JPWO2012081549A1 - コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 - Google Patents
コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2012081549A1 JPWO2012081549A1 JP2012548778A JP2012548778A JPWO2012081549A1 JP WO2012081549 A1 JPWO2012081549 A1 JP WO2012081549A1 JP 2012548778 A JP2012548778 A JP 2012548778A JP 2012548778 A JP2012548778 A JP 2012548778A JP WO2012081549 A1 JPWO2012081549 A1 JP WO2012081549A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- delay
- measurement packet
- delay measurement
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L43/00—Arrangements for monitoring or testing data switching networks
- H04L43/08—Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
- H04L43/0852—Delays
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L43/00—Arrangements for monitoring or testing data switching networks
- H04L43/10—Active monitoring, e.g. heartbeat, ping or trace-route
- H04L43/106—Active monitoring, e.g. heartbeat, ping or trace-route using time related information in packets, e.g. by adding timestamps
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L43/00—Arrangements for monitoring or testing data switching networks
- H04L43/20—Arrangements for monitoring or testing data switching networks the monitoring system or the monitored elements being virtualised, abstracted or software-defined entities, e.g. SDN or NFV
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/64—Routing or path finding of packets in data switching networks using an overlay routing layer
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L49/00—Packet switching elements
- H04L49/55—Prevention, detection or correction of errors
- H04L49/555—Error detection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/70—Routing based on monitoring results
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Cardiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
コントローラは、遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、第1スイッチに設定するとともに、遅延測定用パケットを第1スイッチに送信する。第1スイッチは、自身に設定されたフローエントリに従い、コントローラから送信された遅延測定用パケットを第2スイッチに転送する。解析モジュールは、第2スイッチから遅延測定用パケットを取得し、遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて第1スイッチと第2スイッチとの間の通信区間の遅延時間を算出する。
Description
本発明は、コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法に関し、特に、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムにおける通信経路解析方法に関する。
コンピュータネットワークにおいて、各スイッチの転送動作等を外部のコントローラによって一元的に制御する技術(オープンフロー)が、OpenFlow Consortiumによって提案されている(非特許文献1参照)。この技術に対応したネットワークスイッチ(以下、オープンフロースイッチ(OFS)と称す)は、プロトコル種別やポート番号等の詳細な情報をフローテーブルに保持し、フローの制御と統計情報の採取を行うことができる。ネットワーク内のOFSのフローテーブルは、オープンフローコントローラ(OFC)によって一元的に設定及び管理される。
図1を参照して、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムの構成及び動作を説明する。図1を参照して、本発明の関連技術によるコンピュータシステムは、オープンフローコントローラ100(以下、OFC100と称す)、複数のオープンスイッチ2−1〜2−n(以下、OFS2−1〜2−nと称す)を有するスイッチ群20、複数のホストコンピュータ3−1〜3−i(以下、ホスト3−1〜3−iと称す)を有するホスト群30を具備する。ただし、n、iは2以上の自然数である。以下、OFS2−1〜2−nを区別せずに総称する場合はOFS2と称し、ホスト3−1〜3−iを区別せずに総称する場合はホスト3と称して説明する。
OFC100は、ホスト3間の通信経路の設定や、経路上におけるOFS2に対する転送動作(中継動作)等の設定を行う。この際、OFC100は、OFS2が保持するフローテーブルに、フロー(パケットデータ)を特定するルールと、当該フローに対する動作を規定するアクションとを対応付けたフローエントリを設定する。通信経路上のOFS2は、OFC100によって設定されたフローエントリに従って受信パケットデータの転送先を決定し、転送処理を行う。これにより、ホスト3は、OFC100によって設定された通信経路を利用して他のホスト3との間でパケットデータの送受信が可能となる。すなわち、オープンフローを利用したコンピュータシステムでは、通信経路を設定するOFC100と、転送処理を行うOFS2とが分離されているため、システム全体の通信を一元的に制御及び管理することが可能となる。
図1を参照して、ホスト3−1からホスト3−iへパケット送信を行う場合、OFS2−1はホスト3−1から受け取ったパケット内にある送信先情報(ヘッダ情報:例えば宛先MACアドレスや宛先IPアドレス)を参照し、OFS2−1内部で保持しているフローテーブルから当該ヘッダ情報に適合するエントリを探す。フローテーブルに設定されるエントリの内容については、例えば非特許文献1で規定されている。
OFS2−1は、受信パケットデータについてのエントリがフローテーブルに記載されていない場合、当該パケットデータ(以下、ファーストパケットと称す)、又はファーストパケットのヘッダ情報をOFC100に転送する。OFS2−1からファーストパケットを受け取ったOFC100はパケット内に含まれている送信元ホストや送信先ホストという情報を元に経路400を決定する。
OFC100は、経路400上の全てのOFS2に対して、パケットの転送先を規定するフローエントリの設定を指示する(フローテーブル更新指示を発行)。経路400上のOFS2は、フローテーブル更新指示に応じて、自身で管理しているフローテーブルを更新する。この後OFS2は、更新したフローテーブルに従い、パケットの転送を開始することで、OFC100が決定した経路400を経由して、宛先のホスト3−iへパケットが到達するようになる。
ネットワークにおける通信経路の遅延時間を監視し、高遅延時間を有する通信経路を回避しながら経路制御することは、大規模で複雑なネットワークを効率的に運用するために有用である。しかし、上述のオープンフロープロトコルを利用したシステム(以下、OpenFlowシステムと称す)では、このような経路制御機能は既定されていない。このため、OpenFlowシステムを運用する際、通信経路の遅延時間を効率的に計算し経路制御する手法が必要となっている。
又、レガシーネットワークの経路制御を実現できるRIP(Routing Information Protocol)やOSPF(Open Shortest Path First)などのプロトコルが存在する。これらをOpenFlowシステムに適用した場合、スイッチ(OFS)にRIPやOSPFに準拠した機能を追加(ハードウェア実装、ソフトウェア実装)する必要がある。しかし、この場合、スイッチによって通信経路が設定されるため、当該システムは、オープンフロープロトコルに準拠したシステムとは言えなくなる。
更に、RIPやOSPFにはそれぞれの欠点が存在する。RIPは実装が容易であるが、ホップ数が最小の通信経路が経路最適経路として選択されるため、選択された経路は最小遅延経路とは限らない。又、OSPFを利用した場合、通信遅延が最小の通信経路が最適経路として選択されるが、実装が複雑である。OSPFはLSA(Link State Advertisement)やLSDB(Link State Database)などで経路情報交換し経路制御するため、ネットワーク機器計算リソースの消費量が大きくなるとともに、通信経路への付加負荷も大きくなる。
OpenFlow Switch Specification Version 1.0.0 (Wire Protocol 0x01) December 31, 2009
本発明の目的は、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムにおいて通信経路の遅延時間を計測することにある。
本発明の他の目的は、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムにおける高遅延通信経路を回避することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。
本発明によるコンピュータシステムは、互いに隣接する第1スイッチ及び第2スイッチ、コントローラ、解析モジュールを具備する。コントローラは、遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、第1スイッチに設定するとともに、遅延測定用パケットを第1スイッチに送信する。解析モジュールは、第1スイッチと第2スイッチとの間の通信区間の遅延時間を算出する。第1スイッチは、自身に設定されたフローエントリに従い、コントローラから送信された遅延測定用パケットを第2スイッチに転送する。解析モジュールは、第2スイッチから遅延測定用パケットを取得し、遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて通信区間の遅延時間を算出する。
本発明によるコントローラは、遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第1スイッチに隣接する第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、第1スイッチに設定するフロー制御部と、遅延測定用パケットを第1スイッチに送信する遅延測定部とを具備する。遅延測定部は、フローエントリに従うことで第1スイッチから第2スイッチに転送された遅延測定用パケットを取得し、遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて、第1スイッチと第2スイッチとの間の通信区間の遅延時間を算出する。
本発明による解析モジュールは、コントローラとは別のコントローラマネジャに搭載されても良い。この場合、複数のコントローラの管理下にあるスイッチ間の遅延時間は、コントローラマネジャによって算出される。
本発明によるコントローラやコントローラマネジャの機能は、記憶媒体に記録され、コンピュータによって実行されるプログラムによって実現される。
本発明による通信経路解析方法は、コントローラが、遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第1スイッチに隣接する第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、第1スイッチに設定するステップと、コントローラが、遅延測定用パケットを第1スイッチに送信するステップと、第1スイッチが、自身に設定されたフローエントリに従い、コントローラから送信された遅延測定用パケットを第2スイッチに転送するステップと、解析モジュールが、第2スイッチから遅延測定用パケットを取得し、遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて通信区間の遅延時間を算出するステップを具備する。
本発明によれば、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムにおける通信経路の遅延時間を計測することができる。
又、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムにおける高遅延通信経路を回避することができる。
上記発明の目的、効果、特徴は、添付される図面と連携して実施の形態の記述から、より明らかになる。
図1は、オープンフロープロトコルを利用したコンピュータシステムの構成の一例を示す図である。
図2は、本発明によるコンピュータシステムの第1の実施の形態における構成を示す図である。
図3は、本発明によるオープンフローコントローラにおいて設定される測定対象パス情報の構造の一例を示す図である。
図4は、本発明によるオープンフローコントローラにおいて設定されるフローテーブルの構造の一例を示す図である。
図5は、本発明によるオープンフローコントローラよってオープンフロースイッチに設定される遅延時間測定用フローエントリの一例を示す図である。
図6は、遅延測定用フローエントリを設定するためのフローエントリ更新メッセージの一例を示す図である。
図7は、本発明による遅延測定部の構成の一例を示す図である。
図8は、本発明に係る遅延時間情報の一例を示す図である。
図9は、本発明に係る遅延測定用パケットの一例を示す図である。
図10は、本発明によるコンピュータシステムにおける遅延時間測定動作の一例を示す図である。
図11は、本発明による最小遅延到達経路の抽出動作を示すフロー図である。
図12は、最小遅延到達経路の抽出対象となるネットワークの構成例を示す図である。
図13は、本発明による通信経路決定動作において利用される最小遅延到達経路の探索用の重みつき有向グラフの一例を示す図である。
図14は、本発明によるコンピュータシステムの第2の実施の形態における構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示す。
1.第1の実施の形態 (コンピュータシステムの構成) 本発明によるコンピュータシステムは、図1に示すシステムと同様にオープンフロー技術を利用してパケットデータの転送制御を行う。第1の実施の形態におけるコンピュータシステムでは、遅延測定用パケットを、マスタスイッチを介してスレーブスイッチに転送させ、スレーブスイッチからファーストパケットとして通知された遅延測定用パケットの受信時刻と、オープンフローコントローラから送信した時刻とを用いて当該スイッチ間の伝播時間(遅延時間)を測定する。
図2から図9を参照して、本発明によるコンピュータシステムの第1の実施の形態における構成を説明する。図2を参照して、本発明によるコンピュータシステムは、オープンフローコントローラ1(以下、OFC1と称す)、複数のオープンフロースイッチを有するスイッチ群20、複数のホスト端末3−1〜3−iを具備する。又、図2には図示していないが、スイッチ群20は、図1で示すシステムと同様に複数のオープンフロースイッチ2−1〜2−n(以下、OFS2−1〜2−n)を備える。ただし、n、iは2以上の自然数である。以下、OFS2−1〜2−nを区別せずに総称する場合はOFS2と称し、ホスト3−1〜3−iを区別せずに総称する場合はホスト3と称して説明する。
OFC1は、オープンフロー技術により、システム内におけるパケット転送に係る通信経路の構築及びパケット転送処理を制御する。ここで、オープンフロー技術とは、OFC1が、ルーティングポリシー(フローエントリ:フロー+アクション)に従い、マルチレイヤ及びフロー単位の経路情報を通信経路上のOFS4やOFVS33に設定し、経路制御やノード制御を行う技術を示す(詳細は、非特許文献1を参照)。これにより、経路制御機能がルータやスイッチから分離され、コントローラによる集中制御によって最適なルーティング、トラフィック管理が可能となる。オープンフロー技術が適用されるOFS2やOFVS33は、従来のルータやスイッチのようにパケットやフレームの単位ではなく、END2ENDのフローとして通信を取り扱う。
図2を参照して、第1の実施の形態におけるOFC1の構成の詳細を説明する。OFC1は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータによって実現されることが好適である。OFC1では、図示しないCPUが記憶装置(記録媒体)に格納されたプログラムを実行することで、図2に示すアドレス経路計算部11、フロー制御部12、及び遅延測定部13の各機能が実現される。又、OFC1は、自身が制御するスイッチ群20の位置や接続状況に関する情報(物理トポロジ情報)を位置・接続情報14として保持する。位置・接続情報14は、例えば、OFC1が制御するOFS2の全ての識別子(例えばDataPath ID:DPID)、各OFS2が有する全てのポート番号、及び各ポートに接続する他のOFS2のDPIDを有する。
経路計算部11は、位置・接続情報14を用いて遅延時間の測定対象となる通信区間を設定する。詳細には、経路計算部11は、位置・接続情報14を用いて各ホスト3間の経路を計算し、経路上の隣接する2つのOFS2の一方をマスタスイッチ、他方をスレーブスイッチとして設定し、両者の間の通信区間を遅延測定対象区間として設定する。この際、経路計算部11は、遅延測定対象区間を特定する情報を、図3に示す測定対象パス情報200として図示しない記憶装置に記録する。例えば、経路計算部11は、マスタスイッチとして設定されたOFS2のDPID(マスタ識別子201)と、スレーブスイッチとして設定されたOFS2のDPID(スレーブ識別子202)と、マスタスイッチに接続されるスレーブスイッチ宛のポート番号(MtoSポート番号203)を対応付けて測定対象パス情報200として記録する。
フロー制御部12は、Modify Flow Entry Messageによってオープンフロープロトコルに従ったスイッチ(ここではOFS2)に対してフローエントリ(ルール+アクション)の設定、変更、又は削除を行う。これにより、OFS2は、受信パケットのヘッダ情報に応じたルールに対応するアクション(例えばパケットデータの中継や破棄)を実行する。
フローエントリに設定されるルールには、例えば、TCP/IPのパケットデータにおけるヘッダ情報に含まれる、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのレイヤ1からレイヤ4のアドレスや識別子の組み合わせが規定される。例えば、レイヤ1の物理ポート、レイヤ2のMACアドレス、レイヤ3のIPアドレスやプロトコル、レイヤ4のポート番号、VLANタグ(VLAN id)のそれぞれの組み合わせがルールとして設定される。
ここで、フロー制御部12によってルールに設定されるポート番号等の識別子やアドレス等は、所定の範囲で設定されても構わない。又、宛先や送信元のアドレス等を区別してルールとして設定されルことが好ましい。例えば、MAC宛先アドレスの範囲や、接続先のアプリケーションを特定する宛先ポート番号の範囲、接続元のアプリケーションを特定する送信元ポート番号の範囲がルールとして設定される。更に、データ転送プロトコルを特定する識別子をルールとして設定してもよい。
フローエントリに設定されるアクションには、例えばTCP/IPのパケットデータを処理する方法が規定される。例えば、受信パケットデータを中継するか否かを示す情報や、中継する場合はその送信先が設定される。又、アクションとして、パケットデータの複製や、破棄することを指示する情報が設定されてもよい。
OFS2に設定される(又は設定された)フローエントリは、フロー制御部12によってフローテーブル15に記録される。図4は、本発明によるフロー制御部12において設定されるフローテーブル15の構造の一例を示す図である。フローテーブル15には、設定対象となるOFS2の識別子(例えばDPID)を示す対象装置152と設定されるフローエントリ150とが、フローエントリを特定するためのフロー識別子151に対応づけられて記録される。フローエントリ150には、ルール153及びアクション情報154が設定される。フロー制御部12は、フローテーブル15を参照することで、OFS2にどのようなフローエントリ150が設定されているかを把握することができる。又、図4には図示しないが、フローテーブル15は、対象装置152であるOFS2にフローエントリ150を設定したか否かを示す情報が含まれても良い。
本発明によるフロー制御部12は、パケット転送を制御するフローエントリをOFS2に設定するとともに、通信区間の遅延時間を測定するための遅延時間測定用フローエントリをOFS2(マスタスイッチ及びスレーブスイッチ)に設定する。詳細には、フロー制御部12は、通常、OFS2からのファーストパケットの通知(PacketIN)に応じて、当該ファーストパケットの転送や廃棄を指示するフローエントリを経路上のOFS2に設定する。又、フロー制御部12は、経路計算部11で特定された測定対象区間のマスタスイッチ及びスレーブスイッチに対し、遅延時間測定用フローエントリを設定する。
図5は、フロー制御部12によってOFS2に設定される遅延時間測定用フローエントリの一例を示す図である。図5を参照して、OFS2(マスタスイッチ)に設定される遅延時間測定用フローエントリの詳細を説明する。遅延時間測定用フローエントリには、ルール153として、マッチフィールド(Match Field)とマッチフィールドの値(Match Value)とが規定される。又、アクション情報154としてアクション(Action)とプロパティ(Property)が規定される。例えば、遅延時間測定用フローエントリには、IPヘッダフィールドのプロトコルの値を“251”、他のマッチフィールドの値を“any”としたルール153が設定される。“ANY”に設定されたエントリ項目は任意の値にマッチする。又、このとき、アクション情報154には、アクションとして“ポートへ転送(Action:Send to Port)”、プライオリティとして“優先度が最優先(Entry Priority=0xffff)、及びエントリの有効期間が無限(Idle_Time=0x0000、Hard_Time=0x0000)”が設定される。フローエントリのプライオリティを“0xffff”に指定することで、遅延測定用フローエントリは最優先に比較され、適合した場合パケットに対して所定のアクションが必ず実行される。又、“idle_time=0x0000、hard_time=0x0000”に指定され束相、遅延測定用フローエントリの生存時間は無限になる(OFS2において生存時間切りで削除されなくなる)。
ここで、アクションとして設定される転送先ポートは、フローエントリの設定対象スイッチがマスタかスレーブかによって異なる。例えば、マスタスイッチに設定する遅延時間測定用フローエントリには、測定対象パス情報200において、当該マスタスイッチに対応付けられたMtoSポート番号203(スレーブスイッチに接続するポート番号)が転送先として指定される。一方、スレーブスイッチに設定する遅延時間測定用フローエントリには、当該スレーブスイッチにおいてOFC1に接続するポート番号が転送先として指定される。
フロー制御部12は、フローエントリ更新メッセージ(Modify Flow Entry Message)によってOFS2のフローエントリを更新(設定)する。例えば、図5に示す遅延時間測定用フローエントリをOFS2(マスタスイッチ)に設定する際、図6に示すようなフローエントリ更新メッセージ(Modify Flow Entry Message)を生成し、設定対象となるOFS2(マスタスイッチ)に送信する。フローエントリ更新メッセージは、ヘッダフィールド(Header Field)、ルールフィールド(Field to Match)、アクションフィールド(Flow Action Field)を有する。図6に示すフローエントリ更新メッセージのヘッダフィールドには、本メッセージがフローエントリ更新メッセージであることを示す“Modify Flow Entry Message”が指定され、ルールフィールドにはOFS2に登録するルール153が指定される。ここでは、ルールフィールドに、IPヘッダフィールドのプロトコルが“251”であり、その他の項目が“ANY”であることが指定される。又、アクションフィールドには、OFS2に登録するアクション情報154が指定される。例えばアクションフィールドは、Command、Idle_Time、Hard_Time、Priority、Flags、Actionを含む。ここでは、Commandに、本メッセージがエントリの新規追加であることを示す“Add new Flow entry”が指定され、Idle_Time及びHard_Timeに、無期限を示す“0x0000”が指定され、Priorityに最優先を示す“0xffff”が指定され、flagsにエントリの重複確認を示す“Checking overlapping entry first”が指定され、ActionにOFC1に受信パケットを送信することを示す“Send to OFC”が指定される。
図6に示すフローエントリ更新メッセージを受けたOFS2は、IPヘッダフィールドのプロトコルが“251”をルールとし、OFC1に転送することをアクションとしたフローエントリを自身のフローテーブルに設定する。これにより、当該OFS2は、IPヘッダフィールドが“251”である受信パケット(遅延測定用パケット)をOFC1に転送することになる。
遅延測定部13は、遅延測定用パケットを生成するとともに、スイッチを介して転送された遅延測定用パケットを解析してマスタスイッチとスレーブスイッチとで形成される通信区間の遅延時間(伝播時間)を算出する。図7は、遅延測定部13の構成の一例を示す図である。図7を参照して、遅延測定部13は、遅延測定パケット発行モジュール131、遅延測定パケット解析モジュール132、パケット受信モジュール133、パケット送信モジュール134を備える。
遅延測定パケット発行モジュール131は、経路計算部11によって算出された通信区間の遅延時間(伝播時間)を測定するための遅延測定用パケットを作成する。詳細には、遅延測定パケット発行モジュール131は、測定対象パス情報200を参照して、遅延時間の測定対象の通信区間、及び当該通信区間のマスタスイッチとスレーブスイッチを特定する。そして、遅延測定パケット発行モジュール131は、遅延時間対象として特定したマスタスイッチからスレーブスイッチに転送されるように規定した遅延想定用パケットを生成する。遅延測定用パケットは、OFC1における送信時刻と受信時刻が打刻されるタイムスタンプフィールドを備える。
遅延測定用パケットは、オープンフロープロトコルに準拠したSend Packet Messageフォーマットで構成されることが好ましい。図9は、遅延測定用パケットの構造の一例を示す図である。図9を参照して、遅延測定用パケットは、ヘッダフィールド(Header Field)、アクションフィールド(Actions Field)、データフィールド(Data Field)を備える。例えば、Header Fieldには、本メッセージがOFC1からスイッチ宛のメッセージであることを示す“Packet Out Message”が指定され、Actions Fieldには、本メッセージにおけるData Fieldの内容をスレーブスイッチに接続しているポートに伝送することを示すアクション“Send Field to the M to S port connected to the Slave Switch”が指定される。
又、Data Fieldは、Etherヘッダフィールド(Ether Header)、IPヘッダフィールド(IP Header)、IPデータフィールド(IP DATA)を備える。例えば、Ether Header内のEther Typeには“0x0800(IPv4)”が指定され、IP Header内のProtocolには“251(国際標準未定義IP Protocolの1つ)”が指定される。この場合、OFC1は、Protocolの値が“251”に適合する受信パケットを遅延測定パケットとして認識する。又、スレーブスイッチは、“Protocolの値が251”をルールとする遅延測定用フローエントリに設定されたアクション(ここでは、OFC1に受信パケットを転送)を実行する。
更に、遅延測定用パケットのIP DATAフィールドには、マスタスイッチの識別子(Master Switch DPID)、スレーブスイッチの識別子(Slave Switch DPID)、当該パケットのOFC1からの送信時間が打刻されるタイムスタンプ(Packet Out Timestamp)、当該パケットのOFC1の受信時間が打刻されるタイムスタンプ(Packet In Timestamp)が指定される。
IP DataフィールドのMaster Switch DPIDには、OFC1から転送された遅延測定用パケットの宛先となるOFS2(マスタスイッチ)のDPIDが指定される。又、Slave Switch DPIDには、マスタスイッチから転送される遅延測定用パケットを受信し、OFC1にPacket−In Message(ファーストパケット)を送るOFS2(スレーブスイッチ)のDPIDが指定される。MtoS portフィールドにはSlave Switchに接続するMaster Switchのポート番号を指定する。 このため、Master Switch DPID及びSlave Switch DPIDには、測定対象パス情報200によって特定されるマスタ識別子201及びスレーブ識別子202が指定される。
Packet Out Timestampには遅延測定用パケット作成時のUTC(Universal Time, Coordinated)がマイクロ秒単位で指定される。Packet In Timestampは、OFC1において遅延測定用パケットを受信した時にUTCが記録される領域である。このため、遅延測定パケット作成時は、Packet In Timestampには“0x00000000”が指定される。尚、Packet Out Timestampは、OFC1から遅延測定用パケットが送信される時にUTCが記録される領域としても良い。この場合、Packet Out Timestampには、“0x00000000”が指定される。
遅延測定用パケットは、パケット送信モジュール134によって、セキュアチャネルネットワーク4を介してマスタスイッチに送信される。又、セキュアチャネルネットワーク4を介してスレーブスイッチからOFC1宛てに転送された遅延測定用パケットはパケット受信モジュール133によって受信され、遅延測定パケット解析モジュール132に転送される。この際、パケット受信モジュール133は、遅延測定用パケットの受信時刻を遅延測定用パケット内のPacket Out Timestampに打刻する。又、パケット送信モジュール134は、Packet Out Timestampに“0x00000000”が指定されている場合、当該領域に送信時刻を打刻してもよい。
遅延測定パケット解析モジュール132は、パケット受信モジュール133によって受信されたパケット遅延測定用パケットのタイムスタンプに基づいて、当該パケットが通過した区間の遅延時間を算出する。詳細には、遅延測定パケット解析モジュール132は受信パケットのIP HeaderのProtocol、又はIP DataのMaster Switch DPID及びSlave Switch DPIDを参照して当該パケットが遅延測定用パケットであるか否かを判別する。例えば、遅延測定パケット解析モジュール132は、フローテーブル15を参照して、遅延測定用フローエントリに設定されたルールや設定対象スイッチと適合する受信パケットを遅延測定用パケットとして判断する。具体的には、遅延測定パケット解析モジュール132は、遅延測定用フローエントリのルールとして設定されたIP HeaderのProtocolが“251”の受信パケットを遅延測定用パケットであると判断する。あるいは、遅延測定パケット解析モジュール132は、遅延測定用フローエントリに設定されたマスタスイッチ及びスレーブスイッチとIP DataのMaster Switch DPID及びSlave Switch DPIDとが一致する受信パケットを遅延測定用パケットと判断する。
遅延測定パケット解析モジュール132は、遅延測定用パケットのPacket Out Timestampに記録された時刻からPacket In Timestampに記録された時刻の期間を測定対象区間の遅延時間として算出する。図8を参照して、遅延測定パケット解析モジュール132によって算出された遅延時間301は、測定区間を示す情報(例えばマスタ識別子201及びスレーブ識別子202)に対応付けられ、遅延時間情報300として記憶装置(図示なし)に記録される。この際、測定区間を示す情報(例えばマスタ識別子201及びスレーブ識別子202)は、パケット内のIP DataのMaster Switch DPID及びSlave Switch DPIDから取得され得る。
尚、上述のDPID、Send Packet Message、Modify Flow Entry Messageは、OpenFlow Switch Specification version1.0.0(非特許文献1)によって規定されることが好ましい。
(遅延時間測定方法) 次に、図10を参照して、隣接する2つのスイッチ間の通信区間における遅延時間(伝送時間)の測定動作について詳細に説明する。図10は、本発明によるコンピュータシステムにおける遅延時間測定動作の一例を示す図である。ここでは、OFS2−1をマスタノード、OFS2−2をスレーブノードとしたときのOFS2−1とOFS2−2の間の遅延時間の測定動作について説明する。
先ず、OGFC1において、遅延時間の測定対象となる区間(測定対象区間)の設定が行われる(ステップS101)。ここでは、OFS2−1とOFS2−2との間が測定対象区間として設定され、OFS2−1がマスタスイッチ、OFS2−2がスレーブスイッチに設定される。測定対象の設定方法の詳細については、「最小遅延到達経路の抽出方法」において説明する。
続いて、OFC1は、遅延測定用フローエントリをOFS2−1、OFS2−2に設定する(ステップS101〜S105)。詳細には、OFC1は、マスタスイッチに対して遅延測定用フローエントリを設定するためのフローエントリ更新メッセージをOFS2−1に送信する(ステップS102)。OFS2−1は、この更新メッセージに応じて自身のフローテーブルを更新する(ステップS104)。これにより、OFS2−1は、設定された遅延測定用フローエントリのルールに適合する受信パケットを、スレーブスイッチであるOFS2−1に転送するように制御される。又、OFC1は、スレーブスイッチに対して遅延測定用フローエントリを設定するためのフローエントリ更新メッセージをOFS2−2に送信する(ステップS103)。OFS2−2は、この更新メッセージに応じて自身のフローテーブルを更新する(ステップS105)。これにより、OFS2−2は、設定された遅延測定用フローエントリのルールに適合する受信パケットを、OFC1に転送するように制御される。尚、遅延測定用フローエントリを登録したOFS2は、登録結果をOFC1に返信する。OFC1は登録結果を解析し、登録失敗の場合は再登録要求を発行する。
OFC1は、遅延測定用パケットを生成し、マスタスイッチとして設定したOFS2−1に送信する(ステップS106、S107)。ここでは、ステップS102、S103において遅延測定用フローエントリに設定したルールを含むパケットが遅延測定用パケットとしてOFS2−1に送信される。OFC1は、遅延測定用パケットを生成するとき、あるいはOFS2−1に送信するときに、当該パケットに送信時刻を打刻する。
OFS2−1は、受信パケットが自身に設定された遅延測定用フローエントリに適合する場合、当該パケット(遅延測定用パケット)を、当該エントリにおいて転送先として設定されたOFS2−2(スレーブスイッチ)に転送する(ステップS108)。OFS2−2は、受信パケットが自身に設定された遅延測定用フローエントリに適合する場合、当該パケット(遅延測定用パケット)を、当該エントリにおいて転送先として設定されたOFC1に転送する(ステップS109)。
OFC1は、遅延測定用パケットを受信すると当該遅延測定用パケットを解析してOFS2−1とOFS2−2間の遅延時間を算出する(ステップS110)。詳細には、OFC1は、遅延測定用パケットの受信時において当該パケットのタイムスタンプフィールドに受信時刻を打刻する。OFC1は、遅延測定用パケットに打刻された送信時刻と受信時刻との差により遅延時間301を算出し、当該パケットに指定されたマスタ識別子201及びスレーブ識別子202と対応付けて遅延時間情報300として記録する。
以上のような動作により、2つの隣接するOFS2間の遅延時間を測定することができる。尚、本実施の形態では、遅延測定用パケットがOFC1から出て通信区間経由でOFC1に到着までの時間が遅延時間301として測定される。
(最小遅延到達経路の抽出方法) 本発明によるコンピュータシステムでは、上述のように取得された遅延時間情報300を利用することで、2つのノードを結ぶ複数の通信経路の中から最も遅延時間の小さな経路(最小遅延到達経路)を抽出(選択)することが可能となる。図11から図13を参照して、本発明による最小遅延到達経路の抽出方法について説明する。
図11は、本発明による最小遅延到達経路の抽出動作を示すフロー図である。図12は、最小遅延到達経路の抽出対象となるネットワークの構成を示す一例である。ここでは、1つのOFC1によって管理される5つのOFS2−1〜OFS2−5を備えたシステムが例示され、OFS2−1(DPID 1)とOFS2−5(DPID 5)との間の最小遅延到達経路を抽出する方法について説明する。以下では、OFS2−1(DPID 1)とOFS2−5(DPID 5)との間の経路を“通信経路”と称し、通信経路に含まれる、隣接する2つのOFS2間の経路を“通信区間”と称して説明する。
図11、図12を参照して、OFC1の経路計算部11は、トポロジ探知によって探知されたOFS2−1〜2−5の接続状態を把握し、ノード間(ここではOFS2−1とOFS2−5との間)の通信経路を、位置・接続情報14を利用して算出する。ここでは、図12の点線で示す接続状態及び接続先のポート番号が判明し、以下に示す通信経路(PathA〜PathH)が算出される。
PathA:OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathB:OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−1,OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathC:OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−1,OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathD:OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−1,OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathE:OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathF:OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−1,OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathG:OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−1,OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathH:OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5
次に経路計算部11は、最小遅延到達経路の候補を絞り込む(ステップS202)。例えば、経路計算部11は、通信経路(PathA〜PathH)のそれぞれに含まれる通信区間を順不同とした非順序集合として候補の絞り込みを行う。
詳細には、経路計算部11は、他の通信経路を包含する通信経路がある場合、当該通信経路を最小遅延到達経路の候補から外す。ここでは、PathB、Cは、PathAを包含するため候補から外す。又、PathDは、PathEを包含するため候補から外す。更にPathF、GはPathHを包含するため候補から外す。これにより、最小遅延到達経路の候補として以下の3つの通信経路が残る。PathA:OFS2−1→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathE:OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5PathH:OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5 尚、絞り込んだ候補に含まれる通信区間を順不同の非順序集合とし、候補の中で等しい通信経路が複数ある場合、経路計算部11は、そのうちのいずれか1つを最小遅延到達経路候補として残す。
次に、経路計算部11は、最小遅延到達経路候補において測定対象とする通信区間を設定する(ステップS203)。例えば、経路計算部11は、最小遅延到達経路候補のすべての経路に共通の通信区間の遅延時間を“0”と擬制することで当該通信区間を遅延時間の測定対象から外し、他の通信区間を遅延時間の測定対象区間として設定する。ここでは、全ての候補に共通の通信区間(OFS2−4→OFS2−5)の遅延時間が“0”に擬制され、他の通信区間(OFS2−1→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4)が遅延時間の測定対象として設定される。
経路計算部11は、測定対象として設定した通信区間のOFS2のソース側をマスタスイッチ、デスティネイション側をスレーブスイッチに設定し、M to Sポート番号203とともに測定対象パス情報200として記録する。例えば、通信区間“OFS2−1→OFS2−2”の場合、ソース側のOFS2−1がマスタスイッチとして設定されOFS2−2がスレーブスイッチとして設定される。この場合、OFS2−1のDPID“DPID 1”がマスタ識別子201として登録され、OFS2−2のDPID“DPID 2”がスレーブ識別子202として登録される。又、OFS2−2に接続するOFS2−1側のポート番号“Port1”がM to Sポート番号203として登録される。他の通信区間も同様に測定対象パス情報200として記録される。
遅延時間の測定対象となる通信区間が設定されると、OFC1は当該通信区間の遅延時間を測定する(ステップS204)。遅延時間の測定方法の詳細は、図10を参照した「遅延時間測定方法」で説明したとおりである。ここでは、通信区間(OFS2−1→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4)のそれぞれの遅延時間301が測定される。
ここで通信区間“OFS2−1→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−3,OFS2−3→OFS2−4,OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4”の遅延時間301をそれぞれ“DT14、DT13、DT34、DT12、DT24”とし、通信区間“OFS2−4→OFS2−5”の遅延時間301を“DT45=0”とする。
全ての測定対象区間の遅延時間の測定が完了すると、遅延測定パケット解析モジュール132は、最小遅延到達経路の候補の遅延時間を計算し、最小遅延到達経路を特定する(ステップS205)。詳細には、先ず、遅延測定パケット解析モジュール132は、最小遅延到達経路の候補の通信経路に含まれるすべての通信区間の遅延時間の合計し、当該通信経路の遅延時間として算出する。本実施例の場合、通信経路“PathA”の遅延時間“D_PathA”は“DT14+DT45”、通信経路“PathE”の遅延時間“D_PathE”は“DT13+DT34+DT45”、通信経路“PathH”の遅延時間“D_PathH”は“DT12+DT24+DT45”となる。ここで、DT45=0と擬制するため、通信経路“PathA”の遅延時間“D_PathA”は“DT14”、通信経路“PathE”の遅延時間“D_PathE”は“DT13+DT34”、通信経路“PathH”の遅延時間“D_PathH”は“DT12+DT24”となる。
そして、遅延測定パケット解析モジュール132は、算出した通信経路の遅延時間を比較し、最小の遅延時間の通信経路を、2つのノード間の最小遅延到達経路として特定する。例えば、D_PathA>D_PathE>D_PathHである場合、“PathH:OFS2−1→OFS2−2,OFS2−2→OFS2−4,OFS2−4→OFS2−5”が最小遅延到達経路として特定される。尚、最小遅延到達経路候補から最小遅延到達経路を計算するアルゴリズムとして、ダイクストラ法を利用してもよい。ダイクストラ法の入力は最小遅延到達経路候補で構成される重み付き有向グラフであり、その出力は2頂点対最小遅延到達経路である。本実施例の場合は、最小遅延到達経路の探索用の重みつき有向グラフは図13のように表現される。
図11に示す一例では、遅延時間の測定対象区間の絞り込みを行った後に、遅延時間測定用フローエントリを設定しているが、これに限らない。例えば、トポロジ探知によってOFS2が検出される都度、当該OFS2を含む通信区間を特定し、遅延時間測定用フローエントリを設定してもよい。ただし、遅延測定対象となる通信区間を特定した後に遅延時間測定用フローエントリを設定する方が、OFC1における処理負荷を低減するとともに最小遅延到達経路の特定時間を短縮することができる。
以上のように、本発明によるコンピュータシステムでは、オープンフロープロトコルを利用した遅延測定用フローエントリの設定による遅延測定用パケットの転送制御によって、隣接する2つのOFS2の通信区間の遅延時間を測定することができる。これにより、2つのノード間における通信経路のうち、最も遅延時間の小さな経路(最小遅延到達経路)を特定することが可能となる。すなわち、本発明によれば、オープンフロープロトコルを利用したシステムにおいて、自動的に通信遅延時間が算出され、高遅延通信経路を回避しながら経路制御することが可能となる。
又、本発明では、OFC1以外の構成(例えばOFS2)は、従来のオープンフロープロトコル(例えばOpenFlow Switch Specification version1.0によって規定されるプロトコル)を利用した構成をそのまま利用しつつ最小遅延経路を特定することが可能となる。すなわち、オープンフロースイッチに新たな機能追加(ハードウェア実装、ソフトウェア実装)することなくオープンフローコントローラに実装されたソフトウェアを変更するだけで、本発明による機能を実現できる。
更に、本発明では、オープンフロープロトコルを利用して、計算量の大きい最小遅延到達経路の特定をOFC1で一元的に行っているため、遅延時間測定に係る負荷を通信経路上のOFS2に与えることはない。
更に、OFS2間を転送させる遅延測定用パケットはIPパケットであるため、OFS2間にレガシーネットワークが存在する場合でも本発明を適用できる。
2.第2の実施の形態 第1の実施の形態では、1台のOFC1に管理された配下ネットワーク内における任意の2つのOFS2間の最小遅延到達経路を探索・計算した場合の動作を説明した。第2の実施の形態では、複数のOFCのそれぞれが管理するネットワーク間の任意の2つのOFS2間における最小遅延到達経路を探索するコンピュータシステムについて説明する。
図14は、本発明によるコンピュータシステムの第2の実施の形態における構成を示す図である。図14を参照して、第2の実施の形態におけるコンピュータシステムは、オープンフローコントローラマネジャ10(OFCマネジャ10)、複数のOFC1’(ここでは一例として2つのOFC1’−1、1’−2)を具備する。以下では、OFC1’−1、1’−1を区別せずに説明する場合、OFC1’と称す。又、OFC1’−1、1’−2の配下のネットワーク構成は、第1の実施の形態と同様であるが、それぞれの構成に付される符号には、OFC1’と同様な追番を付して説明する。
第2の実施の形態におけるシステムでは、第1の実施の形態と同様な経路計算部11、位置・接続情報14、及び遅延測定パケット解析モジュール132は、OFCマネジャ10に搭載され、OFC1’には搭載されない。又、OFCマネジャ10は、OFC1’に対して遅延時間測定用のフローエントリの設定要求を行う測定要求部16を更に具備する。測定要求部16は、記憶装置(記録媒体)に記録され、図示しないCPUによって実行されるプログラムによって実現される。
第2の実施の形態における経路計算部11は、スイッチ群20−1、20−2の任意の2つのノード(例えば2つのOFS2)の間の通信経路を算出し、遅延時間の測定対象となる隣接する2つのOFS2間の通信区間を特定する。第2の実施の形態における2つのスイッチ群20−1、20−2は互いに通信可能に接続されているため、2つのスイッチ群20−1、20−2を跨ぐ通信区間が遅延時間の測定対象区間として設定され得る。
第2の実施の形態におけるOFC1’は、第1の実施の形態と同様なフロー制御部12、フローテーブル15、及び遅延測定パケット解析モジュール132を搭載しない遅延測定部13’を具備する。第2の実施の形態におけるフロー制御部12は、経路計算部11によって設定された測定対象パス情報200に基づいた遅延時間測定用フローエントリを自身が配下とするOFS2に設定する。この際、フロー制御部12は、設定対象のOFS2がマスタスイッチとして設定されている場合、「遅延測定用パケットをスレーブスイッチに転送する」ことをアクションとする遅延時間測定用フローエントリを当該OFS2に設定し、設定対象のOFS2がスレーブスイッチとして設定されている場合、「受信した遅延測定用パケットを自身が属するOFC1に転送する」ことをアクションとする遅延時間測定用フローエントリを当該OFS2に設定する。OFS2に設定されたフローエントリは、フローテーブルに記録される。これにより、OFC1’は、自身が管理するスイッチ群20に設定したフローエントリを管理することができる。
遅延測定部13’は、第1の実施の形態と同様に遅延測定用パケットを生成し、自身が管理するスイッチ群20のうちマスタスイッチとして設定されたOFS2に転送する。又、遅延測定部13’は、遅延測定用パケットの生成時又は転送時に送信時刻を打刻し、OFS2から転送された遅延測定用パケットを受信した場合、受信時刻を当該パケットに打刻する。遅延測定部13’は、受信時刻を打刻した遅延測定用パケットをOFCマネジャ10に転送する。
OFCマネジャ10の遅延測定パケット解析モジュール132は、OFC1’から取得した遅延測定用パケットの送信時刻及び受信時刻との差を、当該パケットに指定されたマスタスイッチとスレーブスイッチとの間の通信区間の遅延時間として算出する。又、遅延測定パケット解析モジュール132は、第1の実施の形態と同様に、測定した通信区間の遅延時間を用いて、2つのノード間の通信経路における遅延時間を求め、最小遅延到達経路を特定する。例えば、OFC1’−1からの送信された遅延測定用パケットがOFC1’−2によって受信された場合、当該パケットには、マスタスイッチ側のOFC1’−1によって送信時刻が打刻され、スレーブスイッチ側のOFC1’−2によって受信時刻が打刻される。OFCマネジャ10は、OFC1’−2から通知された遅延測定用パケットに打刻された時刻に基づいて、2つのスイッチ群20−1、20−2を跨いで隣接するOFS2−1、2−2の通信区間の遅延時間を算出することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、異なるOFC1’によって管理されるネットワークを跨ぐ2つのノード間の通信経路の中から最小遅延到達経路を特定することが可能となる。その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。尚、OFCマネジャ10は、複数のOFC1’のいずれか1つに搭載されていても良い。又、OFC1’には、自身が管理するスイッチ群20内に限定して通信区間の遅延時間を測定し、最小遅延到達経路を特定する遅延測定パケット解析モジュール132を備えても良い。この場合、OFCマネジャ10の遅延測定パケット解析モジュールは、複数のネットワーク(スイッチ群20)を跨ぐノード間の最小遅延到達経路の特定や、通信区間の遅延計算を行うときのみに使用されることなる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。例えば、上述の実施例では、マスタスイッチのみならずスレーブスイッチにも遅延時間測定用フローエントリを設定していたが、スレーブスイッチへの設定を省略してもよい。この場合、OFS2(マスタスイッチ)から遅延測定用パケットを受け取ったOFS2(スレーブスイッチ)は、オープンフロープロトコルに従って、フローエントリに適合しない当該パケットをファーストパケットとしてOFC1に通知する(PacketIN)。OFC1は、OFS2から通知されたファーストパケットの受信時刻を当該パケットに打刻して解析することで通信区間の遅延時間を算出することができる。
又、上述の実施の形態では、OFCからの送信時刻とOFCにおける受信時刻との差によって通信区間の遅延時間を算出したが、算出方法はこれに限らず、パケットに打刻された送信時刻及び受信時刻を利用すれば他のアルゴリズムによっても算出できる。更に、上述の実施の形態では、OFCによって送信時刻と受信時刻の打刻が行われているがこれに限らず、マスタスイッチにおいて送信時刻が打刻され、スレーブスイッチにおいて受信時刻が打刻されても良い。例えば、OFSにパケットへの打刻機能を追加し、マスタスイッチに設定する遅延時間測定用フローエントリのアクションとして送信時刻の打刻を追加し、スレーブスイッチに設定する遅延時間測定用フローエントリのアクションとして受信時刻(又はOFCへの送信時刻)の打刻を追加する。これにより、セキュアチャネルネットワーク4を介したOFC1(OFC1’)とOFS2との間における遅延時間を排除した通信区間の遅延時間や最小遅延到達経路を算出できる。更に、送信時刻や受信時刻の打刻位置はこれに限らず、他の組み合わせでも良い。例えばマスタスイッチにおいて送信時刻が打刻され、OFCにおいて受信時刻が打刻されても良いし、OFCにおいて送信時刻が打刻され、スレーブスイッチにおいて受信時刻が打刻されても良い。
尚、本出願は、日本出願番号2010−277399に基づき、日本出願番号2010−277399における開示内容は引用により本出願に組み込まれる。
Claims (30)
- 互いに隣接する第1スイッチ及び第2スイッチと、
遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定するとともに、前記遅延測定用パケットを前記第1スイッチに送信するコントローラと、
前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間の通信区間の遅延時間を算出する解析モジュールと
を具備し、
前記第1スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記コントローラから送信された前記遅延測定用パケットを前記第2スイッチに転送し、
前記解析モジュールは、前記第2スイッチから前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記コントローラは、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定し、
前記第2スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットを前記コントローラに転送し、
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記第2スイッチは、自身に設定されたフローエントリのルールに適合しない受信パケットをファーストパケットとして前記コントローラに転送し、
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記コントローラは、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記第1スイッチに送信し、前記第2スイッチから受信した前記遅延測定用パケットに受信時刻を打刻し、
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、自身への転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定する他のコントローラを更に具備し、
前記第2スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットを前記他のコントローラに転送し、
前記解析モジュールは、前記他のコントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項5に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記コントローラは、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記遅延測定用パケットを前記第1スイッチに送信し、
前記他のコントローラは、前記第2スイッチから受信した前記遅延測定用パケットに受信時刻を打刻し、
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記第1スイッチは、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記第2スイッチに送信し、
前記第2スイッチは、前記遅延測定用パケットの受信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻し、
前記解析モジュールは、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項2に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記コントローラは、
前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記第2スイッチへの転送動作、及び前記遅延測定用パケットへの送信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定し、
前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作、及び前記遅延測定用パケットへの受信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定し、
前記第1スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記コントローラから送信された前記遅延測定用パケットに前記送信時刻を打刻して前記第2スイッチに転送し、
前記第2スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットに前記受信時刻を打刻して前記コントローラに転送し、
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項5に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記コントローラは、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記第2スイッチへの転送動作、及び前記遅延測定用パケットへの送信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定し、
前記他のコントローラは、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作及び、前記遅延測定用パケットへの受信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定し、
前記第1スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記コントローラから送信された前記遅延測定用パケットに前記送信時刻を打刻して前記第2スイッチに転送し、
前記第2スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットに前記受信時刻を打刻して前記コントローラに転送する
前記解析モジュールは、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コンピュータシステム。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記遅延測定用パケットを転送するためのフローエントリのルールとして、IP(Internet
Protocol)ヘッダフィールドにおけるプロトコルが規定され、
前記第1スイッチは、受信パケットのIPヘッダフィールドにおけるプロトコルが、自身に設定された前記フローエントリのルールに適合している場合、前記受信パケットのヘッダ情報における他のレイヤの内容に関わらず、前記受信パケットを前記第2スイッチに転送する
コンピュータシステム。 - 請求項1から10のいずれか1項に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを含む複数のスイッチを更に具備し、
前記解析モジュールは、前記複数のスイッチのうちの2つのスイッチ間に形成される複数の通信経路のそれぞれに含まれる、隣接する2つのスイッチ間の通信区間の遅延時間を、前記遅延時間測定用パケットを利用して測定することによって、前記複数の通信経路のそれぞれの遅延時間を算出し、前記複数の通信経路のうち、遅延時間の最も小さい通信経路を最小遅延到達経路として特定する
コンピュータシステム。 - 請求項11に記載のコンピュータシステムにおいて、
前記複数の通信経路のそれぞれは、隣接する2つのスイッチによって構成される通信区間を少なくとも1つ有し、
前記解析モジュールは、前記複数の通信経路の全てに共通する通信区間の遅延時間を0に設定し、他の通信区間を、前記遅延測定用パケットを利用した遅延時間の測定対象として設定する
コンピュータシステム。 - 遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第1スイッチに隣接する第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定するフロー制御部と、
前記遅延測定用パケットを前記第1スイッチに送信する遅延測定部と
を具備し、
前記遅延測定部は、前記フローエントリに従うことで前記第1スイッチから前記第2スイッチに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの間の通信区間の遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項13に記載のコントローラにおいて、
前記フロー制御部は、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定し、
前記遅延測定部は、前記フローエントリに従うことで前記第2スイッチから転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項13に記載のコントローラにおいて、
前記遅延測定部は、自身に設定されたフローエントリのルールに適合しない受信パケットとして前記第2スイッチから転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項13から15のいずれか1項に記載のコントローラにおいて、
前記遅延測定部は、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記第1スイッチに送信し、前記第2スイッチから受信した前記遅延測定用パケットに受信時刻を打刻し、前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項14に記載のコントローラにおいて、
前記フロー制御部は、
前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記第2スイッチへの転送動作、及び前記遅延測定用パケットへの送信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定し、
前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作、及び前記遅延測定用パケットへの受信時刻の打刻をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定し、
前記第1スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記コントローラから送信された前記遅延測定用パケットに前記送信時刻を打刻して前記第2スイッチに転送し、
前記第2スイッチは、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットに前記受信時刻を打刻して前記コントローラに転送し、
前記遅延測定部は、前記第2スイッチから転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項13から17のいずれか1項に記載のコントローラにおいて、
前記遅延測定部は、複数のスイッチのうちの2つのスイッチ間に形成される複数の通信経路のそれぞれに含まれる、隣接する2つのスイッチ間の通信区間の遅延時間を、前記遅延時間測定用パケットを利用して測定することによって、前記複数の通信経路のそれぞれの遅延時間を算出し、前記複数の通信経路のうち、遅延時間の最も小さい通信経路を最小遅延到達経路として特定する
コントローラ。 - 請求項18に記載のコントローラにおいて、
前記遅延測定部は、前記複数の通信経路の全てに共通する通信区間の遅延時間を0に設定し、他の通信区間の遅延時間を、前記遅延測定用パケットを利用して測定し、前記複数の通信経路のそれぞれの遅延時間を算出する
コントローラ。 - 請求項1から12のいずれか1項に記載の解析モジュールを備えるコントローラマネジャ。
- コンピュータによって実行されることで、請求項13から19のいずれか1項に記載のコントローラの機能を実現するプログラムが記録された記録媒体。
- コンピュータによって実行されることで、請求項20に記載のコントローラマネジャの機能を実現するプログラムが記録された記録媒体。
- コントローラが、遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、第1スイッチに隣接する第2スイッチへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第1スイッチに設定するステップと、
前記コントローラが、前記遅延測定用パケットを前記第1スイッチに送信するステップと、
前記第1スイッチが、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記コントローラから送信された前記遅延測定用パケットを前記第2スイッチに転送するステップと、
解析モジュールが、前記第2スイッチから前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出するステップと
を具備する
通信経路解析方法。 - 請求項23に記載の通信経路解析方法において、
前記コントローラが、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、前記コントローラへの転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定するステップと、
前記第2スイッチが、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットを前記コントローラに転送するステップと、
を更に具備し、
前記通信区間の遅延時間を算出するステップは、前記解析モジュールが、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記遅延時間を算出するステップを備える
通信経路解析方法。 - 請求項23に記載の通信経路解析方法において、
前記第2スイッチが、自身に設定されたフローエントリのルールに適合しない受信パケットをファーストパケットとして前記コントローラに転送するステップを更に具備し、
前記通信区間の遅延時間を算出するステップは、前記解析モジュールが、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記遅延時間を算出するステップを備える
通信経路解析方法。 - 請求項23から25のいずれか1項に記載の通信経路解析方法において、
前記コントローラが、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記第1スイッチに送信するステップと、
前記コントローラが、前記第2スイッチから受信した前記遅延測定用パケットに受信時刻を打刻するステップと
を更に具備し、
前記通信区間の遅延時間を算出するステップは、前記解析モジュールが、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出するステップを備える
通信経路解析方法。 - 請求項23に記載の通信経路解析方法において、
他のコントローラが、前記遅延測定用パケットのヘッダ情報をルールとし、自身への転送動作をアクションとしたフローエントリを、前記第2スイッチに設定するステップと、
前記第2スイッチが、自身に設定された前記フローエントリに従い、前記第1スイッチから送信された前記遅延測定用パケットを前記他のコントローラに転送するステップと
を更に具備し、
前記通信区間の遅延時間を算出するステップは、前記解析モジュールが、前記他のコントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された時刻を用いて前記通信区間の遅延時間を算出するステップを備える
通信経路解析方法。 - 請求項27に記載の通信経路解析方法において、
前記コントローラが、前記遅延測定用パケットの送信時刻を前記遅延測定用パケットに打刻した後に、前記遅延測定用パケットを前記第1スイッチに送信するステップと、
前記他のコントローラが、前記第2スイッチから受信した前記遅延測定用パケットに受信時刻を打刻するステップを更に具備し、
前記通信区間の遅延時間を算出するステップは、解析モジュールが、前記コントローラに転送された前記遅延測定用パケットを取得し、前記遅延測定用パケットに打刻された前記送信時刻と前記受信時刻とを用いて前記通信区間の遅延時間を算出するステップを備える
通信経路解析方法。 - 請求項23から28のいずれか1項に記載の通信経路解析方法において、
前記解析モジュールが、前記複数のスイッチのうちの2つのスイッチ間に形成される複数の通信経路のそれぞれに含まれる、隣接する2つのスイッチ間の通信区間の遅延時間を、前記遅延時間測定用パケットを利用して測定するステップと、
前記解析モジュールが、測定した前記通信区間の遅延時間を利用して前記複数の通信経路のそれぞれの遅延時間を算出するステップと、
前記解析モジュールが、算出して通信経路の遅延時間を比較し、前記複数の通信経路のうち、遅延時間の最も小さい通信経路を最小遅延到達経路として特定するステップと
を更に具備する
通信経路解析方法。 - 請求項29に記載の通信経路解析方法において、
前記遅延時間測定用パケットを利用して遅延時間を測定するステップは、前記解析モジュールが、前記複数の通信経路の全てに共通する通信区間の遅延時間を0に設定し、他の通信区間の遅延時間を、前記遅延測定用パケットを利用した測定対象として設定するステップを備える
通信経路解析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012548778A JP5522495B2 (ja) | 2010-12-13 | 2011-12-12 | コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010277399 | 2010-12-13 | ||
JP2010277399 | 2010-12-13 | ||
JP2012548778A JP5522495B2 (ja) | 2010-12-13 | 2011-12-12 | コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 |
PCT/JP2011/078697 WO2012081549A1 (ja) | 2010-12-13 | 2011-12-12 | コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2012081549A1 true JPWO2012081549A1 (ja) | 2014-05-22 |
JP5522495B2 JP5522495B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=46244648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012548778A Expired - Fee Related JP5522495B2 (ja) | 2010-12-13 | 2011-12-12 | コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130258898A1 (ja) |
EP (1) | EP2654254B1 (ja) |
JP (1) | JP5522495B2 (ja) |
CN (1) | CN103262472B (ja) |
WO (1) | WO2012081549A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016225783A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | Necエンジニアリング株式会社 | 仮想ネットワークシステムおよび仮想ネットワーク経路設定方法 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8924787B2 (en) * | 2012-01-24 | 2014-12-30 | Nec Laboratories America, Inc. | Network debugging |
US8844032B2 (en) * | 2012-03-02 | 2014-09-23 | Sri International | Method and system for application-based policy monitoring and enforcement on a mobile device |
EP2880825A4 (en) | 2012-07-31 | 2016-03-16 | Hewlett Packard Development Co | IMPLEMENTATION OF A TRANSITION PROTOCOL WITH A FIRST RULE FOR ROUTING PACKAGES, RECEIVING A GROUP OF SWITCHES DURING A FIRST PERIOD, AND UPGRADING INTO A SECOND RULE OF ACTION |
US20140269690A1 (en) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | Qualcomm Incorporated | Network element with distributed flow tables |
US9654372B2 (en) * | 2013-09-06 | 2017-05-16 | Nec Corporation | Patent latency monitoring in software-defined networks |
JP6226691B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2017-11-08 | Kddi株式会社 | リンク品質計測装置ならびにそのフローエントリ集約方法およびプログラム |
WO2015136928A1 (ja) * | 2014-03-14 | 2015-09-17 | 日本電気株式会社 | フロー制御装置、通信システム、フロー制御装置の制御方法、及びプログラム |
CN105723657B (zh) * | 2014-09-26 | 2020-10-09 | 华为技术有限公司 | 交换机、控制器、系统及链路质量检测方法 |
US10432511B2 (en) * | 2015-03-12 | 2019-10-01 | Nec Corporation | Method for forwarding data in a network, forwarding element for forwarding data, and a network for forwarding data |
CN105591912B (zh) * | 2015-07-21 | 2019-08-06 | 新华三技术有限公司 | 一种转发路径的选择方法和装置 |
CN105187403B (zh) * | 2015-08-13 | 2018-06-12 | 国家计算机网络与信息安全管理中心 | 软件定义网络的网络安全性测试方法 |
CN106130710B (zh) * | 2016-06-29 | 2019-11-08 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种时钟同步方法及系统 |
CN110324162B (zh) * | 2018-03-29 | 2021-10-15 | 华为技术有限公司 | 业务服务质量的检测方法、设备及系统 |
JP2019092233A (ja) * | 2019-03-26 | 2019-06-13 | Necプラットフォームズ株式会社 | 仮想ネットワークシステムおよび仮想ネットワーク経路設定方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1254465A (zh) * | 1997-05-22 | 2000-05-24 | 特尔科迪亚技术股份有限公司 | 对动态分组交换网中的延迟进行均衡的系统和方法 |
JP3614835B2 (ja) * | 2001-08-22 | 2005-01-26 | 日本電信電話株式会社 | パケット通信品質測定方法およびシステム |
JP2003309602A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信品質推定システム、通信品質推定方法、通信品質推定プログラムおよび記録媒体 |
JP2004266534A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Fujitsu Ltd | 通信経路試験方法 |
US8717911B2 (en) * | 2006-06-30 | 2014-05-06 | Centurylink Intellectual Property Llc | System and method for collecting network performance information |
JP4989345B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2012-08-01 | タキロン株式会社 | ドレンホース接続具 |
CN101547063B (zh) * | 2009-04-30 | 2012-07-18 | 北京星网锐捷网络技术有限公司 | 一种转发延迟测试方法和系统 |
JP5122518B2 (ja) | 2009-05-29 | 2013-01-16 | 東芝テック株式会社 | 商品販売データ処理装置およびその制御プログラム |
US8638778B2 (en) * | 2009-09-11 | 2014-01-28 | Cisco Technology, Inc. | Performance measurement in a network supporting multiprotocol label switching (MPLS) |
US8897130B2 (en) * | 2009-09-16 | 2014-11-25 | Broadcom Corporation | Network traffic management |
-
2011
- 2011-12-12 EP EP11849842.7A patent/EP2654254B1/en not_active Not-in-force
- 2011-12-12 JP JP2012548778A patent/JP5522495B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2011-12-12 US US13/993,040 patent/US20130258898A1/en not_active Abandoned
- 2011-12-12 WO PCT/JP2011/078697 patent/WO2012081549A1/ja active Application Filing
- 2011-12-12 CN CN201180060077.2A patent/CN103262472B/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016225783A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | Necエンジニアリング株式会社 | 仮想ネットワークシステムおよび仮想ネットワーク経路設定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103262472A (zh) | 2013-08-21 |
WO2012081549A1 (ja) | 2012-06-21 |
US20130258898A1 (en) | 2013-10-03 |
CN103262472B (zh) | 2015-11-25 |
JP5522495B2 (ja) | 2014-06-18 |
EP2654254A1 (en) | 2013-10-23 |
EP2654254B1 (en) | 2016-08-31 |
EP2654254A4 (en) | 2015-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5522495B2 (ja) | コンピュータシステム、コントローラ、コントローラマネジャ、通信経路解析方法 | |
JP5674107B2 (ja) | 通信システム、制御装置、処理規則の設定方法およびプログラム | |
KR101574167B1 (ko) | 네트워크 시스템 및 경로 제어 방법 | |
JP5590263B2 (ja) | 情報システム、制御装置、仮想ネットワークの提供方法およびプログラム | |
EP2544417B1 (en) | Communication system, path control apparatus, packet forwarding apparatus and path control method | |
JP5994846B2 (ja) | 通信システム、制御装置、ノード、ノードの制御方法およびプログラム | |
JPWO2011118585A1 (ja) | 情報システム、制御装置、仮想ネットワークの管理方法およびプログラム | |
US20130176861A1 (en) | Control apparatus, a communication system, a communication method and a recording medium having recorded thereon a communication program | |
WO2011118574A1 (ja) | 通信システム、制御装置、遅延測定方法およびプログラム | |
JP5534033B2 (ja) | 通信システム、ノード、パケット転送方法およびプログラム | |
JP5742268B2 (ja) | 通信システム、制御装置、通信方法 | |
JP2014003408A (ja) | 中継転送システム、経路制御装置およびエッジ装置 | |
JP2017050708A (ja) | 通信システム、制御装置、スイッチ、通信方法及びプログラム | |
JP2017175522A (ja) | ネットワークシステム、制御装置、方法およびプログラム | |
JP5854488B2 (ja) | 通信システム、制御装置、処理規則の設定方法およびプログラム | |
JP5833184B2 (ja) | ネットワーク輻輳回避システム及び方法 | |
JP2018170639A (ja) | 通信解析装置、通信解析方法およびプログラム | |
JP2016225933A (ja) | 制御装置、中継装置の制御方法、プログラム及び通信システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5522495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |