JP6127569B2 - スイッチ、制御装置、通信システム、制御チャネルの管理方法及びプログラム - Google Patents

スイッチ、制御装置、通信システム、制御チャネルの管理方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、スイッチ、制御装置、通信システム、制御チャネルの管理方法及びプログラムに関し、特に、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に従い動作するスイッチ、制御装置、通信システム、制御チャネルの管理方法及びプログラムに関する。
近年、ネットワーク機器のパケット転送機能と経路制御等の制御機能とを分離する形態のネットワークが注目を浴びている。このようなネットワークでは、ネットワーク機器がパケット転送機能を担い、ネットワーク機器の外部に分離したコントローラが制御機能を担うことになる。このようにすることで、制御が容易になり柔軟性に富んだネットワークを構築することが可能になる。
特許文献1、非特許文献1、2に、上記集中制御型のネットワークを実現するオープンフローという技術が提案されている。オープンフローは、通信をエンドツーエンドのフローとして捉え、フロー単位で経路制御、障害回復、負荷分散、最適化を行うものである。非特許文献2に仕様化されているオープンフロースイッチは、オープンフローコントローラとの通信用のセキュアチャネルを備え、オープンフローコントローラから適宜追加または書き換え指示されるフローテーブルに従って動作する。フローテーブルには、フロー毎に、パケットヘッダと照合するマッチ条件(Match Fields)と、フロー統計情報(Counters)と、処理内容を定義したインストラクション(Instructions)と、の組が定義される(非特許文献2の「5.2 Flow Table」の項参照)。
例えば、オープンフロースイッチは、パケットを受信すると、フローテーブルから、受信パケットのヘッダ情報に適合するマッチ条件(非特許文献2の「5.3 Matching」参照)を持つエントリを検索する。検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つかった場合、オープンフロースイッチは、フロー統計情報(カウンタ)を更新するとともに、受信パケットに対して、当該エントリのインストラクションフィールドに記述された処理内容(指定ポートからのパケット送信、フラッディング、廃棄等)を実施する。一方、検索の結果、受信パケットに適合するエントリが見つからなかった場合、オープンフロースイッチは、セキュアチャネルを介して、オープンフローコントローラに対してエントリ設定の要求、即ち、受信パケットを処理するための制御情報の送信要求(Packet−Inメッセージ)を送信する。オープンフロースイッチは、処理内容が定められたフローエントリを受け取ってフローテーブルを更新する。このように、オープンフロースイッチは、フローテーブルに格納されたエントリを制御情報として用いてパケット転送を行う。
特開2011−170718号公報
Nick McKeownほか7名、"OpenFlow: Enabling Innovation in Campus Networks"、[online]、[平成25(2013)年1月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.openflow.org/documents/openflow-wp-latest.pdf〉 "OpenFlow Switch Specification" Version 1.3.1 (Wire Protocol 0x04)、[online]、[平成25(2013)年1月9日検索]、インターネット〈URL: https://www.opennetworking.org/images/stories/downloads/specification/openflow-spec-v1.3.1.pdf〉 小出 俊夫、下西 英之、「OpenFlowネットワークにおける制御ネットワークの構築自動化に関する一検討」、信学技報、社団法人電子情報通信学会、NS2009−165(2010−3)、Vol.109、 No.448、pp.19−24、2010年3月
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。上記集中制御側のネットワークの制御装置とスイッチ間の通信用の制御チャネルとしては、制御用のネットワークを用意する方式と、制御用のネットワークを設けずに、スイッチ間のデータ用のネットワークに制御チャネルを収容する方式(以下、「In−band制御方式」という。例えば、非特許文献3参照)とがある。In−band制御方式は、専用チャネルを設けなくともよいという利点があり、今後、大規模なネットワークやサーバ仮想化環境で普及していくと考えられる。
上記In−band制御方式は、リンクダウン等によりスイッチ間の通信ができなくなったとき、上記オープンフローコントローラに代表される制御装置もそのリンクを使用して通信していたスイッチと通信ができなくなってしまうという問題点がある。
また、上記In−band制御方式は、前記通信不可状態となった原因が途中の通信経路の障害によるものなのか、制御対象のスイッチの障害によるものなのかを判別できないという問題点がある。例えば、前記制御できないスイッチが検出された場合において、制御装置が制御対象のスイッチの障害として処理した場合、制御装置は当該スイッチへの再接続を試みるが、前記通信経路の障害であるため接続することができない。結果として、制御チャネルの再構築が遅れてしまうという問題点がある。
非特許文献3は、専用の特殊フレームを用いて制御チャネルの構築を自動化する手法を記載するに止まっている。
本発明は、制御チャネルにIn−band制御方式を用いるネットワークの耐障害性、可用性の向上に貢献できるスイッチ、制御装置、通信システム、制御チャネルの管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第1の視点によれば、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している前記制御チャネルを構成するための制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する切替メッセージ作成部と、他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する切替メッセージ処理部と、を備えるスイッチが提供される。
第2の視点によれば、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介してスイッチに対し、前記制御チャネルを構成するための制御情報であるか否かを示す情報を含んだ制御情報を設定する制御装置が提供される。
第3の視点によれば、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する切替メッセージ作成部と、他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する切替メッセージ処理部と、を備えるスイッチと、前記スイッチに対し、前記制御情報を設定する制御装置と、を含む通信システムが提供される。
第4の視点によれば、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して、所定の制御装置から設定された制御情報に基づいてパケットを処理するパケット処理部と、前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、を備える第1のスイッチが、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信するステップと、前記第1のスイッチの隣接スイッチである第2のスイッチが、前記第1のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更するステップと、を含む制御チャネルの管理方法が提供される。本方法は、制御装置との間に構築された制御チャネルを管理する機能を持ったスイッチという、特定の機械に結びつけられている。
第5の視点によれば、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、を備えたスイッチに搭載されたコンピュータに、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している前記制御チャネルを構成するための制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する処理と、他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する処理と、を実行させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジエントな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、制御チャネルにIn−band制御方式を用いるネットワークの耐障害性、可用性の向上に貢献することが可能となる。
本発明の一実施形態のネットワーク構成を示す図である。 本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を説明するための図である。 図3の続図である。 図4の続図である。 図5の続図である。 図6の続図である。 本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のオープンフローコントローラ(OFC)の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のオープンフロースイッチ(OFS)の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のオープンフロースイッチ(OFS)に設定される制御情報(フローエントリ)の構成例を示す図である。 図8のOFC1、OFS1’、OFS1、OFS2’、OFS2の接続関係を表した図である。 図12の構成においてOFS10A−1〜OFS10A−5の制御チャネルが確立された状態を示す図である。 図13の状態においてリンクダウンが発生した場合に影響を受ける制御チャネルを示す図である。 図14の状態から制御チャネルを切り替えた後の制御チャネルを示す図である。 本発明の第2の実施形態のオープンフロースイッチ(OFS)の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態のオープンフロースイッチ(OFS)の動作を説明するための図である。 図16の続図である。 図17の続図である。 図18の続図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル(図1の点線)を介して制御装置20から設定された制御情報に基づいて動作するスイッチ10−1〜10−4(以下、スイッチを特に区別しない場合、「スイッチ10」と記す。)にて実現できる。
より具体的には、スイッチ10は、図2に示すように、制御装置20から設定された制御情報に基づいてパケットを処理するパケット処理部12と、制御チャネルを介して制御装置20と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部13と、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している前記制御チャネルを構成するための制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する切替メッセージ作成部15と、他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する切替メッセージ処理部14と、を備える。
例えば、図3に示すように、スイッチ10−1とスイッチ10−2との間の物理リンクにて障害が発生した場合を考える。この場合、スイッチ10−2は、図4に示すように、自装置が保持している制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報(図1のスイッチ10−4と制御装置20間のパケットを中継する制御情報)を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチ(図4のスイッチ10−4)に対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する(ステップS001)。
前記切替メッセージを受信したスイッチ10−4は、前記制御情報に適合するパケット(制御装置20に送信する制御用パケット)の送信先をスイッチ10−2からスイッチ10−3に切り替えてから制御装置20に対して制御用のパケットを送信する(ステップS002)。
前記制御用のパケットを受信したスイッチ10−3は、受信パケットに適合するマッチ条件を持つ制御情報を有していない場合の基本動作として、あるいは、新規パケットの受信を制御装置20に通知するように予め設定された制御情報に従い、制御装置20に対し、新規パケットの受信を通知する(ステップS003)。
新規パケットの受信通知を受けた制御装置20は、図5に示すように、受信したパケットの送信元と宛先からスイッチ10−1〜10−4間の経路を計算し、経路上のスイッチ10−1、10−3に、制御装置20とスイッチ10−4間で授受するパケットの転送を指示する制御情報を設定する(ステップS004)。以上により、制御装置20とスイッチ10−4間の制御チャネルが確立する(ステップS005)。なお、制御装置20がスイッチ10−1〜10−4間の経路を計算するに当たっては、スイッチ10−1からもたらされる障害通知や、制御下にあったスイッチ10−4からの制御パケットがスイッチ10−3から転送されて来た事実(スイッチ10−1、10−2間のリンクの消滅)を参酌することができる。このようにすることで、再びスイッチ10−1と10−2間のリンクを経由する経路が計算されないようにすることができる。
また、上記した動作説明からも明らかなように、制御装置20は、スイッチ10−4を制御できない状態に陥ったことを迅速に把握し、制御チャネルを再構築することができる。
また、より望ましくは、図6に示すように、前記制御チャネルの切替が完了したスイッチ10−4からスイッチ10−2に対して、「切替完了メッセージ」を送信させることもできる。スイッチ10−2は、「切替完了メッセージ」を受信すると、制御装置20がスイッチ10−4を制御可能になったと判断し、今度は、自身の切替メッセージ処理部14にて、制御装置と通信するためのポートを変更する。そして、スイッチ10−2は、制御装置20に送信する制御用パケットの送信先をスイッチ10−1からスイッチ10−4に切り替えてから制御装置20に対して制御用のパケットを送信する(ステップS007)。
前記制御用のパケットを受信した受信したスイッチ10−4は、受信パケットに適合するマッチ条件を持つ制御情報を有していない場合の基本動作として、あるいは、新規パケットの受信を制御装置20に通知するように予め設定された制御情報に従い、制御装置20に対し、新規パケットの受信を通知する(ステップS008)。
新規パケットの受信通知を受けた制御装置20は、図7に示すように、受信したパケットの送信元と宛先からスイッチ10−1〜10−2間の経路を計算し、経路上のスイッチ10−1、10−3及び10−4に、制御装置20とスイッチ10−2間で授受するパケットの転送を指示する制御情報を設定する(ステップS009)。以上により、制御装置20とスイッチ10−2間の制御チャネルが確立する(ステップS010)。なおここでも、制御装置20は、スイッチ10−1からもたらされる障害通知や、制御下にあったスイッチ10−4からの制御パケットがスイッチ10−3から転送されて来た事実(スイッチ10−1、10−2間のリンクの消滅)を参酌して経路を計算することができる。
このように、制御装置20との制御チャネルを回復したスイッチ10−4を利用して、スイッチ10−2の制御も回復することができる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図8は、本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示す図である。図8を参照すると、ホスト1−1〜N−Nの通信を実現するようメッシュ状に接続されたオープンフロースイッチ(以下、「OFS」)と、これらOFSに制御情報(フローエントリ)を設定するN台のOFCとを接続した構成が示されている。
図9は、本発明の第1の実施形態のOFCの構成を示すブロック図である。図9を参照すると、スイッチ10によって構成されるネットワークトポロジを記憶するトポロジ記憶部24と、トポロジ記憶部24に格納されたネットワークトポロジに基づいて、パケットの転送経路を計算する経路計算部21と、前記計算した転送経路上のスイッチに設定する制御情報(フローエントリ)を作成し、各スイッチに設定するスイッチ制御部22と、制御対象のスイッチ10についてそれぞれ設定した制御チャネルを管理する制御チャネル管理部23とを備える構成が示されている。
制御チャネル管理部23は、例えば、各スイッチ10について設定した制御チャネルの情報として、経由するスイッチのID(Data Path ID)や個々のスイッチに設定した制御情報(フローエントリ)の内容を対応付けて記憶している。
なお、図9に示したOFCは、非特許文献1、2に記載のオープンフローコントローラに、制御チャネル管理部23を追加し、In−band制御方式でスイッチを制御する機能を追加することで実現できる。
図10は、本発明の第1の実施形態のOFSの構成を示すブロック図である。図10を参照すると、OFC20Aから設定された制御情報(フローエントリ)を格納するフローテーブル11Aと、フローテーブル11Aを参照して受信パケットを処理するパケット処理部12と、自装置の制御チャネル情報として、制御用パケットの送信ポートを管理する制御チャネル管理部13と、切替メッセージ処理部14と、切替メッセージ作成部15とを備えた構成が示されている。
切替メッセージ作成部15は、自装置のポートのうち、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると以下の動作を行う。まず、切替メッセージ作成部15は、フローテーブル11Aの中から、他のスイッチの制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報(フローエントリ)であり、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報(フローエントリ)を検索する。そして、切替メッセージ作成部15は、制御情報(フローエントリ)にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、制御情報(フローエントリ)に適合するパケットの転送先(出力ポート)を変更するよう指示する切替メッセージを送信する。
また、切替メッセージ作成部15は、他のスイッチの接続を検出した場合、当該スイッチに対し、自装置を経由してOFC20Aに対するパケットを送信するよう指示するメッセージを送信する。
切替メッセージ処理部14は、他のスイッチから切替メッセージ又は切替完了メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部13に管理されている制御パケットの送信ポートを変更する。なお、送信ポートをどのポートに変更するかは、予めOFC20Aから制御チャネル管理部13に設定された候補の中から選択すればよい。切替メッセージ処理部14は、他のスイッチから切替メッセージを受信したことにより、制御パケットの送信ポートを変更した場合、制御パケットの送信ポートが完了すると、切替メッセージの送信元のスイッチに対し、切替完了メッセージを送信する。また、切替メッセージ処理部14は、他のスイッチから、自装置を経由してOFC20Aに対するパケットを送信するよう指示するメッセージを受信した場合、制御パケットの送信ポートとして、当該スイッチとの接続ポートを選択する。
図11は、本発明の第1の実施形態のOFS10Aのフローテーブル11Aに保持される制御情報(フローエントリ)の構成例を示す図である。図11を参照すると、制御情報(フローエントリ)は、処理を適用するパケットを特定するためのマッチ条件と、マッチ条件に適合したパケットに適用する処理内容を示すインストラクションと、マッチ条件に適合したパケットの統計情報を記録するカウンタと、制御チャネル識別子フィールドとを対応付けて構成される。マッチ条件は、レイヤー1からレイヤー4までのフィールドの任意の組み合わせによって構成される。なお、各情報にはワイルドカードを設定可能となっている(非特許文献2の「A.2.3.7 Flow Match Fields」参照)。インストラクションとしては、パケットの転送(Output)、廃棄(Drop)、ヘッダ書換え(SET〜)等を指定することが可能となっている。
また、制御チャネル識別子フィールドには、その制御情報(フローエントリ)が、他のスイッチの制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報(フローエントリ)であるか否かを示す情報(例えば、制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報(フローエントリ)であれば、制御対象スイッチのID)が格納される。
なお、図9、図10に示したOFC20A及びOFS10Aの各部(処理手段)は、これらの装置を構成するコンピュータに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
続いて、本発明の第1の実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、図12に示すように、OFS10A−2、OFS10A−4間に、リンクA、リンクBとの2つの物理リンクが設けられているものとして説明する。また、図12中の#1〜#5の番号は、OFS10A−2及びOFS10A−4のポート番号を表している。具体的には、リンクAはOFS10A−2のポート#1とOFS10A−4のポート#4とを接続している。同様に、リンクBはOFS10A−2のポート#2とOFS10A−4のポート#5とを接続している。また、OFS10A−2のポート#3は、OFS10A−1との接続ポートである。
図13は、図12のネットワーク構成において、OFC20Aと、OFS10A−1〜OFS10A−5間の各制御チャネルが確立された状態を示す図である。図13のような制御チャネルは、OFC20Aに近いOFS10Aから順に、OFC20Aと制御チャネルを確立することで実現できる。例えば、図13の場合、OFS10A−1、OFS10A−2、OFS10A−3、OFS10A−4、OFS10A−5の順でOFC20Aに接続することになる(OFS10A−2、OFS10A−3の順番は逆でも構わない。)。以下、図13のOFS10A−1〜OFS10A−5がOFC20Aとの制御チャネルを確立するまでの過程を順番に説明する。
まず、OFS10A−1が、OFC20Aとの直接制御用の通信を行って制御チャネルを確立する。
次に、OFS10A−2が、OFC20Aと制御用の通信を行うために、OFS10A−1に対して制御用の通信パケットを送信する。OFS10A−2から前記パケットを受信したOFS10A−1は、フローテーブル11Aの中に合致するマッチ条件を持つ制御情報(フローエントリ)があるかどうかを確認する。前記確認の結果、フローテーブル11Aの中に合致するマッチ条件を持つ制御情報(フローエントリ)がないため、OFS10A−1は、OFC20Aに対し、OFS10A−2から受信したパケットを転送する(非特許文献2の「Packet−In」メッセージ参照)。
次に、OFC20Aは、OFS10A−1から転送されたパケットを確認し、制御用の通信のパケットと判断した場合、OFS10A−1のフローテーブル11Aに設定する制御情報(フローエントリ)を作成し、OFS10A−1に送信する。なお、制御用の通信のパケットであるか否かは、例えば、IPアドレスがOFC20A宛てであるか否か等により判断できる。このとき、該当制御情報(フローエントリ)のセキュアチャネル識別子フィールドに制御用の制御情報(フローエントリ)であることを示す値(例えば、制御対象となるOFS10A−2のID等)を設定する。また、OFC20Aは、OFC20AからOFS10A−2へのパケットを処理する制御情報(フローエントリ)と、OFS10A−2からOFC20Aへのパケットを処理する制御情報(フローエントリ)と、を設定することができる。このとき、セキュアチャネル識別子フィールドに、制御用の制御情報(フローエントリ)であることを示す値を設定するのは、OFS10A−2からOFC20Aへのパケットを処理する制御情報(フローエントリ)のみとする。
以上のようにOFS10A−1に制御チャネルを構成するための制御情報(フローエントリ)が追加されたため、結果、OFS10A−2は、OFC20Aと制御用の通信を行うことが可能となる。以下同様に、OFS10A−3〜OFS10A−5も順次、OFC20Aと制御用の通信が可能となったOFS10Aを介して、OFC20Aと制御用の通信を行う。OFS10A−4は、図13に示したようにリンクAを通して制御用の通信を行い、OFS10A−5はリンクBを通して制御用の通信を行う。ここリンクを2つにしているのは、OFS10A間のリンクが複数あり、それぞれのリンクが異なるOFSのための制御用の通信経路として利用されていた場合を説明するためである。もちろん、特定のOFS10A間のリンクが1つであっても構わない。
OFC20Aは、OFS10A−1〜OFS10A−5と接続した際に、各OFS10Aのセキュアチャネル管理部13に、なるべく複数の制御用の通信を行うポートを設定しておく。但し、複数のポートを設定できない場合は、1つのポートを使用して制御用通信を行う。例えば、OFS10A−1にはOFC20Aとのリンクが1つしかないため、他の制御用の通信のポートは設定されない。一方、OFS10A−2には、制御用の通信経路として、OFC20A、OFS10A−1を経由する最短経路のほかに、OFC20A、OFS10A−1、OFS10A−3、OFS10A−4と経由する通信経路があるため、制御用の通信を行う別のポートとしてOFS10A−4側のポート(#1)が設定される。OFS10A−3も同様に、別の制御用の通信経路として、OFC20A、OFS10A−1、OFS10A−2、OFS10A−4と経由する通信経路があるため、制御用の通信を行う別のポートとしてOFS10A−4側のポートが設定される。OFS10A−4には、別の制御用の通信経路としてOFC20A、OFS10A−1、OFS10A−3と経由する通信経路があるため、制御用通信を行う別のポートとしてOFS10A−3側のポートが設定される。
OFS10A−5には、別の制御用の通信経路は設定されない。その理由は、OFS10A−5の制御用の通信はOFS10A−5とOFS10A−4間を必ず通り、OFS10A−5はその他のOFS10Aに対してリンクがないため、別のポートに切り替えることができないからである。OFC20AとOFS10A−5の制御用の通信経路を考えるとき、OFC20AとOFS10A−5間の経路は複数設定しておくことが可能だが、OFS10A−5自身は途中のOFSの経路を切り替える手段がないため、切り替えることができない。この場合、OFS10A−4が制御用の通信を切り替える際にOFS10A−5が利用する制御用の通信経路の情報を変更する。OFS10A−4が自身の制御用の通信を行うポートをOFS10A−5の利用する制御用の通信にも適用することでOFS10A−5は障害の発生に関わらず、制御用の通信を継続可能である。
ここで、図14に示すように、OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクダウンが発生した場合の動作について説明する。OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクを制御用の通信経路として利用しているOFS10A−2、OFS10A−4及びOFS10A−5は次のように動作する。
まず、OFS10A−2は、自身のフローテーブル11Aを参照し、OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクを制御用の通信経路として利用している制御情報(フローエントリ)があるかどうかを確認する。具体的には、OFS10A−2は、フローテーブル11Aから、セキュアチャネル識別子フィールドに、制御用の通信を行うエントリであることを示す値が設定されているエントリを検索する。該当する制御情報(フローエントリ)がある場合、OFS10A−2は、該当する制御情報(フローエントリ)のインストラクションフィールドを参照し、リンクダウンの発生したポートを出力ポートに設定しているかどうかを確認する。ここで、当該制御情報(フローエントリ)が、リンクダウンの発生したポートを出力ポートに設定している場合、該当制御情報(フローエントリ)を使用しているOFS10Aは、OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクの障害により、制御不可能状態になっていることがわかる。
図14の場合、OFS10A−4とOFS10A−5は、OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクを制御用の通信経路として利用しているため、該当する制御情報(フローエントリ)は2つ存在する。1つは、リンクAの入力ポート#1からリンクダウンの発生したポート#3への出力を指示する制御情報(フローエントリ)であり、もう1つはリンクBの入力ポート#2からリンクダウンの発生したポート#3への出力を指示する制御情報(フローエントリ)である。
そこで、OFS10A−2は、リンクダウンしたリンクを制御用の通信経路として利用しているポート#1とポート#2から、OFS10A−4とOFS10A−5宛ての切替メッセージを送信する(図4のステップS001に相当)。
前記切替メッセージを受信したOFS10A−4は、自身のフローテーブル11Aを参照し、セキュアチャネル識別子フィールドの値が制御用の通信を行う制御情報(フローエントリ)であることを示す値である制御情報(フローエントリ)であり、かつ、そのインストラクションフィールドの出力ポートが、ポート#4又はポート#5である制御情報(フローエントリ)を検索する。OFS10A−4には、OFS10A−5からの制御用パケットをポート#5からOFS10A−2に転送する制御情報(フローエントリ)が設定されている。そこで、OFS10A−4は、該当制御情報(フローエントリ)のマッチ条件フィールドに設定されている入力ポートから、前記受信した切替メッセージを送信する。結果として、リンクBを経由して送信された切替メッセージは、OFS10A−5に転送される。一方、OFS10A−4には、制御用パケットをポート#4からOFS10A−2に転送する制御情報(フローエントリ)は設定されていない。そこで、OFS10A−4は、リンクAを経由して受信した切替メッセージを自身宛てのメッセージと判断する。その後の処理は、図4に示した流れと略同一である(「スイッチ10」を「OFS10A」、「制御装置20」を「OFC20A」と読み替える)。
前記のとおり、OFS10A−4経由で前記切替メッセージを受信したOFS10A−5は、自身のフローテーブル11Aを参照し、セキュアチャネル識別子フィールドの値が制御用の通信を行う制御情報(フローエントリ)であることを示す値である制御情報(フローエントリ)であり、かつ、そのインストラクションフィールドの出力ポートが、切替メッセージの受信ポートである制御情報(フローエントリ)を検索する。しかし、OFS10A−5には、制御用パケットをOFS10A−4に転送する制御情報(フローエントリ)は設定されていない。そこで、OFS10A−5は、OFS10A−4から受信した切替メッセージを自身宛てのメッセージと判断する。次に、OFS10A−5は、制御用の通信を行うポートの切り替えを試みる。しかしながら、OFS10A−5には、制御用の通信を行う別のポートが設定されていないため、OFS10A−5は、切り替えを行なわず、OFS10A−4に、切替完了メッセージを送信する。
OFS10A−4は、OFS10A−5から切替完了メッセージを受信すると、切替メッセージ処理部14で自身の制御用の通信を行うポートを切り替える。具体的には、セキュアチャネル管理部13に設定されている制御用の通信を行うポートを、OFS10A−2からOFS10A−3との接続ポートに変更する。
OFS10A−4は、自身の制御用の通信を行うポートを切り替え後、OFS10A−2に対し、切替完了メッセージを送信する。OFS10A−2はOFS10A−4と同様に切替メッセージ処理部14で切替完了メッセージを処理し、制御用の通信を行うポートをOFS10A−1側からOFS10A−4側に切り替える。
結果として、OFS10A−1とOFS10A−2間のリンクダウンによって制御用の通信が継続できなくなっていたOFS10A−2、OFS10A−4、OFS10A−1が、図15に示すように、制御用の通信経路を切り替えたため、制御用の通信を継続できるようになる。
以上のように、本実施形態によれば、集中制御型のネットワークでIn-band制御方式でスイッチを制御する場合における経路障害とスイッチ自体障害を判別することが可能となる。また、上記のとおりスイッチに経路切替機能を持たせることにより、ネットワークの耐障害性、可用性を向上させることが可能となる。
[第2の実施形態]
続いて、上記第1の実施形態に機能を追加した本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の第2の実施形態は、上記第1の実施形態と略同一の構成にて実現できるので、以下、その相違点を中心に説明する。
図16は、本発明の第2の実施形態のオープンフロースイッチ(OFS)の構成を示すブロック図である。図10に示したOFSとの相違点は、切替メッセージ作成部15Bに、他のOFS10Bの接続を検出したときに、当該他のOFS10Bに対し、接続完了メッセージ(第3のメッセージ)を送信する機能が追加されている点と、切替メッセージ処理部14Bに、装置再起動後の接続完了メッセージ(第3のメッセージ)の受信によるポート切替機能が追加されている点である。
図17は、第1の実施形態と同様のネットワーク構成において、OFS10B−1とOFS10B−2間にリンク障害が発生し、かつ、同時にOFS10B−4が再起動した状態を示している。この場合、第1の実施形態の動作だけでは、OFS10B−2が直ちにOFS10B−4に対し、切替メッセージを送信できず、また、仮にOFS10B−4に対し、切替メッセージを送ったとしても、OFS10B−4自体の制御チャネルも確立されていないため、復旧が遅れてしまうことになる。
そこで、本実施形態のOFS10Bは、他のOFS10Bの接続を検出したときに、他のOFS10Bに対し、接続完了メッセージ(第3のメッセージ)を送信する。例えば、図18に示すように、OFS10B−4の再起動により、OFS10B−4とのリンクアップを検出した場合、OFS10B−3が、リンクアップしたポートを介して、OFS10B−4に対して接続完了メッセージ(第3のメッセージ)を送信する(図18のS101)。
前記接続完了メッセージ(第3のメッセージ)を受信したOFS10B−4は、図19に示すように、接続完了メッセージ(第3のメッセージ)から制御用の通信を試みる(図19のS102)。具体的には、OFS10B−4の切替メッセージ処理部14Bは、前記制御チャネル管理部13に管理されている制御パケットの送信ポートを、接続完了メッセージ(第3のメッセージ)の受信ポートに変更する。なお、OFS10B−5からも、接続完了メッセージ(第3のメッセージ)を受信する場合が考えられるが、OFS10B−5との接続ポートが、前記制御チャネル管理部13に設定されているかどうかを確認することで、前記制御チャネル管理部13との接続ポートを除外することができる。
前記OFS10B−4からのOFC20A宛てのパケットを受信したOFS10B−3は、受信パケットに適合するマッチ条件を持つ制御情報(フローエントリ)を有していない場合の基本動作として、あるいは、新規パケットの受信をOFC20Aに通知するように予め設定された制御情報(フローエントリ)に従い、OFC20Aに対し、新規パケットの受信を通知する(ステップS103)。
新規パケットの受信通知を受けたOFC20Aは、図20に示すように、受信したパケットの送信元と宛先からOFS10B−1〜OFS10B−4間の経路を計算し、経路上のOFS10B−1及びOFS10B−3に、OFC20AとOFS10B−4間で授受する制御用パケットの転送を指示する制御情報(フローエントリ)を設定する(ステップS104)。
以上により、OFC20AとOFS10B−4間の制御チャネルが確立する(ステップS105)。なお、OFC20AがOFS10B−1〜OFS10B−4間の経路を計算するに当たっては、OFS10B−1からもたらされる障害通知や、OFS10B−2を経由する制御チャネルを介して制御下にあったOFS10B−4からの制御パケットがOFS10B−2から転送されて来た事実(OFS10B−1、OFS10B−2間のリンクの消滅)を参酌することができる。このようにすることで、再びOFS10B−1、OFS10B−2間のリンクを経由する経路を計算しないようにすることができる。
また、上記第2の実施形態においては、ここで、OFS10Bが複数のOFS10Bから接続完了メッセージを受信する場合が考えられるが、OFS10Bは、最初に受信したポートで制御用の通信を試みるようにすればよい。例えば、図17のOFS10B−4が、OFS10B−2から先に接続完了メッセージを受信する場合が考えられるが、OFS10B−2経由で制御用パケットを送信しても一定期間、OFC20Aからの応答が無ければ、OFS10B−3との接続ポートで制御用の通信を試みることで、制御チャネルを確立することができる。
以上のように本実施形態によれば、2重障害が発生した場合においても迅速に制御チャネルを切り替えて、OFS10Bの制御を回復することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示したネットワーク構成や要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
最後に、本発明の好ましい形態を要約する。
[第1の形態]
(上記第1の視点によるスイッチ参照)
[第2の形態]
第1の形態のスイッチにおいて、
前記制御情報には、前記データ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報であるか否かを示す情報が含まれており、
前記切替メッセージ作成部は、
前記制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報の中から、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信するスイッチ。
[第3の形態]
第1又は第2の形態のスイッチにおいて、
前記切替メッセージ処理部は、
前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートの変更後、前記切替メッセージの送信元のスイッチに対し、切替完了メッセージを送信し、
他のスイッチから前記切替完了メッセージを受信すると、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを前記他のスイッチに変更するスイッチ。
[第4の形態]
第1から第3いずれか一の形態のスイッチにおいて、
前記切替メッセージ作成部は、
他のスイッチの接続を検出した場合、前記他のスイッチに対し、自装置に対し前記制御装置に対するパケットを送信するよう指示するメッセージを送信するスイッチ。
[第5の形態]
第1から第4いずれか一の形態のスイッチにおいて、
前記切替メッセージ処理部は、前記制御チャネルが確立されていない状態で、
他のスイッチから、自装置に対し前記制御装置に対するパケットを送信するよう指示するメッセージを受信した場合、前記他のスイッチに対し、前記制御装置に対するパケットを送信するスイッチ。
[第6の形態]
(上記第2の視点による制御装置参照)
[第7の形態]
第6の形態の制御装置において、
一のスイッチが、制御装置と通信するためのポートを変更したことによる、前記ポートに接続する他のスイッチからのパケットの受信を契機として、前記制御チャネルの経路を変更する制御装置。
[第8の形態]
(上記第3の視点による通信システム参照)
[第9の形態]
(上記第4の視点による制御チャネルの管理方法参照)
[第10の形態]
(上記第5の視点によるプログラム参照)
なお、上記第8〜第10の形態は、第1の形態と同様に、第2〜第5の形態に展開することが可能である。
なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、10−1〜10−4 スイッチ
10A、10A−1〜10A−5、10B、10B−1〜10B−5 オープンフロースイッチ(OFS)
11 制御情報記憶部
11A フローテーブル
12 パケット処理部
13 制御チャネル管理部
14、14B 切替メッセージ処理部
15、15B 切替メッセージ作成部
20 制御装置
20A オープンフローコントローラ(OFC)
21 経路計算部
22 スイッチ制御部
23 制御チャネル管理部
24 トポロジ記憶部

Claims (9)

  1. スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、
    前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、
    他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している前記制御チャネルを構成するための制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する切替メッセージ作成部と、
    他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する切替メッセージ処理部と、
    を備えるスイッチであって、
    前記制御情報には、前記データ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報であるか否かを示す情報が含まれており、
    前記切替メッセージ作成部は、
    前記制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報の中から、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信するスイッチ。
  2. 前記切替メッセージ処理部は、
    前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートの変更後、前記切替メッセージの送信元のスイッチに対し、切替完了メッセージを送信し、
    他のスイッチから前記切替完了メッセージを受信すると、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを前記他のスイッチに変更する請求項1のスイッチ。
  3. 前記切替メッセージ作成部は、
    他のスイッチの接続を検出した場合、前記他のスイッチに対し、自装置に対し前記制御装置に対するパケットを送信するよう指示するメッセージを送信する請求項1又は2のスイッチ。
  4. 前記切替メッセージ処理部は、前記制御チャネルが確立されていない状態において、
    他のスイッチから、自装置に対し前記制御装置に対するパケットを送信するよう指示するメッセージを受信した場合、前記他のスイッチに対し、前記制御装置に対するパケットを送信する請求項1からいずれか一のスイッチ。
  5. スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介してスイッチに対し、前記制御チャネルを構成するための制御情報であるか否かを示す情報を含んだ制御情報を設定する制御装置。
  6. 一のスイッチが、制御装置と通信するためのポートを変更したことによる、前記ポートに接続する他のスイッチからのパケットの受信を契機として、前記制御チャネルの経路を変更する請求項の制御装置。
  7. スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、
    前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、
    他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する切替メッセージ作成部と、
    他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する切替メッセージ処理部と、を備えるスイッチと、
    前記スイッチに対し、前記制御情報を設定する制御装置と、を含む通信システムであって、
    前記制御情報には、前記データ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報であるか否かを示す情報が含まれており、
    前記スイッチの前記切替メッセージ作成部は、
    前記制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報の中から、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する通信システム。
  8. スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して、所定の制御装置から設定された制御情報に基づいてパケットを処理するパケット処理部と、
    前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、を備える第1のスイッチが、他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信するステップと、
    前記第1のスイッチの隣接スイッチである第2のスイッチが、前記第1のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更するステップと、
    を含む制御チャネルの管理方法であって、
    前記制御情報には、前記データ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報であるか否かを示す情報が含まれており、
    前記切替メッセージを作成して送信するステップにおいて、
    前記第1のスイッチが、前記制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報の中から、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する制御チャネルの管理方法。
  9. スイッチ間のデータ転送チャネルを用いて構成された制御チャネルを介して所定の制御装置から設定された制御情報に基づいて、パケットを処理するパケット処理部と、前記制御チャネルを介して前記制御装置と通信するためのポートを管理する制御チャネル管理部と、を備えたスイッチに搭載されたコンピュータに、
    他のスイッチと接続されたポートの障害を検出すると、自装置が保持している前記制御チャネルを構成するための制御情報の中から、前記ポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信する処理と、
    他のスイッチから切替メッセージを受信した場合、前記制御チャネル管理部にて管理されている制御装置と通信するためのポートを変更する処理と、
    を実行させるプログラムであって、
    前記制御情報には、前記データ転送チャネルを用いて構成された制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報であるか否かを示す情報が含まれており、
    前記切替メッセージを作成して送信する処理において、
    前記コンピュータに、前記制御チャネル上のパケットを転送するための制御情報の中から、前記障害が検出されたポートを出力先とする制御情報を検索し、該制御情報にて指定されたパケットの送信元の隣接スイッチに対し、前記制御情報に適合するパケットの転送先を変更するよう指示する切替メッセージを作成して送信させるプログラム。
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