JPWO2015001711A1 - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

電池セル内でのガスの流動性が低下し難くして、電池セルの内圧が上昇した場合に作動する保護機構を迅速に作動させることができる電源装置を提供する。本発明の一局面の電源装置(2)は、外装ケースと、圧力によって作動して安全性を確保するガス排出弁及び電流遮断機構と偏平状の巻回電極体と外装ケース内に収容された角形電池セル(12)を有し、電源装置(2)内の角形電池セル(12)は、正極合剤層に炭酸リチウムを含み、偏平状の巻回電極体の巻回軸が略鉛直方向となるように並置されている。

Description

本発明は、電池セルを備えた電源装置に関する。
複数個の電池セルを並置し、これらの電池セルを互いに直列、並列又は直並列に接続した電源装置がある。このような電源装置は、出力が大きく、ハイブリッド電気自動車(HEV、PHEV)や電気自動車(EV)、大型の定置用蓄電装置等に用いられている。
電池セルは、内圧が上昇すると膨張する。電池セルに異常が発生して内圧が大きく上昇した場合、電池セルが破損し、周囲を損傷する等の不具合を生じることが想定される。このような不具合に対処するために、電池セルには、内圧が上昇した場合に作動する電流遮断機構、強制短絡機構、ガス排出弁等の保護機構が設けられているものがある。特に非水電解質二次電池においては、保護機構をより効果的に作動させるようにするため、正極合剤層中に炭酸リチウムを添加したものが知られている(下記特許文献1参照)。
炭酸リチウムは、電池セルが過充電状態となって電池電圧が高くなった場合に分解して炭酸ガスを発生させる。これにより電池セルの内圧を上昇させ、迅速に保護機構を作動させる。
特許文献2には、上面に正極端子および負極端子が設けられている角形電池セルを複数個備える電池スタックと、この電池スタックを収容するパックケースとを有する電源装置が開示されている。特許文献3には、上面に正極端子および負極端子が設けられている角形電池セルを複数個備える電池ブロックと、この電池ブロックを収容するアウターケースとを有する電源装置が開示されている。特許文献4には、円筒形電池セルを複数個備える電池ブロックと、この電池ブロックを収容するケーシングとを備える電源装置が開示されている。
特開平04−328278号公報 特開2012−054052号公報 特開2013−025983号公報 特開2012−074350号公報
特許文献2及び3に開示されている角形電池セル及び特許文献4に開示されている円筒形電池セルは、いずれも正極と負極とをセパレータを介して互いに絶縁された状態で巻回された偏平状の巻回電極体を備えている。特許文献2〜4に開示されている電源装置では、角形電池セルの場合であっても円筒形電池セルの場合であっても、巻回電極体の巻回軸が水平方向となるように配置されている。
巻回電極体は電池容量の確保のために密に巻回される。巻回電極体の巻回軸が水平方向となるように配置されている電池セルでは、ガスが発生した場合にそのガスの経路(通り道)が制限される。そのため、巻回電極体内で発生したガスがこの巻回電極体内の一部にこもり易くなり、電池内圧によって作動する保護機構の作動が遅延する。
本発明の一局面の電源装置によれば、電池セル内でのガスの流動性が良好であるため、電池内圧によって作動する保護機構を迅速に作動させることができる電源装置が提供される。
本発明の一局面の電源装置は、
正極合剤層を含む正極と、負極合剤層を含む負極と、前記正極及び前記負極をセパレータを介して互いに絶縁した状態で巻回した巻回電極体と、電池外装体と、内圧の上昇によって作動して安全性を確保する保護機構と、を備える複数個の電池セルを有し、
前記正極合剤層は、炭酸リチウムを含み、
前記複数個の電池セルは、それぞれが前記巻回電極体の巻回軸が略鉛直方向となるように並置されている。
本発明の一局面の電源装置によれば、巻回電極体内でのガスの流動性が良好になるので、巻回電極体内でガスが発生した場合の内圧上昇が急となり、電池内圧によって作動する保護機構を迅速に作動させることができる。
本発明の一実施形態の電源装置の斜視図である。 本発明の一実施形態の電源装置の平面図である。 図3Aは図2のIIIA−IIIA線に沿った断面図であり、図3Bは図2のIIIB−IIIB線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の電池ブロック、電池制御装置及びその周辺構造を斜視した概略図である。 図5Aは本発明の一実施形態の電源装置で用いられる電池セルの正面図であり、図5Bは同じく側面図である。 図6Aは図5AのVIA−VIA線に沿った断面図であり、図6Bは図6AのVIB−VIB線に沿った断面図であり、図6Cは図6AのVIC−VIC線に沿った断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための一例を示すものであって、本発明をこれらの実施形態のいずれかに限定することを意図するものではない。本発明は、特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用できるものである。
また、以下の説明において、「前後上下左右」の方向は説明のために便宜的に示したものであり、その方向に限定されるものではない。この明細書における「略鉛直方向」とは、水平面に対して直角な方向が望ましいが、必ずしも完全に直角な方向である必要はなく、水平面に対して実質的に直角と見なされる範囲も含む意味で用いられている。
一実施形態に係る電源装置2について、図1〜図3を用いて説明する。
電源装置2は外装体としての外装ケース102を備え、この外装ケース102の内部に複数の電池ブロック4と、電池制御装置6とが収容されている。
外装ケース102は、ベースプレート104と、このベースプレート104の上方に配置されたカバープレート106と、ベースプレート104の側方(左右)にそれぞれ設けられた二つのサイドプレート108とを備える。
図3Aに示すように、ベースプレート104は、電池ブロック4及び電池制御装置6が載置される基台部104aと、この基台部104aの前端から上方に延びるようにして形成された第一の側壁部104bと、この第一の側壁部104bの上部から水平方向に延びるようにして形成された第一の連結部104cと、基台部104aの後端から上方に延びるようにして形成された第二の側壁部104dと、この第二の側壁部104dの上部から水平方向に延びるようにして形成された第二の連結部104eと、を有している。
基台部104aの上部には、電池ブロック4を固定する固定部材110が設けられている。
ベースプレート104は、例えば金属プレートを溝型にプレス加工することにより作製される。
カバープレート106は、電池ブロック4を覆う第一のカバー部112と、電池制御装置6を覆う第二のカバー部114とにより構成される。
第一のカバー部112は、前後方向の長さがベースプレート104よりも小さくなっている。第一のカバー部112は、複数の電池ブロック4を覆うとともに、これらの電池ブロック4が配置される空間と、電池制御装置6が配置される空間とを区切るようになっている。
第一のカバー部112は、電池ブロック4の上方に配置される天板部112aと、この天板部112aの前端から下方に延びるようにして形成された側壁部112bと、この側壁部112bの下部から水平方向に延びるようにして形成された第一の連結部112cと、天板部112aの後端に形成された第二の連結部112dと、この第二の連結部112dの後端からベースプレート104に向けて延びるようにして形成された隔壁部112eとにより構成される。
天板部112aの下部には、電池ブロック4を固定する固定部材116が設けられている。
第一のカバー部112は、例えば金属プレートを溝型にプレス加工することにより作製される。
第二のカバー部114は、前後方向の長さがベースプレート104よりも小さくなっている。
第二のカバー部114は、電池制御装置6の上方に配置される天板部114aと、この天板部114aの後端から下方に延びるようにして形成された側壁部114bと、この側壁部114bの下部から水平方向に延びるようにして形成された第一の連結部114cと、天板部114aの前端に形成された第二の連結部114dとにより構成される。
第二のカバー部114は、例えば金属プレートをL字状にプレス加工することにより作製される。
ベースプレート104の第一の連結部104cと第一のカバー部112の第一の連結部112cとは、密閉部材120を介して連結部材122によって連結されている。密閉部材120は、ベースプレート104の第一の連結部104cと第一のカバー部112の第一の連結部112cとの間の密閉性を保つものであり、例えばパッキン等が用いられる。連結部材122としては、例えばボルト及びナット等が用いられる。
ベースプレート104の第二の連結部104eと第二のカバー部112の第一の連結部114cとは、密閉部材120を介して連結部材122によって連結されている。
第一のカバー部112の第二の連結部112dと第二のカバー部114の第二の連結部114dとは、この第二の連結部114dが上側になるようにして密閉部材120を介して連結部材122によって連結されている。
ベースプレート104、第一のカバー部112及び第二のカバー部114は、例えば、表面をメッキ処理あるいは塗装した鉄や鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属板により形成される。第二のカバー部114は特に、成形性や放熱性の観点から、アルミダイカストにより形成するようにしてもよい。
ベースプレート104の厚みは、第一のカバー部112と同程度としてもよいし、第一のカバー部112よりも厚くするようにしてもよい。
図3Bに示すように、サイドプレート108は板状の部材であり、その下部には前後方向に延びる溝部108aが形成されている。溝部108aには密閉部材120が設けられており、この密閉部材120を介して溝部108aにベースプレート104の左右の端部が嵌るようになっている。
サイドプレート108の上部には、密閉部材120を介してカバープレート106の左右の端部が配置されるようになっている。
サイドプレート108は、ベースプレート104の固定部材110及びカバープレート106の固定部材116と、連結部材122によって固定されている。
外装ケース102は、内部が密閉された構造となっている。外装ケース102内には、ベースプレート104、サイドプレート108及び第一のカバー部112で囲まれ電池ブロック4を収納する第一の収納部124と、ベースプレート104、サイドプレート108及び第二のカバー部114で囲まれ電池制御装置6を収納する第二の収納部126とが形成される。
第一の収納部124内において、電池ブロック4は、ベースプレート104、第一のカバー部112及びサイドプレート108に対して固定されている。第一の収納部124には、電池ブロック4を冷却する冷却ダクト128が複数の電池ブロック4の間を通過するようにして設けられている。
次に、電池ブロック4及び電池制御装置6の詳細について、図4を用いて説明する。
(電池ブロック)
本実施形態においては、電池ブロック4は四つ設けられており、直列に二つ並べられたものが二列に配置されている。電池ブロック4は、複数の角形電池セル12と、複数のスペーサ14と、二つのエンドスペーサ16と、二つのエンドプレート18と、バインドバー20とを備える。
複数の角形電池セル12は並置(図4中、左右方向に並ぶようにして配置)され、スペーサ14は隣り合う二つの角形電池セル12に挟まれるようにして配置されている。エンドスペーサ16は、並置方向の端に配置された角形電池セル12の外側に配置されている。エンドプレート18は、エンドスペーサ16の並置方向外側に配置され、角形電池セル12、スペーサ14及びエンドスペーサ16を挟むようになっている。バインドバー20はエンドプレート18に接続され、角形電池セル12、スペーサ14及びエンドスペーサ16を並置方向に加圧するようにして、これらを固定している。
隣り合う角形電池セル12は、バスバー22を介して電気的に接続されている。
スペーサ14は、複数の角形電池セル12同士を絶縁し、角形電池セル12がショートするのを防止する。スペーサ14は、外形(並置方向に並ぶ面)が角形電池セル12と同程度の大きさとなっている。
スペーサ14は絶縁性を有するとともに、角形電池セル12等により挟まれても損傷しない程度の強度に設計されている。スペーサ14は、例えばナイロン樹脂やエポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックなどにより形成される。
エンドスペーサ16は、スペーサ14と同様に構成されている。エンドスペーサ16の左右方向の長さ(厚さ)は、スペーサ14と同程度であってもよいし、適宜変更するようにしてもよい。
エンドプレート18は、外形(並置方向に並ぶ面)が角形電池セル12と同程度の大きさの直方体形状であり、アルミニウムやアルミニウム合金等の比較的高い強度を有する金属や硬質のプラスチックなどで形成されている。エンドプレート18は、外形を角形電池セル12よりも大きくするようにしてもよい。
バインドバー20は、比較的強度の高い金属板、例えばステンレス板や鋼板等で形成されている。バインドバー20は、左右方向の端部を折り曲げた形状としてもよい。これにより、本構成を有さない場合と比較して、締結強度が向上する。
(電池制御装置)
電池制御装置6は、電池ブロック4の角形電池セル12に電気的に接続されており、角形電池セル12の動作を制御する。具体的には、電池制御装置6は、角形電池セル12の電圧や電流、残容量、温度等の状態を検出し、これに基づいて角形電池セル12の充放電を制御する。
例えば、電池制御装置6が角形電池セル12の電圧を検出して充放電制御を行う場合、充電時に角形電池セル12の電圧が予め定めた最高充電電圧よりも高くなると充電電流を制限し、放電時に角形電池セル12の電圧が予め定めた最低放電電圧よりも低くなると放電電流を制限する。このようにして、角形電池セル12の過充電及び過放電を防止する。
また、電池制御装置6が角形電池セル12の充放電電流を検出して充放電制御を行う場合、角形電池セル12に予め定められた値以上の電流が流れた場合に電流を遮断する。
電池制御装置6が角形電池セル12の残容量を検出して充放電制御を行う場合、充電時に角形電池セル12の残容量が予め定められた最大値よりも大きくなると充電電流を制限し、放電時に角形電池セル12の残容量が予め定められた最小値よりも小さくなると放電電流を制限する。
電池制御装置6は、角形電池セル12の温度を検出して充放電制御を行うことも可能である。
(電池セルの全体構造)
次に、実施形態で用いた角形電池セル12の詳細について、図5及び図6を用いて説明する。
角形電池セル12は、例えば角形非水電解質二次電池であり、直方体形状の外装体30と、封口体32とを備える。外装体30は、左右方向に対向する二つの幅の広い面(以下、「幅広面30a」という)と、上下方向に対向する二つの幅の狭い面(以下、「幅狭面30b」という)と、後方に位置する側面30cとで囲まれ、前方が開口した形状となっている。封口体32は、外装体30の開口を封じるように配置されている。外装体30と封口体32とはレーザ溶接されており、角形電池セル12の内部は密閉されている。
封口体32には、正極端子34が絶縁部材36を介して固定され、負極端子38が絶縁部材40を介して固定されている。これらの正極端子34及び負極端子38には、バスバー22(図4参照)が接続される。
外装体30、封口体32、正極端子34はそれぞれアルミニウム又はアルミニウム合金により形成されており、負極端子38は銅又は銅合金により形成されている。
封口体32には、電解液を注入する注液口42と、ガス排出弁44とが設けられている。ガス排出弁44は、角形電池セル12内が予め定められた圧力以上となった場合にこの角形電池セル12内のガスを外部へ排出するようになっている。
外装体30の内側には、樹脂で形成されたシート状の絶縁シート46が配設されており、この絶縁シート46の内側には、偏平状巻回電極体50が配置されている。偏平状巻回電極体50は、正極板52と、負極板54と、セパレータ56とを備え、これら正極板52と負極板54とがセパレータ56を介して互いに絶縁された状態で偏平状に巻回された構成を有している。
偏平状巻回電極体50は、最外周がセパレータ56となりその内側が負極板54、さらにその内側が正極板52の順となるように巻かれている。セパレータ56としては、例えばポリオレフィンから形成される微多孔膜が用いられる。
ガスはその性質上、水平方向よりも鉛直方向に移動し易い。偏平状巻回電極体50内でガスが発生した場合、この偏平状巻回電極体50の巻回軸が水平方向となるように配置されていると、偏平状巻回電極体50の内部にガスがたまり易い。これに対して、偏平状巻回電極体50の巻回軸が水平方向に対して傾くように配置されていると、巻回軸が水平方向となるように配置されている場合と比較して、この偏平状巻回電極体50の外部へガスが抜け易くなる。
本実施形態においては、偏平状巻回電極体50の巻回軸は、水平方向から略鉛直方向となるように配置され、正極端子34及び負極端子38が設けられた封口体32の面と略平行となっている。正極端子34と負極端子38とは、偏平状巻回電極体50の巻回軸と平行な一面に、この巻回軸方向に離間するようにして配置されている。電源装置2においては、角形電池セル12は封口体34が前側となるように配置されている。これにより、偏平状巻回電極体50内で発生したガスは外部(図5B及び図6Aにおける上方)へ向けて移動し易くなる。
偏平状巻回電極体50の巻回軸の水平面に対する角度は、鉛直方向に対して±20°程度であり、好ましくは±10°であり、より好ましくは±5°である。
正極板52には、正極芯体の両面に塗布された正極合剤層と、正極芯体露出部58とが形成されている。正極芯体露出部58は、正極合剤が塗布されていない部分であり、正極芯体が偏平状巻回電極体50の巻回方向に帯状に露出している部分である。
正極芯体は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等から形成され、厚さが10〜20μm程度のものが用いられる。
負極板54には、負極芯体の両面に塗布された負極合剤層と、負極芯体露出部60とが形成されている。負極芯体露出部60は、負極合剤が塗布されていない部分であり、負極芯体が偏平状巻回電極体50の巻回方向に帯状に露出している部分である。
負極合剤層の形成範囲(幅及び長さ)は、正極合剤層の範囲よりも大きくなっている。
負極芯体は、例えば銅や銅合金等から形成され、厚さが5〜15μm程度のものが用いられる。
偏平状巻回電極体50は、一端側(図6Aにおいて上側)に正極芯体露出部58が複数重なるようにして配置され、他端側(同、下側)に負極芯体露出部60が複数重なるように配置された構成となっている。正極板52と負極板54とは、正極芯体露出部58が負極活物質合剤の塗布された層と重ならないように配置されるとともに、負極芯体露出部60が正極合剤の塗布された層と重ならないように配置されている。
正極芯体露出部58の外側には、アルミニウム又はアルミニウム合金から形成される正極集電体62が設けられている。
巻回されて積層された複数枚の正極芯体露出部58は、厚み方向の中央部に収束されてさらに二分割され、偏平状巻回電極体50の厚みの1/4を中心として正極芯体露出部58が収束され、その間に正極中間部材64が配置されている。
正極中間部材64は、樹脂材料からなる基体に導電性の正極導電部材66を複数個、ここでは二個保持している。正極導電部材66は、円柱状のものが用いられ、それぞれ積層された正極芯体露出部58と対向する側に、プロジェクションとして作用する円錐台状の突起68が形成されている。
正極芯体露出部58は、正極集電体62を介して正極端子34に電気的に接続されている。正極集電体62と正極端子34との間には、電流遮断機構70が設けられている。電流遮断機構70は、角形電池セル12内が予め定められた圧力以上となった場合に、電流を遮断するように動作する。電流遮断機構70は、ガス排出弁44が作動する圧力よりも低い圧力で作動するようになっている。
電流遮断機構70及びガス排出弁44は、内圧の上昇によって作動して電源装置10等の安全性を確保する保護機構として機能する。
負極芯体露出部60の外側には、銅又は銅合金から形成される負極集電体72が設けられている。巻回されて積層された複数枚の負極芯体露出部60は、厚み方向の中央側に収束されてさらに分割され、偏平状巻回電極体50の厚みの1/4を中心として負極芯体露出部60が収束され、その間に負極中間部材74が配置されている。
負極中間部材74は、樹脂材料からなる基体に負極導電部材76を複数個、ここでは二個保持している。負極導電部材76は、円柱状のものが用いられ、それぞれ積層された負極芯体露出部と対向する側に、プロジェクションとして作用する円錐台状の突起78が形成されている。
負極芯体露出部60は、負極集電体72を介して負極端子38に電気的に接続されている。
これらの正極集電体62と、正極芯体露出部58と、正極中間部材64の正極導電部材66との間の抵抗溶接方法、及び、負極集電体72と、負極芯体露出部60と、負極中間部材74の負極導電部材76との間の抵抗溶接方法としては、周知の技術が用いられる。
次に、角形電池セル12の製造方法について詳細について説明する。
(正極板の構成)
正極板52としては、例えば以下のようにして作製されるものが用いられる。
正極活物質として、LiNi0.35Co0.35Mn0.30で表されるリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物を用いる。リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物と、導電剤としての炭素粉末と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVd
F)と、炭酸リチウムとを含む正極合剤に、分散媒としてのN−メチル−2−ピロリドン
(NMP)を混合して正極スラリーを調製する。
リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物と、炭素粉末と、PVdFとは、それぞれ質量比で88:9:3となるように含有させる。炭酸リチウムは、正極合剤に対して、0.1〜5.0質量%含有させることが好ましい。正極合剤における炭酸リチウムの含有量が0.1質量%未満であると、炭酸リチウムからの炭酸ガスの発生が少なく、保護機構を迅速に作動させ難くなる。正極合剤における炭酸リチウムの含有量が5.0質量%を超えると、電極反応に関与しない炭酸リチウムの割合が過度に多くなり、電池容量の低下が大きくなる。
この正極スラリーを、正極芯体の両面にダイコーターによって塗布して、正極合剤層を正極芯体の両面に形成する。次いで、乾燥させてNMPを除去し、ロールプレスによって所定の厚さとなるように圧縮する。所定の寸法に切り出した後、幅方向の一端側に長さ方向(巻き方向)全体にわたる正極芯体露出部58を形成するように正極合剤層の一部を除去する。
(負極板の構成)
負極板54としては、例えば以下のようにして作製されるものが用いられる。
黒鉛粉末と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)と、結着剤としてのスチレン−ブタジエンゴム(SBR)とを含む負極合剤を、水に分散させて負極スラリーを調整する。黒鉛粉末と、CMCと、SBRとは、それぞれ質量比で98:1:1となるように含有させる。
この負極スラリーを負極芯体の両面にダイコーターによって塗布して、負極合剤層を負極芯体の両面に形成する。次いで、圧縮ローラーを用いて所定の厚さとなるように圧縮する。定の寸法に切り出した後、幅方向の一端側に長さ方向(巻き方向)全体にわたる負極芯体露出部60を形成するように負極合剤層の一部を除去する。
(非水電解液の調製)
非水電解液としては、例えば以下のように調製されるものが用いられる。
エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とを体積比(25℃、1気圧)で3:7の割合で混合した混合溶媒に、電解質塩としてLiPFを1mol/Lとなるように添加する。
(角形電池セルの作製)
角形電池セル12は、例えば以下のようにして作製される。
正極板52及び負極板54を、セパレータ56を介して互いに絶縁されるようにして最外面が負極板54となるように巻回した後、これを偏平状に成型して偏平状巻回電極体50を作製する。偏平状巻回電極体50を外装体30に収容した後、この外装体30の開口に封口体32を嵌合し、これら外装体30と封口体32との間をレーザ溶接する。次いで、注液口42から非水電解液を所定量注液する。そして、注液口42をブラインドリベットにより封止する。
このようにして作製された角形電池セル12においては、過充電状態となって電池電圧が通常時よりも高くなると、正極合剤層中の炭酸リチウムが分解して炭酸ガスが発生する。実施形態の電源装置2においては、角形電池セル12は偏平状巻回電極体50の巻回軸が略垂直方向となるように配置されている。このため、偏平状巻回電極体50内でのガスの流動性が良好となるので、偏平状巻回電極体50で発生したガスが偏平状巻回電極体50の内部にとどまることが抑制される、これにより、角形電池セル12の内圧上昇が急となり、電流遮断機構70を迅速に作動させることができる。
なお、実施形態では電池セルとして角形電池セルの場合を例にとり説明した。しかし、本発明は、複数の巻回電極体の巻回軸が略鉛直方向となるように並置されているものであれば所定の作用効果を奏する。そのため、本発明は、巻回電極体を備える円筒形電池セルに対しても等しく適用することができる。
電源装置10は、電気自動車やハイブリッド式電気自動車、プラグイン式ハイブリッド電気自動車等に好適に利用できる。また、コンピュータサーバラックに搭載されるバックアップ電源装置や、携帯電話等の無線基地局用のバクアップ電源装置、家庭用又は工場用の蓄電用電源装置、太陽電池と組み合わせた蓄電装置などの用途にも利用できる。
2…電源装置 4…電池ブロック 6…電池制御装置
12…角形電池セル 14…スペーサ 20…バインドバー
22…バスバー 30…外装体 32…封口体
34…正極端子 38…負極端子 42…注液口
44…ガス排出弁 50…偏平状巻回電極体 52…正極板
54…負極板 56…セパレータ 58…正極芯体露出部
60…負極芯体露出部 62…正極集電体 70…電流遮断機構
72…負極集電体 102…外装ケース 104…ベースプレート
106…カバープレート 108…サイドプレート 112…第一のカバー部
114…第二のカバー部 120…密閉部材 122…連結部材
124…第一の収納部 126…第二の収納部 128…冷却ダクト

Claims (5)

  1. 正極合剤層を含む正極と、負極合剤層を含む負極と、前記正極及び前記負極をセパレータを介して互いに絶縁した状態で巻回した巻回電極体と、電池外装体と、内圧の上昇によって作動して安全性を確保する保護機構と、を備える複数個の電池セルを有し、
    前記正極合剤層は、炭酸リチウムを含み、
    前記複数個の電池セルは、それぞれが前記巻回電極体の巻回軸が略鉛直方向となるように並置されている、
    電源装置。
  2. 前記電池セルは非水電解質二次電池である、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記複数個の電池セルは角形電池セルであり、前記巻回電極体は偏平状巻回電極体であり、前記正極に電気的に接続されている正極端子及び前記負極に電気的に接続されている負極端子は、ともに前記巻回軸と平行な一面に、前記巻回軸方向に離間して設けられている、請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. それぞれの前記角形電池セルの間にはスペーサが配置され、前記並置方向の両端にそれぞれ並置された前記角形電池セルの両方の外側にはそれぞれエンドスペーサが配置され、両方の前記エンドスペーサの外側にはそれぞれエンドプレートが配置され、前記電池セル、前記スペーサ及び前記エンドスペーサは、バインドバーによって並置方向に一体に加圧・固定されている、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記複数個の電池セルは、互いにバスバーによって直列、並列又は直並列に接続されている、請求項3又は4に記載の電源装置。
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