JPWO2013018376A1 - システムパラメータ設定支援システム、システムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
時系列に順次テストを実施し、テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援システムは、時系列に順次実施されたテストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、算出したテスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価するテスト結果評価部(51)と、テスト結果評価部(51)が予め定めた指標以上の効果が得られないと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出する変更パラメータ抽出部(53)と、を備える。
Description
本発明は、システムのパラメータ設定を支援するシステムパラメータ設定支援システム、システムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法、およびプログラムに関する。
WebシステムやオンラインシステムのようなIT(Information Technology)システムに対して、実運用時に一定性能を維持することが求められている。そこで、実運用に入る前にテスト環境で性能テストを行い、所望された性能を満たすように、サーバのスペックや台数を調整したり、OS(Operating System)、ミドルウェア、またはアプリケーションのパラメータをチューニングすることが一般的である。このようなWebシステムの性能評価システムの一例が特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、複数の異なるパラメータの組み合わせ毎に、プログラムの実行結果を統計情報として受け付け、統計情報に基づいて、保証値が最も大きくなるパラメータのグループを検出することで、より高い保証値レベルを実現することが記載されている。
一般的に性能テストを実施する者は、テスト対象システムのシステム構成と、同時アクセスクライアント数、同時リクエスト数、リクエスト間隔、またはリクエストメソッドなどのテスト仕様を決めて、テスト対象システムへ負荷をかけ、リソース消費量、ターンアラウンドタイム、スループットなどを測定して、ボトルネックとなる箇所を見つけ出す。ボトルネックを回避するために、性能評価実施者はOS、ミドルウェア、アプリケーションのパラメータ設定ファイルを編集して、OS、ミドルウェア、アプリケーションの性能チューニングを行う。そして、その効果を確認するために、再度負荷テストを実施する。このサイクルを何度か回すことで、所望の性能を満たす適切なパラメータ設定値を決定する。
上述した文献に記載の技術においては、パラメータチューニングは人手で試行錯誤的に変更するため、変更の必要のないパラメータまで変更してしまう恐れがあるという問題点があった。たとえば、ボトルネックを解消するためにパラメータを変更して負荷テストを行ったが、性能向上の効果がなかった場合に、パラメータ変更を元に戻さずに、次の別のパラメータを変更することがある。
パラメータの値によっては、特殊な条件下でのみ問題が発生する場合があり、元に戻さなかったパラメータがそのような特徴を持つパラメータである場合には、実運用時に性能問題などの障害を生じる可能性がある。障害が発生した場合には、すべてのパラメータを点検して設定ミスを人手で発見することになるが、ITシステムを構成するパラメータの数は多く、またシステムの規模に比例してパラメータ数も多くなるため、対応には多くの工数と時間が必要になるという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である実運用において性能障害の原因と推定されるパラメータ設定の抽出の困難さを解決するシステムパラメータ設定支援システム、システムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明のシステムパラメータ設定支援システムは、
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援システムであって、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、算出した前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価するテスト結果評価手段と、
前記テスト結果評価手段が前記予め定めた指標以上の効果が得られないと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する変更パラメータ抽出手段と、
を備える。
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援システムであって、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、算出した前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価するテスト結果評価手段と、
前記テスト結果評価手段が前記予め定めた指標以上の効果が得られないと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する変更パラメータ抽出手段と、
を備える。
本発明のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法は、
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置が、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出するデータ処理方法である。
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置が、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出するデータ処理方法である。
本発明のコンピュータプログラムは、
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定装置を実現するコンピュータに、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する手順を実行させるためのプログラムである。
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定装置を実現するコンピュータに、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する手順を実行させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明のデータ処理方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、実運用において性能障害の原因と推定されるパラメータ設定を抽出できるシステムパラメータ設定支援システム、システムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法、およびプログラムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムのネットワーク構成を示す概略図である。
同図に示すように、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムは、テスト装置1と、テスト対象システム2と、テスト履歴記憶装置3と、パラメータ設定装置4と、評価装置5と、設定確認装置6と、を備える。テスト装置1と、テスト対象システム2と、テスト履歴記憶装置3と、パラメータ設定装置4と、評価装置5と、設定確認装置6と、は互いにネットワーク7を介して接続される。
図1は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムのネットワーク構成を示す概略図である。
同図に示すように、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムは、テスト装置1と、テスト対象システム2と、テスト履歴記憶装置3と、パラメータ設定装置4と、評価装置5と、設定確認装置6と、を備える。テスト装置1と、テスト対象システム2と、テスト履歴記憶装置3と、パラメータ設定装置4と、評価装置5と、設定確認装置6と、は互いにネットワーク7を介して接続される。
各装置は、たとえば、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリ、ハードディスク、および通信装置を備え、キーボードやマウス等の入力装置やディスプレイやプリンタ等の出力装置と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。そして、CPUが、ハードディスクに記憶されるプログラムをメモリに読み出して実行することにより、上記各ユニットの各機能を実現することができる。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下に説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、任意のコンピュータのハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される機能単位のブロックを示している。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、図1の本実施形態において、各装置は、異なるコンピュータからそれぞれ構成されているが、これに限定されない。同一のコンピュータが少なくとも2つ以上の装置の機能を実現する構成とすることができる。コンピュータは、仮想サーバなどにより構成されてもよい。あるいは、各装置は、複数のコンピュータで構成されてもよい。
テスト装置1は、テストを実施するために、リクエストをテスト対象システム2に送信するクライアント端末とすることができる。テストは、たとえば、テスト対象システム2に様々な負荷をかけて、各種のパラメータの設定を変更しながら、システムの動作や性能を検証する性能テストを含む。テストは、たとえば、テスト対象システム2を実運用する前や、テスト対象システム2の更新やメンテナンス時に行うことができる。
テスト対象システム2は、テスト対象となるITシステムからなり、さらに、テスト装置1からのリクエストに呼応して、システムの性能を計測するテストを実施する。テスト対象システム2は、設定変更可能な複数のパラメータを有する。性能テスト時にこれらのパラメータを変更しながら、チューニングを行い、実運用時のパラメータが決定される。
テスト履歴記憶装置3は、テスト対象システム2で計測したテスト結果およびテスト対象システム2に設定されたパラメータを記憶し、蓄積するサーバコンピュータとすることができる。
パラメータ設定装置4は、テスト対象システム2のパラメータの設定を受け付け、テスト対象システム2にパラメータを受け渡すためのツールとすることができる。運用管理者などのユーザは、パラメータ設定装置4を用いて実運用段階に入る前などにパラメータのチューニングを行うことができる。そして、ここで設定変更されたパラメータはテスト対象システム2の図示されないメモリに記憶され、実運用段階で使用されることとなる。
本実施形態において、パラメータのチューニングは、マニュアルや過去の経験を踏まえて、変更の効果を計測しながら人手で実施される。また、規模の大きなシステムなどでは、パラメータ数も多くなり、さらに、複数のオペレータがチューニング作業に関わることも考えられる。よって、チューニング時のパラメータの変更は煩雑で正確に管理するのは困難である。
また、実使用段階でテスト対象システム2の利用者またはテスト対象システム2の運用管理者などが、パラメータ設定装置4を利用してパラメータを変更することができる。
また、実使用段階でテスト対象システム2の利用者またはテスト対象システム2の運用管理者などが、パラメータ設定装置4を利用してパラメータを変更することができる。
パラメータ設定装置4は、テスト対象システム2に含むこともできる。パラメータ設定装置4を実現するツールは、様々な構成が考えられる。たとえば、パラメータ設定装置4を実現するツールは、ネットワーク7を介してテスト対象システム2に接続されるクライアント端末にインストールされてもよい。あるいは、クライアント端末からブラウザを用いてパラメータを受け付けるサーバにアクセスし、クライアント端末から操作してパラメータの入力を行うこともできる。また、複数のユーザがパラメータ設定装置4を用いてテスト対象システム2のパラメータを変更することもできる。
評価装置5は、パラメータ設定装置4によるパラメータ変更による効果を評価し、効果改善の見られなかったパラメータ変更を抽出し、設定確認装置6に送信してテスト対象システム2の運用管理者などのユーザに提示させるサーバコンピュータとすることができる。
設定確認装置6は、評価装置5が抽出したパラメータをユーザに提示するクライアント端末とすることができる。設定確認装置6への提示方法は、特に限定されない。たとえば、設定確認装置6の表示装置(不図示)に表示することでユーザに提示することができる。あるいは、設定確認装置6に電子情報としてネットワーク7を介して送信することもできる。あるいは、設定確認装置6のプリンタなどの出力装置(不図示)に印字出力することもできる。評価装置5から設定確認装置6にアクセスして情報を提供してもよいし、設定確認装置6から評価装置5にアクセスして情報を要求して取得してもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本発明のシステムパラメータ設定支援システムは、性能テスト結果の履歴と各テストで用いられた性能パラメータ設定、および、実運用で用いられた性能パラメータ設定から、性能向上に寄与しかなった性能パラメータ変更を抽出する。
本発明のシステムパラメータ設定支援システムは、性能テスト結果の履歴と各テストで用いられた性能パラメータ設定、および、実運用で用いられた性能パラメータ設定から、性能向上に寄与しかなった性能パラメータ変更を抽出する。
本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムは、時系列に順次テストを実施し、テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援システムであって、時系列に順次実施されたテストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、算出したテスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価するテスト結果評価部51と、テスト結果評価部51が予め定めた指標以上の効果が得られないと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出する変更パラメータ抽出部53と、を備える。
テスト履歴記憶装置3は、テスト結果記憶部31と、パラメータ設定記憶部32と、を備える。
テスト結果記憶部31は、テスト対象システム2で実施された負荷テスト結果の履歴を記憶する。
パラメータ設定記憶部32は、テスト実施ごとにテスト対象システム2で抽出されたパラメータ名と設定値の履歴を記憶する。
テスト結果記憶部31は、テスト対象システム2で実施された負荷テスト結果の履歴を記憶する。
パラメータ設定記憶部32は、テスト実施ごとにテスト対象システム2で抽出されたパラメータ名と設定値の履歴を記憶する。
評価装置5は、テスト結果評価部51と、変更パラメータ抽出部53と、を備える。
テスト結果評価部51は、テスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31に記憶されているテスト結果を時系列で順次比較して、前回と変化の度合いを計算する。そして、算出したテスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価する。本実施形態では、計算された値と予め定められた値とを比較し、予め定められた値以上に差異がみられない場合、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した場合、パラメータを変更しても性能によい効果は得られなかったと評価する。
テスト結果評価部51は、テスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31に記憶されているテスト結果を時系列で順次比較して、前回と変化の度合いを計算する。そして、算出したテスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価する。本実施形態では、計算された値と予め定められた値とを比較し、予め定められた値以上に差異がみられない場合、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した場合、パラメータを変更しても性能によい効果は得られなかったと評価する。
変更パラメータ抽出部53は、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32を参照し、変更されたパラメータ設定を時系列で順次比較して、各テストで性能向上に効果がなかったと評価されたパラメータ変更を抽出する。
本実施の形態の評価装置5は、コンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPUが実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、評価装置5を実現させるためのコンピュータに、時系列に順次実施されたテストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、テスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、評価装置5を実現させるためのコンピュータに、時系列に順次実施されたテストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、テスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出する手順、を実行させるように記述されている。
なお、本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
また、上述のような構成において、本実施の形態の評価装置5によるデータ処理方法を以下に説明する。図3は、本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援装置(評価装置5)のデータ処理方法は、評価装置5が、時系列に順次実施されたテストの各回において(ステップS11)、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し(ステップS13)、テスト結果の変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し(ステップS15のYES)、抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する(ステップS17)。
このように構成された本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作について、以下に説明する。
ここでは、設定ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための動作について、図1乃至図3を用いて説明する。
なお、本フローは、i=1から(パラメータ変更回数−1)まで、ループ処理を繰り返す(ステップS11)。
ここでは、設定ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための動作について、図1乃至図3を用いて説明する。
なお、本フローは、i=1から(パラメータ変更回数−1)まで、ループ処理を繰り返す(ステップS11)。
まず、評価装置5のテスト結果評価部51が、1回目と2回目のテスト結果の差異、たとえば、変化の度合いを計算する(ステップS13)。さらに、テスト結果評価部51が、計算された値と予め定められた値とを比較し、予め定められた値以上に差異がみられない場合、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した場合には(ステップS15のYES)、2回目に行ったパラメータ変更が効果を示していないとみなし、ステップS17に進む。そして、変更パラメータ抽出部53が、1回目と2回目のテストでのパラメータ設定を比較して変更されたパラメータ名とパラメータ値を抽出する(ステップS17)。
そのあと、引き続き、ステップS11に戻り、2回目と3回目のテスト結果の評価を開始する。以後、パラメータを変更してテストを実行した回数分、すなわち、{全テスト回数−1}回分、ステップS13〜ステップS15、またはステップS17を繰り返す。
なお、ステップS15において予め定められた値以上に差異がみられる場合(ステップS15のNO)には、2回目に行ったパラメータ変更が効果を示したとみなして、ステップS17以降の処理を省略し、ステップS11に戻り、次の2回目と3回目のテスト結果の差異を計算する(ステップS13)。
以上の動作により、評価装置5は、パラメータ変更が行われたのに、テスト結果が、予め定められた値以上に差異がみられない時、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した時のパラメータのパラメータ名とパラメータ設定値が抽出される。
以上の動作により、評価装置5は、パラメータ変更が行われたのに、テスト結果が、予め定められた値以上に差異がみられない時、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した時のパラメータのパラメータ名とパラメータ設定値が抽出される。
本実施形態で抽出された変更されたパラメータのパラメータ名とパラメータ設定値は、設定確認装置6に出力し、ユーザに提示することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムによれば、テスト時に履歴を記憶しておいた性能テスト結果と性能パラメータ設定に基づいて、性能改善が見られなかったパラメータ変更を抽出できる。すなわち、実運用において性能障害の原因と推定されるパラメータ設定を抽出できる。
その理由は、パラメータ設定の履歴からパラメータ変更を抽出し、さらにパラメータ変更の前後の性能テスト結果を比較してその変化の度合いをみることで、パラメータ変更の効果を測ることができるためである。
また、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムによれば、性能テストにおいて効果の見られなかったパラメータ変更を検索できる。また、性能テストにおいて行われた不要なパラメータ変更を抽出できる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、さらに、最終設定値として設定されたパラメータのうち、性能向上の改善が見られなかった変更不要なパラメータを抽出する点で相違する。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、図2の上記実施形態と同様なテスト履歴記憶装置3を備えるとともに、さらに、図2の評価装置5に替えて、評価装置50を備える。
図4は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、さらに、最終設定値として設定されたパラメータのうち、性能向上の改善が見られなかった変更不要なパラメータを抽出する点で相違する。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、図2の上記実施形態と同様なテスト履歴記憶装置3を備えるとともに、さらに、図2の評価装置5に替えて、評価装置50を備える。
本発明の実施の形態に係る評価装置50は、図2の上記実施形態と同様なテスト結果評価部51と、変更パラメータ抽出部53と、を備えるとともに、テスト後、パラメータの最終設定値と変更パラメータ抽出部53が抽出した変更があったパラメータの設定値とを比較して、同値であるか否かを判定するパラメータ設定ミス候補抽出部54をさらに備える。
さらに、本発明の実施の形態に係る評価装置50のパラメータ設定ミス候補抽出部54は、パラメータの最終設定値と同値であると判定したパラメータをパラメータ設定ミス候補として抽出する。
パラメータ設定ミス候補抽出部54は、テスト結果評価部51で計算された変化の度合いが、予め定められた指標以下であるテストを抽出して、その時のパラメータ変更を抽出するとともに、実運用環境へ適用されたパラメータ設定、つまり、パラメータ設定記憶部32が記憶しているパラメータの最終設定値と同じ値のパラメータ設定を抽出する。ここで、パラメータの最終設定値とは、テスト終了後、テスト対象システム2の実運用時に使用する設定値である。
このように構成された本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作について、以下に説明する。
図5は、本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作を示すフローチャートである。ここでは、設定ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための動作について、図4および図5を用いて説明する。本実施形態のフローチャートは、図3を用いて説明した上記実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作と同様なステップS11〜ステップS17を有するとともに、さらに、ステップS21〜ステップS25を有する。
図5は、本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作を示すフローチャートである。ここでは、設定ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための動作について、図4および図5を用いて説明する。本実施形態のフローチャートは、図3を用いて説明した上記実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作と同様なステップS11〜ステップS17を有するとともに、さらに、ステップS21〜ステップS25を有する。
なお、本フローは、i=1から(パラメータ変更回数−1)まで、ループ処理を繰り返す。
上記実施形態と同様なステップの説明は省略する。
ステップS17で、変更パラメータが抽出された後、評価装置50のパラメータ設定ミス候補抽出部54が、パラメータ最終設定値をパラメータ設定記憶部32から取り出して、ステップS17で抽出されたパラメータ設定と比較する(ステップS21)。パラメータ設定が同じ値であれば(ステップS23のYES)、パラメータ設定ミス候補抽出部54は、そのパラメータを設定ミス候補として抽出する(ステップS25)。
上記実施形態と同様なステップの説明は省略する。
ステップS17で、変更パラメータが抽出された後、評価装置50のパラメータ設定ミス候補抽出部54が、パラメータ最終設定値をパラメータ設定記憶部32から取り出して、ステップS17で抽出されたパラメータ設定と比較する(ステップS21)。パラメータ設定が同じ値であれば(ステップS23のYES)、パラメータ設定ミス候補抽出部54は、そのパラメータを設定ミス候補として抽出する(ステップS25)。
そのあと、ステップS11に戻り、2回目と3回目のテスト結果の評価を開始する(ステップS13)。以後、パラメータを変更してテストを実行した回数分、すなわち、{全テスト回数−1}回分、ステップS13〜ステップS17、およびステップS21〜ステップS25を繰り返す。
また、ステップS23において抽出されたパラメータ設定とパラメータ最終設定値が異なっていれば(ステップS23のNO)、効果のなかったパラメータ変更が元に戻されているとみなして、ステップS25以降の処理を省略し、ステップS11に戻り、次の2回目と3回目のテスト結果の差異を計算する(ステップS13)。
以上の動作により、評価装置50は、性能改善に効果がなかったが、実運用環境へそのままの値でリリースされた、またはリリースされる予定のシステムのパラメータ設定の値を抽出することができる。
本実施形態で抽出された変更されたパラメータのパラメータ名とパラメータ設定値は、設定確認装置6に出力し、ユーザに提示することができる。さらに、本実施形態で抽出された設定ミス候補のパラメータのパラメータ名とパラメータ設定値を、設定確認装置6に出力し、ユーザに提示することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムによれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、テスト時に履歴を記憶しておいた性能テスト結果と性能パラメータ設定および実運用環境へリリースした性能パラメータ設定に基づいて、実運用環境で性能問題を発生させる可能性の高い、もしくは、発生済みの性能問題の原因となった可能性の高い性能パラメータ設定を抽出できる。
その理由は、上記実施形態で抽出した性能向上が見られなかったパラメータの設定値と実運用環境へリリースされた性能パラメータの設定値を比較し、同値であるかどうかを確認することで実施不要なパラメータ変更が実運用環境へ適用されたかどうかを確認できるためである。
その理由は、上記実施形態で抽出した性能向上が見られなかったパラメータの設定値と実運用環境へリリースされた性能パラメータの設定値を比較し、同値であるかどうかを確認することで実施不要なパラメータ変更が実運用環境へ適用されたかどうかを確認できるためである。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、さらに、性能向上の改善が見られなかった実施不要なパラメータ変更を抽出し、ユーザに提示する点で相違する。さらに、本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、パラメータを変更しながらテストを実施し、その結果を記憶する構成をさらに備える点で相違する。
図6は、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、さらに、性能向上の改善が見られなかった実施不要なパラメータ変更を抽出し、ユーザに提示する点で相違する。さらに、本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、上記実施形態とは、パラメータを変更しながらテストを実施し、その結果を記憶する構成をさらに備える点で相違する。
本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムは、図4の上記実施形態と同様なテスト履歴記憶装置3と、評価装置50と、を備える。
また、以下、上記実施形態の図1で説明したテスト装置1、テスト対象システム2、パラメータ設定装置4、および設定確認装置6の詳細についても説明する。
また、以下、上記実施形態の図1で説明したテスト装置1、テスト対象システム2、パラメータ設定装置4、および設定確認装置6の詳細についても説明する。
図6に示すように、テスト装置1は、テスト実施部11と、テスト結果表示部12と、を備える。
本実施形態において、テスト実施部11は、テスト対象システム2に負荷をかけて応答時間を測定する負荷テストを実施するために、テスト対象システム2にリクエストを送信する。ここで、リクエストは、たとえば、テスト対象システム2に対し、通信の応答を要求するもの、CPU(不図示)にある処理(プログラム)の実行を要求するもの、テスト対象システム2のメモリ(不図示)へのアクセスを要求するものなどを含むことができる。
本実施形態において、テスト実施部11は、テスト対象システム2に負荷をかけて応答時間を測定する負荷テストを実施するために、テスト対象システム2にリクエストを送信する。ここで、リクエストは、たとえば、テスト対象システム2に対し、通信の応答を要求するもの、CPU(不図示)にある処理(プログラム)の実行を要求するもの、テスト対象システム2のメモリ(不図示)へのアクセスを要求するものなどを含むことができる。
図9に示すように、たとえば、異なるテストケースの負荷のかけ方がある。本実施形態では、3種類の負荷ケース、たとえば、負荷の閑散時、通常時、およびピーク時のケースについて負荷テストを行う。テスト実施部11は、たとえば、負荷の閑散時には、毎秒1回のリクエストをテスト対象システム2に送信する。通常時には、毎秒10回のリクエストを送信し、ピーク時には、毎秒100回のリクエストを送信する。
また、本実施形態では、図9に示すように、異なる負荷をかけた場合について場合分けをして負荷テストを行っているが、これに限定されない。たとえば、負荷を変化させながら、負荷の変化の度合いを変更したり、負荷変化の過渡期などについてテストを行うこともできる。
図6に戻り、テスト結果表示部12は、テスト対象システム2への上記負荷テストの結果を表示する。テスト対象システム2の運用管理者などのユーザは、テスト結果表示部12に表示されたテスト結果を参照し、パラメータ設定装置4で、さらにパラメータ設定の変更を行いながら、チューニング作業を進めることができる。
テスト対象システム2は、テスト処理部21と、テスト結果計測部22と、パラメータ設定抽出部23と、を備える。
テスト処理部21は、テスト対象システム2のテスト対象となる処理を実行する。たとえば、データベースから複数のデータを読み出して、Webブラウザに表示するための形式に変換する処理や、データベースのデータを更新する処理などを実行する。
テスト処理部21は、テスト対象システム2のテスト対象となる処理を実行する。たとえば、データベースから複数のデータを読み出して、Webブラウザに表示するための形式に変換する処理や、データベースのデータを更新する処理などを実行する。
テスト結果計測部22は、負荷テスト実施中にテスト処理部21の性能情報を計測して、負荷テスト結果として統計データを計算する。性能情報は、リクエストに対する応答速度、または単位時間当たりの処理件数などを含む。統計処理は、たとえば、平均処理、パーセンタイルなどの処理を行う。
パラメータ設定抽出部23は、テスト処理部21がテストを行った時のパラメータの設定、具体的にはパラメータ名と設定値を抽出する。パラメータは、アプリケーション、ミドルウェア、OSの性能に関わる各種の性能パラメータを含む。
たとえば、パラメータは、ヒープメモリサイズ、最大スレッド数、データベースの最大接続数、または最大同時セッション数、処理タイムアウト時間、最大サーバプロセス数などの性能パラメータを含む。パラメータ設定抽出部23は、たとえば、予め定められたパラメータ設定用のファイルなどに記述されているパラメータを抽出することができる。あるいは、予め定められたパラメータ名に対する設定値を抽出することができる。
パラメータ設定装置4は、パラメータ変更受付部41を備える。
パラメータ変更受付部41は、運用管理者などパラメータを設定する者が操作部(不図示)などを利用して入力したパラメータの設定値を受け付け、テスト対象システム2のテスト処理部21に受け渡す。
パラメータ変更受付部41は、運用管理者などパラメータを設定する者が操作部(不図示)などを利用して入力したパラメータの設定値を受け付け、テスト対象システム2のテスト処理部21に受け渡す。
設定確認装置6は、提示部61を備える。提示部61は、パラメータ設定ミス候補抽出部54で抽出された変更があったパラメータ設定、または、性能パラメータ設定ミス候補のパラメータ設定、具体的には少なくともパラメータ名と設定値を表示する。
このように構成された本実施形態のシステムパラメータ設定支援システムの動作について、以下に説明する。
まず、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの動作について、図6および図7を用いて説明する。
図7は、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの動作の手順を示すフローチャートである。
まず、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの動作について、図6および図7を用いて説明する。
図7は、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの動作の手順を示すフローチャートである。
テスト装置1のテスト実施部11がテスト処理部21に対して負荷テストを行うための負荷リクエストを送信する(ステップS101)。このとき、複数のパターンのリクエストを送信する。テスト処理部21に対して負荷リクエストを送信しているときに、テスト対象システム2では、テスト対象システム2のテスト処理部21が、テスト装置1から受信したリクエストを処理する(ステップS201)。
そして、テスト対象システム2のテスト結果計測部22が、性能データを計測し、計測したデータから各テストパターンの性能統計データ、たとえば平均値を計算する(ステップS203)。そして、計算した性能統計データを、テスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31へ記憶する(ステップS301)。
次に、テスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23が、テスト処理部21からパラメータ設定を抽出して(ステップS205)、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32へ記憶する(ステップS303)。ここで、テスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23は、予め設定変更されるパラメータのパラメータ名に対応するパラメータ設定値を設定ファイルから抽出する。
次に、テスト対象システム2のテスト結果計測部22が、ステップS203で計算した性能統計データをテスト装置1のテスト結果表示部12へ表示する(ステップS103)。ユーザは、テスト結果表示部12に表示されたテスト結果を参照して確認する。テスト結果が所望の性能を達成していない場合、すなわち、テスト結果に問題がある場合(ステップS105のYES)、ユーザは、パラメータ設定装置4の操作部(不図示)を用いて性能パラメータを変更し、パラメータ変更受付部41が変更を受け付ける(ステップS401)。パラメータ設定装置4が受け付けたパラメータ変更は、テスト対象システム2に送信され、テスト対象システム2でパラメータが変更される(ステップS207)。そして、再び負荷テストを実施する(ステップS101)。
一方、所望の性能を達成している場合には(ステップS105のNO)、テスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23が、設定されたパラメータを抽出して(ステップS209)、パラメータ最終設定値としてテスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32へ記憶する(ステップS305)。
以上により、テスト結果記憶部31には負荷テスト結果の履歴が記憶され、パラメータ設定記憶部32には各テスト実施時のパラメータ設定が記憶される。
以上により、テスト結果記憶部31には負荷テスト結果の履歴が記憶され、パラメータ設定記憶部32には各テスト実施時のパラメータ設定が記憶される。
次に、設定ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための動作を、図6および図8を用いて説明する。
図8は、設定ミス抽出時の動作を示すフローチャートである。
なお、本フローの設定装置50の処理は、i=1から(パラメータ変更回数−1)まで、ループ処理を繰り返す。
まず、評価装置50のテスト結果評価部51が、テスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31を参照し(ステップS311)、1回目と2回目のテスト結果の差異、たとえば変化の度合いを計算する(ステップS503)。さらに、テスト結果評価部51が、計算された値と予め定められた値とを比較し、予め定められた値以上に差異がみられない場合、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した場合には(ステップS505のYES)、2回目に行ったパラメータ変更が効果を示していないとみなし、ステップS507に進む。そして、変更パラメータ抽出部53が、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32を参照し(ステップS313)、1回目と2回目のテストでのパラメータ設定を比較して変更されたパラメータ名とパラメータ値を抽出する(ステップS507)。
図8は、設定ミス抽出時の動作を示すフローチャートである。
なお、本フローの設定装置50の処理は、i=1から(パラメータ変更回数−1)まで、ループ処理を繰り返す。
まず、評価装置50のテスト結果評価部51が、テスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31を参照し(ステップS311)、1回目と2回目のテスト結果の差異、たとえば変化の度合いを計算する(ステップS503)。さらに、テスト結果評価部51が、計算された値と予め定められた値とを比較し、予め定められた値以上に差異がみられない場合、もしくは、性能が悪くなる方向へ変化した場合には(ステップS505のYES)、2回目に行ったパラメータ変更が効果を示していないとみなし、ステップS507に進む。そして、変更パラメータ抽出部53が、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32を参照し(ステップS313)、1回目と2回目のテストでのパラメータ設定を比較して変更されたパラメータ名とパラメータ値を抽出する(ステップS507)。
さらに、パラメータ設定ミス候補抽出部54が、パラメータ最終設定値をパラメータ設定記憶部32から取り出して、ステップS507で抽出されたパラメータ設定と比較する(ステップS509)。パラメータ設定が同じ値であれば(ステップS511のYES)、設定確認装置6の提示部61へとパラメータ設定を送信する。そして、設定確認装置6の提示部61が評価装置50から受信したパラメータ設定を表示する(ステップS601)。そのあと、ステップS501に戻り、2回目と3回目のテスト結果の評価を開始する(ステップS503)。以後、パラメータを変更してテストを実行した回数分、すなわち、{全テスト回数−1}回分、ステップS501〜ステップS511を繰り返す。
なお、ステップS505において予め定められた値以上に差異がみられる場合、すなわち、性能改善があった場合には(ステップS505のNO)、2回目に行ったパラメータ変更が効果を示したとみなして、ステップS507以降の処理を省略し、ステップS501に戻り、2回目と3回目のテスト結果の差異を計算する(ステップS503)。
また、ステップS511において抽出されたパラメータ設定とパラメータ最終設定値が異なっていれば(ステップS511のNO)、効果のなかったパラメータ変更が元に戻されているとみなして、ステップS511以降の処理を省略し、ステップS501に戻り、次の2回目と3回目のテスト結果の差異を計算する(ステップS503)。
上記のように、ステップS503からステップS511までの処理を{全テスト回数−1}回実施することで、性能改善に効果がなかったが、実運用環境へそのままの値でリリースされたパラメータ設定の値を抽出して表示することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るシステムパラメータ設定支援システムによれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、負荷テスト結果を比較して効果の低い性能パラメータ設定を抽出し、ユーザに提示することができる。
実運用環境で性能問題が発生した時には、通常、システムのすべてのパラメータを点検して、発生した性能問題との関係を確認する作業が発生するが、本実施の形態を用いることにより、点検する性能パラメータを予め絞り込むことができる。このため性能問題の原因追求と対処を迅速化することが可能となる。
実運用環境で性能問題が発生した時には、通常、システムのすべてのパラメータを点検して、発生した性能問題との関係を確認する作業が発生するが、本実施の形態を用いることにより、点検する性能パラメータを予め絞り込むことができる。このため性能問題の原因追求と対処を迅速化することが可能となる。
また、実運用環境で運用開始する前に本実施の形態を用いることにより、実運用環境へ移行する前に性能パラメータ設定のミスを検出できるため、実運用環境でのITシステムの信頼性を高めることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、本発明は、負荷テストとパラメータ確認を実現するプログラムや、ITシステムの運用監視と性能障害発生時の原因探索を実現するプログラムといった用途にも適用できる。
あるいは、本発明は、WebシステムやオンラインシステムのようなITシステムにおいて性能問題が発生した時に、ITシステムのパラメータ設定から性能障害の原因の可能性のあるパラメータ設定値を絞り込み、性能障害の原因の究明に使用することもできる。
たとえば、本発明は、負荷テストとパラメータ確認を実現するプログラムや、ITシステムの運用監視と性能障害発生時の原因探索を実現するプログラムといった用途にも適用できる。
あるいは、本発明は、WebシステムやオンラインシステムのようなITシステムにおいて性能問題が発生した時に、ITシステムのパラメータ設定から性能障害の原因の可能性のあるパラメータ設定値を絞り込み、性能障害の原因の究明に使用することもできる。
また、上記実施形態では、予め定めた指標以上の効果が得られなかった時に変更されたパラメータ設定を抽出する構成としたが、予め定めた指標以上の効果が得られた時に変更されたパラメータ設定を抽出する構成とすることもできる。
すなわち、評価装置の変更パラメータ抽出部は、テスト結果評価部が予め定めた指標以上の効果が得られたと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出することができる。
すなわち、評価装置の変更パラメータ抽出部は、テスト結果評価部が予め定めた指標以上の効果が得られたと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出されたテスト時に変更があったパラメータを抽出することができる。
この構成によれば、たとえば、既に運用中のシステムで適切に動作し、よい性能が得られている場合、パラメータ設定を他の同様なシステムに適用させることなどができる。
実施例1
以下、本発明のシステムパラメータ設定支援システムの実施例について説明する。
まず、本実施例において、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの具体的な動作について、図6、図7、図9乃至図11を用いて説明する。
図10は、本発明の実施例のシステム設定支援システムの負荷テスト結果記憶部の構成の一例を示す図である。図11は、本発明の実施例のシステム設定支援システムのパラメータ設定記憶部の構成の一例を示す図である。
以下、本発明のシステムパラメータ設定支援システムの実施例について説明する。
まず、本実施例において、負荷テストを実施して所望の性能を満たすパラメータ設定を見つけ出すまでの具体的な動作について、図6、図7、図9乃至図11を用いて説明する。
図10は、本発明の実施例のシステム設定支援システムの負荷テスト結果記憶部の構成の一例を示す図である。図11は、本発明の実施例のシステム設定支援システムのパラメータ設定記憶部の構成の一例を示す図である。
まず、テスト装置1のテスト実施部11が、図9に示すように、閑散期(秒間1リクエスト)、通常期(秒間10リクエスト)、ピーク時(秒間100リクエスト)の3つのテストケースを実施する(ステップS101)。テスト対象システム2のテスト処理部21が、受け取ったリクエストを処理する(ステップS201)。テスト対象システム2のテスト結果計測部22が、リクエストに対する応答時間を計測する(ステップS203)。ここでは図10に示すように、1回目のテストの計測結果は、閑散期ケースでは100msec、通常期ケースには130msec、ピーク時ケースには800msecを示したとする。テスト結果計測部22は、これらの値をテスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31に記憶する(ステップS301)。
また、テスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23が、テスト処理部21がテストを実施したときのパラメータ設定を抽出し、図11の1回目に示すようにヒープメモリサイズ64M、最大スレッド数40、DB最大接続数10という値を取得する(ステップS205)。そして、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32へ記憶する(ステップS303)。
次にテスト装置1のテスト結果表示部12が、テスト処理部21が実施した図10に示す1回目のテスト結果を表示する(ステップS103)。ここで、性能要求値として応答時間400msec以下とすると、今回のテスト結果ではピーク時ケース800msecが要求を満たしていないので(ステップS105のYES)、ユーザは、操作部を用いてパラメータの最大スレッド数を20に変更し、パラメータ設定装置4のパラメータ変更受付部41が受け付けたとする(ステップS401)。
変更したパラメータの効果を評価するために、テスト装置1のテスト実施部11が、リクエストして(ステップS101)、テスト対象システム2のテスト処理部21がリクエストを処理して負荷テストを実施する(ステップS201)。テスト対象システム2のテスト結果計測部22が、リクエストに対する応答時間を計測する(ステップS203)。その結果、ここでは図10に示すように、2回目のテストの計測結果は、閑散期ケースでは103msec、通常期ケースには120msec、ピーク時ケースには780msecを示したとする。テスト結果計測部22は、これらの値をテスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31に記憶する(ステップS301)。
また、テスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23が、テスト処理部21が2回目にテストを実施したときのパラメータ設定を抽出する(ステップS205)。このとき抽出されたパラメータ設定は、図11の2回目に示すとおりとする。そして、パラメータ設定抽出部23が、このときのパラメータ設定をテスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32へ記憶する(ステップS303)。
しかし、2回目のテスト結果でもピーク時ケース780msecが性能要求値400msec以下ではないので、結果に問題ありとして(ステップS105のYES)、ユーザは、操作部を用いてパラメータDB最大接続数を50に変更し、パラメータ設定装置4のパラメータ変更受付部41が受け付けたとする(ステップS401)。なお、ここでは最大スレッド数を20のままとする。パラメータ設定装置4が受け付けたパラメータ変更は、テスト対象システム2に送信され、テスト対象システム2でパラメータが変更される(ステップS207)。
再び、変更したパラメータの効果を評価するために、テスト装置1のテスト実施部11がリクエストして(ステップS101)、テスト対象システム2のテスト処理部21がリクエストを処理して負荷テストを実施する(ステップS201)。テスト対象システム2のテスト結果計測部22が、リクエストに対する応答時間を計測する(ステップS203)。その結果、ここでは図10に示すように、3回目のテストの計測結果は、閑散期ケースでは98msec、通常期ケースには123msec、ピーク時ケースには304msecを示したとする。テスト結果計測部22は、これらの値をテスト履歴記憶装置3のテスト結果記憶部31に記憶する(ステップS301)。
また、パラメータ設定抽出部23が、テスト処理部21が3回目にテストを実施したときのパラメータ設定を抽出する(ステップS205)。このとき抽出されたパラメータ設定は、図11の3回目に示すとおりとする。そして、パラメータ設定抽出部23が、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32へ記憶する(ステップS303)。
ここで、3回目のテスト結果はすべてのテストケースで性能要求値400msec以下を満たしているので、結果に問題なしとして(ステップS105のNO)、ここで負荷テストを終了する。このときのテスト対象システム2のパラメータ設定抽出部23が、このときのパラメータ設定を抽出し(ステップS209)、抽出したパラメータをパラメータ最終設定値として、テスト履歴記憶装置3のパラメータ設定記憶部32に記憶する(ステップS305)。
次に、変更ミスの可能性のあるパラメータ設定を抽出するための具体的な実施例を、図6、図8、および図11乃至図13を参照して説明する。
図12は、本発明の実施例のシステム設定支援システムにおけるテスト結果の一例を示す図である。図13は、本発明の実施例のシステム設定支援システムにおける性能パラメータの比較結果の一例を示す図である。
図12は、本発明の実施例のシステム設定支援システムにおけるテスト結果の一例を示す図である。図13は、本発明の実施例のシステム設定支援システムにおける性能パラメータの比較結果の一例を示す図である。
まず、評価装置50のテスト結果評価部51が、テスト1回目と2回目のテスト結果の差異として、変化率を計算する(ステップS501、S503)。その結果は図12(a)に示すように、閑散期ケースでは+3.0%、通常期ケースでは−7.7%、ピーク時ケースでは−2.5%となった。本実施例では−20%以下の改善がみられた場合にパラメータ変更の効果があったとみなすものとする。テスト1回目と2回目のテスト結果の変化率はすべて−20%以上であるため、2回目の評価のために変更したパラメータ設定は特に効果がなかったと判断する(ステップS505のYES)。
次に、変更パラメータ抽出部53が、1回目と2回目のテストでのパラメータ設定を比較して変更されたパラメータ名とパラメータ値を抽出する(ステップS507)。パラメータが、図13(a)に示すようにテストの2回目に、最大スレッド数を40から20に変更されていることが確認できる。このパラメータ設定が実運用環境でも利用されているかどうかを確認するために、パラメータ設定ミス候補抽出部54が、パラメータ最終設定値をパラメータ設定記憶部32から取り出して、ステップS507で抽出されたパラメータ設定と比較する(ステップS509)。
図11に示すように、パラメータ最終設定値と比較すると、図13(b)に示すように2回目のパラメータとパラメータ最終設定値が同値であることが確認できる(ステップS511のYES)。すなわち、効果のなかったパラメータ変更がそのまま実運用環境にもリリースされていることから、このパラメータにより問題が発生する可能性が高いため、設定確認装置6の提示部61が、パラメータ名「最大スレッド数」とパラメータ値「20」を表示する(ステップS601)。たとえば、図13(b)のように、設定ミス候補のパラメータのパラメータ名と、設定が変更される前のパラメータ値と、設定が変更された後のパラメータ値と、最終設定値と、を含む一覧を画面に表示してもよい。これにより、設定ミス候補のパラメータがどのパラメータで、どの値に設定を戻せばよいかをユーザに通知することができる。
そして、2回目と3回目の比較に移る(ステップS513、S501)。
そして、2回目と3回目の比較に移る(ステップS513、S501)。
ステップS501に戻り、テスト2回目と3回目のテスト結果の変化率を計算する(ステップS503)。その結果は図12(b)に示すように、閑散期ケースでは−4.9%、通常期ケースでは−2.5%、ピーク時ケースでは−61.0%となった。ここではピーク時ケースで−20%以下の改善がみられるため、パラメータ変更の効果があったものと判断する(ステップS505のNO)。よって、ステップS507以降のパラメータ変更の確認は行わずに、ステップS501に戻り、次の処理へと移る。本実施例では、1回目から3回目までのすべてのテスト結果の比較を終了したため、ここでパラメータ抽出処理を完了する。
以上の結果、設定確認装置6の提示部61には、パラメータ名の「最大スレッド数」とパラメータ値「20」がパラメータ設定ミス候補として表示される。もし、他にもパラメータ設定ミス候補が検出された場合には、たとえば、図13(b)に示すような一覧にレコードを追加して表示することができる。ユーザは、表示された画面でパラメータ設定ミス候補を確認し、必要に応じてパラメータ設定装置4でパラメータ設定を元に戻す操作を行うことができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置が、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記2)
付記1に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記3)
付記1または付記2に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、抽出された前記変更があったパラメータのパラメータ名と設定値をユーザに提示するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記4)
付記2に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、前記パラメータの最終設定値と同値であると判定されたパラメータをパラメータ設定ミス候補として、抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記5)
付記4に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
システムパラメータ設定支援装置が、さらに、抽出した前記パラメータ設定ミス候補について、そのパラメータ名と設定値をユーザに提示するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記1)
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置が、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記2)
付記1に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記3)
付記1または付記2に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、抽出された前記変更があったパラメータのパラメータ名と設定値をユーザに提示するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記4)
付記2に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、前記パラメータの最終設定値と同値であると判定されたパラメータをパラメータ設定ミス候補として、抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記5)
付記4に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
システムパラメータ設定支援装置が、さらに、抽出した前記パラメータ設定ミス候補について、そのパラメータ名と設定値をユーザに提示するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。
(付記6)
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置を実現するコンピュータに、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する手順を実行させるためのプログラム。
(付記7)
付記6に記載のプログラムにおいて、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記8)
付記6または付記7に記載のプログラムにおいて、
抽出された前記変更があったパラメータのパラメータ名と設定値をユーザに提示する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記9)
付記7に記載のプログラムにおいて、
前記パラメータの最終設定値と同値であると判定されたパラメータをパラメータ設定ミス候補として、抽出する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムにおいて、
抽出した前記パラメータ設定ミス候補について、そのパラメータ名と設定値をユーザに提示する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置を実現するコンピュータに、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する手順を実行させるためのプログラム。
(付記7)
付記6に記載のプログラムにおいて、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記8)
付記6または付記7に記載のプログラムにおいて、
抽出された前記変更があったパラメータのパラメータ名と設定値をユーザに提示する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記9)
付記7に記載のプログラムにおいて、
前記パラメータの最終設定値と同値であると判定されたパラメータをパラメータ設定ミス候補として、抽出する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
(付記10)
付記9に記載のプログラムにおいて、
抽出した前記パラメータ設定ミス候補について、そのパラメータ名と設定値をユーザに提示する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
この出願は、2011年8月4日に出願された日本出願特願2011−170701号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
Claims (10)
- 時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援システムであって、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、算出した前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られたか否かを評価するテスト結果評価手段と、
前記テスト結果評価手段が前記予め定めた指標以上の効果が得られないと評価したテスト結果に対応するテストを抽出し、抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する変更パラメータ抽出手段と、
を備えるシステムパラメータ設定支援システム。 - 請求項1に記載のシステムパラメータ設定支援システムにおいて、
前記テスト後、前記パラメータの最終設定値と前記変更パラメータ抽出手段が抽出した前記変更があったパラメータの設定値とを比較して、同値であるか否かを判定する判定手段をさらに備えるシステムパラメータ設定支援システム。 - 請求項1または2に記載のシステムパラメータ設定支援システムにおいて、
前記変更パラメータ抽出手段が抽出した前記変更があったパラメータのパラメータ名と設定値をユーザに提示する変更パラメータ提示手段をさらに備えるシステムパラメータ設定支援システム。 - 請求項2に記載のシステムパラメータ設定支援システムにおいて、
前記判定手段が前記パラメータの前記最終設定値と同値であると判定した前記パラメータをパラメータ設定ミス候補として抽出するパラメータ設定ミス候補抽出手段をさらに備えるシステムパラメータ設定支援システム。 - 請求項4に記載のシステムパラメータ設定支援システムにおいて、
前記パラメータ設定ミス候補抽出手段が抽出した前記パラメータ設定ミス候補について、そのパラメータ名と設定値をユーザに提示するパラメータ設定ミス候補提示手段をさらに備えるシステムパラメータ設定支援システム。 - 時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置が、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出し、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出し、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。 - 請求項6に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。 - 請求項7に記載のシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法において、
前記システムパラメータ設定支援装置が、さらに、前記パラメータの最終設定値と同値であると判定されたパラメータをパラメータ設定ミス候補として、抽出するシステムパラメータ設定支援装置のデータ処理方法。 - 時系列に順次テストを実施し、前記テストの各回のテスト結果を考慮してパラメータをチューニングするシステムパラメータ設定支援装置を実現するコンピュータに、
時系列に順次実施された前記テストの各回において、前回とのテスト結果を比較してその変化を算出する手順、
前記テスト結果の前記変化に基づき、予め定めた指標以上の効果が得られないテストを抽出する手順、
抽出された前記テスト時に変更があったパラメータを抽出する手順を実行させるためのプログラム。 - 請求項9に記載のプログラムにおいて、
前記テスト後、前記パラメータの変更が検知された前記変更があったパラメータの設定値と前記パラメータの最終設定値とを比較して、同値であるか否かを判定する手順をコンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
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