JPWO2016067754A1 - 音響出力装置 - Google Patents

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Abstract

音響出力装置から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保すると共に装着状態における違和感の発生を低減する。内部にスピーカーが配置された筐体と、内部空間がスピーカーから出力される音声を導く音導空間として形成されると共に一端部が筐体に連結され他端部の開口から音導空間を導かれた音声が発せられる音導フックとを備え、音導フックが耳介の根元部分に装着され、音導フックは他端部が耳に非接触の状態とされる。これにより、スピーカーから出力された音声が音導フックを介して使用者に伝達されると共に音声が発せられる開口を有する他端部が耳に接触されない状態で装着されるため、音響出力装置から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保することができると共に装着状態における違和感の発生を低減することができる。

Description

本技術は内部にスピーカーが配置され耳に装着されて使用される音響出力装置についての技術分野に関する。
特開2004−208220 特開2014−96739
頭部に装着されてヘッドホンやイヤホンとして使用されスピーカーから音声の出力が行われる音響出力装置がある。
音響出力装置は、近年、室内で使用される態様の他に、室外で使用される態様も増加している。音響出力装置が室外で使用される場合には、使用者ばかりでなく使用者の周辺に存在する歩行者や運転者等の安全性をも考慮し、使用者において音響出力装置から出力される音声と外部の音声との双方の音声の聞き取りが可能とされていることが望ましい。
このような音響出力装置から出力される音声と外部の音声との双方の音声の聞き取りが可能とされるタイプとして、各種の音響出力装置が開発されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に記載された音響出力装置にあっては、筐体(ハウジング)の内部に音声出力用のドライバーとして振動素子が配置され、振動素子に生じる振動が外耳道の周囲に存在する耳骨に伝達され、耳骨から頭蓋骨等を介して脳に伝達されて音声の認識が行われるように構成されている。
この音響出力装置には筐体と振動子を貫通する貫通孔が形成されており、外部の音声が振動子の振動を遮ることなく貫通孔を通して使用者に伝達される。
特許文献2に記載された音響出力装置にあっては、筐体が挿入部と伝達部材によって構成され、伝達部材の内部に音声出力用のドライバーとして電気音響変換素子と振動体が配置され、挿入部の内外において移動可能な栓が設けられている。挿入部には外部の音声の聞き取りを可能とする貫通孔が形成されている。
この音響出力装置は、挿入部の一部が外耳道に挿入され、伝達部材が挿入部の前側において耳珠及び対耳珠に接した状態で耳に装着される。電気音響変換素子に生じる振動は振動体から伝達部材に伝達され、伝達された振動が耳骨から頭蓋骨等を介して脳に伝達されて音声の認識が行われる。外部の音声は栓と鼓膜の間の空間にまで振動して使用者に伝達され、このとき栓を移動させることにより外部の音声の聞こえ方を変化させることが可能とされている。
上記のように、特許文献1及び特許文献2に記載された音響出力装置にあっては、耳骨に振動が伝達されて音声の認識が行われる所謂骨伝導方式とされているが、骨伝導方式の音響出力装置は、音声領域における低域の再現性が低く、低音の聞き取りを行い難いという不都合がある。
このような低域の再現性を高くするために、音声出力用のドライバーとしてダイナミック型を用いることが考慮されるが、このようなドライバーを耳介の前側に位置させると頭部伝達関数の変化により外部の音声の聞こえ方に変化が生じ、外部の音声の発生方向や発生位置を正しく認識することが困難になるおそれがある。
また、少なくとも一部を外耳道に挿入して使用する音響出力装置にあっては、低音の再現性が低くなると共に外耳道を閉塞することにより頭部伝達関数が変化して外部の音声を正しく認識することが困難になるおそれもある。
さらに、少なくとも一部を外耳道に挿入したり一部を耳珠等に接触させたりする音響出力装置の場合には、音響出力装置を装着した状態において違和感を生じることも少なくない。
そこで、本技術音響出力装置は、上記した問題点を克服し、音響出力装置から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保すること及び/又は装着状態における違和感の発生を低減することを目的とする。
第1に、本技術に係る音響出力装置は、内部にスピーカーが配置された筐体と、内部空間が前記スピーカーから出力される音声を導く音導空間として形成されると共に一端部が前記筐体に連結され他端部の開口から前記音導空間を導かれた音声が発せられる音導フックとを備え、前記音導フックが耳介の根元部分に装着され、前記音導フックは前記他端部が耳に非接触の状態とされるものである。
これにより、スピーカーから出力された音声が音導フックを介して使用者に伝達されると共に音声が発せられる開口を有する他端部が耳に接触されない状態で装着される。
第2に、上記した音響出力装置においては、前記開口は前記耳介の内部空間に位置されることが望ましい。
これにより、開口が外耳道に近付いて位置される。
第3に、上記した音響出力装置においては、前記開口は耳甲介腔に位置されることが望ましい。
これにより、開口が外耳道に近付いて位置される。
第4に、上記した音響出力装置においては、前記開口は外耳道に位置されることが望ましい。
これにより、開口が鼓膜に近付いて位置される。
第5に、上記した音響出力装置においては、前記筐体は前記耳介の後側において頭部に接触された状態で位置されることが望ましい。
これにより、音導フックとともに筐体が頭部に接触された状態で音響出力装置が耳に装着される。
第6に、上記した音響出力装置においては、前記一端部は前記耳介の後側に位置され前記他端部が前記一端部の前側に位置されることが望ましい。
これにより、筐体が耳介の後側に位置される。
第7に、上記した音響出力装置においては、前記音導フックは前記筐体に対して軸回り方向へ回転可能とされることが望ましい。
これにより、耳への装着時に耳の形や大きさによって音導フックの位置を調整することが可能になる。
第8に、上記した音響出力装置においては、前記音導フックは屈曲可能とされることが望ましい。
これにより、音導フックの耳への装着時に耳の形や大きさに応じて音導フックを変形することが可能になる。
第9に、上記した音響出力装置においては、前記音導フックは前記他端部が他の部分に対して前記外耳道に近付く方向へ屈曲されることが望ましい。
これにより、音導フックが耳に装着されたときに音声の発せられる位置が自然に外耳道の近傍に存在する。
第10に、上記した音響出力装置においては、前記音導フックは前記筐体に対して側頭部に近付く方向へ傾斜されることが望ましい。
これにより、音導フックが耳に装着されたときに音導フックが側頭部に接した状態になる。
第11に、上記した音響出力装置においては、前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一対ずつ設けられ、前記一対の筐体の内部にそれぞれ前記スピーカーが配置されることが望ましい。
これにより、音響出力装置がステレオタイプとして機能すると共に一対の筐体において重量的に良好なバランスが確保される。
第12に、上記した音響出力装置においては、一方の前記筐体の内部に回路基板が配置され、他方の前記筐体の内部に電池が配置されることが望ましい。
これにより、音響出力装置における耳に装着される両側の部分の重量の差が低減され、重量的に良好なバランスが確保される。
第13に、上記した音響出力装置においては、前記一対の筐体の間にケーブルが連結されることが望ましい。
これにより、ケーブルによって両方のスピーカーに対する音声信号の送出及び電流の供給を行うことが可能になる。
第14に、上記した音響出力装置においては、前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一つずつ設けられ、前記筐体の内部に電池が配置されることが望ましい。
これにより、片側の耳に音導フックを装着して使用することが可能になる。
第15に、上記した音響出力装置においては、使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の側方に位置されることが望ましい。
これにより、筐体が耳介の後側において耳の下端側に位置される。
第16に、上記した音響出力装置においては、使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の下端より下側に位置されることが望ましい。
これにより、筐体が耳介の後側において耳の下端側に位置される。
本技術によれば、スピーカーから出力された音声が音導フックを介して使用者に伝達されると共に音声が発せられる開口を有する他端部が耳に接触されない状態で装着されるため、音響出力装置から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保することができ、装着状態における違和感の発生を低減することができる。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
図2乃至図10と共に本技術音響出力装置の実施の形態を示すものであり、本図は、音響出力装置が装着される耳の正面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 音響出力装置の斜視図である。 音響出力装置を一部を断面にして示す正面図である。 音響出力装置が耳に装着された状態を示す背面図である。 音響出力装置が耳に装着され音導フックの開口が外耳道に位置された状態を一部を断面にして示す正面図である。 音導フックの開口が外耳道に位置された状態を示す断面図である。 音響出力装置が耳に装着され音導フックの開口が耳甲介腔に位置された状態を一部を断面にして示す正面図である。 音響出力装置が耳に装着され音導フックの開口が耳介の内側空間において外耳道及び耳甲介腔から離れて位置された状態を一部を断面にして示す正面図である。 音響出力装置の別の例を示す斜視図である。
以下に、本技術音響出力装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術音響出力装置をイヤホンに適用したものである。但し、本技術の適用範囲はイヤホンに限られることはなく、ヘッドホン等の他の各種の音響出力装置に広く適用することができる。
[耳の構造]
先ず、音響出力装置が装着される耳の構造について説明する(図1及び図2参照)。
耳100、100は頭部200の一部とされており、それぞれ耳介101、101と頭部200の内部に存在する鼓膜や三半規管や蝸牛等の各部とから成る。頭部200のうち耳介101、101の内側の部分はそれぞれ側頭部201、201であり、耳介101、101は側頭部201、201から左方又は右方に突出されている。
耳介101は内側空間150を有するように全体として略前方に開口された浅い凹状にされ、外周部が耳輪102と称される部分と耳輪102に連続され側頭部201の近傍に位置された耳輪脚103と称される部分とを有している。
耳輪102の内側の部分は凹状の舟状窩104と称され、舟状窩104の内側における下側略半分の部分は凸状の対耳輪105と称される。対耳輪105の上方には対耳輪105に連続して二股状の凸状の部分が存在し、この二股状の部分のうちの外側の部分と内側の部分がそれぞれ対耳輪上脚106と対耳輪下脚107と称される。対耳輪上脚106と対耳輪下脚107の間の部分は凹状の三角窩108と称され、対耳輪105及び対耳輪下脚107の内側の部分は凹状の耳甲介艇109と称される。
対耳輪105の下側に連続する部分は側頭部201側に稍膨出され、対耳珠110と称される部分である。対耳珠110に対向する側頭部201側の部分は対耳珠110側に稍膨出された耳珠111と称され、耳輪102の下側に連続する下端部が耳垂112と称される。
対耳珠110と耳珠111の間の部分には外耳道113の入口である外耳孔113aが存在し、外耳道113は鼓膜や三半規管等に連通されている。耳介101の内側空間150のうち、対耳輪105と対耳輪下脚107と耳輪脚103によって囲まれた空間、即ち、耳甲介艇109の前側の空間は耳甲介腔114と称され、外耳道113の外耳孔113aに連通されている。内側空間150のうち耳甲介腔114の下側に連続しU字状に開いた空間は珠間切痕115と称される空間である。
耳介101の内側空間150は耳甲介腔114と珠間切痕115と外耳道113の外耳孔113a付近の空間とを含み、舟状窩104、対耳輪105、対耳輪上脚106、対耳輪下脚107、三角窩108、対耳珠110及び耳珠111の前側の空間をも含む空間である。
[音響出力装置の概略構成]
次に、音響出力装置の構成について説明する(図3及び図4参照)。
音響出力装置1は筐体2、2と音導フック3、3とケーブル4を有している。
筐体2、2間にはケーブル4が連結されている。筐体2は、例えば、円筒状に形成された筒状部5と筒状部5の軸方向における一端部を閉塞する底面部6と筒状部5の軸方向における他端部を閉塞する蓋部7とを有している。蓋部7には筒状部5の軸方向に貫通された挿通孔7aが形成されている。
筐体2、2の内部にはそれぞれスピーカー8、8が配置されている(図4参照)。スピーカー8としては、例えば、ダイナミック型のドライバーユニットが採用されていてもよい。
一方の筐体2の内部にはスピーカー8とともに回路基板9が配置され、回路基板9にはスピーカー8、8を動作させる駆動回路や無線通信用の通信用回路が形成されている。従って、音響出力装置1は無線通信によって音楽プレーヤー等の他の機器からの音声信号を受信し、受信した音声信号を変換してスピーカー8、8から音声として出力することや、音楽プレーヤーとの接続認証等のペアリング処理が可能とされている。音声信号を受信するための無線通信としては、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)やWiFi(Wireless Fidelity)、接続認証等のペアリング処理用の無線通信としてのNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信に対応したものであってもよい。
他方の筐体2の内部にはスピーカー8とともに電池(バッテリー)10が配置されている。電池10としては、使い捨てタイプであってもよく、充電可能なタイプであってもよい。特に、電池10が使い捨てタイプである場合には、筐体2の一部が開閉可能とされ、電池10の交換が可能な構成にされていることが望ましい。また、電池10が充電可能なタイプである場合にも筐体2の一部が開閉可能とされ、電池10の交換が可能とされていてもよい。
電池10の電力はスピーカー8、8と回路基板9に供給されてスピーカー8、8と回路基板9が動作される。一方の筐体2の内部に配置されたスピーカー8と回路基板9への電池10からの電力の供給はケーブル4を介して行われる。
従って、ケーブル4の内部には電力を供給するための電線が配設されている。また、ケーブル4の内部には音声信号や他の各種の信号を送受信するための信号線も配設されており、信号線によって一方の筐体2の内部に配置された回路基板9から他方の筐体2の内部に配置されたスピーカー8への音声信号の出力等が行われる。
ケーブル4は両端部が筐体2、2の筒状部5、5を介して筐体2、2の内部に配置された各部に接続されている。ケーブル4の両端部には他の部分より径が大きくされた連結筒部4a、4aが設けられ(図3参照)、連結筒部4a、4aがそれぞれ筒状部5、5の外周面に結合されている。連結筒部4a、4aによってケーブル4の両端部の剛性が高くされ、ケーブル4と筒状部5、5の安定した結合状態が確保されている。
尚、筐体2、2の一方又は双方には、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や充電端子等の各種の接続端子、マイクロフォン用の音声入力孔等が形成されていてもよい。筐体2に接続端子が形成されている場合には、接続端子が形成された筐体2の内部に、接続端子に対応する回路が配置される。また、筐体2にマイクロフォン用の音声入力孔が形成されている場合には、音声入力孔が形成された筐体2の内部に、マイクロフォンが配置される。
音導フック3は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって筒状に形成された部分の外周面にシリコン等のゴム材料や樹脂材料によって形成された部分が被覆されることにより構成されている。音導フック3の内周側の部分を金属材料によって形成することにより、スピーカー8から出力された音声が質の低下を来すことなく効率よく音導フック3の内部を伝達される。特に、音導フック3は使用者の耳100に装着される部分であり、金属材料としてアルミニウムを用いることにより音導フック3の軽量化が図られ、音導フック3が耳100に装着されたときの使用者への負担が小さくなり、音響出力装置1の良好な装着感を確保することができる。
また、音導フック3の外周側の部分をゴム材料や樹脂材料によって形成することにより、音導フック3が耳100にフィットした状態で装着され、音響出力装置1の良好な装着感を確保することができる。
尚、上記には、音導フック3が内周側の部分と外周側の部分とを有する2層構造に形成された例を示したが、音導フック3は単層構造であってもよく、また、3層以上の構造にされていてもよい。音導フック3が、例えば、単層構造にされている場合には、音導フック3を形成する材料として金属材料、ゴム材料又は樹脂材料の何れの材料が用いられていてもよい。
音導フック3は内部空間がスピーカー8から出力された音声を導く音導空間3aとされている(図4参照)。音導フック3は、図3及び図4に示すように、一端部が連結部11として設けられ、他端部が屈曲部12として設けられ、連結部11と屈曲部12の間の部分が中間部13として設けられている。
連結部11は屈曲部12及び中間部13より径が一回り大きくされた円筒状の基部14と基部14における中間部13の反対側の端面に連続された連結板部15とから成る。連結板部15は厚みの薄い略円環状に形成され、外方に開口された円環状の被支持溝15aを有している。
上記したように、音導フック3は基部14が屈曲部12及び中間部13より径が一回り大きくされているため、筐体2に連結される部分の剛性が高くされ、音導フック3と筐体2の安定した結合状態が確保されている。
音導フック3は連結板部15の被支持溝15aに筐体2の蓋部7の一部が挿入されることにより、筐体2に対して軸回り方向へ回転可能とされている。尚、蓋部7と連結板部15の間には一定のフリクションが作用するように構成されているため、音導フック3が筐体2に対して回転されたときには、音導フック3が筐体2に対して回転されて停止された位置に保持される。
音導フック3における連結部11の基部14は筐体2における筒状部5の軸方向に対して傾斜されている(図4参照)。基部14は、音導フック3が耳100に装着される状態において、筒状部5の軸方向に対して側頭部201側に傾斜されている。
屈曲部12は中間部13に対して屈曲され、音導フック3が耳100に装着される状態において、中間部13から離隔するに従って側頭部201に近付く方向へ傾斜されている。屈曲部12は音導フック3が耳100に装着された状態において外耳道113に最も近付いて位置される部分である。屈曲部12の先端の開口12aからは、スピーカー8から出力されて音導空間3aを導かれた音声が発せられる。
中間部13は全体として曲線状に形成され、筒状部5の軸方向に対して基部14と同じ方向及び同じ角度で傾斜されている。従って、中間部13は、音導フック3が耳100に装着される状態において、屈曲部12に近付くに従って側頭部201に近付く方向へ傾斜されている。
尚、音導フック3は屈曲可能な構造に形成されていてもよい。音導フック3が屈曲可能とされることにより、音導フック3の耳100への装着時に耳100の形や大きさに応じて音導フック3を変形することが可能になり、音響出力装置1を安定した状態で耳100に装着することができると共に外耳道113に最も近付いて位置される屈曲部12を音声の聞き取り易い所望の位置に位置させることができる。
音導フック3が屈曲可能な構造に形成された場合には、音導フック3が屈曲された状態の形状が保持されるように構成されることが望ましい。
また、音響出力装置1は、音導フック3が筐体2に対して軸回り方向へ回転可能とされているため、耳100への装着時に耳100の形や大きさによって音導フック3の位置を調整することが可能になり、音響出力装置1を安定した状態で耳100に装着することができると共に屈曲部12を音声の聞き取り易い所望の位置に位置させることができる。
上記したように、音響出力装置1は、それぞれ一対の筐体2、2と音導フック3、3を有し、筐体2、2の内部にそれぞれスピーカー8、8が配置されている。
従って、音響出力装置1がステレオタイプとして機能し、音響出力装置1の機能性の向上が図られ良質の音声を聞き取ることができる。また、筐体2、2の内部にそれぞれスピーカー8、8が配置されているため、重量的に良好なバランスが確保され、音響出力装置1を安定した状態で耳100に装着することができる。
また、音響出力装置1にあっては、一方の筐体2の内部に回路基板9が配置され、他方の筐体2の内部に電池10が配置されている。従って、音響出力装置1における耳100、100に装着される両側の部分の重量の差が低減され、重量的に良好なバランスが確保され、音響出力装置1を安定した状態で耳100に装着することができる。
さらに、筐体2、2がケーブル4によって接続されているため、ケーブル4によって両方のスピーカー8、8に対する音声信号の送出及び電流の供給を行うことが可能になり、音響出力装置1の良好な機能性を確保することができる。
[音響出力装置の耳に対する装着状態]
以下に、音響出力装置1の耳100、100に対する装着状態について説明する(図5乃至図9参照)。
音響出力装置1は、筐体2、2がそれぞれ頭部200のうち耳介101、101の根元部分、即ち、耳介101、101と側頭部201、201の境界部分又はその周辺部分に耳介101、101の後側から押し当てられる(図5参照)。ケーブル4は頭部200の後方に位置される。
音導フック3、3は、図5及び図6に示すように、中間部13、13がそれぞれ耳介101、101の根元部分に上方から装着され、連結部11、11がそれぞれ耳介101、101の後側に位置され、屈曲部12、12がそれぞれ耳介101、101の前側に位置される。このとき屈曲部12、12はそれぞれ耳介101、101に非接触の状態で少なくとも一部が耳介101、101の内側空間150、150に位置される(図6参照)。このとき屈曲部12、12はそれぞれ開口12a、12aが外耳道113、113の外耳孔113a、113a付近に外耳孔113a、113aの全体を塞ぐことなく位置される(図6及び図7参照)。
尚、音響出力装置1が頭部200に装着された状態において、音導フック3、3における屈曲部12、12の開口12a、12aがそれぞれ耳甲介腔114、114に位置されてもよい(図8参照)。
また、屈曲部12、12の開口12a、12aはそれぞれ外耳道113、113又は耳甲介腔114、114に位置されていなくてもよく、耳介101、101の内側空間150、150に位置されていれば外耳道113、113及び耳甲介腔114、114から離れて位置されていてもよい(図9参照)。
尚、使用者の耳100の形状や大きさによっては、屈曲部12、12の開口12a、12aは耳介101、101の内部空間150、150の外側に位置されていてもよい。
上記のように、音響出力装置1は耳100に装着された状態において、筐体2、2がそれぞれ耳介101、101の後側において頭部200に接触された状態で位置される。
従って、音導フック3、3とともに筐体2、2が頭部200に接触された状態で音響出力装置1が耳100、100に装着されるため、音響出力装置1を安定した状態で耳100、100に装着することができる。
また、音導フック3、3は連結部11、11がそれぞれ耳介101、101の後側に位置され屈曲部12、12がそれぞれ連結部11、11の前側に位置される。
従って、筐体2、2が耳介101、101の後側に位置されるため耳介101、101の前側には音導フック3、3の一部のみしか存在せず、音響出力装置1を違和感なく耳100、100に装着することができる。
さらに、耳介101、101の前側に筐体2、2が存在しないため、耳介101、101の前側に存在する構造物が小さくなり、頭部伝達関数への影響が抑制されて空間知覚能力の低下を抑制することができる。
加えて、屈曲部12、12が外耳道113、113の近傍又は外耳道113、113の外耳孔113a、113a付近に位置される場合には、音声の発せられる位置が外耳道113、113の近傍に存在するため、音声を良好に聞き取ることができる。
尚、音響出力装置1が使用者の頭部200に装着された状態においては、筐体2は少なくとも一部が耳介101の後側において耳垂112の側方に位置されていることが望ましい(図5参照)。
筐体2の少なくとも一部が耳介101の後側において耳垂112の側方に位置されることにより、筐体2が耳介101の根元部分において耳100の下端側に位置されるため、音響出力装置1を安定した状態で頭部200に装着することができる。
また、音響出力装置1が使用者の頭部200に装着された状態において、筐体2は少なくとも一部が耳介101の後側において耳垂112の下端より下側に位置されていてもよい。
筐体2の少なくとも一部が耳介101の後側において耳垂112の下端より下側に位置されることにより、筐体2が耳100の下端側に位置されるため、音響出力装置1を安定した状態で頭部200に装着することができる。
[音響出力装置の他の例]
上記には、それぞれ一対の筐体2、2と音導フック3、3を有する音響出力装置1の例を示したが、例えば、以下のように、一つずつの筐体2と音導フック3を有する音響出力装置1Aを用いることも可能である(図10参照)。
尚、以下に示す音響出力装置1Aは、上記した音響出力装置1と比較して、筐体と音導フックの数が異なりケーブルが設けられていないこと及び筐体の内部構造が異なることのみが相違するため、音響出力装置1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については音響出力装置1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
音響出力装置1Aは一つずつの筐体2と音導フック3を有している。
筐体2の内部にはそれぞれスピーカー8と回路基板9と電池10が配置されている。回路基板9と電池10は何れがスピーカー8側に配置されていてもよい。電池10の電力はスピーカー8と回路基板9に供給されてスピーカー8と回路基板9が駆動される。
尚、筐体2には、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子や充電端子等の各種の接続端子、マイクロフォン用の音声入力孔等が形成されていてもよい。筐体2に接続端子が形成されている場合には筐体2の内部に接続端子に対応する回路が配置され、筐体2にマイクロフォン用の音声入力孔が形成されている場合には筐体2の内部にマイクロフォンが配置される。
音響出力装置1Aは、筐体2が頭部200のうち左側又は右側の耳介101の根元部分、即ち、耳介101と側頭部201の境界部分又はその周辺部分に耳介101の後側から押し当てられる。
音導フック3は中間部13が耳介101の根元部分に上方から装着され、連結部11が耳介101の後側に位置され、屈曲部12が耳介101の前側に位置される。このとき屈曲部12は耳介101に非接触の状態で少なくとも一部が耳介101の内部空間150に位置され、開口12aが耳甲介腔114又は外耳道113に位置される。
但し、屈曲部12は開口12aが耳甲介腔114又は外耳道113に位置されていなくてもよく、内部空間150に位置されていれば外耳道113及び耳甲介腔114から離れて位置されていてもよい。
尚、使用者の耳100の形状や大きさによっては、屈曲部12、12の開口12a、12aは耳介101、101の内部空間150、150の外側に位置されていてもよい。
また、音響出力装置1Aにあっても、音響出力装置1と同様に、使用者の頭部200に装着された状態において、筐体2は少なくとも一部が、耳介101の後側において耳垂112の側方に位置されていてもよく、また、耳介101の後側において耳垂112の下端より下側に位置されていてもよい。
上記したように、音響出力装置1Aは、一つずつの筐体2と音導フック3が設けられ、筐体2の内部に電池10が配置されている。
従って、片側の耳100に音導フック3を装着して使用することが可能になり、音響出力装置1Aの耳100に対する装着が容易になり使い勝手の向上を図ることができる。
また、片側の耳100にのみ装着されるため、耳100に装着されたときの使用者への負担が小さくなり、音響出力装置1Aの良好な装着感を確保することができる。
[まとめ]
以上に記載した通り、音響出力装置1、1Aにあっては、内部にスピーカー8が配置された筐体2と、一端部である連結部11が筐体2に連結され他端部である屈曲部12の開口12aから音導空間3aを導かれた音声が発せられる音導フック3とを有し、音導フックが耳介101の根元部分に装着され、屈曲部12が耳100に非接触の状態とされる。
従って、スピーカー8から出力された音声が音導フック3を介して使用者に伝達されると共に音導フック3の他端部である屈曲部12が耳100に接触されない状態で装着されるため、スピーカー8から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保することができ、装着状態における違和感の発生を低減することができる。
特に、音響出力装置1、1Aにあっては、スピーカー8から出力された音声が音導フック3の音導空間3aを導かれて認識され、耳骨に振動が伝達されて音声の認識が行われる骨伝導方式にはされていないため、音声領域における低域の再現性も高くなり、低音の聞き取りも行い易くなる。
また、音導フック3の他端部である屈曲部12が外耳道113を閉塞する構成にはされていないため、低音の良好な再現性を確保することができると共に頭部伝達関数が変化し難く外部の音声を正しく認識することができる。
さらに、音響出力装置1、1Aが頭部200に装着された状態において、屈曲部12の開口12aが耳介101の内部空間150に位置されている場合には、開口12aが外耳道113に近付いて位置されるため、スピーカー8から出力される音声と外部の音声との良好な認識性を確保することができる。
また、音響出力装置1、1Aが頭部200に装着された状態において、屈曲部12の開口12aが耳甲介腔114に位置される場合には、開口12aが外耳道113に一層近付いて位置されるため、スピーカー8から出力される音声と外部の音声との一層良好な認識性を確保することができる。
さらに、音響出力装置1、1Aが頭部200に装着された状態において、屈曲部12の開口12aが外耳道113に位置される場合には、開口12aが鼓膜に近付いて位置されるため、スピーカー8から出力される音声と外部の音声とのより一層良好な認識性を確保することができる。
さらにまた、音響出力装置1、1Aにあっては、音導フック3は屈曲部12が他の部分に対して外耳道113に近付く方向に屈曲されているため、音導フック3が耳100に装着されたときに音声の発せられる位置が自然に外耳道113の近傍に存在することになり、音声を良好に聞き取ることができる。
加えて、音響出力装置1、1Aにあっては、音導フック3が筐体2に対して側頭部201に近付く方向へ傾斜されているため、音導フック3が耳100に装着されたときに音導フック3が側頭部201に接した状態になり、音響出力装置1、1Aを安定した状態で耳100に装着することができる。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
内部にスピーカーが配置された筐体と、
内部空間が前記スピーカーから出力される音声を導く音導空間として形成されると共に一端部が前記筐体に連結され他端部の開口から前記音導空間を導かれた音声が発せられる音導フックとを備え、
前記音導フックが耳介の根元部分に装着され、
前記音導フックは前記他端部が耳に非接触の状態とされる
音響出力装置。
(2)
前記開口は前記耳介の内部空間に位置される
前記(1)に記載の音響出力装置。
(3)
前記開口は耳甲介腔に位置される
前記(1)に記載の音響出力装置。
(4)
前記開口は外耳道に位置される
前記(1)に記載の音響出力装置。
(5)
前記筐体は前記耳介の後側において頭部に接触された状態で位置される
前記(1)から前記(4)の何れかに記載の音響出力装置。
(6)
前記一端部は前記耳介の後側に位置され前記他端部が前記一端部の前側に位置される
前記(5)に記載の音響出力装置。
(7)
前記音導フックは前記筐体に対して軸回り方向へ回転可能とされた
前記(1)から前記(6)の何れかに記載の音響出力装置。
(8)
前記音導フックは屈曲可能とされた
前記(1)から前記(7)の何れかに記載の音響出力装置。
(9)
前記音導フックは前記他端部が他の部分に対して前記外耳道に近付く方向へ屈曲された
前記(1)から前記(8)の何れかに記載の音響出力装置。
(10)
前記音導フックは前記筐体に対して側頭部に近付く方向へ傾斜された
前記(1)から前記(9)の何れかに記載の音響出力装置。
(11)
前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一対ずつ設けられ、
前記一対の筐体の内部にそれぞれ前記スピーカーが配置された
前記(1)から前記(10)の何れかに記載の音響出力装置。
(12)
一方の前記筐体の内部に回路基板が配置され、
他方の前記筐体の内部に電池が配置された
前記(11)に記載の音響出力装置。
(13)
前記一対の筐体の間にケーブルが連結された
前記(11)又は前記(12)に記載の音響出力装置。
(14)
前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一つずつ設けられ、
前記筐体の内部に電池が配置された
前記(1)から前記(10)の何れかに記載の音響出力装置。
(15)
使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の側方に位置される
前記(1)から前記(14)の何れかに記載の音響出力装置。
(16)
使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の下端より下側に位置される
前記(1)から前記(15)の何れかに記載の音響出力装置。
200…頭部、201…側頭部、100…耳、101…耳介、112…耳垂、150…内側空間、113…外耳道、114…耳甲介腔、1…音響出力装置、2…筐体、3…音導フック、3a…音導空間、4…ケーブル、8…スピーカー、9…回路基板、10…電池、11…連結部(一端部)、12…屈曲部(他端部)、12a…開口、1A…音響出力装置

Claims (16)

  1. 内部にスピーカーが配置された筐体と、
    内部空間が前記スピーカーから出力される音声を導く音導空間として形成されると共に一端部が前記筐体に連結され他端部の開口から前記音導空間を導かれた音声が発せられる音導フックとを備え、
    前記音導フックが耳介の根元部分に装着され、
    前記音導フックは前記他端部が耳に非接触の状態とされる
    音響出力装置。
  2. 前記開口は前記耳介の内部空間に位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  3. 前記開口は耳甲介腔に位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  4. 前記開口は外耳道に位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  5. 前記筐体は前記耳介の後側において頭部に接触された状態で位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  6. 前記一端部は前記耳介の後側に位置され前記他端部は前記一端部の前側に位置される
    請求項5に記載の音響出力装置。
  7. 前記音導フックは前記筐体に対して軸回り方向へ回転可能とされた
    請求項1に記載の音響出力装置。
  8. 前記音導フックは屈曲可能とされた
    請求項1に記載の音響出力装置。
  9. 前記音導フックは前記他端部が他の部分に対して前記外耳道に近付く方向へ屈曲された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  10. 前記音導フックは前記筐体に対して側頭部に近付く方向へ傾斜された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  11. 前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一対ずつ設けられ、
    前記一対の筐体の内部にそれぞれ前記スピーカーが配置された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  12. 一方の前記筐体の内部に回路基板が配置され、
    他方の前記筐体の内部に電池が配置された
    請求項11に記載の音響出力装置。
  13. 前記一対の筐体の間にケーブルが連結された
    請求項11に記載の音響出力装置。
  14. 前記筐体と前記音導フックがそれぞれ一つずつ設けられ、
    前記筐体の内部に電池が配置された
    請求項1に記載の音響出力装置。
  15. 使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の側方に位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
  16. 使用者に装着された際に、前記筐体は少なくとも一部が前記耳介の後側において耳垂の下端より下側に位置される
    請求項1に記載の音響出力装置。
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