JPWO2013118515A1 - センサ端末およびセンサネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つのセンサから出力されるセンサ信号を処理し、網制御装置および通信回線を介してセンタ装置に転送するセンサ端末において、網制御装置と接続可能な通信インタフェース手段と、センサに接続してセンサ信号を入力するセンサ入力インタフェース手段と、センサ入力インタフェース手段を介して入力するセンサ信号からセンサデータを生成し、網制御装置から通信インタフェース手段を介して入力するセンタ装置の要求信号に対応するセンサデータまたは自発的に送信するセンサデータを、通信インタフェース手段から網制御装置を介してセンタ装置へ送信する制御手段とを備える。

Description

本発明は、電気通信設備を活用して遠隔でセンサ情報を取得し、監視または制御するためのセンサ端末およびセンサネットワークシステムに関する。
遠隔監視システムは、センタ装置から遠隔で、ガス、水道、電気等の検針値、セキュリティ情報(各種警報等)を収集するシステムであり、M2M通信のアプリケーションの一つとして世の中に広く導入されている。
図17は、従来のセンサネットワークシステムの構成例を示す。
図17において、ガスメーター11や水道メーター12などの通信機能付きメーターは、高圧ガス保安協会(KHK)の標準インタフェースである5ビットインタフェースあるいは8ビットインタフェースを介して、網制御装置(以下「NCU」と記述する)10に接続される。このNCU10は、保安器15、電話回線13を介してセンタ装置14と接続され、センタ装置14との間で双方向通信するようになっている。電話回線13に代えて、例えばISDN、ADSL、光回線、携帯電話回線、PHS回線等の公衆回線を用いることも可能である。NCU10がこのように多種多様な公衆回線に対応しているのは、公衆回線が通信技術の進展、市場ニーズの変化により、現在に至るまで継続して変遷してきたためであり、遠隔監視システムが古くから継続して利用されている実績の高いシステムであることを示唆している。
また、無線の親機および子機を利用し、親機と複数の子機で構築したローカルな端末網を活用し、有線と無線を併用する施工性に優れたシステムも考案されている(例えば特許文献1)。
また、NCUは、メーター近傍に設置される場合、商用電源の確保が困難であることから電池駆動となることが多い。NCUの通信頻度は月数回と低いことから、通信時以外はスリープさせることで、メーターの検定満了期間と同等の電池寿命を実現している。
一方、例えば特許文献2に記載のシステムは、温度、湿度、照度、気圧、振動等の各種センサに通信機能を搭載したセンサ端末を用いてセンサネットワークを構成している。本センサネットワークのセンタ装置では、周囲の環境、モノの状態を示す環境データ、人の状態、動作を示す対象者データ、及び消費エネルギーデータから人の行動パターンを解析して、省エネを実現するための具体的な指標を算出している。センサ端末としては、LAN等の有線ネットワークに接続されるものや、ZigBee(登録商標)、Bluetooth (登録商標)、特定小電力無線等の無線ネットワークに接続されるものがある。
特開平6−85938号公報 特開2010−262510号公報
しかしながら、遠隔監視システムに用いられるNCUは、既に世の中に多数導入されているが、上述の標準インタフェースが業界特有の特殊なものである。そのため、適合するガスメーターや水道メーターは豊富に存在するものの、その他のセンサ機器への採用はほとんど実績がない。
NCUの中には複数の標準インタフェースを有し、1台のNCUで複数台のメーターを接続可能なものも存在する。しかし、これらのメーターインタフェースに加えて、センサ入力インタフェースを複数実装するには、回路規模の増大による端末サイズ及びコストの増大、ならびにインタフェース回路での電力の浪費等の問題がある。すなわち、標準インタフェースは、通信時以外はマイクロアンペアオーダーに消費電流を抑えるように構成されているが、例えば電力メーターについてはRS−485等のインタフェースを用いているため、ドライバIC等による電力消費が大きく、通信時以外でもミリアンペアオーダー以上の消費電流となってしまう。
さらに、クランプ式電流センサによる電流値測定においては、センサ入力インタフェースから比較的に大きな電流が端末回路に流れ込む。そのため、基板配線周辺発生した磁界や、電磁波が他の配線に影響を与え、正しいセンサ値を取得できない恐れがある。
また、NCUは電池駆動を想定しているため、センサ機器への用途拡大、あるいはセンサ入力インタフェースの増加により、通信頻度が例えば1時間に1回程度に増大する場合には、電池寿命が極端に減少して頻繁な電池交換が必要となり、保守コストが増大する。従って、ガス、水道、電気の使用量をリアルタイムにモニタする場合やその他の通信頻度が高い用途には適用が困難であり、用途は、ガス、水道メーターの遠隔検針に限定されていた。
一方、従来のセンサネットワークでは、一般に測定対象毎に通信機能、センシング機能を特化したセンサ端末を使用するため、端末ラインナップが多品種少量になる傾向があった。そのため、センサ端末の生産、在庫・物流管理の効率が低下するため、量産効果が十分に得られる大きな市場へ導入される場合を除き、コスト的に不利であった。結果として、安価なセンサネットワークの構築が困難であった。
本発明は、既存の遠隔監視システムに用いられるNCUに接続でき、安価なセンサネットワークの構築を可能とするセンサ端末およびセンサネットワークシステムを提供することを目的とする。
第1の発明のセンサ端末は、少なくとも1つのセンサから出力されるセンサ信号を処理し、網制御装置および通信回線を介してセンタ装置に転送するセンサ端末において、網制御装置と接続可能な通信インタフェース手段と、センサに接続してセンサ信号を入力するセンサ入力インタフェース手段と、センサ入力インタフェース手段を介して入力するセンサ信号からセンサデータを生成し、網制御装置から通信インタフェース手段を介して入力するセンタ装置の要求信号に対応するセンサデータまたは自発的に送信するセンサデータを通信インタフェース手段から網制御装置を介してセンタ装置へ送信する制御手段とを備える。
第1の発明のセンサ端末において、センサは、センサ信号として電流信号を出力するクランプ式電流センサまたは計測装置であり、制御手段は、クランプ式電流センサまたは計測装置から入力する電流信号を電圧信号に変換し、サンプリングしてセンサデータを生成する構成である。
第1の発明のセンサ端末において、制御手段は、複数のセンサから入力する電流信号をそれぞれ所定の入力電圧範囲の電圧信号に変換する電流電圧変換手段を含む。また、制御手段は、複数のセンサの電流信号を順次切り替えて入力し、その順番に合わせて電流電圧変換手段を制御して所定の入力電圧範囲の電圧信号に変換する構成である。
第1の発明のセンサ端末において、制御手段は、クランプ式電流センサまたは計測装置から入力する電流信号を検出しないときにスリープし、クランプ式電流センサまたは計測装置から電流信号の再入力を検出したときにウェイクアップする手段を含む。
第1の発明のセンサ端末において、制御手段は、センサデータと少なくとも1つの閾値とを比較し、閾値との大小関係に応じたサンプリング回数でサンプリングしてセンサデータを平均化する構成である。
第1の発明のセンサ端末において、ACアダプタまたは電池からセンサ端末各部へ給電を行うとともに、網制御装置へ給電を行う手段を備える。制御手段は、電圧信号をサンプリングするタイミングでACアダプタからの給電の有無を検知し、無給電を示す停電検知により電池からの給電に切り替える制御を行い、さらに電圧信号をサンプリングするタイミングで電池からの給電電圧を検出して閾値と比較し、電池からの給電に切り替えたときおよび電池からの給電電圧が閾値を下回ったときに、網制御装置を介してセンタ装置へ通知する信号を送信する構成である。また、制御手段は、電圧信号をサンプリングするタイミングでACアダプタからの給電の有無を検知し、無給電を示す停電検知により電池からの給電に切り替える制御を行うとともに、当該停電検知と電圧信号の有無に応じて停電範囲を切り分け、網制御装置を介してセンタ装置へ通知する信号を送信する構成である。
第1の発明のセンサ端末において、蓄電部からセンサ端末各部へ給電を行うとともに、網制御装置へ給電を行う手段と、クランプ式電流センサまたは計測装置から入力する電流信号から前記センサデータを生成しないときに、当該電流信号を用いて蓄電部を充電する手段とを備える。
第2の発明のセンサネットワークシステムは、第1の発明のセンサ端末と、センサ端末に接続されるとともに、通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、網制御装置を介してセンサ端末に要求信号を送信して対応するセンサデータを収集し、または網制御装置を介してセンサ端末から自発的に送信されたセンサデータを収集し、センサの遠隔監視を行うセンタ装置とを備える。
本発明のセンサ端末は、クランプ式電流センサや汎用の計測装置で得られたセンサデータを、NCUを介して多種多様な通信方式でセンタ装置へ転送することができる。また、電池で駆動するNCUに対して、本発明のセンサ端末から給電が可能なため、通信頻度の高いアプリケーションにも対応可能となり、NCUの適用範囲が広がる。
本発明のセンサ端末およびセンサネットワークシステムは、ガスや水道等の遠隔監視用の既設NCUとの共用や、ガスや水道等の遠隔監視システムとの共用が可能となり、個々に専用のセンサ端末やシステムを用意する必要がない。また、1台のセンサ端末に複数のクランプ式電流センサや計測装置を収容可能となるため、電流センサ毎に端末を用意する必要もなく、低コストで、簡便なセンサネットワークシステムの構築が可能となる。
本発明のセンサ端末は、設置環境における商用電源の状態や、停電による電池への切り替えをセンタ装置を把握することが可能となり、センサネットワークシステムのメンテナンス性を向上させることができる。
本発明のセンサ端末は、センサから入力する電流信号を蓄電部に充電してセンサ端末の駆動に利用することにより、商用電源に依存しないセンサネットワークシステムの構築が可能となる。
本発明のセンサ端末は、センサから入力する電流信号に応じてサンプリング条件を設定してセンサデータの平均化を行うため、電流信号が引き起こす電磁波の影響を低減することができ、信頼性の高い端末、センサネットワークシステムの提供が可能となる。
本発明のセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。 実施例1のセンサ端末100の構成例を示す図である。 実施例1における処理機能を個別に設ける場合の信号調整回路部110の構成例を示す図である。 実施例1における処理機能を共用する場合の信号調整回路部110の構成例を示す図である。 メモリ105の構成例を示す図である。 電文フォーマットの例を示す図である。 光回線と特定小電力無線を組み合わせたセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。 携帯電話回線と特定小電力無線を組み合わせたセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。 汎用計測装置を収容したセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。 実施例2のセンサ端末100の構成例を示す図である。 実施例2における信号調整回路部110の構成例を示す図である。 実施例2における信号調整回路部110の構成例を示す図である。 実施例3における信号調整回路部110の構成例を示す図である。 実施例3における信号調整回路部110の構成例を示す図である。 実施例4におけるマイクロコントローラ104の処理手順例を示すフローチャートである。 実施例4におけるマイクロコントローラ104の処理手順例を示すフローチャートである。 従来のセンサネットワークシステムの構成例を示す図である。
図1は、本発明のセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。
図1において、電話回線13に、保安器15を介してNCU10が接続される。NCU10は、5ビットインタフェースと8ビットインタフェースを有しており、5ビットインタフェースには既存の通信機能付きのガスメーター11が接続されている。また、8 ビットインタフェースには、本発明の特徴であるセンサ端末100が接続される。
センサ端末100の詳細は後述するが、例えばクランプ式電流センサを最大4系統接続可能な端子台を備えている。端子台には、分電盤16内の二次側電力線の4カ所に取り付けられたクランプ式電流センサからの電流信号が入力される。例えば、ブレーカー系統毎にクランプ式センサを取り付けることで、電気機器毎の電力消費を把握することができる。センタ装置14は、電話回線13を介してNCU10と双方向通信を行い、NCU10に対して要求電文を送信することにより、ガスメーター11からの検針値データや、センサ端末100を介してクランプ式電流センサからの電流値データを収集する。また、センタ装置14は、ガスメーター11やセンサ端末100からイベントドリブンで送信されるセキュリティ情報や電力使用量超過情報を受信する。さらに、センサ端末100は、クランプ式電流センサから収集した電流値データを自発的(定期的または所定のタイミング)にセンタ装置14に送信してもよい。
図2は、実施例1のセンサ端末100の構成例を示す。
図2において、センサ端末100は、端子台101,102、8ビットインタフェース回路部103、マイクロコントローラ104、メモリ105、電源回路部106、電池107、DC電源ジャック108、信号調整回路部110から構成される。センサ端末100は、一方の端子台101を介してNCU10と接続されており、端子台101に接続される8ビットインタフェース回路部103とNCU10との間で例えば通信速度300bpsのデータ信号の送受信処理を行う。8ビットインタフェース回路部103の制御および送受信データの処理は、マイクロコントローラ104により実行される。
他方の端子台102には、クランプ式電流センサ17が4個接続可能であり、最大4カ所の測定が可能である。ここで、クランプ式電流センサ17とは、センサ中心の穴に、貫通させた電力線の周囲に誘起される磁界を電子回路にインタフェース可能な電流信号に変換するセンサである。クランプ式電流センサ17からの電流信号は、端子台102を介して信号調整回路部110に入力され、ノイズ除去、整流、平滑化、電流電圧変換、信号増幅、インピーダンス整合等の処理が施された後、マイクロコントローラ104に搭載されているAD変換器により、電圧を示すデジタル値へ変換される。このデジタル値は、センサ端末100あるいはセンタ装置14で電圧値に変換され、更に負荷抵抗値で除算することにより、電流値が得られる。ここで、信号調整回路部110は、センサ毎にそれぞれ個別に設けてもよいし、処理機能の一部ないし全てを共用して設けてもよい。
図3は、実施例1における処理機能を個別に設ける場合の信号調整回路部110の構成例を示す。
図3において、信号調整回路部110は、各クランプ式電流センサ17からの入力信号ごとに、フィルタ111、ダイオードブリッジと電解コンデンサからなる整流/平滑化回路112、選択スイッチ113、2種類の負荷抵抗R1,R2、アンプ114から構成される。まず、クランプ式電流センサ17からの入力信号は、フィルタ111により高周波成分が除去され、整流/平滑化回路112のダイオードブリッジによる整流、電解コンデンサによる平滑化が行われる。次いで、選択スイッチ113で選択された負荷抵抗R1,R2により入力信号(電流信号)が所望のレベルの電圧信号に変換される。この負荷抵抗を選択することにより、マイクロコントローラ104のAD変換器の入力電圧範囲に適合した電圧信号に調整される。負荷抵抗R1,R2を選択する選択スイッチ113は、機械的なスイッチのほか、電気的に切り替え可能なリレー、半導体スイッチ等を使ってもよい。また、ピンヘッダとジャンパソケットにより切り替える構成としてもよい。また、選択スイッチ113と負荷抵抗R1,R2の代わりに、1つの可変抵抗を用いて調整してもよい。さらに、後段のアンプ114で増幅率を調整してもよい。以上の処理を経て、マイクロコントローラ104に搭載されているAD変換器へ入力される。
図4は、実施例1における処理機能を共用する場合の信号調整回路部110の構成例を示す。
図4において、信号調整回路部110は、選択スイッチ115,116、フィルタ111、ダイオードブリッジと電解コンデンサからなる整流/平滑化回路112、4種類の負荷抵抗R1〜R4、アンプ114から構成される。ここでは、負荷抵抗は、4種類から選択できる構成を示す。マイクロコントローラ104は、各センサからの入力信号1〜4と負荷抵抗R1〜R4の対応関係を記憶した測定レンジ設定テーブルを持っており、これに基づいて選択スイッチ115,116を同期制御し、所望の経路を設定する。
まず、入力信号1を負荷抵抗R2に対応する測定レンジで計測する場合の動作について説明する。入力信号1がフィルタ111へ入力されるように選択スイッチ115を切り替える。入力信号1は、フィルタ111により高周波成分が除去され、次いで整流/平滑化回路112により整流および平滑化が行われる。その後、選択スイッチ116により所望のレンジを実現する負荷抵抗R2を選択し、所望のレベルの電圧信号に変換する。電圧信号はアンプ114により増幅され、マイクロコントローラ104に搭載されているAD変換器へ入力される。
入力信号2〜4についても同様に測定レンジ設定テーブルに基づき、選択スイッチ115で入力信号を2→3→4と順次切替えるとともに、これに同期させて、選択スイッチ116で所望の負荷抵抗をR4→R1→R3に順次切り替えながら、AD変換器により繰り返しサンプリングを行い、デジタル値を取得する。測定レンジ設定テーブルのデータは、設定器を用いてローカルでセンサ端末100に書き込んでもよいし、センタ装置14から送信する設定電文により遠隔で書き込んでもよい。設定電文は、例えば図6(3) に示す設定電文のようなフォーマットで構成される。
以上の構成で回路規模を削減することにより、センサ端末100の小型化、低消費電力化、低コスト化が可能となる。また、上述の例のように、実装面積を増大することなく、選択可能な負荷抵抗の種類を増大すれば、多種多様な入力信号に対応可能となり、適用範囲が広がる。
AD変換器で取得されたデジタル値は、マイクロコントローラ104からメモリ105に格納され、必要に応じて読み出すことができる。図5に示すようにメモリ105内には、クランプ式電流センサ17ごとに取得データを格納する領域が予め決められており、論理チャネルが形成されている。また、メモリ105は、異常時のバックアップとして二面構成となっており、エラーチェックの結果、データに欠損があると判断した場合には、バックアップデータを読み出すことにより、欠損したデータを修復できるようになっている。
センタ装置14から特定のクランプ式電流センサのデータを読み出す場合には、例えば図6(1) に示す要求電文でこの論理チャネルを指定することにより、必要なデータのみを効率的に読み出すことができる。要求電文は、センサ端末を一意に識別するための端末ID、センサ端末の処理内容を指定するコマンド種別、論理チャネルを指定するためのセンサチャネルから構成される。図6(2) に示す応答電文は、図6(1) に示す要求電文の情報要素に取得データが加わったものである。同様に、各センサの入力端子に関するパラメータの設定を行う場合には、図6(3) に示す設定電文で論理チャネルと設定データを指定することにより実施する。図6(4) に示す応答電文は、図6(3) に示す設定電文の設定結果を応答する。
図2に示す電源回路部106には、ACアダプタからの電源を受電するためのDC電源ジャック108及び電池107が接続されている。電源回路部106は、8ビットインタフェース回路部103、マイクロコントローラ104、メモリ105、及び信号調整回路部110へ給電している。また、電源回路部106は、電源供給元を切り替える電源切り替え手段を具備している。また、給電ケーブル経由で電源回路部106とNCU10を接続すれば、センサ端末100からNCU10へ給電することができる。停電時およびACアダプタ不使用時には、ACアダプタから電池107へ電源が切り替わり、電池107からセンサ端末100の各部及びNCU10へ給電するようになっている。
マイクロコントローラ104は、AD変換器で信号調整回路部110からの電圧信号をサンプリングするタイミングで、ACアダプタからの給電があるかどうかを電源回路部106に問い合わせ、ACアダプタから電池107への電源の切替わりタイミングを検出し、電文により、停電の発生及び停電の復旧をNCU10経由でセンタ装置14へ通知してもよい。また、同様に、AD変換器で信号調整回路部110からの電圧信号をサンプリングするタイミングで、電池107の出力電圧をマイクロコントローラ104のAD変換器で取得し、所定の閾値を下回った場合に、電文により、電池寿命が近いことをNCU10経由でセンタ装置14へ通知してもよい。
また、停電検知と信号調整回路部110からの電圧信号に基づき、停電状況をセンサ端末100で判断し、センタ装置14へ通知する構成としてもよい。すなわち、停電検知あり、かつ電圧信号ありの場合は、センサ端末100の故障、またはACアダプタのコンセント抜けによるセンサ端末100のみの停電が発生したものとセンサ端末自体が判断し、電文によりNCU10経由でセンタ装置14へ通知する。一方、停電検知あり、かつ電圧信号なしの場合は、設置環境の全ての給電設備に停電が発生したものと判断し、電文によりNCU10経由でセンタ装置14へ通知する。
本実施例では、NCU10とセンタ装置14との通信回線として電話回線13を利用する例を示したが、ISDN、ADSL、光回線、携帯電話回線、PHS回線、LAN、無線LAN等であってもよい。その場合、NCU10は、それぞれの通信方式に対応したものを使用する。また、上記回線と特定小電力無線を組み合わせた構成としてもよい。
図7は、光回線と特定小電力無線を組み合わせたセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。
図7において、光回線18に光終端装置19を介してNCU親機10Aが接続されており、NCU親機10AとNCU子機10B,10Cは特定小電力無線により通信を行う。NCU子機10B,10Cは、5ビットインタフェースと8ビットインタフェースを有しており、NCU子機10Bの5ビットインタフェースと8ビットインタフェースには、それぞれ通信機能付きのガスメーター11と水道メーター12が接続されている。また、NCU子機10Cの8ビットインタフェースには、センサ端末100が接続されている。センサ端末100の詳細構成は、上述したものと同じである。
図8は、携帯電話回線と特定小電力無線を組み合わせたセンサネットワークシステムの一例を示す概念図である。
図8において、携帯電話回線20の基地局にユーザ宅外のNCU親機10Aが接続されており、NCU親機10Aとユーザ宅内のNCU子機10B,10Cは特定小電力無線により通信を行う。NCU子機10Bの5ビットインタフェースと8ビットインタフェースには、それぞれ通信機能付きのガスメーター11と水道メーター12が接続されている。また、NCU子機10Cの8ビットインタフェースには、センサ端末100が接続されている。センサ端末100の詳細構成は、上述したものと同じである。
図7および図8に示す構成では、屋外と屋内にそれぞれNCU子機10B,10Cを設置することにより、屋外と屋内の間の配線工事なしに、屋内の分電盤16と屋外のガスメーター11、水道メーター12等を容易に収容することができる。
また、本実施例では、NCU10とセンサ端末100が接続可能な通信インタフェースとして、8ビットインタフェースを採用する場合について説明したが、両者が接続可能なものであれば、他のインタフェースであってもよい。さらに、NCU10は、同じ通信インタフェースを複数搭載する構成としてもよく、8ビットインタフェースと他のインタフェースの両方を搭載する構成としてもよい。
また、本実施例では、センサ端末100への入力信号は、クランプ式電流センサ17からの電流信号としたが、汎用計測装置からの電流信号であってもよい。例えば、図9に示すように、工場内に設置された汎用計測装置21からの電流信号をセンサ端末100に収集し、さらにNCU子機10B〜10Dを介してNCU親機10Aに転送する構成としてもよい。汎用計測装置21は、例えば、温湿度センサ、圧力センサ、傾斜センサ、CO2センサ等である。センサ類は、DC4〜20mAの計装用統一信号を出力するものが望ましい。センサ端末100の詳細構成は上述したものと同じであり、入力信号は、信号調整回路部110の負荷抵抗で電圧に変換される。なお、ここでは公衆回線ではなく、LANを用いたローカルなシステム構成となっている。
図10は、実施例2のセンサ端末100の構成例を示す。
図10において、センサ端末100は、端子台101,102、8ビットインタフェース回路部103、マイクロコントローラ104、メモリ105、電源回路部106、信号調整回路部110、蓄電部121、充電制御回路部122から構成される。蓄電部121および充電制御回路部122を除く各部は、実施例1のセンサ端末100と同じである。充電制御回路部122は、蓄電部121と信号調整回路部110を接続し、クランプ式電流センサ17から信号調整回路部110に入力する電流の一部を蓄電部121に蓄積する。
図11および図12は、実施例2における信号調整回路部110の構成例を示す。
図11において、信号調整回路部110は、図3に示す実施例1の信号調整回路部110の2種類の負荷抵抗R1,R2の一端をグランドまたは充電制御回路部122に切り替える選択スイッチ117を備える。
負荷抵抗R1,R2には、場合によっては、数十ミリアンペアから数百ミリアンペア程度の電流が流れる。そのため、マイクロコントローラ104は、AD変換器による電圧値のサンプリングを行わないときに選択スイッチ117を制御し、負荷抵抗R1,R2に流れる電流を充電制御回路部122へ導く。充電制御回路部122は、蓄電部121の種類に応じて充電に適した電圧、電流に変換した後、蓄電部121へ供給して充電する。ここで、蓄電部121は、二次電池またはキャパシタである。電圧値のサンプリングを行う場合には、選択スイッチ117をグランド側に接続して、実施例1で説明した手順で動作させる。
図11に示す構成例では、負荷抵抗R1,R2から電流を充電制御回路部122へ導く構成になっている。一方、図12に示す構成例のように、負荷抵抗R1,R2と充電制御回路部122を切り替える選択スイッチ118を用いて、負荷抵抗R1,R2を経由せずに、電流を充電制御回路部122へ直接導く構成としてもよい。
また、マイクロコントローラ104は、AD変換器でサンプリングした電圧値が、所定の閾値を超える場合にのみ選択スイッチ117,118を制御して、電流を充電制御回路部122へ導入するようにしてもよい。
図13および図14は、実施例3における信号調整回路部110の構成例を示す。ここでは、マイクロコントローラ104は、クランプ式電流センサ17から電流信号が入力されないことを検出したときにスリープ状態とし、クランプ式電流センサ17から再び電流信号が入力されたことを検出したときにウェイクアップする機能について説明する。
図13において、信号調整回路部110は、図3に示す実施例1の信号調整回路部110の2種類の負荷抵抗R1,R2の一端をグランドまたは電流制限抵抗131を介してフォトカプラ132に切り替える選択スイッチ119を備える。
マイクロコントローラ104は、クランプ式電流センサ17から電流信号が入力されず電圧値を検出しないときに、選択スイッチ119を制御して負荷抵抗R1,R2の一端を電流制限抵抗131を介してフォトカプラ132に接続し、スリープ状態になる。フォトカプラ132の出力(割込み信号)は、プルアップ抵抗133を介して電源VCCに接続され、フォトカプラ132がオフのときにハイレベル、オンのときにローレベルになる。
フォトカプラ132は、クランプ式電流センサ17から電流信号が入力されないときは、電流が流れないためオフとなり、フォトカプラ132からマイクロコントローラ104に出力される割込み信号はハイレベル固定となり、マイクロコントローラ104はスリープ状態を継続する。
フォトカプラ132は、クランプ式電流センサ17から電流信号が入力されると、選択スイッチ119、電流制限抵抗131を介して電流が流れてオンとなり、出力される割込み信号はローレベルになる。マイクロコントローラ104は、この割込み信号がハイレベルからローレベルになったことをトリガとしてウェイクアップし、選択スイッチ119を制御して負荷抵抗R1,R2の接続先をフォトカプラ132からグランドに切り替える。これにより、実施例1と同じ回路が形成されるので、マイクロコントローラ104は同様の手順でデジタル値を取得する。
また、図14に示すように、コンパレータ141がアンプ114への入力電圧を検出し、コンパレータ141の出力を割込み信号としてマイクロコントローラ104に入力する構成としてもよい。コンパレータ141には、アンプ114へ入力される電圧と基準電圧Vref を抵抗142と抵抗143で抵抗分割して調整された閾値電圧が入力される構成となっており、その他の構成は実施例1と同様である。
クランプ式電流センサ17から電流信号が入力されないときは、アンプ114の入力電圧は閾値電圧を超えないため、コンパレータ141から出力される割込み信号はハイレベルとなり、マイクロコントローラ104はスリープする。
クランプ式電流センサ17から電流信号が入力され、負荷抵抗R1,R2に電流が流れると、アンプ114の入力電圧が高くなる。この電圧が閾値電圧を超えると、コンパレータ141から出力される割込み信号はローレベルになる。マイクロコントローラ104は、この割込み信号がハイレベルからローレベルになったことをトリガとしてウェイクアップし、実施例1と同様の手順でデジタル値を取得する。
実施例1〜実施例3のセンサ端末100において、クランプ式電流センサ17からの電流信号は、信号調整回路部110でノイズ除去、整流、平滑化、電流電圧変換、信号増幅、インピーダンス整合等の処理が施された後、マイクロコントローラ104に搭載されているAD変換器により、入力電圧値がデジタル値へ変換される。このとき、ノイズの影響を抑制するため、AD変換器でデジタル値を複数回サンプリングして平均化処理が行われるが、マイクロコントローラ104は得られたデジタル値の絶対値に応じて、そのサンプリング回数を変化させる制御を行う。
図15は、実施例4におけるマイクロコントローラ104の処理手順例を示す。
ここで、閾値1<閾値2<閾値3及びN0 <N1 <N2 とする。まず、AD変換器で入力電圧値を初期サンプリング回数であるN0 回サンプリングし、取得したデジタル値(取得データ)を予め規定した閾値1と比較する。取得データが閾値1を超えない場合には、取得データをそのままメモリに保存し、取得データが閾値1を超える場合は閾値2と比較する。取得データが閾値2を超えない場合には、N0 回サンプリングによる取得データを廃棄し、サンプリング回数をN1 回へ増大させて再度電圧値のサンプリングを行い、取得データをメモリに保存する。N0 回サンプリングによる取得データが閾値2を超える場合は閾値3と比較する。取得データが閾値3を超えない場合には、N0 回サンプリングによる取得データを廃棄し、サンプリング回数をN2 回へ増大させて再度電圧値のサンプリングを行い、取得データをメモリに保存する。N0 回サンプリングによる取得データが閾値3を超える場合には、取得データを廃棄する。
すなわち、最小のN0 回サンプリングによる取得データが最小の閾値1以下であればその取得データを採用する。N0 回サンプリングによる取得データが閾値1を超えて閾値2以下であれば、N0 回より多いN1 回サンプリングによる取得データを採用する。N0 回サンプリングによる取得データが閾値2を超えて閾値3以下であれば、N1 回より多いN2 回サンプリングによる取得データを採用する。そして、N0 回サンプリングによる取得データが最大の閾値3を超えていれば、その取得データを廃棄する。
より細かく制御を行う場合には、閾値の数を増やせばよい。また、閾値は1つでもよい。閾値が1つの場合の処理手順は、図16に示すように、AD変換器で入力電圧値を初期サンプリング回数であるN0 回サンプリングし、取得したデジタル値(取得データ)を予め規定した閾値と比較する。取得データが閾値を超えない場合には、取得データをそのままメモリに保存し、取得データが閾値を超える場合はN0 回サンプリングによる取得データを廃棄し、サンプリング回数をN1 回へ増大させて再度電圧値のサンプリングを行い、取得データをメモリに保存する。
これにより、センサからの入力信号に応じて、AD変換器の最適なサンプリング条件を設定し、入力信号が引き起こす電磁波の影響を低減することができ、信頼性の高いセンサ端末およびセンサネットワークシステムを実現することができる。
10 網制御装置(NCU)
10A NCU親機
10B,10C,10D NCU子機
11 ガスメーター
12 水道メーター
13 電話回線
14 センタ装置
15 保安器
16 分電盤
17 クランプ式電流センサ
18 光回線
19 光終端装置
20 携帯電話回線
100 センサ端末
101,102 端子台
103 8ビットインタフェース回路部
104 マイクロコントローラ
105 メモリ
106 電源回路部
107 電池
108 DC電源ジャック
110 信号調整回路部
111 フィルタ
112 整流/平滑化回路
113,115,116,117,118,119 選択スイッチ
114 アンプ
121 蓄電部
122 充電制御回部
131 電流制限抵抗
132 フォトカプラ132
133 プルアップ抵抗
141 コンパレータ
142,143 抵抗
R1,R2,R3,R4 負荷抵抗
【0005】
該停電検知と電圧信号の有無に応じて停電範囲を切り分け、網制御装置を介してセンタ装置へ通知する信号を送信する構成である。
[0020]
第1の発明のセンサ端末において、蓄電部からセンサ端末各部へ給電を行うとともに、網制御装置へ給電を行う手段と、クランプ式電流センサまたは計測装置から入力する電流信号から前記センサデータを生成しないときに、当該電流信号を用いて蓄電部を充電する手段とを備える。
第1の発明のセンサ端末において、制御手段は、センサ信号から生成したセンサデータをメモリの論理チャネルに格納し、センタ装置の要求信号に対応するセンサデータを該メモリの論理チャネルから読み出して送信する構成であり、要求信号は、センサ端末を識別する識別子と、論理チャネルを指定するセンサチャネルとを含む。
[0021]
第2の発明のセンサネットワークシステムは、第1の発明のセンサ端末と、センサ端末に接続されるとともに、通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、網制御装置を介してセンサ端末に要求信号を送信して対応するセンサデータを収集し、または網制御装置を介してセンサ端末から自発的に送信されたセンサデータを収集し、センサの遠隔監視を行うセンタ装置とを備える。
発明の効果
[0022]
本発明のセンサ端末は、クランプ式電流センサや汎用の計測装置で得られたセンサデータを、NCUを介して多種多様な通信方式でセンタ装置へ転送することができる。また、電池で駆動するNCUに対して、本発明のセンサ端末から給電が可能なため、通信頻度の高いアプリケーションにも対応可能となり、NCUの適用範囲が広がる。
[0023]
本発明のセンサ端末およびセンサネットワークシステムは、ガスや水道等の遠隔監視用の既設NCUとの共用や、ガスや水道等の遠隔監視システムとの共用が可能となり、個々に専用のセンサ端末やシステムを用意する必要がない。また、1台のセンサ端末に複数のクランプ式電流センサや計測装置を収容可能となるため、電流センサ毎に端末を用意する必要もなく、低コストで、簡便なセンサネットワークシステムの構築が可能となる。
[0024]
本発明のセンサ端末は、設置環境における商用電源の状態や、停電による電池への切り替えをセンタ装置に把握させることが可能となり、センサネットワークシステムのメンテナンス性を向上させることができる。
[0025]
本発明のセンサ端末は、センサから入力する電流信号を蓄電部に充電して

Claims (11)

  1. 少なくとも1つのセンサから出力されるセンサ信号を処理し、網制御装置および通信回線を介してセンタ装置に転送するセンサ端末において、
    前記網制御装置と接続可能な通信インタフェース手段と、
    前記センサに接続して前記センサ信号を入力するセンサ入力インタフェース手段と、
    前記センサ入力インタフェース手段を介して入力する前記センサ信号からセンサデータを生成し、前記網制御装置から前記通信インタフェース手段を介して入力する前記センタ装置の要求信号に対応するセンサデータまたは自発的に送信するセンサデータを、前記通信インタフェース手段から前記網制御装置を介して前記センタ装置へ送信する制御手段と を備えたことを特徴とするセンサ端末。
  2. 請求項1に記載のセンサ端末において、
    前記センサは、前記センサ信号として電流信号を出力するクランプ式電流センサまたは計測装置であり、
    前記制御手段は、前記クランプ式電流センサまたは前記計測装置から入力する電流信号を電圧信号に変換し、サンプリングして前記センサデータを生成する構成である
    ことを特徴とするセンサ端末。
  3. 請求項2に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、複数の前記センサから入力する電流信号をそれぞれ所定の入力電圧範囲の電圧信号に変換する電流電圧変換手段を含む
    ことを特徴とするセンサ端末。
  4. 請求項3に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、複数の前記センサの電流信号を順次切り替えて入力し、その順番に合わせて前記電流電圧変換手段を制御して前記所定の入力電圧範囲の電圧信号に変換する構成である
    ことを特徴とするセンサ端末。
  5. 請求項2に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、前記クランプ式電流センサまたは前記計測装置から入力する電流信号を検出しないときにスリープし、前記クランプ式電流センサまたは前記計測装置から電流信号の再入力を検出したときにウェイクアップする手段を含む
    ことを特徴とするセンサ端末。
  6. 請求項2に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、前記センサデータと少なくとも1つの閾値とを比較し、閾値との大小関係に応じたサンプリング回数でサンプリングして前記センサデータを平均化する構成である
    ことを特徴とするセンサ端末。
  7. 請求項2に記載のセンサ端末において、
    ACアダプタまたは電池からセンサ端末各部へ給電を行うとともに、前記網制御装置へ給電を行う手段を備えた
    ことを特徴とするセンサ端末。
  8. 請求項7に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、前記電圧信号をサンプリングするタイミングで前記ACアダプタからの給電の有無を検知し、無給電を示す停電検知により前記電池からの給電に切り替える制御を行い、さらに前記電圧信号をサンプリングするタイミングで前記電池からの給電電圧を検出して閾値と比較し、前記電池からの給電に切り替えたときおよび前記電池からの給電電圧が閾値を下回ったときに、前記網制御装置を介して前記センタ装置へ通知する信号を送信する構成である
    ことを特徴とするセンサ端末。
  9. 請求項7に記載のセンサ端末において、
    前記制御手段は、前記電圧信号をサンプリングするタイミングで前記ACアダプタからの給電の有無を検知し、無給電を示す停電検知により前記電池からの給電に切り替える制御を行うとともに、当該停電検知と前記電圧信号の有無に応じて停電範囲を切り分け、前記網制御装置を介して前記センタ装置へ通知する信号を送信する構成である
    ことを特徴とするセンサ端末。
  10. 請求項2に記載のセンサ端末において、
    蓄電部からセンサ端末各部へ給電を行うとともに、前記網制御装置へ給電を行う手段と、
    前記クランプ式電流センサまたは前記計測装置から入力する電流信号から前記センサデータを生成しないときに、当該電流信号を用いて前記蓄電部を充電する手段と
    を備えたことを特徴とするセンサ端末。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のセンサ端末と、
    前記センサ端末に接続されるとともに、前記通信回線を介して前記センタ装置に接続される網制御装置と、
    前記網制御装置を介して前記センサ端末に前記要求信号を送信して対応する前記センサデータを収集し、または前記網制御装置を介して前記センサ端末から自発的に送信された前記センサデータを収集し、前記センサの遠隔監視を行うセンタ装置と
    を備えたことを特徴とするセンサネットワークシステム。
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