JPWO2014104278A1 - 制御装置、制御装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

集中制御型ネットワークにおいて、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずる制御装置を提供する。制御装置は、複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、パケットを処理するための処理規則を設定する処理規則設定部を備える。処理規則設定部は、選択した通信ノードに対し処理規則を設定できたことに応じて、複数の通信ノードのうち選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、処理規則を設定する。

Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2012−288377号(2012年12月28日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、制御装置、制御装置の制御方法及びプログラムに関する。特に、ネットワークを集中制御する制御装置、制御装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、オープンフロー(OpenFlow)という技術が提案されている(非特許文献1、2参照)。オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして捉え、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散、最適化を行うものである。非特許文献2に仕様化されているオープンフロースイッチは、オープンフローコントローラとの通信用のセキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するマッチ条件(Match Fields)と、フロー統計情報(Counters)と、処理内容を定義したインストラクション(Instructions)と、の組が定義される(非特許文献2の「4.1 Flow Table」の項参照)。
例えば、オープンフロースイッチは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報に適合するマッチ条件(非特許文献2の「4.3 Match Fields」参照)を持つエントリを検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、フロー統計情報(カウンタ)を更新するとともに、受信パケットに対して、当該エントリのインストラクションフィールドに記述された処理内容(指定ポートからのパケット送信、フラッディング、廃棄等)を実施する。一方、検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対してエントリ設定の要求、即ち、受信パケットを処理するための制御情報の送信要求(Packet−Inメッセージ)を送信する。オープンフロースイッチは、処理内容が定められたフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。このように、オープンフロースイッチは、フローテーブルに格納されたエントリを制御情報として用いてパケット転送を行う。
Nick McKeownほか7名、"OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks"、[online]、[平成24(2012)年11月27日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflow.org/documents/openflow-wp-latest.pdf〉 "OpenFlow Switch Specification" Version 1.1.0 Implemented (Wire Protocol 0x02)、[online]、[平成24(2012)年11月27日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflow.org/documents/openflow-spec-v1.1.0.pdf〉
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者らによってなされたものである。
上述のように、制御装置により集中管理されたネットワークにおいては、制御装置(例えば、オープンフローコントローラ)から通信ノード(例えば、オープンフロースイッチ)に対して処理規則を設定することで、パケット転送を実現する。その際、制御装置が、複数の通信ノードのそれぞれに対して、処理規則の設定を並列して(一括して)行うと、場合によっては通信ノードへの処理規則の設定が無駄になる可能性がある。
例えば、図15を参照すると、制御装置200は、通信端末201から通信端末202へパケット転送を実現するために、通信ノード203〜205に対して処理規則を設定する必要がある。通信ノード203〜205に対する処理規則の設定を並列に行った際に、例えば、通信ノード205に対する処理規則の設定が失敗すると、通信ノード203や通信ノード204への処理規則の設定が無駄となる可能性がある。制御装置から通信ノードへの処理規則の設定には、制御装置自身のリソースや、ネットワーク資源の利用が必要なため、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる事態は回避するのが望ましい。
そこで、本発明の目的は、集中制御型ネットワークにおいて、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずることに寄与する制御装置、制御装置の制御方法及びプログラム、を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、パケットを処理するための処理規則を設定する処理規則設定部を備え、前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定する制御装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、複数の通信ノードから、パケットを処理するための処理規則を設定する通信ノードを選択する工程と、前記選択した通信ノードに対して前記処理規則を設定する工程と、を含み、前記処理規則を設定する工程は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定する制御装置の制御方法が提供される。
なお、本方法は、ネットワークを集中制御する制御装置という、特定の機械に結びつけられている。
本発明の第3の視点によれば、複数の通信ノードから、パケットを処理するための処理規則を設定する通信ノードを選択する処理と、前記選択した通信ノードに対して前記処理規則を設定する処理と、を制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記処理規則を設定する処理は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定するプログラムが提供される。
なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non−transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、集中制御型ネットワークにおいて、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずることに寄与する制御装置、制御装置の制御方法及びプログラム、が提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 第1の実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。 通信ノード10の内部構成の一例を示すブロック図である。 制御装置20の内部構成の一例を示すブロック図である。 制御装置20の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 パケット転送経路の設定に係る処理の順序の一例を説明するための図である。 制御装置20の動作の別の一例を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施形態に係る制御装置20aが用いる優先度の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る制御装置20bの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 第4の実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。 制御装置20cの内部構成の一例を示すブロック図である。 制御装置20cの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 制御装置20cの動作の別の一例を説明するためのシーケンス図である。 第5の実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。 処理規則の設定を並列して行う場合の問題を説明するための図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
上述のように、制御装置が制御する複数の通信ノードに対し、処理規則の設定を並列に実行すると、既に設定した処理規則が無駄になる可能性がある。そのため、集中制御型ネットワークにおいて、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずる制御装置が望まれる。
そこで、一例として図1に示す制御装置100を提供する。制御装置100は、複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、パケットを処理するための処理規則を設定する処理規則設定部101を備える。処理規則設定部101は、選択した通信ノードに対し処理規則を設定できたことに応じて、複数の通信ノードのうち選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、処理規則を設定する。
制御装置100は、複数の通信ノードに対し、処理規則の設定を並列に行わない。制御装置100は、複数の通信ノードから、少なくとも1以上の通信ノードを選択し、選択された通信ノードに対して処理規則を設定する。さらに、制御装置100は、選択された通信ノードに処理規則が正常に設定できたことを確認したことに応じて、処理規則の設定が完了していない通信ノードを選択し、処理規則を設定する。その結果、通信ノードに対する処理規則の設定に失敗した場合には、以降の処理を中断でき、通信ノードへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずることができる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、第1の実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。図2を参照すると、ネットワーク間の接続を実現する通信ノード10−1〜10−4と、通信ノード10−1〜10−4から構成されるネットワークを制御する制御装置20と、通信端末30−1及び30−2と、を含む構成が示されている。例えば、制御装置20はオープンフローコントローラに相当し、通信ノード10−1〜10−4はオープンフロースイッチに相当する。なお、以降の説明において、通信ノード10−1〜10−4を特に区別する必要のないときは「通信ノード10」と表記する。
図3は、通信ノード10の内部構成の一例を示すブロック図である。通信ノード10は、通信部11と、テーブル管理部12と、テーブルデータベース(テーブルDB)13と、転送処理部14と、オーバーレイ設定部15と、を含んで構成されている。
通信部11は、通信ノード10に処理規則を設定する制御装置20との通信を実現する手段である。通信部11は、例えば、非特許文献2のオープンフロープロトコルを用いて制御装置20と通信する。但し、通信部11と制御装置20との通信プロトコルは、オープンフロープロトコルに限定されるものではない。
また、通信部11は、制御装置20からの処理規則の設定を正常に受け付けることができない場合には、各種のエラーコードを含むエラーメッセージを制御装置20に送信する。例えば、通信ノード10の負荷が高く、処理規則を受け付けることができない場合や、処理規則を格納するデータベースのリソースが不足する場合などに、エラーメッセージが送信される。
テーブル管理部12は、テーブルDB13に記憶されているテーブルを管理する手段である。より具体的には、テーブル管理部12は、制御装置20から指示された処理規則をテーブルDB13に登録し、転送処理部14から新規パケットを受信したことを通知されると、制御装置20に対し、処理規則の設定を要求する。また、テーブル管理部12は、各テーブルに格納された処理規則の失効条件が成立する場合に当該処理規則を削除又は失効させる処理を行う。
テーブルDB13は、転送処理部14が受信パケットの処理を行う際に参照するテーブルを1つ以上格納可能なデータベースによって構成される。
転送処理部14は、テーブル検索部141と、アクション実行部142と、を含んで構成される。テーブル検索部141は、テーブルDB13に格納されたテーブルから、受信パケットに適合するマッチフィールドを持つ処理規則を検索する手段である。アクション実行部142は、テーブル検索部141にて検索された処理規則のインストラクションフィールドに示す処理内容に従ってパケット処理を行う手段である。また、転送処理部14は、受信パケットに適合するマッチフィールドを持つ処理規則が見つからなかった場合は、その旨をテーブル管理部12に通知する。
テーブル管理部12は、受信パケットに対応する処理規則が存在しない場合、通信部11を介して制御装置20に対し、処理規則の設定を要求する。さらに、転送処理部14は、パケット処理に応じて、テーブルDB13に登録されている統計情報を更新する。
オーバーレイ設定部15は、通信部11を介して制御装置20から、オーバーレイネットワークの形成に係る指示を受け付けると、当該指示に従ってオーバーレイネットワークを形成するためのデバイス設定を行う。例えば、通信ノード10が、仮想回線の設定が可能なパケットトランスポートノードとしての機能を備える場合には、オーバーレイ設定部15は、指示されたラベルで受信パケットをカプセル化するデバイス設定を行う。
図4は、制御装置20の内部構成の一例を示すブロック図である。制御装置20は、ネットワーク構成管理部21と、ネットワーク構成データベース(ネットワーク構成DB)22と、制御メッセージ処理部23と、経路計算部24と、ネットワーク経路データベース(ネットワーク経路DB)25と、処理規則設定部26と、通信ノード10と通信を行うノード通信部27と、を含んで構成される。
ネットワーク構成管理部21は、制御装置20が制御対象とする通信システムのネットワーク構成を管理する。より具体的には、ネットワーク構成管理部21は、通信ノード10−1〜10−4間のリンクに関する情報や、接続ポートに関する情報を管理する。ネットワーク構成管理部21は、通信ノード10に問い合わせることで、これらの情報を入手してもよいし、ネットワーク管理者が情報を入力してもよい。ネットワーク構成管理部21は、制御対象とするネットワークの構成に関する情報を、ネットワーク構成DB22に登録する。
制御メッセージ処理部23は、通信ノード10から受信した制御メッセージを解析して、制御装置20内の該当する処理手段に制御メッセージを引き渡す。制御メッセージ処理部23は、例えば、処理規則の設定を要求する制御メッセージを受け付ければ、経路計算部24に引き渡し、エラーメッセージを受信すれば、処理規則設定部26にエラーメッセージを引き渡す。
経路計算部24は、ネットワーク構成DB22に格納されているネットワーク構成に基づいて、通信ノード10におけるパケットの転送経路を計算する。経路計算部24は、計算したネットワーク経路をネットワーク経路DB25に登録する。なお、本実施形態においては、経路計算部24が制御装置20に含まれる場合について説明するが、パケットの転送経路に係る計算を制御装置20の内部で行うことを限定する趣旨ではない。例えば、ネットワーク管理者がパケットの転送経路を予め計算し、制御装置20に入力する場合には、パケットの転送経路を計算する経路計算部24は不要である。あるいは、制御装置20と通信可能な装置であって、パケット転送経路の計算を行う機能を有する装置を配置し、制御装置20から当該装置にパケット転送経路の計算を依頼し、パケット転送経路を受領するような形態であってもよい。
処理規則設定部26は、通信ノード10に設定する処理規則の管理を行う。より具体的には、経路計算部24にて計算されたパケットの転送経路に基づき、通信ノード10に設定する処理規則を生成すると共に、生成した処理規則を通信ノード10−1〜10−4に設定する。その際、処理規則設定部26は、通信ノード10−1〜10−4に対して、並列に処理規則を設定するのではなく、処理規則の設定を行う通信ノードを、順次、選択し、選択した通信ノードに対して処理規則を設定する。
なお、図4に示す制御装置20の各部(処理手段)は、これらの装置を構成するコンピュータに、そのハードウェアを用いて、後述する各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
続いて、制御装置20の動作について図面を参照して説明する。なお、図5は例示であり、制御装置20の動作は図5のシーケンスに限定されない。図5は、制御装置20の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図2に示す通信端末30−1から通信端末30−2に向けたパケットの転送を実現する際の制御装置20の動作について説明する。その際、通信ノード10−1〜10−4の間のリンクは図2に示すとおり形成されているものとする。
図5に示す制御装置20の動作を開始する契機は、ネットワークの運用の開始時におけるネットワーク管理者からの指示であってもよいし、通信ノード10から処理規則の設定要求を受けた場合であってもよい。
ステップS01において、経路計算部24は、通信端末30−1が送信するパケットの転送経路として、通信ノード10−1、10−2及び10−3を経由する経路を、転送経路として計算する。計算された転送経路は、ネットワーク経路DB25に登録される。
ステップS02において、処理規則設定部26は、ネットワーク経路DB25に記憶された転送経路に基づいて、処理規則を設定する通信ノード10を決定する。その際、処理規則設定部26は、通信ノード10−1〜10−3の中から、通信ノードを選択することで、処理規則を設定する通信ノードを定める。本実施形態に係る制御装置20は、処理規則が設定されるべき通信ノードから無作為に、特定の通信ノードを選択し、処理規則を設定する通信ノードに定める。処理規則設定部26は、初めに、通信ノード10−1〜10−3の中から、通信ノード10−3を、処理規則を設定すべき通信ノードと定めたものとする。処理規則設定部26は、処理規則を設定すべき通信ノードが定まると、当該通信ノードに対する処理規則の生成を開始する。
ステップS03において、処理規則設定部26は、前ステップで定められた通信ノードに設定する処理規則の生成に成功したか否かを判定する。処理規則の生成に失敗する場合には種々の原因が考えられるが、一例として、制御装置20内のリソース不足等が挙げられる。
処理規則の生成に失敗すれば(ステップS03、No分岐)、図5に示す処理を終了する。つまり、通信ノード10−3に対する処理規則の生成に失敗すれば、他の通信ノード10−1及び10−2に対する処理規則の生成、及びその設定は行われない。
処理規則の生成に成功すれば(ステップS03、Yes分岐)、処理規則設定部26は、ステップS02で定められた通信ノードに対して、制御メッセージ処理部23及びノード通信部27を介して、処理規則の設定を試みる(ステップS04)。
ステップS05において、処理規則設定部26は、前ステップにおける処理規則の設定が成功したか否か(処理規則が正常に設定されたか否か)を判定する。処理規則設定部26は、例えば、通信ノード10からエラーメッセージを受信した場合に、処理規則の設定に失敗したと判断する。
処理規則の設定に失敗している場合には(ステップS05、No分岐)、図5に示す処理を終了する。この場合においても、通信ノード10−3に対する処理規則の設定に失敗すれば、他の通信ノード10−1及び10−2に対する処理規則の生成、及びその設定は行われない。
処理規則の設定に成功した場合には(ステップS05、Yes分岐)、処理規則設定部26は、パケットの転送経路を実現するために処理規則の設定が必要な通信ノード10の全てに対して、処理規則の設定が終了したか否かを判定する(ステップS06)。例えば、通信ノード10−3に対する処理規則の設定が完了し、通信ノード10−1及び10−2に対する処理規則の設定を試みていない場合(ステップS06、No分岐)には、これらの通信ノードに対する処理規則を設定する(ステップS02に遷移する)。一方、処理規則設定部26は、全ての通信ノード10に対して、処理規則の設定が完了している場合(ステップS06、Yes分岐)には、図5に示す処理を終了する(パケットの転送経路の設定処理が正常に終了する)。
以上のように、制御装置20は、複数の通信ノードから処理規則を設定する通信ノードを選択し、選択した通信ノードに対する処理規則の設定ができたことに応じて、処理規則の設定の終了していない通信ノードから、処理規則を設定する通信ノードを再度選択する。さらに、再度選択された通信ノードに対して、処理規則の設定を試みる。即ち、制御装置20は、複数の通信ノードから処理規則を設定する通信ノードを選択し、選択した通信ノードに対する処理規則の設定が失敗したことに応じて、処理規則の設定を試みていない通信ノードに対して、処理規則の設定を行わない。
図6は、パケット転送経路の設定に係る処理の順序の一例を説明するための図である。上述したように、制御装置20では、それぞれの通信ノードに設定する処理規則の生成に成功しなければ、それ以降の処理(例えば、図5のステップS04以降の処理)を行わない。さらに、制御装置20は、それぞれの通信ノードに対する処理規則の設定に成功しなければ、他の通信ノードに設定する処理規則に関する処理(例えば、図5のステップS02以降の処理)を行わない。即ち、制御装置20は、パケットの転送経路を実現するため、各通信ノードに対して処理規則を設定する際には、図6に示すようなツリー構造(木構造)に従った処理を行う。
図6を参照すると、通信ノード10−3に対する処理規則の生成が成功しなければ、通信ノード10−3に対して処理規則を設定する処理を行わない。また、通信ノード10−3の処理規則に関する処理が成功しなければ、通信ノード10−2の処理規則に関する処理を行わない。さらに、通信ノード10−1の処理規則に関する処理が成功しなければ、通信端末30−1から通信端末30−2に向けたパケット転送経路の設定処理は完了しない。
なお、本実施形態に係る制御装置20では、複数の通信ノードから1の通信ノードを選択して、処理規則の生成及び設定を行うことを説明した。しかし、処理規則を設定する通信ノードに関する決定を限定する趣旨ではない。例えば、パケットの転送経路が9個の通信ノードにより形成される場合を考える。この場合、9個の通信ノードを、それぞれ3つのグループに振り分ける。より具体的には、それぞれのグループには、3個の通信ノードが含まれるように9個の通信ノードを振り分ける。その上で、3つのグループから無作為に処理規則の設定を行うグループを選択し、選択されたグループに含まれる通信ノードに対して、並列して処理規則の生成及び設定を行ってもよい。このように、複数の通信ノードを、少なくとも1つの通信ノードを含む複数のグループに振り分け、振り分けたグループの中から選択されたグループに含まれる通信ノードに対して、処理規則を並列に設定してもよい。
また、本実施形態においては、選択した通信ノードに対する処理規則の設定に失敗すれば、その後、特段の処理を行わず、図5に示すパケット転送経路の設定処理を終了する場合について説明した。しかし、選択した通信ノードに対する処理規則の設定に失敗したことに応じた対応を行うこともできる。
図7は、制御装置20の動作の別の一例を説明するためのシーケンス図である。図7を参照すると、図5に示す処理に対してステップS07に係る処理が追加されている。
ステップS07において、処理規則設定部26は、既に処理規則の設定が終了した通信ノードが存在すれば、当該通信ノードに対して設定した処理規則を削除する。即ち、パケットの転送経路を構成する全ての通信ノードに対して処理規則が正常に設定されなければ、各通信ノードに対して個別に設定した処理規則は無駄であり、このような処理規則は削除されるのが望ましいためである。また、無駄な処理規則を削除することで、通信ノードのリソースを開放することができる(リソースを効率的に使用できる)。
また、経路計算部24は、ステップS07を経由してステップS01に遷移した場合には、パケットの転送経路を再度計算するのが望ましい。即ち、選択した通信ノードに対して処理規則の設定が失敗するのであれば、初めに計算したパケットの転送経路を用いてパケット転送することはできないので、新たなパケットの転送経路の確立を模索する。
本実施形態に係る制御装置20では、複数の通信ノードに対して並列に処理規則を設定する場合と比較して、既に設定された処理規則が無駄となる可能性が減少する。通信ノードに対する処理規則の設定が成功したことを確認した後に、他の通信ノードに対して処理規則の設定を行うためである。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施形態に係る制御装置20aの内部構成は、第1の実施形態に係る制御装置20の内部構成と相違する点は存在しないので、制御装置20aに関する図4に相当する説明を省略する。また、制御装置20と制御装置20aの動作は、図5のステップS02における処理が異なるので、図5のステップS02に相当する処理の説明を行い、他の処理に関する説明を省略する。
制御装置20では、処理規則を設定すべき複数の通信ノードの中から、順次、処理規則に関する処理を実行する通信ノードを決定する。一方、本実施形態に係る制御装置20aでは、予め定めた優先度に従って、処理規則に関する処理を実行する通信ノードを選択する(通信ノードを決定する)。
図8は、制御装置20aが用いる優先度の一例を示す図である。図8を参照すると、複数の通信ノードを、それぞれ、出口ノード、入口ノード、経由ノードの種別に振り分け、各種別に対して優先度を与える。
出口ノードとは、制御対象とするネットワークから他のネットワーク等にパケットが転送される際の出口となるノードである。例えば、図2において、通信端末30−1から通信端末30−2に向けたパケット転送の場合には、通信ノード10−3が出口ノードに相当する。入口ノードとは、他のネットワーク等から最初にパケットを受け付けるノードである。例えば、上述の例では、通信ノード10−1が入口ノードに相当する。経由ノードとは、パケット転送経路を実現するために必要な通信ノードであって、出口ノード及び入口ノードのいずれでもないノードが該当する。例えば、上述の例では、通信ノード10−2が経由ノードに相当する。
制御装置20aでは、これらの通信ノードの種別に対して、予め優先度を与え、優先度の高い通信ノードから順に、処理規則の生成及び設定を行う。
図8を参照すると、出口ノードに対して最も高い優先度が与えられているので、通信ノード10−3の処理規則に関する処理が最初に実行される。続いて、入口ノードに対して経由ノードよりも高い優先度が与えられているので、通信ノード10−1の処理規則に関する処理が実行される。最後に、経由ノードに相当する通信ノード10−2の処理規則に関する処理が実行される。
図8に示す優先度はあくまでも例示であって、優先度の決定を限定する趣旨ではない。例えば、出口ノードと入口ノードの優先度が逆であってもよい。あるいは、出口ノード及び入口ノードに対して、同等の優先度を与え(但し、経由ノードよりは高い優先度を与える)、出口ノード及び入口ノードに対して、並列に処理規則の生成及び設定を行ってもよい。
ここで、パケットの転送経路の両端に位置する出口ノードや入口ノードは、処理するパケット量が経由ノードよりも多いことが予想される。すると、これら転送経路の両端に位置するノードにおける負荷が、経由ノードにおける負荷より高く、処理規則の設定に失敗する可能性が高いと考えることができる。経由ノードの処理規則を最初に設定した後に、出口ノードや入口ノードに対する処理規則の設定に失敗してしまうと、経由ノードに対する処理規則の設定が無駄となる。そのため、本実施形態に係る制御装置20aでは、処理規則の設定に失敗した場合には、他の通信ノードへの処理規則が無駄となる可能性が高い通信ノードに対して、高い優先度を与え、この優先度に従って処理規則の生成及び設定を行う通信ノードを決定する。その結果、より一層、既に設定された処理規則が無駄となる可能性を減ずることができる。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施形態に係る制御装置20bの内部構成は、制御装置20及び20aの内部構成と相違する点は存在しないので、制御装置20bに関する図4に相当する説明を省略する。
第1及び第2の実施形態においては、処理規則を設定すべき通信ノード間には、既にリンクが形成されているものとして説明した。しかし、実際には、通信ノード間おいて、必要なリンクが形成されているとは限らない。例えば、図2において、通信ノード10−1〜10−3の間のリンクは既に形成されているが、通信ノード10−2及び10−3の間のリンクが形成されていない場合も想定できる。
そこで、本実施形態に係る制御装置20bでは、通信ノードに関する処理規則の生成及び設定を行う前に、必要なリンクが形成されているか否かを判定する。判定した結果、リンクを形成することができなければ、通信ノードに対する処理規則の設定を行わない。
図9は、制御装置20bの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図2に示す通信端末30−1から通信端末30−2に向けたパケットの転送を実現する際の制御装置20の動作について説明する。その際、通信ノード10−2と通信ノード10−3の間のリンクは形成されていないものとする。
制御装置20bは、パケットの転送経路の計算(ステップS01)を行った後に、ステップS11〜S13に係る処理を実行する。
ステップS11において、経路計算部24は、転送経路を実現するリンクが存在するか否かを判定する。より具体的には、経路計算部24は、ネットワーク構成DB22にアクセスし、パケットの転送経路に含まれる通信ノード間の少なくとも1つにリンクが形成されているかを確認する。
リンクが形成されていれば(ステップS11、Yes分岐)、図5を用いて説明したステップS02以降の処理が実行される。
リンクが形成されていなければ(ステップS11、No分岐)、経路計算部24は、リンクが欠如した通信ノード間にリンクの形成が可能か否かを判定する(ステップS12)。例えば、通信ノード10−2において通信ノード10−3との間にリンクを形成するためのリソースが不足する等の場合には、通信ノード間にリンクは形成できないと判断される。リンクが形成できない場合には、図9に示す処理を終了する。
リンクの形成ができる場合(ステップS12、Yes分岐)には、経路計算部24は、ノード通信部27を介して、通信ノード10−2及び10−3に対してリンク形成の指示を行う。その際、経路計算部24は、処理規則設定部26に対して、パケットの転送経路を生成した旨を通知する。通知を受けた処理規則設定部26は、図5を用いて説明したステップS02以降の処理を実行する。
以上のように、本実施形態に係る制御装置20bでは、通信ノードに対する処理規則の生成及び設定に先立ち、通信ノード間にリンクが形成されているか否かを判定する。通信ノード間にリンクが形成できない場合には、通信ノードに対する処理規則の生成及び設定を実行しないので、通信ノードに対して無駄な処理規則を設定することがない。即ち、設定された処理規則が無駄となる可能性を減ずることができる。
[第4の実施形態]
続いて、第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
上述の第1乃至第3の実施形態においては、パケットの転送経路に基づいて処理規則を生成し、パケットの転送経路に含まれる通信ノードに処理規則を設定する。しかし、パケットの転送経路に基づかずに、通信ノードに対して処理規則を設定する場合もある。そのような場合においても、複数の通信ノードに対して処理規則の設定を並列して行うと、既に設定された処理規則が無駄となる可能性がある。
本実施形態においては、パケットの転送経路に基づかずに、複数の通信ノードに対して処理規則を設定する一例として、ネットワーク上に仮想回線(トンネル)を形成し、通信ノード間をトンネリングする場合について説明する。
図10は、本実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。図10を参照すると、ネットワーク上に形成された仮想回線を終端するエンドポイント40−1及び40−2と、通信ノード50−1〜50−3と、少なくともエンドポイント40−1及び40−2を制御する制御装置20cと、を含む構成が示されている。なお、以降の説明において、エンドポイント40−1及び40−2を特に区別する必要のないときは「エンドポイント40」と表記する。同様に、通信ノード50−1〜50−3を特に区別する必要のないときは「通信ノード50」と表記する。
エンドポイント40は、ネットワーク上に形成された仮想回線を終端する通信ノードである。より具体的には、エンドポイント40は、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching-Transport Profile)をサポートしており、エンドポイント40−1及び40−2の間に仮想回線を形成する。その際、パケットの送信側となるエンドポイント40は、パケット転送の際に、受信パケットを、MPLSラベルを用いてカプセル化する。カプセル化された受信パケットを受け取った受信側のエンドポイント40は、MPLSラベルを用いてパケットのカプセル化を解除する(デカプセル化する)。なお、本実施形態において、エンドポイント40がサポートするトンネリング技術はMPLS−TSとして説明するが、トンネリング技術をMPLS−TSに限定する趣旨ではない。エンドポイント40は、他のプロトコルを用いて、ネットワークの仮想回線を終端してもよい。
通信ノード50−1〜50−3は、エンドポイント40がカプセル化したパケットを転送する通信ノードである。通信ノード50−1〜50−3は、制御装置20cの制御対象となる通信ノードでもよいし、制御の対象から外れた通信ノードであってもよい。
図11は、制御装置20cの内部構成の一例を示すブロック図である。なお、図11において図4と同一構成要素には、同一の符号を表し、その説明を省略する。
図4に示す制御装置20と図11に示す制御装置20cの相違点は、経路計算部24に代えて転送経路検証部28を備える点と、処理規則設定部26の動作が異なる点と、ネットワーク経路DB25を必要としない点である。
処理規則設定部26は、ネットワーク管理者が図10には図示しない通信端末等を使用して、エンドポイント40−1及び40−2の間に仮想回線の形成に係る指示を受け付けた場合に、エンドポイント40−1及び40−2に対し、当該指示を受けた仮想回線を実現する処理規則を設定する。より具体的には、処理規則設定部26は、エンドポイント40−1及び40−2に対して、パケットをカプセル化又はデカプセル化する際に用いるMPLSラベルを設定する。
転送経路検証部28は、エンドポイント40−1及び40−2の間に仮想回線を形成する際に、カプセル化されたパケットを転送する通信ノード(リソース)の存在の有無を検証する手段である。転送経路検証部28は、処理規則設定部26から問い合わせを受けると、仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を検証し、検証結果を処理規則設定部26に応答する。なお、転送経路検証部28は、ネットワーク構成管理部21がエンドポイント40及び通信ノード50から収集した情報を記憶するネットワーク構成DB22にアクセスすることで、情報が収集された範囲のネットワークトポロジを算出する。さらに、転送経路検証部28は算出したネットワークトポロジに基づいて、処理規則設定部26からの問い合わせに応答する。
例えば、図10に示すネットワークには、エンドポイント40においてカプセル化されたパケットを転送するための通信ノード50−1及び50−2(又は、通信ノード50−3)が存在するため、転送経路検証部28は、処理規則設定部26からの問い合わせに対して、エンドポイント40−1及び40−2の間にはカプセル化されたパケットを転送するための通信ノードが存在する旨の応答を行う。一方、例えば、通信ノード50−1及び50−3が図10に示すネットワークに存在しなければ、カプセル化されたパケットを転送するための通信ノードが存在しない旨の応答を行う。
なお、転送経路検証部28は、処理規則設定部26の問い合わせを受けた際に、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードの有無を検証している(仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を確認している)。しかし、転送経路検証部28は、予め、このような通信ノードの有無に関する検証をしておいてもよい。
図12は、制御装置20cの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。ここでは、図10に示すエンドポイント40−1及び40−2の間に仮想回線を形成する際の制御装置20cの動作について説明する。
ステップS21において、処理規則設定部26は、ネットワーク管理者がノード通信部27を介して入力する情報等に基づいて、ネットワーク上に形成される仮想回線のエンドポイントを決定する。例えば、図10に示すネットワークにおいては、エンドポイント40−1及び40−2が、処理規則を設定すべきエンドポイントとして選択される。
ステップS22において、処理規則設定部26は、前ステップで選択されたエンドポイントのうち、処理規則を設定するエンドポイントを決定する。その際、処理規則設定部26は、両端のエンドポイントのうちいずれか一方を、優先的に処理規則を設定するエンドポイントとして決定する。例えば、図10においては、処理規則設定部26は、エンドポイント40−1を、優先的に処理規則を設定するエンドポイントとして定める。但し、優先的に処理規則を設定するエンドポイントを送信側のエンドポイントに限定する趣旨ではなく、受信側のエンドポイントに対して優先的に処理規則を設定するように決定してもよい。処理規則設定部26は、処理規則を設定すべきエンドポイントが定まると、当該エンドポイントに設定する処理規則の生成を開始する。
ステップS23において、処理規則設定部26は、前ステップで定められたエンドポイントに設定する処理規則の生成に成功したか否かを判定する。
処理規則の生成に失敗すれば(ステップS23、No分岐)、図12に示す処理を終了する。例えば、優先的に処理規則を設定するエンドポイントして定めたエンドポイント40−1に対する処理規則の生成に失敗すれば、他方のエンドポイント40−2に設定する処理規則の生成、及びその設定は行われない。
処理規則の生成に成功すれば(ステップS23、Yes分岐)、処理規則設定部26は、ステップS22で定められたエンドポイントに対して、制御メッセージ処理部23及びノード通信部27を介して、処理規則の設定を試みる(ステップS24)。
ステップS25において、処理規則設定部26は、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードの有無を確認する(リソースが確保できているか否かを確認する)。より具体的には、処理規則設定部26は、転送経路検証部28に対して、2つのエンドポイント40の間にパケットを転送する通信ノードが存在するか否かを問い合わせる。問い合わせを受けた転送経路検証部28は、仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を検証し、検証結果を処理規則設定部26に応答する。
リソースが確保できていない(通信ノードが存在しない)場合には(ステップS25、No分岐)、処理規則設定部26は、既に処理規則の設定が終了したエンドポイントに対して設定した処理規則を削除する(ステップS27)。即ち、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードが存在しなければ、エンドポイントに設定した処理規則は無駄であり、このような処理規則は削除されるべきだからである。処理規則の削除が完了すれば、図12に示す処理を終了する。
リソースが確保できていれば(ステップS25、Yes分岐)、処理規則設定部26は、ステップS24における処理規則の設定が成功したか否か(処理規則が正常に設定されたか否か)を判定する(ステップS26)。
処理規則の設定に失敗している場合には(ステップS26、No分岐)、既に設定した処理規則を削除(ステップS27)した後に、図12に示す処理を終了する。例えば、優先的に処理規則を設定するエンドポイント40−1に対する処理規則の設定に失敗すれば、残るエンドポイント40−2に対する処理規則の生成、及びその設定は行われない。
処理規則の設定に成功した場合には(ステップS26、Yes分岐)、処理規則設定部26は、ネットワーク上に仮想回線を形成するために処理規則の設定が必要なエンドポイントの全てに対して、処理規則の設定が終了したか否かを判定する(ステップS28)。例えば、エンドポイント40−1に対する処理規則の設定が完了し、エンドポイント40−2に対する処理規則の設定が完了していない場合(ステップS28、No分岐)には、エンドポイント40−2に対する処理規則を設定する(ステップS22に遷移する)。一方、処理規則設定部26は、エンドポイント40−2に対しても処理規則の設定が完了している場合(ステップS28、Yes分岐)には、図12に示す処理を終了する(エンドポイントへの処理規則の設定処理が正常に終了する)。
なお、図12に示す制御装置20cの動作は例示であって、図12に示す各処理の実行順序を限定する趣旨ではない。例えば、エンドポイントに対して処理規則を設定する前に、当該エンドポイントによりカプセル化されるパケットを転送する通信ノードが存在するか否かを検証してもよい。
図13は、制御装置20cの動作の別の一例を説明するためのシーケンス図である。図12示すシーケンス図と図13に示すシーケンス図の相違点は、図12のステップS25において実行していたリソース確保に関する確認を、図13のステップS30において行っている点と、リソースの確保ができない場合の処理規則の削除に関する処理が存在しない点である。
図13に示すように、ネットワーク上に形成される仮想回線のエンドポイントが決定した後(ステップS21の直後)に、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードが存在するか否かを検証することで、エンドポイントに対して設定された処理規則が無駄になることを防止できる。カプセル化されたパケットを転送する通信ノードが存在しなければ、エンドポイントに対する処理規則の設定が成功するか否かに関わらず、当該設定された処理規則は無駄となるためである。また、このような通信ノードの有無を最初に検証することにより、既に設定した処理規則を削除する処理が不要となる。
また、制御装置20cと通信可能な装置であって、仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を検証する機能を有する装置を配置し、制御装置20cから当該装置にリソースの確保に関する問い合わせを行い、検証結果を受領するような形態であってもよい。
以上のように、制御装置20cは、ネットワーク上に仮想回線を形成するエンドポイントに対し、優先順位を定めて処理規則を設定する。即ち、先に処理規則の設定を試みたエンドポイントにおいて処理規則の設定に失敗すれば、残るエンドポイントに対して処理規則を設定しない。その結果、両端のエンドポイントに対して並列して処理規則を設定する場合と比較して、エンドポイントへの処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずることができる。さらに、制御装置20cでは、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードが存在するか否かを検証しつつ、エンドポイントに対して処理規則の設定を行う。即ち、カプセル化されたパケットを転送する通信ノードが存在しなければ、仮想回線を終端するエンドポイントに対して処理規則を設定したとしても、このような処理規則は無駄になってしまう。しかし、制御装置20cのように、通信ノードの有無に関する検証を合わせて行うことで、エンドポイントへの処理規則の設定が無駄となる可能性を、より一層、減ずることができる。
[第5の実施形態]
続いて、第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態においては、パケットの転送経路に基づかずに、複数の通信ノードに対して処理規則を設定する一例として、冗長化された通信ノードに対して処理規則を設定する場合について説明する。
ネットワークの信頼性及び可用性を向上させる目的で、通信ノードを冗長化することがある。つまり、冗長機能を備える通信ノードを複数用いることで、通信ノードを冗長化することができる。例えば、2つの冗長化された通信ノードが存在する場合に、これらの通信ノードのうち1つは現用系の通信ノードとして動作させ、他の通信ノードは待機系の通信ノードとして動作させる。現用系の通信ノードにおいて障害が発生すると、現用系の通信ノードと待機系の通信ノードが入れ替わることで、ネットワークの信頼性等を高めることができる。
ここで、制御装置は、これら冗長化された通信ノードに対して同一の処理規則を設定する必要がある。その際、制御装置から、複数の冗長化された通信ノードに対して並列に処理規則の設定を行うと、設定された処理規則が無駄となることがある。そのため、本実施形態に係る制御装置20dでは、冗長化された通信ノードに対して同じ処理規則を設定する際に、優先順位を設けて冗長化された通信ノードに対して処理規則を設定する。
図14は、本実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。図14を参照すると、制御装置20dは冗長化された複数の通信ノード60−1及び60−2を制御する。なお、以降の説明において、通信ノード60−1と60−2を特に区別する必要のないときは「通信ノード60」と表記する。
2つの通信ノード60は、それぞれ、冗長化プロトコルにより冗長化され、例えば、サーバ70−1と70−2の間で送受信されるパケットを転送する。なお、2つの通信ノード60に接続する装置は、サーバに限られず、どのような装置であってもよい。さらに、通信ノード60−1が現用系の通信ノードとして動作し、通信ノード60−2が待機系の通信ノードとして動作している。
上述のように、制御装置20dは、冗長化された通信ノード60に対して処理規則を設定する際には、同一の処理規則を設定する必要がある。その際、制御装置20dは、通信ノード60−1及び60−2に対して並列して処理規則を設定するのではなく、現用系の通信ノードに対して優先的に処理規則を設定する。例えば、図14に示すネットワークにおいて、現用系の通信ノード60−1に対する処理規則の設定に成功したことに応じて、待機系の通信ノード60−2に対して処理規則を設定する。一方、現用系の通信ノード60−1に対する処理規則の設定に失敗すれば、待機系の通信ノード60−2に対する処理規則の設定を行わない。待機系の通信ノード60−2に対する処理規則の設定が意味を持つのは、現用系の通信ノード60−1に対する処理規則の設定が成功した場合だからである。
なお、冗長化された通信ノードに対して処理規則を設定する際に、現用系の通信ノードに対して優先的に処理規則を設定するのは、制御装置20dから現用系の通信ノードと待機系の通信ノードの切り替えを指示できないことを前提とするためである。制御装置20dから現用系と待機系の通信ノードを切り替えることができる場合には、処理規則の設定に成功した通信ノードを現用系に切り替えることで、既に設定された処理規則を有効活用することもできる。
以上のように、制御装置20dは、冗長化された通信ノードに対して同一の処理規則を設定する場合には、現用系の通信ノードに対して優先的に処理規則の設定を行う。即ち、制御装置20dは、現用系の通信ノードに対する処理規則の設定に失敗した場合には、待機系の通信ノードに対して処理規則を設定しない。その結果、処理規則の設定が無駄となる可能性を減ずることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[形態1]
上記第1の視点に係る制御装置のとおりである。
[形態2]
前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する形態1の制御装置。
[形態3]
前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定しない形態1又は2の制御装置。
[形態4]
前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する形態3の制御装置。
[形態5]
前記処理規則設定部は、パケットの転送経路に含まれる複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、前記処理規則を設定する形態1乃至4のいずれか一に記載の制御装置。
[形態6]
前記パケットの転送経路を計算する経路計算部をさらに備え、
前記経路計算部は、前記処理規則設定部が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する形態3乃至5のいずれか一に記載の制御装置。
[形態7]
前記処理規則設定部は、優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する形態5又は6の制御装置。
[形態8]
前記優先度は、前記複数の通信ノードのうち、前記転送経路の両端に位置する通信ノードに対して、前記両端に位置する通信ノード以外の通信ノードよりも、高く与えられる形態7の制御装置。
[形態9]
前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノードから、無作為に、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する形態1乃至6のいずれか一に記載の制御装置。
[形態10]
前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対し前記処理規則を設定しない形態1乃至9のいずれか一に記載の制御装置。
[形態11]
前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない形態1乃至10のいずれか一に記載の制御装置。
[形態12]
前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノードの少なくとも1つを含む複数のグループから選択したグループに含まれる通信ノードに対して、前記処理規則を並列に設定する形態1乃至11のいずれか一に記載の制御装置。
[形態13]
前記処理規則設定部は、仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態1乃至4のいずれか一に記載の制御装置。
[形態14]
前記処理規則設定部は、前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態13の制御装置。
[形態15]
前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証部をさらに備え、
前記処理規則設定部は、前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を前記転送経路検証部に問い合わせることで得られた結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する形態14の制御装置。
[形態16]
前記処理規則設定部は、冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する形態1乃至4のいずれか一に記載の制御装置。
[形態17]
上記第2の視点に係る制御装置の制御方法のとおりである。
[形態18]
前記処理規則を設定する工程は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する形態17の制御装置の制御方法。
[形態19]
前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する工程をさらに含む形態17又は18の制御装置の制御方法。
[形態20]
前記処理規則を設定する工程が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する工程をさらに含む形態17乃至19のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態21]
前記通信ノードを選択する工程は、
優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する形態17乃至20のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態22]
前記処理規則を設定する工程は、
前記選択された通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して前記処理規則の設定を行わない形態17乃至21のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態23]
前記処理規則を設定する工程は、
前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない形態17乃至22のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態24]
前記処理規則を設定する工程は、
仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態17乃至20のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態25]
前記処理規則を設定する工程は、
前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態24の制御装置の制御方法。
[形態26]
前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証工程をさらに含み、
前記処理規則を設定する工程は、前記転送経路検証工程における検証結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する形態25の制御装置の制御方法。
[形態27]
前記処理規則を設定する工程は、
冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する形態17乃至20のいずれか一に記載の制御装置の制御方法。
[形態28]
上記第3の視点に係るプログラムのとおりである。
[形態29]
前記処理規則を設定する処理は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する形態28のプログラム。
[形態30]
前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する処理をさらに実行させる形態28又は29のプログラム。
[形態31]
前記処理規則を設定する処理が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する処理をさらに実行させる形態28乃至30のいずれか一に記載のプログラム。
[形態32]
前記通信ノードを選択する処理は、
優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する形態28乃至31のいずれか一に記載のプログラム。
[形態33]
前記処理規則を設定する処理は、
前記選択された通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して前記処理規則の設定を行わない形態28乃至32のいずれか一に記載のプログラム。
[形態34]
前記処理規則を設定する処理は、
前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない形態28乃至33のいずれか一に記載のプログラム。
[形態35]
前記処理規則を設定する処理は、
仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態28乃至32のいずれか一に記載のプログラム。
[形態36]
前記処理規則を設定する処理は、
前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する形態35のプログラム。
[形態37]
前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証処理をさらに含み、
前記処理規則を設定する処理は、前記転送経路検証処理における検証結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する形態36のプログラム。
[形態38]
前記処理規則を設定する処理は、
冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する形態28乃至32のいずれか一に記載のプログラム。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、10−1〜10−4、50、50−1〜50−3、60、60−1、60−2、203〜205 通信ノード
11 通信部
12 テーブル管理部
13 テーブルデータベース(テーブルDB)
14 転送処理部
15 オーバーレイ設定部
20、20a、20b、20c、20d、100、200 制御装置
21 ネットワーク構成管理部
22 ネットワーク構成データベース(ネットワーク構成DB)
23 制御メッセージ処理部
24 経路計算部
25 ネットワーク経路データベース(ネットワーク経路DB)
26、101 処理規則設定部
27 ノード通信部
28 転送経路検証部
30−1、30−2、201、202 通信端末
40、40−1、40−2 エンドポイント
70−1、70−2 サーバ
141 テーブル検索部
142 アクション実行部

Claims (38)

  1. 複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、パケットを処理するための処理規則を設定する処理規則設定部を備え、
    前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定する、制御装置。
  2. 前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する請求項1の制御装置。
  3. 前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定しない請求項1又は2の制御装置。
  4. 前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する請求項3の制御装置。
  5. 前記処理規則設定部は、パケットの転送経路に含まれる複数の通信ノードから選択した通信ノードに対し、前記処理規則を設定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 前記パケットの転送経路を計算する経路計算部をさらに備え、
    前記経路計算部は、前記処理規則設定部が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する請求項3乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記処理規則設定部は、優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する請求項5又は6の制御装置。
  8. 前記優先度は、前記複数の通信ノードのうち、前記転送経路の両端に位置する通信ノードに対して、前記両端に位置する通信ノード以外の通信ノードよりも、高く与えられる請求項7の制御装置。
  9. 前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノードから、無作為に、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記処理規則設定部は、前記選択した通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対し前記処理規則を設定しない請求項1乃至9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. 前記処理規則設定部は、前記複数の通信ノードの少なくとも1つを含む複数のグループから選択したグループに含まれる通信ノードに対して、前記処理規則を並列に設定する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御装置。
  13. 前記処理規則設定部は、仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  14. 前記処理規則設定部は、前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項13の制御装置。
  15. 前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証部をさらに備え、
    前記処理規則設定部は、前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの有無を前記転送経路検証部に問い合わせることで得られた結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する請求項14の制御装置。
  16. 前記処理規則設定部は、冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御装置。
  17. 複数の通信ノードから、パケットを処理するための処理規則を設定する通信ノードを選択する工程と、
    前記選択した通信ノードに対して前記処理規則を設定する工程と、
    を含み、
    前記処理規則を設定する工程は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定する、制御装置の制御方法。
  18. 前記処理規則を設定する工程は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する請求項17の制御装置の制御方法。
  19. 前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する工程をさらに含む請求項17又は18の制御装置の制御方法。
  20. 前記処理規則を設定する工程が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する工程をさらに含む請求項17乃至19のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  21. 前記通信ノードを選択する工程は、
    優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する請求項17乃至20のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  22. 前記処理規則を設定する工程は、
    前記選択された通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して前記処理規則の設定を行わない請求項17乃至21のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  23. 前記処理規則を設定する工程は、
    前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない請求項17乃至22のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  24. 前記処理規則を設定する工程は、
    仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項17乃至20のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  25. 前記処理規則を設定する工程は、
    前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項24の制御装置の制御方法。
  26. 前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証工程をさらに含み、
    前記処理規則を設定する工程は、前記転送経路検証工程における検証結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する請求項25の制御装置の制御方法。
  27. 前記処理規則を設定する工程は、
    冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する請求項17乃至20のいずれか一項に記載の制御装置の制御方法。
  28. 複数の通信ノードから、パケットを処理するための処理規則を設定する通信ノードを選択する処理と、
    前記選択した通信ノードに対して前記処理規則を設定する処理と、
    を制御装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記処理規則を設定する処理は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードに対し、前記処理規則を設定するプログラム。
  29. 前記処理規則を設定する処理は、前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できたことに応じて、前記複数の通信ノードのうち前記選択した通信ノード以外の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを再度選択する請求項28のプログラム。
  30. 前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記複数の通信ノードのうち、すでに前記処理規則を設定した通信ノードから、前記設定した処理規則を削除する処理をさらに実行させる請求項28又は29のプログラム。
  31. 前記処理規則を設定する処理が前記選択した通信ノードに対し前記処理規則を設定できないことに応じて、前記パケットの転送経路を再度計算する処理をさらに実行させる請求項28乃至30のいずれか一項に記載のプログラム。
  32. 前記通信ノードを選択する処理は、
    優先度に基づいて、前記複数の通信ノードから、前記処理規則を設定する通信ノードを選択する請求項28乃至31のいずれか一項に記載のプログラム。
  33. 前記処理規則を設定する処理は、
    前記選択された通信ノードに対応する前記処理規則を生成できないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して前記処理規則の設定を行わない請求項28乃至32のいずれか一項に記載のプログラム。
  34. 前記処理規則を設定する処理は、
    前記複数の通信ノード間の少なくとも1つにリンクが存在しないことに応じて、前記選択された通信ノードに対して、前記処理規則の設定を行わない請求項28乃至33のいずれか一項に記載のプログラム。
  35. 前記処理規則を設定する処理は、
    仮想回線を終端する2つの通信ノードから選択したいずれかの通信ノードに前記処理規則を設定できたことに応じて、前記仮想回線を終端する他の通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項28乃至32のいずれか一項に記載のプログラム。
  36. 前記処理規則を設定する処理は、
    前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードが存在する場合に、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定する請求項35のプログラム。
  37. 前記仮想回線に収容されるパケットを転送する通信ノードの存在の有無を検証する転送経路検証処理をさらに含み、
    前記処理規則を設定する処理は、前記転送経路検証処理における検証結果に応じて、前記仮想回線を終端する通信ノードに対して前記処理規則を設定するか否かを決定する請求項36のプログラム。
  38. 前記処理規則を設定する処理は、
    冗長化された複数の通信ノードから現用系の通信ノードを選択し、前記現用系の通信ノードに対して前記処理規則を設定できたことに応じて、前記冗長化された複数の通信ノードのうち待機系の通信ノードに対して、前記処理規則を設定する請求項28乃至32のいずれか一項に記載のプログラム。
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