JPWO2015170728A1 - ユーザ端末、通信制御方法、及びプロセッサ - Google Patents

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Abstract

一つの実施形態に係るユーザ端末は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式をAPNとの通信で用いるIPフローの単位で選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信する受信部と、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式を前記APN単位で選択するルールである第2選択ルールを記憶している記憶部と、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの両方を有している場合において、無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する制御部と、を有する。

Description

本発明は、無線LAN方式(WLAN方式)と連携可能なセルラ通信方式において用いられるユーザ端末及び通信制御方法に関する。
近年、セルラ通信部及びWLAN通信部を有するユーザ端末(いわゆる、デュアル端末)の普及が進んでいる。また、セルラ通信方式のオペレータにより管理されるWLANアクセスポイント(以下、単に「アクセスポイント」という)が増加している。
この状況に対応するために、ユーザ端末によるアクセスポイント発見処理を効率化するためのANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)の標準化が進められている。
また、セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、セルラ通信システムとWLANシステムとの無線アクセスネットワーク(RAN)レベルの連携を強化できる技術が検討される予定である(非特許文献1参照)。
このような技術の目的の一つは、アクセスポイントの使用率を向上させることにより、セルラ基地局及びアクセスポイントで負荷レベルのバランスをとることである。
ANDSFでは、コアネットワークに設けられたANDSFサーバが、NAS(Non Access Stratum)メッセージにより、WLANに関する情報をユーザ端末に提供する。ユーザ端末は、ANDSFサーバから提供された情報に基づいて、セルラ基地局、アクセスポイントの選択を行い、負荷レベルのバランスを取る。
また、ユーザ端末には、セルラRANで設定されるRANルールが通知される。RANルールは、セルラ基地局の実際の負荷状況等に応じて、セルラ基地局とアクセスポイントとの負荷バランスを取るために用いられる。
3GPP寄書 RP−1201455
一つの実施形態に係るユーザ端末は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式をAPNとの通信で用いるIPフローの単位で選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信する受信部と、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式を前記APN単位で選択するルールである第2選択ルールを記憶している記憶部と、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの両方を有している場合において、無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する制御部と、を有する。
一つの実施形態において、前記第1選択ルールにおいて、利用する無線アクセス方式を指定する機能が設定されていない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する。
一つの実施形態において、前記制御部は、前記ユーザ端末の在圏場所に基づいて、前記無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する。
一つの実施形態において、前記第1選択ルールは、前記ユーザ端末のホームネットワークが設定するように構成されている。前記ユーザ端末がローミング中のため、前記第1選択ルールを有効に用いることができない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する。
一つの実施形態において、前記ユーザ端末がローミング中に、前記第1選択ルールにおいて、利用する無線アクセス方式を指定する機能が設定されていない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する。
一つの実施形態において、前記第2選択ルールは、現在利用している無線アクセス方式及び変更先候補の無線アクセス方式の負荷状況、無線品質の少なくともいずれか一方に基づいて、利用する無線アクセス方式を変更するか判断するように構成されている。
一つの実施形態に係るユーザ端末は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末である。前記ユーザ端末は、APN毎に前記セルラから前記WLANへオフロードが可能であるかを示す情報をネットワークから受信する受信部と、前記セルラと前記WLANとの間で無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである選択ルールを記憶している記憶部と、前記情報と前記選択ルールとに基づいて、前記APNとの接続に利用する無線アクセス方式を前記セルラと前記WLANとの間で変更するかを判断する制御部と、を有する。前記制御部は、前記情報によりオフロードが可能であると示されたAPNに属するトラフィックを、前記WLANから前記セルラへ切り替える。
一つの実施形態に係るユーザ端末は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末である。前記ユーザ端末は、セルラ基地局から無線補助情報を受信する受信部と、前記無線補助情報に基づいて、無線アクセス方式選択ルールを用いて無線アクセス方式を選択する制御部と、を有する。前記無線補助情報は、前記セルラ基地局がWLANノードから取得したWLAN負荷情報から生成される。
一つの実施形態に係る通信制御方法は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における方法である。前記通信制御方法は、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式をAPNとの通信で用いるIPフローの単位で選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信し、前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式を前記APN単位で選択するルールである第2選択ルールを記憶し、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの両方を有している場合において、無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する、ことを有する。
一つの実施形態に係る通信制御方法は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における方法である。前記通信制御方法は、APN毎に前記セルラから前記WLANへオフロードが可能であるかを示す情報をネットワークから受信し、前記セルラと前記WLANとの間で無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである選択ルールを記憶し、前記情報と前記選択ルールとに基づいて、前記APNとの接続に利用する無線アクセス方式を前記セルラと前記WLANとの間で変更するかを判断し、前記情報によりオフロードが可能であると示されたAPNに属するトラフィックを、前記WLANから前記セルラへ切り替える。
一つの実施形態に係る通信制御方法は、セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における方法である。前記通信制御方法は、セルラ基地局から、前記セルラ基地局がWLANノードから取得したWLAN負荷情報から生成される無線補助情報を受信し、前記無線補助情報に基づいて、無線アクセス方式選択ルールを用いて無線アクセス方式を選択する、ことを有する。
第1実施形態乃至第3実施形態に係るシステム構成図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るUE(ユーザ端末)のブロック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るeNB(セルラ基地局)のブロック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るAP(アクセスポイント)のブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 第1実施形態に係るシーケンス図である。 第2実施形態に係るシステム構成図である。 第2実施形態に係るシステム構成図である。 第2実施形態に係るフローチャートである。 第3実施形態に係る構成図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態に係るユーザ端末は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、APN毎に、利用する前記無線アクセス方式の優先度が設定されているリストをネットワークから受信する受信部と、無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである無線アクセス方式選択ルールを記憶している記憶部と、前記リストと前記無線アクセス方式選択ルールとに基づいて、前記APNとの接続に利用する前記無線アクセス方式を変更するかを判断し、変更する場合、変更先の無線アクセス方式を介して前記APNとの接続を確立する制御部と、を有し、前記APNが、前記リストに記載されていない場合、前記制御部は、前記APNとの接続に利用する前記無線アクセス方式を所定の条件に従って、変更するか判断することを特徴とする。
第1実施形態では、前記制御部は、WLAN経由で接続しているAPNとの接続を、セルラ経由に切り替えるか判断してもよい。
第1実施形態では、前記リストは、前記APNへの接続を、セルラ経由から、WLAN経由に切り替え可否を記載していることを特徴としてもよい。
第2実施形態に係るユーザ端末は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、APNとの通信で用いるIPフローの単位で利用する前記無線アクセス方式を選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信する受信部と、前記APN単位で利用する前記無線アクセス方式を選択するルールである第2選択ルールを記憶している記憶部と、前記第1選択ルールと前記第2選択ルールを用いて前記無線アクセス方式を選択し、選択した前記無線アクセス方式を利用して、前記APNとの接続を確立する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1選択ルールを優先的に用いて、前記無線アクセス方式を変更するが、所定の条件を満たす場合には、前記制御部は、前記第1選択ルールを用いず、前記第2選択ルールを用いて前記無線アクセス方式を変更することを特徴とする。
第2実施形態では、前記第1選択ルールにおいて、利用する前記無線アクセス方式を指定する機能が設定されていない場合、前記制御部が、所定条件を満たすと判断してもよい。
第2実施形態では、時間帯及び在圏場所の少なくともいずれか一方に基づいて利用する前記無線アクセス方式を選択するように第1選択ルールが設定されている場合に、前記制御部が、所定条件を満たすと判断してもよい。
第2実施形態では、前記第1選択ルールは、前記ユーザ端末のホームネットワークが設定するように構成されており、前記ユーザ端末がローミング中のため、前記第1選択ルールを設定された通りに用いることができない場合、前記制御部が、所定条件を満たすと判断してもよい。
第2実施形態では、前記第2選択ルールは、現在利用している無線アクセス方式及び変更先候補の無線アクセス方式の負荷状況、無線品質の少なくともいずれか一方に基づいて利用する前記無線アクセス方式を変更するか判断するように構成されてもよい。
第3実施形態に係るユーザ端末は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、第1無線アクセス方式の基地局から、無線補助情報を受信する受信部と、前記無線アクセス方式を選択する際に、前記無線補助情報を用いて設定される無線アクセス方式選択ルールを用いて無線アクセス方式を選択する制御部と、を有し、前記無線補助情報は、前記第1無線アクセス方式の基地局が、第2無線アクセス方式の基地局から取得した前記第2無線アクセス方式の基地局の負荷情報から生成されることを特徴とする。
第1実施形態に係る通信制御方法は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末を含む通信システムにおける通信制御方法であって、前記ユーザ端末が、無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである無線アクセス方式選択ルールを記憶するように構成されており、前記ユーザ端末が、ネットワークから、APN毎に、利用する前記無線アクセス方式の優先度が設定されているリストをネットワークから受信するステップと、前記ユーザ端末が、前記リストと前記無線アクセス方式選択ルールとに基づいて、前記無線アクセス方式を変更するかを判断するステップと、前記ユーザ端末が、変更先の無線アクセス方式を介して前記APNとの接続を確立するステップと、を有し、APNが、前記リストに記載されていない場合、前記ユーザ端末は、利用する前記無線アクセス方式を所定の条件に従って、変更するか判断することを特徴とする。
第2実施形態に係る通信制御方法は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末を含む通信システムにおける通信制御方法であって、前記ユーザ端末が、APNとの通信で用いるIPフローの単位で利用する前記無線アクセス方式を選択するルールである第1選択ルールと、前記APN単位で利用する前記無線アクセス方式を選択するルールである第2選択ルールとを用いて無線アクセス方式を選択し、前記第2選択ルールは前記ユーザ端末が記憶しているように構成されており、前記ユーザ端末が、前記第1選択ルールを、ネットワークから、受信するステップと、前記ユーザ端末が、前記第1選択ルールと前記第2選択ルールを用いて前記無線アクセス方式を選択するステップと前記ユーザ端末が、選択した前記無線アクセス方式を利用して、前記APNとの接続を確立するステップとを有し、前記ユーザ端末は、前記第1選択ルールを優先的に用いて、前記無線アクセス方式を変更するが、所定の条件を満たす場合には、前記第1選択ルールを用いず、前記第2選択ルールを用いて無線アクセス方式を変更することを特徴とする。
第3実施形態に係る通信制御方法は、複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末を含む通信システムにおける通信制御方法であって、第1無線アクセス方式の基地局が、第2無線アクセス方式の基地局から前記第2無線アクセス方式の基地局の負荷情報の負荷情報を取得するステップと、前記第1無線アクセス方式の基地局が、前記負荷情報から無線補助情報を生成するステップと、前記第1無線アクセス方式の基地局が、前記無線補助情報を、前記ユーザ端末に通知するステップと、を有し、前記ユーザ端末は、前記無線補助情報を用いて無線アクセス方式選択ルールを設定し、設定した該選択ルールに従って、前記無線アクセス方式を選択することを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ通信システム(LTEシステム)を無線LAN(WLAN)システムと連携させる場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るシステム構成図である。図1に示すように、セルラ通信システムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。E−UTRAN10は、無線アクセスネットワーク(RAN)に相当する。EPC20は、コアネットワークに相当する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセルとの無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。UE100は、セルラ通信及びWLAN通信の両通信方式をサポートする端末(デュアル端末)である。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200はセルラ基地局に相当する。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。また、eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介して、EPC20に含まれるMME/S−GW500と接続される。
EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)500を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
WLANシステムは、WLANアクセスポイント(以下、「AP」と称する)300を含む。WLANシステムは、例えばIEEE 802.11諸規格に準拠して構成される。AP300は、セルラ周波数帯とは異なる周波数帯(WLAN周波数帯)でUE100との通信を行う。AP300は、ルータなどを介してEPC20に接続される。
また、eNB200及びAP300が個別に配置される場合に限らず、eNB200及びAP300が同じ場所に配置(Collocated)されていてもよい。Collocatedの一形態として、eNB200及びAP300がオペレータの任意のインターフェイスで直接的に接続されていてもよい。
EPC20は、ANDSFサーバ600をさらに含む。ANDSFサーバ600は、WLANに関する情報(以下、「ANDSF情報」という)を管理する。ANDSFサーバ600は、NASメッセージにより、WLAN関連情報をUE100に提供する。
次に、UE100、eNB200、及びAP300の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101及び102と、セルラ通信部111と、WLAN通信部112と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及びセルラ通信部111は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部111は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、セルラ通信部111は、アンテナ101が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
アンテナ102及びWLAN通信部112は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部112は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ102から送信する。また、WLAN通信部112は、アンテナ102が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの入力を受け付けて、該入力の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、セルラ通信部210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及びセルラ通信部210は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、セルラ通信部210は、アンテナ201が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW500と接続される。また、ネットワークインターフェイス220は、EPC20を介したAP300との通信に使用される。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、AP300のブロック図である。図4に示すように、AP300は、アンテナ301と、WLAN通信部311と、ネットワークインターフェイス320と、メモリ330と、プロセッサ340と、を有する。
アンテナ301及びWLAN通信部311は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部311は、プロセッサ340が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ301から送信する。また、WLAN通信部311は、アンテナ301が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ340に出力する。
ネットワークインターフェイス320は、ルータなどを介してEPC20と接続される。また、ネットワークインターフェイス320は、EPC20を介したeNB200との通信に使用される。
メモリ330は、プロセッサ340によって実行されるプログラムと、プロセッサ340による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ340は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ330に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。
図5は、セルラ通信システムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割当リソースブロックを選択するスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC connected mode)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRC idle mode)である。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。MME300及びANDSFサーバ600は、NASメッセージをUE100と送受信する。
(第1実施形態に係る動作)
次に、第1実施形態に係る動作について説明する。
(1)動作環境
図6は、第1実施形態に係る動作環境を説明するための図である。図6に示すように、eNB200のカバレッジ内に複数のAP300が設けられている。複数のAP300は、オペレータにより管理されるAP(Operator controlled AP)である。
また、eNB200のカバレッジ内であって、かつAP300のカバレッジ内に複数のUE100が位置している。UE100は、eNB200との接続を確立しており、eNB200とのセルラ通信を行っている。具体的には、UE100は、トラフィック(ユーザデータ)を含んだセルラ無線信号をeNB200と送受信している。或いは、一部のUE100は、eNB200との接続を確立していなくてもよい。
eNB200が多数のUE100との接続を確立する場合、eNB200の負荷レベルが高くなる。負荷レベルとは、eNB200のトラフィック負荷又はeNB200の無線リソース使用率など、eNB200の混雑度を意味する。ここで、eNB200とUE100との間で送受信されるトラフィックを、AP300とUE100との間で送受信するよう切り替えることにより、eNB200のトラフィック負荷をAP300に移行(オフロード)できる。
しかしながら、UE100をAP300と接続可能な状態に保つためには、UE100のWLAN通信部112を常にオン状態にしてAP発見処理(WLANスキャン)を継続する必要があり、UE100の消費電力が増大する。よって、AP300に関する情報をUE100に提供することにより、UE100によって行われるAP発見処理を効率化し、UE100の消費電力の増大を抑制できる。
(2)動作内容
UE100がeNB200からAP300にオフロードする場合、UE100は、接続先外部ネットワーク(APN:Access Point Name)毎に、オフロード可能か判断する。APN毎にオフロード可能かを判断する情報であるオフロード可能APNリスト(Offload−able APN list)は、ネットワークからUE100に通知される。具体的には、MME500等のネットワーク機能から通知される。
ここで、Offload−able APN listに含まれないAPNのオフロード可否については、UE100が判断する。
具体的には、本実施形態に係るUE100は、複数の無線アクセス方式に接続可能であって、APN毎に、利用する無線アクセス方式の優先度が設定されているリストであるOffload−able APN listをネットワークから受信する受信部(プロセッサ160及びセルラ通信部111)と、無線アクセス方式を選択する際に適用するルールであるRANルールを記憶している記憶部(メモリ150)と、Offload−able APN listとRANルールとに基づいて、APNとの接続に利用する無線アクセス方式をセルラとWLAN間で変更するかを判断し、変更する場合、変更先の無線アクセス方式を介して前記APNとの接続を確立する制御部(プロセッサ160)と、を有する。APNが、Offload−able APN listに記載されていない場合、制御部は、APNとの接続に利用する無線アクセス方式を所定の条件に従って、変更するか判断する。
ここで、RANルールは、利用している無線アクセス方式のRSRP、RSRQ、通信速度、負荷状況等が予め設定した条件を満たすかを記載したルールである。例えば、eNB200の負荷状況がRANルールで設定されている閾値より大きい場合には、無線アクセス方式をWLANに変更するといったルールである。
また、所定の条件とは、例えば、セルラを用いる場合のみ接続可能なAPNの場合は、UE100は、WLANへの変更を行わないという条件、無線アクセス方式に依存しないAPNの場合は、セルラとWLANの負荷状況から変更を判断するという条件、移動中や静止中といった条件等である。
図7を用いて、本実施形態に係る動作シーケンスを説明する。
UE100は、MME500から、Offload−able APN listを受信する(S701)。
また、UE100は、RANルールの条件を設定するのに用いるRANレベル補助情報(RAN Assistance Parameter)をeNB/RNC200から受信する(S702)。
ここで、APN1へはセルラを利用して通信中である(S703 Traffic which belongs to APN1)。なお、APN1はOffload−able APN listに含まれる。
UE100は、Offload−able APN listに含まれるAPN1について、RANルールを用いて、セルラからWLANにオフロードのため、利用する無線アクセス方式を変更することを判断する(S704: Steer traffic to WLAN according to RAN rule and offload−able APN list)。
UE100は、APN1への接続に利用する無線アクセス方式をセルラからWLANに変更する。また、UE100は、WLANを利用してAPN2に接続する。ここで、APN2は、Offload−able APN listに含まれない(S705)。
UE100は、eNB/RNC200からRAN Assistance Parameterを再度受信する(S706)。受信したRAN Assistance Parameterに基づいてRANルールの再設定を行う。
ここで、RAN Assistance Parameterは、eNB/RNC200の無線状況に基づいて生成されるため、RANルールは無線状況を反映して設定される。
UE100は、RANルールに基づいて、APN1のトラヒックをセルラに戻すことを決定する(S707: RAN rule is satisfied and the UE decides to steer APN1 traffic back)。例えば、セルラの負荷が低下した場合、UE100はAPN1のトラヒックをセルラに戻すことを決定する。
UE100は、APN1への接続に利用する無線アクセス方式をWLANからセルラに変更する(S708: Steer traffic from WLAN according to RAN rule and offloadable APN list)。これにより、UE100は、APN1への接続はWLANを利用することになる(S709)。
一方、Offload−able APN listに含まれないAPN2について、UE100は、所定の条件に合致するか判断し、WLANを利用して通信を継続することを選択する(S710)。例えば、UE100は、WLANとセルラのスループットを比較して、WLANの方が高い場合は、WLANの利用を継続する。
本実施形態によれば、Offload−able APN listを用いて、利用する無線アクセス方式を選択できると共に、Offload−able APN listに含まれないAPNについてもUE100が利用する無線アクセス方式を選択することにより適切な無線アクセス方式を利用できる。
[第2実施形態]
図8乃至10を用いて第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については説明を省略し、第1実施形態との差異点を中心に説明する。
図8に示すように、本実施形態に係るUE100は、ネットワークから受信するANDSFとUE100が記憶しているRANルールから、WLANとセルラいずれの無線アクセス方式を利用するか決定する。
ここで、ANDSFは、ネットワーク内に配備されたANDSFサーバから送信される。また、ANDSF内には、システム間のルーティングポリシーに関する情報であるISRP(Inter System Routing Policy)が含まれる。ISRPでは、IPフロー単位で利用する無線アクセス方式を設定することができる。
一方、RANルールは、APN単位で利用する無線アクセス方式を選択するルールであるが、無線アクセス方式の負荷等の無線状況に基づいて設定されるため、UE100は、無線状況に応じて最適な無線アクセス方式を選択することができる。
例えば、図9に示すように、UE100は、ANDSF若しくはRANルールを用いて、APN#1への接続はWLANからセルラに変更するが(901から902)、APN#2には、WLANを継続して用いることができる(903)。
さらにANDSFに含まれるISRPを用いて、同一APNへの接続であってもIPフロー単位で異なる無線アクセス方式を利用することができる。
従来の方式では、UE100が、ANDSFとRANルールを保持している場合に、2つのルールの適用方法について規定されておらず、適切に無線アクセス方式を選択できない懸念があった。
本実施形態では、UE100がANDSFを優先的に適用しつつ、所定の条件を満たす場合には、RANルールを適用する。
具体的には、UE100は、複数の無線アクセス方式に接続可能であり、ANDSFをネットワークから受信する受信部(セルラ通信部111及びプロセッサ160)と、RANルールを記憶している記憶部(メモリ150)と、ANDSFとRANルールとからセルラ、WLANのいずれかを選択し、選択した前記無線アクセス方式を利用して、APNとの接続を確立する制御部(プロセッサ160)とを有する。制御部は、ANDSFを優先的に用いて、無線アクセス方式を変更するが、所定の条件を満たす場合には、ANDSFを用いず、RANルールに基づいて無線アクセス方式を変更する。
ここで、ANDSFにおいて、利用する無線アクセス方式を指定する機能自体が設定されていない場合や、一部の機能が非アクティブの設定であるため、無線アクセス方式の選択が行えない場合に、UE100は、所定条件を満たすと判断してもよい。UE100はRANルールを用いて利用するアクセス方式を選択する。
また、時間帯及び在圏場所の少なくともいずれか一方に基づいて利用する無線アクセス方式を選択するようにANDSFが設定されている場合に、UE100は、所定条件を満たすと判断してもよい。
例えば、セルラのトラヒックが多い時間帯や在圏場所(都市部)では、WLANを優先的に利用する設定がANDSFにされている場合であっても、実際のセルラのトラヒックは少ない可能性がある。この場合、UE100は実際の無線状況であるRANレベル補助情報を用いて設定されるRANルールを用いて無線アクセス方式を選択した方が好ましい。
なお、RANルールは、選択対象の無線アクセス方式のセルラ、WLANの負荷状況や、無線品質に基づいて、最適な無線アクセス方式を選択できるように構成されている。
また、ANDSFは、通常はUE100のホームネットワーク(HPLMN)が設定するように構成されている。一方、RANルールを設定するためのRANレベル補助情報はUE100が在圏中のeNB200から通知される。UE100がローミング中の場合には、HPLMNが設定したANDSFより、UE100が在圏中のeNB200が指定したRANルールを用いて無線アクセス方式を選択する方が好ましい。
このため、UE100がローミング中の場合に、UE100は、所定条件を満たすと判断してもよい。
図10を用いて、ANDSFとRANルールを適用する際の判断フローを説明する。
UE100はAPN単位、若しくはAPN内のIPフロー単位に無線アクセス方式の選択を行う。
UE100は、判断対象のAPN又はAPNフローに対して、有効なANDSFが設定されているか判断する(S1000)。ここで「有効なANDSF」とは、上述した所定条件を満たさない場合である。
ANDSFが有効な場合、UE100は、ANDSFを用いてWLANとセルラとの、いずれの無線アクセス方式を利用するか選択する(S1001)。
一方、ANDSが無効な場合、UEはRANルールを用いて、いずれの無線アクセス方式を利用するか選択する(S1002)。
以上のように、本実施形態に係る発明によれば、UE100は、ANDSFとRANルールを保持している場合に、適切に無線アクセス方式を選択することができる。
[第3実施形態]
図11を用いて第3実施形態について説明する。なお、第1及び第2実施形態と重複する部分については説明を省略し、第1及び第2実施形態との差異点を中心に説明する。
本実施形態に係るRANルールでは、eNB200が、管理しているセルの無線状況のみからRANレベル補助情報を生成するのではなく、選択される可能性のあるAP300の負荷状況も考慮してRANレベル補助情報を生成する。
より具体的には、eNB200は、AP300の負荷情報を取得すると、負荷情報からRANレベル補助情報を生成する。eNB200は、生成したRANレベル補助情報を、前記ユーザ端末に通知する。UE100は、RANレベル無線補助情報を用いてRANルールを設定し、設定した選択ルールに従って、無線アクセス方式を選択する。
また、本実施形態に係るUE100は、RANレベル補助情報を受信する受信部(セルラ通信部111及びプロセッサ160)と、RANレベル補助情報から、無線アクセス方式を選択する制御部(プロセッサ160)とを有し、RANレベル補助情報は、eNB200が、AP300から取得したAP300の負荷情報から生成され、制御部は、設定した前記無線アクセス方式選択ルールに基づいて、前記無線アクセス方式を選択することを特徴としている。
ここで、eNB200は、AP300から、直接AP300の負荷情報を取得してもよいし、ネットワーク装置を介して、間接的に取得してもよい。
図11を用いて、本実施形態に係る動作フローを説明する。
eNB200は、AP300の負荷情報をAP300から取得する(S1100)。
なおセルラの種別がLTE(EUTRAN)ではなく、3G(UTRAN)の場合、RNCがAP300の負荷情報を取得する。
eNB200は、取得したAP300の負荷情報からRANレベル補助情報を生成し、UE100に通知する(S1101)。
UE100は通知されたRANレベル補助情報を用いてRANルールを設定し、無線アクセス方式を選択する。具体的には、UE100は利用する無線アクセス方式をLTEからWLANに変更するか判断する。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態乃至第3実施形態は、別個独立して実施する場合に限らず、相互に組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態では、セルラ通信方式の一例としてLTE方式を説明したが、LTE方式に限定されるものではなく、LTE方式以外の方式に本発明を適用してもよい。
また、セルラ通信方式以外の無線アクセス方式としてWLANを例として説明したが、WLANに限定されず、WiMAX等の無線アクセス方式でも適用可能なことは勿論である。
[付記1]
以下において、実施形態の補足事項について付記する。
(1. はじめに)
ANDSFなしでRANからWLANへトラフィックをルーティングする決定を、SA2がRAN2に通知した。つまり、MME/SGSNは、NASシグナリングにおいて、どのAPNをオフロードするべきではない、或いは、どのAPNをWLANにオフロードしてもよいかをUEへ通知する。しかしながら、WLANからRANへのトラフィックのルーティングの粒度は未だ不明である。本付記では、ANDSFケースを有さない場合において様々なレベルの粒度を有するWLANからRANへのトラフィックのルーティングについて幾つかの選択肢を提示する。
(2. 検討)
(2.1. RANルールを使ったWLANからRANへのトラフィックのルーティング)
UEがANDSF機能を適用する場合、WLANからRANへのトラフィックのルーティングは既に明確である。例えば、ISMP可能UEが全てのトラフィックをWLANからRANへ切り替えて、その一方で、ISRP可能UEは、ANDSF機能で何が定義されているかに従って、IPフローレベルでトラフィックを切り替えてもよい。しかしながら、ANDSFがUEに対して利用不可能で、RANルールが適用される場合、WLANからRANへどのようにトラフィックが切り替えられるか、かつ、決定がRANルールに基づくべきか否かは決定されていない。この問題は、UEにRANルールとANDSFとの両方が供給され、利用可能なANDSFルールのいずれもが有効でない場合にも適用される。なぜならば、このケースは未だSA2に応じて今後の検討であるからである。
UE内のアクセス層は、RAN規定条件が期間TsteeringWLANの間で満たされるとき上層に通知する。RANからWLANへのトラフィックのルーティングに関して、MMEが、NASシグナリングを介してトラフィックがオフロード可能か否かをUEへ通知することが既に合意されている。しかしながら、WLANからRANへのトラフィックのルーティングに関して、UEが、NASシグナリングを受信できない可能性がある。したがって、ネットワークが、(APNに基づいて、)どのトラフィックを3GPPへ戻す(ステアバックする)べきか規定する必要があるか否か、かつUEが、ネットワークからの最新のトラフィックステアリング情報を有する必要があるか否かについて、未だ明らかになっていない。
以下の3つの選択肢は、WLANからRANへのトラフィックのルーティングのために検討されるべきである。
選択肢1: UEが、全てのトラフィックをWLANからRANへ切り替える。
これが最も簡単な選択肢である。WLANから3GPPへのトラフィックのルーティングについてRAN規定ルールが満たされると、UEは、全てのトラフィックをRANへ切り替えることとなる。この選択肢では、UEは、RANとWLANの両方に同時に接続する必要がないため、UEの消費電力が削減する。
選択肢2: RANへ切り替えられるよう選択されるトラフィックは、UE実装次第である。
本選択肢では、RANルールにより、切り替えられるトラフィックを定義する必要はない。しかしながら、UEが、任意のトラフィックをRANにステアする許可を得る前に、WLANからRANへトラフィックを切り替えることに対してRANルールはなお満たされる必要がある。
本選択肢が合意される場合、「UE挙動は、WLANから3GPP RANへの方向にUE実装次第である」という文言がステージ2に記述され得る。
選択肢3: UEは、オフロード可能APNリストに従って、WLANからRANへトラフィックを切り替える。
UEは、トラフィックを、オフロード可能APNに一度属していた3GPPへ戻す(ステアバック)する。例えば、以下のステップが、RANへステアするべきトラフィックの選択のために適用できる。
a) ネットワークエンティティ(例えば、MME、P−GW)は、WLANからRANへ切り替えるべき全てのオフロード可能APNの一部を特定する。
b) UEは、RANルールが満たされている限り、特定されたAPNに基づいて、トラフィックをRANへ切り替える。特定されたAPNに属する全てのトラフィックがステアバックされると想定される。
c) 特定されたAPNのいずれにもマッピングされない残りのトラフィックについて、UEは、それらのトラフィックがRANへ切り替えられるべきか否かを自律的に決定してもよい。
選択肢3と、RANからWLANへステアするトラフィックに対して既に規定されたものとの間の唯一の違いは、APNリスト上にない残りのトラフィックが、RANへ切り替えられるべきか否かをUEが決定できるようになることである。
APNリストは、頻繁には変更されないと想定されるので、ほぼ動きがない(semi-static)と考えてもよい。一般に、オフロード可能APNリストは、トラフィックステアリング方向毎に異なってもよい。つまり、MMEは、RANからWLANへのオフロード可能APNリストとWLANからRANへのオフロード可能APNリストとの両方を提供できる。しかしながら、APNリストを区別する利点があるのか否か疑問である。比較してみると、選択肢1は簡単な解決策を提供する。検証可能であり、UEが、RANとWLANとの両方に同時に接続する必要がない。選択肢2は、UEに対して更にフレキシブルであるが、この機能性は、検証によって立証できない。選択肢3は、両方向へのトラフィックステアリングの完全制御をRANに対して提供できるが、全ての選択肢の中で最も複雑である。
3つの選択肢の良い点及び悪い点を検討すると、選択肢1が、最も合理的な妥協点をもたらすものと思われる。
提案1: UEは、RAN規定ルールが満たされる場合、全てのトラフィックをWLANからRANへ切り替えるべきである。
(3. まとめ)
本寄書では、WLANからRANへの方向で、RANルールによるトラフィックのルーティングを検討し明らかにした。
[付記2]
(1. はじめに)
Multi−RAT連携協働(Joint coordination)に関する今後の進め方について以下の通り合意された。
1. トラフィックステアリングの一般要件及び定義、並びにスペクトラム再配置の定義
2. 3GPP/WLANを伴う協働のユースケース
3GPP/WIFIインターワーキングに関する更なる検討は、以下のステップに基づく。
1)潜在的なシナリオ/ユースケースを特定する
2)どんな情報が必要かを調査する
3)情報を得る方法を定義する
なお、検討は、RAN2/SA2作業に関するべきである。
合意された検討ステップに基づいて、本付記は、ステップ1として特定された付加的なシナリオ/ユースケースを提供する。
(2. WLANに関わる付加的なシナリオ/ユースケース)
(2.1. 現在の潜在的なユースケース)
潜在的なユースケースが検討された。
ユースケース:
1:WLANから3GPPへのシームレスなモビリティ:サービスが中断することのないモビリティ、サービス持続性に関する任意のSA2作業?
2:WLANから3GPPへの適正なUEのステアリング
3:モビリティ決定競合の解決
4:自動WLAN AP/ACパラメータの収集/設定
以下の章では、付加的なシナリオ/ユースケースを提案する。
(2.2. 3GPP/WLAN無線インターワーキング補足シナリオ)
この章では、RAN2で検討された3GPP/WLAN無線インターワーキングWI(3GPP/WLAN Radio Interworking WI)におけるメカニズムを補足するための幾つかの可能なユースケースを提供する。
(2.2.1. ネットワークの選択/トラフィック向上)
オフロードの実際の決定は、eNB/NBにより提供されるRAN補助パラメータの単一のセットにより決定できることが合意された。
合意
1 アクセス選択及びトラフィックルーティングを決定するRAN補助パラメータの1つのセットを有する、RANメカニズム用のRANルールの単一のセットルールが満たされる又は既に以前満たされた場合、それが、Access Pointに関連するか否かはUE次第である。複数のWLANが、基準を満たす場合、どれを選択する(又は絶対的な優先度が必要だと考えられ、かつシグナリングされる場合、絶対的優先度に従う)かはUE実装次第である。
考察1: eNB/NBは、RANルールで使用されるRAN補助パラメータを設定し、WLANへ又はWLANからのネットワーク選択/トラフィックステアリングを決定する。
明らかに、eNB/NBの役割は、アクセスネットワーク及び/又はトラフィックステアリングの適切な決定のための正確なRAN補助パラメータを提供することである。この場合、生じ得る問題は、eNB/NB及びWLAN APの現在の負荷を考慮して、eNB/NBが適切なRAN補助パラメータをどのように決定するかである。eNB/NBは、UEへのシグナリングの前に、自身の負荷及びWLANの負荷を比較するなど、RAN補助パラメータを調整するために、WLAN AP又はACから、負荷情報及び/又は達成可能最大データレートなどの情報を集める能力を有するべきである。
提案1: RAN3では、ネットワークの選択/トラフィックステアリングのユースケースの正確な制御を検討し、UEにシグナリングされるRAN補助パラメータをeNB/NBが調節することを円滑化すべきである。
提案2: 提案1が受け入れられると、RAN3では、eNB/NBがWLAN AP/ACから少なくとも負荷情報及び達成可能最大データレートを得るための方法について検討するべきである。
(2.2.2. オフロードの粒度)
RAN2で以下の通り合意されたので、RAN3では、RAN解決策におけるトラフィックステアリング粒度を改善することができることを分析した。
合意
2 ANDSFを有さないRAN解決策では、APNレベルのオフロードの粒度だけをサポートする。[…]
現在、RAN2により提供されるRAN解決策は、最適下限と考えられてもよい。なぜならば、3GPP RANとWLANとの間の負荷バランスなどから見て、トラフィックステアリング粒度が小さいほどWLANインターワーキングでのゲインが多くなることが通説であるからである。
粒度の観点からコアネットワーク(Core Network)解決策と比較すると、MAPCON(Multi Access PDN Connectivity)は、上記のAPNレベルのオフロードと同様であり得る。しかしながら、RAN解決策は、IPフローレベルのオフロードのための能力を有していないが、CNはそれをサポートするIFOM(IP Flow Mobility)を有する。その反面、RANは、ベアラの知識があるため、RANはCNにより提供されていないベアラレベルのステアリングのための情報を使用することができる。したがって、RAN3では、RAN2で検討されたRAN解決策のステアリング粒度の向上を検討するべきである。
考察2: 現在のRAN解決策は、ステアリング粒度という点から限界がある。
考察3: 4つのステアリング粒度、すなわち、正確さの順に、IPフロー毎、ベアラ毎、APN毎、及びUE毎があり、その一方、RAN2解決策は、APN毎のステアリングだけを有する。
提案3: RAN3では、ステアリング粒度を向上させるユースケースを検討して、フレキシブルなトラフィックステアリングを円滑化するべきである。
提案3が受け入れられた場合、トラフィックステアリングの方向、つまり、3GPP RANからWLANへ、かつWLANから3GPPへを検討するべきである。
トラフィックが3GPP RANからWLANへオフロードされる場合、eNB/NBが、GBRトラフィック、例えば、VoIP及び/又はビデオストリーミングをWLANにオフロードできるか否かを決定するために、eNB/NBが、特定のWLAN AP/ACのQoS制御能力を取得することが望ましい。周知のように、今日のWLANは、IEEE802.11eとしてQoS制御の任意的な能力を有している。WLANでのオプションが想定される場合、eNB/NBは、現在のキャリアグレードレベルQoSへの劣化なしに、トラフィックステアリングをより効率的に実施できる。
考察4: RANからWLANへオフロードするために、特定のWLAN AP/ACのQoS制御能力がRANへ提供されるべきである。
オンロードの場合、つまりWLANから3GPP RANへのトラフィックステアリングに関して、選択されたトラフィックのQoSの特徴が、WLANのトラフィックをeNB/NBの3GPPのトラフィックにマッピングするために有用であり得る。
考察5: WLANからRANへのオンロードのために、切り替えられるべき選択されたトラフィックのQoSの特徴が、RANに提供されるべきである。
(2.3. WLAN APの配備)
実践的な複数RATの配備が紹介された。3GPPセルあたり数十個のAPが平均して配備されるが、それは、例えば、密集都市型において等、非均等配備を想定した場合、数百個のAPであってもよい。いずれ、この数は増えると予想されており、H(e)NBの配備の想定を超越する可能性がある。
考察6: WLAN APは、相当数であり得、長い時間をかけてかなり増加するであろう。
また、ネットワーク内のシグナリング負荷及び/又は制御ノード内の処理負荷が、H(e)NBのケースと同様に、WLANに関わるMulti−RAT連携協働にとって課題となることが予想されている。
提案4: 多数のWLAN APの配備を有するユースケースのために、シグナリング負荷及び処理負荷を考慮するべきである。
(2.4. WLANに関する3GPPレベルのセキュリティ)
現在、3GPPネットワークで開始されるトラフィックは、信頼できるWLANアクセス及び信頼できないWLANアクセス(信頼できないWLANアクセスはセキュリティが担保されない)を含むWLANネットワークに頻繁にオフロードされている。3GPP CNは、ePDG(Evolved Packet Data Gateway)を定義する解決策を開発し、トラフィックのルーティングの前に、UEが安全なトンネル、つまり、IPsecを確立しやすくなった。しかしながら、RANの視点から、ステアされるべきトラフィックのセキュリティを直接制御できず、WLANへのトラフィックステアリングが必要なときはいつでもトンネリングが確立されることは非効率な場合がある。したがって、RANにとってよりフレキシブルなセキュリティの解決策をこのSIで検討すべきである。
提案5: 信用できないWLANを扱うか否かについて検討するべきである。
[相互参照]
米国仮出願第61/990918号(2014年5月9日出願)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (12)

  1. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、
    前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式をAPNとの通信で用いるIPフローの単位で選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信する受信部と、
    前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式を前記APN単位で選択するルールである第2選択ルールを記憶している記憶部と、
    前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの両方を有している場合において、無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する制御部と、を有するユーザ端末。
  2. 前記第1選択ルールにおいて、利用する無線アクセス方式を指定する機能が設定されていない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、前記ユーザ端末の在圏場所に基づいて、前記無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記第1選択ルールは、前記ユーザ端末のホームネットワークが設定するように構成されており、
    前記ユーザ端末がローミング中のため、前記第1選択ルールを有効に用いることができない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記ユーザ端末がローミング中に、前記第1選択ルールにおいて、利用する無線アクセス方式を指定する機能が設定されていない場合、前記制御部は、前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から前記第2選択ルールを選択する請求項2に記載のユーザ端末。
  6. 前記第2選択ルールは、現在利用している無線アクセス方式及び変更先候補の無線アクセス方式の負荷状況、無線品質の少なくともいずれか一方に基づいて、利用する無線アクセス方式を変更するか判断するように構成されている請求項1に記載のユーザ端末。
  7. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、
    APN毎に前記セルラから前記WLANへオフロードが可能であるかを示す情報をネットワークから受信する受信部と、
    前記セルラと前記WLANとの間で無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである選択ルールを記憶している記憶部と、
    前記情報と前記選択ルールとに基づいて、前記APNとの接続に利用する無線アクセス方式を前記セルラと前記WLANとの間で変更するかを判断する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記情報によりオフロードが可能であると示されたAPNに属するトラフィックを、前記WLANから前記セルラへ切り替えるユーザ端末。
  8. 前記制御部は、前記選択ルールのうち、前記WLANから前記セルラへ切り替えるためのRANルールが満たされると、前記情報によりオフロードが可能であると示されたAPNに属するトラフィックを前記WLANから前記セルラへ切り替える請求項7に記載のユーザ端末。
  9. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末であって、
    セルラ基地局から無線補助情報を受信する受信部と、
    前記無線補助情報に基づいて、無線アクセス方式選択ルールを用いて無線アクセス方式を選択する制御部と、を有し、
    前記無線補助情報は、前記セルラ基地局がWLANノードから取得したWLAN負荷情報から生成されるユーザ端末。
  10. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における通信制御方法であって、
    前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式をAPNとの通信で用いるIPフローの単位で選択するルールである第1選択ルールをネットワークから受信し、
    前記セルラ及び前記WLANのうち利用する無線アクセス方式を前記APN単位で選択するルールである第2選択ルールを記憶し、
    前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの両方を有している場合において、無線アクセス方式の変更に適用する選択ルールを前記第1選択ルール及び前記第2選択ルールの中から選択する、ことを有する通信制御方法。
  11. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における通信制御方法であって、
    APN毎に前記セルラから前記WLANへオフロードが可能であるかを示す情報をネットワークから受信し、
    前記セルラと前記WLANとの間で無線アクセス方式を選択する際に適用するルールである選択ルールを記憶し、
    前記情報と前記選択ルールとに基づいて、前記APNとの接続に利用する無線アクセス方式を前記セルラと前記WLANとの間で変更するかを判断し、
    前記情報によりオフロードが可能であると示されたAPNに属するトラフィックを、前記WLANから前記セルラへ切り替える、ことを有する通信制御方法。
  12. セルラ及びWLANを含む複数の無線アクセス方式を利用可能なユーザ端末における通信制御方法であって、
    セルラ基地局から、前記セルラ基地局がWLANノードから取得したWLAN負荷情報から生成される無線補助情報を受信し、
    前記無線補助情報に基づいて、無線アクセス方式選択ルールを用いて無線アクセス方式を選択する、ことを有する通信制御方法。
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