JPWO2014073132A1 - 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム - Google Patents

無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014073132A1
JPWO2014073132A1 JP2014545546A JP2014545546A JPWO2014073132A1 JP WO2014073132 A1 JPWO2014073132 A1 JP WO2014073132A1 JP 2014545546 A JP2014545546 A JP 2014545546A JP 2014545546 A JP2014545546 A JP 2014545546A JP WO2014073132 A1 JPWO2014073132 A1 JP WO2014073132A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
communication area
radio resource
delay index
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014545546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6287851B2 (ja
Inventor
大輔 太田
大輔 太田
信清 貴宏
貴宏 信清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2014073132A1 publication Critical patent/JPWO2014073132A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6287851B2 publication Critical patent/JP6287851B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0446Resources in time domain, e.g. slots or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/04Traffic adaptive resource partitioning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

全端末のスループットの公平性を改善することができる無線リソース設定方法、を提供することを目的とする。本発明にかかる無線リソース設定方法は、ピコ基地局(100)及マクロ基地局(200)が端末との間で無線通信に使用できる無線リソースを設定する方法であって、ピコ基地局(100)とマクロ基地局(200)の負荷を取得し、ピコ基地局(100)の負荷を用いて、ピコ基地局の第1の遅延指標を計算し、マクロ基地局(200)の負荷を用いて、マクロ基地局(200)において使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局(200)の第2の遅延指標を計算し、第1及び第2の遅延指標に基づいて、マクロ基地局(200)において使用を制限する無線リソースの割合を計算し、使用を制限する無線リソースの割合を用いて、第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定する。

Description

本発明は割り当て無線リソース設定方法に関し、特に、隣接セルへの干渉を抑制する割り当て無線リソース設定方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において標準化がなされているLTE(Long Term Evolution)などの無線通信システムでは、基地局を複数配置することを前提としている。無線通信システムに用いられる各基地局は、は自基地局の通信エリア(以下、セルと呼ぶ)の端末(移動局)と通信を行う。また、基地局は、アンテナに指向性を持たせることでセルを複数に分割することもできる。この分割された領域をセクタセルと呼ぶ。以下ではセルとは、通常のセルだけでなくセクタセルも含むものとする。
LTEにおいては、通常、隣接セル間で同一の通信帯域が用いられる。従って、セル間の境界に位置する端末(以下、エッジ端末と呼ぶ)は、上りリンク、下りリンクに関わらず、隣接セルから強い干渉を受ける。このような問題に対処するため、自セルの端末に対して優先的に通信することが可能な優先帯域を設定し、各セルは隣接するセルの優先帯域に対しては端末への割り当て無線リソースを制限することにより、隣接するセル間の干渉を抑制するICIC(Inter Cell Interference Coordination)と呼ばれる干渉マネジメント技術が知られている。無線リソースの制限としては、隣接セルから優先帯域を通知された場合、その優先帯域を割り当て対象から除外することや、その優先帯域の送信電力を削減することなどが考えられる。
優先帯域の設定方法としては、セル間で優先帯域が重複しないよう、部分的な周波数繰り返しを行うFFR(Fractional Frequency Reuse)と呼ばれる技術が知られている(非特許文献1)。また、優先帯域の通知方法としては、LTEではLOAD INFORMATIONが標準化されている。例えば、LTEの下りリンクではRNTP(Relative Narrowband TX Power)が、上りリンクではHII(High Interference Indication)がそれぞれ規定されている(非特許文献2)。
また、近年のトラフィック量の増大への対策として、従来のマクロ基地局に加えて、ホットスポットに低送信電力の基地局(スモールセル基地局)を導入することで様々な大きさセルが混在するようになるヘテロジニアスネットワーク(Heterogeneous Network)が注目されているが、セル数の増加に伴いセル境界エリアが拡大するため、セル間の干渉が問題視されている。
3GPP Release 10では、干渉マネジメント技術として、eICIC(enhanced ICIC)が検討され、ABS(Almost Blank Subframe)が標準化された(非特許文献3)。eICICは、time domain ICICとも呼ばれ、ABSを設定した基地局は、下りリンクであれば、そのABSにおいて制御チャネル(PDCCH: Physical Downlink Control Channel)とデータチャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)の送信を停止する。Subframeは無線リソースの割り当て単位時間である。これにより、ABSにおいて、隣接セルの端末のSINRが大きく改善し、該当端末のスループットの増加が期待される。
Bin Fan et al、 "A Dynamic Resource Allocation Scheme Based on Soft Frequency Reuse for OFDMA Systems"、IEEE 2007 International Symposium on Microwave、Antenna、Propagation and EMC Technologies for Wireless Communications、pp.121−125、Aug.2007 3GPP TS 36.423 V9.0.0(2009−09)、3GPP TSG RAN E−UTRAN X2AP、pp.16−17、p.29、p.49、Sept. 2009 3GPP TS 36.300 V10.6.0(2011−12)、3GPP TSG RAN E−UTRA and E−UTRAN Overall description Stage 2 (Release 10)、p.116、Dec. 2011
ABSを設定したマクロ基地局では、無線リソースの割り当てをABSでは実施できない。そのため、マクロ基地局の端末のスループットは劣化する。そのため、ABSの割合を固定値とすると、無線通信システムの全端末のスループット公平性が大きく崩れる問題があった。
図14に、eICIC適用前と3パターンのABSの割合に対するeICIC適用時におけるマクロ端末とピコ端末と全端末のスループットの5%値をそれぞれ示す。
eICIC適用前のマクロ基地局とピコ基地局のトラヒック負荷に対してABSの割合が小さすぎると、ピコ端末のスループットは殆ど改善しない。一方、ABSの割合が大きすぎると、ピコ基地局では端末のスループットは改善するが、マクロ基地局では端末のスループットが大きく劣化するため、マクロ基地局とピコ基地局間の端末のスループットのバランスが崩れる。特に、マクロ基地局のエッジ端末のスループットが劣化することで、全端末のスループットの5%値が劣化するため、端末間のスループットの公平性が崩れてしまう。
本発明はこのような問題を解決するために、全端末のスループットの公平性を改善することができる無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる無線リソース設定方法は、第1基地局が管理する第1通信エリアと、前記第1通信エリアの少なくとも一部を包括する第2基地局が管理する第2通信エリアが存在する場合に、前記第1及び第2基地局が端末との間で無線通信に使用できる無線リソースを設定する無線リソースの設定方法であって、前記第1通信エリアと前記第2通信エリアの負荷を取得する負荷取得ステップと、前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算する第1の遅延指標計算ステップと、前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算する第2の遅延指標計算ステップと、前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算する使用制限無線リソース計算ステップと、前記使用を制限する無線リソースの割合を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定する使用制限無線リソース設定ステップと、を有することを特徴とするものである。
本発明の第2の態様にかかる基地局は、第1通信エリアと通信エリアが隣接または一部を包括する第2通信エリア内の端末との間で無線通信を行う基地局であって、前記第2通信エリアの負荷を測定する負荷測定部と、前記第1通信エリアを管理する他の基地局から通知される前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算する割当無線リソース設定部と、を有することを特徴とするものである。
本発明の第3の態様にかかる無線リソース設定システムは、第1基地局が管理する第1通信エリアと、前記第1通信エリアの少なくとも一部を包括する第2基地局が管理する第2通信エリアが存在する場合に、前記第1及び第2基地局が端末との間で無線通信に使用できる無線リソースを設定する無線リソース設定システムであって、前記第1通信エリアと前記第2通信エリアの負荷を取得し、前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算し、前記使用を制限する無線リソースの割合を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定するように構成されることを特徴とするものである。
本発明の第4の態様にかかるプログラムは、第1通信エリアと通信エリアが隣接または一部を包括する第2通信エリア内の端末との間で無線通信を行う基地局のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第2通信エリアの負荷を測定するステップと、前記第1通信エリアを管理する他の基地局から通知される前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算するステップと、前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算するステップと、前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算するステップと、をコンピュータに実行させるものである。
本発明により、全端末のスループットの公平性を改善できる無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる無線通信システムの構成図である。 実施の形態1にかかるピコ基地局とマクロ基地局の構成図である。 実施の形態1にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの設定方法を示す図である。 実施の形態1にかかる端末の構成図である。 実施の形態1にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの割合の計算方法を示す図である。 実施の形態1にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの割合の計算方法を示す図である。 実施の形態2にかかるマクロ基地局の構成図である。 実施の形態2にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの割合の計算方法を表す図である。 実施の形態3にかかるマクロ基地局の構成図である。 実施の形態3にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの設定方法を示す図である。 実施の形態3にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの割合の計算方法を示す図である。 実施の形態4にかかるピコ基地局とマクロ基地局の構成図である。 実施の形態4にかかるピコ基地局の使用を制限する無線リソースの要求方法を表す図である。 実施の形態4にかかるマクロ基地局の使用を制限する無線リソースの設定方法を示す図である。 eCICI適用時の課題を説明する図である。
[第1実施形態:負荷に応じてABS Ratioを所定ステップ更新]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム10の構成を示す。無線通信システム10は、LTEの下りリンクについて本発明を適用したものである。無線通信システム10は、ピコ基地局100−1及び100−2と、マクロ基地局200−1及び200−2と、複数の端末300−P1−1、300−P1−2、300−P2−1、300−P2−2、300−M1−1、300−M1−2、300−M2−1及び300−M2−2と、を備える。本図においては、無線通信システム10が、マクロ基地局及びピコ基地局を2台備える例について説明しているが、無線通信システム10は、これらの基地局を2台以上備えてもよい。さらに、無線システム10は、本図に示す端末よりも多くの端末を備えてもよい。MはMacro(マクロ)の、PはPico(ピコ)の頭文字である。ここで、端末300−P1−Xは、ピコ基地局100−1に接続している。また、端末300−M1−Yは、マクロ基地局200−1に接続している。X、Yは、各基地局において端末を識別するための任意のインデックスとする。
以下の説明では、各ピコ基地局、各マクロ基地局で共通した事項を説明する場合、それぞれ、「ピコ基地局100は〜」、「マクロ基地局200は〜」のように述べる。同様に、端末についても、ピコ基地局に接続している各端末、マクロ基地局に接続している各端末に共通した事項を説明する場合、それぞれ、「ピコ端末300−Pは〜」、「マクロ端末300−Mは〜」のように述べる。また、接続する基地局に係わらず共通した事項を説明する場合、「端末300は〜」のように述べる。
ピコ基地局100−1及び100−2と、マクロ基地局200−1及び200−2とは、通信回線NWを介して互いに通信が可能である。また、各ピコ基地局100と各マクロ基地局200は、それぞれ複数の通信エリア(セル)を管理することができる。本実施形態では、各ピコ基地局100と各マクロ基地局200が、それぞれ1つの通信エリアを管理する例について説明する。
ピコ基地局100は、低送信電力基地局であり、マクロ基地局200と比べ、狭い通信エリアを有する。各ピコ基地局100の通信エリアは、各マクロ基地局200の通信エリアに少なくとも1部の通信エリアが包含されるとする。
各ピコ基地局100は、当該基地局100が管理する通信エリア内に存在する端末300−Pとの間で無線通信を行う。各ピコ基地局100は、複数の端末300−Pのそれぞれと同時に無線通信を実行できる。
各マクロ基地局200は、当該基地局200が管理する通信エリアから、ピコ基地局100が管理する通信エリアを除いた通信エリア内に存在する端末300−Mとの間で無線通信を行う。各マクロ基地局200は、複数の端末300−Mのそれぞれと同時に無線通信を実行できる。
各ピコ基地局100と各マクロ基地局200は、図示しない情報処理装置を備える。情報処理装置は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、及び、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))を備える。各ピコ基地局100と各マクロ基地局200は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
各端末300は、携帯電話端末である。なお、各端末300は、パーソナル・コンピュータ、PHS(Personal Handyphone System)端末、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)、スマートフォン、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等であってもよい。
各端末300は、CPU、記憶装置(メモリ)、入力装置(キーボタン及びマイクロフォン)、及び、出力装置(ディスプレイ及びスピーカ)を備える。各端末300は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
図2は、上記のように構成された無線通信システム10における各ピコ基地局100と、各マクロ基地局200の機能を表すブロック図である。ピコ基地局としてピコ基地局100−1を、マクロ基地局としてマクロ基地局200−1を用いて説明する。図2には記載していないが、ピコ基地局100−2の機能は、ピコ基地局100−1の機能と同じである。同様に、マクロ基地局200−2の機能は、マクロ基地局200−1の機能と同じである。
ピコ基地局100−1は、基地局動作部101と、リファレンス信号生成部102と、負荷測定部103と、送信バッファ104と、スケジューラ105と、を含む。
基地局動作部101は、ピコ基地局100−1と接続中の各端末300−P1との間で無線信号を送受信する機能や、無線信号の送受信に用いる割り当て帯域やMCS(Modulation and Coding Scheme) Indexなどのスケジューリング情報と送信電力の設定情報を各端末300−P1に通知する機能や、各端末300−P1にCQI(Channel Quarity Indicator)などのCSI(Channel State Information)の報告タイミングを通知する機能を有する。さらに、基地局動作部101は、マクロ基地局200−1とそれ以外の周辺マクロ基地局200−k(k≠1)とを識別するために使用する情報が記載された周辺基地局リストを有して通信回線NWを介して周辺基地局との間で通信を行う機能や、周辺基地局から通知されたABS設定情報(ABS Status)などを保持する機能などを有するが、その構成及び動作については周知であるため説明を省略する。
リファレンス信号生成部102は、端末300がピコ基地局100−1との通信路品質を測定するために用いるリファレンス信号を生成する機能を有する。リファレンス信号生成部102は、生成した信号を基地局動作部101を介して各端末300へ送信する。
負荷測定部103は、所定の周期毎に、ピコ基地局100−1の負荷を測定し、測定した負荷の情報を、基地局動作部101を介して、少なくともマクロ基地局200−1を含む周辺基地局に通知する機能を有する。本実施形態では、負荷をPRB(Physical Resource Block)使用率とする。PRBとは、無線帯域の割り当て単位である。
送信バッファ104は、通信回線NWを介して到着する各端末300−P宛の送信データと送信データを送信するために用いられる情報をともに蓄積する機能を有する。
スケジューラ105は、送信バッファ104に蓄積されている各端末300−P宛の送信データサイズと、基地局動作部101が保持するマクロ基地局200−1のABS設定情報と、各端末300−Pから報告されたCSIに基づき、端末300−P毎に割り当てる送信電力、周波数帯域及びMCS Indexを決定し、基地局動作部101を介してデータを送信する機能を有する。本実施形態では、現在のSubframeがABSである場合、スケジューラ105は、各端末300−Pから報告されたABSのCSIを用いる。また、現在のSubframeがABSでない(以下、Non−ABSと呼ぶ)場合、スケジューラ105は、各端末300−Pから報告されたNon−ABSのSubframeのCSIを用いる。
マクロ基地局200−1は、基地局動作部201と、リファレンス信号生成部202と、負荷測定部203と、割り当て無線リソース設定部204と、送信バッファ205と、スケジューラ206と、を含む。
基地局動作部201は、マクロ基地局200−1と接続中の各端末300−M1との間で無線信号を送受信する機能や、無線信号の送受信に用いる割り当て帯域、MCS Indexなどのスケジューリング情報と送信電力の設定情報を端末300−M1毎に決定し、各端末300−M1に通知するする機能、各端末300−M1にCSIの報告タイミングを通知する機能を有する。さらに、基地局動作部201は、ピコ基地局100−1と、周辺マクロ基地局200−k(k≠1)と、各周辺マクロ基地局200−kの通信エリア内に設置されたピコ基地局100−kと、を識別するために使用する情報が記載された周辺基地局リストを有して通信回線NWを介して周辺基地局との間で通信を行う機能などを有するが、その構成及び動作については周知の機能であるため、説明を省略する。
リファレンス信号生成部202は、ピコ基地局100−1のリファレンス信号生成部102と同様の機能を有するので説明を省略する。
負荷測定部203は、所定の周期毎に、マクロ基地局200−1の負荷を測定し、測定した負荷の情報を、基地局動作部201を介して、少なくともピコ基地局100−1を含む周辺基地局に通知する機能を有する。割当無線リソース設定部204は、負荷測定部203において測定された負荷を、基地局動作部201を介して使用する。
割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1から通知される負荷情報と、負荷測定部203が測定したマクロ基地局200−1の負荷と、基地局動作部201が保持するマクロ基地局200−1の現在のABS設定情報を用いて、使用を制限する無線リソースの割合を更新する機能を有する。更に、割り当て無線リソース設定部204は、更新した使用を制限する無線リソースの割合と、ピコ基地局100−1から通知される負荷情報と、負荷測定部203が測定したマクロ基地局200−1の負荷を用いて、ピコ基地局100−1の端末の遅延時間を判定する遅延指標と、使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局200−1の遅延時間を表す遅延指標をそれぞれ計算する機能を有する。
更に、割り当て無線リソース設定部204は、負荷測定部203が測定したマクロ基地局200−1の負荷と、送信バッファ205に滞留中の送信データのサイズ(以下、バッファサイズ)からマクロ基地局200−1の負荷指標を計算する機能を有する。更に、割り当て無線リソース設定部204は、計算したピコ基地局100−1の遅延指標と、マクロ基地局200−1の遅延指標と負荷指標を用いて、マクロ基地局100−1が使用を制限する無線リソースを設定するか否かを判定し、基地局動作部201が管理する周辺基地局リストを参照して、判定結果をピコ基地局100−1に通知する機能を有する。
本実施形態では、使用を制限する無線リソースはマクロ基地局200−1のSubframeであり、使用を制限するSubframeをABSとする。本実施形態では、図3に示すように、ABSは、8Subframe周期で設定される。従って、ABSの割合(R_abs)は、1/8単位で設定されるSubframeを用いて算出される。また、図3の各Subframe内の数値は、ABSの設定順位を表す。図3に示すように、R_absが2/8の場合、割り当て無線リソース設定部204は、先頭の2SubframeをABSとして設定する。また、割り当て無線リソース設定部204は、使用を制限する無線リソースを設定しない場合、ABSを設定しない。また、割り当て無線リソース設定部204は、判定結果の通知には、ABS設定情報を用いる。ABS設定情報には、マクロ基地局200−1が設定したABSと、全Subframeに対するABSの割合が記載されている。非特許文献4(3GPP TS 36.423 V10.3.0(2011−09)、3GPP TSG RAN E−UTRAN X2AP、p.72、Sept. 2011)に記載されているように、ABS設定情報としては、ABSを1、Non−ABSを0として、ABSパターンを記載する。
送信バッファ205は、ピコ基地局100−1の送信バッファ105と同様の機能を有するので説明を省略する。
スケジューラ206は、送信バッファ205に蓄積されている各端末300−P宛の送信データサイズと、割り当て無線リソース設定部204が設定したABS設定情報と、各端末300−Mから報告されたCSIに基づき、端末300−M毎に割り当てる送信電力と周波数帯域とMCS Indexを決定し、基地局動作部101を介してデータを送信する機能を有する。
図4は、無線通信システム10における端末300−P1−1の機能を表すブロック図である。図には記載していないが、端末300−P1−1の機能は、端末300−P1−2、端末300−P2−1、端末300−P2−2、端末300−M1−1及び端末300−M1−2の機能と同じである。端末300−P1−1は、端末動作部301と、通信路品質測定部302と、を含む。
端末動作部301は、端末300−P1−1と接続中の(通信リンクが確立されている)ピコ基地局100−1との間で無線信号を送受信する機能などを有する。端末動作部301が有する機能は、一般的な無線通信システムにおいて周知の機能であるため、詳細な説明を省略する。
通信路品質測定部302は、リファレンス信号に対する通信路品質を測定し、測定した通信路品質の情報をピコ基地局100−1に送信する機能を有する。本実施形態では、通信路品質は各周辺基地局のRSRP(Reference Signal Received Power)とピコ基地局100−1のリファレンス信号に対するSINR(Signal To Interference and Noise Ratio)から計算されるCQIである。RSRPは、リファレンス信号の受信電力であり、本実施形態ではセル選択やハンドオーバの基準値として用いる。
[動作の説明]
次に、上述した無線通信システム10の作動について、図5A及び図5Bを用いて説明する。図5A及び図5Bは、マクロ基地局200−1の割り当て無線リソース設定部204が、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定する動作手順を示すものである。割り当て無線リソース設定部204は、負荷測定部203がPRB使用率を測定する周期毎に、図5A及び図5Bに記載の動作を実行する。
先ず、割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1の遅延指標を計算する。遅延時間とPRB使用率には相関があるため、割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1の遅延指標D_picoを数式1に従って計算する(ステップS101)。数式1において、U_picoはピコ基地局100−1から通知されたピコ基地局100−1のPRB使用率である。
Figure 2014073132
次に、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1の現在のABSの割合R_absが0より大きいか否かを判定する(ステップS102)。
R_absが0より大きい場合(ステップS102、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、使用を制限する無線リソースを設定したマクロ基地局200−1の遅延指標D_macroを数式2に従って計算する(ステップS104)。数式2において、U_macroは負荷測定部203が測定したマクロ基地局200−1のPRB使用率であり、wは重み付け係数である。マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合、R_absが大きくなるほど、遅延時間が増大すると仮定している。本実施形態では、重み付け係数wを1とするが、マクロ基地局200−1の同時接続端末数や端末の通信路品質などに応じて設定してもよい。例えば、ABS設定前の同時接続端末数が多い場合は1より大きな値に設定し、遅延指標がより増大すると仮定する。これは、ABSを設定することで端末の送信レートが低下するので、TCPのウィンドウサイズが拡大しにくくなり、送信遅延が急増するためである。また、例えば、ABS設定により、Non−ABSでの通信路品質の改善が期待できる場合には1より小さい値に設定し、遅延指標がそれほど増大しないと仮定する。これは、Non−ABSでの通信路品質改善により、送信Subframeにおける伝送レートが改善するためである。
Figure 2014073132
一方、R_absが0の場合(ステップS102、No)、R_absをR_abs_iniとし(ステップS103)、ステップS104に進む。R_abs_iniは、ABSの割合の初期値であり、本実施形態では初期値をABSの割合の最小値R_minとし、1/8に設定する。
次に、割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1の相対遅延指標ΔDを数式3に従って計算する(ステップS105)。
Figure 2014073132
次いで、割り当て無線リソース設定部204は、計算した相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_maxより大きいか否かを判定する(ステップS106)。
相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_maxより大きい場合(ステップS106、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、現在のABSの割合R_absでは、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ端末300−M1の遅延時間に対してピコ端末300−P1の遅延時間は大きすぎると判定し、ABSの割合R_absを数式4に従って更新する(ステップS107)。数式4において、R_stepはABSの割合R_absの更新ステップサイズであり、本実施形態では1/8とする。また、R_maxは設定可能なABSの割合の上限値であり、本実施形態では7/8とする。
Figure 2014073132
次いで、割り当て無線リソース設定部204は、更新したABSの割合R_absを用いて、使用を制限する無線リソースを設定したマクロ基地局200−1の遅延指標D_macroを数式2に従って再計算し(ステップS108)、ピコ基地局100−1の相対遅延指標ΔDも数式3に従って再計算する(ステップS109)。
次いで、割り当て無線リソース設定部204は、再計算した相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr以上か否かを判定する(ステップS110)。
所要値Δ_Thr以上の場合(ステップS110、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、更新したABSの割合R_absでは、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合の端末300−M1の遅延時間の増大は大きくないと判定し、マクロ基地局200−1の負荷指標L_macroを計算するために必要となる、マクロ基地局200−1のRBあたりの伝送ビット数TB(Transmitted Bits)_macroを数式5に従って計算する(ステップS111)。数式5において、U_macroは、負荷測定部203が測定したマクロ基地局200−1のPRB使用率である。BS_presentは、現在のSubframeにおいて送信バッファ205に滞留しているバッファサイズである。BS_pastは、現在のSubframeから所定時間T_subframe前のSubframeに送信バッファ205に滞留していたバッファサイズである。ΔSは、その所定時間T_subframe内に送信バッファ205に到着したデータサイズである。
数式5の右辺において、分子は所定時間T_subframe内にマクロ基地局200−1で送信が完了した総データサイズを表し、分母は所定時間T_subframe内にマクロ基地局200−1でデータ送信のために使用した総PRB数を表す。N_PRBはSubframe当たりに割り当て可能なPRB数であり、T_subframeはPRB使用率の通知周期である。
Figure 2014073132
次に、割り当て無線リソース設定部204は、計算したTB_macroを用いて、マクロ基地局200−1の負荷指標L_macroを数式6Aに従って計算する(ステップS112)。数式6Aにより、割り当て無線リソース設定部204は、現在時刻から所定時間T_subframeが経過するまでに使用できる総PRB数に対し、送信バッファに滞留しているデータを送信完了するまでに必要な述べPRB数との比である推定PRB使用率をマクロ基地局200−1の負荷指標として計算できる。
Figure 2014073132
次いで、割り当て無線リソース設定部204は、計算したマクロ基地局200−1の負荷指標L_macroがしきい値L_Thr以上か否かを判定する(ステップS113)。
しきい値L_Thr以上の場合(ステップS113、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1の送信確率が高く、ピコ端末300−P1がマクロ基地局200−1から干渉を受ける確率も高いと判定し、更新したABSの割合が現在の設定値と同じか否かを判定する(ステップS114)。
現在の設定値と同じ場合(ステップS114、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、図5の処理を終了する。一方、異なる場合(ステップS114、No)、割り当て無線リソース設定部204は、更新したABSの割合でABSを設定し、設定したABSの設定情報をピコ基地局100−1に通知する(ステップS115)。その後、割り当て無線リソース設定部204は、図5の処理を終了する。
一方、割り当て無線リソース設定部204は、相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_max以下の場合(ステップS106、No)、相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_min(<Δ_Thr_max)未満か否かを判定する(ステップS116)。相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_min以上の場合(ステップS116、No)、割り当て無線リソース設定部204は、ABSの割合R_absを変更せず、ステップS108に進む。一方、相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr_min未満の場合(ステップS116、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、現在のABSの割合R_absでは、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合の端末300−M1の遅延時間の増大が大きいと判定し、ABSの割合R_absを数式7に従って更新する(ステップS117)。
Figure 2014073132
続いて、割り当て無線リソース設定部204は、更新したABSの割合R_absが最小値R_min以上か否かを判定する(ステップS118)。
更新したABSの割合R_absが最小値R_min以上の場合(ステップS118、Yes)、ステップS108に進む。一方、更新したABSの割合R_absが最小値R_min未満の場合(ステップS118、No)、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1はABSを設定できないと判定し、マクロ基地局200−1が既にABSを設定しているか否かを判定する(ステップS119)。ABSを設定している場合(ステップS119、Yes)、割り当て無線リソース設定部204は、設定していたABSを解除し、ABSの設定情報をピコ基地局100−1に通知する(ステップS120)。その後、割り当て無線リソース設定部204は、図5の処理を終了する。一方、設定していない場合(ステップS119、No)、割り当て無線リソース設定部204は、図5の処理を終了する。
また、再計算した相対遅延指標ΔDが所要値Δ_Thr未満の場合(ステップS110、No)、割り当て無線リソース設定部204は、更新したABSの割合R_absでは、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合の端末300−M1の遅延時間の増大は大きいと判定し、ステップS119に進む。
また、マクロ基地局200−1の負荷指標L_macroがしきい値L_Thr未満の場合(ステップS113、No)、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1の送信確率は低く、ピコ端末300−P1がマクロ基地局200−1から干渉を受ける確率も低いと判定し、ステップS119に進む。
以上、説明したように、本発明の第1の実施形態に係わるピコ基地局100−1とマクロ基地局200−1によれば、マクロ基地局200−1の負荷が大きい場合に、ピコ基地局100−1の相対遅延指標が所定範囲内に収まるようにマクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定するので、マクロ端末300−Mのスループット劣化による全端末のスループットの5%値の劣化を回避でき、かつ、マクロ基地局200とピコ基地局100を含めた全通信端300のスループットの公平性を改善できる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、非特許文献5(3GPP TS 36.314 V10.2.0(2011−09)、3GPP TSG RAN E−UTRAN Layer2−Measurement、p.9、p.11、p.15、Sept. 2011)に記載されているように、割り当て無線リソース設定部204は、PRB使用率の替わりに、Active UE数、遅延時間、または、端末あたりのスループットを用いて遅延指標を計算することもできる。端末あたりのスループットとは、例えば、端末の接続時間に対する、その端末宛に送信に成功したデータサイズが考えられる。尚、これらを用いた遅延指標の計算を実現するには、これらの情報を直接的に基地局間で通知する方法や、通信回線NW上にOAMサーバを接続し、OAMサーバを介してこれらの情報を通知する方法が考えられる。後者の場合、OAMサーバは、通信回線NWに接続されている各ピコ基地局100と各マクロ基地局200からActive UE数や遅延時間、端末あたりのスループットを集計する機能を有する。
また、割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1の相対遅延指標として、ピコ基地局100−1の遅延指標と使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局200−1の遅延指標の差分値を計算する替わりに、ピコ基地局100−1の遅延指標に対する使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局200−1遅延指標の比を計算しても良い。
また、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1のRBあたりの伝送ビット数TB_macroを用いずに、PRB使用率をマクロ基地局200−1の負荷指標としてもよい。或いは、Active UE数をマクロ基地局200−1の負荷指標としてもよい。
また、割り当て無線リソース設定部204は、マクロ基地局200−1の負荷指標を計算せずに、マクロ基地局200−1が使用を制限する無線リソースを設定するか否かを判定することもできる。この場合、図4のステップS114〜ステップS116が省略できるため、本実施の形態と比較して、マクロ基地局200−1の処理負荷を軽減できる。
また、本発明はマクロ基地局の通信エリア内に複数のピコ基地局が配置された場合でも適用できる。この場合、割り当て無線リソース設定部204は、ピコ基地局100−1の遅延指標として、通信エリア内のピコ基地局毎に計算した遅延指標の平均値、或いは、累積分布の所定の値を用いる。
また、マクロ基地局200−1の負荷指標L_macroは、数式6Bに従って計算することもできる。数式6Bにおいて、ΔS_aveは所定時間T_subframe内にマクロ基地局200−1の送信バッファ205に到着するデータサイズの平均値である。数式6Bにより、割り当て無線リソース設定部204は、現在時刻から所定時間T_subframeが経過するまでに使用できる総PRB数に対し、送信バッファに滞留しているデータと所定時間T_subframe内に発生するデータを送信完了するまでに必要な述べPRB数との比である推定PRB使用率をマクロ基地局200−1の負荷指標として計算できる。
Figure 2014073132
尚、ΔS_aveは、数式6Bを計算する直前に、数式8で更新される。数式8において、ΔS_ave_previousは、更新前のデータサイズの平均値であり、ωは重み付け係数である。
Figure 2014073132
以上の変更は、以降の実施形態も同様に行うことができる。
[第2実施形態:負荷を用いてABS Ratioを直接計算]
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態ではピコ基地局100−1の相対遅延指標に応じて使用を制限する無線リソースの割合を所定ステップ単位で更新していたのに対し、本実施形態ではピコ基地局100−1の相対遅延指標を用いて使用を制限する無線リソースの割合を直接計算する点が異なる。
[構成の説明]
第2の実施の形態におけるピコ基地局は、第1の実施の形態におけるピコ基地局100と同じであるため、説明を省略する。
図6は、第2の実施の形態における各マクロ基地局400の機能を表すブロック図である。マクロ基地局としてマクロ基地局400−1を用いて説明する。図には記載していないが、マクロ基地局400−2の機能は、マクロ基地局400−1の機能と同じである。
第2の実施の形態におけるマクロ基地局400−1は、第1の実施の形態におけるマクロ基地局200−1と比較して、割り当て無線リソース設定部204に替えて割り当て無線リソース設定部404を有する点が異なる。以下では、割り当て無線リソース設定部404に関して説明する。
割り当て無線リソース設定部404は、ピコ基地局100−1から通知される負荷情報と、負荷測定部203が測定したマクロ基地局400−1の負荷を用いて、使用を制限する無線リソースの割合を計算する機能を有する。更に、割り当て無線リソース設定部404は、計算した使用を制限する無線リソースの割合と、ピコ基地局100−1から通知される負荷情報と、負荷測定部203が測定したマクロ基地局400−1の負荷を用いて、ピコ基地局100−1の端末の遅延時間を判定する遅延指標と、使用を制限する無線リソースを設定したマクロ基地局400−1の遅延時間を表す遅延指標をそれぞれ計算する機能を有する。
更に、割り当て無線リソース設定部404は、第1の実施の形態の割り当て無線リソース設定部204と同様の方法で、マクロ基地局400−1の負荷指標を計算する機能を有する。更に、割り当て無線リソース設定部404は、第1の実施の形態の割り当て無線リソース設定部204と同様の方法で、マクロ基地局400−1が使用を制限する無線リソースを設定するか否かを判定し、基地局動作部201が管理する周辺基地局リストを参照して、判定結果をピコ基地局100−1に通知する機能を有する。
本実施形態では、使用を制限する無線リソースは、マクロ基地局400−1のSubframeであり、使用を制限するSubframeをABSとする。使用を制限する無線リソースを設定する場合、割り当て無線リソース設定部404は、計算したABSの割合を用いて、第1の実施の形態の割り当て無線リソース設定部204と同様の方法でABSを設定する。また、使用を制限する無線リソースを設定しない場合、割り当て無線リソース設定部404は、ABSを設定しない。また、割り当て無線リソース設定部404は、判定結果の通知には、ABS設定情報を用いる。ABS設定情報としては、ABSを1、Non−ABSを0として、ABSパターンを記載する。
[動作の説明]
図7は、マクロ基地局400−1の割り当て無線リソース設定部404が、マクロ基地局400−1の使用を制限する無線リソースを設定する動作手順を示すものである。割り当て無線リソース設定部404は、負荷測定部203がPRB使用率を測定する周期毎に、図7に記載の動作を実行する。
図7を参照すると、図5のステップ118がステップS101の前に移動している。また、図5のステップS102〜ステップS109とステップS116〜ステップS117が省略され、新たにステップS201が追加されている。以下では、追加されたステップS201の動作についてのみ説明する。
割り当て無線リソース設定部404は、ピコ基地局100−1から通知されたピコ基地局100−1のPRB使用率U_picoと、負荷測定部203が測定したマクロ基地局400−1のPRB使用率U_macroを用いて、ABSの割合R_absを数式9に従って計算する(ステップS201)。数式9において、R_maxはABSの割合の最大値、ΔD_targetはピコ基地局100−1の相対遅延指標の目標値、wは重みづけ係数である。本実施形態では、重み付け係数wは1.0とする。また、FLOOR{t}は、引数tを上回らない最大の整数を返す関数である。数式9は、数式3の左辺ΔDをΔD_targetに置き換え、数式1と数式2を用いてABSの割合R_absを求める式に変換したものである(変換前の式を数式10として示す)。従って、割り当て無線リソース設定部404は、数式9を用いて、ピコ基地局100−1の相対遅延指標ΔDが目標値ΔD_targetとなるR_absを計算できる。
Figure 2014073132
Figure 2014073132
以上、説明したように、本発明の第2の実施形態に係わるピコ基地局100−1とマクロ基地局400−1によれば、マクロ基地局400−1の負荷が大きい場合に、ピコ基地局700−1の相対遅延指標が目標値となる使用を制限する無線リソースの割合を直接計算できるため、本発明の第1の実施形態と比較して、使用を制限する無線リソースの割合が収束するまでの時間が短くなる。更に、使用を制限する無線リソースの割合が収束するまでの時間が短いので、本発明の第1の実施形態と比較して、マクロ基地局400とピコ基地局100を含めた全通信端300のスループットの公平性を短時間で改善できる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、ピコ基地局100−1の相対遅延指標として、本実施形態ではピコ基地局100−1の遅延指標と使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局400−1の遅延指標の差分値を計算していたが、ピコ基地局100−1の遅延指標に対する使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局400−1遅延指標の比を計算してもよい。この場合、割り当て無線リソース設定部204は、ステップS201でABSの割合R_absを数式11に従って計算する。数式11は、ピコ基地局100−1の相対遅延指標ΔDとして、ピコ基地局100−1の遅延指標に対する使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局200−1遅延指標の比を計算する式において、ΔDをΔD_targetに置き換え、数式1と数式2を用いてABSの割合R_absを求める式に変換したものである(変換前の式を数式12として示す)。遅延指標の比を用いても、相対遅延指標が目標値となるように制御できるので、遅延指標の差を用いた場合と同様の効果が得られる。
Figure 2014073132
Figure 2014073132
以上の変更は、以降の実施形態も同様に行うことができる。
[第3実施形態:周波数を制限]
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態は、第2の実施の形態と比較して、使用を制限する無線リソースがSubframeからPRBに変更した点が異なる。
[構成の説明]
第3の実施の形態におけるピコ基地局は、第2の実施の形態におけるピコ基地局100と同じであるため、説明を省略する。
図8は、第3の実施の形態における各マクロ基地局500の機能を表すブロック図である。マクロ基地局としてマクロ基地局500−1を用いて説明する。図には記載していないが、マクロ基地局500−2の機能は、マクロ基地局500−1の機能と同じである。
第3の実施の形態におけるマクロ基地局500−1は、第2の実施の形態におけるマクロ基地局400−1と比較して、割り当て無線リソース設定部404に替えて割り当て無線リソース設定部504を有する点が異なる。以下では、割り当て無線リソース設定部504に関して説明する。
割り当て無線リソース設定部504は、第2の実施の形態における割り当て無線リソース設定部404と同様の機能を有する。但し、使用を制限する無線リソースが割り当て無線リソース設定部404と異なる。
本実施形態では、使用を制限する無線リソースは、マクロ基地局500−1のPRBであり、使用を制限する無線リソースを設定すると判定した場合、図9に示すように、Indexの小さいPRBから順に、計算した使用を制限する無線リソースの割合だけ、端末に割り当てないPRBとして設定する。
[動作の説明]
図10は、マクロ基地局500−1の割り当て無線リソース設定部504が、マクロ基地局500−1の使用を制限する無線リソースを設定する動作手順を示すものである。割り当て無線リソース設定部504は、負荷測定部203がPRB使用率を測定する周期毎に、図10に記載の動作を実行する。
図10を参照すると、図7のステップS201がステップS301に、図7のステップS118がステップS302に、図7のステップS108がステップS303にそれぞれ変更されている。また、図7のステップS114、S115、S119及びS120が省略され、ステップS304〜ステップS307が追加されている。以下では、ステップS301〜ステップS307の動作についてのみ説明する。
割り当て無線リソース設定部504は、ピコ基地局100−1から通知されたピコ基地局100−1のPRB使用率U_picoと、負荷測定部203が測定したマクロ基地局500−1のPRB使用率U_macroを用いて、端末に割り当てないPRB数N_priorを数式7に従って計算する(ステップS301)。数式7において、wは重み付け係数であり、本実施形態では1.0とする。割り当て無線リソース設定部504は、数式713を用いて、ピコ基地局100−1の相対遅延指標ΔDが目標値ΔD_targetとなるN_priorを計算できる。
Figure 2014073132
次に、割り当て無線リソース設定部504は、計算したN_priorが最小値N_min以上か否かを判定する(ステップS302)。本実施形態では、最小値N_minを1とする。
最小値N_min以上の場合(ステップS302、Yes)、割り当て無線リソース設定部504は、ピコ基地局100−1の遅延指標D_picoを数式1に従って計算し(ステップS101)、次いで、計算したN_priorを用いて、マクロ基地局500−1が使用を制限する無線リソースを設定した場合の遅延指標D_macroを数式14に従って計算する(ステップS303)。数式14において、wは重み付け係数であり、本実施形態では1.0とする。
Figure 2014073132
また、割り当て無線リソース設定部504は、ステップS115で計算したマクロ基地局500−1の負荷指標L_macroがしきい値L_Thr以上と判定した場合(ステップS113、Yes)、計算したN_priorが現在の設定値と同じか否かを判定する(ステップS304)。
現在の設定値と同じ場合(ステップS304、Yes)、割り当て無線リソース設定部504は、図10の処理を終了する。一方、異なる場合(ステップS304、No)、割り当て無線リソース設定部504は、計算したN_priorを用いて端末に割り当てないPRBを設定する(ステップS306)。その後、図10の処理を終了する。
また、割り当て無線リソース設定部504は、ステップS112で計算したマクロ基地局500−1の負荷指標L_macroがしきい値L_Thr未満と判定した場合(ステップS113、No)、端末に割り当てないPRBを設定しているか否かを判定する(ステップS306)。
端末に割り当てないPRBを設定している場合(ステップS306、Yes)、割り当て無線リソース設定部504は、設定していた端末に割り当てないPRBを解除する(ステップS307)。その後、割り当て無線リソース設定部504は、図10の処理を終了する。一方、端末に割り当てないPRBを設定していない場合(ステップS308、No)、割り当て無線リソース設定部504は、図10の処理を終了する。また、計算したN_priorが最小値N_min未満の場合(ステップS302、No)、ステップS306に進む。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、割り当て無線リソース設定部504は、第1の実施形態と同様の方法で、ピコ基地局100−1の遅延指標と使用を制限する無線リソースを設定したマクロ基地局500−1の遅延指標の差分値が所定範囲内に収まるようにピコ基地局100−1の優先帯域とするRB数を更新することもできる。
以上の変更は、以降の実施形態も同様に行うことができる。
[第4実施形態:ピコ基地局がABS Ratioを計算し、マクロ基地局に通知]
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態では、マクロ基地局が使用を制限する無線リソースの割合を設定し、その設定情報をピコ基地局に通知していたのに対し、本実施形態では、ピコ基地局がマクロ基地局で使用を制限する無線リソースを要求し、マクロ基地局はピコ基地局からの要求に従って使用を制限する無線リソースを設定する点が異なる。
[構成の説明]
図11は、第4の実施の形態における各ピコ基地局600と、各マクロ基地局700の機能を表すブロック図である。ピコ基地局としてピコ基地局600−1を、マクロ基地局としてマクロ基地局700−1を用いて説明する。図には記載していないが、ピコ基地局600−2の機能は、ピコ基地局600−1の機能と同じである。同様に、マクロ基地局700−2の機能は、マクロ基地局700−1の機能と同じである。
第4の実施の形態におけるピコ基地局600−1は、第2の実施の形態におけるピコ基地局100−1と比較して、優先リソース要求部606を新たに有する点が異なる。また、第4の実施の形態におけるマクロ基地局700−1は、第2の実施の形態におけるマクロ基地局400−1と比較して、割り当て無線リソース設定部204に替えて割り当て無線リソース設定部704を有する点が異なる。以下では、優先リソース要求部606と、割り当て無線リソース設定部704に関して説明する。
優先リソース要求部606は、負荷測定部103が測定したピコ基地局600−1の負荷と、マクロ基地局700−1から通知される負荷情報を用いて、使用を制限する無線リソースの割合を計算する機能を有する。更に、優先リソース要求部606は、計算した使用を制限する無線リソースの割合と、負荷測定部103が測定したピコ基地局600−1の負荷と、マクロ基地局700−1から通知される負荷情報を用いて、ピコ基地局600−1の端末の遅延時間を判定する遅延指標と、使用を制限する無線リソースを設定した場合のマクロ基地局700−1の遅延時間を表す遅延指標をそれぞれ計算する機能を有する。更に、優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1から通知される負荷情報を用いて、マクロ基地局400−1の負荷指標を計算する機能を有する。更に、優先リソース要求部606は、計算したピコ基地局600−1の遅延指標と、マクロ基地局700−1の遅延指標と負荷指標に基づき、ピコ基地局600−1の優先リソースをマクロ基地局700−1に要求するか否かを判定する機能と、基地局動作部101が管理する周辺基地局リストを参照して、判定結果をマクロ基地局700−1に通知する機能を有する。
本実施形態では、使用を制限する無線リソースは、マクロ基地局700−1のABSであり、判定結果の通知にはABS設定情報を用いる。一般的にABS設定情報は、ABSを設定した基地局が周辺の基地局にABSを設定したことを通知するために使用されるが、本実施形態では、ピコ基地局が、マクロ基地局にABSの設定を要求するためにABS設定情報を用いる。ABS設定情報としては、ABSを1、Non−ABSを0として、ABSパターンを記載する。優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1へ優先リソースを要求する場合は、計算したABSの割合を用いて、第1の実施の形態の割り当て無線リソース設定部204と同様の方法でABSを設定するためのABS設定情報に優先リソースを要求することを記載する。また、優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1へ優先リソースを要求しない場合は、全SubframeをNon−ABSとする情報をABS設定情報に記載する。
割り当て無線リソース設定部704は、ピコ基地局600−1から通知されるABS設定情報に従って使用を制限する無線リソースを設定する機能を有する。本実施形態では、使用を制限する無線リソースは、マクロ基地局200−1のSubframeであり、使用を制限するSubframeをABSとする。使用を制限する無線リソースを設定する場合、割り当て無線リソース設定部704は、ピコ基地局600−1が指示するパターンでABSを設定する。また、使用を制限する無線リソースを設定しない場合、割り当て無線リソース設定部704は、ABSを設定しない。
[動作の説明]
図12は、ピコ基地局600−1の優先リソース要求部606が、マクロ基地局700−1に使用を制限する無線リソースの設定を要求するか否かを判定する動作手順を示すものである。優先リソース要求部606は、負荷測定部103がPRB使用率を測定する周期毎に、図12に記載の動作を実行する。
図12を参照すると、図7のステップS111〜ステップS112が、ステップS401に変更されている。また、図7のステップS114、S115、S119及びS120が省略され、ステップS402〜ステップS403が追加されている。以下では、ステップS401以降の動作についてのみ説明する。
優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1から通知されるPRB使用率を用い、マクロ基地局700−1の負荷指標L_macroを数式15に従って計算する(ステップS401)。
Figure 2014073132
次いで、優先リソース要求部606は、計算したマクロ基地局700−1の負荷指標L_macroがしきい値L_Thr以上か否かを判定する(ステップS116)。
しきい値L_Thr以上の場合(ステップS113、Yes)、優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1の送信確率が高く、ピコ端末300−P1がマクロ基地局700−1から干渉を受ける確率も高いと判定し、ステップS201で計算したABSの割合R_absを用いて設定したABSを設定するABS設定情報をマクロ基地局700−1に通知する(ステップS402)。その後、図10の処理を終了する。
一方、しきい値L_Thr未満の場合(ステップS116、No)、優先リソース要求部606は、マクロ基地局700−1の送信確率は低く、ピコ端末300−P1がマクロ基地局700−1から干渉を受ける確率も低いと判定し、全SubframeをNon−ABSとするABS設定情報をマクロ基地局700−1に通知する(ステップS403)。その後、図10の処理を終了する。
図13は、マクロ基地局700−1の割り当て無線リソース設定部704が、ピコ基地局600−1からのABS設定情報に従って、使用を制限する無線リソースを設定する動作手順を表したものである。割り当て無線リソース設定部704は、ピコ基地局600−1からのRNTPを受信する度に、図13に記載の動作を実行する。
先ず、割り当て無線リソース設定部704は、ピコ基地局600−1からマクロ基地局700−1へ通知されたABS設定情報に記載されるABSの割合R_absが0より大きいか否かを判定する(ステップS501)。
ABSの割合R_absが0より大きい場合(ステップS501、Yes)、割り当て無線リソース設定部704は、R_absが現在の設定値と同じか否かを判定する(ステップS114)。
同じ場合(ステップS114、Yes)、割り当て無線リソース設定部704は、図13の処理を終了する。一方、異なる場合(ステップS114、No)、割り当て無線リソース設定部704は、R_absでABSを設定する(ステップS502)。その後、図13の処理を終了する。
また、ABSの割合R_absが0の場合(ステップS501、No)、割り当て無線リソース設定部704は、マクロ基地局700−1が既にABSを設定しているか否かを判定する(ステップS119)。ABSを設定している場合(ステップS119、Yes)、割り当て無線リソース設定部704は、ABSの設定を解除する(ステップS503)。その後、図13の処理を終了する。一方、ABSを設定していない場合(ステップS119、No)、割り当て無線リソース設定部704は、図13の処理を終了する。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、割り当て無線リソース設定部704は、ピコ基地局600−1からABSの割合が0のABS設定情報を通知されたら使用を制限する無線リソースの設定を解除していたが、使用を制限する無線リソースの設定を開始してから所定の時間が経過したら無線リソースの制限を解除しても良い。この場合、優先リソース要求部606はステップS403の処理を省略できるため、本実施の形態と比較して、ピコ基地局600−1の処理負荷を軽減できる。更に、マクロ基地局700−1が使用を制限する無線リソースを設定する場合のみピコ基地局600−1はABS設定情報を通知すればよいため、本実施の形態と比較して、通信回線NWを介した基地局間のシグナリング量を抑制できる。
また、本実施形態では、使用を制限する無線リソースの設定としてABSを設定していたが、第3の実施形態と同様、各端末300−M1に対して、割り当て可能な帯域をシステム帯域からピコ基地局600−1の優先帯域を除いた帯域に設定することもできる。この場合、優先リソース要求部606は、第3の実施形態のマクロ基地局500−1の割り当て無線リソース設定部504と同様の方法で、ピコ基地局600−1の優先帯域となるRB数を計算し、計算結果をマクロ基地局700−1に通知する。計算結果の通知にはRNTPを用いる。RNTPは、優先帯域として要求するRB(Resource Block)では1に設定し、優先帯域として要求しないRBでは0に設定する。RBは無線帯域の割り当て単位である周波数ブロックを表す。
また、本発明はマクロ基地局の通信エリア内に複数のピコ基地局が配置された場合でも適用できる。この場合、割り当て無線リソース設定部704は、通信エリア内の全ピコ基地局数に対するABSの割合が0より大きいABS設定情報を通知したピコ基地局数の割合を計算し、その割合が割合のしきい値以上の場合のみ、ABSの割合が0より大きい中で、最も小さいABSの割合のABS設定情報に従ってABSを設定する。或いは、複数のABS設定情報の中から、ABSが重複するSubframeだけABSを設定することもできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、端末もしくは基地局における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年11月9日に出願された日本出願特願2012−246962を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 無線通信システム
100−1、100−2、600−1 ピコ基地局
200−1、200−2,400−1,500−1,700−1 マクロ基地局
300−P1−1、300−P1−2、300−P2−1、300−P2−2、300−M1−1、300−M1−2、300−M2−1、300−M2−2 端末
101、201 基地局動作部
102、202 リファレンス信号生成部
103、203 負荷測定部
104、205 送信バッファ
105、206 スケジューラ
606 優先リソース要求部
204、404,504,704 割り当て無線リソース設定部
301 端末動作部
302 通信路品質測定部

Claims (25)

  1. 第1基地局が管理する第1通信エリアと、前記第1通信エリアの少なくとも一部を包括する第2基地局が管理する第2通信エリアが存在する場合に、前記第1及び第2基地局が端末との間で無線通信に使用できる無線リソースを設定する無線リソースの設定方法であって、
    前記第1通信エリアと前記第2通信エリアの負荷を取得し、
    前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、
    前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算し、
    前記使用を制限する無線リソースの割合を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定すること、
    を有することを特徴とする無線リソース設定方法。
  2. 前記使用を制限する無線リソースの割合を計算する際に、前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標の差或いは比である相対遅延指標を計算することを更に備え、
    前記使用を制限する無線リソースの割合は、
    前記相対遅延指標が相対遅延指標の第1しきい値よりも大きい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の加算ステップだけ大きい値に更新し、
    前記相対遅延指標が相対遅延指標の第2しきい値よりも小さい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の減算ステップだけ小さい値に更新することを特徴とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線リソース設定方法。
  3. 前記使用を制限する無線リソースの割合は、
    前記第1の遅延指標と、前記第2の遅延指標と、前記第1の遅延指標及び前記第2の遅延指標の差或いは比とを用いて計算することを特徴とする請求項1に記載の無線リソース設定方法。
  4. 前記負荷は、帯域使用率、であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  5. 前記負荷は、端末数であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  6. 前記負荷は、端末の遅延時間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  7. 前記負荷は、端末のスループットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  8. 前記第2基地局が、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  9. 前記第1基地局は、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算し、その計算結果を前記第2基地局に通知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線リソース設定方法。
  10. 第1通信エリアと通信エリアが隣接または一部を包括する第2通信エリア内の端末との間で無線通信を行う基地局であって、
    前記第2通信エリアの負荷を測定する負荷測定手段と、
    前記第1通信エリアを管理する他の基地局から通知される前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、
    前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算する割当無線リソース設定手段と、
    を有することを特徴とする基地局。
  11. 前記割当無線リソース設定手段は、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標との差或いは比である相対遅延指標を計算し、前記相対遅延指標が相対遅延指標の第1しきい値よりも大きい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の加算ステップだけ大きい値に更新し、
    前記相対遅延指標が相対遅延指標の第2しきい値よりも小さい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の減算ステップだけ小さい値に更新することを特徴とする、請求項10に記載の基地局。
  12. 前記割当無線リソース設定手段は、
    前記第1の遅延指標と、前記第2の遅延指標と、前記第1の遅延指標及び前記第2の遅延指標の差或いは比とを用いて前記使用を制限する無線リソースの割合を計算することを特徴とする、請求項10に記載の基地局。
  13. 前記負荷は、帯域使用率であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  14. 前記負荷は、端末数であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  15. 前記負荷は、端末の遅延時間であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  16. 前記負荷は、端末のスループットであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の基地局。
  17. 第1通信エリアと通信エリアが隣接または一部を包括する第2通信エリアが存在し、前記第1通信エリア内の端末との間で無線通信を行う基地局であって、
    前記第1通信エリアの負荷を測定する負荷測定手段と、
    前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、
    前記第2通信エリアを管理する他の基地局から送信される前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算し、計算結果を、前記第2通信エリアを管理する前記他の基地局に通知する優先リソース要求手段と、
    を有することを特徴とする基地局。
  18. 前記優先リソース要求手段は、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標との差或いは比である相対遅延指標を計算し、前記相対遅延指標が相対遅延指標の第1しきい値よりも大きい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の加算ステップだけ大きい値に更新し、
    前記相対遅延指標が相対遅延指標の第2しきい値よりも小さい場合、直近の前記使用を制限する無線リソースの割合より所定の減算ステップだけ小さい値に更新することを特徴とする、請求項17に記載の基地局。
  19. 前記優先リソース要求手段は、
    前記第1の遅延指標と、前記第2の遅延指標と、前記第1の遅延指標及び前記第2の遅延指標の差或いは比とを用いて前記使用を制限する無線リソースの割合を計算することを特徴とする、請求項17に記載の基地局。
  20. 前記負荷は、帯域使用率であることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の基地局。
  21. 前記負荷は、端末数であることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の基地局。
  22. 前記負荷は、端末の遅延時間であることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の基地局。
  23. 前記負荷は、端末のスループットであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載の基地局。
  24. 第1基地局が管理する第1通信エリアと、前記第1通信エリアの少なくとも一部を包括する第2基地局が管理する第2通信エリアが存在する場合に、前記第1及び第2基地局が端末との間で無線通信に使用できる無線リソースを設定する無線リソース設定システムであって、
    前記第1通信エリアと前記第2通信エリアとの負荷を取得し、
    前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算し、
    前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算し、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算し、
    前記使用を制限する無線リソースの割合を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定するように構成されることを特徴とする無線リソース設定システム。
  25. 第1通信エリアと通信エリアが隣接または一部を包括する第2通信エリア内の端末との間で無線通信を行う基地局のコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記第2通信エリアの負荷を測定するステップと、
    前記第1通信エリアを管理する他の基地局から通知される前記第1通信エリアの負荷を用いて、前記第1通信エリアの第1の遅延指標を計算するステップと、
    前記第2通信エリアの負荷を用いて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースを設定した場合の前記第2通信エリアの第2の遅延指標を計算するステップと、
    前記第1の遅延指標と前記第2の遅延指標とに基づいて、前記第2通信エリアにおいて使用を制限する無線リソースの割合を計算するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2014545546A 2012-11-09 2013-06-24 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム Expired - Fee Related JP6287851B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012246962 2012-11-09
JP2012246962 2012-11-09
PCT/JP2013/003932 WO2014073132A1 (ja) 2012-11-09 2013-06-24 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014073132A1 true JPWO2014073132A1 (ja) 2016-09-08
JP6287851B2 JP6287851B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=50684263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014545546A Expired - Fee Related JP6287851B2 (ja) 2012-11-09 2013-06-24 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9426804B2 (ja)
JP (1) JP6287851B2 (ja)
WO (1) WO2014073132A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9642135B2 (en) * 2013-04-15 2017-05-02 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Method and apparatus for management of protected resource in a heterogeneous network
JP2016012906A (ja) * 2014-06-04 2016-01-21 ソニー株式会社 装置
CN105517164A (zh) * 2014-09-24 2016-04-20 中兴通讯股份有限公司 干扰调节处理方法及装置
WO2016082214A1 (en) * 2014-11-28 2016-06-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for coordinating resources among different networks
CN105451241B (zh) * 2015-12-30 2018-12-14 中国科学技术大学 异构网中基于干扰协调的最大最小公平性资源分配方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012114704A1 (en) * 2011-02-23 2012-08-30 Nec Corporation Radio resource range setting device, radio resource range setting method, and recording medium
WO2013045981A1 (en) * 2011-09-29 2013-04-04 Nokia Siemens Networks Oy Methods and apparatus for interference management

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102413478B (zh) * 2010-09-21 2015-12-02 华为技术有限公司 数据传输方法和系统
CN102469557B (zh) * 2010-11-15 2014-08-13 华为技术有限公司 接入基站方法、基站和用户设备
JP5534028B2 (ja) * 2010-12-02 2014-06-25 富士通株式会社 無線通信システム、基地局、移動局および無線通信方法
JP2012129793A (ja) 2010-12-15 2012-07-05 Ntt Docomo Inc 基地局、及び保護サブフレーム使用状況通知方法
JP5854050B2 (ja) * 2011-02-04 2016-02-09 日本電気株式会社 無線通信システム、基地局装置、無線リソース制御方法、及びプログラム
JP5564009B2 (ja) * 2011-05-27 2014-07-30 株式会社Nttドコモ 通信制御装置及び通信制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012114704A1 (en) * 2011-02-23 2012-08-30 Nec Corporation Radio resource range setting device, radio resource range setting method, and recording medium
WO2013045981A1 (en) * 2011-09-29 2013-04-04 Nokia Siemens Networks Oy Methods and apparatus for interference management

Also Published As

Publication number Publication date
US20150289263A1 (en) 2015-10-08
US9426804B2 (en) 2016-08-23
WO2014073132A1 (ja) 2014-05-15
JP6287851B2 (ja) 2018-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6206415B2 (ja) 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム
US8965435B2 (en) Wireless resource setting method, wireless communication system, wireless base station, and program
CN105723771B (zh) 在无线通信系统中调度和/或静默无线电资源的方法
EP2896260B1 (en) Enhanced inter-cell interference control
JP6287851B2 (ja) 無線リソース設定方法、基地局、無線リソース設定システム及びプログラム
EP2870712B1 (en) Method and access point for assigning sounding resources
KR20120049134A (ko) 채널 상태 정보를 측정하기 위한 방법 및 장치
JP2014509457A (ja) 無線リソース範囲設定装置、無線リソース範囲設定方法、及び、記録媒体
JP2014510421A (ja) 基地局、無線リソース割当方法、及び、記録媒体
JP2013192056A (ja) 基地局、無線通信システム、無線リソース制御方法、及びプログラム
US9078273B2 (en) Base station, communication terminal, usable radio resource setting method, and base station control program
US9363762B2 (en) Method and device for determining transmission power
EP2675204A1 (en) Server apparatus, base station apparatus, small base-station apparatus, and interference control method
WO2014073131A1 (ja) 無線リソース設定方法、システム、基地局及び非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2014136441A1 (ja) 無線通信システムにおけるカバレッジ調整方法および装置、無線通信装置ならびに管理サーバ
JP5378337B2 (ja) 無線通信システム
EP4120578A1 (en) Beam optimization based on signal measurements in neighboring cells
WO2014010153A1 (ja) 無線リソース設定方法、基地局、無線通信システム及びプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
US10299277B2 (en) Base station and processing method by base station
US20150215179A1 (en) Exchange of Throughput Profile Information for Supporting Coordinated Scheduling
WO2015015856A1 (ja) 制限時間フレームパターン推定方法、制限時間フレームパターン推定装置、そのシステム及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6287851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees