JPWO2016079833A1 - 異常検出装置、異常検出方法および異常検出プログラム - Google Patents

異常検出装置、異常検出方法および異常検出プログラム Download PDF

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Abstract

異常検出装置(100)は、準備段階において、ロボット(5)の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれる各第1フレームから、第1特徴量を検出して、記憶部に格納する。異常検出装置(100)は、異常検出段階において、ロボット(5)の作業動作を撮像した動画データに含まれる各第2フレームから、第2特徴量を検出して、記憶部に格納する。異常検出装置(100)は、第2フレームの第2特徴量と、各第1フレームの第1特徴量とを比較して、第2特徴量に最も近い第1特徴量を特定する。異常検出装置(100)は、特定した第1特徴量と第2特徴量とを基にして、異常検出段階のロボット(5)の作業動作が異常であるか否かを判定する。

Description

本発明は、異常検出装置等に関する。
産業用のロボットを利用して、従来作業員によって行われていた作業を無人化することで、作業員による作業ミスの削減、作業効率、作業員に対する安全生の向上を図るFA(Factory Automation)システムが多くの作業現場に適用されている。
ここで、FAシステムでは、ロボットの繰り返し作業による組立工程において、例えば、組立部品の設置位置やロボットによるハンドリング姿勢のわずかな違いの影響がその後の組立作業に波及して、NG品を発生させる要因となる場合がある。
このため、FAシステムの管理者は、各ロボットの動作や、組立部品の設置位置等を定期的に点検することで、NG部品を発生させないような対策を行っている。
特開2007−334756号公報 特開2006−79272号公報 特開2006−178790号公報
しかしながら、上述した従来技術では、NG品を発生させるようなロボットの作業変動の異常を精度よく検出することができないという問題がある。
例えば、従来のFAシステムでは、管理者が各ロボットの動作や、組立部品の設置位置等を定期的に点検することで、対策を行っているが、人手によってわずかな作業変動を見つけることは難しい。作業変動による異常は、組立中の製品に影響を及ぼすため、作業変動をその場で検知できることが望ましいが、上述のようにその検知が困難であるため、従来は製品の組立が終わったあとに、その製品がOK品かNG品かを検査した結果から作業変動の有無を推測するしかなかった。上記問題は、ロボットに限られるものではなく、所定の動作を行う対象物の異常を検出する場合も同様に発生する。
1つの側面では、対象物の作業変動の異常を精度よく検出することができる異常検出装置、異常検出方法および異常検出プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、異常検出装置は、特徴量抽出部および判定部を有する。特徴量抽出部は、被写体の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれる各第1フレームと、該第1フレームの特徴を示す第1特徴量とを対応付けて記憶部に記憶する。特徴量抽出部は、被写体のある作業動作を撮像した動画データに含まれる各第2フレームと、該第2フレームの特徴を示す第2特徴量とを対応付けて記憶部に記憶する。判定部は、第2フレームの第2特徴量と、各第1フレームの第1特徴量とを比較して、第2特徴量に最も近い第1特徴量を特定する。判定部は、特定した第1特徴量と第2特徴量とを基にして、ある作業動作が異常であるか否かを判定する。
本発明の1実施態様によれば、対象物の作業変動の異常を精度よく検出することができる。
図1は、参考例のシステムを示す図である。 図2は、参考例の異常値の推移の一例を示す図(1)である。 図3は、参考例の異常値の推移の一例を示す図(2)である。 図4は、参考例のシステムの処理手順を示すフローチャートである。 図5は、本実施例1に係るシステムの構成を示す図である。 図6は、本実施例1に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、各第1フレームから抽出した各第1特徴量の一例を示す図である。 図8は、各第2フレームから抽出した各第2特徴量の一例を示す図である。 図9は、本実施例1に係る判定部の処理を説明するための図である。 図10は、本実施例1に係る異常検出装置の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、本実施例1の効果を説明するための図である。 図12は、本実施例2に係るシステムの構成を示す図である。 図13は、本実施例2に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 図14は、ティーチデータのデータ構造の一例を示す図である。 図15は、本実施例2に係る判定部の処理を説明するための図である。 図16は、本実施例2に係る異常検出装置の処理手順を示すフローチャートである。 図17は、異常検出プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる異常検出装置、異常検出方法および異常検出プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例の説明を行う前に、本実施例の前提となる参考例について説明する。この参考例は、従来技術に対応するものではない。図1は、参考例のシステムを示す図である。図1に示すように、参考例のシステムは、ロボット5と、撮像素子10a,10bと、照明11a,11bと、撮像素子コントローラ20と、照明コントローラ30と、異常検出装置40を有する。
ロボット5は、ティーチデータに基づいて、所定の組立作業を行うロボットである。ティーチデータは、動作を開始してからの時刻と、ロボット5の作業内容とを対応付けたデータである。
撮像素子10a,10bは、撮像素子コントローラ20からの制御信号に応じて、被写体となるロボット5を撮像する装置である。以下の説明では、撮像素子10a,10bをまとめて、撮像素子10と表記する。撮像素子10は、撮像したロボット5の動画データを、撮像素子コントローラ20に出力する。
照明11a,11bは、照明コントローラ30からの制御信号に応じて、ロボット5を照らす照明である。以下の説明では、照明11a,11bをまとめて、照明11と表記する。
撮像素子コントローラ20は、制御信号を撮像素子10に出力して、撮像素子10を動作させ、撮像素子10からロボット5の動画データを取得する装置である。撮像素子コントローラ20は、動画データを異常検出装置40に出力する。
照明コントローラ30は、制御信号を照明11に出力して、照明11を動作させる処理部である。
異常検出装置40は、ロボット5の動作に異常があるか否かを検出する装置である。異常検出装置40は、準備段階において、ロボット5の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれるフレームと、このフレームの特徴量とを対応付けて記憶部に記憶する。また、異常検出装置40は、異常検出段階において、ロボット5の作業動作を撮像した動画データに含まれるフレームと、このフレームの特徴量とを対応付けて記憶部に記憶する。
以下の説明において、準備段階におけるロボット5の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれるフレームを、第1フレームと表記する。第1フレームの特徴量を第1特徴量と表記する。異常検出段階におけるロボット5の作業動作を撮像した動画データに含まれるフレームを、第2フレームと表記する。第2フレームの特徴量を第2特徴量と表記する。
異常検出装置40は、第1フレームの第1特徴量と、第2フレームの第2特徴量との組をそれぞれ先頭から順番に比較する。例えば、異常検出装置40は、時刻tnの第1フレームの第1特徴量と、時刻tnの第2フレームの第2特徴量とを、順に比較していく。nは、1以上の自然数である。異常検出装置40は、各特徴量の距離を示す異常値が、閾値以上となる第1フレームおよび第2フレームの組が存在する場合に、ロボット5の作業動作に異常があると判定する。
図2および図3は、参考例の異常値の推移の一例を示す図である。図2および図3において、縦軸は異常値を示す軸であり、横軸は時刻を示す軸である。図2は、参考例の異常検出段階において、異常が検出されない異常値の推移を示す。図3は、参考例の異常検出段階において、異常が検出される異常値の推移を示す。
図2について説明する。図2の線分1aは、正常空間の平均値を示す線分である。正常空間の平均値は、例えば、準備段階において、ロボット5の正常な作業動作を繰り返し撮像し、複数の動画データを用いて、複数の第1特徴量の距離を平均化した値である。線分1bは、第1特徴量と、第2特徴量との距離を示す線分である。以下の説明では、適宜、第1特徴量と、第2特徴量との距離を、異常値と表記する。異常検出装置40は、線分1bの異常値が閾値以上とならないので、異常検出段階において、ロボット5の作業に異常はないと判定する。
図3について説明する。図3の線分1aは、図2の線分1aに対応するものである。線分1cは、第1特徴量と第2特徴量との距離を示す異常値である。異常検出装置40は、線分1cの異常値が閾値以上となるので、異常検出段階において、ロボット5の作業に異常があると判定する。
次に、参考例のシステムの処理手順の一例について説明する。図4は、参考例のシステムの処理手順を示すフローチャートである。図4に示すように、異常検出装置40は、ティーチデータを受け付け、受け付けたティーチデータを、ロボット5にアップロードする(ステップS10)。撮像素子10は、ロボットの正常動作を撮像し(ステップS11)、異常検出装置40は、正常作業の第1フレームから、第1フレーム毎に第1特徴量を算出する(ステップS12)。
異常検出装置40は、複数の正常作業から第1フレーム毎の正常空間を生成する(ステップS13)。異常検出装置40は、正常空間の平均値をフレーム軸で算出する(ステップS14)。
撮像素子10は、異常検出段階において、ロボット5の対象作業を撮像する(ステップS15)。異常検出装置40は、対象作業の第2フレームから、第2フレーム毎に第2特徴量を算出する(ステップS16)。異常検出装置40は、対象作業の第2フレームの第2特徴量と、正常作業の第1フレームの第1特徴量との異常値を、フレーム毎に算出する(ステップS17)。異常検出装置40は、フレーム毎の異常値に基づいて、作業の異常を検出する(ステップS18)。
上記のように、参考例の異常検出装置40は、正常動作の第1特徴量と、異常検出段階の第2特徴量との異常値を算出し、異常値が閾値を超えた場合に、ロボット5の作業に異常があると判定する。これによって、参考例では、管理者が定期的にロボット5の点検を行わなくても、自動的にロボット5の異常を検出することが可能になる。
しかしながら、上記の参考例では、組立作業に悪影響を及ぼさない作業変動が発生した場合でも、ロボット5の作業に異常が発生したと誤検出するという問題がある。組立作業に悪影響を及ぼさない作業変動は、例えば、部品の位置決めなどによる作業時間の変動や、ロボット5の移動速度や距離に依存した、制御の困難な作業時間の微少変動に対応する。
次に、本実施例1に係るシステムの構成について説明する。図5は、本実施例1に係るシステムの構成を示す図である。図5に示すように、このシステムは、ロボット5と、撮像素子10a,10bと、照明11a,11bと、撮像素子コントローラ20と、照明コントローラ30と、異常検出装置100とを有する。
図5において、ロボット5、撮像素子10a,10b、照明11a,11b、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30に関する説明は、図1で説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
異常検出装置100は、ロボット5の動作に異常があるか否かを検出する装置である。図6は、本実施例1に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、この異常検出装置100は、インタフェース部110と、入力部120と、表示部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
インタフェース部110は、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30とデータ通信を実行する処理部である。後述する制御部150は、インタフェース部110を介して、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30との間でデータをやり取りする。
入力部120は、各種の情報を異常検出装置100に入力する入力装置である。入力部120は、例えば、キーボードやマウスに対応する。表示部130は、制御部150から出力される各種の情報を表示する表示装置であり、液晶ディスプレイやモニタ等に対応する。
記憶部140は、第1動画データ140aと、第2動画データ140bと、第1特徴量テーブル140cと、第2特徴量テーブル140dとを有する。記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
第1動画データ140aは、準備段階におけるロボット5の正常な作業動作を撮像した動画データに対応するデータである。第1動画データ140aは、時刻と、この時刻に対応する動画データの第1フレームとを対応付ける。
第2動画データ140bは、異常検出段階におけるロボット5の作業動作を撮像した動画データに対応するデータである。第2動画データ140bは、時刻と、この時刻に対応する動画データの第2フレームとを対応付ける。
第1特徴量テーブル140cは、各時刻の第1フレームから抽出された第1特徴量を有するデータである。第1特徴量テーブル140cは、時刻と、この時刻に対応する第1フレームから抽出された第1特徴量とを対応付ける。
第2特徴量テーブル140dは、各時刻の第2フレームから抽出された第2特徴量を有するデータである。第2特徴量テーブル140dは、時刻と、この時刻に対応する第2フレームから抽出された第2特徴量とを対応付ける。
制御部150は、通信制御部150aと、特徴量抽出部150bと、判定部150cとを有する。制御部150は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。
通信制御部150aは、撮像素子コントローラ20とデータ通信を行って、動画データを取得する処理部である。例えば、通信制御部150aは、準備段階におけるロボット5の正常な作業動作を撮像した動画データを、撮像素子コントローラ20から取得する。通信制御部150aは、準備段階において、撮像素子コントローラ20から取得した動画データを、第1動画データ140aとして、記憶部140に格納する。
通信制御部150aは、異常検出段階におけるロボット5の作業動作を撮像した動画データを、撮像素子コントローラ20から取得する。通信制御部150aは、異常検出段階において、撮像素子コントローラ20から取得した動画データを、第2動画データ140bとして、記憶部140に格納する。
通信制御部150aは、準備段階および異常検出段階において、撮像素子10が撮像する間、照明コントローラ30に対して、照明を作動させる制御命令を出力する。
特徴量抽出部150bは、第1動画データ140aの各第1フレームから第1特徴量を抽出し、抽出した第1特徴量を、抽出元の第1フレームに対応する時刻と対応付けて第1特徴量テーブル140cに登録する。また、特徴量抽出部150bは、第2動画データ140bの各第2フレームから第2特徴量を抽出し、抽出した第2特徴量を、抽出元の第2フレームに対応する時刻と対応付けて第2特徴量テーブル140dに格納する。
ここで、特徴量抽出部150bが、第1フレームまたは第2フレームから特徴量を抽出する処理の一例について説明する。第1フレームから特徴量を抽出する処理と、第2フレームから特徴量を抽出する処理は同じであるため、ここでは、第1フレームと第2フレームとをまとめて、フレームと表記する。
特徴量抽出部150bは、フレームに対する動画特徴、例えば式(1)に示したN次の自己相関関数を基に、N個の変位aを空間方向と時間方向に拡張した立体高次自己相関特徴(CHLAC:Cubic Higher-order Local AutoCorrelation 特徴)などを、特徴量として抽出する。
Figure 2016079833
式(1)において、fは時系列画素値(差分値)であり、参照点(注目画素)rおよび参照点からみたN個の変位a(i=1,・・・N)は差分フレーム内の二次元座標および時間も成分として持つ三次元のベクトルである。式(1)において、時間方向の積分範囲は、どの程度の時間方向の相関を取るのか任意のパラメータである。
図7は、各第1フレームから抽出した各第1特徴量の一例を示す図である。各第1特徴量の縦軸は、頻度(ベクトル)に対応し、横軸は、ベクトルの次数に対応する。図7では一例として、第1特徴量50a,50b,50c,50d,50e,50fを示す。
図7において、第1特徴量50aは、時刻t1の第1フレームから抽出された第1特徴量である。第1特徴量50bは、時刻t2の第1フレームから抽出された第1特徴量である。第1特徴量50cは、時刻t3の第1フレームから抽出された第1特徴量である。第1特徴量50dは、時刻t4の第1フレームから抽出された第1特徴量である。第1特徴量50eは、時刻t5の第1フレームから抽出された第1特徴量である。第1特徴量50fは、時刻t6の第1フレームから抽出された第1特徴量である。
特徴量抽出部150bは、各第1特徴量を、抽出元の第1フレームに対応する時刻と対応付けて第1特徴量テーブル140cに登録する。例えば、第1特徴量テーブル140cの各時刻t1〜tnは、準備段階において、ロボット5に対する撮像を開始した時刻を起点とする相対時刻であるものとする。
図8は、各第2フレームから抽出した各第2特徴量の一例を示す図である。各第2特徴量の縦軸は、頻度(ベクトル)に対応し、横軸は、ベクトルの次数に対応する。図8では一例として、第2特徴量60a,60b,60c,60d,60eを示す。
図8において、第2特徴量60aは、時刻t1’の第2フレームから抽出された第2特徴量である。第2特徴量60bは、時刻t2’の第2フレームから抽出された第2特徴量である。第2特徴量60cは、時刻t3’の第2フレームから抽出された第2特徴量である。第2特徴量60dは、時刻t4’の第2フレームから抽出された第2特徴量である。第2特徴量60eは、時刻t5’の第2フレームから抽出された第2特徴量である。
特徴量抽出部150bは、各第1特徴量を、抽出元の第2フレームに対応する時刻と対応付けて第2特徴量テーブル140dに登録する。例えば、第2特徴量テーブル140dの各時刻t1’〜tn’は、異常検出段階において、ロボット5に対する撮像を開始した時刻を起点とする相対時刻であるものとする。
図6の説明に戻る。判定部150cは、第1特徴量と、第2特徴量とを比較して、第2特徴量と最も近い第1特徴量を特定し、特定した第1特徴量と第2特徴量との異常値に基づいて、作業動作に異常があるか否かを判定する処理部である。以下において、判定部150cの処理の一例について説明する。
図9は、本実施例1に係る判定部の処理を説明するための図である。判定部150cは、第2特徴量を選択し、選択した第2特徴量の時刻を基準に、前後所定時間に含まれる複数の第1特徴量を選択する。判定部150cは、選択した第2特徴量および複数の第1特徴量との異常値を算出する。判定部150cは、第2特徴量のベクトルと、第1特徴量のベクトルとの距離を、異常値として算出する。
Figure 2016079833
例えば、判定部150cは、第2特徴量のベクトルと、第1特徴量のベクトルとの距離を算出する場合に、マハラノビス距離を用いてもよい。マハラノビス距離は、式(2)によって定義される。式(2)において、xは、第2特徴量のベクトルを示し、μは、第1特徴量の平均ベクトルを示す。Σは、分散共分散行列を示す。
判定部150cは、複数の異常値のうち、最小の異常値を、選択した第2特徴量の異常値であると判定する。判定部150cは、他の第2特徴量についても、上記処理を繰り返し実行することで、各第2特徴量の異常値を算出する。
図9において、例えば、判定部150cは、時刻t2’の第2特徴量60bを選択し、時刻t2’を基準に、前後所定時間に含まれる時刻の第1特徴量を、時刻t1〜t3の特徴量50a〜50cであるものとする。前後所定時間は、管理者が予め設定しておくものとする。この場合には、判定部150cは、第2特徴量60bと第1特徴量50a〜50cとをそれぞれ比較して、複数の異常値を特定し、特定した異常値のうち、最小の異常値を、第2特徴量60bの異常値と判定する。判定部150cは、他の第2特徴量についても、上記処理を繰り返し実行する。
判定部150cは、各第2特徴量の異常値を基にして、所定の閾値を超える異常値が存在するか否かを判定する。判定部150cは、所定の閾値を超える異常値が存在する場合には、異常検出段階において、ロボット5の作業動作に異常があると判定し、判定結果を表示部130または他の外部装置に出力する。
次に、本実施例1に係る異常検出装置100の処理手順の一例について説明する。図10は、本実施例1に係る異常検出装置の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、異常検出装置100の通信処理部150aは、第1動画データ140aおよび第2動画データ140bを取得する(ステップS101)。異常検出装置100の判定部150cは、比較を開始する時刻tを算出する(ステップS102)。例えば、ステップS102において、判定部150cは、第1動画データ140aまたは第2動画データ140bに含まれるフレームのうち、初めのフレームの時刻を、比較を開始する時刻tとして算出する。
判定部150cは、時刻tにオフセットを加算することで、時刻tを更新する(ステップS103)。例えば、オフセットの初期値を0とする。判定部150cは、時刻tに対応する第2フレームを取得する(ステップS104)。判定部150cは、時刻t−α〜時刻t+βの各第1フレームと、時刻tの第2フレームとを比較して複数の異常値を算出する(ステップS105)。図10では説明を省略するが、ステップS105において、判定部150cは、第1フレームの第1特徴量と、第2フレームの第2特徴量とを比較して、異常値を算出する。
判定部150cは、算出した複数の異常値のうち、最小の異常値を採用する(ステップS106)。判定部150cは、最小の異常値となる第1フレームの時刻Tnewを保持する(ステップS107)。例えば、ステップS107において、判定部150cは、最小の異常値となる第1フレームと第2フレームとの組が、時刻t1の第1フレームと、時刻t1’の第2フレームとの組である場合には、時刻tnewに、時刻t1を設定する。
判定部150cは、時刻tと時刻tnewとの差分を、オフセットに設定する(ステップS108)。判定部150cは、処理を終了するか否かを判定する(ステップS109)。判定部150cは、処理を終了しない場合には(ステップS109,No)、ステップS103に移行する。判定部150cは、処理を終了する場合には(ステップS109、Yes)、ロボット5の作業処理を終了する。
次に、本実施例1に係る異常検出装置100の効果について説明する。異常検出装置100は、第2特徴量の異常値を算出する場合に、第2特徴量の時刻を基準にした所定の時間範囲内で、第2特徴量に最も近い第1特徴量を検索し、検索した第1特徴量と第2特徴量との異常値を算出する。これによって、組立作業に悪影響を及ぼさない作業変動が発生した場合でも、かかる作業変動によって異常値が大きくなることを抑止し、ロボット5の作業に異常が発生したと誤検出するという問題を解消することができる。
図11は、本実施例1の効果を説明するための図である。図11の縦軸は異常値に対応する軸であり、横軸は時刻に対応する軸である。図11に示す線分1aは、図2に示した線分1aと同様にして、平常空間の平均値を示す線分である。線分1dは、参考例の異常検出装置40によって算出された、異常値の推移である。線分1eは、本実施例1の異常検出装置100によって算出された、異常値の推移である。
例えば、参考例の異常検出装置40では、組立作業に悪影響を及ぼさない作業変動が発生した場合でも、線分1dに示すように、異常値が閾値を超えて、異常が発生したと誤検出してしまう。これに対して、線分1eに示すように、本実施例1に係る異常検出装置100では、組立作業に悪影響を及ぼさない作業変動が発生した場合でも、異常値が閾値を超えず、異常の誤検出を抑止することができる。
ところで、本実施例に係る判定部150cは、第2特徴量と、各第1特徴量とをそれぞれ一つずつ比較して、複数の異常値を算出していたが、これに限定されるものではない。例えば、判定部150cは、第2特徴量と、複数の第1特徴量とをまとめて比較し、複数の異常値を一度に算出してもよい。また、判定部150cは、第2特徴量と、第1特徴量とを比較する場合に、一部の次数について、第2特徴量と類似する第1特徴量を絞り込み、絞り込んだ第1特徴量から、第2特徴量に最も類似する第1特徴量を、異常値の算出対象として、特定してもよい。
特徴量抽出部150bが、第1フレームから特徴量を抽出するその他の処理について説明する。特徴量抽出部150bは、時刻tにおいて、撮像素子10aが撮像した動画データの第1フレームから抽出した第1特徴量と、撮像素子10bが撮像した動画データの第1フレームから抽出した第1特徴量とを平均化、あるいは、たとえば撮像装置の被写体に対する向きなどにより、被写体の動き量がより大きく観測される時間帯の撮像装置の各第1フレームの第1特徴量を選択する。そして、特徴量抽出部150bは、平均化、あるいは選択した第1特徴量を、時刻tにおける第1フレームの第1特徴量として、第1特徴量テーブル140cに登録してもよい。
特徴量抽出部150bが、第2フレームから特徴量を抽出するその他の処理について説明する。特徴量抽出部150bは、時刻t’において、撮像素子10aが撮像した動画データの第2フレームから抽出した第2特徴量と、撮像素子10bが撮像した動画データの第2フレームから抽出した第2特徴量とを平均化、あるいは、たとえば撮像装置の被写体に対する向きなどにより、被写体の動き量がより大きく観測される時間帯の撮像装置の各第2フレームの第2特徴量を選択する。そして、特徴量抽出部150bは、平均化、あるいは選択した第2特徴量を、時刻t’における第2フレームの第2特徴量として、第2特徴量テーブル140dに登録してもよい。
上記のように、特徴量抽出部150bが、異なる位置に設置された撮像素子10a,10bに撮像された動画データのフレームの特徴量を平均化、あるいは選択したものを、該当フレームの特徴量として設定する。これによって、ノイズなどの影響を除いて、精度よく特徴量を特定することができる。
次に、本実施例2に係るシステムの構成について説明する。図12は、本実施例2に係るシステムの構成を示す図である。図12に示すように、このシステムは、ロボット5と、撮像素子10a,10bと、照明11a,11bと、撮像素子コントローラ20と、照明コントローラ30と、異常検出装置200とを有する。
図12において、ロボット5、撮像素子10a,10b、照明11a,11bと、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30に関する説明は、図1で説明したものと同様であるため、ここでは説明を省略する。
異常検知装置200は、ロボット5の動作に異常があるか否かを検出する装置である。図13は、本実施例2に係る異常検出装置の構成を示す機能ブロック図である。図13に示すように、この異常検出装置200は、インタフェース部210、入力部220、表示部230、記憶部240、制御部250を有する。
インタフェース部210は、ロボット5、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30とデータ通信を実行する処理部である。後述する制御部250は、インタフェース部210を介して、ロボット5、撮像素子コントローラ20、照明コントローラ30との間でデータをやり取りする。
入力部220は、各種の情報を異常検出装置200に入力する入力装置である。入力部220は、例えば、キーボードやマウスに対応する。表示部230は、制御部250から出力される各種の情報を表示する表示装置であり、液晶ディスプレイやモニタ等に対応する。
記憶部240は、第1動画データ240a、第2動画データ240b、第1特徴量テーブル240c、第2特徴量テーブル240d、ティーチデータ240eを有する。記憶部240は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子や、HDDなどの記憶装置に対応する。
第1動画データ240aおよび第2動画データ240bに関する説明は、図6に示した第1動画データ140aおよび第2動画データ140bに関する説明と同様である。また、第1特徴量テーブル240cおよび第2特徴量テーブル240dに関する説明は、図6に示した第1特徴量テーブル140c、第2特徴量テーブル140dに関する説明と同様である。
ティーチデータ240eは、ロボット5が作業を開始してからの時刻を示すティーチポイントと、ロボット5の作業内容とを対応付けたデータである。図14は、ティーチデータのデータ構造の一例を示す図である。図14に示すように、このティーチデータ240eは、ティーチポイントと、作業内容とを対応付ける。ティーチデータ240eと同じティーチデータが、ロボット5にアップロードされ、ロボット5は、ティーチデータに基づいて、作業を行う。
図13の説明に戻る。制御部250は、通知制御部250aと、特徴量抽出部250bと、判定部250cとを有する。制御部250は、例えば、ASICや、FPGAなどの集積装置に対応する。また、制御部250は、例えば、CPUやMPU等の電子回路に対応する。
通信制御部250aは、撮像素子コントローラ20とデータ通信を行って、動画データを取得する処理部である。例えば、通信制御部250aは、準備段階におけるロボット5の正常な作業動作を撮像した動画データを、撮像素子コントローラ20から取得する。通信制御部250aは、準備段階において、撮像素子コントローラ20から取得した動画データを、第1動画データ240aとして、記憶部240に格納する。
通信制御部250aは、異常検出段階におけるロボット5の作業動作を撮像した動画データを、撮像素子コントローラ20から取得する。通信制御部250aは、異常検出段階において、撮像素子コントローラ20から取得した動画データを、第2動画データ240aとして、記憶部240に格納する。
通信制御部250aは、準備段階および異常検出段階において、撮像素子10が撮像する間、照明コントローラ30に対して、照明を作動させる制御命令を出力する。
通信制御部250aは、インタフェース部210または入力部220等を介して、ティーチデータ240eを取得し、取得したティーチデータ240eを、記憶部240に格納する。また、通信制御部250aは、異常検出段階において、撮像素子コントローラ20が、第2動画データ240bを撮像している間に、ロボット5とデータ通信を行って、ロボット5がどのティーチポイントまでの作業を進めたのかを示す情報をロボット5から取得する。通信処理部250aは、第2動画データ240bの第2フレームの時刻と、終了した作業内容のティーチポイントとを対応付けた対応情報を、判定部250cに出力する。
特徴量抽出部250bは、第1動画データ240aの各第1フレームから第1特徴量を抽出し、抽出した第1特徴量を、抽出元の第1フレームに対応する時刻と対応付けて第1特徴量テーブル240cに登録する。また、特徴量抽出部250bは、第2動画データ240bの各第2フレームから第2特徴量を抽出し、抽出した第2特徴量を、抽出元の第2フレームに対応する時刻と対応付けて第2特徴量テーブル240dに格納する。特徴量抽出部250bが、フレームから特徴量を抽出する処理は、実施例1に示した特徴量抽出部150bと同様である。
判定部250cは、第1特徴量と、第2特徴量とを比較して、第2特徴量と最も近い第1特徴量を特定し、特定した第1特徴量と第2特徴量との異常値に基づいて、作業動作に異常があるか否かを判定する処理部である。以下において、判定部250cの処理の一例について説明する。
判定部250cは、第2特徴量を選択し、選択した第2特徴量の時刻を基準に、前後所定時間に含まれる複数の第1特徴量を選択する。ここで、判定部250cは、第2特徴量の時刻と、対応情報とを比較して、第2フレームから抽出された第2特徴量の時刻において、どのティーチポイントの作業内容まで終了したのかを特定し、前後所定時間を決定する。
図15は、本実施例2に係る判定部の処理を説明するための図である。図15において、例えば、選択した第2特徴量の時刻をt’とし、時刻t’において、ティーチポイントT3の作業内容まで終了しているものとする。この場合には、判定部250cは、作業の終了したティーチポイントT3から次のティーチポイントT4の時間に含まれる複数の第1特徴量を選択する。図15に示す例では、判定部250cは、t’−α〜t’+βに含まれる時刻の第1特徴量を判定する。ここで、αは、T3からt’を減算した時間に対応する。βは、T4からt’を減算した時間に対応する。
判定部250cは、第2特徴量および複数の第1特徴量との異常値を算出する。例えば、判定部250cは、第2特徴量のベクトルと、第1特徴量のベクトルとの距離を、異常値として算出する。判定部250cは、複数の異常値のうち、最小の異常値を、選択した第2特徴量の異常値であると判定する。判定部250cは、他の第2特徴量についても、上記処理を繰り返し実行することで、各第2特徴量の異常値を算出する。
次に、本実施例2に係る異常検出装置200の処理手順の一例について説明する。図16は、本実施例2に係る異常検出装置の処理手順を示すフローチャートである。図16に示すように、異常検出装置200の通信処理部250aは、第1動画データ240aおよび第2動画データ240bを取得する(ステップS201)。異常検出装置200の判定部250cは、比較を開始する時刻tを算出する(ステップS202)。例えば、ステップS202において、判定部250cは、第1動画データ240aまたは第2動画データ240bに含まれるフレームのうち、初めのフレームの時刻を、比較を開始する時刻tとして算出する。
判定部250cは、時刻tにオフセットを加算することで、時刻tを更新する(ステップS203)。例えば、オフセットの初期値を0とする。判定部250cは、時刻tに対応する第2フレームを取得する(ステップS204)。判定部250cは、ティーチポイントの通過状況を基にして、αおよびβを特定する(ステップS205)。
判定部250cは、時刻t−α〜時刻t+βの各第1フレームと、時刻tの第2フレームとを比較して複数の異常値を算出する(ステップS206)。図16では説明を省略するが、ステップS206において、判定部250cは、第1フレームの第1特徴量と、第2フレームの第2特徴量とを比較して、異常値を算出する。
判定部250cは、算出した複数の異常値のうち、最小の異常値を採用する(ステップS207)。判定部250cは、最小の異常値となる第1フレームの時刻tnewを保持する(ステップS208)。例えば、ステップS208において、判定部250cは、最小の異常値となる第1フレームと第2フレームとの組が、時刻t1の第1フレームと、時刻t1’の第2フレームとの組である場合には、時刻tnewに、時刻t1を設定する。
判定部250cは、時刻tと時刻tnewとの差分を、オフセットに設定する(ステップS209)。判定部250cは、処理を終了するか否かを判定する(ステップS210)。判定部250cは、処理を終了しない場合には(ステップS210,No)、ステップS203に移行する。判定部250cは、処理を終了する場合には(ステップS210,Yes)、ロボット5の作業処理を終了する。
次に、本実施例2に係る異常検出装置200の効果について説明する。異常検出装置200は、第2特徴量の異常値を算出する場合に、ティーチポイントの通過状況を基にして、第2特徴量と比較する第1特徴量の時刻を特定する。これによって、第2特徴量との異常値を算出する第1特徴量の数を絞り込むことができ、効率的に異常値を算出することができる。
次に、上記実施例に示した異常検出装置100,200と同様の機能を実現する異常検出プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。図17は、異常検出プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図9に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置302と、ディスプレイ303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読取る読み取り装置304と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインタフェース装置305とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM306と、ハードディスク装置307とを有する。そして、各装置301〜307は、バス308に接続される。
ハードディスク装置307は、特徴量抽出プログラム307a、判定プログラム307bを読み出してRAM306に展開する。特徴量抽出プログラム307aは、特徴量抽出プロセス306aとして機能する。判定プログラム307bは、判定プロセス306bとして機能する。
なお、特徴量抽出プログラム307a、判定プログラム307bについては、必ずしも最初からハードディスク装置307に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300が特徴量抽出プログラム307a、判定プログラム307bを読み出して実行するようにしてもよい。
100,200 異常検出装置
150b,250b 特徴量抽出部
150c,250c 判定部

Claims (6)

  1. 被写体の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれる各第1フレームと、該第1フレームの特徴を示す第1特徴量とを対応付けて記憶部に記憶し、被写体のある作業動作を撮像した動画データに含まれる各第2フレームと、該第2フレームの特徴を示す第2特徴量とを対応付けて記憶部に記憶する特徴抽出部と、
    前記第2フレームの第2特徴量と、各第1フレームの第1特徴量とを比較して、前記第2特徴量に最も近い第1特徴量を特定し、特定した第1特徴量と前記第2特徴量とを基にして、前記ある作業動作が異常であるか否かを判定する判定部と
    を有することを特徴とする異常検出装置。
  2. 前記判定部は、前記第2フレームの第2特徴量と比較する第1フレームの第1特徴量を、前記第2フレームの時刻を基準とした所定の時間範囲に含まれる第1フレームの第1特徴量から取得することを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 前記判定部は、前記第2フレームに含まれる被写体の作業段階を基にして、前記被写体の作業段階と時刻とを定義したティーチデータに含まれる作業段階のうち、終了した作業段階の時刻と、終了していない作業段階の時刻とを特定し、特定した作業段階の時刻と、終了していない作業段階の時刻とを基にして、前記所定の時間範囲を特定することを特徴とする請求項2に記載の異常検出装置。
  4. 前記特徴量抽出部は、異なる場所に設置された複数の撮像装置により撮像された同一の被写体を含む各第1フレームの第1特徴量を平均化、あるいは、撮像装置の被写体に対する向きにより、被写体の動き量がより大きく観測される時間帯の撮像装置の各第1フレームの第1特徴量を選択して、前記第1フレームの第1特徴量を抽出し、前記複数の撮像装置により撮像された同一の被写体を含む各第2フレームの第2特徴量を平均化、あるいは、撮像装置の被写体に対する向きにより、被写体の動き量がより大きく観測される時間帯の撮像装置の各第2フレームの第2特徴量を選択して、前記第2フレームの第2特徴量を抽出することを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  5. コンピュータが実行する異常検出方法であって、
    被写体の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれる各第1フレームと、該第1フレームの特徴を示す第1特徴量とを対応付けて記憶装置に記憶し、
    被写体のある作業動作を撮像した動画データに含まれる各第2フレームと、該第2フレームの特徴を示す第2特徴量とを対応付けて記憶装置に記憶し、
    前記第2フレームの第2特徴量と、各第1フレームの第1特徴量とを比較して、前記第2特徴量に最も近い第1特徴量を特定し、特定した第1特徴量と前記第2特徴量とを基にして、前記ある作業動作が異常であるか否かを判定する
    処理を実行することを特徴とする異常検出方法。
  6. コンピュータに、
    被写体の正常な作業動作を撮像した動画データに含まれる各第1フレームと、該第1フレームの特徴を示す第1特徴量とを対応付けて記憶装置に記憶し、
    被写体のある作業動作を撮像した動画データに含まれる各第2フレームと、該第2フレームの特徴を示す第2特徴量とを対応付けて記憶装置に記憶し、
    前記第2フレームの第2特徴量と、各第1フレームの第1特徴量とを比較して、前記第2特徴量に最も近い第1特徴量を特定し、特定した第1特徴量と前記第2特徴量とを基にして、前記ある作業動作が異常であるか否かを判定する
    処理を実行させることを特徴とする異常検出プログラム。
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