JPWO2014002270A1 - 溝加工方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置 - Google Patents

溝加工方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置 Download PDF

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Abstract

回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する溝加工方法であって、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具を用いて、溝部の延びる方向に沿った工具経路にて回転工具を相対的に移動させてワークを加工する加工工程を含む。加工工程は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更して複数回の加工を行う。

Description

本発明は、溝加工方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置に関する。
従来の技術においては、回転工具を回転させて、ワークの切削等の加工を行う工作機械が知られている。また、このような工作機械において回転工具の経路を所定の軸の座標等により指定し、ワークに対して回転工具を自動的に移動させながら加工を行う数値制御式の工作機械が知られている。
工作機械では、ワークの表面に溝部を形成する溝加工を行うことができる。溝加工においては、エンドミル等の回転工具によりワークを切削しながら、ワークと回転工具との相対位置を変更することにより、所望の方向に延びる溝部を形成することができる。
特開平11−347823号公報(特許文献1)においては、エンドミルの往復移動を行う深い溝の加工において、切削抵抗の向きと大きさを工具送り方向に対して一定にする切削加工方法が開示されている。この溝の加工においては、往路と復路とにおいて切削する深さを互いに異なる様に設定することにより切削抵抗を等しくしている。この加工方法により、溝の曲がりや偏り等の形状精度の悪化を防止できることが開示されている。
特開平11−347823号公報
円柱状の部材の周方向の表面に溝部が形成されている円筒カム等を製造する場合には、ワークに対する回転工具の位置を相対的に回転させながら溝部を形成することができる。すなわち、所定の回転軸の周りに回転する相対移動を行うことにより、円周方向の表面に溝部を形成することができる。
ところで、ワークの表面に溝幅の大きな溝部を形成する場合には、溝幅と同一の直径を有する大型の回転工具を用いることができる。大型の回転工具を溝部の延びる方向に沿って移動させることにより、所望の幅の溝部を形成することができる。しかしながら、この場合には、回転工具が摩耗した場合等に溝幅の微調整が行えないという問題がある。また、溝幅を変更するためには所望の溝幅と同一の直径を有する回転工具を準備しなければならないという問題がある。
一方で、溝幅の大きな溝部を形成する場合には、回転工具を遊星回転運動させる専用の工具ヘッド(偏心ホルダ)を使用することができる。しかしながら、遊星回転運動を行う専用の工具ヘッドは、剛性が小さいために切り込み量を大きくすることができない。このために工具ヘッドの送り速度を小さく設定する必要がある。また、回転工具は自転しながら公転するために、切削を行なう面に接触していない時間が長くなる。これらの理由から遊星回転運動を行う工具ヘッドを用いる場合には、加工時間が長くなるという問題がある。また、円筒カム等の溝部を形成する場合には、加工精度が低く、所望の溝幅にて精度良く加工することができないという問題があった。
本発明の溝加工方法は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する溝加工方法であって、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具を用いて、溝部の延びる方向に沿った工具経路にて回転工具を相対的に移動させてワークを加工する加工工程を含む。加工工程は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更して、複数回の加工を行う。
上記発明においては、加工工程は、溝部の溝幅を直径にした円の中心軸と回転工具の中心軸とが平行になるように回転工具の傾きを設定することができる。
上記発明においては、加工工程は、溝部の延びる方向に沿って回転工具を往復移動させる往復移動工程を含み、往復移動工程の往路では溝部の一方の側面を加工し、往復移動工程の復路では回転工具の自転の回転方向を往路と同一に維持しながら溝部の他方の側面を加工することができる。
上記発明においては、溝部の溝幅を直径にした円に内接する範囲は、溝部の側面の加工を行う範囲と溝部の側面の加工を行わない範囲とを有し、加工工程は、溝部の側面の加工を行う範囲内で回転工具の相対位置を変更して複数回の加工を行うことができる。
上記発明においては、溝部の延びる方向に対して垂直な方向を基準方向とした場合に、基準方向に対して予め定められた角度の範囲の内部にて、ワークに対する回転工具の相対位置を変更して複数回の加工を行うことができる。
本発明の工作機械の制御装置は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する工作機械の制御装置であって、溝部の溝幅と同一の直径を有する仮想の回転工具にて溝部を形成するための入力情報を読み取る入力情報読取部と、入力情報に基づいて、溝部の延びる方向に回転工具を相対移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備える。経路設定部は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する。
上記発明においては、経路設定部は、入力情報に基づいて仮想の回転工具にて溝部を形成する時の仮想的な進行方向を設定する仮想進行方向設定部と、仮想的な進行方向を用いて、回転工具を配置する範囲を設定する範囲設定部と、回転工具を配置する範囲の内部に回転工具を配置する複数個の位置を設定する位置設定部とを含むことができる。
上記発明においては、溝部の溝幅を直径にした円に内接する範囲は、溝部の側面の加工を行う範囲と溝部の側面の加工を行わない範囲とを有し、位置設定部は、溝部の側面の加工を行う範囲内で回転工具の位置を設定することができる。
上記発明においては、範囲設定部は、仮想的な進行方向に対して垂直な方向を基準方向に設定し、基準方向に対して予め定められた角度の範囲を設定することにより、回転工具を配置する範囲を設定することができる。
本発明の工具経路生成装置は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する工具経路を生成する工具経路生成装置であって、ワークの形状データを読み取る形状データ読取部と、形状データに基づいて、溝部の延びる方向に回転工具を相対移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備える。経路設定部は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する。
本発明によれば、ワークに溝部を形成する場合に短い加工時間にて精度良く加工を行なうことができる溝加工方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置を提供することができる。
実施の形態における数値制御式の工作機械の概略図である。 実施の形態において溝加工を行うワークと溝部の概略図である。 比較例の回転工具を用いて溝加工を行うときのワークと溝部の概略図である。 比較例の回転工具を用いて溝加工を行うときの回転工具の中心軸の軌跡を説明する図である。 比較例の回転工具を用いて溝加工を行うときの仮想進行方向と溝部の側面を加工している部分とを説明する概略図である。 実施の形態の回転工具を用いて溝加工を行うときの概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、1回目の往路の加工と復路の加工とを説明する概略図である。 実施の形態の溝加工方法において、2回目の往路の加工と復路の加工とを説明する概略図である。 実施の形態の溝加工方法において、3回目の往路の加工と復路の加工とを説明する概略図である。 実施の形態の溝加工方法において、1回目の往路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、1回目の復路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、2回目の往路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、2回目の復路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、3回目の往路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態の溝加工方法において、3回目の復路の加工を説明する概略断面図である。 実施の形態におけるワークを加工する加工システムの概略図である。 実施の形態における工作機械の制御装置の制御を説明するフローチャートである。 比較例の回転工具の仮想進行方向を説明する概略断面図である。 実施の形態の工作機械の制御装置の制御において、回転工具の仮想進行方向と、回転工具を配置する範囲とを説明する概略図である。 スキャロップ高さを説明する概略図である。 実施の形態における他の加工システムの概略図である。
図1から図21を参照して、実際の形態における溝加工方法、工作機械の制御装置および工具経路生成装置について説明する。本実施の形態の工作機械としては、主軸が水平方向に延びている横形マシニングセンタを例示して説明する。
図1は、本実施の形態における数値制御式の工作機械の概略図である。工作機械10は、工場等の床面に設置されるベッド12を備える。ベッド12の上面には、Z軸ガイドレール28が固定されている。本実施の形態におけるZ軸は、水平方向である。Z軸ガイドレール28は、Z軸方向(図1において左右方向)に延びるように配置されている。
本実施の形態における工作機械10は、回転工具22とワーク1とを相対移動させる移動装置を備えている。Z軸ガイドレール28の上面には、テーブル14が配置されている。テーブル14は、Z軸ガイドレール28に対して摺動可能に配置されている。テーブル14は、Z軸に沿って移動する。テーブル14の上面には、B軸方向にワーク1を回転させるための数値制御式のロータリテーブル42が配置されている。ロータリテーブル42の上面には、ワーク用の保持部材40を介してワーク1が固定される。
ベッド12の上面には、X軸ガイドレール36が固定されている。本実施の形態におけるX軸は、Z軸に直交し、更に水平方向(図1の紙面に垂直方向)に延びる。X軸ガイドレール36は、X軸に沿って延びるように形成されている。X軸ガイドレール36には、コラム16が摺動可能に配置されている。コラム16は、X軸に沿って移動する。
コラム16において、ワーク1に対向する前面には、Y軸ガイドレール34が固定されている。本実施の形態におけるY軸は、X軸およびZ軸に直交する方向に延びる。Y軸ガイドレール34は、Y軸に沿って延びている。Y軸ガイドレール34上には、主軸ヘッド18が配置されている。主軸ヘッド18は、Y軸ガイドレール34に摺動可能に形成されている。主軸ヘッド18は、Y軸に沿って移動する。主軸ヘッド18は、主軸20を回転自在に支持するように形成されている。
本実施の形態の移動装置は、ワーク1に対して回転工具22をZ軸方向に相対移動させるZ軸移動装置を含む。本実施の形態においては、ベッド12の内部において、テーブル14の下側にはZ軸送りねじ24が配置されている。Z軸送りねじ24は、Z軸方向に延びている。テーブル14の下面には、ナット26が固定されている。ナット26は、Z軸送りねじ24に螺合する。Z軸送りねじ24の一方の端部にはZ軸サーボモータ25が連結されている。Z軸サーボモータ25を駆動して、Z軸送りねじ24を回転させることにより、ナット26がZ軸方向に移動する。テーブル14は、ナット26の移動と共に、Z軸ガイドレール28に沿って移動する。この結果、ワーク1がZ軸方向に移動する。
本実施の形態の工作機械10は、ワーク1に対して回転工具22をX軸方向に相対移動させるX軸移動装置を備える。X軸移動装置は、Z軸移動装置と同様に、ベッド12の内部において、コラム16の下側に配置されているX軸送りねじを含む。X軸送りねじは、X軸方向に延びるように形成されている。コラム16の下面にはX軸送りねじに螺合するナット37が固定されている。X軸送りねじの一端にはX軸サーボモータ38が連結されている。X軸サーボモータ38を駆動し、X軸送りねじを回転させることにより、ナット37がX軸方向に移動する。コラム16は、ナット37の移動とともに、X軸ガイドレール36に沿って移動する。この結果、回転工具22がX軸方向に移動する。
本実施の形態の工作機械10は、ワーク1に対して回転工具22をY軸方向に相対移動させるY軸移動装置を備える。コラム16の内部にはY軸送りねじ32が配置されている。Y軸送りねじ32は、Y軸方向に延びるように形成されている。主軸ヘッド18の背面には、Y軸送りねじ32に螺合するナット30が固定されている。Y軸送りねじ32の上端にはY軸サーボモータ31が連結されている。Y軸サーボモータ31を駆動し、Y軸送りねじ32を回転させることにより、ナット30がY軸方向に移動する。主軸ヘッド18は、ナット30の移動と共に、Y軸ガイドレール34に沿って移動する。この結果、回転工具22がY軸方向に移動する。
本実施の形態の工作機械10は、ワーク1に対して回転工具22をB軸方向に相対移動させるB軸移動装置を備える。ロータリテーブル42は、ワーク1を回転させるためのB軸サーボモータ43を含む。B軸サーボモータ43が駆動することにより、ワーク1がB軸方向に回転する。
主軸20の先端には回転工具22が配置されている。本実施の形態においては、回転工具22としてエンドミルが装着されている。主軸20には、回転工具22を回転させるためのモータ23が接続されている。モータ23が駆動することにより、回転工具22は、主軸の中心軸を回転軸として自転する。
本実施の形態における工作機械10は、直線送り軸(X軸、Y軸、Z軸)と回転送り軸(B軸)を有し、回転工具22を回転させながら、コラム16、主軸ヘッド18、テーブル14を各々X軸、Y軸、Z軸方向に動作させることにより、テーブル14に固定されたワーク1を所望形状に切削加工することができる。更に、ロータリテーブル42を駆動することにより、ワーク1をB軸周りに回転させることができる。本実施の形態における工作機械10は、B軸を有する4軸の工作機械として機能する。
本実施の形態においては、図1に示す工作機械10を用いて、ワーク1の表面に溝部を形成する溝加工方法を行う。
図2に、本実施の形態におけるワーク1の概略平面図を示す。本実施の形態においては円柱状のワーク1の周方向の表面に溝部66を形成する。溝部66は、ワーク1の表面に螺旋状に延びる。このような溝部66を形成する溝加工を行うことにより、例えば円筒カム等を製造することができる。
図1および図2を参照して、ワーク1に溝部66を形成する場合には、ワーク1の中心軸1aがY軸と平行になる様に、ワーク1をロータリテーブル42に固定する。また、中心軸1aがロータリテーブル42の回転軸と一致するようにワーク1を固定する。ワーク1の加工においては、X軸方向およびY軸方向の移動に加えてB軸方向にワーク1を回転させる。
本実施の形態における溝加工方法では、溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する第1の回転工具としての回転工具22を用いて切削加工を行う。回転工具22としては、例えば、エンドミルを用いることができる。本実施の形態における溝部66は、断面形状がほぼ四角形であり、一方の側面66aおよび他方の側面66bを有する。
本実施の形態における溝部66の深さは一定になるように形成される。また、溝部66の溝幅も一定になる様に形成される。このような溝部66を形成する場合には、切削の時の回転工具22の深さ方向の相対位置(Z軸の位置)を変化させずに、ワーク1の表面に沿って、X軸の位置、Y軸の位置およびB軸の位置を変化させる制御を行う。
本実施の形態の溝加工方法は、回転工具22を溝部66の形状に沿って往復移動させる往復移動工程を含む。往復移動工程の往路では、溝部66の一方の側面66aを加工する。矢印95に示すように、回転工具22を溝部66の延びる方向に相対移動させることにより溝部66の一方の側面66aを加工する。本実施の形態の工作機械10においては、矢印92に示すようにY軸方向にワーク1を移動させながら、矢印91に示すように中心軸1aの周りにワーク1を回転させることにより、ワーク1と回転工具22との相対移動を行う。回転工具22が、予め定められた溝部66の端部まで到達したときには、回転工具22をX軸方向とY軸方向に移動して復路の位置に配置する。この後に、相対移動する向きを変えて復路の加工を行う。
往復移動工程の復路では、溝部66の他方の側面66bを加工する。回転工具22を溝部66の延びる方向に相対移動させることにより溝部66を形成する。本実施の形態においては、矢印94に示すように、X軸方向とY軸方向にワーク1を移動させながら、矢印93に示すようにワーク1を回転させることにより、ワーク1と回転工具22との相対移動を行う。
ところで、溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22にて溝部66の側面66a,66bの加工を1回行った状態では、所望の形状の溝部66を形成することができずに、溝部66の側面66a,66bにおいて深さ方向のいずれかの部分に削り残しが生じる。ここで、溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22にて溝部66の側面を加工した場合の削り残しについて説明する。
図3に、比較例の回転工具を用いた時のワーク1の概略平面図を示す。第2の回転工具としての比較例の回転工具81は、溝部66の溝幅と同一の直径を有する。回転工具81を用いる場合には、矢印95に示すように、溝部66の延びる方向に沿って1回の相対移動を行うことにより、溝部66を形成することができる。本実施の形態の工作機械10においては、ワーク1を矢印92に示すようにY軸方向に移動させながら、矢印91に示すようにワーク1を中心軸1aの周りに回転させることにより、溝部66を形成することができる。比較例の回転工具81を用いる場合には、1回の加工にて一方の側面66aおよび他方の側面66bを形成することができる。
図4に、比較例の回転工具81を用いたときの回転工具81の中心軸81aの軌跡を説明する概略図を示す。図4に示す例では、回転工具81の中心軸81aが、ワーク1の半径方向と平行になるように回転工具81を配置する。すなわち、中心軸81aの延長上にワーク1の中心軸1aが配置される。
回転工具81は、矢印98に示すように中心軸81aの周りに自転している。回転工具81は、一方の端部がワーク1の内部に挿入される。展開図71は、ワーク1の周方向の表面を、矢印96に示すように展開した図である。ワーク1の周方向の表面において、中心軸81aが通る軌跡71aが示されている。また、回転工具81は、先端における中心軸81a上の点、すなわち工具先端点を有する。展開図72は、工具先端点を通るワーク1の円周方向の面を矢印97に示すように展開した図である。展開図72には、工具先端点の軌跡72aが示されている。
ワーク1の表面における工具中心軸81a上の点の軌跡71aと、工具先端点の軌跡72aとを比較すると、軌跡の形状が互いに異なることが分かる。回転工具81に対してワーク1が回転する時の回転半径が互いに異なるために、それぞれの点の軌跡が異なる。このために、ワーク1に対する回転工具81の相対的な進行方向が溝部66の深さ方向で異なる。
図5に、ワーク1に対して比較例の回転工具81を移動させたときに、中心軸81aが移動する向きを説明する概略図を示す。矢印101は、回転工具81の深さ方向において所定の点における仮想進行方向を示している。仮想進行方向は、ワーク1を停止させて回転工具が移動すると仮定したときの仮想的な進行方向である。中心軸81aの延びる方向において、仮想進行方向が変化することが分かる。すなわち、溝部66の深さ方向において、仮想進行方向が変化することが分かる。
矢印102は、矢印101の方向に垂直な方向を示している。矢印102と回転工具81の表面との交点が接触箇所81bになる。接触箇所81bは、ワーク1に接触し、溝部66の側面66a,66bを形成する部分である。この場合に、接触箇所81bの線は、回転工具81の中心軸81aとは互いに平行にならないという特性を有する。なお、図5に示す例においては、接触箇所81bが直線状であるが、接触箇所81bが曲線状になる場合もある。
溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22を使用する場合には、中心軸22aが仮想の回転工具81の中心軸81aと平行になるような傾きで配置することができる。即ち、中心軸22aが溝部の溝幅を直径にした円84の中心軸とほぼ平行になるように配置することができる。また回転工具22の表面が、回転工具81を用いた場合の回転工具81の表面の位置に接触するように配置することができる。この時に、回転工具22の中心軸22aは、回転工具81の中心軸81aからずれた位置になる。すなわち、中心軸22aはワーク1の直径からずれた位置になる。ここで、中心軸22aの位置をどのように選んでも、1回の加工では回転工具22の表面が接触箇所81bの全てを通過することができない。このために、回転工具22を配置して切削加工を行うと、溝部66の深さ方向において一部の領域では削り残しが生じる。回転工具22を用いて、1回の加工で溝部66の側面66aまたは側面66bを形成しようとしても、所望の側面の形状を得ることができない特性を有する。
そこで、本実施の形態における溝加工方法では、溝部66の一つの側面を形成するために、ワーク1に対する回転工具22の相対位置を変更して複数回の加工を行う。
図6に、本実施の形態における溝加工方法を説明する概略断面図を示す。本実施の形態における溝加工方法は、矢印99に示す溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22を用いる。図6は、溝部66の一方の側面66aの加工を例示している。
本実施の形態の溝加工方法では、回転工具22の中心軸22aが、溝部66の深さ方向と平行になるように回転工具22の傾きを設定する。すなわち、回転工具22を配置するための円84の中心軸が、ワーク1の直径と平行になる様に回転工具22の傾きを設定している。
本実施の形態の溝加工方法では、溝部66の一方の側面66aに対して、少しずつ回転工具21の位置を変更しながら、複数回の加工を行っている。すなわち、回転工具22の経路を少しずつ変更して一方の側面66aを形成している。図6に示す例においては、1回目の側面66aの加工においては、位置85aに回転工具22を配置する。そして、矢印103に示すように、溝部66の延びる方向に沿って回転工具22を相対的に移動させている。2回目の側面66aの加工においては、位置85bに回転工具22を配置して、溝部66の延びる方向に沿って回転工具22を相対的に移動させる。さらに、3回目の側面66aの加工においては、位置85cに回転工具22を配置して、溝部66の延びる方向に沿って回転工具22を相対的に移動させている。それぞれの位置85a,85b,85cは、溝部66の溝幅を直径とする円84に内接するように設定されている。
復路の加工においても、往路の加工と同様に、溝部66の他方の側面66bを形成するために、回転工具22の位置を変えて複数回の加工を行っている。本実施の形態では往路および復路において、回転工具22の位置を変えて3回の加工を行っている。一つの側面を形成するための加工の回数は、任意の回数を選択することができる。加工の回数を多くすることにより、溝部の形状の精度を向上させることができる。
図7に、1回目の加工における回転工具22の往路の位置と復路の位置とを説明する概略断面図を示す。矢印100は、回転工具22の自転する方向を示しており、往路および復路で同一の回転方向が採用されている。1回目の往路の加工においては、位置85aに回転工具22を配置する。回転工具22を、矢印103に示すように溝部66の延びる形状に沿って移動させることにより、一方の側面66aの加工を行う。1回目の復路の加工においては、位置86aに回転工具22を配置する。回転工具22を、矢印104に示すように、溝部66の延びる形状に沿って移動させることにより、他方の側面66bの加工を行う。
図8に、2回目の加工における回転工具22の往路の位置と復路の位置とを説明する概略断面図を示す。2回目の加工では、往路において位置85bに回転工具22を配置して、矢印103に示す方向に移動させることにより、一方の側面66aを加工する。復路においては、位置86bに回転工具22を配置して、矢印104に示す方向に移動させることにより、他方の側面66bを加工する。
図9に、3回目の加工における回転工具22の往路の位置と復路の位置とを説明する概略断面図を示す。3回目の加工においても、1回目の加工および2回目の加工と同様に、往路において位置85cに回転工具22を配置して、一方の側面66aの加工を行なっている。復路において位置86cに回転工具22を配置して、他方の側面66bの加工を行なっている。
本実施の形態における溝加工方法では、往路における回転工具22の位置85a,85b,85cと、復路における回転工具22の位置86a,86b,86cとが互いに対称な位置になる。たとえば、1回目の加工において、往路の位置85aと、復路の位置86aとは、円84の中心点84aに対して対称な位置になる。すなわち、位置85aの工具先端点と、位置86aの工具先端点とは、円84の中心点84aに対して互いに対称な位置に設定している。
図10に、1回目の加工の往路において一方の側面66aの加工を行なっているときの概略断面図を示す。図11に、1回目の加工の復路において、他方の側面66bの加工を行なっているときの概略断面図を示す。それぞれの図においては、最終的に形成する最終加工面67が示されている。複数回の加工を行なうことにより、溝部66の側面66a,66bが最終加工面67に一致するように加工を行う。
1回目の加工の往路においては、一方の側面66aの上部を、最終加工面67とほぼ同一になるように切削することができる。ところが、一方の側面66aの下部においては、最終加工面67までの加工を行なうことができずに削り残りが生じる。1回目の加工の復路においては、他方の側面66bの下部を最終加工面67まで切削することができる。ところが、他方の側面66bの上部においては、最終加工面67まで切削することができずに削り残りが生じる。
図12に、2回目の往路の加工を行っているときの概略断面図を示す。図13に、2回目の復路の加工を行っているときの概略断面図を示す。2回目の加工の往路においては、一方の側面66aの下部を最終加工面67に近づけるように加工することができる。また、2回目の復路においては、他方の側面66bの上部を最終加工面67に近づけるように加工することができる。
図14に、3回目の往路の加工を行っているときの概略断面図を示す。図15に、3回目の復路の加工を行っているときの概略断面図を示す。3回目の往路および復路においては、一方の側面66aおよび他方の側面66bの削り残りを切削することができる。この結果、溝部66を最終加工面67の形状に一致させることができる。
このように、本実施の形態における溝加工方法は、溝部66の延びる方向に沿った工具経路にて、回転工具22を相対的に移動させてワーク1を加工する加工工程を含む。加工工程は、ワーク1に形成する溝部66の溝幅を直径にした円84に内接するように回転工具22を配置する。そして、ワーク1に対する回転工具22の相対位置を変更して複数回の加工を行っている。この方法を採用することにより、回転工具の直径よりも溝幅の大きな溝部を短時間で形成することができる。また、溝幅と同一の直径を有する回転工具を用いなくても、高い精度で溝部の加工を行うことができる。また、生成する溝部の溝幅が変化しても工具ヘッドの変換等は必要なく、溝幅よりも小さな直径を有する回転工具にて溝部を形成することができる。
たとえば、回転工具を遊星回転運動させる専用の工具ヘッドを使用する場合よりも短時間で加工を行うことができる。図6を参照して、回転工具を遊星回転運動させる専用の工具ヘッドでは、円84に回転工具が内接するように公転運動を行なう。ところが、遊星回転運動させるために工具ヘッドの剛性を高くすることができずに切削量が小さく制限されてしまう。これに対して、本実施の形態の溝加工方法では、ワークの切削量を大きくすることができて短時間で溝加工を行うことができる。
また、回転工具を遊星回転運動させる場合には、回転工具がワークに接触していない領域が多く存在するために時間がかかる。これに対して、本実施の形態における溝加工方法では、溝部66を形成するために必要な領域のみに回転工具の経路を設定することができて、短時間で溝加工を行うことができる。
たとえば、図6に示すように、溝部66の溝幅を直径にした円84に内接する範囲は、溝部66の側面の加工を行う範囲と溝部66の側面の加工を行わない範囲とを有する。溝部の側面に接近する範囲では、溝部66の側面の加工を行うが、これ以外の矢印105に示す範囲では、溝部66の側面の加工に寄与しない。このために、矢印105に示す範囲を避けて回転工具22を配置することにより、加工時間を短くすることができる。このように、溝部66の側面66a,66bの加工を行う範囲の内部において回転工具22の相対位置を変更して複数回の加工を行うことにより、加工時間を短縮することができる。
本実施の形態の溝加工方法においては、往路において一方の側面66aを加工して、復路において他方の側面66bを加工している。この溝加工方法を採用することにより、往路と復路とにおいて、溝部66を形成することができて、所望の形状の溝部を短時間で形成することができる。なお、溝加工においては、一方の側面を連続して複数回加工した後に、他方の側面を連続して複数回加工しても構わない。
さらに、本実施の形態においては、回転工具22の自転の回転方向を維持しながら、往路では溝部66の一方の側面66aを加工し、復路では溝部66の他方の側面66bを加工している。すなわち、往路と復路とにおいて、回転工具22の回転方向を同一に維持している。この方法を採用することにより、往路および復路において切削条件を同一にすることができる。すなわち、往路および復路において、ダウンカットまたはアップカットのいずれか一方の加工方法にて溝部を形成することができる。このため、一方の側面と他方の側面との加工精度をほぼ同一にすることができる。
次に、本実施の形態における溝加工方法を行う工作機械の制御装置および工具経路生成装置について説明する。
図16に、本実施の形態における工作機械10と、工作機械10に入力する入力数値データ54を生成する装置とを備える加工システムの概略図を示す。本実施の形態においては、CAD(computer aided design)装置51にてワーク1の形状を設計する。CAD装置51は、ワーク1の形状データ52をCAM(computer aided manufacturing)装置53に供給する。形状データ52にはワーク1に形成する溝部66の形状のデータが含まれている。
CAM装置53においては、形状データ52に基づいて、工作機械10の制御装置55に入力するための入力情報としての入力数値データ54が生成される。本実施の形態における入力数値データ54は、溝部66の溝幅と同一の直径を有する比較例の回転工具81を用いて溝部を形成するときの数値データである。
本実施の形態における数値制御式の工作機械10は、制御装置55を備える。本実施の形態における制御装置55は、演算処理装置を含む。演算処理装置は、演算処理等を行うマイクロプロセッサ(CPU)、記憶装置としてのROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、およびその他の周辺回路を有する。
制御装置55は、入力数値データ54を用いて、出力数値データ62を生成する。出力数値データ62は、溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22を用いたときの機械に対する指令が含まれている。出力数値データ62には、溝部66を形成するために複数回の加工を行う工具経路の情報が含まれている。本実施の形態においては、出力数値データ62には、ワーク1に対して回転工具22を相対移動させる数値データが含まれている。
本実施の形態における制御装置55は、入力情報読取部として機能する数値データ読取部56と、経路設定部57とを含む。数値データ読取部56は、入力数値データ54を読込む機能を有する。経路設定部57は、読み込んだ入力数値データ54に基づいて出力数値データ62を生成する。本実施の形態における経路設定部57は、仮想進行方向設定部58と、範囲設定部59と、位置設定部60とを含む。出力数値データ62は、数値制御部63に入力される。数値制御部63は、出力数値データ62に基づいて各軸サーボモータ64を駆動する。各軸サーボモータ64には、X軸サーボモータ38、Y軸サーボモータ31、Z軸サーボモータ25およびB軸サーボモータ43が含まれる。
図17に、本実施の形態の工作機械の制御装置における制御のフローチャートを示す。図16および図17を参照して、制御装置55の数値データ読取部56には、CAM装置53により生成された入力数値データ54が入力される。本実施の形態における入力数値データ54は、溝部66の溝幅と同一の直径を有する回転工具81を用いたときの工具先端点の経路を示すデータを含む。入力数値データ54は、例えば、XYZ軸の座標値とABC軸の回転角度とによって構成されている。制御装置55に入力する入力情報としては、上記の数値データに限られず、回転工具の直径が溝部66の溝幅と同一である時の回転工具の任意の部分の経路を示す入力情報を採用することができる。たとえば、入力情報はマクロコードにて作成されていても構わない。
制御装置55においては、はじめにステップ121において、数値データ読取部56により、入力数値データ54を読み込む。ステップ122においては座標値列を出力する。ここでの座標値列は、XYZ軸の座標値およびABC軸の回転角度によって構成されている。
次に、経路設定部57において、溝部66の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22を用いて加工を行なうための工具経路を設定する。ステップ123において、経路設定部57の仮想進行方向設定部58は、工作機械10のデータを読み込む。工作機械10のデータには、工作機械10の軸構成および座標系などが含まれる。次に、ステップ124において、仮想進行方向設定部58は仮想進行方向を算出する。
図18に、仮想進行方向を説明する概略断面図を示す。仮想進行方向は、ワーク1が停止していたと仮定したときのワーク1に対する回転工具81の進行方向である。仮想進行方向としては、たとえば、回転工具81の工具先端点81cが進行する方向を採用することができる。図18に示す例では、回転工具81の位置を変更せずに、ワーク1を矢印91に示す向きに回転している。すなわち、回転工具81の中心軸81aは停止した状態であり、ワーク1を回転させている。このときに、ワーク1が停止していると仮定すると、回転工具81の仮想進行方向は、矢印101に示す方向になる。仮想進行方向は、例えば、XYZ軸における単位長さのベクトルにて設定することができる。
図19に、本実施の形態における溝加工を行っているときの回転工具および溝部の概略平面図を示す。図19においては、直径の小さな回転工具22を用いた例を示している。仮想進行方向は、矢印101に示す方向である。すなわち、仮想進行方向は、円84の直径と同一の直径を有する仮想の回転工具81が、溝部66の延びる方向に沿って進行する時の方向を示している。
図16および図17を参照して、ステップ124までは、溝幅と同一の直径を有する比較例の回転工具81を用いた場合を想定している。次に、回転工具81の仮想進行方向に基づいて、溝幅よりも小さな直径を有する回転工具22の工具経路を設定する。制御装置55の範囲設定部59において、回転工具22を配置する範囲を設定する。
範囲設定部59は、ステップ125において加工設定データを読み込む。加工設定データには、溝部66の溝幅、溝部66の深さおよび回転工具22の直径等が含まれる。ステップ126においては、加工設定データと仮想進行方向とを用いて、回転工具22を配置する範囲を設定する。
図19には、回転工具22を配置する範囲89が示されている。回転工具22は、範囲89のうち、溝幅と同一の直径を有する円84に内接するように配置される。本実施の形態においては、矢印101に示す仮想進行方向に垂直な基準方向を設定する。矢印102に示す方向が基準方向である。基準方向に対して、予め定められた角度88の範囲を、回転工具22を配置する範囲89に設定している。なお、予め定められた角度88としては、回転工具22が溝部66の側面を加工する位置になるように、回転工具22が空回りしない範囲を設定することが好ましい。すなわち、予め定められた角度88の範囲は、ワークの加工をしないエアカットのみの工具経路がない範囲を設定することが好ましい。
図16および図17を参照して、次に、位置設定部60において、回転工具22を配置する位置の設定を行なう。位置設定部60は、ステップ127において、加工設定データを読み込む。加工設定データとしては、スキャロップ高さおよび工具の直径などが含まれる。
図20に、スキャロップ高さを説明する概略図を示す。本実施の形態においては、円84に内接するように、回転工具22の位置85a,85b,85cを設定している。このために、回転工具22の位置に応じて矢印106に示すスキャロップ高さが定まる。また、スキャロップ高さは、回転工具22の直径にも依存する。例えば、回転工具22を配置する範囲89の内部において、回転工具22を配置する位置の数を多くする。そして、回転工具22を配置する位置同士の間隔を小さくすることにより、スキャロップ高さを小さくすることができる。すなわち、溝部の側面を加工する回数を増加することにより、スキャロップ高さを小さくすることができる。
図16および図17を参照して、ステップ128においては、加工設定データに基づいて回転工具22の位置を設定することができる。すなわち、回転工具22を配置する範囲の内部において、複数個の回転工具22の位置を設定する。回転工具22の位置は、例えば、XYZ軸の座標値で表すことができる。または、例えば、ステップ122において出力した座標値列からの差を出力することができる。
次に、位置設定部60は、ステップ129において、出力数値データ62を出力する。出力数値データ62は、例えば、XYZ軸の座標と、ABC軸における回転工具22とワーク1との相対的な角度により設定することができる。
このように本実施の形態における制御装置55は、出力数値データ62を生成する。数値制御部63は、出力数値データ62に基づいて各軸サーボモータ64を駆動する。これにより、ワーク1と回転工具22との相対位置を調整することができる。
本実施の形態における経路設定部57は、ワーク1に形成する溝部66の溝幅を直径にした円84に回転工具22が内接するように、ワーク1に対する回転工具22の相対位置を変更した複数回の工具経路を設定している。また、設定した工具経路にて加工を行っている。この構成により、本実施の形態における溝加工方法と同様に短時間で精度良く溝部を形成することができる。
また、本実施の形態における経路設定部57は、入力数値データ54に基づいて比較例の回転工具81にて溝部66を形成する時の仮想的な進行方向を設定する仮想進行方向設定部58と、仮想的な進行方向を用いて回転工具22を配置する範囲を設定する範囲設定部59と、回転工具22を配置する範囲に対して、複数個の回転工具22の位置を設定する位置設定部60とを含む。この構成を採用することにより、簡易な構成にて回転工具22の複数回の工具経路を設定することができる。
また、本実施の形態における範囲設定部59は、仮想進行方向に対して垂直な方向を基準方向に設定し、基準方向に対して予め定められた角度の範囲を設定することにより、回転工具22を配置する範囲を設定している。この構成により、溝部66の延びる方向に追従するように、回転工具22を配置する範囲を容易に設定することができる。
本実施の形態の回転工具22を配置する範囲の設定においては、溝部66の全体にわたって、基準方向に対する予め定められた一つの角度を用いている。回転工具22を配置する範囲の設定においては、この形態に限られず、溝部の場所によって基準方向に対する角度を変化させても構わない。例えば、溝部を平面視したときに、曲線状の部分と直線状の部分とで、回転工具を配置する範囲を変更しても構わない。
また、溝部の溝幅を直径にした円84に内接する範囲は、溝部66の側面66a,66bの加工を行う範囲と溝部66の側面の加工を行わない範囲とを有する。位置設定部60は、溝部66の側面66a,66bの加工を行う範囲の内部においてワーク1に対する回転工具22の相対位置を設定することが好ましい。この構成により、溝加工の加工時間を短縮することができる。
本実施の形態の上記の説明においては、CAD装置が出力した形状データに基づいて、CAM装置にて入力数値データを生成している。この入力数値データを用いて、工作機械の制御装置で回転工具の経路となる出力数値データを作成しているが、この形態に限られず、CAD装置から出力される形状データを用いて、CAM装置の内部で出力数値データを作成しても構わない。
図21に、本実施の形態におけるCAD装置と工具経路生成装置とを備える加工システムの概略図を示す。CAD装置51にて形状データ52が生成されることは、図16に示す加工システムと同様である。本実施の形態における工具経路生成装置75は、CAM装置の機能を有する。また、工具経路生成装置75は、形状データ52に基づいて、複数回の加工を行なう工具経路の出力数値データ62を生成する機能を有する。
本実施の形態における工具経路生成装置75は、形状データ読取部76と、経路設定部77とを備える。本実施の形態における形状データ読取部76は、ワーク1の加工を行なった後の形状データ52を読み取る。経路設定部77は、ワーク1の形状データ52に基づいて、溝部66の溝幅よりも直径の小さな回転工具22を用いて、溝部66の延びる方向に相対移動させる工具経路を設定する。
経路設定部77は、例えば、図16に記載の加工システムのCAM装置53、数値データ読取部56および経路設定部57の機能を有する。経路設定部77は、たとえば、形状データ52に基づいて、比較例の回転工具81の経路を示す入力数値データ54を生成する。入力数値データ54を用いて回転工具22の経路を示す出力数値データ62を生成する。このときに、ワーク1に形成する溝部66の溝幅を直径にした円84に内接するように、ワーク1に対する回転工具22の相対位置を変更した複数回の工具経路を設定することができる。経路設定部は、この形態に限られず、入力数値データを生成しなくても構わない。即ち、経路設定部は、形状データから仮想進行方向、回転工具を配置する範囲および配置する位置等を算出し、出力数値データを生成しても構わない。
出力数値データ62は、工作機械10に入力される。工作機械10の制御装置55は、出力数値データ62を用いて各軸サーボモータ64を駆動する。ワーク1に対して回転工具22を相対的に移動させることができる。
本実施の形態における工具経路生成装置においても、短時間で精度良く溝部を形成できる工具経路を生成することができる。
本実施の形態の回転工具22とワーク1とを相対移動させる移動装置は、X軸およびYにおいては、ワーク1に対して回転工具22を移動させており、Z軸およびB軸においては、回転工具22に対してワーク1を移動するように形成されているが、この形態に限られず、移動装置は、ワークおよび回転工具のうち少なくとも一方がそれぞれの軸に関して移動可能に形成されていれば構わない。
本実施の形態においては、仮想進行方向を算出し、仮想進行方向に基づいて回転工具を配置する範囲および回転工具の位置を設定しているが、この形態に限られず、仮想進行方向を用いずに回転工具の位置を設定しても構わない。たとえば、溝部の延びる方向に基づいて回転工具の位置を設定しても構わない。
本実施の形態における数値制御式の工作機械は、1つの回転送り軸と複数の直線送り軸とを有するが、この形態に限られず、回転送り軸と他の任意の送り軸とを有する数値制御式の工作機械に本発明を適用することができる。たとえば、回転送り軸と1つの直線送り軸を有する数値制御式の工作機械、2つ以上の回転送り軸を有する数値制御式の工作機械等に本発明を適用することができる。
本実施の形態においては、溝部の深さおよび溝部の溝幅が一定になる溝加工を例示して説明したが、この形態に限られず、溝部の深さが変化する加工および溝部の溝幅が変化する加工にも本発明を適用することができる。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、請求の範囲に示される変更が含まれている。
1 ワーク
1a 中心軸
10 工作機械
20 主軸
22 回転工具
22a 中心軸
25 Z軸サーボモータ
31 Y軸サーボモータ
38 X軸サーボモータ
42 ロータリテーブル
43 B軸サーボモータ
51 CAD装置
52 形状データ
53 CAM装置
54 入力数値データ
55 制御装置
56 数値データ読取部
57 経路設定部
58 仮想進行方向設定部
59 範囲設定部
60 位置設定部
62 出力数値データ
66 溝部
66a,66b 側面
75 工具経路生成装置
76 形状データ読取部
77 経路設定部
81 回転工具
84 円
85a,85b,85c 位置
86a,86b,86c 位置
88 角度
89 範囲
本発明の溝加工方法は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する溝加工方法であって、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具を用いて、溝部の延びる方向に沿った工具経路にて回転送り軸でワークに対する回転工具の位置を相対的に回転させながら、他の送り軸で回転工具とワークとを相対的に移動させてワークを加工する加工工程を含む。加工工程は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更して、複数回の加工を行う。
本発明の工作機械の制御装置は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する工作機械の制御装置であって、溝部の溝幅と同一の直径を有する仮想の回転工具にて溝部を形成するための入力情報を読み取る入力情報読取部と、入力情報に基づいて、溝部の延びる方向に沿って回転送り軸でワークに対する回転工具の位置を相対的に回転させながら、他の送り軸で回転工具とワークとを相対的に移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備える。経路設定部は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する。
本発明の工具経路生成装置は、回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながらワークに溝部を形成する工具経路を生成する工具経路生成装置であって、ワークの形状データを読み取る形状データ読取部と、形状データに基づいて、溝部の延びる方向に沿って回転送り軸でワークに対する回転工具の位置を相対的に回転させながら、他の送り軸で回転工具とワークとを相対的に移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備える。経路設定部は、ワークに形成する溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、ワークに対する回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する。

Claims (10)

  1. 回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて回転工具とワークとを相対的に移動させながら前記ワークに溝部を形成する溝加工方法であって、
    前記溝部の溝幅よりも小さな直径を有する前記回転工具を用いて、前記溝部の延びる方向に沿った工具経路にて前記回転工具を相対的に移動させて前記ワークを加工する加工工程を含み、
    前記加工工程は、前記ワークに形成する前記溝部の溝幅を直径にした円に前記回転工具が内接するように、前記ワークに対する前記回転工具の相対位置を変更して、複数回の加工を行うことを特徴とする、溝加工方法。
  2. 前記加工工程は、前記溝部の溝幅を直径にした円の中心軸と前記回転工具の中心軸とが平行になるように前記回転工具の傾きを設定する、請求項1に記載の溝加工方法。
  3. 前記加工工程は、前記溝部の延びる方向に沿って前記回転工具を往復移動させる往復移動工程を含み、
    前記往復移動工程の往路では前記溝部の一方の側面を加工し、前記往復移動工程の復路では前記回転工具の自転の回転方向を往路と同一に維持しながら前記溝部の他方の側面を加工する、請求項1に記載の溝加工方法。
  4. 前記溝部の溝幅を直径にした前記円に内接する範囲は、前記溝部の側面の加工を行う範囲と前記溝部の側面の加工を行わない範囲とを有し、
    前記加工工程は、前記溝部の側面の加工を行う範囲内で前記回転工具の相対位置を変更して複数回の加工を行う、請求項1に記載の溝加工方法。
  5. 前記溝部の延びる方向に対して垂直な方向を基準方向とした場合に、前記基準方向に対して予め定められた角度の範囲の内部にて、前記ワークに対する前記回転工具の相対位置を変更して複数回の加工を行う、請求項1に記載の溝加工方法。
  6. 回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながら前記ワークに前記溝部を形成する工作機械の制御装置であって、
    前記溝部の溝幅と同一の直径を有する仮想の回転工具にて前記溝部を形成するための入力情報を読み取る入力情報読取部と、
    前記入力情報に基づいて、前記溝部の延びる方向に前記回転工具を相対移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備え、
    前記経路設定部は、前記ワークに形成する前記溝部の溝幅を直径にした円に前記回転工具が内接するように、前記ワークに対する前記回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する、工作機械の制御装置。
  7. 前記経路設定部は、前記入力情報に基づいて前記仮想の回転工具にて前記溝部を形成する時の仮想的な進行方向を設定する仮想進行方向設定部と、
    前記仮想的な進行方向を用いて、前記回転工具を配置する範囲を設定する範囲設定部と、
    前記回転工具を配置する範囲の内部に前記回転工具を配置する複数個の位置を設定する位置設定部とを含む、請求項6に記載の工作機械の制御装置。
  8. 前記溝部の溝幅を直径にした前記円に内接する範囲は、前記溝部の側面の加工を行う範囲と前記溝部の側面の加工を行わない範囲とを有し、
    前記位置設定部は、前記溝部の側面の加工を行う範囲内で前記回転工具の位置を設定する、請求項7に記載の工作機械の制御装置。
  9. 前記範囲設定部は、前記仮想的な進行方向に対して垂直な方向を基準方向に設定し、前記基準方向に対して予め定められた角度の範囲を設定することにより、前記回転工具を配置する範囲を設定する、請求項7に記載の工作機械の制御装置。
  10. 回転送り軸と他の送り軸とを組み合わせて、溝部の溝幅よりも小さな直径を有する回転工具とワークとを相対的に移動させながら前記ワークに前記溝部を形成する工具経路を生成する工具経路生成装置であって、
    前記ワークの形状データを読み取る形状データ読取部と、
    前記形状データに基づいて、前記溝部の延びる方向に前記回転工具を相対移動させる工具経路を設定する経路設定部とを備え、
    前記経路設定部は、前記ワークに形成する前記溝部の溝幅を直径にした円に回転工具が内接するように、前記ワークに対する前記回転工具の相対位置を変更した複数回の加工の工具経路を設定する、工具経路生成装置。
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