JPWO2013080303A1 - 磁気テープ装置及び制御プログラム - Google Patents

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弘志 長岡
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Abstract

複数の情報送信源が並行的に情報を書き込める磁気テープ装置。磁気テープ装置は、複数の情報送信源のそれぞれから送信されるデータを受信する受信部と、メモリと、受信部によるデータの受信に応じて、受信した該データを該データの情報送信源と関連づけてメモリに格納する格納制御を行う格納制御部と、受信部による新たなデータの受信に応じた格納制御部による格納制御と並行して、メモリから或る1つの情報送信源に関連づけて格納されているデータの一部又は全てを読み出し、読み出したデータに該1つの情報送信源を示すヘッダを付加して磁気テープに記録する記録処理を行う記録制御部とを備える。

Description

本発明は、テープ媒体にデータを記録する技術に関する。
近年、図1Aに示したように、複数のサーバ100にスイッチ110(FC(Fibre Channel)スイッチ等)を介して磁気テープ装置120を接続することにより、1台の磁気テープ装置120を複数のサーバ100で共有することが行われている。
ただし、既存の磁気テープ装置120(テープコントローラを、複数個、備えないもの)は、図1Bに示したように、或るサーバ100がデータを書き込んでいる間は、他のサーバ100がデータを書き込めない装置となっている。
特開平5−54551号公報 特開平9−160727号公報 特開2000−99276号公報
上記のように、既存の磁気テープ装置120は、或るサーバ100がデータを書き込んでいる間は、他のサーバ100がデータを書き込めない装置となっている。そのため、既存の磁気テープ装置120が用いられたシステムでは、磁気テープ装置120に記憶したいデータ量が極めて少ない場合や、磁気テープ装置120に即座にデータを記憶したい場合であっても、他のサーバ100による磁気テープ装置120へのデータが書込が行われている最中は、当該書込が完了するのを待たざるを得ない。
そこで、本発明の課題は、複数の情報送信源が並行的に情報を書き込める磁気テープ装置、及び、そのような磁気テープ装置を実現できる制御プログラムを、提供することにある。
本書で開示する技術の一態様の磁気テープ装置は、
複数の情報送信源のそれぞれから送信されるデータを受信する受信部と、
メモリと、
受信部によるデータの受信に応じて、受信した該データを該データの情報送信源と関連づけてメモリに格納する格納制御を行う格納制御部と、
受信部による新たなデータの受信に応じた格納制御部による格納制御と並行して、メモリから或る1つの情報送信源に関連づけて格納されているデータの一部又は全てを読み出し、読み出したデータに該1つの情報送信源を示すヘッダを付加して磁気テープに記録する記録処理を行う記録制御部と
を備える。
本書で開示する技術の一態様の制御プログラムは、複数の情報送信源のそれぞれより送信される、磁気テープに記録すべき要記録情報を構成する複数のデータを、1データずつ受信する受信部と、メモリと、プロセッサとを備えた磁気テープ装置用のプログラムであって、
プロセッサに、
受信部により受信された各データを、各データを送信した情報送信源と関連づけてメモリに格納する格納制御処理と、
メモリから、或る情報送信源に関連づけて格納されているデータの一部又は全てを取り出し、取り出したデータに当該情報送信源を示すヘッダを付けて磁気テープに記録する記録処理を、格納制御部による処理と並行的に、複数の情報送信源のそれぞれについて順々に繰り返し行う記録制御処理と、
を実行させる。
1つの実施態様に係る磁気テープ装置を用いることで、複数の情報送信源が磁気テープ装置を並行的に情報を書き込める環境を実現できる。
また、上記機能を有する制御プログラムによれば、複数の情報送信源が磁気テープ装置を情報を書き込める磁気テープ装置を実現できる。
図1Aは、磁気テープ装置が複数台のサーバにより共有されているシステムの説明図である。 図1Bは、図1Bのシステムにて生ずる問題の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る磁気テープ装置の構成及び使用形態例の説明図である。 図3は、第1実施形態に係る磁気テープ装置の他の使用形態例の説明図である。 図4は、第1実施形態に係る磁気テープ装置の他の使用形態例の説明図である。 図5は、FCフレームのフォーマットの説明図である。 図6は、第1実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する格納制御処理の流れ図である。 図7は、第1実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する記録制御処理の流れ図である。 図8は、第1実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する読込要求応答処理の流れ図である。 図9は、第1実施形態に係る磁気テープ装置によるテープ媒体への情報記録法の説明図である。 図10は、第2実施形態に係る磁気テープ装置の構成及び使用形態例の説明図である。 図11は、第2実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する格納制御処理の流れ図である。 図12は、第3実施形態に係る磁気テープ装置の構成及び使用形態例の説明図である。 図13は、第3実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する記録制御処理の流れ図である。 図14は、第3実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する読込要求応答処理の流れ図である。 図15は、第4実施形態に係る磁気テープ装置の構成及び使用形態例の説明図である。 図16は、第4実施形態に係る磁気テープ装置内の第1CPUが実行する格納制御処理の流れ図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
《第1実施形態》
図2に、第1実施形態に係る磁気テープ装置1の構成及び使用形態例を示す。また、図3及び図4に、第1実施形態に係る磁気テープ装置1の他の使用形態例を示す。
図2〜図4に示してあるように、磁気テープ装置1は、FCスイッチ60及びイーサネットスイッチ70(イーサネット及びEthernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標)を介して複数台の物理サーバ80P/論理サーバ80Lと接続される装置である。尚、図示は省略するが、磁気テープ装置1は、物理サーバ80Pのみ/論理サーバ80Lのみと接続しなければならない装置ではなく、1台以上の物理サーバ80Pと1台以上の論理サーバ80Lとに接続することも出来る装置である。また、図4に模式的に示してあるように、磁気テープ装置1に接続される物理サーバ80Pは、いわゆるハードウェアパーティショニングによって実現されたものであっても良い。
以上のことを前提に、以下、磁気テープ装置1の構成及び動作を具体的に説明する。尚、以下の説明では、磁気テープ装置1と接続される物理サーバ80P又は論理サーバ80Lのことを、サーバ80と表記する。
〔サーバ80の仕様〕
磁気テープ装置1と接続されるサーバ80は、磁気テープ装置1に対するデータの記録要求時に、“送信データの総サイズを示すサイズ情報を先頭部分に含み、末尾にEOF(End Of File)を含まないデータ”をFCフレーム化して送信するサーバである。
〔磁気テープ装置1の構成〕
図2に示してあるように、磁気テープ装置1は、テープコントローラ10を筐体内に収容した装置である。
テープコントローラ10は、磁気テープ装置1にセットされている磁気テープカセット50へのデータの記録(書込)と、磁気テープカセット50からのデータの読込とを行うユニットである。テープコントローラ10は、イーサネットコントローラ21、DMA(Direct Memory Access)コントローラ22、CPU(Central Processing Unit)23及びメモリ(RAM:Randum Access Memory)24を備える。また、テープコントローラ10は、FCコントローラ11、DMAコントローラ12、CPU13、メモリ(RAM)14、ROM(Read Only Memory)15、テープメディアコントローラ16、磁気ヘッド17及びモータ18も備える。
ROM15は、CPU13が実行するプログラム、CPU23が実行するプログラム等を記憶した不揮発性メモリ(コンピュータ可読媒体)である。尚、このROM15は、書き換え可能なもの(例えば、フラッシュROM)であることが好ましい。
イーサネットコントローラ21は、イーサネットフレームの送受信を行うユニットである。DMAコントローラ22は、イーサネットコントローラ21・メモリ24間のデータ転送制御を行うユニットである。CPU23は、ROM15に記憶されたプログラムに従って、各種処理(詳細は後述)を行うユニットである。
磁気ヘッド17は、磁気テープカセット50内のテープ媒体に対するデータの記録(書込)、及び、当該テープ媒体からのデータの読込を行うためのモジュールである。モータ18は、磁気テープカセット50内のテープ媒体を駆動するための駆動装置である。テープメディアコントローラ16は、磁気ヘッド17及びモータ18の制御を行うユニットである。
FCコントローラ11は、FCフレームの送受信を行うユニットである。このFCコントローラ11は、FCフレームを受信した場合、FCフレームを受信したことを割り込みによりCPU13に通知する。
DMAコントローラ12は、FCコントローラ11・メモリ14間のデータ転送制御、及び、メモリ14・テープメディアコントローラ16間のデータ転送制御を行うユニットである。CPU13は、ROM15上のプログラムに従って、各種処理(詳細は後述)を行うユニットである。
〔磁気テープ装置1の動作〕
磁気テープ装置1(テープコントローラ10)内のCPU13、23は、磁気テープ装置1の電源が投入されると、ROM15上の、自CPU用のプログラムに従った動作を開始する。以下、CPU23の動作、CPU13の動作を、この順に説明する。尚、以下では、CPU13、CPU23のことを、それぞれ、第1CPU13、第2CPU23と表記する。
<第2CPU23の動作(機能)>
ROM15上のプログラムに従った動作を開始した第2CPU23は、FCコントローラ11へのポートIDの割当が完了していなかった場合には、当該割当が完了するのを待機する。尚、FCコントローラ11へのポートIDの割当は、第1CPU13からのWell-knownアドレスのデータを受信したFCスイッチ60や、各種装置にポートIDを割り当てるためのポートIDサーバにより行われる。
FCコントローラ11へのポートIDの割当が完了した/完了している場合、第2CPU23は、イーサネットコントローラ21を介した通信が可能な各サーバ80から、各サーバ80の、磁気テープ装置1と接続されているFCポートのポートIDを取得する。すなわち、第2CPU23は、各サーバ80が磁気テープ装置1に対して送信する各FCフレームのヘッダに、送信元の識別情報として含まれることになるポートID(以下、送信元ポートIDと表記する)を取得する。
より具体的には、FCフレームは、図5に示したフォーマットのフレームであり、この図5における"S_ID"(Source Identifier)が、送信元ポートIDである。物理サーバ80P(図2、図4)によって送信されるFCフレームのヘッダには、当該物理サーバ80Pの物理アダプタに割り当てられている論理ポートIDが、送信元ポートID("S_ID")として設定される。また、論理サーバ80L(図3)によって送信されるFCフレームのヘッダには、当該論理サーバ80Lの論理アダプタに割り当てられている論理ポートIDが、送信元ポートID("S_ID")として設定される。尚、各サーバ80のアダプタへのポートIDの割当も、FCスイッチ60やポートIDサーバにより行われる。
各サーバ80の送信元ポートIDを取得した第2CPU23は、取得した送信元ポートID毎に、その送信元ポートIDで識別されるポートからのデータのみの一時記憶に使用する、メモリ14上の記憶領域である専用領域の先頭アドレス及びサイズを決定する。尚、第2CPU23は、取得できた送信元ポートIDの数と、予め設定されている、メモリ14上の専用領域用記憶領域の先頭アドレス及びサイズとを考慮して、各専用領域の先頭アドレス及びサイズを決定する。
次いで、第2CPU23は、各送信元ポートIDについて決定した“先頭アドレス及びサイズ”(以下、専用領域情報と表記する)を、各送信元ポートIDに対応づけてメモリ24上に記憶する。そして、第2CPU23は、割り込み後に第1CPU13から或る送信元ポートIDが通知された際に、当該送信元ポートIDに対応付けられているメモリ24上の専用領域情報を第1CPU13に通知する状態となる。
<第1CPU13の動作(機能)>
以下、FCコントローラ11へのポートIDの割当が完了している状態における第1CPU13の動作を、データの記録要求(書込要求)に対する動作と、データの読込要求に対する動作とに分けて説明する。まず、データの記録要求に対する第1CPU13の動作を説明する。
第1CPU13は、通常は、FCコントローラ11がFCフレームを受信する(割り込みによりFCコントローラ11からFCフレームの受信が通知される)のを監視している。そして、第1CPU13は、FCコントローラ11がFCフレームを受信した場合には、図6に示した手順の格納制御処理を実行する。
すなわち、FCコントローラ11によりFCフレームが受信された場合、第1CPU13は、まず、FCコントローラ11から、受信FCフレームのヘッダ内に設定されている送信元ポートID(図5における"S_ID")を取得する(ステップS101)。以下、このステップS101の処理により取得される送信元ポートIDを、処理対象ポートIDと表記する。また、処理対象ポートIDにより識別される、サーバ80のポートのことを処理対象ポートと表記する。
処理対象ポートIDを取得した第1CPU13は、当該処理対象ポートIDが、それについての専用領域情報を第2CPU23から未だ取得していない新ポートIDであるか否かを判断する(ステップS102)。より具体的には、このステップS102において、第1CPU13は、処理対象ポートIDに対応づけられた管理情報(詳細は後述)がメモリ14上に存在しているか否かを判断する。そして、第1CPU13は、当該管理情報が存在していなかった場合には、処理対象ポートIDが新ポートIDであると判断し、当該管理情報が存在していた場合には、処理対象ポートIDが新ポートIDではないと判断する。
処理対象ポートIDが新ポートIDであった場合(ステップS102;YES)、第1CPU13は、第2CPU23から処理対象ポートに関する専用領域情報を取得する(ステップS103)。既に説明したように、第2CPU23は、割り込み後に第1CPU13から或る送信元ポートIDが通知された際に、当該送信元ポートIDに対応付けられているメモリ24上の専用領域情報を第1CPU23に通知する。従って、第1CPU13は、第2CPU23に対する割り込みを発生した後に処理対象ポートIDを第2CPU23に通知することにより、第2CPU23から、処理対象ポートに関する専用領域情報を取得する(ステップS103)。
ステップS103の処理を終えた第1CPU13は、取得した専用領域情報に基づき、処理対象ポート用の、処理対象ポートIDに対応づけられた管理情報を、メモリ14上に用意する(ステップS104)。ここで、処理対象ポート用の管理情報とは、以下の情報を含む情報のことである。
・処理対象ポートからのデータを格納する専用領域(図2における“ポート0専用領域”等;以下、処理対象ポート用領域と表記する)のメモリ14上での位置(範囲)を示す情報
・処理対象ポート用領域内の、磁気テープカセット50内のテープ媒体への書込が未完了のデータが格納されている領域(以下、データ格納済領域と表記する)の先頭アドレス及び末尾アドレス
・処理対象ポート用領域に格納したデータ(既に磁気テープカートリッジ50内に転送されたデータと未転送のデータ)の総サイズを管理するための受信済データサイズ
ステップS104の処理では、第2CPU23から取得した専用領域情報自体と、データ格納済領域が存在しないことを示す「データ格納済領域の先頭アドレス及び末尾アドレス」と、受信済データサイズ“0”とを含む管理情報が、メモリ14上に用意される。
ステップS104の処理を終えた第1CPU13は、ステップS105以降の処理を開始する。また、処理対象ポートIDが新ポートIDではなかった場合(ステップS102;NO)、第1CPU13は、上記したステップS103及びS104の処理を行うことなく、ステップS105以降の処理を開始する。
ステップS105にて、第1CPU13は、処理対象ポート用の、その時点における管理情報に基づき、今回、受信されたデータを、処理対象ポート用領域内のデータ格納済領域に続く記憶領域に格納するための処理を行う。すなわち、第1CPU13は、今回、受信されたデータのサイズや、処理対象ポート用の管理情報中の「データ格納済領域の末尾アドレス」+“1”を設定したDMA転送命令をDMAコントローラ12に対して発行する処理を行う。
次いで、第1CPU13は、割り込みにてDMAコントローラ12からデータの転送完了が通知されるのを待機する(図示略)。そして、第1CPU13は、データの転送が完了した場合には、処理対象ポート用領域用の管理情報の内容を、その時点における処理対象ポート用領域の状況を表すものに更新する(ステップS106)。すなわち、第1CPU13は、処理対象ポート用の管理情報中の受信済データサイズや、データ格納済領域の末尾アドレスを更新する処理を行う。また、第1CPU13は、ステップS106の初回実行時には、受信データから記録データサイズ(サーバ80からのデータ中に設定されているサイズ情報)を把握し、当該記録データサイズを処理対象ポートIDに対応づけてRAM14上に記憶する処理も行う。
ステップS106の処理を終えた第1CPU13は、更新後の受信済データサイズと、記録データサイズとの比較により、処理対象ポートからの全データの受信が完了したか否かを判断する(ステップS107)。そして、第1CPU13は、全データの受信が完了していた場合には、その旨を示す完了情報を処理対象ポートIDに対応づけてメモリ14に記憶(ステップS107)してから、この格納制御処理(図6の処理)を終了する。また、第1CPU13は、全データの受信が完了していなかった場合には、完了情報をメモリ14上に記憶することなく、ステップS107の処理及び格納制御処理を終了する。
さらに、第1CPU13は、上記した処理(FCフレーム11からの割り込み毎に格納制御処理を実行する処理)と並行的に、図7に示した手順の記録制御処理を実行する。
すなわち、この記録制御処理を開始した第1CPU13は、まず、メモリ14上の或る管理情報をチェック対象管理情報として特定(選択)する(ステップS201)。以下、説明の便宜上、チェック対象管理情報と対応づけられている送信元ポートIDをチェック対象ポートIDと表記する。さらに、チェック対象ポートIDにて識別されるポートをチェック対象ポートと表記し、チェック対象管理情報にて管理されている専用領域(つまり、チェック対象ポートからのデータ用の専用領域)をチェック対象領域と表記する。
ステップS201の処理を終えた第1CPU13は、特定したチェック対象管理情報に基づき、チェック対象領域上に格納されているデータのサイズが、ブロックサイズ以上であるか否かを判断する(ステップS202)。ここで、ブロックサイズとは、磁気テープカセット50内のテープ媒体に記録されるデータの単位サイズとして予め設定されている値(データサイズ)のことである。
チェック対象領域上のデータのサイズが、ブロックサイズ未満であった場合(ステップS202;NO)、第1CPU13は、チェック対象ポートからの全データの受信が完了しているか否かを判断する(ステップS203)。すなわち、第1CPU13は、メモリ14上に、チェック対象ポートIDに対応づけられている完了情報(図6のステップS107参照)が存在しているか否かを判断する(ステップS203)。
チェック対象ポートからの全データの受信が完了していなかった場合(ステップS203;NO)、第1CPU13は、チェック対象管理情報をメモリ14上の次の管理情報に変更する(ステップS204)。このステップS204では、メモリ14上の全管理情報が順々にチェック対象管理情報となるアルゴリズム(チェック対象管理情報となることがない管理情報が存在しないアルゴリズム)によりチェック対象管理情報が変更される。
そして、ステップS204の処理を終えた第1CPU13は、ステップS202に戻って、変更後のチェック対象管理情報に対する処理を開始する。
また、第1CPU13は、チェック対象領域上のデータのサイズがブロックサイズ以上であった場合(ステップS202;YES)には、チェック対象ポートIDを示すヘッダと、チェック対象領域上のブロックサイズ分のデータとをテープ媒体に記録する(ステップS205)。すなわち、第1CPU13は、チェック対象ポートIDを示すヘッダと、チェック対象領域上のブロックサイズ分のデータとが、磁気テープカセット50内のテープ媒体に記録されるように、DMAコントローラ12やテープメディアコントローラ16を制御する。尚、この処理時に、チェック対象領域から読み出されてテープ媒体に記録されるデータは、チェック対象領域上の、チェック対象管理情報中の「データ格納済領域の先頭アドレス」のデータ以降のブロックサイズ分のデータである。
次いで、第1CPU13は、チェック対象管理情報中の「データ格納済領域の先頭アドレス」を、その時点におけるデータ格納済領域(テープ媒体への書込が未完了のデータが記憶されている領域)の先頭アドレスに変更する(ステップS207)。そして、第1CPU13は、ステップS204以降の処理を再び開始する。
また、第1CPU13は、全データを受信済みであった場合(ステップS203;YES)には、チェック対象ポートIDを示すヘッダとチェック対象領域上の残データとEOF(EOFを示すマーク)とを、テープ媒体に記録する(ステップS206)。
ステップS206の処理を終えた第1CPU13は、チェック対象管理情報を、チェック対象領域の現状を表す情報(図6のステップS104で用意されるものと同内容の情報)に更新する(ステップS207)。そして、第1CPU13は、チェック対象ポートIDに対応づけられているメモリ14上の完了情報を消去(図示略)してから、ステップS204以降の処理を再び開始する。
次に、データの読込要求に対する第1CPU13の動作を説明する。
データの読込要求を受信した場合、第1CPU13は、図8に示した手順の読込要求応答処理を実行する。
すなわち、データの読込要求を受信した第1CPU13は、まず、FCフレームとして受信したデータの読込要求の送信元ポートIDを把握する(ステップS301)。その後、第1CPU13は、磁気テープカセット50内のテープ媒体からのデータの読み出しを開始する(ステップS302)。
そして、第1CPU13は、ヘッダが読み出された場合には、当該ヘッダが示している送信元ポートID(以下、ヘッダポートIDと表記する)と、読込要求の送信元ポートIDとが一致しているか否かを判断する(ステップS303)。
ヘッダポートIDと読込要求の送信元ポートIDとが異なっていた場合(ステップS303;NO)、第1CPU13は、次ヘッダにスキップする(ステップS304)。すなわち、第1CPU13は、テープ媒体上の次ヘッダ以降の情報の読み出しを開始する。
一方、両ポートIDが一致していた場合(ステップS303;YES)、第1CPU13は、今回、処理したヘッダ後の,次のデータ境界(ヘッダ又はEOF)までの、テープ媒体上のデータをFCフレーム化して読込要求送信元に送信する(ステップS305)。
第1CPU13は、次のデータ境界がヘッダである(ステップS306;NO)間は、上記内容の処理を繰り返す。そして、次のデータ境界がEOFであったときに(ステップS306;YES)、この読込要求応答処理を終了する。
以上、説明したように、磁気テープ装置1は、或る(任意の)ポートIDで識別されるポートから、テープ媒体に記録すべき所定量のデータが送信されてくる度に、当該ポートIDを示すヘッダと当該データとをテープ媒体に書き込む機能を有している。
そのため、例えば、ポート#0及びポート#1から、磁気テープカセット50内のテープ媒体に記録すべきデータが同時期に送信されてきた場合、テープ媒体に図9に示したような形で各ポートからのデータが記録されることになる。
そして、このような形でデータが記憶されていれば、上記手順の読込要求応答処理で、読込要求の送信元が書き込んだデータをテープ媒体から読み出すことが出来る。
従って、本実施形態に係る磁気テープ装置1を用いておけば、或るサーバ80がデータの磁気テープ装置1(磁気テープカセット50)への書込を行っている間に、他のサーバ80が磁気テープ装置1へのデータの書込を開始できる環境を実現できることになる。
《第2実施形態》
図10に、第2実施形態に係る磁気テープ装置2の構成及び使用形態例を示す。以下、この磁気テープ装置2の構成及び動作を、磁気テープ装置1と異なる点を中心に説明する。
本磁気テープ装置2は、磁気テープ装置2に対するデータの記録要求時に、“その末尾にEOFが付けられたデータ”をFCフレーム化して送信する複数台のサーバ90と接続されて使用される装置である。尚、図10には、サーバ90として物理サーバ90Pを示してあるが、磁気テープ装置2は、磁気テープ装置1と同様に、論理サーバに接続して使用することも出来る装置である。
図10に示してあるように、磁気テープ装置2は、磁気テープ装置1(図2)と同じハードウェア構成を有している。
そして、磁気テープ装置2は、第1CPU13が、上記した格納制御処理(図6)の代わりに、図11に示した手順の格納制御処理を実行する点のみが、磁気テープ装置1と異なる装置となっている。換言すれば、磁気テープ装置2は、ROM15上の第1CPU13用のプログラムの内容のみが、磁気テープ装置1と異なる装置となっている。
具体的には、FCフレームが受信されたことを検出した磁気テープ装置2内の第1CPU13は、図11に示してあるように、まず、FCコントローラ11から、受信FCフレームのヘッダ内に設定されている送信元ポートIDを取得する(ステップS401)。以下、このステップS401の処理時に取得される送信元ポートIDを、処理対象ポートIDと表記する。また、処理対象ポートIDにより識別される、サーバ90のポートのことを処理対象ポートと表記する。
処理対象ポートIDを取得した第1CPU13は、当該処理対象ポートIDが、それについての専用領域情報を第2CPU23から未だ取得していない新ポートIDであるか否かを判断する(ステップS402)。このステップS402の判断は、ステップS102の処理と同様に、メモリ14上に、処理対象ポートIDに対応づけられた管理情報(詳細は後述)が存在しているかをチェックすることにより行われる。
処理対象ポートIDが新ポートIDであった場合(ステップS402;YES)、第1CPU13は、処理対象ポートIDを通知することにより第2CPU23から処理対象ポートに関する専用領域情報を取得する(ステップS403)。
ステップS403の処理を終えた第1CPU13は、取得した専用領域情報に基づき、処理対象ポート用の、処理対象ポートIDに対応づけられた管理情報を、メモリ14上に用意する(ステップS404)。このステップS404では、ステップS204(図6)でメモリ14上に用意される管理情報から“受信済データサイズ”を取り除いた情報が、管理情報としてメモリ14上に用意される。
ステップS404の処理を終えた第1CPU13は、ステップS405以降の処理を開始する。また、第1CPU13は、処理対象ポートIDが新ポートIDではなかった場合(ステップS402;NO)には、上記したステップS403及びS404の処理を行うことなく、ステップS405以降の処理を開始する。
ステップS405にて、第1CPU13は、処理対象ポート用の、その時点における管理情報に基づき、今回、受信されたデータを、処理対象ポート用領域内のデータ格納済領域に続く記憶領域に格納するための処理を行う。
次いで、第1CPU13は、割り込みにてDMAコントローラ12からデータの転送完了が通知されるのを待機する(図示略)。そして、第1CPU13は、データの転送完了が通知された場合には、処理対象ポート用領域用の管理情報を、その時点における処理対象ポート用領域の状況を表すものに更新する(ステップS406)。具体的には、第1CPU13は、処理対象ポート用の管理情報中の「データ格納済領域の末尾アドレス」のみを更新する処理を、このステップS406にて行う。
ステップS406の処理を終えた第1CPU13は、今回、受信したデータの末尾にEOFが付けられていたか否かを判断する(ステップS407)。そして、第1CPU13は、受信データの末尾にEOFが付けられていた場合には、その旨を示す完了情報を処理対象ポートIDに対応づけた形でメモリ14上に記憶(ステップS407)してから、この格納制御処理(図11の処理)を終了する。また、第1CPU13は、受信データの末尾にEOFが付けられていなかった場合には、完了情報をメモリ14上に記憶することなく、ステップS407の処理及び格納制御処理を終了する。
要するに、“その末尾にEOFが付けられたデータ”を送信してくるサーバ90と接続されている場合、受信済データサイズを管理しなくても、EOFの有無をチェックすれば、テープ媒体に記録すべき全データの受信が完了したか否かを判断できる。そのため、本実施形態に係る磁気テープ装置2は、第1CPU13により上記手順の格納制御処理が行われる装置として構成されているのである。
そして、磁気テープ装置2は、テープ媒体に記録すべき全データの受信が完了したか否かの判断手順のみが磁気テープ装置1と異なる装置である。従って、この磁気テープ装置2を用いておいても、或るサーバ90がデータを磁気テープ装置2に記録している間に、他のサーバ90が磁気テープ装置2にデータを記録できる環境を実現できることになる。
《第3実施形態》
図12に、第3実施形態に係る磁気テープ装置3の構成及び使用形態例を示す。以下、この図12と、図13及び図14とを用いて、磁気テープ装置3の構成及び動作を、磁気テープ装置1と異なっている部分を中心に説明する。
図12に示してあるように、磁気テープ装置3は、磁気テープ装置1(図2)と同じハードウェア構成を有する装置である。また、磁気テープ装置3は、磁気テープ装置1と同様に、末尾にEOFが付けられていないデータを送信してくる複数台のサーバ80(図12では、物理サーバ80P)と接続される装置となっている。
ただし、磁気テープ装置3は、ゾーンが設定可能な(且つ、実際にゾーンが設定されている)FCスイッチ65を介して複数台のサーバ80と接続される。また、磁気テープ装置3のイーサネットコントローラ21は、FCスイッチ65にも接続される。
そして、磁気テープ装置3内の第2CPU23、第1CPU13は、それぞれ、以下のように動作する。
<第2CPU23の動作(機能)>
第2CPU23は、イーサネットコントローラ21を介した通信が可能な各サーバ80から、各サーバ80の、磁気テープ装置1と接続されているFCポートのポートIDを取得する。さらに、第2CPU23は、取得した各ポートIDについて設定されているゾーンの識別情報(以下、ゾーンIDと表記する)を、FCスイッチ65から取得する処理を行う。
次いで、第2CPU23は、取得した送信元ポートID毎に、その送信元ポートIDで識別されるポートからのデータのみの一時記憶に使用する、メモリ14上の記憶領域である専用領域の先頭アドレス及びサイズを決定する。その後、第2CPU23は、各送信元ポートIDについて決定した先頭アドレス及びサイズと、FCスイッチ65から取得した各送信元ポートIDに関するゾーンIDとを、各送信元ポートIDに対応づけられた形でメモリ24上に記憶する。以下、同じ送信元ポートIDに対応づけられている先頭アドレス、サイズ及びゾーンIDからなる情報のことを、専用領域情報と表記する。
そして、第2CPU23は、割り込み後に第1CPU13から或る送信元ポートIDが通知された際に、当該送信元ポートIDに対応付けられているメモリ24上の専用領域情報を第1CPU13に通知する状態となる。
<第1CPU13の動作(機能)>
磁気テープ装置3内の第1CPU13は、通常は、FCコントローラ11がFCフレームを受信する(割り込みによりFCコントローラ11からFCフレームの受信が通知される)のを監視している。そして、第1CPU13は、FCコントローラ11がFCフレームを受信した場合には、磁気テープ装置1内の第1CPU13が実行する格納制御処理(図6)と本質的には同内容の格納制御処理を実行する。具体的には、第1CPU13は、第2CPU23から取得する専用領域情報がゾーンIDを含むものであること(及び、その結果として、メモリ14上の各管理情報にゾーンIDが含まれること)のみが図6の格納制御処理と異なる格納制御処理を実行する。
また、磁気テープ装置3内の第1CPU13は、図7に示した手順の記録制御処理ではなく、図12に示した手順の記録制御処理を実行する。
すなわち、この記録制御処理を開始した第1CPU13は、まず、メモリ14上の或る管理情報をチェック対象管理情報として特定する(ステップS501)。以下、このステップの処理で特定されたチェック対象管理情報と対応づけられている送信元ポートIDのことを、チェック対象ポートIDと表記する。また、チェック対象管理情報に含まれるゾーンIDのことを、対応ゾーンIDと表記する。さらに、チェック対象ポートIDにて識別されるポートのことを、チェック対象ポートと表記し、チェック対象管理情報にて管理されている専用領域(つまり、チェック対象ポートからのデータ用の専用領域)のことを、チェック対象領域と表記する。
ステップS501の処理を終えた第1CPU13は、特定したチェック対象管理情報に基づき、チェック対象領域上に格納されているデータのサイズが、ブロックサイズ以上であるか否かを判断する(ステップS502)。
チェック対象領域上のデータのサイズが、ブロックサイズ未満であった場合(ステップS502;NO)、第1CPU13は、チェック対象ポートからの全データの受信が完了しているか否かを判断する(ステップS503)。すなわち、第1CPU13は、チェック対象ポートIDに対応づけられている完了情報(図6のステップS107参照)がメモリ14上に存在しているか否かを判断する(ステップS503)。
チェック対象ポートからの全データの受信が完了していなかった場合(ステップS503;NO)、第1CPU13は、チェック対象管理情報をメモリ14上の次の管理情報に変更する(ステップS504)。そして、ステップS504の処理を終えた第1CPU13は、ステップS502に戻って、変更後のチェック対象管理情報に対する処理を開始する。
また、第1CPU13は、チェック対象領域上のデータのサイズがブロックサイズ以上であった場合(ステップS502;YES)には、チェック対象ポートID及び対応ゾーンIDを示すヘッダと、チェック対象領域上のブロックサイズ分のデータとを、テープ媒体に記録する(ステップS505)。
次いで、第1CPU13は、チェック対象管理情報中の「データ格納済領域の先頭アドレス」を、その時点におけるデータ格納済領域(テープ媒体への書込が未完了のデータが記憶されている領域)の先頭アドレスに変更する(ステップS507)。そして、第1CPU13は、ステップS504以降の処理を再び開始する。
また、第1CPU13は、全データを受信済みであった場合(ステップS503;YES)には、チェック対象ポートID及び対応ゾーンIDを示すヘッダとチェック対象領域上の残データとEOFとを、テープ媒体に記録する(ステップS506)。
ステップS506の処理を終えた第1CPU13は、チェック対象管理情報を、チェック対象領域の現状を表す情報に更新する(ステップS507)。そして、第1CPU13は、チェック対象ポートIDに対応づけられているメモリ14上の完了情報を消去(図示略)してから、ステップS504以降の処理を再び開始する。
さらに、磁気テープ装置3内の第1CPU13は、データの読込要求を受信した場合、図9に示した手順の読込要求応答処理ではなく、図14に示した手順の読込要求応答処理を実行する。
すなわち、データの読込要求を受信した第1CPU13は、まず、FCフレームとして受信したデータの読込要求の送信元ポートIDと、当該送信元ポートIDに対応付けられている管理情報中のゾーンIDとを把握する(ステップS601)。尚、このステップS601において、第1CPU13は、必要である場合(受信要求の送信元ポートIDに対応付けられている管理情報がメモリ14上に存在していない場合)には、対応ゾーンIDを第2CPU23から取得する。
次いで、第1CPU13は、磁気テープカセット50内のテープ媒体からのデータの読み出しを開始する(ステップS602)。
そして、第1CPU13は、ヘッダが読み出された場合には、当該ヘッダが示している送信元ポートID、ゾーンIDが、それぞれ、ステップS601の処理で把握した送信元ポートID、ゾーンIDと一致しているか否かを判断する(ステップS603)。
2種のIDの双方又は一方が一致していなかった場合(ステップS603;NO)、第1CPU13は、次ヘッダにスキップすることにより、テープ媒体上の次ヘッダ以降の情報の読み出しを開始する(ステップS604)。
一方、各IDが一致していた場合(ステップS603;YES)、第1CPU13は、今回、処理したヘッダ後の,次のデータ境界(ヘッダ又はEOF)までの、テープ媒体上のデータをFCフレーム化して読込要求送信元に送信する(ステップS605)。
第1CPU13は、次のデータ境界がヘッダである(ステップS606;NO)間は、上記内容の処理を繰り返す。そして、次のデータ境界がEOFであったときに(ステップS606;YES)、この読込要求応答処理を終了する。
以上、説明したように、磁気テープ装置3は、同一のデータ送信源から所定量のデータが送信されてくる度に、当該所定量のデータに、データ送信源に関するポートID及びゾーンの識別情報を示すヘッダを付けて、テープ媒体に書き込む機能を有している。そして、磁気テープ装置3は、データの読込要求時には、要求元のポートIDのみならず、要求元に関するゾーンIDの正当性もチェックする。
従って、この磁気テープ装置3を用いておけば、或るサーバ80がデータを磁気テープ装置1に記録している間に他のサーバ80が磁気テープ装置1にデータを記録できる環境を、ゾーン設定を考慮した形で、実現できることになる。
《第4実施形態》
図15に、第4実施形態に係る磁気テープ装置4の構成及び使用形態例を示す。以下、この磁気テープ装置4の構成及び動作を、磁気テープ装置1と異なっている部分を中心に説明する。
本実施形態に係る磁気テープ装置4は、CEEスイッチ68を介して各サーバ80(図12では、論理サーバ80L)からFCoEフレーム又はVLANタグ付きのイーサネットフレームを受信する装置である。尚、CEEスイッチ68とは、Converged Enhanced Ethernet(Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標)スイッチのことである。また、FCoE(FC over Ethernet)フレームとは、FCフレームを10ギガビットイーサネットのジャンボフレームにカプセル化したフレームのことである。
図15に示してあるように、磁気テープ装置4のテープコントローラ10は、磁気テープ装置1のテープコントローラ10(図2)と同様のハードウェア構成を有している。ただし、磁気テープ装置4のテープコントローラ10には、FCコントローラ11ではなく、FCoEフレーム等の送受信を行うためのFCoEコントローラ19が搭載されている。
そして、この磁気テープ装置4内の第2CPU23、第1CPU13は、それぞれ、以下のように動作する。
<第2CPU23の動作(機能)>
第2CPU23は、イーサネットコントローラ21を介して、各サーバ80から、インタフェースIDとして、各サーバ80の磁気テープ装置4に対するインタフェースの種類(図15では、"IF-Type")及びポートIDを取得する。尚、第2CPU23は、インタフェースの種類がFCである(FCoEアダプタからFCoEフレームが送信される)各サーバ80については、送信元ポートIDをポートIDとして取得する。また、第2CPU23は、インタフェースの種類がイーサネットである(FCoEアダプタからVLANタグ付きのイーサネットフレームが送信される)各サーバ80については、VLAN番号(VLAN ID)をポートIDとして取得する。
各サーバ80からインタフェースID等を取得した第2CPU23は、取得したインタフェースID毎に、対応するインタフェースからのデータのみの一時記憶に使用する、メモリ14上の記憶領域である専用領域の先頭アドレス及びサイズを決定する。次いで、第2CPU23は、各インタフェースIDについて決定した先頭アドレス及びサイズ(以下、専用領域情報と表記する)を、各インタフェースIDにその種類を示す情報を組み合わせたIF−ID(図12における“LAN_1”等参照)に対応づけてメモリ24上に記憶する。
そして、第2CPU23は、割り込み後に第1CPU13から或るIF−IDが通知された際に、当該IF−IDに対応付けられているメモリ24上の専用領域情報を第1CPU13に通知する状態となる。
<第1CPU13の動作(機能)>
磁気テープ装置4内の第1CPU13は、通常は、割り込みによりFCoEコントローラ19からフレームの受信が通知されるのを監視している。そして、第1CPU13は、FCoEコントローラ19からフレームの受信が通知された場合には、図16に示した手順の格納制御処理を開始する。
すなわち、FCoEコントローラ19からフレームの受信が通知された場合、第1CPU13は、まず、FCoEコントローラ19から、受信フレームを送信したインタフェースの種類及びインタフェースIDを取得する(ステップS701)。尚、受信フレームを送信したインタフェースの種類及びインタフェースIDは、いずれも、受信フレーム中に含まれている情報である。
そして、第1CPU13は、取得した情報に基づき、受信フレームを送信したインタフェースに関するIF−ID(インタフェースIDにその種類を示す情報を組み合わせた情報)を特定する(ステップS701)。以下、このステップS701の処理により特定されるIF−IDを、処理対象IF−IDと表記する。また、処理対象IF−IDにより識別される、サーバ80のインタフェースのことを処理対象インタフェースと表記する。さらに、処理対象インタフェースからのデータの一時記憶に使用されるRAM14上の専用領域のことを、処理対象インタフェース用領域と表記する。
処理対象IF−IDを特定した第1CPU13は、当該処理対象IF−IDが、それについての専用領域情報を第2CPU23から未だ取得していない新IF−IDであるか否かを判断する(ステップS702)。このステップS702において、第1CPU13は、処理対象IF−IDに対応づけられた管理情報(詳細は後述)がメモリ14上に存在しているか否かを判断する。そして、第1CPU13は、当該管理情報が存在していなかった場合には、処理対象IF−IDが新IF−IDであると判断し、当該管理情報が存在していた場合には、処理対象IF−IDが新IF−IDではないと判断する。
処理対象IF−IDが新IF−IDであった場合(ステップS702;YES)、第1CPU13は、処理対象IF−IDを通知することにより第2CPU23から処理対象インタフェースに関する専用領域情報を取得する(ステップS703)。
ステップS703の処理を終えた第1CPU13は、取得した専用領域情報に基づき、処理対象インタフェース用の、処理対象IF−IDに対応づけられた管理情報を、メモリ14上に用意する(ステップS704)。このステップで用意される管理情報は、磁気テープ装置1内の第1CPU13がステップS104(図6)の処理時にメモリ14上に用意する管理情報と同じものである。
ステップS704の処理を終えた第1CPU13は、ステップS705以降の処理を開始する。また、処理対象IF−IDが新IF−IDではなかった場合(ステップS702;NO)、第1CPU13は、上記したステップS703及びS704の処理を行うことなく、ステップS705以降の処理を開始する。
ステップS705にて、第1CPU13は、処理対象インタフェース用の、その時点における管理情報に基づき、今回、受信されたデータを、処理対象インタフェース用領域内のデータ格納済領域に続く記憶領域に格納するための処理を行う。要するに、第1CPU13は、今回、受信されたデータのサイズや、処理対象インタフェース用の管理情報中の「データ格納済領域の末尾アドレス」+“1”を設定したDMA転送命令をDMAコントローラ12に対して発行する処理を行う。
次いで、第1CPU13は、割り込みにてDMAコントローラ12からデータの転送完了が通知されるのを待機する(図示略)。そして、第1CPU13は、データの転送完了が通知された場合には、処理対象インタフェース用領域用の管理情報の内容を、処理対象インタフェース用領域のその時点における状況を表すものに更新する(ステップS706)。すなわち、第1CPU13は、処理対象インタフェース用の管理情報中の受信済データサイズや、データ格納済領域の末尾アドレスを変更する処理を行う。また、第1CPU13は、ステップS706の初回実行時には、受信データから記録データサイズ(サーバ80からのデータ中に設定されているサイズ情報)を把握し、当該記録データサイズを処理対象IF−IDに対応づけてRAM14上に記憶する処理も行う。
ステップS706の処理を終えた第1CPU13は、更新後の受信済データサイズと、記録データサイズとの比較により、処理対象インタフェースからの全データの受信が完了したか否かを判断する(ステップS707)。そして、第1CPU13は、全データの受信が完了していた場合には、その旨を示す完了情報を処理対象IF−IDに対応づけてメモリ14に記憶(ステップS707)してから、この格納制御処理(図16の処理)を終了する。また、第1CPU13は、全データの受信が完了していなかった場合には、完了情報をメモリ14上に記憶することなく、ステップS707の処理及び格納制御処理を終了する。
以上、説明したように、磁気テープ装置4は、或るインタフェースから、テープ媒体に記録すべき所定量のデータが送信されてくる度に、当該所定量のデータに当該インタフェースを示すヘッダを付けてテープ媒体に書き込む機能を有している。
従って、この磁気テープ装置4を用いておいても、或るサーバ80がデータを磁気テープ装置1に記録している間に、他のサーバ80が磁気テープ装置1にデータを記録できる環境を実現できることになる。
《変形形態》
上記した各実施形態に係る磁気テープ装置は、各種の変形が可能なものである。例えば、各実施形態に係る磁気テープ装置を、EOFの前にもヘッダを入れる装置に変形することが出来る。また、各実施形態に係る磁気テープ装置を、テープ媒体に書き込む最終データにいわゆるパディングデータ(ダミーデータ)を追加することにより、最終データのサイズをブロックサイズに調整する装置に変形することが出来る。さらに、各実施形態に係る磁気テープ装置を、テープ媒体に記憶するデータのサイズを状況に応じて変更する装置に変形することも出来る。
各実施形態に係る磁気テープ装置を、第2CPU23が、ポートID等の収集を周期的に行い、第1CPU13が、磁気テープカセット50内のテープ媒体が記録すべきメモリ14上のデータが無くなる度にメモリ14上の各管理情報をクリアする装置に変形することも出来る。また、第1〜第3実施形態に係る磁気テープ装置を、各サーバのポートIDをFCスイッチ60又は65から収集する装置に変形することも出来る。
第4実施形態に係る磁気テープ装置4を、イーサネットコントローラ21を備えない(FCoEコントローラ19がイーサネットコントローラ21としても機能する)装置に変形することも出来る。
また、各実施形態に係る磁気テープ装置を、第1CPU13及び第2CPU23として機能する1つのCPUを備える装置や、予めポートID等の収集を行わない装置に変形することも出来る。さらに、各実施形態に係る磁気テープ装置を、送信元IPアドレス、送信元MACアドレス、VF_ID(Virtual Fabiric ID)等の、上記したものとは異なる情報により、次装置へのデータの送信源を特定する装置に変形することも出来る。
本発明は、テープ媒体への情報(バックアップデータ等)の記録に利用することができる。
1,2,3,4 磁気テープ装置
10 テープコントローラ
11 FCコントローラ
12,22 DMAコントローラ
13,23 CPU
14,24 メモリ
15 ROM
16 テープメディアコントローラ
17 磁気ヘッド
18 モータ
19 FCoEコントローラ
21 イーサネットコントローラ
50 磁気テープカセット
60,65 FCスイッチ
68 CEEスイッチ
70 イーサネットスイッチ
80,90 サーバ
80L 論理サーバ
80P,90P 物理サーバ

Claims (10)

  1. 複数の情報送信源のそれぞれから送信されるデータを受信する受信部と、
    メモリと、
    前記受信部によるデータの受信に応じて、受信した該データを該データの情報送信源と関連づけて前記メモリに格納する格納制御を行う格納制御部と、
    前記受信部による新たなデータの受信に応じた前記格納制御部による格納制御と並行して、前記メモリから或る1つの情報送信源に関連づけて格納されているデータの一部又は全てを読み出し、読み出したデータに該1つの情報送信源を示すヘッダを付加して磁気テープに記録する記録処理を行う記録制御部と
    を備えることを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 前記格納制御部は、前記受信部により受信された各データを、前記メモリ上の、各データを送信した情報送信源に対応づけられている記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ装置。
  3. 前記受信部に対して前記複数のデータを送信し得る複数の情報送信源を特定し、特定した情報送信源毎に、その情報送信源からのデータの格納に用いる前記メモリ上の記憶領域を決定する記憶領域決定部を、さらに備え、
    前記格納制御部は、前記受信部により受信された各データを、前記メモリ上の、各データを送信した情報送信源について前記記憶領域決定部により決定された記憶領域に格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ装置。
  4. 前記受信部は、前記要記録情報を構成する前記データを含むフレームを受信し、
    前記格納制御部は、前記受信部により受信された各フレーム内のデータを、各フレーム内に設定されている各フレームの送信元インタフェースを示す情報と関連づけて前記メモリに格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ装置。
  5. 前記受信部は、前記要記録情報を構成する前記データを含むフレームを受信し、
    前記格納制御部は、前記受信部により受信された各フレーム内のデータを、各フレームのヘッダに設定されている送信元ポートIDと関連づけて前記メモリに格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気テープ装置。
  6. 情報送信源の指定情報を含む読出要求が前記受信部により受信されたときに、当該指定情報が指定する情報送信源を示すヘッダが付けられたデータのみを前記磁気テープから読み出して出力する読出制御部を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の磁気テープ装置。
  7. 前記記録制御部は、或る情報送信源についての前記記録処理を、当該情報送信源に関連づけて前記メモリに格納されているデータの総サイズが所定サイズ以上となっている場合と、当該情報送信源からの要記録情報の最後のデータの前記メモリへの格納が完了した場合とに行う
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の磁気テープ装置。
  8. 前記記録制御部は、情報送信源別に、受信した総データ量に管理し、各情報送信源からの要記録情報の最後のデータの前記メモリへの格納が完了したか否かを、各情報送信源からデータに含まれる要記録情報の総サイズと、管理している総データ量とを比較することにより、判断する
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気テープ装置。
  9. 前記記録制御部は、各情報送信源からの要記録情報の最後のデータの前記メモリへの格納が完了したか否かを、各情報送信源から、要記録情報の最終位置を示す情報を受信したか否かにより、判断する
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気テープ装置。
  10. 複数の情報送信源のそれぞれより送信される、磁気テープに記録すべき要記録情報を構成する複数のデータを、1データずつ受信する受信部と、メモリと、プロセッサとを備えた磁気テープ装置用の制御プログラムであって、
    前記プロセッサに、
    前記受信部により受信された各データを、各データを送信した情報送信源と関連づけて前記メモリに格納する格納制御処理と、
    前記メモリから、或る情報送信源に関連づけて格納されているデータの一部又は全てを取り出し、取り出したデータに当該情報送信源を示すヘッダを付けて前記磁気テープに記録する記録処理を、前記格納制御部による処理と並行的に、前記複数の情報送信源のそれそれについて順々に繰り返し行う記録制御処理と
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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