JPWO2013145004A1 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドコンピューティングのアーキテクチャを高い柔軟性で利用することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理システムを提供すること。【解決手段】情報処理装置は、複数の構成要素のそれぞれの運用費用の情報を記憶するとともに、複数の異なる要求元からそれぞれ受信した、前記複数の構成要素の一部又は全部を含む資源の要求情報を記憶する記憶部と、処理部と、を有し、前記処理部は、前記記憶部に記憶された資源の要求情報によって要求された各資源に含まれる割合が所定の基準を超える1又は複数の構成要素を含む資源情報を生成し、前記記憶部を参照して、前記1又は複数の構成要素のそれぞれに対応する運用費用に基づいて、生成した該資源情報についての運用費用の情報を算出し、前記複数の異なる要求元の少なくとも1つの要求元に対して、生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報とを提供する、処理を実行する。

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理システムに関する。
クラウドコンピューティングは、インターネット等のネットワークを介してユーザがサービスを受ける利用形態であり、近年において普及が進められている。クラウドコンピューティングは、多数のテナント(ユーザ)が大規模なデータセンタなどに設置されたサーバを利用するものである。この利用方法によれば、スケールメリットが生まれるため、データセンタのインフラの利用単価の低減を図ることができる。また、テナントにとっては、サーバの運用管理を、サービスを提供するプロバイダ(サービス提供業者)にアウトソーシングすることができるため、運用管理コストの低減を図ることもできる。
図1は、クラウドコンピューティングを実現するためのマルチテナントアーキテクチャの種類の一例を示す図である。図1(a)は、IaaS(Infrastructure as a Service)ベースの仮想化ネイティブPaaS(Platform as a Service)と呼ばれるマルチテナントアーキテクチャである。図1(a)に示すように、仮想化ネイティブPaaSは、ハードウェア、仮想マシン、OS(Operating System)、DB(Database)、アプリケーションソフトウェア(以降、アプリと呼称する)等の構成要素による階層構造を有している。仮想化ネイティブPaaSでは、ハードウェアインフラのみをテナント間で共用しており、仮想マシン,OS,DBおよびアプリは、テナント毎に個別のものが用いられている。仮想化ネイティブPaaSの形態によれば、各テナントは、仮想マシン、OS,DBおよびアプリを自由に選択し、組み合わせることができる。
図1(b)は、マルチテナントネイティブPaaSと呼ばれるマルチテナントアーキテクチャである。図1(b)に示すように、マルチテナントネイティブPaaSのアーキテクチャは、ハードウェア、OS、DB、アプリ等の構成要素による階層構造を有している。マルチテナントネイティブPaaSでは、ハードウェアだけでなく、OS,DBおよびアプリもテナント間で共用されており、本インフラによって実行されるビジネスプロセスだけがテナント毎に異なっている。マルチテナントネイティブPaaSの形態によれば、アプリおよびDBをテナント間で共用できるため、インフラの集約効率が高く、運用管理作業の効率を高めることができる。
特開2010−140209号公報 特開2011−154540号公報 特開平10−134066号公報 特開平11−53191号公報
Junichi Niino、「Paasが進化する方向と、仮想化を使わないクラウド」、[online]、[平成24年3月7日検索]、インターネット<URL:http://www. publickey1.jp/blog/11/paas_1.html>
仮想化ネイティブPaaSでは、仮想マシン、OS、DBおよびアプリがテナント毎に異なるため、実際の運用ではテナント毎に個別に処理を実行させることとなる。このため、アーキテクチャとしては冗長で非効率であり、データセンタのサーバを必ずしも有効に活用できていないという問題がある。さらに、仮想化ネイティブPaaSのプロバイダは、無数の構成要素の組み合わせの管理を行うこととなるため、サーバの運用管理作業が複雑であり、テナントあたりの運用費用(ランニングコスト)も高くなる問題がある。
一方、マルチテナントネイティブPaaSでは、前述のように、OS、DBおよびミドルウェアを複数のテナントが共用することとなる。このため、各々のテナントが自由にOS、DBおよびアプリの種類を選択することはできず、アーキテクチャを選択する上での柔軟性が低いという問題がある。
1つの側面では、本発明は、クラウドコンピューティングのアーキテクチャを高い柔軟性で利用することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理システムを提供することを目的とする。
発明の一観点によれば、複数の構成要素のそれぞれの運用費用の情報を記憶するとともに、複数の異なる要求元からそれぞれ受信した、前記複数の構成要素の一部又は全部を含む資源の要求情報を記憶する記憶部と、処理部と、を有し、前記処理部は、前記記憶部に記憶された資源の要求情報によって要求された各資源に含まれる割合が所定の基準を超える1又は複数の構成要素を含む資源情報を生成し、前記記憶部を参照して、前記1又は複数の構成要素のそれぞれに対応する運用費用に基づいて、生成した該資源情報についての運用費用の情報を算出し、前記複数の異なる要求元の少なくとも1つの要求元に対して、生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報を提供する、処理を実行する情報処理装置が提供される。
一実施態様によれば、クラウドコンピューティングのアーキテクチャを高い柔軟性で利用することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理システムを提供することができる。
図1は、クラウドコンピューティングを実現するためのマルチテナントアーキテクチャの種類の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態におけるクラウドコンピューティングシステムの一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 図4は、各テナントが利用を要求する資源の一例、およびメモリに格納された資源の情報のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、類似度を算出する処理を示すフローチャートである。 図6は、資源の変更方法の種類と、変更の負荷を示す負荷レベルとの対応関係の一例を示す図である。 図7は、各テナントが利用を要求する資源を状態遷移図で表示した一例を示す図である。 図8は、テナントTが利用する資源とテナントTが利用する資源との間における距離を算出した一例である。 図9は、図4に示す各テナントが利用を要求する資源同士の類似度を算出した結果の一例を示す図である。 図10は、共用化対象となるテナントの組み合わせを抽出した一例、および抽出した共用化対象となるテナントの組み合わせを状態遷移図で表示した一例を示す図である。 図11は、類似資源を決定し、運用費用を算出する処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、類似資源を決定し、運用費用を算出する処理の変形例を示すフローチャートである。 図13は、類似資源および類似資源の運用費用の情報を対象テナントに提示する一例を示す図である。 図14は、本発明の実施形態における情報処理装置の動作の変形例を示すフローチャートである。 図15は、共用化の実行前および実行後における資源の一例を示す図である。 図16は、共用化の実行前および実行後における資源の構成要素の数および種類を、図12に基づいて集計した結果を示す図である。 図17は、本発明の実施形態によって実現可能なマルチテナントアーキテクチャの種類の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施形態によって実現可能なマルチテナントアーキテクチャの種類の別の一例を示す図である。 図19は、サーバの資源間の距離の定義の別の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図19を参照して具体的に説明する。
図2は、本発明の実施形態における情報処理システムの一例を示す図である。図2に示すように、情報処理システムは、クラウドシステムインフラ1と、端末2と、情報処理装置3とを有している。クラウドシステムインフラ1と、端末2と、情報処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。
クラウドシステムインフラ1は、例えばデータセンタ内に備えられ、多数のテナントにサービスを提供するためのサーバ1a,1b,1cおよび1dを有している。各テナントは、インターネット等のネットワークを介してクラウドシステムインフラ1から所望のサービスを受けることができる。サーバ1a〜1eの各々は、例えばOSまたはアプリ等といった複数のソフトウェアを構成要素として含む資源によって動作することができる。
クラウドシステムインフラ1は、管理端末4を有している。管理端末4は、サーバ1a〜1eと相互に通信可能に接続されており、情報処理装置3から受信した信号に基づいて、サーバ1a〜1eの各々に対してOSのアップグレードまたはソフトウェアのインストール等の処理を実行させることができる。
端末2は、クラウドシステムインフラ1を利用する各テナントが所有するユーザインターフェースである。各テナントはそれぞれ異なる端末を所有しており、図2には、5つのテナントがそれぞれ所有する端末2a,2b,2c,2dおよび2eが例示されている。端末2は、例えばパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)または携帯電話等のモバイル型端末である。
以下、情報処理装置3の各部の機能について説明する。情報処理装置1は、メモリ5と、メモリ6と、プロセッサ7と、インターフェース(I/F)8と、インターフェース(I/F)9とを含む。
メモリ5は、記憶部の一例である。メモリ5は、プロセッサ7と電気的に接続されており、クラウドシステムインフラ1を利用する各テナントが要求する資源の情報である、要求情報を格納することができる。また、メモリ5は、資源の運用費用に関する情報を格納することもできる。メモリ5としては、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの半導体メモリ、またはHDD(Hard Disk Drive)などを用いることができる。なお、メモリ5は複数有していても良い。
メモリ6は、プロセッサ7と電気的に接続されており、資源の共用化(集約)処理を実行するための情報処理プログラムを格納することができる。メモリ6としては、例えばROM(Read Only Memory)およびフラッシュメモリなどの半導体メモリ、またはHDDなどを用いることができる。なお、メモリ5は複数有していても良く、メモリ5およびメモリ6は、同一のメモリによって構成されていても良い。
プロセッサ7は、処理部の一例である。プロセッサ7は、メモリ5に格納された資源の情報と資源の運用費用の情報とに基づいて、情報処理プログラムを実行させることができる。プロセッサ7は、情報処理プログラムに従って、後述する資源情報を収集する処理と、類似度を算出する処理と、類似資源を決定する処理と、費用を算出する処理と、共用化を実行する処理とを実行する。プロセッサ7は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
インターフェース(I/F)8は、プロセッサ7とクラウドシステムインフラ1とを送受信可能に接続するための入出力インターフェースの機能を有している。インターフェース(I/F)8は、プロセッサ7から受信した信号に基づいて、クラウドシステムインフラ1の管理端末4に信号を送信し、あるいは管理端末4から受信した信号に基づいて、プロセッサ7に信号を送信することができる。
インターフェース(I/F)9は、プロセッサ7と各テナントの端末2a〜2eとを送受信可能に接続するための入出力インターフェースである。インターフェース(I/F)9は、プロセッサ7から受信した信号に基づいて、端末2a〜2eの内の宛先となる端末に信号を送信することができる。また、インターフェース(I/F)9は、端末2a〜2eから送信された信号を受信し、受信した信号に基づいてプロセッサ7に信号を送信することができる。
次に、本発明の実施形態における情報処理装置3の動作について説明する。
図3は、本発明の実施形態における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
プロセッサ7は、各テナントが利用を要求する資源の情報を取得し、取得した資源の情報をメモリ5に格納する(S101)。資源の情報は、例えばハードウェア、OS、DB、アプリ等の各構成要素の情報である。各テナントが利用を要求する資源の情報とは、新規のテナントがクラウドシステムインフラ1の利用を申請する際に選択した資源の情報だけでなく、クラウドシステムインフラ1の利用を開始している既存のテナントが採用している資源の情報も含んでいる。以降では、OSおよびアプリの情報を資源の情報として取得した場合の動作例について説明する。
図4(a)は、各テナントが利用を要求する資源の一例を示す図である。図4(b)は、メモリに格納された資源の情報のデータ構造の一例を示す図である。図4(a)に示す例では、クラウドシステムインフラ1を利用するテナントは、テナントA,B,C,D,EおよびFである。
テナントAは、OSとしてOS-a 4.0、アプリとしてApp-a 2.0を含む資源と、OSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-a 2.4を含む資源と、OSとしてOS-a 4.2、アプリとしてApp-b 4.1を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。テナントBは、OSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-a 2.4を含む資源と、OSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-b 4.1を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。
テナントCは、OSとしてOS-c 1.0、アプリとしてApp-c 2.6の資源と、OSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-b 4.1を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。テナントDは、OSとしてOS-b 3.0、アプリとしてApp-c 7.0を含む資源と、OSとしてOS-b 1.0、アプリとしてApp-c 6.0を含む資源と、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-d 10を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。
テナントEは、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-c 7.0を含む資源と、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-b 5.0を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。テナントFは、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-c 7.0を含む資源と、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-b 4.0を含む資源とを有するサーバの利用を要求している。
なお、OSおよびアプリの名称の右側に表記されている数字はソフトウェアのバージョン(版数)であり、同種のソフトウェア間では数字が大きいほど新しいバージョンであることを示している。また、テナントA,B,C,D,EおよびFの資源は、上述の資源のみとは限らない。
図4(b)は、図4(a)のアーキテクチャを元に、各テナントが利用を要求するサーバの資源、すなわちアプリとOSとの組み合わせを、テナント毎に列挙したものである。上述の資源の情報の取得方法としては、例えばクラウドシステムインフラ1を利用するテナントに要求して情報を受信する方法や、情報処理装置3が保持しているテナントとの契約情報から、資源の情報を検索して抽出する方法を用いることができる。あるいは、資源の情報を予めメモリ5に格納しておき、格納された情報の最終更新時からの経過時間が所定の時間を超えたテナントのみに対して最新情報を要求し、取得するようにすることもできる。この方法によれば、情報処理プログラムを実行させる際に全てのテナントから情報を取得する必要がないため、資源の情報の取得を効率的に行うことができ、処理時間の短縮を図ることができる。
資源の情報を取得するトリガとしては、例えば新規のテナントがクラウドシステムインフラ1の利用をプロバイダに申請するとき、またはテナント数が一定数を超え、共用化による費用効果が見込めるようになったときを挙げることができる。あるいは、テナント側の変化に関わらず一定または不定期のタイミングをトリガとすることもできる。あるいは、テナント側から利用するサーバの運用費用の削減要求を受けたときや、プロバイダ側においてクラウドシステムインフラ1の運用費用の削減の必要性が生じたときをトリガとすることもできる。
続いて、図3に戻り、プロセッサ7は、取得した資源の情報に基づいて、資源同士の類似度を算出する(S102)。ここで、図5および図6を参照して類似度の算出方法の一例について説明する。
図5は、類似度を算出する処理を示すフローチャートである。
まず、プロセッサ7は、各テナントが利用を要求する資源の情報をメモリ5から読み出す(S201)。
図6は、資源の変更作業の種類と、変更の負荷を示す負荷レベルとの対応関係(負荷レベル情報)の一例を示す図である。サーバの資源の変更方法としては、例えばアップグレード、パッチ適用、インストール、ダウングレード等を挙げることができる。ここで、アップグレードとは、ソフトウェアのバージョンをより新しいバージョンに更新(上書き)するための処理である。パッチ適用とは、パッチファイルと呼ばれる、変更点(差分情報)のみを抜き出して列挙したファイルを用いてプログラムの一部を修正することにより、小規模なバージョンアップを行うための処理である。インストールとは、ソフトウェアをコンピュータの中に新たに組み込んで使用可能な状態にすることである。ダウングレードとは、ソフトウェアのバージョンをより古いバージョンに更新するための処理である。
変更に要する費用や時間等の負荷は、資源の変更方法によって異なる。このため、図6では、資源の変更方法に対応する負荷レベルを資源の変更方法毎に数値で設定している。変更の負荷は、負荷レベルの値が大きいほどが大きく、例えば、OSまたはアプリのアップグレードまたはパッチ適用よりも、アプリのインストールまたはダウングレードの方が変更の負荷が大きい。また、アプリのインストールまたはダウングレードよりも、OSの入れ替え、OSのダウングレードまたはDBの変更の方が変更の負荷が大きい。このように、変更の負荷の負荷レベルを数値化する方法によれば、サーバの資源をどのように変更すれば小さい負荷で変更できるのかを定量的に把握することができるため、共用化の効率化を図ることができる。本実施例では、変更の負荷を示す負荷レベルを「距離」と呼称する。図6に示す情報は、予めメモリ5またはメモリ6に登録されており、適宜追加または変更を行うことも可能である。
続いて、図5に戻り、プロセッサ7は、変更元の資源と変更先の資源との組み合わせ毎に距離を算出する(S202)。
図7は、各テナントが利用を要求する資源を状態遷移図で表示した一例を示す図である。図7は、図6に示す負荷レベル情報に基づいて、資源21、22,23,24、25、26および27の各々を、他の異なる資源に変更する際の距離を算出した結果を示している。矢印の根元に配置されている資源は変更元の資源であり、矢印の先に配置されている資源は変更先の資源である。両矢印は、資源をどちらの方向に変更しても距離が同一であることを示している。なお、図7中のUPGはアップグレード、DNGはダウングレードを示している。
ここで、資源21から資源22に変更する場合の距離の算出方法について説明する。
図7に示すように、資源21は、OSがOS-a 4.5、アプリがApp-a 2.4である。資源22は、OSがOS-a 4.5、アプリがApp-a 2.6である。OSは、種類が変更元と変更先とで同一であることから、変更は不要である。よって、図6を参照するとアプリの変更に係る距離は0である。一方、アプリは、種類が同一であるが、資源21のアプリのバージョンは2.4、資源22のアプリのバージョンは2.6であり、バージョンが異なっている。アプリのバージョンは資源21よりも資源22の方が新しいことから、アプリの変更はアップグレードにより行われることとなる。よって、図6を参照すると、アプリのアップグレードに係る距離は1である。したがって、資源21から資源22に変更する場合の距離は、OSに係る距離とアプリに係る距離の和によって求められ、0+1=1と算出される。
続いて、上述とは逆方向の変更、すなわち資源22から資源21に変更する場合の距離の算出方法について説明する。
OSは、種類が変更元と変更先とで同一であることから、変更は不要である。よって、図6を参照すると、アプリの変更に係る距離は0である。一方、アプリは、種類が同一であるが、資源22のアプリのバージョンは2.6、資源21のアプリのバージョンは2.4であり、バージョンが異なっている。アプリのバージョンは資源22よりも資源21の方が古いことから、アプリの変更はダウングレードにより行われる。よって、図6を参照するとアプリのダウングレードに係る距離は2である。したがって、資源22から資源21に変更する場合の距離は、OSに係る距離とアプリに係る距離の和によって求められ、0+2=2と算出される。このように、距離を比較すると、資源22を資源21に変更するよりも、資源21を資源22に変更する方が、変更の負荷は小さくなっており、資源の変更の方向によって距離が異なる場合があることがわかる。
次に、別の例として、資源23から資源24に変更する場合の距離の算出方法について説明する。資源23は、OSがOS-a 4.0、アプリがApp-a 2.4である。資源24は、OSがOS-a 4.5、アプリはインストールされていない。OSは、種類が変更元と変更先とで同一であることから、変更は不要である。よって、図6を参照すると、アプリの変更に係る距離は0である。一方アプリは、変更先のアプリがインストールされていないため、アプリの変更はアンインストールにより行われることとなる。よって、図6を参照すると、アプリの変更に係る距離は2である。したがって、資源23から資源24に変更する場合の距離は、OSに係る距離とアプリに係る距離の和によって求められ、0+2=2と算出される。
続いて、逆方向の変更、すなわち資源24から資源23に変更する場合の距離の算出方法について説明する。OSは、種類が変更元と変更先とで同一であることから、変更は不要である。よって、図6を参照すると、アプリの変更に係る距離は0である。一方、アプリは、変更元のアプリがインストールされていないため、アプリの変更はインストールにより行われることとなる。よって、図6を参照すると、アプリの変更に係る距離は2である。したがって、資源24から資源23に変更する場合の距離は、OSに係る距離とアプリに係る距離の和によって求められ、0+2=2と算出される。このように、本例では資源の変更の方向によらず距離は同じであり、資源をどちらに変更しても負荷は実質的に変わらない場合があることがわかる。
本発明の実施形態によれば、資源の変更方法の種類に応じた変更の負荷を示す数値を設定し、変更元サーバに含まれる資源と変更先サーバとに含まれる資源との組み合わせ毎に数値を割り当て、割り当てた数値を合計する。この方法によれば、2つの構成要件間で、どちらを変更元とし、どちらを変更先とすれば共用化の負荷が小さくなるのかを定量的に把握することができる。
続いて、図5に戻り、プロセッサ7は、テナントが利用を要求する資源同士の類似度を算出する(S203)。各テナントが利用する資源同士の類似度は、式(1)により算出することができる。
式(1);

ここで、Dis(T,T)は、テナントTからTまでの距離であり、Tが利用する資源をTが利用する資源に変更することを前提とした場合の、資源間の類似度を示している。C(T,i)は、テナントTのi番目の資源(アプリおよびOS)である。D(C(T,i),C(T,j))は、資源C(T,i)から資源C(T,j)までの距離であり、資源C(T,i)から資源C(T,j)に変更することを前提とした場合の、資源間の類似度を示している。
図8は、テナントTが利用する資源とテナントTが利用する資源との間における距離を算出した一例である。図8に示すように、テナントTが利用する資源は、2つの資源31,32を備えている。テナントTが利用する資源は、3つの資源33,34,35を備えている。図8に示す矢印は、一方のテナントの中の各資源から最も距離の短い、他方のテナントの資源を指しており、括弧の中の数字は変更の負荷を示す数値である。
テナントTからテナントTに変更する場合の距離は、例えば以下のように求めることができる。まず、テナントTの資源31,32をそれぞれテナントTの資源のいずれかに変更する場合、資源31,32からの距離が最も小さい資源を資源33,34,35の中から検索する。図8に示すように、資源31との距離が最も短いのは資源33(距離;0)であり、資源32との距離が最も短いのは資源35(距離;2)である。よって、テナントTからテナントTに変更する場合における双方の類似度Ddis(T,T)は、式(1)を参照すると2つの距離の和によって求められ、Ddis(T,T)=0+2=2と算出される。
テナントTからテナントTに変更する場合の距離は、例えば以下のように求めることができる。テナントTの資源33,34,35をそれぞれテナントTの資源のいずれかに変更する場合、資源33,34,35からの距離が最も小さい資源を資源31,32の中から検索する。図8に示すように、資源33との距離が最も短いのは資源31(距離;0)であり、資源34との距離が最も短いのは資源31(距離;2)であり、資源35との距離が最も短いのは資源32(距離;6)である。よって、テナントTからテナントTに変更する場合における双方の類似度Ddis(T,T)は、式(1)を参照すると3つの距離の和によって求められ、Ddis(T,T)=0+2+4=6と算出される。
図9は、図4に示すテナントA,B,C,D,EおよびFが要求する資源同士の類似度を算出した結果の一例を示す図である。縦軸は変更元の資源を利用するテナント、横軸は変更先の資源を利用するテナントを示しており、類似度を示す数値が小さいほど類似度は高く、変更に要する負荷はより小さい。変更元と変更先とが同一である場合は変更作業が発生しないため、「−」と表示している。図9によれば、変更元の資源を利用するテナントがC、変更先の資源を利用するテナントがEである場合、図9を参照すると類似度は12であることがわかる。
S203の処理が終了すると、図3に戻り、プロセッサ7は、算出した類似度に基づいて、共用化に係るテナントである対象テナントを決定する(S103)。
S103において、プロセッサ7は類似度の閾値を設定する。そして、図9に示す情報から、設定した閾値未満の類似度を有するテナントの組み合わせを抽出する。図10は共用化対象となるテナントの組み合わせを抽出した一例を示す図である。本実施例では、類似度の閾値を10と設定し、図10(a)に示すように、閾値が10未満の、集約元の資源の利用を要求するテナントと、集約先の資源の利用を要求するテナントとの組み合わせが抽出される。丸で囲んだ数値が、閾値が10未満の数値を示している。これにより、共用化の対象となる対象テナントとして、テナントA,B,C,EおよびFが決定される。
続いて、図3に戻り、類似資源を決定し、運用費用を算出する(S104)。
類似資源は、複数のテナントによって共用される対象となり得る、共用化候補の資源である。類似資源は、例えば複数のテナントが既に利用している既存の資源の一部を含むものである。類似資源は、テナントの各々が要求する資源の構成にできるだけ類似していることが好ましい。
図10および図11を参照して、類似資源の決定方法および運用費用の算出方法の一例について説明する。図11は、類似資源を決定し、運用費用を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、算出したテナント間の距離に基づいて、テナントをグループ化する(S301)。 図10(a)を参照すると、テナントA,B,Cを1つのグループとしてグループ化できる。また、テナントE,Fを1つのグループとしてグループ化できる。
続いて、各グループ内における類似資源を決定する(S302)。図10(b)および図10(c)は、抽出した共用化対象となるテナントの組み合わせを状態遷移図で表示した一例を示す図である。図10(b)及び図10(c)において、矢印の根元にあるブロックは、集約元の資源の利用を要求するテナントであり、矢印の先に示すブロックは、集約先の資源の利用を要求するテナントである。
類似資源の決定は、例えば以下のように行うことができる。
まず、図10(b)を参照して、テナントA,B,Cが利用を要求する資源のうち、どの資源に集約すれば集約の負荷が小さいのかを類似度を用いて決定する。
テナントB,Cの資源をテナントAの資源に集約する場合、テナントBの資源からテナントAの資源への変更に対応する類似度は4である。しかしながら、テナントCの資源からテナントAへの変更に対応する類似度は、閾値以上の数値(類似度;10)であるため抽出されていない。よって、テナントB,Cの資源からテナントAの資源へ集約する方法は、類似資源の候補から除外される。
テナントA,Cの資源をテナントBの資源に集約する場合、テナントAの資源からテナントBの資源への変更に対応する類似度は3であり、テナントCの資源からテナントAの資源への変更に対応する類似度は6である。よって、テナントA,Cの資源からテナントBの資源へ集約する場合、類似度の和は3+6=9と算出される。
テナントA,Bの資源をテナントCの資源に集約する場合、テナントAの資源からテナントCの資源への変更に対応する類似度は6であり、テナントBの資源からテナントCの資源への変更に対応する類似度は6である。よって、テナントA,Bの資源からテナントCの資源へ集約する場合、類似度の和は6+6=12と算出される。
以上の算出結果をもとに類似度の和を比較し、類似度の和が最も小さい、テナントA,Cの資源をテナントBの資源に集約する方法を類似資源として決定する。
次に、図10(c)を参照して、テナントE,Fの資源のうち、どの資源に集約すれば集約の負荷が小さいのかを類似度を用いて決定する。
テナントEの資源をテナントFの資源に集約する場合、テナントEの資源からテナントFの資源への変更に対応する類似度は2である。一方、テナントFの資源をテナントEの資源に集約する場合、テナントFの資源からテナントEの資源への変更に対応する類似度は1である。よって、類似度が小さい、テナントFの資源をテナントEの資源に集約する方法を類似資源として決定する。
図12は、類似資源を決定し、運用費用を算出する処理の変形例を示すフローチャートである。決定した類似資源によってはサーバの動作に支障をきたす場合がある。例えば、共用化の実行によりOSが旧バージョンにダウングレードされた場合に、既にインストールされているアプリが旧バージョンのOSとの互換性を有していないと、アプリが動作しなくなる不具合が生じ得る。そこで、図12に示す変形例には、類似資源を決定した後に、類似資源による運用が可能かどうかを判定する処理が追加されている。
図12において、S301以前に行う処理は、図11に示す処理と同様である。S302で各グループ内における類似資源を決定した後、決定した類似資源による運用が可能かどうか判定する(S304)。運用が可能かどうかの判定は、例えば、メモリ5にOS構成要素間の制約条件に関する情報を格納しておき、これらの情報を検索して運用が可能かどうかを調べることによって行うことができる。決定した類似資源による運用が可能であると判定された場合(S304肯定)、S303に移る。決定した類似資源による運用が不可能であると判定された場合(S304否定)、S302に戻り、当該グループ内における類似資源の決定を再度実行する。
このように、類似資源を決定した後に、類似資源による運用が可能かどうかを判定することによって、動作に適さない資源を排除できるため、類似資源の決定精度の向上を図ることができる。
次に、図11に戻り、類似資源をテナントが利用した場合の運用費用を算出する(S303)。
プロセッサ7は、S302で決定した類似資源の情報と、メモリ5に格納されている資源の運用費用の情報とに基づいて、類似資源の運用費用に関する情報を算出する。
まず、1テナントあたりの運用費用について説明する。例えば、1テナントあたりの運用費用cは
式(2);

と表すことができる。ここで、Sは1テナントあたりの固定費であり、P×(1−(n−1)/T)は資源を共用することによる変動費である。Pは1テナントあたりの変動費の最大値であり、Tは総テナント数、nは資源を共用するテナント数である。
例えば、100テナントが全て個別に異なる資源を使用する場合は、T=100、n=1であるため、これらを式(2)に代入すると運用費用csilo
式(3);

と表され、費用が最も高くなる。また、例えば、100テナント全てが1つの資源を共用する場合は、T=100、n=100となるため、これらを式(2)に代入すると運用費用cshare
式(4);

と表され、費用が最も低くなる。
また、共用化を実行した場合に得られる資源の運用費用の削減量(削減効果)csilo−cshareは、式(3)および式(4)を用いることにより
式(5);

と求めることができる。
続いて、テナントA,Cの資源をテナントBの資源に集約する場合の運用費用c(A,B,C)を算出する。この場合、6つのテナントのうち3つのテナントで資源を共用することとなるため、式(2)にT=6、n=3を代入すると、運用費用c(A,B,C)
式(6);

と求めることができる。よって、共用化を行うことによる運用費用の削減量csilo−c(A,B,C)は、式(3)および式(6)を用いることにより
式(7);

と求めることができる。
続いて、テナントA,Cの資源をテナントBの資源に集約する場合の運用費用c(E,F)を算出する。この場合、6つのテナントのうち2つのテナントで資源を共用することとなるため、式(2)にT=6、n=2を代入すると、運用費用c(E,F)
式(8);

と求めることができる。よって、共用化を行うことによる運用費用の削減量csilo−c(E,F)は、式(3)および式(8)を用いることにより
式(9);

と求めることができる。
式(2)〜(9)それぞれの実際の運用費用は、例えばメモリ5に格納された資源の運用費用の情報の中からSおよびPの値を取得し、取得した値を式(2)〜(9)に代入することによって算出することができる。
S303が終了すると、図3に戻り、対象テナントに、生成した類似資源の情報(資源情報)および類似資源の運用費用の情報を提示する(S105)。
ここで、対象テナントに提示する類似資源の運用費用の情報は、対象テナントが要求する資源を利用した場合の運用費用と、類似資源を利用した場合の運用費用とを提示しても良いし、対象テナントが利用を要求する資源の代わりに、類似資源を利用することによって得られる費用削減量を提示しても良い。ここで費用削減量とは、テナントが要求する資源を利用した場合の運用費用と、類似資源を利用した場合の運用費用との差分である。あるいは、運用費用と費用削減量の両方を提示するようにしても良い。
S105において、プロセッサ7は、情報処理装置3内のインターフェース(I/F)9に、類似資源の情報と、S303で算出した類似資源の費用に関する情報とを、対象テナントが有する端末に送信するように指示する信号を送信する。インターフェース(I/F)9は、プロセッサ7から受信した信号に基づいて、類似資源の情報と資源の運用費用の削減量の情報とを含む信号を、端末2a〜2eのうち、対象テナントが有する端末に送信する。
図13は、類似資源および類似資源の運用費用の情報を対象テナントに提示する一例を示す図である。図13は、類似資源の運用費用の情報として、運用費用の削減量を提示する場合の一例を示している。
図13に示すように、情報処理装置3は、テナントA,Cの資源をテナントBの資源に集約するための類似資源に係る情報と、当該類似資源を実行した場合に得られる資源の運用費用の削減量csilo−c(A,B,C)=(1/3)×Pに係る情報とをテナントA,B,Cの端末2a,2b,2cにそれぞれ送信する。また、情報処理装置3は、テナントFが利用する資源をテナントEが利用する資源に集約するための類似資源に係る情報と、当該共用化を実行した場合に得られる資源の運用費用の削減量csilo−c(E,F)=(1/6)×Pに係る情報とをテナントE,Fに提示する。なお、テナントDは対象テナントではないため、情報処理装置3は、テナントDの端末2dに上述の情報を送信しない。
このように、対象テナントが要求する資源を利用した場合の運用費用と、類似資源を利用した場合の運用費用との差分を対象テナントに提示することによって、対象テナントは本来要求していた資源に類似する資源を選択肢として得られるだけでなく、類似資源を利用することによるコストメリットを定量的に把握することができるため、どちらの資源を採用するかどうかを容易に判断することができる。
続いて、類似資源および資源の運用費用の削減量に係る情報を受信した対象テナントは、類似資源の利用を承認するかどうかを判断する。対象テナントは、資源の変更に伴う諸費用とコストメリットとを比較しながら判断する。対象テナントが類似資源の利用を承認する場合、対象テナントが所有する端末は、承認する旨の信号をインターフェース(I/F)9に送信する。対象テナントが類似資源の利用を承認しない場合、対象テナントが所有する端末は、承認しない旨の信号をインターフェース(I/F)9に送信する。
続いて、図3に戻り、プロセッサ7は、全ての対象テナントが類似資源の利用を承認したかどうかを判定する(S106)。全ての対象テナントが類似資源を利用することを承認したと判定した場合(S106肯定)、プロセッサ7は、対象資源に共用化を指示する信号をインターフェース(I/F)8に送信する。インターフェース(I/F)8は、共用化を指示する信号に含まれる情報に基づいて、クラウドシステムインフラ1内の管理端末4に共用化への移行を指示する信号を送信する。共用化への移行を指示する信号を受信した管理端末4は、サーバ1a〜1dのうちの対象サーバに対してアップグレードまたはインストール等の共用化処理を実行する。
一方、全てのテナントが類似資源の利用を承認しなかったと判定した場合(S106否定)、プロセッサ7は、非承認としたテナントを対象テナントから除外する(S108)。その後、プロセッサ7は、対象テナントが存在するかどうかを判定する(S109)。対象テナントが存在しないと判定した場合(S109否定)、プロセッサ7は、共用化ができないため処理を終了する。対象テナントが存在すると判定した場合(S109肯定)、S104に戻り、プロセッサ7は、残りのテナントが利用する資源に類似する類似資源を決定し、コストメリットの算出を再び行う。
このように、非承認としたテナントを対象テナントから除外し、全ての対象テナントが承認するまで処理を繰り返すことにより、全ての対象テナントの承認の上で、対象テナントの間で採りうる最適な方法で共用化を図ることができる。
なお、承認結果は、プロバイダから対象テナントに類似資源の提示を行ってもすぐに対象テナントから回答が得られるとは限らない。特に、提示を行った殆どのテナントから承認結果が得られている状況下で、一部の対象テナントからの承認結果が得られていない場合は、共用化ができないまま遅延することとなるため、既に承認判断を終えたテナントが不利益を被るだけでなく、運用費用の削減量も市況の変化等により変化してしまう恐れがある。そのため、情報処理装置3から対象テナントに類似資源の情報を送信する際には、送信してからの所定の経過時間を回答期限として設定するのが好ましい。
図14は、本発明の実施形態における情報処理装置の動作の変形例を示すフローチャートである。図14において、S105以前に行う処理は、図3に示す処理と同様である。S105において、類似資源および類似資源の運用費用の情報を対象テナントに送信した時点を起点として時間計測を開始する(S110)。時間計測は、例えばプロセッサ7に内蔵されているクロック等を用いることができる。
続いて、プロセッサ7は、対象テナントの端末から承認結果を受信したかどうかを判定する(S111)。対象テナントの端末から承認結果を受信した場合(S111肯定)、S106に移る。対象テナントの端末から承認結果を受信していないと判定された場合(S111否定)、送信してから所定の時間が経過したかどうかを判定する(S112)。送信してから所定の時間が経過したと判定した場合(S112肯定)、プロセッサ7は当該対象テナントが非承認したものと判定する(S113)。送信してから所定の時間が経過していないと判定した場合(S112否定)、S111に戻る。
このように、送信してからの所定の経過時間を回答期限として設定し、回答期限を経過した対象テナントを非承認とみなして対象テナントから除外することで、残りのテナントが利用する資源を前提とした類似資源の決定を迅速に進めることができるため、共用化の遅延を抑えることができる。
図15は、共用化の実行前および実行後における資源の一例を示す図である。図15に示すように、テナントA,B,Cは、共用化後はOSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-a 2.4を含む資源と、OSとしてOS-a 4.5、アプリとしてApp-b 4.1を含む資源とを有するサーバを利用することとなる。テナントDは、共用化に係る対象テナントでないため、資源に変更はない。テナントE、Fは、共用化後はOSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-b 7.0の資源と、OSとしてOS-b 2.0、アプリとしてApp-b 5.0を含む資源とを有するサーバを利用することとなる。このように、テナントA,B,Cは、共用化によって資源を減少させることができる。
図16は、共用化の実行前および実行後における資源の構成要素の数および種類を、図15に基づいて集計した結果を示す図である。図中の集約率は、集約前の数値に対する集約後の数値で定義され、集約率の数値が小さいほど集約効果が大きいことを示している。図16に示すように、共用化を実行することによって、構成要素の数および種類をともに削減することが可能となり、集約効果は構成要素の種類よりも数の方が大きいことがわかる。このように、システムの複雑の度合いや規模を抑えながら、運用費用を削減することが可能となる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、資源の情報に基づいて算出した類似度に基づいて類似資源を決定し、決定した類似度の運用費用を算出し、類似資源の情報と類似資源の運用費用に関する情報とを対象テナントに提示する。これにより、プロバイダおよびテナント双方にとって、クラウドコンピューティングのアーキテクチャを効率的かつ高い柔軟性で利用することができる。すなわち、プロバイダにとっては、テナントから承認を得た上でデータセンタのサーバのアーキテクチャを簡素化することができ、その結果、サーバの管理の複雑さが改善され、テナントあたりの運用費用の低減を図ることができる。一方、テナントにとっては、プロバイダから提供されたメリットを把握した上で資源を選択することができるため、選択の柔軟性を得ることができる。
図17は、本発明の実施形態によって実現可能なマルチテナントアーキテクチャの種類の一例を示す図である。図17(b)の形態は、マルチテナントネイティブPaaSを複数備えた形態である。この形態は、図17(a)に示すように、テナントが利用するサーバが有する資源間で同一または類似のものをグルーピングして集約し、比較的小規模なマルチテナントネイティブPaaSを複数形成することによって実現することができる。
図18は、本発明の実施形態によって実現可能なマルチテナントアーキテクチャの種類の別の一例を示す図である。図18(b)の形態は、全てのテナントが1つのマルチテナントネイティブPaaSを利用するのではなく、一部の資源だけを共用するようにした形態である。この形態は、図18(a)を参照しながら、各テナントが利用する資源の中で部分的に共用可能な資源を抽出し、一部を共用化して1つのアーキテクチャとして構成することによって実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は特定の実施例に限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能である。図19は、資源間の距離の定義の変形例を示す図である。本実施例では、資源の変更の負荷を示す負荷レベルを数値で表したが、例えば図19(a)に示すように、資源の変更に要する費用を距離の定義として用いることもできる。または、図19(b)に示すように、資源の変更に要する時間(工数)を距離の定義として用いることもできる。
1:クラウドシステムインフラ
2:端末
3:情報処理装置
4:管理端末
5:メモリ
6:メモリ
7:プロセッサ
8:インターフェース(I/F)
9:インターフェース(I/F)
21〜27:資源
31〜35:資源

Claims (7)

  1. 複数の構成要素のそれぞれの運用費用の情報を記憶するとともに、複数の異なる要求元からそれぞれ受信した、前記複数の構成要素の一部又は全部を含む資源の要求情報を記憶する記憶部と、
    処理部と、
    を有し、
    前記処理部は、
    前記記憶部に記憶された資源の要求情報によって要求された各資源に含まれる割合が所定の基準を超える1又は複数の構成要素を含む資源情報を生成し、
    前記記憶部を参照して、前記1又は複数の構成要素のそれぞれに対応する運用費用に基づいて、生成した該資源情報についての運用費用の情報を算出し、
    前記複数の異なる要求元の少なくとも1つの要求元に対して、生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報とを提供する、処理を実行する情報処理装置。
  2. 前記運用費用の情報は、前記要求元から要求された資源を利用した場合の運用費用と、生成した前記資源情報に対応する資源を利用した場合の運用費用との差分の情報である請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記処理部は、
    前記資源情報に対応する資源による運用が可能かどうかを判定し、
    運用可能でないと判定された場合に、前記資源情報を再度生成する処理をさらに実行する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、
    生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報とを提供された全ての前記要求元が、生成した前記資源情報に対応する資源を利用することを承認しなかった場合に、承認しなかった要求元を除外した残りの要求元により要求された資源に基づいて、前記資源情報を生成する処理と前記運用費用の情報を算出する処理とをさらに実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部は、
    前記資源情報と前記運用費用の情報とを提供してからの所定の経過時間を設定し、
    所定の経過時間まで経過しても前記要求元から承認結果を含む信号を受信しなかった場合に承認しなかったものと判定する請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータが、
    複数の構成要素のそれぞれの運用費用の情報を記憶するとともに、複数の異なる要求元からそれぞれ受信した、前記複数の構成要素の一部又は全部を含む資源の要求情報を記憶し、
    前記記憶部に記憶された資源の要求情報によって要求された各資源に含まれる割合が所定の基準を超える1又は複数の構成要素を含む資源情報を生成し、
    前記記憶部を参照して、前記1又は複数の構成要素のそれぞれに対応する運用費用に基づいて、生成した該資源情報についての運用費用の情報を算出し、
    前記複数の異なる要求元の少なくとも1つの要求元に対して、生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報とを提供する、処理を実行する情報処理方法。
  7. サーバと、
    複数の構成要素のそれぞれの前記サーバにおける運用費用の情報を記憶するとともに、複数の異なる要求元からそれぞれ受信した、前記複数の構成要素の一部又は全部を含む前記サーバの資源の要求情報を記憶する記憶部と、処理部とを有する情報処理装置と、
    を有し、
    前記処理部は、
    前記記憶部に記憶された資源の要求情報によって要求された各資源に含まれる割合が所定の基準を超える1又は複数の構成要素を含む資源情報を生成し、
    前記記憶部を参照して、前記1又は複数の構成要素のそれぞれに対応する運用費用に基づいて、生成した該資源情報についての運用費用の情報を算出し、
    前記複数の異なる要求元の少なくとも1つの要求元に対して、生成した前記資源情報と、算出した前記運用費用の情報とを提供する、処理を実行する情報処理システム。
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