JPWO2015033860A1 - 送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法 - Google Patents

送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法 Download PDF

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Abstract

送電装置のアクティブ電極及びパッシブ電極へ印加する交流電圧の周波数を掃引し、交流電圧の周波数の変化毎に、DC−ACインバータ回路から受電装置側を視た入力インピーダンス(入力電圧DCV)を検出する。送電装置の直列共振回路、及び受電装置の並列共振回路の共振周波数により決定される第1の周波数(領域(A))で検出した入力電圧DCVが250mV〜450mVに含まれるか否かを判定する。第2の周波数(領域(B))で検出した入力電圧DCVが100mV以下であるか否かを判定する。各判定の結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する。これにより、電力伝送の開始を適切に判定できる送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法を提供する。

Description

本発明は、受電装置へ容量結合によりワイヤレスで電力を伝送する送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法に関する。
送電装置から受電装置へワイヤレスで電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムとして、電界結合方式を用いたものがある。このシステムでは、送電装置の電極と受電装置の電極とが電界結合して、電力が伝送される。特許文献1には、送電装置から受電装置への電力伝送効率を高めるために、電力伝送の駆動周波数を設定する方法が開示されている。特許文献1に記載のワイヤレス電力伝送システムは、送電装置に受電装置を載置した状態で、周波数スイープして共振周波数(駆動電圧のピーク値)を探索し、探索して得られた共振周波数を駆動周波数として、受電装置への電力伝送を行う。
特開2012−70614号公報
特許文献1に記載されているように、周波数スイープして共振周波数が検出されるか否かにより、送電装置に受電装置が載置されているか否かを判定できる。この判定を行うことで、送電装置から受電装置へ電力伝送を開始するか否かを判定できる。しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、送電装置に給電対象でない金属片などの異物が載置された場合、又は、純正品でない受電装置が送電装置に載置された場合であっても、共振周波数が検出されると、電力伝送を開始すべきと判定する場合がある。
電界結合方式では、送電装置に対する受電装置の載置位置の自由度が高く、また、送電電力も大きい。したがって、例えば、電極同士がほとんど対向しない状態で送電装置に受電装置が載置された状態、又は、給電対象でない異物が載置された状態で、前記のように電力伝送が開始されるという不具合が生じる場合がある。
そこで、本発明の目的は、電力伝送の開始を適切に判定できる送電装置、ワイヤレス電力伝送システム及び電力伝送判別方法を提供することにある。
本発明は、外部共振回路が接続された外部電力伝送作用部を備える外部装置に、ワイヤレスに電力伝送する送電装置において、前記外部電力伝送作用部へ電力を伝送する送電側電力伝送作用部と、前記送電側電力伝送作用部に接続された送電側共振回路と、前記送電側共振回路を介して前記送電側電力伝送作用部に交流電圧を印加する交流発生回路と、前記交流電圧の周波数を変化させる周波数調整回路と、前記交流電圧の周波数毎に、前記送電側電力伝送作用部側の入力インピーダンスを検出する検出回路と、前記外部共振回路、及び前記送電側共振回路の共振周波数により決定される第1の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より低域側の第2の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第2判定手段と、前記第1判定手段の判定結果が真、かつ、前記第2判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する電力伝送判定手段とを備えることを特徴とする。
この構成では、2つの周波数範囲それぞれで、検出した入力インピーダンスが適切値であるかを判定することで、送電装置に載置された装置が、電力伝送を行う対象装置であるか否かを判定する。例えば、送電装置に金属片が載置されている場合、第1の周波数範囲で検出した入力インピーダンスが所定範囲内に含まれていても、第2の周波数範囲で検出した入力インピーダンスが所定範囲内に含まれていない場合、送電装置に載置されたものは、電力伝送する対象装置でないと判定する。電力伝送する対象装置でないと判定した場合、送電装置は電力伝送を開始しない。このように、送電装置は、電力伝送の開始を適切に判定でき、より安全な電力伝送を行える。
前記外部電力伝送作用部は第1外部電極、及び、第2外部電極であり、前記送電側電力伝送作用部は、前記第1外部電極と対向し容量結合する送電側第1電極、及び、前記第2外部電極と対向し容量結合する又は直接導通する送電側第2電極であり、前記交流発生回路は、前記送電側第1電極及び前記送電側第2電極に前記交流電圧を印加することが好ましい。
この構成では、容量結合方式のワイヤレス出力伝送システムにおいて、電力伝送の開始を適切に判定でき、より安全な電力伝送を行える。
前記交流発生回路は、直流電圧から交流電圧に変換する直流交流変換回路を含み、前記検出回路は、前記直流交流変換回路の入力側から前記外部電力伝送作用部側を視た入力インピーダンスを検出することが好ましい。
前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲の間の第3の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第3判定手段を備え、前記電力伝送判定手段は、前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、かつ、前記第3判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定することが好ましい。
この構成では、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲に加え第3の周波数範囲で、検出された入力インピーダンスが適切値であるかを判定することで、送電装置に載置された装置が、電力伝送を行う対象装置であるか否かを判定する。これにより、送電装置は、電力伝送の開始をより適切に判定でき、より安全な電力伝送を行える。
前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より高域側の第4の周波数範囲に含まれる、前記検出回路により検出された入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第4判定手段を備え、前記電力伝送判定手段は、前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、かつ、前記第4判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定することが好ましい。
この構成では、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲、第3の周波数範囲に加え、第4の周波数範囲で、検出された入力インピーダンスが適切値であるかを判定することで、送電装置に載置された装置が、電力伝送を行う対象装置であるか否かを判定する。これにより、送電装置は、電力伝送の開始をより適切に判定でき、より安全な電力伝送を行える。
前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲の間の第3の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第3判定手段、及び、前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より高域側の第4の周波数範囲に含まれる、前記検出回路により検出された入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第4判定手段を備え、前記電力伝送判定手段は、前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、前記第3判定手段の判定結果が真、かつ、前記第4判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定することが好ましい。
この構成では、第1の周波数範囲及び第2の周波数範囲に加え、第3の周波数範囲及び第4の周波数範囲で、検出された入力インピーダンスが適切値であるかを判定することで、送電装置に載置された装置が、電力伝送を行う対象装置であるか否かを判定する。これにより、送電装置は、電力伝送の開始をより適切に判定でき、より安全な電力伝送を行える。
前記第2の周波数範囲は、前記第1の周波数範囲の1/2倍であることが好ましい。
この構成では、送電装置に載置された装置に外部共振回路が含まれている場合、第1の周波数範囲には極大値を持つ波形が現れる。この波形は送電側共振回路と外部共振回路との間で生じる複合共振によって現れる波形である。このため、第1の周波数範囲の1/2倍した第2の周波数範囲には、こうした極大値を持つ波形は現れない。これを利用して、送電装置に載置された装置が、電力伝送を行う対象装置であるか否かを判別することができる。
前記第2判定手段は、前記第2の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定することが好ましい。
前記第3判定手段は、前記第3の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定することが好ましい。
前記第4判定手段は、前記第4の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定することが好ましい。
本発明によれば、電力伝送の開始を送電装置側で適切に判定でき、送電装置から受電装置へのより安全な電力伝送が行える。
実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの回路図 送電装置に対する受電装置の載置位置関係を説明するための図 送電装置における入力インピーダンスの周波数特性を示す図 入力電圧DCVの周波数特性の波形を示す図 送電装置に金属片を置いた場合の入力電圧DCVの周波数特性の波形を示す図 コントローラが実行する処理のフローチャート
図1は本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの回路図である。本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システム1は、送電装置101と受電装置201とで構成されている。受電装置201は負荷回路RLを備えている。この負荷回路RLは、二次電池及び充電回路を含む。受電装置201は、例えば携帯電子機器である。携帯電子機器としては携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯音楽プレーヤ、ノート型PC、デジタルカメラなどが挙げられる。送電装置101には受電装置201が載置される。そして、送電装置101は、載置された受電装置201の二次電池を充電する。
なお、図1では、負荷回路RLは受電装置201内に設けられているが、負荷回路RLは、例えば受電装置201の外部に設けられていてもよいし、受電装置201に対し着脱可能な回路であってもよい。
送電装置101の入力端子IN1,IN2には、直流電圧Vinが接続されている。直流電圧Vinは、ACアダプタにより変換される直流電圧である。送電装置101はこの直流電圧Vinを電源として動作する。ACアダプタは、商用電源に接続されていて、AC100V〜230VをDC5V又は12Vへ変換する。
送電装置101の入力端子IN1,IN2には、スイッチ素子Q1,Q2,Q3,Q4からなるDC−ACインバータ回路10が接続されている。このDC−ACインバータ回路10は、本発明に係る直流交流変換回路に相当する。スイッチ素子Q1,Q2,Q3,Q4はn型MOS−FETである。スイッチ素子Q1,Q2が直列接続され、スイッチ素子Q3,Q4が直列接続されている。また、スイッチ素子Q1,Q2の接続点とスイッチ素子Q3,Q4の接続点とには、昇圧トランスT1の1次コイルが接続されている。昇圧トランスT1は、直流電圧Vinから変換された交流電圧を昇圧する。
スイッチ素子Q1,Q2,Q3,Q4はドライバ11によりPWM制御される。ドライバ11は、コントローラ12からの制御信号に応じて、スイッチ素子Q1,Q4とスイッチ素子Q2,Q3とを交互にオンオフする。DC−ACインバータ回路10は、スイッチ素子Q1,Q4とスイッチ素子Q2,Q3とが交互にオンオフされることで、直流電圧Vinを交流電圧に変換する。
入力端子IN1には、DC−ACインバータ回路10に定電流を供給するための抵抗R1及びバイパススイッチ17からなるインピーダンス切替回路が接続されている。抵抗R1のインピーダンスは、抵抗R1から負荷回路RL側を視たインピーダンスより十分に大きい。バイパススイッチ17はコントローラ12によりオンオフ制御される。バイパススイッチ17が閉状態の場合、DC−ACインバータ回路10に定電圧が印加される。バイパススイッチ17が開状態の場合、負荷回路RL側のインピーダンスよりも大きい抵抗R1により負荷回路RLに略定電流が供給される。
また、入力端子IN1,IN2には、電圧検出用の分圧抵抗R2,R3が接続されている。コントローラ12は、分圧抵抗R2,R3から入力電圧DCVを検出する。コントローラ12は、バイパススイッチ17を開状態にして定電流をDC−ACインバータ回路10に供給した状態で検出した入力電圧DCVに基づいて、受電装置201が送電装置101に載置されているかを判定し、電力伝送を開始すべきか否かを決定する。また、コントローラ12は、検出した入力電圧DCVを基に、電力伝送のための駆動周波数を設定し、その周波数でスイッチ素子Q1〜Q4をスイッチングする。コントローラ12は、ドライバ11を介してスイッチ素子Q1〜Q4をPWM制御し、伝送電力を調整する。コントローラ12については後に詳述する。
本実施形態では、分圧抵抗R2,R3等の電圧検出用回路を、DC−ACインバータ回路10の入力側に設けている。これにより、DC−ACインバータ回路10のスイッチング又は昇圧トランスT1の影響を受けることなく、入力電圧DCVを検出できる。なお、電圧検出用回路は、DC−ACインバータ回路10の出力側に設けてもよいし、昇圧トランスT1の2次側に設けてもよい。
昇圧トランスT1の2次コイルにはアクティブ電極13及びパッシブ電極14が接続されている。アクティブ電極13は、本発明に係る送電側第1電極であり、パッシブ電極14は、本発明に係る送電側第2電極である。アクティブ電極13及びパッシブ電極14には、昇圧トランスT1により昇圧された交流電圧が印加される。
昇圧トランスT1の2次コイルにはキャパシタC1が並列に接続されていて、キャパシタC1は、昇圧トランスT1の2次コイルと並列共振回路15を形成している。また、キャパシタC1は、昇圧トランスT1の2次コイルの漏れインダクタンスLleak(又は実部品のインダクタ)と共に直列共振回路16を形成している。キャパシタC1は、実部品であってもよいし、2次コイルに生じる寄生容量であってもよい。
受電装置201はアクティブ電極23及びパッシブ電極24を備えている。アクティブ電極23は、本発明に係る第1外部電極及び受電側第1電極であり、パッシブ電極24は、本発明に係る第2外部電極及び受電側第2電極である。アクティブ電極23及びパッシブ電極24それぞれは、アクティブ電極13及びパッシブ電極14それぞれと略同面積を有し、受電装置201を送電装置101に載置した場合に、送電装置101のアクティブ電極13及びパッシブ電極14と間隙を介して対向する。なお、パッシブ電極14,24は直接接触していてもよい。アクティブ電極13及びパッシブ電極14間に電圧が印加されることで、対向配置となったアクティブ電極13,23に電界が生じ、この電界を介して送電装置101から受電装置201へ電力が伝送される。
受電装置201のアクティブ電極23及びパッシブ電極24には、降圧トランスT2の1次コイルが接続されている。この1次コイルにはキャパシタC2が並列接続されている。キャパシタC2は、降圧トランスT2の2次コイルの励磁インダクタンスと並列共振回路25を形成している。
送電装置101の直列共振回路16と、並列共振回路25とは、ほぼ共振周波数が同じとなるように設定されている。そして、送電装置101に受電装置201を載置すると、それぞれの共振回路16,25は結合共振(複合共振)する。直列共振回路16と並列共振回路25との共振周波数を同じにすることで、効率よく電力伝送が行える。そして、後に詳述するが、送電装置101から受電装置201への電力伝送における駆動周波数は、直列共振回路16及び並列共振回路25の共振周波数近傍に定められる。
降圧トランスT2の2次コイルには、ダイオードD1,D2,D3,D4から構成されたダイオードブリッジが接続されている。ダイオードブリッジの一方の出力は、平滑キャパシタC3及びDC−DCコンバータ20を介して出力端子OUT1に接続されている。ダイオードブリッジの他方の出力は、出力端子OUT2に接続されている。出力端子OUT1,OUT2には、二次電池、充電回路及びその他の負荷回路である負荷回路RLが接続されている。ダイオードブリッジ及び平滑キャパシタC3は、本発明に係る整流平滑回路に相当し、降圧トランスT2で降圧された交流電圧を整流及び平滑する。整流及び平滑された直流電圧は、DC−DCコンバータ20で安定化された所定電圧に変換される。
以上のように構成されるワイヤレス電力伝送システム1において、送電装置101のコントローラ12は、送電装置101に受電装置201が適切な位置に載置されているか否かを検出する。適切な位置とは、送電装置101のアクティブ電極13及びパッシブ電極14と、受電装置201のアクティブ電極23及びパッシブ電極24とが対向した状態で、送電装置101から受電装置201への電力伝送が安全に行える給電可能範囲内の位置をいう。例えば、送電装置101のアクティブ電極13と、受電装置201のパッシブ電極24とが対向した状態では、コントローラ12は、受電装置201が適切な位置(給電可能範囲内)に載置されていないと判定する。
また、コントローラ12は、送電装置101に正規の受電装置201が載置されているか否か、又は、送電装置101に金属片等の異物が載置されていないか等の判定も行う。受電装置201が正規なものでない場合とは、例えば、受電装置201側の並列共振回路25が、送電装置101の直列共振回路16の共振周波数と同じとなるよう定数設定されていない場合、受電装置201のアクティブ電極23及びパッシブ電極24の材質又は形状等が規定されたものと異なる場合などである。
コントローラ12は、正規の受電装置201が適切な位置(給電可能範囲)に載置されていると判定した場合には、受電装置201への電力伝送のための駆動周波数の設定を行う。この駆動周波数は、結合共振(複合共振)した共振回路16,25の共振周波数である。以下、コントローラ12が行う具体的な動作について説明する。
まず、送電装置101に対する受電装置201の載置位置関係について説明する。
図2は、送電装置101に対する受電装置201の載置位置関係を説明するための図である。受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されているか否かにより、電力伝送を行うか否かが判別される。図2(A)及び図2(B)は、受電装置201が送電装置101の給電可能範囲内に載置されている状態を示す。図2(A)では、アクティブ電極23及びパッシブ電極24が、アクティブ電極13及びパッシブ電極14に対し完全に一致する状態で受電装置201が送電装置101に載置されている。以下、この状態となる受電装置201の位置を、正位置という。図2(B)では、アクティブ電極23及びパッシブ電極24が、アクティブ電極13及びパッシブ電極14の少なくとも一部と対向する状態で受電装置201が送電装置101に載置されている。
図2(C)は、受電装置201が送電装置101の給電可能範囲外に載置されている状態を示す。電界結合方式によるワイヤレス電力伝送システム1では、パッシブ電極14,24はアクティブ電極13,23より大きい形状とし、パッシブ電極14,24と比較してアクティブ電極13,23が高電圧となるようにしている。このため、図2(C)のように受電装置201が位置ずれして載置された場合、アクティブ電極13及びパッシブ電極14が、受電装置201のパッシブ電極24で覆われ、パッシブ電極24を介して、アクティブ電極13及びパッシブ電極14間に不要な(電力伝送に寄与しない)容量が形成される。
次に、受電装置201の載置位置の検出方法、正規の受電装置201が載置されたか否かの検出方法、及び、受電装置201に受電装置201以外のものが載置されているか否かの検出方法について説明する。
図3は、送電装置101における入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。この入力インピーダンスは、DC−ACインバータ回路10からアクティブ電極13及びパッシブ電極14側を視たインピーダンスである。なお、実際の周波数特性は複雑に表されるが、説明の都合上、図3では、簡易的に示している。
図3上部の破線で示す波形は、送電装置101に受電装置201を載置していない場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す。この波形では、送電装置101の並列共振回路15の共振周波数f0と、直列共振回路16の共振周波数f1とのそれぞれにピーク(極大値及び極小値)が現れる。
図3上部の実線で示す波形は、正規の受電装置201を送電装置101の正位置に載置した場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す。この波形では、周波数f1近傍(図中破線丸印内)において、送電装置101の直列共振回路16と、受電装置201の並列共振回路25とが結合して、複合共振による周波数ピークが複数現れる。
図3中部で示す波形は、正規の受電装置201を送電装置101の給電可能範囲外に載置した場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す。送電装置101の給電可能範囲外に受電装置201を載置した場合、図2(C)で説明したように、送電装置101のアクティブ電極13と、受電装置201のパッシブ電極24とが対向する場合がある。そうすると、図1に示す送電装置101側の直列共振回路16において、キャパシタC1にアクティブ電極13及びパッシブ電極24による容量が並列接続される構成となり、キャパシタンスが変動する。すなわち、共振周波数が変動し、その結果、図3中部の波形で示すように、複合共振による周波数ピークは変化する。
図3下部に示す波形は、送電装置101に金属片を載置した場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す。この例では、金属片は、アクティブ電極13及びパッシブ電極14の両方に対向しているものとする。この場合、送電装置101のアクティブ電極13及びパッシブ電極14の間に金属片を介して容量が形成される。したがって、図1に示す送電装置101側の直列共振回路16において、キャパシタC1にアクティブ電極13及びパッシブ電極24による容量が並列接続される構成となり、キャパシタンスが増大する。すなわち、共振周波数が低くなり、その結果、図3下部に示すように、入力インピーダンスの周波数特性は、図3上部の破線で示す波形が低周波側にシフトした波形となる。
以上より、コントローラ12は、入力インピーダンスの周波数特性から、受電装置201が送電装置101の給電可能範囲内又は給電可能範囲外に載置されているか、あるいは、送電装置101に金属片などの異物が載置されているか否かを判定できる。
図4は、入力電圧DCVの周波数特性の波形を示す図である。
コントローラ12は、第1の周波数(図中領域A)及び第2の周波数(図中領域B)で、検出した入力電圧DCVが所定範囲内であるか否かを判定し、両方の条件を満たす場合に、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていると判定する。
第1の周波数及び第2の周波数は、複合共振の共振周波数により定められる。この例では、送電装置101の直列共振回路16、及び受電装置201の並列共振回路25は、複合共振の共振周波数が600kHz(±50kHz)となるように定数設定されている。この場合、第1の周波数範囲は600kHz(±50kHz)、第2の周波数範囲は、第1の周波数範囲の1/2の300kHz(±25kHz)である。第1の周波数では、入力電圧DCVは約250mV〜450mVの範囲内で極大値をとる。第2の周波数では、何れの周波数範囲においても範囲内の少なくとも一部の入力電圧DCVは約100mVの以下の値をとる。
図4の波形(1)及び波形(2)は、正規の受電装置201が、送電装置101の給電可能範囲に載置されている場合の周波数特性である。波形(1)及び波形(2)の場合、第1の周波数(領域A)では、入力電圧DCVは250mV〜450mVの範囲内で極大値をとり、第2の周波数(領域B)では、入力電圧DCVは100mV以下である。すなわち、第1の周波数(領域A)及び第2の周波数(領域B)の何れにおいても条件を満たすため、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始すると判定する。
図4の波形(3)及び波形(4)は、受電装置201が送電装置101の給電可能範囲外に載置されている場合、又は給電対象が正規の受電装置201でない場合の周波数特性である。波形(3)及び波形(4)の場合、第2の周波数(領域B)では、条件を満たしているが、第1の周波数(領域A)では、条件を満たしていない。したがって、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始しないと判定する。
図4の波形(5)は、送電装置101に受電装置201を載置していない場合の周波数特性である。この波形(5)の場合、第1の周波数(領域A)、及び第2の周波数(領域B)では条件を満たしていない。したがって、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始しないと判定する。
また、第1の周波数及び第2の周波数の間の周波数である第3の周波数(図中領域C)をさらに設定し、第1の周波数及び第2の周波数の判定条件に加え、第3の周波数で、範囲内の少なくとも一部の検出した入力電圧DCVが閾値100mV以下であるか否かを判定して、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されているか否かを判定するようにしてもよい。第3の周波数は、第1の周波数、及び第2の周波数の間であって、入力電圧DCVが極小値をとる周波数である。この例では、第3の周波数は約400kHz(±25kHz)である。さらに、第3の周波数では、入力電圧DCVは約100mVの以下で極小値をとる。
図4の波形(1)及び波形(2)の場合、第1の周波数(領域A)では、入力電圧DCVは250mV〜450mVの範囲内で極大値をとり、第2の周波数(領域B)、及び第3の周波数(領域C)では、入力電圧DCVは100mV以下である。すなわち、第1の周波数(領域A)、第2の周波数(領域B)及び第3の周波数(領域C)の何れにおいても条件を満たすため、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始すると判定する。
図4の波形(3)及び波形(4)の場合、第2の周波数(領域B)では、条件を満たしているが、第1の周波数(領域A)、及び第3の周波数(領域C)では、条件を満たしていない。したがって、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始しないと判定する。
図4の波形(5)の場合、第3の周波数(領域C)では条件を満たしているが、第1の周波数(領域A)、及び第2の周波数(領域B)では条件を満たしていない。したがって、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始しないと判定する。
さらに、第1の周波数より高域側の第4の周波数(領域D)を設定し、第1の周波数及び第2の周波数の判定条件に加え、第4の周波数で、範囲内の少なくとも一部の検出した入力電圧DCVが所定範囲内であるか否かを判定し、すべての条件を満たす場合に、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていると判定するようにしてもよい。第4の周波数は、第1の周波数より高域側であって、正規の受電装置201を送電装置101の正位置に載置した場合に、入力電圧DCVが略0mV近傍となる周波数である。送電装置101に給電対象物が搭載されていない場合、又は、金属片等の異物が搭載されている場合は、第4の周波数(領域D)での入力電圧DCVが一定値以上となることがあり、そのような場合に、さらに精度よく判別が行える。
なお、第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数及び第4の周波数それぞれで、検出した入力電圧DCVが所定範囲内であるか否かを判定し、すべての条件を満たす場合に、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていると判定するようにしてもよい。
図5は、送電装置101に金属片を置いた場合の入力電圧DCVの周波数特性の波形を示す図である。図5に示す何れの波形も、第1の周波数(領域A)、第2の周波数(領域B)、及び第3の周波数(領域C)の何れの条件も満たしていない。したがって、何れの場合も、コントローラ12は、送電装置101から受電装置201への電力伝送を開始しないと判定する。
以上のように、コントローラ12は、第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数及び第4の周波数それぞれの入力電圧DCVから、電力伝送の開始の有無を判定できる。次に、このコントローラ12が実行する処理について詳述する。
図6は、コントローラ12が実行する処理のフローチャートである。
コントローラ12は、バイパススイッチ17をオフにして、DC−ACインバータ回路10へ定電流を供給するように設定する(S11)。コントローラ12は、第2の周波数(図4の領域B)で、入力電圧DCVを検出し、その入力電圧DCVが閾値(100mV)以下であるか否かを判定する(S12)。詳しくは、コントローラ12は、300kHzを中心とした±25kHzの帯域内で、入力電圧DCVを検出する。そして、その入力電圧DCVが閾値(100mV)以下であるか否かを判定する。
入力電圧DCVが閾値(100mV)以下でない場合(S12:NO)、コントローラ12は、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていない、送電装置101の給電可能範囲に受電装置201が載置されていない、又は、送電装置101に金属片などの異物が載置されていると判定し、S12の処理を再度実行する。再度S12を実行する際、例えば、別の給電対象が載置されるまで所定時間待機してもよいし、外部(使用者)にエラーを通知してもよい。
入力電圧DCVが閾値(100mV)以下の場合(S12:YES)、コントローラ12は、第3の周波数(図4の領域C)で、入力電圧DCVを検出し、その入力電圧DCVが閾値(100mV)以下であるか否かを判定する(S13)。詳しくはS12と同様に、コントローラ12は、400kHzを中心とした±25kHzの帯域内で、入力電圧DCVを検出する。そして、その入力電圧DCVが閾値(100mV)以下であるか否かを判定する。
入力電圧DCVが閾値(100mV)以下でない場合(S13:NO)、コントローラ12は、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていない、送電装置101の給電可能範囲に受電装置201が載置されていない、又は、送電装置101に金属片などの異物が載置されていると判定し、S12の処理へ戻る。
入力電圧DCVが閾値(100mV)以下の場合(S13:YES)、コントローラ12は、第4の周波数(図4の領域D)で、入力電圧DCVを検出し、その入力電圧DCVが閾値(50mV)以下であるか否かを判定する(S14)。詳しくはS12,S13と同様に、コントローラ12は、850kHzを中心とした±25kHzの帯域内で、入力電圧DCVを検出する。そして、その入力電圧DCVが閾値(50mV)以下であるか否かを判定する。
入力電圧DCVが閾値(50mV)以下でない場合(S14:NO)、コントローラ12は、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていない、送電装置101の給電可能範囲に受電装置201が載置されていない、又は、送電装置101に金属片などの異物が載置されていると判定し、S12の処理へ戻る。
入力電圧DCVが閾値(50mV)以下の場合(S14:YES)、コントローラ12は、スイープ(掃引)すべき周波数範囲を第1の周波数(図4の領域A)に設定し、その周波数でDC−ACインバータ回路10を駆動することで、アクティブ電極13及びパッシブ電極14に印加する交流電圧の周波数を掃引する(S15)。
コントローラ12は、入力電圧DCVの極大値が第1の周波数にあるか否かを判定する(S16)。極大値がない場合(S16:NO)、コントローラ12は、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていない、送電装置101の給電可能範囲に受電装置201が載置されていない、又は、送電装置101に金属片などの異物が載置されていると判定し、S12の処理へ戻る。
極大値がある場合(S16:YES)、コントローラ12は、その極大値が所定範囲内(250mV〜450mV)であるか否かを判定する(S17)。所定範囲内でない場合(S17:NO)、コントローラ12は、正規の受電装置201が送電装置101の給電可能範囲に載置されていない、送電装置101の給電可能範囲に受電装置201が載置されていない、又は、送電装置101に金属片などの異物が載置されていると判定し、S12の処理へ戻る。所定範囲内である場合(S17:YES)、コントローラ12は、検出した極大値を、電力伝送を行うための駆動周波数に決定する(S18)。そして、コントローラ12は、決定した駆動周波数で電力伝送を行う(S19)。
なお、図6に示す処理は、コントローラ12が実行する処理の一例であり、コントローラ12が実行する処理は、図6に限定されるものでない。
また、各実施例では直接的に電圧を検出しているが、これは、実質的には送電装置101内において、送電装置101のアクティブ電極13とパッシブ電極14側を視た入力インピーダンスの変化を検出している。つまり、受電装置201又は金属片などの異物等の送電装置101外の外的要因により生じる、送電装置101のアクティブ電極13及びパッシブ電極14側を視た入力インピーダンスの周波数特性の変化を電圧の変化として検出し、電力伝送判定を行っている。例えば、電流の周波数特性を検出することによって電力伝送判定を行ってもよい。また、電圧又は電流の検出位置も、DC−ACインバータ回路10の前後、昇圧トランスT1の前後に限らず、直接的又は間接的に送電装置201のアクティブ電極23及びパッシブ電極24側を視た入力インピーダンスの周波数特性を読取れる位置であれば、何れの箇所で検出してもよい。
さらに、各実施例では電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムについて述べたが、電界結合方式に限定されるものでない。例えば磁界結合方式のワイヤレス電力伝送システムであってもよい。この場合、送電装置及び受電装置それぞれに共振回路を設け、同様に受電装置又は金属片などの異物等の送電装置外の外的要因により生じる入力インピーダンスの周波数特性の変化を電圧の変化として検出し、電力伝送判定を行う。
1…ワイヤレス電力伝送システム
10…DC−ACインバータ回路
11…ドライバ(周波数調整回路)
12…コントローラ(検出回路、第1判定手段、第2判定手段、第3判定手段、第4判定手段、電力判定手段)
13…アクティブ電極
14…パッシブ電極
15…並列共振回路
16…直列共振回路(送電側共振回路)
17…バイパススイッチ
20…DC−DCコンバータ
23…アクティブ電極
24…パッシブ電極
25…並列共振回路(外部共振回路、受電側共振回路)
101…送電装置
201…受電装置(外部装置)
C1…キャパシタ
C2…キャパシタ
C3…平滑キャパシタ
D1,D2,D3,D4…ダイオード
Q1,Q2,Q3,Q4…スイッチ素子
R1…抵抗
R2,R3…分圧抵抗(検出回路)
RL…負荷回路
T1…昇圧トランス
T2…降圧トランス

Claims (12)

  1. 外部共振回路が接続された外部電力伝送作用部を備える外部装置に、ワイヤレスに電力伝送する送電装置において、
    前記外部電力伝送作用部へ電力を伝送する送電側電力伝送作用部と、
    前記送電側電力伝送作用部に接続された送電側共振回路と、
    前記送電側共振回路を介して前記送電側電力伝送作用部に交流電圧を印加する交流発生回路と、
    前記交流電圧の周波数を変化させる周波数調整回路と、
    前記交流電圧の周波数毎に、前記送電側電力伝送作用部側の入力インピーダンスを検出する検出回路と、
    前記外部共振回路、及び前記送電側共振回路の共振周波数により決定される第1の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より低域側の第2の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段の判定結果が真、かつ、前記第2判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する電力伝送判定手段と、
    を備える、送電装置。
  2. 前記外部電力伝送作用部は第1外部電極、及び、第2外部電極であり、
    前記送電側電力伝送作用部は、前記第1外部電極と対向し容量結合する送電側第1電極、及び、前記第2外部電極と対向し容量結合する又は直接導通する送電側第2電極であり、
    前記交流発生回路は、前記送電側第1電極及び前記送電側第2電極に前記交流電圧を印加する、
    請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記交流発生回路は、直流電圧から交流電圧に変換する直流交流変換回路を含み、
    前記検出回路は、前記直流交流変換回路の入力側から前記外部電力伝送作用部側を視た入力インピーダンスを検出する、
    請求項1または2に記載の送電装置。
  4. 前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲の間の第3の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第3判定手段
    を備え、
    前記電力伝送判定手段は、
    前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、かつ、前記第3判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する、
    請求項1から3の何れかに記載の送電装置。
  5. 前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より高域側の第4の周波数範囲に含まれる、前記検出回路により検出された入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第4判定手段
    を備え、
    前記電力伝送判定手段は、
    前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、かつ、前記第4判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する、
    請求項1から3の何れかに記載の送電装置。
  6. 前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲の間の第3の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第3判定手段、及び、前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より高域側の第4の周波数範囲に含まれる、前記検出回路により検出された入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第4判定手段
    を備え、
    前記電力伝送判定手段は、
    前記第1判定手段の判定結果が真、前記第2判定手段の判定結果が真、前記第3判定手段の判定結果が真、かつ、前記第4判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する、
    請求項1から3のいずれかに記載の送電装置。
  7. 前記第2の周波数範囲は、前記第1の周波数範囲の1/2倍である、請求項1から6の何れかに記載の送電装置。
  8. 前記第2判定手段は、前記第2の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定する、
    請求項1から7の何れかに記載の送電装置。
  9. 前記第3判定手段は、前記第3の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定する、
    請求項4又は6に記載の送電装置。
  10. 前記第4判定手段は、前記第4の周波数範囲において、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが特定の閾値以下であるか否かを判定する、
    請求項5又は6に記載の送電装置。
  11. 送電側電力伝送作用部と、前記送電側電力伝送作用部に接続された送電側共振回路と、前記送電側共振回路を介して前記送電側電力伝送作用部に交流電圧を印加する交流発生回路とを有する送電装置と、
    前記送電側電力伝送作用部から電力が伝送される受電側電力伝送作用部と、前記受電側電力伝送作用部に接続された受電側共振回路と有し、前記送電装置から伝送された電力を負荷へ供給する受電装置と、
    を備え、
    前記送電装置は、
    前記交流電圧の周波数を変化させる周波数調整回路と、
    前記交流電圧の周波数毎に、前記送電側電力伝送作用部側の入力インピーダンスを検出する検出回路と、
    前記受電側共振回路、及び前記送電側共振回路の共振周波数により決定される第1の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より低域側の第2の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段の判定結果が真、かつ、前記第2判定手段の判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する電力伝送判定手段と、
    を有する、ワイヤレス電力伝送システム。
  12. 外部共振回路を備える外部装置の外部電力伝送作用部へ電力を伝送する送電側電力伝送作用部と、
    前記送電側電力伝送作用部に接続された送電側共振回路と、
    前記送電側共振回路を介して前記送電側電力伝送作用部に交流電圧を印加する交流発生回路と、
    を備える送電装置で実行する電力伝送判別方法において、
    前記交流電圧の周波数を変化させる周波数調整ステップと、
    前記交流電圧の周波数毎に、前記送電側電力伝送作用部側の入力インピーダンスを検出する検出ステップと、
    前記外部共振回路、及び前記送電側共振回路の共振周波数により決定される第1の周波数範囲で、前記検出ステップが検出した入力インピーダンスが、所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第1の周波数範囲により決定され、前記第1の周波数範囲より低域側の第2の周波数範囲で、前記検出回路が検出した入力インピーダンスが所定のインピーダンス範囲内に含まれるか否かを判定する第2判定ステップと、
    前記第1判定ステップの判定結果が真、かつ、前記第2判定ステップの判定結果が真である場合に、電力伝送を行うべき状態と判定する電力伝送判定ステップと、
    を備える、電力伝送判別方法。
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