JPWO2014155741A1 - 通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法 - Google Patents

通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法 Download PDF

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Abstract

通信システム(1)では、複数のクラスタには異なるセルIDが割り当てられ、同じクラスタに含まれるすべての小セルには同じセルIDが割り当てられる。移動局(10)においてセルサーチ部(15)は、受信した同期信号に基づいて、受信した同期信号を送信した小セルの属するクラスタを特定する。そして、通信路状態測定部(20)が、セルサーチ部(15)で特定されたクラスタに対応する第1種伝送パターンに基づいて、セルサーチ部(15)で特定されたクラスタの各小セルで送信された第1の参照信号の受信電力を測定する。そして、制御情報処理部(18)が、通信路状態測定部(20)で測定された受信電力を接続中のセルに対応する基地局に通知する。

Description

本発明は、通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法に関する。
従来、通信システムにおける伝送容量(以下では、「システム容量」と呼ばれることがある)を増大させるために、様々な工夫がなされている。例えば、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution)では、「マクロセル」の他に「小セル」を活用してシステム容量を増大させる技術に関する議論が行われている。ここで、「セル」は、1つの基地局の「通信エリア」と「チャネル周波数」とに基づいて規定される。「通信エリア」とは、基地局から送信された電波が到達するエリア(以下では、「射程エリア」と呼ばれることがある)の全体でもよいし、射程エリアが分割された分割エリア(所謂、セクタ)であってもよい。また、「チャネル周波数」とは、基地局が通信に使用する周波数の一単位であり、中心周波数と帯域幅とに基づいて規定される。また、チャネル周波数は、システム全体に割り当てられている「オペレーティング帯域」の一部である。そして、「マクロセル」は、高い送信電力で送信可能な基地局、つまり射程エリアの大きい基地局のセルである。また、「小セル」は、低い送信電力で送信する基地局、つまり射程エリアの小さい基地局のセルである。
3GPP LTEでは、通信システムの構成として、例えば、マクロセルの中に複数の小セルが含まれる第1構成や、マクロセルと関係なく複数の小セルが配置される第2構成等が検討されている。特に、第1構成がメインに検討されている。また、第1構成を通信システムがとる場合、移動局がマクロセル及び小セルに同時に接続する技術が検討されている。
ところで、移動局が基地局と通信を始めるために、移動局は、接続対象のセルの検出処理を行っている。従来、移動局は、移動局が在圏しているマクロセルで送信された同期信号(PSS:Primary Synchronisation Signal,SSS:Secondary Synchronisation Signal)を用いて、そのマクロセルを特定している。このマクロセルの特定は、同期信号がマクロセルのID(identification)と1対1で対応しているので可能となっている。具体的には、PSSには、3種類の符号系列が用意され、SSSには、168種類の符号系列が用意されている。従って、PSSとSSSとの組合せにより、504通りのセルID(例えば、PCI:Physical Cell Identification)を表すことができる。そして、移動局は、まず、受信したPSSを特定し次に受信したSSSを特定し、特定したPSSとSSSとの組合せからセルIDを特定することにより、効率的なセル検出を行うことができる。
しかし、通信システムにおいてマクロセルの他に多くの小セルが導入されると、まず、現在のセルIDの個数に限定すれば、セルIDが不足してしまう。一方、セルIDの数を増やすとセル検出の対象が増加するため、セル検出に掛かる移動局の負担が増加してしまう。1回の充電で移動局が稼働できる時間を長期化したいニーズがあるため、セル検出処理の負荷を低減し、移動局の消費電力を低下させることが望まれる。
そして、LTEでは、小セル検出の効率化を図ることを目的とする提案がなされている。
例えば、第1の提案では、マクロセルの基地局は、移動局に対して近傍に位置する小セルに関する情報(キャリア周波数、セルID、位置情報等)をホワイトリストとして通知し、移動局は、受け取ったホワイトリストを用いて小セルの検出を行う。また、第2の提案では、移動局はまず自局の近傍の小セルに関する情報をマクロセルの基地局へ通知することにより、マクロセルの基地局が移動局へ測定指示をかけるタイミングの最適化を図っている。また、第3の提案では、新たに、小セル検出用の信号(DS:discovery signal)を導入して、移動局によるセル検出の高速化と移動局の消費電力の削減を図っている。
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting, R2-114951, "Discussion on enhancement of small cell discovery," October 2011 3GPP TSG-RAN2 meeting, R2-115228, "Discussion on small cell discovery for HetNet mobility," October 2011 3GPP TSG RAN WG1 Meeting, R1-120398, "Enhanced Cell Identification for Additional Carrier Type," February 2012
しかしながら、マクロセル内の小セルの数が多くなると移動局の近傍の小セルの数も多くなり、従来の小セル検出方法では、移動局による小セル検出の負荷を低減できない可能性がある。また、新たに小セル検出用の信号を導入した場合、既存の移動局(つまり、レガシー端末)はその信号を利用することができない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、接続対象セルの決定を効率化できる、通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタと、移動局とを有する通信システムにおいて、異なる前記クラスタに属する第2のセルには異なるセルIDが割り当てられ、同じクラスタに含まれるすべての第2のセルには同じセルIDが割り当てられる。前記移動局が、受信した同期信号に基づいて、前記受信した同期信号を送信した第2のセルの属するクラスタを特定し、前記特定したクラスタに対応する伝送パターンに基づいて、前記特定したクラスタの第2のセルで送信された参照信号の受信電力を測定し、前記測定した受信電力を接続中の第1のセルに対応する基地局に通知する。
開示の態様によれば、接続対象セルの決定を効率化できる。
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図2は、クラスタの一例を示す図である。 図3は、実施例1の小セルに対応する基地局の一例を示す図である。 図4は、実施例1のマクロセルに対応する基地局の一例を示す図である。 図5は、実施例1の移動局の一例を示す図である。 図6は、実施例1の通信システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。 図7は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。 図8は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。 図9は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。 図10は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。 図11は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。 図12は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。 図13は、移動局のハードウェア構成例を示す図である。 図14は、マクロセルに対応する基地局のハードウェア構成例を示す図である。 図15は、小セルに対応する基地局のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する通信システム、移動局、基地局、及びセル検出方法が限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。なお、以下の説明では、LTEシステム又は当該LTEシステムの発展形であるLTE−Advancedシステムを例にとり説明することがあるが、これに限定されるものではない。
[実施例1]
[通信システムの概要]
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1において、通信システム1は、移動局10と、基地局30と、複数の基地局50とを有する。図1において、セルC30は、基地局30の射程エリアと第1のチャネル周波数によって規定される。また、図1には、一例として、2つのクラスタCL60−1,2が示されている。クラスタCL60−1,2のそれぞれは、複数の小セルC50を含んでいる。各小セルC50は、1つの基地局50の射程エリアと第2のチャネル周波数によって規定される。なお、図1では、一例として、クラスタCL60−1,2と、セルC30とがオーバラップするケースが示されている。また、第1のチャネル周波数と第2のチャネル周波数とは、同じでもよいし、異なっていてもよい。また、図1に示した移動局10、基地局30、及び基地局50の数は一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、通信システム1は、複数のセルC30と、各セルC30にオーバラップするクラスタCL60とを有していてもよい。また、以下では、クラスタCL60−1とクラスタCL60−2とを特に区別しない場合には、総称して、クラスタCL60と呼ぶことがある。
図2は、クラスタの一例を示す図である。図2において、クラスタCL60は、7つの小セルC50−1〜7を有している。小セルC50−1〜7は、基地局50−1〜7にそれぞれ対応する。
各セルC30に対しては、異なるセルIDが割り当てられている。さらに、各クラスタCL60に対しても、異なるセルIDが割り当てられている。そして、同じクラスタに含まれるすべての小セルC50に対しては、そのクラスタに割り当てられている、同じセルIDが割り当てられている。
ここで、小セルC50の基地局50は、自局に割り当てられたセルIDに固有の同期信号等を送信する。上記の通り、同じクラスタに含まれるすべての小セルC50に対しては、そのクラスタに割り当てられている、同じセルIDが割り当てられている。従って、同じクラスタCL60に含まれるすべての小セルC50の基地局50は、共通の同期信号を送信している。
また、小セルC50の基地局50は、その小セルC50が属するクラスタCL60に対応する、小セル検出用の参照信号(以下では、「第1の参照信号」と呼ばれることがある)の「第1種配置パターン」を用いて、第1の参照信号を送信する。ここで、各クラスタCL60に対しては、第1の参照信号の「第1種伝送パターン」が割り当てられている。すなわち、隣接する2つのクラスタCL60には、異なる第1種伝送パターンが割り当てられる。また、第1種伝送パターンは、複数の第1種配置パターンを含む。各第1種配置パターンは、例えば、第1の参照信号がマッピングされるサブフレームのサブフレーム番号と、そのサブフレーム内で第1の参照信号がマッピングされるリソースエレメントと、第1種配置パターン毎に異なる位相回転量とに基づいて規定される。従って、同じクラスタCL60に属する複数の小セルC50は、同じ第1種伝送パターンに含まれた、互いに異なる第1種配置パターンが割り当てられている。すなわち、例えば、セルC50−1に割り当てられた第1種配置パターンは、セルC50−2に割り当てられた第1種配置パターンと異なる。なお、第1種配置パターン及び第1種伝送パターンについては、後に詳しく説明する。
移動局10は、自局が在圏しているセルC30及びクラスタCL60において送信されている同期信号を受信する。上記の通り、同期信号は、セルIDと1対1で対応する。従って、移動局10は、受信した同期信号に基づいて、その同期信号を送信したセルC30又はクラスタCL60を特定することができる。
また、移動局10は、特定したクラスタCL60に対応する第1種伝送パターンに基づいて、特定したクラスタCL60の各セルC50で送信された第1の参照信号の受信電力を測定する。具体的には、移動局10は、特定したクラスタCL60に対応する第1種伝送パターンに含まれる第1種配置パターン毎に、第1の参照信号の受信電力を測定する。
そして、移動局10は、測定した受信電力に関する情報を、「接続中のセルの基地局」へ通知する。この「接続中のセルの基地局」は、例えば、移動局10が在圏しているセルC30の基地局30である。以下では、一例として、基地局30を「接続中のセルの基地局」として説明する。
接続中のセルC30の基地局30は、移動局10から通知された受信電力に基づいて、移動局10で特定されたクラスタCL60に含まれる複数のセルC50の内の1つを、接続対象セルとして決定する。そして、接続中のセルC30の基地局30は、決定した接続対象セルに関する情報を移動局10へ通知する。この通知を受けた移動局10は、接続中のセルC30と接続対象セルであるセルC50との両方の回線を用いた通信を行う場合もあるし、接続中のセルC30における回線を切断し接続対象セルで新たに設定した回線を用いて通信を行う場合もある。
なお、以上の説明では、移動局10が、各セルIDに対応する第1種伝送パターン、及び、各第1種伝送パターンに含まれる第1種配置パターンに関する情報を保持していることを前提としている(以下では、「処理動作1」と呼ばれることがある)。しかしながら、これに限定されるものではなく、移動局10が、第1種伝送パターンを、接続中のセルC30の基地局30から取得してもよい(以下では、「処理動作2」と呼ばれることがある)。この場合には、移動局10は、クラスタCL60の特定後に、特定したクラスタCL60に対応するセルIDを接続中のセルC30の基地局30に通知する。そして、移動局10は、その通知に応じて接続中のセルC30の基地局30から送信された、特定したクラスタCL60に対応する第1種伝送パターンに関する情報を受信する。要するに、第1段階では、移動局10が在圏するクラスタCL60を特定し、第2段階では、接続中のセルC30の基地局30がそのクラスタCL60に含まれる複数の小セルC50の中から接続対象セルを決定する、小セル検出方法を実現できればよい。以下では、主に「処理動作2」の場合について説明する。
以上で説明した2段階で実現される小セル検出方法が実現されることにより、接続対象セルの決定を効率化できる。
[基地局50の構成例]
図3は、実施例1の小セルに対応する基地局の一例を示す図である。図3において、基地局50は、制御部51と、無線部52とを有する。制御部51は、パケット生成部53と、MAC(Media Access Control)制御部54と、MACスケジューリング部55と、符号化部56と、変調部57と、多重部58と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部59とを有する。また、制御部51は、FFT(Fast Fourier Transform)部62と、復調部63と、復号部64と、分離部65とを有する。無線部52は、送信無線部60と、受信無線部61とを有する。
パケット生成部53は、移動局10宛ての送信データ、つまりユーザデータを受け取り、受け取ったユーザデータを用いて送信パケットを生成する。そして、パケット生成部53は、生成した送信パケットをMACスケジューリング部55へ出力する。
MAC制御部54は、移動局10から報告されるチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)に基づいて、自局と移動局10との間の通信に用いられるリソースを割り当てる。このリソースは、例えば、時間と周波数とによって規定される。そして、MAC制御部54は、割り当てたリソース(以下では、「割り当てリソース」と呼ばれることがある)に関する情報を含む個別制御情報を、MACスケジューリング部55及び多重部58へ出力する。
MACスケジューリング部55は、パケット生成部53から受け取った移動局10宛てのパケットを、MAC制御部54でその移動局10に割り当てられた時間に対応するタイミングで符号化部56へ出力する。なお、MACスケジューリング部55は、パケットを所定のデータサイズのデータユニットに分割し、データユニットを符号化部56へ出力してもよい。
符号化部56は、MACスケジューリング部55から受け取るパケットに対して符号化処理を行い、符号化処理後のパケットを変調部57へ出力する。
変調部57は、符号化部56から受け取る符号化処理後のパケットを変調し、変調後のパケットを多重部58へ出力する。
多重部58は、入力信号を所定のリソースにマッピングして多重し、多重信号をIFFT部59へ出力する。
具体的には、多重部58は、MAC制御部54から個別制御情報を受け取り、下り回線制御チャネル(例えば、PDCCH:Physical Downlink Control Channel)に割り当てられたリソース領域にマッピングする。
また、多重部58は、変調部57からパケットを受け取り、上記の個別制御情報が示す下り回線の割り当てリソースにマッピングする。
また、多重部58は、クラスタCL60内で共通の共通参照信号(CRS:Common Reference Signal)及び同期信号を受け取る。そして、多重部58は、共通参照信号及び同期信号を所定のリソースにマッピングする。
さらに、多重部58は、入力信号として、上記の第1の参照信号を受け取る。そして、多重部58は、入力信号として、通信路状態情報(CSI:Channel State Information)測定用の参照信号(以下では、「第2の参照信号」と呼ばれることがある)を受け取る。そして、多重部58は、自局の小セルに割り当てられた第1種配置パターンに基づいて、第1の参照信号をマッピングする。また、多重部58は、移動局10と自局との通信に使用する自局の小セルに割り当てられた「第2種配置パターン」に基づいて、第2の参照信号をマッピングする。ここで、各クラスタCL60に対しては、第2の参照信号の「第2種伝送パターン」が割り当てられている。また、第2種伝送パターンは、複数の第2種配置パターンを含む。各第2種配置パターンは、例えば、第2の参照信号がマッピングされるサブフレームのサブフレーム番号と、そのサブフレーム内で第2の参照信号がマッピングされるリソースエレメントとに基づいて規定される。従って、同じクラスタCL60に属する複数の小セルC50は、同じ第2種伝送パターンに含まれた、互いに異なる第2種配置パターンが割り当てられている。すなわち、例えば、セルC50−1に割り当てられた第2種配置パターンは、セルC50−2に割り当てられた第2種配置パターンと異なる。なお、第2種配置パターン及び第2種伝送パターンについては、後に詳しく説明する。
IFFT部59は、多重部58から受け取った多重信号に対して、逆高速フーリエ変換処理を施すことにより、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を形成し、形成したOFDM信号を送信無線部60へ出力する。なお、IFFT部59は、シンボル毎にCP(Cyclic Prefix)を付加する処理を行ってもよい。ここで、パケット生成部53と、MACスケジューリング部55と、符号化部56と、変調部57と、多重部58と、IFFT部59とは、送信信号の形成部として機能する。
送信無線部60は、IFFT部59から受け取るOFDM信号に対して所定の送信無線処理、つまりディジタルアナログ変換、アップコンバート等を施して無線信号を形成し、形成した無線信号をアンテナを介して送信する。
受信無線部61は、アンテナを介して受信した受信信号に対して所定の受信無線処理、つまりダウンコンバート、アナログディジタル変換等を施し、受信無線処理後の受信信号をFFT部62へ出力する。
FFT部62は、受信無線部61から受け取った受信信号に対して高速フーリエ変換処理を施し、高速フーリエ変換処理後の受信信号を復調部63へ出力する。
復調部63は、FFT部62から受け取った受信信号を復調し、復調後の受信信号を復号部64へ出力する。
復号部64は、復調部63から受け取った受信信号を復号し、復号後の受信信号を分離部65へ出力する。
分離部65は、復号部64から受け取った受信信号から制御情報及び受信データを抽出し、抽出した制御情報をMAC制御部54へ出力し、抽出した受信データを上位レイヤの機能部へ出力する。ここで、MAC制御部54へ出力される制御情報には、例えば、基地局50から送信された第2の参照信号を受信した移動局10がその第2の参照信号に基づいて測定したCQIが含まれている。MAC制御部54は、このCQIに基づいて、移動局10に対するリソース割り当てを行う。
[基地局30の構成例]
図4は、実施例1のマクロセルに対応する基地局の一例を示す図である。図4において、基地局30は、制御部31と、無線部32とを有する。制御部31は、FFT部34と、復調部35と、復号部36と、分離部37と、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)部38とを有する。また、制御部31は、パケット生成部39と、MAC制御部40と、MACスケジューリング部41と、符号化部42と、変調部43と、多重部44と、IFFT部45とを有する。無線部32は、受信無線部33と、送信無線部46とを有する。
受信無線部33は、アンテナを介して受信した受信信号に対して所定の受信無線処理、つまりダウンコンバート、アナログディジタル変換等を施し、受信無線処理後の受信信号をFFT部34へ出力する。
FFT部34は、受信無線部33から受け取った受信信号に対して高速フーリエ変換処理を施し、高速フーリエ変換処理後の受信信号を復調部35へ出力する。
復調部35は、FFT部34から受け取った受信信号を復調し、復調後の受信信号を復号部36へ出力する。
復号部36は、復調部35から受け取った受信信号を復号し、復号後の受信信号を分離部37へ出力する。
分離部37は、復号部36から受け取った受信信号から制御情報及び受信データを抽出し、抽出した制御情報を無線リソース制御部38及びMAC制御部40へ出力し、抽出した受信データを上位レイヤの機能部へ出力する。ここで、無線リソース制御部38へ出力される制御情報には、参照信号の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)に関する情報が含まれる場合がある。具体的には、無線リソース制御部38へ出力される制御情報には、第1に、クラスタCL60で送信された共通参照信号の移動局10にける受信電力に関する情報が含まれる場合がある。第2に、無線リソース制御部38へ出力される制御情報には、自局が移動局10に対して通知した第1種伝送パターンに基づいて移動局10が第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号についての受信電力に関する情報が含まれる場合がある。一方、MAC制御部40へ出力される制御情報には、自局が送信した第2の参照信号について移動局10が測定した受信電力に関する情報が含まれる場合がある。すなわち、MAC制御部40へ出力される制御情報には、例えば、移動局10から報告されるチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)が含まれる場合がある。
無線リソース制御部38は、分離部37から受け取った制御情報に基づいて無線リソース制御情報(つまり、RRC(Radio Resource Control)制御情報)を形成し、形成した無線リソース制御情報をパケット生成部39へ出力する。
具体的には、無線リソース制御部38は、複数のクラスタCL60で送信された共通参照信号の移動局10における受信電力に関する情報を受け取った場合、複数のクラスタCL60の複数の受信電力の内で最大の受信電力に対応するクラスタCL60を選択する。そして、無線リソース制御部38は、選択したクラスタCL60に対応するセルIDと、「第1の対応関係」とに基づいて、選択したクラスタCL60に対応する第1種伝送パターンを特定する。そして、無線リソース制御部38は、特定した第1種伝送パターンに関する情報を無線リソース制御情報に含めてパケット生成部39へ出力する。ここで、「第1の対応関係」は、クラスタの複数の候補と、クラスタの各候補に応じた第1種伝送パターンとを対応づけている。
一方、無線リソース制御部38は、自局が移動局10に対して通知した第1種伝送パターンに基づいて移動局10が第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号についての受信電力に関する情報を受け取った場合、受信電力が最大の第1種配置パターンを特定する。そして、無線リソース制御部38は、特定した第1種配置パターンと、「第2の対応関係」とに基づいて、特定した第1種配置パターンに対応する小セルC50を特定する。そして、無線リソース制御部38は、特定した小セルC50の小セルIDと、「第3の対応関係」とに基づいて、特定した小セルC50に対応する第2種配置パターンを特定する。そして、無線リソース制御部38は、特定した第2種配置パターンに関する情報を無線リソース制御情報に含めてパケット生成部39へ出力する。ここで、「第2の対応関係」は、1つのクラスタにおける小セルの複数の候補と、小セルの各候補に応じた第1種配置パターンとを対応づける。また、「第3の対応関係」は、1つのクラスタにおける小セルの複数の候補と、小セルの各候補に応じた第2種配置パターンとを対応づける。
パケット生成部39は、移動局10宛ての送信データ、つまりユーザデータ、及び、無線リソース制御部38から移動局10宛ての無線リソース制御情報を受け取り、受け取ったユーザデータ及び無線リソース制御情報を用いて送信パケットを生成する。そして、パケット生成部39は、生成した送信パケットをMACスケジューリング部41へ出力する。
MAC制御部40は、移動局10から報告されるチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)に基づいて、自局と移動局10との間の通信に用いられるリソースを割り当てる。このリソースは、例えば、時間と周波数とによって規定される。そして、MAC制御部40は、割り当てたリソース(以下では、「割り当てリソース」と呼ばれることがある)に関する情報を含む個別制御情報を、MACスケジューリング部41及び多重部44へ出力する。
MACスケジューリング部41は、パケット生成部39から受け取った移動局10宛てのパケットを、MAC制御部40でその移動局10に割り当てられた時間に対応するタイミングで符号化部42へ出力する。なお、MACスケジューリング部41は、パケットを所定のデータサイズのデータユニットに分割し、データユニットを符号化部42へ出力してもよい。
符号化部42は、MACスケジューリング部41から受け取るパケットに対して符号化処理を行い、符号化処理後のパケットを変調部43へ出力する。
変調部43は、符号化部42から受け取る符号化処理後のパケットを変調し、変調後のパケットを多重部44へ出力する。
多重部44は、入力信号を所定のリソースにマッピングして多重し、多重信号をIFFT部45へ出力する。
具体的には、多重部44は、MAC制御部40から個別制御情報を受け取り、下り回線制御チャネル(例えば、PDCCH:Physical Downlink Control Channel)に割り当てられたリソース領域にマッピングする。
また、多重部44は、変調部43からパケットを受け取り、上記の個別制御情報が示す下り回線の割り当てリソースにマッピングする。
また、多重部44は、セルC30で共通の共通参照信号(CRS:Common Reference Signal)及び同期信号を受け取る。そして、多重部44は、共通参照信号及び同期信号を所定のリソースにマッピングする。
また、多重部44は、入力信号として、自局から送信する第2の参照信号を受け取り、所定のリソースにマッピングする。
IFFT部45は、多重部44から受け取った多重信号に対して、逆高速フーリエ変換処理を施すことにより、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を形成し、形成したOFDM信号を送信無線部46へ出力する。なお、IFFT部45は、シンボル毎にCP(Cyclic Prefix)を付加する処理を行ってもよい。ここで、パケット生成部39と、MACスケジューリング部41と、符号化部42と、変調部43と、多重部44と、IFFT部45とは、送信信号の形成部として機能する。
送信無線部46は、IFFT部45から受け取るOFDM信号に対して所定の送信無線処理、つまりディジタルアナログ変換、アップコンバート等を施して無線信号を形成し、形成した無線信号をアンテナを介して送信する。
[移動局10の構成例]
図5は、実施例1の移動局の一例を示す図である。図5において、移動局10は、制御部11と、無線部12とを有する。制御部11は、FFT部14と、セルサーチ部15と、復調部16と、復号部17と、制御情報処理部18と、制御チャネル復調部19と、通信路状態(CS:Channel State)測定部20とを有する。また、制御部11は、データ処理部21と、多重部22と、シンボルマッピング部23と、多重部24と、FFT部25と、周波数マッピング部26と、IFFT部27とを有する。無線部12は、受信無線部13と、送信無線部28とを有する。
受信無線部13は、アンテナを介して受信した受信信号に対して所定の受信無線処理、つまりダウンコンバート、アナログディジタル変換等を施し、受信無線処理後の受信信号をFFT部14及びセルサーチ部15へ出力する。
セルサーチ部15は、受信無線処理後の受信信号に含まれる同期信号に基づいて、当該同期信号に対応するセルIDを特定する。すなわち、セルサーチ部15は、自局が在圏しているマクロセルC30又はクラスタCL60のセルIDを特定する。そして、セルサーチ部15は、特定したセルIDを制御情報処理部18へ出力する。なお、特定されるセルIDの数は、1つの場合もあれば複数の場合もある。
FFT部14は、受信無線処理後の受信信号に対して高速フーリエ変換処理を施し、高速フーリエ変換処理後の受信信号を復調部16及び通信路状態測定部20へ出力する。
復調部16は、制御チャネル復調部19からリソース割り当て情報を受け取り、FFT部14から受け取る受信信号の内でリソース割り当て情報に対応するリソースにマッピングされている信号を復調し、復調後の受信信号を復号部17へ出力する。
復号部17は、制御チャネル復調部19からリソース割り当て情報を受け取り、復調部16から受け取る受信信号の内でリソース割り当て情報に対応するリソースにマッピングされている信号を復号し、得られる受信データを出力する。
制御チャネル復調部19は、制御情報処理部18から無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Temporary ID)を受け取り、FFT部14から受け取る受信信号の内でRNTIの示すPDCCH領域のサーチスペースに対応する部分において、自局宛の制御情報をサーチする。そして、制御チャネル復調部19は、自局宛のリソース割り当て情報が見つかった場合、そのリソース割り当て情報を復調部16及び復号部17へ出力する。
通信路状態測定部20は、FFT部14から受け取る受信信号に含まれる共通参照信号の受信電力を測定し、測定した共通参照信号の受信電力値を制御情報処理部18へ出力する。すなわち、通信路状態測定部20は、自局が在圏しているマクロセルC30又はクラスタCL60で送信された共通参照信号の受信電力を測定する。また、通信路状態測定部20は、制御情報処理部18から受け取る第1種伝送パターンに基づいて、その第1種伝送パターンに含まれる第1種配置パターン毎に第1の参照信号の受信電力を測定し、第1種配置パターン毎の受信電力値を制御情報処理部18へ出力する。また、通信路状態測定部20は、制御情報処理部18から受け取る第2種配置パターンに基づいて、第2の参照信号の受信電力を測定し、測定した受信電力値を制御情報処理部18へ出力する。
制御情報処理部18は、復号部17から出力された受信データから、基地局30から送信されたRNTIを抽出し、抽出したRNTIを制御チャネル復調部19へ出力する。
また、制御情報処理部18は、セルサーチ部15から受け取るセルID及び通信路状態測定部20から受け取る共通参照信号の受信電力値を多重部22へ出力することにより、セルID及び共通参照信号の受信電力値を基地局30へ送信する。なお、セルサーチ部15から受け取るセルID及び共通参照信号の受信電力値がそれぞれ複数在る場合には、制御情報処理部18は、複数の共通参照信号の受信電力値の内の最大値と当該最大値に対応するセルIDを、基地局30へ送信してもよい。いずれの場合でも、基地局30は、当該最大値に対応するセルIDに応じた第1種伝送パターンを移動局10に送信してくることになる。
そして、制御情報処理部18は、復号部17から出力された受信データから、基地局30から送信された無線リソース制御情報を抽出し、抽出した無線リソース制御情報を通信路状態測定部20へ出力する。具体的には、制御情報処理部18は、基地局30で決定されたクラスタCL60に対応する第1種伝送パターンを示す情報を抽出する。この第1種伝送パターンには、基地局30で決定されたクラスタCL60に含まれる複数の小セルC50にそれぞれ対応する複数の第1種配置パターンが含まれている。そして、制御情報処理部18は、その複数の第1種配置パターンを通信路状態測定部20へ出力する。そして、制御情報処理部18は、第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号の受信電力値を通信路状態測定部20から受け取り、多重部22へ出力することにより、基地局30へ送信する。なお、制御情報処理部18は、第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号の受信電力値の内の最大値と当該最大値に対応する第1種配置パターンの識別情報を基地局30へ送信してもよい。いずれの場合でも、基地局30は、当該最大値に対応する第1種配置パターンに応じた小セルC50に対応する第2種配置パターンを移動局10に送信してくることになる。
そして、制御情報処理部18は、復号部17から出力された受信データから第2種配置パターンを示す情報を抽出し、抽出した第2種配置パターンを示す情報を通信路状態測定部20へ出力する。そして、制御情報処理部18は、その第2種配置パターンに基づいて測定した第2の参照信号の受信電力を通信路状態測定部20から受け取り、多重部22へ出力することにより、基地局50へ送信する。
データ処理部21は、ユーザデータを多重部22へ出力する。
多重部22は、データ処理部21から受け取るユーザデータ及び制御情報処理部18から受け取る各種情報を所定のリソースにマッピングすることにより多重信号を形成し、形成した多重信号をシンボルマッピング部23へ出力する。
シンボルマッピング部23は、多重部22から受け取る多重信号をシンボルにマッピングし、得られた変調信号を多重部24へ出力する。
多重部24は、シンボルマッピング部23から受け取る変調信号とパイロット信号とを多重し、多重信号をFFT部25へ出力する。
FFT部25は、多重部24から受け取った多重信号に対して高速フーリエ変換処理を施し、高速フーリエ変換処理後の多重信号を周波数マッピング部26へ出力する。
周波数マッピング部26は、FFT部25から受け取る多重信号を所定の周波数にマッピングし、得られた送信信号をIFFT部27へ出力する。
IFFT部27は、周波数マッピング部26から受け取る送信信号に対して、逆高速フーリエ変換処理を施すことにより、OFDM信号を形成し、形成したOFDM信号を送信無線部28へ出力する。
送信無線部28は、IFFT部27から受け取るOFDM信号に対して所定の送信無線処理、つまりディジタルアナログ変換、アップコンバート等を施して無線信号を形成し、形成した無線信号をアンテナを介して送信する。
[通信システムの動作]
以上の構成を有する通信システム1の処理動作について説明する。図6は、実施例1の通信システムの処理動作の一例を示すシーケンス図である。
移動局10は、自局の周辺のクラスタのセルID(例えば、PCI)を検出する(ステップS101)。すなわち、移動局10は、セルサーチ部15で、受信無線処理後の受信信号に含まれる同期信号に基づいて、当該同期信号に対応するセルIDを特定する。なお、特定されるセルIDの数は、1つの場合もあれば複数の場合もある。
移動局10は、特定したセルIDを基地局30へ送信(通知)する(ステップS102)。
基地局30は、移動局10から通知されたセルIDに対応するクラスタCL60の中から、測定対象のクラスタCL60を決定する(ステップS103)。
基地局30は、決定した測定対象のクラスタCL60に対応するセルIDを移動局10へ送信(通知)する(ステップS104)。
移動局10は、基地局30から通知されたセルIDに対応するクラスタCL60の測定を行う(ステップS105)。すなわち、移動局10の通信路状態測定部20は、測定対象のクラスタCL60で送信された共通参照信号の受信電力を測定する。
移動局10は、測定した共通参照信号の受信電力を示す情報と当該受信電力に対応するセルIDとを基地局30へ送信(通知)する(ステップS106)。ここで、移動局10において制御情報処理部18は、測定対象のクラスタCL60が複数在る場合には、すべてのクラスタCL60についての共通参照信号の受信電力とセルIDとを対応づけた状態で基地局30へ通知してもよい。又は、制御情報処理部18は、共通参照信号の受信電力が最も大きいクラスタCL60のセルIDを基地局30へ通知してもよい。
基地局30は、接続候補クラスタを、移動局10から通知されたセルIDに対応するクラスタCL60によって更新する(ステップS107)。なお、基地局30において無線リソース制御部38は、移動局10から1つのセルIDのみが通知された場合には、そのセルIDに対応するクラスタCL60を接続対象クラスタとする。また、無線リソース制御部38は、移動局10から複数のセルIDが通知された場合には、その複数のセルIDの内で共通参照信号の受信電力が最も大きいセルIDに対応するクラスタCL60を接続対象クラスタとする。
基地局30は、接続対象クラスタに対応する第1種伝送パターンを上記の第1の対応関係に基づいて特定し、特定した第1種伝送パターンに関する情報を移動局10へ送信(通知)する(ステップS108)。
ここで第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンについて説明する。図7は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。図8は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。図7及び図8は、基地局が8つのアンテナポートを有する場合に当てはまる図である。
まず、図8では、Aが記載されたリソースエレメントは8つあり、この8つのリソースエレメントが1つのセットである。B−Eについても同様である。A−Eが付された各セットは、1つの基地局30又は基地局50に割り当てられる。また、xはアンテナポート1,2に対応し、yはアンテナポート2,3に対応し、zはアンテナポート4,5に対応し、uはアンテナポート6,7に対応する。ここで、A−Eのいずれかが付された、8つのリソースエレメントの各セットは、1つの第2種配置パターンに対応する。
また、図7に示されるテーブルには、1つのクラスタに適用される、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンが示されている。すなわち、図7において「小セル検出用CSI−RS割り当て」と記載されている列の10個の要素のすべてが、第1種伝送パターンであり、各要素が、第1種配置パターンである。また、図7において、「CSI測定用CSI−RS割り当て」と記載されている列の10個の要素のすべてが、第2種伝送パターンであり、各要素が、第2種配置パターンである。例えば、或るクラスタの中の小セル1に適用される第2種伝送パターンは、「A,T」で表される。Aは、図8に示したAが付された8つのリソースエレメントのセットを意味する。また、Tは、サブフレーム0を意味する。すなわち、「A,T」は、サブフレーム0のAが付された8つのリソースエレメントに、第2の参照信号がマッピングされることを意味している。一方、或るクラスタの中の小セル1に適用される第1種配置パターンは、「(A,C,E),φ,T」で表される。Cは、図8に示したCが付された8つのリソースエレメントのセットを意味する。Eは、図8に示したEが付された8つのリソースエレメントのセットを意味する。すなわち、(A,C,E)は24個のリソースエレメントを意味している。φは、第1の参照信号として用いられる符号系列の基準状態からの位相回転量を表している。すなわち、φは、例えば、位相回転量=0を意味している。また、Tは、サブフレーム3を意味する。すなわち、「(A,C,E),φ,T」は、サブフレーム3のA,C,Eが付された24個のリソースエレメントに、位相回転量がゼロの符号系列がマッピングされることを意味している。ここで、第1種配置パターンによって1つのサブフレームに第1の参照信号がマッピングされるリソースエレメントの数は、第2種配置パターンによって1つのサブフレームに第2の参照信号がマッピングされるリソースエレメントの数よりも多くなっている。すなわち、1つの第1種配置パターンによって送信される第1の参照信号の総電力は、1つの第2種配置パターンによって送信される第2の参照信号の総電力よりも大きく、図7の例では3倍になっている。なお、第1の参照信号が送信される第1の周期は、同期信号及び共通参照信号が送信される第2の周期よりも長い。例えば、第1の周期は、100ミリ秒周期であり、第2の周期は、5ミリ秒周期である。
なお、図9は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。図10は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。図9及び図10は、基地局が2つのアンテナポートを有する場合に当てはまる図である。図11は、1つのクラスタに対応する、第1種伝送パターン及び第2種伝送パターンの一例を示す図である。図12は、第2種配置パターン毎の、第2の参照信号がマッピングされるリソースブロックを示す図である。図11及び図12は、基地局が4つのアンテナポートを有する場合に当てはまる図である。
図6に戻り、移動局10は、基地局30から受け取った第1種伝送パターンに関する情報に基づいて、その第1種伝送パターンに含まれる第1種配置パターン毎に第1の参照信号の受信電力、つまり通信路状態を測定する(ステップS109)。
移動局10は、第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号の受信電力値に関する情報を基地局30へ送信(通知)する(ステップS110)。なお、移動局10は、第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号の受信電力値の内の最大値と当該最大値に対応する第1種配置パターンの識別情報を基地局30へ送信してもよい。
基地局30は、移動局10から受け取った、第1の参照信号の受信電力値に関する情報に基づいて、接続対象の小セルC50を決定する(ステップS111)。すなわち、基地局30においては無線リソース制御部38は、移動局10が第1種配置パターン毎に測定した第1の参照信号についての受信電力に関する情報を受け取った場合、受信電力が最大の第1種配置パターンを特定する。そして、無線リソース制御部38は、特定した第1種配置パターンと、「第2の対応関係」とに基づいて、特定した第1種配置パターンに対応する小セルC50を特定する。この特定された小セルC50が、接続対象の小セルC50である。なお、「第2の対応関係」は、例えば、図7における、小セル番号(セル1−10)と、「小セル検出用CSI−RS割り当て」と記載されている列の要素との対応関係に相当する。
そして、基地局30は、接続対象の小セルC50の小セルIDと、「第3の対応関係」とに基づいて、特定した小セルC50に対応する第2種配置パターンを特定する。そして、基地局30は、特定した第2種配置パターンを移動局10へ送信(通知)する(ステップS112)。なお、「第3の対応関係」は、例えば、図7における、小セル番号(セル1−10)と、「CSI測定用CSI−RS割り当て」と記載されている列の要素との対応関係に相当する。また、上記のステップS101−S112の処理は、繰り返し行われる。
ここで、上記の「処理動作1」について説明する。
以上の説明では、移動局10は、同期信号及び共通参照信号に基づいてセルIDを特定した後に、基地局30に対して特定したセルIDを通知し、基地局30は、通知されたセルIDの中から測定対象のクラスタを決定している。そして、移動局10は、基地局30で決定されたクラスタで送信された第1の参照信号の受信電力を測定している。
これに対して、「処理動作1」では、移動局10は、同期信号に基づいてセルIDを特定すると、特定したセルIDの中から共通参照信号の受信電力に基づいて、第1の参照信号の受信電力の測定対象であるセルID、つまりクラスタを決定する。例えば、移動局10は、共通参照信号の受信電力が最大であるクラスタを、第1の参照信号の受信電力の測定対象のクラスタとして決定する。すなわち、「処理動作1」では、移動局10は、特定したセルIDを基地局30に通知せず、自局によって、第1の参照信号の受信電力の測定対象のクラスタを決定している。
また、「処理動作1」の場合、移動局10が、上記の「第1の対応関係」及び「第2の対応関係」を保持するテーブルを有している。このため、移動局10は、測定対象のクラスタを決定した段階で、このテーブルを用いて、測定対象のクラスタに対応する第1種伝送パターンを特定することができる。そして、移動局10は、特定した第1種伝送パターンに含まれる第1種配置パターン毎に第1の参照信号の受信電力を測定する。
以上のように本実施例によれば、通信システム1では、複数のクラスタには異なるセルIDが割り当てられ、同じクラスタに含まれるすべての小セルには同じセルIDが割り当てられる。そして、基地局50において制御部51は、自局の小セルが属するクラスタ内で共通の同期信号をフレームにマッピングし、自局の小セルに割り当てられた第1種配置パターンを用いて、第1の参照信号をフレームにマッピングすることにより、送信信号を形成する。そして、無線部52が、制御部51で形成された送信信号を無線送信する。
この基地局50の構成により、同期信号を受信した移動局10は自局が在圏するクラスタを特定することができる。そして、移動局10は、各小セルが異なる第1種配置パターンを用いて第1の参照信号を送信するので、各小セルで送信された第1の参照信号毎の受信電力を測定することができる。
また、移動局10においてセルサーチ部15は、受信した同期信号に基づいて、受信した同期信号を送信した小セルの属するクラスタを特定する。そして、通信路状態測定部20が、セルサーチ部15で特定されたクラスタに対応する第1種伝送パターンに基づいて、セルサーチ部15で特定されたクラスタの各小セルで送信された第1の参照信号の受信電力を測定する。そして、制御情報処理部18が、通信路状態測定部20で測定された受信電力を接続中のセルに対応する基地局30に通知する。
この移動局10の構成により、第1段目に、同期信号に基づいて自局が在圏するクラスタを特定することができる。これにより、まず、接続候補の小セルを特定したクラスタ内の小セルに絞ることができる。そして、第2段目に、特定したクラスタに含まれる各セルから送信された第1の参照信号の受信電力を測定し、基地局30に通知することができる。これにより、基地局30が接続対象の小セルを決定することができる。このように2段階で接続対象の小セルを決定することにより、接続対象の小セルの決定を効率化することができる。
また、基地局30において無線部32が、移動局10が在圏するクラスタで送信され且つクラスタ内で共通の共通参照信号の受信電力に関する情報を移動局10から受信する。そして、制御部31が、上記の共通参照信号の受信電力に基づいて、移動局10が在圏するクラスタの中から指定クラスタを決定し、移動局10に通知する。そして、無線部32が、指定クラスタに含まれる複数の小セルで互いに異なる第1種配置パターンを用いて送信された第1の参照信号の受信電力に関する情報を、移動局10から受信する。そして、制御部31が、第1の参照信号の受信電力に基づいて、指定クラスタに含まれる小セルを、接続対象のセルとして決定する。
また、第1種伝送パターンによって第1の参照信号が送信される第1の周期は、同期信号が送信される第2の周期よりも長い。これにより、移動局10が第1の参照信号の受信を試みる回数を少なくすることができるので、移動局10の消費電力を低減することができる。
また、第1種配置パターンによって1つのサブフレームで第1の参照信号がマッピングされるリソース要素の数は、スケジューリングに用いられる第2種配置パターンによって1つのサブフレームで参照信号がマッピングされるリソース要素の数よりも多い。これにより、第1の参照信号を1つのサブフレーム内に高密度に配置することができるので、第1の参照信号の受信電力を精度良く測定することができる。そして精度良く測定された受信電力に基づいて接続対象のセルを決定できるので、接続対象のセルの決定を精度良く行うことができる。
また、同じクラスタに含まれる複数のセルは、第1種配置パターンを規定するリソース要素及び位相回転量の少なくともいずれか一方に関して、互いに異なる。これにより、1つの符号系列を用いて、多くの第1種配置パターンを表すことができる。
[他の実施例]
[1]実施例1における、第1のクラスタの第1種伝送パターンが示すサブフレームは、第2のクラスタの第1種伝送パターンが示すサブフレームと異なっていてもよいし、同じでもよい。すなわち、クラスタ間で第1の参照信号を送信するサブフレームを異ならせてもよいし、同じにしてもよい。同じにする場合には、第1のクラスタの第1種伝送パターンと第2のクラスタの第1種伝送パターンとの間で、第1の参照信号がマッピングされるリソースエレメントが重ならないようにすればよい。
[2]実施例1で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
実施例1の移動局、マクロセルに対応する基地局、及び小セルに対応する基地局は、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図13は、移動局のハードウェア構成例を示す図である。図13に示すように、移動局100は、RF(Radio Frequency)回路101と、プロセッサ102と、メモリ103と、表示部104と、スピーカ105と、マイク106と、操作部107とを有する。
プロセッサ102の一例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ103の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1の移動局で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、制御部11によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ103に記録され、各プログラムがプロセッサ102で実行されてもよい。また、制御部11によって実行される各処理は、ベースバンドCPU及びアプリケーションCPU等の複数のプロセッサによって分担されて実行されてもよい。また、無線部12は、RF回路101によって実現される。
図14は、マクロセルに対応する基地局のハードウェア構成例を示す図である。図14に示すように、マクロセルに対応する基地局200は、RF回路201と、プロセッサ202と、メモリ203と、ネットワークIF(Inter Face)204とを有する。プロセッサ202の一例としては、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ203の一例としては、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1のマクロセルに対応する基地局で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、制御部31によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ203に記録され、各プログラムがプロセッサ202で実行されてもよい。
なお、ここでは、基地局200が一体の装置であるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、基地局200は、無線装置と制御装置という2つの別体の装置によって構成されてもよい。この場合、例えば、RF回路201は無線装置に配設され、プロセッサ202と、メモリ203と、ネットワークIF204とは制御装置に配設される。
図15は、小セルに対応する基地局のハードウェア構成例を示す図である。図15に示すように、小セルに対応する基地局300は、RF回路301と、プロセッサ302と、メモリ303と、ネットワークIF304とを有する。プロセッサ302の一例としては、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ303の一例としては、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、実施例1の小セルに対応する基地局で行われる各種処理機能は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを増幅装置が備えるプロセッサで実行することによって実現してもよい。すなわち、制御部51によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ303に記録され、各プログラムがプロセッサ302で実行されてもよい。
なお、ここでは、基地局300が一体の装置であるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、基地局300は、無線装置と制御装置という2つの別体の装置によって構成されてもよい。この場合、例えば、RF回路301は無線装置に配設され、プロセッサ302と、メモリ303と、ネットワークIF304とは制御装置に配設される。
10 移動局
11,31,51 制御部
12,32,52 無線部
13,33,61 受信無線部
14,34,62 FFT部
15 セルサーチ部
16,35,63 復調部
17,36,64 復号部
18 制御情報処理部
19 制御チャネル復調部
20 通信路状態測定部
21 データ処理部
22,24,44,58 多重部
23 シンボルマッピング部
25 FFT部
26 周波数マッピング部
27,45,59 IFFT部
28,46,60 送信無線部
30,50 基地局
37,65 分離部
38 無線リソース制御部
39,53 パケット生成部
40,54 MAC制御部
41,55 MACスケジューリング部
42,56 符号化部
43,57 変調部

Claims (8)

  1. 各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタと、移動局とを有する通信システムにおいて、
    異なる前記クラスタに属する第2のセルには異なるセルIDが割り当てられ、同じクラスタに含まれるすべての第2のセルには同じセルIDが割り当てられ、
    各第2のセルの基地局は、
    前記各第2のセルが属するクラスタに対応する同期信号を送信し、
    前記各第2のセルが属するクラスタに対応する第1の参照信号の伝送パターンに含まれる複数の第1種配置パターンの内で前記各第2のセルに割り当てられた第1種配置パターンを用いて、前記第1の参照信号を前記各第2のセルで送信し、
    前記移動局は、
    受信した同期信号に基づいて、前記受信した同期信号を送信した第2のセルの属するクラスタを特定し、
    前記特定したクラスタに対応する前記伝送パターンに基づいて、前記特定したクラスタの第2のセルで送信された第1の参照信号の受信電力を測定し、
    前記測定した受信電力を接続中の第1のセルに対応する基地局に通知し、
    前記接続中の第1のセルに対応する基地局は、
    前記移動局から通知された受信電力に基づいて、前記移動局で特定されたクラスタに含まれる第2のセルを、接続対象のセルとして決定する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記移動局は、前記クラスタの特定後に、前記特定したクラスタに対応するセルIDを前記接続中の第1のセルの基地局に通知し、前記通知に応じて前記接続中の第1のセルの基地局から送信された、前記特定したクラスタに対応する伝送パターンに関する情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記伝送パターンによって第1の参照信号が送信される第1の周期は、前記同期信号が送信される第2の周期よりも長く、
    前記1種配置パターンによって1つのサブフレームで第1の参照信号がマッピングされるリソース要素の数は、チャネル測定に用いられる第2の参照信号の第2種配置パターンによって1つのサブフレームで第2の参照信号がマッピングされるリソース要素の数よりも多い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 同じクラスタに含まれる複数の第2のセルは、前記第1種配置パターンを規定するリソース要素及び位相回転量の少なくともいずれか一方に関して、互いに異なる、
    ことと特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタとを有する通信システムにおける移動局であって、
    受信した同期信号に基づいて、前記受信した同期信号を送信した第2のセルの属するクラスタを特定する特定部と、
    前記特定したクラスタに対応する伝送パターンに基づいて、前記特定したクラスタの第2のセルで送信された第1の参照信号の受信電力を測定する測定部と、
    前記測定した受信電力を接続中の第1のセルに対応する基地局に通知する情報処理部と、
    を具備することを特徴とする移動局。
  6. 各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタとを有する通信システムにおける、第2のセルに対応する基地局であって、
    自局のセルが属するクラスタ内で共通の同期信号をフレームにマッピングし、且つ、自局のセルが属するクラスタに対応する第1の参照信号の伝送パターンに含まれる複数の第1種配置パターンの内で自局のセルに割り当てられた第1種配置パターンを用いて、第1の参照信号をフレームにマッピングすることにより、送信信号を形成する形成部と、
    前記形成した送信信号を送信する送信無線部と、
    を具備することを特徴とする基地局。
  7. 各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタとを有する通信システムにおける、前記第1のセルに対応する基地局であって、
    移動局が在圏するクラスタで送信され且つクラスタ内で共通の第1の参照信号の第1の受信電力に関する情報を前記移動局から受信し、指定クラスタに含まれる複数の第2のセルで互いに異なる配置パターンを用いて送信された第2の参照信号の第2の受信電力に関する情報を、前記移動局から受信する無線部と、
    前記第1の受信電力に基づいて、前記移動局が在圏するクラスタの中から前記指定クラスタを決定し、前記決定した指定クラスタを前記移動局へ通知し、前記第2の受信電力に基づいて、前記指定クラスタに含まれる第2のセルを、接続対象のセルとして決定する制御部と、
    を具備することを特徴とする基地局。
  8. 各セルが1つの基地局の通信エリアとチャネル周波数とに基づいて規定され、第1のセルと、複数の第2のセルをそれぞれ含む複数のクラスタとを有する通信システムにおける移動局によるセル検出方法であって、
    異なる前記クラスタに属する第2のセルには異なるセルIDが割り当てられ、同じクラスタに含まれるすべての第2のセルには同じセルIDが割り当てられ、
    受信した同期信号に基づいて、前記受信した同期信号を送信した第2のセルの属するクラスタを特定し、
    前記特定したクラスタに対応する伝送パターンに基づいて、前記特定したクラスタの第2のセルで送信された第1の参照信号の受信電力を測定し、
    前記測定した受信電力を接続中の第1のセルに対応する基地局に通知する、
    ことを特徴とするセル検出方法。
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