JPWO2016002468A1 - ガス濃度測定装置 - Google Patents

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Abstract

ガス濃度測定装置(100)は、入口部(91)および出口部(92)を含む導波路形成部材(90)と、回転部材と、回転部材に設けられ、互いに交差する一対の面上に位置するように配置された第1バンドパスフィルタ(41)および第2バンドパスフィルタ(42)と、回転駆動部と、を備える。回転部材は、回転駆動部によって回転されることにより、透過位置に第1バンドパスフィルタ(41)および第2バンドパスフィルタ(42)を選択的に配置する。回転部材、第1バンドパスフィルタ(41)および第2バンドパスフィルタ(42)のうち回転軸まわりの回転半径が最大となる部分を最大半径部(38)とし、回転軸に沿って見た場合に、最大半径部(38)を回転軸まわりに仮想的に回転させたときに描かれる回転軌跡を基準円(C)とすると、出口部(92)は、基準円(C)内に位置する。

Description

本発明は、赤外線吸収型のガス濃度測定装置に関する。
試料ガス等に含まれる特定成分の濃度を測定する濃度測定装置として、非分散型赤外線吸収法式(NDIR)を用いたガス濃度測定装置が知られている。この種のガス濃度測定装置は、光源から出射された赤外線を試料ガスに吸収させた後に光学用フィルタ(バンドパスフィルタ)を透過した赤外線の量を検出器にて検出する。特定波長の吸収量に基づいて試料ガスの濃度の測定を行なう。
このようなガス濃度測定装置が開示された文献として、たとえば特開平5−203573号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1に開示のガス濃度測定装置にあっては、複数のバンドパスフィルタが周方向に所定の間隔を設けて配置された円板を回転させることにより、複数種類の試料ガスを測定できる。
特開平5−203573号公報
しかしながら、特許文献1に開示のガス濃度測定装置にあっては、使用するバンドパスフィルタを切り替える場合には、測定の際に位置するバンドパスフィルタと検出器とが並ぶ方向に平行な回転軸を中心に、円板を回転させる。当該円板には複数のバンドパスフィルタが周方向に配置されるため、円板の大きさが比較的大きくなる。このため、円板が回転するための回転領域を確保する必要が生じ、ガス濃度測定装置が大きくなる。このようなサイズの大きなガス濃度測定装置は、比較的狭い場所には設置することが困難となる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、小型化が可能なガス濃度測定装置を提供することにある。
本発明に基づくガス濃度測定装置は、赤外線を出射する光源と上記赤外線を受光する受光部を有する検出器との間の試料ガスの吸光度に応じてガス濃度を測定するガス濃度測定装置であって、筒状の内周面形状を有する導波部、上記導波部の一方側に形成され上記光源からの上記赤外線を導入する入口部、および、上記導波部の他方側に形成され上記導波部を通過した上記赤外線を上記検出器側に向けて導出する出口部を含む導波路形成部材と、上記導波路形成部材の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転可能に設けられた回転部材と、上記回転部材に設けられ、互いに交差する一対の面上に位置するように配置された第1バンドパスフィルタおよび第2バンドパスフィルタと、上記回転部材を上記回転軸まわりに回転させる回転駆動部と、を備える。上記回転部材は、上記回転駆動部によって回転されることにより、上記出口部から導出された上記赤外線を上記検出器に向けて透過させるための透過位置に上記第1バンドパスフィルタおよび上記第2バンドパスフィルタを選択的に配置し、上記回転部材、上記第1バンドパスフィルタおよび上記第2バンドパスフィルタのうちの上記回転軸まわりの回転半径が最大となる部分を最大半径部とし、上記回転軸に沿って見た場合に、上記最大半径部を上記回転軸まわりに仮想的に回転させたときに描かれる回転軌跡を基準円とすると、上記出口部は、上記基準円内に位置する。
このように、導波路形成部材の出口部を第1バンドパスフィルタまたは第2バンドパスフィルタが配置される透過位置に近づけつつ、導波路形成部材の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転部材を回転させて、透過位置に第1バンドパスフィルタが配置された状態と、透過位置に第2バンドパスフィルタが配置された状態とを切り替えることにより、複数のバンドパスフィルタが1つの平面上に配置された回転部材を導波路形成部材の軸線方向に平行となる回転軸まわりに回転部材を回転させる構成と比較して、ガス濃度装置を小型化することができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置は、上記透過位置に上記第1バンドパスフィルタが配置された状態を形成している上記回転部材のうちの上記検出器から最も離れて位置する端部を遠端部とした場合に、上記出口部は、上記遠端部よりも上記検出器側に位置することが好ましい。
これにより、透過位置に位置する第1バンドパスフィルタまたは第2バンドパスフィルタに入射角の小さな赤外線を入射できる。このため、ガス濃度測定装置の検出精度を向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置は、上記導波部の内周面の一部または全部には、上記入口部から上記出口部に向かうにつれて断面積が小さくなる先細領域が設けられることが好ましい。この場合には、上記導波路形成部材は、上記入口部から上記導波部に進入した上記赤外線を上記先細領域に反射させることにより、上記透過位置に配置された上記第1バンドパスフィルタまたは上記第2バンドパスフィルタに対して斜め方向に入射する上記赤外線のエネルギーを減衰させることが好ましい。
これにより、入口部から導波部に進入した赤外線が先細領域に反射し、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタまたは第2バンドパスフィルタに対して斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを減衰させることができる。このため、ガス濃度測定装置の測定感度を向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置は、上記回転部材の周囲を囲むように配置された囲い部材をさらに備えることが好ましい。この場合には、上記囲い部材は、上記回転部材の回転動作を許容する回転許容空間を内側に規定する周壁部と、上記周壁部の一部を貫通するように設けられ、上記第1バンドパスフィルタまたは上記第2バンドパスフィルタを透過した上記赤外線を上記検出器に向けて導く貫通孔と、を含むことが好ましい。
これにより、ガス濃度測定装置の外部からの光をより制限することができる。このため、ガス濃度測定装置の測定感度をより向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置にあっては、上記囲い部材は、上記回転軸を通すための穴部を有することが好ましい。また、上記回転部材は、上記穴部に対向する対向壁部を含むことが好ましい。
このように形成することで、ガス濃度測定装置の外部からの光をより制限することができるため、より測定感度を向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置にあっては、上記囲い部材は、互いに別部材として構成された第1囲い部材と第2囲い部材とを含むことが好ましい。この場合には、上記第1囲い部材は、上記検出器の側に位置する上記回転許容空間を規定することが好ましく、上記第2囲い部材は、上記光源の側に位置する上記回転許容空間を規定することが好ましい。また、上記貫通孔は、上記第1囲い部材に設けられていることが好ましく、上記導波路形成部材は、上記第2囲い部材に設けられていることが好ましい。
このように形成することで、囲い部材の成型性が向上するため、囲い部材の設計の自由度を向上できる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置にあっては、上記回転部材は、上記第1囲い部材と上記第2囲い部材との接合界面に対向するように設けられている他の対向壁部を含むことが好ましい。
このように形成することで、ガス濃度測定装置の外部からの光を制限する部材をさらに設けることにより、測定感度をさらに向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置は、筐体をさらに備えることが好ましい。この場合には、上記筐体は、上記回転部材が内部に配置された試料セルと、上記回転駆動部とを内部に有することが好ましい。
このように構成することにより、ガス濃度測定装置を小型化しつつ、ガス濃度測定装置のデザイン性を向上させることができる。
上記本発明に基づくガス濃度測定装置にあっては、上記検出器は、上記囲い部材の上記貫通孔から導出された上記赤外線を上記受光部に導くための開口部を有することが好ましい。さらに、上記貫通孔の軸線方向に沿って上記貫通孔を上記検出器に向かって投影した場合に、上記貫通孔の投影像は上記開口部に重ならない位置関係を有することが好ましい。
このように構成することにより、貫通孔を通過した赤外線が開口部によって制限されることを抑制できるため、検出器の受光量を増加させることができる。これにより、測定感度を向上させることができる。
本発明によれば、小型化が可能なガス濃度測定装置を提供することができる。
実施の形態1に係るガス濃度測定装置の上面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図であり、回転保持部材の第1状態を示す図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図であり、回転保持部材の第2状態を示す図である。 光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成の第1位置での断面図である。 光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成の第2位置での断面図である。 光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成の第3位置での断面図である。 光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成を示す斜視図である。 図1に示す回転保持部材の概略図である。 図8に示す回転保持部材の対向壁部および本体部を示す概略図である。 図8に示す回転保持部材の外側面側を示す概略図である。 図5に示す導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。 第1変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。 第2変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。 第3変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。
以下、本発明の実施の形態および変形例について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態および変形例においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るガス濃度測定装置の上面図である。図2および図3は、図1に示すII−II線に沿った断面図であり、回転保持部材の第1状態および第2状態を示す図である。図1から図3を参照して、本実施の形態に係るガス濃度測定装置について説明する。
図1から図3に示すように、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100は、試料セル10と回転駆動部50とを内部に収容する筐体11を備える。ガス濃度測定装置100は、試料セル10、光源20、回転保持部材30、第1バンドパスフィルタ41(図2参照)、第2バンドパスフィルタ42、検出器60、囲い部材2および導波路形成部材90(図2参照)をさらに備える。なお、回転保持部材30が本願発明の「回転部材」に相当する。
ガス濃度測定装置100は、赤外線を出射する光源20と赤外線を受光する受光部62を有する検出器60との間に流通される試料ガスの吸光度に応じてガス濃度を測定するものである。また、囲い部材2、導波路形成部材90および回転保持部材30は、図4から図7に示すように、光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成に相当する。
試料セル10は、内部に試料ガス流通空間を有し、試料ガスが流通可能に設けられている。たとえば、試料セル10の一端側(図1中光源20側)には、試料ガス導入孔(不図示)が設けられ、試料セル10の多端側(図1中検出器60側)には、試料ガス導出孔(不図示)が設けられている。試料ガス導入孔を介して試料セル10に導出された試料ガスは、試料ガス導出管孔から排出される。
試料セル10は、光源20、導波路形成部材90、回転保持部材30、検出器60を内部に収容する。光源20、導波路形成部材90、回転保持部材30、検出器60は、たとえば、試料セル10の一端側からこの順で配置される。試料セル10の外側に、回転駆動部50が配置されている。回転駆動部50をむき出しにしないように、試料セル10と回転駆動部50とを筐体10内に有することにより、ガス濃度測定装置のデザイン性を向上させることができる。なお、試料セル10は、筐体11の一部によって規定されてもよいし、筐体11と別体で構成されてもよい。
光源20は、赤外線を出射する。光源20としては、たとえば所望の赤外線を含む広帯域な赤外線を放出するフィラメントランプやLEDランプ等を採用することができる。光源20から出射された赤外線の一部は、試料ガスの有する赤外吸収波長特性に基づいて吸収される。
導波路形成部材90は、筒状の内周面形状を有する導波部93、導波部93の一方側に形成され光源20からの赤外線を導入する入口部91、および、導波部93の他方側に形成され導波部93を通過した赤外線を検出器60側に向けて導出する出口部92を含む。導波路形成部材90は、試料ガスによって一部が吸収された赤外線を検出器60に向けて導出する。
導波部93の内周面は、入口部91から出口部92に向かうにつれて流路断面積が小さくなる先細領域が設けられている。当該先細領域は、入口部91から出口部92に向かうにつれて周長が短くなる錐台形状を含んでいる。ここで錐台形状とは、円錐台形状および多角錐台形状を意味する。
導波路形成部材90としては、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂)やPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)等の樹脂材料を採用することができる。特に、導波路形成部材90としては、反射率が20%以下となる樹脂材料を採用することが好ましい。
第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42は、回転保持部材30に設けられている。第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42は、互いに交差する後述の一対の面71,72(図9参照)上に位置するように配置されている。第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42は、後述の所定の回転軸51まわりに回転保持部材30が回転駆動部50によって回転させられることにより、導波路形成部材90の出口部92から導出された赤外線を検出器60に向けて透過させるための透過位置に選択的に配置される。
第1バンドパスフィルタ41は、検出対象となる試料ガスの吸収帯の赤外線を透過するように構成されている。これにより、所望の波長帯を有する赤外線のみが検出器60に到達する。検出対象となる試料ガスは、例えば、二酸化炭素等であり、その吸収帯域は約4.3μmである。
第2バンドパスフィルタ42は、第1バンドパスフィルタ41とは異なる波長帯の赤外線を透過するように構成されている。第2バンドパスフィルタ42は、例えば試料ガスの吸収特性のない3.9μm帯の赤外線を透過する。
一般的に、光源20からの赤外線の光量や周囲温度の変動などにより検出器60の出力がドリフトすることが知られている。本実施の形態においては、第2バンドパスフィルタ42(参照光用のバンドパスフィルタ)と、第1バンドパスフィルタ41とを切り替え、試料ガスの吸収特性のない波長の値を基準として、試料ガスの吸収帯の波長の値との変化量を算出することにより、感度補正をすることができる。これにより、検出器60の検出感度を長期に亘って安定させることができる。
回転保持部材30は、第1バンドパスフィルタ41と第2バンドパスフィルタ42とを保持し、回転軸51まわり(図1中AR1方向)に回転可能に設けられている。回転保持部材30は、第1バンドパスフィルタ41と第2バンドパスフィルタ42とが互いに交差する面71,72(図9参照)上に位置するようにこれらを保持する。また、回転軸51は、導波路形成部材90の軸線方向に交差するように設けられている。具体的には、回転軸51は、第1バンドパスフィルタ41と第2バンドパスフィルタ42とが互いに交差する一対の面71,72と略並行になるように設けられている。
回転駆動部50は、回転保持部材30を回転軸51まわりに回転させることにより、上述した透過位置に第1バンドパスフィルタ41が配置された第1状態(図2参照)と、透過位置に第2バンドパスフィルタ42が配置された第2状態(図3参照)とを切り替える。また、回転保持部材30は、回転軸51まわりの回転半径Rが最大となる部分である最大半径部38を有する。なお、回転保持部材30の詳細な構成については、図8から図10を参照して後述する。
回転駆動部50は、回転軸51を介して回転保持部材30に接続されている。回転軸51は、試料セルに設けられた不図示の穴部を貫通するように設けられている。これにより、回転軸51は、試料セル10の内部に収容された回転保持部材30と試料セル10の外部に配置された回転駆動部50とを接続する。
回転駆動部50は、回転保持部材30を回転軸51まわりに回転駆動させる。回転駆動部50は、第1状態と第2状態とを切り替える際に、回転保持部材30を回転軸51まわりに略90度回転させる。
回転駆動部50としては、ステッピングモータを採用することができる。ステッピングモータを用いることにより、第1状態と第2状態とを切り替える際に、回転保持部材30の位置再現性を高めることができる。また、ステッピングモータは、無通電で保持トルクを有するため、消費電力を低くすることができる。
囲い部材2は、回転保持部材30の周囲を囲むように設けられている囲い部材2は、内部に空間を有する略直方体形状を有する。囲い部材2は、周壁部7および貫通孔6を含む。周壁部7は、回転保持部材30の回転動作を許容する回転許容空間8を内側に規定する。回転許容空間8は、回転保持部材30の最大半径部38を回転軸51まわりに仮想的に回転させたときに描かれる回転軌跡を示す基準円Cよりも大きくなるように構成されている。
囲い部材2の回転許容空間8内には、回転保持部材30の回転動作に干渉しないように導波路形成部材90が検出器60側に向けて延在する。導波路形成部材90は、透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に近づくように配置されることが好ましい。このため、導波路形成部材90の出口部92は、回転保持部材30の最大半径部38を回転軸51まわりに仮想的に回転させたときに描かれる回転軌跡を基準円Cとした場合に、上記基準円C内に位置する。
このように出口部92を透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に近づけることにより、第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に入射角の小さな赤外線を入射できる。これにより、ガス濃度測定装置の検出精度を向上させることができる。
貫通孔6は、周壁部7の一部を貫通するように設けられ、第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42を透過した赤外線を検出器60に向けて導く。すなわち、導波路形成部材90の出口部92、透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42、貫通孔6および検出器60の受光部62は直線状に配置される。
図4から図7は、光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成の第1位置から第3位置での断面図および光源から出射された赤外線を検出器に導くための構成を示す斜視図である。第2の位置は、回転軸方向に沿った囲い部材2の長さの略中央部に位置する。第1の位置は、第2の位置よりも回転駆動部側に位置し、第3の位置は、第1の位置よりも回転駆動部側に位置する。図4から図7を参照して、囲い部材2の詳細な構成について説明する。
図4から図7に示すように、囲い部材2は、互いに別部材として構成された第1囲い部材3と第2囲い部材4とを含むことが好ましい。この場合には、第1囲い部材3と第2囲い部材4とが接合界面5にて接合されることにより、囲い部材2が構成される。第1囲い部材3と第2囲い部材4とを別部材とすることにより成型性が向上する。これにより、囲い部材2の設計の自由度を向上できる。
第1囲い部材3は、検出器60側に位置する回転許容空間8を規定する。第1囲い部材3には、貫通孔6が設けられている。第2囲い部材4は、光源20側に位置する回転許容空間8を規定する。第2囲い部材4には、導波路形成部材90が設けられている。第2囲い部材4と導波路形成部材90は、射出成型等により一体的に構成されることが好ましい。また、導波路形成部材90は、切削加工等により形成されてもよい。
また、囲い部材2は、回転軸51を通すため(回転軸51を回転保持部材30に接続するため)の穴部9を有する。当該穴部9は、回転駆動部50と対向する囲い部材2の側面部に設けられる。
再び、図2および図3に示すように、検出器60としては、サーモパイルやボロメータ等の赤外線検出器を採用することができる。検出器60は、本体部61、受光部62、光学窓63を含む。本体部61は、たとえば金属からなり、内部に受光部62が埋設されている。受光部62は、囲い部材2の貫通孔6から導出された赤外線を開口部66および光学窓63を介して受光する。
光学窓63は、囲い部材2に対向する本体部61の表面に設けられた凹部65に収容される。光学窓63としては、たとえばシリコンやゲルマニウムなどの赤外線を透過する材料や、それらに反射防止膜などの光学膜を形成した部材を採用することができる。
すなわち、貫通孔6と開口部66とは、貫通孔6から導出された赤外線が開口部66を通過するような位置関係にある。具体的には、貫通孔6の軸線方向に沿って貫通孔6を検出器60に向かって投影した場合に、貫通孔6の投影像は、開口部66に重ならない位置関係を有する。貫通孔6の開口面積をS3とし、光学窓63のうち開口部66から露出する部分の面積をS4とした場合に、S3はS4よりも小さくなる。これにより、貫通孔6から導出された赤外線を効率よく受光部62に導くことができる。
検出器60は、不図示の信号処理回路基板に電気的に接続される。受光部62によって受光した赤外線に基づき、検出器60は出力信号を信号処理回路基板に出力する。信号処理回路基板は、出力信号に基づき試料ガスの濃度を算出する。
図8は、図1に示す回転保持部材の概略図である。図9は、図8に示す回転保持部材の対向壁部および本体部を示す概略図である。図10は、図8に示す回転保持部材の外側面側を示す概略図である。図8から図10を参照して、回転保持部材30の詳細な形状について説明する。
図8から図10に示すように、回転保持部材30は、本体部33、対向壁部35、他の対向壁部39、回転軸挿入部36を含む。本体部33は、略L字形状を有する。本体部33は、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42を保持するための部位である。本体部33は、第1バンドパスフィルタ41が嵌め込み固定される第1透過孔31と、第2バンドパスフィルタ42が嵌め込み固定される第2透過孔32とを有する。
本体部33の内周面は、第1平坦部33a1、第2平坦部33a2、および接続部33a3を有する。第1平坦部33a1は、第1バンドパスフィルタ41が透過位置に位置する状態において検出器60と対向する平面形状を有する。
第2平坦部33a2は、第1バンドパスフィルタ41が透過位置に位置する状態において、回転軸51の軸線方向および導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に略平行となる平面形状を有する。第2平坦部33a2は、第1バンドパスフィルタ41が透過位置に位置する状態において、第1平坦部33a1よりも光源20側に位置する。
接続部33a3は、第1平坦部33a1と第2平坦部33a2とを接続する。接続部33a3は、第1バンドパスフィルタ41が透過位置に位置する状態において、回転軸51の軸線方向および導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に直交する方向に向かうにつれて、第2平坦部33a2に近づくように湾曲する。
第1バンドパスフィルタ41が透過位置に位置する状態において、本体部33が有する導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に沿った長さと、回転軸51の軸線方向および導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に直交する方向に沿った長さとは、ほぼ同じである。
第1透過孔31に嵌めこまれた第1バンドパスフィルタ41は、第1平面71上に位置し、第2透過孔32に嵌めこまれた第2バンドパスフィルタ42は、第2平面72上に位置する。第1平面71および第2平面72は、略直交する位置関係を有している。ここで、略直交するとは、第1平面71と第2平面72の交差角θが85度から95度の範囲内であることを意味する。すなわち、設計の誤差により第1平面71と第2平面72との交差角が90度からばらつく場合を含んでいる。
対向壁部35、他の対向壁部39は、たとえば扇形状を有する。対向壁部35、他の対向壁部39は、第1透過孔31および第2透過孔32と対向せずにこれらの間に本体部33を挟み込むように配置される。対向壁部35、他の対向壁部39は、回転軸方向に並ぶように配置される。対向壁部35、他の対向壁部39は、回転軸方向に沿って並ぶ本体部33の端部に設けられている。
回転軸挿入部36は、対向壁部35から回転駆動部50(図1参照)に向かって突出するように設けられている。回転軸挿入部36は、円筒形状を有し、回転軸51を受け入れる受け入れ孔37を有する。回転軸51が受け入れ孔37に挿入されて固定されることにより、回転軸51と一体となって回転保持部材30が回転する。
また、対向壁部35、他の対向壁部39と本体部33とによって、第1透過孔31の軸線方向および第2透過孔32の軸線方向に向けて開放される開放空間Aが規定される。開放空間Aには、上述の導波路形成部材90が入り込む。これにより、回転保持部材30が回転した場合であっても、導波路形成部材90と回転保持部材30とが干渉することを防止することができる。
上述の囲い部材2に設けられた穴部9は、回転軸挿入部36を挿入可能に設けられている。当該穴部9から赤外線が侵入しないように、対向壁部35が穴部9に対向する。囲い部材2の側面部のうち、穴部9が設けられた側面部に対向する側面部における第1囲い部材3と第2囲い部材4との接合界面から赤外線が侵入しないように、他の対向壁部39は、当該接合界面に対向する。このように対向壁部35および他の対向壁部39を形成することにより、ガス濃度測定装置の外部からの光をより制限することができる。このため、測定感度をより向上させることができる。
また、導波路形成部材の出口部と回転保持部材に保持されたバンドパスフィルタとの距離を短くできるため、光の照射効率が向上して測定感度を向上することができる。
図11は、図5に示す導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。図11を参照して、導波路形成部材90を進行する赤外線について説明する。
図11に示すように、主として赤外線L1の最外線によって囲まれた領域と、赤外線L2の最外線によって囲まれた領域とによる論理和となる範囲内を直進的に進行する赤外線が受光部62に到達する。赤外線L1は、導波部93の周面に沿って検出器60側に直進する錐台形状を有する光である。赤外線L2は、たとえば導波路形成部材90の入口部91の図中下端から受光部62の図中上端に向けて直進する光を、入口部91の開口形状に沿って1回転させた際に形成される2つの円錐台形状を含む光である。
このような赤外線L1の最外線によって囲まれた領域と、赤外線L2の最外線によって囲まれた領域とによる論理和となる範囲内を直進的に進行する赤外線は、透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42を比較的小さな角度を持って透過する。
一般的に、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42の透過帯域は、入射角が増大するにつれて短波長側にシフトする。このように透過帯域が変化することにより、測定精度が低下するため、測定の際においては、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42に入射する赤外線の入射角は小さいことが好ましい。
本実施の形態において導波路形成部材90は、透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に入射される入射角の大きな赤外線が与える測定精度への影響を抑制するためのものである。
赤外線L4,L5は、導波部93の軸線方向に対して比較的大きな角度を持って入口部91から導波部93内に侵入する。赤外線L4,L5は、導波部93の内周面に複数回反射されながら、検出器60側に向けて進行する。
仮に、導波部93内の反射率が仮に100%とした場合には、赤外線L4,L5は、大きな入射角を持って透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または、第2バンドパスフィルタ42に入射される場合がある。
ここで、本実施の形態においては、導波路形成部材90は、反射率が20%以下となる樹脂部材によって構成されているので、赤外線L4,L5は、導波部93内で繰り返し反射されることにより、吸収減衰される。たとえば、反射率10%の部材が用いられる場合には、赤外線が5回反射されることにより、反射率0.001%の部材によって1回反射された場合と同様の減衰効果を有する。導波路形成部材90の入口部91の開口面積S1を、出口部92の開口面積S2よりも大きくし、導波部93内に先細領域を設けることにより、赤外線L4,L5の反射回数を増加させることができる。
このように、導波路形成部材90は、入口部91から導波部93に進入した赤外線を先細領域に反射させることにより、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に対して斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを減衰させる。これにより、ガス濃度測定装置の測定精度を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100にあっては、回転保持部材30は、第1バンドパスフィルタ41と第2バンドパスフィルタ42とが互いに交差する面上に位置するようにこれらを保持する。そして、導波路形成部材90の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転保持部材30を回転させて、透過位置に第1バンドパスフィルタ41が配置された第1状態と、透過位置に前記第2バンドパスフィルタ42が配置された第2状態とを切り替えることにより、ガス濃度装置100を小型化することができる。
また、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100にあっては、導波路形成部材90を設けることにより、斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを減衰させることができるため、ガス濃度測定装置100の測定精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100にあっては、導波路形成部材90の導波部93の内周形状が、角錐形状を有する場合を例示して説明したが、これに限定されず、円筒状であってもよい。この場合においても、導波路形成部材90と透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42とを近接させることができるため、第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に入射角の大きな赤外線が入射されることを相当程度抑制することができる。
(変形例1)
図12は、第1変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。図12を参照して、第1変形例におけるガス濃度測定装置100Aについて説明する。
図12に示すように、第1変形例におけるガス濃度測定装置100Aは、実施の形態1に係るガス濃度測定装置100と比較した場合に、導波路形成部材90Aの導波部93Aの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
導波路形成部材90Aにおいても、入口部91Aの開口面積は、出口部92Aの開口面積よりも大きくなっている。導波部93Aの内部形状は、球体形状の一部を含む。導波部93Aの内周面のうち球面の一部を構成する部分は、入口部91Aと出口部92Aとの間に設けられている。当該球面の一部を構成する部分は、球体の中心部Mを境界にして、出口部92A側に向かう第1球面部95と、入口部91A側に向かう第2球面部96とを有する。第1球面部95から出口部92に至るまでの部分は、入口部91A側から出口部92A側に向かうにつれて流路断面積が小さくなる先細領域に相当するとともに、入口部91A側から出口部92A側に向かうにつれて周長が短くなる第1湾曲形状部に相当する。第2球面部96は、出口部92A側から入口部91A側に向かうにつれて周長が短くなる第2湾曲形状部に相当する。
導波部93Aが上記のような形状を有する場合であっても、主として赤外線L1の最外線によって囲まれた領域と、赤外線L2の最外線によって囲まれた領域とによる論理和となる範囲内を直進的に進行する赤外線が受光部62に到達する。
導波部93Aの軸線方向に対して比較的大きな角度を持って入口部91Aから導波部93内に侵入した赤外線L4の一部は、第1球面部95および第2球面部96にて複数回反射され、入口部91Aから出射される。また、導波部93Aの軸線方向に対して比較的大きな角度を持って入口部91Aから導波部93内に侵入した赤外線L4の残りの部分は、導波部93の内周面に複数回反射されながら、検出器60側に向けて進行する。
赤外線L4のうち、入口部91Aから出射された赤外線L4は、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に入射されない。また、赤外線L4のうち、導波部93Aの内周面に複数回反射されながら、検出器60側に向けて進行する光は、導波部93Aにて減衰される。なお、導波部93Aでの反射回数を増加させるために、導波部93Aの軸線方向における第1球面部95から出口部92に至るまでの部分の長さLbは、導波路形成部材90の長さLaの半分以上であることが好ましい。
このように、本変形例においては、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に対して斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを減衰させることができるとともに、斜め方向に入射する赤外線の一部を入口部91Aから出射することができる。これにより、ガス濃度測定装置100Aの測定精度をさらに向上させることができる。
以上のように、本変形例におけるガス濃度測定装置100Aは、実施の形態1同様に小型化が可能となるとともに、さらに測定精度を向上させることができる。
(変形例2)
図13は、第2変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。図13を参照して、第2変形例におけるガス濃度測定装置100Bについて説明する。
図13に示すように、第2変形例におけるガス濃度測定装置100Bは、実施の形態1に係るガス濃度測定装置100と比較した場合に、導波路形成部材90Bの導波部93Bの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
導波路形成部材90Bにおいても、入口部91Bの開口面積は、出口部92Bの開口面積よりも大きくなっている。導波部93Bの内部形状は、第1湾曲形状部93B1および第2湾曲形状部93B2を含む。導波部93Bは、最大周長部94Bを含む。最大周長部94Bは、入口部91Bと出口部92Bとの間に設けられている。
第1湾曲形状部93B1は、最大周長部94Bから出口部92Bに至るまでの導波部93Bの内部形状である。第1湾曲形状部93B1は、入口部91B側から出口部92Bに向かうにつれて周長が短くなるように設けられている。
第2湾曲形状部93B2は、最大周長部94Bから入口部91Bに至るまでの導波部93Bの内部形状である。第2湾曲形状部93B2は、出口部92B側から入口部91Bに向かうにつれて周長が短くなるように設けられている。
この場合においても、主として赤外線L1の最外線によって囲まれた領域と、赤外線L2の最外線によって囲まれた領域とによる論理和となる範囲内を直進的に進行する赤外線が受光部62に到達する。
導波路形成部材90Bの軸線方向における第1湾曲形状部93B1の長さLbは、当該軸線方向における導波路形成部材90Bの長さLaの半分以上であることが好ましい。このような長さ関係を有することにより、導波部93Bの軸線方向に対して比較的大きな角度を持って入口部91Bから侵入する赤外線L4を第2湾曲形状部93B2内で複数回反射させることができる。
これにより、本変形例においても、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に対して斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを確実に減衰させることができる。この結果、ガス濃度測定装置100Bの測定精度を向上させることができる。
以上のように、本変形例におけるガス濃度測定装置100Bは、実施の形態1同様に、回転保持部材30を備えることにより、小型化が可能となる。また、ガス濃度測定装置100Bは、導波路形成部材90Bを備えることにより、測定精度を向上させることができる。
(変形例3)
図14は、第3変形例における導波路形成部材を進行する赤外線を示す図である。図14を参照して、第3変形例におけるガス濃度測定装置100Cについて説明する。
図14に示すように、第3変形例におけるガス濃度測定装置100Cは、実施の形態1に係るガス濃度測定装置100と比較した場合に、導波路形成部材90Cの導波部93Cの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
導波路形成部材90Cにおいても、入口部91Cの開口面積は、出口部92Cの開口面積よりも大きくなっている。導波部93Cの内部形状は、第1錐台形状部93C1および第2錐台形状部93C2を含む。導波部93Cは、最大周長部94Cを含む。最大周長部94Cは、入口部91Cと出口部92Cとの間に設けられている。
第1錐台形状部93C1は、最大周長部94Cから出口部92Cに至るまでの導波部93Cの内部形状である。第1錐台形状部93C1は、入口部91C側から出口部92Cに向かうにつれて周長が短くなるように設けられている。
第2錐台形状部93C2は、最大周長部94Cから入口部91Cに至るまでの導波部93Cの内部形状である。第2錐台形状部93C2は、出口部92C側から入口部91Cに向かうにつれて周長が短くなるように設けられている。
この場合においても、主として赤外線L1の最外線によって囲まれた領域と、赤外線L2の最外線によって囲まれた領域とによる論理和となる範囲内を直進的に進行する赤外線が受光部62に到達する。
導波路形成部材90Cの軸線方向における第1錐台形状部93C1の長さLbは、当該軸線方向における導波路形成部材90Cの長さLaの半分以上であることが好ましい。このような長さ関係を有することにより、導波部93Cの軸線方向に対して比較的大きな角度を持って入口部91Cから侵入する赤外線L4を第2錐台形状部93C2内で複数回反射させることができる。
これにより、本変形例においても、透過位置に配置された第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に対して斜め方向に入射する赤外線のエネルギーを確実に減衰させることができる。この結果、ガス濃度測定装置の測定精度を向上させることができる。
なお、本変形例では、試料ガスは二酸化炭素としているが、これに限るものではない。例えば、一酸化炭素やCHやNOx等のガスであってもよい。
以上のように、本変形例におけるガス濃度測定装置100Cは、実施の形態1同様に、回転保持部材30を備えることにより、小型化が可能となる。また、ガス濃度測定装置100Cは、導波路形成部材90Cを備えることにより、測定精度を向上させることができる。
上述した実施の形態1および変形例1から3においては、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42が回転保持部材30に設けられた第1透過孔31および第2透過孔32に嵌め込まれる場合を例示して説明したが、これに限定されず、図8の状態において回転部材30の本体部31が略L字形状を有する接続部33aのみで構成される場合には、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42が、導波路形成部材と検出器とが並ぶ方向に位置する接続部33aの端部および回転軸51の軸線方向および導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に直交する方向に位置する接続部33aの端部から突出するように固定されていてもよい。この場合には、回転部材、第1バンドパスフィルタ41の端部および第2バンドパスフィルタ42の端部の少なくともいずれかが、回転軸51まわりの回転半径Rが最大となる部分、すなわち最大半径部となる。
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、今回開示された実施の形態および変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 囲い部材、3 第1囲い部材、4 第2囲い部材、5 接合界面、6 貫通孔、7 周壁部、8 回転許容空間、9 穴部、10 試料セル、20 光源、30 回転保持部材、31 第1透過孔、32 第2透過孔、33 本体部、33a1 第1平坦部、33a2 第2平坦部、33a3 接続部、35 対向壁部、36 回転軸挿入部、37 受け入れ孔、38 最大半径部、39 他の対向壁部、41 第1バンドパスフィルタ、42 第2バンドパスフィルタ、50 回転駆動部、51 回転軸、60 検出器、61 本体部、62 受光部、63 光学窓、65 凹部、66 開口部、71 第1平面、72 第2平面、90,90A,90B,90C 導波路形成部材、91,91A,91B,91C 入口部、92,92A,92B,92C 出口部、93,93A,93B,93C 導波部、93B1 第1湾曲形状部、93B2 第2湾曲形状部、93C1 第1錐台形状部、93C2 第2錐台形状部、94B,94C 最大周長部、95 第1球面部、96 第2球面部、100,100A,100B,100C ガス濃度測定装置。
このように、導波路形成部材の出口部を第1バンドパスフィルタまたは第2バンドパスフィルタが配置される透過位置に近づけつつ、導波路形成部材の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転部材を回転させて、透過位置に第1バンドパスフィルタが配置された状態と、透過位置に第2バンドパスフィルタが配置された状態とを切り替えることにより、複数のバンドパスフィルタが1つの平面上に配置された回転部材を導波路形成部材の軸線方向に平行となる回転軸まわりに回転部材を回転させる構成と比較して、ガス濃度測定装置を小型化することができる。
以上のように、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100にあっては、回転保持部材30は、第1バンドパスフィルタ41と第2バンドパスフィルタ42とが互いに交差する面上に位置するようにこれらを保持する。そして、導波路形成部材90の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転保持部材30を回転させて、透過位置に第1バンドパスフィルタ41が配置された第1状態と、透過位置に前記第2バンドパスフィルタ42が配置された第2状態とを切り替えることにより、ガス濃度測定装置100を小型化することができる。
なお、本実施の形態に係るガス濃度測定装置100にあっては、導波路形成部材90の導波部93の内周形状が、錐台形状を有する場合を例示して説明したが、これに限定されず、円筒状であってもよい。この場合においても、導波路形成部材90と透過位置に位置する第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42とを近接させることができるため、第1バンドパスフィルタ41または第2バンドパスフィルタ42に入射角の大きな赤外線が入射されることを相当程度抑制することができる。
上述した実施の形態1および変形例1から3においては、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42が回転保持部材30に設けられた第1透過孔31および第2透過孔32に嵌め込まれる場合を例示して説明したが、これに限定されず、図8の状態において回転部材30の本体部31が略L字形状を有する接続部33aのみで構成される場合には、第1バンドパスフィルタ41および第2バンドパスフィルタ42が、導波路形成部材と検出器とが並ぶ方向に位置する接続部33aの端部および回転軸51の軸線方向および導波路形成部材90と検出器60とが並ぶ方向に直交する方向に位置する接続部33aの端部から突出するように固定されていてもよい。この場合には、回転部材、第1バンドパスフィルタ41の端部および第2バンドパスフィルタ42の端部の少なくともいずれかが、回転軸51まわりの回転半径Rが最大となる部分、すなわち最大半径部となる。

Claims (9)

  1. 赤外線を出射する光源と前記赤外線を受光する受光部を有する検出器との間の試料ガスの吸光度に応じてガス濃度を測定するガス濃度測定装置であって、
    筒状の内周面形状を有する導波部、前記導波部の一方側に形成され前記光源からの前記赤外線を導入する入口部、および、前記導波部の他方側に形成され前記導波部を通過した前記赤外線を前記検出器側に向けて導出する出口部を含む導波路形成部材と、
    前記導波路形成部材の軸線方向と交差する回転軸まわりに回転可能に設けられた回転部材と、
    前記回転部材に設けられ、互いに交差する一対の面上に位置するように配置された第1バンドパスフィルタおよび第2バンドパスフィルタと、
    前記回転部材を前記回転軸まわりに回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記回転部材は、前記回転駆動部によって回転されることにより、前記出口部から導出された前記赤外線を前記検出器に向けて透過させるための透過位置に前記第1バンドパスフィルタおよび前記第2バンドパスフィルタを選択的に配置し、
    前記回転部材、前記第1バンドパスフィルタおよび前記第2バンドパスフィルタのうちの前記回転軸まわりの回転半径が最大となる部分を最大半径部とし、前記回転軸に沿って見た場合に、前記最大半径部を前記回転軸まわりに仮想的に回転させたときに描かれる回転軌跡を基準円とすると、前記出口部は、前記基準円内に位置する、ガス濃度測定装置。
  2. 前記透過位置に前記第1バンドパスフィルタが配置された状態を形成している前記回転部材のうちの前記検出器から最も離れて位置する端部を遠端部とした場合に、前記出口部は、前記遠端部よりも前記検出器側に位置する、請求項1に記載のガス濃度測定装置。
  3. 前記導波部の内周面の一部または全部には、前記入口部から前記出口部に向かうにつれて断面積が小さくなる先細領域が設けられており、
    前記導波路形成部材は、前記入口部から前記導波部に進入した前記赤外線を前記先細領域に反射させることにより、前記透過位置に配置された前記第1バンドパスフィルタまたは前記第2バンドパスフィルタに対して斜め方向に入射する前記赤外線のエネルギーを減衰させる、請求項1または2に記載のガス濃度測定装置。
  4. 前記回転部材の周囲を囲むように配置された囲い部材をさらに備え、
    前記囲い部材は、
    前記回転部材の回転動作を許容する回転許容空間を内側に規定する周壁部と、
    前記周壁部の一部を貫通するように設けられ、前記第1バンドパスフィルタまたは前記第2バンドパスフィルタを透過した前記赤外線を前記検出器に向けて導く貫通孔と、を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のガス濃度測定装置。
  5. 前記囲い部材は、前記回転軸を通すための穴部を有し、
    前記回転部材は、前記穴部に対向する対向壁部を含む、請求項4に記載のガス濃度測定装置。
  6. 前記囲い部材は、互いに別部材として構成された第1囲い部材と第2囲い部材とを含み、
    前記第1囲い部材は、前記検出器の側に位置する前記回転許容空間を規定し、
    前記第2囲い部材は、前記光源の側に位置する前記回転許容空間を規定し、
    前記貫通孔は、前記第1囲い部材に設けられており、
    前記導波路形成部材は、前記第2囲い部材に設けられている、請求項4または5に記載のガス濃度測定装置。
  7. 前記回転部材は、前記第1囲い部材と前記第2囲い部材との接合界面に対向するように設けられている他の対向壁部を含む、請求項6に記載のガス濃度測定装置。
  8. 前記検出器は、前記囲い部材の前記貫通孔から導出された前記赤外線を前記受光部に導くための開口部を有し、
    前記貫通孔の軸線方向に沿って前記貫通孔を前記検出器に向かって投影した場合に、前記貫通孔の投影像は前記開口部に重ならない位置関係を有する、請求項4から7のいずれか1項に記載のガス濃度測定装置。
  9. 筐体をさらに備え、
    前記筐体は、前記回転部材が内部に配置された試料セルと、前記回転駆動部とを内部に有する、請求項1から8のいずれか1項に記載のガス濃度測定装置。
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