JPWO2014125709A1 - ワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

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Abstract

送電装置は、送電側アクティブ電極(12)と送電側パッシブ電極(13)とを備える。受電装置は、受電側アクティブ電極(22)と受電側パッシブ電極(23)とを備える。送電装置と受電装置とは、送電側アクティブ電極(12)と受電側アクティブ電極(22)との電極中心を重ねて対向させた基準配置から、送電側アクティブ電極(12)と受電側アクティブ電極(22)との対向面積を維持したまま、X軸に沿って最大移動距離まで移動可能であり、前記基準配置では、受電側アクティブ電極(22)の電極縁から、送電側パッシブ電極(13)および受電側パッシブ電極まで、X軸に沿って最大移動距離以上離れている。

Description

本発明は、送電装置から受電装置に対して接点を介することなく電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムに関する。
ワイヤレス電力伝送技術は、従来から電動歯ブラシや、シェーバ、コードレス電話など家庭用の小電力機器への給電に展開されている。また近年では、スマートフォン、ラップトップ(ノート型PC)、タブレット型端末など、ポータブル機器に対するワイヤレス電力伝送技術の応用も進展しつつある。
ワイヤレス電力伝送技術の具体的な方式としては、コイル間の電磁誘導を用いる電磁誘導方式や、電極間の電界結合を用いる電界結合方式などがある。電磁誘導方式のワイヤレス電力伝送システムは、送電コイルと受電コイルとを近接させることにより電磁誘導を生じさせる方式である。この方式では、コイルの形状や材質への制約が大きく、また、送電コイルと受電コイルとの位置ずれによって電力伝送特性が劣化する問題や、送電コイルと受電コイルの間に金属異物が入る等によりコイルが発熱し機器が過熱する問題がある。
一方、電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムは、送電電極と受電電極とからなる2組の結合電極対を設け、2組の結合電極対それぞれを互いに近接させたときに形成される静電容量に対して送電側から交流電圧を印加することにより静電誘導を生じさせ受電側に電力を伝える方式である。この方式では、電極形状や材質への制約が少なく、また、送電電極と受電電極との位置ずれに対する許容度が高く、給電部での発熱が生じにくいという特徴がある(例えば、特許文献1〜2参照)。
なお、電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムにおいて、2組の結合電極対に加わる電圧の振幅が異なる場合は不平衡方式または非対称方式と呼ばれ、高電圧が印加される結合電極はアクティブ電極と呼ばれ、低電圧が印加される結合電極はパッシブ電極と呼ばれる。
特表2009−531009号公報 特開2009−089520号公報
電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムでは、送電電極と受電電極との対向面積によって、電力伝送効率が大きく影響を受ける。送電電極と受電電極の間に生じる結合容量に応じて交流電圧の周波数において効率よく電力が伝送されるように、送電装置および受電装置内部の回路定数が定められているため、結合容量の値が大幅に変わると電力伝送効率が低下する。したがって、所定の電力伝送効率を実現するには、所定の対向面積が変化しないよう維持する必要がある。
しかしながら、受電装置と送電装置との二次元的な相対位置関係は必ずしも固定されるものではなく、両装置の相対的位置関係に変動が生じる場合もある。例えば、ユーザーが受電装置を有するポータブル機器を送電装置に配置させる際に、受電装置を送電装置の基準配置となる位置に対してズレた状態で配置されることが想定される。そして、相対的位置関係に変動が生じて送電側電極と受電側電極との対向面積が小さくなると、電力伝送効率が必要水準を満足しなくなることがある。また、不平衡電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムでは、受電装置と送電装置との相対位置関係に変動が生じて、送電側アクティブ電極と受電側パッシブ電極とが対向することや、受電側アクティブ電極と送電側パッシブ電極とが対向することにより、やはり、電力伝送効率が必要水準を満足しなくなることがある。
したがって、本発明の目的は、送電装置と受電装置との相対的位置関係が変化しても、電力伝送効率の低下を抑圧することができる、電界結合方式のワイヤレス電力伝送システムを提供することにある。
この発明に係るワイヤレス電力伝送システムは、送電装置と受電装置とを備えている。送電装置は、第1の送電電極と第2の送電電極と交流電力発生回路とを備えている。受電装置は、第1の受電電極と第2の受電電極と負荷回路とを備えている。第1の送電電極は、送受対向面に沿って設けられている。第2の送電電極は、前記送受対向面に沿って、前記第1の送電電極を囲むように内部開口を有し、前記第1の送電電極と同心状に設けられている。交流電力発生回路は、一端を前記第1の送電電極に接続し、他端を前記第2の送電電極に接続している。第1の受電電極は、前記送受対向面に沿って設けられている。第2の受電電極は、前記送受対向面に沿って、前記第1受電電極を囲むように内部開口を有し、前記第1の受電電極と同心状に設けられている。負荷回路は、一端を前記第1の受電電極に接続し、他端を前記第2の受電電極に接続している。そして、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とは、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との電極中心を重ねて対向させた基準配置において、平面視でいずれか一方が他方を内包するように設けられている。前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とは、前記基準配置において、平面視でいずれか一方が他方を内包するように設けられている。前記送電装置と前記受電装置とは、前記基準配置から、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま、前記送受対向面内の所定軸に沿って最大移動距離まで移動可能である。また、前記基準配置において、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極のうち外側に配置される電極の縁と、前記第2の送電電極と前記第2の受電電極のうち内側に配置される電極の前記内部開口の境界線とが、前記所定軸に沿って前記最大移動距離以上離れている。
この構成では、第1の送電電極や受電電極が第2の送電電極や受電電極に囲まれるので、第1の送電電極や受電電極から外部に放射される雑音が低減される。また、送電装置と受電装置とは、第1の送電電極と第1の受電電極との対向面積を一定にしたまま、基準配置から所定軸に沿って最大移動距離まで移動可能であり、基準配置から所定軸に沿って移動しても、最大移動距離の限界まで移動する間は、電力伝送効率の変動が抑制される。また、第2の送電電極や受電電極は、基準配置では、第1の送電電極と第1の受電電極とのうちの所定軸に沿って基準位置からより離れている電極の縁から、所定軸に沿って最大移動距離以上の間隔が開いているので、所定軸に沿って基準配置からの移動が生じても、最大移動距離の限界まで移動する間には、第2の送電電極や第2の受電電極が、第1の送電電極や第1の受電電極に対向することがなく、これらの電極間の対向によって生じる電力伝送効率の低下を防ぐことができる。したがって、ユーザーが受電装置を送電装置に対して基準配置から所定軸に沿って最大移動距離までズレた位置で配置したとしても電力伝送効率の低下を防ぐことができる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、前記送電装置と前記受電装置とは、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との電極中心を基準位置とする第1の所定軸に沿って、前記基準配置から前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま移動可能であり、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とのうちの一方は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、他方は、前記第1の所定軸上での寸法がa12であり、両者の寸法差をg11とすると、a12−a11=g11>0であり、前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とのうちの一方は、前記第1の所定軸上での内部開口の寸法がa13であり、他方は、前記第1の所定軸上での内部開口の寸法がa14であるとすると、a13≦g11+a12であり、a14≧a13であってもよい。
送電装置と受電装置とが基準配置から第1の所定軸に沿う両方向に移動可能であると考えると、第1の送電電極と第1の受電電極との寸法差g11は、少なくとも、前述の最大移動距離を2倍したもの以上になる。したがって、より小さい寸法a13の内部開口において、a13≦g11+a12となるように寸法a13を抑制しても、第1の送電電極や第1の受電電極の第1の所定軸に沿う両側それぞれに、第2の送電電極や第2の受電電極まで最大移動距離以上の間隔を確保することができる。すると、送電装置と受電装置とが、基準配置から第1の所定軸に沿って最大移動距離を移動したとしても、第2の送電電極や第2の受電電極が、第1の送電電極や第1の受電電極に対向することを防ぐことができる。即ち、第2の送電電極や第2の受電電極が、第1の送電電極や第1の受電電極に対向することを防ぎながら、内部開口の寸法a13を抑制し、限られた電極サイズの中で電極面積を大きく確保することができる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、a14≧g11+a13であってもよい。
前述のように寸法差g11が、少なくとも、前述の最大移動距離を2倍したもの以上になるので、内部開口の寸法a14を、内部開口13の寸法よりも寸法差g11の分だけ大きくしておくことにより、基準配置から第1の所定軸に沿って最大移動距離の移動が生じても、第2の送電電極と第2の受電電極との位置ずれによって第2の送電電極と第2の受電電極との対向面積が減少することを防ぐことができる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、前記第1の送電電極は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、前記第2の送電電極は、前記第1の所定軸上での内部開口の寸法がa13であり、a13=g11+a12であってもよい。または、前記第1の受電電極は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、前記第2の受電電極は、前記第1の所定軸上での内部開口の寸法がa13であり、a13=g11+a12であってもよい。
これらの構成では、上述の最大移動距離の移動が生じる際に、第1の送電電極または第1の受電電極と、第2の送電電極または第2の受電電極との辺同士が重なることになる。即ち、a13=g11+a12は、第2の送電電極や第2の受電電極が第1の送電電極や第1の受電電極に対向することを防ぎながら、内部開口の寸法a13を最小化する最適点となる。したがって、第2の送電電極や第2の受電電極が第1の送電電極や第1の受電電極に対向することを防ぎながら、限られた電極サイズの中で電極面積を最大化することができる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、前記送電装置と前記受電装置とは、前記第1の所定軸に前記基準位置で直交する第2の軸に沿って、前記基準配置から前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま移動可能であり、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とのうちの一方は、前記第2の軸上での寸法がa21であり、他方は、前記第2の軸上での寸法がa22であり、両者の寸法差をg21とすると、a22−a21=g21>0であり、前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とのうちの一方は、前記第2の軸上での内部開口の寸法がa23であり、他方は、前記第2の軸上での内部開口の寸法がa24であるとすると、a23≦g21+a22であり、a24≧a23であると好適である。特には、a11=a21であり、a12=a22であり、a13=a23であり、a14=a24であると好適である。
これらの構成では、送受対向面において直交する2軸方向に沿って電極対向面積を維持したまま移動可能となり、特に、2軸方向それぞれでの寸法関係が一致している場合には、送電装置と受電装置との配置状況が2軸方向に可換になる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、第1の送電電極および第1の受電電極ならびに第2の送電電極の開口形状および第2の受電電極の開口形状が円形であると好適である。
この構成では、送電装置と受電装置との送受対向面における位置ずれを、全方向に亘って許容することができる。したがって、電力伝送効率をより安定にすることができる。
上述のワイヤレス電力伝送システムにおいて、第1の送電電極および第1の受電電極ならびに第2の送電電極の開口形状および第2の受電電極の開口形状が矩形であると好適である。
この構成では、送受対向面において送電装置と受電装置との筐体外形状が矩形である場合に、電極専有面積を最大化することができ、電力伝送効率を最大化することができる。
この発明によれば、送電装置と受電装置との送受対向面内での送電装置と受電装置との相対的位置関係の変化が生じても、所定レベル以上の電力伝送効率を安定して実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの送電電極パターンおよび受電電極パターンを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの送電電極パターンおよび受電電極パターンの所定の配置状況を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの送電電極パターンおよび受電電極パターンの所定の配置状況を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの送電電極パターンおよび受電電極パターンの別の配置状況を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの送電電極パターンおよび受電電極パターンの位置関係を示す平面図である。 送電電極パターンおよび受電電極パターンの変形例を示す平面図である。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムについて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムの模式図である。図1(A)は、構成概念図である。図1(B)は、機能概念図である。
図1(A)に示す電力伝送システムは、不平衡電界結合方式のものであり、送電装置10と受電装置20とを備えている。送電装置10は、例えば、受電装置20が載置される表面を備える充電台やクレイドルなど、載置台のようなものである。受電装置20は、例えば、スマートフォン、ラップトップ(ノート型PC)、タブレット型端末など、ポータブル機器である。
送電装置10は、交流電力発生回路11、送電側アクティブ電極12、および送電側パッシブ電極13を備えている。交流電力発生回路11は、送電側アクティブ電極12と送電側パッシブ電極13との間に接続して送電装置10の図示しない筐体内に配置されている。また、送電側アクティブ電極12および送電側パッシブ電極13は、具体的な平面形状は後述するが平板状の電極からなり、送電装置10の図示しない筐体内に、筐体の送受対向面に近接して平行に配置されている。
図1(B)に示すように、交流電力発生回路11は、発振回路14、増幅回路15、昇圧回路16を備えている。発振回路14は、100kHz〜数10MHzの高周波信号を発振する。増幅回路15は、発振回路14が出力する高周波信号の振幅を増幅する。昇圧回路16は、増幅回路15が出力する高周波信号を昇圧して、送電側アクティブ電極12と送電側パッシブ電極13との間に数100Vの交流電圧を印加する。これにより、送電側パッシブ電極13には、基準電位を中心として電位が変動し、また、送電側アクティブ電極12には、基準電位を中心としてパッシブ電極13よりも大きい電位の変動が起きるように設定されている。なお、発振回路14が十分な出力電力や電圧を有する場合には、増幅回路や昇圧回路は省略できる。
受電装置20は、負荷回路21、受電側アクティブ電極22、および受電側パッシブ電極23を備えている。負荷回路21は、受電側アクティブ電極22と受電側パッシブ電極23との間に接続して受電装置20の図示しない筐体内に配置されている。また、受電側アクティブ電極22および受電側パッシブ電極23は、具体的な平面形状は後述するが平板状の電極からなり、受電装置20の図示しない筐体内に、筐体の送受対向面に近接して平行に配置されている。そして、受電側アクティブ電極22は、送電装置10の送電側アクティブ電極12に対向して容量結合する。また、受電側パッシブ電極23は、送電装置10の送電側パッシブ電極13に対向して容量結合する。これにより、受電側パッシブ電極23と受電側アクティブ電極22との間には、送電装置10から高周波高電圧の交流電圧が印加される。
図1(B)に示すように、負荷回路21は、降圧回路24、整流回路25、電源回路26を備えている。降圧回路24は、受電側パッシブ電極23と受電側アクティブ電極22との間に印加される高周波高電圧の交流電圧を降圧する。整流回路25は、降圧回路24が出力する交流電圧を整流する。電源回路26は、ポータブル機器の電池等を負荷としており、整流回路25が出力する整流された電圧から電池等への給電を行う。
図2は、第1の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおける送受対向面から視た送電電極パターンと受電電極パターンとを示す平面図である。図2(A)は送電電極パターンを示し、図2(B)は、受電電極パターンを示している。なお、いずれの電極パターンも送電装置10や受電装置20の筐体内もしくは表面に設けられるものであり、例えば図2(B)においてポータブル機器の筐体などの構成要素については図示を省略している。
送電側アクティブ電極12は、正方形状である。送電側パッシブ電極13は、外形が正方形であり内側に正方形の開口17を設けた環状である。そして、送電側アクティブ電極12は、送電側パッシブ電極13の開口17内部に配置され、送電側パッシブ電極13は、送電側アクティブ電極12を囲む位置に配置されている。送電側アクティブ電極12と送電側パッシブ電極13との形状中心は一致しており、送電側アクティブ電極12と送電側パッシブ電極13とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、送電側アクティブ電極12は、特許請求の範囲に記載の第1の送電電極に相当し、送電側パッシブ電極13は、特許請求の範囲に記載の第2の送電電極に相当している。
受電側アクティブ電極22は、正方形状である。受電側パッシブ電極23は、外形が正方形で正方形の開口27を設けた環状である。そして、受電側アクティブ電極22は、受電側パッシブ電極23の開口27内部に配置され、受電側パッシブ電極23は、受電側アクティブ電極22を囲む位置に配置されている。また、受電側アクティブ電極22と受電側パッシブ電極23との形状中心は一致しており、受電側アクティブ電極22と受電側パッシブ電極23とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、受電側アクティブ電極22は、特許請求の範囲に記載の第1の受電電極に相当し、受電側パッシブ電極23は、特許請求の範囲に記載の第2の受電電極に相当している。
ここで、送電側アクティブ電極12は、図中の横方向に沿う各辺寸法をa11としている。また、受電側アクティブ電極22は、図中の横方向に沿う各辺寸法をa12としている。送電側アクティブ電極12は、受電側アクティブ電極22よりも図中の横方向に沿う寸法が小さく、送電側アクティブ電極12と受電側アクティブ電極22との図中の横方向に沿う寸法差をg11としている。即ち、g11=a12−a11であり、a12=a11+g11である。
また、送電側パッシブ電極13は、開口17の図中の横方向に沿う各辺寸法をa13としている。また、受電側パッシブ電極23は、開口27の図中の横方向に沿う各辺寸法をa14としている。また、送電側パッシブ電極13の開口17は、受電側アクティブ電極22の外形寸法よりも図中の横方向に沿う開口寸法が大きく、開口17と受電側アクティブ電極22との図中の横方向に沿う寸法差をg11としている。即ち、a13=a12+g11としている。また、受電側パッシブ電極23の開口27は、送電側パッシブ電極13の開口17よりも図中の横方向に沿う寸法が大きく、開口27と開口17との図中の横方向に沿う寸法差をg11としている。即ち、a14=a13+g11としている。
また、受電側パッシブ電極23は、外形の図中の横方向に沿う各辺寸法をa15としている。また、送電側パッシブ電極13は、外形の図中の横方向に沿う各辺寸法をa16としている。また、送電側パッシブ電極13は、受電側パッシブ電極23よりも図中の横方向に沿う外形寸法が大きく、送電側パッシブ電極13と受電側パッシブ電極23との図中の横方向に沿う寸法差をg11としている。即ち、a16=a15+g11としている。 なお、送電側アクティブ電極12、受電側アクティブ電極22、送電側パッシブ電極13の開口17、受電側パッシブ電極23の開口27、受電側パッシブ電極23の外形、および、送電側パッシブ電極13の外形における図中の縦方向の寸法を、それぞれa21,a22,a23,a24,a25,a26とすると、a11=a21,a12=a22,a13=a23,a14=a24,a15=a25,a16=a26である。また、送電側アクティブ電極12と受電側アクティブ電極22との図中の縦方向の寸法差をg21とすると、g21=g11である。
図3は、送電装置10と受電装置20とを、互いの電極パターンの辺が平行となるように重ね合わせた配置状況での、送電電極パターンと受電電極パターンとの位置関係を示す平面図である。図3(A)は、送電電極パターンと受電電極パターンとの電極中心を一致させた基準配置を示しており、図3(B)は、送電電極パターンと受電電極パターンとをX軸に沿って最大移動距離の限界まで移動させた最大移動配置を示している。
図3(A)に示す基準配置において、送電側アクティブ電極12は受電側アクティブ電極22に内包されるように重なり、受電側パッシブ電極23は送電側パッシブ電極13に内包されるように重なる。また、図3(A)に示す基準配置において、送電側アクティブ電極12のX軸に沿う両側で、送電側アクティブ電極12の電極縁から受電側アクティブ電極22の電極縁までの距離がg10となっている。本基準配置において、距離g10は、送電側アクティブ電極12と受電側アクティブ電極22との寸法差g11の1/2と等しく、X軸に沿った最大移動距離と等価である。
また、図3(B)に示す最大移動配置において、送電側アクティブ電極12の外形辺のうちのX軸正方向側の一辺と、受電側アクティブ電極22の外形辺のうちのX軸正方向側の一辺とが重なっている。したがって、この最大移動配置は、図3(A)に示す基準配置から最大移動距離g10だけ、送電装置10と受電装置20との相対的位置関係をX軸に沿って移動させたものである。
図3(A)および図3(B)に示すいずれの配置状況でも、送電側アクティブ電極12の全体が受電側アクティブ電極22の一部領域と重なっており、送電側アクティブ電極12の電極面積と等しい対向面積が、送電側アクティブ電極12と受電側アクティブ電極22との間に確保されている。言い換えれば、図3(A)および図3(B)に示すいずれの配置状況でも、送電側アクティブ電極12は受電側アクティブ電極22に内包されるように重なり、受電側パッシブ電極23は送電側パッシブ電極13に内包されるように重なる。仮に、送電装置10と受電装置20との相対的位置関係をX軸に沿って移動させるのに伴って、受電側アクティブ電極22と送電側アクティブ電極12との対向面積に変動が生じる場合、容量変動が生じて電力伝送効率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態のように受電側アクティブ電極22の面積と送電側アクティブ電極12の面積とが相違していれば、受電側アクティブ電極22と送電側アクティブ電極12との対向面積を一定にしたまま、送電装置10と受電装置20とを移動させることができる。具体的には、この実施形態で示しているように、受電側アクティブ電極22の寸法a12と、送電側アクティブ電極12の寸法a11との寸法差g11をa12−a11=g11>0とすることにより、一定の対向面積を維持したまま基準配置から最大移動配置まで、送電装置10と受電装置20との相対的位置関係をX軸に沿って最大移動距離g10だけ移動させることが可能になる。
また、図3(A)と図3(B)とに示すいずれの配置状況でも、受電側パッシブ電極23と送電側アクティブ電極12とは非対向であり、且つ、受電側アクティブ電極22と送電側パッシブ電極13とも非対向である。特に、図3(B)に示す最大移動配置においては、開口17の開口辺のうちのX軸負方向側の一辺と、受電側アクティブ電極22の外形辺のうちのX軸負方向側の一辺とが重なっている。即ち、最大移動配置は、送電装置10と受電装置20とがX軸に沿って基準配置から移動しても、送電側パッシブ電極13と受電側アクティブ電極22とが非対向な状態を維持する限界点でもある。
受電側パッシブ電極23と送電側アクティブ電極12との間や、受電側アクティブ電極22と送電側パッシブ電極13との間に対向が生じることを防ぐためには、開口17,27は大きい方が望ましいが、限られた電極サイズの中で電極面積を大きく確保するには、逆に開口17,27は小さいほうが望ましい。そこで、ここでは開口17の開口辺の寸法a13を、a13=a12+g11とすることにより、送電装置10と受電装置20とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に受電側パッシブ電極23と送電側アクティブ電極12との間や、受電側アクティブ電極22と送電側パッシブ電極13との間に対向が生じることを防ぎながら、開口17の開口辺の寸法a13を最小化している。
また、図3(A)および図3(B)に示すいずれの配置状況でも、受電側パッシブ電極23の全体が送電側パッシブ電極13の一部領域と重なっており、受電側パッシブ電極23の電極面積と等しい対向面積が、受電側パッシブ電極23と送電側パッシブ電極13との間に確保されている。特に、図3(B)に示す最大移動配置では、送電側パッシブ電極13の外形辺のうちのX軸負方向側の一辺と、受電側パッシブ電極23の外形辺のうちのX軸負方向側の一辺とが重なっている。また、開口17の開口辺のうちのX軸正方向側の一辺と、開口27の開口辺のうちのX軸正方向側の一辺とが重なっている。即ち、最大移動配置は、送電装置10と受電装置20とがX軸に沿って基準配置から移動しても、送電側パッシブ電極13と受電側パッシブ電極23との対向面積が一定に保たれる限界点でもある。ここでは、開口27の開口辺の寸法a14を、a14=a13+g11とし、また、送電側パッシブ電極13の外形辺の寸法a16を、a16=a15+g11とすることにより、送電装置10と受電装置20とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に送電側パッシブ電極13と受電側パッシブ電極23との対向面積を一定に維持しながら、開口27の開口辺の寸法a14および、送電側パッシブ電極13の寸法a16を最小化している。
このような構成により、送電装置10と受電装置20との相対的位置関係をX軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。なお、このことは、Y軸に沿って相対的位置関係を移動させる場合も同等である。即ち、送電装置10と受電装置20との寸法関係はX軸を基準としても、Y軸を基準としても同等であるので、送電装置10と受電装置20との相対的位置関係をY軸に沿って移動させても、X軸に沿って移動させる場合と同様に、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
なお、送電装置10と受電装置20との寸法関係は、送電装置10と受電装置20との間で可換である。したがって、例えば、送電側アクティブ電極12の寸法と受電側アクティブ電極22の寸法とを入れ替え、送電側パッシブ電極13の寸法と受電側パッシブ電極23の寸法とを入れ替え、送電装置10と受電装置20とで電極パターンを入れ替えるようにしてもよい。なお、図2(A)と図2(B)では、図2(B)のほうがパッシブ電極の外形が小さい。そのため、送電装置と受電装置のうち電極対向面の装置寸法を大きくできるほうに図2(A)の構成を適用することにより、より結合容量の大きなシステムを構成できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムについて、送電側アクティブ電極と受電側アクティブ電極との寸法の大小関係のみを入れ替えた構成例に基づいて説明する。
図4は、第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを構成する送電装置と受電装置との送電電極パターンおよび受電電極パターンを、互いの辺が平行となるように重ね合わせた配置状況を示す平面図である。図4(A)は、送電電極パターンと受電電極パターンとの中心を一致させた基準配置を示しており、図4(B)は、送電電極パターンと受電電極パターンとをX軸に沿って最大移動距離の限界まで移動させた最大移動配置を示している。
送電装置は送電電極パターンとして、送電側アクティブ電極32と送電側パッシブ電極33とを備えている。受電装置は受電電極パターンとして、受電側アクティブ電極42と受電側パッシブ電極43とを備えている。
送電側アクティブ電極32は、正方形状である。送電側パッシブ電極33は、外形が正方形であり内側に正方形の開口37を設けた環状である。そして、送電側アクティブ電極32は、送電側パッシブ電極33の開口37内部に配置され、送電側パッシブ電極33は、送電側アクティブ電極32を囲む位置に配置されている。送電側アクティブ電極32と送電側パッシブ電極33との形状中心は一致しており、送電側アクティブ電極32と送電側パッシブ電極33とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、送電側アクティブ電極32は、特許請求の範囲に記載の第1の送電電極に相当し、送電側パッシブ電極33は、特許請求の範囲に記載の第2の送電電極に相当している。
受電側アクティブ電極42は、正方形状である。受電側パッシブ電極43は、外形が正方形で正方形の開口47を設けた環状である。そして、受電側アクティブ電極42は、受電側パッシブ電極43の開口47内部に配置され、受電側パッシブ電極43は、受電側アクティブ電極42を囲む位置に配置されている。また、受電側アクティブ電極42と受電側パッシブ電極43との形状中心は一致しており、受電側アクティブ電極42と受電側パッシブ電極43とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、受電側アクティブ電極42は、特許請求の範囲に記載の第1の受電電極に相当し、受電側パッシブ電極43は、特許請求の範囲に記載の第2の受電電極に相当している。
ここで、送電側アクティブ電極32は、各辺寸法をa12としている。また、受電側アクティブ電極42は、各辺寸法をa11としている。送電側アクティブ電極32は、受電側アクティブ電極42よりも寸法が大きく、送電側アクティブ電極32と受電側アクティブ電極42との寸法差をg11としている。即ち、g11=a12−a11であり、a12=a11+g11である。
また、送電側パッシブ電極33は、開口37の各辺寸法をa13としている。また、受電側パッシブ電極43は、開口47の各辺寸法をa14としている。また、開口37と送電側アクティブ電極32との寸法差をg11としている。即ち、a13=a12+g11としている。また、開口47は、開口37よりも寸法が大きく、開口47と開口37との寸法差をg11としている。即ち、a14=a13+g11としている。
また、受電側パッシブ電極43は、外形の各辺寸法をa15としている。また、送電側パッシブ電極33は、外形の各辺寸法をa16としている。また、送電側パッシブ電極33は、受電側パッシブ電極43よりも外形寸法が大きく、送電側パッシブ電極33と受電側パッシブ電極43との外形の寸法差をg11としている。即ち、a16=a15+g11としている。
なお、送電側アクティブ電極32、受電側アクティブ電極42、送電側パッシブ電極33の開口37、受電側パッシブ電極43の開口47、受電側パッシブ電極43の外形、および、送電側パッシブ電極33の外形における図中の縦方向の寸法を、それぞれa22,a21,a23,a24,a25,a26とすると、a11=a21,a12=a22,a13=a23,a14=a24,a15=a25,a16=a26である。また、送電側アクティブ電極32と受電側アクティブ電極42との図中の縦方向の寸法差をg21とすると、g21=g11である。
図4(A)に示す基準配置において、受電側アクティブ電極42のX軸に沿う両側で、受電側アクティブ電極42の電極縁から送電側アクティブ電極32の電極縁までの距離がg10となっている。本基準配置において、距離g10は、送電側アクティブ電極32と受電側アクティブ電極42との寸法差g11の1/2と等しく、X軸に沿った最大移動距離と等価である。
また、図4(B)に示す最大移動配置において、送電側アクティブ電極32の外形辺のうちのX軸負方向側の一辺と、受電側アクティブ電極42の外形辺のうちのX軸負方向側の一辺とが重なっている。したがって、この最大移動配置は、図4(A)に示す基準配置から最大移動距離g10だけ、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って移動させたものである。
以上のような形状の送電電極パターンと受電電極パターンとを向き合わせた場合でも、受電側アクティブ電極42の寸法a11と、送電側アクティブ電極32の寸法a12との寸法差g11をa12−a11=g11>0とすることにより、一定の対向面積を維持したまま基準配置から最大移動配置まで、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って最大移動距離g10だけ移動させることが可能になる。また、開口37の開口辺の寸法a13を、a13=a12+g11とすることにより、送電装置と受電装置とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に受電側パッシブ電極43と送電側アクティブ電極32との間や、受電側アクティブ電極42と送電側パッシブ電極33との間に対向が生じることを防ぐことができる。そして、送電側パッシブ電極33や受電側パッシブ電極43が、送電側アクティブ電極32や受電側アクティブ電極42に対向することを防ぎながら、開口37の寸法a13を抑制し、限られた電極サイズの中で電極面積を大きく確保することができる。さらには、開口47の開口辺の寸法a14を、a14=a13+g11とし、また、送電側パッシブ電極33の外形辺の寸法a16を、a16=a15+g11とすることにより、送電装置と受電装置とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に送電側パッシブ電極33と受電側パッシブ電極43との対向面積を一定に維持しながら、開口47の開口辺の寸法a14および、送電側パッシブ電極33の寸法a16を最小化できる。
このような構成により、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。なお、このことは、Y軸に沿って相対的位置関係を移動させる場合も同等である。即ち、送電装置と受電装置との寸法関係はX軸を基準としても、Y軸を基準としても同等であるので、送電装置と受電装置との相対的位置関係をY軸に沿って移動させても、X軸に沿って移動させる場合と同様に、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
また、この実施形態においても、送電電極パターンと受電電極パターンとの寸法関係は可換であり、例えば、送電側アクティブ電極32の寸法と受電側アクティブ電極42の寸法とを入れ替え、送電側パッシブ電極33の寸法と受電側パッシブ電極43の寸法とを入れ替え、送電装置と受電装置とで電極パターンを入れ替えるようにしてもよい。
次に、第2の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムにおいて、送電装置と受電装置との一方を45°回転させた配置状況について説明する。これは、ユーザーが送電装置に誤った配置状況(角度)で受電装置を配置した場合を想定している。
図5は、第2の実施形態に係る送電電極パターンを固定したまま、受電電極パターンを45°回転させた基準配置を示す図である。
図5に示す基準配置では、送電側アクティブ電極32と受電側アクティブ電極42との対向面積を一定に維持したままでX軸に沿って移動可能な最大移動距離g10は、送電側アクティブ電極32の各辺寸法と、受電側アクティブ電極42の対角線寸法との寸法差の1/2に等しい。受電側アクティブ電極42の対角線寸法は、受電側アクティブ電極42の各辺寸法の√2倍である。したがって、この配置状況における最大移動距離g10は、図4で示した配置状況における最大移動距離よりも小さい。
ここで、図5に示す基準配置において、送電側アクティブ電極32のX軸正方向側の辺およびX軸負方向側の辺から、送電側パッシブ電極33または受電側パッシブ電極43の開口辺までのX軸に沿って離間する距離g’10を考える。すると、送電側アクティブ電極32の両辺の全長に亘って、距離g’10は一定であり、また、距離g’10は本配置状況における最大移動距離g10よりも大きい。
したがって、この配置状況においても、図4で示した配置状況と同様に、送電装置と受電装置とは、送電側アクティブ電極32と受電側アクティブ電極42との対向面積を一定にしたまま、基準配置からX軸に沿って最大移動距離g10まで移動可能である。また、送電側パッシブ電極33や受電側パッシブ電極43は、基準配置からX軸に沿って移動しても、最大移動距離g10の限界まで移動する間は、送電側パッシブ電極33や受電側パッシブ電極43が、送電側アクティブ電極32や受電側アクティブ電極42に対向することがなく、これらの電極間の対向によって生じる電力伝送効率の低下を防ぐことができる。そして、送電側パッシブ電極33や受電側パッシブ電極43が、送電側アクティブ電極32や受電側アクティブ電極42に対向することを防ぎながら、開口37の寸法a13を抑制し、限られた電極サイズの中で電極面積を大きく確保することができる。
以上のように、ユーザーが送電装置に誤った配置状況(角度)で受電装置を配置した場合であり、かつ一定の所定方向へのズレがあった場合も、45°回転したことによってパッシブ電極同士の対向面積は減少するものの、アクティブ電極とパッシブ電極とが対向することによる電力伝送効率の低下は抑制することができる。
なお、電力伝送効率の低下を防ぐために、送電側アクティブ電極32および送電側パッシブ電極33の両方、もしくは受電側アクティブ電極42および受電側パッシブ電極43の両方を、対向するアクティブ電極とパッシブ電極よりも面積を小さくすることが好ましい。そのようにすることで、アクティブ電極−パッシブ電極間の距離を最も大きく設定することができるので、ズレ量が大きくなったとしてもアクティブ電極とパッシブ電極とが対向してしまうことを抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムについて、各アクティブ電極の外形と各パッシブ電極の外形および開口形状を円形に構成する構成例に基づいて説明する。
図6は、第3の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを構成する送電装置と受電装置との送電電極パターンおよび受電電極パターンを重ね合わせた配置状況を示す平面図である。図6(A)は、送電電極パターンと受電電極パターンとの中心を一致させた基準配置を示しており、図6(B)は、送電電極パターンと受電電極パターンとをX軸に沿って最大移動距離の限界まで移動させた最大移動配置を示している。
送電装置は送電電極パターンとして、送電側アクティブ電極52と送電側パッシブ電極53とを備えている。受電装置は受電電極パターンとして、受電側アクティブ電極62と受電側パッシブ電極63とを備えている。
送電側アクティブ電極52は、円形状である。送電側パッシブ電極53は、外形が円形であり内側に円形の開口57を設けた環状である。そして、送電側アクティブ電極52は、送電側パッシブ電極53の開口57内部に配置され、送電側パッシブ電極53は、送電側アクティブ電極52を囲む位置に配置されている。送電側アクティブ電極52と送電側パッシブ電極53との形状中心は一致しており、送電側アクティブ電極52と送電側パッシブ電極53とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、送電側アクティブ電極52は、特許請求の範囲に記載の第1の送電電極に相当し、送電側パッシブ電極53は、特許請求の範囲に記載の第2の送電電極に相当している。
受電側アクティブ電極62は、円形状である。受電側パッシブ電極63は、外形が円形で円形の開口67を設けた環状である。そして、受電側アクティブ電極62は、受電側パッシブ電極63の開口67内部に配置され、受電側パッシブ電極63は、受電側アクティブ電極62を囲む位置に配置されている。また、受電側アクティブ電極62と受電側パッシブ電極63との形状中心は一致しており、受電側アクティブ電極62と受電側パッシブ電極63とは、所謂、同心状に設けられている。したがって、受電側アクティブ電極62は、特許請求の範囲に記載の第1の受電電極に相当し、受電側パッシブ電極63は、特許請求の範囲に記載の第2の受電電極に相当している。
ここで、送電側アクティブ電極52は、直径をa11としている。受電側アクティブ電極62は、送電側アクティブ電極52の直径よりも直径が大きく、受電側アクティブ電極62と送電側アクティブ電極52との寸法差をg11としている。また、送電側パッシブ電極53は、開口57の直径を受電側アクティブ電極62の直径よりも寸法差g11だけ大きくしている。また、受電側パッシブ電極63は、開口67の直径を開口57の直径よりも寸法差g11だけ大きくしている。また、受電側パッシブ電極63は、外形の直径を開口67の直径よりも大きくしている。また、送電側パッシブ電極53は、外形の直径を受電側パッシブ電極63の外形の直径よりも寸法差g11だけ大きくしている。
図6(A)に示す基準配置において、送電側アクティブ電極52のX軸に沿う両側で、送電側アクティブ電極52の電極縁から受電側アクティブ電極62の電極縁までの距離がg10となっている。本基準配置において、距離g10は、送電側アクティブ電極52と受電側アクティブ電極62との寸法差g11の1/2と等しく、X軸に沿った最大移動距離と等価である。
また、図6(B)に示す最大移動配置において、送電側アクティブ電極52の外形のうちのX軸正方向側の点と、受電側アクティブ電極42の外形のうちのX軸正方向側の点とが重なっている。したがって、この最大移動配置は、図6(A)に示す基準配置から最大移動距離g10だけ、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って移動させたものである。
以上のような形状の送電電極パターンと受電電極パターンとを向き合わせた場合でも、送電側アクティブ電極52と受電側アクティブ電極62とに寸法差g11を持たせることにより、一定の対向面積を維持したまま基準配置から最大移動配置まで、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って最大移動距離g10だけ移動させることが可能になる。また、開口57の直径を、受電側アクティブ電極62の直径よりも寸法差g11だけ大きくすることにより、送電装置と受電装置とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に受電側パッシブ電極63と送電側アクティブ電極52との間や、受電側アクティブ電極62と送電側パッシブ電極53との間に対向が生じることを防ぐことができる。そして、送電側パッシブ電極53や受電側パッシブ電極63が、送電側アクティブ電極52や受電側アクティブ電極62に対向することを防ぎながら、開口57の直径を最小化し、限られた電極サイズの中で電極面積を大きく確保することができる。さらには、開口67の直径を、開口57の直径よりも寸法差g11だけ大きくし、また、送電側パッシブ電極53の直径を、受電側パッシブ電極63の直径よりも寸法差g11だけ大きくすることにより、送電装置と受電装置とを基準配置から最大移動配置まで移動させる間には、確実に送電側パッシブ電極53と受電側パッシブ電極63との対向面積を一定に維持しながら、開口57の直径および、送電側パッシブ電極33の直径を最小化できる。
このような構成により、送電装置と受電装置との相対的位置関係をX軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。なお、このことは、X軸だけでなく送受対向面における任意の軸に沿って相対的位置関係を移動させる場合も同等である。即ち、送電装置と受電装置との寸法関係は任意のどの軸を基準としても同等であるので、送電装置と受電装置との相対的位置関係を任意の軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。また、図5に示したように例えば45°傾いた状態で配置されても、基準配置と同じ相対位置関係が維持される。したがって、配置関係に傾きが生じ得るワイヤレス電力伝送システムである場合は、このような円形のアクティブ電極とパッシブ電極とすることが好ましい。
また、この実施形態においても、送電電極パターンと受電電極パターンとの寸法関係は可換であり、また、送電側アクティブ電極と受電側アクティブ電極との寸法関係も可換であり、送電側パッシブ電極と受電側パッシブ電極との寸法関係も可換である。
次に、送電電極パターンと受電電極パターンの形状変形例について説明する。
図7は、送電電極パターンと受電電極パターンの形状変形例を示す図である。
図7(A)に示す送電電極パターンおよび受電電極パターンにおいて、送電側アクティブ電極および受電側アクティブ電極の外形と送電側パッシブ電極および受電側パッシブ電極の外形ならびに開口形状は、いずれも長方形である。
このような場合にも、各軸に沿って前述したような各電極および開口の寸法関係を維持することにより、送電装置と受電装置との相対的位置関係を各軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
なお、少なくとも一つの軸に沿って前述したような各電極および開口の寸法関係が維持されるならば、本発明は好適に実施することができる。
図7(B)に示す送電電極パターンおよび受電電極パターンにおいて、送電側アクティブ電極および受電側アクティブ電極の外形は円形であり、送電側パッシブ電極および受電側パッシブ電極の外形ならびに開口形状は、いずれも正方形である。
このような場合にも、X軸およびY軸に沿って前述したような各電極および開口の寸法関係を維持することにより、送電装置と受電装置との相対的位置関係を各軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
なお、送電側アクティブ電極および受電側アクティブ電極の外形と、送電側パッシブ電極および受電側パッシブ電極の外形ならびに開口の形状とは、どのような組み合わせであってもよい。
図7(C)に示す送電電極パターンおよび受電電極パターンにおいて、送電側アクティブ電極および受電側アクティブ電極の外形は矩形よりも角が多い多角形であり、送電側パッシブ電極および受電側パッシブ電極の外形ならびに開口形状は、いずれも正方形である。
このような場合にも、X軸およびY軸に沿って前述したような各電極および開口の寸法関係を維持することにより、送電装置と受電装置との相対的位置関係を各軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
なお、各アクティブ電極および各パッシブ電極のいずれが多角形で構成されていてもよく、その角数もどのようなものであってもよい。
図7(D)に示す送電電極パターンおよび受電電極パターンにおいて、送電側アクティブ電極および受電側アクティブ電極の外形は矩形であり、送電側パッシブ電極および受電側パッシブ電極は、一部に切り込みが設けられたランドルト環状である。
このような場合にも、X軸およびY軸に沿って前述したような各電極および開口の寸法関係を維持することにより、送電装置と受電装置との相対的位置関係を各軸に沿って移動させても、基準配置から最大移動配置となるまでは、一定の電力伝送効率を維持することができる。
なお、各アクティブ電極および各パッシブ電極の形状は、円形や多角形状に限られず、どのような形状であってもよい。例えば、互いに離間された複数の領域に区画されていたり、楕円形状であってもよい。また、重なり合う面積に変動を生じない限りにおいて、アクティブ電極は内側に開口部を有していてもよい。また、上述の例では、アクティブ電極およびパッシブ電極は、送電装置,受電装置のそれぞれにおいて同一平面上にあるように設けられた例を説明したが、これに限るものではなく、送受間に結合容量が形成できる限りにおいて、アクティブ電極とパッシブ電極が電極平面の垂直方向において異なる位置に設けられていてもよい。
10…送電装置
11…交流電力発生回路
12,32,52…送電側アクティブ電極
13,33,53…送電側パッシブ電極
20…受電装置
21…負荷回路
22,42,62…受電側アクティブ電極
23,43,63…受電側パッシブ電極
17,27,37,47,57,67…開口
14…発振回路
15…増幅回路
16…昇圧回路
24…降圧回路
25…整流回路
26…電源回路

Claims (8)

  1. 送受対向面に沿って設けられている第1の送電電極と、
    前記送受対向面に沿って、前記第1の送電電極を囲むように内部開口を有し、前記第1の送電電極と同心状に設けられている第2の送電電極と、
    一端を前記第1の送電電極に接続し、他端を前記第2の送電電極に接続した交流電力発生回路と、
    を有する送電装置と、
    前記送受対向面に沿って設けられている第1の受電電極と、
    前記送受対向面に沿って、前記第1受電電極を囲むように内部開口を有し、前記第1の受電電極と同心状に設けられている第2の受電電極と、
    一端を前記第1の受電電極に接続し、他端を前記第2の受電電極に接続した負荷回路と、
    を有する受電装置と、
    を備えるワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とは、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との電極中心を重ねて対向させた基準配置において、平面視でいずれか一方が他方を内包するように設けられ、
    前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とは、前記基準配置において、平面視でいずれか一方が他方を内包するように設けられ、
    前記送電装置と前記受電装置とは、前記基準配置から、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま、前記送受対向面内の所定軸に沿って最大移動距離まで移動可能であり、
    前記基準配置において、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極のうち外側に配置される電極の縁と、前記第2の送電電極と前記第2の受電電極のうち内側に配置される電極の前記内部開口の境界線とが、前記所定軸に沿って前記最大移動距離以上離れている、ワイヤレス電力伝送システム。
  2. 前記送電装置と前記受電装置とは、前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との電極中心を基準位置とする第1の所定軸に沿って、前記基準配置から前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま移動可能であり、
    前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とのうちの一方は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、他方は、前記第1の所定軸上での寸法がa12であり、両者の寸法差をg11とすると、a12−a11=g11>0であり、
    前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とのうちの一方は、前記第1の所定軸上での前記内部開口の寸法がa13であり、他方は、前記第1の所定軸上での前記内部開口の寸法がa14であるとすると、a13≦g11+a12であり、a14≧a13である、請求項1に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  3. a14≧g11+a13である、請求項2に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  4. 前記第1の送電電極は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、前記第2の送電電極は、前記第1の所定軸上での前記内部開口の寸法がa13であり、a13=g11+a12である、
    または、
    前記第1の受電電極は、前記第1の所定軸上での寸法がa11であり、前記第2の受電電極は、前記第1の所定軸上での前記内部開口の寸法がa13であり、a13=g11+a12である、
    請求項2または3に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  5. 前記送電装置と前記受電装置とは前記第1の所定軸に前記基準位置で直交する第2の軸に沿って、前記基準配置から前記第1の送電電極と前記第1の受電電極との対向面積を維持したまま移動可能であり、
    前記第1の送電電極と前記第1の受電電極とのうちの一方は、前記第2の軸上での寸法がa21であり、他方は、前記第2の軸上での寸法がa22であり、両者の寸法差をg21とすると、a22−a21=g21>0であり、
    前記第2の送電電極と前記第2の受電電極とのうちの一方は、前記第2の軸上での前記内部開口の寸法がa23であり、他方は、前記第2の軸上での前記内部開口の寸法がa24であるとすると、a23≦g21+a22であり、a24≧a23である、請求項2〜4のいずれかに記載のワイヤレス電力伝送システム。
  6. a11=a21であり、a12=a22であり、a13=a23であり、a14=a24である、請求項5に記載のワイヤレス電力伝送システム。
  7. 前記第1の送電電極および前記第1の受電電極ならびに前記第2の送電電極の前記内部開口および前記第2の受電電極の前記内部開口が、矩形である、請求項2〜6のいずれかに記載のワイヤレス電力伝送システム。
  8. 前記第1の送電電極および前記第1の受電電極ならびに前記第2の送電電極の前記内部開口および前記第2の受電電極の前記内部開口が、円形である、請求項2〜6のいずれかに記載のワイヤレス電力伝送システム。
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