JPWO2013077115A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

隣接するスロット(18)の間に形成されたティース(16)とこのティース(16)に対して巻回されたコイル(22)を有するステータ(14)と、周方向に複数設けられた開口部(25)に配された磁極部(26)を有するロータ(12)と、を備えた回転電機(10)において、ステータ(14)とロータ(12)の磁束飽和部位(Q)の近傍であってステータ(14)及びロータ(12)の少なくとも一方に、磁束飽和部位(Q)の磁束飽和をさらに促進させる磁束飽和促進部としての例えば溝(61)を設けてトルクリップルを低減した回転電機(10)。

Description

この発明は、回転子(以下、ロータという。)と、固定子(以下、ステータという。)と、を備える回転電機(電動機又は発電電動機)に関し、例えば、電動車両(EV車両)、ハイブリッド車両(HEV車両)、プラグインハイブリッド車両(PHEV車両)及び燃料電池車両(FCV車両)等の車両(電気推進車両という。)に適用して好適な回転電機に関する。
電気推進車両に適用される回転電機は、例えば、回転子鉄心(ロータコア)の内部に永久磁石を収納したIPM(Interior Permanent Maget)構造等を有するロータと、磁気回路を構成する固定子鉄心(ステータコア)及び該ステータコアのティースに巻回され回転磁界を発生するコイルを有するステータと、を備える。
このように構成される回転電機においては、ロータの回転角に対する出力トルクの変化をトルクリップルといい、このトルクリップルは、回転むらや、振動・騒音の発生要因となるので、小さいことが望ましい。
トルクリップルには、非通電状態でも発生するコギングトルクリップル(以下、コギングリップルという。)と、通電状態でロータを回転するトルクに発生する電流トルクリップルとがあり、回転電機のロータが回転しているときには、両者が合成されたトルクリップル(以下、合成されたトルクリップを、単にトルクリップルという。)として現れる。
特開2009−189163号公報(以下、JP2009−189163Aという。)には、前記コギングリップルを低減する技術が開示されている(JP2009−189163Aの[0008]参照)。
ところで、上記した回転電機を駆動源として走行する電気推進車両では、前記トルクリップルが、通常走行時の騒音発生要因あるいはクリープ走行時の振動発生要因等、騒音及び振動の発生要因となるため、その低減が求められている。
しかしながら、JP2009−189163Aに係る技術においては、コギングリップルを低減することはできるが、トルクリップルが逆に悪化するため、電気推進車両用の回転電機にJP2009−189163Aに係る技術を採用することは適当ではない。
実際に、トルクリップルの大きさ(振幅)は、コギングリップルの大きさ(振幅)に比較して、概ね数倍程度以上の大きさであり、前記電気推進車両に発生する騒音及び振動の低減の観点からは、トルクリップルの低減が重要であるということが分かった。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、トルクリップルを低減することを可能とする回転電機を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機は、周方向にS個設けられたスロットと、隣接する前記スロットの間に形成されたティースと、前記ティースに巻回されたコイルと、を有するステータと、前記ステータの前記ティースの先端部にエアギャップを介して設けられ、開口部内に配された永久磁石からなる磁極部が周方向にP個設けられたロータと、を備えた回転電機であって、スロット数Sとロータ極数Pの最小公倍数Mを基本波とし、この基本波の第n次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において、前記ステータと前記ロータの磁束飽和(磁気飽和ともいう。)が発生する部位の近傍であって前記ステータ及び前記ロータの少なくとも一方に、前記磁束飽和が発生する部位の磁束飽和をさらに促進させる磁束飽和促進部を設けることを特徴とする。
この発明によれば、最小公倍数Mの基本波の第n次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において磁束飽和が発生する部位(磁束飽和部位)の近傍に磁束飽和促進部を設けるようにしたので、磁束飽和が発生する部位の磁気抵抗が上がり、その結果、最小公倍数Mの基本波の第n次高調波成分のトルクを低減することができる。
この場合、前記磁束飽和促進部は、前記ステータの前記ティースの前記先端部に設けられた、前記ステータの軸方向に延びる溝又は孔としてもよい。
なお、前記磁束飽和促進部は、前記磁極部の、前記ロータの径方向外方に設けられた、前記ロータの軸方向に延びる溝又は孔としてもよい。
この場合、前記磁束飽和促進部は、前記ステータの前記ティースの前記先端部に設けられた、前記ステータの軸方向に延びる前記溝又は前記孔と、当該溝又は当該孔に対して前記ティースの前記先端部の周方向の中心に対し対称に設けられた、前記ステータの軸方向に延びる他の溝又は他の孔とからなるように構成することが好ましい。対称に設けることで力行時と回生時のどちらもトルクリップルを低減することができる。
また、前記磁束飽和促進部は、前記磁極部の前記ロータの径方向外方に設けられた、前記ロータの軸方向に延びる前記溝又は前記孔と、当該溝又は当該孔に対して前記磁極部の、前記ロータの周方向の中心に対し対称に設けられた、前記ロータの軸方向に延びる他の溝又は他の孔とからなるように構成することが好ましい。対称に設けることで力行時と回生時のどちらもトルクリップルを低減することができ、かつ前記磁極部のロータ表面側に磁束飽和を促進する溝又は孔を優先して設けることで、ロータを軽量化することができる。
また、前記磁束飽和促進部は、前記磁極部の、前記ロータの径方向外方及び前記ティースの前記先端部の少なくとも一方に設けられた、前記回転電機の軸方向に延びる第1溝又は第1孔と、当該第1溝又は当該第1孔を設けることで発生する第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において、前記ステータと前記ロータの少なくとも一方に、磁束飽和が発生する部位の近傍に設けられた、前記回転電機の軸方向に延びる第2溝又は第2孔と、で構成されることが好ましい。
第1溝を設けることによって顕在化した第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において磁束飽和が発生する部位の近傍に第2溝を設けるようにしたので、その結果、第1溝を設けることによって顕在化した第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクを低減することができる。
なお、前記第1溝は又は前記第1孔は、前記磁極部の、前記ロータの径方向外方に設けられ、前記第2溝又は前記第2孔は、前記磁極部の、前記ロータの径方向外方及び前記ティースの前記先端部の少なくとも一方に設けられていることが好ましい。磁束飽和を促進させる溝を、ロータ側に優先して設けることで、ロータを軽量化することができる。
この発明によれば、トルクリップルに寄与する高調波成分の次数を割り出すとともに磁束飽和部位を割り出し、割り出した磁束飽和部位の磁気抵抗をさらに上げるようにしたので、トルクリップルに寄与する前記次数の高調波成分の最大トルクを低減することができる。よって、この発明によれば、トルクリップを、簡易な構造で、効率的に低減することができる。
この発明の一実施形態に係る回転電機の断面図である。 図2Aは、ロータに発生するトルクの方向の説明図、図2Bは、ステータに発生するトルクの方向の説明図、図2Cは、図2Bの一部拡大図である。 トルクリップルを低減する溝の形成位置の決定手法の説明に供される工程図である。 トルク波形及び該トルク波形をFFT解析した最大振幅を有する第n次高調波トルク波形を示す説明図である。 ステータに対して、ロータが所定回転角度だけ回転した位置での磁束分布を示す説明図である。 磁束飽和部位の近傍に前記磁束飽和部位の磁気抵抗を上げるための溝をステータに設けた場合の磁束分布を示す説明図である。 磁束飽和部位の近傍に前記磁束飽和部位の磁気抵抗を上げるための孔をステータに設けた場合の磁束分布を示す説明図である。 トルクリップルの低減前後のトルク波形を示す波形図である。 トルクリップルの低減溝の設けられていない回転電機の一部切欠説明図である。 溝の配置位置のバリエーションを示す一部切欠説明図である。 図9及び図10の溝の配置位置のバリエーションの概要説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る回転電機10の断面図である。回転電機10は、例えばEV車両の駆動用(推進用)のモータとして使用されるIPM型の回転電機である。
図1に示すように、回転電機10は、基本的には、図示しない主軸と一体にされたロータ12と、図示しないケーシングに固定されたステータ14とから構成される。ロータ12は、ステータ14の内側にエアギャップ(間隙)を介して、前記主軸、すなわち回転電機10の軸{ロータ12の軸(軸中心)及びステータ14の軸(軸中心)でもある。}を回転中心として回転可能に配置されている。なお、前記ケーシングは、図示しない車体フレームに固定される。
ロータ12は、図示しない前記主軸と該主軸の外周側に設けられるロータコア24と、ロータコア24内に設けられた軸方向に延びる開口部25に収納されて保持される複数(P個)の永久磁石部(以下、磁極部ともいう。)26と、を備える。ロータ12のロータ極数がP(図1例の回転電機10では、P=12)である。
各永久磁石部26は、磁極(磁化方向)が同じで、軸方向に延びる一対の永久磁石28a、28a及び永久磁石28b、28bが周方向に交互に配置された構成とされている。
開口部25に収納された一対の永久磁石28a、28aの間及び一対の永久磁石28b、28bの間、換言すれば、磁極部26の周方向の中心にはリブ27がロータコア24に形成されている。各開口部25の周方向の中心にリブ27が設けられていると考えることもできる。
ステータ14は、内周側に複数のティース16及びティース16間に位置する複数(S個)のスロット18が形成されたステータコア20と、各スロット18に収納されティース16の円筒周面部(端面部)である先端部16a側に回転磁界を発生させてロータ12を回転させる複数相(この実施形態では、U、V、W相の3相)のコイル(電機子巻線)22と、を備える。ステータ14のスロット数がS(図1例の回転電機10では、S=18)である。
この実施形態に係る回転電機10は、具体的に、上述したように、スロット18の数であるスロット数SがS=18スロット、永久磁石部26の数であるロータ極数PがP=12極になっている。
後述するが、この回転電機10のティース16のロータ対向面である先端部(端面部)16a、及び/又はロータ12のティース16との対向面側である外周面部(単に、周面部ともいう。)12a側に、トルクリップルを低減する1又は複数の軸方向(図1中、紙面と直交する方向)に延びる溝が形成されている。前記溝は、後述するように、磁束飽和(磁気飽和)促進部として機能する。
次に、回転電機10(ロータ12)のトルクリップルを低減する前記溝等の磁束飽和促進部の形成位置の決定手法について、以下、(A)トルクリップルと、このトルクリップルを原因とする騒音・振動との因果関係についての説明、(B)回転電機10のトルクリップル成分についての数学的な説明、(C)トルクリップルの振幅を低減させる具体的な構造及び手法の説明の順に説明する。
(A)トルクリップルと、このトルクリップルを原因とする騒音・振動との因果関係についての説明
回転電機10を構成するロータ12のみを描いている図2Aにおいて、コイル22によって形成される回転磁界によりロータ12が回転すると、ロータ12にトルクが発生し、ロータ12には、図2Aの矢印32で示す回転方向のトルクが発生する。
このとき、回転電機10を構成するステータ14のみを描いている図2Bに示すように、ステータ14には、作用・反作用の関係で、ロータ12とは逆方向の矢印34で示す方向のトルクが発生する。
この場合、ロータ12に発生するトルクはトルクリップルを持っているので、ステータ14に発生するトルクもトルクリップルを持つことになる。
その結果、図2B及びその一部拡大図である図2Cに示すように、ステータ14に発生する矢印34で示すトルクによってステータ14のステータコア20が周方向に加振されるために騒音・振動が発生する。
すなわち、回転電機10のトルク、換言すればロータ12のトルクの作用・反作用効果で発生するステータ14側の矢印34で示すトルクの発生を原因としてステータコア20が加振され、騒音・振動が発生する。
よって、騒音・振動を低減するためには、ステータ14の騒音・振動を抑制すればよいが、より根本的には、ロータ12のトルクリップルを低減すればよいこととなる。
(B)回転電機10のトルクリップル成分についての数学的な説明
一般に、回転電機10のトルクTの波形は、ステータ14のスロット数Sと、ロータ12のロータ極数Pの最小公倍数Mを基本次数とした次の(1)式で示す周期関数で表すことができる。
T=a0+a1cos(Mθ+b1)+a2cos(2Mθ+b2)+a3cos(3Mθ+b3)+・・・
=a0+Σancos(nMθ+bn) …(1)
但し、Σは、n=1、2、3…の値での和の記号を表す。
(1)式において、an、bnは定数であり、θはロータ12の回転角度(機械角)である。
(1)式の右辺第1項のa0は、平均トルク(直流分)であり、振動成分はない。右辺第2項のΣancos(nMθ+bn)は、トルクリップル成分(高調波成分)であるので、回転電機10のトルクリップルの低減は、(1)式の右辺第2項の低減、すなわち振幅anの低減が必要となる。
(C)トルクリップル(振幅an)を低減させる具体的な構造及び手法の説明
図1に示した回転電機10では、ステータ14のスロット数SがS=18、ロータ12のロータ極数PがP=12であるので、最小公倍数Mは、M=36となる。
M=36を上記(1)式に代入すると、(2)式が得られる。
T=a0+a1cos(36θ+b1)+a2cos(72θ+b2)+a3cos(108θ+b3)+・・・
=a0+Σancos(36nθ+bn) …(2)
但し、Σは、n=1、2、3、…の値での和の記号を表す。
次いで、トルクリップルを低減する前記溝の形成位置の決定手法(設計手法)について、図3に示す溝形成位置決定手順の工程図に基づき説明する。
ステップS1(第1の手順)にて、ステータ14及び/又はロータ12に溝が形成されていない状態(溝なし状態)の回転電機10を所望回転数(常用使用領域の回転数、定格回転数、又はトルクリップルが最も大きくなる回転数等)で回転させ、トルク波形を、FFT(Fast Fourier Transform)解析する。
次いで、ステップS2(第2の手順)にて、トルク波形、この場合、溝なし状態でのFFT解析結果から、低減させたい次数のトルクリップルを抽出する。
次に、ステップS3(第3の手順)にて、低減させたい次数のトルクリップルがピークとして発生するロータ12の回転角度を、前記FFT解析結果から検出する。
図4は、ロータ回転角度θ[deg]に対するトルク波形50及びトルク波形50をFFT解析した、最大振幅を有する第n次高調波トルク波形52を示している。この実施形態では、最大振幅を有する第n次高調波は、第136次高調波トルク波形52であった。すなわち、上記(2)式での、n×M=1×36の基本波に係るa1cos(36θ+b1)の高調波トルク波形であった。
よって、ステップS3(第3の手順)によって、図4に示す第1次(n×M=36)高調波トルク波形52のピーク値a1が発生するロータ回転角度θ=α[deg]が、低減させたい次数のトルクリップルが発生するロータ12の回転角度αとして抽出される。なお、ロータ回転角度θは、図1に一点鎖線で示す、N極が内側を向いている磁極部26の周方向の中心位置がティース16の周方向の中心位置に対向している状態が、θ=0[deg]と定義される。
図4中、左端がθ=0[deg]、右端がθ=60[deg]である。U、V、W相の3相)のコイル22を備えるロータ極数PがP=18の回転電機10であるので、最小トルク位置間の機械角は、60[deg]=360[deg]÷(18÷3)になっていることが分かる。
次いで、ステップS4(第4の手順)にて、CAE(Computer Aided Engineering)により、CAD(Computer Aided Design)で仮想的に作成したデジタルモデル上でシミュレーションを行い、低減させたい次数のトルクリップルが発生するロータ12の回転角度αの位置での磁束飽和部位(より正確には、いわゆる磁気飽和に近い状態にある磁束が最も集中している部位)を特定する。
図5は、ステータ14に対して、ロータ12が上記の回転角度α(所定回転角度)だけ回転した位置での磁束分布を示す説明図である。
図5において、吹出部54は、ロータ12及びステータ14の中に描かれた磁束が集中している磁束飽和部位Qを含む部分の拡大図である。図5において、破線の略円形の囲繞領域で示す磁束飽和部位Qは、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aの周方向左端部近傍の位置に位置していることが分かる。
このようにして、ステップS4(手順4)にて、磁束飽和部位Qを特定することができる。
この磁束飽和部位Qは、低減させたい次数のトルクリップルが発生するロータ12の回転角度αで発生していることから、低減させたい次数のトルクリップルを低減するためには、この磁束飽和部位Qで、さらに磁束飽和が促進されるような構造、換言すれば、磁気抵抗が上がるような構造に形成すればよいことが推測される。
そのために、ステップS5(手順5)にて、図5に示した磁束飽和部位Qの近傍に、具体的には、図6に示すように、例えば、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aの周方向左側の位置の近傍に前記CAE上でステータ14の軸方向に平行する方向に延びる溝61を設ける。そうすると、図6に破線の略楕円形(前記略円形より面積が広い)の囲繞領域で示す磁束飽和部位Q´に示すように、より磁束が集中してさらに磁気抵抗の増加が認められた。図5に示した磁束飽和部位Qの領域が溝61により図6に示した磁束飽和部位Q´の領域に拡大したと考えることもできる。後述するように、溝61を設ける位置は、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aではなく、図6において、磁束飽和部位Qの近傍に設けられた溝61に対面するロータ12側の周面部12aでもよく、両方に設けてもよい。
そこで、ステップS6(第6の手順)において、低減させたい次数のトルクリップルが低減されているかどうかを確認する。この場合、実際に、溝なしのステータ14を、溝61を設けたステータ14に代替して、回転電機10のロータ12をステップS1(第1の手順)での前記所望回転数で回転させ、トルク波形を、FFT解析し、ステップS2(第2の手順)と同様にして、FFT解析結果から、トルクリップルの振幅を低減させようとした次数のトルクリップルを抽出する。
図8は、トルクリップルの低減前後のトルク波形を示す波形図である。破線で示すトルク波形50及び第n次高調波トルク波形(図8例では、第1次高調波トルク波形)52は、溝61(磁束飽和促進部)が設けられていないときの波形(図4を再掲)であり、実線で示すトルク波形150及び第n次高調波トルク波形(図8例では、第1次高調波トルク波形)152は、図6に示したように、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aに溝61を設けたときの波形であり、第n次高調波トルク波形152のピーク値a2が、溝なし時のピーク値a1より低減振幅ΔAと顕著に低減されていることが分かる。
溝61は、回転電機10の軸方向、図6例ではステータ14の軸方向に形成されるが、形成される溝61の溝幅及び深さがそれぞれ大きいほど、低減量が大きくなることを確認している。なお、磁束飽和促進部としての溝61は、磁束飽和部位Qの磁気抵抗を上げることができればよいので、溝61に限らず、溝61に代替して、例えば、図7に示すように、溝61位置の径方向外側にステータ14の軸に平行する孔(円孔又は角孔)61hを設けるようにしてもよい。溝61とともに孔61hを設けてもよい。
さらに、ステップS7(手順7)にて、低減させたい次数のトルクリップルの振幅が目標値である閾値以下となっているか否かを判定し、閾値以下となっていなかった場合(ステップS7:NO)には、ステップS5(手順5)以降の処理を閾値以下となる(ステップS7:YES)まで繰り返す。
次いで、ステップS8にて、低減させたい他次数のトルクリップル、この場合、例えば、2次(n×M=72)等のトルクリップルが有るか否かを判定し、有る場合には(ステップS8:YES)、ステップS9(手順9)にて、ステータ14及び/又はロータ12に溝等が形成されている状態(溝あり状態)の回転電機10を所望回転数で回転させ、ステップS1と同様、トルク波形を、FFT解析する。以下、ステップS8の判定が否定的(ステップS8:NO)となるまで、ステップS2〜S9の手順を繰り返す。
以下、図9のベースとなる溝なし回転電機10xの一部切欠説明図、図10の溝の配置位置のバリエーション(種々例)の一部切欠説明図、及び、図9及び図10を説明するための図11の実施形態の概要説明図を参照して、さらなる実施形態についても説明する。
上述した実施形態に係る回転電機10は、図1に示したように、周方向にS個設けられたスロット18と、隣接するスロット18、18の間に形成されたティース16と、ティース16に巻回されたコイル22と、を有するステータ14と、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aにエアギャップ(間隙)を介して設けられ、周方向にP個設けられたリブ27付き開口部25に配された永久磁石28a、28a及び永久磁石28b、28bからなる磁極部26を有するロータ12と、を備えた回転電機10であって、スロット数Sとロータ極数Pの最小公倍数Mを基本波とし、この基本波の第n(n=1、2,…)次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置(ロータ回転角度α)において、ステータ14とロータ12の磁束飽和部位(磁束飽和が発生する部位)Qの近傍であってステータ14及びロータ12の少なくとも一方に、磁束飽和部位Qの磁束飽和をさらに促進させる磁束飽和促進部(溝61又は孔等)を設けている。
例えば、図9に示す溝なしの、いわゆるベース(基本)の回転電機10xに対して、回転電機10a(図10、図11参照)では、ステータ14側のみに上述した、ステータ14の軸方向に延びる溝61(図6も参照)を設けている。
この回転電機10a(上記実施形態の回転電機10)によれば、最小公倍数Mの基本波の第n次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置(ロータ回転角度α)において磁束飽和部位Qの近傍に磁束飽和促進部としての溝61を設けるようにしたので、磁束飽和部位Qの磁気抵抗が上がり、その結果、最小公倍数Mの基本波の第n次高調波成分のトルクを低減することができる。
実際上、溝61は、ロータ12のイナーシャの低減及び軽量化のために、図10(図11)の回転電機10bの構成で示すように、ロータ12の磁極部26位置上の周面部12a(径方向端部)に、ロータ12の軸方向に延びる溝62として設けることが好ましい。
この場合、ロータ12の磁極部26位置上に設けられる溝62は、図10(図11)の回転電機10cの構成で示すように、磁極部26の周方向の中心に対し対称に溝62、64(他の溝64)を設けることが好ましい。対称に設けることで力行時と回生時のどちらもトルクリップルを低減することができる。
なお、図10(図11)の回転電機10dの構成で示すように、ステータ14のティース16の先端部(端面部)16aの周方向の中心に対し対称に溝61、63(他の溝63)を設けるようにしても、力行時と回生時のどちらもトルクリップルを低減することができる。
また、溝は、図10(図11)の回転電機10eの構成で示すように、ロータ12の磁極部26とステータ14の少なくとも一方に設けられた第1溝、例えば、溝61と、該第1溝としての溝61を設けることで発生する第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において、ステータ14及びロータ12の少なくとも一方に、磁束飽和部位Qの近傍に第2溝としての溝65を設けるようにしてもよい。第1溝としての溝61を設けることによって顕在化した第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において磁束飽和部位Qの近傍に第2溝としての溝65を設けることで、第1溝としての溝61を設けることによって顕在化した第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクを第2溝としての溝65によって低減することができる。
この場合においても、力行及び回生を考慮して、図10(図11)の回転電機10fの構成で示すように、ロータ12と、ステータ14にそれぞれ対称に溝(65、66)、(61、63)を設けることが好ましい。
さらにまた、図10(図11)の回転電機10gの構成で示すように、ロータ12と、ステータ14にそれぞれ対称に溝(65、66)、(61、63)を設けるとともに、さらなる高調波のトルクリップルを低減する溝67、68をステータ14に設けるようにしてもよい。
上述した実施形態によれば、トルクリップに寄与する高調波成分の次数を割り出すとともに磁束飽和部位Qを割り出し、割り出した磁束飽和部位Qの磁気抵抗を、トルクリップル低減溝を形成することで、さらに上げるようにしたので、トルクリップを発生している次数の高調波の最大トルクを、計画的且つ効率的に低減することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (7)

  1. 周方向にS個設けられたスロット(18)と、隣接する前記スロット(18、18)の間に形成されたティース(16)と、前記ティース(16)に巻回されたコイル(22)と、を有するステータ(14)と、
    前記ステータ(14)の前記ティース(16)の先端部(16a)にエアギャップを介して設けられ、開口部(25)内に配された永久磁石(28a又は28b)からなる磁極部(26)が周方向にP個設けられたロータ(12)と、
    を備えた回転電機であって、
    スロット数Sとロータ極数Pの最小公倍数Mを基本波とし、この基本波の第n次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において、前記ステータ(14)と前記ロータ(12)の磁束飽和が発生する部位(Q)の近傍であって前記ステータ(14)及び前記ロータ(12)の少なくとも一方に、前記磁束飽和が発生する部位(Q)の磁束飽和をさらに促進させる磁束飽和促進部を設ける
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記磁束飽和促進部は、
    前記ステータ(14)の前記ティース(16)の前記先端部(16a)に設けられた、前記ステータ(14)の軸方向に延びる溝(61)又は孔(61h)である
    ことを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1記載の回転電機において、
    前記磁束飽和促進部は、
    前記磁極部(26)の、前記ロータ(12)の径方向外方に設けられた、前記ロータの軸方向に延びる溝(62)又は孔である
    ことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項2記載の回転電機において、
    前記磁束飽和促進部は、
    前記ステータ(14)の前記ティース(16)の前記先端部(16a)に設けられた、前記ステータ(14)の軸方向に延びる前記溝(61)又は前記孔(61h)と、当該溝(61)又は当該孔(61h)に対して前記ティース(16)の前記先端部(16a)の周方向の中心に対し対称に設けられた、前記ステータ(14)の軸方向に延びる他の溝(63)又は他の孔とからなる
    ことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項3記載の回転電機において、
    前記磁束飽和促進部は、
    前記磁極部(26)の前記ロータ(12)の径方向外方に設けられた、前記ロータ(12)の軸方向に延びる前記溝(62)又は前記孔と、当該溝(62)又は当該孔に対して前記磁極部(26)の、前記ロータ(12)の周方向の中心に対し対称に設けられた、前記ロータ(12)の軸方向に延びる他の溝(64)又は他の孔とからなる
    ことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1記載の回転電機において、
    前記磁束飽和促進部は、
    前記磁極部(26)の、前記ロータ(12)の径方向外方及び前記ティース(16)の前記先端部(16a)の少なくとも一方に設けられた、前記回転電機の軸方向に延びる第1溝(61)又は第1孔(61h)と、当該第1溝(61)又は当該第1孔(61h)を設けることで発生する第n次、又は第n次とは異なる第m次高調波成分のトルクが最大となるロータ位相配置において、前記ステータ(14)と前記ロータ(12)の少なくとも一方に、磁束飽和が発生する部位(Q)の近傍に設けられた、前記回転電機の軸方向に延びる第2溝(65)又は第2孔と、で構成される
    ことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6記載の回転電機において、
    前記第1溝(61)又は前記第1孔(61h)は、前記磁極部(26)の、前記ロータ(12)の径方向外方に設けられ、前記第2溝(65)又は前記第2孔は、前記磁極部(26)の、前記ロータ(12)の径方向外方及び前記ティース(16)の前記先端部(16a)の少なくとも一方に設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
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