JPWO2015072108A1 - 無線端末装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークで利用される無線端末装置(1)は、無線通信部(11)、メモリ(12)、及び制御部(13)を有する。メモリ(12)は、無線通信部(11)と結合され、無線ネットワークにおいて転送される複数のメッセージを保存するよう構成されている。制御部(13)は、メモリ(12)に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、第1の情報に基づいて調整するよう構成されている。ここで、第1の情報は、送信元ノードから宛先ノードへの無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する無線端末装置(1)の寄与の程度に関する。これにより、例えば、ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークに適した効率的なメモリ制御方法を提供できる。

Description

本出願は、Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Networkで使用される無線端末に関する。
Disruption Tolerant Networkは、複数の通信ノードを含む無線マルチホップ・ネットワークである。Disruption Tolerant Networkは、Delay Tolerant Networkと呼ぶこともでき、Disconnect Tolerant Networkと呼ぶこともできる。本明細書では、Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network を総称してDTNと表記する。DTNは、複数の通信ノード(以下、DTNノードと呼ぶ)が自律的にメッセージ(データバンドル、又はデータパケット)を中継し合うことで、送信元ノードと宛先ノードの間でのメッセージ配信を実現する。送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方は、DTNに属するノード(DTNノード)であってもよいし、他のネットワーク(例えば、インターネット、公衆セルラネットワーク、又は無線Local Area Network(LAN))に属するノードであってもよい。送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方が他のネットワークに属するノードである場合、いずれかのDTNノードは、DTNと他のネットワークの間でメッセージを中継するルータ又はゲートウェイとして動作する。
DTNは、DTNノードの移動および障害物による無線信号の遮蔽などによって、一時的な又は断続的な通信途絶が発生することを前提としている。言い換えると、DTNは、少なくともある時点において、送信元ノードと宛先ノードの間に安定した通信パスが存在しないことを前提としている。一時的な又は断続的な通信途絶に対処するために、各DTNノードはストア・アンド・フォワード動作を行う。したがって、DTNは、ストア・アンド・フォワード型の無線マルチホップ・ネットワークと呼ぶこともできる。また、DTNを構成する複数のDTNノードの一部又は全部は、移動性を有するモバイル端末であってもよい。この意味で、DTNは、ストア・アンド・フォワード型の無線アドホック・ネットワークと呼ぶこともできる。DTNは、例えば、災害時の非常用通信、並びに高度交通システム(Intelligent Transport Systems(ITS))における車々間通信および路車間通信への適用が想定されている。
特許文献1は、DTNノード間でのメッセージ配信の改良について開示している。特許文献2は、DTNにおけるルーティングの改良について開示している。
国際公開第2011/071045号 国際公開第2013/076912号
上述したように、DTNノードは、ストア・アンド・フォワード動作を行う。つまり、DTNノードは、あるDTNノードから受信した宛先ノード宛てのメッセージをメモリ(以下、データバッファと呼ぶ)に一時的に蓄積しなければならない。そして、他のDTNノードとの通信が可能になったときに、DTNノードは、データバッファに蓄積されているメッセージをルーティングプロトコル(例えば、Epidemic法、又はSpray and Wait法)に従って他のDTNノードに送信する。このような、ストア・アンド・フォワード動作は、特許文献1及び2にも示されている。
本件発明者等は、DTNノードが有するデータバッファの効率的な制御について検討を行った。データバッファに多くのメッセージを蓄積することは、DTNにおけるメッセージ交換の成功率の向上に寄与し、宛先ノードにメッセージが到達する可能性を高めることに寄与すると考えられる。しかしながら、DTNノードが多くのメッセージをデータバッファに蓄積することは、消費電力の増加という弊害をもたらす。したがって、DTNノードが有するデータバッファに蓄積されるメッセージの最大数又は最大保存期間は、適切に定められることが望ましい。
しかしながら、データバッファに蓄積されるメッセージの最大数又は最大保存期間を全てのDTNノードの間で一律にすることは適切でないかもしれない。なぜなら、送信元ノードから宛先ノードへのDTNを経由したメッセージ転送の成功に対する寄与の程度は、DTNノードによって異なると考えられるためである。例えば、地理的な行動範囲が大きい(広い)DTNノードは、多くの他のDTNノードと交信する(コンタクトする)可能性が高いため、相対的に長期間にわたり多くのメッセージを蓄積しておくことで、多くの他のDTNノードにメッセージを送信できる可能性が高い。これに対して、例えば、地理的な行動範囲が小さい(狭い)DTNノードが交信することができる他のDTNノードは限られているため、このようなDTNノードが長期間にわたり多くのメッセージを蓄積しておくことは無駄であるかもしれない。特許文献1及び2は、データバッファの運用に関するこの問題に対処するための技術を開示していない。
したがって、本件発明の目的の1つは、DTNに代表されるストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークに適した効率的なメモリ(データバッファ)の制御を行うことが可能な無線端末装置、無線端末装置の制御方法、及びプログラムを提供することである。
第1の態様では、ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークで利用される無線端末装置は、無線通信部、メモリ、及び制御部を有する。前記メモリは、前記無線通信部と結合され、前記無線ネットワークにおいて転送される複数のメッセージを保存するよう構成されている。前記制御部は、前記メモリに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、第1の情報に基づいて調整するよう構成されている。ここで、前記第1の情報は、送信元ノードから宛先ノードへの前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する前記無線端末装置の寄与の程度に関する。
第2の態様では、ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークで利用される無線端末装置の制御方法は、前記無線ネットワークにおいて転送される複数のメッセージを保存するために前記無線端末装置に配置されたメモリに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、第1の情報に基づいて調整することを含む。前記第1の情報は、送信元ノードから宛先ノードへの前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する前記無線端末装置の寄与の程度に関する。
第3の態様では、プログラムは、上述した第2の態様に係る制御方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。
上述の態様によれば、ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークに適した効率的なメモリ(データバッファ)の制御を行うことが可能な無線端末装置、無線端末装置の制御方法、及びプログラムを提供できる。
第1の実施形態に係るDTNの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るDTNノードの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るデータバッファの制御方法の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るデータバッファの制御方法の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るDTNを含むネットワーク構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るデータバッファの制御方法の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るDTNを含むネットワーク構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係るデータバッファの制御方法の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るデータバッファの制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係るDisruption/Delay/Disconnect Tolerant Network(DTN)100の構成例を示している。DTN100は、DTNノード1及び複数のDTNノード2を含む。これらのDTNノードは、自律的にメッセージ(データバンドル、又はデータパケット)を中継し合うことで、送信元ノードと宛先ノードの間でのメッセージ配信を実現する。既に述べたように、送信元ノード及び宛先ノードの一方又は両方は、DTN100に属するノード(DTNノード)であってもよいし、図示しない他のネットワークに属するノードであってもよい。他のネットワークは、例えば、インターネット、公衆セルラネットワーク、及び無線LANのうち少なくとも1つを含む。
DTNノード1及び複数のDTNノード2の各々は、移動性を有するモバイル端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、Personal Computer(PC)等)であってもよい。また、DTNノード1及び複数のDTNノード2の各々は、自動車、航空機、鉄道車両、及び船舶などの輸送機器に搭載される通信端末であってもよい。しかしながら、これら複数のDTNノードの一部は、無線LANアクセスポイントのように固定された無線端末であってもよい。
DTNノード1及び複数のDTNノード2の各々は、ストア・アンド・フォワード動作を行う。すなわち、各DTNノードは、DTN100において転送されるメッセージを蓄積するためのメモリ(データバッファ)を有する。各DTNノードは、あるDTNノードから受信した宛先ノード宛てのメッセージをデータバッファに蓄積し、そして別のDTNノードとの通信が可能になったときにデータバッファに蓄積されているメッセージをルーティングプロトコル(例えば、Epidemic法、又はSpray and Wait法)に従って別のDTNノードに送信する。
DTNノード1は、データバッファに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方をノード情報に基づいて調整するよう動作する。ここで、ノード情報は、送信元ノードから宛先ノードへのDTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度に関する。より具体的に述べると、DTNノード1は、メッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度が大きいほど、データバッファに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくするよう調整すればよい。
DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度が相対的に大きい場合に、DTNノード1が一時的に蓄積する最大メッセージ数量又は最大保持期間を大きくすることで、DTN100を介したエンドツーエンドでのメッセージ送信の成功率を高めることができる。一方、DTNノード1の寄与の程度が相対的に小さい場合、DTNノード1が一時的に蓄積する最大メッセージ数量又は最大保持期間を小さくすることで、DTNノード1の消費電力を抑制することが期待できる。したがって、DTNノード1は、DTNに適した効率的なメモリ(データバッファ)の制御を行うことができる。
DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度は、様々な指標・基準を用いて評価することができる。以下に、いくつかの具体例を示す。
第1の例では、DTNノード1の寄与の程度は、DTN100内でのメッセージ転送に対するDTNノード1の寄与に基づいて評価されてもよい。この場合、DTNノード1の寄与の程度は、例えば、DTN100においてDTNノード1が交信した(コンタクトした)他のDTNノード2の数の大きさによって評価されてもよい。
より具体的に述べると、上述したノード情報は、DTN100におけるDTNノード1と他のDTNノード2の間の通信履歴を含んでもよい。この通信履歴は、例えば、(a)DTN100においてDTNノード1によって検出された他のDTNノード2の数、(b)DTN100においてDTNノード1の周囲に存在する他のDTNノード2の入れ替わり頻度、(c)DTN100においてDTNノード1と他のDTNノード2の間で転送されたメッセージ量、及び(d)DTNノード1のデータバッファから削除する前にDTN100においてメッセージ送信を成功した割合、のうち少なくとも1つを示す。
第2の例では、DTNノード1の寄与の程度は、送信元ノード及び宛先ノードの少なくとも一方がDTN100とは異なる他のネットワークに属する場合のメッセージ転送に対するDTNノード1の寄与に基づいて評価されてもよい。例えば、DTNノード1の寄与の程度は、DTN100に比べて継続的な通信を提供する他のネットワークへのDTNノード1の接続頻度の大きさによって評価されてもよい。DTN100に比べて継続的な通信を提供する他のネットワークは、無線ネットワークインフラストラクチャを含んでもよい。無線ネットワークインフラストラクチャは、例えば、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)又はEvolved Packet System(EPS)等の公衆セルラネットワーク、無線LAN、若しくはWorldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX)ネットワーク、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
より具体的に述べると、上述したノード情報は、DTN100に比べて継続的な通信を提供する他のネットワークとDTNノード1の間の通信履歴を含んでもよい。この通信履歴は、例えば、他のネットワークへのDTNノード1の接続頻度、DTNノード1が他のネットワークに最後に接続してからの経過時間、DTNノード1と他のネットワークの間で転送されたメッセージ量のうち少なくとも1つを示す。
第3の例では、DTNノード1の寄与の程度は、地理的に離間した複数のDTN間でメッセージを中継するDTNサーバが用いられる場合のメッセージ転送に対するDTNノード1の寄与に基づいて評価されてもよい。例えば、DTNノード1の寄与の程度は、DTNノード1によるDTNサーバとの通信頻度の大きさによって評価されてもよい。
より具体的に述べると、上述したノード情報は、DTNサーバとDTNノード1の間の通信履歴を含んでもよい。この通信履歴は、例えば、DTNサーバとDTNノード1の通信頻度、DTNノード1がDTNサーバと最後に通信してからの経過時間、及びDTNノード1とDTNサーバの間で転送されたメッセージ量、のうち少なくとも1つを示す。
第4の例では、DTNノード1の寄与の程度は、DTNノード1の地理的な行動範囲の大きさによって評価されてもよい。DTNノード1の地理的な行動範囲の大きさは、例えば、DTNノード1に配置されたGlobal Positioning System(GPS)受信機を用いて取得された位置情報を用いて計算されてもよい。
上述したいくつかの第1〜第4の例では、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度を、DTNノード1に関する何らかの履歴情報(つまり、通信履歴、又は移動履歴)を用いて評価する例を主に示した。しかしながら、DTNノード1の寄与の程度は、これらの履歴情報を用いずに評価されてもよい。一例として、DTNノード1に予め設定された識別情報が使用されてもよい。
地震及び津波等の大規模災害時の非常通信を想定すると、警察、消防、救急、及び行政等に従事する人及び輸送機器(自動車及び航空機など)は、各地の避難所と支援拠点(例えば、警察署、役所など)の間を頻繁に往来することが想定される。したがって、警察、消防、救急、及び行政等に従事する人が保持するDTNノードとしてのモバイル端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、PC等)は、DTNを経由したメッセージ転送の成功に対する寄与が相対的に大きいことを示す識別情報を予め設定されてもよい。警察、消防、救急、及び行政等に従事する輸送機器に搭載されたDTNノードとしての通信端末も同様である。一方で、一般市民は、1つの避難拠点に留まる可能性が高いと想定される。したがって、一般市民が保持するDTNノードとしてのモバイル端末は、DTNを経由したメッセージ転送の成功に対する寄与が相対的に小さいことを示す識別情報を予め設定されてもよい。
続いて以下では、DTNノード1の構成例及びその動作についてさらに詳細に説明する。図2は、DTNノード1の構成例を示している。無線通信部11は、DTN100において他のDTNノード2と無線通信を行う。すなわち、無線通信部11は、DTN100において利用される無線通信技術の物理層に対応したトランシーバを有し、DTN100において利用される無線通信技術のデータリンク層、ネットワーク層及びトランスポート層のプロトコルスイートをサポートする。さらに、無線通信部11は、バンドル層プロトコルをサポートする。バンドル層プロトコルは、アプリケーション層とトランスポート層の間に位置し、DTNに必要なストア・アンド・フォワード方式の通信を提供する。バンドル層のProtocol Data Unit(PDU)は、メッセージ又はデータバンドルと呼ばれることがある。
データバッファ12は、DTN100において転送される複数のメッセージを保存することができる。データバッファ12は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)及びStatic Random Access Memory(SRAM)等の揮発性メモリでもよく、若しくはハードディスクドライブ及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリでもよく、又はこれらの組合せでもよい。データバッファ12に保存済みのデータの消去は、無線通信部11又は制御部13によって制御される。例えば、無線通信部11又は制御部13は、ルーティングプロトコルに従って所定数の他のDTNノード2にメッセージの送信を成功した場合に、そのメッセージをデータバッファ12から消去してもよい。また、無線通信部11又は制御部13は、メッセージの最大数及び最大保存期間に基づいて、データバッファ12に保存済みのそのメッセージを消去してもよい。例えば、メッセージの最大数を超える場合に、無線通信部11又は制御部13は、データバッファ12に保存済みのメッセージのうち古いものから順に消去してもよい。また、あるメッセージがデータバッファ12に保存されてから最大保存期間を経過した場合に、無線通信部11又は制御部13は、そのメッセージをデータバッファ12から消去してもよい。
制御部13は、上述したように、データバッファ12からのメッセージの消去を行ってもよい。さらに、制御部13は、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、ノード情報に基づいて調整する。既に述べたように、ノード情報は、送信元ノードから宛先ノードへのDTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度に関する。ノード情報の具体例も既に述べた通りである。
図3は、制御部13によって行われるデータバッファ制御の一例を示すフローチャートである。ステップS11では、制御部13は、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度を表わすノード情報を取得する。ステップS12では、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、ノード情報に基づいて調整する。図3に示す手順は、周期的に行われてもよいし、非周期的に行われてもよい。
図4は、制御部13によって行われるデータバッファ制御の他の例を示すフローチャートである。図4の例では、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度は、DTN100内での他のDTNノード2との交信頻度に基づいて評価される。すなわち、ステップS21では、制御部13は、DTN100における通信ノード1の通信履歴をノード情報として取得する。ステップS22では、制御部13は、所定期間内に交信した他のDTNノード2の数が大きいほど、つまりDTNノード1の交信頻度が大きいほど、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくする。
図4の手順によれば、DTN100内通信におけるDTNノード1の役割が大きい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくすることができ、したがってDTN100を介したメッセージ送信の成功率を高めることができる。一方で、図4の手順によれば、DTN100内通信におけるDTNノード1の役割が小さい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を小さくすることができ、したがってDTNノード1の消費電力を抑制できる。
図4の手順では、「他のDTNノード2との交信頻度」に代えて又はこれと組合せて、DTN100内の通信に関する他の指標(例えば、DTNノード1の周囲に存在する他のDTNノード2の入れ替わり頻度、又はDTNノード1と他のDTNノード2の間で転送されたメッセージ量)を用いてもよい。
制御部13によって行われるデータバッファ制御の例は、後述する第2〜第4の実施形態においてさらに説明される。
なお、DTN100において転送される複数のメッセージは、重要性、緊急性、又はブロードキャスト特性が互いに異なると考えられる。ここで、ブロードキャスト特性は、特定の宛先ノードだけに到達するべきユニキャストメッセージであるか、複数の宛先ノードに到達するべきマルチキャスト又はブロードキャストメッセージであるかを意味する。さらに、ブロードキャスト特性は、宛先ノードの数又は複数の宛先ノードが分布する地理的範囲の大きさを表わすブロードキャストレベルを含んでもよい。重要性、緊急性、又はブロードキャスト特性が互いに異なるメッセージは、データバッファ12に保存される最大数又は最大保存期間に関して異なる取り扱いがなされてもよい。
例えば、重要性が相対的に高い第1のメッセージクラスに属するメッセージ群は、重要性が相対的に低い第2のメッセージクラスに属するメッセージ群に比べて、データバッファ12に保存される最大数又は最大保存期間が共に大きく設定されてもよい。これにより、重要性の高いメッセージの送信成功率を高めることができる。さらに、重要性の低いメッセージの保存数及び最大保存期間を制限することで、消費電力の増加を抑制できる。
また、緊急性が相対的に高い第1のメッセージクラスに属するメッセージ群は、緊急性が相対的に低い第2のメッセージクラスに属するメッセージ群に比べて、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数が大きく設定されてもよく、一方で最大保存期間は小さく設定されてもよい。緊急性が高いメッセージは、より確実に早く宛先ノードに届ける必要があるためである。
また、ユニキャストメッセージ群は、ブロードキャストメッセージ群に比べて、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間が共に大きく設定されてもよい。ユニキャストメッセージは、宛先ノードがDTN100の外に位置するケース、言い換えるとDTN100から他のネットワークに向けて送信しなければならないケース(outbound送信)が多いと考えられる。そのためには、DTNノード1は、他のネットワークとの接続がないときにDTN100において受信したユニキャストメッセージを他のネットワークとの接続が回復するまで保存できることが望ましい。したがって、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間をユニキャストメッセージ群に関して大きく設定することで、ユニキャストメッセージの送信成功率を高めることができる。
<第2の実施形態>
本実施形態では、DTNノード1において行われるデータバッファ制御の具体例の1つを説明する。本実施形態では、DTN100の構成例は図1と同様であり、DTNノード1の構成例は図2と同様である。すなわち、DTN100は、DTNノード1及び他のDTNノード2を含む。ただし、本実施形態に係るDTNノード1に実装された無線通信部11は、DTN100において通信するための能力に加えて、無線ネットワークインフラストラクチャ200において通信するための能力を有する。つまり、無線通信部11は、無線ネットワークインフラストラクチャ200で使用される無線通信技術をサポートする。無線通信部11は、DTN100のための第1のハードウェア(例えば、高周波回路、DA変換回路、AD変換回路、及びDigital Signal Processor(DSP))と無線ネットワークインフラストラクチャ200のためのトランシーバを含む第2のハードウェアを有してもよい。これに代えて、無線通信部11は、ソフトウェア無線技術を用いて、DTN100での通信および無線ネットワークインフラストラクチャ200での通信のために1つのハードウェアを兼用してもよい。
図5は、本実施形態に係るDTN100を含むネットワークの構成例を示している。本実施形態では、DTNを介して送信されるメッセージの送信元ノード51及び宛先ノード52の少なくとも一方がDTN100とは異なる他のネットワークに存在する場合を想定する。図5の例では、送信元ノード51はDTN100に属する他のDTNノード2の1つであり、宛先ノード52はInternet Protocol(IP)ネットワーク300に属するノードである。さらに、図5の例では、DTNノード1は、DTN100と無線ネットワークインフラストラクチャ200の間でメッセージを中継するルータ又はゲートウェイとして動作する。無線ネットワークインフラストラクチャ200は、DTN100に比べて継続的な通信を提供することができる。無線ネットワークインフラストラクチャ200は、例えば、UMTS又はEPS等の公衆セルラネットワーク、無線LAN、若しくはWiMAXネットワーク、又はこれらの組み合わせを含む。
図6は、本実施形態に係るDTNノード1(制御部13)によって行われるデータバッファ制御の例を示すフローチャートである。図6の例では、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度は、無線ネットワークインフラストラクチャ200へのDTNノード1の接続頻度の大きさによって評価される。すなわち、ステップS31では、DTNノード1(制御部13)は、無線ネットワークインフラストラクチャ200との通信履歴をノード情報として取得する。ステップS32では、DTNノード1(制御部13)は、無線ネットワークインフラストラクチャ200へのDTNノード1の接続頻度が大きいほど、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくする。
図6の手順によれば、DTN100と他のネットワーク(図5の例では、無線ネットワークインフラストラクチャ200)の間でのメッセージ中継におけるDTNノード1の役割が大きい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくすることができる。このため、DTN100を介したメッセージ送信の成功率を高めることができる。一方で、図6の手順によれば、DTN100と他のネットワークの間でのメッセージ中継におけるDTNノード1の役割が小さい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を小さくすることができ、したがってDTNノード1の消費電力を抑制できる。
図6の手順では、「無線ネットワークインフラストラクチャ200への接続頻度」に代えて又はこれと組合せて、DTNノード1と他のネットワークの間でのメッセージ中継に関する他の指標(例えば、DTNノード1が他のネットワークに最後に接続してからの経過時間、又はDTNノード1と他のネットワークの間で転送されたメッセージ量)を用いてもよい。
<第3の実施形態>
本実施形態では、DTNノード1において行われるデータバッファ制御の具体例の1つを説明する。本実施形態では、DTN100の構成例は図1と同様であり、DTNノード1の構成例は図2と同様である。すなわち、DTN100は、DTNノード1及び他のDTNノード2を含む。
図7は、本実施形態に係るDTN100を含むネットワークの構成例を示している。本実施形態では、複数のDTN間でメッセージを中継するDTNサーバが用いられる場合を想定する。図7の例では、送信元ノード51はDTN100に属する他のDTNノード2の1つであり、宛先ノード52は他のDTN101に属するDTNノードである。さらに、DTNノード1は、DTN100と無線ネットワークインフラストラクチャ200の間でメッセージを中継するルータ又はゲートウェイとして動作する。さらにまた、図7の例では、DTNサーバ40がIPネットワーク300に配置されている。DTNサーバ40は、送信元ノード51から送信されたメッセージをDTNノード1から無線ネットワークインフラストラクチャ200及びIPネットワーク300を経由して受信する。そして、DTNサーバ40は、送信元ノード51から送信されたメッセージを、IPネットワーク300、無線ネットワークインフラストラクチャ201及びDTN101を経由して宛先ノード52に送信する。
図8は、本実施形態に係るDTNノード1(制御部13)によって行われるデータバッファ制御の例を示すフローチャートである。図8の例では、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度は、DTNノード1がDTNサーバ40と通信する頻度の大きさによって評価される。すなわち、ステップS41では、DTNノード1(制御部13)は、DTNサーバ40との通信履歴をノード情報として取得する。ステップS42では、DTNノード1(制御部13)は、DTNサーバ40との通信頻度が大きいほど、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくする。
図8の手順によれば、DTN100とDTNサーバ40の間のメッセージ中継におけるDTNノード1の役割が大きい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくすることができる。このため、DTN100を介したメッセージ送信の成功率を高めることができる。一方で、図8の手順によれば、DTN100とDTNサーバ40の間のメッセージ中継におけるDTNノード1の役割が小さい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を小さくすることができ、したがってDTNノード1の消費電力を抑制できる。
図8の手順では、「DTNノード1がDTNサーバ40と通信する頻度」に代えて又はこれと組合せて、DTNノード1とDTNサーバ40の間の通信に関する他の指標(例えば、DTNノード1がDTNサーバ40と最後に通信してからの経過時間、又はDTNノード1とDTNサーバ40の間で転送されたメッセージ量)を用いてもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態では、DTNノード1において行われるデータバッファ制御の具体例の1つを説明する。本実施形態では、DTN100の構成例は図1と同様であり、DTNノード1の構成例は図2と同様である。すなわち、DTN100は、DTNノード1及び他のDTNノード2を含む。
図9は、本実施形態に係るDTNノード1(制御部13)によって行われるデータバッファ制御の例を示すフローチャートである。図9の例では、DTN100を経由したメッセージ転送の成功に対するDTNノード1の寄与の程度は、DTNノード1の地理的な行動範囲の大きさによって評価される。すなわち、ステップS51では、DTNノード1(制御部13)は、DTNノード1の移動履歴を取得する。DTNノード1の移動履歴は、GPSレシーバによって取得される位置情報に基づいて計算されてもよい。ステップS52では、DTNノード1(制御部13)は、移動履歴に基づいて把握されるDTNノード1の地理的な行動範囲が大きいほど、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくする。
DTNノード1の行動範囲が大きいことは、DTNノード1が多くの他のDTNノード2と交信できる可能性が高いこと、又はDTNノード1が無線ネットワークインフラストラクチャに接続できる可能性が高いことが期待される。したがって、図9の手順によれば、DTNノード1の行動範囲が大きい場合にデータバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を大きくすることによって、DTN100を介したメッセージ送信の成功率を高めることができる。一方で、図9の手順によれば、DTNノード1の行動範囲が小さい場合に、データバッファ12に保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を小さくすることができ、したがってDTNノード1の消費電力を抑制できる。
<その他の実施形態>
上述した複数の実施形態は、適宜組合せて実施されてもよい。
上述した複数の実施形態は、Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network(DTN)を具体例として用いて説明した。しかしながら、上述の実施形態の開示は、ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワーク、例えばDelay Tolerant Network、ストア・アンド・フォワード型の無線マルチホップ・ネットワーク、又はストア・アンド・フォワード型の無線アドホック・ネットワーク、に広く適用することができる。
上述した複数の実施形態で説明されたDTNノード1によるデータバッファの制御処理は、コンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、本明細書においてフローチャート等を用いて説明したアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む一つ又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータシステムに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(e.g. フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(e.g. 光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(e.g. マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2013年11月13日に出願された日本出願特願2013−234549を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、2 Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network(DTN)ノード
11 無線通信部
12 データバッファ
13 制御部
40 Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network(DTN)サーバ
51 送信元ノード
52 宛先ノード
100、101 Disruption/Delay/Disconnect Tolerant Network(DTN)
200、201 無線ネットワークインフラストラクチャ
300 Internet Protocol(IP)ネットワーク

Claims (29)

  1. ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークで利用される無線端末装置であって、
    無線通信部と、
    前記無線通信部と結合され、前記無線ネットワークにおいて転送される複数のメッセージを保存するメモリと、
    前記メモリに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、第1の情報に基づいて調整する制御手段と、
    を備え、
    前記第1の情報は、送信元ノードから宛先ノードへの前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する前記無線端末装置の寄与の程度に関する、
    無線端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記寄与の程度が大きいほど前記最大数及び前記最大保存期間の少なくとも一方を大きくするよう調整する、請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記寄与の程度は、他の通信ネットワークへの前記無線端末装置の接続頻度の大きさによって評価される、請求項1又は2に記載の無線端末装置。
  4. 前記無線ネットワークは、物理的に離間した複数の端末グループを含み、
    前記寄与の程度は、前記複数の端末グループ間でメッセージを中継するサーバと前記無線端末装置が通信する頻度の大きさによって評価される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  5. 前記寄与の程度は、前記無線端末装置の地理的な行動範囲の大きさによって評価される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  6. 前記第1の情報は、前記無線ネットワークにおける前記無線端末装置と他の無線端末の間の第1の通信履歴を含む、請求項1又は2に記載の無線端末装置。
  7. 前記第1の通信履歴は、(a)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置によって検出された他の無線端末の数、(b)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置の周囲に存在する他の無線端末の入れ替わり頻度、(c)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置と他の無線端末の間で転送されたメッセージ量、(d)前記メモリから削除する前に前記無線ネットワークにおいてメッセージ送信を成功した割合、及び(e)前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する寄与の程度が大きい他の無線端末との接続頻度、のうち少なくとも1つを示す、請求項6に記載の無線端末装置。
  8. 前記第1の情報は、他の通信ネットワークと前記無線端末装置の間の第2の通信履歴を含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  9. 前記第2の通信履歴は、前記無線端末装置が接続した前記他の通信ネットワークの数、前記他の通信ネットワークへの前記無線端末装置の接続頻度、前記無線端末装置が前記他の通信ネットワークに最後に接続してからの経過時間及び前記無線端末装置と前記他の通信ネットワークの間で転送されたメッセージ量、のうち少なくとも1つを示す、
    請求項8に記載の無線端末装置。
  10. 前記他の通信ネットワークは、無線Local Area Network(LAN)及び公衆セルラネットワークのうち少なくとも1つを含む、請求項8又は9に記載の無線端末装置。
  11. 前記無線ネットワークは、物理的に離間した複数の端末グループを含み、
    前記第1の情報は、前記複数の端末グループ間でメッセージを中継するサーバと前記無線端末装置の間の第3の通信履歴を含む、
    請求項1又は2に記載の無線端末装置。
  12. 前記第3の通信履歴は、前記無線端末装置による前記サーバとの通信頻度、前記無線端末装置が前記サーバと最後に通信してからの経過時間、及び前記無線端末装置と前記サーバの間で転送されたメッセージ量、のうち少なくとも1つを示す、
    請求項11に記載の無線端末装置。
  13. 前記第1の情報は、前記無線端末装置に予め設定された識別情報を含み、
    前記識別情報は、前記寄与の程度の大きさを示す、
    請求項1又2に記載の無線端末装置。
  14. 前記無線ネットワークにおいて転送される各メッセージは、緊急性又はブロードキャスト特性によって区別される第1又は第2のクラスが割り当てられており、
    前記制御手段は、前記第1のクラスが割り当てられたメッセージと前記第2のクラスが割り当てられたメッセージに対して互いに異なる最大数又は最大保存期間を適用する、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の無線端末装置。
  15. ストア・アンド・フォワード型の無線ネットワークで利用される無線端末装置の制御方法であって、
    前記無線ネットワークにおいて転送される複数のメッセージを保存するために前記無線端末装置に配置されたメモリに保存されるメッセージの最大数及び最大保存期間の少なくとも一方を、第1の情報に基づいて調整することを備え、
    前記第1の情報は、送信元ノードから宛先ノードへの前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する前記無線端末装置の寄与の程度に関する、
    制御方法。
  16. 前記調整することは、前記寄与の程度が大きいほど前記最大数及び前記最大保存期間の少なくとも一方を大きくするよう調整することを含む、請求項15に記載の制御方法。
  17. 前記寄与の程度は、他の通信ネットワークへの前記無線端末装置の接続頻度の大きさによって評価される、請求項15又は16に記載の制御方法。
  18. 前記無線ネットワークは、複数の端末グループを含み、
    前記寄与の程度は、前記複数の端末グループ間でメッセージを中継するサーバと前記無線端末装置が通信する頻度の大きさによって評価される、請求項15〜17のいずれか1項に記載の制御方法。
  19. 前記寄与の程度は、前記無線端末装置の地理的な行動範囲の大きさによって評価される、請求項15〜18のいずれか1項に記載の制御方法。
  20. 前記第1の情報は、前記無線ネットワークにおける前記無線端末装置と他の無線端末の間の第1の通信履歴を含む、請求項15又は16に記載の制御方法。
  21. 前記第1の通信履歴は、(a)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置によって検出された他の無線端末の数、(b)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置の周囲に存在する他の無線端末の入れ替わり頻度、(c)前記無線ネットワークにおいて前記無線端末装置と他の無線端末の間で転送されたメッセージ量、(d)前記メモリから削除する前に前記無線ネットワークにおいてメッセージ送信を成功した割合、及び(e)前記無線ネットワークを経由したメッセージ転送の成功に対する寄与の程度が大きい他の無線端末との接続頻度、のうち少なくとも1つを示す、請求項20に記載の制御方法。
  22. 前記第1の情報は、他の通信ネットワークと前記無線端末装置の間の第2の通信履歴を含む、
    請求項15又は16に記載の制御方法。
  23. 前記第2の通信履歴は、前記無線端末装置が接続した前記他の通信ネットワークの数、前記他の通信ネットワークへの前記無線端末装置の接続頻度、前記無線端末装置が前記他の通信ネットワークに最後に接続してからの経過時間、及び前記無線端末装置と前記他の通信ネットワークの間で転送されたメッセージ量、のうち少なくとも1つを示す、
    請求項22に記載の制御方法。
  24. 前記他の通信ネットワークは、無線Local Area Network(LAN)及び公衆セルラネットワークのうち少なくとも1つを含む、請求項22又は23に記載の制御方法。
  25. 前記無線ネットワークは、複数の端末グループを含み、
    前記第1の情報は、前記複数の端末グループ間でメッセージを中継するサーバと前記無線端末装置の間の第3の通信履歴を含む、
    請求項15又は16に記載の制御方法。
  26. 前記第3の通信履歴は、前記無線端末装置による前記サーバとの通信頻度、前記無線端末装置が前記サーバと最後に通信してからの経過時間、及び前記無線端末装置と前記サーバの間で転送されたメッセージ量、のうち少なくとも1つを示す、
    請求項25に記載の制御方法。
  27. 前記第1の情報は、前記無線端末装置に予め設定された識別情報を含み、
    前記識別情報は、前記寄与の程度の大きさを示す、
    請求項15又16に記載の制御方法。
  28. 前記無線ネットワークにおいて転送される各メッセージは、緊急性又はブロードキャスト特性によって区別される第1又は第2のクラスが割り当てられており、
    前記調整することは、前記第1のクラスが割り当てられたメッセージと前記第2のクラスが割り当てられたメッセージに対して互いに異なる最大数又は最大保存期間を適用することを含む、
    請求項15〜27のいずれか1項に記載の制御方法。
  29. 請求項15〜28のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
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