JPWO2015008373A1 - 情報処理装置、検査範囲の計算方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、検査範囲の計算方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

教示作業を効率化すること。対象物と、対象物に作用して外部から検出可能な変化(CH)を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で作用要素による変化(CH)を検出可能な検出部と、を含む現実装置(10)の3次元情報を記憶する記憶部(21)と、3次元情報に基づいて現実装置(10)を仮想空間内に再現した仮想装置(23)を生成し、仮想装置(23)を利用して作用要素に起因する変化(CH)をシミュレートし、設定した条件を満たす変化(CH)が検出された対象物の範囲(A3)を計算する計算部(22)とを有する、情報処理装置(20)が提供される。

Description

本発明は、情報処理装置、検査範囲の計算方法、及びプログラムに関する。
ものづくりの現場では、組み立て装置や検査装置などの様々な装置が使用される。こうした装置を稼働させる際、稼働させる装置に動作に使用される情報を登録する作業が行われる。装置に稼働用の情報を登録する作業は教示作業と呼ばれる。教示作業は、装置から検出される情報をもとに、人間の高度な認識力や判断力に基づいて手作業で行われることが多い。そのため、教示作業には時間がかかる。また、作業の熟練度が教示作業の精度に影響を与える。さらに、装置から検出される情報をもとに装置の稼働に有用な情報を認識する処理は複雑であり、コンピュータにより教示作業を自動化することは容易でない。
教示作業を補助する技術に関し、次のような教示装置が提案されている。この教示装置は、パソコン本体、表示装置、マウスを有する。この教示装置は、複数の検査点を順に通るように移動しながらワークを撮影するカメラの画像に基づいてワークを検査する視覚検査装置に検査点の位置を教示する装置である。パソコン本体は、3次元CAD(Computer Aided Design)機能を用いて、仮想的にカメラでワークを撮影した検査画像を表示装置に表示する。オペレータは、表示装置に適当な検査画像が表示されるようにパソコン本体を操作し、適当な検査画像を指定する。パソコン本体は、オペレータが指定した検査画像に対応する検査点を計算し、検査順序の決定などの処理を実行する。
特開2005−52926号公報
上記の教示装置を適用することで、3次元CADに基づく仮想空間内の検査画像を見ながらオペレータが現実の視覚検査装置を稼働させずに教示作業を行うことができる。そのため、複数の検査点を通るようにカメラを移動させる際に、カメラを移動させるロボットとワークとが干渉しない移動経路を事前に検証し、好適な移動経路を選択するような用途で有用である。しかし、ワークの検査に好適な検査点の登録は、仮想空間内の検査画像を見ながらオペレータが行う。このような作業こそが人間の高度な認識力や判断力に基づく時間のかかる作業である。教示作業のうち、人間の判断に関わる工程を自動化することができれば、教示作業及び教示後の装置運用などが効率化される。
そこで、1つの側面によれば、本発明の目的は、教示作業を効率化することが可能な、情報処理装置、検査範囲の計算方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の1つの側面によれば、対象物と、対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で作用要素による変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶する記憶部と、3次元情報に基づいて現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、仮想装置を利用して作用要素に起因する変化をシミュレートし、設定した条件を満たす変化が検出された対象物の範囲を計算する計算部と、を有する、情報処理装置が提供される。
本開示の他の1つの側面によれば、対象物と、対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で作用要素による変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶するメモリを有するコンピュータが、3次元情報に基づいて現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、仮想装置を利用して作用要素に起因する変化をシミュレートし、設定した条件を満たす変化が検出された対象物の範囲を計算する、検査範囲の計算方法が提供される。
本開示の他の1つの側面によれば、対象物と、対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で作用要素による変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶するメモリを有するコンピュータに、3次元情報に基づいて現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、仮想装置を利用して作用要素に起因する変化をシミュレートし、設定した条件を満たす変化が検出された対象物の範囲を計算する処理を実行させるプログラムが提供される。
なお、本開示の他の1つの側面によれば、当該プログラムが記録された、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供されうる。
以上説明したように本発明によれば、教示作業を効率化することが可能になる。
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1実施形態に係るシステムの一例を示した図である。 第2実施形態に係るシステムの一例を示した図である。 第2実施形態に係る現実装置の一例を示した図である。 第2実施形態に係る現実装置の機構について説明するための図である。 第2実施形態に係る制御装置のハードウェアについて説明するための図である。 第2実施形態に係る制御装置の機能について説明するためのブロック図である。 第2実施形態に係る情報処理装置の機能について説明するためのブロック図である。 第2実施形態に係る現実装置側の処理フローについて説明するための第1のフロー図である。 第2実施形態に係る現実装置側の処理フローについて説明するための第2のフロー図である。 第2実施形態に係る仮想装置側の処理フローについて説明するための第1のフロー図である。 第2実施形態に係る仮想装置側の処理フローについて説明するための第2のフロー図である。 第2実施形態に係る現実装置で撮像される撮像画像について説明するための図である。 第2実施形態に係る仮想装置で撮像される撮像画像について説明するための図である。 第2実施形態に係る二次データの計算方法(エリア計算)について説明するための図である。 第2実施形態に係る二次データの計算方法(分解能計算)について説明するための図である。 第2実施形態に係る二次データの計算方法(二次データ生成)について説明するための図である。 第2実施形態に係る二次データを光量レベルの調整に利用する方法について説明するための図である。 第2実施形態に係る二次データの計算方法(除外エリアを考慮したエリア計算)について説明するための第1の図である。 第2実施形態に係る二次データの計算方法(除外エリアを考慮したエリア計算)について説明するための第2の図である。 第2実施形態に係る二次データの部品化について説明するための図である。 第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第1の図である。 第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第2の図である。 第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第3の図である。 第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第4の図である。 第2実施形態の一変形例(変形例#1)に係る二次データの計算方法について説明するための第1の図である。 第2実施形態の一変形例(変形例#1)に係る二次データの計算方法について説明するための第2の図である。 第2実施形態の一変形例(変形例#2)に係るシステムの一例を示した図である。 第2実施形態の一変形例(変形例#2)に係る二次データの計算方法について説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
<1.第1実施形態>
図1を参照しながら、第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るシステムの一例を示した図である。
第1実施形態に係るシステムは、現実装置10、及び情報処理装置20を含む。
現実装置10は、対象物と、対象物に作用して外部から検出可能な変化CHを与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で作用要素による変化CHを検出可能な検出部とを含む。
情報処理装置20は、記憶部21、及び計算部22を有する。
なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置(非図示)、及び、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置(非図示)を有していてもよい。
計算部22は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサであってもよい。計算部22は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサ以外の電子回路であってもよい。計算部22は、例えば、記憶部21又は他のメモリに記憶されたプログラムを実行する。
記憶部21は、現実装置10の3次元情報を記憶する。例えば、記憶部21は、上記対象物、当該対象物を設置する設置機構、上記検出部、及び上記発生源の位置・姿勢・形状などを示す3次元CADデータを3次元情報として記憶する。計算部22は、3次元情報に基づいて現実装置10を仮想空間内に再現した仮想装置23を生成する。
例えば、計算部22は、現実装置10に含まれる上記対象物を仮想空間内に再現した対象物OBJを生成する。また、計算部22は、現実装置10に含まれる上記検出部を仮想空間内に再現した検出部24を生成する。さらに、計算部22は、現実装置10に含まれる上記発生源を仮想空間内に再現した発生源25を生成する。その他、計算部22は、仮想空間内に上記設置機構なども生成する。
このように、計算部22は、3次元CADデータなどの3次元情報を利用することで仮想空間内に現実装置10を再現する。
上記のように、3次元情報を利用して現実装置10を再現しているため、計算部22は、現実装置10の動作と同じ動作を仮想装置23で再現することができる。例えば、計算部22は、現実装置10の動作を制御する制御信号を受信し、現実装置10と同じ動作を仮想装置23に行わせることなどが可能である。
また、計算部22は、仮想装置23を利用して作用要素に起因する変化CHをシミュレートする。例えば、作用要素が光である場合、計算部22は、仮想装置23の環境における光学シミュレーションを実行する。この場合、検出部24及び発生源25は、それぞれカメラ及び光源をシミュレートしたものとなる。
作用要素が熱である場合、計算部22は、温度シミュレーションを実行する。この場合、検出部24及び発生源25は、それぞれ温度センサ及び熱源をシミュレートしたものとなる。
また、作用要素が音である場合、計算部22は、音響シミュレーションを実行する。この場合、検出部24及び発生源25は、それぞれマイク及び音源をシミュレートしたものとなる。
作用要素が電磁波である場合、計算部22は、電磁場シミュレーションを実行する。この場合、検出部24及び発生源25は、それぞれ電磁場センサ及び電磁場発生源をシミュレートしたものとなる。
作用要素が圧力である場合、計算部22は、有限要素法解析などを用いてシミュレーションを実行する。この場合、検出部24及び発生源25は、それぞれ歪みゲージ及び圧力源をシミュレートしたものとなる。
また、計算部22は、設定した条件を満たす変化CHが検出された対象物の範囲(計算結果A3に対応)を計算する。作用要素が光である場合を例に説明する。この場合、計算部22は、発生源25により照明された対象物OBJの撮像画像Pvを検出部24にて撮像する処理をシミュレートする。撮像画像Pvは、発生源25による照明の影響を受けた対象物OBJを含む。対象物OBJの表面で反射する光の強度分布は、対象物OBJの位置・姿勢・形状、及び照明の強さなどに応じて変化する。
例えば、計算部22は、対象物OBJの形状に関して設定した条件を満たす対象物OBJの範囲(第1範囲A1)を検出する。例えば、対象物OBJの形状及び設置条件などに起因して反射光の強度分布を考慮しない方がよい範囲が存在する場合、その範囲を除外するような条件が設定される。この条件は対象物OBJの形状に関するものであるから、計算部22は、3次元CADデータなどの3次元情報を利用することで第1範囲A1を計算することができる。
さらに、計算部22は、設定した閾値よりも反射光の強度が大きい対象物OBJの範囲を検出する。この場合、変化CHは、設定した閾値よりも反射光の強度が大きくなることである。例えば、計算部22は、撮像画像Pvにおける明度の分布を計算し、その計算結果から変化CHが生じた対象物OBJの範囲(第2範囲A2)を計算することができる。そして、計算部22は、計算した第1範囲A1及び第2範囲A2の重複範囲を計算結果A3として出力する。この場合、計算結果A3は、対象物OBJの形状に関する条件と、反射光の強度分布に関する条件とを満たす対象物OBJの範囲である。
上記の計算結果A3を現実装置10にフィードバックすることで、現実装置10における教示作業や、現実装置10の運用を効率化することができる。
例えば、上記の計算結果A3に注目して発生源25が発生させる光の光量レベルを調整することで、調整作業が効率化される。また、計算結果A3を参照しながら対象物OBJの移動や姿勢制御を行うことで、オペレータの熟練度によらず対象物OBJの全面を照明するようなオペレーションを効率的に行うことが可能になる。作用要素が光の場合を例に説明したが、他の作用要素の場合についても同様である。
以上、第1実施形態について説明した。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
[2−1.システム]
まず、図2を参照しながら、第2実施形態に係るシステムについて説明する。図2は、第2実施形態に係るシステムの一例を示した図である。
図2に示すように、第2実施形態に係るシステムは、現実装置100、制御装置200、情報処理装置300、及び表示装置250、350を含む。
現実装置100は、撮像部101、設置台102、照明103、及びロボット104を有する。なお、撮像部101、設置台102、照明103、及びロボット104の動作は、制御装置200により制御される。
撮像部101は、ロボット104に設置されたワークWKを含む範囲を撮像する撮像デバイスである。撮像部101は、例えば、レンズなどの光学系、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子、及び、A/D変換やデジタル信号処理などを実行する画像処理プロセッサなどを含む。
設置台102は、照明103やロボット104を固定する台である。照明103は、設置台102上に設置され、ロボット104に設置されたワークWKを含む領域を照明する光源である。ロボット104は、ワークWKを把持し、ワークWKの位置を移動させたり、ワークWKの姿勢を変えたりする機構である。
現実装置100は、例えば、ワークWK表面の状態検査などに利用される。この場合、現実装置100は、メッシュパターンなどの照明パターンをワークWKの表面に映し込み、照明パターンが映り込んだワークWKを撮像する。このようにして撮像された撮像画像から、ワークWKに映り込んだ照明パターンの形状を分析することで、ワークWKの表面に付いたキズや凹みなどの欠陥を検出することができる。
但し、ワークWKが立体的な形状である場合、ワークWK表面の限られた範囲(検査視野)にしか照明パターンが映し込まれない場合がある。そのため、現実装置100は、ロボット104を利用してワークWKの位置や姿勢を変化させながら、照明パターンが映り込んだワークWKを撮像部101により撮像する。ワークWKの位置や姿勢を変化させながら撮像された複数の撮像画像を利用することで、ワークWK表面の広い範囲について照明パターンの形状を分析することができる。なお、撮像部101の位置や姿勢を変化させてもよいが、第2実施形態においては撮像部101を固定してワークWKの位置や姿勢を変化させる場合を例に説明を進める。
上記のように、現実装置100を利用すれば、複数の検査視野から撮像したワークWKの撮像画像を得ることができる。但し、検査視野の決定はオペレータが行う。ワークWKの位置や姿勢を変化させると変化前の検査視野がワークWK表面のどの範囲であったかをオペレータが正確に認識することは難しい。そこで、第2実施形態に係るシステムは、検査視野をオペレータが容易に認識できるようにする仕組みを提供する。この仕組みを適用することで、ワークWKの一部範囲について検査漏れが生じてしまうことや、検査漏れを避けようとして検査視野の重複が過剰になり検査時間が増大してしまうことを抑制することが可能になる。
上記のような現実装置100の動作は、制御装置200により制御される。制御装置200は、通信回線を介して情報処理装置300に接続されている。例えば、制御装置200は、ソケット通信を利用して現実装置100の制御情報などを情報処理装置300に送信する。また、制御装置200は、表示装置250に接続されている。
表示装置250は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ELD(Electro-Luminescence Display)などのディスプレイ装置である。制御装置200は、撮像部101による撮像画像を表示装置250に表示させる。オペレータは、表示装置250の撮像画像を見ながら操作を行う。
情報処理装置300は、現実装置100の3次元CADデータを保持し、3次元CADデータを利用して現実装置100を仮想空間内に再現した仮想装置を生成する。また、情報処理装置300は、現実装置100の制御情報などを受信し、受信した制御情報に基づいて仮想装置の動作をシミュレートする。情報処理装置300は、検査視野に対応するワークWK表面の範囲を計算する。そして、情報処理装置300は、計算した検査視野に対応するワークWK表面の範囲を示す情報を制御装置200に送信する。
情報処理装置300は、表示装置350に接続されている。表示装置350は、例えば、CRT、LCD、PDP、ELDなどのディスプレイ装置である。情報処理装置300は、仮想装置内で仮想的に撮像されたワークWKの撮像画像を表示装置350に表示させる。情報処理装置300は、検査視野に対応するワークWKの範囲を表示装置350に表示された撮像画像に重畳して表示させる。また、情報処理装置300は、検査視野に対応するワークWKの範囲を3次元CADデータに変換して保持する。検査視野に対応するワークWKの範囲を示す情報は、適宜、制御装置200に送信され、表示装置250に表示された撮像画像に重畳して表示される。
以上、第2実施形態に係るシステムについて説明した。なお、照明パターンの映り込みを利用した検査方法を例に挙げて説明したが他の検査方法についても第2実施形態に係るシステムを適用可能である。以下では、第2実施形態に係るシステムに含まれる装置のハードウェア、機能、及び処理フローについて説明する。
[2−2.ハードウェア]
図3〜図5を参照しながら、第2実施形態に係るシステムに含まれる装置のハードウェアについて説明する。
なお、図3は、第2実施形態に係る現実装置の一例を示した図である。図4は、第2実施形態に係る現実装置の機構について説明するための図である。図5は、第2実施形態に係る制御装置のハードウェアについて説明するための図である。
(現実装置)
図3及び図4を参照しながら、現実装置100のハードウェアについて説明する。
図3に示すように、現実装置100は、撮像部101、設置台102、照明103、X機構111、Y機構112、第1回転機構113、第2回転機構114、及び把持機構115を有する。X機構111、Y機構112、第1回転機構113、第2回転機構114、及び把持機構115は、設置機構の一例である。
X機構111は設置台102上に設置される。Y機構112はX機構111上に設置される。第1回転機構113はY機構112上に設置される。第2回転機構114は第1回転機構113上に設置される。第2回転機構114には把持機構115が設けられている。把持機構115にはワークWKが設置される。
図4に示すように、X機構111は、X方向に沿って矢印aが示すように移動する機構である。X機構111の移動に伴い、Y機構112、第1回転機構113、第2回転機構114、把持機構115、及びワークWKはX方向に移動する。Y機構112は、X方向と直交するY方向に沿って矢印bが示すように移動する機構である。Y機構112の移動に伴い、第1回転機構113、第2回転機構114、把持機構115、及びワークWKはY方向に移動する。
第1回転機構113は、X−Y面内で矢印cが示すように回転する。第1回転機構113の回転に伴い、第2回転機構114、把持機構115、及びワークWKはX−Y面内で回転する。第2回転機構114は、Z方向からX−Y面へ把持機構115を傾倒させる向きに回転する(矢印dが示すように回転する。)。第2回転機構114の回転に伴い、把持機構115及びワークWKはZ方向からX−Y面へ回転角度の分だけ傾倒する。
X機構111及びY機構112の動作によりワークWKの位置は移動する。また、第1回転機構113及び第2回転機構114の動作によりワークWKの姿勢は変化する。従って、X機構111、Y機構112、第1回転機構113、及び第2回転機構114の動作を制御することで検査視野を自由に調整することができる。
(制御装置、情報処理装置)
次に、図5を参照しながら、制御装置200のハードウェアについて説明する。
制御装置200が有する機能は、例えば、図5に示す情報処理装置のハードウェア資源を用いて実現することが可能である。つまり、制御装置200が有する機能は、コンピュータプログラムを用いて図5に示すハードウェアを制御することにより実現される。
図5に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM(Read Only Memory)904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910とを有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インタフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926とを有する。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータなどを格納する記憶装置の一例である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に変化する各種パラメータなどが一時的又は永続的に格納される。
これらの要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、タッチパッド、ボタン、スイッチ、レバーなどが用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラが用いられることもある。
出力部918は、例えば、CRT、LCD、PDP、ELDなどのディスプレイ装置に画像信号を出力するビデオ出力デバイスである。また、出力部918として、スピーカやヘッドホンなどのオーディオ出力装置、又はプリンタなどが用いられることもある。つまり、出力部918は、視覚的又は聴覚的な情報を出力することが可能な装置である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、HDDなどの磁気記憶デバイスが用いられる。また、記憶部920として、SSD(Solid State Drive)やRAMディスクなどの半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイスなどが用いられてもよい。
ドライブ922は、着脱可能な記録媒体であるリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどが用いられる。
接続ポート924は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子など、外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930としては、例えば、プリンタなどが用いられる。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスである。通信部926としては、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)用の通信回路、WUSB(Wireless USB)用の通信回路、光通信用の通信回路やルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用の通信回路やルータ、携帯電話ネットワーク用の通信回路などが用いられる。通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、LAN、放送網、衛星通信回線などを含む。
なお、後述する情報処理装置300の機能は、制御装置200と同様に図5に例示したハードウェアにより実現することができる。従って、情報処理装置300のハードウェアについては詳細な説明を省略する。
[2−3.制御装置の機能]
次に、図6を参照しながら、制御装置200の機能について説明する。図6は、第2実施形態に係る制御装置の機能について説明するためのブロック図である。
図6に示すように、制御装置200は、情報管理部201、ロボット制御部202、画像取得部203、光量調整部204、記憶部205、作業処理部206、及び表示制御部207を有する。
なお、情報管理部201、ロボット制御部202、画像取得部203、光量調整部204、作業処理部206、及び表示制御部207の機能は、上述したCPU902などを用いて実現できる。また、記憶部205の機能は、上述したRAM906や記憶部920などを用いて実現できる。
情報管理部201は、オペレータが入力した情報を取得する。情報管理部201が取得した情報は、ロボット制御部202、光量調整部204、作業処理部206に入力される。ロボット制御部202は、情報管理部201から入力された情報に応じて、ロボット104を制御するための第1制御情報を現実装置100に送信し、ロボット104の動作を制御する。また、ロボット制御部202は、現実装置100に送信した第1制御情報を情報管理部201に入力する。情報管理部201は、ロボット制御部202から入力された第1制御情報を情報処理装置300に送信する。
画像取得部203は、撮像部101が撮像した撮像画像を現実装置100から受信する。画像取得部203が受信した撮像画像は、記憶部205に格納される。光量調整部204は、情報管理部201から入力された情報に応じて、照明103を制御するための第2制御情報を現実装置100に送信し、照明103の光量レベルを制御する。また、光量調整部204は、現実装置100に送信した第2制御情報を情報管理部201に入力する。情報管理部201は、光量調整部204から入力された第2制御情報を情報処理装置300に送信する。なお、第1制御情報及び第2制御情報は記憶部205に格納される。
また、情報管理部201は、情報処理装置300が計算した検査視野に関する情報を受信する。情報管理部201が受信した検査視野に関する情報は、記憶部205に格納される。光量調整部204は、記憶部205に格納された検査視野に関する情報に基づいて照明103の光量レベルを調整する。光量調整部204により照明103の光量レベルが調整された後、作業処理部206は、オペレータにより指定された処理を実行する。例えば、作業処理部206は、光量調整部204による光量レベルの調整に用いた検査視野の範囲についてワークWKの表面に映り込んだ照明パターンを分析する。
表示制御部207は、記憶部205に格納された撮像画像を表示装置250に表示させる。また、記憶部205に検査視野に関する情報が格納されている場合、表示制御部207は、表示装置250に表示された撮像画像に重畳して検査視野に対応する範囲の情報を視認可能な表示形式で表示させる。例えば、表示制御部207は、過去に作業処理部206による作業が済んでいる検査視野に対応する範囲を撮像画像に重畳して表示させる。なお、後述するように、撮像画像の中で検査視野に対応する範囲を示す情報は、情報処理装置300により生成され、情報管理部201により受信される。
以上、制御装置200の機能について説明した。
[2−4.情報処理装置の機能]
次に、図7を参照しながら、情報処理装置300の機能について説明する。図7は、第2実施形態に係る情報処理装置の機能について説明するためのブロック図である。
図7に示すように、情報処理装置300は、記憶部301、仮想装置生成部302、仮想装置制御部303、シミュレータ304、二次データ生成部305、及び部品化部306を有する。
なお、仮想装置生成部302、仮想装置制御部303、シミュレータ304、二次データ生成部305、及び部品化部306の機能は、上述したCPU902などを用いて実現できる。記憶部301の機能は、上述したRAM906や記憶部920などを用いて実現できる。
記憶部301には、現実装置100の3次元CADデータが格納されている。仮想装置生成部302は、記憶部301に格納されている3次元CADデータを読み出し、読み出した3次元CADデータを利用して現実装置100を仮想空間内に再現した仮想装置310を生成する。仮想装置310は、撮像部311、照明312、X機構313、Y機構314、第1回転機構315、第2回転機構316、及び把持機構317を有する。また、現実装置100にワークWKが設置された場合、仮想装置生成部302は、ワークWKvを有する仮想装置310を生成する。なお、ワークWKの設置を示す情報は、制御装置200から取得する。
仮想装置生成部302により生成された仮想装置310の情報は、仮想装置制御部303に入力される。仮想装置制御部303は、仮想装置310の動作を制御する。例えば、仮想装置制御部303は、制御装置200から受信した第1制御情報及び第2制御情報を参照し、現実装置100の動作に連動して仮想装置310を動作させる。仮想装置制御部303により制御を受けて動作する仮想装置310の情報は、シミュレータ304に入力される。
シミュレータ304は、仮想装置310の環境下でシミュレーションを実行する。例えば、シミュレータ304は、照明312が発する光について光学シミュレーションを実行し、撮像部311により撮像される撮像画像を計算する。撮像画像の計算には、例えば、レイトレーシング法、ラジオシティ法、フォトンマッピング法、環境マッピング法などのレンダリング手法が用いられる。シミュレータ304により計算された撮像画像は、二次データ生成部305に入力される。二次データ生成部305は、シミュレータ304から入力された撮像画像を利用して、ワークWKv表面のうち照明が映り込んでいる範囲を計算する。さらに、二次データ生成部305は、検査視野から除外する範囲を計算し、計算した範囲を照明が映り込んでいる範囲から除外して二次データを生成する。
二次データ生成部305により生成された二次データは、制御装置200に送信される。この二次データを利用することで、例えば、検査視野に対応するワークWKv上の範囲に注目して光量レベルを調整することが可能になる。また、二次データ生成部305により生成された二次データは、部品化部306に入力される。二次データは、撮像画像に含まれるワークWKvの一部範囲を示す2次元画像に対応するデータである。部品化部306は、二次データを3次元CADデータに変換して部品データを生成する。部品化部306により生成された部品データは、記憶部301に格納される。
また、部品化部306は、記憶部301に格納した部品データを読み出し、読み出した部品データに対応する撮像画像上の範囲を計算する。そして、部品化部306は、計算した範囲を示す二次データを制御装置200に送信する。例えば、ワークWKvの姿勢が変化した場合、部品化部306は、変化前に生成した部品データを記憶部301から読み出し、読み出した部品データを変化後の仮想装置310で撮像された撮像画像の範囲に変換する。そして、部品化部306は、その範囲を示す二次データを制御装置200に送信する。この二次データを現実装置100の撮像画像に重畳表示させることで、姿勢変化前に検査した検査視野の範囲をオペレータが正確に認識できるようになる。
以上、情報処理装置300の機能について説明した。
[2−5.処理フロー]
次に、図8〜図11を参照しながら、第2実施形態に係るシステムで実行される処理のフローについて説明する。この説明の中で、適宜、図12〜図19を参照しながら、制御装置200及び情報処理装置300の機能について説明を補足する。
図8は、第2実施形態に係る現実装置側の処理フローについて説明するための第1のフロー図である。図9は、第2実施形態に係る現実装置側の処理フローについて説明するための第2のフロー図である。
図10は、第2実施形態に係る仮想装置側の処理フローについて説明するための第1のフロー図である。図11は、第2実施形態に係る仮想装置側の処理フローについて説明するための第2のフロー図である。
なお、以下の説明において、現実装置100及び制御装置200を現実装置側と表現する場合がある。また、情報処理装置300を仮想装置側と表現する場合がある。
(現実装置側の処理フロー)
図8及び図9を参照しながら、現実装置側の処理フローについて説明する。図8及び図9に示す処理は、主に現実装置100及び制御装置200により実行される。
(S101)現実装置100のロボット104にワークWKが設置される。ワークWKがロボット104に設置されたことを示す設置情報は、現実装置100が自動検知して制御装置200に送信してもよいし、オペレータがワークWKの設置後に制御装置200に入力してもよい。設置情報には、例えば、ロボット104にワークWKが設置されたこと、及びワークWKの種類を識別する識別情報などが含まれる。
(S102)制御装置200の情報管理部201は、現実装置100からワークWKの設置情報を情報処理装置300に送信する。このワークWKの設置情報を利用することにより、情報処理装置300においてワークWKvを設置した仮想装置310を生成することが可能になる。
(S103)現実装置100のロボット104が有する機構の位置や姿勢を制御するための情報が制御装置200に入力された場合、制御装置200のロボット制御部202は、入力された情報に応じてロボット104を制御する。例えば、オペレータからX機構111及びY機構112の位置、第1回転機構113及び第2回転機構114の回転角度が指定された場合、ロボット制御部202は、指定された位置及び回転角度に従ってロボット104の動作を制御する。なお、ロボット制御部202は、ロボット104の制御情報を記憶部205に格納する。
(S104)制御装置200の情報管理部201は、現実装置100のロボット104が有する各機構の位置や姿勢を示す第1制御情報を情報処理装置300に送信する。この第1制御情報を利用することにより、情報処理装置300において仮想装置310のX機構313、Y機構314、第1回転機構315、第2回転機構316を制御することが可能になる。
(S105)制御装置200の画像取得部203は、現実装置100の撮像部101が撮像した撮像画像を取得する。例えば、画像取得部203は、図12に示すような撮像画像を取得する。図12は、第2実施形態に係る現実装置で撮像される撮像画像について説明するための図である。図12に示すように、ワークWKの表面に照明が映り込んだ範囲は明るく映っている。また、撮像画像には、ワークWKだけでなくロボット104の機構が一部映っている。そして、ワークWK上の映り込み部分と同様に明るく映っている部分がロボット104の一部に存在する。一方、ワークWKの底面部分は暗く映っている。
ワークWKに照明パターンを映し込んでワークWKを検査する場合、照明の映り込み部分が検査視野となる。そのため、照明の映り込み部分で適切に照明パターンが映り込むように照明103の光量レベルが調整されるようにする。
撮像画像の画像処理により照明の映り込み部分を決めることができれば、映り込み部分の反射光量が最適化されるように光量レベルを自動調整することが可能になる。しかし、撮像画像には、ロボット104の一部がワークWK上の映り込み部分と同程度に明るく映っている部分などが存在し、単純な画像処理により映り込み部分を決めることは難しい。さらに、ワークWKの一部に検査視野から除外したい部分が存在する場合などもある。そこで、以降のような処理が実行される。
(S106)制御装置200の情報管理部201は、現実装置100の撮像部101が撮像した撮像画像から二次データD1を抽出する。例えば、情報管理部201は、ワークWKの表面にシルク印刷が施されている部分や集音用の穴などが設けられている部分に対応する撮像画像内の範囲を抽出し、抽出した範囲を除外したワークWKの範囲を二次データD1とする(例えば、図18を参照)。なお、抽出する範囲はオペレータが指定してもよい。S106の処理が完了すると、処理は図9のS107に進む。
(S107)制御装置200の情報管理部201は、情報処理装置300が仮想装置310内で仮想的に撮像された撮像画像から抽出した二次データD2を受信する。この二次データD2は、ワークWKの形状や照明の映り込み部分を考慮した検査視野の計算結果である。二次データD2の計算方法については仮想装置側の処理フローに関する説明の中で詳述する。
(S108)制御装置200の光量調整部204は、撮像画像及び二次データD1、D2に基づいて照明103の光量レベルを調整する。例えば、光量調整部204は、予め設定された数段階の光量レベルの中から検査視野内の光量が適切になる光量レベルを選択する。このとき、光量調整部204は、光量レベルを変えながら撮像画像を確認し、検査視野の反射光量が最適光量となる光量レベルを外挿法や内挿法により予測してもよい。なお、光量調整部204は、調整後の光量レベルを記憶部205に格納する。
このように、二次データD1、D2により適当な検査視野の範囲を制限して光量レベルの調整を自動化することで精度の良い自動教示が実現される。従って、熟練したオペレータでなくても、検査に適した光量レベルの調整を行うことが可能になる。また、光量レベルが自動調整されることで教示時間を短縮する効果も期待できる。
(S109)制御装置200の作業処理部206は、オペレータの操作に応じて検査作業に関する処理を実行する。S108で照明103の光量レベルが最適化されているため、好適な条件で作業を行うことができる。このとき、制御装置200の表示制御部207は、二次データD1、D2に基づいて検査視野の情報を撮像画像に重畳表示してもよい。このような重畳表示を行うことで、検査視野の範囲をオペレータが確認しながら作業を行うことが可能になり、作業が効率化される。
(S110)制御装置200の情報管理部201は、二次データD1を情報処理装置300に送信する。この二次データD1は、情報処理装置300により3次元CADデータに変換され、部品データとして保持される。このように、二次データD1を3次元CADデータに部品化しておくことで、位置や姿勢が変化した後のワークWK上で、部品化した二次データD1に対応する範囲を容易に計算することができるようになる。なお、部品化については仮想装置側の処理フローに関する説明の中で詳述する。
(S111、S112)作業が終了となる場合、処理はS112に進む。一方、作業が終了とならない場合、処理は図8のS103に進む。処理がS112に進んだ場合、オペレータによりワークWKが回収され、図8及び図9に示した一連の処理は終了する。
以上、現実装置側の処理フローについて説明した。
(仮想装置側の処理フロー)
図10及び図11を参照しながら、仮想装置側の処理フローについて説明する。図10及び図11に示す処理は、主に情報処理装置300により実行される。
(S131、S132)仮想装置生成部302は、記憶部301に格納されている現実装置100の3次元CADデータを読み出す。そして、仮想装置生成部302は、読み出した現実装置100の3次元CADデータに基づいて仮想装置310を生成する。仮想装置生成部302は、制御装置200からワークWKの設置情報を受信する。
(S133)ワークWKの設置情報を受信した仮想装置生成部302は、設置情報からワークWKの種類を識別する。次いで、仮想装置生成部302は、識別したワークWKの3次元CADデータを記憶部301から読み出す。次いで、仮想装置生成部302は、読み出したワークWKの3次元CADデータに基づいてワークWKvを生成する。次いで、仮想装置生成部302は、仮想装置310にワークWKvを設置する。
(S134、S135)仮想装置制御部303は、現実装置100が有する機構の位置や姿勢を示す第1制御情報を受信する。次いで、仮想装置制御部303は、第1制御情報に基づいて仮想装置310が有する機構の位置や姿勢を制御する。つまり、仮想装置制御部303は、現実装置100の機構が有する位置や姿勢と同じ状態になるように仮想装置310を制御する。なお、リアルタイムに制御装置200から第1制御情報が送信される場合には現実装置100と仮想装置310とをリアルタイムに同期させてもよい。
(S136)シミュレータ304は、仮想装置310の撮像部311から撮像される撮像画像を取得する。このとき、シミュレータ304は、例えば、レイトレーシング法、ラジオシティ法、フォトンマッピング法、環境マッピング法などのレンダリング手法を用いる。なお、図13に示すような仮想装置310の撮像画像が得られる。図13は、第2実施形態に係る仮想装置で撮像される撮像画像について説明するための図である。図13の例では、照明の映り込み部分を強調するために、映り込み部分の範囲に濃い配色が設定されている。より視認性を高めるため、例えば、ワークWKvの色を白色に設定し、照明色を赤色に設定してカラー表示する方法なども考えられる。
さて、第2実施形態においては照明の映り込みを考えているため、シミュレータ304は、環境マッピング法の1つであるキューブマッピング法によるシミュレーションを実行する。また、現実装置100においてワークWKへの映り込み位置を決める要因は照明103であるため、シミュレータ304は、映り込みの対象を照明312に設定する。さらに、シミュレータ304は、キューブマップを作成する際の視点位置をワークWKvの重心位置に設定して環境マップを作成する。次いで、シミュレータ304は、撮像部311のレンズ主点位置を視点としてワークWKvと、ワークWKvで反射するキューブマップとをレンダリングし、撮像部311が撮像する撮像画像をシミュレートする。
S136の処理が完了すると、処理は図11のS137に進む。
(S137、S138)二次データ生成部305は、仮想装置310の撮像画像から二次データD2を抽出する。二次データD2の抽出は、例えば、図14〜図16に示すような計算方法で実現される。なお、図14は、第2実施形態に係る二次データの計算方法(エリア計算)について説明するための図である。図15は、第2実施形態に係る二次データの計算方法(分解能計算)について説明するための図である。図16は、第2実施形態に係る二次データの計算方法(二次データ生成)について説明するための図である。
図14に示すように、二次データ生成部305は、ワークWKvを設置した仮想装置310の3次元CADデータを利用し、仮想装置310の撮像画像からワークWKvだけを含む範囲(以下、ワークエリア)を抽出する(S1)。図14の例では、ワークエリア情報として、ワークエリアを白色、それ以外の範囲を黒色で表示した画像が示されている。ワークエリア情報は、撮像画像中のワークエリアを示す情報の一例である。
例えば、二次データ生成部305は、シミュレータ304がレンダリングを実行した際に得られた部品毎のデプス情報を用いて視点から最も近い部品を抽出する。そして、二次データ生成部305は、抽出した部品がワークWKvである場合に、その部品の画素を白色に設定し、他の画素を黒色に設定することでワークエリア情報を生成する。なお、ワークWKvが複数存在する場合も、同様の処理を実行することでワークエリア情報を生成することができる。
次いで、二次データ生成部305は、ワークエリアの中から分解能が高い範囲(以下、良分解能エリア)を抽出する(S2)。図15に分解能の定義を示す。図15の例では、光軸方向を−Z軸方向に設定した撮像部、Z軸に垂直なワークの面(第1面)、及びZ軸に対して傾斜したワークの面(第2面)が示されている。第1面は撮像部に正対しているため、撮像画像の画素数qに対応するワーク上の距離はd1となる。一方、第2面の場合は撮像画像の画素数qに対応するワーク上の距離がd2(d2>d1)となる。
分解能Rcは、撮像画像の画素数q及びそれに対応するワーク上の距離dを用いてq/dで定義される。そのため、第1面における分解能Rc1は、第2面における分解能Rc2よりも大きくなる。なお、レンダリングを行った際の3次元座標から撮像画像への変換処理を逆に辿ることで、撮像画像の画素とワーク上の位置との関係が得られる。そのため、図16に示すように、ワークエリア情報に対応する画像上の2次元座標p1(x1,y1)、p2(x2,y2)と、仮想装置310におけるワークWKvの3次元座標P1(X1,Y1,Z1)、P2(X2,Y2,Z2)とは相互に変換可能である。
そこで、二次データ生成部305は、2次元座標p1、p2、及び3次元座標P1、P2を用いて、下記の式(1)に従って分解能Rc12を計算する。同様に、二次データ生成部305は、ワークエリアの全範囲について分解能Rc12を計算する。但し、上限値RcH及び下限値RcLは予め設定されている。また、分解能Rc12を計算する2点の位置関係を制限してもよい。例えば、2次元座標系のx方向又はy方向の1方向に制限したり、x方向及びy方向の2方向に制限したりする制限方法が考えられる。その他、検査結果に与える影響が大きい方向、ワークWKの形状、照明103の特性などを考慮して2点の位置関係を制限する方法が考えられる。
Figure 2015008373
次いで、二次データ生成部305は、分解能Rc12が上限値RcHと下限値RcLとの間に入る画素を抽出する。そして、二次データ生成部305は、抽出した画素の集合が成す範囲を良分解能エリアに設定する。図14及び図16の例では、良分解能エリア情報D21として、良分解能エリアを白色、それ以外の範囲を黒色で表示した画像が示されている。このような方法により、二次データ生成部305は、ワークエリアのうち、検査対象として考慮しない低分解能の範囲を除外した範囲である良分解能エリアの情報(良分解能エリア情報D21)を生成する。なお、良分解能エリア情報D21は、二次データD2の一例である。
また、二次データ生成部305は、照明の映り込み部分に対応する照明エリアを抽出する(S3)。仮想装置310の撮像画像において照明の映り込み部分が赤色などで強調表示されている場合、二次データ生成部305は、撮像画像から赤色の画素を抽出する。そして、二次データ生成部305は、抽出した画素の集合が成す範囲を照明エリアに設定する。図14の例では、照明エリア情報D22として、照明エリアを白色、それ以外の範囲を黒色で表示した画像が示されている。なお、照明エリア情報D22は、二次データD2の一例である。
良分解能エリア情報D21及び照明エリア情報D22をそれぞれ二次データD2として利用してもよいが、二次データ生成部305は、良分解能エリア情報D21が示す範囲と照明エリア情報D22が示す範囲とが重複する範囲を抽出して二次データD2とする。そして、二次データ生成部305は、二次データD2を制御装置200に送信する。現実装置側では、図17に示すように、二次データD2に基づいて光量レベルの調整が行われる。図17は、第2実施形態に係る二次データを光量レベルの調整に利用する方法について説明するための図である。
上述した方法で計算された二次データD2を利用すると、図17に示すように、検査エリアAfを制御装置200が特定できるようになる。そのため、検査エリアAfの部分だけに注目して光量レベルの調整を行うことが可能になる。例えば、検査エリアAfで最適になるように光量レベルを調整した場合、図17に示すように、ロボット104の一部で白飛びする範囲AOが生じたり、分解能が低いワークWKの一部範囲AUで黒つぶれが生じたりすることがある。しかし、範囲AOや範囲AUは検査対象外であるため、検査結果には影響が生じない。どの部分が検査対象外であるかを撮像画像の画像処理により判断することは一般的に難しいが、二次データD2を利用することで、その判断を容易に行うことができるようになる。
(S139、S140)部品化部306は、現実装置100の撮像画像から抽出された二次データD1を制御装置200から受信する。そして、部品化部306は、二次データD1、D2が示す範囲を3次元CADデータに変換して部品データを生成する。例えば、部品化部306は、二次データD1が示す範囲と二次データD2が示す範囲との重複範囲を計算し、計算した重複範囲を3次元CADデータに変換して部品データを生成する。
二次データD1は、例えば、オペレータが指定した検査対象外の範囲(例えば、図18の除外エリアSP)を除いた撮像画像の範囲を示す情報である。なお、図18は、第2実施形態に係る二次データの計算方法(除外エリアを考慮したエリア計算)について説明するための第1の図である。除外エリアSPとしては、例えば、シルク印刷が施されたワークWK上の範囲や、ワークWKに設けられたマイクの穴などを含む範囲が指定される。
部品化部306は、図19に示すように、二次データD2が示す範囲から二次データD1が示す範囲を除外して二次データD25を生成する。なお、図19は、第2実施形態に係る二次データの計算方法(除外エリアを考慮したエリア計算)について説明するための第2の図である。次いで、部品化部306は、図20に示す方法で二次データD25を3次元CADデータに変換して部品データを生成する。図20は、第2実施形態に係る二次データの部品化について説明するための図である。
図20に示すように、二次データD25は、2次元座標系における範囲の情報である。つまり、この二次データD25は、ある設定条件の下で撮像された撮像画像における範囲を示す情報であり、3次元座標系におけるワークWKの位置やワークWKの立体形状との関係が考慮されたものではない。そのため、ワークWKの位置や姿勢を変化した後で撮像された撮像画像に二次データD25を重ねても、変化前に撮像画像上で二次データD25が示していたワークWK表面の範囲とは重ならない。そこで、ワークWKの位置や姿勢を変化した後でも、変化前の撮像画像から得た二次データD25を有効活用できるように、部品化部306は、二次データD25を3次元CADデータに変換する。
分解能Rcの計算に関する説明の際にも述べたが、レンダリングを行った際の3次元座標から撮像画像への変換処理を逆に辿ることで、撮像画像の画素とワーク上の位置との関係が得られる。部品化部306は、図20に示すように、二次データD25が示す範囲内の2次元座標p1(x1,y1)、p2(x2,y2)、…を3次元座標P1(X1,Y1,Z1)、P2(X2,Y2,Z2)、…に変換する。そして、部品化部306は、変換した3次元座標の集合をもとに3次元CADデータを生成し、部品データとする。
部品化部306は、部品データを記憶部301に格納する。また、部品化部306は、適宜、部品データを制御装置200に送信する。なお、部品化部306は、部品データの点群情報をポリゴン情報に変換してもよい。ポリゴン情報への変換には、例えば、Marching Cubes法やHoppeの方法などが利用可能である。Hoppeの方法については、Hugues Hoppe et al., Surface reconstruction from unorganized points, Computer Graphics (SIGGRAPH '92 Proceedings)などが参考になる。
(S141、S142)作業が終了となる場合、処理はS142に進む。作業が終了とならない場合、処理は図10のS134に進む。処理がS142に進んだ場合、仮想装置生成部302は、仮想装置310の情報をメモリ上から消去する(アンロード)。S142の処理が終了すると、図10及び図11に示した一連の処理は終了する。
以上、仮想装置側の処理フローについて説明した。
(二次データの利用方法について)
ここで、図21〜図24を参照しながら、二次データの利用方法について説明を補足する。既に二次データを利用して光量レベルを調整する利用方法については説明したが、ここではワークWKの姿勢を変化させて作業を継続する場合(図11のS141でNOに進む場合)における二次データの利用方法について説明する。
なお、図21は、第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第1の図である。図22は、第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第2の図である。図23は、第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第3の図である。図24は、第2実施形態に係る部品化した二次データの利用方法について説明するための第4の図である。
図21は、ワークWKの姿勢を変化させた後に現実装置100で撮像された撮像画像である。ワークWKの姿勢変更はロボット104を制御して行われる。ワークWKの姿勢が変化しているため、照明の映り込み部分の位置が変わっている。
仮想装置制御部303は、現実装置100の動作に同期して仮想装置310の動作を制御する。シミュレータ304は、姿勢変更後の条件で再びシミュレーションを実行し、仮想装置310に照明が映り込んだ仮想装置310の撮像画像を計算する。そして、仮想装置制御部303は、姿勢変更前の部品データを記憶部301から読み出し、図22に示すように、部品データに基づく検査範囲を仮想装置310に重畳表示させる。
ワークWKの姿勢が設定された場合、二次データ生成部305は、既に述べた図14に記載の方法で仮想装置310の撮像画像から二次データD24を生成する。さらに、二次データ生成部305は、図23に示すように、現在の撮像画像に重畳表示した過去の二次データが示す範囲についても二次データD23を生成する。ワークWKの姿勢が変更されると過去の二次データが示す撮像画像上の範囲も変わるため、この範囲についても二次データD23の生成が行われるのである。
なお、二次データ生成部305により生成された二次データD23、D24は、制御装置200に送信される。二次データD23、D24を受信した制御装置200の表示制御部207は、図24に示すように、現実装置100の撮像画像に重畳して二次データD23が示す過去の検査範囲を表示装置250に表示させる。このような重畳表示を行うことで、オペレータが検査済みの範囲を容易に認識することが可能になる。そのため、オペレータは、既に検査した範囲と現在検査対象として選択する範囲との重複を最小化しつつ、検査漏れがないように検査範囲を確認しながらロボット104を操作することができるようになる。
検査作業を行う最適なワークWKの位置や姿勢が決まると、二次データを利用して照明103の光量レベルが自動調整され、検査作業や教示作業が行われる。上記のように、二次データに基づく検査範囲の重畳表示は、現実装置100の撮像画像に対しても、仮想装置310の撮像画像に対しても行うことができるが、用途に応じて一方の重畳表示を省略してもよい。
以上、二次データの利用方法について説明した。
なお、上記の説明においては、現実装置100、制御装置200、情報処理装置300が連携して装置運用や教示を行う場合を例に挙げて説明した。但し、ワークWKの位置や姿勢を教示する作業を実行するだけあれば、情報処理装置300だけで作業が行える。
例えば、情報処理装置300は、仮想装置310においてワークWKの位置や姿勢を変化させつつシミュレーションを実行し、ワークWKの表面全てを複数の検査視野でカバーするためのワークWKの位置や姿勢を計算する。そして、情報処理装置300は、これら複数の検査視野を与えるワークWKの位置や姿勢の情報を制御装置200に送信する。この場合、制御装置200は、受信した情報に基づいて現実装置100を制御する。その結果、適切な検査視野で作業を行うことができる。
[2−6.変形例#1(明視野照明)]
ここで、図25及び図26を参照しながら、第2実施形態の一変形例(変形例#1)について説明する。図25は、第2実施形態の一変形例(変形例#1)に係る二次データの計算方法について説明するための第1の図である。図26は、第2実施形態の一変形例(変形例#1)に係る二次データの計算方法について説明するための第2の図である。
変形例#1は、表面が明視野照明のワークWKを利用するケースを想定したものである。ワークWKの表面が明視野照明の場合、現実装置100の撮像画像は、図25に示すような画像になる。この場合、ワークエリアのほぼ全面が照明エリアになる。仮想装置310の撮像画像についても、図26に示すように、ワークエリアのほぼ前面が照明エリアになる。この場合、図14に示した方法と同様に二次データを計算すると、図26に示すようなワークエリア情報、良分解能エリア情報、及び照明エリア情報が得られる。ワークエリア情報と照明エリア情報とがほぼ同じような情報になるが、既に述べた第2実施形態の方法により検査作業や教示作業を行うことができる。
以上、変形例#1について説明した。
[2−7.変形例#2(熱シミュレーション)]
次に、図27及び図28を参照しながら、第2実施形態の一変形例(変形例#2)について説明する。図27は、第2実施形態の一変形例(変形例#2)に係るシステムの一例を示した図である。図28は、第2実施形態の一変形例(変形例#2)に係る二次データの計算方法について説明するための図である。
これまで、検査に用いるソースが光の場合について説明してきた。しかし、光以外のソースを利用することも可能である。変形例#2では熱をソースとする例を紹介する。
図27に示すように、変形例#2に係るシステムは、現実装置170、制御装置270、情報処理装置370、及び表示装置290、390を含む。
現実装置170は、撮像部171、設置台172、熱源173、ロボット174、及びサーモセンサ175を有する。なお、撮像部171、設置台172、熱源173、ロボット174、及びサーモセンサ175の動作は、制御装置270により制御される。
撮像部171は、ロボット174に設置されたワークWKを含む範囲を撮像する撮像デバイスである。撮像部171は、例えば、レンズなどの光学系、CCDやCMOSなどの撮像素子、及び、A/D変換やデジタル信号処理などを実行する画像処理プロセッサなどを含む。設置台172は、熱源173やロボット174を固定する台である。
熱源173は、設置台172上に設置され、ロボット174に設置されたワークWKを含む領域を加熱する熱源である。ロボット174は、ワークWKを把持し、ワークWKの位置を移動させたり、ワークWKの姿勢を変えたりする機構である。現実装置170は、例えば、ワークWKの状態検査などに利用される。この場合、現実装置170は、ワークWKの表面を均等に加熱し、表面の熱分布を検出する。検出した熱分布を分析することで、ワークWKに存在する欠陥を検出することができる。
但し、ワークWKが立体的な形状である場合、均等に加熱される範囲が限られてしまう場合がある。そのため、現実装置170は、ロボット174を利用してワークWKの位置や姿勢を変化させつつ、加熱したワークWKの温度分布をサーモセンサ175で検出する。また、ワークWKを含む画像が撮像部171により撮像される。ワークWKの位置や姿勢を変化させながら温度分布を検出することで、ワークWK表面の広い範囲について温度分布の分析が可能になる。
上記のように、現実装置170を利用すれば、加熱領域を変えながら複数の温度分布が得られる。但し、加熱領域の決定はオペレータが行う。ワークWKの位置や姿勢を変化させると変化前の加熱領域がワークWK表面のどの領域であったかをオペレータが正確に認識することは難しい。そこで、変形例#2に係るシステムは、加熱領域をオペレータが容易に認識できるようにする仕組みを提供する。この仕組みを適用することで、ワークWKの一部領域について検査漏れが生じてしまうことや、検査漏れを避けようとして加熱領域の重複が過剰になり検査時間が増大してしまうことを抑制することが可能になる。
上記のような現実装置170の動作は、制御装置270により制御される。制御装置270は、通信回線を介して情報処理装置370に接続されている。例えば、制御装置270は、ソケット通信を利用して現実装置170の制御情報などを情報処理装置370に送信する。また、制御装置270は、表示装置290に接続されている。表示装置290は、例えば、CRT、LCD、PDP、ELDなどのディスプレイ装置である。制御装置270は、撮像部171による撮像画像を表示装置290に表示させる。オペレータは、表示装置290の撮像画像を見ながら操作を行う。
情報処理装置370は、現実装置170の3次元CADデータを保持し、3次元CADデータを利用して現実装置170を仮想空間内に再現した仮想装置を生成する。また、情報処理装置370は、現実装置170の制御情報などを受信し、受信した制御情報に基づいて仮想装置の動作をシミュレートする。そして、情報処理装置370は、ワークWK表面の温度分布を計算する。
例えば、情報処理装置370は、熱解析シミュレーションを実行し、仮想装置におけるワークWKvの表面温度分布を計算する。また、情報処理装置370は、設定した温度よりも表面温度が高温になるワークWKvの範囲を計算する。例えば、図28に示すように、情報処理装置370は、図16を参照しながら既に説明した方法で良分解能エリア情報D28を計算する(S1、S2)と共に高温エリア情報D29を生成する(S3)。そして、情報処理装置370は、良分解能エリア情報D21が示す領域と高温エリア情報D29が示す領域とが重複する範囲を二次データとする。
さらに、情報処理装置370は、仮想装置における撮像画像を計算する。また、情報処理装置370は、二次データ及び撮像画像の計算結果を制御装置270に送信する。なお、計算された撮像画像は表示装置390に表示される。なお、情報処理装置370は、二次データを3次元CADデータに変換して保持する。また、二次データは、適宜、制御装置270に送信され、表示装置290に表示された撮像画像に重畳して表示される。
以上、変形例#2について説明した。変形例#2のように、検査に利用するソースの種類が変わっても第2実施形態に係る技術を同様に適用可能である。例えば、ソースを音にする場合、現実装置に音源及びマイクを設置し、音響シミュレーションを利用することで上述した技術を適用可能である。ソースを電磁場にする場合、現実装置に電磁場発生源及び電磁場センサを設置し、電磁場解析シミュレーションを利用することで上述した技術を適用可能である。
以上、第2実施形態について説明した。
以上、添付図面を参照しながら好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、様々な変形例や修正例に想到し得ることは明らかであり、こうした変形例や修正例についても当然に本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
10 現実装置
20 情報処理装置
21 記憶部
22 計算部
23 仮想装置
24 検出部
25 発生源
OBJ 対象物
Pv 撮像画像
CH 変化
A1 第1範囲
A2 第2範囲
A3 計算結果
例えば、情報処理装置370は、熱解析シミュレーションを実行し、仮想装置におけるワークWKvの表面温度分布を計算する。また、情報処理装置370は、設定した温度よりも表面温度が高温になるワークWKvの範囲を計算する。例えば、図28に示すように、情報処理装置370は、図16を参照しながら既に説明した方法で良分解能エリア情報D28を計算する(S1、S2)と共に高温エリア情報D29を生成する(S3)。そして、情報処理装置370は、良分解能エリア情報D28が示す領域と高温エリア情報D29が示す領域とが重複する範囲を二次データとする。

Claims (17)

  1. 対象物と、前記対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で前記作用要素による前記変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶する記憶部と、
    前記3次元情報に基づいて前記現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、前記仮想装置を利用して前記作用要素に起因する前記変化をシミュレートし、設定した条件を満たす前記変化が検出された前記対象物の範囲を計算する計算部と
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記変化に関する第1条件を示す情報、及び前記対象物の形状に関する第2条件を示す情報を記憶し、
    前記計算部は、前記第1条件を満たす前記対象物の範囲である第1範囲と、前記第2条件を満たす前記対象物の範囲である第2範囲とを計算し、前記第1範囲と前記第2範囲とが重複する範囲を計算結果とする
    請求の範囲第1項に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出部は、前記対象物を含む範囲を撮像する撮像部を含み、
    前記計算部は、前記仮想装置の撮像部により撮像される2次元の撮像画像を生成し、
    前記第1範囲及び前記第2範囲は、前記撮像画像内の範囲である
    請求の範囲第2項に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算部は、前記重複する範囲を前記仮想空間内の3次元情報に変換し、3次元情報に変換した前記重複する範囲の情報を前記記憶部に記憶させる
    請求の範囲第3項に記載の情報処理装置。
  5. 前記計算部は、表示画面に前記仮想装置を表示させると共に、前記記憶部に記憶させた前記重複する範囲の情報に基づいて当該重複する範囲を前記仮想装置の表示に重複して表示させる
    請求の範囲第4項に記載の情報処理装置。
  6. 前記対象物の範囲を示す情報が入力される入力部をさらに有し、
    前記計算部は、前記入力部から入力された情報が示す範囲を除外した前記対象物の範囲である第3範囲を計算し、前記第1範囲と前記第2範囲と前記第3範囲とが重複する範囲を計算結果とする
    請求の範囲第2項〜第5項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記作用要素は光であり、
    前記変化は前記光が反射することであり、
    前記第1条件は反射光の輝度が設定値以上となることである
    請求の範囲第2項〜第6項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記作用要素は熱であり、
    前記変化は温度変化であり、
    前記第1条件は前記温度が所定温度以上に上昇したことである
    請求の範囲第2項〜第6項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 対象物と、前記対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で前記作用要素による前記変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶するメモリを有するコンピュータが、
    前記3次元情報に基づいて前記現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、前記仮想装置を利用して前記作用要素に起因する前記変化をシミュレートし、設定した条件を満たす前記変化が検出された前記対象物の範囲を計算する
    検査範囲の計算方法。
  10. 対象物と、前記対象物に作用して外部から検出可能な変化を与える作用要素を発生させる発生源と、設定した検出範囲内で前記作用要素による前記変化を検出可能な検出部と、を含む現実装置の3次元情報を記憶するメモリを有するコンピュータに、
    前記3次元情報に基づいて前記現実装置を仮想空間内に再現した仮想装置を生成し、前記仮想装置を利用して前記作用要素に起因する前記変化をシミュレートし、設定した条件を満たす前記変化が検出された前記対象物の範囲を計算する
    処理を実行させるプログラム。
  11. 前記メモリは、前記変化に関する第1条件を示す情報、及び前記対象物の形状に関する第2条件を示す情報を記憶し、
    前記コンピュータのプロセッサが、前記第1条件を満たす前記対象物の範囲である第1範囲と、前記第2条件を満たす前記対象物の範囲である第2範囲とを計算し、前記第1範囲と前記第2範囲とが重複する範囲を計算結果とする
    請求の範囲第9項に記載の検査範囲の計算方法。
  12. 前記検出部は、前記対象物を含む範囲を撮像する撮像部を含み、
    前記プロセッサが、前記仮想装置の撮像部により撮像される2次元の撮像画像を生成し、
    前記第1範囲及び前記第2範囲は、前記撮像画像内の範囲である
    請求の範囲第11項に記載の検査範囲の計算方法。
  13. 前記プロセッサが、前記重複する範囲を前記仮想空間内の3次元情報に変換し、3次元情報に変換した前記重複する範囲の情報を前記メモリに記憶させる
    請求の範囲第12項に記載の検査範囲の計算方法。
  14. 前記プロセッサが、表示画面に前記仮想装置を表示させると共に、前記メモリに記憶させた前記重複する範囲の情報に基づいて当該重複する範囲を前記仮想装置の表示に重複して表示させる
    請求の範囲第13項に記載の検査範囲の計算方法。
  15. 前記対象物の範囲を示す情報が入力された場合に、前記プロセッサが、入力された前記情報が示す範囲を除外した前記対象物の範囲である第3範囲を計算し、前記第1範囲と前記第2範囲と前記第3範囲とが重複する範囲を計算結果とする
    請求の範囲第11項〜第14項のいずれか1項に記載の検査範囲の計算方法。
  16. 前記作用要素は光であり、
    前記変化は前記光が反射することであり、
    前記第1条件は反射光の輝度が設定値以上となることである
    請求の範囲第11項〜第15項のいずれか1項に記載の検査範囲の計算方法。
  17. 前記作用要素は熱であり、
    前記変化は温度変化であり、
    前記第1条件は前記温度が所定温度以上に上昇したことである
    請求の範囲第11項〜第15項のいずれか1項に記載の検査範囲の計算方法。
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