JPWO2012115027A1 - 電子pop広告端末用通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のオフライン型のPOP端末を活用しつつ、簡易な方法で、これらをネットワークに接続する技術を提供する。【解決手段】広告場所に設置された電子POP広告端末3に接続され、通信回線を通じて広告サーバ8から広告データファイルを受信する通信装置2であって、情報処理部23と、広告サーバ8との間で通信可能とする通信I/F部21と、電子POP広告端末3に接続される接続部25と、受信した広告データファイルを格納する記憶部22と、を備え、情報処理部23は、通信I/F21部を介して、広告サーバ8の広告データファイルをダウンロードし、ダウンロードした広告データファイルを記憶部22に格納し、接続部25を介して接続された電子POP広告端末3に割込み要求を通知して、記憶部22に格納された広告データファイルを電子POP広告端末3において出力させる通信装置2。【選択図】 図1

Description

本発明は、広告提供技術に関し、特に、店舗等の広告場所に設置される電子POP広告(Point Of Purchase advertising)を再生表示する機能を有する電子POP広告端末に接続して使用されるデータ通信機能を備えた通信装置に関する。
近年、映像や音声等のコンテンツデータを再生表示する機能を有する端末を店舗の商品棚やカウンタ等の広告場所に設置して、販売商品に関する広告を提供する方法が広く利用されている。一般に、このような映像や音声等のコンテンツを用いた広告を電子POP広告(Point Of Purchase advertising)という。電子POP広告では、販売促進や商品モデルの変更に伴って、コンテンツデータやその表示スケジュール等を頻繁に更新しなければならない。
そこで、挿着された記憶媒体から広告データと広告データの表示を規定するスケジュールデータとを読み出して、メモリに格納されている従前の広告データとスケジュールデータとを更新する広告表示制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、記憶媒体に広告データとスケジュールデータに加えて、データ自動転送プログラムを記憶しておき、電子POP広告を提供する端末(以下「POP端末」という)に記憶媒体が挿着されると、データ自動転送プログラムが自動起動して、POP端末の制御部により広告データとスケジュールデータの更新作業が実行される。
また、データ通信機能を備え、ネットワークに接続することができるオンライン型のPOP端末が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、POP端末は、通信I/F部と、電子メールを受信する電子メール処理手段と、コンテンツデータを再生する広告再生手段とを有しており、メールサーバーから送信されたメールに添付されているコンテンツデータを再生することができる。
特開2004−138740号公報 特開2007−109190号公報
特許文献1に記載された技術によれば、POP端末がオンラインのデータ通信機能を備えず、ネットワークに接続されないオフライン型であっても、コンテンツデータや表示スケジュールを記録した記憶媒体を挿着することによって、再生表示する内容を適宜更新することができる。しかしながら、コンテンツデータ等を更新する毎に、作業者(オペレータ)が手作業で記憶媒体(例えば、CD−ROM、USBメモリ等)を挿着・抜去しなければならないので、多数のPOP端末が設置された店舗等ではコンテンツデータ等の更新作業の負担が大きいという問題があった。
この点、特許文献2に記載されたPOP端末は、データ通信機能を備え、ネットワークに接続することができるオンライン型であるから、ネットワークを介して新しいコンテンツデータ等を取得することができるので、手作業での更新作業は必要ない。しかしながら、既にオフライン型のPOP端末は、大量に製品が販売され、各店舗において利用されているところ、多数のオフライン型のPOP端末が各所に設置されている店舗の場合、これら既存のすべてのオフライン型のPOP端末をオンライン型に置き換えるには多大の費用を要する。さらに、オンライン型のPOP端末に置き換えた場合、オフライン型のPOP端末は不要となるため、資源の浪費に繋がってしまう。
本発明は、前述した問題に鑑みてなされたものであって、既存のオフライン型のPOP端末を活用しつつ、簡易な方法で、これらをネットワークに接続する技術を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明の通信装置は、広告場所に設置された電子POP広告端末に接続され、通信回線を通じて広告サーバから広告データファイルを受信する通信装置であって、情報処理部と、前記通信回線を通じて前記広告サーバとの間で通信可能とする通信インターフェース部と、前記電子POP広告端末に接続される接続部と、前記受信した広告データファイルを格納する記憶部と、を備え、前記情報処理部は、前記通信インターフェース部を介して、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードし、前記ダウンロードした広告データファイルを前記記憶部に格納し、前記接続部を介して接続された前記電子POP広告端末に割込み要求を通知して、前記記憶部に格納された広告データファイルを前記電子POP広告端末において出力させることを特徴とする。
また、上記通信装置において、前記情報処理部は、所定の間隔毎に、前記広告サーバの広告データファイルと、前記記憶部に格納されている広告データファイルとを比較して、異なる場合は、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードしてもよい。
また、上記通信装置において、前記情報処理部は、所定の間隔毎に、前記広告サーバに受信要求を通知し、前記広告サーバが前記通知された受信要求に基づいて送信する広告データファイルを受信することにより、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードしてもよい。
また、上記通信装置において、前記情報処理部は、前記通信装置にあらかじめ登録された識別情報を前記広告サーバに通知し、前記広告サーバが前記通知された識別情報に基づいて配信する広告データファイルを受信することにより、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードしてもよい。
また、前記電子POP広告端末は通信回線を通じて通信する機能を有していないオフライン型であることが好ましい。
また、上記通信装置において、前記接続部は、少なくとも電源ラインと信号ラインとを有しており、前記電源ラインは、前記接続された電子POP広告端末と常時接続されており、前記電源ラインを介して、前記接続された電子POP広告端末から電力の供給を受け、前記接続部の信号ラインは、前記情報処理部によって、前記接続された電子POP広告端末との接続のオンとオフが制御されることが好ましい。
また、上記通信装置において、前記情報処理部は、前記接続部の信号ラインを所定のタイミングでオンにすることによって、前記接続された電子POP広告端末に割込み要求を通知することが好ましい。
また、上記通信装置において、前記通信インターフェース部は、無線LANを介して前記広告サーバと通信可能であることが好ましい。あるいは、前記通信インターフェース部は、携帯電話回線を経由して前記広告サーバと通信可能であることが好ましい。あるいは、前記通信インターフェース部は、有線LANを介して前記広告サーバと通信可能であることが好ましい。
本発明によれば、通信装置が通信回線を介して取得した広告データファイルをオフライン型のPOP端末において出力させることができるので、既存のオフライン型のPOP端末に格納された広告データファイルを適宜更新させることができ、多数のオフライン型のPOP端末を簡単に制御することができ、適切な広告をPOP端末に表示することができる。その他の効果については、発明を実施するための形態において述べる。
本発明の電子POP広告提供システムの全体構成を示す概略図 通信装置等管理データベースの構造の一例を示す図 広告管理データベースの構造の一例を示す図 オフライン型の電子POP広告端末の構成を示すブロック図の一例 オフライン型の電子POP広告端末の処理の概要を示すフローチャート 本発明の通信装置の構成を示すブロック図の一例 電子POP広告提供システムの処理の概要を示すシーケンス図 本発明の通信装置の処理の一例を示すフローチャート 広告サーバの処理の一例を示すフローチャート ファイルコピー処理の一例を示すフローチャート 再生表示処理の一例を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の例に限定されるものではない。
本発明の通信装置は、オフライン型のPOP端末に接続され、オフライン型のPOP端末を、オンライン電子POP広告提供システム(以下「広告提供システム」という)の一部を構成するオンライン型のPOP端末として使用可能な状態にすることができる。本発明の通信装置によれば、オンライン上の広告サーバから取得した広告データファイルをオフライン型のPOP端末において出力させることができる。特に、既存のオフライン型のPOP端末の基本的な処理をそのまま利用することも可能であるため、既存のオフライン型のPOP端末を実質的にオンライン型として使用することができる。
広告データファイルとは、広告を表示するために必要とされるデータのファイルであり、例えば、コンテンツデータ、スケジュールデータ等を含む。コンテンツデータは、電子POP広告の内容を示すデータであり、例えば、MPEG、MP4、AVI、MP3、JPG、TXT形式などの動画像データ、音声データ、静止画像データ、テキストデータの集合である。スケジュールデータは、再生表示の対象とするコンテンツデータ、そのコンテンツデータの再生順序や再生時間帯(再生表示開始時刻、終了時刻)、広告を提供する曜日(曜日指定、平日のみ、土日祝日のみなど)、広告を提供する期間などを示すデータ(例えば、TXTファイル)である。
以下、はじめに広告提供システム全体の概略を説明し、次に、オフライン型のPOP端末の構成及び動作を説明したうえで、本発明の通信装置及びその動作について説明する。
[電子POP広告提供システム]
図1は、広告提供システムの全体構成を示す概略図である。本発明の広告提供システム1は、ネットワークを通じて、広告サーバの広告データファイルを各種端末に提供するシステムであり、各種端末の一つとして、本発明の通信装置が接続されたPOP端末も利用することが可能なシステムである。広告提供システム1は、通信装置2、POP端末3、広告サーバ8を備える。各装置は、直接又は間接的にネットワーク7を介して接続される。さらに、広告提供システム1は、データ通信機能を有する情報端末5に広告サーバ8の広告を表示させることが可能であることが好ましい。情報端末5は、例えば、オンライン型のPOP端末、オンライン型のTV、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット端末、PDA等を含む。
また、広告提供システム1は、広告サーバ8を管理するための管理端末9を設けることが好ましい。広告提供システム1は、必要に応じて、通信装置2及び情報端末5(以下「通信装置等」という)をネットワーク7に接続するため、中継装置6を備えていてもよい。
通信装置2は、POP端末3に接続され、ネットワーク7を経由して、広告サーバ8から広告データファイルを取得し、かかる広告データファイルをPOP端末3において出力させる。通信装置2が広告データファイルを取得するとは、特定の広告データファイルを通信装置2の内部の記憶部(例えば、後述する図6に示す第1記憶部22)に記憶することだけではなく、通信装置2の記憶部に記憶しなかったとしても、通信装置2を通じて特定の広告データファイルをPOP端末3において出力可能にすることも含まれる。また、通信装置2が広告サーバ8から新たな広告データファイルを取得する場合、その広告データファイルには、広告を表示するために必要とされるデータの全てではなく、コンテンツデータ又はスケジュールデータ等、変更が必要な一部のデータだけが含まれる場合もある。なお、通信装置2の構成及び動作の詳細については、図6〜図8を用いて後述する。
POP端末3は、広告場所に設置され、記憶部(例えば、後述する図4に示す第1記憶部32)に記憶された広告データファイルを使用して、ディスプレイに広告を再生表示する機能を有する。広告場所とは、例えば、種々の店舗(店舗A、店舗B、・・・)内であり、特に、顧客の購買意欲を効果的に高めるために、広告対象の販売商品の近傍であることが好ましい。また、これに限定されず、消費者が多く集う街頭、休憩場所や、駅・高速道路のサービスエリアなどの公共施設であってもよい。本発明の通信装置2が接続されるPOP端末3は、単独では通信回線を通じて通信する機能を有していないオフライン型の端末であることが好ましい。オフライン型のPOP端末3は、単独では広告データファイルを記憶した可搬式記憶媒体4(例えば、CD−ROM、USBメモリ等)を直接接続することにより、広告の表示内容を更新することが可能である。さらに、オフライン型のPOP端末3は、本発明の通信装置2が接続されることにより、実質的にオンライン型のPOP端末としても機能させることができる。
本発明において利用可能なPOP端末3は、少なくとも通信装置2を接続し、通信装置2との間でデータを送受信することが可能な接続部31(図4参照)を有している必要がある。接続部31は、通信装置2だけではなく、種々の周辺機器や可搬式記憶媒体4(代表的にはUSBメモリ)を接続可能な汎用的なインターフェースである。例えば、接続部31として、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠して構成されたUSBコネクタであってもよい。POP端末3の構成及び動作の詳細については、図4及び図5を用いて後述する。
中継装置6は、通信装置等とネットワーク7との通信を中継する機器である。具体的には、中継装置6は、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント、携帯電話回線網やPHS回線網の基地局、モデム機能やルーティング機能を有する携帯情報端末、モバイルルータ等を利用することができる。中継装置6が無線LANアクセスポイントの場合、所定の周波数及び通信形式で無線通信可能なスポットエリアを形成し、スポットエリア内に存在する通信装置等とデータを送受信する。所定の周波数及び通信形式としては、Wi−Fi(Wireless Fidelity)を採用するのが好ましいが、これに限定されず、他にWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等であってもよい。「Wi−Fi」及び「WiMAX」は、それぞれ、無線LANの標準規格である「IEEE 802.11」及び「IEEE 802.16」に準拠するものである。
なお、本実施形態では、中継装置6と通信装置2とが無線回線によって接続される例について説明するが、他に、アナログ回線、デジタル回線、光ファイバー回線、Ethernet(登録商標)などの有線LAN、USBケーブル等の有線回線を利用して中継装置6と通信装置2とを接続する構成であってもよい。
ネットワーク7は、通信装置2と広告サーバ8とを相互に通信可能な状態とするものであれば特に限定されるものではなく、例えば、公衆電話網、ISDN(Integrated Service Digital Networkの略。デジタル総合サービス網とも呼ばれる。)、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(Community Antenna TeleVision)網、光ファイバー網、無線LAN(Local Area Network)、CS(Communication Satellite)放送、移動電話網等を利用することができる。
広告サーバ8は、中継装置6及びネットワーク7を介して、通信装置等に広告データファイルを供給する広告供給装置の一形態である。本実施形態では、広告供給装置として、サーバを採用しているが、これに限定されず、一つ又は複数のパーソナルコンピュータを使用することもできるし、サーバとパーソナルコンピュータを組み合わせて使用することもできる。広告サーバ8は、直接又は中継装置6を介してネットワーク7に接続する機能、及び広告データファイルを格納、更新する機能を有する。さらに、広告サーバ8は、通信装置等からの要求に応じて対応する広告データファイルを検索し送信する機能、通信装置等を認証する機能、通信装置等の識別情報や登録情報に基づいて広告データファイルを自動的に配信する機能等を有することが好ましい。
広告サーバ8は、本システムに加入する通信装置等の識別情報を管理するための通信装置等管理データベース81と、通信装置等に供給される広告データファイルを管理するための広告管理データベース82とを有することが好ましい。通信装置等管理データベース81、広告管理データベース82については、図2及び図3を用いて以下に説明する。
図2は、通信装置等管理データベースの構造の一例を示す図であり、図3は、広告管理データベースの構造の一例を示す図である。図2に示すように、通信装置等管理データベース81は、登録ID811、通信装置ID812、POP端末ID813、エリア情報814、広告ID816、更新フラグ817などを含む。通信装置ID812、POP端末ID813は、各々、通信端末2、POP端末3を一意に識別する識別情報であり、登録ID811は、POP端末3とそれに接続される通信装置2との組み合わせを一意に識別する識別情報、あるいは、通信端末2、POP端末3以外の情報端末5の識別情報である。通信装置2、POP端末3及び情報端末5の識別情報とは、具体的には、IPアドレス、MACアドレス、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)番号、携帯電話番号であってもよいし、製造番号又は製造番号などに基づいて生成されたハッシュ値であってもよい。つまり、機器に固有の識別情報であれば足る。
エリア情報814は、POP端末3が設置されている場所や位置の情報であり、例えば、店舗名、住所、緯度経度、電話番号の局番などを含む。また、エリア情報814は、例えば、「○○市」「○○区」などのように広域指定することもできる。広域指定する場合は、必要に応じて、サブエリア情報815を設けてもよく、これによって、詳細な位置を特定することもできる。例えば、同一の店舗内に複数のPOP端末3が設置される場合、サブエリア情報815によって、フロアや売場を指定することもできる。
広告ID816は、通信装置等に供給される広告データファイルに付与された識別情報である。その広告ID816によって示される広告データファイルの内容は、図3の広告管理データベースによって管理される。更新フラグ817は、広告データファイルの更新示す値である。例えば、「1」であればファイルが更新されているが、対象となる通信装置等への送信が完了していないことを示し、「0」であればファイルが更新されていないか、あるいは既に送信が完了していることを示す。さらに、更新日時を記録していてもよい。また、必要に応じて、所有者情報818を設けてもよく、これによって、通信装置2やPOP端末3の所有者を特定することができる。また、通信装置等管理データベースは、通信装置2及びPOP端末3のソフトウェア(ファームウェア)の設定を変更するための更新プログラムに関する情報を含んでもよい。
また、図3に示すように、広告管理データベース82は、広告ID821、コンテンツデータ822、スケジュールデータ823を含む。また、必要に応じて、広告内容824、対象者情報825、広告提供者情報826、課金情報827などを含んでもよい。広告ID821は、複数のコンテンツデータとスケジュールデータからなる広告データファイルを一意に識別する識別情報である。コンテンツデータ822には、複数のコンテンツデータ本体又はその識別情報が格納される。スケジュールデータ823には、コンテンツを再生表示するためのスケジュール又はその識別情報が格納される。広告内容204は、コンテンツデータ822に含まれる複数のコンテンツの内容を示すものであり、例えば、「グルメ情報」「観光情報」「食料品の特売情報」などがある。対象者情報825は、広告を視聴する消費者の属性であり、例えば、「年齢層」「性別」「職業」「家族構成」「居住地域」などが含まれる。提供者情報826は、広告の依頼者、製作者などの情報であり、「メーカー」「店舗名」「店舗責任者」「売場担当者」「エリア担当者」などが含まれる。課金情報827は、広告費、報奨金の授受に必要な情報である。
なお、各データベースの構造は、一例であって、広告提供の業務形態に応じて、種々の変更が可能であり、所望の情報を追加してもよい。また、広告サーバ8は、ネットワーク7を介して他のコンテンツデータベース、位置情報管理データベースに接続できる構成としてもよい。各データベースの更新処理などについては、管理端末9の機能と合わせて後述する。
本実施形態では、広告サーバ8が中継装置6及びネットワーク7を介して通信装置2に広告データファイルを送信する例を説明したが、広告サーバ8としてデータ通信機能(Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等)を備える情報端末5を使用して、広告サーバ8と複数の通信装置2との間に直接回線を接続してデータ通信をする構成にしてもよい。また、情報端末5は、広告サーバ8にコンテンツデータの配信要求(例えば、空メール)を通知して、コンテンツデータを取得してもよい。また、店舗等に読み取り機などを設置し、読み取り機によって取得された情報端末5の識別情報が広告サーバ8に通知されると、周辺に設置されたPOP端末3の表示内容や情報端末5の所有者の属性に応じた広告内容が情報端末5にも再生表示される構成としてもよい。加えて、情報端末5がGPS対応端末である場合、広告サーバ8は、情報端末5が通知する位置情報に応じて、適当な広告データファイルを検索し、それらを情報端末5に配信する構成としてもよい。
管理端末9は、広告供給装置としての広告サーバ8を管理する端末であり、広告提供システムに加入する通信装置等の識別情報を登録又は更新する機能、広告サーバ8に格納されている広告データファイルを登録又は更新する機能、広告サーバ8に格納されている広告データファイルを特定の通信装置等に配信する機能などを有する。また、管理端末9は、オペレータの操作、各種情報を入出力する機能、操作メニューやファイルの内容等の各種情報を画面表示する機能、各種情報やプログラムを記憶する機能等を有する。管理端末9には、例えば、パーソナルコンピュータ等を採用することができる。
管理端末9は一台であってもよいし、広告サーバ8と一体の装置であってもよいが、広告サーバ8へのアクセス権限に応じて、少なくとも一台の管理端末9A、複数台の管理端末9B、複数台の管理端末9Cによって構成されるのが好ましい。例えば、管理端末9Aは、広告提供システム1全体のシステム管理者(オペレータ)が使用する端末であり、広告サーバ8の通信装置等管理データベース81及び広告管理データベース82のすべてのデータに関するアクセス権限が付与される。管理端末9Aは、ネットワーク7を介さず、直接広告サーバ8にアクセス可能に構成されてもよい。システム管理者は管理端末9Aを操作することによって、広告提供システム1に加入する通信装置等(POP端末3を含む)の識別情報を登録したり、配置換えに伴って各種情報を変更することもできる。また、各通信装置等へ配信するコンテンツを更新することができる。また、通信装置2、POP端末3の識別情報は、管理者によって登録されてもよいが、通信装置2が広告サーバ8への接続時に通信装置2やPOP端末3の識別情報を広告サーバ8に送信することによって広告サーバ8に登録する構成としてもよい。
管理端末9Bは、下位のアクセス権限が付与された広告提供者(広告依頼者、広告制作者)やPOP端末3の所有者などが使用する端末であり、通信装置等管理データベース81の一部と広告管理データベースの内容を更新するために使用される。例えば、広告提供者は、新規の広告データファイルを製作すると、その広告データファイルを広告管理データベースに登録することができ、広告データファイルの配信先であるPOP端末3等を指定することもできる。また、例えば、自己が所有するPOP端末3や特定のエリア内に設置されたPOP端末3などに配信する広告データファイルを更新することができる。
管理端末9Cは、さらに下位のアクセス権限が付与された店舗責任者、売場担当者などが使用する端末であり、主に広告管理データベース82の内容を更新するために使用される。例えば、売場担当者は、担当する売場に設置されたPOP端末3に再生表示する広告データファイルを製作し、それらを広告管理データベース82に登録することができる。管理端末9B、9Cは、例えば、POP端末3が設置された店舗、販売拠点などに置かれてもよい。
管理端末9B、9Cは、ネットワーク7を介して広告サーバ8に接続してもよいし、主たる管理端末9Aを介して広告サーバ8に接続する構成としてもよい。また、通常のWEBブラウザを介して、広告サーバ8が提供するアプリケーションを利用し、各データベースの内容を更新する構成であってもよい。また、管理端末9A、9B、9Cは、広告サーバ8に構成された各データベースの一部又は全部を保持してもよい。
[電子POP広告端末]
図4は、オフライン型のPOP端末の構成を示すブロック図の一例である。POP端末3は、広告場所に設置されて電子POP広告を再生表示する端末であり、接続部31、第1記憶部32、第2記憶部33、主メモリ35、情報処理部34、操作入力部371、画面表示部372、音声処理部373及び電源部374を備える。
接続部31は、通信装置2を含む周辺機器や可搬式記憶媒体4を接続するための所定の規格に準拠した汎用的なインターフェースであり、接続された周辺装置や可搬式記憶媒体との間でデータを送受信する。本実施形態では、接続部31は、USB規格に準拠して構成されるのが好ましい。しかし、接続部31は、これに限定されず、シリアルインターフェースであってもよいし、Bluetooth(登録商標)に準拠したインターフェースであってもよい。接続部31には、周辺機器として、本発明の通信装置2が接続されてもよいし、通信装置2が接続されていない状態や複数の接続部31を設けた場合では、可搬式記憶媒体4として、広告データファイルが格納されたUSBメモリ(以下「USBメモリ4」と記載することもある)が挿着されてもよい。
USBメモリ4は、例えば、広告データファイルとして、コンテンツデータ及びスケジュールデータをその記憶領域(フォルダ)に格納し、POP端末3のプログラムを更新するための更新プログラムを他の記憶領域(フォルダ)に格納してもよい。
第1記憶部32は、広告データファイルを記憶する機能を有し、その記憶領域にコンテンツデータ321及びスケジュールデータ322を格納する。コンテンツデータ321、スケジュールデータ322は、各々、USBメモリ4の記憶領域に記憶された広告データファイルに含まれるコンテンツデータ、スケジュールデータをコピーしたものである。第1記憶部32には、メモリカード(例えば、SDカード、メモリスティック、xDピクチャーカード)等を採用することができる。
第2記憶部33は、後述する情報処理部34での処理に用いる各種情報を記憶する機能を有し、具体的には、各種情報として、プログラム331、ログデータ332等を格納する。プログラム331は、情報処理部34での各種処理を実行するためのプログラムであり、USBメモリ4の記憶領域に記憶された更新プログラムによって更新することも可能である。ログデータ332は、当該POP端末3の動作状況の履歴を示す記録である。第2記憶部33には、SPI(Serial Peripheral Interface」)フラッシュメモリを採用することが好ましい。
なお、第1記憶部32及び第2記憶部33の構成は、これに限定されず、他の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置によって構成されてもよい。また、本実施形態では、広告ファイルデータを格納する第1記憶部32と、プログラムなどを格納する第2記憶部33とを使用する構成としたが、これに限定されない。第1記憶32と第2記憶部33とを一つの記憶装置によって構成してもよいし、二つの第1記憶部32を備える構成としてもよい。
二つの第1記憶部32を備える場合、一方の第1記憶部32では、広告の再生表示を実行し、他方の第1記憶部32では、挿着された可搬式記憶媒体4との間での広告データファイルのコピー処理を実行することもできる。これによって、POP端末3は、コンテンツデータ321を再生表示している場合であっても、再生表示の処理を中止することなく、周辺機器や可搬式記憶媒体から第1記憶部32に広告データファイルをコピーすることができるので好ましい。また、第1記憶部32又は第2記憶部33の記憶領域を複数の領域に分割して、上記動作と同様の動作を各領域に実行させてもよい。
主メモリ35は、後述する情報処理部34のプロセッサが直接アクセスすることができる揮発性の半導体メモリである。主メモリには、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を採用することができる。
情報処理部34は、各種処理を実行する処理部であり、プロセッサ及びその周辺回路によって構成される。具体的には、情報処理部34は、図示しないプロセッサによって、第2記憶部33に格納されたプログラム331を主メモリ35にロードし、ロードされたプログラムを読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させて以下に述べる各処理部の一つ又は全部の機能を実現する。情報処理部34は、ファイル処理部341、再生表示部342、計時部343等によって構成される。ファイル処理部341は、接続部31に接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4からの割込み要求を契機として、接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4から広告データファイルを第1記憶部32にコピーする処理を実行する。また、接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4から第2記憶部33に更新プログラムをコピーする処理を実行してもよい。
再生表示部342は、第1記憶部32に格納されたスケジュールデータ322を読み込んでコンテンツデータ321の再生順序や方法を制御し、コンテンツデータ321を画面表示部372や音声処理部373に再生表示する。計時部343は、プロセッサやその周辺回路の持つタイマ機能を用いて日時を計時する。また、計時部343は、通信装置2の計時部233から時刻情報を取得してもよい。
操作入力部371は、オペレータの操作を検出して情報処理部34へ出力する機能を有する。操作入力部371は、例えば、キーボードやマウス等の操作入力装置によって構成される。画面表示部372は、情報処理部34からの指示に基づき、動画・静止画のコンテンツデータを画面表示する機能を有する。画面表示部372には、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を採用することができる。また、これに限定されず、PDP(Plasma Display Panel)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等を使用してもよい。音声処理部373は、情報処理部34からの指示に基づき、音声のコンテンツデータを音声信号としてスピーカから出力する機能を有する。音声処理部373は、専用の音声処理回路部及びスピーカによって構成される。電源部374は、情報処理部34からの指示に基づき、当該POP端末3の各部に電力を供給する。電源部374は、接続部31を介して接続される通信装置2に対しても電力を供給可能であることが好ましい。電源部374は、専用の電源回路によって構成される。電源部374は、外部から電力の供給を受ける構成であってもよいし、内蔵バッテリーによって構成されてもよい。
以下、オフライン型のPOP端末3が単体で使用される場合について説明する。本実施の形態のPOP端末3は、USBメモリ4が挿着されると、広告データファイルが格納されたUSBメモリ4にアクセスして、USBメモリ4と第1記憶部32との間で広告データファイルをコピーする処理を実行する。また、第2記憶部33にアクセスして、再生表示のためのプログラムを主メモリにロードし、第1記憶部32に格納されたコンテンツデータをスケジュールデータに従って再生表示する処理を実行する。
図5は、オフライン型のPOP端末の処理の概要を示すフローチャートの一例である。まず、POP端末3の情報処理部34は、第1記憶部32(例えば、SDカード)にコンテンツデータ321が格納されているか否か判定する(ステップ401)。
ステップ401において、コンテンツデータ321が格納されていないと判定された場合(SDカード自体が挿着されていない場合も含む)(No)、情報処理部34は、再生表示すべきコンテンツデータが存在しない旨(又は、SDカードが挿着されていない旨)のエラー表示を画面表示部372に表示する(ステップ402)。
一方、ステップ401において、コンテンツデータ321が格納されていると判定された場合(Yes)、情報処理部34は、接続部31(例えば、USBバス)からの割込み要求が通知されたか否か判定する(ステップ403)。
ステップ403において、割込み要求が通知されたと判定された場合(Yes)、ファイル処理部341は、接続部31に挿着されたUSBメモリ4にアクセスして、USBメモリ4に記憶された広告データファイルを第1記憶部32の所定の記憶領域(フォルダ)にコピーする(ステップ404)。ステップ404の後、ファイル処理部341は、ステップ401の処理を実行する。
一方、ステップ403において、割込み要求が通知されていないと判定された場合(No)、再生表示部342は、第1記憶部32に格納されたスケジュールデータ322に従って、コンテンツデータ321を画面表示部372及び音声処理部373において再生表示する(ステップ405)。ステップ405の処理の詳細については図11を用いて後述する。ステップ405の後、POP端末3はスリープ状態に移行してもよいし、スケジュールデータ322を参照し、次回の再生開始時刻まで一定の時間(例えば、30分、60分)がある場合は節電のためシャットダウンしてもよい。また、プログラム331に基づく所定の設定に従って、コンテンツデータの一部又は全部をリピート再生してもよい。
以上説明したとおり、POP端末3は、データ通信機能を有しないので、単体ではオフライン型の端末として利用されるが、広告データファイルが格納されたUSBメモリ4が接続部31を介して挿着されると、POP端末3に格納されている広告データファイルを更新することができる。
しかしながら、店舗内に多数のPOP端末3が設置されている環境では、広告データファイルを更新するためのオペレータの負担が大きい。そこで、本発明では、データ通信機能によってネットワークに接続可能な通信装置2を、POP端末3に接続することによって、オフライン型のPOP端末3を実質的にオンライン型として取り扱えるように構成した。以下、本発明の通信装置2の構成及び広告提供システムにける本発明の通信装置2の動作について説明する。
[通信装置]
図6は、本発明の通信装置2の構成を示すブロック図の一例である。通信装置2は、POP端末3に接続されて使用される装置であって、通信インターフェース部21(以下「通信I/F部21」という)、第1記憶部22、第2記憶部24、情報処理部23、接続部25、電源部26及び主メモリ27を備える。
通信I/F部21は、データを送受信する機能を有し、データ通信用回路によって構成される。通信I/F部21としては、IEEE 802.11規格又はIEEE 802.16に準拠し、Wi−Fi通信又はWiMAX通信が可能に構成されるのが好ましいが、Bluetooth(登録商標)通信、赤外線通信等が可能に構成されてもよい。さらに、3G携帯電話回線、PHS回線等を使用可能に構成されてもよい。
第1記憶部22は、広告データファイルを記憶する機能を有し、その記憶領域にコンテンツデータ221及びスケジュールデータ222を格納する。コンテンツデータ221、スケジュールデータ222は、各々、広告サーバ8からダウンロードした広告データファイルに含まれるコンテンツデータ、スケジュールデータを格納したものである。第1記憶部22には、不揮発性の各種半導体メモリを採用することができるが、USBメモリによって構成されるのが好ましい。
第2記憶部24は、後述する情報処理部23での処理に用いる各種情報を記憶する機能を有し、具体的には、各種情報として、プログラム241、接続データ242、ログデータ243等を格納する。プログラム241は、情報処理部23での各種処理を実行するための各種のプログラムである。接続データ242は、通信装置2が中継装置6に接続して通信を確立するために必要な情報、又は広告サーバ8に接続するために必要な情報である。具体的には、例えば、通信装置2の識別情報、中継装置6又は広告サーバ8等に接続するためのパスワード、通信で使用する暗号規約等である。接続データ242は、POP端末3の識別情報を含んでもよい。ログデータ243は、当該通信装置2の動作状況の履歴を示す記録である。第2記憶部24には、大容量の不揮発性の半導体メモリとして、SPIフラッシュメモリを採用するのが好ましい。
なお、第1記憶部22及び第2記憶部24の構成は、これに限定されず、他の半導体メモリやハードディスク等の記憶装置によって構成されてもよい。本実施形態では、広告ファイルデータを格納するための第1記憶部22と、プログラムなどを格納するための第2記憶部24とを使用する構成としたが、これに限定されない。第1記憶22と第2記憶部24とを一つの記憶装置によって構成してもよい。
主メモリ27は、後述する情報処理部23のプロセッサが直接アクセスすることができる揮発性の半導体メモリである。主メモリには、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を採用するのが好ましい。
情報処理部23は、各種処理を実行する処理部であり、プロセッサ及びその周辺回路によって構成される。具体的には、情報処理部23は、図示しないプロセッサによって、第2記憶部24に格納されたプログラム241を読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させ、以下に述べる各処理部の一つ又は全部の機能を実現する。情報処理部23は、接続処理部231、ファイル処理部232、計時部233等によって構成される。
接続処理部231は、接続データ242を用いて、広告サーバ8との間の通信を確立し、さらに場合によっては中継装置6との間でも通信を確立する。ファイル処理部232は、通信I/F部21を介して広告サーバ8の広告データファイルを取得し、取得した広告データファイルを第1記憶部22の所定の記憶領域(ファルダ)に格納する。また、ファイル処理部232は、第1記憶部22に格納されたコンテンツデータ221及びスケジュールデータ222に関する情報(データ番号、更新日時等)を通信I/F部21を介して管理端末9に送信してもよい。
計時部233は、プロセッサやその周辺回路の持つタイマ機能を用いて日時を計時する機能を有する。また、計時部233は、時刻サーバ(図示省略)と同期し、現在時刻を取得する構成であってもよい。接続部25は、POP端末3、周辺機器、可搬式記憶媒体等を接続するためのインターフェースであり、接続されたPOP端末3、周辺装置、可搬式記憶媒体等との間でデータを送受信する。本実施形態では、接続部25は、POP端末3と接続するため少なくとも一つ有しており、POP端末3の接続部31と同様に、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠して構成されるのが好ましい。
この場合、通信装置2側の接続部25には、USB端子としてのプラグが設けられ、このプラグがPOP端末3の接続部31(図4参照)に設けられたUSB端子としてのレセプタクルに挿着され、通信装置2とPOP端末3とが直接接続される構成であることが好ましい。
USB接続されると、通信装置2側はUSBデバイス(ターゲット)として機能し、POP端末3側はUSBホストとして機能する。USBバスとして構成される接続部25及び接続部31(図4参照)には、4本のライン、すなわち、電源ライン(VBUS(+VDD))、第1の信号ライン(DATA+)、第2の信号ライン(DATA−)、グラウンド(GND)が設けられている。また、通信装置2とPOP端末3とが各接続部に設けられたプラグ、レセプタクルによって直接接続されるのではなく、USBケーブル等を介して接続される構成であってもよい。通信装置2の情報処理部23は、信号ラインの接続をオン・オフすることによって、POP端末に対して信号を送信可能であることが好ましい。
なお、接続部25及び接続部31(図4)は、USBインターフェースに限定されない。通信装置2側がPOP端末3とのバス接続を自律的にオン・オフできればよく、他のインターフェース(例えば、シリアルインターフェース、Bluetooth(登録商標))で構成されてもよい。
電源部26は、接続部25を介してPOP端末3が接続されると、例えば、USBバスの電源ラインを経由してPOP端末3の電源部374(図4)から電力の供給を受け、通信装置2の各部に給電する。電源部26は、電源ケーブルを介して外部から電力の供給を受ける構成であってもよいし、内蔵バッテリーによって構成されてもよい。
図7は、広告提供システムの処理の概要を示すシーケンス図である。以下、通信装置2が中継装置6を介して広告サーバ8に接続し、通信装置2とPOP端末3とがUSBバスを介して接続される場合の処理について図7を用いて説明する。まず、通信装置2とPOP端末3とが各接続部を介して接続されると、USBバスの電源ラインが接続される(ステップ501)。次に、通信装置2と中継装置6との間で無線通信が確立され、通信装置2がネットワーク7に接続される(ステップ502)。次に、通信装置2は、ネットワーク7を経由して、広告サーバ8に接続する(ステップ503)。
次に、通信装置2は、広告サーバ8から所望の広告データファイルをダウンロードする(ステップ504)。広告サーバ8の広告データファイルを取得する方法としては、通信装置2側の動作を契機として広告データファイルを取得する構成(プル型)であってもよいし、あらかじめ登録された識別情報などに基づいて、広告データファイルを一斉又は個別に各通信装置2に対し送信する構成(プッシュ型)であってもよい。プル型として構成した場合の処理については、図8を用いて説明し、プッシュ型として構成した場合の処理については、図9を用いて説明する。なお、通信装置2は、通信装置2の各種設定を変更すための更新プログラムやPOP端末3の各種設定、再生表示プログラムを変更するための更新プログラムをダウンロードすることができる構成としてもよい。
ステップ504の後、通信装置2の情報処理部23は、通信装置2とPOP端末3との間のUSBバスの信号ラインを電気的にオンとして、データ通信を可能な状態とし(ステップ505)、割込み要求をPOP端末3に通知する(ステップ506)。POP端末3は、この割込み要求の通知を契機として、通信装置2とPOP端末3との間で、広告データファイルのファイルコピー処理を実行する(ステップ507)。ステップ506、507の処理は、図5のステップ403、404の処理に対応する。
ファイルコピー処理が終了すると、通信装置2の情報処理部23は、USBバスの信号ラインを切断する処理を実行する(ステップ508)。これによって、通信装置2は、再び、POP端末3から電源ラインによって電力の供給を受けているだけの状態に戻る。USBバスの信号ラインがオフとなった後は、POP端末3は、通信装置2の動作とは関係なく、オフライン型の端末として動作する。POP端末3は、スケジュールデータに従って、再生表示処理を実行する(ステップ509)。ステップ509の処理は、図5のステップ405の処理に対応する。
以上説明したとおり、通信装置2は、USB接続のシーケンスを利用して、デバイス(ターゲット)として、POP端末3に接続される。このため、ホストとして機能するPOP端末3側からみると、USBメモリ4又は通信装置2の何れかが接続されても、POP端末3の処理自体には影響がない。このため、本発明の通信装置2によれば、POP端末3側の基本的なソフトウェア及びハードウェアを変更する必要がなく、既存の資源を活用することができる。これによって、オンラインの広告提供システムの拡張に伴うコストを大幅に低減することができる。
図8は、本発明の通信装置の処理の概要を示すフローチャートである。はじめに、通信装置2とPOP端末3とがそれぞれの接続部を介して接続され、POP端末3側が起動すると、USBバスの電源ラインのみがオンとなり、これによって、POP端末3から通信装置2に電力が供給される(ステップ601)。ステップ601では、USBバスの電源ラインのみがオンとなり、信号ラインはオフのままである。通信装置2とPOP端末3とが接続されても、USBデバイス(ターゲット)である通信装置2は、例えば、USBホストであるPOP端末3の接続部31からの要求に対して、接続部25が有するディスクリプタ情報を通知しない。これによって、通信装置2にはUSBバス使用権が付与されないので、信号ラインは電気的にオフの状態のままである。ディスクリプタ情報とは、USBターゲットの識別情報(ベンダID、プロダクトID等)、USB構成情報、インターフェース情報(通信用ポートであるエンドポイントの情報)等である。
次に、通信装置2の接続処理部231は、接続データ242を用いて、最寄りの中継装置6との無線通信を確立する(ステップ602)。具体的には、接続処理部231は、通信装置2自体が属するスポットエリアを担当する中継装置6(例えば、無線LANアクセスポイント)に対して、無線LAN(例えば、Wi−Fi)の接続手順を実行する。接続手順とは、例えば、IEEE802.11標準に規定された「Association」「Authentication」等である。これによって、通信装置2の通信I/F部21と中継装置6としての無線LANアクセスポイントとの間でWi−Fi無線通信が確立される。
次に、接続処理部231は、広告サーバ8との間での通信を確立する(ステップ603)。具体的には、接続処理部231は、接続データ242(通信装置2、POP端末3、又は通信装置2とPOP端末3との組みに付与された固有の識別情報等)を広告サーバ8に送信し、自身の認証を要求する。広告サーバ8によって、正当な装置として認証されると、通信装置2の接続が許可される。広告サーバ8は、例えば、図2の通信装置等管理データベース81を参照し、通信装置2から送信された接続データの正当性を検証し、通信装置2の接続を許可する。
次に、ファイル処理部232は、広告サーバ8から広告データファイルをダウンロードする処理を実行する。以下に示すステップ604〜609の処理は、広告提供システムをプル型として構成した場合の処理である。例えば、プル型の場合、ファイル処理部232が、計時部233の計時動作に応じて、所定の間隔で、広告データファイルの受信要求を通信I/F部21を介して広告サーバ8に送信し、通信装置2からの受信要求に対して、広告サーバ8が所望の広告データファイルを当該通信装置2に送信する。ファイル処理部232が、通信I/F部21を介して広告サーバ8から送信された広告データファイルを受信すると、受信した広告データファイルを第1記憶部22に格納する。
具体的には、まず、通信装置2は、広告データファイルの受信要求を広告サーバ8に対して送信するタイミングであるか否か判定する(ステップ604)。
ステップ604において、送信タイミングであると判定された場合(Yes)、ファイル処理部232は、広告データファイルの受信要求を広告サーバ8に送信する(ステップ605)。一方、ステップ604において、そのタイミングでないと判定された場合(No)、ファイル処理部232は、所定の時間だけ待機し(ステップ614)、次いで、再度受信のタイミングであるか否か判定する(ステップ604)。
ここで、広告サーバ8は、通信装置2から広告データファイルの受信要求を受信すると、図2の通信装置等管理データベース81を検索し、受信要求している通信装置2のエントリを特定し、例えば、当該エントリの更新フラグ817の値に基づいて、当該通信装置2に送信すべき広告データファイルがあるか否か判定する(ステップ606)。
ステップ606において、通信装置2に送信すべき広告データファイルがあると判定された場合(Yes)、その広告データファイルが通信装置2に送信され、通信装置2はその広告データファイルを通信I/F部21を介して受信する(ステップ607)。そして、通信装置2のファイル処理部232は、第1記憶部22の所定の記憶領域(フォルダ)に受信した広告データファイルをデータ種別毎に格納する(ステップ608)。
一方、ステップ606において、通信装置2に送信すべき広告データファイルがないと判定された場合(No)、ファイル処理部232は、ステップ614の処理に進む。この場合、広告サーバ8はその受信要求をそのまま破棄してもよいし、更新すべき広告データファイルがない旨を通信装置2に通知してもよい。
受信すべき広告データファイルが複数ある場合は、ファイル処理部232は、対象の広告データファイルの受信が終了したか否か判定する(ステップ609)。ステップ609において、受信が終了していないと判定された場合(No)、ファイル処理部232は、次の広告データファイルを受信する(ステップ607)。一方、ステップ609において、受信が終了したと判定された場合(Yes)、接続部25は、ステップ610の処理を実行する。ファイル処理部232は、受信が完了した旨を広告サーバ8に通知してもよい。広告サーバ8は、この通知を受けると、通信装置等管理データベース81の該当するエントリの更新フラグ817の値を変更することができる。
なお、プル型の構成はこれに限定されず、例えば、ファイル処理部232が、計時部233の計時動作に応じて、所定の間隔で、第1記憶部22に格納された広告データファイルと、通信装置等管理データベース81の該当するエントリの広告データファイルとを比較して、これらが異なる場合は広告サーバ8から広告データファイルをダウンロードする構成であってもよい。
ステップ609の後、通信装置2の情報処理部23は、広告データファイルの受信が完了すると、通信装置2の接続部25とPOP端末3の接続部31との間のUSBバスの信号ラインをオンとする(ステップ610)。そのほか、信号ラインのオンは、広告サーバ8との接続終了を契機としてもよいし、広告サーバ8から送信された割込み要求通知を指示する信号に基づいてもよい。信号ラインがオンとなると、通信装置2は次いで、割込み要求をPOP端末3に通知する(ステップ611)。具体的には、まず、通信装置2の情報処理部23は、ディスクリプタ情報をPOP端末3に通知するよう接続部25に指示し、接続部25は、この指示に基づいて、通知が保留されていたディスクリプタ情報をPOP端末3の接続部31に渡す。これによって、ホスト側(POP端末3)のアプリケーションソフトウェアとデバイス側(通信装置2)のエンドポイントとの間で論理的な通信パイプが設定され、両者が接続部を介して通信可能となる(ステップ610)。そして、POP端末3(ホスト)から通信装置2(デバイス)にUSBバス使用権が与えられると、割込み要求が発生し、割込み要求が通信装置2からPOP端末3に通知される(ステップ611)。
この割込み要求の通知を契機として、POP端末3は、通信装置2とPOP端末3との間で、広告データファイルのファイルコピー処理を実行する(ステップ612)。このファイルコピー処理は、オフライン型のPOP端末3が可搬式記憶媒体4から広告データファイルをコピーする場合の処理(図5のステップ404)と同じであってもよい。POP端末3からファイルコピー処理の完了の通知を受けると、通信装置2の情報処理部23は、USBバスの信号ラインをオフとする(ステップ613)。あるいは、一度強制的にUSBバスの電源ラインを遮断して、再びこれを接続することによって、USBバスの信号ラインをオフとしてもよい。その後、通信装置2は、USBバスの電源ラインのみを介してPOP端末3から電力の供給を受けるだけの状態となる。
そして、通信装置2は、計時部233によって示される時刻を参照して、所定の時間だけ待機し(ステップ614)、再度ステップ604の処理を実行する。所定の時間とは、例えば、5分、10分等、適宜設定されてよい。なお、POP端末3がシャットダウンされた場合は、USBバスを介した電力の供給が止まるので、通信装置2は処理を終了する。
前述したステップ604〜609では、通信装置2の受信要求に基づいて広告サーバ8が送信する広告データファイルを通信装置2が取得する構成(プル型)の例であるが、本実施形態の広告提供システムはこれに限定されない。広告提供システムは、通信装置2の受信要求に依存せず、通信装置2又はPOP端末3の識別情報に基づいて広告データファイルを必要とする通信装置2又はPOP端末3を選択し、自動的に広告データファイルを配信する構成(プッシュ型)としてもよい。
図9は、広告サーバの処理の一例を示すフローチャートである。プッシュ型の場合、広告サーバ8は、所定の間隔毎又は管理端末9からの指示に基づいて、更新された広告データファイルを配信する通信装置2を特定し、当該通信装置2又は当該POP端末3に接続された通信装置2に対し、ネットワーク7を通じて、広告データファイルを送信し、通信装置2又はPOP端末3の記憶部の広告データファイルを更新する。この場合、ファイル処理部232は、受信要求をしなくても、自動的に送信された広告データファイルを通信I/F部21を介して受信することができ、受信した広告データファイルを第1記憶部22に格納することができる。
まず、広告サーバ8は、通信装置等管理データベース81を参照して、配布が完了していない広告データファイルとその配布先である通信装置2を特定する。具体的には、まず、広告サーバ8は、更新フラグ817の値が「0」又は「1」の何れであるか判定する(ステップ621)。
ステップ621において、更新フラグが広告データファイルの配布が完了していることを示す「0」である場合(No)、配布すべき新しい広告データファイルは存在しないので、広告サーバ8は処理を終了する。一方、ステップ621において、更新フラグが広告データファイルの配布が完了していないことを示す「1」である場合(Yes)、広告サーバ8は、当該エントリの通信装置2を特定し、その通信装置2を呼び出す(ステップ622)。通信装置2に電源が投入されていないこともあるので、この場合、広告サーバ8は、起動用の信号を当該通信装置2に送信してもよい。通信装置2は、この信号によって起動し、広告データファイルを受信するためのプログラムを起動させ、広告データファイルの受信が可能になった旨を広告サーバ8に通知するように構成してもよい。
次いで、広告サーバ8は、広告データファイルを通信端末2に送信する(ステップ623)。通信端末2は、広告データファイルを受信し、自身の記憶部に格納すると、受信完了を広告サーバ8に通知する。受信に失敗した場合はその旨を広告サーバ8に通知してもよい。
広告サーバ8は、通信装置2からの受信完了通知を受けたか否か判定する(ステップ624)。ステップ624において、受信完了通知を受けていないか又は受信に失敗した旨の通知を受けたと判定された場合、広告サーバ8は、再度通信装置2を呼び出して(ステップ622)、広告データファイルを送信する(ステップ623)。一方、ステップ624において、受信完了通知を受けたと判定された場合、広告サーバ8は、通信装置等管理データベース81の該当するエントリの更新フラグを「0」に設定し(ステップ625)、処理を終了する。広告データファイルが通信装置2に格納された後の通信装置2の動作については、図8のステップ610以降と同様である。
広告提供システムをプッシュ型として構成する場合、通信装置等管理データベース81には、あらかじめ通信装置を介して接続されるPOP端末3等が設置されている店舗等に関する情報(例えば、場所、業種・業態、客層、販売物、営業時間帯等)が登録されていることが好ましい。広告サーバ8は、通信装置等管理データベース81に登録された店舗等に関する情報と、広告管理データベース82に登録された広告の内容や対象者情報とを比較して、店舗の態様に適する所望の条件を満たした広告データファイルを検索したり、広告データファイルの内容に適する所望の条件を満たしたPOP端末3を検索したりすることができ、かかる検索結果を利用して、通信装置2を介してPOP端末3にこれらの広告データファイルを自律的に配信することもできる。
図10は、POP端末におけるファイルコピー処理を示すフローチャートである。POP端末3は割込み要求の通知を受けると(図5のステップ403、図7のステップ506)、ファイルコピー処理を開始する(図5のステップ404、図7のステップ507)。割込み要求は、周辺機器としての通信装置2又は可搬式記憶媒体としてのUSBメモリ4の何れから通知されたものであっても、POP端末3自体の基本的な処理には影響しない。なお、図10のステップ701〜704、706においては、確認のためにオペレータの介在(入力等)を必要としているが、POP端末の処理はかかる態様に限定されるものではなく、オペレータを介在させずに行うこともできる。特に、本発明の通信装置2が接続される場合は、オペレータの介在を必要としないファイルコピー処理とすることが好ましい。
まず、ファイル処理部341は、周辺機器又は可搬式記憶媒体4においてUSB接続時にディスクリプタ情報に基づいて指定されたコピー元となる所定の記憶領域(フォルダ)が正しく認識されているか否か判定する(ステップ701)。
ステップ701において、コピー元フォルダが正しく認識されていないと判定された場合(No)、ファイル処理部341は、エラー表示を画面表示部372に表示してもよい(ステップ703)。一方、ステップ701において、コピー元フォルダが正しく認識されていると判定された場合(Yes)、ファイル処理部341は、ファイルコピーを開始する前に、第1記憶部32(例えば、SDカード)の所定の記憶領域(フォルダ)の内容が消去される旨を画面表示部372に表示し(ステップ702)、オペレータから消去許可の確認を受けたか否か判定してもよい(ステップ704)。
ステップ704において、オペレータの許可を受けたと判定された場合(Yes)、ファイル処理部341は、コピー先フォルダの内容を消去し、コピー元フォルダにアクセスして、コンテンツデータ221及びスケジュールデータ222を読み出し、これらをコピー先フォルダに書き込む(ステップ705)。そして、ファイルコピーが完了した旨を画面表示部372に表示してもよい(ステップ706)。この際、ファイル処理部341は、ファイルコピー処理を実行した旨をログデータ243に記録してもよい。また、可搬式記憶媒体(USBメモリ4)を取り外してもよい旨を画面表示部372に表示してもよい。また、ファイルコピー処理が完了した旨を通信装置2に通知する。なお、ステップ704において、オペレータが広告データファイルの書き換えを許可しなかった場合(No)、ファイルコピー処理を実行しない。
図11は、POP端末における再生表示処理を示すフローチャートである。以下、POP端末3が実行する再生表示処理について説明する。
まず、再生表示部342は、第1記憶部32の所定のフォルダにスケジュールデータ322があるか否か判定する(ステップ801)。
ステップ801において、スケジュールデータ322がないと判定された場合(No)、再生表示部342は、エラー表示を画面表示部372に表示する(ステップ802)。
一方、ステップ801において、スケジュールデータ322があると判定された場合(Yes)、再生表示部342は、スケジュールデータ322を参照して、広告の再生開始時刻であるか否か判定する(ステップ803)。この場合、再生表示部342は、例えば、計時部343によって示される現在時刻とスケジュールデータ322に示された再生開始時刻とを比較してもよい。
ステップ803において、再生開始時刻ではないと判定された場合(No)、再生表示部342は所定の時間待機した後、再度ステップ803の処理を実行する。一方、ステップ803において、再生開始時刻であると判定された場合(Yes)、再生表示部342は、スケジュールデータ322に記載された再生順序等に基づいて、コンテンツデータ321のうちの指定されたコンテンツを画面表示部372及び音声処理部373において順次再生する(ステップ804)、スケジュールデータ322に示された再生終了時刻になると再生表示処理を終了する。
また、ステップ801において、スケジュールデータ322が存在しないと判定された場合、再生表示部342は、プログラム331による所定の設定に基づいて、コンテンツデータ321の一部又は全部をリピート再生してもよい。すなわち、POP端末3は、詳細な再生方法が設定されたスケジュールデータ322に基づいてコンテンツデータ321を再生表示することもできるし、あらかじめ定められた簡易な設定に基づいてコンテンツデータ321の一部又は全部を繰返し再生表示することもできる。また、他の再生表示処理として、POP端末3が備える人感センサー(図示省略)によって、人がPOP端末3に接近した場合に、あらかじめ定められたリピート再生を実行するように構成してもよい。
なお、ステップ804に示された再生表示処理中に、通信装置2又は可搬式記憶媒体4から割込み要求が通知されることもある。複数の第1記憶部32を構成した場合、再生表示部342が一方の第1記憶部32に格納されたコンテンツデータ321及びスケジュールデータ322を用いて再生表示処理を継続し、ファイル処理部341が通信装置2又はUSBメモリ4と他方の第1記憶部32との間でファイルコピー処理を実行することもできる。このような構成によれば、POP端末3は広告の再生表示を中止することなく、第1記憶部32の広告データファイルを更新することができるので好ましい。ファイル処理部341によるファイルコピー処理が終了すると、POP端末3は再生表示処理を終了させて、各第1記憶部の間で広告データファイルを引き継いでもよい。
以上説明したとおり、本発明の通信装置によれば、ネットワークを介して受信した広告データファイルをオフライン型のPOP端末において出力させることができるので、既存のオフライン型のPOP端末を実質的にオンライン型として使用することができる。また、本発明の通信装置は、USB接続のシーケンスを利用し、USBバスの信号ラインのオン・オフによって、POP端末3に接続するので、POP端末3が実行する処理には影響しない。このため、POP端末3側の基本的なソフトウェア及びハードウェアの設計を変更する必要がないので、広告提供システムの拡張に要するコストを低減することができる。
1 広告提供システム
2 通信装置
3 POP端末
4 USBメモリ
5 情報端末
6 中継装置
7 ネットワーク
8 広告サーバ
9 管理端末
21 無線通信インターフェース部
22 第1記憶部
23 情報処理部
24 第2記憶部
25 接続部
26 電源部
27 主メモリ
31 接続部
32 第1記憶部
33 第2記憶部
34 情報処理部
35 主メモリ

Claims (9)

  1. 広告場所に設置された電子POP広告端末に接続され、通信回線を通じて広告サーバから広告データファイルを受信する通信装置であって、
    情報処理部と、前記通信回線を通じて前記広告サーバとの間で通信可能とする通信インターフェース部と、前記電子POP広告端末に接続される接続部と、前記受信した広告データファイルを格納する記憶部と、を備え、
    前記情報処理部は、
    前記通信インターフェース部を介して、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードし、
    前記ダウンロードした広告データファイルを前記記憶部に格納し、
    前記接続部を介して接続された前記電子POP広告端末に割込み要求を通知して、前記記憶部に格納された広告データファイルを前記電子POP広告端末において出力させることを特徴とする通信装置。
  2. 前記情報処理部は、
    所定の間隔毎に、前記広告サーバの広告データファイルと、前記記憶部に格納されている広告データファイルとを比較して、異なる場合は、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記情報処理部は、
    所定の間隔毎に、前記広告サーバに受信要求を通知し、
    前記広告サーバが前記通知された受信要求に基づいて送信する広告データファイルを受信することにより、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードすることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記情報処理部は、
    前記通信装置にあらかじめ登録された識別情報を前記広告サーバに通知し、
    前記広告サーバが前記通知された識別情報に基づいて配信する広告データファイルを受信することにより、前記広告サーバの広告データファイルをダウンロードすることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記電子POP広告端末は通信回線を通じて通信する機能を有していないオフライン型であることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記接続部は、少なくとも電源ラインと信号ラインとを有しており、
    前記電源ラインは、前記接続された電子POP広告端末と常時接続されており、前記電源ラインを介して、前記接続された電子POP広告端末から電力の供給を受け、
    前記接続部の信号ラインは、前記情報処理部によって、前記接続された電子POP広告端末との接続のオンとオフが制御されることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記情報処理部は、
    前記接続部の信号ラインを所定のタイミングでオンにすることによって、前記接続された電子POP広告端末に割込み要求を通知することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記通信インターフェース部は、無線LAN、携帯電話回線又は有線LANを介して前記広告サーバと通信可能であることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1項に記載の通信装置が接続された電子POP広告端末。
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