JPWO2013183231A1 - 通信システム、通信制御方法、通信中継システム、及び、通信中継制御方法 - Google Patents

通信システム、通信制御方法、通信中継システム、及び、通信中継制御方法 Download PDF

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Abstract

通信システム1000は、複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える。複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられる。通信システム1000は、複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定部1001を備える。通信中継システムは、IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送するパケット伝送部1002を備える。

Description

本発明は、複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムに関する。
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムが知られている。この種の通信システムにおいて、複数の情報処理装置のそれぞれには、互いに異なるIPアドレスが割り当てられる。
通信中継システムは、あるIPアドレスが宛先として設定されたパケットを外部装置から受信した場合、当該IPアドレスが割り当てられた情報処理装置へ当該パケットを送信する。従って、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を変更するためには、外部装置がパケットの宛先として設定するIPアドレスを変更する必要がある。
このため、例えば、特許文献1に記載の通信システムは、DNS(Domain Name System)を用いる。この通信システムにおいて、DNSサーバは、情報処理装置に割り当てられたホスト名又はドメイン名と、IPアドレスと、を対応付けたテーブルを記憶している。外部装置としてのクライアント端末は、ホスト名又はドメイン名に対応付けられたIPアドレスをDNSサーバから取得する。
そして、クライアント端末は、取得されたIPアドレスが宛先として設定されたパケットを通信システムへ送信する。従って、この通信システムにおいては、DNSサーバが記憶しているテーブルを変更することにより、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を変更することができる。
特開2007−243564号公報
ところで、上記通信システムにおいて、ホスト名又はドメイン名と、IPアドレスと、の組を表す情報は、DNSサーバ以外のキャッシュ装置(例えば、キャッシュサーバ等)により保持される。そして、外部装置がIPアドレスを取得する際、このキャッシュ装置により保持されている情報が使用される場合がある。
従って、DNSサーバが記憶しているテーブルが変更されてから、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置が実際に変更されるまでに、比較的長い遅延時間を要する。即ち、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を迅速に変更することができない。このため、例えば、情報処理装置としてのサーバ装置が、外部装置としてのクライアント端末に提供するサービスが中断してしまう場合が生じる、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を迅速に変更することができない場合が生じること」を解決することが可能な通信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信システムは、
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備えるシステムである。
更に、上記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられる。
加えて、上記通信システムは、
上記複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段を備え、
上記通信中継システムは、
上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段を備える。
また、本発明の他の形態である通信制御方法は、
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムに適用される方法である。
更に、この通信制御方法は、
上記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
上記複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記通信中継システムが上記外部装置から受信した場合、上記通信中継システムが当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送する方法である。
また、本発明の他の形態である通信中継システムは、
複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継するシステムである。
更に、上記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられる。
加えて、上記通信中継システムは、
上記複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段と、
上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態である通信中継制御方法は、
複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムに適用される方法である。
更に、この通信中継制御方法は、
上記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
上記複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送する方法である。
本発明は、以上のように構成されることにより、あるIPアドレスが宛先として設定されたパケットが到達する情報処理装置を迅速に変更することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る通信中継装置の機能を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る管理装置の機能を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るサーバ装置の機能を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの作動を表すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの作動を表すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの作動を表すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの作動を表すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係る通信システムの作動を表すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係る通信システムの構成を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、通信システム、通信制御方法、通信中継システム、及び、通信中継制御方法、の各実施形態について図1〜図10を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係る通信システム1は、複数のサーバ装置(情報処理装置)11,12,…と、管理装置21と、を備える。複数のサーバ装置11,12,…、及び、管理装置21は、IP(Internet Protocol)網を構成するサーバ側通信網NW1を介して、互いに通信可能に接続されている。
サーバ側通信網NW1は、少なくとも1つ(本例では、複数)の通信中継装置(例えば、スイッチ装置、及び、ルータ装置等)により構成されている。
サーバ側通信網NW1には、IP網を構成するクライアント側通信網NW2を介して、複数のクライアント装置(外部装置)41,42,…が互いに通信可能に接続されている。クライアント側通信網NW2は、少なくとも1つ(本例では、複数)の通信中継装置(例えば、スイッチ装置、及び、ルータ装置等)により構成されている。
なお、管理装置21、及び、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置は、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれと、複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれと、の間のパケットの伝送を中継する通信中継システムを構成している。本例では、通信中継システムは、非特許文献1に記載のOpenFlow方式に従ったシステムである。
「OpenFlow Specification, Version 1.2」、[online]、2011年12月、The OpenNetworking Foundation、[平成24年5月16日検索]、インターネット<URL:https://www.opennetworking.org/images/stories/downloads/openflow/openflow-spec-v1.2.pdf>
複数のサーバ装置11,12,…、及び、管理装置21のそれぞれは、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、及び、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))を備える。
複数のサーバ装置11,12,…、及び、管理装置21のそれぞれは、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。なお、複数のサーバ装置11,12,…、及び、管理装置21、のそれぞれの機能は、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれは、パーソナル・コンピュータである。なお、複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれは、携帯電話端末、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)、スマートフォン、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等であってもよい。
複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれは、図示しない中央処理装置(CPU)、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD))、入力装置(本例では、キーボード、及び、マウス)、及び、出力装置(本例では、ディスプレイ)を備える。
複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれは、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。なお、複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれの機能は、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
本例では、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれと、複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれと、は、SIP(Session Initiation Protocol)に従って通信を行うように構成される。即ち、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれは、SIPサーバを構成している。なお、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれと、複数のクライアント装置41,42,…のそれぞれと、は、SIP以外の通信方式に従って通信を行うように構成されていてもよい。
複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれには、同じIPアドレス群が割り当てられる。本例では、IPアドレス群は、複数(本例では、2つ)の異なるIPアドレスからなる。具体的には、IPアドレス群は、第1のIPアドレスIP1と、第2のIPアドレスIP2と、からなる。
なお、IPアドレス群は、1つのIPアドレスのみからなっていてもよい。また、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれには、上記IPアドレス群以外のIPアドレスが更に割り当てられていてもよい。
(機能)
図2は、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31の機能を表すブロック図である。この機能は、回路等のハードウェアにより実現されている。なお、この機能は、通信中継装置31が備えるCPUがプログラムを実行することにより、実現されていてもよい。
通信中継装置31の機能は、転送先管理部(送信先設定手段の一部)301と、パケット転送部(パケット伝送手段)302と、を備える。
転送先管理部301は、通信フローを特定するための通信フロー特定情報と、当該通信フローの転送先となる装置(通信中継装置、又は、サーバ装置)を特定するための転送先特定情報と、を対応付けて保持(記憶)している。
ここで、通信フロー(トラフィックフロー)は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける、物理層(第1層、L1)、データリンク層(第2層、L2)、ネットワーク層(第3層、L3)、及び、トランスポート層(第4層、L4)の各層の任意のアドレス及び識別子の組み合わせにより特定される、一群の通信トラフィックである。通信トラフィックは、予め定められた形式を有する単位データ(本例では、パケット)である。
例えば、通信フローは、MAC(Medium Access Control)アドレス、IPアドレス、ポート番号、及び、ペイロードとしてのデータの任意の組み合わせにより特定される、一群の通信トラフィックであってもよい。
転送先管理部301は、後述するように、管理装置21により送信された通信網制御情報を受信する。通信網制御情報は、転送先管理部301が保持している、通信フロー特定情報及び転送先特定情報を更新(追加、変更、又は、削除)するための情報である。転送先管理部301は、受信された通信網制御情報に基づいて、保持している通信フロー特定情報及び転送先特定情報を更新する。
パケット転送部302は、他の装置(通信中継装置31、又は、サーバ装置11,12,…)からパケットを受信する。パケット転送部302は、受信されたパケットの転送先を、転送先管理部301により保持されている通信フロー特定情報及び転送先特定情報に基づいて決定する。即ち、パケット転送部302は、受信されたパケットが構成する通信フローを特定するための通信フロー特定情報と対応付けて記憶されている転送先特定情報により特定される装置を、当該パケットの転送先として特定する。
そして、パケット転送部302は、受信されたパケットを、特定された転送先へ送信(転送)する。即ち、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、IPアドレスが宛先として設定されたパケットをクライアント装置41,42,…から受信した場合、当該受信されたパケットを、設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段を構成している、と言うことができる。
図3に示したように、管理装置21の機能は、サービス管理部201と、通信網管理部(送信先設定手段の一部)202と、障害監視部203と、を備える。
サービス管理部201は、複数のサーバ装置11,12,…の間で、処理継続用情報を共有する旨を指示する共有指示を、当該複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれへ送信する。
処理継続用情報は、サーバ装置11,12,…とクライアント装置41,42,…との間で伝送されたパケットに基づく処理(本例では、サーバ装置11,12,…からクライアント装置41,42,…へサービスを提供するための処理)を継続するための情報である。例えば、処理継続用情報は、パケットに含まれるペイロードとしてのデータ、パケットの連続性を検証するためのシーケンス番号、及び、処理を識別するための情報等を含む。また、共有指示は、当該共有指示の送信先であるサーバ装置11,12,…のそれぞれを特定するための共有サーバ特定情報を含む。
本例では、サービス管理部201は、サーバ装置(第1のサーバ装置)11、及び、サーバ装置(第2のサーバ装置)12のそれぞれへ、共有指示を送信する。なお、サービス管理部201は、3つ以上のサーバ装置11,12,…へ共有指示を送信するように構成されていてもよい。
サービス管理部201は、共有指示の送信先であるサーバ装置11,12,…のそれぞれを特定するための共有サーバ特定情報を記憶する。
また、サービス管理部201は、現時点にて提供中のサービスの提供元であるサーバ装置11,12,…を特定するための提供元特定情報と、当該サービスの提供先であるクライアント装置41,42,…を特定するための提供先特定情報と、を対応付けて保持(記憶)している。
サービス管理部201は、後述するように、サーバ装置11,12,…により送信されたサービス状態情報を受信する。サービス状態情報は、サービス管理部201が保持している、提供元特定情報及び提供先特定情報を更新(追加、変更、又は、削除)するための情報である。サービス管理部201は、受信されたサービス状態情報に基づいて、保持している提供元特定情報及び提供先特定情報を更新する。
また、サービス管理部201は、後述する障害監視部203によって、現時点にて提供中のサービスの提供元であるサーバ装置(第1のサーバ装置)11において障害の発生が検知された場合、当該第1のサーバ装置11と処理継続用情報を共有しているサーバ装置のうちの、障害の発生が検知されていないサーバ装置(第2のサーバ装置)12へ、処理継続指示を送信する。処理継続指示は、処理継続用情報に基づいて、サーバ装置11,12,…とクライアント装置41,42,…との間で伝送されたパケットに基づく処理を継続する旨を指示する情報である。
通信網管理部202は、先ず、第1のサーバ装置11を、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケット(通信フロー)の送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。更に、通信網管理部202は、第2のサーバ装置12を、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
このように、通信網管理部202は、複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが割り当てられたサーバ装置11,12,…の1つを、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように構成される。
これによれば、複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットを適切にサーバ装置11,12,…へ伝送することができる。
その後、通信網管理部202は、現時点にて提供中のサービスの提供元であるサーバ装置(第1のサーバ装置)11において障害の発生が検知された場合、上記パケットの送信先を第2のサーバ装置12へ切り替える。具体的には、通信網管理部202は、第2のサーバ装置12を、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
障害監視部203は、複数のサーバ装置11,12,…のそれぞれに対して、障害の発生を監視する。本例では、障害監視部203は、予め設定された監視周期が経過する毎に、予め定められた障害監視信号をサーバ装置11,12,…へ送信する。
そして、障害監視部203は、サーバ装置11,12,…から、障害監視信号に応答する応答信号を受信した場合、当該サーバ装置11,12,…において障害が発生していないと判定する(障害の発生を検知しない)。一方、サーバ装置11,12,…から応答信号を受信しなかった場合、当該サーバ装置11,12,…において障害が発生していると判定する(障害の発生を検知する)。
なお、予め設定された送信周期が経過する毎に、サーバ装置11,12,…が予め定められた正常通知信号を送信するように構成されている場合、障害監視部203は、障害監視信号を送信することなく、当該正常通知信号の受信の有無に基づいて、障害の発生を監視するように構成されていることが好適である。
図4に示したように、サーバ装置11の機能は、サービス処理部(応答時送信元設定手段)101と、データ共有部(処理継続用情報伝送手段)102と、サービス状態情報通知部103と、を備える。なお、サーバ装置11以外のサーバ装置12,…もサーバ装置11と同様の機能を備える。
サービス処理部101は、サーバ装置11とクライアント装置41,42,…との間で伝送されたパケットに基づく処理(本例では、サーバ装置11からクライアント装置41,42,…へサービスを提供するための処理(サービス処理))を実行する。例えば、サービス処理部101は、クライアント装置41,42,…からサービス開始要求を受信した場合、当該クライアント装置41,42,…へサービス処理の実行を開始する。
サービス処理の実行中、サービス処理部101は、クライアント装置41,42,…から受信したパケットに応答するために当該クライアント装置41,42,…へ送信するパケットの送信元として、当該受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを設定するように構成される。
例えば、サービス処理部101は、OS(Operating System)に組み込まれているbind関数を用いることにより、受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを取得する。更に、サービス処理部101は、RawSocket機能を用いることにより、取得されたIPアドレスが送信元として設定されたパケットを生成する。
これによれば、クライアント装置41,42,…とサーバ装置11,12,…との間で確実にパケットを授受することができる。即ち、クライアント装置41,42,…とサーバ装置11,12,…との間で適切に通信を行うことができる。
サービス処理部101は、サービス処理を実行中、当該サービス処理を継続するための処理継続用情報を保持する。
サービス処理部101は、管理装置21から処理継続指示を受信した場合、後述するデータ共有部102が記憶している処理継続用情報に基づいて、サービス処理を継続する。
データ共有部102は、管理装置21から共有指示を受信した場合、当該共有指示に含まれる共有サーバ特定情報により特定される他のサーバ装置12,…との間で処理継続用情報を共有するように、処理継続用情報を送受信する。
これによれば、パケットの送信先が第1のサーバ装置11から第2のサーバ装置12へ変更された場合、第1のサーバ装置11が実行していた処理を、第2のサーバ装置12が継続して実行することができる。従って、サーバ装置11,12,…からクライアント装置41,42,…へ提供されるサービスが中断することを回避することができる。
具体的には、データ共有部102は、自装置(サーバ装置11)が実行中のサービス処理に係る処理継続用情報を、他のサーバ装置へ送信する。更に、データ共有部102は、他のサーバ装置が実行中のサービス処理に係る処理継続用情報を当該他のサーバ装置から受信し、受信した処理継続用情報を記憶する。
本例では、データ共有部102は、共有指示を受信した後、予め設定された更新周期が経過する毎に、自装置が実行中のサービス処理に係る処理継続用情報を、他のサーバ装置12,…へ送信するように構成される。なお、データ共有部102は、共有指示を受信した後、自装置が実行中のサービス処理に係る処理継続用情報が変更される毎に、当該処理継続用情報を、他のサーバ装置12,…へ送信するように構成されていてもよい。
これによれば、第1のサーバ装置11において障害が発生した場合であっても、既に伝送されていた処理継続用情報を用いることにより、第1のサーバ装置11が実行していた処理を、第2のサーバ装置12が継続して実行することができる。
サービス状態情報通知部103は、サービス処理の実行が開始した場合、サービス処理の実行が終了した場合、及び、サービス処理を継続した場合、サービス状態情報を管理装置21へ送信する。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について、図5及び図6を参照しながら説明する。
先ず、管理装置21は、第1のサーバ装置11を、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
更に、管理装置21は、第2のサーバ装置12を、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する(図5のステップS101)。
これにより、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、クライアント装置41,42,…により送信され、且つ、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットを受信した場合、当該パケットを第1のサーバ装置11へ伝送する。同様に、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、クライアント装置41,42,…により送信され、且つ、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットを受信した場合、当該パケットを第2のサーバ装置12へ伝送する。
次いで、管理装置21は、共有指示を、第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12のそれぞれへ送信する(図5のステップS102)。共有指示は、第1のサーバ装置11及び第2のサーバ装置12のそれぞれを特定するための共有サーバ特定情報を含む。
これにより、第1のサーバ装置11及び第2のサーバ装置12は、第1のサーバ装置11及び第2のサーバ装置12間の処理継続用情報の共有を開始する(図5のステップS103)。具体的には、第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12のそれぞれは、予め設定された更新周期が経過する毎に、自装置が実行中のサービス処理に係る処理継続用情報を、他のサーバ装置へ送信する。第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12のそれぞれは、受信した処理継続用情報を記憶する。
次いで、管理装置21は、第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12のそれぞれにおける障害の発生(障害発生)の監視を開始する(図5のステップS104)。
具体的には、管理装置21は、予め設定された監視周期が経過する毎に、予め定められた障害監視信号を、第1のサーバ装置11及び第2のサーバ装置12のそれぞれへ送信する。そして、管理装置21は、第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12のそれぞれから、障害監視信号に応答する応答信号を予め設定された待機時間内に受信したか否かに基づいて、障害が発生したか否かを判定する。
その後、クライアント装置41は、サービスの提供を要求する(図5のステップS105)。具体的には、クライアント装置41は、サービスの提供を要求する旨を表し、且つ、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定され、且つ、クライアント装置41に割り当てられたIPアドレスが送信元として設定されたパケットを送信する。
これにより、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31の1つは、クライアント装置41により送信されたパケットを受信する。そして、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、上記パケットを第1のサーバ装置11へ伝送する。
これにより、第1のサーバ装置11は、クライアント装置41へサービスを提供するための処理(サービス処理)の実行を開始する(図5のステップS106)。次いで、第1のサーバ装置11は、サービス状態情報を管理装置21へ送信する(図5のステップS107)。このサービス状態情報は、第1のサーバ装置11を特定するための提供元特定情報、及び、クライアント装置41を特定するための提供先特定情報を、管理装置21に新たに保持させるための情報である。
その後、第1のサーバ装置11は、サーバ側パケットを送信する(図5のステップS108)。このサーバ側パケットは、クライアント装置41から受信されたパケットに応答するためにクライアント装置41へ送信されるパケットである。即ち、このサーバ側パケットは、送信元として第1のIPアドレスIP1が設定され、且つ、宛先としてクライアント装置41に割り当てられたIPアドレスが設定されたパケットである。
サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、上記サーバ側パケットを、クライアント側通信網NW2を介してクライアント装置41へ伝送する。
その後、クライアント装置41は、クライアント側パケットを送信する(図5のステップS109)。このクライアント側パケットは、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定され、且つ、クライアント装置41に割り当てられたIPアドレスが送信元として設定されたパケットである。
サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、上記クライアント側パケットを第1のサーバ装置11へ伝送する。
その後、ステップS108〜ステップS109の処理と同様の処理が繰り返し実行されることにより、第1のサーバ装置11からクライアント装置41へサービスが提供される。上述したように、サービス処理の実行中(サービスの提供中)、第1のサーバ装置11は、保持している処理継続用情報を更新し、更新後の処理継続用情報を第2のサーバ装置12へ送信する。
その後、サービス処理の実行中に、第1のサーバ装置11において障害が発生した場合を想定する。この場合、管理装置21は、第1のサーバ装置11における障害の発生を検知する(図6のステップS201)。
次いで、管理装置21は、第1のサーバ装置11と処理継続用情報を共有しているサーバ装置のうちの、障害の発生が検知されていない第2のサーバ装置12へ、処理継続指示を送信する(図6のステップS202)。
これにより、第2のサーバ装置12は、第1のサーバ装置11がクライアント装置41へサービスを提供するために実行していたサービス処理を、第1のサーバ装置11から受信した処理継続用情報に基づいて継続する(図6のステップS203)。
そして、第2のサーバ装置12は、サービス状態情報を管理装置21へ送信する(図6のステップS204)。このサービス状態情報は、クライアント装置41を特定するための提供先特定情報と対応付けて管理装置21が保持している提供元特定情報を、第2のサーバ装置12を特定するための提供元特定情報に変更するための情報である。
次いで、管理装置21は、第2のサーバ装置12を、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する(図6のステップS205)。
これにより、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、クライアント装置41,42,…により送信され、且つ、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットを受信した場合、当該パケットを第2のサーバ装置12へ伝送する。
その後、クライアント装置41は、クライアント側パケットを送信する(図6のステップS206)。このクライアント側パケットは、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定され、且つ、クライアント装置41に割り当てられたIPアドレスが送信元として設定されたパケットである。
サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、上記クライアント側パケットを第2のサーバ装置12へ伝送する。
そして、第2のサーバ装置12は、サーバ側パケットを送信する(図6のステップS207)。このサーバ側パケットは、クライアント装置41から受信されたパケットに応答するためにクライアント装置41へ送信されるパケットである。即ち、このサーバ側パケットは、送信元として第1のIPアドレスIP1が設定され、且つ、宛先としてクライアント装置41に割り当てられたIPアドレスが設定されたパケットである。
サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、上記サーバ側パケットを、クライアント側通信網NW2を介してクライアント装置41へ伝送する。
その後、ステップS206〜ステップS207の処理と同様の処理が繰り返し実行されることにより、第2のサーバ装置12からクライアント装置41へサービスが提供される。
その後、第2のサーバ装置12は、サービス処理の実行を終了する(図6のステップS208)。次いで、第2のサーバ装置12は、サービス状態情報を管理装置21へ送信する(図6のステップS209)。このサービス状態情報は、管理装置21が保持している、第2のサーバ装置12を特定するための提供元特定情報、及び、クライアント装置41を削除するための情報である。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係る通信システム1によれば、複数のサーバ装置11,12,…に割り当てられた、あるIPアドレス(本例では、第1のIPアドレスIP1)が宛先として設定されたパケットが到達するサーバ装置11,12,…を迅速に変更することができる。
これにより、クライアント装置41が送信するパケットの宛先を変更しなくても、クライアント装置41がパケットを授受する相手となるサーバ装置11,12,…を迅速に変更(本例では、第1のサーバ装置11から第2のサーバ装置12へ変更)することができる。この結果、クライアント装置41へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供するサーバ装置11,12,…を変更することができる。
従って、例えば、第1のサーバ装置11にて障害が発生した場合、クライアント装置41へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供するサーバ装置を第2のサーバ装置12へ変更することができる。また、サービスを提供するサーバ装置を容易に増設、又は、減設することもできる。
また、例えば、第1のサーバ装置11を定期的に保守する場合、第1のサーバ装置11の部品を交換する場合、又は、第1のサーバ装置11が実行するために保持しているプログラムを更新する場合等においても、クライアント装置41へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供するサーバ装置を第2のサーバ装置12へ変更することができる。更に、その後、クライアント装置41へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供するサーバ装置を第1のサーバ装置11へ戻すこともできる。
なお、第1実施形態の変形例に係る通信中継システムは、OpenFlow方式以外の方式に従って、あるIPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先を制御するように構成されていてもよい。
第1実施形態の他の変形例に係る通信システム1は、パケットの送信先となるサーバ装置11,12,…の変更中(例えば、管理装置21が障害の発生を検知してから、通信中継装置31が通信網制御情報を受信するまでの間)、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31によるパケットの転送を停止するように構成されていてもよい。
これによれば、サーバ側通信網NW1においてパケットが消失すること(パケットロスの発生)を回避することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システムについて説明する。第2実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、パケットの送信先となるサーバ装置が変更される際に、処理継続用情報を変更前のサーバ装置から変更後のサーバ装置へ伝送する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
(機能)
第2実施形態に係る管理装置21の機能は、障害監視部203を備えない。なお、管理装置21の機能は、障害監視部203を備えていてもよい。
第2実施形態に係るサービス管理部201は、予め設定された変更日時が到来した場合、予め設定された変更元となるサーバ装置11,12,…へ変更指示を送信する。変更指示は、変更先となるサーバ装置11,12,…を特定するための変更先特定情報を含む。なお、サービス管理部201は、管理装置21のユーザ(例えば、通信システム1の管理者等)による情報の入力に基づいて変更指示を送信するように構成されていてもよい。
第2実施形態に係るデータ共有部102は、管理装置21から変更指示を受信した場合にのみ、保持している処理継続用情報を、変更指示に含まれる変更先特定情報により特定されるサーバ装置へ送信する。
更に、データ共有部102は、他のサーバ装置から処理継続用情報を受信した場合、当該処理継続用情報を記憶する。加えて、第2実施形態に係るサービス処理部101は、データ共有部102が記憶している処理継続用情報に基づいて、サービス処理を継続する。
このようにして、第2実施形態に係る通信システム1は、通信網管理部202によって設定されたパケットの送信先が、第1のサーバ装置11から第2のサーバ装置12へ変更される際、第1のサーバ装置11から第2のサーバ装置12へ処理継続用情報を伝送するように構成されている。
これによれば、処理継続用情報を伝送するために要する負荷(例えば、通信負荷、及び、処理負荷等)が無駄に生じることを回避することができる。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について、図7及び図8を参照しながら説明する。
先ず、第2実施形態に係る通信システム1は、図7に示したように、第1実施形態に係る通信システム1が実行する図5の処理からステップS102〜ステップS104の処理を除いた処理を実行する。
その後、第1のサーバ装置11によるサービス処理の実行中に、予め設定された変更日時が到来した場合を想定する。この場合、管理装置21は、変更指示を第1のサーバ装置11へ送信する(図8のステップS401)。この変更指示は、第2のサーバ装置12を特定するための変更先特定情報を含む。
これにより、第1のサーバ装置11は、受信した変更指示に含まれる変更先特定情報により特定される第2のサーバ装置12へ、保持している処理継続用情報を送信する(図8のステップS402)。
これにより、第2のサーバ装置12は、第1のサーバ装置11がクライアント装置41へサービスを提供するために実行していたサービス処理を、第1のサーバ装置11から受信した処理継続用情報に基づいて継続する(図8のステップS203)。
その後、第2実施形態に係る通信システム1は、図8に示したように、第1実施形態に係る通信システム1が実行する図6のステップS204〜ステップS209の処理と同様の処理を実行する(図8のステップS204〜ステップS209)。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係る通信システム1によっても、第1実施形態に係る通信システム1と同様に、クライアント装置41が送信するパケットの宛先を変更しなくても、クライアント装置41がパケットを授受する相手となるサーバ装置11,12,…を迅速に変更することができる。
更に、第2実施形態に係る通信システム1によれば、処理継続用情報を伝送するために要する負荷(例えば、通信負荷、及び、処理負荷等)が無駄に生じることを回避することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る通信システムについて説明する。第3実施形態に係る通信システムは、上記第1実施形態に係る通信システムに対して、サーバ装置の負荷に応じてサーバ装置の作動を停止又は開始させるように構成されている点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
(構成)
第3実施形態に係るサーバ装置11,12,…のそれぞれは、管理装置21から作動開始指示を受信した場合、自装置の作動(本例では、サービス処理を実行するための作動)を開始するように構成される。更に、サーバ装置11,12,…のそれぞれは、管理装置21から作動停止指示を受信した場合、自装置の作動を停止するように構成される。なお、サーバ装置11,12,…のそれぞれは、自装置の作動を停止している場合であっても、作動開始指示を受信することにより自装置の作動を開始可能に構成される。
(機能)
第3実施形態に係るサービス管理部201は、複数のサーバ装置11,12,…のうちの作動しているサーバ装置11,12,…の負荷を取得する。本例では、サービス管理部201は、保持している、提供元特定情報、及び、提供先特定情報に基づいて負荷を取得する。
例えば、サービス管理部201は、サーバ装置11,12,…によりサービスが提供されているクライアント装置41,42,…の総数を負荷として取得する。なお、サービス管理部201は、作動しているサーバ装置11,12,…のそれぞれに対する装置毎負荷を取得し、装置毎負荷の平均値、最小値、又は、最大値を、上記作動しているサーバ装置11,12,…の負荷として取得するように構成されていてもよい。
更に、サービス管理部201は、取得された負荷が予め設定された閾値負荷(第1の閾値負荷)よりも高い場合、作動を停止しているサーバ装置11,12,…の作動を開始させるように、作動を停止しているサーバ装置11,12,…へ作動開始指示を送信する。
このように、サービス管理部201は、複数のサーバ装置11,12,…の一部が作動を停止している場合において、当該複数のサーバ装置11,12,…のうちの作動しているサーバ装置11,12,…の負荷が予め設定された閾値負荷よりも高いとき、作動を停止しているサーバ装置11,12,…の作動を開始させる作動開始手段を構成している、と言うことができる。
加えて、第3実施形態に係る通信網管理部202は、上記負荷が上記第1の閾値負荷よりも高い場合、作動開始指示の送信先であるサーバ装置11,12,…を、パケット(通信フロー)の送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
これによれば、サーバ装置11,12,…の負荷を分散することができる。従って、サーバ装置11,12,…の負荷が過大になることを回避することができる。
更に、通信網管理部202は、上記負荷が予め設定された閾値負荷(第2の閾値負荷)よりも低い場合、パケットの送信先を、作動しているサーバ装置11,12,…の1つである停止予定装置から、他のサーバ装置11,12,…へ変更するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。本例では、第2の閾値負荷は、第1の閾値負荷よりも低い値に設定される。
加えて、サービス管理部201は、上記負荷が予め上記第2の閾値負荷よりも低い場合、上記停止予定装置の作動を停止させるように、当該停止予定装置へ作動停止指示を送信する。
このように、サービス管理部201は、停止予定装置の作動を停止させる作動停止手段を構成している、と言うことができる。
これによれば、無駄に作動するサーバ装置11,12,…の数を低減することができる。従って、サーバ装置11,12,…が消費する電力の量を低減することができる。
(作動)
次に、上述した通信システム1の作動について、図9を参照しながら説明する。
本例では、第1のサーバ装置11が作動し、且つ、第2のサーバ装置12が作動を停止している場合を想定する。
この場合、管理装置21は、第1のサーバ装置11を、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
更に、管理装置21は、第1のサーバ装置11を、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する。
これにより、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットを受信した場合、当該パケットを第1のサーバ装置11へ伝送する。同様に、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれは、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットを受信した場合も、当該パケットを第1のサーバ装置11へ伝送する。
その後、作動しているサーバ装置(本例では、第1のサーバ装置11)の負荷が第1の閾値負荷よりも高くなった場合を想定する。
この場合、管理装置21は、負荷が第1の閾値負荷よりも高いことを検知する(図9のステップS501)。そして、管理装置21は、作動を停止しているサーバ装置(本例では、第2のサーバ装置12)の作動を開始させるように、第2のサーバ装置12へ作動開始指示を送信する(図9のステップS502)。
これにより、第2のサーバ装置12は、作動を開始する(図9のステップS503)。更に、管理装置21は、第2のサーバ装置12を、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する(図9のステップS504)。
この結果、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケットは、第1のサーバ装置11へ伝送される。一方、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットは、第2のサーバ装置12へ伝送される。従って、サーバ装置11,12,…の負荷を分散することができる。従って、サーバ装置11,12,…の負荷が過大になることを回避することができる。
その後、作動しているサーバ装置(本例では、第1のサーバ装置11、及び、第2のサーバ装置12)の負荷が第2の閾値負荷よりも低くなった場合を想定する。
この場合、管理装置21は、負荷が第2の閾値負荷よりも低いことを検知する(図9のステップS505)。
そして、本例では、管理装置21は、第2のサーバ装置12を停止予定装置として特定する。従って、管理装置21は、第1のサーバ装置11を、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように、サーバ側通信網NW1を構成する通信中継装置31のそれぞれへ通信網制御情報を送信する(図9のステップS506)。
この結果、第1のIPアドレスIP1が宛先として設定されたパケット、及び、第2のIPアドレスIP2が宛先として設定されたパケットのいずれもが、第1のサーバ装置11へ伝送される。
次いで、管理装置21は、停止予定装置である第2のサーバ装置12の作動を停止させるように、第2のサーバ装置12へ作動停止指示を送信する(図9のステップS507)。これにより、第2のサーバ装置12は、作動を停止する(図9のステップS508)。これによれば、無駄に作動するサーバ装置11,12,…の数を低減することができる。従って、サーバ装置11,12,…が消費する電力の量を低減することができる。
なお、第3実施形態に係る通信システム1は、作動開始手段、及び、作動停止手段のいずれの機能をも備えていたが、いずれか一方の機能のみを備えていてもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る通信システムについて図10を参照しながら説明する。
第4実施形態に係る通信システム1000は、
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備えるシステムである。
更に、上記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられる。
加えて、上記通信システム1000は、
上記複数の情報処理装置の1つを、上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定部(送信先設定手段)1001を備える。
更に、上記通信中継システムは、
上記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを上記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを上記設定された送信先へ伝送するパケット伝送部(パケット伝送手段)1002を備える。
これによれば、複数の情報処理装置に割り当てられた、あるIPアドレスが宛先として設定されたパケットが到達する情報処理装置を迅速に変更することができる。これにより、外部装置が送信するパケットの宛先を変更しなくても、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を迅速に変更することができる。この結果、例えば、外部装置へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供する情報処理装置を変更することができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記各実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムであって、
前記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられ、
前記通信システムは、
前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段を備え、
前記通信中継システムは、
前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段を備える通信システム。
これによれば、複数の情報処理装置に割り当てられた、あるIPアドレスが宛先として設定されたパケットが到達する情報処理装置を迅速に変更することができる。これにより、外部装置が送信するパケットの宛先を変更しなくても、外部装置がパケットを授受する相手となる情報処理装置を迅速に変更することができる。この結果、例えば、外部装置へ提供されるサービスを中断することなく、当該サービスを提供する情報処理装置を変更することができる。
(付記2)
付記1に記載の通信システムであって、
前記複数の情報処理装置の少なくとも1つに、複数の異なるIPアドレスが割り当てられ、
前記送信先設定手段は、前記複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが割り当てられた前記情報処理装置の1つを、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように構成された通信システム。
これによれば、複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットを適切に情報処理装置へ伝送することができる。
(付記3)
付記2に記載の通信システムであって、
前記情報処理装置は、前記外部装置から受信したパケットに応答するために当該外部装置へ送信するパケットの送信元として、当該受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを設定する応答時送信元設定手段を備える通信システム。
これによれば、外部装置と情報処理装置との間で確実にパケットを授受することができる。即ち、外部装置と情報処理装置との間で適切に通信を行うことができる。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載の通信システムであって、
前記複数の情報処理装置の1つである第1の情報処理装置と前記外部装置との間で伝送されたパケットに基づく処理を継続するための処理継続用情報を、当該第1の情報処理装置から、前記複数の情報処理装置の他の1つである第2の情報処理装置へ伝送する処理継続用情報伝送手段を備える通信システム。
これによれば、パケットの送信先が第1の情報処理装置から第2の情報処理装置へ変更された場合、第1の情報処理装置が実行していた処理を、第2の情報処理装置が継続して実行することができる。従って、例えば、情報処理装置から外部装置へ提供されるサービスが中断することを回避することができる。
(付記5)
付記4に記載の通信システムであって、
前記処理継続用情報伝送手段は、前記処理継続用情報が変更される毎に、又は、予め設定された更新周期が経過する毎に、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ前記処理継続用情報を伝送するように構成された通信システム。
これによれば、第1の情報処理装置において障害が発生した場合であっても、既に伝送されていた処理継続用情報を用いることにより、第1の情報処理装置が実行していた処理を、第2の情報処理装置が継続して実行することができる。
(付記6)
付記4に記載の通信システムであって、
前記処理継続用情報伝送手段は、前記設定された前記パケットの送信先が、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ変更される際、当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ前記処理継続用情報を伝送するように構成された通信システム。
これによれば、処理継続用情報を伝送するために要する負荷(例えば、通信負荷、及び、処理負荷等)が無駄に生じることを回避することができる。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載の通信システムであって、
前記複数の情報処理装置の一部が作動を停止している場合において、当該複数の情報処理装置のうちの作動している情報処理装置の負荷が予め設定された閾値負荷よりも高いとき、作動を停止している情報処理装置の作動を開始させる作動開始手段を備え、
前記送信先設定手段は、前記作動が開始させられた情報処理装置を、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように構成された通信システム。
これによれば、情報処理装置の負荷を分散することができる。従って、情報処理装置の負荷が過大になることを回避することができる。
(付記8)
付記1乃至付記7のいずれかに記載の通信システムであって、
前記送信先設定手段は、前記複数の情報処理装置のうちの、作動している情報処理装置の負荷が予め設定された閾値負荷よりも低くなったとき、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先を、当該作動している情報処理装置の1つである停止予定装置から他の情報処理装置へ変更するように構成され、
前記通信システムは、前記停止予定装置の作動を停止させる作動停止手段を備える通信システム。
これによれば、無駄に作動する情報処理装置の数を低減することができる。従って、情報処理装置が消費する電力の量を低減することができる。
(付記9)
複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムに適用される通信制御方法であって、
前記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記通信中継システムが前記外部装置から受信した場合、前記通信中継システムが当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送する、通信制御方法。
(付記10)
付記9に記載の通信制御方法であって、
前記複数の情報処理装置の少なくとも1つに、複数の異なるIPアドレスを割り当て、
前記複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが割り当てられた前記情報処理装置の1つを、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する、通信制御方法。
(付記11)
付記10に記載の通信制御方法であって、
前記情報処理装置が、前記外部装置から受信したパケットに応答するために当該外部装置へ送信するパケットの送信元として、当該受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを設定する、通信制御方法。
(付記12)
複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムであって、
前記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられ、
前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段と、
前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段と、
を備える通信中継システム。
(付記13)
複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムに適用される通信中継制御方法であって、
前記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送する、通信中継制御方法。
本発明は、複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システム等に適用可能である。
なお、本発明は、日本国にて2012年6月6日に特許出願された特願2012−128746の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
1 通信システム
11,12,… サーバ装置
21 管理装置
31 通信中継装置
41,42,… クライアント装置
101 サービス処理部
102 データ共有部
103 サービス状態情報通知部
201 サービス管理部
202 通信網管理部
203 障害監視部
301 転送先管理部
302 パケット転送部
1000 通信システム
1001 送信先設定部
1002 パケット伝送部
NW1 サーバ側通信網
NW2 クライアント側通信網

Claims (13)

  1. 複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられ、
    前記通信システムは、
    前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段を備え、
    前記通信中継システムは、
    前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段を備える通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置の少なくとも1つに、複数の異なるIPアドレスが割り当てられ、
    前記送信先設定手段は、前記複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが割り当てられた前記情報処理装置の1つを、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように構成された通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムであって、
    前記情報処理装置は、前記外部装置から受信したパケットに応答するために当該外部装置へ送信するパケットの送信元として、当該受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを設定する応答時送信元設定手段を備える通信システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置の1つである第1の情報処理装置と前記外部装置との間で伝送されたパケットに基づく処理を継続するための処理継続用情報を、当該第1の情報処理装置から、前記複数の情報処理装置の他の1つである第2の情報処理装置へ伝送する処理継続用情報伝送手段を備える通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記処理継続用情報伝送手段は、前記処理継続用情報が変更される毎に、又は、予め設定された更新周期が経過する毎に、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ前記処理継続用情報を伝送するように構成された通信システム。
  6. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記処理継続用情報伝送手段は、前記設定された前記パケットの送信先が、前記第1の情報処理装置から前記第2の情報処理装置へ変更される際、当該第1の情報処理装置から当該第2の情報処理装置へ前記処理継続用情報を伝送するように構成された通信システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記複数の情報処理装置の一部が作動を停止している場合において、当該複数の情報処理装置のうちの作動している情報処理装置の負荷が予め設定された閾値負荷よりも高いとき、作動を停止している情報処理装置の作動を開始させる作動開始手段を備え、
    前記送信先設定手段は、前記作動が開始させられた情報処理装置を、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定するように構成された通信システム。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の通信システムであって、
    前記送信先設定手段は、前記複数の情報処理装置のうちの、作動している情報処理装置の負荷が予め設定された閾値負荷よりも低くなったとき、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先を、当該作動している情報処理装置の1つである停止予定装置から他の情報処理装置へ変更するように構成され、
    前記通信システムは、前記停止予定装置の作動を停止させる作動停止手段を備える通信システム。
  9. 複数の情報処理装置と、当該複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムと、を備える通信システムに適用される通信制御方法であって、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
    前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
    前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記通信中継システムが前記外部装置から受信した場合、前記通信中継システムが当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送する、通信制御方法。
  10. 請求項9に記載の通信制御方法であって、
    前記複数の情報処理装置の少なくとも1つに、複数の異なるIPアドレスを割り当て、
    前記複数のIPアドレスのそれぞれに対して、当該IPアドレスが割り当てられた前記情報処理装置の1つを、当該IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する、通信制御方法。
  11. 請求項10に記載の通信制御方法であって、
    前記情報処理装置が、前記外部装置から受信したパケットに応答するために当該外部装置へ送信するパケットの送信元として、当該受信したパケットの宛先として設定されていたIPアドレスを設定する、通信制御方法。
  12. 複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムであって、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれには、少なくとも1つの同じIPアドレスが割り当てられ、
    前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定する送信先設定手段と、
    前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送するパケット伝送手段と、
    を備える通信中継システム。
  13. 複数の情報処理装置のそれぞれと外部装置との間のパケットの伝送を中継する通信中継システムに適用される通信中継制御方法であって、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれに、少なくとも1つの同じIPアドレスを割り当て、
    前記複数の情報処理装置の1つを、前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットの送信先として設定し、
    前記IPアドレスが宛先として設定されたパケットを前記外部装置から受信した場合、当該受信されたパケットを前記設定された送信先へ伝送する、通信中継制御方法。
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