低減を実現している。
このような機能を有するHWは、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。特許文献1には、構成を単純化するため、宛先ID毎にすべて同一のFIFO(First In First Out)キューにデータを滞留させ、ネットワークへ送信する技術が記載されている。特許文献2には、宛先ID毎にそれぞれのFIFOキューへデータを滞留し、さらに、レート制御タイマを、宛先ID別に分けたクラス毎に制御する技術が記載されている。
特開2002−185459号公報 特開2004−266389号公報
上記特許文献1、2に開示されている技術の課題は、次のとおりである。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
特許文献1に記載された構成では、FIFOキューが単一であるため、ある宛先IDへの送信が行われないことにより、他の宛先IDへの送信が滞留してしまうHead of Line Blocking(以下「HoL Blocking」という。)が発生する。HoL Blockingが発生すると、一般に通信帯域を有効に利用できなくなる。
一方、特許文献2では、上述の構成と同様に、宛先ID毎にFIFOキューへ滞留し、レート制御タイマを宛先ID別に分けたクラス毎に制御することで、特許文献1における上記の問題を解決している。しかしながら、特許文献2のような構成を採用した場合、NIC内のHW実装を行う際に、宛先ID毎にバッファを設ける必要がある。バッファには、少なくとも1送信単位(例えば、イーサネット(登録商標)では1イーサネットフレーム分)の容量が必要とされる。よって、宛先IDが増加するとHW実装が困難になるという問題がある。
以上より、特許文献1に記載された端末のように、宛先IDで同一のFIFOキューを用いた場合、ネットワークの利用率が低くなるという問題がある。なぜなら、宛先IDで同一のFIFOキューを用いた場合、HoL Blockingが発生し、本来送信可能なはずの宛先IDに対するデータが送信できなくなるケースが発生するからである。
また、特許文献2に記載された端末によると、宛先IDに比例して実装規模が増大するため、HW実装が困難になるという問題がある。なぜなら、宛先ID毎にレート制御部およびその内部のバッファとレート制御タイマを設ける必要があるため、HW実装する際にバッファのためのメモリや、レート制御タイマのための制御クロックを、宛先IDの数だけ保持する必要があるからである。
そこで、NICの実装規模の増大を防ぎつつ複数の宛先端末に効率良くパケットを送出できるようにすることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題解決に寄与する管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム記録媒体を提供することにある。
本発明の第1の態様によると、端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定するルール決定手段を備える管理ノードが提供される。また、前記管理ノードは、決定した所定のルールを前記端末に送出するルール送出手段を備える。
本発明の第2の態様によると、ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を備える端末が提供される。また、前記NICは、パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段を有する。さらに、前記NICは、管理ノードにより決定された所定のルールに従って前記複数のレート制御手段にパケットを振り分ける宛先振分手段を有する。
本発明の第3の態様によると、ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を有する端末と、前記NICを制御する管理ノードと、を備えた通信システムが提供される。前記NICは、パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段を有する。また、前記NICは、前記管理ノードにより決定された所定のルールに従って前記複数のレート制御手段にパケットを振り分ける宛先振分手段を有する。
本発明の第4の態様によると、管理ノードによる通信方法が提供される。前記通信方法は、前記管理ノードが、端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定する。また、前記通信方法は、前記管理ノードが、決定した所定のルールを前記端末に送出する。
本発明の第5の態様によると、端末の管理ノードに設けられたコンピュータに実行させるプログラムが記録された非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)が提供される。前記プログラム記録媒体は、前記端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定する処理を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録する。また、前記プログラム記録媒体は、決定した所定のルールを前記端末に送出する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラムを記録する。
なお、同目的は、上記の各構成を有する通信方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラムによっても達成される。
本発明に係る管理ノード、端末、通信システム、通信方法、および、プログラム記録媒体によると、NICの実装規模の増大を防ぎつつ複数の宛先端末に効率良くパケットを送出することが可能となる。
一実施形態に係る管理ノードの構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおける端末の構成を例示するブロック図である。 関連技術および本発明の通信システムを実施するためのデバイスドライバの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおけるネットワークインターフェースカード(NIC)の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおける管理ノードに対する入力情報の構成を例示する表である。 第1の実施形態に係る通信システムにおける管理ノードから出力される振分ルールの構成を例示する表である。 第1の実施形態に係る通信システムにおけるデバイスドライバの動作を例示するフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムにおけるレート制御部の動作を例示するフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムにおける宛先振分部のデータ送信時の動作を例示するフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムにおける管理ノードの動作を例示するフローチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムにおけるネットワークのトポロジを例示する図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおける入力情報および振分ルールの作成フローを例示する図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおける宛先振分部の振分ルール入力時の動作を例示するフローチャートである。 上記実施形態に係る管理ノードのハードウエア構成を例示する図である。 関連技術の通信システムを実施するための全体図を示すブロック図である。 関連技術の通信システムにおける端末の構成を示すブロック図である。 関連技術の通信システムにおけるネットワークインターフェースカード(NIC)の構成を示すブロック図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1は、一実施形態に係る管理ノード3の構成を例示するブロック図である。図1を参照すると、管理ノード3は、ルール決定部20と、ルール送出部21とを備えている。ルール決定部20は、端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)に含まれる複数のレート制御部にパケットを振り分けるための所定のルールを決定する。ルール送出部21は、決定した所定のルールを前記端末に送出する。
図2は、管理ノード3を備えた通信システムの構成を例示するブロック図である。図2において、管理ノード3は、図1に示す管理ノード3と異なり、パラメータ入力部19が付加されている。また、図5は、図2の端末1に設けられたNIC5の構成を例示するブロック図である。ルール決定部20は、パケットを宛先端末に応じて複数のレート制御部14−1〜14−Mのいずれかに対応付ける所定のルールを、複数のレート制御部14−1〜14−Mの個数(図5においては、M個)に基づいて決定してもよい。また、ルール決定部20は、NIC5に接続されるネットワーク2のトポロジに基づいて、所定のルールを決定してもよい。ここで、ネットワークトポロジは、端末(例えば、端末1−1)から宛先端末(例えば、端末1−N)へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含んでいてもよい。さらに、ルール決定部20は、端末1が送出するパケットのフロー情報に基づいて、所定のルールを決定してもよい。ここで、フロー情報は、端末(例えば、端末1−1)から宛先端末(例えば、端末1−N)へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。
かかる管理ノード3によると、NIC5の実装規模の増大を防ぎつつ、複数の宛先端末に効率良くパケットを送出することが可能となる。なぜなら、複数の宛先端末に対するデータ送信についてレート制御部14を共有することができ、宛先端末ごとにレート制御部14を設ける必要がなくなるからである。また、NIC5が複数のレート制御部14を有することで、HoL Blockingが発生しにくくなるからである。
次に、一実施形態について、図面を参照しつつさらに説明する。以下の説明において、各回路系およびソフトウェアの符号の添え字「−1」〜「−N」および「−1」〜「−M」は省略されることもある。図5を参照すると、端末1に設けられたNIC5は、複数のレート制御部14(14−1〜14−M)と、宛先振分部13と、DMA部12と、NW I/F15とを有する。レート制御部14−1〜14−Mは、それぞれ、複数の宛先IDのデータをまとめてレート制御する。宛先振分部13は、複数の宛先IDのデータをどのレート制御部14に渡すかを選択する。また、図2を参照すると、管理ノード3は、宛先振分部13に対する振分ルールを決定するルール決定部20を有する。
ここで、レート制御部14−1は、複数の宛先IDに対するデータを単一のバッファ17−1に保持し、レート制御タイマ18−1をルール決定部20から通知された送信レートに従って動作させる。他のレート制御部14−2〜14−Mについても同様である。また、レート制御部14は、宛先IDの数よりも少ない個数(M)が実装される。宛先振分部13は、自身に振分ルールを保持し、DMA部12から到着したデータの宛先IDを参照して、どのレート制御部14に振り分けるかを決定する。また、宛先振分部13は、ルール決定部20から通知される振分ルールを反映し、反映した旨をルール決定部20に通知する。さらに、ルール決定部20は、自身に入力されるネットワークトポロジ、各端末1で発生させるフロー情報、各端末1のNIC5が保持するレート制御部14の個数等に関する情報を、パラメータ入力部19から受信する。また、ルール決定部20は、パラメータ入力部19からの情報を用いて、振分ルールを決定し、ルール送出部21を介して宛先振分部13へ決定した振分ルールを通知する。
かかる通信システムによると、端末1が発生させるデータの宛先ID別にレート制御部14を保持する必要がなくなるため、NIC5のHW規模の増大を防ぐことができる。なぜなら、複数の宛先IDに対するデータに対して、宛先振分部13がどのレート制御部14を用いるかを決定して振り分けるので、複数の宛先IDに対するデータで単一のレート制御部を共有することができるからである。
また、かかる通信システムによると、端末1内のHoL Blockingが発生しにくくなるという効果がもたらされる。なぜなら、単一のレート制御部14ではなく、複数のレート制御部14を用いるため、HoL Blockingの機会を減らすような実装が可能となるからである。
さらに、ルール決定部20により、例えば、送信可能レートが近い宛先IDへのデータを同一のレート制御部14に割り当てることで、限られたレート制御部の実装の中でHoL Blockingが生じる機会を最小化することが可能となるからである。
<実施形態1>
[構成]
次に、第1の実施形態に係る通信システムついて、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施形態の通信システムの構成を例示するブロック図である。図2を参照すると、本実施形態の通信システムは、ネットワーク2を介して接続された、端末1−1〜1−Nと、管理ノード3を備えている。
端末1−1〜1−Nは、それぞれ、他の端末1へ送信するデータを発生させるアプリケーション4−1〜4−Nと、データをネットワーク2へ送信するためのインターフェースであるネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)5−1〜5−Nを備えている。NIC5−1〜5−Nは、ネットワーク2を介して接続される。
管理ノード3は、各端末1のNIC5のパラメータを変更・制御する。管理ノード3は、パラメータ入力部19、ルール決定部20、および、ルール送出部21を備えている。
パラメータ入力部19は、管理ノード3に対してパラメータを入力する。ルール決定部20は、管理ノード3のパラメータ入力部19からのデータに基づいて、振分ルールを決定する。ルール送出部21は、ルール決定部20が決定した振分ルールを端末1−1〜1−Nに送出する。
図3は、本実施形態における端末1の構成を例示するブロック図である。図3を参照すると、端末1は、アプリケーション4と、NIC5を制御するデバイスドライバ6と、CPU7と、メモリ8と、ルートコンプレックス9と、NIC5を備えている。
図4は、端末1が有するデバイスドライバ6の構成を例示するブロック図である。図4を参照すると、デバイスドライバ6は、メモリ(MEM:Memory)領域10と、DMACTL(DMA(Direct Memory Access) Control)部11を備えている。メモリ領域10は、アプリケーション4が発生させるデータの宛先毎にデータを滞留するための領域である。DMACTL部11は、NIC5内のDMA部12を制御する。
図5は、本実施形態におけるNIC5の構成を例示するブロック図である。図5を参照すると、NIC5は、DMA部12、宛先振分部13、レート制御部14−1〜14−M、および、ネットワークインターフェース(NW I/F:Network Interface)15を備えている。
DMA部12は、端末1のメモリ8からNIC5へデータを引き抜く。宛先振分部13は、NIC5へ到着したパケットの宛先を参照して、どのレート制御部14へ到着パケットを振り分けるかを決定する。レート制御部14−1〜14−Mは、ネットワーク2へパケットを出力する際の送信レートを制御する。NW I/F15は、ネットワーク2へデータを送信するためのインターフェースである。
また、宛先振分部13は、宛先振分のルールを保持する振分ルールテーブル16を備えている。さらに、レート制御部14は、送信機会を得るまでパケットの待ち合わせを行うためのバッファ17と、送信機会のタイミングを制御するレート制御タイマ18を備えている。
図6は、図2に示した管理ノード3のパラメータ入力部19が受け付けるパラメータを例示する表である。図6を参照すると、管理ノード3へ入力する入力情報には、各ノードの宛先IDと、その宛先IDへ送信する際に通過するリンクと、その宛先IDへ送信する際に送信可能な送信レートと、各端末1のNIC5に設けられたレート制御部14の個数等を含む。その他の情報として、入力情報は、ネットワークトポロジの情報等を含んでいてもよい。なお、入力情報には、管理ノード3に対して端末1が発生させるパケットの送信情報と、トポロジ情報等を通知するための情報に加え、レート制御部14の個数を含んでいることが好ましい。
図7は、管理ノード3から出力され、図5に示したNIC5の振分ルールテーブル16へ格納される振分ルールを例示する表である。図7を参照すると、管理ノード3から出力される振分ルールには、レート制御部14の識別子(例えば、番号)と、そのレート制御部14に設定する送信レートと、そのレート制御部14に割り当てる宛先IDのグループ(group)とを含む。宛先振分部13は、このグループ情報と宛先振分部13に到着したパケットの宛先IDを参照し、どのレート制御部14に到着パケットを振り分けるかを決定する。
[動作]
次に、図8ないし図11、および、図14に示すフローチャートと、図12に示すネットワークトポロジの例と、図13に例示する入力情報から振分ルールを作成するプロセスとを参照して、本実施形態の端末1の動作および管理ノード3の動作について、詳細に説明する。
まず、端末1がパケットを送信する際の動作について説明する。
図8を参照すると、デバイスドライバ6は、アプリケーション(APP:Application)4からパケットを受け取ると(ステップA1)、受け取ったパケットの宛先ID毎にデバイスドライバ6内のMEM領域10の該当バッファへパケットをキューイングする(ステップA2)。
図9を参照すると、NIC5内のいずれかのレート制御部14(例えば、レート制御部14−K)のバッファ17(例えば、バッファ17−K)に空きが発生した場合(ステップB1)、バッファ17―Kの空き情報を宛先振分部13へ通知する(ステップB2)。
バッファ17―Kの空き情報を受信した宛先振分部13は、振分ルールテーブル16を参照し、空きが発生したレート制御部14―Kに対する宛先IDのパケットを特定し、この宛先IDのパケットをDMA部12へ通知する(ステップB3)。このとき、振分ルールテーブル16の宛先IDが複数の宛先IDを選択していた場合、宛先振分部13は複数の宛先IDの中から順番にIDを選択する。
次に、通知を受けたDMA部12は、デバイスドライバ6に対して宛先振分部13から通知を受けた宛先IDのパケットを要求するためのDMAリクエストメッセージを送信する(ステップB4)。
DMAリクエストメッセージを受けたデバイスドライバ6は、このリクエストメッセージに対して、該当の宛先IDのパケットを乗せたDMAコンプリーションメッセージをDMA部12へ送信する。さらに、このDMAコンプリーションメッセージを受信したDMA部12は、メッセージ内のデータを、空きが発生しているバッファ17―Kへ送信し、FIFO(First In First Out)で詰める(ステップB5)。
図10を参照すると、レート制御部14は、レート制御タイマ18が送信機会を得ると、パケットの送信を開始する(ステップC1)。すなわち、レート制御部14は、該当レート制御部内のバッファ17からパケットを抜き出し、抜き出したパケットをネットワーク2へ送信する(ステップC2)。
さらに、レート制御タイマ18は、次回のパケット送信時間を登録する(ステップC3)。このとき、レート制御タイマ18は、次回の送信時間を、「送信したパケットサイズ」を「レート制御部14に設定された帯域」で除することによって計算する。
次に、管理ノード3が端末1内のNIC5の振分ルールテーブル16の設定を変更する動作について説明する。
図11を参照すると、管理ノード3のパラメータ入力部19は、ネットワークトポロジや端末1が発生させる通信等を含んだ宛先情報を受け付ける(ステップD1)。ここでの入力方法として、例えば、ユーザが直接管理ノード3へ入力する方法や、各端末1が制御情報として管理ノード3へ情報を送信する方法等が考えられる。
ここで、一例として、図12に示すネットワークトポロジを考える。図12には、スイッチ(Switch)を介して端末1−1〜1−10が通信可能に接続されているネットワークトポロジが示される。図12の各リンクに付した数値は、端末1−1から見た、端末1−2〜1−10へ送信する際に通過する共有フローの数を表す。例えば、端末1−1から端末1−2に対してパケットを送信する際には、パケットは共有フロー数が2のリンクを通過することになる。
図12のようなトポロジと共有フロー数が把握できている場合、管理ノード3に入力する入力情報は、図13の入力情報のようになる。ここでは、端末1−1のNIC5のレート制御部14の個数が3個(M=3)であり、入力情報として送信可能レートのみを入力する場合を考える。
次に、管理ノード3のルール決定部20は、入力された情報に基づいて、各レート制御部14に対する宛先毎の振分ルールを作成する(ステップD2)。
図13の例で説明すると、ルール決定部20は、まず、入力情報に含まれる送信可能レートを降順にソートする。次に、レート制御部14の個数が3個である(M=3)ため、ルール決定部20は、各レート制御部14に対して同じ個数の宛先IDが割り当てられるように、昇順に3ノード毎にグルーピングする。図13の例では、レート制御部14−1には宛先ID{2,6,8}が振り分けられ、レート制御部14−2には宛先ID{3,4,10}が振り分けられ、レート制御部14−3には宛先ID{5,7,9}が振り分けられる。また、ルール決定部20は、各レート制御部14の送信レートとして、各グループの宛先IDに送信することができるレートの最小値を設定する。
各レート制御部14の送信レートを各グループの宛先に送信することができるレートの最小値とすることで、どの宛先にパケットを送信するときにもNIC5中のバッファ溢れが発生しないようにすることができる。
本実施形態では、管理ノード3のルール決定部20が他の端末1への送信可能レートに基づいて宛先IDのグルーピングを行うものとしたが、ルール決定部20は上記以外のアルゴリズムに従って宛先IDのグルーピングを行ってもよい。
このように振分ルールを作成した後、管理ノード3のルール送出部21は各端末1のNIC5内の振分ルールテーブル16へ振分ルールを出力する(ステップD3)。
図14を参照すると、端末1のNIC5内の宛先振分部13へ振分ルールが入力されると(ステップE1)、DMA部12は変更が行われたレート制御部14のバッファ17が空になるまでデータの引き抜きを停止する(ステップE2)。
その後、バッファ17が空になった時点で、宛先振分部13は振分ルールをNIC5内の振分ルールテーブル16に反映し、宛先振分部13を介してDMA動作を開始する(ステップE3)。
振分ルールの振分ルールテーブル16への反映が完了すると、宛先振分部13は完了した旨を管理ノード3へ通知する(ステップE4)。
[効果]
次に、本実施形態に係る通信システムの効果について説明する
本実施形態の通信システムによると、レート制御部14を端末1が発生させるデータの宛先ID別に保持する必要がなくなるため、ハードウェア(HW:Hardware)規模を削減することが可能となる。この理由は、複数の宛先IDに対するデータに対して、宛先振分部13がどのレート制御部14を用いるかを振り分けるため、複数の宛先IDに対するデータで単一のレート制御部14を共有できるからである。
さらに、本実施形態の通信システムによると、端末1内のHoL Blockingが発生しにくくなることにある。この理由は、単一のレート制御部14ではなく、複数のレート制御部14を用いるため、HoL Blockingの機会を減らすような実装が可能となるからである。また、ルール決定部20により、送信可能レートが近い宛先IDへのデータを同一のレート制御部14に割り当てることで、限られたレート制御部14の実装の中でHoL Blockingの機会を最小化することが可能となるからである。
[ハードウェア構成例]
上述した実施形態において図2等に示した各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、少なくとも、パラメータ入力部19、ルール決定部20、ルール送出部21は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図15を参照して説明する。
図15は、本発明の模範的な実施形態に係る管理ノードを実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図15は、図2等に示した管理ノードを実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。なお、図15における矢印の方向は、一例を示すものであり、ブロック間の信号の向きを限定するものではない。
図15に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク904(記憶装置)、
・外部装置との通信インタフェース905(Interface:以降、「I/F」と称する)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記憶媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・入出力インタフェース909、
情報処理装置900は、これらの構成がバス906(通信線)を介して接続された一般的なコンピュータである。
そして、上述した実施形態を例に説明した本発明は、図15に示した情報処理装置900に対して、パラメータ入力部19、ルール決定部20、ルール送出部21を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。本発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性の記憶メモリ(RAM903)またはハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記憶媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記憶媒体907によって構成されると捉えることができる。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の態様に係る管理ノードのとおりである。
[形態2]
前記ルール決定部は、パケットを宛先端末に応じて前記複数のレート制御部のいずれかに対応付ける所定のルールを、前記複数のレート制御部の個数に基づいて決定してもよい。
[形態3]
前記ルール決定部は、端末に設けられたNICに接続されるネットワークのトポロジに基づいて、前記所定のルールを決定し、前記ネットワークトポロジは、前記端末から宛先端末へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含んでいてもよい。
[形態4]
前記ルール決定部は、前記端末が送出するパケットのフロー情報に基づいて、前記所定のルールを決定し、前記フロー情報は、前記端末から宛先端末へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。
[形態5]
前記ルール決定部は、前記送信可能帯域に応じて宛先端末を複数のグループに分類し、前記所定のルールとして、各グループを前記複数のレート制御部のいずれかに対応付けるルールを決定してもよい。
[形態6]
前記ルール決定部は、各レート制御部に対応するグループに含まれる宛先端末への送信可能帯域の最小値に基づいて、該グループに含まれる宛先端末へのパケットの送信レートを制御するように各レート制御部に指示してもよい。
[形態7]
上記第2の態様に係る端末のとおりである。
[形態8]
上記第3の態様に係る通信システムのとおりである。
[形態9]
前記通信システムにおいて、管理ノードは、パケットを宛先端末に応じて前記複数のレート制御部のいずれかに対応付ける所定のルールを、前記複数のレート制御部の個数に基づいて決定してもよい。
[形態10]
前記通信システムにおいて、前記管理ノードは、端末に設けられたNICに接続されるネットワークのトポロジに基づいて、前記所定のルールを決定し、前記ネットワークトポロジは、前記端末から宛先端末へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含んでいてもよい。
[形態11]
前記通信システムにおいて、前記管理ノードは、前記端末が送出するパケットのフロー情報に基づいて、前記所定のルールを決定し、前記フロー情報は、前記端末から宛先端末へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。
[形態12]
前記通信システムにおいて、前記管理ノードは、前記送信可能帯域に応じて宛先端末を複数のグループに分類し、前記所定のルールとして、各グループを前記複数のレート制御部のいずれかに対応付けるルールを決定してもよい。
[形態13]
前記通信システムにおいて、前記複数のレート制御部は、対応するグループに含まれる宛先端末への送信可能帯域の最小値に基づいて、該グループに含まれる宛先端末へのパケットの送信レートを制御してもよい。
[形態14]
上記第4の態様に係る通信方法のとおりである。
[形態15]
前記通信方法において、管理ノードは、パケットを宛先端末に応じて前記複数のレート制御部のいずれかに対応付ける所定のルールを、前記複数のレート制御部の個数に基づいて決定してもよい。
[形態16]
前記通信方法において、前記管理ノードは、端末に設けられたNICに接続されるネットワークのトポロジに基づいて、前記所定のルールを決定し、前記ネットワークトポロジは、前記端末から宛先端末へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含んでいてもよい。
[形態17]
前記通信方法において、前記管理ノードは、前記端末が送出するパケットのフロー情報に基づいて、前記所定のルールを決定し、前記フロー情報は、前記端末から宛先端末へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。
[形態18]
前記通信方法は、前記管理ノードが、前記送信可能帯域に応じて宛先端末を複数のグループに分類するステップを含み、前記所定のルールとして、各グループを前記複数のレート制御部のいずれかに対応付けるルールを決定してもよい。
[形態19]
前記通信方法は、前記管理ノードが、各レート制御部に対応するグループに含まれる宛先端末への送信可能帯域の最小値に基づいて、該グループに含まれる宛先端末へのパケットの送信レートを制御するように各レート制御部に指示するステップを含んでいてもよい。
[形態20]
パケットの送信レートを制御する複数のレート制御部を有するネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を備えた端末が、管理ノードにより決定された所定のルールを受信するステップと、前記受信した所定のルールに従って前記複数のレート制御部のうちのいずれかに対してパケットを振り分けるステップと、を含む通信方法が提供される。
[形態21]
上記第5の態様に係るプログラム記録媒体のとおりである。
[形態22]
前記プログラム記録媒体は、パケットを宛先端末に応じて前記複数のレート制御部のいずれかに対応付ける所定ルールを、前記複数のレート制御部の個数に基づいて決定する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラムを記録してもよい。
[形態23]
前記プログラム記録媒体は、端末に設けられたNICに接続されるネットワークのトポロジに基づいて、前記所定のルールを決定する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラムを記録し、前記ネットワークトポロジは、前記端末から宛先端末へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含んでいてもよい。
[形態24]
前記プログラム記録媒体は、前記端末が送出するパケットのフロー情報に基づいて、前記所定のルールを決定する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラムを記録し、前記フロー情報は、前記端末から宛先端末へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含んでいてもよい。
[形態25]
前記プログラム記録媒体は、前記送信可能帯域に応じて宛先端末を複数のグループに分類する処理と、前記所定のルールとして、各グループを前記複数のレート制御部のいずれかに対応付けるルールを決定する処理と、を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録してもよい。
[形態26]
前記プログラム記録媒体は、各レート制御部に対応するグループに含まれる宛先端末への送信可能帯域の最小値に基づいて、該グループに含まれる宛先端末へのパケットの送信レートを制御するように各レート制御部に指示する処理を、前記コンピュータに実行させるプログラムを記録してもよい。
[形態27]
パケットの送信レートを制御する複数のレート制御部を有するネットワークインターフェースカード(NIC)を備えた端末に設けられたコンピュータに対して、管理ノードにより決定された所定のルールを受信する処理と、前記受信した所定のルールに従って前記複数のレート制御部のうちのいずれかに対してパケットを振り分ける処理と、を実行させるプログラムを記録するプログラム記録媒体が提供される。
なお、上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
この出願は、2014年12月5日に出願された日本出願特願2014−246505を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、例えば、NICを備えた端末にパケットを振り分ける管理ノード等に適用できる。
1、1−1〜1−N、101、101−1〜101−N 端末
2 ネットワーク
3 管理ノード
4、4−1〜4−N アプリケーション
5、5−1〜5−N、105、105−1〜105−N NIC
6 デバイスドライバ
7 CPU
8 メモリ
9 ルートコンプレックス
10 MEM領域
11 DMACTL部
12、112 DMA部
13 宛先振分部
14、14−1〜14−M、114−1〜114−(N−1) レート制御部
15、115 NW I/F
16 振分ルールテーブル
17、17−1〜17−M、117−1〜117−(N−1) バッファ1〜N
18、18−1〜18−M、118−1〜118−(N−1) レート制御タイマ
19 パラメータ入力部
20 ルール決定部
21 ルール送出部

Claims (12)

  1. 端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定するルール決定手段と、
    決定した所定のルールを前記端末に送出するルール送出手段と、を備える、
    管理ノード。
  2. 前記ルール決定手段は、パケットを宛先端末に応じて前記複数のレート制御手段のいずれかに対応付ける所定のルールを、前記複数のレート制御手段の個数に基づいて決定する、
    請求項1に記載の管理ノード。
  3. 前記ルール決定手段は、前記NICに接続されるネットワークのトポロジに基づいて、前記所定のルールを決定し、
    前記ネットワークのトポロジは、前記端末から宛先端末へパケットを送信する際に通過するリンクに関する情報を含む、
    請求項2に記載の管理ノード。
  4. 前記ルール決定手段は、前記端末が送出するパケットのフロー情報に基づいて、前記所定のルールを決定し、
    前記フロー情報は、前記端末から宛先端末へのパケットの送信可能帯域に関する情報を含む、
    請求項2または3に記載の管理ノード。
  5. 前記ルール決定手段は、前記送信可能帯域に応じて宛先端末を複数のグループに分類し、前記所定のルールとして、各グループを前記複数のレート制御手段のいずれかに対応付けるルールを決定する、
    請求項4に記載の管理ノード。
  6. 前記ルール決定手段は、各レート制御手段に対応するグループに含まれる宛先端末への前記送信可能帯域の最小値に基づいて、該グループに含まれる宛先端末へのパケットの送信レートを制御するように各レート制御手段に指示する、
    請求項5に記載の管理ノード。
  7. ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を備える端末であって、
    前記NICは、パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段と、
    管理ノードにより決定された所定のルールに従って前記複数のレート制御手段にパケットを振り分ける宛先振分手段と、を有する、
    端末。
  8. ネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を有する端末と、
    前記NICを制御する管理ノードと、を備え、
    前記NICは、パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段と、
    前記管理ノードにより決定された所定のルールに従って前記複数のレート制御手段にパケットを振り分ける宛先振分手段と、を有する、
    通信システム。
  9. 管理ノードが、端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定し、
    決定した所定のルールを前記端末に送出する、
    通信方法。
  10. パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段を有するネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)を備えた端末が、管理ノードにより決定された所定のルールを受信し、前記受信した所定のルールに従って前記複数のレート制御手段のうちのいずれかに対してパケットを振り分ける、通信方法。
  11. 端末に設けられたネットワークインターフェースカード(NIC:Network Interface Card)に含まれる複数のレート制御手段にパケットを振り分けるための所定のルールを決定する処理と、
    決定した所定のルールを前記端末に送出する処理と、を前記端末の管理ノードに設けられたコンピュータに実行させる、
    プログラムを記録するプログラム記録媒体。
  12. パケットの送信レートを制御する複数のレート制御手段を有するネットワークインターフェースカード(NIC)を備えた端末に設けられたコンピュータに対して、管理ノードにより決定された所定のルールを受信する処理と、前記受信した所定のルールに従って前記複数のレート制御手段のうちのいずれかに対してパケットを振り分ける処理と、を実行させるプログラムを記録するプログラム記録媒体。
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