JPWO2016043252A1 - フリクションダンパ - Google Patents

フリクションダンパ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016043252A1
JPWO2016043252A1 JP2016507951A JP2016507951A JPWO2016043252A1 JP WO2016043252 A1 JPWO2016043252 A1 JP WO2016043252A1 JP 2016507951 A JP2016507951 A JP 2016507951A JP 2016507951 A JP2016507951 A JP 2016507951A JP WO2016043252 A1 JPWO2016043252 A1 JP WO2016043252A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
sliding body
mounting ring
gear shaft
elastic sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016507951A
Other languages
English (en)
Inventor
秀之 古山
秀之 古山
寿喜 渡部
寿喜 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Publication of JPWO2016043252A1 publication Critical patent/JPWO2016043252A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/14Construction providing resilience or vibration-damping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • F16H55/18Special devices for taking up backlash
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/12Arrangements for adjusting or for taking-up backlash not provided for elsewhere

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

リップ状の弾性摺動体(12)を有するフリクションダンパ(1)において、フリクションを高めて歯打音の低減効果を向上させる。この目的を達成するため、歯車軸側及びその外周に相対回転可能に支持された歯車側のうちの一方に嵌着される取付環(11)と、この取付環(11)にゴム状弾性材料で一体に成形されて軸方向へリップ状に延びて前記歯車軸側及び歯車側のうちの他方に半径方向へ曲げ変形された状態で摺動可能に密接される弾性摺動体(12)とからなり、弾性摺動体(12)における取付環(11)側の根元(12a)に摺動相手の前記歯車側又は前記歯車軸側を向いた徐肉部(121)が形成されている。

Description

本発明は、例えば自動車の変速機等において歯車からの歯打音を低減するために用いられるフリクションダンパに関する。
従来、例えば自動車の変速機等において歯車からの歯打音を低減するために用いられるフリクションダンパとして、例えば下記の先行技術文献に記載のものが知られている。
すなわち図5に示すように、この種のフリクションダンパ100は、断面略L字形の金属製の取付環101と、この取付環101にゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)で一体成形されたリップ状の弾性摺動体102から構成され、取付環101が、歯車軸200に一体に設けられたスリーブ201の外周面に嵌着されると共に、弾性摺動体102が、前記スリーブ201の外周にニードルローラベアリング400を介して同心かつ相対回転可能に配置された歯車300の内周面に摺動可能に接触され、歯車300の内周面と弾性摺動体102との間で生じる適度なフリクションによって、エンジンのアイドリング振動や低速域でのクランクシャフトの捩り振動等の入力による歯車のバックラッシュを抑制し、歯打音を低減するものである。
特開平6−147296号公報
しかしながら、ゴム状弾性材料からなる弾性摺動体102がリップ状に形成されたものの場合、歯車300の内周面との摺動が弾性摺動体102の先端近傍でのみ行われ、言い換えれば摺動幅が小さいため、高フリクションの要求を満足することが困難であった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、リップ状の弾性摺動体を有するフリクションダンパにおいて、フリクションを高めて歯打音の低減効果を向上させることにある。
本発明は、上述した目的を達成するため、以下の手段を採用した。
すなわち本発明のフリクションダンパは、歯車軸側及びその外周に相対回転可能に支持された歯車側のうちの一方に嵌着される取付環と、この取付環にゴム状弾性材料で一体に成形されて軸方向へリップ状に延びて前記歯車軸側及び歯車側のうちの他方に半径方向へ曲げ変形された状態で摺動可能に密接される弾性摺動体とからなり、前記弾性摺動体における前記取付環側の根元に摺動相手の前記歯車側又は前記歯車軸側を向いた徐肉部が形成されたことを特徴とするものである。
上記構成において、弾性摺動体は取付環側の根元の徐肉部において相対的に剛性が低くなっていることで、弾性摺動体は、この徐肉部を起点として曲げ変形された状態で歯車側又は歯車軸側と接触されるため、摺動幅(摺動面積)が増大し、高フリクションを得ることができる。
また、本発明は上記目的を達成するため更に以下の手段を採用してもよい。
すなわち上記構成のフリクションダンパ(請求項1)において、徐肉部による相対的な凸部が、相手摺動面と略同径に形成されたものである。
すなわちこのように構成することで、一層確実に摺動幅(摺動面積)を増大させて高フリクションを実現させることができる。
本発明のフリクションダンパによれば、弾性摺動体がリップ状であるにもかかわらず、摺動幅(摺動面積)の増大によって高フリクションが得られるので、歯打音の低減効果を向上させることができる。
本発明に係るフリクションダンパの好ましい実施の形態を、その軸心と平行な方向から見た外観図である。 図1におけるII−II’線を通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明に係るフリクションダンパの好ましい実施の形態を、歯車装置の一部と共に軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。 本発明の作用を従来の技術と比較して示す説明図である。 従来の技術に係るフリクションダンパの一例を、歯車装置の一部と共に軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
以下、本発明に係るフリクションダンパの好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本発明に係るフリクションダンパ1は、金属製の取付環11と、この取付環11にゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)で一体成形された環状かつリップ状の弾性摺動体12とからなり、図3に示すように、例えば自動車の変速機における歯車軸200のスリーブ201と、その外周にニードルローラベアリング400を介して相対回転自在に支持された歯車300の間に、弾性摺動体12がニードルローラベアリング400と反対側(軸方向外側)を向くように介装されるものである。なお、スリーブ201は請求項1に記載された「歯車軸側」に相当するものである。
詳しくは、取付環11は、例えば鋼板などの金属板をプレス成形することにより製作されたものであって、円筒状の嵌着筒部11aと、その軸方向一端から外径方向へ展開した鍔部11bからなり、すなわち軸心を通る平面で切断した断面形状(図2に示す断面形状)が略L字形をなしており、嵌着筒部11aにおいて歯車軸200のスリーブ201の外周面に圧入嵌着されるものである。
弾性摺動体12は、取付環11を不図示の加硫成形金型内にセットし、型締めによってこの取付環11の鍔部11bと金型内面との間に画成される環状のキャビティ内に、未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することにより、加硫成形と同時に取付環11の鍔部11bと一体に加硫接着されたもので、取付環11の嵌着筒部11aの外周側へ向けて軸方向へリップ状に延び、先端側ほど大径となっている。
図2に示す未装着状態での取付環11の内径と弾性摺動体12の外径との間の径方向高さHは、図3に示すスリーブ201の外周面と歯車300の内周面との間の径方向距離Lより適宜大きく、このため弾性摺動体12は、図3に示す装着状態では、徐肉部121を起点として内径側へ倒れるような適度な屈曲変形を受けた状態で、外周面が歯車300の内周面300aと摺動可能に接触されるようになっている。
弾性摺動体12における取付環11の鍔部11bに接合された根元12aのうち、摺動相手である後述の歯車側を向いた面、すなわち根元12aの外周面には円周方向へ連続した徐肉部121が形成されている。
また、好ましくは徐肉部121の形成によって相対的に凸形状となっている凸部122は、相手摺動面(歯車300の内周面300a)と略同径となっている。
図1に示すように、弾性摺動体12の外周面には軸方向へ貫通した複数の油溝123が形成されている。この油溝123は、軸心を通る平面と略平行な立ち上がり面123aと、軸心と平行で当該弾性摺動体12の円周に対する接線方向へ延びると共に前記立ち上がり面123aと略直交する緩斜面123bを有する。またこの緩斜面123bは、前記立ち上がり面123aから回転方向に対する反対方向(図1における反時計方向)へ延びている。
上記構成を備えるフリクションダンパ1は、エンジンのアイドリング振動や、クランクシャフトの捩り振動の入力によって歯車軸200と歯車300が円周方向へ反復的に相対変位すると、これに伴って弾性摺動体12の外周面が歯車300の内周面300aと円周方向に反復摺動し、フリクションを発生するものである。
そして図4(B)に示すように、従来の技術によるフリクションダンパ100では弾性摺動体102が歯車300の内周面300aと斜めに接触して先端近傍でのみ摺動が行われるため摺動幅w1が小さいのに対し、本発明のフリクションダンパ1は、図4(A)に示すように、摺動幅w2が大きなものとなる。
これは、弾性摺動体12が、相対的に薄肉となる徐肉部121(根元12a)を起点として内径側へ倒れるように屈曲されることによって、弾性摺動体12は、その外周面が歯車300の内周面300aとほぼ平行に近い状態となるように屈曲変形され、それによって摺動幅w2が徐肉部121側へ向けて拡大するからである。また、徐肉部121による相対的な凸部122を、相手摺動面(歯車300の内周面300a)と略同径とすれば、先端12b近傍から前記凸部122にかけてのほぼ全域を歯車300の内周面300aと接触させることができる。したがって、弾性摺動体12がリップ状であるにもかかわらず高いフリクションを得ることができ、歯車300のバックラッシュを抑えて歯打音を有効に低減することができる。
また、歯車300が回転すると、ニードルローラベアリング400に供給される潤滑油の一部は、フリクションダンパ1の弾性摺動体12の外周面に形成された複数の油溝123から、弾性摺動体12の外周面と歯車300の内周面300aとの摺動部へ油膜となって浸入する。特に、油溝123は歯車300の回転方向と反対の方向(図1における反時計方向)へ延びる緩斜面123bを有するため、油溝123から前記摺動部への油の浸入が良好に行われ、その量は回転速度が高いほど多くなる。このため高速回転時には前記油膜が厚くなって、弾性摺動体12の外周面摩耗や発熱を抑制することができ、アイドリング等の低速回転域では油の浸入量が減少して油膜が薄くなるため、上述のように高いフリクションを得て歯打音を有効に低減することができる。
なお、本発明は、図示の実施の形態に限定されるものではない。例えばフリクションダンパ1の断面形状を、半径方向に対して図2とは逆にし、すなわち取付環11の嵌着筒部11aが歯車300の内周面300aに圧入嵌着され、径方向内側を向いた取付環11の鍔部11bに一体成形された弾性摺動体12が、先端側ほど小径となっており、内周面が歯車軸200のスリーブ201の外周面と摺動可能に密接するものについても本発明を適用することが可能であり、上述と同様の効果を実現することができる。
1 フリクションダンパ
11 取付環
12 弾性摺動体
121 徐肉部
122 凸部
200 歯車軸
201 スリーブ
300 歯車

Claims (2)

  1. 歯車軸側及びその外周に相対回転可能に支持された歯車側のうちの一方に嵌着される取付環と、この取付環にゴム状弾性材料で一体に成形されて軸方向へリップ状に延びて前記歯車軸側及び歯車側のうちの他方に半径方向へ曲げ変形された状態で摺動可能に密接される弾性摺動体とからなり、前記弾性摺動体における前記取付環側の根元に摺動相手の前記歯車側又は前記歯車軸側を向いた徐肉部が形成されたことを特徴とするフリクションダンパ。
  2. 徐肉部による相対的な凸部が、相手摺動面と略同径に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のフリクションダンパ。
JP2016507951A 2014-09-18 2015-09-17 フリクションダンパ Pending JPWO2016043252A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014189861 2014-09-18
JP2014189861 2014-09-18
PCT/JP2015/076387 WO2016043252A1 (ja) 2014-09-18 2015-09-17 フリクションダンパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2016043252A1 true JPWO2016043252A1 (ja) 2017-06-29

Family

ID=55533288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016507951A Pending JPWO2016043252A1 (ja) 2014-09-18 2015-09-17 フリクションダンパ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2016043252A1 (ja)
WO (1) WO2016043252A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63187748U (ja) * 1987-05-26 1988-12-01
JP2527117B2 (ja) * 1992-11-12 1996-08-21 光洋シカゴローハイド株式会社 歯車伝動装置の噛合打音発生防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016043252A1 (ja) 2016-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108027067B (zh) 差速机构用密封装置
JP6642453B2 (ja) トーショナルダンパとオイルシールとを用いた密封構造
JP2016153697A (ja) オイルシール及び環部材
JP2016121798A (ja) オートテンショナ
JP2016151337A (ja) トーショナルダンパとオイルシールとによる密封構造
JP2015014303A (ja) 密封装置
JP6353303B2 (ja) 密封装置
WO2016043252A1 (ja) フリクションダンパ
JP5863038B2 (ja) フリクションダンパ
JP5472607B2 (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP6474030B2 (ja) トーショナルダンパとオイルシールとのラビリンス構造
JP6100070B2 (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP2015129543A (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP2017219055A (ja) ギアダンパ
JP2007170476A (ja) 駆動軸用ダンパ
JP2017198234A (ja) 密封装置
JP2017166661A (ja) プロペラシャフト用ダイナミックダンパ
JP2006046447A (ja) フリクションダンパ
JP5293960B2 (ja) センターベアリングサポート
KR20160126687A (ko) 토크 변동 흡수 댐퍼
JP2004162778A (ja) フリクションダンパおよびこれを用いた歯車伝動装置
JP2022070382A (ja) 密封装置
JP6559485B2 (ja) トルク変動吸収ダンパ
JP7285683B2 (ja) 密封装置、及び、密封構造
JP2013007437A (ja) トルク変動吸収ダンパ