JPWO2012114474A1 - 生体情報取得装置、および生体情報取得方法 - Google Patents

生体情報取得装置、および生体情報取得方法 Download PDF

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Abstract

各種要因により生体情報の特徴量が変動し得る場合にあっても、好適に生体情報を取得することができる。生体情報取得装置(1)は、照合に用いる生体情報を取得する。生体情報取得装置(1)は、血流量増加作用部(2a)と、生体情報取得部(2b)と、特徴量評価部(2c)と、再取得判定部(2d)とを備える。血流量増加作用部(2a)は、対象者の血流量を増加させる。生体情報取得部(2b)は、生体情報を対象者から取得する。特徴量評価部(2c)は、取得した生体情報の特徴量を評価する。再取得判定部(2d)は、評価した特徴量が所定の閾値に満たない場合に、血流量増加作用部(2a)を作用させて、生体情報取得部(2b)による生体情報の再取得をおこなうか否かを判定する。

Description

本発明は、生体情報を取得する生体情報取得装置、および生体情報取得方法に関する。
人体には、個人を識別可能な生体情報があり、それらのうちのいくつかは、個人を特定して認証するための情報として利用されている。たとえば、認証に利用可能とされる生体情報には、指紋、目の網膜や虹彩、顔、血管、DNA(Deoxyribo Nucleic Acid)などがあることが知られている。
近年の生体認証技術の進展に伴い、このような人体の一部である生体の特徴を認識して、個人認証する装置が種々提供されている。生体認証では、登録時に採取した生体情報(登録テンプレート)と、認証時に取得した生体情報とを比較することで認証をおこなう。
この生体情報による認証の精度向上のためには、認証の都度、一定の精度の生体情報を取得することが望ましい。しかしながら、認証対象となるユーザは、認証の際に、必ずしも適切な姿勢を取るわけではない。そのため、生体情報の特徴量を評価して、特徴量が十分でない場合は、再入力を促して質の良い生体情報の取得をおこなうことを可能にした生体情報照合装置の提案がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−172022号公報
しかしながら、取得した生体情報に含まれる特徴量の大きさには個人差があり、再入力を促すことで直ちに特徴量が改善するとは限らない。また、生体情報の再取得は、ユーザがある一定の習熟度に達した時点で、特徴量の改善が見られなくなり、その場合にまで繰り返し再入力を促すと、ユーザの認識する正位置を否定することとなる。
特に、ユーザの置かれた環境やユーザの体調などの各種要因により生体情報の特徴量が変動し得る場合にあっては、上記した問題点が顕著になる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、各種要因により生体情報の特徴量が変動し得る場合にあっても、好適に生体情報を取得し得る生体情報取得装置、および生体情報取得方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、生体情報取得装置は、血流量増加作用部と、生体情報取得部と、特徴量評価部と、再取得判定部とを備える。血流量増加作用部は、対象者の血流量を増加させる。生体情報取得部は、血流量の増加に伴い特徴量が増加する生体情報を、対象者から取得する。特徴量評価部は、生体情報取得部が取得した生体情報の特徴量を評価する。再取得判定部は、特徴量評価部が評価した特徴量が所定の閾値に満たない場合に、血流量増加作用部を作用させて、生体情報取得部による生体情報の再取得をおこなうか否かを判定する。
また、上記課題を解決するために、生体情報取得方法は、対象者から、血流量の増加に伴い特徴量が増加する生体情報を取得し、取得した生体情報の特徴量を評価し、評価した特徴量が所定の閾値に満たない場合に、生体情報取得部位の血流量を増加させて生体情報の再取得をおこなう。
上記の生体情報取得装置、および生体情報取得方法によれば、各種要因により生体情報の特徴量が変動し得る場合にあっても、好適に生体情報を取得することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施形態の生体情報取得装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の認証システムの構成を示す図である。 第2の実施形態の登録装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の登録装置のハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施形態のセンサユニットの概観を示す図である。 第2の実施形態のセンサユニットの構成を示す図である。 第2の実施形態の手のひら表面温度分布の観測例を示す図である。 第2の実施形態の生体情報取得処理のフローチャートである。 第2の実施形態の特徴量評価処理のフローチャートである。 第2の実施形態の血流量増加処理のフローチャートである。 第2の実施形態の特徴量の異なる静脈像の一例を示す図である。 第2の実施形態の静脈像から抽出した特徴データの一例を示す図である。 第2の実施形態の特徴量評価結果の一例を示す図である。 第2の実施形態の登録テンプレートの一例を示す図である。 第2の実施形態の自動預払装置の概観を示す図である。 第3の実施形態の認証システムの構成を示す図である。 第4の実施形態のセンサユニットの概観を示す図である。 第5の実施形態の登録テンプレートの一例を示す図である。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の生体情報取得装置について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の生体情報取得装置の構成を示す図である。
生体情報取得装置1は、生体から血流の変化により特徴量(特徴情報量)が変化する生体情報を取得する装置である。このような生体情報には、体表面の静脈パタンがあり、手のひらの静脈パタン、指の静脈パタンなどがある。また、このような生体情報には、体表面の温度、発汗量などもある。
生体情報取得装置1は、生体情報を用いて本人認証をおこなう認証装置や、認証装置が照合対象とする生体情報(テンプレート)を登録する登録装置と独立に設けられる場合と、これら認証装置や登録装置の一部として設けられる場合がある。
生体情報取得装置1は、血流量増加作用部2aと、生体情報取得部2bと、特徴量評価部2cと、再取得判定部2dとを備える。血流量増加作用部2aは、対象者の血流量を増加させる。たとえば、生体情報が手のひらの静脈パタンである場合、対象者の手のひらを温めて血流量を増加させる。生体情報取得部2bは、血流量の増加に伴い特徴量が増加する生体情報を、対象者から取得する。特徴量評価部2cは、生体情報取得部2bが取得した生体情報の特徴量を評価する。再取得判定部2dは、特徴量評価部2cが評価した特徴量が所定の閾値に満たない場合に、血流量増加作用部2aを作用させて、生体情報取得部2bによる生体情報の再取得をおこなうか否かを判定する。
特徴量とは、生体情報のうち、同一人から抽出した生体情報の同一性判定(照合)に有意な情報(特徴情報)の情報量である。特徴情報は、たとえば、手のひらの静脈パタンであれば、静脈パタンに含まれる特徴点(静脈の端点や分岐点)、特徴点と近傍特徴点を直線で結び交差した静脈数、特徴点を中心とする小画像などがある。
こうした特徴情報の量は、個人個人で異なり、特徴情報の多い人と、特徴情報の少ない人とが存在する。特徴情報の多い人は、安定した高い認証精度を有する一方、特徴情報の少ない人は、認証精度が不安定になる傾向にある。また、同一人であっても、特徴量は、環境により変動を生じる。血流量増加作用部2aは、対象者の血流量を増加させることで、特徴情報を増加させる。
たとえば、寒い日に血管が収縮して血流量が低下している利用者(対象者)から取得した静脈パタンに含まれる特徴量は乏しい。ここで、血流量増加作用部2aが温風ヒータなどにより利用者の手のひらを温めることで、対象者の血流量が増加して、静脈パタンに含まれる特徴量が増加する。血流量の増加に伴い特徴量が増加した生体情報は、生体情報取得部2bにより対象者から取得される。
このように、生体情報取得装置1は、各種要因により生体情報の特徴量が変動し得る場合にあっても、特徴量が乏しい場合には血流量を増加させて特徴量が増加した生体情報を取得することができる。また、このような生体情報取得装置1は、照合を失敗して利用者に繰り返し生体情報の取得を強いることを低減し、利用者にとっての利便性低下抑止に寄与する。そして、このようにして取得された生体情報を用いた認証は、安定した高い認証精度を有することが期待できる。
次に、第2の実施形態を用いてより具体的に説明する。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態の認証システムの構成を示す図である。第2の実施形態として、認証システム5が手のひらの静脈を用いて認証をおこなうシステムを例示するが、これに限らず、血流量の変化により特徴量も変化する生体のその他の特徴検出部位で認証をおこなうシステムにも適用可能である。
認証システム5は、生体の特徴を認識して個人を特定して認証するシステムの1つであり、たとえば、銀行システムなどで顧客の認証をおこなう。認証システム5は、登録装置20、複数の自動預払装置30、認証サーバ6、およびネットワーク9を含んで構成される。
認証サーバ6は、個人を識別するための識別情報と、生体認証前にあらかじめ登録される照合用情報(テンプレート)とを関連付けて記憶する。個人を識別するための識別情報は、利用者に直接的(たとえば、利用者番号)に、あるいは間接的(たとえば、口座番号)に付されたユニークなID(IDentification)である。あらかじめ登録される照合用情報は、画像情報から所定の特徴抽出アルゴリズムで特徴部を抽出した特徴情報、画像情報または特徴情報を符号化した符号化情報等である。
自動預払装置30は、金融機関の屋内にあるATM(Automated Teller Machine)コーナ7や、ATMブース8に、1台または複数台が設置される。自動預払装置30は、金融取引に先立ち、利用者を認証する際に、生体認証をおこなう認証装置の1つである。自動預払装置30は、IC(Integrated Circuit)カードリーダライタ31とセンサユニット50を備える。センサユニット50は、撮像装置を備え、利用者の手のひらの静脈像を撮影する。自動預払装置30は、ICカードリーダライタ31が利用者のICカード(たとえば、ICチップ内蔵型キャッシュカード)から読み取る識別情報から特定する照合用情報と、センサユニット50から取得する利用者の生体情報とから、利用者の認証をおこなう。センサユニット50は、生体情報を取得する生体情報取得装置であり、自動預払装置30は、生体情報取得装置を備える認証装置である。
登録装置20は、銀行の窓口などに設けられ、係員の指示または操作にしたがい、利用者のテンプレート登録をおこなう装置である。登録装置20は、処理装置21と、ディスプレイ22と、センサユニット50を含んで構成され、必要に応じてキーボード23と、マウス24と、ICカードリーダライタ25等を含んで構成される。センサユニット50は、撮像装置を内蔵し、利用者の手のひらを撮影し、処理装置21に撮影画像を出力する。ICカードリーダライタ25は、利用者のICカード26の情報を読み書きする。キーボード23と、マウス24は、入力操作を受け付ける。
ここで、登録装置20におけるテンプレート登録(照合用情報の登録)について説明する。テンプレート登録を求める利用者は、利用者を識別するための識別情報(たとえば、ユーザID)の入力をキーボード23、マウス24、あるいはICカードリーダライタ25によりおこなう。登録装置20は、ディスプレイ22を用いた表示によりテンプレート登録を利用者に案内し、テンプレート登録するための生体情報の入力を求める。利用者は、センサユニット50に手をかざすことにより、生体情報の入力をおこなう。生体情報として手のひらの静脈画像を入力した登録装置20は、入力情報から照合用情報を作成して、処理装置21の記憶部、認証サーバ6の記憶部、または利用者のICカード26の記憶部のうち少なくともいずれか1つに記録する。自動預払装置30は、生体認証をおこなう際に、認証サーバ6の記憶部、またはICカード26の記憶部にテンプレートを照会して、入力された生体情報の照合をおこなう。
次に、第2の実施形態の登録装置20がテンプレート登録をおこなうための処理を実現する構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態の登録装置の構成を示す図である。登録装置20は、制御部200と、記憶部201と、報知部202と、通信部203とを備える。さらに、登録装置20は、画像入力部204と、血流量増加作用部205と、血流量評価部206と、特徴量評価部207と、再取得判定部208と、テンプレート登録部209とを備える。
制御部200は、各処理部を統括的に制御して利用者の認証をおこなう。記憶部201は、センサユニット50から取得した画像情報、各種データベースなどを記憶保持する。報知部202は、利用者に対してセンサユニット50に手のひらをかざす動作の要領の案内や、手のひらの温度、照合の成否の報知など、所要の表示メッセージを生成し、ディスプレイ22に表示する。また、報知部202は、所要の音声メッセージを生成し、図示しないスピーカから音声出力する。通信部203は、センサユニット50との通信、ICカードリーダライタ25が内蔵するICチップとの通信、ネットワーク9に接続するコンピュータとの通信をおこなう。
画像入力部204は、センサユニット50から生体の撮影画像を入力する。より詳しくは、画像入力部204は、撮影画像を入力すると、撮影画像から背景を除去して被写体を抽出する。画像入力部204は、抽出した被写体が手のひらであるか否かを判定し、被写体が手のひらでないと判定した場合、あらためてセンサユニット50から生体の撮影画像を入力する。画像入力部204は、被写体が手のひらであると判定した場合、撮影画像から手のひら(指や手首を含んでもよい)を切り出し、切り出した手のひらの位置(前後左右の位置補正)、大きさ(上下方向の高さ補正)、向き(回転補正)を、正位置に補正する。
血流量増加作用部205は、生体情報取得部位(利用者の手のひら)の血流量を増加させる。たとえば、血流量増加作用部205は、加温部を備え、加温部により手のひらを温めることで血行を改善して、血流量を増加させる。また、血流量増加作用部205は、姿勢変更部を備え、姿勢変更部により手のひらの姿勢を変更することで血行を改善して、血流量を増加させる。また、血流量増加作用部205は、加振部を備え、加振部により手のひらに刺激を与えることで手のひらの血行を改善して、血流量を増加させる。血流量増加作用部205は、加温部、姿勢変更部、加振部のいずれか1つ、または2つ以上の組み合わせによって、手のひらの血流量を増加させる。また、血流量増加作用部205は、血流量増加との間に因果関係のある、利用者の感覚に働きかけるものであれば、上記のような体性感覚に限らず、視覚、聴覚などその他の感覚に働きかけるものであってもよい。たとえば、血流量増加作用部205は、ディスプレイ22に所定の画像を表示して視覚を刺激したり、スピーカから所定の音声を出力して聴覚を刺激したりして、血流量を増加させる。血流量増加作用は、一般に血管拡張作用でもあるので、血流量増加作用部205は、血管拡張作用のある副交感神経系を刺激するものであってよい。
血流量評価部206は、生体情報取得部位(利用者の手のひら)の血流量を評価する。たとえば、血流量評価部206は、温度測定部を備え、温度測定部により手のひらの温度から血流量を評価する。たとえば、血流量評価部206は、体温上昇を検出して、生体情報取得部位の血流量の増加を評価する。
特徴量評価部207は、撮影画像から生体情報に含まれる特徴量を評価する。具体的には、特徴量評価部207は、手のひら画像にある静脈パタン、あるいは静脈パタンに含まれる特徴情報の量を評価する。特徴情報は、たとえば、静脈パタンに含まれる特徴点(静脈の端点や分岐点)、特徴点と近傍特徴点を直線で結び交差した静脈数、特徴点を中心とする小画像などがある。特徴情報の量は、所定の評価アルゴリズムにより特徴情報の数や質を数値化した値である。特徴情報の量は、多いほど認証精度が安定し、少ないほど認証精度が不安定となる。簡潔な例としては、特徴情報の量は、特徴点の数、特徴点と近傍特徴点を直線で結び交差した静脈数の総和とすることができる。なお、特徴量評価部207による特徴量の評価は、評価値(たとえば、100、200などの数値)であってもよいし、所定の閾値により特徴量の多寡を評価したもの(たとえば、「多」、「普」、「少」などのランク)であってもよい。
再取得判定部208は、特徴量の評価にもとづいて生体情報の再取得の是非を判定する。再取得判定部208は、取得した生体情報について、特徴量の評価が十分でない場合に、生体情報の再取得、すなわち撮影画像の再入力をおこなうと判定する。
テンプレート登録部209は、抽出した画像情報を、登録テンプレートとして加工し、登録テンプレートを、処理装置21の記憶部、認証サーバ6の記憶部、または利用者のICカード26の記憶部に記録(登録)する。
なお、登録装置20がテンプレート登録対象となる生体情報に含まれる特徴量の増加を目的として、生体情報取得部位の血流量を増加させるのに対して、認証装置は、照合対象となる生体情報に含まれる特徴量の増加を目的とする。そのため、認証装置は、テンプレート登録部209に代えて、照合部を備える構成とすることができる。照合部は、画像入力部204が入力した撮影画像から抽出する生体情報と、あらかじめ登録してある登録テンプレートとを比較して照合をおこなう。
次に、第2の実施形態の登録装置20のハードウェア構成例について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の登録装置のハードウェア構成例を示す図である。
登録装置20は、処理装置21、ディスプレイ22、キーボード23、マウス24、センサユニット50、ICカードリーダライタ25を備える。
処理装置21は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive)103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、ディスプレイ22が接続されている。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令にしたがって、画像をディスプレイ22の画面に表示させる。
入出力インタフェース106には、キーボード23、マウス24、センサユニット50、ICカードリーダライタ25が接続されている。また、入出力インタフェース106は、可搬型記録媒体110への情報の書込み、および可搬型記録媒体110への情報の読出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース106は、キーボード23、マウス24、センサユニット50、ICカードリーダライタ25、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース104は、ネットワーク9に接続されている。通信インタフェース104は、その他のコンピュータ(たとえば、認証サーバ6)との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、認証サーバ6、自動預払装置30も同様のハードウェア構成で実現できる。
なお、処理装置21は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU101を有しない構成とすることもできる。その場合、処理装置21は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体110、あるいは通信インタフェース104を介してファームウェアを書き込むことができる。このように処理装置21は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、第2の実施形態のセンサユニット50の概観について、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のセンサユニットの概観を示す図である。センサユニット50は、上面を開放した箱型の筺体58を、土台となる筺体支持部59が支持する形状である。筺体58は、利用者の手首を支持する手首支持部60と、指を支持する指支持部63、拇指丘または小指丘を支持する拇指丘/小指丘支持部61、65を備える。手首支持部60、指支持部63、拇指丘/小指丘支持部61、65は、筺体58の開放する上部の四辺を形成し、利用者の手のひらを良好に支持する。また、手首支持部60は、略U字状の形状により利用者の手首を適正姿勢に支持する。指支持部63は、2つの隆起部を有する波上であって、示指、中指、薬指をそれぞれ位置を決めて支持する。拇指丘/小指丘支持部61、65は、曲面で形成された凹形状であり、拇指丘または小指丘を支持する。センサユニット50は、これら支持部により、手のひらを適正位置に支持する。
箱型の筺体58の底面には、センシング部68と温風吹出部67が備えられる。センシング部68は、生体を撮影する第1のイメージセンサ(たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、CCD(Charge Coupled Device)センサなど)と、集光レンズと、被写体に照射する複数の近赤外線発光素子(LED:Light Emitting Diode)と、生体の温度分布を撮影する第2のイメージセンサと、を備える。近赤外線発光素子は、近赤外線を被写体方向(上方)に向けて発光する。
温風吹出部67は、ヒータとファンを備え、温風を上部開口に向けて噴き出す。ヒータは、たとえば、ニクロム線コイルなどを用いることができる。なお、手が接触する手首支持部60、指支持部63、拇指丘/小指丘支持部61、65に、手の接触部位を加温するヒータを設けるようにしてもよい。また、凹室64を形成する内壁面に、凹室内部を加温するヒータを設けるようにしてもよい。凹室内部の暖気は、凹室64により拡散が抑制され、効率的に手のひらを温める。
次に、第2の実施形態のセンサユニット50の備える機能について、図6、図7を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のセンサユニットの構成を示す図である。図7は、第2の実施形態の手のひら表面温度分布の観測例を示す図である。
センサユニット50は、制御部51、近赤外波長撮影部52、赤外波長撮影部53、駆動部54、測距部55、記憶部56、通信部57を備える。
制御部51は、各処理部を統括的に制御する。近赤外波長撮影部(第1のイメージセンサ)52は、被写体となる生体から画像情報を取得する。近赤外波長撮影部52は、被写体を連続撮影可能であって、たとえば、秒速15コマの撮影をおこなう。なお、撮影速度は、設定により変更可能としてもよい。また、撮影タイミングを時間によらず、測距部55の出力にもとづいて、被写体との距離に応じて撮影するようにしてもよい。なお、近赤外波長撮影部52は、手のひら静脈の撮影に適した構成であり、指先など、その他の生体を撮影する場合には、被写体に適した構成を採用すればよい。
近赤外波長撮影部52は、被写体となる生体(手のひら)からの近赤外線の反射光を撮影する。静脈に流れる赤血球の中のヘモグロビンは、酸素を失っていることから、このヘモグロビン(還元ヘモグロビン)は、700ナノメートル〜1000ナノメートル付近の近赤外線を吸収する性質がある。そのため、手のひらに近赤外線を当てると、静脈がある部分だけ反射が少なく、静脈の位置は、近赤外線の反射光の強弱により認識可能となる。近赤外波長撮影部52による撮影画像は、特定の光源を用いることにより特徴的な情報の抽出が容易になるが、無彩色の画像となる。
赤外波長撮影部53は、赤外光波長(一般的に7.5μm〜13μm)から手のひらの熱温度分布を撮影する。したがって、赤外波長撮影部53は、生体情報取得部位の温度測定機能を有する。撮影した手のひらの熱温度分布は、血流量の評価に用いることができるほか、ディスプレイ22の表示に用いることができる。たとえば、ディスプレイ22は、表示する手のひらの熱温度分布を表すサーモグラフ画面90(図7(1)参照)から、サーモグラフ画面91(図7(2)参照)までを表示する。この温度分布は、手のひらの温度が十分なことを把握可能にする。また、この温度分布変化は、手のひらの温度が上昇し、血流量が増加したことを把握可能にする。
駆動部54は、ヒータ電源をONにし、ファンを駆動する。すなわち、駆動部54は、手のひらに温風をあてて、手のひらを温める加温部として作用する。
測距部55は、被写体となる生体との距離を測る。測定した距離は、撮影タイミングの判定に用いられる。記憶部56は、近赤外波長撮影部52が取得した画像情報を記憶する。通信部57は、登録装置20の通信部203と接続し、登録装置20からの指示の受信、画像情報等の送信をおこなう。
このようにして、センサユニット50は、生体情報取得部位である利用者の手のひらを加温し、手のひらの静脈の血管を拡張して、血流量を増加させる。近赤外波長撮影部52は、血流量が増加した静脈像を撮影することができ、センサユニット50は、特徴量が増加した撮影画像を出力することができる。
また、センサユニット50が赤外波長撮影部53を備えることにより、登録装置20は、ディスプレイ22に手のひらの熱温度分布を表示することができる。手のひらの熱温度分布の表示は、手のひらの温度上昇までの待ち時間を利用者に納得させることができる。利用者の手のひらの温度分布と、モデルとなる手のひらの温度分布の両方を表示することで、登録装置20は、利用者の待ち時間に対する不満を、さらに軽減可能にする。
なお、手のひらの温まり具合、すなわち血流量の増大の程度は、熱温度分布が所定の基準(たとえば、手のひらの80%以上の領域で36度以上)を満たすことにより、十分な血流量があると評価してもよい。また、所定の基準は、温め開始からの温度上昇幅、温度上昇範囲、温度上昇率、またはこれらの組み合わせを用いることができる。
次に、第2の実施形態の処理装置21が実行する生体情報取得処理について図8を用いて詳細に説明する。図8は、第2の実施形態の生体情報取得処理のフローチャートである。処理装置21は、テンプレート登録時にテンプレート登録する生体情報を取得する。このとき、処理装置21が生体情報取得処理を実行して生体情報を取得する。
[ステップS11]処理装置21(画像入力部204)は、センサユニット50にテンプレート登録に用いる手のひらの静脈像を撮影した画像(撮影画像)を要求する。センサユニット50は、手のひらを撮影した撮影画像を処理装置21に応答する。処理装置21は、センサユニット50から撮影画像を取得する。
[ステップS12]処理装置21(特徴量評価部207)は、所定の画像処理により撮影画像から静脈データを抽出する。
[ステップS13]処理装置21(特徴量評価部207)は、抽出した静脈データから特徴データを生成する。
[ステップS14]処理装置21(特徴量評価部207)は、生成した特徴データに含まれる特徴量を評価する特徴量評価処理を実行する。特徴量評価処理の詳細は、図9を用いて後で説明する。
[ステップS15]処理装置21(再取得判定部208)は、特徴データに含まれる特徴量が十分か否かを判定する。特徴量が十分か否かの判定は、あらかじめ設定した閾値との比較によっておこなう。処理装置21(再取得判定部208)は、特徴量が十分でない場合にステップS16にすすみ、特徴量が十分である場合に生体情報取得処理を終了する。
[ステップS16]処理装置21(報知部202)は、手のひらの静脈像を再撮影する旨を報知する。また、処理装置21(報知部202)は、手のひらを加温する旨を報知する。また、処理装置21(報知部202)は、手のひらを温度分布の現況を報知する。
[ステップS17]処理装置21(血流量増加作用部205)は、手のひら(生体情報取得部位)の血流量を増加させる血流量増加処理を実行し、実行終了後、手のひらの静脈像の再撮影のためステップS11に戻る。血流量増加処理の詳細は、図10を用いて後で説明する。
このようにして、登録装置20は、所定の特徴量を有する生体情報を取得するので、登録テンプレートの品質が向上し、認証精度の向上に寄与する。なお、登録装置20がテンプレート登録時にテンプレート登録する生体情報を取得する場合について説明したが、認証装置(たとえば、自動預払装置30)が認証時に生体情報を取得する場合についても同様の処理をおこなうことができる。
次に、第2の実施形態の特徴量評価部207が実行する特徴量評価処理について図9を用いて詳細に説明する。図9は、第2の実施形態の特徴量評価処理のフローチャートである。特徴量評価処理は、生体情報取得処理のステップS14において実行される。
[ステップS21]特徴量評価部207は、特徴データに含まれる特徴量を、所定の評価アルゴリズムにより特徴情報の数や質を数値化する。
[ステップS22]特徴量評価部207は、計算した特徴量が第1閾値以上か否かを判定する。特徴量評価部207は、特徴量が第1閾値以上であればステップS24にすすみ、第1閾値以上でなければステップS23にすすむ。
[ステップS23]特徴量評価部207は、計算した特徴量が「過少」であると評価する。特徴量が「過少」と評価された生体情報は、所定の認証精度を担保することができないため、生体情報取得処理のステップS15において不足と判定される。
[ステップS24]特徴量評価部207は、計算した特徴量が第2閾値以上か否かを判定する。特徴量評価部207は、特徴量が第2閾値以上であればステップS26にすすみ、第2閾値以上でなければステップS25にすすむ。
[ステップS25]特徴量評価部207は、計算した特徴量が「少」であると評価する。特徴量が「少」と評価された生体情報は、所定の認証精度を担保することができないおそれがあるため、生体情報取得処理のステップS15において不足と判定される。なお、
特徴量が「少」と評価された生体情報は、生体情報の再取得においても改善が見られない場合に、利便性を考慮して許容するようにしてもよい。つまり、生体情報取得処理のステップS15において1度は、不足と判定しても、連続して不足の判定をおこなわない。
[ステップS26]特徴量評価部207は、計算した特徴量が第3閾値以上か否かを判定する。特徴量評価部207は、特徴量が第3閾値以上であればステップS28にすすみ、第3閾値以上でなければステップS27にすすむ。
[ステップS27]特徴量評価部207は、計算した特徴量が「普」であると評価して特徴量評価処理を終了する。特徴量が「普」と評価された生体情報は、所定の認証精度を担保することができるため、生体情報取得処理のステップS15において不足でないと判定される。
[ステップS28]特徴量評価部207は、計算した特徴量が「多」であると評価して特徴量評価処理を終了する。特徴量が「多」と評価された生体情報は、所定の認証精度を十分に担保することができるため、生体情報取得処理のステップS15において不足でないと判定される。
このように、特徴量評価処理は、特徴量の多寡によって、複数段階に特徴量の評価をおこなう。なお、特徴量の評価は、「適(多)」、「不適(少)」の2段階、「最適(多)」、「適(普)」、「不適(少)」の3段階、あるいはそれ以上であってもよい。
次に、第2の実施形態の血流量増加作用部205が実行する血流量増加処理について図10を用いて詳細に説明する。図10は、第2の実施形態の血流量増加処理のフローチャートである。血流量増加処理は、生体情報取得処理のステップS17において実行される。
[ステップS31]血流量増加作用部205は、温風吹出部67のヒータとファンをONする。
[ステップS32]血流量増加作用部205は、赤外波長撮影部53が撮影する手のひらの熱温度分布から、手のひらの表面温度を監視する。
[ステップS33]血流量増加作用部205は、熱温度分布が所定の基準(たとえば、手のひらの80%以上の領域で36度以上)を満たす温度上昇があるか否かを判定する。血流量増加作用部205は、所定の基準を満たす温度上昇があればステップS34にすすみ、所定の基準を満たす温度上昇がなければステップS32にもどり、手のひらの表面温度の監視を継続する。
[ステップS34]血流量増加作用部205は、温風吹出部67のヒータとファンをOFFして、血流量増加処理を終了する。
このようにして、血流量増加作用部205は、手のひらの温度が上昇するように手のひらを加温し、手のひらの血行を改善、すなわち手のひらの静脈の血流量を増加させる。
次に、第2の実施形態の手のひら静脈像の取得例と、これら手のひら静脈にもとづいて生成される登録テンプレートについて、図11から図14を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の特徴量の異なる静脈像の一例を示す図である。図12は、第2の実施形態の静脈像から抽出した特徴データの一例を示す図である。図13は、第2の実施形態の特徴量評価結果の一例を示す図である。図14は、第2の実施形態の登録テンプレートの一例を示す図である。
手のひらの静脈像(静脈パタン)の特徴量は、個人差があるうえ、環境によって変動する。静脈像80(図11(1)参照)は、静脈の分岐点が多く、また単位面積当たりの静脈の量も多く、比較的に複雑な静脈パタンを有する。このような静脈像80は、特徴量が多いと評価される。静脈像81(図11(2)参照)は、静脈の分岐点が中程度であり、また単位面積当たりの静脈の量も中程度であり、平均程度に複雑な静脈パタンを有する。このような静脈像81は、特徴量が普通と評価される。静脈像82(図11(3)参照)は、静脈の分岐点が少なく、また単位面積当たりの静脈の量も少なく、比較的に簡素な静脈パタンを有する。このような静脈像82は、特徴量が少ないと評価される。
特徴量が多いと評価される静脈像80は、季節ごとの温度変化や室温の変化などの環境変化があっても十分な認証精度を有する、環境マージンの多い静脈像であるといえる。また、特徴量が多いと評価される静脈像80は、立位や座位、あるいは心臓位置に対する相対的な腕の位置、手首の角度などの姿勢変化があっても十分な認証精度を有する、姿勢マージンの多い静脈像であるといえる。
一方、特徴量が少ないと評価される静脈像82は、わずかな環境変化で認証精度が悪化する環境マージンの少ない静脈像であるといえる。また、特徴量が少ないと評価される静脈像82は、わずかな姿勢変化で認証精度が悪化する、姿勢マージンの少ない静脈像であるといえる。
血流量増加作用部205は、特徴量が少ないと評価される静脈像82を、特徴量が普通と評価される静脈像81や特徴量が多いと評価される静脈像80に改善する。
静脈像80、静脈像81、静脈像82は、たとえば、画像処理により、0から255の256段階のグレースケールの画像情報が0と255に2値化され特徴データが生成される。特徴データ83(図12(1)参照)は、静脈像80の一部についての特徴データ生成例である。特徴データ84(図12(2)参照)は、静脈像81の一部についての特徴データ生成例である。特徴データ85(図12(3)参照)は、静脈像82の一部についての特徴データ生成例である。これら特徴データ83、特徴データ84、特徴データ85の特徴量を評価した結果が特徴量評価結果86(図13参照)である。特徴量評価結果86は、特徴データに含まれる「0」の数量、縦方向において「0」が連続する箇所の数である縦成分特徴量、横方向において「0」が2以上連続する箇所の数である横成分特徴量、縦成分特徴量と横成分特徴量の和である合計特徴量を有する。さらに、特徴量評価結果86は、合計特徴量を所定の閾値(図9における第1の閾値から第3の閾値参照)によって「少」、「普」、「多」にクラス分け評価する。
これによれば、特徴データ83を評価した評価例1は、「0」の数量が「13」、縦成分特徴量が「4」、横成分特徴量が「3」、合計特徴量が「7」である。そして、合計特徴量「7」が第3の閾値以上であるとして、特徴データ83は、特徴量が「多」の評価結果を得る。特徴データ84を評価した評価例2は、「0」の数量が「10」、縦成分特徴量が「2」、横成分特徴量が「3」、合計特徴量が「5」である。そして、合計特徴量「5」が第2の閾値以上、第3の閾値未満であるとして、特徴データ84は、特徴量が「普」の評価結果を得る。特徴データ85を評価した評価例3は、「0」の数量が「8」、縦成分特徴量が「2」、横成分特徴量が「1」、合計特徴量が「3」である。そして、合計特徴量「3」が第1の閾値以上、第2の閾値未満であるとして、特徴データ85は、特徴量が「少」の評価結果を得る。
このように評価された特徴データは、利用者を一意に識別するユーザIDと、特徴量評価のそれぞれと対応付けられて、登録テンプレート87(図14参照)に例示するように、テンプレート登録される。たとえば、ID001の利用者は、評価結果「普」、特徴データDATA0012と対応付けられる。
また、ユーザIDと対応付けられる特徴データは、1つに限らず、複数であってもよい。たとえば、ID002の利用者は、評価結果「多」、特徴データDATA0021と対応付けられる。さらに、ID002の利用者は、評価結果「普」、特徴データDATA0022と対応付けられる。
このように、評価結果の異なる特徴データを複数テンプレート登録している場合、照合時に選択するテンプレート(特徴データ)を、季節や気温など血流量の変動要因となる周囲環境条件に応じて選択するようにしてもよい。
次に、第2の実施形態の自動預払装置30の概観について、図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態の自動預払装置の概観を示す図である。
自動預払装置30は、ICカードリーダライタ31、通帳挿入口32、硬貨入出金口33、表示操作部34、紙幣入出金口35、センサユニット50を有する。ICカードリーダライタ31は、キャッシュカード(ICカード)を受け入れて、ICカードが記憶する情報を読み書きする。通帳挿入口32は、通帳を受け入れる。硬貨入出金口33は、硬貨の入出金口である。紙幣入出金口35は、紙幣の入出金口である。表示操作部34は、タッチパネル機能を有する画像表示装置であり、表示出力部として、また操作入力部として機能する。センサユニット50は、利用者の生体情報を読み取る生体情報取得部としての機能を有するとともに、利用者の血流量を増加させる血流量増加作用部としての機能を有する。
自動預払装置30は、ATMコーナ7やATMブース8に設置されていて、多くの場合、利用者は、屋外からATMコーナ7やATMブース8を訪問する。したがって、気温の低い日などにあっては、利用者の手のひらは、外気に露出し、血行が悪い場合がある。このような場合にあっても、自動預払装置30は、利用者の血流量を増加させて、利用者の生体情報を読み取るため、特徴量が増加した良好な生体情報により、安定した認証をおこなうことができる。このような自動預払装置30は、利用者の利便性の向上に寄与するとともに、認証失敗の繰り返しを防止して自動預払装置30の稼働効率を向上する。また、自動預払装置30は、自動預払装置30の顧客待ち時間を低減する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態の認証システムについて説明する。第3の実施形態の認証システムは、入退室を管理する認証システムである。図16は、第3の実施形態の認証システムの構成を示す図である。第3の実施形態として、認証システム10が手のひらの静脈を用いて認証をおこなうシステムを例示するが、これに限らず、血流量の変化により特徴量も変化する生体のその他の特徴検出部位で認証をおこなうシステムにも適用可能である。
認証システム10は、生体の特徴を認識して個人を特定して認証するシステムの1つであり、たとえば、入退室管理システムなどで入退室者の認証をおこなう。認証システム10は、入退室管理装置120、130、認証サーバ11、およびネットワーク12を含んで構成される。
認証サーバ11は、個人を識別するための識別情報と、生体認証前にあらかじめ登録される照合用情報(テンプレート)とを関連付けて記憶する。個人を識別するための識別情報は、利用者に直接的(たとえば、利用者番号)に、あるいは間接的(たとえば、カード番号)に付されたユニークなID(IDentification)である。あらかじめ登録される照合用情報は、画像情報から所定の特徴抽出アルゴリズムで特徴部を抽出した特徴情報、画像情報または特徴情報を符号化した符号化情報等である。
入退室管理装置120は、認証装置121と扉125を備える。認証装置121は、テンキー122、ICカードリーダライタ123、センサユニット124を備える。テンキー122は、暗証番号による認証を併用する場合の暗証番号の入力をおこなう。ICカードリーダライタ123は、図示しない利用者のICカードの情報を読み書きする。センサユニット124は、撮像装置を備え、利用者の手のひらを撮影する。認証装置121は、ICカードが記憶する登録テンプレートと、撮影画像とを用いて利用者の認証をおこない、扉125の開閉を制御する。
センサユニット124は、凹室124aに収容される。凹室124aは、ヒータ124cを内蔵する。ヒータ124cは、凹室124a内の空間、および手のひらを支持する支持部124bを温める。利用者は、センサユニット124に手をかざすと、凹室124a内の暖気および支持部124bによって手のひらを温められる。これにより、利用者の手のひらは、温められ、手のひらの血流量が増加する。
入退室管理装置130は、ゲートごとに扉132とセンサユニット131を備える。センサユニット131は、撮像装置を備え、利用者の手のひらを撮影する。入退室管理装置130は、ICカードが記憶する登録テンプレートと、撮影画像とを用いて利用者の認証をおこない、扉132の開閉を制御する。
センサユニット131は、センサユニット131の高さ位置を調整可能な高さ調整部133に設けられる。センサユニット131は、手のひらの高さ位置を変えて手のひらの撮影をおこなうことができる。これにより、利用者の手のひらは、利用者の心臓位置に対する相対的高さが変化する。利用者の手のひらの血流量は、手のひら位置が高い場合に減少し、低い場合に増加する。したがって、高さ調整部133は、センサユニット131の高さを下げることで、利用者の手のひらの血流量を増加させるように利用者の姿勢を変更する姿勢変更部に相当する。
なお、入退室管理装置130は、センサユニット131の設置位置の異なる複数のゲートを設け、血流量を増加させたい利用者に対して、センサユニット131の設置位置のより低いゲートへの案内をおこなうようにしてもよい。
なお、入退室管理装置130は、1つのゲートに設置位置の高さが異なる複数のセンサユニット131を設け、流量を増加させたい利用者に対して、設置位置のより低いセンサユニット131での撮影案内をおこなうようにしてもよい。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態のセンサユニットの概観について説明する。図17は、第4の実施形態のセンサユニットの概観を示す図である。第4の実施形態のセンサユニットは、手のひらを支持する角度を変更する点で、第2の実施形態のセンサユニットと異なる。
センサユニット140は、センシング部141と、センシング部支持部142と、手首支持部143と、指支持部144と、角度調整部145を備える。センシング部141は、生体を撮影する第1のイメージセンサと、集光レンズと、被写体に照射する複数の近赤外線発光素子と、生体の温度分布を撮影する第2のイメージセンサと、を備える。近赤外線発光素子は、近赤外線を被写体方向(上方)に向けて発光する。センシング部支持部142は、センシング部141を支持する。手首支持部143は、略U字状の形状により利用者の手首を適正姿勢に支持する。指支持部144は、2つの隆起部を有する波上であって、示指、中指、薬指をそれぞれ位置を決めて支持する。角度調整部145は、センシング部支持部142、手首支持部143、指支持部144の傾きを変更する。角度調整部145は、角度を−15度、0度、15度のように変更して、手のひらを後傾姿勢、水平姿勢、前傾姿勢に変更可能である。
なお、角度調整部145は、センシング部支持部142、手首支持部143、指支持部144の傾きを変更するようにしたが、これに限らず、手首支持部143、指支持部144の高さ調整によって、手のひらの姿勢を変更してもよい。
このように、センサユニット140は、利用者の手のひらの姿勢変更によって、利用者の手のひらの血流量を増加させることができる。また、このようなセンサユニット140は、座位姿勢にあるときの取り扱いに優れる。なお、センサユニット140は、テンプレート登録に用いられる場合に、認証時の姿勢に対応する姿勢に調整するようにしてもよい。たとえば、利用者が利用する認証装置における手のひらの撮影角度が15度であれば、登録時に15度を設定する。この場合、センサユニット140は、別途ヒータなど、その他の血流量増加手段を備えるようにしてもよい。
なお、センサユニット140は、姿勢変更動作の反復や、偏芯モータや超音波振動などの加振手段によるマッサージによって、利用者の手のひらの血流量を増加させるようにしてもよい。このように、センサユニット140は、利用者の手のひらへの刺激の付加によっても、利用者の手のひらの血流量を増加させることができる。また、センサユニット140は、別途ヒータを備えて、複合的に血流量の増加を図るようにしてもよい。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態の登録テンプレートについて説明する。図18は、第5の実施形態の登録テンプレートの一例を示す図である。第5の実施形態の登録テンプレートは、テンプレート登録時の生体情報取得姿勢を登録する点で、第2の実施形態の登録テンプレートと異なる。
取得姿勢は、利用者を一意に識別するユーザIDと、特徴データのそれぞれと対応付けられて、登録テンプレート88に例示するように、テンプレート登録される。たとえば、ID001の利用者は、特徴データDATA0013、取得姿勢「標準(水平)」と対応付けられる。ID002の利用者は、特徴データDATA0023、取得姿勢「前傾」と対応付けられる。ID003の利用者は、特徴データDATA0033、取得姿勢「後傾」と対応付けられる。
このように、取得姿勢がテンプレート登録されることで、認証装置は、最初から血流量が増加する姿勢により、生体情報を取得することができる。
なお、認証装置(自動預払装置30等)は、季節や気温など血流量の変動要因となる周囲環境条件を取得し、外気温が所定値以下など血流量が低下しているとみなすことができる場合など所定条件を満たす場合に、血流量増加作用部205を作用させるようにしてもよい。
なお、血流量増加作用部205は、血流量を増大させる場合だけでなく、血流量を抑制(負の方向に増加)する場合にも適用可能である。この場合、血流量増加作用部205は、たとえば、利用者の手のひらに冷気をあてたり、手のひらの位置を高くしたりする。これにより、認証装置は、認証時の生体情報の特徴量と、テンプレート登録時の生体情報の特徴量とのマッチングを図ることもできる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 生体情報取得装置
2a 血流量増加作用部
2b 生体情報取得部
2c 特徴量評価部
2d 再取得判定部

Claims (14)

  1. 対象者の血流量を増加させる血流量増加作用部と、
    前記血流量の増加に伴い特徴量が増加する生体情報を、前記対象者から取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報取得部が取得した前記生体情報の特徴量を評価する特徴量評価部と、
    前記特徴量評価部が評価した特徴量が所定の閾値に満たない場合に、前記血流量増加作用部を作用させて、前記生体情報取得部による前記生体情報の再取得をおこなうか否かを判定する再取得判定部と、
    を備えることを特徴とする生体情報取得装置。
  2. 前記血流量増加作用部は、前記対象者の前記生体情報を取得する生体情報取得部位の姿勢を変更する姿勢変更部を備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の生体情報取得装置。
  3. 前記姿勢変更部は、前記生体情報取得部位を支持する支持部の傾きを変化させることを特徴とする請求の範囲第2項記載の生体情報取得装置。
  4. 前記姿勢変更部は、前記生体情報取得部位を支持する支持部の高さを変化させることを特徴とする請求の範囲第2項記載の生体情報取得装置。
  5. 前記姿勢変更部は、前記生体情報取得部位の位置を変化させることを特徴とする請求の範囲第2項記載の生体情報取得装置。
  6. 前記血流量増加作用部は、前記生体情報取得部位に振動を加える加振部を備えることを特徴とする請求の範囲第2項記載の生体情報取得装置。
  7. 前記生体情報取得部は、前記生体情報を取得するための撮影装置を凹室内に設け、
    前記血流量増加作用部は、前記凹室内を温める加温部を備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の生体情報取得装置。
  8. 前記再取得判定部は、前記生体情報取得部位の温度を測定する温度測定部を備え、
    前記生体情報取得部位の温度測定結果にもとづいて、前記生体情報の再取得タイミングを決定することを特徴とする請求の範囲第7項記載の生体情報取得装置。
  9. 前記生体情報取得部が取得した前記生体情報にもとづく照合用情報を登録する照合用情報登録部を備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の生体情報取得装置。
  10. 前記照合用情報は、前記特徴量評価部による前記生体情報の評価を含むことを特徴とする請求の範囲第9項記載の生体情報取得装置。
  11. 前記照合用情報は、前記血流量増加作用部による作用情報を含むことを特徴とする請求の範囲第9項記載の生体情報取得装置。
  12. 前記血流量増加作用部は、前記照合用情報にもとづいて、前記対象者の血流量を増加させることを特徴とする請求の範囲第9項記載の生体情報取得装置。
  13. 前記生体情報取得部が取得した前記生体情報と、あらかじめ登録してある照合用情報とを照合する照合部を備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の生体情報取得装置。
  14. 対象者から、血流量の増加に伴い特徴量が増加する生体情報を取得し、
    取得した前記生体情報の特徴量を評価し、
    評価した前記特徴量が所定の閾値に満たない場合に、生体情報取得部位の血流量を増加させて前記生体情報の再取得をおこなう、
    ことを特徴とする生体情報取得方法。
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