JPWO2015159357A1 - コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム - Google Patents

コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015159357A1
JPWO2015159357A1 JP2014525225A JP2014525225A JPWO2015159357A1 JP WO2015159357 A1 JPWO2015159357 A1 JP WO2015159357A1 JP 2014525225 A JP2014525225 A JP 2014525225A JP 2014525225 A JP2014525225 A JP 2014525225A JP WO2015159357 A1 JPWO2015159357 A1 JP WO2015159357A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
participation
user
users
analysis
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014525225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5600370B1 (ja
Inventor
武田 隆
隆 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
QON INC.
Original Assignee
QON INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by QON INC. filed Critical QON INC.
Application granted granted Critical
Publication of JP5600370B1 publication Critical patent/JP5600370B1/ja
Publication of JPWO2015159357A1 publication Critical patent/JPWO2015159357A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

コミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値を用いて、分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、コミュニティサイトにおけるユーザの関与状況を複数のユーザ毎に分析する関与状況分析部13と、その関与状況が複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析することにより、どの変化パターンに該当するかを複数のユーザ毎に特定する変化パターン特定部14と、分析対象期間中に複数のユーザが複数のキャンペーンのうちどのキャンペーンに参加したのかを示す参加状況情報を用いて、複数の変化パターン毎に、ユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、複数の変化パターンと複数のキャンペーンとの関係を分析する関係分析部15とを備え、商品の販売促進のために実施したキャンペーンと、コミュニティサイト内でのユーザの行動の変化との因果関係を把握できるようにする。

Description

本発明は、コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラムに関するものである。
従来、商品の販売促進ための施策として、種々のキャンペーンが一般的に行われている。キャンペーンの内容は多種多様であり、商品を販売する企業の広告戦略に基づいて行われる。例えば、商品購入者に対するプレゼント懸賞、店舗や街頭などを利用した試供品の提供、新商品のモニター募集などが広く実施されている。
キャンペーンを行う際には、当然ながらある程度の費用がかかる。企業は、かけた費用以上の効果(売上増加など)を期待してキャンペーンを実施するのであるが、どのようなキャンペーンがどの程度の成果を上げているのかは定かではない。そのため、キャンペーンの効果をできるだけ客観的に確認できるようにすることが望まれている。確認結果に応じて、その後の広告戦略を最適化していくことができるからである。
従来、特定の商品について実施したキャンペーンの効果を測定する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1に記載の販促キャンペーン効果測定システムでは、複数の店舗と基地のサーバとを通信回線を介して接続し、各店舗から送信される商品の販売実績を日付・店舗・商品毎に記憶する。そして、この記憶された販売データと販促キャンペーン情報とを比較し、販促キャンペーンの効果として販売数の変化をリアルタイムにモニターする。
また、特許文献2に記載の販売情報分析装置は、住民に関する属性が類似するエリアのグループであるエリアクラスタと各エリアとの対応関係を保持する。販売情報分析装置は、販売促進施策が実施された実施日時を取得するとともに、販売促進施策の実施前後の各エリアにおける商品販売量を取得する。販売情報分析装置は、各エリアにおける商品販売量をエリアクラスタごとに集計し、販売促進施策による商品販売量の増加率をエリアクラスタごとに算出する。
また、特許文献3に記載のキャンペーン効果算出システムでは、キャンペーンの施策情報についてmROI分析処理を行う。mROI分析処理は、キャンペーンの期間に対象商品を購入した顧客グループと、それ以外の顧客グループとを識別し、これらの顧客グループによる売上増加率の差から全体利益押上効果を算出する。
ところで、近年ではインターネット上に多数のコミュニティサイト(SNSサイト)が提供され、共通の関心分野、価値観、目的を持ったユーザが集まって、情報の共有や自由な発言などのコミュニケーションが活発に行われている。このコミュニティサイトの中では、ユーザが関心を持った商品に関する発言なども行われており、その発言による口コミが商品の売れ行きに大きく影響を及ぼしていることが分かっている。
最近では、不特定多数の人にマスメディアを使って宣伝する従来型の広告に比べて費用対効果が高いことを見込んで、口コミを活用した広告も行われるようになってきている。例えば、商品のプロモーションメッセージをインパクトや話題性のある内容としてネット上に公開し、ユーザの興味・関心を集め、口コミ効果で多くの人に商品の良さなどを伝達させることが行われている。
また、SNSに投稿された情報と商品の購入との因果関係を分析する技術も提案されている(例えば、特許文献4参照)。この特許文献4に記載のキャンペーン管理装置では、SNSに対して顧客が投稿した情報から、商品の購入を示唆する記述を検索し、検索の結果に基づき顧客が商品を購入したか否かを推定する。また、この特許文献4には、キャンペーン実施店舗に対するローヤルティ(忠誠度、ひいき度)に関する顧客のタイプを判定することも記載されている。
特開2005−128853号公報 特開2009−169698号公報 特開2013−005799号公報 特開2013−246747号公報
上記特許文献1〜3に記載の技術によれば、キャンペーンの実施によって対象商品の販売量がどの程度増加したのかを商品購入の実績値に基づいて分析することが可能である。また、上記特許文献4に記載の技術によれば、コミュニティでのユーザの発言内容から、キャンペーンの対象商品が購入されたか否かを推定することが可能である。
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載の技術では、キャンペーンの実施が、コミュニティ内でのユーザの行動にどのような影響を与えているのかを具体的に分析することができないという問題があった。上述のように、ある商品に関するコミュニティ内でのユーザの行動は、その商品の売れ行きに少なからず影響を及ぼす。そのため、キャンペーンの実施内容とコミュニティ内でのユーザの行動との因果関係を分析して把握できるようにすることが望まれる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、商品の販売促進のために実施したキャンペーンが、コミュニティ内でのユーザの行動にどのような影響を与えているのかを把握できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、コミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値であって、所望の分析対象期間における複数のユーザに関する指標値と、分析対象期間中におけるユーザのキャンペーンへの参加状況を示す参加状況情報とを用いて、以下のような分析を行う。すなわち、分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、コミュニティサイトにおけるユーザの関与状況を複数のユーザ毎に分析し、その関与状況が複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析することにより、変化パターンを複数のユーザ毎に特定する。そして、複数の変化パターン毎に、ユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、複数の変化パターンと複数のキャンペーンとの関係を分析するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、所望の分析対象期間におけるコミュニティサイト上でのユーザの行動の変化パターンが分析される一方で、同じ変化パターンを示すユーザが、分析対象期間中に実施された複数のキャンペーンのうちどのキャンペーンに何人参加したのかが分析される。これにより、この分析結果をもとに、商品の販売促進のために実施したキャンペーンと、コミュニティサイト内でのユーザの行動の変化との因果関係を推察することができる。ひいては、キャンペーンの実際がコミュニティサイト内でのユーザの行動にどのような影響を与えているのかを把握することができる。
第1の実施形態による行動分析装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の指標値取得部が取得する指標値の一例を示す図である。 本実施形態の参加状況情報取得部が取得する参加状況情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る関与状況分析部により関与レベルを分析するための具体的な機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る合計値算出部の処理内容を説明するための図である。 第1の実施形態に係る関与状況分析部により分析された各ユーザの月別の関与レベルを示す図である。 第1の実施形態による変化パターン特定部の処理内容を説明するための図である。 第1の実施形態による変化パターン特定部の処理内容を説明するための図である。 第1の実施形態による関係分析部の処理内容を説明するための図である。 第2の実施形態による行動分析装置の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る関与状況分析部により関与タイプを分析するための具体的な機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態による教師データ生成部によって行われる平均値算出の処理内容を説明するための図である。 第2の実施形態に係る教師データ生成部によって行われる非階層クラスタ分析の処理内容を説明するための図である。 第2の実施形態に係る関与状況分析部により分析された各ユーザの月別の関与タイプを示す図である。 第2の実施形態による指標値集計部の処理内容を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による「コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置」の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態による行動分析装置100は、その機能構成として、指標値取得部11、参加状況情報取得部12、関与状況分析部13、変化パターン特定部14および関係分析部15を備えている。
上記各機能ブロック11〜15は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜15は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
指標値取得部11は、インターネット上のコミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値を取得する。この指標値は、所望の分析対象期間における複数のユーザに関する行動に係る指標を示す値である。ここでのコミュニティサイトは、ある商品の販売促進のために種々のキャンペーンを実施している企業が開設している特定商品に関するコミュニティサイトであるとする。
図2は、指標値取得部11が取得する指標値の一例を示す図である。第1の実施形態では、指標の一例として、PV(ページビュー)数、セッション数、滞在時間、コメント投稿数、コメントの長さ、拍手数、被拍手数の7つを用いる。なお、ここに挙げた7つの指標は一例に過ぎず、これらを必ず全て用いることは必須ではない。また、ユーザの行動を表すことができるものであれば、この7つ以外の指標を用いてもよい。
分析対象期間は、分析を行うオペレータが任意に設定することが可能である。図2の例では、分析対象期間を9ヶ月に設定している。指標値取得部11は、1月〜9月の9ヶ月の分析対象期間中に複数のユーザがそれぞれどのような行動をとったかを表すパラメータとして、コミュニティサイトに関するログデータから7つの指標値を複数のユーザ毎に取得する。
なお、個々のユーザは、具体的に「誰」ということまで特定する必要はなく、互いに区別できれば十分である。例えば、コミュニティサイト内で使われるユーザID、ユーザ名またはニックネームの何れかを、各ユーザを識別する情報として用いることが可能である。図2では5人のユーザを示しているが、実際にはこれより多数存在する。
参加状況情報取得部12は、分析対象期間中に商品の販売促進のために行われた複数のキャンペーンのうち、複数のユーザがどのキャンペーンに参加したのかを示す参加状況情報を取得する。図3は、参加状況情報取得部12が取得する参加状況情報の一例を示す図である。図3の例では、分析対象期間中に行われた複数のキャンペーン1〜nのうち、ユーザが参加したものは1、参加していないものは0というフラグで参加の有無を区別している。なお、この図3は説明のために示したものであり、参加状況情報がこのデータ形式であることは必須ではない。
ここで、ユーザが各キャンペーンに参加したか否かは、例えば、アンケートを用いた聞き取り調査によって把握することが可能である。コミュニティサイト上に設けた電子的なアンケートを実施すれば、各ユーザの各キャンペーンに対する参加状況を簡単に収集することができる。また、コミュニティサイト上でユーザがとったアクションのデータ(例えば、提示されたテーマに対して返信したか否か等)に基づいて、キャンペーンへの参加の有無を判定するようにしてもよい。
関与状況分析部13は、分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、ユーザの行動に係る7つの指標値に対して所定の演算を行い、その演算の結果に基づいて、ユーザのコミュニティサイトにおける関与状況を複数のユーザ毎に分析する。第1の実施形態では、分割期間の一例として、1ヵ月を設定する。すなわち、1月〜9月のそれぞれの月毎に、ユーザの関与状況を分析する。
第1の実施形態では、関与状況の一例として、ユーザのコミュニティサイトに対する関与度合いを表す「関与レベル」を分析する。具体的には、関与状況分析部13は、分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、7つの指標値に対して所定の重み付け加算演算を行うことにより、関与ポイントを算出する。そして、当該算出した関与ポイントの大きさに基づいて、複数段階の関与レベルのうちどのレベルに該当するかを複数のユーザ毎に分析する。
図4は、関与状況分析部13により関与レベルを分析するための具体的な機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、関与状況分析部13は、その具体的な機能構成として、合計値算出部131、重み算出部132、関与ポイント算出部133およびレベル判定部134を備えている。
合計値算出部131は、図5に示すように、1月〜9月の複数の分割期間毎に、7つの指標値のそれぞれについて、全ユーザの指標値の合計値SUMij(i=1〜9、j=1〜7)をそれぞれ算出する。重み算出部132は、合計値算出部131により月単位で指標値別に算出された合計値SUMijの逆数に0.1をかけて、「Wij=0.1/SUMij」なる演算によって各月の指標値別の重みWijを算出する。
関与ポイント算出部133は、月単位のユーザ別の各指標値(図2参照)に対して、重み算出部132により算出された重みWijを乗算し、指標毎に得られた値を合計することにより、各ユーザの月別の関与ポイントを算出する。例えば、図2に示したユーザ1の1月の7つの指標値に対して、重み算出部132により算出された1月の各指標値の重みW1j(j=1〜7)をそれぞれ乗算し、得られた7つの値を合計することにより、ユーザ1の1月の関与ポイントを算出する。他のユーザについても同様に、1月の関与ポイントを算出する。これを1月〜9月のそれぞれについて行うことにより、各ユーザの月別の関与ポイントを算出することができる。
レベル判定部134は、1月〜9月の複数の分割期間毎に、関与ポイント算出部133により算出された関与ポイントの大きさに応じて各ユーザの関与レベルを判定する。例えば、関与ポイントの大きさに関して3つの閾値を設定し、その3つの閾値と各ユーザの関与ポイントとの大小比較によって、各ユーザが4段階の関与レベルのうちどのレベルに該当するかを判定する。なお、ここに示したレベル判定の方法は単なる一例であり、この方法に限定されない。
例えば、関与ポイント算出部133により算出された関与ポイントの値を降順に並べ、0ポイントのユーザを除外した上で、順位が全体の何%の位置にあるかを特定する。そして、このパーセンテージの大きさに関して3つの閾値を設定し、その3つの閾値と各ユーザの関与ポイントから特定したパーセンテージとの大小比較によって、各ユーザが4段階の関与レベルのうちどのレベルに該当するかを判定するようにしてもよい。
図6は、以上の処理によって関与状況分析部13により分析された各ユーザの月別の関与レベルを示す図である。なお、図6の例で、レベル1は関与ポイントが最も小さく、レベル4は関与ポイントが最も大きいものとする。すなわち、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4の順番で関与ポイントが大きいことを示している。
図1に戻って説明する。変化パターン特定部14は、関与状況分析部13により複数の分割期間毎(1月〜9月の月毎)に分析された関与レベルが、複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析し、所定の複数の変化パターンのうち何れに該当するかを複数のユーザ毎に特定する。第1の実施形態では、変化パターン特定部14は、複数の変化パターンとして、関与レベルが上昇している第1パターン、関与レベルが維持状態にある第2パターン、関与レベルが下降している第3パターンのうち何れに該当するかを複数のユーザ毎に特定する。
図7および図8は、第1の実施形態による変化パターン特定部14の処理内容を説明するための図である。第1の実施形態では、1月〜9月の分析対象期間を3つの期間に分割する。すなわち、1月〜3月を期間1、4月〜6月を期間2、7月〜9月を期間3とする。そして、期間別に、関与レベルが最も高いもの(関与ポイントが最も大きいもの)をその期間におけるユーザの関与レベルとする。例えば、図7に示すように、ユーザ1の1月〜3月の関与レベルがそれぞれレベル1、レベル2、レベル4であった場合、この中で最も関与ポイントが大きいレベル4をユーザ1の期間1における関与レベルとする。
このようにすると、一人のユーザに関して、期間1〜期間3のそれぞれについて3つの関与レベルが設定される。変化パターン特定部14は、期間1から期間2にかけて関与レベルの変化パターンが上昇、維持、下降の何れに該当するかを判定する。同様に、期間2から期間3にかけて関与レベルの変化パターンが上昇、維持、下降の何れに該当するかを判定する。そして、判定した2つの変化パターンの組み合わせに応じて、分析対象期間の全体を通じて関与レベルが上昇、維持、下降の何れのパターンに該当するかを複数のユーザ毎に特定する。
図8は、期間1〜期間2における変化パターンと、期間2〜期間3における変化パターンとの組み合わせから、分析対象期間全体における関与レベルの変化パターンが上昇、維持、下降のどれに該当するかを示した図である。この図8に示す例に従えば、図7に示すユーザ1の場合、期間1〜期間2における変化パターンは下降(↓)、期間2〜期間3における変化パターンも下降(↓)であるから、分析対象期間全体における関与レベルの変化パターンは下降の第3パターンということになる。
なお、ここでは9ヶ月の分析対象期間を3ヵ月毎に区切って3つの期間1〜3を設定しているが、このやり方に限定されるものではない。例えば、関与状況分析部13が分析対象期間を9つではなく3つの分割期間に分割して関与レベルを分析すれば、求められた3つの関与レベルを変化パターン特定部14がそのまま用いて変化パターンを特定することができる。
また、上記実施形態では、分析対象期間を3つ期間に区切って2つの変化パターンを判定し、その2つの変化パターンの組み合わせから分析対象期間全体の変化パターンを特定しているが、このやり方に限定されるものではない。例えば、分析対象期間を2つ期間に区切り、その2つ期間における関与レベルの変化から分析対象期間全体の変化パターンをダイレクトに特定するようにしてもよい。
関係分析部15は、上昇、維持、下降の変化パターン毎に、変化パターン特定部14により何れかの変化パターンに該当すると特定されたユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、複数の変化パターンと複数のキャンペーンとの関係を分析する。
図9は、第1の実施形態による関係分析部15の処理内容を説明するための図である。図9(a)は、図3に示したユーザ別の各キャンペーンへの参加状況を表す参加状況情報と、変化パターン特定部14によりユーザ毎に特定された変化パターンとを組み合わせたテーブルを示している。
関係分析部15は、このテーブルに示す情報をもとに、変化パターンが「上昇」を示しているユーザがどのキャンペーンに何人参加しているのかを集計する。また、変化パターンが「維持」を示しているユーザがどのキャンペーンに何人参加しているのかを集計する。さらに、変化パターンが「下降」を示しているユーザがどのキャンペーンに何人参加しているのかを集計する。その結果を示したものが図9(b)である。
また、関係分析部15は、図9(c)に示すように、変化パターン別に、これに該当するユーザが全体で何人いるのかの集計を行ってもよい。また、関係分析部15はさらに、図9(d)に示すように、図9(b)および(c)に示す集計結果を利用して、各キャンペーン毎に、各変化パターンのグループからどのくらいの割合の人数が参加しているのかを集計するようにしてもよい。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態によれば、所望の分析対象期間におけるコミュニティサイト上でのユーザの行動の変化パターンが分析される一方で、同じ変化パターンを示すユーザが、分析対象期間中に実施された複数のキャンペーンのうちどのキャンペーンに何人参加したのかが分析される。これにより、この分析結果をもとに、商品の販売促進のために実施したキャンペーンと、コミュニティサイト内でのユーザの行動の変化との因果関係を推察することができる。ひいては、キャンペーンの実際がコミュニティサイト内でのユーザの行動にどのような影響を与えているのかを把握することができる。
例えば、キャンペーン対象とした商品に関するコミュニティサイトへの関与レベルの変化パターンが「上昇」に分類されたユーザはどのキャンペーンに参加したかまたはしなかったか、「維持」に分類されたユーザはどのキャンペーンに参加したかまたはしなかったか、「下降」に分類されたユーザはどのキャンペーンに参加したかまたはしなかったかを把握することができる。
変化パターンが「上昇」に分類されたユーザのコミュニティサイト内での行動(特に、コメント投稿や拍手など)は、他のユーザにも少なからず影響を与え、商品の販売量増加に貢献している可能性があるとの仮説を立てることができる。この仮説をもとに、変化パターンが「上昇」に分類されたユーザがどのキャンペーンに参加しているのか、あるいはどのようなタイプのキャンペーンに多く参加しているのかを確認することにより、販促効果の高いと思われるキャンペーンを推定することが可能となる。
また、変化パターンが「上昇」に分類されたユーザは、自身で商品を購入している可能性が高いとの仮説を立てることもできる。この仮説をもとに、変化パターンが「上昇」に分類されたユーザの参加人数が多いキャンペーンを確認することにより、販促効果の高いと思われるキャンペーンを推定することが可能となる。
あるいは、変化パターンが「下降」に分類されたユーザ群が 参加しているキャンペーンをみて、大半がキャンペーン1に参加しているものの、キャンペーン2には参加していないという傾向が観察された場合、キャンペーン1で期待した体験が得られなかったため、キャンペーン2の時期までモチベーションが定着しなかったとか、キャンペーン1で喚起された欲求に対して、キャンペーン2で継続的に応えることができなかったといったことを推察することもできる。
なお、上記第1の実施形態では、関与レベルの変化に基づいて上昇、維持、下降の3つの変化パターンを特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、変化パターン特定部14は、2つの期間にかけて関与ポイントが所定値を超えて上昇している場合は第1パターン、関与ポイントが所定の範囲内で維持状態にある場合は第2パターン、関与ポイントが所定値を超えて下降している場合は第3パターンに該当すると判定するようにしてもよい。この場合、関与状況分析部13は、関与ポイントまで算出し、関与レベルは分析しなくてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図10は、第2の実施形態による「コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置」の機能構成例を示すブロック図である。なお、この図10において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図10に示すように、第2の実施形態による行動分析装置100’は、指標値集計部16および序列付与部17を更に備えている。また、第2の実施形態による行動分析装置100’は、図1に示した関与状況分析部13および変化パターン特定部14に代えて、関与状況分析部13’および変化パターン特定部14’を備えている。第2の実施形態では、関与状況分析部13’は、関与状況の一例として、ユーザのコミュニティサイトに対する関与の仕方を表す「関与タイプ」を分析する。
具体的には、関与状況分析部13’は、分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、ユーザの行動に係る7つの指標値に対して所定のクラスタリング演算を行うことにより、複数種類の関与タイプのうちどのタイプに該当するかを複数のユーザ毎に分析する。本実施形態では、一例として、各ユーザを4種類の関与タイプに分類するものとして説明する。4種類の関与タイプは、例えば、コミュニティサイト内であまり関与がないタイプA、相対的にやや関与しているタイプB、コメント投稿を中心として関与するタイプC、まんべんなく関与するタイプDとする。
図11は、関与状況分析部13’により関与タイプを分析するための具体的な機能構成例を示すブロック図である。図11に示すように、関与状況分析部13’は、その具体的な機能構成として、教師データ生成部135および関与タイプ判別部136を備えている。
教師データ生成部135は、分析対象期間の全体における7つの指標値をユーザ毎に集計し、その集計値を用いて、7つの指標のうち2つの指標の組み合わせで特定される座標平面に、4種類の関与タイプに対応する4つのクラスタ中心点を特定する。そして、当該4つのクラスタ中心点と、2つの指標について求められた集計値の組み合わせで特定される座標平面上の位置との関係から、複数のユーザを4つのクラスタの何れかに割り当てて成る教師データを生成する。以下に、この教師データ生成部135の処理を詳しく説明する。
まず、教師データ生成部135は、分析対象期間の全体における7つの指標値をユーザ毎に集計する。例えば、教師データ生成部135は、図12に示すように、複数のユーザ毎に、分析対象期間における各指標値の月単位の平均値をそれぞれ算出する。すなわち、教師データ生成部135は、9ヶ月間における各指標値をそれぞれ合計し、その合計数を9で除算することにより、各指標値の月単位の平均値をそれぞれ複数のユーザ毎に算出する。なお、ここでは平均値を算出しているが、合計値であってもよい。
次に、教師データ生成部135は、以上のように算出した各指標値の平均値を用いて、公知のk−means法を適用して非階層クラスタ分析を行う。k−means法は、あらかじめ固定された数のクラスタの各々にその代表であるプロトタイプ(クラスタ中心点)を与え、それぞれの個体を最も近いプロトタイプに割り上てることでクラスタリングする分析手法である。
図13は、この非階層クラスタ分析の処理内容を説明するための図である。非階層クラスタ分析では、まず、ユーザの行動に関する7つの指標のうち2つの指標の組み合わせで特定される座標平面に、4種類の関与タイプに対応する4つのクラスタの中心点を特定する。
例えば、図13に示すように、PV数およびセッション数の2つの指標を縦軸と横軸にとった座標平面を設定する。そして、各ユーザについて算出されたPV数の平均値とセッション数の平均値とで定まる座標位置に、各ユーザに対応する参照点(図13に示した多数の小さな点)をプロットする。この状態で、まずは4つのクラスタに対して中心点P1〜P4の初期値を与える。例えば、複数の参照点をランダムに選んでクラスタを構成し、そのクラスタに含まれる複数の参照点の中心点を初期値として設定する。
次に、全ての参照点と4つのクラスタ中心点P1〜P4との距離を計算し、全ての参照点を、クラスタ中心点P1〜P4との距離が最も小さいクラスタに分類し直す。そして、分類し直した参照点の中心位置をそのクラスタの新たな中心点P1’〜P4’として設定する。この距離計算から中心点設定までの処理を、クラスタ中心点P1〜P4が変化しなくなるまで(P1〜P4=P1’〜P4’となるまで)繰り返す。
このようにして4つのクラスタ中心点P1〜P4が確定すると、当該4つのクラスタ中心点P1〜P4と、PV数およびセッション数の2つの平均値の組み合わせで特定される座標平面上の位置にプロットされる参照点との位置関係から、各参照点に対応する複数のユーザを複数のクラスタの何れかに割り当てて成る教師データが完成する。教師データ生成部135は、このような教師データを、7つの指標のうち他の2つの指標の組み合わせについてもそれぞれ算出する。
関与タイプ判別部136は、教師データ生成部135により生成された教師データと、指標値取得部11により取得された複数の分割期間毎(1ヵ月毎)における7つの指標値(図2参照)との関係から、公知の判別分析法を適用して複数のユーザがそれぞれ4種類の関与タイプのうちどのタイプに該当するかを判別する。判別分析法は、個体がどのグループに属するかが明確である教師データを用いて判別モデルを構築し、そのモデルを用いて所属不明の個体がどのグループに属するかを判別する方法である。
すなわち、関与タイプ判別部136は、まず、タイプ判別するための基準を作るため、教師データ生成部135により2つの指標の組み合わせ毎に生成された教師データを用いて、2つの指標の組み合わせ毎に各関与タイプの判別係数をそれぞれ求める。そして、指標値取得部11により各ユーザについて取得された月別の7つの指標値に対して判別係数を適用することにより、ユーザの関与タイプを判別する。
例えば、関与タイプ判別部136は、教師データ生成部135によりPV数およびセッション数の2つの指標の組み合わせについて生成された教師データから、PV数およびセッション数の組み合わせに関してタイプ判別するための判別係数を求める。そして、図2に示すユーザ1の1月のPV数およびセッション数に対してこの判別係数を適用することにより、ユーザ1についてPV数およびセッション数の組み合わせに関する1月の関与タイプを判別する。
関与タイプ判別部136は、ユーザ1の1月の7つの指標のうち、他の2つの指標の組み合わせについても同様にして関与タイプを判別する。これにより、指標値取得部11により取得されたユーザ1の1月の指標値に基づいて、指標の複数の組み合わせから複数の関与タイプが判別される。そして、関与タイプ判別部136は、最も多く属する関与タイプを、ユーザ1の1月の関与タイプとして決定する。他のユーザについても同様に、1月の関与タイプを判別する。これを1月〜9月のそれぞれについて行うことにより、各ユーザの月別の関与タイプを判別することができる。図14に、以上の処理によって関与タイプ判別部136により判別された各ユーザの月別の関与タイプの一例を示す。
指標値集計部16は、4種類の関与タイプ毎に、教師データ生成部135により各関与タイプに属すると分析された各ユーザに関する7つ指標値をそれぞれ集計する。上述したように、教師データは、どのユーザがどの関与タイプに属するかを示したものである。指標値集計部16は、この教師データを利用して、図15に示すように、4種類の関与タイプ毎に、これに所属している各ユーザの各指標値の平均値をそれぞれ算出する。
序列付与部17は、指標値集計部16により算出された集計値(各指標値の平均値)に対して、図4に示した重み算出部132および関与ポイント算出部133と同様の重み付け加算演算を行うことによって関与ポイントを算出する。そして、その関与ポイントの大きさに基づいて、4種類の関与タイプに序列を与える。一例として、関与ポイントが大きいほど順位が上位となるように、4種類の関与タイプに序列を与える。例えば、関与タイプA→B→C→Dの順に、関与タイプDが最も上位で、関与タイプAが最も下位となるような序列を与える。
変化パターン特定部14’は、関与状況分析部13’により複数の分割期間毎(1月〜9月の月毎)に分析された関与タイプ(図14参照)が、複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析し、上昇、維持、下降の変化パターンのうち何れに該当するかを複数のユーザ毎に特定する。第2の実施形態では、変化パターン特定部14’は、序列付与部17により各関与タイプに付与された序列の順位が上昇している場合は第1パターン、序列の順位が維持状態にある場合は第2パターン、序列の順位が下降している場合は第3パターンに該当すると判定する。
第2の実施形態においても、変化パターン特定部14’は図7および図8に示した方法と同様に、1月〜9月の分析対象期間を3つの期間1〜3に分割し、期間1〜期間2における関タイプの変化パターンと、期間2〜期間3における関与タイプの変化パターンとの組み合わせに応じて、分析対象期間全体における関与タイプの変化パターンを複数のユーザ毎に特定する。
以上のように構成した第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、分析対象期間におけるコミュニティサイト上でのユーザの行動の変化パターンが分析される一方で、同じ変化パターンを示すユーザが、分析対象期間中に実施された複数のキャンペーンのうちどのキャンペーンに何人参加したのかが分析される。これにより、この分析結果をもとに、商品の販売促進のために実施したキャンペーンと、コミュニティサイト内でのユーザの行動の変化との因果関係を推察することができる。ひいては、キャンペーンの実際がコミュニティサイト内でのユーザの行動にどのような影響を与えているのかを把握することができる。
なお、上記第2の実施形態では、7つの指標のうち2つの指標の全ての組み合わせについて関与タイプをそれぞれ判別し、最も多く判別された関与タイプを、ユーザの関与タイプとして特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、判別しようとする関与タイプに特に関連が強い指標の組み合わせについてのみ、関与タイプの判別を行うようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態では、関与状況分析部13,13’により分析された関与状況(関与レベルまたは関与タイプ)の変化パターンを特定し、当該関与状況の変化パターンとキャンペーンへの参加状況との関係を関係分析部15により分析する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、関与状況分析部13,13’により分析された関与状況(関与レベルまたは関与タイプ)そのものとキャンペーンへの参加状況との関係を分析するようにしてもよい。
この場合、関与状況分析部13,13’は、ユーザのコミュニティサイトにおける関与状況の分析を必ずしも複数の分割期間毎に行う必要はない。例えば、特定の1つのキャンペーンとユーザのコミュニティサイトにおける関与状況との関係を分析したい場合、関与状況分析部13,13’は、そのキャンペーンが実施された期間だけを対象として、7つの指標値に対して上述した演算を行い、その演算の結果に基づいてユーザの関与状況を分析することが可能である。
この場合、関係分析部15は、関与状況分析部13,13’により分析された複数の関与状況(4段階の関与レベルまたは4種類の関与タイプ)毎に、当該関与状況分析部13,13’により何れかの関与状況に該当すると特定されたユーザのキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、複数の関与状況と特定のキャンペーンとの関係を分析することができる。
なお、特定の1つのキャンペーンとユーザのコミュニティサイトにおける関与状況との関係分析に限らず、第1および第2の実施形態と同様の分析対象期間中に実施された複数のキャンペーンと、ユーザのコミュニティサイトにおける関与状況との関係を分析することも可能である。この分析結果から、例えば、最も高い関与レベル4に分類されたユーザがどのキャンペーンに参加したかまたはしなかったかとか、関与タイプDに分類されたユーザがどのキャンペーンに参加したかまたはしなかったかといったことを把握することができる。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 指標値取得部
12 参加状況情報取得部
13,13’ 関与状況分析部
14,14’ 変化パターン特定部
15 関係分析部
16 指標値集計部
17 序列付与部
100 行動分析装置
131 合計値算出部
132 重み算出部
133 関与ポイント算出部
134 レベル判定部
135 教師データ生成部
136 関与タイプ判別部

Claims (9)

  1. インターネット上のコミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値であって、所望の分析対象期間における複数のユーザに関する上記行動に係る指標値を取得する指標値取得部と、
    上記分析対象期間中に行われた複数のキャンペーンのうち、上記複数のユーザがどのキャンペーンに参加したのかを示す参加状況情報を取得する参加状況情報取得部と、
    上記分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、上記複数種類の行動に係る指標値に対して所定の演算を行い、その演算の結果に基づいて、上記ユーザの上記コミュニティサイトにおける関与状況を上記複数のユーザ毎に分析する関与状況分析部と、
    上記関与状況分析部により上記分割期間毎に分析された関与状況が、複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析し、所定の複数の変化パターンのうち何れに該当するかを上記複数のユーザ毎に特定する変化パターン特定部と、
    上記複数の変化パターン毎に、上記変化パターン特定部により何れかの変化パターンに該当すると特定されたユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、上記複数の変化パターンと上記複数のキャンペーンとの関係を分析する関係分析部とを備えたことを特徴とするコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  2. 上記関与状況分析部は、上記分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、上記複数種類の行動に係る指標値に対して所定の重み付け加算演算を行うことによって関与ポイントを算出し、当該算出した関与ポイントに基づいて、上記ユーザの上記コミュニティサイトにおける関与状況として、複数段階の関与レベルのうちどのレベルに該当するかを上記複数のユーザ毎に分析することを特徴とする請求項1に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  3. 上記関与状況分析部は、上記分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、上記複数種類の行動に係る指標値に対して所定のクラスタリング演算を行うことにより、上記ユーザの上記コミュニティサイトにおける関与状況として、複数種類の関与タイプのうちどのタイプに該当するかを上記複数のユーザ毎に分析することを特徴とする請求項1に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  4. 上記関与状況分析部は、上記クラスタリング演算を行うための構成として、教師データを生成する教師データ生成部と、当該教師データを用いて上記関与タイプを判別する関与タイプ判別部とを備え、
    上記教師データ生成部は、上記分析対象期間の全体における上記複数種類の行動に係る指標値を上記ユーザ毎に集計し、その集計値を用いて、上記複数種類の指標のうち2つの指標の組み合わせで特定される座標平面に、上記複数種類の関与タイプに対応する複数のクラスタの中心点を特定し、当該複数のクラスタ中心点と、上記2つの指標について求められた集計値の組み合わせで特定される座標平面上の位置との関係から、上記複数のユーザを上記複数のクラスタの何れかに割り当てて成る上記教師データを生成し、
    上記関与タイプ判別部は、上記教師データ生成部により生成された上記教師データと、上記複数の分割期間毎における上記複数種類の行動に係る指標値との関係から、上記複数のユーザがそれぞれ上記複数種類の関与タイプのうちどのタイプに該当するかを判別することを特徴とする請求項3に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  5. 上記変化パターン特定部は、上記複数の変化パターンとして、上記関与レベルが上昇している第1パターン、上記関与レベルが維持状態にある第2パターン、上記関与レベルが下降している第3パターンのうち何れに該当するかを上記複数のユーザ毎に特定することを特徴とする請求項2に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  6. 上記変化パターン特定部は、上記複数の変化パターンとして、上記関与ポイントが所定値を超えて上昇している第1パターン、上記関与ポイントが所定の範囲内で維持状態にある第2パターン、上記関与ポイントが所定値を超えて下降している第3パターンのうち何れに該当するかを上記複数のユーザ毎に特定することを特徴とする請求項2に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  7. 上記複数種類の関与タイプ毎に、上記教師データ生成部により各関与タイプに属すると分析された各ユーザに関する上記複数種類の行動に係る指標値をそれぞれ集計する指標値集計部と、
    上記指標値集計部により算出された集計値に対して所定の重み付け加算演算を行うことによって関与ポイントを算出し、その関与ポイントの大きさに基づいて上記複数種類の関与タイプに序列を与える序列付与部とを更に備え、
    上記変化パターン特定部は、上記複数の変化パターンとして、上記序列の順位が上昇している第1パターン、上記序列の順位が維持状態にある第2パターン、上記序列の順位が下降している第3パターンのうち何れに該当するかを上記複数のユーザ毎に特定することを特徴とする請求項4に記載のコミュニティ内におけるユーザの行動分析装置。
  8. インターネット上のコミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値であって、所望の分析対象期間における複数のユーザに関する上記行動に係る指標値を取得する指標値取得部と、
    上記分析対象期間中における上記複数のユーザのキャンペーンへの参加状況を示す参加状況情報を取得する参加状況情報取得部と、
    上記複数種類の行動に係る指標値に対して所定の集計演算を行い、その集計演算の結果に基づいて、上記ユーザの上記コミュニティサイトにおける関与状況を上記複数のユーザ毎に分析する関与状況分析部と、
    上記関与状況分析部により分析された複数の関与状況毎に、当該関与状況分析部により何れかの関与状況に該当すると特定されたユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、上記複数の関与状況と上記キャンペーンとの関係を分析する関係分析部とを備えたことを特徴とするキャンペーンの効果確認装置。
  9. インターネット上のコミュニティサイトにおけるユーザの複数種類の行動に係る指標値であって、所望の分析対象期間における複数のユーザに関する上記行動に係る指標値を取得する指標値取得手段、
    上記分析対象期間中に上記複数のユーザが複数のキャンペーンのうちどのキャンペーンに参加したのかを示す参加状況情報を取得する参加状況情報取得手段、
    上記分析対象期間を分割した複数の分割期間毎に、上記複数種類の行動に係る指標値に対して所定の演算を行い、その演算の結果に基づいて、上記ユーザの上記コミュニティサイトにおける関与状況を上記複数のユーザ毎に分析する関与状況分析手段、
    上記関与状況分析手段により上記分割期間毎に分析された関与状況が、複数の分割期間にわたってどのように変化したかを分析し、所定の複数の変化パターンのうち何れに該当するかを上記複数のユーザ毎に特定する変化パターン特定手段、および
    上記複数の変化パターン毎に、上記変化パターン特定部により何れかの変化パターンに該当すると特定されたユーザが参加しているキャンペーンへの参加人数をクロス集計することにより、上記複数の変化パターンと上記複数のキャンペーンとの関係を分析する関係分析手段
    としてコンピュータを機能させるためのコミュニティ内におけるユーザの行動分析用プログラム。
JP2014525225A 2014-04-15 2014-04-15 コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム Active JP5600370B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/060674 WO2015159357A1 (ja) 2014-04-15 2014-04-15 コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5600370B1 JP5600370B1 (ja) 2014-10-01
JPWO2015159357A1 true JPWO2015159357A1 (ja) 2017-04-13

Family

ID=51840352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014525225A Active JP5600370B1 (ja) 2014-04-15 2014-04-15 コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5600370B1 (ja)
WO (1) WO2015159357A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057322A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105788341A (zh) * 2016-01-04 2016-07-20 北京百度网讯科技有限公司 车辆站点位置确定方法和装置
JP7094817B2 (ja) * 2018-07-20 2022-07-04 株式会社ロイヤリティマーケティング 情報処理装置、方法およびプログラム
JP6957553B2 (ja) * 2019-05-09 2021-11-02 挙 山本 分析装置、分析方法および分析プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6334110B1 (en) * 1999-03-10 2001-12-25 Ncr Corporation System and method for analyzing customer transactions and interactions
US20100306043A1 (en) * 2009-05-26 2010-12-02 Robert Taaffe Lindsay Measuring Impact Of Online Advertising Campaigns
JP2013246747A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Fuji Xerox Co Ltd プログラム及びキャンペーン管理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057322A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5600370B1 (ja) 2014-10-01
WO2015159357A1 (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Saura et al. Understanding the digital marketing environment with KPIs and web analytics
US20150269251A1 (en) Method and system of evaluating the impact of distributed digital content
EP2416289A1 (en) System for measuring variables from data captured from internet applications
Papaioannou et al. An IoT-based gamified approach for reducing occupants’ energy wastage in public buildings
JP5600370B1 (ja) コミュニティ内におけるユーザの行動分析装置および行動分析用プログラム
Durdyev et al. Productivity and service quality: Factors affecting in service industry
WO2013019363A1 (en) Method and system for creating targeted advertising utilizing social media activity
JP2013137769A (ja) ユーザ間の親密度に基づいて友人の友人を推薦するソーシャルネットワークサービスシステム及びその提供方法
Park et al. Examining the impact of e-commerce growth on the spatial distribution of fashion and beauty stores in Seoul
US20120324007A1 (en) System and method for determining the relative ranking of a network resource
KR20210108007A (ko) 소셜 미디어 전략 관리 시스템
US20110066714A1 (en) Generating A Subgraph Of Key Entities In A Network And Categorizing The Subgraph Entities Into Different Types Using Social Network Analysis
de Vries et al. Clustering consumers based on trust, confidence and giving behaviour: Data-driven model building for charitable involvement in the Australian not-for-profit sector
KR102507411B1 (ko) 광고 성과 보고서를 제공하는 방법
JP6694901B2 (ja) データ管理装置およびデータ管理システム
JP2013025687A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体
CN110858343A (zh) 一种数据资产价值评估系统以及方法
JP2011233044A (ja) 主観評価のための装置、方法およびプログラム
JP2021089485A (ja) 広告通知システム、広告通知方法、および情報処理装置
CN106600432B (zh) 基于社交属性行为数据的行为间影响力评估方法和装置
JP5296660B2 (ja) サービス規模成長性分析システムおよび方法ならびにそのためのプログラム
KR20210115534A (ko) 인플루언서 기반의 o2o 마켓팅 방법 및 장치
JP6944079B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2023181303A1 (ja) 高影響ユーザ検索装置、高影響ユーザ検索方法、及びプログラム
JP2015146131A (ja) 情報処理方法、プログラム、及び情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5600370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250