JPWO2012120928A1 - リアクタ構造及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

パルス電圧の波形が乱れにくくなるリアクタ構造を提供する。流路形成物、トランス、陽極棒、陰極板、陽極側の給電経路及び陰極側の給電経路が筐体に形成された収容空間に収容される。陽極棒の延在方向と陰極板の延在方向とは非平行である。陽極棒及び陰極板は流路を横断する。陽極棒と陰極板とは流路の延在方向に離れる。トランスの2次側巻線の負出力端から陰極板の給電端までの距離は、2次側巻線の正出力端から陽極の給電端までの距離より長い。陽極側の給電経路は陽極棒の給電端と2次側巻線の正出力端とを電気的に接続する。陰極側の給電経路は陰極板の給電端と2次側巻線の負出力端とを電気的に接続する。陰極側の給電経路の経路長は陽極側の給電経路の経路長より長い。筐体は、導電体からなり、陰極側の給電経路に電気的に接続される。陽極側の給電経路に筐体が電気的に接続され、距離及び経路長の関係が反転されてもよい。

Description

本発明は、リアクタ構造及びプラズマ処理装置に関する。
特許文献1のプラズマ処理装置においては、構造物に形成された流路に陽極及び陰極が設けられる。陽極及び陰極は、それぞれ、トランスの2次側巻線の第1の出力端及び第2の出力端に電気的に接続される。陽極と陰極との間にはパルス電圧が印加され、陽極から陰極までの区間において放電が発生し、流路の中でプラズマが生成し、流路を流れるガスがプラズマにより活性化される。
国際公開第2010/018783号
プラズマ処理装置のリアクタには高電圧のパルス電圧が印加される。したがって、安全性の確保、ノイズの拡散の防止等のために、望ましくは、導電体からなる筐体にリアクタの構成物が収容される。
しかし、導電体からなる筐体にリアクタの構成物が収容される場合は、電極、給電経路等と筐体との間に浮遊容量が生じ、陽極と陰極との間に印加されるパルス電圧の波形が乱れやすい。
本発明は、この問題を解決するためになされる。本発明の目的は、パルス電圧の波形が乱れにくくなるプラズマ処理装置のリアクタ構造及びプラズマ処理装置を提供することである。
本発明の第1から第3までの局面は、プラズマ処理装置のリアクタ構造に向けられる。
(1)本発明の第1の局面においては、構造物、トランス、第1の電極、第2の電極、第1の給電経路、第2の給電経路及び筐体が設けられる。
構造物には流路が形成される。
トランスは1次側巻線及び2次側巻線を備える。2次側巻線は第1の出力端及び第2の出力端を有する。
第1の電極は第1の給電端を有する。第2の電極は第2の給電端を有する。第2の出力端から第2の給電端までの距離は、第1の出力端から第1の給電端までの距離より長い。
第1の電極の延在方向と第2の電極の延在方向とは非平行である。第1の電極及び第2の電極は流路を横断する。第1の電極と第2の電極とは流路の延在方向に離れる。
第1の給電経路は、第1の給電端と第1の出力端とを電気的に接続する。第2の給電経路は、第2の給電端と第2の出力端とを電気的に接続する。第2の給電経路の経路長は第1の給電経路の経路長より長い。
筐体には収容空間が形成される。構造物、トランス、第1の電極、第2の電極、第1の給電経路及び第2の給電経路は、収容空間に収容される。筐体は、導電体からなり、第2の給電経路に電気的に接続される。
(2)本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面にさらなる事項を付加する。本発明の第2の局面においては、収容空間に接する筐体の内面から第2の給電端までの距離が当該内面から第1の給電端までの距離より短い。
(3)本発明の第3の局面は、本発明の第1又は第2の局面にさらなる事項を付加する。本発明の第3の局面においては、2個以上の第1の電極が平行に配列され、2個以上の第2の電極が並列に配列される。第1の給電経路は、第1の集電体及び第1の配線を備える。第1の集電体の第1の結合面には第1の電極が結合される。第1の配線は、第1の出力端及び第1の集電体に結合される。第2の給電経路は、第2の集電体及び第2の配線を備える。第2の集電体の第2の結合面には第2の電極が結合される。第2の配線は、第2の出力端及び第2の集電体に結合される。
本発明の第4の局面は、本発明の第1の局面のリアクタ構造に回路が付加されたプラズマ処理装置に向けられる。
(4)本発明の第4の局面においては、本発明の第1の局面のリアクタ構造に加えて、導通経路、インダクタ、スイッチ回路及び伝送線路が設けられる。1次側巻線は、第1の入力端及び第2の入力端を有する。
導通経路は、第1の分岐及び第2の分岐を順次に経由し、第1の直流入力端から第2の直流入力端へ至る。
インダクタは、導通経路の第1の分岐から第2の分岐までの間の区間に挿入される。スイッチ回路は、導通経路の当該区間以外に挿入される。スイッチ回路は、導通経路を電気的に開閉する。
伝送線路は、第1の伝送線及び第2の伝送線を備える。第1の伝送線は、第1の分岐と第1の入力端とを電気的に接続する。第2の伝送線は、第2の分岐と第2の入力端とを電気的に接続する。
本発明によれば、相対的に長い第2の給電経路と筐体とが同電位になり、浮遊容量の影響が減少し、第1の電極と第2の電極との間に印加されるパルス電圧の波形が乱れにくくなる。
本発明の第2の局面によれば、第1の給電経路と筐体との間の浮遊容量が減少し、第1の電極と第2の電極との間に印加されるパルス電圧の波形が乱れにくくなる。
本発明の第3の局面によれば、プラズマが生成する領域が広がり、ガスが効率的に活性化される。
これらの及びこれら以外の本発明の目的、特徴、局面及び利点は、添付図面とともに考慮されたときに下記の本発明の詳細な説明によってより明白となる。
プラズマ処理装置の望ましい実施形態を示す斜視図である。 リアクタの断面図である。 リアクタの断面図である。 陽極及び陰極の斜視図である。 プラズマ処理装置の電気系統の回路図である。 プラズマ処理装置の使用例を示す模式図である。 プラズマ処理装置の使用例を示す模式図である。 プラズマ処理装置の使用例を示す模式図である。
(プラズマ処理装置の概略)
図1の模式図は、プラズマ処理装置の望ましい実施形態を示す斜視図である。
図1に示すように、プラズマ処理装置1000は、リアクタ1002、パルス発生器本体1004及び同軸ケーブル1006を備える。リアクタ1002の内部には流路1008がある。リアクタ1002の表面には吸気口1010及び排気口1012が開口する。流路1008は、吸気口1010から排気口1012へ向かって延在する。
吸気口1010から排気口1012へ流路1008を経由してガスが流れている状態においてパルス発生器本体1004がパルス電圧を発生させると、同軸ケーブル1006によりパルス発生器本体1004からリアクタ1002へパルス電圧が伝送され、流路1008の中で放電が発生する。流路1008の中で放電が発生すると、流路1008の中でプラズマが生成し、流路1008を流れるガスがプラズマで活性化される。ガスの活性化は、化学種をより高いエネルギー準位へ励起すること、イオンを生成すること、ラジカルを生成すること等のガスの反応性を向上する処理である。流路1008の中で発生する放電は、望ましくは、ストリーマ放電である。
(リアクタの構造の概略)
図2及び図3の模式図は、リアクタの断面を示す。図4の模式図は、陽極及び陰極の斜視図である。
図2から図4までに示すように、リアクタ1002は、流路形成物1100、トランス室形成物1102、陽極1104、陰極1106、陽極側の給電経路1108、陰極側の給電経路1110、トランス1112、トランス保持体1114、正極の接続端子1116、負極の接続端子1118、吸気配管の取り付け座1120、排気配管の取り付け座1122及び筐体1124を備える。
陽極1104は陽極棒アレイ1126を備える。陽極棒アレイ1126においては陽極棒1128が配列される。陰極1106は第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132を備える。第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132においては陰極板1134が配列される。トランス1112は1次側巻線1136及び2次側巻線1138を備える。
2次側巻線1138の正出力端1142と陽極棒1128の給電端1140とは陽極側の給電経路1108により電気的に接続される。2次側巻線1138の負出力端1146と陰極板1134の給電端1144とは陰極側の給電経路1110により電気的に接続される。1次側巻線1136の正入力端1148は正極の接続端子1116に電気的に接続される。1次側巻線1136の負入力端1150は負極の接続端子1118に電気的に接続される。正極の接続端子1116と負極の接続端子1118との間にパルス電圧が印加されると、パルス電圧がトランス1112により昇圧され、陽極1104と陰極1106との間に昇圧されたパルス電圧が印加される。陽極1104と陰極1106との間に昇圧されたパルス電圧が印加されると、流路1008の中で陽極1104と陰極1106との間に放電が発生し、流路1008の中でプラズマが生成し、流路1008を流れるガスが活性化される。
流路形成物1100、トランス室形成物1102、陽極1104、陰極1106、陽極側の給電経路1108、陰極側の給電経路1110、トランス1112及びトランス保持体1114は、筐体1124に形成された収容空間1152に収容される。筐体1124の内面1154は、収容空間1152に接し、収容空間1152を規定する。
陽極棒1128の給電端1140から2次側巻線1138の正出力端1142までの距離D1が陰極板1134の給電端1144から2次側巻線1138の負出力端1146までの距離D2よりも短くなるようにトランス1112、陽極棒1128及び陰極板1134は配置される。また、陽極側の給電経路1108の経路長L1は陰極側の給電経路1110の経路長L2より短くされる。さらに、陰極側の給電経路1110は筐体1124に電気的に接続され、望ましくは接地される。これにより、相対的に長い陰極側の給電経路1110と筐体1124とが同電位になり、浮遊容量の影響が減少し、陽極1104と陰極1106との間に印加されるパルス電圧の波形が乱れにくくなる。
距離D1は、陽極棒1128の給電端1140の表面から2次側巻線1138の正出力端1142の表面までの最短の直線距離として定義される。2本以上の陽極棒1128が存在する場合は、2本以上の陽極棒1128の各々についての最短の直線距離の平均値が距離D1とみなされる。
距離D2は、陰極板1134の給電端1144の表面から2次側巻線1138の負出力端1146の表面までの最短の直線距離として定義される。2枚以上の陰極板1134が存在する場合は、2枚以上の陰極板1134の各々についての最短の直線距離の平均値が距離D2とみなされる。
経路長L1は、陽極棒1128の給電端1140の表面から2次側巻線1138の正出力端1142の表面まで陽極側の給電経路1108の内部を経由して到達するのに必要な最短の長さである。2本以上の陽極棒1128が存在する場合は、2本以上の陽極棒1128の各々についての最短の長さの平均値が経路長L1とみなされる。
経路長L2は、陰極板1134の給電端1144の表面から2次側巻線1138の負出力端1146の表面まで陰極側の給電経路1110の内部を経由して到達するのに必要な最短の長さである。2枚以上の陰極板1134が存在する場合は、2枚以上の陰極板1134の各々についての最短の長さの平均値が経路長L2とみなされる。
陰極側の給電経路1110に代えて陽極側の給電経路1108が筐体1124に電気的に接続されてもよい。この場合は、距離D2が距離D1よりも短くなるようにトランス1112、陽極棒1128及び陰極板1134が配置される。また、経路長L2は経路長L1より短くされる。
筐体1124の内面1154から陽極棒1128の給電端1140までの距離D3が筐体1124の内面1154から陰極板1134の給電端1144までの距離D4より長くなるように陽極棒1128及び陰極板1134は配置される。これにより、陽極側の給電経路1108と筐体1124との間の浮遊容量が減少し、陽極1104と陰極1106との間に印加されるパルス電圧の波形が乱れにくくなる。
距離D3は、筐体1124の内面1154から陽極棒1128の給電端1140の表面までの最短の直線距離である。2本以上の陽極棒1128が存在する場合は、2本以上の陽極棒1128の各々についての最短の直線距離の平均値が距離D3とみなされる。
距離D4は、筐体1124の内面1154から陰極板1134の給電端1144の表面までの最短の直線距離である。2本以上の陰極板1134が存在する場合は、2本以上の陰極板1134の各々についての最短の直線距離の平均値が距離D4とみなされる。
陰極側の給電経路1110に代えて陽極側の給電経路1108が筐体1124に電気的に接続される場合は、距離D4が距離D3より長くなるように陽極棒1128及び陰極板1134が配置される。
(陽極棒アレイの構造)
陽極棒アレイ1126においては、2本以上の陽極棒1128が配列される。これにより、プラズマが生成する領域が広がり、ガスが効率的に改質される。陽極棒1128の配列数は必要に応じて増減される。陽極棒アレイ1126が1本の陽極棒1128に置き換えられてもよい。
2本以上の陽極棒1128は、疎らに配列される。陽極棒1128の配列が「疎ら」であるとは、2本以上の陽極棒1128の各々が相互に接触せず、第1の陽極棒1128と第1の陽極棒1128に隣接する第2の陽極棒1128との間に間隙が存在することである。これにより、ガスが間隙を通過し、プラズマが生成する領域の近くをガスが流れ、ガスが効率的に活性化される。
2本以上の陽極棒1128は、望ましくは、平行に等間隔で配列される。これにより、間隙が流路1008の断面に均一に分布し、ガスが流路1008を均一に流れ、放電が均一に発生する。これらのことは、ガスの効率的な活性化に寄与する。
(陽極棒の配置)
陽極棒1128は、流路1008を横断する。流路1008の「横断」とは、流路1008の内面の第1の位置から出て流路1008を通り流路1008の内面の第2の位置へ入ることである。これにより、陽極棒1128の損傷しやすい両端は、流路1008の外部に位置し、陰極1106と対向しなくなり、放電の起点又は終点とならなくなる。このことは、陽極棒1128の損傷を抑制することに寄与する。また、陽極棒1128の給電端1140が流路1008の外部に位置し、陽極棒1128への給電が容易になる。
(陽極棒の構造)
陽極棒1128は、導電体棒1156及び絶縁体膜1158を備える。陽極棒1128の一端の近傍以外においては、導電体棒1156の表面は絶縁体膜1158で被覆される。陽極棒1128の一端の近傍においては、導電体棒1156の表面は絶縁体膜1158で被覆されず、導電体棒1156の表面は露出する。陽極棒1128のうち導電体棒1156の表面が露出している部分は陽極棒1128の給電端1140となる。これにより、流路1008の中において導電体棒1156の表面が全く又はほとんど露出せず、アーク放電が抑制され、ガスが効率的に活性化される。
(陽極と2次側巻線の正出力端との接続)
陽極側の給電経路1108は、陽極集電体1160及び陽極配線1162を備える。陽極側の給電経路1108が、陽極集電体1160及び陽極配線1162以外の構成物を備えてもよい。陽極集電体1160及び陽極配線1162が一体物であってもよく、陽極集電体1160及び陽極配線1162の両方又は片方が多体物であってもよい。
陽極棒1128の給電端1140は陽極集電体1160に結合される。これにより、陽極棒1128と陽極集電体1160とが電気的に接続される。陽極集電体1160は平板形状を有する。陽極集電体1160の陽極棒結合面1164には陽極棒結合孔1166が形成される。陽極棒結合孔1166の形状は陽極棒1128の給電端1140の形状に適合する。陽極集電体1160の陽極棒結合面1164は陽極棒1128の延在方向に垂直をなす。陽極棒1128の給電端1140は陽極集電体1160の陽極棒結合孔1166に挿入される。
陽極配線1162の一端は陽極集電体1160に結合され、陽極配線1162の他端は2次側巻線1138の正出力端1142に結合される。これにより、陽極配線1162と陽極集電体1160とが電気的に接続され、陽極配線1162と2次側巻線1138の正出力端1142とが電気的に接続される。
(陰極板アレイの構造)
第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132の各々においては、2枚以上の陰極板1134が配列される。これにより、プラズマが生成する領域が広がり、ガスが効率的に改質される。陰極板1134の配列数は必要に応じて増減される。第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132の両方又は片方が1本の陰極板1134に置き換えられてもよい。
2枚以上の陰極板1134は、疎らに配列される。陰極板1134の配列が「疎ら」であるとは、2枚以上の陰極板1134の各々が相互に接触せず、第1の陰極板1134と第1の陰極板1134に隣接する第2の陰極板1134との間に間隙が存在することである。これにより、ガスが間隙を通過し、プラズマが生成する領域の近くをガスが流れ、ガスが効率的に改質される。
2枚以上の陰極板1134は、望ましくは、平行に等間隔で配列される。これにより、間隙が流路1008の断面に均一に分布し、ガスが流路1008を均一に流れ、放電が均一に発生する。これらのことは、ガスの効率的な改質に寄与する。
陰極板1134の主面は、流路1008の延在方向と平行をなす。これにより、ガスの流れが陰極板1134に妨げられず、ガスが流路1008を均一に流れ、放電が均一に発生する。流路1008の延在方向は、吸気口1010から排気口1012へ向かう方向であり、ガスが流れる方向である。
(陰極板の配置)
陰極板1134は、流路1008を横断する。これにより、陰極板1134の損傷しやすい両端は、流路1008の外部に位置し、陽極1104と対向しなくなり、放電の起点又は終点とならなくなる。このことは、陰極板1134の損傷を抑制することに寄与する。また、陰極板1134の給電端1144が流路1008の外部に位置し、陰極板1134への給電が容易になる。
(陰極板の構造)
陰極板1134は、導電体板1168及び絶縁体膜1170を備える。陰極板1134の一端の近傍以外においては、導電体板1168の表面は絶縁体膜1170で被覆される。陰極板1134の一端の近傍においては、導電体板1168の表面は絶縁体膜1170で被覆されず、導電体板1168の表面は露出する。陰極板1134のうち導電体板1168の表面が露出している部分は陰極板1134の給電端1144となる。これにより、流路1008の中において導電体板1168の表面が全く又はほとんど露出せず、アーク放電が抑制され、ガスが効率的に改質される。
陰極板1134は、長辺が短辺より著しく長い細長の平面形状を有する細長物である。陰極板1134の長辺の延在方向が陰極板1134の延在方向である。導電体板1168の短辺は、延長又は短縮されてもよく、導電体板1168の板厚と同程度であってもよい。すなわち、陰極板1134は、板の範疇に属さない形状を有してもよい。
(陰極と2次側巻線の負出力端との接続)
陰極側の給電経路1110は、陰極集電体1172及び陰極配線1174を備える。陰極側の給電経路1110が、陰極集電体1172及び陰極配線1174以外の構成物を備えてもよい。陰極集電体1172及び陰極配線1174が一体物になってもよく、陰極集電体1172及び陰極配線1174の両方又は片方が多体物であってもよい。
陰極板1134の給電端1144は陰極集電体1172に結合される。これにより、陰極板1134と陰極集電体1172とが電気的に接続される。陰極集電体1172は平板形状を有する。陰極集電体1172の陰極板結合面1177には陰極板結合孔1179が形成される。陰極集電体1172の陰極板結合孔1179の形状は陰極板1134の給電端1144の形状に適合する。陰極集電体1172の陰極板結合面1177は陰極板1134の延在方向に垂直をなす。陰極板1134の給電端1144は陰極集電体1172の陰極板結合孔1179に挿入される。
陰極配線1174の一端は陰極集電体1172に結合され、陰極配線1174の他端は2次側巻線1138の負出力端1146に結合される。これにより、陰極配線1174と陰極集電体1172とが電気的に接続され、陰極配線1174とトランス1112の2次側巻線1138の負出力端1146とが電気的に接続される。
陰極配線1174の配線長は陽極配線1162の配線長より長くされる。陰極側の給電経路1110に代えて陽極側の給電経路1108が筐体1124に電気的に接続される場合は、陽極配線1162の配線長が陰極配線1174の配線長より長くされる。
陽極配線1162の配線長は、陽極配線1162の内部を経由して陽極集電体1160との結合位置から2次側巻線1138の正出力端1142との結合位置へ到達するのに必要な最短距離である。
陰極配線1174の配線長は、陰極配線1174の内部を経由して陰極集電体1172との結合位置から2次側巻線1138の負出力端1146との結合位置へ到達するのに必要な最短距離である。
(陽極棒アレイ、第1の陰極板アレイ及び第2の陰極板アレイの位置)
第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132は陽極棒アレイ1126から流路1008の延在方向に離される。第1の陰極板アレイ1130は陽極棒アレイ1126より吸気口1010寄りにある。第2の陰極板アレイ1132は陽極棒アレイ1126より排気口1012寄りにある。したがって、第1の陰極板アレイ1130の陰極板1134が横断する流路断面1176及び第2の陰極板アレイ1132の陰極板1134が横断する流路断面1178は、陽極棒1128が横断する流路断面1180から流路1008の延在方向に離される。
流路1008を流れるガスは、第1の陰極板アレイ1130の間隙、陽極棒アレイ1126の間隙及び第2の陰極板アレイ1132の間隙を順次に通過する。これにより、流路1008を流れるガスは、第1の陰極板アレイ1130から陽極棒アレイ1126までの区間に生成したプラズマにより活性化され、陽極棒アレイ1126から第2の陰極板アレイ1132までの区間に生成したプラズマによりさらに活性化される。
望ましくは、流路断面1176、1178及び1180の各々は、流路1008の延在方向と垂直をなす。また、流路断面1176、1178及び1180は、相互に平行である。これにより、放電が均一に発生し、ガスが均一に活性化される。
(陽極棒アレイ及び陰極板アレイの増減)
第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132の片方が省略されてもよい。第1の陰極板アレイ1130及び第2の陰極板アレイ1132以外の陰極板アレイが追加されてもよい。陽極棒アレイ1126以外の陽極棒アレイが追加されてもよい。
(陽極棒の延在方向と陰極板の延在方向との関係)
陽極棒1128の延在方向と陰極板1134の延在方向とは、非平行であり、望ましくは直交する。これにより、流路1008の軸方向から見て陽極棒1128と陰極板1134とが交差し、流路1008の軸方向から見た陽極棒1128と陰極板1134との交点において放電が発生しやすくなり、ガスが効率的に活性化される。
陽極棒1128の延在方向と陰極板1134の延在方向とが非平行である場合は、陽極棒1128の給電端1140の位置と陰極板1134の給電端1144の位置とは流路1008の周方向にずれる。したがって、距離D1及びD2は陽極棒1128の延在方向及び陰極板1134の延在方向に依存する。
リアクタ1002においては、距離D1が距離D2よりも短くなるように陽極棒1128及び陰極板1134の延在方向が選択される。流路断面1176、1178及び11800に平行であって流路1008の中心軸から2次側巻線1138の正出力端1142へ向かう第1の方向及び第1の方向に垂直な第2の方向を考えると、陽極棒1128の延在方向は、第2の方向よりも第1の方向に近く、陰極板1134の延在方向は、第1の方向よりも第2の方向に近い。
望ましくは、陽極棒1128及び陰極板1134は、直線的に延在する。
(陰極と筐体との電気的な接続)
陰極集電体1172及び筐体1124とは、導電体からなる接続部材1188により電気的に接続される。陰極集電体1172に代えて陰極配線1174と筐体1124とが電気的に接続されてもよい。接続部材1188が省略され、陰極集電体1172又は陰極配線1174と筐体1124とが直接的に接触してもよい。
(流路形成物及びトランス室形成物の構造)
流路形成物1100は流路1008が形成された構造物である。流路1008の断面形状は円形である。ただし、流路1008の断面形状が円形以外であってもよい。流路1008は、望ましくは、直線的に延在する。流路形成物1100の外面には、陽極集電体1160の収容溝1182及び陰極集電体1172の収容溝1184が形成される。陽極集電体1160は陽極集電体1160の収容溝1182に収容され、流路形成物1100の外面に固定される。陰極集電体1172は、陰極集電体1172の収容溝1184に収容され、流路形成物1100の外面に固定される。陽極集電体1160及び陰極集電体1172が他の手段によって流路形成物1100の外面に固定されてもよい。例えば、陽極集電体1160及び陰極集電体1172が流路形成物1100の外面に接着されてもよい。
トランス室形成物1102にはトランス室1183が形成される。トランス室1183にはトランス1112が収容される。トランス1112は、トランス保持体1114によりトランス室1183の中に保持される。トランス室形成物1102が省略され、トランス1112が筐体1124の内面1154又はフレーム等の保持機構に保持されてもよい。
流路形成物1100、陽極1104、陰極1106、陽極集電体1160及び陰極集電体1172はトランス室形成物1102に埋められる。トランス室形成物1102は、筐体1124の収容空間1152に収容される。ただし、流路形成物1100、陽極1104、陰極1106、陽極集電体1160及び陰極集電体1172がトランス室形成物1102に埋められなくてもよい。
陽極配線1162の大部分はトランス室形成物1102に埋められるが、陽極配線1162の一端は2次側巻線1138の近傍においてトランス室形成物1102から飛び出す。これより、陽極配線1162の一端と2次側巻線1138の正出力端1142とを結合することが容易になる。
陰極配線1174の大部分もトランス室形成物1102に埋められるが、陰極配線1174の一端は2次側巻線1138の近傍においてトランス室形成物1102から飛び出す。これより、陰極配線1174の一端と2次側巻線1138の負出力端1146とを結合することが容易になる。
(構成物の材質)
導電体棒1156、導電体板1168、陽極集電体1160、陽極配線1162、陰極集電体1172、陰極配線1174及び筐体1124はステンレス鋼からなる。ただし、ステンレス鋼以外の導電体からこれらの構成物がなることも許される。例えば、銅、アルミニウム、ニッケル等の金属又はこれらの金属を主成分とする合金からこれらの構成物がなることも許される。
流路形成物1100、トランス室形成物1102及びトランス保持体1114は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂からなる。ただし、ポリエーテルエーテルケトン樹脂以外の絶縁体からこれらの構成物がなることも許される。例えば、エポキシ樹脂からこれらの構成物がなることも許される。
絶縁体膜1158及び絶縁体膜1170は、アルミナセラミックスからなる。ただし、アルミナセラミックス以外の絶縁体から絶縁体膜1158及び絶縁体膜1170がなることも許される。例えば、ジルコニアセラミックス、フッ素樹脂等から絶縁体膜1158及び絶縁体膜1170がなることも許される。
(プラズマ処理装置の電気系統)
図5の回路図は、プラズマ処理装置の電気系統を示す。
図5に示すように、プラズマ処理装置1000の電気系統1400は、リアクタ1002及びパルス発生器本体1004にまたがる。リアクタ1002の内部回路1402とパルス発生器本体1004の内部回路1404とは同軸ケーブル1006で接続される。プラズマ処理装置1000の電気系統1400の全体がリアクタ1002に内蔵されてもよい。
パルス発生器本体1004の内部回路1404は、導通経路1406、インダクタ1408、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)1410、駆動回路1412及びキャパシタ1414を備える。
導通経路1406は、第1の分岐1420及び第2の分岐1422を順次に経由し第1の直流入力端1416から第2の直流入力端1418へ至る。第1の直流入力端1416にはバッテリ1424の正極1426が接続される。第2の直流入力端1418にはバッテリ1424の負極1428が接続される。第1の直流入力端1416と第2の直流入力端1418との間には直流電圧が印加されればよい。したがって、バッテリ1424が他の種類の直流源に置き換えられてもよい。
導通経路1406の第1の分岐1420から第2の分岐1422までの間の区間1430にはインダクタ1408が挿入され、導通経路1406の区間1430以外にはMOSFET1410が挿入される。インダクタ1408の一端は第1の直流入力端1416に電気的に接続され、インダクタ1408の他端はMOSFET1410のドレインに電気的に接続され、MOSFET1410のソースは第2の直流入力端1418に電気的に接続される。MOSFET1410のゲートには駆動回路1412から駆動信号が入力される。キャパシタ1414の一端は第1の直流入力端1416に電気的に接続され、キャパシタ1414の他端は第2の直流入力端1418に電気的に接続される。
導通経路1406の第1の直流入力端1416から第1の分岐1420までの区間にMOSFET1410が挿入されてもよい。
導通経路1406の第1の分岐1420と1次側巻線1136の負入力端1150とは、同軸ケーブル1006の外部導体1432により電気的に接続される。導通経路1406の第2の分岐1422と1次側巻線1136の正入力端1148とは、同軸ケーブル1006の内部導体1434により電気的に接続される。同軸ケーブル1006がツイストペアケーブル、平行フィーダ等の他の伝送線路へ置きかえられてもよい。より一般的には、導通経路1406の第1の分岐1420と1次側巻線1136の負入力端1150とは、伝送線路の第1の伝送線により電気的に接続される。導通経路1406の第2の分岐1422と1次側巻線1136の正入力端1148とは、伝送線路の第2の伝送線により電気的に接続される。
MOSFET1410及び駆動回路1412は、導通経路1406を開閉するスイッチ回路1436をなす。MOSFET1410が、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、静電誘導サイリスタ(SIサイリスタ)、バイポーラトランジスタ等の他の種類のスイッチング素子に置きかえられてもよく、スイッチ回路が他の種類のスイッチ回路に置き換えられてもよい。スイッチ回路が置き換えられる場合は、必要に応じてバイアスを付与するための回路が付加される。
プラズマ処理装置1000の電気系統1400は、誘導エネルギー蓄積型のパルス発生回路として機能する。スイッチ回路1406により導通経路1406が閉じられると、導通経路1406に電流が流れ、インダクタ1408に誘導エネルギーが蓄積される。インダクタ1408に誘導エネルギーが蓄積された状態においてスイッチ回路1406により導通経路1406が開かれると、インダクタ1408に誘導起電力が発生し、当該誘導起電力によるパルス電圧が同軸ケーブル1006により伝送され、1次側巻線1136の正入力端1148と負入力端1150との間にパルス電圧が印加される。したがって、スイッチ回路1406により導通経路1406の開閉が繰り返されると、1次側巻線1136の正入力端1148と負入力端1150との間にパルス電圧の列が印加される。ただし、誘導エネルギー蓄積型のパルス発生回路以外のパルス発生回路が用いられてもよい。
(プラズマ処理装置の使用例)
図6から図8までの模式図は、プラズマ処理装置の使用例を示す。
プラズマ処理装置1000がガスを活性化するために使用される場合は、図6に示すように、流路1008にガスが流され、流路1008の中でプラズマが生成させられる。流路1008の中で活性化されたガスは、リアクタ1002から供給先へ送られる。供給先には、焼却炉、焼成炉等がある。活性化されたガスが焼却炉へ供給される場合、活性化されたガスは燃焼効率の向上等に寄与し、活性化されたガスが焼成炉へ供給される場合、活性化されたガスは、熱処理の促進等に寄与する。活性化の対象となるガスは、特に制限されないが、例えば、窒素(N2)、水(H2O)、過酸化水素(H22)、テトラフルオロメタン(CF4)、トリフルオロメタン(CHF3)等である。
プラズマ処理装置1000が固体からなる対象物の表面を処理するために使用される場合は、図7に示すように、流路1008の中に対象物Wが収容され、流路1008にガスが流され、流路1008の中でプラズマが生成させられる。これにより、対象物Wの表面にプラズマが作用し、対象物Wの表面が処理される。表面の処理には、表面のぬれ性を向上する処理(改質)、表面に付着した微生物を死滅させる処理(滅菌又は殺菌)等がある。
プラズマ処理装置1000が固体からなる対象物の表面を処理するために使用される場合であっても、流路1008の中に対象物Wが収容されることは必須ではない。したがって、図8に示すように、流路1008の外にある対象物Wに活性化されたガスが吹きつけられてもよい。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての局面において例示であって限定的ではない。しがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正及び変形が案出されうると解される。
1000 プラズマ処理装置
1002 リアクタ
1004 パルス発生器本体
1006 同軸ケーブル
1008 流路
1100 流路形成物
1108 陽極側の給電経路
1110 陰極側の給電経路
1112 トランス
1128 陽極棒
1134 陰極板
1138 2次側巻線
1140 給電端
1142 正出力端
1144 給電端
1146 負出力端

Claims (4)

  1. プラズマ処理装置のリアクタ構造であって、
    流路が形成された構造物と、
    1次側巻線並びに第1の出力端及び第2の出力端を有する2次側巻線を備えるトランスと、
    第1の距離だけ前記第1の出力端から離れた第1の給電端を有し、第1の方向に延在し、前記流路を横断する第1の電極と、
    前記第1の距離より長い第2の距離だけ前記第2の出力端から離れた第2の給電端を有し、前記第1の方向に非平行な第2の方向に延在し、前記流路の延在方向に前記第1の電極から離れ、前記流路を横断する第2の電極と、
    前記第1の出力端と前記第1の給電端とを電気的に接続し、第1の経路長を持つ第1の給電経路と、
    前記第2の出力端と前記第2の給電端とを電気的に接続し、前記第1の経路長より長い第2の経路長を持つ第2の給電経路と、
    前記構造物、前記トランス、前記第1の電極、前記第2の電極、前記第1の給電経路及び前記第2の給電経路を収容する収容空間が形成され、導電体からなり、前記第2の給電経路に電気的に接続される筐体と、
    を備えるリアクタ構造。
  2. 請求項1のリアクタ構造において、
    前記筐体は前記収容空間に接する内面を有し、
    前記第1の給電端は第3の距離だけ前記内面から離れ、
    前記第2の給電端は前記第3の距離より短い第4の距離だけ前記内面から離れる
    リアクタ構造。
  3. 請求項1又は請求項2のリアクタ構造において、
    2個以上の前記第1の電極が平行に配列され、
    2個以上の前記第2の電極が平行に配列され、
    前記第1の給電経路は、
    前記第1の電極が結合される第1の結合面を有する第1の集電体と、
    前記第1の出力端及び前記第1の集電体に結合され、第1の配線長を持つ第1の配線と、
    を備え、
    前記第2の給電経路は、
    前記第2の電極が結合される第2の結合面を有する第2の集電体と、
    前記第2の出力端及び前記第2の集電体に結合され、前記第1の配線長より長い第2の配線長を持つ第2の配線と、
    を備えるリアクタ構造。
  4. プラズマ処理装置であって、
    流路が形成された構造物と、
    第1の入力端及び第2の入力端を有する1次側巻線並びに第1の出力端及び第2の出力端を有する2次側巻線を備えるトランスと、
    第1の距離だけ前記第1の出力端から離れた第1の給電端を有し、第1の方向に延在し、前記流路を横断する第1の電極と、
    前記第1の距離より長い第2の距離だけ前記第2の出力端から離れた第2の給電端を有し、前記第1の方向に非平行な第2の方向に延在し、前記流路の延在方向に前記第1の電極から離れ、前記流路を横断する第2の電極と、
    前記第1の出力端と前記第1の給電端とを電気的に接続し、第1の経路長を持つ第1の給電経路と、
    前記第2の出力端と前記第2の給電端とを電気的に接続し、前記第1の経路長より長い第2の経路長を持つ第2の給電経路と、
    前記構造物、前記トランス、前記第1の電極、前記第2の電極、前記第1の給電経路及び前記第2の給電経路を収容する収容空間が形成され、導電体からなり、前記第2の給電経路に電気的に接続される筐体と、
    第1の分岐及び第2の分岐を順次に経由し第1の直流入力端から第2の直流入力端へ至る導通経路と、
    前記導通経路の前記第1の分岐から前記第2の分岐までの間の区間に挿入されるインダクタと、
    前記導通経路の前記区間以外に挿入され、前記導通経路を電気的に開閉するスイッチ回路と、
    前記第1の分岐と前記第1の入力端とを電気的に接続する第1の伝送線及び前記第2の分岐と第2の入力端とを電気的に接続する第2の伝送線を備える伝送線路と、
    を備えるプラズマ処理装置。
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