JPWO2015163151A1 - 触覚提示装置 - Google Patents

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Abstract

触覚提示装置(101)は、伸縮フィルム(20)と、振動板(40)と、及びタッチパネル(50)とを備えている。平板状のタッチパネル(50)には、キー配列に対応した位置に複数のタッチセンサ(80)が設けられている。振動板(40)は、振動板(40)を正面視したとき、複数のタッチセンサ(80)と重なる第1の領域と、複数のタッチセンサ(80)と重ならない第2の領域とを有する。振動板(40)の第1の領域内には、複数の開口部(85)が設けられている。この構成では、ユーザがタッチ操作を行ったとき、タッチセンサ(80)が開口部(85)に押し込まれることによるキーストロークと伸縮フィルム(20)の伸縮による振動板(40)の振動とによって、ユーザは、十分なクリック感を得ることができる。

Description

本発明は、ユーザに振動を伝えることで触覚フィードバックを与える触覚提示装置に関する。
近年、ノート型パソコンなど電子機器の薄型化の要求にともなって、キーボードなどに設けられる複数のキースイッチについても薄型化が求められている。しかし、薄型化した複数のキースイッチでは、キーストロークの確保が困難となり、ユーザがクリック感を得られないという問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1には、キーの底面部に弾性押圧部を設けたキースイッチ構造が提案されている。また、特許文献2には、凸状に形成された複数のキーと各キーを接合する接合部とを一体成形したキースイッチ構造が提案されている。
特開2000−133083号公報 特開2000−207987号公報
しかしながら、特許文献1のキースイッチ構造では、各キーの底面部に弾性押圧部を設ける必要があるため、キースイッチ構造が複雑になり、複数のキースイッチを備えるキーボードの製造コストが増大するという問題がある。
また、特許文献2のキースイッチ構造は、特許文献1のキースイッチ構造と比べて構造が簡単であるものの、薄型化していくにつれて、十分なキーストロークが確保できなくなっていく。そのため、特許文献2のキースイッチ構造では、所定限度を超えて薄型化した場合、ユーザが十分なクリック感を得られないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ユーザが十分なクリック感を得ることができる薄型で簡単なキースイッチ構造を有する触覚提示装置を提供することにある。
この発明の触覚提示装置は、面方向に伸縮する伸縮フィルムと、曲げ応力が発生する状態で伸縮フィルムに固定された振動板と、タッチ操作を検出する複数のタッチ検出部を有し、振動板に装着されるタッチパネルと、複数のタッチ検出部の内の少なくとも1つがタッチ操作を検出したときに、伸縮フィルムに駆動信号を印加する駆動回路と、を備えていることを特徴とする。さらに、この発明の触覚提示装置では、振動板を正面視したときにタッチ検出部と重なる第1の領域の厚みは、振動板を正面視したときにタッチ検出部と重ならない第2の領域の厚みより薄いことを特徴とする。
この構成では、ユーザがタッチ操作によりタッチ検出部を押下したとき、振動板を正面視したときに第1の領域と重なるタッチ検出部が振動板側に押し込まれる。これにより、本発明の触覚提示装置は、キーストロークを確保できる。
さらに、この構成においてタッチ検出部は、ユーザがタッチ操作を行うと、ユーザがキーをタッチしたことを検出する。これにより、伸縮フィルムに駆動信号が駆動回路によって印加され、伸縮フィルムが伸縮する。振動板には曲げ応力が発生しているため、振動板は、伸縮フィルムの伸縮に対して効率的に振動する。
よって、この構成ではキースイッチ構造を薄型化した場合でも、タッチ検出部が振動板側に押し込まれることによるキーストロークと伸縮フィルムの伸縮による振動板の振動とによって、ユーザは、十分なクリック感を得ることができる。また、各タッチ検出部の底面部に弾性押圧部を設ける必要もないため、この構成のキースイッチ構造は簡単である。
したがって、本発明は、ユーザが十分なクリック感を得ることができる薄型で簡単なキースイッチ構造を有する触覚提示装置を提供できる。
また、振動板の第1の領域内には、開口部または凹部が設けられている態様が好ましい。
各タッチ検出部と重なる第1の領域に開口部または凹部を設けるだけであるため、この構成のキースイッチ構造は簡単である。
また、振動板の長手方向の両端部における反発力は、振動板の長手方向の中央部における反発力より強いため、本発明は、次の構成を備えることが好ましい。
すなわち、振動板は、平面視して矩形状の平板であり、伸縮フィルムに固定されていない振動板の長手方向の両端部と、両端部より内側に位置する中央部と、を有する。そして、両端部における第1の領域の面積は、中央部における第1の領域の面積より広い。
これにより、本発明は、振動板の長手方向の両端部における反発力と中央部における反発力とを均一化できる。
なお、振動板は、伸縮フィルムの主面に対して直交する方向に湾曲された状態で伸縮フィルムに固定されていることにより曲げ応力を発生させる態様であってもよい。
また、本発明の触覚提示装置は、少なくとも一方の主面に伸縮フィルムが装着された平板状のエキサイタフィルムを備え、振動板は、エキサイタフィルムが振動板に貼付されることにより、曲げ応力が発生する状態で伸縮フィルムに固定されている態様であってもよい。
この構成では、ユーザがタッチ操作を行うと、伸縮フィルムに駆動信号が印加され、伸縮フィルムが伸縮する。伸縮フィルムが伸縮すると、エキサイタフィルムが伸縮する。振動板は、エキサイタフィルムの伸縮により、主面に直交する方向に振動する。
この発明によれば、ユーザが十分なクリック感を得ることができる薄型で簡単なキースイッチ構造を有する触覚提示装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る触覚提示装置101の外観斜視図である。 図1に示す触覚提示装置101の平面図である。 図1に示す触覚提示装置101の背面図である。 図1に示す触覚提示装置101の側面図である。 図1に示す触覚提示装置101の部分拡大側面図である。 図2に示すS−S線の断面図である。 図6に示す複数のタッチセンサ80の内の1つを拡大した断面図である。 図1に示す触覚提示装置101の構成を示すブロック図である。 図1に示す触覚提示装置101の動作説明図である。 図1に示す触覚提示装置101の動作説明図である。 図1に示す触覚提示装置101の動作説明図である。 ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下する直前のタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板40の断面図である。 ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したときのタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板40の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る触覚提示装置201の側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る触覚提示装置において、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下する直前のタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板340の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る触覚提示装置において、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したときのタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板340の断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る触覚提示装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る触覚提示装置101の外観斜視図である。図2は、図1に示す触覚提示装置101の平面図である。図3は、図1に示す触覚提示装置101の背面図であり、図4は、図1に示す触覚提示装置101の側面図である。
触覚提示装置101は、伸縮フィルム20と、振動板40と、及びタッチパネル50とを備えている。触覚提示装置101は、いわゆるキーボードである。
平板状のタッチパネル50には、TABキーTやCAPS LOCKキーCやSHIFTキーSやENTERキーE等のキー配列に対応した位置に、複数のタッチセンサ80が設けられている。そして、タッチパネル50は、平板状の振動板40の一方の主面(正面)に装着されている。タッチパネル50は、例えばアクリル樹脂PMMAで構成されている。
ここで、タッチセンサ80が本発明のタッチ検出部に相当する。タッチセンサ80は、ユーザのタッチ操作を検出する機能であればどの様な方式であってもよく、メンブレン式、静電容量式、伸縮フィルム式、等の様々な方式を用いることができる。
振動板40は、平板状の金属板で構成されている。振動板40は、平面視して矩形状である。振動板40は、他方の主面の(背面)において短手方向の両端が伸縮フィルム20に固定されている。
振動板40は、伸縮フィルム20に固定されていない振動板40の長手方向の両端部と、両端部より内側に位置する中央部と、を有する。振動板40の長手方向の両端部は、振動板40を正面視して、TABキーTやCAPS LOCKキーCやSHIFTキーSやENTERキーE等の長手方向の両端に位置する11個のキーと重なっている。そのため、振動板40の長手方向の両端部における第1の領域の面積は、振動板40の長手方向の中央部における第1の領域の面積より広い。
図5は、図1に示す触覚提示装置101の部分拡大側面図である。伸縮フィルム20は、平面視して矩形状のベースフィルム200と、該ベースフィルム200の対向する両主面に形成された電極211Aおよび電極211Bとを備える。
ベースフィルム200は、圧電性樹脂であり、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いる。PVDFは圧電性樹脂の中では比較的圧電性が大きいため好ましい。
また、ベースフィルム200は、キラル高分子によって形成することもできる。特に、キラル高分子がポリ乳酸(PLA)である場合、他の構成とともに透光性を有する材質とすることで、正面視した略全面が高い透光性を有する触覚提示装置を実現することができる。より好ましくは、ポリ乳酸がL型ポリ乳酸(PLLA)であることが好ましい。
ベースフィルム200がPLLAで構成される場合、図3に示すように、延伸方向に対して各外周辺が略45°となるように裁断することで、矩形状を形成して、圧電性を持たせる。
電極211Aおよび電極211Bは、ベースフィルム200の両主面の略全面に形成されている。電極211Aおよび電極211Bは、透光性が必要な使用形態の場合、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、ポリチオフェンを主成分とすることが好ましい。
なお、電極211Aおよび電極211Bには、銀ナノワイヤ電極を用いることも可能であるし、透光性が低くてよい使用態様であれば、アルミ蒸着電極を用いることが好ましい。
電極211Aおよび電極211Bには、図示しない引き出し用の配線導体を介して後述の駆動回路81に接続されており、駆動信号が当該配線導体を介して電極211Aおよび電極211Bへ印加されるようになっている。振動板40側に配置される電極211Aは、接着層60を介して振動板40に装着される。同様に、振動板40側に配置される電極211Bも、不図示の接着層を介して振動板40に装着される。
図6は、図2に示すS−S線の断面図である。図7は、図6に示す複数のタッチセンサ80の内の1つを拡大した断面図である。
振動板40は、振動板40を正面視したとき、複数のタッチセンサ80と重なる第1の領域と、複数のタッチセンサ80と重ならない第2の領域とを有する。振動板40の第1の領域内には、複数の開口部85が設けられている。即ち、第1の領域の厚みは、第2の領域の厚みより薄い。振動板40を正面視したときにおける各開口部85の形状は、円形状である。
図8は、図1に示す触覚提示装置101の構成を示すブロック図である。図8に示すように、駆動回路81は、触覚提示装置101に備えられ、複数のタッチセンサ80に接続されている。
そのため、タッチパネル50に設けられた複数のタッチセンサ80の内の少なくとも1つをユーザがタッチすると、駆動回路81が伸縮フィルム20の電極211Aおよび電極211Bに駆動信号を印加する。これにより伸縮フィルム20が伸縮する。
図1および図4に戻り、振動板40は、伸縮フィルム20の存在する側(振動板40の背面側)に対して反対側(振動板40の正面側)に湾曲して突出する形状となるように、伸縮フィルム20へ固定されている。
この構成により、振動板40と伸縮フィルム20との間には、中空領域100が形成される。そして、この振動板40のある側が触覚提示装置101の正面側となり、伸縮フィルム20がある側が触覚提示装置101の背面側となる。
ただし、本実施形態において、振動板40の湾曲状態は、説明のために誇張して記載しており、実際には、振動板40の主面と伸縮フィルム20の主面は、より平行に近く、中空領域100は、できるだけ少ないほうが望ましい。
このように、振動板40は、平板面が湾曲した状態で伸縮フィルム20に固定されるため、図4の白抜き矢印F901のように、曲げ応力が加わった状態で伸縮フィルム20に固定される。
また、伸縮フィルム20には、図4の白抜き矢印S901に示すように、伸縮フィルム20の主面における長手方向に引張力が係った状態となる。
図9〜図11は、触覚提示装置101の動作説明図である。図9は、駆動信号により伸縮フィルム20が縮んだタイミングでの状態を示す。図10は、駆動信号が印加されていない、または駆動信号の振幅が0の状態を示す。図11は、駆動信号により伸縮フィルム20が伸びたタイミングでの状態を示す。
駆動回路81が、伸縮フィルム20に駆動信号を印加し、伸縮フィルム20の第一方向の電界を印加すると、伸縮フィルム20は、図9の矢印S911に示す方向に沿って収縮する。伸縮フィルム20は、振動板40の両固定端に装着されている。
そのため、伸縮フィルム20の収縮にともなって振動板40は、伸縮フィルム20に固定されている箇所(短手方向の端部)から中央方向に引っ張られる。これにより、振動板40は、図9の矢印F911に示すように、前方へより突出するように湾曲する。
一方、駆動回路81が、伸縮フィルム20に駆動信号を印加し、上記第一方向とは逆の第二方向の電界を印加すると、伸縮フィルム20は、図11の矢印S912に示す方向に沿って伸張する。伸縮フィルム20は、振動板40の両固定端に装着されている。
そのため、伸縮フィルム20の伸張にともなって振動板40は、中央方向から伸縮フィルム20に固定されている箇所(短手方向の端部)に引っ張られる。これにより、振動板40は、図11の矢印F912に示すように、前方への突出量が低下した湾曲状態となる。
よって、振動板40は、駆動信号の振幅に応じて、図10の状態を基準に、図9の状態や図11の状態に遷移して、正面方向および背面方向(振動板40主面に直交する方向)に沿って振動する。これにより、駆動信号に応じた振動が振動板40を介してタッチパネル50に伝達され、タッチパネル50をタッチしたユーザに伝達される。
したがって、ユーザは、タッチパネル50に設けられた複数のタッチセンサ80の内の少なくとも1つをタッチすると、振動がフィードバックされるため、キーを「押した」と感じることができる。
そして、振動板40には、非動作状態で定常的な曲げ応力が与えられているため、伸縮フィルム20の伸張時に振動板40に与えられる力は、当該曲げ応力と同じ方向となる。したがって、触覚提示装置101は、振動板40を効率的に振動させることができ、伸縮フィルムを用いた場合であってもある程度強い振動を伝えることができる。また、モータ等による振動に比べると、触覚提示装置101を薄くすることができる。
なお、中空領域100には、シリコーンゲル等の柔らかい樹脂を充填し、振動板40が振動することにより生じる音を抑制することが望ましい。
図12は、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下する直前のタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板40の断面図である。図13は、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したときのタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板40の断面図である。
以上の構成では、ユーザがタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したとき、タッチセンサ80が開口部85に押し込まれる。これにより、触覚提示装置101は、キーストロークを確保できる。
さらに、この構成においてタッチセンサ80は、ユーザがタッチ操作を行うと、ユーザがキーをタッチしたことを検出する。これにより、伸縮フィルム20に駆動信号が駆動回路81によって印加され、伸縮フィルム20が伸縮する。振動板40には曲げ応力が発生しているため、振動板40は、伸縮フィルム20の伸縮に対して効率的に振動する。
よって、この構成ではキースイッチ構造を薄型化した場合でも、タッチセンサ80が開口部85に押し込まれることによるキーストロークと伸縮フィルム20の伸縮による振動板40の振動とによって、ユーザは、十分なクリック感を得ることができる。また、各タッチセンサ80の底面部に、特許文献1のような弾性押圧部を設ける必要もないため、この構成のキースイッチ構造は簡単である。
したがって、本実施形態によれば、ユーザが十分なクリック感を得ることができる薄型で簡単なキースイッチ構造を有する触覚提示装置101を提供できる。
また、前述したように、振動板40の長手方向の両端部における第1の領域の面積は、振動板40の長手方向の中央部における第1の領域の面積より広い。
よって、触覚提示装置101は、振動板40の長手方向の両端部における反発力と中央部における反発力とを均一化できる。
なお、第1の領域の面積については適時設計することが出来る。振動の大きさ(面内ばらつき)はどのような形状のフィルムをどのように貼りつけるかによって変わってくる。その面内ばらつきに応じて第1の領域の面積を適時設計すればよい。
また、例えば比較的頻繁に押すキーの振動をその他のキーよりも強くするモノでも良い。伸縮フィルムに印加する電圧をキーごとに調整することなく第1の領域の面積を変えるだけでクリック感を調整することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る触覚提示装置201について説明する。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る触覚提示装置201の側面図である。本実施形態の触覚提示装置201が触覚提示装置101と相違する点は、少なくとも一方の主面に伸縮フィルム220が装着された平板状のエキサイタフィルム230と伸縮フィルム20より面積の少ない伸縮フィルム220とを備える点である。その他の点については、同じであるため、説明を省略する。
触覚提示装置201では振動板40は、エキサイタフィルム230が振動板40に貼付されることにより、曲げ応力が発生する状態で伸縮フィルム220に固定されている。
そのため、触覚提示装置201では、ユーザがタッチ操作を行うと、伸縮フィルム220に駆動信号が印加され、伸縮フィルム220が伸縮する。伸縮フィルム220が伸縮すると、エキサイタフィルム230が伸縮する。
振動板40は、エキサイタフィルム230の伸縮により、主面に直交する方向に振動する。振動板40には、曲げ応力が発生しているため、伸縮フィルム220の伸縮に対して効率的に振動させることができる。よって、本実施形態の触覚提示装置201も、伸縮フィルム220を用いた場合であってもある程度強い振動を伝えることができる。
したがって、本実施形態の触覚提示装置201は、前記触覚提示装置101と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第3の実施形態に係る触覚提示装置について説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係る触覚提示装置において、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下する直前のタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板340の断面図である。図16は、本発明の第3の実施形態に係る触覚提示装置において、ユーザが指Fのタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したときのタッチセンサ80、タッチパネル50、及び振動板340の断面図である。
本実施形態の触覚提示装置が触覚提示装置101と相違する点は、振動板40の第1の領域に複数の凹部385が設けられている点である。振動板40を正面視したときにおける各凹部385の形状は、円形状である。その他の点については、同じであるため、説明を省略する。
そのため、本実施形態の触覚提示装置においても第1の領域の厚みは、第2の領域の厚みより薄い。
この構成では、ユーザがタッチ操作によりタッチセンサ80を押下したとき、タッチセンサ80が凹部385側に押し込まれる。これにより、本実施形態の触覚提示装置は、キーストロークを確保できる。
したがって、本実施形態の触覚提示装置は、前記触覚提示装置101と同様の効果を奏する。
なお、前記各実施形態において開口部85や凹部385の形状は円形状であるが、これに限るものではない。実施の際は、開口部85や凹部385の形状はその他の形状(例えば四角形)であってもよい。
また、第1の領域は空間でも良いし、キー操作を阻害しない程度の柔らかい材料(例えばシリコン樹脂やウレタン樹脂など)を充填してもよい。空間の場合は十分なストロークが得られるし、柔らかい材料充填の場合はキーボード不使用時にキーパッドがペコペコする(凹む)のを緩和することが出来る。
また、前記各実施形態において、伸縮フィルムは、例えば圧電フィルム、電歪フィルム、エレクトレットフィルム、圧電セラミック、圧電粒子を高分子に分散させたコンポジットフィルム、または電気活性高分子フィルム等で構成することができる。
ここで、電気活性高分子フィルムとは、電気的駆動によって応力を発生するフィルム、または電気的駆動によって変形して変位を発生するフィルムである。具体的には、電歪フィルム、コンポジット材料(圧電セラミックスを樹脂モールドした材料)、電気駆動型エラストマー、または液晶エラストマー等がある。
最後に、前記各実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
F…指
20…伸縮フィルム
40…振動板
50…タッチパネル
60…接着層
80…タッチセンサ
81…駆動回路
85…開口部
100…中空領域
101…触覚提示装置
200…ベースフィルム
201…触覚提示装置
211A、211B…電極
220…伸縮フィルム
230…エキサイタフィルム
385…凹部

Claims (5)

  1. 面方向に伸縮する伸縮フィルムと、
    曲げ応力が発生する状態で前記伸縮フィルムに固定された振動板と、
    タッチ操作を検出する複数のタッチ検出部を有し、前記振動板に装着されるタッチパネルと、
    前記複数のタッチ検出部の内の少なくとも1つがタッチ操作を検出したときに、前記伸縮フィルムに駆動信号を印加する駆動回路と、を備え、
    前記振動板を正面視したときに前記タッチ検出部と重なる第1の領域の厚みは、前記振動板を正面視したときに前記タッチ検出部と重ならない第2の領域の厚みより薄いことを特徴とする触覚提示装置。
  2. 前記振動板の前記第1の領域内には、開口部または凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の触覚提示装置。
  3. 前記振動板は、平面視して矩形状の平板であり、
    前記振動板は、前記伸縮フィルムに固定されていない前記振動板の長手方向の両端部と、前記両端部より内側に位置する中央部と、を有し、
    前記両端部における前記第1の領域の面積は、前記中央部における前記第1の領域の面積より広いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の触覚提示装置。
  4. 少なくとも一方の主面に前記伸縮フィルムが装着された平板状のエキサイタフィルムを備え、
    前記振動板は、前記エキサイタフィルムに貼付されることにより、曲げ応力が発生する状態で前記伸縮フィルムに固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の触覚提示装置。
  5. 前記振動板は、前記伸縮フィルムの主面に対して直交する方向に湾曲された状態で前記伸縮フィルムに固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の触覚提示装置。
JP2016514856A 2014-04-24 2015-04-09 触覚提示装置 Active JP6065158B2 (ja)

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