JP2009005189A - 接続先移行方法及び接続先移行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運用中の情報提供サーバから代替サーバへのシステム移行を効率良く行う。
【解決手段】複数の中継装置と、第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置と、情報提供IPアドレスに対して送信を行うアプライアンス装置と、を備えたネットワークシステムにおいて、第1の中継装置のルーティングテーブルに、情報提供IPアドレスに対応付けて、第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、情報提供IPアドレスに対応付けて、第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、第1の経路情報が第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶させ、アプライアンス装置が、第1のサーバ装置と通信をしている状態にて、第1の中継装置と第2の中継装置の間の通信を切断した場合に、第1の中継装置が情報要求データを受信すると、優先度情報に従って、第3の中継装置へ当該情報要求データを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、運用中の情報提供サーバから代替サーバへのシステム移行方法および接続先移行システムに関する。
コンピュータネットワークが発達した現在では、ネットワーク上に存在する多数(例えば、百万台を超える)のクライアント端末と、このようなクライアント端末からの情報要求に応答して情報提供する情報提供サーバとから成るネットワークシステムが存在する。
このようなネットワークシステムにおいて、例えば、システムの仕様変更やメンテナンス、バージョンアップなどのために、情報提供サーバの提供する機能を代替サーバに移行する場合がある。
このようなシステム移行の際、例えば、システムを長時間停止しても問題が無い場合は、システムを一旦停止して移行すれば良い。例えば、情報提供サーバがHTML(Hyper Text Markup Language)などで構成されるウェブページをクライアント端末に提供し、Webブラウザ(以下、ブラウザ)を用いて閲覧するネットワークシステムを考える。このような情報提供サーバのシステム移行時には、情報要求に対してメンテナンス中である旨を表示する静的なウェブページを送信しておき、その間にシステム移行を行う方法がある。また、Webブラウザに一般的に実装されているURL(Uniform Resource Locator)リダイレクトの機能を用いて、接続先の変更を行う方法もある(例えば、非特許文献1)。
また、システムを長時間停止できない場合は、予め代替サーバを構築しておき、クライアント端末からの接続先を代替サーバに変更することで、システム移行による停止時間を短縮できる。また、このような場合に、クライアント端末から情報提供サーバへのアクセスがFQDN(Fully Qualified Domain Name)を用いて行われる場合には、DNS(Domain Name System)サーバの設定を変更し、そのFQDNに対応するIPアドレスを代替サーバのIPアドレスに変更すれば、クライアント端末が一般的に行う名前解決処理によって、ユーザに意識させることなくシステム移行を行うことができる(例えば、非特許文献2)。
".htaccess活用法"、[online]、[平成19年5月14日検索]、インターネット<http://www.shtml.jp/htaccess/redirect.html> "システム移行のためにコンピュータに複数の名前を付ける"、[online]、[平成19年5月14日検索]、インターネット<http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/373mltname/mltname.html>
しかしながら、例えば、上述の非特許文献1に示される方法は、クライアント端末がブラウザの機能またはURLリダイレクトの機能を有していることが前提となっている。
ここで、ネットワークを介して自装置の設定情報を取得するアプライアンス装置であるクライアント端末は、例えば、接続されるPC(Personal Computer)のWebブラウザを用いて情報提供サーバから設定情報を受信する場合がある。このように、Webブラウザを用いたHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)通信によって設定を行う場合には、一般的なWebブラウザが備えるURLリダイレクトの機能を利用して、アプライアンス装置の設定情報を取得するための接続先を代替サーバとすることも可能である。URLリダイレクトとは、サーバから送信するHTTP通信情報に、転送先のURL情報を含ませることで、ブラウザがその転送先URLに自動的にアクセスする機能である。しかしながら、Webブラウザを用いない場合には、URLリダイレクトにより接続先を変更することはできない。
すなわち、Webブラウザを用いず、かつURLリダイレクトの機能を有しないアプライアンス装置には、非特許文献1に示される方法は適用できない。
また、上述の非特許文献2に示される方法は、DNS情報を変更することによりネットワーク上のIPパケットの転送経路を変更している。しかしながら、FQDNとIPアドレスの組み合わせであるDNS情報は、DNSキャッシュサーバ、またはパケット中継装置やクライアント端末自身でキャッシュされる場合がある。このような場合には、上述の非特許文献2に示される方法では接続先の切り替えに時間がかかったり、各装置の再起動が必要になったりする場合がある。DNSキャッシュサーバにおいてキャッシュを保持する期間に関する設定値であるTTL(Time to live)値を0(ゼロ)に設定しても、クライアント端末がキャッシュしている場合がある。すなわち、高いリアルタイム性が求められるネットワークシステムの情報提供サーバを移行する場合には、上述の非特許文献2に示される方法は適用できない。
また、例えば、上述のようなアプライアンス装置からシステムヘの定期的なポーリングが行われている場合には、例えば秒オーダなどの短い時間でサーバ切り替えを完了させなければならない場合がある。サーバ切り替えに長時間かかり、サーバの無応答期間が発生すると、その後のアプライアンス装置の動作が保証できない場合があるからである。
また、上述のようなアプライアンス装置は、ネットワーク越しに設定情報を取得するためのFQDNが出荷時などに予め記憶されているものがある。このような場合には、FQDNを変更することなく、情報提供サーバへの接続先を切り替える必要がある。
また、このようなシステム移行を行う場合には、稼働中のクライアント端末と同様の構成による試験用クライアント端末を用意し、予めネットワーク越しに代替サーバへの導通試験、動作試験を行うことが望ましい。すなわち、一般ユーザのクライアント端末からのアクセス(ポーリング)は運用中のサーバで行いつつ、一方で、試験用のアプライアンス装置からのアクセスは代替サーバが受信することが望ましい。
また、このようなシステム移行は、一般ユーザに移行を意識させずに完了することが望ましい。一般ユーザにとって、システム移行に伴ってサービスの利用停止があったり設定変更を行ったりすることは面倒だからである。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、運用中の情報提供サーバから代替サーバへのシステム移行を、ユーザには意識させずに、効率良く完了させるための接続先移行方法及び接続先移行システムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、IP通信可能なネットワークと、ネットワークを構成し、それぞれがネットワークにおける経路を制御するための経路情報を記憶するルーティングテーブルを有する複数の中継装置と、ネットワークに接続される第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置と、ネットワークに接続され、情報提供IPアドレスに対して送信を行うことにより第1のサーバ装置または第2のサーバ装置から所定の情報を受信するアプライアンス装置と、を備えたネットワークシステムにおける、アプライアンス装置の接続先を第1のサーバ装置から第2のサーバ装置へ移行する接続先移行方法であって、第1の中継装置のルーティングテーブルに、情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると第1のサーバ装置への経路を有する第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると第2のサーバ装置への経路を有する第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、第1の経路情報が第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶させるステップと、アプライアンス装置が、情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、第1の中継装置及び第2の中継装置を通じて第1のサーバ装置から所定の情報を受信している状態にて、第1の中継装置、または第2の中継装置が、第1の中継装置と第2の中継装置の間の通信を切断するステップと、第1の中継装置が、第2の中継装置との通信の切断を検出した場合に、アプライアンス装置から情報要求データを受信したとき、自装置が有するルーティングテーブルの経路情報を参照し、優先度情報に従って、第3の中継装置へ当該情報要求データを送信するステップと、アプライアンス装置が、情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、第1の中継装置及び第3の中継装置を通じて第2のサーバ装置から所定の情報を受信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明は、ネットワークに接続される試験アプライアンス装置が、自装置に予め付与されるIPアドレスを送信元とし、情報提供IPアドレスを送信先とした第2の情報要求データを送信するステップと、ネットワークに接続される転送手段が、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の中継装置を通じて受信する第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第2の中継装置を通じて受信する第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送するステップと、第2のサーバ装置が、第2の情報要求データを受信して、受信したことを示す履歴情報を出力した場合、第1の中継装置、または第2の中継装置が、第1の中継装置と第2の中継装置との間の通信を切断するステップと、をさらに含むことを特徴とする。
本発明は、転送手段が、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の中継装置を通じて受信する第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第2の中継装置を通じて受信する第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送するステップは、情報要求データが、第2の中継装置により第1のサーバ装置に送信され、第1のサーバ装置に具備される転送手段が、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置との間に予め接続される専用回線を通じて第2の情報要求データを第2のサーバ装置へ転送することにより行われることを特徴とする。
本発明は、転送手段が、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の中継装置を通じて受信する第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第2の中継装置を通じて受信する第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送するステップは、第1のサーバ装置と第2のサーバ装置とに接続される、転送手段としての転送振分装置が、第2の中継装置から転送される情報要求データを受信して、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送することにより行なわれることを特徴とする。
本発明は、IP通信可能なネットワークと、ネットワークを構成し、それぞれがネットワークにおける経路を制御するための経路情報を記憶するルーティングテーブルを有する複数の中継装置と、ネットワークに接続される第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置と、ネットワークに接続され、情報提供IPアドレスに対して送信を行うことにより第1のサーバ装置または第2のサーバ装置から所定の情報を受信するアプライアンス装置と、を備え、アプライアンス装置の接続先を第1のサーバ装置から第2のサーバ装置へ移行する接続先移行システムであって、第1の中継装置は、情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると第1のサーバ装置への経路を有する第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると第2のサーバ装置への経路を有する第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、第1の経路情報が第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶する第1のルーティングテーブルと、他の中継装置との間で経路の制御を行う第1のルーティング制御部と、を備え、第2の中継装置は、他の中継装置との間で経路の制御を行う第2のルーティング制御部と、を備え、アプライアンス装置は、情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを第1の中継装置を通じて送信する送信手段と、第1の情報要求データの送信の応答として第1の中継装置を通じて所定の情報を受信する受信手段と、を備え、アプライアンス装置が、情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、第1の中継装置及び第2の中継装置を通じて第1のサーバ装置から所定の情報を受信している状態にて、第1または第2のルーティング制御部は、第1の中継装置と第2の中継装置の間の通信を切断し、第1のルーティング制御部は、第2の中継装置との通信の切断を検出した場合に、情報要求データを受信したとき、自装置が有するルーティングテーブルの経路情報を参照し、優先度情報に従って、第3の中継装置へ当該第1の情報要求データを送信することを特徴とする。
本発明は、ネットワークに接続され、自端末に予め付与されるIPアドレスを送信元とし、情報提供IPアドレスを送信先とした第2の情報要求データを送信する試験アプライアンス装置と、ネットワークに接続され、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の中継装置を通じて受信する第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第2の中継装置を通じて受信する第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送する転送手段と、をさらに備え、第2のサーバ装置は、第2の情報要求データを受信して、受信したことを示す履歴情報を出力する通信部を備え、第1のルーティング制御部、または第2のルーティング制御部は、通信部から履歴情報が出力された場合に、第1の中継装置と第2の中継装置との間の通信を切断することをさらに特徴とする。
本発明は、第1のサーバ装置と、第2のサーバ装置を接続する専用回線を備え、転送手段は第1のサーバ装置に具備されており、転送手段は、第2の中継装置から受信する情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の情報要求データを専用回線を通じて第2のサーバ装置に転送し、第1の情報要求データを自装置内に転送することを特徴とする。
本発明は、転送手段としての転送振分装置を備え、転送振分装置は、情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、第2の中継装置を通じて受信する第2の情報要求データを第2のサーバ装置に転送し、第2の中継装置を通じて受信する第1の情報要求データを第1のサーバ装置に転送することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、第1の中継装置のルーティングテーブルに、前記情報提供IPアドレスに対応付けて、当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第1のサーバ装置への経路である第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、前記情報提供IPアドレスに対応付けて、当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第2のサーバ装置への経路である第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、前記第1の経路情報が前記第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶させるようにした。すなわち、情報提供IPアドレスを宛先とするIPパケットが、第1のサーバに転送されるようにし、第2の中継装置のポートを閉塞すれば、第2のサーバに転送されるようにした。このため、アプライアンス装置からネットワークを介して送信される情報提供IPアドレスを宛先とするIPパケットの転送先を、アプライアンス装置の設定を変更することなく、かつ、システムを停止することなく、第1のサーバから第2のサーバへ移行することができる。
さらに、本発明によれば、ネットワークに接続されたアプライアンス装置から送信され、宛先を情報提供IPアドレスとするIPパケットは、第1のサーバに転送しながらも、試験端末から送信され、宛先を同じく情報提供IPアドレスとするIPパケットは、第2のサーバに転送されるようにしたので、試験端末から送信するIPパケットが、ネットワークを介して正常に第2のサーバへ転送されることを確認した後で、接続先の移行を行うことができる。
さらに、本発明によれば、情報提供IPアドレスを宛先とするIPパケットであって、第2の中継装置によって転送されるIPパケットを、専用線を介して転送制御するようにし、また、転送部にはL3スイッチなどを利用することで、より早い転送を行うことができる。
さらに、本発明によれば、情報提供IPアドレスを宛先とするIPパケットであって、第2の中継装置によって転送されるIPパケットを、転送振分装置によって転送されるようにしたので、移行元サーバである第1のサーバ装置と移行先である第2のサーバ装置との間を専用線で結ぶ必要はなく、試験端末から送信されるIPパケットを第2のサーバ装置に転送することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態によるネットワークシステムは、アプライアンス装置100と試験用アプライアンス装置200とが接続されるネットワーク10と、このネットワーク10に接続される第1のサーバ600と第2のサーバ700とを備えている。ここで、ネットワーク10は、IP通信によるIPパケットの送受信を行うネットワーク網であり、例えば、ルータによってIPパケットが中継されるコンピュータネットワークである。すなわち、ネットワーク10には複数のルータが備えられているが、本実施形態では、第1のルータ300と、第2のルータ400と、第3のルータ500とのルータを特に例として説明する。
ここで、IPパケットとは、宛先ホストのIPアドレスと送信元ホストのIPアドレスとの情報が格納されるヘッダ部と、送信するデータが格納されるデータ部とを有している。また、「IPパケットを中継する」とは、宛先IPアドレスとして特定のIPアドレスをヘッダ部に有するIPパケットを、ルーティングテーブルに記憶された情報に基づいて、最適な転送先IPアドレスを判定し、その転送先IPアドレスにIPパケットを転送することである。ここで、「最適な転送先IPアドレス」とは、優先度情報の値に基づいて判定される。
アプライアンス装置100は、いわゆるネットワークアプライアンス装置である。いわゆるネットワークアプライアンス装置とは、PCサーバなどが汎用用途向けのネットワーク機器として用いられることに対して、例えば、Web、メール、DNS、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)、HTTPキャッシュ、ルータ、ファイルサーバ、SSL(Secure Socket Layer)暗号化装置など特定の用途・通信を行うためにカスタマイズされた専用装置である。アプライアンス装置100は、例えば、特定用途向けソフトウェアを具備するハードウェアを組み込んだ筐体であり、ネットワークを介してその筐体の提供元などが運営するウェブサーバなどに自動的に接続し、自装置に固有の設定情報などを、ネットワークを介して設定できるように構成されている。
ここで、本実施形態では、アプライアンス装置100は、第1のサーバ600に定期的にアクセス(ポーリング)し、自装置に固有の設定情報を、第1のサーバ600から受信して設定する機能を有する。このとき、アプライアンス装置100は、自装置内に予め第1のサーバ600を示すFQDNを記憶しており、このFQDNに対応するIPアドレス(以下、情報提供IPアドレス)を、ネットワーク10に存在するDNSサーバから取得する。そして、アプライアンス装置100は、取得した情報提供IPアドレスを記憶しておき、定期的に(例えば、予め定められた時刻に1日に1回)、その情報提供IPアドレスに対してアクセスし、情報提供IPアドレスに対応するサーバから設定情報を受信する。
また、アプライアンス装置100は、ネットワーク10を介してウェブサーバに定期的にアクセス(例えば、ポーリング)する装置であれば、必ずしも上述のようなネットワークアプライアンス装置でなくとも良い。また、アプライアンス装置100は複数台接続されていても良い。本実施形態では、アプライアンス装置100として、特に、ネットワーク回線とPC等のデータ端末装置(DTE(Data Terminal Equipment))とを接続するためのいわゆる回線終端装置を想定して説明する。
試験用アプライアンス装置200は、ネットワーク10を介して、アプライアンス装置100が正常に情報提供IPアドレスに対応するサーバと通信が行えるか否かを判定するための装置であり、アプライアンス装置100と同様の構成をしている。
第1のルータ300は、第1のルーティング制御部301と第1のルーティングテーブル302とを有する一般的なルータである。すなわち、第1のルータ300が、IPパケットを受信すると、第1のルーティング制御部301が、IPパケットのヘッダ部分に書き込まれている宛先IPアドレスを読み出して、読み出したIPアドレスに対応する最適な転送先IPアドレスを第1のルーティングテーブル302から検出する。第1のルーティング制御部301は、検出した転送先IPアドレスにIPパケットを転送する。
ここで、第1のルーティングテーブル302は、例えば、図2に示されるように、宛先IPアドレスに対応づけて、転送先IPアドレスと、優先度情報とを記憶する。宛先IPアドレスは、IPアドレスのヘッダ部分に宛先IPアドレスとして格納されるアドレスである。転送先IPアドレスは、そのIPアドレスへIPパケットを転送可能なルータを示すIPアドレスである。優先度情報は、第1のルーティングテーブル302が同一の宛先IPアドレスへの経路を複数記憶している場合に、いずれの経路を選択するかを判定するための判断基準となる情報である。
ここで、優先度情報とは、例えば、一般的なルータが記憶するルーティングテーブルにおける各ルートのメトリック属性によって示される。メトリック属性とは、宛先への最適なルートを判定するための情報であり、経路の優劣を比較する情報であれば良い。例えば、メトリック属性は、宛先IPアドレスまでの距離、ホップ数、帯域幅、遅延性、信頼性、負荷、回線速度、MTU(Maximum Transmission Unit、Maximum Transfer Unit)などが数値化された情報である。
本実施形態におけるネットワークシステムでは、第1のサーバ600と、第2のサーバ700とに、自装置のIPアドレスとして、情報提供IPアドレスを記憶させる。ここで、第2のルータ400が第1のサーバ600と接続するネットワークセグメントと、第3のルータ500が第2のサーバ700と接続するネットワークセグメントは、同一のサブネット構成とする。そして、第1のサーバ600と第2のサーバ700とが通信可能な専用線20を接続する。このように、第1のサーバ600と第2のサーバ700とが同一の情報提供IPアドレスを有するネットワークが構成される。
例えば、本実施形態におけるネットワークシステムには、図2に示されるようにIPアドレスが設定される。すなわち、情報提供IPアドレスが「1.1.1.1」である場合に、第2のルータ400のIPアドレスが「10.10.10.10」であり、第3のルータ500のIPアドレスが「20.20.20.20」であり、第2のルータ400が接続されるローカルセグメント内でのアドレスが「2.2.2.10」であり、第3のルータ500が接続されるローカルセグメント内でのIPアドレスが「1.1.1.10」であり、第1のサーバ600と第2のサーバ700とのIPアドレスが「1.1.1.1」となるように設定される。
ここで、第1のルーティングテーブル302は、例えば、情報提供IPアドレス(1.1.1.1)に対応付けて、第2のルータを転送先として示す転送先情報である第1の転送先IPアドレス(10.10.10.10)と、第2のルータへの経路の優劣を示す情報である第1の優先度情報(距離1)と、の経路情報を記憶し、さらに、情報提供IPアドレス(1.1.1.1)に対応付けて、第3のルータを転送先として示す転送先情報である第2の転送先IPアドレス(20.20.20.20)と、第3のルータへの経路の優劣を示す情報であって第1の優先度情報よりも低い優先度を示す情報である第2の優先度情報と(距離10)の経路情報を記憶する。
第1のルーティングテーブル302がこのような経路情報を記憶する場合、例えば、アプライアンス装置100から、情報提供IPアドレスである「1.1.1.1」を宛先IPアドレスとするIPパケットがネットワーク10に送信されると、第1のルータ300がIPパケットを受信する。第1のルータ300の第1のルーティング制御部301は、第1のルーティングテーブル302に記憶された経路情報を参照し、IPパケットの転送先を判定する転送先判定処理を行う。図2に示されるように、第1のルーティングテーブル302に同一の宛先IPアドレス(1.1.1.1)が存在する場合は、優先度情報を参照し、より優先度が高い(距離が短い)転送先IPアドレスを、転送先IPアドレスとして検出する。すなわち、図2に示す例の場合は、「10.10.10.10」を転送先IPアドレスとして検出する。
また、本実施形態では、第1のルーティングテーブル302が記憶する値は、第1のルーティング制御部301が、RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)、BGP(Border Gateway Protocol)などのルーティングプロトコルによるダイナミックルーティングによって動的に更新・記憶させることとする。
第2のルータ400は、第1のルータ300と同様の構成であり、第1のサーバ600と同一のセグメント内にあるルータである。ここで、セグメントとは、いわゆる同一のIPアドレス・クラス内に設置され、1つのネットワークアドレスによって示されるノードの集まりである。すなわち、第2のルータ400は、第1のサーバ600にIPパケットを到達させることが可能なルータである。
第3のルータ500は、第1のルータ300と同様の構成であり、第2のサーバ700と同一のセグメント内にあるルータである。すなわち、第3のルータ500は、第2のサーバ700にIPパケットを到達させることが可能なルータである。
第1のサーバ600は、ネットワーク10を介してアプライアンス装置100に設定情報を送信して提供するサーバであり、通信部601と、転送部602とを備えている。通信部601は、第2のルータ400を介してネットワーク10に接続される端末とIPパケットの送受信を行う。転送部602は、試験用アプライアンス装置200に対応するIPアドレスである試験IPアドレスを予め記憶しておき、第1のサーバ600に送信されるIPパケットを読み込んで、その送信元IPアドレスが試験IPアドレスと一致すれば、そのIPパケットを、専用線20を介して第2のサーバ700に転送する。ここで、専用線20は、ネットワーク10と通信を行うことができないように構成された閉じたネットワークによる接続線であれば良い。
ここで、転送部602は、例えば、L3(レイヤ)スイッチである。L3スイッチとは、例えば、ハードウェアによってルーティングを行う機器である。L3スイッチは、ハードウェアレベルでルーティング処理を行っているため、ルーティング速度は接続している回線のスピードと同等程度となり、ソフトウェアによるルーティングを行う一般的なルータと比べて桁違いに高いスループットを得ることができるネットワーク機器である。また、L3スイッチを利用すれば、第1のサーバ装置のリソースを使わずにルーティングを行うことができる。
第2のサーバ700は、ネットワーク10を介してアプライアンス装置100に設定情報を送信して提供するためのサーバであり、例えば、システムのバージョンアップや、エラー発生時や、第1のサーバ600のメンテナンス作業を行う場合などに、第1のサーバ600に代わってアプライアンス装置100に情報を提供するサーバである。第2のサーバ700は、通信部701と転送部702とを有している。通信部701は、第3のルータ500を介してネットワーク10に接続される端末とIPパケットの送受信を行う。転送部702は、転送部602から転送されてくるIPパケットを受信する。転送部702は、例えば、L3スイッチである。
このように、図1に示されるように、第2のルータ400と第1のサーバ600との間には、セグメントAを割当て、第3のルータ500と第2のサーバ700との間には、セグメントAとは異なるセグメントBを割り当て、第1のサーバ600と第2のサーバ700との間には、セグメントAともセグメントBとも異なるセグメントCを割り当てる。
次に、図3を参照して、本発明による第1の実施形態によるネットワークシステムにおける接続先移行の動作例を説明する。
まず、システム移行者は、第1のサーバ600の代替サーバとなる第2のサーバ700を用意し、ネットワーク10に接続させる。また、第2のサーバ700には、上述の情報提供IPアドレスが、自装置のIPアドレスとして予め記憶されている。
複数のアプライアンス装置100は、予め定められた間隔で、定期的に情報提供IPアドレスに対して、例えば、ポーリングを行うためのIPパケットを送信する(ステップS101)。第1のルータ300は、IPパケットを受信する。第1のルータ300が備える第1のルーティング制御部301は、第1のルーティングテーブル302に記憶されたルーティング情報から、情報提供IPアドレスに対応する転送先IPアドレスを検出する。ここで、上述のように、第1のルータ300が有する第1のルーティングテーブル302には、情報提供IPアドレスへの転送可能な転送先として、第2のルータ400と第3のルータ500とのIPアドレスが記憶されている。第1のルーティングテーブル302には、第2のルータ400への経路は、第3のルータ500への経路よりも優先度が高く設定されているので、第1のルータ300は、第2のルータ400のIPアドレスを転送先として判定し、IPパケットを第2のルータ400に転送する(ステップS102)。
第2のルータ400は、IPパケットを受信する。第2のルーティング制御部401は、自セグメント内にある情報提供IPアドレスに、IPパケットを転送する(ステップS103)。第1のサーバ600の転送部602は、IPパケットを受信すると、ポーリングに対する応答として、応答IPパケットを、第2のルータ400に送信する(ステップS104)。
第2のルータ400は、応答IPパケットを受信すると、第1のルータ300に転送する(ステップS105)。第1のルータ300は、応答IPパケットを受信すると、アプライアンス装置100に転送する(ステップS106)。
このような、ステップS101からステップS106までに説明したポーリングを、ネットワーク10に接続される複数のアプライアンス装置100が、定期的に行う。本実施形態では、例えば、100万台程度のアプライアンス装置100が、1日に1回程度、このようなポーリングを行う。
そして、試験用アプライアンス装置200は、第2のサーバ700とのポーリング通信試験処理を開始する(ステップS201)。すなわち、ネットワーク10を介して、情報提供IPアドレスに対してIPパケットを送信する(ステップS202)。第1のルータ300は、IPパケットを受信すると、第1のルーティングテーブル302に記憶された情報に基づいて、第2のルータ400に転送する(ステップS203)。第2のルータ400は、IPパケットを受信すると、第2のルーティングテーブル402に記憶された情報に基づいて、第1のサーバ600に転送する(ステップS204)。
第1のサーバ600が、IPパケットを受信すると、転送部602が、このIPパケットのヘッダ部を読み込んで、送信元IPアドレスが試験用アプライアンス装置200に対応することを判定する。そして、転送部602は、IPパケットを、専用線20を介して第2のサーバ700に転送する(ステップS205)。
第2のサーバ700の転送部702が、転送されてきたIPパケットを受信すると、通信部701は、ポーリングに対する応答として、応答IPパケットを、第1のサーバ600に送信する(ステップS206)。また、この際、第2のサーバ700は、IPパケットを受信し、応答IPパケットを送信すると、正常にポーリングに応答したことを示すアクセスログファイルを生成し、記憶する。また、第2のサーバ700は、受信するIPパケットが予め定められたフォーマットでないことなどの異常を検出すると、エラーが発生したことを示すアクセスログファイルを生成し、記憶する。
第1のサーバ600は、応答IPパケットを受信すると、第2のルータ400に転送する(ステップS207)。第2のルータ400は、応答IPパケットを受信すると、第1のルータ300に転送する(ステップS208)。第1のルータ300は、応答IPパケットを受信すると、試験用アプライアンス装置200に転送する(ステップS209)。試験用アプライアンス装置200は、応答IPパケットを受信すると、試験用アプライアンス装置200からネットワーク10を介した第2のサーバ700への情報通信が正常に行われたと判定し、ポーリング試験処理を完了する(ステップS210)。
第2のルータ400が、試験用アプライアンス装置200から第2のサーバ700へのポーリング試験処理が完了したことを示すアクセスログが第2のサーバ700に存在することを検出すると、第2のルータ400は、情報通信が正常に行われたと判定し、第1のルータ300側のポート(ネットワーク10に対して開放されたポート)をシャットダウン(閉塞)する(ステップS301)。なお、ステップS301の処理は、第1のルータ300が、第2のルータ400に開放したポートを閉塞することで行っても良い。
ここで、ネットワーク10内の各ルータは、ダイナミックルーティングを行っている。すなわち、第1のルータ300は、ダイナミックルーティングプロトコルによって、第2のルータ400にルーティング情報を問い合わせる(ステップS302)。そして、第2のルータ400が、ポートをシャットダウンしたことを第1のルータ300に通知するか(ステップS303)、または応答をしなければ、第1のルータ300の第1のルーティング制御部301は、第1のルーティングテーブル302に記憶された第2のルータ400への経路を無効化するように更新する(ステップS304)。
そして、アプライアンス装置100が、情報提供IPアドレスを宛先として、第1のルータ300にIPパケットを送信する。そして、第1のルータ300が備える第1のルーティング制御部301は、第1のルーティングテーブル302に記憶されたルーティング情報から、情報提供IPアドレスに対応する転送先IPアドレスを検出する。ここで、上述のように、第2のルータ400への経路は無効化されているので、第1のルーティング制御部301は、第3のルータ500のIPアドレスを転送先として判定し、IPパケットを第3のルータ500に転送する。(ステップS402)。そして、第3のルータ500がIPパケットを受信すると、第3のルーティング制御部501は、第3のルーティングテーブル502に記憶された情報に基づいて、IPパケットを第2のサーバ700に転送する(ステップS403)。
第2のサーバ700の通信部701は、IPパケットを受信すると、ポーリングに対する応答として、応答IPパケットを、第3のルータ500に送信する(ステップS404)。
第3のルータ500は、応答IPパケットを受信すると、第1のルータ300に転送する(ステップS405)。第1のルータ300は、応答IPパケットを受信すると、アプライアンス装置100に転送する(ステップS406)。アプライアンス装置100は、応答IPパケットを受信する。
このように、本実施形態によれば、第1のサーバ600が、アプライアンス装置100にネットワーク10を介して提供するサービスを、第2のサーバ700に移行する際の接続先変更方法において、運用中の情報提供サーバである第1のサーバ600から、代替サーバである第2のサーバ700へのシステム移行を、ユーザには意識させずに、効率良く完了させることができる。
なお、本実施形態では、ネットワーク上の各ルータは、ダイナミックルーティングによってそれぞれのルーティングテーブルに記憶される情報を更新するとしたが、ルーティングテーブルの設定は、スタティックルーティングによって行っても良い。すなわち、ネットワーク10に接続され、第2のサーバ700にIPパケットを中継する全てのルータのルーティングテーブルに記憶される優先度情報を、予め第2のサーバ700の優先度情報よりも第1のサーバ600の優先度情報の方が、優先度が高くなるように記憶させておき、第2のルータ400のポートを閉塞させることとしても良い。
<第2の実施形態>
次に、第1のサーバ600の外部に設置された転送振分装置620が、上述の試験用アプライアンス装置200から情報提供IPアドレスに送信されるIPパケットの中継を行う実施形態を説明する。第2の実施形態によるネットワークシステムは、第1の実施形態と同様の構成をしており、同様の構成・処理については説明を省略する。以下、第2の実施形態に特有の構成・処理について説明する。本実施形態によれば、図6に示されるように、アプライアンス装置100から送信されるIPパケットは第1のサーバ600へ、試験用アプライアンス装置200から送信されるIPパケットは第2のサーバ700へ転送される。
図4は、本発明の第2の実施形態におけるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、第2のルータ400と転送振分装置620との間には、セグメントAを割当て、第3のルータ500と第2のサーバ700との間には、セグメントAとは異なるセグメントBを割り当て、転送振分装置620と、第1のサーバ600と、第2のサーバ700との間には、セグメントAともセグメントBとも異なるセグメントDを割り当てる。
ここで、例えば、図7に示されるように、転送振分装置620と、第1のサーバ600とは、第4のルータ650を介して接続され、また、転送振分装置620と、第2のサーバ700とは、第5のルータ660を介して接続されることとしても良い。転送振分装置620は、例えば、IPパケットの送信元IPアドレスに対応させて、そのIPパケットを第4のルータ650か第5のルータ660かのいずれに転送するかを示す情報を予め転送情報記憶部622に記憶させておき、第4のルータ650か第5のルータ660かのIPアドレスに基づいてIPパケットを転送する。
転送振分装置620は、IPパケットの宛先や送信元などの情報によってIPパケットの転送先を振り分ける。転送振分装置620は、例えば、負荷分散装置であり、ロードバランサ、L/4スイッチ、L/7スイッチなどのネットワーク機器でも良く、WEBサービスの能力が不足してきたときの拡張性や、故障発生時の可用性などを高める機能を有している。このような転送振分装置620を利用すれば、その設定によってネットワークシステムに様々な付加価値を与えることができる。転送振分装置620は、転送部621と、転送情報記憶部622とを備えている。
転送部621は、例えば、転送情報記憶部622に記憶された情報に基づいて、IPパケットの転送を行う。転送情報記憶部622は、情報提供IPアドレスへのIPパケットの転送を行うための情報を記憶する。例えば、転送情報記憶部622には、情報提供IPアドレスと、第4のルータ650のIPアドレスと第1のサーバ600のIPアドレスとを対応付けた情報と、第5のルータ660のIPアドレスと第2のサーバ700のIPアドレスとを対応付けた情報と、試験用アプライアンス装置200のIPアドレスとが記憶される。
次に、図5のシーケンス図を参照して、第2の実施形態によるネットワークシステムが、試験用アプライアンス装置200から送信されるIPパケットを第2のサーバ700に転送する動作例を説明する。
ステップS204で、情報提供IPアドレスを宛先とするIPパケットが第1のサーバ600に転送されると、転送振分装置620が、IPパケットを受信する。
転送振分装置620が、IPパケットを受信すると、転送部621は、IPパケットのヘッダ部から送信元IPアドレスを読み出す。転送部621は、転送情報記憶部622から検出する情報を参照して、IPパケットの宛先IPアドレスが、情報提供IPアドレスであり、かつ、IPパケットの送信元IPアドレスが試験用アプライアンス装置200に対応するIPアドレスと同一であることを判定すると、転送情報記憶部622から、第2のサーバ700に接続されるルータである第5のルータのIPアドレスを読み出す。
そして、転送部621は、IPパケットを、第5のルータを介して第2のサーバ700に転送する(ステップS205−2)。第2のサーバ700が、転送されてきたIPパケットを受信すると、通信部701は、ポーリングに対する応答として、応答IPパケットを、第1のサーバ600に送信する(ステップS206−2)。接続先移行の完了後は、第1のサーバおよび転送振分装置620を撤去しても良い。そのために、予め、第2のサーバ700と第3のルータ500との間にさらに転送振分装置を備える構成としても良い。
なお、上述の構成以外に、転送振分装置620に、第1のサーバ600と第2のサーバ700とのMAC(Media Access Control address)アドレスを記憶するMACアドレス記憶部をさらに設け、転送部621は、MACアドレスにより宛先を識別して転送を行うこととしても良い。
また、上述の構成以外に、転送振分装置620に、仮想IPアドレスとして情報提供IPアドレスを割り振るように構成しても良い。この場合、図4に示すセグメントDにおける第1のサーバ600と第2のサーバ700とのIPアドレスには、セグメントD内のプライベートアドレスを割り振っておき、転送振分装置620がIPアドレスによってIPパケットの転送先を判定する。
このように、第2のルータ400と転送振分装置620とを接続し、情報提供IPアドレスへ送信されるIPパケットを転送すれば、専用線を用いずに、試験用アプライアンス装置200から送信されるIPパケットを第2のサーバ700に転送することができる。
以上説明したように、本発明によれば、アプライアンス装置100から第1のサーバ600への通信と、試験用アプライアンス装置200から第2のサーバ700への通信を振り分けることで、サービス運用中に第2のサーバ700の動作の正常性確認ができ、また、試験後には第1のルータ300の設定を変更し、アプライアンス装置100から第1のサーバ600への通信を第2のサーバ700に切り替えることで、システムを停止することなく接続先の移行を行うことができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより接続先移行を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の第1の実施形態によるネットワークシステムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるネットワークシステムを示す概念図である。 本発明の第1の実施形態によるネットワークシステムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態によるネットワークシステムを示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるネットワークシステムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態による通信の転送例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態による通信の転送例を示す概念図である。
符号の説明
10 ネットワーク
20 専用線
100 アプライアンス装置
200 試験用アプライアンス装置
300 第1のルータ
301 第1のルーティング制御部
302 第1のルーティングテーブル
400 第2のルータ
401 第2のルーティング制御部
402 第2のルーティングテーブル
500 第3のルータ
501 第3のルーティング制御部
502 第3のルーティングテーブル
600 第1のサーバ
601 通信部
602 転送部
620 転送振分装置
621 転送部
622 転送情報記憶部
650 第4のルータ
660 第5のルータ
700 第2のサーバ
701 通信部
702 転送部

Claims (8)

  1. IP通信可能なネットワークと、前記ネットワークを構成し、それぞれが前記ネットワークにおける経路を制御するための経路情報を記憶するルーティングテーブルを有する複数の中継装置と、前記ネットワークに接続される第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置と、前記ネットワークに接続され、情報提供IPアドレスに対して送信を行うことにより第1のサーバ装置または第2のサーバ装置から所定の情報を受信するアプライアンス装置と、を備えたネットワークシステムにおける、前記アプライアンス装置の接続先を第1のサーバ装置から第2のサーバ装置へ移行する接続先移行方法であって、
    第1の中継装置のルーティングテーブルに、前記情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第1のサーバ装置への経路を有する第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、前記情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第2のサーバ装置への経路を有する第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、前記第1の経路情報が前記第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶させるステップと、
    前記アプライアンス装置が、前記情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、前記第1の中継装置及び前記第2の中継装置を通じて前記第1のサーバ装置から前記所定の情報を受信している状態にて、前記第1の中継装置、または前記第2の中継装置が、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置の間の通信を切断するステップと、
    前記第1の中継装置が、前記第2の中継装置との通信の切断を検出した場合に、前記アプライアンス装置から前記情報要求データを受信したとき、自装置が有するルーティングテーブルの経路情報を参照し、前記優先度情報に従って、前記第3の中継装置へ当該情報要求データを送信するステップと、
    前記アプライアンス装置が、前記情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、前記第1の中継装置及び前記第3の中継装置を通じて前記第2のサーバ装置から前記所定の情報を受信するステップと、
    を含むことを特徴とする接続先移行方法。
  2. 前記ネットワークに接続される試験アプライアンス装置が、自装置に予め付与されるIPアドレスを送信元とし、前記情報提供IPアドレスを送信先とした第2の情報要求データを送信するステップと、
    前記ネットワークに接続される転送手段が、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送するステップと、
    前記第2のサーバ装置が、前記第2の情報要求データを受信して、受信したことを示す履歴情報を出力した場合、前記第1の中継装置、または前記第2の中継装置が、前記第1の中継装置と第2の中継装置との間の通信を切断するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の接続先移行方法。
  3. 前記転送手段が、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送するステップは、
    前記情報要求データが、前記第2の中継装置により前記第1のサーバ装置に送信され、前記第1のサーバ装置に具備される前記転送手段が、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第1のサーバ装置と前記第2のサーバ装置との間に予め接続される専用回線を通じて前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置へ転送することにより行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載の接続先移行方法。
  4. 前記転送手段が、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送するステップは、
    前記第1のサーバ装置と前記第2のサーバ装置とに接続される、前記転送手段としての転送振分装置が、
    前記第2の中継装置から転送される情報要求データを受信して、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送することにより行なわれる
    ことを特徴とする請求項2に記載の接続先移行方法。
  5. IP通信可能なネットワークと、前記ネットワークを構成し、それぞれが前記ネットワークにおける経路を制御するための経路情報を記憶するルーティングテーブルを有する複数の中継装置と、前記ネットワークに接続される第1のサーバ装置及び第2のサーバ装置と、前記ネットワークに接続され、情報提供IPアドレスに対して送信を行うことにより第1のサーバ装置または第2のサーバ装置から所定の情報を受信するアプライアンス装置と、を備え、前記アプライアンス装置の接続先を第1のサーバ装置から第2のサーバ装置へ移行する接続先移行システムであって、
    第1の中継装置は、
    前記情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第1のサーバ装置への経路を有する第2の中継装置を転送先とする第1の経路情報と、前記情報提供IPアドレスに対応付けて当該情報提供IPアドレスを送信先とするデータを受信すると前記第2のサーバ装置への経路を有する第3の中継装置を転送先とする第2の経路情報と、前記第1の経路情報が前記第2の経路情報より優先度が高いことを示す優先度情報とを予め記憶する第1のルーティングテーブルと、
    他の中継装置との間で経路の制御を行う第1のルーティング制御部と、を備え、
    前記第2の中継装置は、
    他の中継装置との間で経路の制御を行う第2のルーティング制御部と、を備え、
    前記アプライアンス装置は、
    前記情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを前記第1の中継装置を通じて送信する送信手段と、
    前記第1の情報要求データの送信の応答として前記第1の中継装置を通じて前記所定の情報を受信する受信手段と、を備え、
    前記アプライアンス装置が、前記情報提供IPアドレスを送信先とした第1の情報要求データを定期的に送信することにより、前記第1の中継装置及び前記第2の中継装置を通じて前記第1のサーバ装置から前記所定の情報を受信している状態にて、
    前記第1または第2のルーティング制御部は、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置の間の通信を切断し、
    前記第1のルーティング制御部は、前記第2の中継装置との通信の切断を検出した場合に、前記情報要求データを受信したとき、自装置が有するルーティングテーブルの経路情報を参照し、前記優先度情報に従って、前記第3の中継装置へ当該第1の情報要求データを送信する
    ことを特徴とする接続先移行システム。
  6. 前記ネットワークに接続され、自端末に予め付与されるIPアドレスを送信元とし、前記情報提供IPアドレスを送信先とした第2の情報要求データを送信する試験アプライアンス装置と、
    前記ネットワークに接続され、前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送する転送手段と、をさらに備え、
    前記第2のサーバ装置は、
    前記第2の情報要求データを受信して、受信したことを示す履歴情報を出力する通信部を備え、
    前記第1のルーティング制御部、または前記第2のルーティング制御部は、前記通信部から前記履歴情報が出力された場合に、前記第1の中継装置と第2の中継装置との間の通信を切断する
    ことをさらに特徴とする請求項5に記載の接続先移行システム。
  7. 前記第1のサーバ装置と、前記第2のサーバ装置を接続する専用回線を備え、
    前記転送手段は前記第1のサーバ装置に具備されており、
    前記転送手段は、
    前記第2の中継装置から受信する前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の情報要求データを前記専用回線を通じて前記第2のサーバ装置に転送し、前記第1の情報要求データを自装置内に転送する
    ことを特徴とする請求項6に記載の接続先移行システム。
  8. 前記転送手段としての転送振分装置を備え、
    前記転送振分装置は、
    前記情報要求データの送信元IPアドレスを参照することにより、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第2の情報要求データを前記第2のサーバ装置に転送し、前記第2の中継装置を通じて受信する前記第1の情報要求データを前記第1のサーバ装置に転送する
    ことを特徴とする請求項6に記載の接続先移行システム。
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