JPWO2016047572A1 - チタン製スパッタリングターゲット及びその製造方法 - Google Patents

チタン製スパッタリングターゲット及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【要約書】従来のコンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットは、チタン製の圧延板を削り出しで作製しており、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるため、スパッタリングによる成膜の際に、膜厚のユニフォーミティが悪いという問題があった。本願発明は、チタン製の圧延板を削り出しに替えて、プレス(鍛造)により、コンケーブ形状(凹形状)に加工し、これによって平面部とテーパー部で結晶配向の差を低減させ、特性に優れたチタン製スパッタリングターゲットを提供するものである。これによって、従来のスパッタ特性を変えることがなく、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することを可能にし、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上することができるという優れた効果を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置の薄膜形成用スパッタリングターゲット、特に、チタン製スパッタリングターゲット及びその製造方法に関する。
近年、チタン製スパッタリングターゲットを使用して、各種電子部品への成膜が行われている。
チタン製スパッタリングターゲットは、一部のプロセスでは薄膜の均一性と生産効率の観点から、コンケーブ形状(凹形状)のスパッタリングターゲットが使用されている。例えば、特許文献1には、「ターゲットは、ターゲットの周辺端部間に延びるスパッタ可能なターゲット面を画成する正面と、周辺端部間にほぼ全体的に凹形を画成しているスパッタ可能なターゲット表面をもつ。1つの実施の形態において、全体的な凹形は、傾斜領域に囲まれたほぼ平坦な中心領域で画成される。1つの実施の形態において、傾斜領域は約5度から約30度の範囲で傾斜して、ターゲットの周囲の厚さが中心領域の厚さより厚い。」と記載されている。
ターゲットをコンケーブ状(凹形状)に削り出した一例を、図1に示す。従来、コンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットは、チタン製の圧延板を削り出しで作製していた。従来のチタン製の圧延板を削り出しでコンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットを作製すると、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるため、スパッタリングによる成膜の際に、膜厚のユニフォーミティが悪いという問題があった。
従来技術を見ると、例えば、特許文献2には、「中空陰極マグネトロン(HCM)・スパッタターゲットの製造方法において、クラッド・ターゲット集成体を形成するために、スパッタターゲット材料のプレート(10)をクラッド材料のシート(12)に接合する段階と、前記クラッド・ターゲット集成体を、金属加工技術によって中空陰極マグネトロン・スパッタターゲット(20)に成形する段階とを含む、中空陰極マグネトロン・スパッタターゲットの製造方法(請求項1参照)」が記載されている。しかし、この文献1は、代表図3に示すように、垂直壁と水平壁からなる深鍋状のターゲットであり、縦方向と横方向でターゲットの組織(結晶方位)形態が異なることは必然であり、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することは難しいと言える。
また、特許文献3には、「底付き円筒状の形状であり、その内曲面がスパッタされるターゲットの製造方法において、スピニング加工による成形加工後、熱処理を施してメタルターゲットの微細組織を制御することを特徴とする底のある円筒状メタルターゲットの製造方法」が記載されている。この文献2の図1に示すように、深鍋状のターゲットであり、縦方向と横方向でターゲットの組織(結晶方位)形態が異なることは必然であり、文献1と同様に、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することは難しいと言える。
特許文献4には、「スパッタリング用ターゲット組立体を製造するものである。本方法は、最初にターゲット・インサートを製造する段階を含む。ターゲット・インサートは降伏強さ、直径、高さ、平坦上面および円錐形裏面を有する。次いで支持板を製造する。支持板はターゲット・インサートの直径に対応する円筒形凹部を有する。円筒形凹部はターゲット・インサートの高さよりも小さい深さおよびターゲット・インサートの降伏強さよりも小さい降伏強さを有する。最後に、ターゲット・インサートを支持板の円筒形凹部にプレスすることによりターゲット・インサートを支持板に接合してターゲット組立体を形成する。凹形ターゲット組立体は円錐形裏面をもつターゲット・インサートを含有する。」が記載されている(図1参照)。これは、ターゲットの裏面が円錐形になっているが、表面が平板状で、従来型のターゲットであり、スパッタリング効率も従来レベルと考えられる。
特許文献5には、「少なくとも1つのバルブ金属を含むスパッタ金属加工物を供給すること; 圧延加工物を得るためにそのスパッタ金属加工物を横冷間圧延すること; ならびに形づくられた加工物を得るためにその圧延加工物を冷間加工すること、の段階を含むスパッタターゲットの製造方法。(請求項1参照)」が記載されている。しかし、この場合は、図1に示すように、中空カップ状のスパッタリングターゲットであり、縦方向と横方向でターゲットの組織(結晶方位)形態が異なるので、文献1、文献2と同様に、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することは難しいと言える。
以上に示す公知文献は、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるという問題及び薄膜の均一性と生産効率の観点からの問題を、根本的に解決するものではない。
特表2012−522894号 特開2001−98367号公報 特開2002−161360号公報 特表2004−530048号 特表2004−536958号
チタン製スパッタリングターゲットは、一部のプロセスでは薄膜の均一性と生産効率の観点から、コンケーブ形状(凹形状)のスパッタリングターゲットが使用されているが、コンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットは、チタン製の圧延板を削り出しで作製している。このように、チタン製の圧延板を削り出しでコンケーブ形状に作製すると、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるため、スパッタリングによる成膜の際に、膜厚のユニフォーミティが悪いという問題があった。
このため、チタン製の圧延板を削り出しに替えて、プレス(鍛造)により、コンケーブ形状(凹形状)に加工し、これによって平面部とテーパー部で結晶配向の差を低減させたチタン製スパッタリングターゲットを提供することを課題とする。
なお、前記コンケーブ形状(凹形状)とは、図1に示すように、相対する面が対称的に傾斜している面であり、該面を延長すると円錐のように、先細り形状になる面を意味する。以下、同様の形状を意味するものとして使用する。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の発明を提供するものである。
1)コンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットであって、当該ターゲットは平面部とテーパー部を有し、以下に定義するBasal面配向率が平面部、テーパー部とも70%以上あり、かつ(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の平面部の値をA、テーパー部の値をBとするとB/A<1.5であることを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット。なお、「Basal面配向率」の測定方法は、ターゲット各部位のスパッタ面において、X線回折法にて測定したものである(以下、同様である)。
2)チタン製スパッタリングターゲットの平均粒径が20μm以下であることを特徴とする上記1)に記載のチタン製スパッタリングターゲット。(なお、平均粒径は、JISで規定された平均粒径を意味するものである。以下、同様の意味で使用する。伸銅品では、通常JIS H 0501に規定する線分法を用いる。)
3)チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を備えていることを特徴とする上記1)又は2)のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲット。
(なお、前記スパッタリングされる部位とは、スパッタリングによりエロージョンを受けるターゲットの部位である。以下、同様の意味で使用する。)
4)前記ターゲットのテーパー部は、5°〜30°の傾斜面を備えていることを特徴とする上記1)〜3)のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲット。
なお、この場合の傾斜面は、平面が基準であり、測定は三次元測定機により測定したものである。この場合、角が丸い場合も含むものとする。
5)チタン製スパッタリングターゲットの、スパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、このチタン製スパッタリングターゲットの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置したことを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体。
6)チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、該ターゲットの下方外周に、4N5以下の純度を持つチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を配置し、さらにこれらの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置したことを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体。
また、本願は、以下の発明を提供する。
7)チタン製の圧延板を型鍛造して、平面部とテーパー部を有するコンケーブ形状(凹形状)とし、Basal面配向率が平面部、テーパー部とも70%以上あり、かつ(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の平面部とテーパー部の比、テーパー部/平面部<1.5であることを特徴とするチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
8)前記チタン製スパッタリングターゲットの平均粒径を20μm以下となるように型鍛造することを特徴とする上記7)に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
9)チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンとし、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材とする、あるいは5N5以上の純度を持つチタンの下方に銅合金のバッキングプレートを配置することを特徴とする上記7)又は8)のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
10)前記ターゲットのテーパー部を、5°〜30°の傾斜面とすることを特徴とする上記7)〜9)のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
11)チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンとし、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を配置し、さらにこれらの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置してこれらを拡散接合する、あるいは5N5以上の純度を持つチタンの下方に銅合金のバッキングプレートを配置して拡散接合することを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体の製造方法。
従来のコンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットは、チタン製の圧延板を削り出しで作製していたが、チタン製の圧延板を削り出しでコンケーブ形状に作製すると、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるため、スパッタリングによる成膜の際に、膜厚のユニフォーミティが悪いという問題があった。本願発明は、チタン製の圧延板を削り出しに替えて、プレス(鍛造)により、コンケーブ形状(凹形状)に加工し、これによって平面部とテーパー部で結晶配向の差を低減させ、特性に優れたチタン製スパッタリングターゲットを提供するものである。
これによって、従来のスパッタ特性を変えることがなく、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することを可能にし、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上することができるという優れた効果を有する。
従来のチタン製の圧延板を削り出しでターゲットを製造する工程を示す説明図(左図)と、ターゲットの平面部、テーパー部の面指数と配向率の相関を示す図(右図)である。 本願発明のプレス(鍛造)の工程によりターゲットを製造する工程を示す説明図である。 本願発明のプレス(鍛造)の工程により作製したターゲット(左図)の、平面部とテーパー部の面指数と配向率の相関を示す図(右図)である。
次に、本願発明を実施するための形態を説明する。
本発明のチタン製スパッタリングターゲットは、図2及び図3に示すように、コンケーブ形状(凹形状)であり、平面部とテーパー部を備える。
そして、Basal面配向率が平面部、テーパー部とも70%以上あり、かつ(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の平面部とテーパー部の比が、テーパー部/平面部<1.5であることを特徴とする。これが本願発明の大きな特徴の一つである。
このチタン製スパッタリングターゲットの製造に際しては、図2に示すように、チタン製の圧延板を型鍛造して製作する。このような構造とすることにより、平面部とテーパー部で結晶配向の差を低減させることができ、従来のスパッタ特性を変えることがなく、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することを可能とする。
このようにして作製したチタン製スパッタリングターゲットは、平均粒径が20μm以下となるように型鍛造することが望ましい。なお、型鍛造は、金型を使用して所定の形状に鍛造する方法であり、通常使用する技術用語である。本明細書では、同様の意味で使用する。
これは、一般的に結晶粒径が微細で均一である方が、スパッタ特性がよいという理由による。但し、この範囲外でも、用途に応じて使用することができる。上記条件はあくまで、好ましい範囲を示すものである。
また、チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5(99.9995%)以上の純度を持つチタンであり、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材であることが望ましい。これは、部材を従来品と同じチタンとすることでターゲットの熱伝導度や電気伝導度を従来品と同等とし、従来と同じ条件でスパッタができるという理由による。但し、この条件外でも、用途に応じて使用することができる。上記条件はあくまで、好ましい範囲を示すものである。
純度5N5以上のチタンは、金属不純物として、Ag,Al,B,Bi,Ca,Cd,Cl,Co,Cr,Cu,Fe,K,Li,Mg,Mn,Mo,Na,Ni,P,Pb,Si,Sn,Th,U,V,W,Zn,Zrを含有するが、これらの合計値が5ppm以下で、かつ酸素値150ppm未満であるチタンを意味する。以下、同様の意味で使用する。
また、前記ターゲットのテーパー部は、5°〜30°の傾斜面を備えていることが望ましい。これは、あまり角度が急になると変形部の結晶組織が変化してしまい、スパッタ特性に影響を及ぼす可能性があるという理由による。
但し、この条件外でも、用途に応じて使用することができる。上記条件はあくまで、好ましい範囲を示すものである。
なお、ターゲットのテーパー部は、前記コンケーブ形状(凹形状)のテーパー部であり、相対する面が対称的に傾斜している面を意味する。以下、同様の意味で使用する。
以上により、チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンとターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(これは、「工業用純チタン」を意味する。以下、同様である。)からなる部材を有し、さらにこれらの下方に、銅合金のバッキングプレートを備える、あるいは5N5以上の純度を持つチタンの下方に銅合金のバッキングプレートを配置するチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体を提供することができる。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。以下に示す実施例は、理解を容易にするためのものであり、これらの実施例によって本発明を制限するものではない。すなわち、本発明の技術思想に基づく変形及び他の実施例は、当然本発明に含まれる。
(実施例1)
純度が5N5(99.9995%)のTi圧延板を、図2に示すように、上下の金型を使用して型鍛造により、厚みが14mm、平面部の直径が320mmであり、テーパー(傾斜面)部の外径が450mm、テーパー角度が13°であるコンケーブ形状(凹形状)のターゲットを作製した。平均結晶粒径は、平面部、テーパー部とも9μmである。
次に、ターゲットの傾斜面の下面の隙間に、4N5Ti製の環状の保持部材を挿入し、Cu合金製のバッキングプレート上に配置した後、型鍛造して、ターゲット、保持部材、バッキングプレートを拡散接合し、ターゲット−バッキングプレート組立体を作製した。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部およびテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は、平面部が78.0%、テーパー部が81.5%であり、また、(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.11、テーパー部が0.15であり、テーパー部/平面部は1.40であった。この結果、膜厚のユニフォーミティ3.2%、パーティクル数3となり、良好であった。
なお、配向は、X線回折装置で測定し、ユニフォーミティは、KLAテンコール社製オムニマップ(RS−100)で測定したものである。また、パーティクルは、KLAテンコール社製パーティクルカウンター(Surfscan SP1−DLS)で測定したものであり、0.2μm以上のものをカウントした。
(実施例2)
純度5N5のTi圧延板を上下の金型を使用して型鍛造により、厚みが14mm、平面部の直径が350mm、テーパー部の外径が450mm、テーパー角度が20°であるコンケーブ形状のターゲットを作製した。平均結晶粒径は平面部、テーパー部とも8μmである。
次に、ターゲットの傾斜面の下面の隙間に、4N5Ti製の環状の保持部材を挿入し、Cu合金製のバッキングプレート上に配置した後、型鍛造して、ターゲット、保持部材、バッキングプレートを拡散接合し、ターゲット−バッキングプレート組立体を作製した。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部およびテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は平面部が78.6%、テーパー部が78.9%であり、配向(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.22、テーパー部が0.35であり、テーパー部/平面部は1.26であった。この結果、膜厚のユニフォーミティ3.5%と、パーティクル数6となり、良好であった。
(実施例3)
純度5N5のTi圧延板を上下の金型を使用して型鍛造により、厚みが14mm、平面部の直径が390mm、テーパー部の外径が450mm、テーパー角度が30°であるコンケーブ形状のターゲットを作製した。平均結晶粒径は平面部、テーパー部とも9μmである。
次に、ターゲットの傾斜面の下面の隙間に、4N5Ti製の環状の保持部材を挿入し、Cu合金製のバッキングプレート上に配置した後、型鍛造して、ターゲット、保持部材、バッキングプレートを拡散接合し、ターゲット−バッキングプレート組立体を作製した。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部およびテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は平面部が78.4%、テーパー部が80.0%であり、配向(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.13、テーパー部も0.13であり、テーパー部/平面部は0.98であった。この結果、膜厚のユニフォーミティ3.8%、パーティクル数5となり、良好であった。
(比較例1)
純度が5N5(99.9995%)のTi圧延板を削り出しにより、図1の左側の図に示すような形状の、厚みが14mm、平面部の直径が320mmであり、テーパー(傾斜面)部の外径が450mm、テーパー角度が13°であるコンケーブ形状(凹形状)のターゲットを作製した。平均結晶粒径は平面部、テーパー部とも8μmである。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部とテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は平面部が76.9%、テーパー部が84.3%であり、配向(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.09、テーパー部が0.42であり、テーパー部/平面部は4.68であった。この結果、膜厚のユニフォーミティは5.6%となり、不良であった。
(比較例2)
純度が5N5(99.9995%)のTi圧延板を削り出しにより、図1の左側の図に示すような形状の、厚みが14mm、平面部の直径が320mmであり、テーパー(傾斜面)部の外径が450mm、テーパー角度が13°であるコンケーブ形状(凹形状)のターゲットを作製した。平均結晶粒径は平面部が18μm、テーパー部が19μmである。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部とテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は平面部が84.9%、テーパー部が76.5%であり、配向(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.18、テーパー部が0.30であり、テーパー部/平面部は1.68であった。この結果、膜厚のユニフォーミティは3.7%と良好であったが、パーティクルが25個と多く不良であった。
(比較例3)
純度が5N5(99.9995%)のTi圧延板を削り出しにより、図1の左側の図に示すような形状の、厚みが14mm、平面部の直径が320mmであり、テーパー(傾斜面)部の外径が450mm、テーパー角度が35°であるコンケーブ形状(凹形状)のターゲットを作製した。平均結晶粒径は平面部、テーパー部とも9μmである。
このターゲット−バッキングプレート組立体を用いてスパッタリングした場合の、平面部とテーパー部の面指数と配向率を、表1に示す。
このターゲット−バッキングプレート組立体のターゲット表面に垂直な方向に対してのBasal面配向率は平面部が86.5%、テーパー部が85.2%であり、配向(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の値は、平面部が0.08、テーパー部が0.28であり、テーパー部/平面部は3.41であった。この結果、膜厚のユニフォーミティ5.1%と悪かった。
従来のコンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットは、チタン製の圧延板を削り出しで作製していたが、チタン製の圧延板を削り出しでコンケーブ形状に作製すると、平面部とテーパー部で結晶配向が大きく異なるため、スパッタリングによる成膜の際に、膜厚のユニフーミティが悪いという問題があった。本願発明は、チタン製の圧延板を削り出しに替えて、プレス(鍛造)により、コンケーブ形状(凹形状)に加工し、これによって平面部とテーパー部で結晶配向の差を低減させ、特性に優れたチタン製スパッタリングターゲットを提供するものである。これによって、従来のスパッタ特性を変えることがなく、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することを可能にし、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上することができるので、産業上有用である。

Claims (11)

  1. コンケーブ形状(凹形状)のチタン製スパッタリングターゲットであって、当該ターゲットは平面部とテーパー部を有し、以下に定義するBasal面配向率が、平面部、テーパー部とも70%以上あり、かつ(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の平面部の値をA、テーパー部の値をBとするとB/A<1.5であることを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット。
  2. チタン製スパッタリングターゲットの平均粒径が20μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のチタン製スパッタリングターゲット。
  3. チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、ターゲットの5N5Tiの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲット。
  4. 前記ターゲットのテーパー部は、5°〜30°の傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲット。
  5. チタン製スパッタリングターゲットの、スパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、このチタン製スパッタリングターゲットの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置したことを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体。
  6. チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンであり、該ターゲットの下方外周に、4N5以下の純度を持つチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を配置し、さらにこれらの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置したことを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体。
  7. チタン製の圧延板を型鍛造して、平面部とテーパー部を有するコンケーブ形状(凹形状)とし、Basal面配向率が平面部、テーパー部とも70%以上あり、かつ(002)/((002)+(103)+(104)+(105))の平面部とテーパー部の比、テーパー部/平面部<1.5であることを特徴とするチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
  8. 前記チタン製スパッタリングターゲットの平均粒径を20μm以下となるように型鍛造することを特徴とする請求項7に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
  9. チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンとし、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材とするか、あるいは5N5以上の純度を持つチタンの下方に銅合金のバッキングプレートを配置することを特徴とする請求項7又は8のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
  10. 前記ターゲットのテーパー部を、5°〜30°の傾斜面とすることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載のチタン製スパッタリングターゲットの製造方法。
  11. チタン製スパッタリングターゲットのスパッタリングされる部位が5N5以上の純度を持つチタンとし、ターゲットの下方外周に4N5以下の純度のチタン又はCPチタン(工業用純チタン)からなる部材を配置し、さらにこれらの下方に、銅合金のバッキングプレートを配置してこれらを拡散接合する、あるいは5N5以上の純度を持つチタンの下方に銅合金のバッキングプレートを配置して拡散接合することを特徴とするチタン製スパッタリングターゲット−バッキングプレート組立体の製造方法。
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