JPWO2014002338A1 - 通信装置及び通信パラメータ設定方法 - Google Patents

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Abstract

通信装置は、新たに開始されるIP通信に関する通信先IPアドレスを取得するアドレス取得部と、通信先IPアドレスに基づいて、新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定する環境判定部と、新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、上記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替えるパラメータ取得部と、を有する。

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)通信技術に関する。
IP通信では、様々な通信パラメータが用いられる。例えば、通信先及び通信元の各IPアドレス、通信先及び通信元の各ポート番号、パスMTU(Maximum Transmission Unit)、ウィンドウサイズ、RTT(Round Trip Time)、再送タイマ等が存在する。また、通信先ノードと通信可能か否か、及び、通信不能原因等もこの通信パラメータと呼ぶこともできる。以降、ここで用いる通信パラメータとは、ネットワークレイヤに依存せず、IP通信を行う上で利用され得るあらゆる情報を意味するものとする。
IP通信では、このような通信パラメータを学習し発見する機能(アルゴリズム)が存在する。このような機能やアルゴリズムにより、最適な通信パラメータが設定され、スケーラビリティ、分散協調等が実現される。例えば、パスMTUディスカバリは、経路上のリンクの最小MTUを検出する。また、スロースタートアルゴリズムは、輻輳を回避すべく、ACKを受信する度に送信するセグメント数を増加していく、即ち、ウィンドウサイズを調整する。ICMP(Internet Control Message Protocol)によれば、通信先ノードと正常に通信が行えない場合に、通信元ノードは、その旨(タイプ=3)とその原因(コード=0(Network Unreachable)、1(Host Unreachable)等)を知ることができる。以降、このような機能やアルゴリズムを単に学習機能と表記する。
しかしながら、このような学習機能自体にも負荷がかかるため、次のような手法が提案されている。下記特許文献1には、各PBN(Provider Backbone Network)に所属する全ての機器のMACアドレスの情報を格納するPBNデータベースをPBBN(Provider Backbone Bridge Network)に設け、このPBNデータベースの情報を用いて、PBBN内のラベルスイッチ転送を実現することで、PBNの数が多くなってもアドレス学習の負荷が大きくなるのを防ぐ手法が提案されている。下記特許文献2には、各コネクションで計測された最高RTT値を通信相手のホストコンピュータ毎に再送タイムアウトテーブルに登録し、その最高RTT値を新たなコネクションの再送タイマとして用いることで、コネクションごとの再送タイムアウトの計算という無駄を省く手法が提案されている。下記特許文献3には、アクセスノードと宛先ノードとの間のネットワーク全体で最適パスを選択するための時間を最小限にするための手法が提案されている。
特開2009−177282号公報 特開平5−28072号公報 特開平10−70571号公報
IP通信は、不特定多数を通信相手とし、様々なネットワーク形態上で実現される。このため、通信元ノードは、通信開始時に通信相手との間の通信環境を把握することは困難である。よって、IP通信では、全ての通信環境に対応可能なように低性能環境に合わせたフェールセーフ値が、当該通信パラメータの初期値に用いられ、その通信パラメータが、その初期値からその通信環境に応じて適正化されるように当該学習機能が実施される。このような通信パラメータの初期値設定、並びに、当該学習機能は、各通信相手に対してそれぞれ同じように実施される。
一方、各通信装置は、同一LAN(Local Area Network)上に存在する通信相手や、オーバレイネットワーク(overlay network)等のような通信経路が固定的に割り当てられている通信相手と通信する場合も少なくない。このような通信相手に関する通信環境は、通信元ノードにとって通信開始前にでも或る程度把握され得る。しかしながら、通常のIP通信では、どのような通信相手であっても同様に、セッション毎に、上述のような通信パラメータの初期値設定、及び、当該学習機能がそれぞれ実施される。このように、IP通信における通信パラメータの設定手法は効率化されていないのが現状である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、IP通信の通信パラメータを効率よく設定する技術を提供する。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の態様は、通信装置に関する。第1態様に係る通信装置は、新たに開始されるIP通信に関する通信先IPアドレスを取得するアドレス取得部と、通信先IPアドレスに基づいて、新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定する環境判定部と、新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、上記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替えるパラメータ取得部と、を有する。
第2の態様は、通信パラメータ設定方法に関する。第2態様に係る通信パラメータ設定方法は、少なくとも1つの通信装置が、新たに開始されるIP通信に関する通信先IPアドレスを取得し、通信先IPアドレスに基づいて、新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定し、新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、上記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替え、取得された汎用初期値又は特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて新たに開始されるIP通信を実行する、ことを含む。
本発明の他の態様としては、上記第1態様の構成を少なくとも1つの通信装置に実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各態様によれば、IP通信の通信パラメータを効率よく設定する技術を提供することができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1実施形態における通信元ノードのハードウェア構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態における通信元ノードの処理構成例を概念的に示す図である。 同一サブネット内の通信環境の例を概念的に示す図である。 同一サブネット内の通信環境の例を概念的に示す図である。 第1実施形態における特定パラメータ格納部の例を示す図である。 第1実施形態における通信パラメータ設定方法の例を示すフローチャートである。 第2実施形態における通信元ノードの処理構成例を概念的に示す図である。 通信経路が固定的に割り当てられている通信環境の例を概念的に示す図である。 通信経路が固定的に割り当てられている通信環境の例を概念的に示す図である。 第3実施形態における特定パラメータ格納部の例を示す図である。 第3実施形態における通信パラメータ設定方法の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる各実施形態は例示であり、本発明は以下の各実施形態の構成に限定されない。
[第1実施形態]
〔システム構成〕
図1は、第1実施形態における通信元ノード10のハードウェア構成例を概念的に示す図である。通信元ノード10は、ネットワーク1を介して通信先ノード11と通信可能に接続される。ネットワーク1は、インターネット等のような公衆網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、無線通信ネットワーク等である。なお、ネットワーク1の具体的形態については、後述する。
通信元ノード10は、例えば、バス8で相互に接続される、CPU(Central Processing Unit)5、メモリ6、入出力インタフェース(I/F)7等を有する。メモリ6は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。入出力I/F7は、ネットワーク1を介して他の通信ノード(例えば、通信先ノード11)と通信を行うNI(Network Interface)装置9と接続される。入出力I/F7は、表示装置や入力装置等のようなユーザインタフェース装置と接続されてもよい。通信先ノード11も通信元ノード10と同様のハードウェア構成を有する。
通信元ノード10は例えばクライアント装置であり、通信先ノード11は例えばサーバ装置である。なお、本実施形態では、通信元ノード10及び通信先ノード11は、IP通信可能な通信装置であれば、それらのハードウェア構成は限定されない。よって、通信元ノード10及び通信先ノード11は通信装置と呼ぶこともできる。
〔装置構成〕
図2は、第1実施形態における通信元ノード10の処理構成例を概念的に示す図である。図2に示されるように、通信元ノード10は、通信処理部20、セッション情報管理部21、初期値チェッカ22、汎用パラメータ格納部24、特定パラメータ格納部25等を有する。通信元ノード10は、CPU5によりメモリ6に格納されるプログラムが実行されることで上記各処理部を実現する。当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F7を介してインストールされ、メモリ6に格納される。
通信処理部20は、アプリケーション(図示せず)からの要求に応じて、所望の通信相手と所望のIP通信を実現する。このとき、通信処理部20は、初期値チェッカ22により取得された値を通信パラメータの初期値として用いて当該IP通信を実行する。ここでは、所望の通信として、通信先ノード11と通信元ノード10との間のセッションが例示される。セッションとは、TCP(Transmission Control Protocol)及びUDP(User Datagram Protocol)の接続単位を意味する。TCPの接続単位はコネクションとも呼ばれる。UDPはコネクションレスであるため、UDPの接続単位は当該通信の両端のIPアドレス及びポート番号で特定される。例えば、通信処理部20は、3ウェイハンドシェーク等により通信先ノード11との間のTCPコネクションの開設及び解放を行う。
セッション情報管理部21は、通信処理部20により処理される各セッションに関する情報(セッション情報)を管理する。このセッション情報は、セッション情報保持部(図示せず)で保持される。セッション情報には、各セッションで学習された通信パラメータが含まれる。例えば、スロースタートアルゴリズムにより学習されたウィンドウサイズは、セッション情報保持部に反映される。このセッション情報は、PCB(Protocol Control Block)、TCP Control Blockと呼ぶこともできる。なお、セッション情報管理部21で管理されるセッション情報は、一般的には、各セッションの解放に応じて消去される。
汎用パラメータ格納部24は、各セッションで設定される通信パラメータの、汎用的な通信環境に対応する初期値を格納する。これにより、汎用パラメータ格納部24に格納される初期値は、汎用初期値と呼ぶこともできる。汎用パラメータ格納部24に格納される汎用初期値は、上述したように、全ての通信環境に対応可能なように低性能環境に合わせたフェールセーフ値に設定される。既存のIP通信では、当該通信パラメータの初期値はこの汎用初期値に設定され、当該学習機能により適正化される。
特定パラメータ格納部25は、各セッションの通信パラメータに関する、特定通信環境に対応する初期値を格納する。これにより、特定パラメータ格納部25に格納される初期値は、特定初期値と呼ぶこともできる。特定通信環境とは、当該学習機能を働かせる前の通信開始時に或る程度把握し得る通信環境であり、第1実施形態では、特定通信環境として、通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境が例示される。ここで、特定通信環境に関する把握程度は、把握できないことを前提として最低性能環境を想定する既存のIP通信よりはより高い精度を示し、完全な精度で把握することも含まれる。
通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境であれば、通信パラメータの一つであるRTT(Round-Trip Time)の値は安定的に略一定に決めることができる。また、当該サブネット内の通信環境であれば、輻輳等も発生せず変動の少ない安定通信環境であるため、通信状況に影響を受ける他の通信パラメータの値も予め想定することができる。このように、通信元ノード10にとって、自身が所属するサブネット内の通信環境は、当該学習機能によらずとも最初から把握することができる。よって、特定パラメータ格納部25には、通信元ノード10の所属するサブネット内の通信環境に対応する特定初期値が格納される。この特定初期値は手動で設定されてもよい。
図3A及び図3Bは、通信元ノード10及び通信先ノード11における同一サブネット内の通信環境の例を概念的に示す図である。図3Aには、通信元ノード10と通信先ノード11とが、ルータを介さずに、有線で接続される例が示される。図3Aの例では、当該通信環境として、イーサネット(登録商標)の通信速度(100メガビット、ギガビット等)等を予め把握可能であるため、このような情報に対応する特定初期値が特定パラメータ格納部25に格納される。
図3Bには、通信元ノード10と通信先ノード11とが、通信元ノード10とコンバータとの間の無線と、コンバータと通信先ノード11との間の有線とで接続される例が示される。図3Bの例では、通信元ノード10とコンバータとの間の無線の仕様(通信速度等)、及び、コンバータと通信先ノード11との間のイーサネット(登録商標)の通信速度等を予め把握可能であるため、このような情報に対応する特定初期値が特定パラメータ格納部25に格納される。なお、図3Bの例では、無線通信と有線通信とのうちの低性能なほうの通信環境に対応する特定初期値が設定されればよい。
図4は、第1実施形態における特定パラメータ格納部25の例を示す図である。図4の例では、特定パラメータ格納部25には、ネットワークプレフィックスと通信パラメータの初期値とが関連付けて格納される。ネットワークプレフィックスとは、通信元ノード10が属するサブネットを示すネットワーク情報であり、IPv4(Internet Protocol version 4)におけるサブネットマスクにより得られるネットワークアドレス、IPv6(Internet Protocol version 6)におけるプレフィックス長から得られるネットワーク情報を意味する。なお、図4では、通信パラメータとしてウィンドウサイズ及びRTTが例示されるが、特定パラメータ格納部25に格納される通信パラメータの種類は制限されない。
図4の例に示されるように、通信元ノード10が複数のIPアドレスを有する場合には、特定パラメータ格納部25は、各IPアドレスが属する各サブネットにそれぞれ対応する複数のネットワークプレフィックスを格納する。
初期値チェッカ22は、通信処理部20からの要求により、その通信の通信パラメータの初期値を、汎用パラメータ格納部24及び特定パラメータ格納部25のいずれか一方から取得する。初期値チェッカ22は、アドレス取得部26、環境判定部27、パラメータ取得部28を有する。
アドレス取得部26は、通信処理部20の要求に応じて、新たに開始されるIP通信に関する通信先IPアドレスを取得する。
環境判定部27は、通信先IPアドレスに基づいて、当該新たに開始されるIP通信の通信元ノード10が特定通信環境に存在するか否かを判定する。具体的には、環境判定部27は、通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノード11が、特定通信環境としての通信元ノード10と同一サブネット内に存在するか否かを判定する。
図4の例の場合、環境判定部27は、通信先IPアドレスと特定パラメータ格納部25に格納されるネットワークプレフィックスとの間の照合を行い、照合に成功した場合に、通信先ノード11と通信元ノード10とが同一サブネット内に存在すると判定する。また、環境判定部27は、自身のIPアドレスである通信元IPアドレスを更に取得し、通信元IPアドレスのプレフィックス長(又はサブネットマスクによりマスクされるビット数)で特定されるアドレス部間でのビット比較を行うことにより、上記判定を行うようにしてもよい。この場合には、特定パラメータ格納部25は、ネットワークプレフィックスを格納しなくてもよい。
パラメータ取得部28は、当該新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値を、環境判定部27の判定結果に基づいて、汎用パラメータ格納部24及び特定パラメータ格納部25のいずれか一方から取得する。言い換えれば、パラメータ取得部28は、新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、当該判定結果に基づいて、汎用パラメータ格納部24と特定パラメータ格納部25との間で切り替える。具体的には、パラメータ取得部28は、環境判定部27により、通信先ノード11が通信元ノード10と同一サブネット内に存在すると判定された場合に、通信パラメータの初期値を特定パラメータ格納部25から取得する。一方、パラメータ取得部28は、通信先ノード11が通信元ノード10と同一サブネット内に存在しないと判定された場合に、通信パラメータの初期値を汎用パラメータ格納部24から取得する。
〔動作例〕
図5は、第1実施形態における通信パラメータ設定方法の例を示すフローチャートである。第1実施形態における図5に示される方法は、通信元ノード10により実行される。
通信元ノード10は、新たに開始しようとしているIP通信に関する通信先IPアドレスを取得する(S51)。
通信元ノード10は、取得された通信先IPアドレスに基づいて、当該新たに開始されるIP通信の通信先ノードが、通信元ノード10と同一サブネット内に存在するか否かを判定する(S52)。例えば、通信元ノード10は、通信先IPアドレスと特定パラメータ格納部25に格納されるネットワークプレフィックスとの間の照合を行い、照合に成功した場合に、通信先ノード11と通信元ノード10とが同一サブネット内に存在すると判定する。
通信元ノード10は、同一サブネット内に存在すると判定すると(S52;YES)、当該IP通信の通信パラメータの初期値として、特定パラメータ格納部25から、そのサブネットに対応する特定初期値を取得する(S53)。一方で、通信元ノード10は、同一サブネット内に存在しないと判定すると(S52;NO)、当該IP通信の通信パラメータの初期値として、汎用パラメータ格納部24から汎用初期値を取得する(S54)。
通信元ノード10は、取得された汎用初期値又は特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて、その新たに開始されるIP通信を実行する(S55)。
〔第1実施形態の作用及び効果〕
上述したように、第1実施形態では、通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境は予め或る程度把握できるため、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値とは別に、当該サブネット内の通信環境に応じた特定初期値が特定パラメータ格納部25に格納される。そして、第1実施形態では、同一サブネット内に存在する通信先ノード11と通信する場合には、そのサブネット内の通信環境に応じて決められた特定初期値がその通信パラメータの初期値として利用される。
よって、第1実施形態によれば、予め把握され得る特定通信環境に存在する通信先と通信する場合には、その特定通信環境に対応する特定初期値を通信パラメータの初期値に用いることにより、フェールセーフ値に設定される汎用初期値を用いる場合と比較して、通信パラメータの初期値をより適正な値に設定することができる。これにより、第1実施形態によれば、当該学習機能に依存することなく、いち早く通信パラメータを適正化することができる。また、第1実施形態によれば、適正化された初期値からIP通信を開始し、当該学習機能により、その通信パラメータ値を更に適正化することも可能である。このように、第1実施形態によれば、IP通信の通信パラメータを効率よく設定することができる。
[第2実施形態]
以下、上述の特定パラメータ格納部25に格納される特定初期値が自動生成される形態を第2実施形態として説明する。以下の説明では、第2実施形態に関し、第1実施形態と異なる内容を中心に説明し、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔装置構成〕
図6は、第2実施形態における通信元ノード10の処理構成例を概念的に示す図である。図6に示されるように、第2実施形態における通信元ノード10は、第1実施形態の構成に加えて、初期値生成部29を更に有する。初期値生成部29についても、他の処理部と同様にプログラムにより実現される。
初期値生成部29は、通信元ノード10に搭載されるNI装置9に関する情報を取得し、この取得された情報に基づいて特定初期値を生成し、生成された特定初期値を特定パラメータ格納部25に格納する。NI装置9に関する情報には、例えば、通信速度情報、無線か有線かを示す情報、VLAN(Virtual LAN)設定が可能か否かを示す情報等がある。初期値生成部29は、NI装置9に関する、このようなハードウェア情報、設定情報等を取得し、これら情報から当該サブネットの通信環境を推定し、当該特定初期値を生成する。初期値生成部29は、NI装置9の情報と通信パラメータの初期値との対応情報を予め保持しており、この対応情報から、当該特定初期値を生成するようにしてもよい。
また、初期値生成部29は、通信元ノード10が所属するサブネット毎にそのサブネット内の通信環境を推定するための試験を実施し、この試験により得られた情報から、特定パラメータ格納部25に格納される特定初期値を生成するようにしてもよい。その試験は、サブネット毎に最低1回実施されればよいため、セッション確立毎に実施される既存の学習及び発見機能とは異なる。その試験では、例えば、pingコマンド等で出されるICMP(Internet Control Message Protocol)のEcho Requestメッセージ等のようなプローブが利用される。なお、当該試験は、通信環境を把握し得るものであればその実現形態は制限されない。
〔第2実施形態の作用及び効果〕
第2実施形態では、通信元ノード10が所属するサブネットに対応する特定初期値が、通信元ノード10が有するNI装置9に関する情報から自動生成される。これにより、第2実施形態によれば、特定パラメータ格納部25の設定作業の労力を軽減することができ、更に、当該サブネットの通信環境を反映させた適正な特定初期値を生成することができる。
[第3実施形態]
上述の各実施形態では、特定通信環境として、通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境が例示されたが、特定通信環境は、そのような形態に限定されず、IP通信開始前から通信元ノード10が或る程度把握し得る通信環境であればよい。以下、特定通信環境として、第1実施形態における同一サブネット内の通信環境に加えて、通信元ノード10と通信先ノード11との間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境(以降、固定的通信環境と表記する)も用いられる形態を第3実施形態として説明する。以下、第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態と異なる内容を中心に説明し、それらと同一の内容については適宜省略する。
VPN(Virtual Private Network)等で構築されるオーバレイネットワークや専用線などのように通信経路が固定的に割り当てられている通信先ノード11と通信する場合には、その通信先ノード11への通信環境は、IP通信開始前から通信元ノード10により或る程度把握し得る通信環境である。これにより、特定パラメータ格納部25には、通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境に対応する特定初期値と共に、通信元ノード10と通信先ノード11との間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する特定初期値が格納される。
図7A及び図7Bは、通信元ノード10と通信先ノード11との間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境の例を概念的に示す図である。図7A及び図7Bでは、ルータを超えるため同一サブネット内ではないものの、太線で示すような通信経路が固定的に割り当てられていることが示されている。図7Bは、固定的な通信経路がVPNで実現されている態様が示されている。
図8は、第3実施形態における特定パラメータ格納部25の例を示す図である。図8の例では、特定パラメータ格納部25には、ネットワークプレフィックス又は通信先アドレスと、通信パラメータの初期値とが関連付けて格納される。固定的通信環境を示す情報として、その固定的通信環境に位置する通信先ノード11のIPアドレスが設定される。
環境判定部27は、通信先IPアドレスが特定パラメータ格納部25に格納されているか否かを判定することにより、通信先ノード11が、特定通信環境としての固定的通信環境に存在するか否かを判定する。
パラメータ取得部28は、環境判定部27の判定結果により、通信先IPアドレスが特定パラメータ格納部25に格納されていると判定された場合に、特定パラメータ格納部25から、通信先IPアドレスと関連付けられた特定初期値を取得する。
〔動作例〕
図9は、第3実施形態における通信パラメータ設定方法の例を示すフローチャートである。図9では、第1実施形態と同内容の工程については、図5と同じ符号が付されている。第3実施形態における図9に示される方法は、通信元ノード10により実行される。
通信元ノード10は、(S51)において取得された通信先IPアドレスが特定パラメータ格納部25に格納されているか否かを判定する(S91)。この判定は、その通信先IPアドレスを持つ当該新たに開始されるIP通信の通信先ノード11が固定的通信環境に所属するか否かの判定と同意である。通信元ノード10は、その通信先IPアドレスが特定パラメータ格納部25に格納されている場合(S91;YES)、当該IP通信の通信パラメータの初期値として、特定パラメータ格納部25から、その通信先IPアドレスに関連付けられた特定初期値を取得する(S92)。
一方、通信元ノード10は、その通信先IPアドレスが特定パラメータ格納部25に格納されていない場合(S91;NO)、第1実施形態と同様に、工程(S52)以降を実行する。これにより、通信元ノード10は、取得された汎用初期値又は特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて、その新たに開始されるIP通信を実行する(S55)。
〔第3実施形態の作用及び効果〕
上述のように、第3実施形態では、通信元ノード10が予め把握し得る特定通信環境に、通信元ノード10が所属するサブネット内の通信環境に加えて、固定的に通信経路が決められている通信環境を含め、このような特定通信環境に存在する通信先ノード11との通信の通信パラメータには、特定パラメータ格納部25に格納される特定初期値が利用される。これにより、第3実施形態によれば、通信元ノード10と同一サブネット内に存在しなくとも、固定的に決められている通信経路を持つ通信先ノード11とのIP通信においても、汎用初期値よりもその通信環境に適合された特定初期値を設定することができる。これにより、第1実施形態及び第2実施形態に対して通信パラメータの効率的な設定対象を拡張することができる。
[変形例]
上述の各実施形態では、通信元ノード10が、初期値チェッカ22、汎用パラメータ格納部24及び特定パラメータ格納部25を有する例が示されたが、これら各処理部は、通信元ノード10及び通信先ノード11とは別の通信装置に設けられてもよい。この場合、通信元ノード10の通信処理部20は、当該別の通信装置の初期値チェッカ22に、通信先IPアドレスを含む初期値取得要求を送り、その初期値チェッカ22から初期値を取得するようにすればよい。
なお、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数のステップ(処理)が順番に記載されているが、本実施形態で実行される処理ステップの実行順序は、その記載の順番に制限されない。本実施形態では、図示される処理ステップの順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の各実施形態及び各変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも特定され得る。但し、各実施形態及び各変形例が以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
新たに開始されるIP(Internet Protocol)通信に関する通信先IPアドレスを取得するアドレス取得部と、
前記通信先IPアドレスに基づいて、前記新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定する環境判定部と、
前記新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、前記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と前記特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替えるパラメータ取得部と、
を備える通信装置。
(付記2)
前記特定パラメータ格納部に格納される前記特定初期値は、前記特定通信環境としての前記通信装置自身と同一サブネット内の通信環境に対応し、
前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノードが、前記特定通信環境としての通信元ノードと同一サブネット内に存在するか否かを判定し、
前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先ノードが前記通信元ノードと同一サブネット内に存在すると判定された場合に、前記通信パラメータの初期値として、前記特定パラメータ格納部から前記特定初期値を取得する、
付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記通信装置に搭載されるネットワークインタフェース装置に関する情報を取得し、該取得された情報に基づいて前記特定初期値を生成し、該生成された特定初期値を前記特定パラメータ格納部に格納する初期値生成部、
を更に備える付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記特定パラメータ格納部には、前記特定通信環境としての、前記通信装置と前記通信先ノードとの間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する前記特定初期値と、前記通信先ノードのIPアドレスとが関連付けられて格納されており、
前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されているか否かを判定することにより、前記通信先ノードが、前記特定通信環境に存在するか否かを判定し、
前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されていると判定された場合に、前記特定パラメータ格納部から、前記通信先IPアドレスと関連付けられた前記特定初期値を取得する、
付記1から3のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記5)
前記汎用パラメータ格納部と、
前記特定パラメータ格納部と、
前記パラメータ取得部により取得された前記汎用初期値又は前記特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて前記新たに開始されるIP通信を実行する通信処理部と、
を更に備える付記1から4のいずれか1つに記載の通信装置。
(付記6)
少なくとも1つの通信装置が、
新たに開始されるIP(Internet Protocol)通信に関する通信先IPアドレスを取得し、
前記通信先IPアドレスに基づいて、前記新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定し、
前記新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、前記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と前記特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替え、
取得された前記汎用初期値又は前記特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて前記新たに開始されるIP通信を実行する、
ことを含む通信パラメータ設定方法。
(付記7)
前記特定パラメータ格納部に格納される前記特定初期値は、前記特定通信環境としての前記通信装置自身と同一サブネット内の通信環境に対応しており、
前記判定は、前記通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノードが、前記特定通信環境としての通信元ノードと同一サブネット内に存在するか否かを判定し、
前記取得先の切り替えは、前記環境判定部により、前記通信先ノードが前記通信元ノードと同一サブネット内に存在すると判定された場合に、前記通信パラメータの初期値として、前記特定パラメータ格納部から前記特定初期値を取得する、
付記6に記載の通信パラメータ設定方法。
(付記8)
前記少なくとも1つの通信装置が、
前記通信装置に搭載されるネットワークインタフェース装置に関する情報を取得し、
前記取得された情報に基づいて前記特定初期値を生成し、
前記生成された特定初期値を前記特定パラメータ格納部に格納する、
ことを更に含む付記7に記載の通信パラメータ設定方法。
(付記9)
前記特定パラメータ格納部には、前記特定通信環境としての、前記通信装置と前記通信先ノードとの間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する前記特定初期値と、前記通信先ノードのIPアドレスとが関連付けられて格納されており、
前記判定は、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されているか否かを判定することにより、前記通信先ノードが、前記特定通信環境に存在するか否かを判定し、
前記取得先の切り替えは、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されていると判定された場合に、前記特定パラメータ格納部から、前記通信先IPアドレスと関連付けられた前記特定初期値を取得する、
付記6から8のいずれか1つに記載の通信パラメータ設定方法。
(付記10)
少なくとも1つのコンピュータに、付記6から9のいずれか1つに記載の方法を実行させるプログラム。
(付記11)
付記10に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録する記録媒体。
この出願は、2012年6月25日に出願された日本出願特願2012−141987号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (14)

  1. 新たに開始されるIP(Internet Protocol)通信に関する通信先IPアドレスを取得するアドレス取得部と、
    前記通信先IPアドレスに基づいて、前記新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定する環境判定部と、
    前記新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、前記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と前記特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替えるパラメータ取得部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記特定パラメータ格納部に格納される前記特定初期値は、前記特定通信環境としての前記通信装置自身と同一サブネット内の通信環境に対応し、
    前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノードが、前記特定通信環境としての通信元ノードと同一サブネット内に存在するか否かを判定し、
    前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先ノードが前記通信元ノードと同一サブネット内に存在すると判定された場合に、前記通信パラメータの初期値として、前記特定パラメータ格納部から前記特定初期値を取得する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置に搭載されるネットワークインタフェース装置に関する情報を取得し、該取得された情報に基づいて前記特定初期値を生成し、該生成された特定初期値を前記特定パラメータ格納部に格納する初期値生成部、
    を更に備える請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記特定パラメータ格納部には、前記特定通信環境としての、前記通信装置と前記通信先ノードとの間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する前記特定初期値と、前記通信先ノードのIPアドレスとが関連付けられて格納されており、
    前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されているか否かを判定することにより、前記通信先ノードが、前記特定通信環境に存在するか否かを判定し、
    前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されていると判定された場合に、前記特定パラメータ格納部から、前記通信先IPアドレスと関連付けられた前記特定初期値を取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記汎用パラメータ格納部と、
    前記特定パラメータ格納部と、
    前記パラメータ取得部により取得された前記汎用初期値又は前記特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて前記新たに開始されるIP通信を実行する通信処理部と、
    を更に備える請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 少なくとも1つの通信装置が、
    新たに開始されるIP(Internet Protocol)通信に関する通信先IPアドレスを取得し、
    前記通信先IPアドレスに基づいて、前記新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定し、
    前記新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、前記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と前記特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替え、
    取得された前記汎用初期値又は前記特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて前記新たに開始されるIP通信を実行する、
    ことを含む通信パラメータ設定方法。
  7. 前記特定パラメータ格納部に格納される前記特定初期値は、前記特定通信環境としての前記通信装置自身と同一サブネット内の通信環境に対応しており、
    前記判定は、前記通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノードが、前記特定通信環境としての通信元ノードと同一サブネット内に存在するか否かを判定し、
    前記取得先の切り替えは、前記環境判定部により、前記通信先ノードが前記通信元ノードと同一サブネット内に存在すると判定された場合に、前記通信パラメータの初期値として、前記特定パラメータ格納部から前記特定初期値を取得する、
    請求項6に記載の通信パラメータ設定方法。
  8. 前記少なくとも1つの通信装置が、
    前記通信装置に搭載されるネットワークインタフェース装置に関する情報を取得し、
    前記取得された情報に基づいて前記特定初期値を生成し、
    前記生成された特定初期値を前記特定パラメータ格納部に格納する、
    ことを更に含む請求項7に記載の通信パラメータ設定方法。
  9. 前記特定パラメータ格納部には、前記特定通信環境としての、前記通信装置と前記通信先ノードとの間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する前記特定初期値と、前記通信先ノードのIPアドレスとが関連付けられて格納されており、
    前記判定は、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されているか否かを判定することにより、前記通信先ノードが、前記特定通信環境に存在するか否かを判定し、
    前記取得先の切り替えは、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されていると判定された場合に、前記特定パラメータ格納部から、前記通信先IPアドレスと関連付けられた前記特定初期値を取得する、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の通信パラメータ設定方法。
  10. 少なくとも1つの通信装置に、
    新たに開始されるIP(Internet Protocol)通信に関する通信先IPアドレスを取得するアドレス取得部と、
    前記通信先IPアドレスに基づいて、前記新たに開始されるIP通信の通信先ノードが特定通信環境に存在するか否かを判定する環境判定部と、
    前記新たに開始されるIP通信で用いられる通信パラメータの初期値の取得先を、前記判定結果に基づいて、汎用的な通信環境に対応する汎用初期値を格納する汎用パラメータ格納部と前記特定通信環境に対応する特定初期値を格納する特定パラメータ格納部との間で切り替えるパラメータ取得部と、
    を実現させるプログラム。
  11. 前記特定パラメータ格納部に格納される前記特定初期値は、前記特定通信環境としての前記通信装置自身と同一サブネット内の通信環境に対応し、
    前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが示すネットワーク情報に基づいて、通信先ノードが、前記特定通信環境としての通信元ノードと同一サブネット内に存在するか否かを判定し、
    前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先ノードが前記通信元ノードと同一サブネット内に存在すると判定された場合に、前記通信パラメータの初期値として、前記特定パラメータ格納部から前記特定初期値を取得する、
    請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記少なくとも1つの通信装置に、
    前記通信装置に搭載されるネットワークインタフェース装置に関する情報を取得し、該取得された情報に基づいて前記特定初期値を生成し、該生成された特定初期値を前記特定パラメータ格納部に格納する初期値生成部、
    を更に実現させる請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記特定パラメータ格納部には、前記特定通信環境としての、前記通信装置と前記通信先ノードとの間の通信経路が固定的に割り当てられている通信環境に対応する前記特定初期値と、前記通信先ノードのIPアドレスとが関連付けられて格納されており、
    前記環境判定部は、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されているか否かを判定することにより、前記通信先ノードが、前記特定通信環境に存在するか否かを判定し、
    前記パラメータ取得部は、前記環境判定部により、前記通信先IPアドレスが前記特定パラメータ格納部に格納されていると判定された場合に、前記特定パラメータ格納部から、前記通信先IPアドレスと関連付けられた前記特定初期値を取得する、
    請求項10から12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. 前記少なくとも1つの通信装置に、
    前記汎用パラメータ格納部と、
    前記特定パラメータ格納部と、
    前記パラメータ取得部により取得された前記汎用初期値又は前記特定初期値を通信パラメータの初期値として用いて前記新たに開始されるIP通信を実行する通信処理部と、
    を更に実現させる請求項10から13のいずれか1項に記載のプログラム。
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