JPWO2016072156A1 - カプセル型内視鏡誘導装置、カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導装置の作動方法 - Google Patents

カプセル型内視鏡誘導装置、カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導装置の作動方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016072156A1
JPWO2016072156A1 JP2016521799A JP2016521799A JPWO2016072156A1 JP WO2016072156 A1 JPWO2016072156 A1 JP WO2016072156A1 JP 2016521799 A JP2016521799 A JP 2016521799A JP 2016521799 A JP2016521799 A JP 2016521799A JP WO2016072156 A1 JPWO2016072156 A1 JP WO2016072156A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule endoscope
guidance
target position
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2016521799A
Other languages
English (en)
Inventor
和也 古保
和也 古保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Publication of JPWO2016072156A1 publication Critical patent/JPWO2016072156A1/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor

Abstract

カプセル型内視鏡誘導システム1は、カプセル型内視鏡10及びカプセル型内視鏡10を誘導する誘導装置20を備え、誘導装置20は、カプセル型内視鏡10を誘導する磁界MGを生成する磁界生成部25と、無線送信された画像信号を受信する受信部21と、画像信号に基づいて体内画像を生成し、体内画像から幽門領域を抽出する画像処理部23と、幽門領域に対応する被検体内の位置を目標位置として設定する目標位置設定部261と、カプセル型内視鏡10の視野の中心部が目標位置に合うようにカプセル型内視鏡10の位置又は姿勢を変化させる第1の誘導制御と、視野の中心部を目標位置に合わせた状態のままカプセル型内視鏡10を目標位置に向け、少なくとも目標位置に接触するまで前進させる第2の誘導制御とを実行する誘導制御部262とを有することにより、位置や形状が変動する幽門に対し、カプセル型内視鏡10を容易に接近させて通過させることができる。

Description

本発明は、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡を誘導するカプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法に関する。
内視鏡分野においては、被検体内に導入されて撮像を行うカプセル型内視鏡が開発されている。カプセル型内視鏡は、被検体の消化管内に導入可能な大きさに形成されたカプセル形状をなす筐体の内部に撮像機能及び無線通信機能を備えたものであり、被検体に嚥下された後、蠕動運動等によって消化管内を移動しながら撮像を行い、被検体の臓器内部の画像(以下、体内画像ともいう)の画像データを順次生成して無線送信する。無線送信された画像データは、被検体外に設けられた受信装置によって受信され、さらに、ワークステーション等の画像表示装置に取り込まれて所定の画像処理が施される。それにより、被検体の体内画像を静止画又は動画として表示することができる。
近年では、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡を、被検体外から操作することによって誘導する誘導システムが提案されている。例えば特許文献1には、内部に永久磁石が設けられたカプセル型内視鏡を被検体の消化管(例えば胃)内に水等の液体と共に導入して浮遊させ、被検体外に設置された別の永久磁石が発生した磁界を内部の永久磁石に作用させることにより、カプセル型内視鏡の位置又は姿勢を制御するシステムが開示されている。
このように、ユーザの操作によりカプセル型内視鏡を誘導可能な構成とすることで、一般的な有索内視鏡を用いた検査と同様の検査を、カプセル型内視鏡によって実施できるようになることが期待されている。
国際公開第2007/077922号
しかしながら、カプセル型内視鏡の場合、ユーザにとっては有索内視鏡のような挿入の感覚がないことや操作系の機構の違いから、所望の目標物にカプセル型内視鏡を近づけることが困難であり、操作に慣れが必要となる。特に、目標物が動いている場合には、カプセル型内視鏡を十分に接近させることが難しい。具体的には、十二指腸を観察するためには、カプセル型内視鏡を胃に導入した後、幽門を通過させる必要がある。ところが、幽門は収縮運動を繰り返しており、比較的カプセル型内視鏡が通過し易い中心部の位置や形状は常に変化しているため、カプセル型内視鏡を接近させることは非常に困難である。また、幽門が閉じている場合には、幽門の中心部にカプセル型内視鏡を押し当て、力を加えて前進させる必要があるため、操作はさらに困難になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置や形状が変動する幽門に対してカプセル型内視鏡を容易に接近させることができ、さらに、この幽門に向けてカプセル型内視鏡を前進させて通過させることができるカプセル型内視鏡誘導システム及びその作動方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカプセル型内視鏡誘導システムは、被検体内に導入されて撮像を行うことにより画像信号を生成し、該画像信号を順次無線送信するカプセル型内視鏡と、前記カプセル型内視鏡を前記被検体内において誘導する誘導装置と、を備え、前記誘導装置は、前記カプセル型内視鏡の位置及び姿勢を変化させる誘導手段と、前記画像信号を順次受信する受信部と、前記画像信号に基づいて体内画像を順次生成すると共に、前記被検体内の幽門が写った領域である幽門領域を前記体内画像から抽出する画像処理部と、前記幽門領域に対応する前記被検体内の位置を目標位置として設定する目標位置設定部と、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部が前記目標位置に合うように前記カプセル型内視鏡の位置又は姿勢を変化させる第1の誘導制御と、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部を前記目標位置に合わせた状態のまま、前記カプセル型内視鏡を前記目標位置に向け、少なくとも前記目標位置に接触するまで前進させる第2の誘導制御とを前記誘導手段に対して実行する誘導制御部と、を有する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記画像処理部は、幽門が写った画像の特徴量を予め保持し、該特徴量と前記体内画像の特徴量とに基づいて前記幽門領域を抽出する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導装置は、前記体内画像を表示する表示部と、外部からなされる操作に応じて、前記体内画像内の領域を指定する操作入力部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記操作入力部によって指定された前記領域の特徴量を算出し、該特徴量と前記体内画像の特徴量とに基づいて前記幽門領域を抽出する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導装置は、外部からなされる操作に応じた指示信号を入力する操作入力部をさらに有し、前記誘導制御部は、前記第1の誘導制御を実行した後、前記操作入力部から前記指示信号が入力された場合に、前記第2の誘導制御を実行する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導制御部は、前記操作入力部から前記指示信号が入力された後、前記体内画像から前記幽門領域が抽出されなくなった場合に、前記第2の誘導制御を終了する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導制御部は、前記操作入力部から前記指示信号が入力された後、所定時間が経過した場合に、前記第2の誘導制御を終了する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導制御部は、前記目標位置が設定された際、前記第1及び第2の誘導制御を同時に実行開始する、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記誘導制御部は、前記第2の誘導制御の実行中、前記カプセル型内視鏡が前記目標位置に接触した後、前記カプセル型内視鏡をさらに前進させて前記目標位置を押圧させる誘導制御を行う、ことを特徴とする。
上記カプセル型内視鏡誘導システムにおいて、前記カプセル型内視鏡は、内部に永久磁石を有し、前記誘導手段は、前記永久磁石に印加する磁界を生成することにより、前記カプセル型内視鏡の位置及び姿勢を変化させる、ことを特徴とする。
本発明に係るカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法は、被検体内に導入されて撮像を行うカプセル型内視鏡と、前記カプセル型内視鏡を誘導する誘導装置とを備えるカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法であって、前記カプセル型内視鏡が、前記被検体内を撮像することにより画像信号を生成し、該画像信号を順次無線送信する送信ステップと、前記誘導装置が、前記カプセル型内視鏡から無線送信された前記画像信号を順次受信する受信ステップと、前記誘導装置が、前記画像信号に基づいて体内画像を順次生成すると共に、前記被検体内の幽門が写った領域である幽門領域を前記体内画像から抽出する画像処理ステップと、前記誘導装置が、前記幽門領域に対応する前記被検体内の位置を目標位置として設定する目標位置設定ステップと、前記誘導装置が、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部が前記目標位置に合うように前記カプセル型内視鏡の位置又は姿勢を変化させる第1の誘導制御と、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部を前記目標位置に合わせた状態のまま、前記カプセル型内視鏡を前記目標位置に向け、少なくとも前記目標位置に接触するまで前進させる第2の誘導制御とを実行する誘導制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、体内画像から抽出した幽門領域に対応する被検体内の位置を目標位置として設定し、カプセル型内視鏡の視野の中心部が目標位置に合うようにカプセル型内視鏡を誘導し、さらに、この状態のまま、カプセル型内視鏡を目標位置に向け、少なくとも目標位置に接触するまでカプセル型内視鏡を前進させるので、位置や形状が変動する幽門に対してカプセル型内視鏡を容易に接近させて通過させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡誘導システムの構成例を示す模式図である。 図2は、図1に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す模式図である。 図3は、図1に示す磁界生成部の構成例を示す模式図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡誘導システムの動作を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡誘導システムを用いた検査におけるユーザの動作を示すフローチャートである。 図6は、被検体内の消化管を示す模式図である。 図7は、図1に示す表示部に表示される体内画像の表示画面を示す模式図である。 図8は、視野の中心部が目標位置に合った旨の通知画面の表示例を示す模式図である。 図9は、カプセル型内視鏡が目標位置に到達した旨の通知画面の表示例を示す模式図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡誘導システムの動作を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡システムを用いた検査におけるユーザの動作を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡誘導システムにおいて表示部に表示される幽門確認画面の表示例を示す模式図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るカプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、カプセル型内視鏡の一形態として、被検体内に経口にて導入されて被検体内(管腔内)を撮像するカプセル型内視鏡を例示するが、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。即ち、本発明は、被検体の食道から肛門にかけて管腔内を移動しつつ撮像を行うカプセル型内視鏡など、カプセル型をなし、被検体内に導入されて撮像を行う種々の内視鏡に適用することが可能である。
また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものではない。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡誘導システムの構成例を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態1に係るカプセル型内視鏡誘導システム1は、被検体内に導入されるカプセル型内視鏡10と、カプセル型内視鏡10を誘導する誘導装置20とを備える。実施の形態1においては、カプセル型内視鏡10の誘導方式として、カプセル型内視鏡10の内部に永久磁石を設け、この永久磁石に誘導装置20が発生した磁界MGを印加することによりカプセル型内視鏡10を誘導する方式を用いる。
カプセル型内視鏡10は、経口摂取等によって所定の液体と共に被検体内に導入された後、消化管内部を移動し、最終的に被検体の外部に排出される。その間、カプセル型内視鏡10は、臓器(例えば胃)内部において液体中を漂い、磁界MGによって誘導されつつ被検体内を撮像し、体内画像の画像データを順次生成して無線送信する。
図2は、カプセル型内視鏡10の内部構造の一例を示す模式図である。図2に示すように、カプセル型内視鏡10は、被検体の臓器内部に導入し易い大きさに形成された外装ケースであるカプセル型筐体100と、互いに異なる方向の被写体を撮像する撮像部11A、11Bと、撮像部11A、11Bから入力された信号を処理すると共に、カプセル型内視鏡10の各構成部を制御する制御部15と、制御部15によって処理された信号をカプセル型内視鏡10の外部に無線送信する無線通信部16と、カプセル型内視鏡10の各構成部に電力を供給する電源部17と、誘導装置20による誘導を可能にするための永久磁石18とを備える。
カプセル型筐体100は、筒状筐体101とドーム状筐体102、103とから成り、この筒状筐体101の両側開口端をドーム状筐体102、103によって塞ぐことによって実現される。筒状筐体101は、可視光に対して略不透明な有色の筐体である。一方、ドーム状筐体102、103は、可視光等の所定波長帯域の光に対して透明な、ドーム形状をなす光学部材である。このようなカプセル型筐体100は、撮像部11A、11Bと、制御部15と、無線通信部16と、電源部17と、永久磁石18とを液密に内包する。
撮像部11Aは、LED(Light Emitting Diode)又はLD(Laser Diode)等からなり、白色光等の照明光を発光する照明部12Aと、集光レンズ等の光学系13Aと、CMOSイメージセンサ又はCCD等からなる撮像素子14Aとを有する。照明部12Aは、撮像素子14Aの撮像視野内の被検体に、ドーム状筐体102越しに照明光を照射する。光学系13Aは、この撮像視野からの反射光を集光し、撮像素子14Aの撮像面に結像させる。撮像素子14Aは、撮像面において受光した撮像視野からの反射光(光信号)を電気信号に変換し、画像信号として出力する。
撮像部11Bは、撮像部11Aと同様に、LED又はLD等の照明部12Bと、集光レンズ等の光学系13Bと、CMOSイメージセンサ又はCCD等の撮像素子14Bとを有し、ドーム状筐体103越しに撮像視野内の被検体を撮像する。
制御部15は、撮像部11A、11B及び無線通信部16の各動作を制御すると共に、これらの構成部間における信号の入出力を制御する。具体的には、制御部15は、撮像部11A、11Bにおける撮像フレームレートを設定し、この設定した撮像フレームレートで、照明部12Aによって照明された撮像視野内の被検体を撮像素子14Aに撮像させると共に、照明部12Bによって照明された撮像視野内の被検体を撮像素子14Bに撮像させる。そして、制御部15は、撮像素子14A、14Bから出力された画像信号に所定の信号処理を施す。さらに、制御部15は、上記画像信号を順次、無線通信部16に無線送信させる。
無線通信部16は、無線信号を送信するためのアンテナ16aを備える。無線通信部16は、撮像部11A、11Bが被検体を撮像して生成した体内画像の画像信号を制御部15から取得し、該画像信号に対して変調処理等を施して無線信号を生成し、アンテナ16aを介して誘導装置20に送信する。
電源部17は、ボタン型電池やキャパシタ等の蓄電部であって、磁気スイッチや光スイッチ等のスイッチ部を有する。電源部17は、磁気スイッチを有する構成とした場合、外部から印加された磁界によって電源のオンオフ状態を切り替える。電源部17は、オン状態のときに、蓄電部の電力をカプセル型内視鏡10の各構成部(撮像部11A、11B、制御部15、及び無線通信部16)に供給し、オフ状態のときに、カプセル型内視鏡10の各構成部への電力供給を停止する。
永久磁石18は、誘導装置20が生成した磁界MGによるカプセル型内視鏡10の誘導を可能にするためのものであり、カプセル型筐体100の内部に所定の向きに固定して配置される。実施の形態1においては、永久磁石18を、矢印で示す磁化方向がカプセル型内視鏡10の長軸Laに対して直交するように配置している。永久磁石18は、外部から印加された磁界MGに追従して動作し、この結果、誘導装置20によるカプセル型内視鏡10の誘導が実現する。
再び図1を参照すると、誘導装置20は、カプセル型内視鏡10との間で無線通信を行い、カプセル型内視鏡10から送信された無線信号を受信する受信部21と、受信部21が受信した無線信号に基づいて被検体内におけるカプセル型内視鏡10の位置を検出する位置及び姿勢検出部22と、受信部21が受信した無線信号に基づいて体内画像を生成すると共に、生成した体内画像に対して所定の画像処理を施す画像処理部23と、画像処理部23が生成した体内画像を画面に表示する表示部24と、カプセル型内視鏡10を誘導する誘導手段としての磁界生成部25と、これらの各部を制御する制御部26と、カプセル型内視鏡誘導システム1に対する指示や情報等の入力を受け付ける操作入力部27とカプセル型内視鏡10により取得された体内画像の画像データや各種情報を記憶する記憶部28とを備える。
受信部21は、複数の受信アンテナ21aを備え、これらの受信アンテナ21aを介して、カプセル型内視鏡10から送信された無線信号を順次受信する。受信部21は、これらの受信アンテナ21aの中から最も受信電界強度の高いアンテナを選択し、選択したアンテナを介して受信した無線信号に対して復調処理等を行うことにより画像信号を抽出する。
位置及び姿勢検出部22は、受信部21が受信した無線信号の強度に基づいて、被検体内におけるカプセル型内視鏡10の位置及び姿勢を検出し、カプセル型内視鏡10の位置に関する情報(以下、位置情報という)を生成して出力する。詳細には、位置及び姿勢検出部22は、カプセル型内視鏡10の位置の初期値を適宜設定し、各受信アンテナ21aが受信した無線信号の強度分布に基づき、ガウス−ニュートン法により位置の推定値を算出する処理を、算出した推定値と前回の推定値とのずれ量が所定値以下になるまで反復することにより、カプセル型内視鏡10の位置を求める(例えば、特開2007−283001号公報参照)。
なお、カプセル型内視鏡10の位置及び姿勢の検出方法は、上述した方法に限定されない。例えば、カプセル型内視鏡10内に磁界を発生するコイルを設けると共に、このコイルが発生する磁界を検出する複数のセンスコイルを誘導装置20側に設け、各センスコイルが検出した磁界の振幅及び位相に基づいて、カプセル型内視鏡10の位置及び姿勢を検出しても良い(例えば、国際公開第2009/031456号参照)。
画像処理部23は、受信部21から画像信号を取り込み、ホワイトバランス処理、デモザイキング、色変換、濃度変換(ガンマ変換等)、平滑化(ノイズ除去等)、鮮鋭化(エッジ強調等)等の画像処理を施すことにより体内画像を生成すると共に、生成した体内画像に対して所定の画像処理を施す。詳細には、画像処理部23は、体内画像の特徴量の算出処理や画像認識処理等を行うことにより、被検体内の幽門が写った領域である幽門領域を体内画像から抽出する幽門抽出部231を備える。
表示部24は、液晶ディスプレイ等の各種ディスプレイからなり、画像処理部23が生成した画像や、位置及び姿勢検出部22が検出したカプセル型内視鏡10の位置や、その他各種情報を表示する。
磁界生成部25は、カプセル型内視鏡10が内蔵する永久磁石18に作用する磁界MGを生成することにより、カプセル型内視鏡10の位置及び姿勢を変化させる。図3は、磁界生成部25の構成例を示す模式図である。実施の形態1において、磁界生成部25は、磁界を発生する体外永久磁石25aと、体外永久磁石25aを並進及び回転させる駆動手段として、平面位置変更部25b、鉛直位置変更部25c、仰角変更部25d、及び旋回角変更部25eとを有する。このような磁界生成部25は、例えば被検体が載置されるベッド等の下に設置され、後述する誘導制御部262の制御の下で動作する。
体外永久磁石25aは、好ましくは、直方体形状を有する棒磁石によって実現され、自身の磁化方向と平行な4つの面の内の1つの面PLを水平面(xy面)に投影した領域内にカプセル型内視鏡10を拘束する。
平面位置変更部25bは、体外永久磁石25aを水平面内(x方向及びy方向)において並進させる。それにより、磁界MGに拘束されたカプセル型内視鏡10が水平面内で移動する。
鉛直位置変更部25cは、体外永久磁石25aを鉛直方向(z方向)に並進させる。それにより、磁界MGに拘束されたカプセル型内視鏡10が鉛直方向に移動する。
仰角変更部25dは、体外永久磁石25aの磁化方向を含む鉛直面内において体外永久磁石25aを回転させることにより、水平面に対する磁化方向の角度を変化させる。即ち、面PLと平行且つ磁化方向と直交し、体外永久磁石25aの中心を通る軸に対して体外永久磁石25aを回転させる。それにより、磁界MGに拘束されたカプセル型内視鏡10の長軸Laの水平面に対する角度(仰角)が変化する。
旋回角変更部25eは、体外永久磁石25aの中心を通る鉛直軸に対して体外永久磁石25aを回転させる。それにより、磁界MGに拘束されたカプセル型内視鏡10の長軸Laの鉛直軸回りの角度(旋回角)が変化する。
なお、磁界生成部25の構成は、図3に示す構成に限定されない。例えば、体外永久磁石25aの代わりに電磁石を設け、この電磁石を並進及び回転させることにより、カプセル型内視鏡10に作用する磁界を変化させても良い。或いは、磁界生成部25として複数の電磁石を設け、各電磁石に供給する電力を調整することにより、カプセル型内視鏡10に作用するこれらの電磁石による合成磁界を変化させても良い。
制御部26は、誘導装置20の各部の動作を統括的に制御すると共に、位置及び姿勢検出部22から取り込んだカプセル型内視鏡10の位置情報と、操作入力部27から入力された信号とに基づき、被検体内においてカプセル型内視鏡10を誘導するための制御を行う。具体的には、制御部26は、カプセル型内視鏡10を接近させる被検体内の目標位置を設定する目標位置設定部261と、カプセル型内視鏡10を誘導するための磁界MGを生成する磁界生成部25の動作を制御する誘導制御部262とを備える。
目標位置設定部261は、操作入力部27から入力された信号に従い、表示部24に表示された体内画像に対してユーザが選択した領域に対応する被検体内の領域(例えば幽門)を目標位置として設定する。詳細には、目標位置設定部261は、カプセル型内視鏡10の位置情報(即ち、カプセル型内視鏡10の現在の位置及び姿勢)をもとに、体内画像において選択された領域の位置を算出し、この位置をカプセル型内視鏡10の目標位置とする。
誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10の位置情報と、操作入力部27から入力された誘導指示情報とに基づいて磁界生成部25に制御信号を出力することにより、ユーザ所望の位置及び姿勢にカプセル型内視鏡10を誘導するための制御を行う。また、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10の視野の中心部(即ち、体内画像の中心部)が目標位置に合うようにカプセル型内視鏡10の位置又は姿勢を変化させる磁界MGを磁界生成部25に生成させる第1の誘導制御と、カプセル型内視鏡10の視野の中心部に目標位置を合わせた状態のまま、カプセル型内視鏡10を目標位置に向け、少なくとも目標位置に接触するまで前進させる磁界MGを磁界生成部25に生成させる第2の誘導制御とを実行する。
操作入力部27は、ジョイスティック、各種ボタン及び各種スイッチを備えた操作卓、キーボード、タッチパネル、マウス等からなる入力デバイスであり、外部からなされる操作に応じて、カプセル型内視鏡10を誘導するための誘導指示情報や、誘導装置20に対する指示や情報を表す信号を制御部26に入力する。誘導指示情報は、カプセル型内視鏡10の位置や姿勢を変化させるための指示情報であり、具体的には、カプセル型内視鏡10を水平方向又は鉛直方向に並進させる動作(並進動作)や、鉛直軸に対するカプセル型内視鏡10の長軸Laの傾斜角を変化させる動作(傾斜角変更動作)や、鉛直軸回りにカプセル型内視鏡10を回転させて方位角(鉛直軸回りの角度)を変更させる動作(方位角変更動作)に関する情報等が含まれる。
詳細には、操作入力部27は、表示部24に表示された体内画像に対して幽門領域を指定する幽門領域指定部271を有する。幽門領域指定部271は、表示部24に対するマウス等を用いた所定のポインタ操作(例えば、ドラッグアンドドロップ操作)により領域の選択が行われると、選択された領域を幽門領域として指定する信号を制御部26に入力する。
また、操作入力部27は、目標位置設定部261により幽門が目標位置として設定された場合に、カプセル型内視鏡10に幽門を通過させる指示を入力する通過指示入力部272を有する。通過指示入力部272は、表示部24に表示されたアイコン(入力ボタン等)に対してマウス等を用いた所定のポインタ操作(例えば、クリック操作)がなされると、カプセル型内視鏡10に幽門を通過させる指示信号を制御部26に入力する。
記憶部28は、フラッシュメモリ又はハードディスク等の書き換え可能に情報を保存する記憶メディアを用いて実現される。記憶部28は、カプセル型内視鏡10から送信された画像信号に基づく体内画像の画像データの他、制御部26が誘導装置20の各部を制御するための各種プログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する。
次に、カプセル型内視鏡誘導システム1を用いた検査方法を説明する。図4は、カプセル型内視鏡誘導システム1の動作を示すフローチャートである。また、図5は、カプセル型内視鏡誘導システム1を用いた検査におけるユーザ(検査担当の医療従事者)の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップS200において、ユーザは、カプセル型内視鏡10の電源をオンにして、被検体内に導入する。具体的には、カプセル型内視鏡10を水等の液体と共に、被検体に嚥下させる。
図4に示すように、ステップS100においてカプセル型内視鏡10の電源がオンにされると、続くステップS101において、カプセル型内視鏡10は撮像を開始し、生成した画像信号を誘導装置20に順次送信する。さらにステップS102において、誘導装置20は、受信した画像信号をもとに体内画像を生成し、表示部24に表示する。
ステップS201において、ユーザは、表示部24に表示された体内画像を観察し、カプセル型内視鏡10が被検体内の胃に到達したことを確認する。続くステップS202において、ユーザは、操作入力部27を用いて液体に浮遊するカプセル型内視鏡10を誘導しながら、表示部24に写った体内画像により胃内を観察する。なお、観察領域の重複を避けるため、好ましくは幽門部の観察順序を最後にすると良い。
ステップS103において、制御部26は、操作入力部27から誘導指示情報が入力されたか否かを判定する。誘導指示情報が入力されない場合(ステップS103:No)、誘導装置20の動作は後述するステップS105に移行する。一方、誘導指示情報が入力された場合(ステップS103:Yes)、誘導制御部262は、入力された誘導指示情報に従って磁界生成部25を制御することにより、カプセル型内視鏡10の位置又は姿勢を変化させる(ステップS104)。
幽門部以外の胃内の観察を終えた後、ステップS203において、ユーザは、カプセル型内視鏡10を幽門部に誘導する操作を行う。
ここで、図6は、被検体内の消化管を示す模式図である。図6に示すように、胃と十二指腸との境界には、幽門輪と呼ばれるリング状の筋肉組織が存在する。幽門輪は胃の働きに応じて開閉し、胃の内容物を十二指腸に送り出す組織であり、色や形状等により、胃内の他の領域から区別することができる。また、図7は、表示部24に表示される体内画像の表示画面を示す模式図である。図7に示す画面M1は、体内画像が表示される体内画像表示領域m10と、OKボタンm11とを含んでいる。
ステップS204において、ユーザは、表示部24に表示された体内画像を観察し、幽門輪が写っているか否かを判断する。体内画像に幽門輪が写っていないと判断した場合(ステップS204:No)、ユーザは引き続き、カプセル型内視鏡10を幽門輪に誘導する操作を行う(ステップS203)。
一方、ユーザは、体内画像に幽門輪が写っていると判断した場合(ステップS204:Yes)、操作入力部27を用い、表示部24に表示された体内画像上において幽門輪を選択する操作を行う(ステップS205)。具体的には、体内画像表示領域m10に表示された体内画像上においてカーソルをドラッグアンドドロップすることにより、幽門輪m12を含む領域を矩形の枠m13によって囲み、さらに、OKボタンm11をクリック操作する。これに応じて、幽門領域指定部271(図1参照)から制御部26に、選択された領域を幽門領域として指定する信号が入力される。
ステップS105において、制御部26は、幽門領域を指定する信号が幽門領域指定部271から入力されたか否かを判定する。幽門領域を指定する信号の入力がない場合(ステップS105:No)、誘導装置20の動作はステップS103に戻る。
一方、幽門領域を指定する信号が入力された場合(ステップS105:Yes)、目標位置設定部261は、体内画像における幽門領域に対応する被検体内の領域を目標位置として設定する(ステップS106)。
ステップS107において、画像処理部23は、幽門領域として指定された領域の特徴量を算出する。特徴量としては、画像の拡大、縮小、回転に対して不変のパラメータを用いることが好ましい。それにより、体内画像において幽門領域の形状や位置が変動したとしても、目標位置を確実に補足し続けることができるからである。具体的には、幽門領域の平均色等の色特徴量を特徴量として用いると良い。
ステップS108において、誘導制御部262は、視野(例えば撮像部11Aの視野)の中心部(即ち、体内画像表示領域m10に表示される体内画像の中心部)が目標位置に合うようにカプセル型内視鏡10の誘導制御を行う。詳細には、画像処理部23が生成した体内画像と該体内画像上の幽門領域の位置及びサイズをもとに、カプセル型内視鏡10と目標位置との距離や角度を算出し、視野の中心部が目標位置に合うようにカプセル型内視鏡10の位置及び姿勢を変化させるべく、磁界生成部25に対してフィードバック制御を行う。
ステップS109において、制御部26は、画像処理部23に画像認識処理を実行させ、その結果に基づいて、カプセル型内視鏡10の視野の中心部が目標位置に合ったか否かを判定する。詳細には、画像処理部23が、体内画像の中心部の特徴量を算出すると共に、この特徴量を、ステップS107において算出した幽門領域の特徴量と比較する。そして、両特徴量の差異が所定の範囲内である場合、視野の中心部が目標位置に合ったと判定する。なお、この画像認識処理は、順次生成される全フレームの体内画像に対して行っても良いし、所定の間隔で間引かれた体内画像に対して行っても良い。
未だ視野の中心部が目標位置に合わない場合(ステップS109:No)、誘導装置20の動作は、ステップS108に戻る。これらのステップS108〜S109を繰り返すことにより、表示部24に表示される体内画像において幽門領域が中心部に近づいてくる。
視野の中心部が目標位置に合った場合(ステップS109:Yes)、制御部26は、視野の中心部が目標位置に合った旨の通知画面を表示部24に表示させる(ステップS110)。
図8は、視野の中心部が目標位置に合った旨の通知画面の表示例を示す模式図である。図8に示す画面M2は、体内画像表示領域m10に加え、カプセル型内視鏡10を目標位置まで接近させる指示を入力するための接近指示入力ボタンm14を含んでいる。また、体内画像表示領域m10には、中心部に幽門輪m12が位置した状態の体内画像が表示されている。ユーザは、画面M2に接近指示入力ボタンm14が表示されているのを確認することにより、カプセル型内視鏡10の視野の中心部が目標位置に合ったと認識することができる。
ステップS206において、ユーザは、幽門部を観察する。幽門部の観察が終了すると、続くステップS207において、ユーザは、カプセル型内視鏡10を幽門部に接近させる指示の入力操作を行う。具体的には、操作入力部27を用いて、画面M2内の接近指示入力ボタンm14をクリック操作等により選択操作する。これに応じて、操作入力部27は、制御部26に接近指示信号を入力する。
ステップS111において、制御部26は、操作入力部27から接近指示信号が入力されたか否かを判定する。接近指示信号が入力されない場合(ステップS111:No)、制御部26はそのまま待機する。
一方、接近指示信号が入力された場合(ステップS111:Yes)、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10を目標位置まで前進させる誘導制御を行う(ステップS112)。このとき、目標位置は既にカプセル型内視鏡10の視野の中心に位置しているので、目標位置が存在する面(幽門輪)に対してカプセル型内視鏡10を垂直に移動させれば良い。即ち、カプセル型内視鏡10の長軸La方向にカプセル型内視鏡10を移動させれば良いことになる。
ステップS113において、制御部26は、カプセル型内視鏡10が目標位置である幽門に到着したか否かを判定する。ここで、カプセル型内視鏡10が幽門に到着し、カプセル型内視鏡10の先端が幽門に接触すると、カプセル型内視鏡10を前進させる誘導制御を行っているにもかかわらず、カプセル型内視鏡10の位置が変化しなくなる。そのため、カプセル型内視鏡10の位置が変化しなくなった場合に、カプセル型内視鏡10が幽門に到着したと判定することができる。
カプセル型内視鏡10が未だ目標位置である幽門に到着しない場合(ステップS113:No)、制御部26はカプセル型内視鏡10を目標位置まで前進させる誘導制御を引き続き行う(ステップS112)。
一方、カプセル型内視鏡10が目標位置である幽門に到着した場合(ステップS113:Yes)、制御部26は、カプセル型内視鏡10が目標位置に到達した旨の通知画面を表示部24に表示させる(ステップS114)。
図9は、カプセル型内視鏡10が目標位置に到達した旨の通知画面の表示例を示す模式図である。図9に示す画面M3は、体内画像表示領域m10に加えて、カプセル型内視鏡10に幽門輪m12を通過させる指示を入力するための幽門通過指示入力ボタンm15を含んでいる。また、体内画像表示領域m10においては、中心部の幽門輪m12がカプセル型内視鏡10の幽門への接近に伴い、接近前に比して大きくなった状態で表示されている。ユーザは、画面M3に幽門通過指示入力ボタンm15が表示されているのを確認することにより、カプセル型内視鏡10が目標位置に到達したと認識することができる。
ステップS208において、ユーザは、カプセル型内視鏡10に幽門輪を通過させる指示の入力操作を行う。具体的には、操作入力部27を用いて、画面M3内の幽門通過指示入力ボタンm15をクリック操作等により選択操作する。これに応じて、操作入力部27は、制御部26に幽門通過指示信号を入力する。
ステップS115において、制御部26は、操作入力部27から幽門通過指示信号が入力されたか否かを判定する。幽門通過指示信号が入力されない場合(ステップS115:No)、制御部26はそのまま待機する。
一方、操作入力部27から幽門通過指示信号が入力された場合(ステップS115:Yes)、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10をさらに前進させる誘導制御を行う(ステップS116)。この際、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10が幽門輪に接触した場合であっても幽門輪を押圧して前進し続けるように、磁界生成部25に強い磁界を発生させる。それにより幽門輪を開口させ、カプセル型内視鏡10を通過させる。
ステップS117において、制御部26は、カプセル型内視鏡10が幽門輪を通過したか否かを判定する。詳細には、画像処理部23に画像認識処理を実行させることにより、体内画像から幽門領域が消滅したか否かを判定し、体内画像から幽門領域が消滅した場合に、カプセル型内視鏡10が幽門輪を通過して十二指腸に移動したと判定する。なお、この画像認識処理は、ステップS109と同様に、体内画像の特徴量とステップS107において算出した幽門領域の特徴量とを比較することにより行われる。或いは、制御部26は、カプセル型内視鏡10が幽門輪に向けて前進を開始してから所定時間が経過したときに、幽門輪を通過したと判定しても良い。
未だカプセル型内視鏡10が幽門輪を通過しない場合(ステップS117:No)、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10を前進させる誘導制御を継続する(ステップS116)。一方、カプセル型内視鏡10が幽門輪を通過した場合(ステップS117:Yes)、誘導制御部262は、カプセル型内視鏡10を前進させる誘導制御を解除する(ステップS118)。
この後、ユーザは、必要に応じて十二指腸や小腸の観察を行う。そして、ステップS209において、検査終了の操作を行う。具体的には、表示部24の画面に対する所定のポインタ操作(例えば終了ボタンに対するクリック操作)や、専用に設けられた入力ボタンに対する押圧操作等を行う。これに応じて、操作入力部27は、検査終了を指示する信号を制御部26に入力する。
ステップS119において、制御部26は、操作入力部27から検査終了を指示する信号が入力されたか否かを判定する。検査終了を指示する信号が入力されない場合(ステップS119:No)、誘導装置20は、カプセル型内視鏡10から受信した画像信号に基づく体内画像の表示を継続する。なお、その間に操作入力部27から誘導指示情報が入力された場合には、この誘導指示情報に従ってカプセル型内視鏡10の誘導制御を行う。
一方、検査終了を指示する信号が入力された場合(ステップS119:Yes)、制御部26は、体内画像の表示を終了させ(ステップS120)、その後、誘導装置20の動作を終了させる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、ユーザが体内画像上で選択した幽門輪に対応する被検体内の領域を目標位置として設定し、カプセル型内視鏡10の視野の中心部がこの目標位置に合うように誘導制御を行うと共に、目標位置に向けてカプセル型内視鏡10を前進させる誘導制御を行うので、被検体内において幽門輪が変動していても、カプセル型内視鏡10を幽門輪に確実に近づけ、通過させることが可能となる。
なお、上記実施の形態1においては、カプセル型内視鏡10の視野の中心部を目標位置に合わせた後、操作入力部27から接近指示信号が入力された場合に、カプセル型内視鏡10を目標位置に接近させる誘導制御を行うこととしたが、目標位置設定部261が目標位置を設定した際に、カプセル型内視鏡10の視野の中心部を目標位置に合わせる誘導制御とカプセル型内視鏡10を目標位置に接近させる誘導制御とを同時に開始することとしても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
実施の形態2に係るカプセル型内視鏡誘導システムの構成は図1に示すものと同様であり、幽門を目標位置として設定する動作が実施の形態1と異なる。
実施の形態2においては、過去の検査等により収集された代表的な幽門輪の画像の特徴量が記憶部28に予め記憶されている。幽門抽出部231はこの特徴量を用いて、体内画像から幽門領域を自動抽出する。目標位置設定部261は、幽門抽出部231が自動抽出した幽門領域に対応する被検体内の領域を目標位置として設定する。
図10は、実施の形態2に係るカプセル型内視鏡誘導システムの動作を示すフローチャートである。このうち、ステップS100〜S104は実施の形態1と同様である。また、図11は、実施の形態2に係るカプセル型内視鏡誘導システムを用いた検査におけるユーザの動作を示すフローチャートである。このうち、ステップS200〜S202は実施の形態1と同様である。なお、実施の形態2において、ユーザは、胃内を観察する際、幽門部の観察順序を最後にする必要はなく、所望の部位から観察を進めれば良い。
ステップS104に続くステップS130において、幽門抽出部231は、順次生成される体内画像の特徴量を算出し、算出した特徴量を記憶部28に記憶された幽門輪の画像の特徴量と比較することにより、体内画像から幽門領域の候補領域を検出する処理を行う。
ステップS131において、体内画像から候補領域が検出されない場合(ステップS131:No)、誘導装置20の動作は後述するステップS135に移行する。一方、体内画像から候補領域が検出された場合(ステップS131:Yes)、制御部26は、検出された候補領域が幽門領域であるか否かをユーザに確認させるための画面(幽門確認画面)を作成し、表示部24に表示させる(ステップS132)。
図12は、幽門確認画面の表示例を示す模式図である。図12に示す幽門確認画面M4は、体内画像表示領域m10に加え、ユーザが判断結果を入力するための幽門確認ボタンm17及び未確認ボタンm18を含んでいる。また、体内画像表示領域m10には、体内画像に加えて、体内画像から検出された候補領域を囲む枠m16が重畳表示されている。
ステップS220において、ユーザは、枠m16で囲まれた候補領域を目視し、この候補領域が幽門領域であるか否かの判断結果を、操作入力部27を用いて入力する。具体的には、候補領域が幽門領域であると判断した場合、操作入力部27を用いて、幽門確認画面M4内の幽門確認ボタンm17をクリック操作等により選択操作する。これに応じて、操作入力部27から制御部26に、候補領域が幽門領域である旨を示す幽門確認信号が入力される。一方、ユーザは、候補領域が幽門領域でないと判断した場合、操作入力部27を用いて、幽門確認画面M4内の未確認ボタンm18をクリック操作等により選択操作する。これに応じて、操作入力部27から制御部26に、候補領域が幽門領域でない旨を示す信号が入力される。
ユーザは、胃の観察を継続する場合(ステップS221:No)、ステップS202に戻る。そして、表示部24に幽門確認画面が表示された際に、候補領域の判断を随時行えば良い。一方、ユーザは、胃の観察を終了する場合(ステップS221:Yes)、胃の観察終了の操作を行う(ステップS222)。具体的には、表示部24の画面に対する所定のポインタ操作(例えば胃観察終了ボタンに対するクリック操作)や、専用に設けられた入力ボタンに対する押圧操作等を行う。これに応じて、操作入力部27は、胃の観察終了を指示する信号を制御部26に入力する。
ステップS133において、操作入力部27から幽門確認信号が入力されない場合(ステップS133:No)、誘導装置20の動作はそのままステップS135に移行する。一方、操作入力部27から幽門確認信号が入力された場合(ステップS133:Yes)、制御部26は、カプセル型内視鏡10の位置情報(即ち、カプセル型内視鏡10の現在の位置及び姿勢)をもとに、幽門領域として確認された候補領域の位置を算出し、この位置を表す位置情報を記憶する(ステップS134)。
続くステップS135において、制御部26は、操作入力部27から胃の観察終了を指示する信号が入力されたか否かを判定する。胃の観察終了を指示する信号が入力されない場合(ステップS135:No)、誘導装置20の動作はステップS103に戻る。
一方、胃の観察終了を指示する信号が入力された場合(ステップS135:Yes)、目標位置設定部261は、ステップS134において記憶部28に記憶された位置情報を読み出し、幽門領域として確認された候補領域に対応する被検体内の位置を目標位置として設定する(ステップS136)。続くステップS108以降の動作は、実施の形態1と同様である。また、ステップS206以降のユーザの動作も、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、ユーザが胃内の観察を行っている過程で、幽門抽出部231が幽門領域の候補領域を自動的に検出し、候補領域のうち、ユーザが幽門領域と判断した候補領域及びその位置情報を記憶部28に記憶させておくので、ユーザは、所望の順序で胃内を観察することができる。
(変形例)
次に、本発明の実施の形態2の変形例について説明する。
上記実施の形態2においては、幽門抽出部231が検出した候補領域が幽門領域であるか否かをユーザに判断させることとしたが、候補領域に対する判断を制御部26が実行することとしても良い。この場合、幽門抽出部231は、幽門領域の候補領域を検出すると、抽出した候補領域の特徴量と、このときのカプセル型内視鏡10の位置情報とを関連付けて記憶部28に記憶させる。そして、胃の観察終了を指示する信号が入力された後で(ステップS135参照)、制御部26は、記憶部28に蓄積された候補領域の特徴量を読み出し、記憶部28に予め記憶されている幽門輪画像の特徴量と最もよく一致する候補領域を幽門領域として決定し、この候補領域と関連付けられた位置情報に基づいて目標位置を設定する。
或いは、胃の観察終了を指示する信号が入力された後(ステップS135参照)、制御部26は、記憶部28に蓄積された候補領域を含む体内画像を一覧表示し、一覧表示された体内画像の中から、幽門領域を含む体内画像をユーザに選択させても良い。この場合、制御部26は、ユーザが選択した体内画像内の候補領域を幽門領域として決定し、この候補領域と関連付けられた位置情報に基づいて目標位置を設定する。
以上説明した実施の形態1、2及び変形例は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、実施の形態1、2及び変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1 カプセル型内視鏡誘導システム
10 カプセル型内視鏡
11A、11B 撮像部
12A、12B 照明部
13A、13B 光学系
14A、14B 撮像素子
15 制御部
16 無線通信部
16a アンテナ
17 電源部
18 永久磁石
20 誘導装置
21 受信部
21a 受信アンテナ
22 位置及び姿勢検出部
23 画像処理部
231 幽門抽出部
24 表示部
25 磁界生成部
25a 体外永久磁石
25b 平面位置変更部
25c 鉛直位置変更部
25d 仰角変更部
25e 旋回角変更部
26 制御部
261 目標位置設定部
262 誘導制御部
27 操作入力部
271 幽門領域指定部
272 通過指示入力部
28 記憶部
100 カプセル型筐体
101 筒状筐体
102、103 ドーム状筐体

Claims (10)

  1. 被検体内に導入されて撮像を行うことにより画像信号を生成し、該画像信号を順次無線送信するカプセル型内視鏡と、
    前記カプセル型内視鏡を前記被検体内において誘導する誘導装置と、
    を備え、
    前記誘導装置は、
    前記カプセル型内視鏡の位置及び姿勢を変化させる誘導手段と、
    前記画像信号を順次受信する受信部と、
    前記画像信号に基づいて体内画像を順次生成すると共に、前記被検体内の幽門が写った領域である幽門領域を前記体内画像から抽出する画像処理部と、
    前記幽門領域に対応する前記被検体内の位置を目標位置として設定する目標位置設定部と、
    前記カプセル型内視鏡の視野の中心部が前記目標位置に合うように前記カプセル型内視鏡の位置又は姿勢を変化させる第1の誘導制御と、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部を前記目標位置に合わせた状態のまま、前記カプセル型内視鏡を前記目標位置に向け、少なくとも前記目標位置に接触するまで前進させる第2の誘導制御とを前記誘導手段に対して実行する誘導制御部と、
    を有する、
    ことを特徴とするカプセル型内視鏡誘導システム。
  2. 前記画像処理部は、幽門が写った画像の特徴量を予め保持し、該特徴量と前記体内画像の特徴量とに基づいて前記幽門領域を抽出する、ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  3. 前記誘導装置は、
    前記体内画像を表示する表示部と、
    外部からなされる操作に応じて、前記体内画像内の領域を指定する操作入力部と、
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記操作入力部によって指定された前記領域の特徴量を算出し、該特徴量と前記体内画像の特徴量とに基づいて前記幽門領域を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  4. 前記誘導装置は、外部からなされる操作に応じた指示信号を入力する操作入力部をさらに有し、
    前記誘導制御部は、前記第1の誘導制御を実行した後、前記操作入力部から前記指示信号が入力された場合に、前記第2の誘導制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  5. 前記誘導制御部は、前記操作入力部から前記指示信号が入力された後、前記体内画像から前記幽門領域が抽出されなくなった場合に、前記第2の誘導制御を終了する、ことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  6. 前記誘導制御部は、前記操作入力部から前記指示信号が入力された後、所定時間が経過した場合に、前記第2の誘導制御を終了する、ことを特徴とする請求項4に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  7. 前記誘導制御部は、前記目標位置が設定された際、前記第1及び第2の誘導制御を同時に実行開始する、ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  8. 前記誘導制御部は、前記第2の誘導制御の実行中、前記カプセル型内視鏡が前記目標位置に接触した後、前記カプセル型内視鏡をさらに前進させて前記目標位置を押圧させる誘導制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  9. 前記カプセル型内視鏡は、内部に永久磁石を有し、
    前記誘導手段は、前記永久磁石に印加する磁界を生成することにより、前記カプセル型内視鏡の位置及び姿勢を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のカプセル型内視鏡誘導システム。
  10. 被検体内に導入されて撮像を行うカプセル型内視鏡と、前記カプセル型内視鏡を誘導する誘導装置とを備えるカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法であって、
    前記カプセル型内視鏡が、前記被検体内を撮像することにより画像信号を生成し、該画像信号を順次無線送信する送信ステップと、
    前記誘導装置が、前記カプセル型内視鏡から無線送信された前記画像信号を順次受信する受信ステップと、
    前記誘導装置が、前記画像信号に基づいて体内画像を順次生成すると共に、前記被検体内の幽門が写った領域である幽門領域を前記体内画像から抽出する画像処理ステップと、
    前記誘導装置が、前記幽門領域に対応する前記被検体内の位置を目標位置として設定する目標位置設定ステップと、
    前記誘導装置が、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部が前記目標位置に合うように前記カプセル型内視鏡の位置又は姿勢を変化させる第1の誘導制御と、前記カプセル型内視鏡の視野の中心部を前記目標位置に合わせた状態のまま、前記カプセル型内視鏡を前記目標位置に向け、少なくとも前記目標位置に接触するまで前進させる第2の誘導制御とを実行する誘導制御ステップと、
    を含むことを特徴とするカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法。
JP2016521799A 2014-11-04 2015-09-15 カプセル型内視鏡誘導装置、カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導装置の作動方法 Ceased JPWO2016072156A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014224605 2014-11-04
JP2014224605 2014-11-04
PCT/JP2015/076194 WO2016072156A1 (ja) 2014-11-04 2015-09-15 カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2016072156A1 true JPWO2016072156A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55908885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016521799A Ceased JPWO2016072156A1 (ja) 2014-11-04 2015-09-15 カプセル型内視鏡誘導装置、カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導装置の作動方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2016072156A1 (ja)
WO (1) WO2016072156A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112274096B (zh) * 2020-07-14 2021-05-18 青岛大学附属医院 信号反馈式器官底部辨识系统以及相应终端

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077922A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Olympus Medical Systems Corp. 被検体内導入システムおよび被検体内観察方法
JP2009247494A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Olympus Medical Systems Corp カプセル医療システム
JP2010099139A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Olympus Medical Systems Corp 画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラム
JP2010099137A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Olympus Medical Systems Corp カプセル誘導システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077922A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Olympus Medical Systems Corp. 被検体内導入システムおよび被検体内観察方法
JP2009247494A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Olympus Medical Systems Corp カプセル医療システム
JP2010099139A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Olympus Medical Systems Corp 画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラム
JP2010099137A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Olympus Medical Systems Corp カプセル誘導システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016072156A1 (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8419621B2 (en) Capsule medical system and method for treating desired region inside subject
EP2371263B1 (en) Guiding system for capsule type medical device and method for guiding capsule type medical device
JP4625146B2 (ja) カプセル型内視鏡システム
JP5548318B2 (ja) カプセル型医療装置及び医療システム
US9517001B2 (en) Capsule endoscope system
JP4674276B1 (ja) カプセル型医療装置用誘導システム
JP5475208B1 (ja) 磁界発生装置及びカプセル型医療装置誘導システム
US8460177B2 (en) Capsule medical device guidance system and method for guiding capsule medical device
US9931022B2 (en) Capsule medical device guidance system
JP2010099137A (ja) カプセル誘導システム
JP6028131B1 (ja) カプセル型内視鏡システムおよび磁界発生装置
US8734329B2 (en) Capsule medical device guiding system and magnetic field generating device
JP6022112B2 (ja) カプセル型内視鏡誘導システム、誘導装置、及び誘導装置の作動方法
WO2016072156A1 (ja) カプセル型内視鏡誘導システム及びカプセル型内視鏡誘導システムの作動方法
JP2012020028A (ja) 電子内視鏡用プロセッサ
JP5948524B1 (ja) カプセル型医療装置誘導システム
JPWO2016157596A1 (ja) カプセル型内視鏡誘導システムおよびカプセル型内視鏡誘導装置
JP2012020027A (ja) 電子内視鏡用プロセッサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20161220