JPWO2016067450A1 - 状態表示方法、プログラム及び状態表示装置 - Google Patents

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Abstract

一態様の状態表示方法は、1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得し、第一のデータと第二のデータとに示される時刻情報に従って、第一のデータに示される睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、第二のデータに示される活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成し、生成したグラフを表示する。

Description

本発明は、生体活動の状態を可視化する技術に関する。
ある特許文献には、活動指標の遷移を時系列に示す線グラフと、安静中、活動中、睡眠中及び食事中の時間帯を示す帯グラフとを一つの画面で示す例が開示されている。この例では、ユーザは活動中における活動の程度を把握することができるが、睡眠中における睡眠の程度を把握することはできない。
また、別の特許文献には、時系列に睡眠状態を示すグラフを表示する例が開示されている。この例では、ユーザは睡眠中における睡眠の程度を把握することができるが、活動中における活動の程度を把握することはできない。
特開2006−129887号公報 特開2008−006005号公報
本発明の目的は、一側面では、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できるようにすることである。
一態様の状態表示方法は、1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得し、第一のデータと第二のデータとに示される時刻情報に従って、第一のデータに示される睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、第二のデータに示される活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成し、生成したグラフを表示する。
一態様の状態表示方法は、対象者について測定した生体活動の測定結果に基づいて、該対象者の状態の時間的な推移を表示する際に、該測定結果が睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な第1の方向に睡眠の深さを示す表示を行い、該測定結果が非睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な、第1の方向とは逆の第2の方向に活動の強さを示す表示を行う。
一側面においては、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できる。
図1は、ネットワーク構成の例を示す図である。 図2は、グラフ画像の例を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る表示処理装置のモジュール構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係るメイン処理フローの例を示す図である。 図5は、第1データの例を示す図である。 図6は、第2データの例を示す図である。 図7は、グラフ画像の構成例を示す図である。 図8は、生成処理フローの例を示す図である。 図9は、第1描画処理フローの例を示す図である。 図10は、第1パーツ画像の例を示す図である。 図11は、第1パーツ画像の貼り付け先を説明するための図である。 図12は、第2描画処理フローの例を示す図である。 図13は、第2パーツ画像の例を示す図である。 図14は、第2パーツ画像の貼り付け先を説明するための図である。 図15は、実施の形態2に係る表示処理装置のモジュール構成例を示す図である。 図16は、実施の形態2に係るメイン処理フローの例を示す図である。 図17は、表示処理(A)フローの例を示す図である。 図18は、第1合成表示処理フローの例を示す図である。 図19は、第2合成表示処理フローの例を示す図である。 図20は、表示処理(B)フローの例を示す図である。 図21は、コンピュータの機能ブロック図である。 図22は、携帯端末装置のハードウエア構成例を示す図である。
[実施の形態1]
図1に、ネットワーク構成の例を示す。表示処理装置101は、被験者(対象者ともいう。)の生体活動の状態を可視化する装置である。表示処理装置101は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)のような表示デバイスを有している。具体的には、表示処理装置101は、睡眠の深さのレベルと活動量のレベルとをグラフ化して表示する。ネットワークは、例えば、移動体通信網、インターネットあるいはLAN(Local Area Network)などである。
計測装置105aは、睡眠の深さを計測する装置である。計測装置105aは、例えば被験者の脳波、脈、体温、体動、筋電、血圧あるいは呼吸数などを計測する。睡眠の深さのレベルは、計測装置105aにおける計測の結果に基づいて決定される。計測装置105aにおいて決定された睡眠の深さのレベルは管理装置103にネットワークを介して送られ、管理装置103は被験者毎に睡眠の深さのレベルを管理する。あるいは、計測装置105aから管理装置103に計測結果がネットワークを介して送られ、管理装置103が睡眠の深さのレベルを決定するようにしてもよい。睡眠の深さのレベルの例として、例えば睡眠ステージを用いても良い。
計測装置105bは、被験者の活動量を計測する装置である。例えば計測装置105bがスマートフォンやウェアラブル端末のように携帯される装置である場合には、計測装置105b自身の移動に関する加速度を計測する。あるいは、例えば計測装置105bが生活環境や労働環境に設置される装置である場合には、被験者の位置や体勢や心拍数などを計測する。このように設置される計測装置105bは、撮影画像や自ら照射したマイクロ波の反射を分析して、被験者の位置や体勢を計測するようにしてもよい。活動量のレベルは、計測装置105bにおける計測の結果に基づいて決定される。計測装置105bにおいて決定された活動量のレベルは管理装置103にネットワークを介して送られ、管理装置103は被験者毎に活動量のレベルを管理する。あるいは、計測装置105bから管理装置103に計測結果がネットワークを介して送られ、管理装置103が活動量のレベルを決定するようにしてもよい。活動量のレベルの例として、例えばMETs(Metabolic equivalents)を用いても良い。
また、計測装置105aにおける計測の結果に基づいて活動量のレベルが決定されるようにしてもよい。更に、計測装置105bにおける計測の結果に基づいて睡眠の深さのレベルが決定されるようにしてもよい。計測装置105aと計測装置105bとは、同じ装置であっても構わない。
そして、表示処理装置101は、特定の被験者に関する睡眠の深さのレベルのデータ(以下、第1データという。)と活動量のレベルのデータ(以下、第2データという。)とを、管理装置103からネットワークを介して取得する。
表示処理装置101は、計測装置105aから直接的に第1データを取得するようにしてもよい。同様に表示処理装置101は、計測装置105aから直接的に第2データを取得するようにしてもよい。同様に表示処理装置101は、計測装置105bから直接的に第2データを取得するようにしてもよい。同様に表示処理装置101は、計測装置105bから直接的に第1データを取得するようにしてもよい。
表示処理装置101は、計測装置105aを兼ねてもよい。表示処理装置101は、計測装置105bを兼ねてもよい。また、表示処理装置101は、管理装置103を兼ねてもよい。表示処理装置101が、自ら計測を行い、第1データと第2データとを生成する場合には、ネットワークを介した通信を行わなくてもよい。
次に、表示処理装置101において表示されるグラフ画像について説明する。図2に、グラフ画像の例を示す。グラフ画像201には、水平方向に時間軸203が設けられている。
時間軸203から下方向に配置された棒205は、睡眠の深さのレベルを示している。つまり、睡眠の深さのレベルを示す棒グラフは、時間軸203から棒205の端までの距離によって睡眠の深さのレベルを表す。睡眠の深さのレベルを示す棒205には、睡眠をイメージした色相(例えば、「青」)の色を用いる。さらに、睡眠の深さのレベルを示す棒205は、時間軸203から離れるほど段階的に色が濃い。図2及び以降の図では、「青」の色相の色が占めると想定されている棒205には、実線の囲みを付ける。
時間軸203から上方向に配置された棒207は、活動量のレベルを示している。つまり、活動量のレベルを示す棒グラフは、時間軸203から棒207の端までの距離によって活動量のレベルを表す。活動量のレベルを示す棒207には、活動をイメージした色相(例えば、「橙」)の色を用いる。さらに、活動量のレベルを示す棒207は、時間軸203から離れるほど段階的に色が濃い。図2及び以降の図では、「橙」の色相の色が占めると想定されている棒207には、破線の囲みを付ける。睡眠の深さのレベルを示す棒205の色と、活動量のレベルを示す棒207の色とを、互いに異なる色系統にすることで、睡眠と活動とのどちらに関する表示であるのかを視認しやすく出来る。なお、図2では棒グラフを例示しているが、グラフの形態はこれに限る必要は無い。例えば、折れ線グラフで評点しても良い。また、図2では時間軸203は、時間の経過を図中の左から右へ向かって示した例であるが、これに限る必要は無い。例えば、時間の経過を図中の上から下へ向かって示しても構わない。この場合、例えば、時間軸よりも右側を活動量のレベルを示す領域とし、時間軸よりも左側を睡眠の深さのレベルを示す領域としてもよい。もちろん、活動量と睡眠の深さとは、いずれかが時間軸より右側、いずれかが時間軸より左側であれば構わない。
続いて、表示処理装置101のモジュール構成について説明する。図3に、実施の形態1に係る表示処理装置101のモジュール構成例を示す。表示処理装置101は、受付部301、取得部303、生成部305、表示処理部307、表示制御部309、内部データ記憶部311、第1データ記憶部313、第2データ記憶部315、背景記憶部317、パーツ記憶部319及びフレームバッファ321を有している。
受付部301は、ユーザからの指示を受け付ける。取得部303は、第1データ及び第2データを取得する。生成部305は、グラフ画像を生成する。表示処理部307は、グラフ画像を表示する処理を行なう。表示制御部309は、表示デバイスを制御する。
内部データ記憶部311は、内部で用いるパラメータを記憶する。第1データ記憶部313は、第1データを記憶する。第2データ記憶部315は、第2データを記憶する。背景記憶部317は、背景の画像データを記憶している。パーツ記憶部319は、パーツ画像を記憶している。フレームバッファ321は、グラフ画像を記憶する。
上述した受付部301、取得部303、生成部305、表示処理部307及び表示制御部309は、ハードウエア資源(例えば、図21又は図22)と、以下で述べる処理をプロセッサに実行させるプログラムとを用いて実現される。
上述した内部データ記憶部311、第1データ記憶部313、第2データ記憶部315、背景記憶部317、パーツ記憶部319及びフレームバッファ321は、ハードウエア資源(例えば、図21又は図22)を用いて実現される。
続いて、表示処理装置101における処理について説明する。図4に、実施の形態1に係るメイン処理フローの例を示す。受付部301は、グラフ化する期間を受け付ける(S401)。取得部303は、管理装置103から第1データを取得する(S403)。取得部303は、計測装置105aあるいは計測装置105bから第1データを取得するようにしてもよい。表示処理装置101が、自ら第1データを生成する場合には、S403の処理は省いてもよい。また、取得部303は、既に保持している第1データについては、再度取得しなくてもよい。
図5に、第1データの例を示す。この例における第1データは、テーブル形式である。第1データは、計測時間帯毎にレコードを有している。レコードは、計測日付を格納するためのフィールド、計測時間帯を格納するためのフィールド及び睡眠の深さのレベルを格納するためのフィールドを有している。この例では、睡眠の深さのレベルは0乃至4のいずれかである。睡眠の深さのレベルが0である場合には、被験者が非睡眠状態であることを示している。睡眠の深さのレベルが1以上である場合には、被験者が睡眠状態であることを示している。最高のレベルは、4以外であってもよい。睡眠の深さのレベルは、深さの度合いの違いがわかる表現であれば、図5に示した以外の値によって表現されても構わない。
図4の説明に戻る。取得部303は、第2データを取得する(S405)。取得部303は、計測装置105aあるいは計測装置105bから第2データを取得するようにしてもよい。表示処理装置101が、自ら第2データを生成する場合には、S405の処理は省いてもよい。また、取得部303は、既に保持している第2データについては、再度取得しなくてもよい。
図6に、第2データの例を示す。この例における第2データは、テーブル形式である。第2データは、計測時間帯毎にレコードを有している。レコードは、計測日付を格納するためのフィールド、計測時間帯を格納するためのフィールド及び活動量のレベルを格納するためのフィールドを有している。この例では、活動量のレベルは0乃至4のいずれかである。活動量のレベルが1以上である場合には、被験者が活動状態、つまり非睡眠状態であることを示している。例えば活動量のレベルが1の場合は、非睡眠状態のうち安静にしている状態を示す。最高のレベルは、4以外であってもよい。活動量のレベルが0である場合には、被験者が覚醒状態でないことを示している。活動量のレベルは、量の多い少ないの度合いの違いがわかる表現であれば、図6に示した以外の値によって表現されても構わない。
生成部305は、生成処理を実行する(S407)。生成処理において、生成部305はグラフ画像を生成する。生成されたグラフ画像は、画像データとしてフレームバッファ321に格納される。
図7に、グラフ画像の構成例を示す。グラフ画像は、フレーム701内に描画される。フレーム701内の座標(X,Y)は、左上を原点とする座標系で表される。X軸は、右方向を正とする。Y軸は、下方向を正とする。
グラフの原点は、座標(X0,Y0)に設定される。矢印703は、グラフにおける時間軸203の正方向を示している。図示するように、グラフにおける時間軸203は水平に設けられる。
睡眠の深さのレベルを示す棒グラフは、第1領域705に描画される。活動量のレベルを示す棒グラフは、第2領域707に描画される。第1領域705と第2領域707とは、グラフにおける時間軸203を境界として接する。
睡眠の深さのレベルを示す棒205は、一方の端が時間軸203に接する。図2に示したように、睡眠の深さのレベルを示す棒グラフは、時間軸203から他方の端までの距離によって睡眠の深さのレベルを表すので、睡眠の深さのレベルを示す棒205は、矢印709に示すように下向きを正として睡眠の深さのレベルに相当する位置までの範囲を有する。
活動量のレベルを示す棒207も、一方の端が時間軸203に接する。図2に示したように、活動量のレベルを示す棒グラフは、時間軸203から他方の端までの距離によって活動量のレベルを表すので、活動量のレベルを示す棒207は、矢印711に示すように上向きを正として活動量のレベルに相当する位置までの範囲を有する。
このようにすれば、グラフ全体として、時間軸203の一方側(この例では、上側)に行くほど活動が活発あることを示し、時間軸203の他方側(この例では、下側)に行くほど活動が不活発であることを示すようになる、そして、活動中と睡眠中とを、連続した状態変化として、一つのグラフで切れ目無く表示できる。例えば、活動中となるべき時間帯において仮眠を取った場合に、睡眠の深さの程度とその前後における活動量の程度とを、連続したグラフとして表せる。従って、どのような活動状況において仮眠を取ったのかという観点、仮眠による睡眠がどの程度深いものであったのかという観点、あるいは仮眠によってその後の活動状況がどのように変化したのかという観点などを観察することに役立つ。
続いて、生成処理について説明する。図8に、生成処理フローの例を示す。生成部305は、まずフレーム701内に背景の画像を設定する(S801)。このとき、生成部305は、背景記憶部317に記憶されている背景の画像データを取得し、フレームバッファ321に記憶する。
そして、生成部305は、第1描画処理を実行する(S803)。図9に、第1描画処理フローの例を示す。生成部305は、グラフ化する期間に含まれる各計測時間帯を、時系列に順次処理する。最初に、生成部305は、処理される計測時間帯の順番を示すパラメータnに1を設定する(S901)。以下では、この順番を示すパラメータnによって処理すべき計測時間帯を特定する。順番を示すパラメータnは、内部データ記憶部311に記憶される。順番を示すパラメータnが1であれば処理すべき計測時間帯は、期間の先頭の計測時間帯であることを意味する。従って、生成部305は、S401で受け付けた期間におけるn番目の(すなわち、先頭の)計測時間帯を特定する(S903)。
そして、生成部305は、第1データ記憶部313に記憶されている第1データから、特定された計測時間帯に対応する睡眠の深さのレベルの値Pを読む(S905)。
生成部305は、パーツ記憶部319に記憶されているパーツ画像のうち、当該睡眠の深さのレベルに対応する第1パーツ画像を特定する(S907)。
図10に、第1パーツ画像の例を示す。パーツ記憶部319は、睡眠の深さのレベル毎の第1パーツ画像を記憶している。第1パーツ画像は、睡眠の深さのレベルを示す棒205を描画する際に貼り付けられる。第1パーツ画像の座標系における原点は、例えば左上の端点である。睡眠の深さのレベルを示す棒205の幅は、計測時間帯に比例し、睡眠の深さのレベルを示す棒205の長さは、睡眠の深さのレベルの値に比例する。この例では、矩形である第1パーツ画像の幅は、所定値Wであり、同じく第1パーツ画像の長さは、睡眠の深さのレベルの値Pに所定値Lを乗じた値である。
更に、第1パーツ画像は、睡眠の深さのレベルの値に相当する数の領域に分割されている。各領域は、上下方向に分割されている。そして、各領域を占める色は、上から下に向けて段階的に濃くなるように設定されている。従って、一番上の領域を占める色の彩度の値が最も小さく、下の領域に向けて順次彩度の値が大きくなり、一番下の領域を占める色の彩度の値が最も大きい。図10は、ドットパターンの領域が彩度の値が最も小さく、斜線パターンの領域が次に彩度の値が大きく、格子パターンの領域がその次に彩度の値が大きく、更に塗りつぶしパターンの領域が最も彩度の値が大きいことを示している。尚、各領域を占める色の色相(この例では、「青」)は、共通である。
また、第1パーツ画像を複数の領域に分けずに、全面を同じ濃さの色が占めるようにしてもよい。その場合、睡眠の深さの各レベルに対応する第1パーツ画像は共通の色を用いる。
図9の説明に戻って、生成部305は、貼り付け先の左上座標を算出する(S909)。図11を用いて、第1パーツ画像の貼り付け先について説明する。n番目の計測時間帯に相当し、且つ第1パーツ画像を貼り付ける範囲が、矩形で示されている。貼り付ける範囲の左上座標は、図示するように(Xn-1,Y0)である。Xn-1は、(n−1)×Wを計算することによって求められる。Y0は、所定の値である。
図9の説明に戻って、生成部305は、S909において算出された左上座標に第1パーツ画像の原点を合わせて、第1パーツ画像を貼り付ける(S911)。このとき貼り付けられた第1パーツ画像のデータは、フレームバッファ321に格納される。
そして、生成部305は、処理した計測時間帯が期間の末尾に相当するか否かを判定する(S913)。処理した計測時間帯が期間の末尾に相当しないと判定した場合には、生成部305は、順番を示すパラメータnに1を加える(S915)。生成部305は、n番目の計測時間帯を特定する(S917)。そして、S905に戻って上述した処理を繰り返す。
処理した計測時間帯が期間の末尾に相当すると判定した場合には、第1描画処理を終える。
図8の説明に戻る。続いて、生成部305は、第2描画処理を実行する(S805)。図12に、第2描画処理フローの例を示す。生成部305は、グラフ化する期間に含まれる各計測時間帯を、時系列に順次処理する。最初に、生成部305は、処理される計測時間帯の順番を示すパラメータmに1を設定する(S1201)。以下では、この順番を示すパラメータmによって処理すべき計測時間帯を特定する。順番を示すパラメータmは、内部データ記憶部311に記憶される。順番を示すパラメータmが1であれば処理すべき計測時間帯は、期間の先頭の計測時間帯であることを意味する。従って、生成部305は、S401で受け付けた期間におけるm番目の(すなわち、先頭の)計測時間帯を特定する(S1203)。
そして、生成部305は、第2データ記憶部315に記憶されている第2データから、特定された計測時間帯に対応する活動量のレベルの値Qを読む(S1205)。
生成部305は、パーツ記憶部319に記憶されているパーツ画像のうち、当該活動量のレベルに対応する第2パーツ画像を特定する(S1207)。
図13に、第2パーツ画像の例を示す。第2パーツ画像は、活動量のレベルを示す棒207を描画する際に貼り付けられる。第2パーツ画像の座標系における原点は、例えば左上の端点である。活動量のレベルを示す棒207の幅は、計測時間帯に比例し、活動量のレベルを示す棒207の長さは、活動量のレベルの値に比例する。この例では、矩形である第2パーツ画像の幅は、所定値Wであり、同じく第2パーツ画像の長さは、活動量のレベルの値Qに所定値Lを乗じた値である。
更に、第2パーツ画像は、活動量のレベルの値に相当する数の領域に分割されている。各領域は、上下方向に分割されている。そして、各領域を占める色は、下から上に向けて段階的に濃くなるように設定されている。従って、一番下の領域を占める色の彩度の値が最も小さく、上の領域に向けて順次彩度の値が大きくなり、一番上の領域を占める色の彩度の値が最も大きい。図13は、ドットパターンの領域が彩度の値が最も小さく、斜線パターンの領域が次に彩度の値が大きく、格子パターンの領域がその次に彩度の値が大きく、更に塗りつぶしパターンの領域が最も彩度の値が大きいことを示している。尚、各領域を占める色の色相(この例では、「橙」)は、共通である。
また、第2パーツ画像を複数の領域に分けずに、全面を同じ濃さの色が占めるようにしてもよい。その場合、活動量の各レベルに対応する第2パーツ画像は共通の色を用いる。
図12の説明に戻って、生成部305は、貼り付け先の左上座標を算出する(S1209)。図14を用いて、第2パーツ画像の貼り付け先について説明する。m番目の計測時間帯に相当し、且つ第2パーツ画像を貼り付ける範囲が、矩形で示されている。貼り付ける範囲の左上座標は、図示するように(Xm-1,Y0−Q×L)である。Xm-1は、(m−1)×Wを計算することによって求められる。Y0−Q×Lは、所定の値Y0から活動量のレベルの値Qと所定値Lの積を引くことによって求められる。
図12の説明に戻って、生成部305は、S1209において算出された左上座標に第2パーツ画像の原点を合わせて、第2パーツ画像を貼り付ける(S1211)。このとき貼り付けられた第2パーツ画像のデータは、フレームバッファ321に格納される。
そして、生成部305は、処理した計測時間帯が期間の末尾に相当するか否かを判定する(S1213)。処理した計測時間帯が期間の末尾に相当しないと判定した場合には、生成部305は、順番を示すパラメータmに1を加える(S1215)。生成部305は、m番目の計測時間帯を特定する(S1217)。そして、S1205に戻って上述した処理を繰り返す。
処理した計測時間帯が期間の末尾に相当すると判定した場合には、第2描画処理を終え、更に図8に示した生成処理も終える。そして、図4に示したS409の処理に移行する。
図4の説明に戻る。表示処理部307は、グラフ画像を表示する処理を行なう(S409)。具体的には、表示処理部307は、フレームバッファ321に格納されている画像データを、表示デバイスを制御する表示制御部309に読み取らせる。表示制御部309は、表示デバイスの各画素を画像データにおいて指定された色で点灯させる。
その後、受付部301は、期間を変更する指示を受け付けたか否かを判定する(S411)。期間を変更する指示を受け付けたと判定した場合には、取得部303は、次の表示対象となる期間を特定する(S413)。例えばグラフの続きを表示させる指示を受け付けた場合には、取得部303は後続する期間を特定する。
そして、S403の処理に戻って、表示処理装置101は、S413において特定された期間について上述した処理を繰り返す。つまり、S403において、取得部303は、S413において特定された期間に対応する第1データを取得する。S405において、取得部303は、S413において特定された期間に対応する第2データを取得する。S407において、生成部305は、S413において特定された期間についてのグラフ画像を生成する。S409において、表示処理部307は、S413において特定された期間についてのグラフ画像を表示する。
一方、期間を変更する指示を受け付けていないと判定した場合には、受付部301は、処理を終了させる指示を受け付けたか否かを判定する(S415)。処理を終了させる指示を受け付けていないと判定した場合には、S411に戻る。終了させる指示を受け付けたと判定した場合には、処理を終了する。
本実施の形態によれば、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できる。
更に、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすい。睡眠の深さの程度を下方向に示せば、例えば睡眠によって意識が薄れる印象が想起されやすい。また、活動量の程度を上方向に示せば、例えば活動によって意識が明確になる印象が想起されやすい。
また、深い睡眠状態を濃い色で示せば、ユーザは非睡眠状態や浅い睡眠状態と対比的に睡眠の深さを把握しやすい。また、活動量が多い状態を濃い色で示せば、ユーザは睡眠状態や活動量が少ない状態と対比的に活動の激しさを把握しやすい。
[実施の形態2]
実施の形態1では、フレームバッファ321にグラフ画像の全体を描画した後に、グラフ画像の全体を表示する例について説明したが、実施の形態2では、各パーツ画像を合成表示する例について説明する。
図15に、実施の形態2に係る表示処理装置101のモジュール構成例を示す。受付部301、取得部303、内部データ記憶部311、第1データ記憶部313、第2データ記憶部315、背景記憶部317及びパーツ記憶部319については、実施の形態1の場合(図3)と同様である。実施の形態2に係る表示制御部309は、指定された座標に従って、部分的な画像を表示デバイスに重ね合わせて表示させる機能を有している。以下では、このように部分的な画像を表示デバイスに重ね合わせて表示することを合成表示という。実施の形態2に係る表示処理部307は、表示制御部309における合成表示の機能を用いて、第1パーツ画像及び第2パーツ画像を合成表示する処理を行なう。実施の形態2に係る表示処理部307は、第1合成表示部1501及び第2合成表示部1503を有している。第1合成表示部1501は、第1パーツ画像を合成表示する処理を行なう。第2合成表示部1503は、第2パーツ画像を合成表示する処理を行なう。
図16に、実施の形態2に係るメイン処理フローの例を示す。S401乃至S405の処理は、実施の形態1の場合(図4)と同様である。表示処理部307は、表示処理を実行する(S1601)。実施の形態2では、表示処理部307は表示処理(A)を行なう。
図17に、表示処理(A)フローの例を示す。表示処理部307は、背景の画像を表示する処理を行なう(S1701)。このとき、表示処理部307は、背景記憶部317に記憶されている背景の画像データを取得し、取得した背景の画像データを表示制御部309に渡して表示デバイスに表示させる。
表示処理部307は、グラフ化する期間に含まれる各計測時間帯を、時系列に順次処理する。最初に、表示処理部307は、処理される計測時間帯の順番を示すパラメータnに1を設定する(S1703)。以下では、この順番を示すパラメータnによって処理すべき計測時間帯を特定する。順番を示すパラメータnは、内部データ記憶部311に記憶される。順番を示すパラメータnが1であれば処理すべき計測時間帯は、期間の先頭の計測時間帯であることを意味する。従って、表示処理部307は、S401で受け付けた期間におけるn番目の(すなわち、先頭の)計測時間帯を特定する(S1705)。
次に、表示処理部307は、第1データ記憶部313に記憶されている第1データから、特定された計測時間帯に対応する睡眠の深さのレベルを読む(S1707)。更に、表示処理部307は、第2データ記憶部315に記憶されている第2データから、特定された計測時間帯に対応する活動量のレベルを読む(S1709)。
そして、表示処理部307は、睡眠の深さのレベルが0より大きいか否かを判定する(S1711)。0より大きい睡眠の深さのレベルは、被験者が睡眠状態であることを示している。一方、0である睡眠の深さのレベルは、被験者が睡眠していない状態、つまり非睡眠状態であることを示している。
睡眠の深さのレベルが0より大きいと判定した場合には、表示処理部307は、第1合成表示処理を実行する(S1713)。他方、睡眠の深さのレベルが0より大きくない、つまり睡眠の深さのレベルが0であると判定した場合には、表示処理部307は、第2合成表示処理を実行する(S1715)。
第1合成表示処理では、第1パーツ画像を合成表示する。図18に、第1合成表示処理フローの例を示す。第1合成表示部1501は、パーツ記憶部319に記憶されているパーツ画像のうち、S1707で読んだ睡眠の深さのレベルに対応する第1パーツ画像を特定する(S1801)。第1合成表示部1501は、実施の形態1と同様に貼り付け先の左上座標を算出する(S1803)。第1合成表示部1501は、当該左上座標を指定して、表示デバイスを制御する表示制御部309に当該第1パーツ画像を合成表示させる(S1805)。
第2合成表示処理では、第2パーツ画像を合成表示する。図19に、第2合成表示処理フローの例を示す。第2合成表示部1503は、パーツ記憶部319に記憶されているパーツ画像のうち、S1709で読んだ活動量のレベルに対応する第2パーツ画像を特定する(S1901)。第2合成表示部1503は、実施の形態1と同様に貼り付け先の左上座標を算出する(S1903)。第2合成表示部1503は、当該左上座標を指定して、表示デバイスを制御する表示制御部309に当該第2パーツ画像を合成表示させる(S1905)。
図17の説明に戻る。第1合成表示処理又は第2合成表示処理を終えると、表示処理部307は、処理した計測時間帯が期間の末尾に相当するか否かを判定する(S1717)。処理した計測時間帯が期間の末尾に相当しないと判定した場合には、表示処理部307は、順番を示すパラメータnに1を加える(S1719)。表示処理部307は、n番目の計測時間帯を特定する(S1721)。そして、S1707に戻って上述した処理を繰り返す。
処理した計測時間帯が期間の末尾に相当すると判定した場合には、表示処理(A)を終え、図16に示したS411の処理に移行する。
図16に示したS411乃至S415の処理については、実施の形態1の場合(図4)と同様である。
本実施の形態によれば、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できる。
また、ユーザは、睡眠状態以外の非睡眠状態を把握できる。
更に、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。睡眠の深さの程度を下方向に示せば、例えば睡眠によって意識が薄れる印象が想起されやすい。また、活動量の程度を上方向に示せば、例えば活動によって意識が明確になる印象が想起されやすい。
加えて、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。深い睡眠状態を濃い色で示せば、ユーザは非睡眠状態や浅い睡眠状態と対比的に睡眠の深さを把握しやすい。また、活動量が多い状態を濃い色で示せば、ユーザは睡眠状態や活動量が少ない状態と対比的に活動の激しさを把握しやすい。
[実施の形態3]
実施の形態2では、睡眠状態でない場合に非睡眠状態としての表示を行なう例を示したが、実施の形態3では、覚醒状態である場合に非睡眠状態としての表示を行なう例を示す。
表示処理装置101のモジュール構成は、実施の形態2の場合(図15)と同様である。メイン処理も、実施の形態2の場合(図16)と同様である。
実施の形態3では、図16に示したS1601において、実施の形態2で説明した表示処理(A)に代えて表示処理(B)を実行する。
図20に、表示処理(B)フローの例を示す。S1701乃至S1709の処理については、表示処理(A)の場合(図17)と同様である。
表示処理部307は、活動量のレベルが0より大きいか否かを判定する(S2001)。0より大きい活動量のレベルは、被験者が覚醒状態であること、つまり非睡眠状態であることを示している。
活動量のレベルが0より大きくない、つまり活動量のレベルが0であると判定した場合には、表示処理部307は、第1合成表示処理を実行する(S1713)。一方、活動量のレベルが0より大きいと判定した場合には、表示処理部307は、第2合成表示処理を実行する(S1715)。
第1合成表示処理も、実施の形態2の場合(図18)と同様である。また、第2合成表示処理も、実施の形態2の場合(図19)と同様である。
更に、S1717乃至S1721の処理についても、表示処理(A)の場合(図17)と同様である。
本実施の形態によれば、ユーザは、覚醒状態である非睡眠状態を把握できる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述の機能ブロック構成はプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各記憶領域の構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ、処理の順番を入れ替えることや複数の処理を並列に実行させるようにしても良い。
なお、上で述べた表示処理装置101は、コンピュータ装置であって、図21に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
また、上で述べた表示処理装置101は、携帯端末装置であってもよい。図22に、携帯端末装置のハードウエア構成例を示す。携帯端末装置は、CPU(Central Processing Unit)2201、記憶回路2203、無線通信用アンテナ2211、無線通信制御回路2213、スピーカ制御回路2215、スピーカ2217、マイク制御回路2219、マイク2221、LCD(Liquid Crystal Display)制御回路2223、LCD2225、タッチパッド2227、キー群2229、GPS(Global Positioning System)装置2231、マイクロコントローラ2233、地磁気センサ2235、加速度センサ2237、ジャイロセンサ2239、気圧センサ2241、気温センサ2243及び照度センサ2245を有している。
CPU2201は、モデムCPUとアプリケーションCPUとからなることもある。記憶回路2203は、例えば、ROM(Read Only Memory)2205とRAM(Random Access Memory)2207とフラッシュメモリ2209とを有している。ROM2205は、例えば、オペレーティングシステムなどのプログラムや予め設定されているデータを格納している。RAM2207は、例えばアプリケーションなどのプログラムを展開する領域を含んでいる。RAM2207は、一時的なデータを格納する領域も含んでいる。フラッシュメモリ2209は、例えば、アプリケーションなどのプログラムや保持すべきデータを格納している。
LCD制御回路2223は、指定された動作周波数でクロック回路を動作させ、LCD2225を駆動させる。LCD2225は、表示画面を表示する。タッチパッド2227は、例えば、LCD2225の表示面上に配置されたパネル状のセンサであり、タッチ操作による指示を受け付ける。具体的には、LCD2225とタッチパッド2227とを一体としたタッチパネルとして用いられる。キー群2229の各ハードキーは、筐体の一部に設けられている。
無線通信用アンテナ2211は、例えば、セルラー方式、無線LAN(Local Area Network)方式、近距離通信方式などによる無線電波を受信する。無線通信制御回路2213は、各方式における使用周波数に応じて無線通信の制御を行う。無線通信の制御により、例えば電話の音声通信やインターネットを介したデータ通信が行われる。
スピーカ制御回路2215は、音データに関するデジタル/アナログ変換を行う。スピーカ2217は、アナログデータを音として出力する。マイク制御回路2219は、音データに関するアナログ/デジタル変換を行う。マイク2221は、音をアナログデータに変換する。
CPU2201には、マイクロコントローラ2233が接続されている。マイクロコントローラ2233には、地磁気センサ2235、加速度センサ2237、ジャイロセンサ2239、気圧センサ2241、気温センサ2243及び照度センサ2245が接続されている。マイクロコントローラ2233は、地磁気センサ2235、加速度センサ2237、ジャイロセンサ2239、気圧センサ2241、気温センサ2243及び照度センサ2245を制御する。地磁気センサ2235は、地磁気を含む磁気成分を計測する。加速度センサ2237は、加速度を計測する。ジャイロセンサ2239は、携帯端末装置の姿勢を検出する。気圧センサ2241は、気圧を計測する。気温センサ2243は、気温を計測する。照度センサ2245は、照度を計測する。
以上述べた実施の形態をまとめると、以下のようになる。
一態様の状態表示方法は、1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得し、第一のデータと第二のデータとに示される時刻情報に従って、第一のデータに示される睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、第二のデータに示される活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成し、生成したグラフを表示する。
このようにすれば、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できる。
更に、上記片側は上記軸に対して画面表示の下方向であってもよい。上記他方側は上記軸に対して画面表示の上方向であってもよい。
このようにすれば、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。睡眠の深さの程度を下方向に示せば、例えば睡眠によって意識が薄れる印象が想起されやすい。また、活動量の程度を上方向に示せば、例えば活動によって意識が明確になる印象が想起されやすい。
更に、上記軸から上記片側又は上記他方側に向けて離れるほど、濃い表示色を用いて表示するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。深い睡眠状態を濃い色で示せば、ユーザは非睡眠状態や浅い睡眠状態と対比的に睡眠の深さを把握しやすい。また、活動量が多い状態を濃い色で示せば、ユーザは睡眠状態や活動量が少ない状態と対比的に活動の激しさを把握しやすい。
他の態様の状態表示方法は、対象者について測定した生体活動の測定結果に基づいて、該対象者の状態の時間的な推移を表示する際に、該測定結果が睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な第1の方向に睡眠の深さを示す表示を行い、該測定結果が非睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な、第1の方向とは逆の第2の方向に活動の強さを示す表示を行う。
このようにすれば、ユーザが睡眠の深さと活動量との関連を時系列的に把握できる。
上記非睡眠状態は、睡眠状態でない状態又は覚醒状態であってもよい。
従って、ユーザは、睡眠状態以外の非睡眠状態を把握できる。あるいは、ユーザは、覚醒状態である非睡眠状態を把握できる。
更に、第1の方向は時間軸に対して画面表示の下方向であってもよい。第2の方向は時間軸に対して画面表示の上方向であってもよい。
このようにすれば、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。睡眠の深さの程度を下方向に示せば、例えば睡眠によって意識が薄れる印象が想起されやすい。また、活動量の程度を上方向に示せば、例えば活動によって意識が明確になる印象が想起されやすい。
更に、時間軸から第1の方向又は第2の方向に向けて離れるほど、濃い表示色を用いて表示するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは睡眠の深さの程度と活動量の程度とを感覚的に想起しやすくなる。深い睡眠状態を濃い色で示せば、ユーザは非睡眠状態や浅い睡眠状態と対比的に睡眠の深さを把握しやすい。また、活動量が多い状態を濃い色で示せば、ユーザは睡眠状態や活動量が少ない状態と対比的に活動の激しさを把握しやすい。
なお、上記処理をプロセッサ又はコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納されるようにしてもよい。尚、中間的な処理結果は、一般的にメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。

Claims (11)

  1. 1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得し、
    前記第一のデータと前記第二のデータとに示される時刻情報に従って、前記第一のデータに示される前記睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、前記第二のデータに示される前記活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成し、
    生成した前記グラフを表示する
    ことを特徴とする、コンピュータにより実行される状態表示方法。
  2. 前記片側は前記軸に対して画面表示の下方向であり、前記他方側は前記軸に対して画面表示の上方向である
    ことを特徴とする請求項1記載の状態表示方法。
  3. 前記軸から前記片側又は前記他方側に向けて離れるほど、濃い表示色を用いて表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の状態表示方法。
  4. 対象者について測定した生体活動の測定結果に基づいて、該対象者の状態の時間的な推移を表示する際に、該測定結果が睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な第1の方向に睡眠の深さを示す表示を行い、
    該測定結果が非睡眠状態を示す場合は前記時間軸に垂直な、前記第1の方向とは逆の第2の方向に活動の強さを示す表示を行う
    ことを特徴とする、コンピュータにより実行される状態表示方法。
  5. 前記非睡眠状態は、前記睡眠状態でない状態又は覚醒状態である
    ことを特徴とする請求項4記載の状態表示方法。
  6. 前記第1の方向は前記時間軸に対して画面表示の下方向であり、前記第2の方向は前記時間軸に対して画面表示の上方向である
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の状態表示方法。
  7. 前記時間軸から前記第1の方向又は前記第2の方向に向けて離れるほど、濃い表示色を用いて表示する
    ことを特徴とする請求項4乃至6のうち1つ記載の状態表示方法。
  8. 1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得し、
    前記第一のデータと前記第二のデータとに示される時刻情報に従って、前記第一のデータに示される前記睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、前記第二のデータに示される前記活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成し、
    生成した前記グラフを表示する
    処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
  9. 対象者について測定した生体活動の測定結果に基づいて、該対象者の状態の時間的な推移を表示する際に、該測定結果が睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な第1の方向に睡眠の深さを示す表示を行い、
    該測定結果が非睡眠状態を示す場合は前記時間軸に垂直な、前記第1の方向とは逆の第2の方向に活動の強さを示す表示を行う
    処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
  10. 1の被験者について計測されたデータである、睡眠状態にある場合の睡眠の深さの程度の時間変化を示す第一のデータと、睡眠状態にない場合の活動量の程度の時間変化を示す第二のデータとの両方を取得する取得部と、
    前記第一のデータと前記第二のデータとに示される時刻情報に従って、前記第一のデータに示される前記睡眠の深さの程度の時間変化を、時間を示す軸の片側で、睡眠の深さが深いほど該軸から離れる位置にプロットし、前記第二のデータに示される前記活動量の程度の時間変化を、該軸の他方側で、活動量が多いほど該軸から離れる位置にプロットしたグラフを生成する生成部と、
    生成した前記グラフを表示する表示処理部と
    を有することを特徴とする状態表示装置。
  11. 対象者について測定した生体活動の測定結果に基づいて、該対象者の状態の時間的な推移を表示する際に、該測定結果が睡眠状態を示す場合は時間軸に垂直な第1の方向に睡眠の深さを示す表示を行う第1表示部と、
    該測定結果が非睡眠状態を示す場合は前記時間軸に垂直な、前記第1の方向とは逆の第2の方向に活動の強さを示す表示を行う第2表示部と
    を有することを特徴とする状態表示装置。
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