JPWO2015001735A1 - 呼気測定装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の呼気測定装置は、チャンバ(23)と、測定部(45)と、圧電ポンプ(44)と、第1学習制御部(100)と、第2学習制御部(110)とを備える。チャンバ(23)は、呼気を一時的に溜め込む。測定部(45)は、呼気中の所定成分を測定する。圧電ポンプ(44)は、チャンバ(23)内に溜め込まれた呼気を測定部(45)に供給する。第1学習制御部(100)は、圧電ポンプ(44)によりチャンバ(23)内の呼気を測定部(45)に供給する前に圧電ポンプ(44)の動作設定を行う。第2学習制御部(110)は、圧電ポンプ(44)によりチャンバ(23)内の呼気を測定部(45)に供給開始した後であって、測定部(45)によって測定を行う前に圧電ポンプ(44)の動作設定を行う。

Description

本発明は、例えば、喘息検出、肺機能検出などを行う際に使用する呼気測定装置及びその制御方法に関するものである。
従来、この種の呼気測定装置は、呼気を一時的に溜め込むチャンバと、このチャンバ内に溜め込まれた呼気を測定部に供給する電磁ポンプと、この電磁ポンプの動作制御を行う制御部とを備えた構成となっていた。
すなわち、呼気を直接測定部に吹き込むことで、呼気内に含まれるアンモニア等を測定しようとした場合、測定部に吹き込まれる呼気の状態がばらつくので、一旦呼気をチャンバ内に溜め、次にこのチャンバ内の呼気を電磁ポンプにより測定部に供給するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−509586号公報
(発明が解決しようとする課題)
上記従来例における課題は検出精度が低くなるということであった。すなわち電磁ポンプは一回のストロークが大きいので、この電磁ポンプによって測定部に供給される呼気流の脈流が大きくなり、その結果として測定部における検出値にバラツキが大きくなり、それにより検出精度が低くなるのであった。
そこで、本発明は、従来の呼気測定装置の課題を考慮し、検出精度が向上した呼気測定装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
そして、この目的を達成するために本発明の呼気測定装置は、チャンバと、測定部と、圧電ポンプと、第1学習制御部と、第2学習制御部と、測定制御部とを備えている。チャンバは、呼気を一時的に溜め込む。測定部は、呼気中の所定成分を測定する。圧電ポンプは、チャンバ内に溜め込まれた呼気を測定部に供給する。第1学習制御部は、圧電ポンプによりチャンバ内の呼気を測定部に供給する前に圧電ポンプの動作設定を行う第1の動作設定モードを実行する。第2学習制御部は、圧電ポンプによりチャンバ内の呼気を測定部に供給開始した後であって、測定部によって測定を行う前に圧電ポンプの動作設定を行う。
すなわち、本発明においてはチャンバ内に溜められた呼気を圧電ポンプにより測定部に供給する構成としたものであり、圧電ポンプはストロークが小さいので、この圧電ポンプによって測定部に供給される呼気の脈動は小さくなり、その結果として測定部における検出値のバラツキは小さく、これにより検出精度を高めることが出来る。
また、本発明においては、圧電ポンプによりチャンバ内の呼気を測定部に供給する前に圧電ポンプの動作設定を行い、圧電ポンプによりチャンバ内の呼気を測定部に供給開始後に圧電ポンプの動作設定を行い、その後、測定部による測定を実行する構成としたので、検出精度を高めることができる。
すなわち、圧電ポンプはその使用環境(例えば温度)よって最適な設定(例えば、駆動周波数)が変化するので、本発明においては、チャンバ内の呼気を測定部に供給する前と、圧電ポンプによりチャンバ内の呼気を測定部に供給開始後に、圧電ポンプの動作設定を行う。
これにより圧電ポンプは最適な状態で駆動され、その結果として測定部に供給する呼気の状態が安定し、その結果として検出精度を高めることができるのである。
(発明の効果)
本発明によれば、検出精度が向上した呼気測定装置及びその制御方法を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1における呼気測定装置を示す斜視図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置のハンドル部の断面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の制御ブロック図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の流量調節器の断面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置のチャンバの断面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の入力ガス切替器の断面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置のゼロガス生成器の断面図 図7Aの部分拡大図 図7Bを矢印X方向から見た背面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の圧電ポンプの平面模式図 図8AのAA間の矢示断面図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の制御ブロック図 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の動作フローチャート 本発明の実施の形態1における呼気測定装置の動作フローチャート
以下に、本発明の実施の形態1における呼気測定装置を、添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
<1.構成>
(呼気測定装置の概要)
図1は、呼気測定装置の一例であって、喘息検出に関連性がある呼気中に含まれる一酸化窒素を測定する呼気測定装置である。
本実施の形態の呼気測定装置は、図1に示すようにハンドル部1と、ハンドル部1とチューブ2によって接続された測定装置本体3とを備えている。
ハンドル部1は、使用者が呼気を吹込むための構成であり、使用者がハンドル部1を把持して呼気が吹き込まれる。このハンドル部1には、チューブ2の一端2aが接続され、また、このチューブ2の他端2bには、吹き込まれた呼気を測定するための測定装置本体3が接続されている。つまり、ハンドル部1はチューブ2を介して測定装置本体3に接続されている。
(ハンドル部1)
図2は、ハンドル部1の断面図である。ハンドル部1には、図2に示すように、ハンドル部本体4と、ハンドル部本体4の上方に装着されるマウスピース5と、このハンドル部本体4の下方に設けられた吸気孔6と、チューブ2の一端2aが接続されている接続部7とが設けられている。
この接続部7は、ハンドル部本体4の円筒部8と、円筒部8の内側に設けられた接続部材9とにより構成されている。また、吸気孔6は、円筒部8の周囲に円環状に複数個形成されている。
また、接続部材9は、円筒部8の内周よりも径が小さい径小部10を有している。
そして、径小部10の外周面と円筒部8の内周面の間に、チューブ2が配置されている。径小部10と円筒部8によってチューブ2を挟み込むことで、チューブ2がハンドル部本体4に固定されている。
さらに、ハンドル部本体4には、吸気孔6とマウスピース5の吸気入口部11とを接続する第1吸気経路12及び第2吸気経路18と、マウスピース5の呼気排出部13とチューブ2の一端2aとを接続する排出経路19が形成されている。第1吸気経路12と第2吸気経路18の間には、本実施の形態の呼気測定装置で測定される成分(本実施形態では一酸化窒素)を大気から取り除くフィルター部15が設けられている。第1吸気経路12とフィルター部15の間には、第1ワンウェイバルブ14が設けられており、フィルター部15と第2吸気経路18の間には第2ワンウェイバルブ17が設けられている。なお、本実施の形態1においては、吸気入口部11と呼気排出部13は、同じ場所に形成されているが、それぞれを別々に設けても良い。
ここで、使用者が呼気を測定する手順に従い、ハンドル部1の説明を行う。
まず、使用者は、図1の状態で、呼気をハンドル部1に吹き込むために、ハンドル部1を構成している図2のハンドル部本体4を手で握り、マウスピース5の呼気排出部13に口を付ける。そして、使用者は、呼気を測定装置本体3に吹き込むために、呼気排出部13に口を付けたままの状態で先ずは息を吸い込む。
使用者が息を吸い込むことで、ハンドル部本体4の吸気孔6から大気がハンドル部1に取り込まれる。取り込まれた大気は、第1吸気経路12を通り、第1ワンウェイバルブ14を通過し、フィルター部15へと流れ込む。
ここで、使用者がハンドル部本体4を手で握ったとしても、吸気孔6が手で塞がれることがないようにするために、この吸気孔6は、チューブ2の一端2aがハンドル部本体4に接続している側、具体的には、湾曲面16に形成されている。そして、湾曲面16は、チューブ2の一端2a側から他端2b側に向けて、円筒部8側から外周部20側に拡開するようにテーパ形状に形成されている。
このような構成により、安定的に大気をハンドル部1に吸込むことが可能となり、再測定などを行う必要がなく、装置として操作性の良いものとなる。
次に、上述したフィルター部15に流れ込んだ大気は、フィルター部15に配置されている一酸化窒素除去剤により、その内部の一酸化窒素が除去される。
一酸化窒素が除去された大気は、第2ワンウェイバルブ17を通過し、第2吸気経路18を通り、マウスピース5の吸気入口部11へと流れ込み、使用者の体内へと吸込まれる。その後、使用者が呼気をマウスピース5の呼気排出部13に吹き込むと、排出経路19へと呼気が流れ込む。
このようにして、使用者がマウスピース5の呼気排出部13から吹き込んだ呼気は、排出経路19を経由し、次に接続部7に接続されているチューブ2を通過して、測定装置本体3へと流れ込み、呼気中の一酸化窒素が測定される。
なお、排出経路19と第2吸気経路18は、同じ場所に形成されているが、それぞれを別々に設けても良い。
このように、使用者がハンドル部1を手で握って呼気を吹き込むのであるが、使用者は、自らの口にハンドル部1を引き付け、呼気を吹き込む。
(測定装置本体3)
図3は、本実施形態の呼気測定装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の測定装置本体3は、圧力センサ21と、流量調節器22と、チャンバ23と、ゼロガス生成器37と、入力ガス切替器31と、流量センサ43と、圧電ポンプ44と、測定部45と、表示部46と、電源スイッチ47と、メモリ49と、制御部48とを備えている。
(圧力センサ21及び流量調節器22)
圧力センサ21は、チューブ2を介してハンドル部1から測定装置本体3に流入する呼気の圧力を測定し、圧力センサ21によって呼気が吹き込まれたか否かを判定することが出来る。
図4は、流量調節器22の構成図である。流量調節器22は、流入した呼気の流量を調整してチャンバ23へと供給する。流量調節器22は、呼気が流入する呼気流入部220と、呼気が流出する呼気流出部221と、呼気流入部220と呼気流出部221の間を連通する弁孔24と、弁孔24を開閉可能な駆動弁25と、駆動モータ26と、チャンバ23への流出側に設けられた流量センサ27とを有している。駆動弁25は駆動モータ26によって駆動されるように構成されており、流量センサ27は、流量調節器22下流の呼気量を監視する。又、駆動モータ26は、圧力センサ21及び流量センサ27による検知結果に基づいて制御部48によって制御される。
すなわち、ハンドル部1からチューブ2を介して測定装置本体3に供給された呼気は、次に図3及び図4に示す圧力センサ21と流量調節器22によって流量を調整した状態で、チャンバ23に供給される。
具体的には、まず圧力センサ21によって呼気の圧力が検知され、呼気の流入が検出される。次に流量調節器22は、流量センサ27によって検出された呼気の流量が多い場合には、駆動弁25によって弁孔24の開口度を小さくし、逆に流量センサ27によって検出された呼気の流量が少ない場合には、駆動弁25によって弁孔24の開口度を大きくする。このような制御によりチャンバ23に対する呼気の流入量を安定化することが出来る。
(チャンバ23)
図5は、チャンバ23の構成を示す模式図である。
チャンバ23は、図5に示すように容器28の一端側に流量調節器22側からの流入口29が設けられている。また、この容器28内には蛇行経路30が形成され、この蛇行経路30の中間部分には図3に示す入力ガス切替器31への流出口32が形成されている。さらに蛇行経路30の始点側と終点側にはそれぞれ吸排気孔33、34が形成されている。
容器28は略直方体形状であり、対向する略矩形状の平面と、2つの平面の間に、それらと略垂直に設けられた側面とを有している。
容器28は、対向する平面のうち一方の平面が測定装置本体3のハウジングの内面に載置されている。図5では、容器50の対向する平面のうちハウジングの内面と接触していない方の平面が28aとして示されている。そして、この平面28aを貫通する貫通孔によって吸排気孔33、34が形成されている。また、平面28aと略垂直に壁部28sが形成されており、この壁部28sによって蛇行経路30が形成されている。
吸排気孔33、34は、測定装置本体3の外部へと繋がっているため、チャンバ23内は常に大気開放されている。
(入力ガス切替器31)
図6は、入力ガス切替器31の構成を示す模式図である。
入力ガス切替器31は、図6に示すように呼気流入部310と、ゼロガス流入部311と、流出部312と、弁孔35と、駆動弁36と、弁孔38と、駆動弁39と、駆動部40とを有している。
呼気流入部310には、チャンバ23の流出口32から呼気が流入する。ゼロガス流入部311には、後述するゼロガス生成器37からNOゼロガスが流入する。流入した呼気又ゼロガスが、流出部312から流量センサ43(後述する)側へと流出する。
弁孔35は、呼気流入部310と流出部312の間を連通している。駆動弁36は、弁孔35を開閉可能であり、駆動部40によって駆動される。弁孔38は、ゼロガス流入部311と流出部312の間を連通している。駆動弁39は、弁孔38を開閉可能であり、駆動部40によって駆動される。駆動部40は、制御部48によって制御されており、駆動弁36と駆動弁39のそれぞれの駆動を行う。
すなわち、弁孔35及び駆動弁36は、チャンバ23の流出口32から呼気が吸い出される経路に介在させており、弁孔38及び駆動弁39は、図7に示すゼロガス生成器37からの空気が吸い出される経路に介在させている。駆動部40によって駆動弁36と駆動弁39がそれぞれ駆動されることにより、チャンバ23内の呼気又はゼロガス生成器37からのNOゼロガスを選択的に流量センサ43側へと送ることが出来る。
(ゼロガス生成器37)
図7Aは、ゼロガス生成器37の構成を示す模式図である。
ゼロガス生成器37は、図7Aに示すように、容器370と、容器370内に配置されたフィルター部42と、容器370の入力ガス切替器31とは反対側の開口370aに配置されたワンウェイバルブ41とを有している。ワンウェイバルブ41は、吸い込み時のみ開放する。フィルター部42は、大気の吸引方向においてワンウェイバルブ41の下流に設けられており、一酸化窒素を除去する。
図7Bは、ゼロガス生成器37のワンウェイバルブ41近傍を拡大した図である。図7Cは、図7Aに示す矢印X方向からゼロガス生成器37を見た図である。
図7Bに示すように、容器370の入力ガス切替器31の反対側の端には、開口370aが形成されており、この開口370aを塞ぐようにワンウェイバルブ41が配置されている。ワンウェイバルブ41はゴム等によって形成されている。ワンウェイバルブ41は、図7Cに示すように、X方向から見て半円形状の第1部分41aと第2部分41bを有している。この第1部分41a及び第2部分41bは、その湾曲する外周の中央部分で開口370aの縁370bと接着されており、容器370の内側に向かって、互いに除々に接近するように傾斜して配置されている。尚、第1部分41aと縁370bの接着部分は、図7CにおいてS1で示され、第2部分41bと縁370bの接着部分は、図7CにおいてS2で示されている。
第1部分41aの容器370内側の端41aeと、第2部分41bの容器370内側の端41be間には、スリット411が形成されている。図7Cに示すように、スリット411は、開口370aの中心Oを通り直径に沿って形成されている。
圧電ポンプ44が動作して矢印X方向から大気が吸引されると、第1部分41aは大気の流れを受けて、その端41ae側が容器370の壁面側(矢印Y1方向)に移動するように変形し、第2部分41bは大気の流れを受けて、その端41be側が容器370の壁面側(矢印Y2方向)に移動するように変形する。第1部分41aと第2部分41bの変形によって、開口が広くなり、大気がフィルター部42に吸い込まれる。
一方、容器370の内側の圧力が高まった場合であっても、第1部分41a及び第2部分41bは、それらの間の距離が容器370の外側から内側に向かって狭くなるように配置されているため、端41aeと端41beの間隔が広まることはなく、むしろ狭まり気体が外部へ流出することが妨害される。
尚、本実施形態のゼロガス生成器37にはスリット411が形成されているため、ゼロガス生成器37に大気を吸引しない場合でもフィルター部42が大気に触れてフィルター部42の性能が除々に劣化することになるが、所定の期間はNO除去効果が発揮可能なようにスリット411の間隔が調整されている。
(流量センサ43、圧電ポンプ44及び測定部45)
図3に示すように、図6に示す入力ガス切替器31の下流側には流量センサ43を介して圧電ポンプ44が設けられている。流量センサ43は、圧電ポンプ44を動作させた際に、吸い込まれる気体の流量を計測する。
図8Aは、圧電ポンプ44を模式的に示した平面図である。図8Bは、図8BのAA間の矢示断面図である。図8A及び図8Bに示すように、圧電ポンプ44は、略円筒形状の筐体448を有しており、筐体448の上面中央に気体の出口445が設けられており、筐体448の下面中央に気体の入口444が設けられている。入口444は、流量センサ43を経由して入力ガス切替器31と接続されている。出口445は、測定部45と接続されている。
また、圧電ポンプ44は、筐体448の内部の中央に配置されたポンプ室440と、ポンプ室440の一部(底面側)を形成するダイヤフラム441と、ポンプ室440の外側であってダイヤフラム441の下側に設けられた圧電素子442と、圧電素子442を下側から覆うように配置されたカバー部447と、カバー部447とポンプ室440の周囲に形成され、ポンプ室440と孔446を介して連通した流路443とを備えている。流路443は、詳細には、カバー部447及びポンプ室440の下面側、側面側、及び上面側であって、筐体448とカバー部447の間及び筐体448とポンプ室440の間に形成されている。
圧電素子442の振動によりダイヤフラム441が振動し、ポンプ室440の体積が増減することによって入口444から出口445に向かって流路443内を気体が移動する(図8A及び図8Bの矢印参照)。
このように圧電ポンプ44では、圧電素子442の振動が気体のポンピング機能として作用するため、圧電素子442の振動によって呼気又はゼロガスが測定部45へと送りこまれる。詳しくは後述するが、圧電ポンプ44を動作させるために入力するパラメータとしては、圧電素子442を振動する振動周波数、印加電圧、及び印加電圧のデューティ比が挙げられる。これらのパラメータを適切な値とすることで、測定部45に送る流量の精度を向上することが出来、精度良く測定を行うことが出来る。尚、これらのパラメータの適切な値を導く制御については、後述する。
又、圧電ポンプ44の下流に測定部45が設けられている。この測定部45では一酸化窒素の量を検出し、その結果を表示部46に表示させる構成となっている。
そして、図3において示すように、上述した圧力センサ21、駆動モータ26、流量センサ27、駆動部40、流量センサ43、圧電ポンプ44、測定部45、表示部46、および電源スイッチ47は制御部48に接続されている。
(制御部48)
図9は、制御部48における圧電ポンプ44の制御に関する構成を示すブロック図である。
本実施の形態の呼気測定装置の制御部48は、測定部45によって一酸化窒素濃度を測定する際に圧電ポンプ44を動作させるためのパラメータである振動周波数、駆動電圧、及びデューティ比を選定して設定するために、第1学習制御部100と、第2学習制御部110と、電圧デューティ比調整部120と、測定制御部130とを有している。尚、図9では、圧電ポンプ44以外の制御に関する構成は省略している。
(第1学習制御部100)
第1学習制御部100は、圧電ポンプ44を動作させる第1の駆動周波数と、駆動電圧を算出する。第1学習制御部100は、共振周波数検出部101と、第1流量比較部102と、第1調整部103と、第1設定部104とを有している。
共振周波数検出部101は、所定の電圧を印加した状態で周波数を変更することにより、圧電ポンプ44の圧電素子の共振周波数を検出する。
第1流量比較部102は、上記所定の値の電圧及び共振周波数を用いて圧電ポンプ44を動作させた際に流量センサ43によって検出された流量と、目標流量を比較する。圧電ポンプ44を動作させる際には、入力ガス切替器31によってゼロガス生成器37からのNOゼロガスが圧電ポンプ44に送られる状態となっている。
第1調整部103は、第1流量比較部102による比較結果に基づいて、流量センサ43によって検出された流量が目標流量になるように上記所定の印加電圧の値を調整する。
第1設定部104は、共振周波数を第1の駆動周波数として設定し、調整された印加電圧を駆動印加電圧として設定し、メモリ49に記憶する。
(第2学習制御部110)
第2学習制御部110は、第1の駆動周波数及び駆動印加電圧に基づいて、第2の駆動周波数と駆動デューティ比を選定して設定する。
第2学習制御部110は、周波数変化部111と、デューティ比増減判断部112と、デューティ比選定部113と、第2設定部114とを有している。
周波数変化部111は、流量センサ43によって検出される流量に基づいて、駆動印加電圧のデューティ比を変化させて流量を一定に保ちながら第1の駆動周波数を所定の周波数間隔で変化させる。
デューティ比増減判断部112は、周波数変化部111による周波数の変化に伴うデューティ比の増減を判定する。
デューティ比選定部113は、判定されたデューティ比の増減に基づいて最も小さいデューティ比を選定する。
第2設定部114は、デューティ比選定部113によってデューティ比が選定された周波数を、第2の駆動周波数として設定し、選定されたデューティ比を駆動デューティ比として設定する。
(電圧デューティ比調整部120)
電圧デューティ比調整部120は、第2の駆動周波数、駆動印加電圧及び駆動デューティ比が設定された後、流量センサ43によって検出される流量が目標流量と異なるようになった場合、検出される流量が目標流量になるように第2の駆動周波数に基づいて駆動印加電圧及び駆動デューティ比を調整する。
電圧デューティ比調整部120は、第2流量比較部121と、第2調整部122と、第3設定部123とを有する。
第2流量比較部121は、測定の際に、第2の駆動周波数、駆動印加電圧及び駆動デューティ比を用いて動作させた圧電ポンプ44によるチャンバ23内からの呼気の流量と、目標流量値とを比較する。
第2調整部122は、目標流量になるように印加電圧を調整する印加電圧調整部125と、デューティ比を調整するデューティ比調整部124を有する。
第3設定部123は、調整された駆動印加電圧及び駆動デューティ比を新たな駆動印加電圧及び駆動デューティ比としてメモリ49に設定する。
(測定制御部130)
測定制御部130は、測定の際に、入力ガス切替器31、ゼロガス生成器37、及び測定部45等の制御を行う。具体的には、測定部45によるチャンバ23内の呼気中の一酸化窒素の濃度を測定した後に、入力ガス切替器31をゼロガス生成器37側に切り替えて、NOゼロガスにおける一酸化窒素濃度(ブランク値)を測定した後、呼気中の一酸化窒素濃度からブランク値を差し引き、一酸化窒素濃度の演算を行う。
<2.動作>
図10は、本実施の形態の呼気測定装置の制御を示すフロー図である。
以上の構成において、呼気の測定を行うためにはまず、図3の電源スイッチ47がオン状態とされる(図10のS1)。
すると制御部48は図6に示す入力ガス切替器31を初期状態とする(図10のS2)。この初期状態とは、駆動部40により駆動弁36、39が駆動されて、弁孔35は駆動弁36によって閉じられ、弁孔38は開放された状態のことである。
次に、制御部48は圧電ポンプ44の動作設定(第1学習制御工程の一例)を行う(図10のS3)。
(圧電ポンプの動作設定S3(第1学習制御工程の一例))
以下に、図11を用いて圧電ポンプ44の動作設定について詳しく説明する。図11は、本実施の形態の呼気測定装置の圧電ポンプ44の動作設定の制御を示すフロー図である。
尚、圧電ポンプ44自体は良く知られているように圧電素子(図示せず)を例えば24〜28kHzで振動させ、その振動力で呼気を搬送する構成である。
このような圧電ポンプ44を用いた場合には、先ず、制御部48の共振周波数検出部101は、圧電ポンプ44の電源をオン状態とし(図11のS101)、次に圧電素子に加える電圧を例えば6V(所定の印加電圧の一例)に設定し(図11のS102)、振幅を固定した上で周波数サーチを行う(図11のS103)。
この周波数サーチでは、圧電素子に、上述した24〜28kHz、6Vを例えば256Hzの間隔で順次供給し、共振周波数検出部101は、この圧電素子が共振する周波数を先ずは粗く仮選定する。次にこの粗く仮選定された周波数の上下256Hzの間を、256Hzより細かい間隔、例えば20Hzの間隔で、更に6Vを順次供給し、この圧電素子が共振する周波数が選定される。
そして、この周波数サーチによって圧電素子が共振する周波数が選定できると(図11のS104)、次に、第1流量比較部102が、流量センサ43により流量を検出する。このときには図6に示す弁孔38が開口しているので、圧電ポンプ44が駆動されると、ゼロガス生成器37のワンウェイバルブ41及び弁孔38を介して空気がこの圧電ポンプ44によって吸引されることになり、このときの流量が流量センサ43によって検出される。
そして、流量センサ43によって検出された流量が目標流量である3mL/秒(第1の目標流量の一例)よりも少ないか否かが、第1流量比較部102によって検出される(図11のS105)。
この流量が例えば3ml/秒の目標値よりも少ないときには、第1調整部103が、圧電素子に印加する電圧を上述した6Vから増加させる(図11のS105、S106)。その後再び流量センサ43によって検出された流量が目標値になっているか、否かの判定が第1流量比較部102によって行われる(図11のS107)。
そして、流量センサ43によって検出された流量が目標値に到達すると、第1設定部104が、その印加電圧(駆動印加電圧の一例)を上記(図11のS104)で選定した周波数(第1の駆動周波数の一例)と共に図3に示すメモリ49に記憶する(図11のS107、S108)。
一方(図11のS105)において、流量が目標値よりも小さくない場合には、第1流量比較部102によって再び流量と目標値が同じ値となっているか否かの判定が行われ、流量と目標値が異なれば、第1調整部103は、圧電素子に印加する電圧を上述した6Vから減少させる(図11のS109、S110)。また、(図11のS109)において流量と目標値が同じとなれば、第1設定部104は、その印加電圧(駆動印加電圧の一例)を上記(図11のS104)で選定した周波数(第1の駆動周波数の一例)と共に図3に示すメモリ49に記憶する(図11のS109、S111)。
以上のようにして図10における圧電ポンプ44の動作設定(S3)が行われる。尚、上記S101〜S104が、共振周波数検出動作の一例に対応する。上記S105、S107、及びS109が、第1流量比較動作の一例に対応する。上記S106及びS110が、第1調整動作の一例に対応する。
上述したように、動作設定S3では、周波数(第1の駆動周波数の一例)と、印加電圧(駆動印加電圧の一例)が設定される。尚、印加電圧のデューティ比については、50%に設定されており、後述するS205における圧電ポンプの動作設定の初期のデューティ比と同じ値に設定されている。
次に図10のS4で示すセンサ環境安定待ち状態(1〜2分)を経て、測定準備完了状態となる。具体的には制御部48によって表示部46に“呼気を吹き込んでください”、との表示がなされる(図10のS4)。
続いて、制御部48は表示部46に呼気を吹き込むことを指示する表示をした後、例えば3分間の内に圧力センサ21が圧力を検出したか、否かを判定する。つまり、この3分間の内にマウスピース5から呼気が吹き込まなければ、圧力センサ21は圧力を検出せず、その結果として電源をオフの状態とする(図10のS5、S6)。
また、この3分間の内にマウスピース5から呼気が吹き込まれれば、圧力センサ21は圧力を検出し、その結果として呼気の測定動作が実行される(図10のS5、S7)。
次に、図12を用いて呼気の測定動作(S7)について説明する。
呼気の測定動作時には、まず制御部48は、図6に示す駆動部40により駆動弁36、39を駆動することで、弁孔35、38をそれぞれ閉じる(図12のS201)。
そして、圧力センサ21で圧力を検出してから10秒間はこの状態を維持する(図12のS202)。
この状態が維持されている10秒間の間には、流量調節器22に設けられている流量センサ27によって呼気の流量が検出され、それに基づき駆動モータ26が駆動制御される。この制御により流量調節器22を介して一定の流量でチャンバ23への呼気の供給が行われる(図4参照)。具体的には、流量センサ27で流量を確認した状態で呼気は流入口29から蛇行経路30へと流入することとなる。このとき上述のように入力ガス切替器31が全閉状態となっているのでチャンバ23の流出口32は閉じられた状態となっており、このチャンバ23内に吹き込まれた呼気の一部は吸排気孔33、34から流出することになる。つまり、チャンバ23内に残存していた空気は吹き込まれた呼気によって排出された状態となっており、結論としてチャンバ23内は呼気で満たされた状態となっている。
上記圧力センサ21で圧力を検出してから10秒が経過すると、制御部48は、流量調節器22の弁孔24を駆動弁25で閉鎖する(図12のS203)。つまり、制御部48が駆動モータ26を駆動することで弁孔24が駆動弁25によって閉鎖される。
次に制御部48は、入力ガス切替器31の駆動部40で駆動弁36を駆動することにより弁孔35を開放状態とする(図12のS204)。尚、このときは入力ガス切替器31の弁孔38は閉じられた状態となっている。
この状態で制御部48の第2学習制御部110は、圧電ポンプ44の動作設定(第2学習制御工程の一例)を行う(図12のS205)。
つまり、圧電ポンプ44の動作設定は上述のごとく電源スイッチ47をオン状態とした直後(図10のS3)に行っていたが、その後の時間経過に伴い、第1学習制御工程よりも精度の高い動作設定を行うために、S205において圧電ポンプ44の動作設定が再度行われる。
(圧電ポンプ44の動作設定S205(第2学習制御工程の一例))
以下に、図13を用いて圧電ポンプ44の動作設定(第2学習制御工程の一例)について説明する。
具体的には、圧電ポンプ44の電源は既に(図11のS101)でオン状態となっており、また、圧電素子に加える電圧も図11の動作設定時に、適切な値(駆動印加電圧の一例)(例えば6V)に設定されている。そのため、次には周波数を20Hzごとに切り替えて再度適切な駆動周波数を設定することになる。
このとき図11において既に駆動周波数(第1の駆動周波数の一例)も設定しているので、第2学習制御部110は、その周波数の上下256Hzの中(所定の領域内の一例)から以下のS301〜S316に基づきデューティ比を変えながら周波数を再選定する。ここで、測定時の目標流量は図11で用いたときより低い値とされ、例えば2ml/秒(第2の目標流量の一例)に設定される。そして、圧電素子に印加する電圧のデューティ比が学習時の最大値50%に設定される(図13のS301)。
次に周波数変化部111が、流量センサ43により流量を検出する。このときには図6に示す弁孔35が開口しているので、圧電ポンプ44が駆動されると、チャンバ23内の呼気が流出口32及び入力ガス切替器31の弁孔35を介して圧電ポンプ44へと吸引され、そのときの流量が流量センサ43によって検出される。
そして、周波数変化部111は、デューティ比を変化させて流量一定制御を行う(図13のS302)。例えば流量が目標流量より少ないときは、周波数変化部111はデューティ比を1%ずつ増し、逆に流量が目標値より多いときはデューティ比を1%ずつ減じて目標流量となるようにする。この状態(流量一定制御が行われている状態)で図11において既に設定された周波数(第1の駆動周波数の一例)より一定周波数ごと(例えば20Hzごと)に上下どちらかに変化させると、ピーク周波数に近づくほどデューティ比が減じられる。このことを利用してピーク周波数が再設定される。
まず、周波数変化部111が既に設定された周波数より−20Hzの周波数にして(図13のS303)、その際のデューティ比がデューティ比増減判断部112によって増減を判定され、デューティ比が減じられたか判定される(図13のS304)。
デューティ比が減じられた場合は、さらに周波数変化部111によって−20Hzごとに周波数がずらされ、デューティ比増減判断部112によって、そのときのデューティ比がずらす前のデューティ比(+20Hzの周波数におけるデューティ比ともいえる)と比べて減じられたかの判定が行われ、これらの動作が繰り返される(図13のS305,S306)。そして、デューティ比が減じられなくなる前の周波数の設定が、圧電素子がもっとも大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)であるとしてデューティ比選定部113によって選定され、デューティ比が減じられなくなる前の周波数を、第2設定部114が図3のメモリ49に記録する(図13のS307、S308)。
すなわち、デューティ比選定部113は、周波数を−20Hz変更した際のデューティ比が変更する前の周波数におけるデューティ比と比較して減少しなかった場合には、その変更する前の周波数におけるデューティ比を、周波数を20Hzの間隔で変化させた際の最も小さいデューティ比として選定する。そして、その最も小さいデューティ比のときの周波数が、圧電素子がもっとも大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)として、第2設定部114によってメモリ49に記録される。
図13のS304でデューティ比が減じられないと判定された場合は、周波数変化部111は、現状の周波数より+40Hz、つまり図11において設定された周波数より+20Hzの周波数に変更する(図13のS309)。そして、デューティ比増減判断部112によって変更された周波数におけるデューティ比が、再度減じられたか判定される(図13のS310)。
図13のS310でデューティ比が減じられた場合はさらに周波数変化部111によって+20Hzごとに周波数がずらされ、デューティ比増減判断部112によってデューティ比が減じられたかの判定が行われ、これらの動作が繰り返される(図13のS311,S312)。そして、デューティ比が減じられなくなる前の周波数の設定が、圧電素子がもっとも大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)であるとしてデューティ比選定部113によって選定され、第2設定部114が、それを図3のメモリ49に記録する(図13のS313、S314)。
すなわち、デューティ比選定部113は、周波数を+20Hz変更した際のデューティ比が変更する前の周波数におけるデューティ比と比較して減少しなかった場合には、その変更する前の周波数におけるデューティ比を最も小さいデューティ比として選定する。そして、その最も小さいデューティ比のときの周波数が、圧電素子がもっとも大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)として、第2設定部114によってメモリ49に記録される。
デューティ比選定部113は、図13のS310でデューティが減じられないと判定された場合は、元の周波数(減じられないと判定した周波数から20Hz引いた周波数)、つまり図11において設定された周波数が圧電素子の最も大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)であると検出し、それを第2設定部114が図3のメモリ49に記録する(図13のS315、S316)。
上記図13のS305及びS306の繰り返し、または図12のS311及び312の繰り返しは後述する時間内に収束させる必要があるので、周波数変化部111は、図11で設定された周波数から±256Hzの範囲内で周波数の変更を行う。尚、第2設定部114が圧電素子の最も大きくふれる周波数(第2の駆動周波数の一例)をメモリ49に記録する際には、その周波数におけるデューティ比(駆動デューティ比の一例)も記録される。
以上のように、圧電ポンプ44の動作設定として、最適な駆動周波数(第2の駆動周波数の一例)と、最適な駆動周波数の際のデューティ比(駆動デューティ比の一例)が設定される。尚、上記S301、S302、S303、S305、S309、及びS311が、周波数変化動作の一例に対応する。上記S304、S306、S310、及びS312がデューティ比増減判定動作の一例に対応する。上記S307、S308、S313、S314、S315、及びS316がデューティ比選定動作の一例に対応する。
(電圧デューティ比制御)
このようにして動作設定としての最適な駆動周波数(第2の駆動周波数の一例)が求められると、次にはこの最適な駆動周波数を固定して流量を一定とさせるための最適な駆動電圧とそのデューティ比を設定するための電圧デューティ比制御が図14のようにして行われる。
この電圧デューティ比制御は、一旦駆動電圧とそのデューティ比を設定した後も圧電ポンプ44の動作時には常に流量センサ43によって検出された流量を監視することによって実行されており、例えば周辺の気流の変化による外乱の影響を受けた場合でも流量一定を保つために行われる。
例えば、電圧デューティ比制御は、S205における圧電ポンプの動作設定が実行された後、S206の呼気の測定を行う際には常に実行されており、流量が目標流量と一致していない場合には、駆動印加電圧及びで駆動デューティ比が調整されて流量が目標流量と一致するよう制御が行われてから測定部45による測定が行われる。
具体的には、この制御では、圧電素子に印加される最適な電圧は図11における動作設定(第1学習制御工程の一例)によって求められており、またデューティ比は図13における動作設定(第2学習制御工程の一例)よって求められているので、先ず制御部48は圧電素子に印加する電圧とデューティ比をそれらの値に設定する(図14のS401)。
次にその状態で流量センサ43によって検出された流量が目標値よりも小さくなっているか否かの判定が第2流量比較部121によって行われ、目標値よりも小さくない場合には、次に、流量が目標値と等しいか否かの判定が行われる(図14のS402、S403)。
続いてこのS403において流量が目標値と等しければ、設定が完了される(図14のS404)。つまり、上述した最適な周波数と駆動電圧とデューティ比が動作設定されたことになり、この値がメモリ49に記憶させられる。いいかえると、S3において求められた駆動印加電圧(振幅)と、S205において求められた第2の駆動周波数と駆動デューティ比によって圧電ポンプ44が動作される。
またS403において、流量が目標値と等しくなければ、次にS405において駆動電圧のデューティ比が使用時の最低値(10%)か否かの判定が第2調整部122のデューティ比調整部124によって行われる。このとき使用時の最低値(10%)を下回っていない場合は、デューティ比調整部124によってデューティ比は1%減少させられ、制御処理は再びS402へと戻る(図14のS406、S402)。
また、S405においてデューティ比調整部124によってデューティ比が最低値を下回っていることが判定されれば、次に印加電圧調整部125によって駆動電圧の値が最低値か否かの判定が行われる(図14のS407)。
そして駆動電圧の値が最低値でなければ、印加電圧調整部125は、駆動電圧を0.1V減じ、制御処理は、再びS402へと戻る(図14のS408、S402)
またS407において駆動電圧の値が最低値であれば、制御部48は表示部46にエラー表示をさせる(図14のS410)。
つまり、駆動電圧のデューティ比が最低値で駆動電圧の値も最低値となるときにはエラー処理を行うのである。
またS402において、流量センサ43によって検出された流量が目標値よりも小さくなっていると第2流量比較部121によって判定されたときには、S411においてデューティ比調整部124によって駆動電圧のデューティ比が使用時の最大値(40%)か否かの判定が行われ、最大値でない場合は、デューティは1%増加させられ(図14のS412)、流量センサ43によって検出された流量が目標値と等しいか否かの判定が第2流量比較部121によって行われる(図14のS413)。
そして、流量が目標値と等しければ設定が完了される(図14のS414)。つまり、上述した最適な周波数(第2の駆動周波数)と、最適な駆動電圧と、最適なデューティが動作設定されたことになり、これらの値が第3設定部123によってメモリ49に記憶させられる(図14のS414)。尚、使用時のデューティ比の設定範囲は、学習時のデューティ比の設定範囲より上限、下限ともそれぞれ10%のマージンを持たせ10%〜40%としている。
S411においてデューティ比調整部124によって駆動電圧のデューティが使用時最大値であると判定された場合は、印加電圧調整部125が圧電素子に印加する電圧の値を0.1V増加させる(図14のS415)。
次に、その状態で流量センサ43によって検出された流量が目標値と等しいか否かの判定が第2流量比較部121によって行われる(図14のS416)。
そして、流量が目標値と等しければ設定が完了される(図14のS417)。つまり、上述した最適な周波数(第2の駆動周波数の一例)と、最適な駆動電圧と、最適なデューティが動作設定されたことになり、これらの値が第3設定部123によってメモリ49に記憶させられる(図14のS417)。
またS416において流量が目標値と異なれば次に流量が目標値よりも小さいか否かの判定が行われ(図14のS418)、小さい場合には制御処理は再びS415へと戻る。
また、S418において流量が目標値よりも小さくなければ印加電圧調整部125によって駆動電圧のデューティが1%減じられ(図14のS419)、再び流量が目標値になっているか否かの判定が第2流量比較部121によって行われる(図14のS420)。
そしてS420において流量が目標値に等しくなっていなければ、制御処理は、再びS419へと戻ることになる。またS420において流量が目標値と等しくなっていれば、設定が完了される(図14のS421)。つまり、上述した最適な周波数(第2の駆動周波数の一例)と、最適な駆動電圧と、最適なデューティが動作設定されたことになり、これらの値が第3設定部123によってメモリ49に記憶させられる(図14のS421)。
以上のような圧電ポンプ44の動作設定が行われる(図12のS205)時間は例えば10秒間であって、実際に圧電ポンプ44によってチャンバ23内の呼気を全て測定部45に供給するのに要する時間は30秒かかる。従って、この30秒の内の前半の10秒で圧電ポンプ44の動作設定(第2学習制御工程の一例)が完了する。そしてこの動作設定後の数秒間に測定部45に供給される呼気から一酸化窒素濃度が検出される(図12のS206)。
そしてこの呼気の測定が完了すると、測定制御部130が、入力ガス切替器31の弁孔35を駆動弁36で閉じ、弁孔38は開放される(図12のS207)。
そしてこの状態で、圧電ポンプ44により、ゼロガス生成器37のワンウェイバルブ41、一酸化窒素を除去するフィルター部42及び弁孔38を介して空気が吸引され、その空気の一酸化窒素濃度が測定部45で測定される(図12のS208)。
そして、S206で測定した呼気の一酸化窒素濃度と、S208で測定した空気の一酸化窒素濃度から呼気の最終的な濃度計算が行われる(図12のS209)。制御部48は、その演算結果を表示部46に表示させて測定が完了する(図12のS210、S211)。S208で測定した空気の一酸化窒素濃度とは、一酸化窒素を取り除いた状態の空気を測定したときの測定部45による検出値であり、ブランク値ともいえる。
尚、チャンバ23には図5に示すように蛇行経路30における入力ガス切替器31への流出口32の上流側と下流側に吸排気孔33、34をもうけているので、呼気を吹き込むときには、チャンバ23としての通気抵抗を小さくすることが出来る。またチャンバ23内の呼気を、圧電ポンプ44によって測定部45に供給するときの通気抵抗も小さくすることが出来る。
<3.主な特徴>
(3−1)
本実施の形態の呼気測定装置は、チャンバ23と、測定部45と、圧電ポンプ44と、第1学習制御部100と、第2学習制御部110とを備える。チャンバ23は、呼気を一時的に溜め込む。測定部45は、呼気中の所定成分を測定する。圧電ポンプ44は、チャンバ23内に溜め込まれた呼気を測定部45に供給する。第1学習制御部100は、圧電ポンプ44によりチャンバ23内の呼気を測定部45に供給する前に圧電ポンプ44の動作設定を行う。第2学習制御部110は、圧電ポンプ44によりチャンバ23内の呼気を測定部45に供給開始した後であって、測定部45によって測定を行う前に圧電ポンプ44の動作設定を行う。
このように本実施の形態の呼気測定装置では、圧電ポンプ44によりチャンバ23内に溜められた呼気を測定部45に供給する。圧電ポンプ44はストロークが小さいので、この圧電ポンプ44によって測定部45に供給される呼気の脈動は小さくなり、その結果として測定部45における検出値のバラツキを減少することが出来る。これにより検出精度を高めることが出来る。
また、圧電ポンプ44はその使用環境(例えば温度)よって最適な設定(例えば、駆動周波数)が変化するので、本実施の形態においては、チャンバ23内の呼気を測定部45に供給する前と、圧電ポンプ44によりチャンバ23内の呼気を測定部45に供給開始後に、圧電ポンプ44の動作設定を行う。
これにより圧電ポンプ44は最適な状態で駆動され、その結果として測定部45に供給する呼気の流量が安定し、その結果として検出精度を高めることができる。
(3−2)
本実施の形態の呼気測定装置では、第1学習制御部100は、図9及び図11に示すように圧電ポンプ44を駆動する第1の駆動周波数を選定する。
これにより、圧電ポンプ44を駆動する駆動周波数を選定することが出来る。
(3−3)
本実施の形態の呼気測定装置では、第2学習制御部110は、図9及び図13に示すように第1の動作設定で選定された第1の駆動周波数の±256Hz(第1の駆動周波数を含む所定の領域内の一例)を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定する。
これにより、第1学習制御部100によって第1の駆動周波数を選定した後の時間経過によって生じる周囲環境の変化等に対して、より精度良く駆動周波数を設定することが出来る。
(3−4)
本実施の形態の呼気測定装置は、図9及び図14に示すように、電圧デューティ比調整部120を更に備えている。電圧デューティ比調整部120は、第2学習制御部110で選定された第2の駆動周波数を用いて流量が一定になるようにデューティ制御を行う
これにより、第2の駆動周波数を設定した後であっても、例えば周囲の気流の変化等による外乱を受けて圧電ポンプ44による流量が変動した場合には流量を一定に保つように制御を行うことが出来る。
(3−5)
本実施の形態の呼気測定装置では、第1学習制御部100は、図9及び図11に示すように第1の駆動周波数を選定するとともに、圧電ポンプ44に印加する駆動印加電圧を選定する。
これにより、圧電ポンプ44を駆動する駆動周波数及駆動印加電圧を選定することが出来る。
(3−6)
本実施の形態の呼気測定装置では、第1学習制御部100は、図9及び図11に示すように6V(所定の電圧の一例)を印加した状態で周波数を変更することによって圧電ポンプ44の圧電素子が共振する周波数を検出する共振周波数検出部101を有している。第1の駆動周波数は、共振する周波数である。
このように圧電ポンプ44の圧電素子が共振する周波数を周波数サーチによって検出することによって、圧電ポンプ44を駆動させる第1の駆動周波数を選定することが出来る。
(3−7)
本実施の形態の呼気測定装置は、図3に示すようにゼロガス生成器37(ゼロガス生成部の一例)と、入力ガス切替器31(切替部の一例)と、流量センサ43(流量検出部の一例)とを備えている。ゼロガス生成器37は、外気から一酸化窒素(所定成分の一例)が取り除かれたゼロガスを生成する。入力ガス切替器31は、圧電ポンプ44へと送る気体を、チャンバ23内の呼気又はゼロガス生成器37によって生成されたゼロガスのいずれかに切り替える。流量センサ43は、圧電ポンプ44によって流通する気体の流量を測定する。第1学習制御部100は、図9に示すように第1流量比較部102と、第1調整部103とを有する。第1流量比較部102は、入力ガス切替器31によって圧電ポンプ44へ送られる気体がゼロガスに切り替えられた状態で、選定された周波数及び所定の値の印加電圧を用いて圧電ポンプ44を動作させた際に流量センサ43によって検出された流量と、3mL/秒(第1の目標流量の一例)を比較する。第1調整部103は、第1流量比較部102による比較に基づいて流量センサ43によって検出された流量が3mL/秒(第1の目標流量の一例)になるように所定の印加電圧を調整する。駆動印加電圧は、第1調整部103によって調整された印加電圧である。
このように第1の駆動周波数を用いて圧電ポンプ44を駆動した上で目標流量になるように印加電圧の大きさを調整することによって圧電ポンプ44を駆動する駆動印加電圧を求めることが出来る。
(3−8)
本実施の形態の呼気測定装置では、第2学習制御部110は、図9及び図13に示すように第1の駆動周波数の±256Hz(第1の駆動周波数を含む所定の領域内の一例)から第2の駆動周波数を選定し、且つ駆動印加電圧のデューティ比である駆動デューティ比を選定する。
これにより、圧電ポンプ44を駆動する駆動周波数と、駆動印加電圧のデューティ比を選定することが出来る。
(3−9)
本実施の形態の呼気測定装置は、圧電ポンプ44の動作によって流通する気体の流量を検出する流量センサ43を更に備えている。第2学習制御部110は、図9に示すように周波数変化部111と、デューティ比増減判定部112と、デューティ比選定部113と、を有している。周波数変化部111は、駆動印加電圧のデューティ比を変化させて流量を2mL/秒(第2の目標流量の一例)に保ちながら第1の駆動周波数を20Hz(所定の周波数間隔の一例)で変化させる。デューティ比増減判定部112は、周波数変化部111によって周波数が変化された際のデューティ比の増減を判定する。デューティ比選定部113は、判定されたデューティ比の増減に基づいて、最も小さいデューティ比を選定する。第2の駆動周波数は、デューティ比が最も小さくなった周波数である。駆動デューティ比は、デューティ比選定部113によって選定された最も小さいデューティ比である。
これにより、圧電ポンプ44を駆動する駆動周波数と、駆動印加電圧のデューティ比を選定することが出来る。
(3−10)
本実施の形態の呼気測定装置は、流量センサ43と、電圧デューティ比調整部120とを更に備えている。流量センサ43は、圧電ポンプ44の動作によって流通する気体の流量を検出する。電圧デューティ比調整部120は、第2の駆動周波数、駆動印加電圧、及び駆動デューティ比を用いて圧電ポンプ44を動作させ流量センサ43によって検出された流量が2mL/秒(第2の目標流量の一例)と異なる場合、流量が2mL/秒(第2の目標流量の一例)になるように、第2の駆動周波数を固定した状態で駆動印加電圧及び駆動デューティ比を調整する。
これにより、第2の駆動周波数を設定した後であっても、例えば周囲の気流の変化等による外乱を受けて圧電ポンプ44による流量が変動した場合には流量を一定に保つように駆動印加電圧及び駆動デューティ比を調整することが出来る。
(3−11)
本実施の形態の呼気測定装置は、ゼロガス生成器37(ゼロガス生成部の一例)と、測定制御部130とを備えている。ゼロガス生成器37は、外気から一酸化窒素(所定成分の一例)が取り除かれたゼロガスを生成する。測定制御部130は、測定部45によって測定されたチャンバ23内の呼気の測定値と、測定部45によって測定されたゼロガスの測定値から、一酸化窒素(所定成分の一例)の濃度を演算する。
ゼロガス生成器37は、フィルター部42と、開口370a(流入部の一例)と、ワンウェイバルブ41とを有している。フィルター部42は、一酸化窒素(所定成分の一例)を取り除く。開口370aは、外気がフィルター部42へと流入する。ワンウェイバルブ41は、開口370aに配置され、外気がフィルター部42へと流入する際に開状態となる。ワンウェイバルブ41には、スリット411が形成されており、ワンウェイバルブ41の開状態及び閉状態の双方において、フィルター部42はスリット411を通じて外部と連通している。
このようにスリット411が形成されているため、圧電ポンプ44の動作によってNOゼロガスを測定部45に供給する際に、初期の抵抗を小さくすることが出来る。すなわち、ワンウェイバルブ41にスリット411が形成されていない場合には、ワンウェイバルブ41を開状態にするために初期抵抗が大きくなっていたが、本実施の形態では、スリット411により初期抵抗を小さくすることが出来る。
尚、スリット411の幅は、フィルター部42のNO除去が所定期間(例えば、装置仕様によって定められている期間)保つことが出来る程度、且つ小さい初期抵抗を実現できる程度の幅に設定されている。すなわち、フィルター部42はスリット411を介して常時外気と接触しているため除々に劣化することになるが、スリット411の幅を狭くすることにより劣化の速度を遅くすることが出来る。また、スリット411の幅を広くすることにより、圧電ポンプ44の動作時の初期抵抗を小さくすることが出来るため、劣化の速度と初期抵抗の双方のバランスをとるようにスリット411の幅d1(図7C参照)は設定されている。
(3−12)
本実施の形態では、上記のように第1の目標流量の一例(3mL/秒)は第2の目標流量の一例(2mL/秒)よりも大きく設定されている。
図11における第1の駆動周波数の検出(第1の動作設定モードの一例)は、ピークを検出するだけであるため単位周波数あたりの変化量が大きくするほうが好ましい。一方、図13における第2の駆動周波数の検出は、測定の前にチャンバ23内の呼気を用いて行われるために、測定時の流量である必要があり、測定部45のセンサが反応可能であるならば流量は小さいほうがより好ましい。
そのため、本実施の形態では、第1の目標流量の一例は第2の目標流量の一例よりも大きく設定されている。
(3−13)
本実施の形態の呼気測定装置の制御方法は、呼気を一時的に溜め込むチャンバ23と、呼気中の所定成分を測定する測定部45と、チャンバ23内に溜め込まれた呼気を測定部45に供給する圧電ポンプ44とを備えた呼気測定装置の制御方法であって、S3(第1学習制御工程の一例)と、S205(第2学制御工程の一例)とを備えている。S3(第1学習制御工程)では、圧電ポンプ44によりチャンバ23内の呼気を測定部45に供給する前に、圧電ポンプ44の動作設定を行う。S205(第2学制御工程の一例)では、圧電ポンプ44によりチャンバ23内の呼気を測定部45に供給開始した後であって、測定部45によって測定を行う前に、圧電ポンプ44の動作設定を行う。
このように本実施の形態の呼気測定装置の制御方法では、圧電ポンプ44を用いることにより測定部45に供給される呼気の脈動は小さくなる。その結果として測定部45における検出値のバラツキを減少することが出来、検出精度を高めることが出来る。
<4.他の実施の形態>
(A)
上記実施の形態では、図11における第1の目標流量の値を3mL/秒と設定し、図13及び図14における第2の目標流量を2mL/秒と設定しており、第1の目標流量を第2の目標流量及び第2の目標流量よりも大きく設定しているが、第1の目標流量を2mL/秒と設定し第2の目標流量と同じであってもよい。
(B)
上記実施の形態では、図9に示すように、第1設定部104は、第1の駆動周波数及び駆動印加電圧をメモリ49に記憶していたが、第1設定部104が設けられていなくてもよい。この場合、共振周波数検出部101によって検出された共振周波数が第2学習制御部110に直接送信され、第1調整部103によって調整された印加電圧が第2学習制御部110及び電圧デューティ比調整部120に直接送信されてもよい。同様に、第2設定部105が設けられておらず、第2の駆動周波数及び駆動デューティ比が電圧デューティ比調整部120に直接送信されてもよい。
本発明の呼気測定装置及びその制御方法は、検出精度を高めることが可能な効果を有し、本発明は、喘息検出、肺機能検出などを行う際に使用する呼気測定装置に活用されることが期待されるものである。
1 ハンドル部
2 チューブ
2a 一端
2b 他端
3 測定装置本体
4 ハンドル部本体
5 マウスピース
6 吸気孔
7 接続部
8 円筒部
9 接続部材
10 径小部
11 吸気入口部
12 第1吸気経路
13 呼気排出部
14 第1ワンウェイバルブ
15 フィルター部
16 湾曲面
17 第2ワンウェイバルブ
18 第2吸気経路
19 排出経路
20 外周部
21 圧力センサ
22 流量調節器
23 チャンバ
24 弁孔
25 駆動弁
26 駆動モータ
27 流量センサ
28 容器
28a 平面
28s 壁部
29 流入口
30 蛇行経路
31 入力ガス切替器(切替部の一例)
32 流出口
33、34 吸排気孔
35 弁孔
36 駆動弁
37 ゼロガス生成器
38 弁孔
39 駆動弁
40 駆動部
41 ワンウェイバルブ
41a 第1部分
41ae 端
41b 第2部分
41be 端
42 フィルター部
43 流量センサ(流量検出部の一例)
44 圧電ポンプ
45 測定部
46 表示部
47 電源スイッチ
48 制御部
49 メモリ
50 容器
100 第1学習制御部
101 共振周波数検出部
102 第1流量比較部
103 第1調整部
104 第1設定部
105 第2設定部
110 第2学習制御部
111 周波数変化部
112 デューティ比増減判断部
113 デューティ比選定部
114 第2設定部
120 電圧デューティ比調整部
121 第2流量比較部
122 第2調整部
123 第3設定部
124 デューティ比調整部
125 印加電圧調整部
130 測定制御部
220 呼気流入部
221 呼気流出部
310 呼気流入部
311 ゼロガス流入部
312 流出部
370 容器
370a 開口
370b 縁
411 スリット
440 ポンプ室
441 ダイヤフラム
442 圧電素子
443 流路
444 入口
445 出口
446 孔
447 カバー部
448 筐体

Claims (23)

  1. 呼気を一時的に溜め込むチャンバと、
    呼気中の所定成分を測定する測定部と、
    前記チャンバ内に溜め込まれた呼気を前記測定部に供給する圧電ポンプと、
    前記圧電ポンプにより前記チャンバ内の呼気を前記測定部に供給する前に前記圧電ポンプの動作設定を行う第1学習制御部と、
    前記圧電ポンプにより前記チャンバ内の呼気を前記測定部に供給開始した後であって、前記測定部によって測定を行う前に前記圧電ポンプの動作設定を行う第2学習制御部と、
    を備えた、呼気測定装置。
  2. 前記第1学習制御部は、前記圧電ポンプを駆動する第1の駆動周波数を選定する、
    請求項1に記載の呼気測定装置。
  3. 前記第2学習制御部は、前記第1学習制御部で選定された前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定する、請求項2に記載の呼気測定装置。
  4. 前記第2学習制御部で選定された前記第2の駆動周波数を用いて流量が一定になるようにデューティ制御を行う電圧デューティ比調整部を更に備えた、
    請求項3に記載の呼気測定装置。
  5. 前記第1学習制御部は、前記第1の駆動周波数を選定するとともに、前記圧電ポンプに印加する駆動印加電圧を選定する、請求項2に記載の呼気測定装置。
  6. 前記第1学習制御部は、
    所定の電圧を印加した状態で周波数を変更することによって前記圧電ポンプの圧電素子が共振する周波数を検出する共振周波数検出部を有し、
    前記第1の駆動周波数は、前記共振する周波数である、
    請求項5に記載の呼気測定装置。
  7. 外気から前記所定成分が取り除かれたゼロガスを生成するゼロガス生成部と、
    前記圧電ポンプへと送る気体を、前記チャンバ内の呼気又は前記ゼロガス生成部によって生成されたゼロガスのいずれかに切り替える切替部と、
    前記圧電ポンプによって流通する気体の流量を測定する流量検出部と、
    を備え、
    前記第1学習制御部は、
    前記切替部によって前記圧電ポンプへ送られる気体がゼロガスに切り替えられた状態で、前記第1の駆動周波数及び所定の印加電圧を用いて前記圧電ポンプを動作させた際に前記流量検出部によって検出された流量を、第1の目標流量と比較する第1流量比較部と、
    前記第1流量比較部による比較に基づいて前記流量検出部によって検出された流量が前記第1の目標流量になるように前記所定の印加電圧を調整する第1調整部と、
    を有し、
    前記駆動印加電圧は、前記第1調整部によって調整された印加電圧である、
    請求項5に記載の呼気測定装置。
  8. 前記第2学習制御部は、前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定し、且つ前記駆動印加電圧のデューティ比である駆動デューティ比を選定する、
    請求項5に記載の呼気測定装置。
  9. 前記圧電ポンプの動作によって流通する気体の流量を検出する流量検出部を更に備え、
    前記第2学習制御部は、
    前記駆動印加電圧のデューティ比を変化させて流量を第2の目標流量に保ちながら前記第1の駆動周波数を所定の周波数間隔で変化させる周波数変化部と、
    前記周波数変化部によって周波数が変化された際の前記デューティ比の増減を判定するデューティ比増減判定部と、
    判定された前記デューティ比の増減に基づいて、最も小さい前記デューティ比を選定するデューティ比選定部と、を有し、
    前記第2の駆動周波数は、前記デューティ比が最も小さくなった周波数であり、
    前記駆動デューティ比は、前記デューティ比選定部によって選定された最も小さいデューティ比である、
    請求項8に記載の呼気測定装置。
  10. 前記圧電ポンプの動作によって流通する気体の流量を検出する流量検出部と、
    前記第2の駆動周波数、前記駆動印加電圧、及び前記駆動デューティ比を用いて前記圧電ポンプを動作させ前記流量検出部によって検出された流量が第2の目標流量と異なる場合、流量が前記第2の目標流量になるように、前記第2の駆動周波数を固定した状態で前記駆動印加電圧及び前記駆動デューティ比を調整する電圧デューティ比調整部と、
    を更に備えた、
    請求項8に記載の呼気測定装置。
  11. 外気から前記所定成分が取り除かれたゼロガスを生成するゼロガス生成部と、
    前記測定部によって測定された前記チャンバ内の呼気の測定値と、前記測定部によって測定された前記ゼロガスの測定値から、前記所定成分の濃度を演算する測定制御部とを更に備え、
    前記ゼロガス生成部は、
    前記所定成分を取り除くフィルター部と、
    外気が前記フィルター部へと流入する流入部と、
    前記流入部に配置され、外気が前記フィルター部へと流入する際に開状態となるワンウェイバルブと、
    を有し、
    前記ワンウェイバルブには、スリットが形成されており、
    前記ワンウェイバルブの開状態及び閉状態の双方において、前記フィルター部は前記スリットを通じて外部と連通している、
    請求項1に記載の呼気測定装置。
  12. 前記第2学習制御部は、
    前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定し、且つ前記駆動印加電圧のデューティ比である駆動デューティ比を選定し、
    前記駆動印加電圧のデューティ比を変化させて流量を第2の目標流量に保ちながら前記第1の駆動周波数を所定の周波数間隔で変化させる周波数変化部と、
    前記周波数変化部によって周波数が変化された際の前記デューティ比の変化に基づいて、最も小さい前記デューティ比を選定するデューティ比選定部と、を有し、
    前記第2の駆動周波数は、前記デューティ比が最も小さくなった周波数であり、
    前記駆動デューティ比は、前記デューティ比選定部によって選定された最も小さいデューティ比であり、
    前記第1の目標流量は、前記第2の目標流量よりも大きく設定されている、
    請求項7に記載の呼気測定装置。
  13. 呼気を一時的に溜め込むチャンバと、呼気中の所定成分を測定する測定部と、前記チャンバ内に溜め込まれた呼気を前記測定部に供給する圧電ポンプとを備えた呼気測定装置の制御方法であって、
    前記圧電ポンプにより前記チャンバ内の呼気を前記測定部に供給する前に、前記圧電ポンプの動作設定を行う第1学習制御工程と、
    前記圧電ポンプにより前記チャンバ内の呼気を前記測定部に供給開始した後であって、前記測定部によって測定を行う前に、前記圧電ポンプの動作設定を行う第2学習制御工程と、
    を備えた、呼気測定装置の制御方法。
  14. 前記第1学習制御工程は、前記圧電ポンプを駆動する第1の駆動周波数を選定する、
    請求項13に記載の呼気測定装置の制御方法。
  15. 前記第2学習制御工程は、前記第1学習制御工程で選定された前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定する、
    請求項14に記載の呼気測定装置の制御方法。
  16. 前記第2学習制御工程で選定された前記第2の駆動周波数を用いて流量が一定になるようにデューティ制御を行う電圧デューティ比調整工程を更に備えた、
    請求項15に記載の呼気測定装置の制御方法。
  17. 前記第1学習制御工程は、
    前記圧電ポンプを駆動する第1の駆動周波数と、前記圧電ポンプに印加する駆動印加電圧を選定する、
    請求項13に記載の呼気測定装置の制御方法。
  18. 前記第1学習制御工程は、
    所定の電圧を印加した状態で周波数を変更することによって前記圧電ポンプの圧電素子が共振する周波数を検出する共振周波数検出動作を有し、
    前記第1の駆動周波数は、前記共振する周波数である、
    請求項17に記載の呼気測定装置の制御方法。
  19. 前記第1学習制御工程は、
    外気から前記所定成分が取り除かれたゼロガスが前記圧電ポンプへ送られている状態で、前記第1の駆動周波数及び所定の印加電圧を用いて前記圧電ポンプを動作させた際の流量と、第1の目標流量とを比較する第1流量比較動作と、
    前記第1流量比較動作による比較に基づいて、前記圧電ポンプによって流通する気体の流量が前記第1の目標流量になるように前記所定の印加電圧を調整する第1調整動作と、を有し、
    前記駆動印加電圧は、前記第1調整動作によって調整された印加電圧である、
    請求項17に記載の呼気測定装置の制御方法。
  20. 前記第2学習制御工程は、前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定し、且つ前記駆動印加電圧のデューティ比である駆動デューティ比を選定する、
    請求項17に記載の呼気測定装置の制御方法。
  21. 前記第2学習制御工程は、
    前記第1の印加電圧のデューティ比を変更して流量を第2の目標流量に保ちながら前記第1の駆動周波数を所定の周波数間隔で変更する周波数変化動作と、
    前記周波数変化動作によって周波数が変更された際の前記デューティ比の増減を判定するデューティ比増減判定動作と、
    判定された前記デューティ比の増減に基づいて、最も小さい前記デューティ比を選定するデューティ比選定動作と、を有し、
    前記第2の駆動周波数は、前記デューティ比が最も小さくなった周波数であり、
    前記駆動デューティ比は、前記デューティ比選定動作によって選定された最も小さいデューティ比である、
    請求項20に記載の呼気測定装置の制御方法。
  22. 前記第2の駆動周波数、前記駆動印加電圧、及び前記駆動デューティ比を用いて前記圧電ポンプを動作させた際の流量が第2の目標流量と異なる場合、流量が前記第2の目標流量になるように、前記第2の駆動周波数を固定した状態で前記駆動印加電圧及び前記駆動デューティ比を調整する電圧デューティ比調整工程を更に備えた、
    請求項20に記載の呼気測定装置の制御方法。
  23. 前記第2学習制御工程は、
    前記第1の駆動周波数を含む所定の領域内から第2の駆動周波数を選定し、且つ前記駆動印加電圧のデューティ比である駆動デューティ比を選定し、
    前記第1の印加電圧のデューティ比を変更して流量を第2の目標流量に保ちながら前記第1の駆動周波数を所定の周波数間隔で変更する周波数変化動作と、
    前記周波数変化動作によって周波数が変更された際の前記デューティ比の変化に基づいて、最も小さいデューティ比を選定するデューティ比選定動作と、を有し、
    前記第2の駆動周波数は、前記デューティ比が最も小さくなった周波数であり、
    前記駆動デューティ比は、前記デューティ比選定動作によって選定された最も小さいデューティ比であり、
    前記第1の目標流量は、前記第2の目標流量よりも大きく設定されている、
    請求項19に記載の呼気測定装置の制御方法。
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