JPWO2016084959A1 - 端末装置、端末設定システム、端末設定プログラムおよび端末設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置の設定を容易にした通信システムを提供する。【解決手段】通信システムは、サーバと端末装置とを備える。サーバは、端末装置が通信を実行するための第1情報および、端末装置が他拠点のネットワークに接続するための第2情報を記憶する。端末装置は、通常の手順で電源がオンされると、不揮発性記憶部のネットワーク情報を用いてネットワークに接続し、サーバから第1情報を取得して揮発記憶部に書き込む。端末装置はこれで動作を開始する。端末装置は、特殊な操作で電源がオンされると、不揮発性記憶部のネットワーク情報を用いてネットワークに接続し、サーバから他拠点のネットワーク情報を取得して不揮発性記憶部に記憶する。これで他拠点でのネットワーク接続が可能になる。【選択図】図1

Description

この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた通信システムにおける端末装置の移動の容易化に関する。
非特許文献1に示すように無線LANを利用した音声通信システムである無線LANトランシーバーシステムが実用化されている。これは、無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)を介して複数の端末装置とサーバを接続し、サーバの中継機能によって端末装置間の音声通信を可能にしたものである。端末装置は、ハンディトランシーバに類似した形状をしており、従来の無線通信と変わらない使用感で、無線LANの特性を活かしてフルデュプレックス通信やグループ通信などの通信形態を実現している。
"IP ADVANCED RADIO SYSTEM"、アイコム株式会社、インターネット〈https://www.icom.co.jp/products/network/ip_advanced_radio_system/〉
一方、上記の音声通信システムは、無線LANを利用したシステムであるため、各機器をネットワークに接続したり、各機器間で通信を可能にするためには、各機器に対応する設定が必要である。多数の端末装置を使用する場合、各端末装置ごとに設定が必要であり作業量が多くなる。また、端末装置が、複数の拠点(音声通信システム)間を移動する場合、例えば、複数の拠点間を移動するユーザによって使用される端末装置の場合、拠点ごとに設定が異なるため、拠点を移動するごとに、その拠点に合わせて設定を変更しなければならず面倒であった。
そこで、この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた通信システムにおいて、拠点間の端末装置の移動を容易化することを目的とする。
本発明の端末装置は、ネットワークを介した通信を処理するネットワーク通信部と、揮発性記憶部および書き換え可能な不揮発性記憶部を有する制御部と、操作部と、を備える。揮発性記憶部は、端末設定情報を記憶する。不揮発性記憶部は、ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶する。制御部は、操作部の第1の手順で電源がオンされた場合、不揮発性記憶部からネットワーク情報を読み出してネットワークに接続し、ネットワーク上のサーバにアクセスして端末設定情報を取得して揮発記憶部に書き込む。また、制御部は、操作部の第2の手順で電源がオンされた場合、不揮発性記憶部からネットワーク情報を読み出してネットワークに接続し、サーバにアクセスしてネットワークとは別の第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を取得して、これを不揮発性記憶部に上書き記憶する。
本発明は、以下のような複数の音声通信システム間で端末装置を移動させる場合に有効である。その音声通信システムは、第1ネットワーク上に設置され、第1ネットワークに接続された端末装置同士の音声通信を中継する第1中継サーバ、端末装置に端末設定情報を供給する第1プロビジョニングサーバ、端末装置に識別情報を付与するとともに第1プロビジョニングサーバにアクセスするための第1サーバ情報を提供する第1割当サーバ、を有する第1音声通信システム、および、第2ネットワーク上に設置され、第2ネットワークに接続された端末装置同士の音声通信を中継する第2中継サーバ、端末装置に端末設定情報を供給する第2プロビジョニングサーバ、端末装置に識別情報を付与するとともに第2プロビジョニングサーバにアクセスするための第2サーバ情報を提供する第2割当サーバ、を有する第2音声通信システム、を有する。第1割当サーバに第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を記憶しておき、端末装置に対して、第1ネットワークにおいて第2ネットワーク情報を書き込む。これにより、この端末装置が第2音声通信システムで用いられるとき、速やかに第2ネットワークに接続して第2割当サーバにアクセスすることができる。
この発明によれば、端末装置の起動時の設定が容易になり、拠点間を移動する場合でも拠点ごとの手動設定が不要になる。
この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 端末装置のブロック図である。 端末装置の記憶部に設定される記憶エリアを示す図である。 端末装置のFROMの記憶内容の例を示す図である。 端末装置のFROMの記憶内容の例を示す図である。 サーバのブロック図である。 割当サーバに設定されるTRXテーブルを示す図である。 中継サーバに設定される端末設定テーブルを示す図である。 中継サーバに設定される端末登録テーブルを示す図である。 中継サーバに設定されるグループテーブルを示す図である。 中継サーバに設定されるミキシングテーブルを示す図である。 音声パケットの構成の一例を示す図である。 端末装置へのTRX情報の書き込み処理を示すフローチャートである。 端末装置と割当サーバの通信手順を示すフローチャートである。 端末装置の動作を示すフローチャートである。 中継サーバの動作を示すフローチャートである。 中継サーバの動作を示すフローチャートである。 複数の拠点間を端末装置のである。 端末装置と割当サーバの通信手順を示すフローチャートである。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムでは、Wi−Fiなどの無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)16を用いて、複数の端末装置14が相互に通信を行う。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えている。端末装置14は、機能面で言えば、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継機能を有するサーバ11は、複数の端末装置14の有線ネットワーク15および無線LAN16を経由した相互の通信を中継する。なお、以下、有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
有線ネットワーク15として、Ethernet(登録商標)のLANやインターネットなどが使用可能である。有線ネットワーク15にインターネットが含まれる場合には、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を用いることで安全な通信が可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この無線LAN16の通信方式で通信する。図1では、無線アクセスポイント13が3台設置されているが、この音声通信システムにおいて無線アクセスポイント13の数に制限はない。
有線ネットワーク15には、サーバ11および管理装置12が接続されている。サーバ11は、TRX番号の割り当てを担当する割当サーバ機能、端末装置14に必要なデータを設定して動作可能にするプロビジョニングサーバ機能、および、音声信号を中継する中継サーバ機能を有する。以下、理解の容易化のためにサーバ11の割当サーバ機能を割当サーバ11A、プロビジョニングサーバ機能をプロビジョニングサーバ11B、および、中継サーバ機能を中継サーバ11Cと呼ぶ。勿論、割当サーバ11A、プロビジョニングサーバ11Bおよび中継サーバ11Cのうち、一つまたは全てが別のハードウェアで構成されていてもよい。割当サーバ11Aは、端末装置14にこの音声通信システムにおける端末装置14の識別符号であるTRX番号を自動で割り当てる。中継サーバ11Cは、端末装置14間の通信を中継する。サーバ11の処理の詳細は後述する。管理装置12は、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータなどで構成されている。管理装置12は、管理者の操作に応じてサーバ11にアクセスし、サーバ11に図5−図8に示すテーブルなどを設定する。また、管理装置12は、USBなどで端末装置14と通信し、端末装置14に図3Aに示す情報を書き込む。
この音声通信システムでは、中継サーバ11Cが、端末装置14から前触れなく送信されてくる音声パケット(RTPパケット)を受信し、この音声パケットに書き込まれている通信制御情報に基づいて、このパケットの音声信号を通信相手の端末装置14に配信する。これにより、ネットワーク17を介した音声通信であるにもかかわらず、SIP手順のような通信確立手順を不要にしている。すなわち、この音声通信システムでは、ユーザが、ダイヤリングのような呼び出し操作をしなくても、端末装置14のPTTスイッチ220をオンしてマイク240に向けて話せば、この音声信号が通信相手の端末装置14に伝達される。これにより、ユーザは、従来の無線通信のトランシーバと同じような使用感でネットワークを介した音声通信を行うことができる。
この音声通信システムにおいて、端末装置14は、個別通信、グループ通信および全体通信の通信形態で通信が可能である。個別通信は、1台の端末装置14(呼出端末装置)が他の1台の端末装置を呼び出して行う、一対一の通信形態である。グループ通信は、呼出端末装置14がグループを呼び出し、そのグループに所属する端末装置間で相互に通信する形態である。また、全体通信は、全端末装置14を対象としたグループ通信であり、呼出端末装置14が全体を呼び出し、全端末装置間で相互に通信する形態である。
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能面から言うと、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。制御部20は、マイクロプロセッサで構成され、端末装置14の動作を制御する。制御部20は、図3Aに示すデータが記憶される記憶部21を有している。記憶部21は、RAM21AおよびフラッシュROM21Bを有している。RAM21Aは、動作時のワークメモリとして使用される。フラッシュROM(FROM)21Bは、TRX情報やネットワーク情報などの情報を不揮発に記憶するために使用される。制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の端末番号/グループ番号や着信した通信相手の端末番号/グループ番号などが表示される。
オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。また、オーディオ回路24は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、IEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有する。無線LAN通信部25は、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信する。以上の機能により、ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を発すると、この音声信号が、音声パケットに編集されて中継サーバ11Cに送信される。また、無線LAN通信部25は、無線アクセスポイント13を経由して中継サーバ11Cから受信したパケットを制御部20に入力する。
端末装置14は、PTTスイッチ220とともにVOX回路242を有している。VOX回路242とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいてユーザの通話音声(音声信号)が入力されたか否かを判定し、通話音声が入力されたと判定された場合に装置をPTTスイッチ220がオンされた場合と同じ通信状態に切り換える回路である。端末装置14は、モード設定により、送信オン/オフの切り換えを、PTTスイッチ220のオンおよびVOX回路242の一方または両方に基づいて用いて行う。
一般の無線通信トランシーバは、送信状態の時に無線信号の受信を行うことができないシンプレックス方式であるのに対し、端末装置14は、音声信号の送信と受信を同時に並行して行うフルデュプレックス方式の通信が可能である。この機能は、端末装置14が、ネットワーク17を介して音声パケットを高速に送受信するネットワーク通信端末であることによる。ただし、端末装置14は、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX回路242の機能により、通話音声が入力されたときのみ音声パケットを編集および送信する。
端末装置14は、RAM21AおよびフラッシュROM21Bに図3Aに示す記憶エリアを有している。フラッシュROM21Bには、TRX情報およびネットワーク情報が不揮発に記憶される。TRX情報は、TRX番号およびサーバ情報を含む。TRX番号は、上述したように音声通信システムにおける端末装置14の識別符号であり、この実施形態では1〜100の数値が用いられ、その音声通信システムで運用される各端末装置14にいずれか一つの数値が割り当てられる。サーバ情報は、サーバ11にアクセスするための情報であり、IPアドレスおよびパスワードを含む。また、ネットワーク情報は、ネットワーク17(無線LAN16)にアクセスするための情報であり、SSIDおよび認証情報(WEPなど)を含む。これらTRX情報およびネットワーク情報は、例えば図3Bに示すような内容であり、端末装置14の電源がオンされたとき、フラッシュROM21Bから読み出され、RAM21Aに書き込まれる。また、図3Cのように、TRX情報が空欄であってもよい。この場合、端末装置14の電源がオンされたとき、端末装置14は、ネットワーク情報に基づいてネットワーク17に接続し、割当サーバ11AにアクセスしてTRX番号およびサーバ情報を取得する。すなわち、TRX番号が自動割当(AUTO)を示す空欄(Null)であると、端末装置14は、TRX情報を割当サーバ11Aから自動取得する。取得したTRX番号およびサーバ情報は、フラッシュROM21Bには書き込まれず、RAM21Aのみに書き込まれる。したがって、電源がオフされるとこの内容はクリアされる。
以上のように、TRX番号の割当方法は、図3Bのように、管理装置12によって手動でフラッシュROM21BにTRX番号が書き込まれる手動割当、および、図3Cのように、フラッシュROM21Bには何も書き込まれず(Nullが書き込まれ)、割当サーバ11AによってRAM21AにTRX番号が割り当てられる自動割当がある。また、自動割当には、各端末装置14毎に予め決められたTRX番号が割り当てられる静的割当、および、そのとき空いているTRX番号が順番に割り当てられる動的割当がある。静的割当は、MACアドレスを用いて行われる。端末装置14のMACアドレスを所定のTRX番号に対応づけて割当サーバ11Aに登録しておき、その端末装置14が割当サーバ11Aにアクセス(割当要求)したとき、割当サーバ11Aは、MACアドレスを照合することによって、その端末装置14に予約されたTRX番号を割り当てる。また、動的割当では、割当要求があったとき、割当サーバ11Aは、そのとき空いているTRX番号を端末装置14に割り当てるが、各TRX番号に対応づけて過去に割り当てた端末装置14のMACアドレスが記憶されており、割当サーバ11Aは、可能な限り、前回と同じTRX番号を端末装置14に割り当てる。
端末装置14は、RAM21Aに書き込まれたTRX情報を用いてプロビジョニングサーバ11Bにアクセスする。プロビジョニングサーバ11Bは、端末装置14からアクセスがあると、その端末装置14に対してプロビジョニングを行う。プロビジョニングは、端末装置14に対して、端末番号を含む端末設定情報や更新プログラムを送信する処理である。これにより、その端末装置14は動作可能な状態にセットアップされる。端末装置14は、付与された端末番号で中継サーバ11Cにアクセスし、レジストを要求する。中継サーバ11Cは、この端末装置14をレジストして音声信号の中継を可能にする。端末装置14のレジストは、端末登録テーブル(図7参照)のこの端末番号に対応するアクティブフラグをセットすることで行われる。端末番号は端末装置14を呼び出すための呼出符号として用いられる。端末設定情報には、この端末装置14の端末番号や他の端末装置14の端末番号や通信グループのグループ番号が記載された電話帳などが含まれる。端末番号は、4桁以内の英数で構成され、各端末装置14毎にユニークであればその値は任意である。また、その後の適当なタイミングに、端末装置14は、中継サーバ11Cに対してレジストの更新を要求する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
端末装置14は、音声信号を中継サーバ11Cに送信するとき、その音声信号に、自己の端末番号および通信相手の端末番号(またはグループ番号)を付加した音声パケットを作成して送信する。音声パケットの構成は後述する。
図4は、サーバ11のブロック図である。サーバ11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成される。ネットワーク通信部32は、有線ネットワーク15との通信を制御する。サーバ11の記憶部31には、図5〜図9に示す各種のテーブルが設定される。サーバ11の制御部30は、割当要求を送信してきた端末装置14に対して空いているTRX番号を割り当て、端末装置14に対してプロビジョニングを行うとともに、端末装置14から送信されてきた音声信号のミキシングおよび転送を行う。
図5は割当サーバ11Aの記憶部31に設定されるTRXテーブルを示す図である。TRXテーブルは、TRX番号が手動割当されていない端末装置14に対してTRX番号を含むTRX情報を自動割当するためのテーブルである。TRXテーブルには、端末装置14に割り当て可能なTRX番号が記憶されている。各TRX番号に対応づけて、サーバ情報、ネッワーク情報、割当対象情報、割当済フラグおよびMACアドレスの記憶エリアが設けられている。割当対象情報は、そのTRX番号が、特定の端末装置14に対して予め予約されていること(静的割当)、予約されていないこと(動的割当)、または、ネットワーク情報の送信のためのダミーのTRX番号であることを示す情報である。静的割当とは、TRX番号が特定の端末装置14に対して予め予約されており、そのTRX番号がその端末装置14に固定的に割り当てられる割り当ての形態である。動的割当とは、TRX番号の割当先が固定されておらず、空いているTRX番号が割当要求のあった端末装置14に順番に割り当てられる割り当ての形態である。ダミーのTRX番号は、他拠点のネットワーク情報が対応づけられており、後述(図16、図17参照)するように、このTRX番号を用いて端末装置14に移動先の拠点のネットワーク情報が提供される。サーバ情報は、サーバ11(プロビジョニングサーバ11B)にアクセスするためのIPアドレスやパスワードなどの情報である。ネットワーク情報は、ネットワーク17(無線LAN16)にアクセスするためのBSSIDやパスワードなどの情報である。動的割当用および静的割当用のTRX番号のサーバ情報の項目には、この音声通信システムのサーバ11の情報が記憶されている。また、ダミーのTRX番号のネットワーク情報の項目には、他拠点(他の音声通信システム)のネットワークに接続するための情報が記憶されている。動的割当用および静的割当用のTRX番号のネットワーク情報の項目には、ネットワーク情報を書き込んでおく必要はないが、自拠点(この音声通信システム)のネットワーク情報を書き込んでおいてもよい。また、ダミーのTRX番号のサーバ情報の項目には、移動先の拠点で再度割当サーバ11Aにアクセスするため、ネットワーク情報に対応する他拠点のサーバ情報を書き込んでおく必要はないが、他拠点のサーバ情報または自拠点のサーバ情報を書き込んでおいてもよい。
割当済フラグは、そのTRX番号が、現在端末装置14に割り当てられていることを示すフラグであり、端末装置14にそのTRX番号が割り当てられたとき割当サーバ11Aによってセットされる。MACアドレスの項目には、静的割当のTRX番号の場合、予約している端末装置14(の無線LAN通信部25)のMACアドレスが書き込まれる。また、動的割当のTRX番号の場合、MACアドレスの項目には、そのTRX番号が割り当てられた端末装置14のMACアドレスが記憶される。一度TRX番号が割り当てられ、その後非アクティブになった端末装置14から再度割当要求があった場合、そのMACアドレスでテーブルを検索することにより、できるだけ同じTRX番号を割り当てる。なお、ダミーのTRX番号については、割当済フラグおよびMACアドレスの書き込みの対象外である。全てのTRX番号が端末装置14に(少なくとも一度)割り当てられ、空きのTRX番号が無くなった場合、新たな割当要求に対しては、現在アクティブでないエントリーのなかで最も古いものをリセットして、今回要求があった端末装置14に割り当てる。なお、TRX番号が自動割当された端末装置14が非アクティブになると、中継サーバ11Cから割当サーバ11Aにその旨が通知される。また、割当サーバ11Aは、所定時間以上端末装置14が非アクティブな時間が継続すると、その端末装置14に対するリース期間が終了したとして、その端末装置14に割り当てていたTRX番号の割当済フラグをリセットしてもよい。
図6は、プロビジョニングサーバ11Bの記憶部31に設定される端末設定テーブルを示す図である。端末設定テーブルは、端末装置14に対してプロビジョニングを行うときに用いられる。端末設定テーブルには、TRX番号ごとに、そのTRX番号の端末装置14に設定する端末番号(呼出符号)、設定データが記憶されている。設定データは、たとえば、プログラムの更新データ(ファームウェア)、通信可能な他の端末装置14の端末番号、自己が所属するグループを記録した電話帳などである。また、各TRX番号に対応して、その番号の端末装置14が設定済であることを示すフラグが記憶されている。TRX番号は1〜100の100台分であり、この設定では、1〜30が手動割当用のTRX番号として使用される。また、31〜100が自動割当用のTRX番号として使用される。図5のTRXテーブルには、自動割当用のTRX番号が登録される。なお、91〜100のTRX番号は図5に示したようにダミー割当用の番号である。
図7は、中継サーバ11Cの記憶部31に設けられる端末登録テーブルを示す図である。端末登録テーブルは、中継サーバ11Cが端末装置14を管理するためのテーブルである。各端末装置14は、各々ユニークに振られている呼び出し番号である端末番号で識別される。端末登録テーブルには、端末番号ごとに、その端末装置14のTRX番号、アクティブフラグ、IPアドレス、および、接続中の無線アクセスポイント13の識別符号(IPアドレス)が記憶されている。アクティブフラグは、端末装置14が、中継サーバ11Cにアクセスしてレジストを完了して通信可能であることを示すフラグである。なお、サーバ11において、プロビジョニング用の端末設定テーブル(図6)と登録用の端末登録テーブル(図7)を合体させて1つのテーブルにしてもよい。なお、本発明の第1情報は、TRX情報および端末設定情報の一部または全部が対応している。
プロビジョニングサーバ11Bは、端末装置14からプロビジョニング要求を受信したとき、その端末装置14に対してプロビジョニングの処理を実行する。プロビジョニングが完了すると、端末装置14は、中継サーバ11Cにアクセスしてレジストを要求する。中継サーバ11Cは、端末登録テーブルにIPアドレスを書き込み、アクティブフラグをセットして通信可能であることを登録(レジスト)する。さらに、中継サーバ11Cは、その後の適当なタイミングに、端末装置14と通信して、その端末装置14のレジストを更新する。その後の適当なタイミングとは、たとえば、一定時間毎、接続している無線アクセスポイント13が切り換わったときなどである。
中継サーバ11Cは、端末装置14間の通信(音声信号の転送)を制御するために、グループテーブルおよびミキシングテーブルをさらに備えている。図8は、グループテーブルを示す図である。グループテーブルは、中継サーバ11Cがグループを管理するためのテーブルである。各グループは、各々ユニークに振られているID(グループ番号)で識別される。グループテーブルには、グループごとに、そのグループ番号、および、そのグループに所属する端末装置14(所属端末装置)の端末番号が記憶されている。
図9はミキシングテーブル(セッションテーブル)を示す図である。ミキシングテーブルは、中継サーバ11Cが通信セッションを管理するためのテーブルである。通信セッションとは、中継サーバ11Cを中継装置とした複数の端末装置14間の通信状態のことである。ミキシングテーブルは、複数の行を有しており、各行に1つの通信セッションの情報が記憶される。中継サーバ11Cは、端末装置14から音声信号(音声パケット)を受信したとき、ミキシングテーブルを参照してその音声信号がどの通信セッションのものかを判断する。
中継サーバ11Cが、端末装置14から最初の音声パケットである呼出音声パケットを受信したとき、この音声パケットに基づく通信セッションがミキシングテーブルに登録される。
ミキシングテーブルには、各通信セッションについて、セッション番号、発呼端末番号、参加端末番号、および、残保持時間(T1)の項目が設けられる。セッション番号は、この通信セッションを識別する番号である。発呼端末番号は、この通信セッションの最初の音声パケット(呼出音声パケット)を送信した端末装置14(発呼端末装置)の端末番号である。セッション番号としては、呼出音声パケットに書き込まれていた通信相手識別番号が用いられる。セッション番号として端末番号が登録されている通信セッション(たとえば「19」)が、個別通信の通信セッションである。個別通信とは、1対1の個別の端末装置14同士の通信である。セッション番号としてグループ番号が登録されている通信セッション(たとえば「0012」)が、グループ通信の通信セッションである。グループ通信とは、複数の端末装置14(一般的には3台以上)が相互に音声信号を交換する通信である。
参加端末番号は、この通信セッションに参加している端末装置14の端末番号の一覧である。参加端末番号に端末番号が登録されている或る端末装置14から音声パケットが送信されてきた場合、制御部30は、この音声パケットを、参加端末番号に端末番号が登録されている他の端末装置14に転送し、参加端末装置間の相互通信を実現する。
グループ通信セッションの場合、参加端末番号は、発呼端末装置の端末番号および通信相手に指名されたグループに属する端末装置14の端末番号となる。
また、保持時間は、参加端末装置から音声パケットが送信されてこない状態で、この通信セッションを解消せずに保持する時間である。中継サーバ11Cにおける各通信セッションの保持時間は、たとえば30秒に設定される。ミキシングテーブルの保持時間タイマ(TS)は、音声パケットが送信されてこないとき、保持時間の経過をカウントするタイマである。保持時間タイマTSは、制御部30による処理(図15参照)で、音声パケットが送信されてこないとカウントダウンされ、且つ、音声パケットが送信されてくれば30秒にリセットされる。参加端末装置から音声パケットが30秒間送られて来ないことによりタイマTSがタイムアップした場合、この通信セッションは解消され、ミキシングテーブルからこの通信セッションの情報が消去される。
また、通信セッションが継続されるためには、各端末装置14においても保持時間を計時する必要がある。端末装置14の保持時間(T1)は、中継サーバ11Cの保持時間(TS=30秒)よりも短く、タイマT1には例えば5秒が設定される。ユーザは、PTTスイッチ220をオフしたのち、5秒が経過すると、中継サーバ11Cでその通信セッションが維持されていても、所定操作により他の通信セッションを開始することができる。
音声パケットは、図10に示すような構成をしている。音声パケットはヘッダおよびデータ本体(ペイロード)からなる。ヘッダには宛先IPアドレス(destination address)および送信元アドレス(sender address)が含まれている。端末装置14から中継サーバ11Cに送信される音声パケットの場合、宛先IPアドレスは中継サーバ11CのIPアドレスであり、送信元アドレスは端末装置14のIPアドレスである。また、中継サーバ11Cから端末装置14に送信される音声パケットの場合、宛先IPアドレスは端末装置14のIPアドレスであり、送信元アドレスは中継サーバ11CのIPアドレスである。データ本体には、デジタル化された音声信号とともに、通信制御情報が含まれている。通信制御情報は、呼出種別、呼出IDおよび発信IDを含んでいる。呼出種別は、この音声パケットがどの通信種別(個別通信、グループ通信、全体通信)のものであるかを識別する情報である。呼出IDは、通信相手(target device)を識別する情報であり、個別通信の場合、その端末装置14の端末番号が用いられ、グループ通信の場合、そのグループのグループ番号が用いられる。
発信IDは、音声信号の発信元を示す情報である。端末装置14から中継サーバ11Cに送信される音声パケットの場合、発信IDには、その端末装置14の端末番号が書き込まれる。端末装置14から音声パケット化されて送信された音声信号は、中継サーバ11Cで別の音声パケットに載せ換て通信相手の端末装置14に転送される。通信相手の端末装置14においても、受信した音声信号の発信元が判るように、中継サーバ11Cから端末装置14に転送される音声パケットの発信元IDにはその音声信号を送信してきた端末装置14の端末IDが書き込まれる。グループ通信の場合、複数の端末装置14から受信した音声信号をミキシングした信号をパケット化して端末装置14に転送する場合があるが、この音声パケットの発信IDはクリアされてもよく、グループ番号が書き込まれてもよい。
グループ通信の場合、グループ通信に参加している複数の端末装置14から受信した音声信号をミキシングして、グループ通信に参加している各端末装置14に転送するが、音声信号を送信した端末装置14に自装置が送信した音声信号が戻ってこないように、ミキシングは各端末装置14ごとに別々に行われる。すなわち、音声信号を送信していない端末装置14に対しては、受信した全ての音声信号をミキシングしたものを転送し、音声信号を送信してきた端末装置14に対しては、その端末装置14が送信した音声信号を外して、それ以外の音声信号をミキシングしたものを転送する。これにより、端末装置14で自装置が送信した音声信号のエコーが生じないようにしている。
図11は、端末装置14に対して行われるTRX情報書き込みの処理を示すフローチャートである。端末装置14が、管理装置12などのコンピュータに接続されてこの書き込みが行われる。まず、端末装置14(制御部20)は、管理者の割当モードの入力が自動割当であるか否かを判断する(S101)。自動割当の場合(S101でYES)、端末装置14は、フラッシュROM21BのTRX番号の項目をクリアして、または、自動割当を示す情報(Nullなど)を書き込んで(S102)処理を終了する。自動割当でない場合(S101でNO)、端末装置14は、管理者によるTRX番号およびサーバ情報(IPアドレス、パスワードなど)の入力を受け付け(S103)、入力されたTRX番号およびサーバ情報をフラッシュROM21Bに書き込んで(S104)処理を終了する。
図12は、端末装置14の電源がオンされてから通信が可能になるまでの、サーバ11との通信の手順を示す図である。端末装置14の電源がオンされると(S110)、端末装置14は、フラッシュROM21Bに記憶されているネットワーク情報をRAM21Aに読み出してネットワーク17に接続する(S111)。次に、端末装置14は、フラッシュROM21BのTRX番号を参照し、それが自動割当を示す内容(Null)であるか否かを判断する(S112)。自動割当を示す内容でなければ(S112でNO)、S113に進む。
S112で、フラッシュROM21BのTRX番号が自動割当を示す内容であった場合には(S112でYES)、端末装置14は、ネットワーク17にブロードキャストで割当サーバ11Aを検索している旨のメッセージを送信する(S114)。割当サーバ11Aがこれを受信して、端末装置14に応答する(S121)。端末装置14は、この応答に応じて、TRX番号の割当要求を送信するとともに、MACアドレスなどの必要な情報を送信する(S115)。この情報を受信した割当サーバ11Aは、この端末装置14に対して所定のTRX番号を選択して割り当て(S122)、割り当てたTRX番号およびサーバ情報を含むTRX情報を端末装置14に向けて送信する(S123)。割当サーバ11Aは、割り当てたTRXテーブルのTRX番号に対応する割当済フラグをセットする(S124)。
S122では、割当サーバ11Aは、静的割当であれば、予め予約されていたTRX番号を選択する。動的割当であれば、空いているTRX番号から一つを選択する。このとき、端末装置14のMACアドレスが、いずれかのTRX番号に対応付けて記憶されていればその番号を選択する。選択されたTRX番号のMACアドレスの項目には、割り当てられた端末装置14のMACアドレスが書き込まれる。
端末装置14は、S116で割当サーバ11AからTRX情報を受信する。端末装置14は、この情報を用いてプロビジョニングサーバ11Bにアクセスして設定(プロビジョニング)を要求する(S117)。また、S112で、フラッシュROM21Bに書き込まれているTRX番号が自動割当を示す内容でなく実際のTRX番号であった場合は、端末装置14は、フラッシュROM21BのTRX番号およびサーバ情報をRAM21Aに読み出し(S113)、この情報を用いてプロビジョニングサーバ11Bにアクセスして設定(プロビジョニング)を要求する(S117)。
端末設定要求を受信したプロビジョニングサーバ11Bは、これに応じて、端末番号を含む端末設定情報を送信し(S131)、端末設定テーブルの設定済フラグをセットする(S132)。端末装置14は、この端末設定情報を受信してRAM21Aに書き込む(S118)。端末装置14は、中継サーバ11Cに対して登録要求を送信する(S119)。このとき、端末装置14は、自己および接続中の無線アクセスポイント13のIPアドレスなどの情報を中継サーバ11Cに送信する。中継サーバ11Cは、これらの情報を受信して、端末登録テーブルに登録し(S133)、端末登録テーブルのアクティブフラグをセットする(S134)。これにより、設定が完了し、端末装置14は、この音声通信システムで音声通信が可能になる。
図13は端末装置14の制御部20によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。この処理は20ミリ秒毎に繰り返し実行される。この処理では、PTTスイッチ220のオン/オフや音声パケット(RTPパケット)の受信に応じて、現在の通信の状態(ステータス)が割り出される。ここで、このフローチャートで用いられるフラグ、タイマ類は以下のとおりである。
PTT:プッシュ・トゥ・トーク・スイッチ(PTTスイッチ)220の略記であるが、PTTスイッチ220のオン/オフに限定されず、VOX回路による送信信号のオン/オフも含んでいる。
NC0:ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号(端末番号/グループ番号)、通信セッションが確立される最初の音声パケット(呼出音声パケット)に書き込まれ、セッション番号(NC1)となる。
NC1:セッション番号(呼出ID)、実行中の通信セッションを識別する番号
FC:通信セッションフラグ(この端末装置14が通信セッションに参加していることを示すフラグ)
FT:通信中フラグ(音声パケットの送信中または受信中であることを示すフラグ)
T1:保持時間タイマ(通信セッションの保持時間(5秒)を計時するタイマ)
S10〜S20は音声パケットの送信管理処理である。制御部20は、PTTスイッチ220の状態を判断する(S10)。制御部20は、PTTスイッチ220がオンしている場合、処理をS11に進める。PTTスイッチ220がオンしていない場合、処理をS20に進める。
S11では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S11でNO)、今回のPTTスイッチ220のオンによって作成される音声パケットは呼出音声パケットである。制御部20は、通信セッションフラグFC、および、音声パケットを送受信中であることを示す通信中フラグFTをセットする(S12)。制御部20は、ユーザによって選択された通信相手番号NC0を通信セッション番号NC1に転記し(S13)、この通信セッション番号NC1およびエリア213に記憶されているユーザグループ番号が書き込まれた音声パケットを作成し(S14)、この音声パケットを中継サーバ11C宛に送信する(S15)。この呼出音声パケットの送信により、中継サーバ11Cにより通信セッションが開始される。制御部20は、保持時間タイマT1を5秒にリセットしたのち(S16)、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
S11で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S11でYES)、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否か、すなわち、現在音声パケットの送信または受信中であるかを判断する(S17)。通信中フラグFTがセットされていない場合(S17でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをセットする(S18)。処理がS11→S17→S18に進むのは、既に開始された通信セッションが維持されている状態で、新たな音声パケット(ユーザの通話音声)の送信を開始する場合である。こののち、制御部20は、S14に処理を進める。
S10において、PTTスイッチ220がオンされていない場合(S10でNO)、制御部20は、通信中フラグFTをリセットする(S20)。なお、通信中フラグFTが既にリセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、S30以下の音声パケットの受信管理処理に処理を進める。
制御部20は、S30で、ネットワーク17を介して音声パケットを受信したか否かを判断する。制御部20は、音声パケットを受信した場合、処理をS31に進める。音声パケットを受信していない場合、処理をS40に進める。
S31では、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S31でNO)、今回新たな通信セッションが確立され、その最初の音声パケットが送信されてきたと判断し、通信セッションフラグFCおよび通信中フラグFTをセットする(S33)。FTフラグは、現在音声パケットを送受信中であることを示すフラグである。制御部20は、その音声パケットに含まれている通信相手番号を通信セッション番号NC1に転記する(S34)。制御部20は、音声パケットをオーディオ回路24に出力し(S35)、保持時間タイマT1を5秒にリセットする(S36)。
S31で、通信セッションフラグFCが既にセットされている場合(S31でYES)、制御部20は、今回の音声パケットの受信に対応して通信中フラグFTをセットする(S32)。なお、通信中フラグFTが既にセットされている場合にはそのままでよい。こののち、制御部20は、処理をS35に進める。
S30において、音声パケットを受信しなかった場合(S30でNO)、制御部20は、通信セッションフラグFCがセットされているか否かを判断する(S40)。通信セッションフラグFCがセットされている場合(S40でYES)、制御部20は、S41以下の処理を実行する。通信セッションフラグFCがセットされていない場合(S40でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
S41では、制御部20は、通信中フラグFTがセットされているか否かを判断する。通信中フラグFTがセットされている場合(S41でYES)、制御部20は、そのまま処理を終了する。通信中フラグFTがセットされていない場合(S41でNO)、すなわち、通信中フラグFTはリセットされているが通信セッションフラグFCがセットされた状態の場合、制御部20は、保持時間タイマT1を1カウント(20ミリ秒分)減算する(S42)。そして、この減算で保持時間タイマT1が0になったか否かを判断する(S43)。保持時間タイマT1が0になった場合(S43でYES)、制御部20は、通信セッションを解消するために、通信セッションフラグFCをリセットする(S44)。S43において、保持時間タイマT1が未だ0よりも大きい場合(S43でNO)、制御部20は、そのまま処理を終了する。
図14および図15は、中継サーバ11Cの動作を示すフローチャートである。図14は、音声パケット受信時の処理を示している。図15は、ミキシングテーブル管理処理を示している。
図14において、中継サーバ11Cの制御部30は、端末装置14から音声パケットを受信すると(S50)、その音声パケットの発信元端末番号および通信相手番号で識別される通信セッションが、既にミキシングテーブルに登録されているかを判断する(S51)。通信セッションが既にミキシングテーブルに登録されている場合(S51でYES)、制御部30は、ミキシングテーブルの参加端末番号に基づき、受信した音声パケットに含まれている音声信号を通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S56)。そして、ミキシングテーブルのその通信セッションの保持時間タイマTSを30秒にリセットする(S57)。
受信した音声パケットの通信セッションが、ミキシングテーブルに登録されていない場合(S51でNO)、すなわち、この音声パケットが呼出音声パケットであった場合、制御部30は、この呼出音声パケットに基づく新たな通信セッションをミキシングテーブルに登録する(S52)。このとき、通信相手番号がセッション番号として登録され、この音声パケットの送信元の端末装置14の端末番号が発呼端末番号として登録される。参加端末番号としては、個別通信セッションの場合、通信相手番号および発呼端末番号が登録され、グループ通信セッションの場合、発呼端末番号および通信相手番号のグループに所属する端末装置14の端末番号が登録される。
制御部30は、受信した音声パケットの音声信号を、その通信セッションに参加している端末装置14宛に転送する(S53)。その通信セッションに参加している端末装置14は、ミキシングテーブルに登録されているその通信セッションの参加端末番号から決定される。
図15のミキシングテーブル管理処理は、定期的(たとえば20ミリ秒毎)に繰り返し実行される。制御部30は、まずミキシングテーブルの先頭行の通信セッションを指定する(S70)。制御部30は、指定された通信セッションの保持時間タイマTSを1カウント(20ミリ秒分)減算し(S71)、この減算で保持時間タイマTSが0になったか否かを判断する(S72)。保持時間タイマTSが0になった場合(S62でYES)、制御部30は、この通信セッションは終了したとして、この行の通信セッションを消去する(S73)。制御部30は、以上の処理をミキシングテーブルの最終行になるまで順次行うことで(S74、S75)、ミキシングテーブルの管理を行う。
図16に示すように、上述の音声通信システムが、複数構築される場合がある。すなわち拠点1に第1音声通信システム、拠点2に第2音声通信システムが構築される。そして、端末装置14には、これらの拠点(拠点1、拠点2)間を行き来するものがある。このような端末装置14の場合、TRX情報を自動割当にしておけば、すなわち、TRX番号を空欄にしておけば、両拠点の割当サーバ11Aから、それぞれの拠点(音声通信システム)に合わせたTRX情報を受け取ることができ、拠点を移動するごとに手動でTRX情報の設定をする必要がなくなる。ただし、各拠点のネットワーク17に接続するためのネットワーク情報は、その拠点に移動する前に、前の拠点のネットワーク17に接続されているときに設定されることが望ましい。各拠点は、場所的に離れていてもよく、近接する場所で異なる部署するため、ネットワーク17が切り離されているものであってもよい。また、拠点数は2に限定されない。
図17は、割当サーバ11Aからネットワーク情報を取得する処理の手順を示す図である。この処理は、ある拠点で運用を終えた端末装置14が次の拠点へ移動する前に次の拠点のネットワーク情報を取得するために、短時間電源オンして行われる処理である。運用を終えて一旦電源がオフされ、次の拠点のネットワーク情報を取得するために、コントロールボタンを押しながら再度電源オン(本発明の第2の手順)して割当サーバ11Aにアクセスしたときの処理を示す図である。なお、他のボタン(少なくともコントロールボタン)を操作しないで電源をオンする通常の操作が本発明の第1の手順に対応する。
図17において、コントロールボタンが押された状態で端末装置14の電源がオンされると(S140)、端末装置14は、フラッシュROM21Bに記憶されている(この拠点の)ネットワーク情報をRAM21Aに読み出してネットワーク17に接続する(S141)。次に、フラッシュROM21BのTRX番号を参照し、それが自動割当を示す内容(Null)であるか否かを判断する(S142)。フラッシュROM21BのTRX番号が自動割当を示す内容であった場合には(S142でYES)、端末装置14は、ネットワーク17にブロードキャストで割当サーバ11Aを検索している旨のメッセージを送信する(S143)。割当サーバ11Aがこれを受信して、端末装置14に応答する(S150)。端末装置14は、この応答に対してネットワーク情報のリストを要求するメッセージを送信する(S144)。割当サーバ11Aが、これに応じてダミーのTRX番号(図5の091〜100)、および、それらに対応づけられた拠点名(支店名)などの名称のリストを送信してくる(S151)。端末装置14は、このリストに記載された拠点名(またはTRX番号および拠点名)を表示部23に表示し(S145)、この表示を見たユーザによって何れかの拠点が選択される(S146)。端末装置14は、この選択された拠点に対応するTRX番号を割当サーバ11Aに返信して、端末設定(プロビジョニング)を要求する(S147)。割当サーバ11Aは、この設定要求に応じてプロビジョニングを行う(S152)。プロビジョニングは、選択されたTRX番号に対応するダミーの設定情報を端末装置14に送信することで行われる。このダミーの設定情報に選択された拠点のネットワーク情報が含まれている。この設定情報を受信した端末装置14は、受信したネットワーク情報をフラッシュROM21Bに書き込む(S148)。以上の処理を終えたのち、ユーザによって電源がオフされて(S149)、処理が終了する。S152で、ダミーデータに基づくプロビジョニングが行われるが、移動先の拠点で電源がオンされたときに、図12の動作が実行されてネットワーク情報を除く新たな設定情報がダウンロードされるため問題はない。また、S140でコントロールボタンが押された状態で電源がオンされた場合には、S149で自動的に電源をオフするようにしてもよい。なお、S145で、表示部23に拠点名を表示することにより、ネットワーク情報(拠点)の選択が容易になる。
以上の処理により、次に電源がオンされたときは、端末装置14は、このフラッシュROM21Bに書き込まれた新たなネットワーク情報に基づいてネットワーク17を検索して接続する。
なお、S112において、TRX番号が自動割当を示す内容(Null)でない場合は(S112でNO)、手動操作で実際のTRX情報が書き込まれているため、S114−S142の処理は行われずに処理が終了する。なお、この場合(手動設定されている場合)でも、S143に進んでネットワーク情報の選択ができるようにしてもよい。また、実際のTRX情報が書き込まれている場合は、コントロールボタンを押しながら電源がオンされた場合でも、S142から図12のS113にジャンプして通常の起動をするようにしてもよい。
また、コントロールボタルが押された状態で電源がオンされても通常どおり起動するようにしてもよい。この場合、図12のS123において、割当サーバ10Aが端末装置14に対して、この端末装置14のために選択されたTRX番号(動的割当/静的割当)と、ダミーのTRX番号リストを一緒に送信すればよい。TRX番号リストでは、端末装置14のために選択された実質的なTRX番号がデフォルト(リストの先頭)とされている。端末装置14が、所定の選択操作(本発明の所定の操作)がされないまま次の処理に進めば、この実質的なTRX番号が自動選択され、リストの表示中にダミーのTRX番号が選択された場合に、図17のS145〜S149の処理が実行されるようにすればよい。
11 サーバ
11A 割当サーバ
11B プロビジョニングサーバ
11C 中継サーバ
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
16 無線LAN
17 ネットワーク

Claims (11)

  1. ネットワークを介した通信を処理するネットワーク通信部と、揮発性記憶部および書き換え可能な不揮発性記憶部を有する制御部と、操作部と、を備えた端末装置であって、
    前記揮発性記憶部は、端末設定情報を記憶し、
    前記不揮発性記憶部は、前記ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記操作部の第1の手順で電源がオンされた場合、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、該ネットワーク上のサーバにアクセスして前記端末設定情報を取得して前記揮発記憶部に書き込み、
    前記操作部の第2の手順で電源がオンされた場合、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、前記サーバにアクセスして前記ネットワークとは別の第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を取得して、該第2ネットワーク情報を前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶する
    端末装置。
  2. 前記サーバは、割当サーバとプロビジョニングサーバとを含み、
    前記制御部は、
    前記第1の手順で電源がオンされた場合、まず前記割当サーバにアクセスしてこの端末装置の識別符号を取得し、次に前記プロビジョニングサーバにアクセスして該識別符号に対応する前記端末設定情報を取得し、
    前記第2の手順で電源がオンされた場合、前記割当サーバにアクセスして前記第2ネットワーク情報を取得する
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記サーバから複数の第2ネットワーク情報を取得し、このうち前記操作部の操作によって選択されたものを前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に記憶する請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. ネットワークを介した割当サーバおよびプロビジョニングサーバとの通信を処理するネットワーク通信部と、揮発性記憶部および書き換え可能な不揮発性記憶部を有する制御部と、操作部と、を備えた端末装置であって、
    前記揮発性記憶部は、端末設定情報を記憶し、
    前記不揮発性記憶部は、前記ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶し、
    前記制御部は、
    電源がオンされると、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、前記割当サーバにアクセスして、前記プロビジョニングサーバにアクセスするためのサーバ情報、および、前記ネットワークとは別の第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を取得し、
    前記操作部から所定の操作が入力されたとき、前記第2ネットワーク情報を前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶し、前記操作部から前記所定の操作が入力されなかったとき、前記サーバ情報を用いて前記プロビジョニングサーバにアクセスして前記端末設定情報を取得し、取得された端末設定情報を前記揮発性記憶部に書き込む
    端末装置。
  5. 前記制御部は、前記割当サーバから複数の第2ネットワーク情報を取得し、このうち前記操作部の操作によって選択されたものを前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に記憶する請求項4に記載の端末装置。
  6. 第1ネットワーク上に設置された第1サーバと、第2ネットワーク上に設置された第2サーバと、前記第1および第2ネットワークに接続可能な端末装置と、
    を備えた端末設定システムであって、
    前記第1サーバは、前記第1ネットワークにおける端末設定情報、および、前記第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を記憶し、
    前記端末装置は、
    前記端末設定情報が書き込まれる揮発性記憶部、前記ネットワーク情報として前記第1ネットワークに接続するための第1ネットワーク情報が記憶されている書き換え可能な不揮発性記憶部、および、操作部を備え、
    前記操作部の第1の手順で電源がオンされると、前記不揮発性記憶部から前記第1ネットワーク情報を読み出して前記第1ネットワークに接続し、前記第1サーバから前記第1端末設定情報を取得して前記揮発記憶部に書き込み、
    前記操作部の第2の手順で電源がオンされると、前記不揮発性記憶部から前記第1ネットワーク情報を読み出して前記第1ネットワークに接続し、前記第1サーバから前記第2情報を取得して前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶する
    端末設定システム。
  7. 前記第1サーバは、前記端末装置に識別符号を付与する割当サーバ、および、前記端末装置に前記端末設定情報を提供するプロビジョニングサーバを含み、
    前記端末装置は、
    前記第1の手順で電源がオンされた場合、まず前記割当サーバにアクセスしてこの端末装置の識別符号を取得し、次に前記プロビジョニングサーバにアクセスして前記識別符号に対応する前記第1端末設定情報を取得し、
    前記第2の手順で電源がオンされた場合、前記割当サーバにアクセスして前記第2ネットワーク情報を取得する
    請求項6に記載の端末設定システム。
  8. 第1ネットワーク上に設置された第1サーバと、第2ネットワーク上に設置された第2サーバと、前記第1および第2ネットワークに接続される端末装置と、
    を備えた端末設定システムであって、
    前記第1サーバは、前記端末装置に端末設定情報を提供するプロビジョニングサーバ、および、前記プロビジョニングサーバにアクセスするためのサーバ情報および前記第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を提供する割当サーバを含み、
    前記端末装置は、
    前記端末設定情報が書き込まれる揮発性記憶部、ネットワーク情報として前記第1ネットワークに接続するための第1ネットワーク情報が記憶されている書き換え可能な不揮発性記憶部、および、操作部を備え、
    電源がオンされると、前記不揮発性記憶部から前記第1ネットワーク情報を読み出して前記第1ネットワークに接続し、前記割当サーバから前記サーバ情報、および、前記第2ネットワーク情報を取得し、
    前記操作部から所定の操作が入力されたとき、前記第2ネットワーク情報を前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶し、前記操作部から前記所定の操作が入力されなかったとき、前記サーバ情報を用いて前記プロビジョニングサーバにアクセスして前記端末設定情報を取得し、取得された端末設定情報を前記揮発性記憶部に書き込む
    端末設定システム。
  9. ネットワークを介した通信を処理するネットワーク通信部と、端末設定情報を記憶する揮発性記憶部と、前記ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶部と、操作部と、を備えた端末装置のコンピュータを、
    前記操作部の第1の手順で電源がオンされた場合、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、該ネットワーク上のサーバにアクセスして前記端末設定情報を取得して前記揮発記憶部に書き込む手段、および、
    前記操作部の第2の手順で電源がオンされた場合、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、前記サーバにアクセスして前記ネットワークとは別の第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を取得して、該第2ネットワーク情報を前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶する手段
    として機能させる端末設定プログラム。
  10. ネットワークを介した割当サーバおよびプロビジョニングサーバとの通信を処理するネットワーク通信部と、端末設定情報を記憶する揮発性記憶部と、前記ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶する不揮発性記憶部と、操作部と、を備えた端末装置のコンピュータを、
    電源がオンされたとき、前記不揮発性記憶部から前記ネットワーク情報を読み出して前記ネットワークに接続し、前記割当サーバにアクセスして、前記プロビジョニングサーバにアクセスするためのサーバ情報、および、前記ネットワークとは別の第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を取得する手段、
    前記操作部から所定の操作が入力されたとき、前記第2ネットワーク情報を前記ネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に上書き記憶する手段、および、
    前記操作部から前記所定の操作が入力されなかったとき、前記サーバ情報を用いて前記プロビジョニングサーバにアクセスして前記端末設定情報を取得し、取得された端末設定情報を前記揮発性記憶部に書き込む手段
    として機能させる端末設定プログラム。
  11. 第1ネットワーク上に設置され、該第1ネットワークに接続された端末装置同士の音声通信を中継する第1中継サーバ、前記端末装置に端末設定情報を供給する第1プロビジョニングサーバ、前記端末装置に識別情報を付与するとともに前記第1プロビジョニングサーバにアクセスするための第1サーバ情報を提供する第1割当サーバ、
    第2ネットワーク上に設置され、該第2ネットワークに接続された端末装置同士の音声通信を中継する第2中継サーバ、前記端末装置に端末設定情報を供給する第2プロビジョニングサーバ、前記端末装置に識別情報を付与するとともに前記第2プロビジョニングサーバにアクセスするための第2サーバ情報を提供する第2割当サーバ、および、
    前記ネットワークに接続するためのネットワーク情報を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶部と、前記端末設定情報が書き込まれる揮発性記憶部とを備えた端末装置、
    を有する音声通信システムにおいて、
    前記第1割当サーバに、前記第2ネットワークに接続するための第2ネットワーク情報を更に記憶させ、
    前記第2割当サーバに、前記第1ネットワークに接続するための第1ネットワーク情報を更に記憶させ、
    前記第1ネットワーク情報がネットワーク情報として前記不揮発性記憶部に記憶されている前記端末装置を、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記第1ネットワーク情報に基づいて前記第1ネットワークに接続し、前記第1割当サーバから前記第2ネットワーク情報を取得して、これを前記不揮発性記憶部に上書き記憶し、
    前記端末装置を、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記第2ネットワーク情報に基づいて前記第2ネットワークに接続し、前記第2割当サーバから前記第2サーバ情報を取得して、前記第2プロビジョニングサーバにアクセスし、
    前記第2プロビジョニングサーバから前記端末設定情報を取得し、
    この端末設定情報を用いて前記第2中継サーバにアクセスする
    端末設定方法。
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