JPWO2014199658A1 - 燃料電池モジュール - Google Patents
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Abstract
燃焼室内に設置された燃料電池の動作温度を低下させることなく、加熱対象物を加熱することができるとともに、燃焼室から外部への放熱を抑制することが可能な燃料電池モジュールを提供する。燃料電池モジュール101では燃料電池20が燃焼室11内に配置され、燃料電池20には燃料ガスと酸化剤ガスとが供給される。燃料ガス流路12は燃料電池20に燃料ガスを供給し、酸化剤ガス流路13は燃料電池20に酸化剤ガスを供給する。気化器30は改質器14に供給される水蒸気を生成し、改質用水流路15は気化器30に水を供給する。熱交換器40は燃焼室11の外壁面に設けられている。燃焼室11から排出される排ガスが熱交換器40内に流通する。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、改質用水流路15の少なくとも一つが熱交換器40内に配置されている。
Description
本発明は、一般的には燃料電池モジュールに関し、特に固体酸化物形燃料電池モジュールに関するものである。
一般的に、固体酸化物形燃料電池モジュールは、燃料ガスと酸化剤ガスを電気化学的に反応させて発電する発電部としての燃料電池を備えている。近年、燃料電池からの排ガスを燃焼させる燃焼室内に燃料電池を配置するシステムが提案されている。
たとえば、特開2006−164964号公報(以下、特許文献1という)には、燃料電池を用いたコージェネレーションシステムが開示されている。
特許文献1に開示されたコージェネレーションシステムは、燃料ガス及び酸化剤ガスが別々に供給されるガス供給路と、ガス供給路を経た燃料ガス及び酸化剤ガスを混合するガス混合部と、ガス混合部で混合された混合ガスを燃焼させるガス燃焼装置が収容される燃焼室と、ガス供給路上に配置され、燃料ガス及び酸化剤ガスが別々に供給されて発電する燃料電池を有する発電部とを備える。発電部が燃焼室内に設置され、この燃焼室内で発生する燃焼熱によって発電部を加熱するように構成されている。また、ガス供給路が、燃料ガスを供給する燃料ガス供給管と、酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給管によって構成され、両供給管の少なくとも一方を燃焼室内に設置してガスを予熱するように構成されている。さらに、このシステムは、燃焼室内に設置される熱交換器をさらに備えている。この熱交換機を介して、燃焼室で発生する燃焼熱によって燃料ガス及び酸化剤ガスを予熱して発電部に供給するように構成されている。
しかしながら、燃焼室内に熱交換器を設置し、その熱交換器が燃料電池の近くに配置されていると、燃料電池と予熱対象の低温ガスとの温度差が大きいので、燃料電池から輻射によって直接熱が奪われ、燃料電池の動作温度が低下するという問題がある。
また、排ガス流路が燃焼室の外壁の近くに位置づけられていると、燃焼室から外部への放熱量が増大し、放熱によって燃料電池モジュールのエネルギー効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、燃焼室内に設置された燃料電池の動作温度を低下させることなく、加熱対象物を加熱することができるとともに、燃焼室から外部への放熱を抑制することが可能な燃料電池モジュールを提供することである。
本発明に従った燃料電池モジュールは、燃焼室と、燃料電池と、燃料ガス流路と、酸化剤ガス流路と、改質器と、気化器と、液体流路と、熱交換器とを備える。燃料電池は燃焼室内に配置され、燃料電池には燃料ガスと酸化剤ガスとが供給される。燃料ガス流路は、燃料電池に燃料ガスを供給する。酸化剤ガス流路は、燃料電池に酸化剤ガスを供給する。改質器は、燃料ガス流路に設けられ、燃料ガスを改質して改質ガスを生成する。気化器は、改質器に供給される気体を生成する。液体流路は、気化器に液体を供給する。熱交換器は、燃焼室の外壁面に設けられている。燃焼室から排出される排ガスが熱交換器内に流通する。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、熱交換器内に配置されている。
このように熱交換器が、燃焼室内ではなく、燃焼室の外壁面に設けられているので、燃料電池から輻射によって熱が奪われ、燃焼室内に配置された燃料電池の動作温度が低下するという問題を解消することができる。また、燃焼室から排出される排ガスが燃焼室の外壁面に設けられた熱交換器内に流通するとともに、燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが熱交換器内に配置されているので、排ガス熱量は予熱対象の燃料ガスまたは酸化剤ガスの加熱、あるいは、気化対象の液体の加熱に使用され、排ガスの温度は徐々に下がる。その結果、熱交換器の外壁面の温度は下がり、外壁面から大気への放熱を抑制することができる。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下を抑制することができる。
なお、本発明の構造を採用することにより、外壁に必要な断熱材の厚みを低減することができるため、燃料電池モジュール自体をコンパクトにすることができる。
また、気化器を熱交換器内に配置する場合には、熱交換器から得られる熱を、改質器に供給される気体を生成するための熱源に利用することができる。液体流路を熱交換器内に配置する場合には、熱交換器を、改質器に供給される気体を生成する気化器の代わりに用いることができる。
本発明の一つの好ましい燃料電池モジュールにおいては、熱交換器が第1の熱交換器部分と第2の熱交換器部分とを含み、第1の熱交換器部分が燃焼室の外壁面に近い側に配置され、第2の熱交換器部分が第1の熱交換器部分の外側に配置されている。この場合、燃焼室から排出される排ガスの流路が、第1の熱交換器部分内に配置されている。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第2の熱交換器部分内に配置されている。
このように構成することにより、燃焼室に対して内側に高温の排ガスが流通し、外側に予熱対象のガスまたは気化対象の液体が流通するので、燃焼室の外部への放熱をさらに抑制することができる。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらに抑制することができる。
本発明のもう一つの好ましい燃料電池モジュールにおいては、熱交換器が第1の熱交換器と第2の熱交換器とを含み、第1の熱交換器が燃焼室の一方側の外壁面に設けられ、第2の熱交換器が燃焼室の他方側の外壁面に設けられている。この場合、燃焼室から排出される排ガスが、第1の熱交換器内と第2の熱交換器内とに流通する。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第1の熱交換器内に配置されている。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた上記の少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、第2の熱交換器内に配置されている。
このように構成することにより、燃焼室の外壁面を有効に利用して熱交換器が配置され、予熱対象のガスや気化対象の液体のうち二つ以上の対象物を熱交換器で加熱することができるので、燃焼室の外部への放熱をさらにより抑制することができる。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらにより抑制することができる。
本発明のさらに別の好ましい燃料電池モジュールにおいては、熱交換器が第1の熱交換器と第2の熱交換器とを含み、第1の熱交換器が燃焼室の一方側の外壁面に設けられ、第2の熱交換器が燃焼室の他方側の外壁面に設けられ、第1の熱交換器が第1の熱交換器部分と第2の熱交換器部分とを含み、第2の熱交換器が第3の熱交換器部分と第4の熱交換器部分とを含む。第1の熱交換器部分が燃焼室の一方側の外壁面に近い側に配置され、第2の熱交換器部分が第1の熱交換器部分の外側に配置されている。第3の熱交換器部分が燃焼室の他方側の外壁面に近い側に配置され、第4の熱交換器部分が第3の熱交換器部分の外側に配置されている。この場合、燃焼室から排出される排ガスの流路が、第1の熱交換器部分内と第3の熱交換器部分内とに配置されている。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第2の熱交換器部分内に配置されている。燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、気化器、および、液体流路からなる群より選ばれた上記の少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、第4の熱交換器部分内に配置されている。
このように構成することにより、燃焼室に対して内側に高温の排ガスが流通し、外側に予熱対象のガスまたは気化対象の液体を流通するので、燃焼室の外部への放熱をさらに抑制することができる。また、燃焼室の外壁面を有効に利用して熱交換器が配置され、予熱対象のガスや気化対象の液体のうち二つ以上の対象物を熱交換器で加熱することができるので、燃焼室の外部への放熱をさらにより抑制することができる。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらにより抑制することができる。
以上のように本発明によれば、燃焼室内に設置された燃料電池の動作温度を低下させることなく、予熱対象の燃料ガスまたは酸化剤ガス、あるいは、気化対象の液体を加熱することができるとともに、燃焼室から外部への放熱を抑制することが可能な燃料電池モジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、固体酸化物形燃料電池モジュール(ホットモジュールともいう)101は、断熱材10により包囲された燃焼室11を有する。燃焼室11内には、発電部としての燃料電池20が配置されている。
図1に示すように、固体酸化物形燃料電池モジュール(ホットモジュールともいう)101は、断熱材10により包囲された燃焼室11を有する。燃焼室11内には、発電部としての燃料電池20が配置されている。
燃料ガス流路12は、燃料電池20に燃料ガスを供給するためのものである。燃料ガス流路12の一部は、燃焼室11内に配置されている。燃料ガス流路12中には、改質器14が設けられている。燃料ガス流路12の改質器14よりも上流側の部分には、気化器30と、気化器30に改質用水流路15が接続されている。改質器14と気化器30は、燃焼室11内で、燃料電池20に隣接して配置されている。改質用水流路15には、改質用の水が供給される。改質用の水は、改質用水流路15の燃焼室11内に位置している気化器30で気化し、水蒸気になる。この水蒸気と都市ガス等の原燃料ガスとが、混合されて改質器14に供給される。燃焼室11内において、燃料ガス流路12の改質器14よりも上流側と下流側の部分には、燃料ガスを燃焼室11内で予熱するための予熱部16が設けられている。燃料ガスは、燃焼室11内で予熱部16によって予熱されて改質器14に供給され、水蒸気によって改質されて水素含有ガス(改質ガス)になる。この改質ガスは、燃焼室11内で予熱部16によって予熱されて、燃焼室11内の燃料電池20に供給される。
酸化剤ガス流路13は、燃料電池20に空気等の酸化剤ガスを供給するためのものである。酸化剤ガス流路13の一部は、燃焼室11内に配置されている。酸化剤ガスは、燃焼室11内で予熱部16によって予熱されて、燃焼室11内の燃料電池20に供給される。
燃料電池20は、燃料極層、固体酸化物電解質層、および、空気極層を有し、固体酸化物電解質層の一方面に燃料極層、他方面に空気極層が形成されている。燃料電池20には、改質された燃料ガスを供給するための燃料ガス流路12と、酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路13とが接続されている。燃料電池20の燃料極層側には、燃料ガス流路12を通じて、改質されかつ予熱された燃料ガスが供給される。燃料電池20の空気極層側には、酸化剤ガス流路13を通じて、酸化剤ガスが供給される。これによって発電が行われる。燃料電池20の動作温度は、燃料電池20を構成する材質にもよるが、一般的に固体酸化物形燃料電池では約600〜1000℃程度の温度範囲に保たれていることが好ましい。発電に寄与しなかった燃料ガスと酸化剤ガスとは、それぞれ、燃料ガス排出口20aと酸化剤ガス排出口20bとから、燃焼室11内に排出される。排出された燃料ガスと酸化剤ガスとは、燃焼室11内で燃焼する。この燃焼熱(オフガス燃焼熱)で、燃料電池20が加熱されて上記の動作温度に保たれるとともに、燃料ガスと酸化剤ガスとが予熱される。また、この燃焼熱と燃料電池20の輻射熱とが気化器30の熱源になる。燃焼ガスは、燃焼室11の外壁に設けられた排ガス口11aから燃焼室11外に排出される。
燃焼室11の外壁面には熱交換器40が設けられている。燃焼室11から排出される排ガスが熱交換器40内に流通する。燃焼室11の外側に設けられた酸化剤ガス流路13の一部が熱交換器40内に配置されている。
要約すれば、実施形態1の燃料電池モジュール101は、燃焼室11と、燃料電池20と、燃料ガス流路12と、酸化剤ガス流路13と、改質器14と、気化器30と、液体流路としての改質用水流路15と、熱交換器40とを備える。燃料電池20は燃焼室11内に配置され、燃料電池20には燃料ガスと酸化剤ガスとが供給される。燃料ガス流路12は、燃料電池20に燃料ガスを供給する。酸化剤ガス流路13は、燃料電池20に酸化剤ガスを供給する。改質器14は、燃料ガス流路12に設けられ、燃料ガスを改質して改質ガスを生成する。気化器30は、改質器14に供給される気体の一例である水蒸気を生成する。改質用水流路15は、気化器30に液体の一例である水を供給する。熱交換器40は、燃焼室11の外壁面に設けられている。燃焼室11から排出される排ガスが熱交換器40内に流通する。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、改質用水流路15からなる群より選ばれた少なくとも一つが、熱交換器40内に配置されている。実施形態1は、酸化剤ガス流路13の一部が熱交換器40内に配置されている例を示している。なお、熱交換器40内に配置される燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、または、改質用水流路15は、流路壁で形成されてもよく、配管で形成されてもよい。
このように熱交換器40が、燃焼室11内ではなく、燃焼室11の外壁面に設けられているので、燃料電池20から輻射によって直接熱が奪われ、燃焼室11内に配置された燃料電池20の動作温度が低下するという問題を解消することができる。また、燃焼室11から排出される排ガスが燃焼室11の外壁面に設けられた熱交換器40内に流通するとともに、燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、改質用水流路15からなる群より選ばれた少なくとも一つが熱交換器40内に配置されているので、排ガス熱量は予熱対象の燃料ガスまたは酸化剤ガスの加熱、あるいは、気化対象の液体の加熱に使用され、排ガスの温度は徐々に下がる。その結果、熱交換器40の外壁面の温度は下がり、外壁面から大気への放熱を抑制することができる。実施形態1は、たとえば、25℃程度の低温の予熱対象の酸化剤ガスが熱交換器40内で加熱されて400℃程度の高温にされる例を示している。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下を抑制することができる。
なお、本発明の構造を採用することにより、外壁に必要な断熱材の厚みを低減することができるため、燃料電池モジュール自体をコンパクトにすることができる。
また、気化器30を熱交換器40内に配置する場合には、熱交換器40から得られる熱を、改質器14に供給される水蒸気を生成するための熱源に利用することができる。改質用水流路15を熱交換器40内に配置する場合には、熱交換器40を、改質器14に供給される水蒸気を生成する気化器30の代わりに用いることができる。
(実施形態2)
図2に示される実施形態2の固体酸化物形燃料電池モジュール102は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
図2に示される実施形態2の固体酸化物形燃料電池モジュール102は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
熱交換器40が第1の熱交換器部分41と第2の熱交換器部分42とを含む。第1の熱交換器部分41が燃焼室11の外壁面に近い側に配置され、第2の熱交換器部分42が第1の熱交換器部分41の外側に配置されている。この場合、燃焼室から排出される排ガス流路11bが、第1の熱交換器部分41内に配置されている。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、液体流路としての改質用水流路15からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第2の熱交換器部分42内に配置されている。実施形態2は、酸化剤ガス流路13の一部が第2の熱交換器部分42内に配置されている例を示している。なお、第2の熱交換器部分42内に配置される燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、または、改質用水流路15は、流路壁で形成されてもよく、配管で形成されてもよい。
このように構成することにより、実施形態1で得られる作用効果に加えて、燃焼室11に対して内側に高温の排ガスが流通し、外側に予熱対象のガスまたは気化対象の液体が流通するので、燃焼室11の外部への放熱をさらに抑制することができる。実施形態2は、燃焼室11に対して内側にたとえば600℃程度の高温の排ガスが流通し、外側にたとえば25℃程度の低温の予熱対象の酸化剤ガスが流通する例を示している。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらに抑制することができる。
(実施形態3)
図3に示される実施形態3の固体酸化物形燃料電池モジュール103は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
図3に示される実施形態3の固体酸化物形燃料電池モジュール103は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
熱交換器が第1の熱交換器40aと第2の熱交換器40bとを含む。第1の熱交換器40aが燃焼室11の一方側の外壁面に設けられ、第2の熱交換器40bが燃焼室11の他方側の外壁面に設けられている。この場合、燃焼室11から排出される排ガスが、第1の熱交換器40a内と第2の熱交換器40b内とに流通する。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、液体流路としての改質用水流路15からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第1の熱交換器40a内に配置されている。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、液体流路としての改質用水流路15からなる群より選ばれた上記の少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、第2の熱交換器40b内に配置されている。実施形態3は、気化器30、または、改質用水流路15の一部が第1の熱交換器40a内に配置され、酸化剤ガス流路13の一部が第2の熱交換器40b内に配置されている例を示している。気化器30が熱交換器40a内に配置される場合には、熱交換器40aから得られる熱を、改質器14に供給される水蒸気を生成するための熱源に利用することができる。改質用水流路15の一部が熱交換器40a内に配置される場合には、熱交換器40aを、改質器14に供給される水蒸気を生成する気化器30の代わりに用いることができる。
このように構成することにより、実施形態1で得られる作用効果に加えて、燃焼室11の外壁面を有効に利用して熱交換器が配置され、予熱対象のガスや気化対象の液体のうち二つ以上の対象物を熱交換器で加熱することができるので、燃焼室11の外部への放熱をさらにより抑制することができる。実施形態3は、予熱対象の酸化剤ガスと気化対象の改質用水とを熱交換器で加熱する例を示している。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらにより抑制することができる。
(実施形態4)
図4に示される実施形態4の固体酸化物形燃料電池モジュール104は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
図4に示される実施形態4の固体酸化物形燃料電池モジュール104は、以下で説明される構成以外は、実施形態1の固体酸化物形燃料電池モジュール101と同様の構成を有する。
熱交換器が第1の熱交換器40aと第2の熱交換器40bとを含む。第1の熱交換器40aが燃焼室11の一方側の外壁面に設けられ、第2の熱交換器40bが燃焼室11の他方側の外壁面に設けられている。第1の熱交換器40aが第1の熱交換器部分41と第2の熱交換器部分42を含み、第2の熱交換器部分40bが第3の熱交換器部分43と第4の熱交換器部分44を含む。第1の熱交換器部分41が燃焼室11の一方側の外壁面に近い側に配置され、第2の熱交換器部分42が第1の熱交換器部分41の外側に配置されている。第3の熱交換器部分43が燃焼室11の他方側の外壁面に近い側に配置され、第4の熱交換器部分44が第3の熱交換器部分43の外側に配置されている。この場合、燃焼室11から排出される排ガス流路11bが、第1の熱交換器部分41内と前記第3の熱交換器部分43内とに配置されている。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、液体流路としての改質用水流路15からなる群より選ばれた少なくとも一つが、第2の熱交換器部分42内に配置されている。燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、および、液体流路としての改質用水流路15からなる群より選ばれた上記の少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、第4の熱交換器部分44内に配置されている。実施形態4は、酸化剤ガス流路13の一部が第2の熱交換器部分42内に配置され、燃料ガス流路12の一部が第4の熱交換器部分44内に配置されている例を示している。なお、第2の熱交換器部分42または第4の熱交換器部分44内に配置される燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、気化器30、または、改質用水流路15は、流路壁で形成されてもよく、配管で形成されてもよい。
このように構成することにより、実施形態1で得られる作用効果に加えて、燃焼室11に対して内側に高温の排ガスが流通し、外側に予熱対象のガスまたは気化対象の液体を流通するので、燃焼室11の外部への放熱をさらに抑制することができる。また、燃焼室11の外壁面を有効に利用して熱交換器が配置され、予熱対象のガスや気化対象の液体のうち二つ以上の対象物を熱交換器で加熱することができるので、燃焼室11の外部への放熱をさらにより抑制することができる。実施形態4は、予熱対象の酸化剤ガスと燃料ガスとを熱交換器で加熱する例を示している。その結果として、燃料電池モジュールのエネルギー効率の低下をさらにより抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は以上の実施の形態と実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものであることが意図される。
本発明によれば、燃焼室内に設置された燃料電池の動作温度を低下させることなく、予熱対象の燃料ガスまたは酸化剤ガス、あるいは、気化対象の液体を加熱することができるとともに、燃焼室から外部への放熱を抑制することが可能な燃料電池モジュールを提供することができるので、本発明は、燃料電池の実用化に貢献することができる。
101,102,103,104:燃料電池モジュール、11:燃焼室、11a:排ガス口、11b:排ガス流路、12:燃料ガス流路、13:酸化剤ガス流路、14:改質器、15:改質用水流路、16:予熱部、20:燃料電池、20a:燃料ガス排出口、20b:酸化剤ガス排出口、30:気化器、40:熱交換器、40a:第1の熱交換器、40b:第2の熱交換器、41:第1の熱交換器部分、42:第2の熱交換器部分、43:第3の熱交換器部分、44:第4の熱交換器部分。
Claims (4)
- 燃焼室と、
前記燃焼室内に配置され、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給される燃料電池と、
前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、
前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
前記燃料ガス流路に設けられ、燃料ガスを改質して改質ガスを生成する改質器と、
前記改質器に供給される気体を生成する気化器と、
前記気化器に液体を供給する液体流路と、
前記燃焼室の外壁面に設けられた熱交換器と、
を備え、
前記燃焼室から排出される排ガスが前記熱交換器内に流通し、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、前記熱交換器内に配置されている、燃料電池モジュール。 - 前記熱交換器が、第1の熱交換器部分と第2の熱交換器部分とを含み、
前記第1の熱交換器部分が前記燃焼室の外壁面に近い側に配置され、前記第2の熱交換器部分が前記第1の熱交換器部分の外側に配置され、
前記燃焼室から排出される排ガスの流路が前記第1の熱交換器部分内に配置され、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、前記第2の熱交換器部分内に配置されている、請求項1に記載の燃料電池モジュール。 - 前記熱交換器が、第1の熱交換器と第2の熱交換器とを含み、
前記第1の熱交換器が前記燃焼室の一方側の外壁面に設けられ、
前記第2の熱交換器が前記燃焼室の他方側の外壁面に設けられ、
前記燃焼室から排出される排ガスが、前記第1の熱交換器内と前記第2の熱交換器内とに流通し、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、前記第1の熱交換器内に配置され、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた前記少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、前記第2の熱交換器内に配置されている、請求項1に記載の燃料電池モジュール。 - 前記熱交換器が、第1の熱交換器と第2の熱交換器とを含み、
前記第1の熱交換器が前記燃焼室の一方側の外壁面に設けられ、
前記第2の熱交換器が前記燃焼室の他方側の外壁面に設けられ、
前記第1の熱交換器が、第1の熱交換器部分と第2の熱交換器部分とを含み、
前記第2の熱交換器が、第3の熱交換器部分と第4の熱交換器部分とを含み、
前記第1の熱交換器部分が前記燃焼室の一方側の外壁面に近い側に配置され、前記第2の熱交換器部分が前記第1の熱交換器部分の外側に配置され、
前記第3の熱交換器部分が前記燃焼室の他方側の外壁面に近い側に配置され、前記第4の熱交換器部分が前記第3の熱交換器部分の外側に配置され、
前記燃焼室から排出される排ガスの流路が、前記第1の熱交換器部分内と前記第3の熱交換器部分内とに配置され、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた少なくとも一つが、前記第2の熱交換器部分内に配置され、
前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記気化器、および、前記液体流路からなる群より選ばれた前記少なくとも一つと異なる他の少なくとも一つが、前記第4の熱交換器部分内に配置されている、請求項1に記載の燃料電池モジュール。
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