JPWO2013080541A1 - 無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置 Download PDF

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Abstract

無線通信システムにおいて、無線中継装置の処理遅延を考慮して通信品質判定用のタイマ値を設定する。本発明に係る無線通信システムは、基地局装置30と無線端末装置10と複数の無線中継装置20とを備え、基地局装置30は、自装置が無線中継装置でないことを示す情報を中継段数の値として報知し、無線中継装置20は、基地局装置30または他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置20の中継段数の値として報知し、無線端末装置10は、要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置20から受信した中継段数の値に基づいて算出する。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、日本国特許出願2011−259307号(2011年11月28日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置に関するものである。
無線端末装置が基地局装置と通信するためには、基地局装置からの無線電波が届く範囲(サービスエリア)に無線端末装置が位置する必要がある。しかし、山岳地帯や高層ビル等が建ち並ぶ市街地には障害物が多いため無線電波が届きにくい領域が存在する。また、屋外に設置された基地局装置からは、電波が届かない領域(例えば、建物の内部や地下)が多く存在する。特に、IEEE標準規格802.16eを基に規格化されたWiMAX(登録商標)(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の高速無線通信方式においては、2.5GHz以上の周波数帯が使用されるが、このような高周波数帯の電波は直進性が強く障害物を回りこむ性質が弱いため、障害物の影響を強く受ける。このような電波が届かない領域をカバーするためには、基地局装置と無線端末装置との間の無線電波を中継する無線中継装置(レピータ)が必要となる。
無線中継装置は一般的にセル半径が小さいため、無線電波が届きにくい領域が広い場合は、無線電波が届きにくい領域の全てを1台の無線中継装置で担当することは困難である。このような場合は、複数の無線中継装置をカスケード無線接続する構成にすることによりサービスエリアを広げることができる。複数の装置をカスケード無線接続する構成は、例えば、特許文献1において、通信親局に複数の通信子局をカスケード無線接続する構成が開示されている。
一方、電源オン時など無線端末装置が通信を開始する際は、無線端末装置は無線通信システムにネットワークエントリする必要がある。ネットワークエントリの際には、無線端末装置はネットワークに対して様々なパラメータを要求する要求メッセージを送信し、ネットワーク側はこれに対して応答メッセージを送信する。これらの処理が全て正常に終了してネットワークエントリが完了すると、無線端末装置は通信可能となる。
ネットワークエントリにおける、無線端末装置からの要求メッセージの送信、および、これに対するネットワーク側の応答メッセージの送信の処理において、無線端末装置と基地局装置との間の通信品質が低い場合などは、無線端末装置は、要求メッセージに対する応答メッセージを受信できない場合がある。無線端末装置は、通常、通信品質を監視するためのタイマ機能を有し、所定のタイマ値の満了前に送信した要求メッセージに対する応答メッセージを受信できない場合は、要求メッセージを再送するか、または、通信品質が低いと判定して通信を切断し別の基地局装置をサーチするなどの処理を実行する。
特開平10−210108号公報
複数の無線中継装置をカスケード無線接続して配置している場合、ネットワークエントリの際における、無線端末装置からの要求メッセージの送信と、それに対するネットワーク側の応答メッセージの送信は、複数の無線中継装置を介して行われる。例えば、無線端末装置の要求メッセージは、複数の無線中継装置を介して基地局装置に送信され、基地局装置からデータ伝送やリソース管理の機能を有するアクセスサービスネットワークゲートウェイ(ASNGW:Access Service Network Gateway)に送信される(以下、アクセスサービスネットワークゲートウェイについては「ASNGW」と略記する)。そして、ASNGWが送信する応答メッセージは、基地局装置と複数の無線中継装置とを介して無線端末装置に送信される。
しかしながら、各無線中継装置において要求メッセージや応答メッセージを受信してから送信するまでの間には、これらの処理をするための処理時間を要する。したがって、このように、複数の無線中継装置がカスケード無線接続している場合など、多数の装置を介して無線端末装置の要求メッセージに対する応答メッセージが送信される場合、それぞれの装置における処理に起因する遅延が蓄積する。そのため、無線端末装置が要求メッセージを送信してから、それに対する応答メッセージを受信するまでの時間が長くなる。
従来技術では、無線中継装置が介在することを前提とせずに上述の所定のタイマ値が設定されている。そのため、一般的にタイマ値は小さい値であり、各装置間の通信品質に問題がなくても、無線中継装置による遅延の蓄積に起因して、所定のタイマ値の満了前に送信した要求メッセージに対する応答メッセージを受信できないことが起こり得る。
この場合、無線端末装置は、各装置間の通信品質に問題がないにも関わらず、パラメータの要求メッセージを再送したり、通信を切断して他の基地局装置のサーチを開始したりしてしまうという問題がある。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、無線端末装置と基地局装置との間に無線中継装置が配置される構成の無線通信システムにおいて、無線中継装置の処理遅延を考慮して通信品質判定用のタイマ値を設定することができる無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る無線通信システムの発明は、
基地局装置と、無線端末装置と、当該基地局装置と当該無線端末装置との間にカスケード無線接続される少なくとも1つの無線中継装置とを備える無線通信システムにおいて、
前記基地局装置は、自装置が前記無線中継装置でないことを示す情報を中継段数の値として報知し、
前記無線中継装置は、
無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合には、前記基地局装置から受信した前記中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するとともに、
前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合には、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知し、
前記無線端末装置は、ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から受信した中継段数の値に基づいて算出する
ことを特徴とする。
第2の観点に係る発明は、第1の観点に係る無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
所定のタイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
で算出することを特徴とする。
第3の観点に係る発明は、第1の観点に係る無線通信システムであって、さらに、
プロトコルを別のプロトコルでカプセル化して通信するトンネル経由で前記無線中継装置と通信する無線中継装置用アクセスサービスネットワークゲートウェイと、
前記トンネル経由の通信においてカプセル化されたプロトコルをもとのプロトコルに変換する無線中継装置用トンネル終端装置とを備えることを特徴とする。
第4の観点に係る発明は、第3の観点に係る無線通信システムであって、
前記無線端末装置は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
所定のタイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
+(トンネル変換用の処理遅延)
で算出することを特徴とする。
上述したように本発明の解決手段をシステムとして説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた第5の観点に係る無線通信方法の発明は、
基地局装置と、無線端末装置と、当該基地局装置と当該無線端末装置との間にカスケード無線接続される少なくとも1つの無線中継装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法において、
前記基地局装置が、自装置が前記無線中継装置でないことを示す情報を中継段数の値として報知するステップと、
前記無線中継装置が、無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合は、前記基地局装置から受信した前記中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するステップと、
前記無線中継装置が、前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合は、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するステップと、
前記無線端末装置が、ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から受信した中継段数の値に基づいて算出するステップと
を含むことを特徴とする。
第6の観点に係る発明は、第5の観点に係る無線通信方法であって、
前記算出するステップは、前記所定のタイマ値を、以下の等式
所定のタイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
で算出することを特徴とする。
また、本発明を装置として実現させた第7の観点に係る無線端末装置の発明は、
無線中継装置と無線通信を行う通信部と、
ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を算出する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から前記通信部を介して受信した中継段数の値に基づいて算出する
ことを特徴とする。
第8の観点に係る発明は、第7の観点に係る無線端末装置であって、
前記制御部は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
所定のタイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
で算出することを特徴とする。
また、本発明を装置として実現させた第9の観点に係る無線中継装置の発明は、
基地局装置または他の無線中継装置と無線通信を行う基地局装置側通信部と、
無線端末装置または他の無線中継装置と無線通信を行う端末側通信部と、
無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合は、前記基地局装置から前記基地局装置側通信部を介して受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として、前記端末側通信部を介して報知するとともに、
前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合は、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として、前記端末側通信部を介して報知する制御部とを備える。
本発明によれば、無線端末装置と基地局装置との間に無線中継装置が配置される構成の無線通信システムにおいて、無線中継装置の処理遅延を考慮して通信品質判定用のタイマ値を設定することができる無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る無線端末装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線中継装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおけるネットワークエントリの様子を簡略化して示したシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける無線端末装置の要求メッセージに対する応答メッセージの様子を示すシーケンス図である。
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略図である。無線通信システムは、無線端末装置10、無線中継装置20−1および20−2、基地局装置30、ならびに、ASNGW40から構成されている。ここで、無線中継装置20−1および20−2は同種の装置であり、以後、区別をせずに総称する場合は無線中継装置20と記載する。
無線端末装置10は、無線中継装置20−1との間でデータを送受信する。無線端末装置10は、電源オン時などネットワークエントリの必要がある場合、ネットワークエントリの処理手続において、様々なパラメータを要求する要求メッセージをネットワーク側に送信する。無線端末装置10は、要求メッセージに対するASNGW40からの応答メッセージを無線中継装置20−1から受信する。無線端末装置10の機能の詳細については図2の説明において詳述する。
無線中継装置20−1は、無線端末装置10と無線中継装置20−2との間で送受信されるデータを中継する。無線中継装置20−2は、無線中継装置20−1と基地局装置30との間で送受信されるデータを中継する。このように、図1に示す例においては、無線端末装置10と基地局装置30との間に、無線中継装置20−1および20−2がカスケード無線接続されて配置されている。無線中継装置20の機能の詳細については図3の説明において詳述する。
基地局装置30は、無線中継装置20−2と無線通信を行い、ASNGW40と有線通信を行う。基地局装置30は、ダウンリンクについては、ASNGW40からダウンリンクデータを受信し、ベースバンド信号処理および無線信号へのアップコンバートをしてから、無線中継装置20−2に送信する。基地局装置30は、アップリンクについては、無線中継装置20−2から無線信号を受信し、ベースバンド周波数へのダウンコンバートおよびベースバンド信号処理をしてから、アップリンクデータをASNGW40に出力する。
基地局装置30は、ネットワークエントリにおいて、下りパラメータや上りパラメータを定期的に報知する。図1の例においては、無線中継装置20−2が、基地局装置30が報知する下りパラメータや上りパラメータを受信する。基地局装置30は、無線中継装置20ではなく基地局装置30が下りパラメータや上りパラメータを報知していることを示す。そのため、中継段数の値として、例えば、中継段数の値=0を報知する。また、基地局装置30は、中継段数の値を無線中継装置20−2に通知する方法として、中継段数の値を報知するのではなく、無線端末装置10からの最初の要求メッセージに対する応答メッセージの中に、中継段数の値の情報を含めてもよい。
ASNGW40は、無線端末装置10の認証、無線リソース管理およびハンドオーバなどの処理を行う。また、ASNGW40は、無線端末装置10の要求メッセージを基地局装置30から受信し、当該要求メッセージへの応答メッセージを基地局装置30に出力する。
なお、図1においては、無線端末装置10と基地局装置30との間に2台の無線中継装置20−1および20−2がカスケード無線接続される構成を示したが、これはあくまで一例であり、本発明は無線中継装置20の台数を2台に限るものではない。無線中継装置20の台数が少なくとも1台以上であれば、本発明は適用可能である。
図2は、本発明の一実施形態に係る無線端末装置の概略構成を示す機能ブロック図である。無線端末装置10は、通信部120、制御部140および記憶部160を備える。
通信部120は、アンテナを介して無線中継装置20−1とデータを送受信する。通信部120は、無線中継装置20−1からダウンリンクデータを無線信号として受信する。通信部120は、無線中継装置20−1へアップリンクデータを無線信号として送信する。ネットワークエントリの処理中においては、ダウンリンクデータに、ASNGW40からの応答メッセージが含まれる場合がある。また、ネットワークエントリの処理中においては、アップリンクデータに、ASNGW40への要求メッセージを含める場合がある。
制御部140は、通信部120をはじめとして無線端末装置10の全体を制御する。制御部140は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。
制御部140は、ネットワークエントリの際に、無線中継装置20−1から受信するダウンリンクデータに含まれる中継段数の値を抽出する。ここで抽出される中継段数の値とは、基地局装置30から無線中継装置20−1までの間に何段の無線中継装置20がカスケード無線接続されているかを示す情報である。例えば図1に示す無線通信システムの例においては、基地局装置30から無線中継装置20−1までの間に無線中継装置20−2および20−1の2台がカスケード無線接続されているので、制御部140は、ダウンリンクデータから中継段数の値=2を抽出する。
制御部140は、無線端末装置10がASNGW40に要求メッセージを送信してから、無線端末装置10がASNGW40から当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間を監視する。
制御部140は、要求メッセージを送信すると同時に所定のタイマ値を設定し、当該タイマ値の満了前に応答メッセージを受信できなかった場合は、要求メッセージを再送するか、または、通信品質が低いと判定して通信を切断し別の基地局装置をサーチするなどの処理を実行する。
制御部140は、抽出した中継段数の値に基づいてタイマ値を算出する。中継段数の値が1段増える毎に、無線端末装置10が要求メッセージを送信してから受信メッセージを受信するまでに要する時間が、無線中継装置20における転送処理および装置間の伝搬遅延分だけ増える。そのため、制御部140は、その増分を考慮した延長タイマ値を以下の数式により算出する。
延長タイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
ここで、基本タイマ値とは、無線端末装置10と基地局装置30との間に無線中継装置20が存在しない前提で設定されたタイマ値である。また、延長タイマ値を算出する数式の最後で2が掛けられているのは、往復の分を考慮したものである。
記憶部160は、下りチャネルや上りチャネルの各種パラメータを記憶する。記憶部160が記憶する各種パラメータは、通信断後の最初のサーチにおいて、初期設定のパラメータとして用いることができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る無線中継装置の概略構成を示す機能ブロック図である。無線中継装置20は、ドナーノード210とサービスノード220とを備える。
まず、ドナーノード210の機能ブロックについて説明する。ドナーノード210は、基地局装置側通信部212と基地局装置側制御部214とを備える。
基地局装置側通信部212は、アンテナを介して無線接続される上位装置とデータを送受信する。ダウンリンクデータについては、基地局装置側通信部212は、無線接続される上位装置からダウンリンクデータを無線信号として受信する。基地局装置側通信部212は、無線信号をダウンコンバートしてベースバンド信号に変換し端末側通信部222に出力する。ネットワークエントリの処理中においては、ダウンリンクデータに、ASNGW40からの応答メッセージが含まれる場合がある。
ここで上位装置とは、ある装置からみて相対的にASNGW40側にある装置をいい、下位装置とは、ある装置から見て相対的に無線端末装置10側にある装置をいう。また、無線接続される上位装置とは直接通信を行っている上位装置をいい、例えば、無線中継装置20−2にとっては、基地局装置30が無線接続される上位装置である。また、無線接続される下位装置とは直接通信を行っている下位装置をいい、例えば、無線中継装置20−2にとっては、無線中継装置20−1が無線接続される下位装置である。
また、アップリンクデータについては、基地局装置側通信部212は、端末側通信部222からアップリンクデータをベースバンド信号として受け取る。基地局装置側通信部212は、ベースバンド信号をアップコンバートして無線信号に変換し基地局装置30または他の無線中継装置へ送信する。ネットワークエントリの処理中においては、アップリンクデータに、無線端末装置10からの要求メッセージが含まれる場合がある。
基地局装置側制御部214は、基地局装置側通信部212をはじめとしてドナーノード210の全体を制御する。基地局装置側制御部214は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。
基地局装置側制御部214は、基地局装置側通信部212を介して無線接続される上位装置から中継段数の値を受信する。基地局装置側制御部214は、当該中継段数の値を端末側制御部224に出力する。
続いて、サービスノード220の機能ブロックについて説明する。サービスノード220は、端末側通信部222と端末側制御部224とを備える。
端末側通信部222は、アンテナを介して無線接続される下位装置とデータを送受信する。
端末側通信部222は、ダウンリンクデータについては、基地局装置側通信部212からダウンリンクデータをベースバンド信号として受け取り、アップコンバートして無線信号に変換して無線接続される下位装置に送信する。ネットワークエントリの処理中においては、ダウンリンクデータに、ASNGW40からの応答メッセージが含まれる場合がある。
端末側通信部222は、アップリンクデータについては、無線接続される下位装置からアップリンクデータを無線信号として受信し、ダウンコンバートしてベースバンド信号に変換して基地局装置側通信部212に出力する。ネットワークエントリの処理中においては、アップリンクデータに、無線端末装置10からの要求メッセージが含まれる場合がある。
端末側制御部224は、端末側通信部222をはじめとしてサービスノード220の全体を制御する。端末側制御部224は、CPU等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP)によって構成したりすることもできる。なお、本実施形態においては、ドナーノード210が基地局装置側制御部214を備え、サービスノード220が端末側制御部224を備えるというように、ドナーノード210およびサービスノード220の各々が制御部を備える構成として説明したが、本発明は、この構成に限定されるわけではない。例えば、ドナーノード210とサービスノード220とを1つの制御部で制御する構成とすることもできる。
端末側制御部224は、基地局装置側制御部214から無線接続される上位装置の中継段数の値を受け取り、報知用の中継段数の値を算出する。例えば、端末側制御部224は、
(報知用の中継段数の値)=(無線接続される上位装置の中継段数の値)
+1
との数式を用いて算出する。
端末側制御部224は、算出した報知用の中継段数の値を端末側通信部222を介して、無線接続される下位装置に送信する。
なお、報知用の中継段数の値は端末側制御部224が算出するものとして説明したが、この算出は基地局装置側制御部214が行ってもよい。この場合は、端末側制御部224は、算出済みの報知用の中継段数の値を基地局装置側制御部214から受け取る。
なお、本発明に係る無線通信システムは、無線中継装置20に対しては、無線中継装置20用のASNGW(以下「無線中継装置用ASNGW」と称する)を設け、無線中継装置20と無線中継装置用ASNGWとは、トンネル経由で通信させることもできる。ここで、トンネル経由で通信するとは、あるプロトコルを別のプロトコル(例えば、IPプロトコル)でカプセル化して送ることである。カプセル化して送付されたデータは、トンネル終端装置でもとのプロトコルに変換される。こうすることで、トンネル終端装置との間がIPプロトコルの通信により直結しているようにみえる。この際、無線中継装置20用のトンネル終端装置(以下「無線中継装置用トンネル終端装置」と称する)は、ユーザデータ用のトンネル終端装置とは別に設ける。
無線中継装置用トンネル終端装置の宛先(IPアドレス)は、無線中継装置20のネットワークエントリの際に、ASNGW40が指示する。ネットワークエントリの際、上位装置は、無線接続要求を受信した下位装置が無線中継装置20であるか無線端末装置10であるかを判定する。上位装置は、例えば、MACアドレス、または、ネットワークエントリの際に最初に受信する要求メッセージから、下位装置が無線中継装置20であるか無線端末装置10であるかを判定することができる。上位装置は、無線接続要求を受信した下位装置が無線中継装置20である場合、無線中継装置20用のトンネルを無線中継装置20と無線中継装置用トンネル終端装置との間に設ける。
トンネル経由の通信を行う場合、無線中継装置20および無線中継装置用ASNGWにおいて、トンネル変換用の処理遅延が発生するため、無線端末装置10の制御部140は、延長タイマ値を以下の数式により算出する。
延長タイマ値=基本タイマ値
+(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
×中継段数の値×2
+(トンネル変換用の処理遅延)
図4に、無線端末装置10、無線中継装置20−1および20−2、ならびに基地局装置30のネットワークエントリのシーケンスにおける様子を示す。なお、図4は、ネットワークエントリのシーケンスを簡略化して示したものであり、全ての処理を示しているわけではない。
無線中継装置20−2は、電源オンとした初期動作時などに、通信対象となる周囲の基地局装置などの存在を探索するためスキャンを開始する(図4の101)。
基地局装置30は、定期的にパラメータを報知している。基地局装置30は、報知するパラメータに中継段数の値を含めて報知する。基地局装置30は、中継段数の値=0とする(図4の102)。
無線中継装置20−2は、基地局装置30が送信する下り信号を補足すると、基地局装置30と同期を確立し、基地局装置30が報知するパラメータを取得する。無線中継装置20−2は、当該パラメータから中継段数の値を抽出し、当該中継段数の値に基づいて無線中継装置20−2が下位装置に報知する中継段数の値を算出する。具体的には、例えば、無線中継装置20−2は、基地局装置30から受信した中継段数の値である0に1を足して1とする(図4の103)。
無線中継装置20−1は、電源オンとした初期動作時などに、通信対象となる周囲の基地局装置などの存在を探索するためスキャンを開始する(図4の104)。
無線中継装置20−2は、定期的にパラメータを報知している。無線中継装置20−2は、報知するパラメータに中継段数の値を含めて報知する。無線中継装置20−2は、図4の103において算出した中継段数の値、すなわち1を報知する(図4の105)。
無線中継装置20−1は、無線中継装置20−2が送信する下り信号を補足すると、無線中継装置20−2と同期を確立し、無線中継装置20−2が報知するパラメータを取得する。無線中継装置20−1は、当該パラメータから中継段数の値を抽出し、当該中継段数の値に基づいて無線中継装置20−1が下位装置に報知する中継段数の値を算出する。具体的には、例えば、無線中継装置20−1は、無線中継装置20−2から受信した中継段数の値である1に1を足して2とする(図4の106)。
無線端末装置10は、電源オンとした初期動作時などに、通信対象となる周囲の基地局装置などの存在を探索するためスキャンを開始する(図4の107)。
無線中継装置20−1は、定期的にパラメータを報知している。無線中継装置20−1は、報知するパラメータに中継段数の値を含めて報知する。無線中継装置20−1は、図4の106において算出した中継段数の値、すなわち2を報知する(図4の108)。
無線端末装置10は、無線中継装置20−1が送信する下り信号を補足すると、無線中継装置20−1と同期を確立し、無線中継装置20−1が報知するパラメータを取得する。無線端末装置10は、当該パラメータから中継段数の値を抽出し、当該中継段数の値に基づいて上位装置側タイマ値を設定する(図4の109)。
図5に、無線端末装置10の要求メッセージが無線中継装置20−1および20−2、ならびに、基地局装置30を介してASNGW40に到達し、当該要求メッセージに対するASNGW40の応答メッセージを、基地局装置30、ならびに、無線中継装置20−2および20−1を介して無線端末装置10が受信するシーケンスを示す。
無線端末装置10は、無線接続される上位装置である無線中継装置20−1に要求メッセージAを送信する(図5の201)。
無線中継装置20−1は、無線端末装置10から要求メッセージAを受信すると、無線接続される上位装置である無線中継装置20−2に要求メッセージAを送信する(図5の202)。この際、無線中継装置20−1において、要求メッセージAを受信してから要求メッセージAを送信するまでの間に遅延Td1が発生する。
無線中継装置20−2は、無線中継装置20−1から要求メッセージAを受信すると、無線接続される上位装置である基地局装置30に要求メッセージAを送信する(図5の203)。この際、無線中継装置20−2において、要求メッセージAを受信してから要求メッセージAを送信するまでの間に遅延Td2が発生する。
基地局装置30は、無線中継装置20−2から要求メッセージAを受信すると、無線接続される上位装置であるASNGW40に要求メッセージAを送信する(図5の204)。この際、基地局装置30において、要求メッセージAを受信してから要求メッセージAを送信するまでの間に遅延Td3が発生する。
ASNGW40は、基地局装置30から要求メッセージAを受信すると、要求メッセージAに対する応答メッセージAを基地局装置30に送信する(図5の205)。この際、ASNGW40において、要求メッセージAを受信してから応答メッセージAを送信するまでの間に遅延Td4が発生する。
基地局装置30は、ASNGW40から応答メッセージAを受信すると、無線接続される下位装置である無線中継装置20−2に応答メッセージAを送信する(図5の206)。この際、基地局装置30において、応答メッセージAの受信から送信までの間に遅延Td5が発生する。
無線中継装置20−2は、基地局装置30から応答メッセージAを受信すると、無線接続される下位装置である無線中継装置20−1に応答メッセージAを送信する(図5の207)。この際、無線中継装置20−2において、応答メッセージAの受信から送信までの間に遅延Td6が発生する。
無線中継装置20−1は、無線中継装置20−2から応答メッセージAを受信すると、無線接続される下位装置である無線端末装置10に応答メッセージAを送信する(図5の208)。この際、無線中継装置20−1において、応答メッセージAの受信から送信までの間に遅延Td7が発生する。
このように、無線端末装置10が要求メッセージAを送信してから、応答メッセージAを受信するまでの間に、各装置による転送処理時間として、Td1+Td2+Td3+Td4+Td5+Td6+Td7が生じる。従来技術において考慮されていた転送処理時間は、このうち、基地局装置30とASNGW40の処理時間であるTd3+Td4+Td5の分だけであるが、本願は、無線中継装置20の処理時間であるTd1+Td2+Td6+Td7も考慮し、この分を延長して延長タイマ値を設定している。
このように、本実施形態によれば、無線端末装置と基地局装置との間に無線中継装置が配置される構成の無線通信システムにおいて、無線中継装置の処理遅延を考慮して通信品質判定用のタイマ値を設定することができる無線通信システム、無線通信方法、無線端末装置および無線中継装置を提供することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、上述の実施形態においては、無線端末装置10が要求メッセージをASNGW40に送信し、これに対する応答メッセージをASNGW40から受信する場合を例に挙げて説明したが、無線端末装置10以外の装置が要求メッセージをASNGW40以外の装置に送信する場合についても、本発明は適用可能である。この場合、無線端末装置10以外の装置は、無線中継装置20の段数を考慮して延長タイマ値を算出する。また、ASNGW40が無線端末装置10に要求メッセージを送信する場合の、ASNGW40における延長タイマ値については、無線端末装置10が算出した延長タイマ値をASNGW40が無線端末装置10から受信する構成としてもよい。
10 無線端末装置
20 無線中継装置
30 基地局装置
40 アクセスサービスネットワークゲートウェイ(ASNGW)
120 通信部
140 制御部
160 記憶部
210 ドナーノード
212 基地局装置側通信部
214 基地局装置側制御部
220 サービスノード
222 端末側通信部
224 端末側制御部

Claims (9)

  1. 基地局装置と、無線端末装置と、当該基地局装置と当該無線端末装置との間にカスケード無線接続される少なくとも1つの無線中継装置とを備える無線通信システムにおいて、
    前記基地局装置は、自装置が前記無線中継装置でないことを示す情報を中継段数の値として報知し、
    前記無線中継装置は、
    無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合には、前記基地局装置から受信した前記中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するとともに、
    前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合には、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知し、
    前記無線端末装置は、ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から受信した中継段数の値に基づいて算出する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記無線端末装置は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
    所定のタイマ値=基本タイマ値
    +(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
    ×中継段数の値×2
    で算出することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムであって、さらに、
    プロトコルを別のプロトコルでカプセル化して通信するトンネル経由で前記無線中継装置と通信する無線中継装置用アクセスサービスネットワークゲートウェイと、
    前記トンネル経由の通信においてカプセル化されたプロトコルをもとのプロトコルに変換する無線中継装置用トンネル終端装置とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記無線端末装置は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
    所定のタイマ値=基本タイマ値
    +(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
    ×中継段数の値×2
    +(トンネル変換用の処理遅延)
    で算出することを特徴とする無線通信システム。
  5. 基地局装置と、無線端末装置と、当該基地局装置と当該無線端末装置との間にカスケード無線接続される少なくとも1つの無線中継装置とを備える無線通信システムにおける無線通信方法において、
    前記基地局装置が、自装置が前記無線中継装置でないことを示す情報を中継段数の値として報知するステップと、
    前記無線中継装置が、無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合には、前記基地局装置から受信した前記中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するステップと、
    前記無線中継装置が、前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合には、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として報知するステップと、
    前記無線端末装置が、ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から受信した中継段数の値に基づいて算出するステップと
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法であって、
    前記算出するステップは、前記所定のタイマ値を、以下の等式
    所定のタイマ値=基本タイマ値
    +(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
    ×中継段数の値×2
    で算出することを特徴とする無線通信方法。
  7. 無線中継装置と無線通信を行う通信部と、
    ネットワークエントリの際にネットワークにパラメータを要求する要求メッセージを送信してから当該要求メッセージに対する応答メッセージを受信するまでにかかる時間から通信品質を判定するために用いる所定のタイマ値を算出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記所定のタイマ値を、無線接続される上位装置である無線中継装置から前記通信部を介して受信した中継段数の値に基づいて算出する
    ことを特徴とする無線端末装置。
  8. 請求項7に記載の無線端末装置であって、
    前記制御部は、前記所定のタイマ値を、以下の等式
    所定のタイマ値=基本タイマ値
    +(無線中継装置内部の転送処理時間+装置間の伝搬遅延)
    ×中継段数の値×2
    で算出することを特徴とする無線端末装置。
  9. 基地局装置または他の無線中継装置と無線通信を行う基地局装置側通信部と、
    無線端末装置または他の無線中継装置と無線通信を行う端末側通信部と、
    無線接続される上位装置が前記基地局装置である場合には、前記基地局装置から前記基地局装置側通信部を介して受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として、前記端末側通信部を介して報知するとともに、前記無線接続される上位装置が他の無線中継装置である場合には、当該他の無線中継装置から受信した中継段数の値に1を足して当該無線中継装置の中継段数の値として、前記端末側通信部を介して報知する制御部と
    を備える無線中継装置。
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