JPWO2012066676A1 - 無線基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び無線基地局装置における無線通信方法 - Google Patents

無線基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び無線基地局装置における無線通信方法 Download PDF

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Abstract

端末装置と無線通信を行う無線基地局装置において、前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて前記端末装置により測定された、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、前記第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御する間欠判断部と、前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第1のセルにおいて前記端末装置により測定された前記第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて前記端末装置のハンドオーバ先を決定するハンドオーバ判断部とを備える。

Description

本発明は、無線基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び無線基地局装置における無線通信方法に関する。
現在、携帯電話システムや無線MAN(Metropolitan Area Network)などの無線通信システムが広く利用されている。また、無線通信の分野では、通信速度や通信容量を更に向上させるべく、次世代の通信技術について継続的な議論が行われている。例えば、標準化団体の1つである3GPP(3rd
Generation Partnership Project)では、LTE(Long
Term Evolution)と呼ばれる無線通信システムや、LTEを発展させたLTE‐A(Long
Term Evolution - Advanced)と呼ばれる無線通信システムが提案されている。
このような無線通信システムにおいて、無線基地局装置(以下、「基地局」)は端末装置(以下、「端末」)に対して参照信号(Reference
Signal)を送信している。端末は、参照信号を用いて同期検波やセルサーチを行ったり、更に無線伝搬路状態を測定することができる。端末は、同期検波を行うことで基地局と同期してデータを送信又は受信することができ、これにより効率的な無線通信を行うことができる。
参照信号は、無線リソースを用いて送信される。基地局は、この無線リソースを管理しており、ある無線リソースを用いて参照信号を送信している。図16(A)は5MHz帯域における無線フレームの構成例、図16(B)は同じく5MHz帯域におけるリソースブロックの構成例を夫々示す図である。
無線フレームの最小単位は、時間軸方向(図16(A)及び図16(B)では横軸方向)ではOFDM(Orthogonal
Frequency Division Multiplexing)シンボル、周波数軸方向(図16(A)及び図16(B)では縦軸方向)ではサブキャリアである。時間軸方向において、例えば、1スロット(0.5msec)は12個のOFDMシンボルを含み、1サブフレーム(1msec)は2個のタイムスロットを含む。また、周波数軸方向において、例えば、1リソースブロックは12個のサブキャリアを含み、無線帯域が5MHz帯の場合、25個のリソースブロックを含む。なお、1リソースブロックは、例えば、12個のサブキャリア、7個のOFDMAシンボルを含む。
図16(A)及び図16(B)において黒ブロックは参照信号の送信に利用される無線リソースの例を示す。参照信号は、例えば図16(A)に示すようにスロット番号が割り振られたとき、偶数スロットを用いて送信される。端末は、例えば、基地局から送信された無線リソースの割り当て情報(スケジューリング情報)に基づいて、参照信号を受信することができる。
図17(A)と図17(C)は基地局と端末との接続例、図17(B)と図17(D)は参照信号の無線リソースの割り当て例を夫々示す図である。基地局(eNB:
evolutional Node B)100は、自局のセル内に存在する複数の端末(UE: User
Equipment)200‐1〜200‐3と無線接続し、並列に参照信号を送信することができる。
しかし、基地局100のセル内に端末200‐1〜200‐3が存在しない場合(例えば、図17(C))、或いは存在しても電源が投入されていない等のアイドル状態の場合、基地局100が参照信号を送信しても、参照信号は使用されない。このような場合、参照信号の送信のために無線リソースが無駄に使用され、さらに、基地局100の消費電力も無駄に使用される。
そこで、基地局100は、自局のセル内に端末200‐1〜200‐3が存在しない場合等において、参照信号を間欠送信により送信する。参照信号の間欠送信は、例えば、送信に使用されるスロット(例えば偶数スロット)が1又は複数スロット分間引かれ、残りのスロットを用いて参照信号が送信されることをいう。図17(D)の例において、基地局100は、スロット番号「2」,「4」,「6」のスロットを間引いて、スロット番号「0」,「8」,…のスロットを用いて参照信号を送信する。参照信号の間欠送信により、参照信号が送信されないタイミングがあるため、基地局100は消費電力を削減できる。
一方、参照信号は、端末がハンドオーバを行う際に利用されることがある。図18(A)はセルの構成例、図18(B)はハンドオーバの処理シーケンスの例を夫々示す図である。端末200は、ハンドオーバにより、接続中の基地局のセル(以下、「自セル」)から、ハンドオーバ先候補の基地局のセル(以下、「他セル」)に移動することになる。
なお、以下において、ハンドオーバとは、例えば、端末200が自セルから他セルに移動することをいう。また、ハンドオーバ先候補の他セルは、例えば、当該他セルを配下に有するハンドオーバ先候補の基地局のことであり、ハンドオーバ先候補の基地局は接続中の基地局100の場合もあるし、接続中の基地局とは異なる基地局の場合もある。
また、端末200が自セルの品質を測定することとは、例えば、端末200が当該自セルをセル範囲に有する接続中の基地局100から送信された参照信号に基づいて品質を測定することである。また、端末200が他セルの品質を測定することとは、例えば、端末200がハンドオーバ先候補の他セルをセル範囲に有する基地局から当該他セルに対して送信された参照信号に基づいて品質を測定することである。
図18(A)の例では、端末200は自セル(セル#a)の品質を測定し、更に、他セル(セル#b〜セル#d)の各品質を測定している。端末200は、自セルと他セルの品質を測定後、接続中の基地局(S-eNB:
Source eNB)100にmeasurement reportメッセージを送信する。このmeasurement reportメッセージには、自セルと他セルに対する品質の測定値を含む。なお、図18(B)の例では、ハンドオーバ先の基地局(T-eNB:
Target eNB)は接続中の基地局100とは異なる基地局にハンドオーバする例を示している。この場合のハンドオーバのシーケンスは以下のようになる。
すなわち、接続中の基地局100は、measurement reportメッセージを受信後(S100)、当該メッセージに含まれる測定値に基づいて、ハンドオーバ先の基地局を決定する。基地局100は、決定したハンドオーバ先の基地局にHO required/requestメッセージを送信する(S101)。このHO required/requestメッセージが、例えば、ハンドオーバ先の基地局へのハンドオーバ要求となる。
その後、接続中の基地局100は、ハンドオーバ先の基地局に関する情報を含むRRCconnectionReconfigurationメッセージを端末200に送信する(S102)。そして、端末200はハンドオーバ先の基地局に対して、RRCconnectionReconfigurationCompleteメッセージを送信し、ハンドオーバが完了する(S103)。ただし、HO requeired/requestメッセージ以降、RRC connection Reconfigurationメッセージ間のメッセージを一部省略している。
ここで、端末200がmeasurement reportメッセージとして測定値を報告する場合について、例えば2つの方法がある。図19(A)及び図19(B)はかかる場合の例を夫々示す図である。
1つ目の方法は、s‐Measureと呼ばれるものである(例えば図19(A))。s‐Measureは、基地局100が予めs‐Measureに関する閾値を端末200に送信しておく。そして、端末200は自セルの品質を測定し、測定値が当該閾値以下となったとき、測定値をmeasurement reportメッセージに含めて送信する。s‐Measureは、自セルの品質を測定するための閾値として用いられる。
2つ目の方法は、reportStrongestCellsまたはreportStrongestCellsForSONと呼ばれるものである。reportStrongestCellsは、例えば、基地局100が予めreportStrongestCellsに関する閾値を端末200‐1,200‐2に送信しておく。端末200‐1は、自セル又は他セルの品質を測定し、そのうち少なくとも1つのセルに対する測定値が当該閾値以上になったとき、当該測定値をmeasurement reportとして送信する方法である(例えば図19(B))。また、reportStrongestCellsForSONは、例えば、端末20‐1が最も強いセルを決定したときに当該測定値をmeasurement reportメッセージに含めて送信する方法である。reportStrongestCellsまたはreportStrongestCellsForSONはどちらも、例えば、自セルと他セルの品質を測定するために用いられる。
3GPP TS 36.331 V8.10.0(2010-06) 3GPP TS 36.133 V8.10.0(2010-06) 3GPP TS 36.423 V8.9.0(2010-03) 3GPP TS 36.413 V8.10.0(2010-06) 3GPP TS 36.300 V8.12.0(2010-03)
しかし、端末200がハンドオーバ先候補となる他セルの品質を測定するときに、当該他セルにおいて参照信号の間欠送信が行われていると(例えば図20参照)、端末200は当該他セルの品質を正確に測定できない場合がある。このような場合、端末200にとって当該他セルがハンドオーバ先候補とならなくなる。
すなわち、端末200がs‐MeasureやreportStrongestCellsなどにより自セル又は他セルの品質を測定するときは測定時間が規定されており、端末200は規定時間内において次セル又は他セルの品質を測定する(例えば、図21)。しかし、測定対象の他セルが参照信号の間欠送信を行っているとき、数スロット間引かれたタイミングで参照信号が送信されるため、端末200は規定時間内に品質を測定できない。このような場合、端末200は測定値をmeasurement reportメッセージとして報告することができない。間欠送信を行っている他セルは、端末200からするとセルハンドオーバ先候補のセルとはならなくなってしまう。よって、端末200は当該他セルに移動できなくなる場合がある。
また、端末200が、間欠送信を行っている他セルの品質を測定しても、スロットが間引かれて参照信号が送信されるため、測定値が閾値に満たない場合がある。例えば、上述したreportStrongestCellsが用いられる場合、他セルの測定値が閾値に満たないと、端末200はmeasurement reportメッセージを送信できない(例えば、図22)。この場合も、当該他セルが端末200のハンドオーバ先とはならなくなってしまう。よって、端末200は、当該他セルに移動できなくなる場合がある。
そこで、本発明の一目的は、参照信号の間欠送信が行われているセルに対しても端末装置が移動できるようにした無線基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び無線基地局装置における無線通信方法を提供することにある。
一態様によれば、端末装置と無線通信を行う無線基地局装置において、前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて前記端末装置により測定された、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、前記第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御する間欠判断部と、前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第1のセルにおいて前記端末装置により測定された前記第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて前記端末装置のハンドオーバ先を決定するハンドオーバ判断部とを備える。
参照信号の間欠送信が行われているセルに対しても端末装置が移動できるようにした無線基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び無線基地局装置における無線通信方法を提供することができる。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は無線通信システムの構成例を示す図である。 図3は無線通信システムの構成例を示す図である。 図4は無線通信システムの構成例を示す図である。 図5は無線通信システムの構成例を示す図である。 図6は基地局の構成例を示す図である。 図7は端末の構成例を示す図である。 図8は全体動作の例を示すシーケンス図である。 図9はRS間欠送信処理の例を示すフローチャートである。 図10はRS間欠送信停止処理の例を示すフローチャートである。 図11はHO処理及び間欠再開処理の例を示すフローチャートである。 図12は端末側処理の例を示すフローチャートである。 図13はRS間欠送信停止処理の例を示すフローチャートである。 図14は端末側処理の例を示すフローチャートである。 図15(A)〜図15(C)は間欠送信タイミングの例、図15(D)はセルの関係例を夫々示す図である。 図16(A)は無線フレームの構成例、図16(B)はリソースブロックの構成例を夫々示す図である。 図17(A)と図17(C)は基地局と端末との関係例、図17(B)と図17(D)は参照信号の送信タイミング例を夫々示す図である。 図18(A)はセルの構成例、図18(B)はハンドオーバ処理のシーケンス例を夫々示す図である。 図19(A)及び図19(B)は基地局と端末の関係例を夫々示す図である。 図20は基地局と端末の関係例を示す図である。 図21は間欠送信の測定時間の例を示す図である。 図22は基地局と端末の関係例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システム1は、無線基地局装置10と端末装置50、及び他の無線基地局装置120とを備える。無線基地局装置10と端末装置50は無線通信を行う。図1の例では、端末装置50は無線基地局装置10配下の第1のセルに位置(又は在圏)し、第1のセルにおいて無線基地局装置10と無線通信を行う。
無線基地局装置10は、間欠判断部110とハンドオーバ判断部111とを備える。
間欠判断部110は、無線基地局装置10配下の第1のセルにおいて端末装置50により測定された、第1のセルの品質又は無線基地局装置10配下或いは他の無線基地局装置120配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、第2のセルにおいて第1の送信期間で参照信号が送信されるよう制御する。
また、ハンドオーバ判断部111は、第1の送信期間で送信された参照信号に基づいて第1のセルにおいて端末装置50により測定された第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて端末装置50のハンドオーバ先を決定する。
端末装置50は、測定実施部510と送信処理部511とを備える。
測定実施部510は、第1又は第2のセルの品質を第1の品質として測定し、更に、第1の品質を測定後、第2のセルの品質を第2の品質として測定する。
また、送信処理部511は、第1の品質を含む第1のメッセージと、第2の品質を含む第2のメッセージとを無線基地局装置10に送信する。
無線基地局装置10は、第1のメッセージを受信したときに、第2のセルにおいて第2の送信期間で参照信号が送信されているとき(又は参照信号の間欠送信が行われているとき)、これを停止させ、第1の送信期間で送信するように制御する。これにより、端末装置50は第2のセルに対する品質を正確に測定することができる。無線基地局装置10は、当該品質に基づいてハンドオーバ先を決定するため、端末装置50は参照信号の間欠送信が行われているセルに対してもハンドオーバにより移動することができる。
[第2の実施の形態]
<全体構成例>
図2は、第2の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。無線通信システム1は、無線基地局装置(eNB)(以下、「基地局」)10と端末装置(UE)(以下、「端末」)50とを備える。
基地局10は、例えば、1又は複数のセル#1〜#4を有し、各セル範囲内において端末50に対して、無線通信により種々のサービスを提供できる。基地局10は複数の端末50と並列に無線通信が可能である。一方、端末50は、基地局10と接続して無線通信を行う。端末50は、例えば、携帯電話機や情報携帯端末などである。
基地局10と端末50は、各セル範囲内において、双方向に無線通信が可能である。すなわち、基地局10は端末50にデータ送信(下りリンク通信)を行い、端末50は基地局10にデータ送信(上りリンク通信)を行うことが可能である。基地局10は、下りリンク通信および上りリンク通信についてスケジューリングを行い、無線リソースを割り当てることで、無線通信を行う。スケジューリング情報は例えば制御信号として基地局10から端末50に適宜送信される。
図2に示す無線通信システム1は、同一の基地局10内でハンドオーバが行われる例を示している。セクタ間ハンドオーバ(又はセル間ハンドオーバ)とは、例えば、このように端末50がハンドオーバ先の基地局10を変えずにセル間を移動することをいう。図2の例では、セル#1もセル#2も同一基地局10配下のセルとなっている。1つの基地局10が複数のセル#1〜セル#4を有しているとき、各セル#1〜セル#4を、例えばセクタと呼ぶことがある。以下において、セルとセクタは、特に断らない限り区別しないで用いるものとする。
なお、以下の実施例において、セルとは、例えば、基地局10が端末50に対して種々のサービスを提供することができる範囲をいう。また、自セルとは、例えば、基地局10配下のあるセルにおいて端末50が基地局10と接続している場合の当該セルのことをいう。また、他セルとは、例えば、ハンドオーバ先候補となる基地局配下のセルのことをいう。
また、ハンドオーバとは、例えば、端末50が自セルから他セルに移動することをいう。更に、ハンドオーバ先候補の他セルとは、例えば、当該他セルを配下に有するハンドオーバ先候補の基地局と同じ意味に用いるものとし、ハンドオーバ先候補の基地局は接続中の基地局の場合もあるし、接続中の基地局とは異なる基地局の場合もある。
更に、端末50が自セルの品質を測定することとは、例えば、端末50が当該自セルにおいて接続中の基地局10から送信された参照信号に基づいて品質を測定することである。また、端末50が他セルの品質を測定することとは、例えば、端末50がハンドオーバ先候補の他セルを配下とする基地局から当該他セルに対して送信された参照信号に基づいて品質を測定することである。更に、セルに接続するとは、例えば、端末50が当該セルを配下とする基地局10に接続することをいう。
図3も無線通信システム1の構成例であるが、異なる基地局でハンドオーバが行われる例を示している。すなわち、図3は端末50が基地局(eNB#1)10‐1配下のセル#1から、基地局(eNB#2)10‐2配下のセル#2に移動する例を示している。基地局間ハンドオーバ(又はX2ハンドオーバ)とは、例えば、端末50が接続中の基地局10‐1とは異なる基地局10‐2に接続を切替えてセル間を移動することをいう。基地局間ハンドオーバでは、基地局10‐1,10‐2間において、データやメッセージなどが直接送受信される。
図4も無線通信システム1の構成例である。無線通信システム1は、更に、MME(Mobility
Management Entity)70を備える。MME70は、基地局10‐1,10‐2に接続され、例えば、端末50の移動管理やデータの経路設定などを行う。図4の例は、図3の例と同様に基地局間ハンドオーバの例であるが、基地局10‐1,10‐2の上位装置であるMME70を介してデータやメッセージなどが送受信される例を示している。
図5も無線通信システム1の構成例である。無線通信システム1は、更に、複数のMME70‐1,70‐2を備える。この場合のハンドオーバは、MME70‐1配下の基地局10‐1が有するセル#1から、MME70‐2配下の基地局10‐10が有するセル#2へ端末50が移動する例である。MME間ハンドオーバ(又はS1ハンドオーバ)は、例えば、複数のMMEを跨いで端末50がセル間を移動することをいう。MME間ハンドオーバは、MME70‐1,70‐2を経由して基地局10‐1,10‐1間でデータやメッセージなどが送受信される。
なお、上述したいずれの例においても、端末50が自セルから他セルに移動することでハンドオーバが行われる点は同様である。
<基地局10と端末50の構成例>
次に基地局10と端末50の構成例について夫々説明する。図6は基地局10、図7は端末50の各構成例を示す図である。
基地局10は、アンテナ11、電波送受信部12、信号受信処理部13、UE監視部14、HO判断部15、X2/S1メッセージ送受信処理部16、トラフィック監視部17、RS間欠判断部18、スケジューラ20、及び信号送信処理部21を備える。なお、基地局10は1又は複数のセルを有する。
第1の実施例において、間欠判断部10は、例えば、アンテナ11、電波送受信部12、信号受信処理部13、UE監視部14、トラフィック監視部17、及びRS間欠判断部18に対応する。また、ハンドオーバ判断部111は、例えば、アンテナ11、電波送受信部12、信号受信処理部13、及びHO判断部15に対応する。
アンテナ11は、端末50から送信された無線信号を受信し、又は、電波送受信部12から出力された無線信号を端末50に送信する。
電波送受信部12は、アンテナ11で受信した無線信号をベースバンド信号に変換して信号受信処理部13に出力し、又は、信号送信処理部21から出力されたベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ11に出力する。電波送受信部12は、無線信号とベースバンド信号との間の変換のために、例えば、周波数変換器、帯域通過フィルタなどを備える。
信号受信処理部13は、電波送受信部12から出力されたベースバンド信号に対して、復調処理や復号処理等を行い、データや信号を抽出する。信号受信処理部13は、抽出したデータにUEコンテキストが含まれる場合、当該UEコンテキストをUE監視部14に出力する。UEコンテキストは、例えば、端末50が位置するセルのセルIDや、端末50のID、更に端末50の状態(アクティブモードなど)を示す情報が含まれ、端末50から送信されるものである。
また、信号受信処理部13は、抽出したデータにmeasurement reportメッセージが含まれる場合、当該メッセージをHO判断部15とRS間欠判断部18に出力する。measurement reportメッセージは、例えば、測定対象のセルIDと、端末50が測定した無線伝搬路状態の品質に関する測定値とを含む。
更に、信号受信処理部13は、例えば、抽出したデータにメッセージが含まれるとき、当該メッセージをX2/S1メッセージ送受信処理部16に出力する。また、信号受信処理部13は、例えば、抽出したデータをトラフィック監視部17に出力する。
UE監視部14は、信号受信処理部13から出力されるUEコンテキストを監視することで、例えば、基地局10に接続する端末50がどのセルに位置し、どのような状態であるかを監視する。端末50は例えばアイドル状態になったり、電源を切断したりすると、UEコンテキストを送信しない。そのため、UE監視部14は、例えば、あるセルのUEコンテキストを信号受信処理部13から入力しない場合、当該セル内において端末50がすべてアイドル状態等になったことを検出できる。UE監視部14は、監視結果をRS間欠判断部18に出力する。監視結果には、例えば、UEごとにUEコンテキストを受信したか否か(又はアクティブ状態か否か)、UEコンテキストを受信しなくなったセルがある場合にその旨と当該セルのセルIDを含む。
HO判断部15は、ハンドオーバの実行の有無や、ハンドオーバ先の基地局(又はハンドオーバ先のセル)の決定などを行う。HO判断部15は、例えば、measurement reportメッセージに含まれる測定値が最も高い他セルをハンドオーバ先に決定する。HO判断部15は、ハンドオーバすることを決定したとき、ハンドオーバの要求などのメッセージ(例えばHO required/requestメッセージ)を送信するようX2/S1メッセージ送受信処理部16に依頼する。HO判断部15は、ハンドオーバ先の他セルを配下とする基地局が、接続中の基地局10とは異なる基地局の場合に依頼し、ハンドオーバ先の他セルを配下とする基地局が接続中の基地局10と同一の場合は依頼しないことになる。
なお、HO判断部15は、例えば、RS間欠判断部18からRS間欠送信モードであることを通知されたとき、HOの判断を行わず、RS間欠判断部18からRS間欠送信モードの停止を通知されたとき、HOの判断を行う。
ここで、RS間欠送信モード(又はES(Energy Saving)モード)とは、前述したように(例えば図15(B))、例えば、送信に使用されるスロット(例えば偶数スロット)が1又は複数スロット分間引かれ、送信に使用される残りのスロットを用いて参照信号が送信されるモードのことである。あるいは、RS間欠送信モードは、例えば、送信に使用されるスロットが間引かれて、第1の送信期間よりも送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されるモードのことである。また、RS間欠送信モードの停止とはRS間欠送信モードを停止することで、この停止により、例えば参照信号は偶数スロットを用いて端末50に送信される。
X2/S1メッセージ送受信処理部16は、信号受信処理部13から出力されたメッセージからX2メッセージ又はS1メッセージを生成し、他の基地局(例えば隣接基地局)又はMME70に夫々送信する。X2メッセージは、例えば、基地局間でメッセージを直接送受信するときのインタフェースに基づくメッセージであり、S1メッセージは、例えば、MME70を介して他の基地局にメッセージを送受信するときのインタフェースに基づくメッセージである。
また、X2/S1メッセージ送受信処理部16は、HO判断部15から出力されたハンドオーバ先を示す基地局IDやセルIDなどを含むX2又はS1メッセージを生成し、他の基地局やMME70に送信する。更に、X2/S1メッセージ送受信処理部16は、RS間欠判断部18からRS間欠送信モードであることの通知を受けたとき、基地局10がRS間欠送信モードであることなどを含むX2又はS1メッセージを生成し、他の基地局やMME70に送信する。
一方、X2/S1メッセージ送受信処理部16は、X2又はS1メッセージを受信することもでき、受信したメッセージを信号送受信処理部21に出力する。また、X2/S1メッセージ送受信処理部16は、受信したメッセージに他の基地局から間欠送信モードである通知が含まれるとき、当該通知をRS間欠判断部18に出力する。
トラフィック監視部17は、信号受信処理部13からデータを入力し、基地局10が受信したデータ(上り通信リンクのデータ)のトラフィック量(例えば、単位時間あたりのデータ量)を検出する。また、トラフィック監視部17は、信号送信処理部21からもデータを入力し、基地局10から送信する下り通信リンクのデータのトラフィック量を検出する。トラフィック監視部17は、検出したトラフィック量をRS間欠判断部18に出力する。なお、トラフィック監視部17は、スケジューラ20からスケジューリング情報を入力し、これに基づいて上り又は下り通信リンクのトラフィック量を検出してもよい。トラフィック監視部17は検出したトラフィック量をRS間欠判断部18に出力する。
RS間欠判断部18は、UE監視部14から出力された監視結果に基づいて、参照信号の間欠送信を行うか否かを判断する。例えば、RS間欠判断部18は、監視結果として、配下のセルにおいてUEコンテキストを受信した旨の通知を受けたとき、当該セルに対して通常のRS送信モード(通常RS送信モード、詳細は後述)として動作することを決定し、スケジューラ20に通知する。また、RS間欠判断部18は、監視結果として、配下のセルにおいてUEコンテキストが存在しない旨の通知を入力したとき、当該セルに対してRS間欠送信モードとして動作することを決定し、スケジューラ20に通知する。この場合、RS間欠判断部18は、トラフィック監視部17から出力されたトラフィック量に基づいて間欠サイクルを決定し、スケジューラ20に通知する。
なお、RS間欠判断部18は、RS間欠送信モードを行うことを決定したとき、RS間欠送信モードであるセルのセルIDと間欠送信サイクルとをX2/S1メッセージ送受信処理部16に出力する。これにより、基地局10内のセルがRS間欠送信モードであることをハンドオーバ先候補の他の基地局に通知できる。
また、RS間欠判断部18は、RS間欠送信モードのセルIDと間欠送信サイクルとをスケジューラ20に出力し、スケジューラ20はRS間欠送信モード中のセルIDと間欠送信サイクルとを報知情報(SIB)として送信するようスケジューリングする。
さらに、RS間欠判断部18は、自配下の他セル又はハンドオーバ先候補である他の基地局配下の他セルがRS間欠送信モードのときに基地局10がmeasurement reportメッセージを受信したとき、RS間欠送信モードを停止することを決定する。詳細は後述する。
スケジューラ20は、端末50にデータや信号を送信したり(下り通信リンク)、端末50から送信されたデータや信号を受信したり(上り通信リンク)するとき、送信や受信に利用する無線リソースの割り当て(又はスケジューリング)を行う。前述したように、スケジューラ20は、例えば参照信号については、RS間欠判断部18からの通知に基づいて、参照信号に対するスケジューリングを行う。
また、スケジューラ20は、例えば、通常RS送信モードの通知を受けたとき、偶数スロットの予め決められた無線リソースを利用して送信するようにスケジューリングを行う。さらに、スケジューラ20は、例えば、RS間欠送信モードの通知を受けたとき、間欠送信対象のセルに対して、間欠送信サイクルに従って参照信号の間欠送信が行われるようにスケジューリングを行う。スケジューラ20は、スケジューリング結果をスケジューリング情報として信号送信処理部21に出力する。
信号送信処理部21は、X2/S1メッセージ送受信処理部16から出力されたユーザデータに対して、符号化処理や変調処理等を行い、スケジューリング情報に従って送信できるよう出力する。また、信号送信処理部21は、参照信号を生成し、スケジューラ20からのスケジューリング情報に従って参照信号が送信されるように出力する。
図7は端末50の構成例を示す図である。端末50は、アンテナ51、電波送受信部52、信号受信処理部53、HO実施部54、Measurement実施部55、及び信号送信処理部56を備える。
第1の実施例において、測定実施部510は、例えば、Measurement実施部55に対応し、送信処理部511は、例えば、信号送信処理部56、電波送受信部52、及びアンテナ51に対応する。
アンテナ51は、基地局10から送信された無線信号を受信して電波送受信部52に出力し、又は、電波送受信部52から出力された無線信号を基地局10に送信する。
電波送受信部52は、アンテナ51で受信した無線信号をベースバンド信号に変換して信号受信処理部53に出力し、又は、信号送信処理部56から出力されたベースバンド信号を無線信号に変換してアンテナ51に出力する。電波送受信部52は、無線信号とベースバンド信号との間の変換のため、例えば、周波数変換器、帯域通過フィルタなどを備える。
信号受信処理部53は、ベースバンド信号に対して復調処理、復号化処理等を行い、スケジューリング情報に従って端末50あてに送信されたデータや信号を抽出する。また、信号受信処理部53は、抽出した信号のうち、参照信号をMeasurement実施部55に出力する。さらに、信号受信処理部53は、受信したデータのうち、基地局10から送信されたハンドオーバに関するメッセージをHO実施部54に出力する。
尚、スケジューリング情報は基地局10から予め決められた無線リソースを用いて制御信号として送信されるものとし、端末50はこの制御信号を受信することで、基地局10が作成したスケジューリング情報を受信する。
HO実施部54は、基地局10との間でハンドオーバに関するメッセージの交換を行う。例えば、HO実施部54は、ハンドオーバ先の基地局に関する情報を含むRRCconnectionReconfigurationメッセージを入力すると、以後種々のメッセージを生成し、信号送受信処理部56を介して、生成したメッセージを基地局10に送信する。
Measurement実施部55は、参照信号に対して受信電力値(又は受信パワー)を測定することで、無線伝搬路の品質を測定(measurement)する。測定値は、受信電力値以外にも、SINR(Signal
to Interference Noise and power Ratio:信号対干渉雑音電力比)やSNR(Signal
to Noise Ratio:信号対雑音比)などでもよい。Measurement実施部55は、基地局10から通知された測定方法に基づいて、自セル又は他セルの品質を測定する。詳細は後述する。
参照信号は、例えば、セルごとに異なる無線リソースを用いて送信される。Measurement実施部55は、どのセルがどの無線リソースを用いて参照信号を送信するかの情報を保持しているものとし、受信した参照信号の無線リソースと比較することで、測定対象のセルIDと測定値とをリンクすることができる。Measurement実施部55は、品質測定後、測定対象のセルのセルIDと測定値とを信号送信処理部56に出力する。
信号送信処理部56は、セルIDと測定値に対して変調処理や符号化処理などの信号処理を施してベースバンド信号に変換して電波送受信部52に出力する。信号送信処理部56は、この変換により、例えばセルIDと測定値とを含むmeasurement reportメッセージを生成する。信号送信処理部56は、他の処理部(図示せず)からのユーザデータに対して信号処理を行うこともできる。信号送信処理部56は、信号受信処理部53で受信したスケジューリング情報に従って、measurement reportメッセージを基地局10に送信するように処理を行う。
<全体動作例>
次に無線通信システム1の動作例を説明する。図8は無線通信システム1における全体動作の例を示すシーケンス図である。図8に示す例は、端末50は接続中の基地局10‐1から他の基地局10‐2にハンドオーバする例(基地局間ハンドオーバ)を示す。以下において、基地局10‐1をソース基地局(S-eNB)、基地局10‐2をターゲット基地局と適宜呼ぶことにする。
最初に基地局10‐1における動作例について説明し、次に端末50における動作例を説明することにする。
<基地局10‐1における動作例>
端末50に電源が投入されると、端末50と基地局10‐1は接続処理を行う。これにより、基地局10‐1は端末50にとってソース基地局10‐1となる。例えば接続処理において、基地局10‐1は、品質の測定方法を端末50に通知する(S10)。
品質の測定方法について、s‐Measureを利用した場合の例で以下説明する。s‐Measureは、上述したように例えば自セルの品質を測定するものであり、端末50は測定値が閾値以下になると測定値をソース基地局10‐1に送信する。例えば、スケジューラ20がs‐Measureにより測定すること、及びs‐Measureに関する閾値とを決定し、これらを信号送信処理部21に出力する。信号送信処理部21は、これらの情報を含むメッセージ(例えば、RRCconnectionReconfigurationメッセージ)を生成して端末50に送信する。
なお、他セルの品質測定については、例えば前述したreportStrongestCellsでもよく、他セルの品質測定が行われるように指示するものであればどのようなものでもよい。この場合も、ソース基地局10‐1は、測定方法をメッセージに含めて送信する。
次いで、ソース基地局10‐1はRS間欠送信処理を行う(S11)。図9はRS間欠送信処理の例を示すフローチャートである。
ソース基地局10‐1は、処理を開始すると(S110)、最初は通常RS送信モードとして動作するものとする(S111)。通常RS送信モードとは、例えば、ソース基地局10‐1が参照信号を通常のタイミング(例えば偶数スロットで毎サブフレームごとに)で送信するモードである。例えば、スケジューラ20がどの無線リソースを用いて参照信号を送信するかのスケジューリング情報を信号送信処理部21に出力し、このスケジューリング情報に基づいて信号送信処理部21が参照信号を生成し、通常RS送信モードとして送信する。
次いで、ソース基地局10‐1はUEコンテキストを監視し、トラフィック量も監視する(S112,S113)。例えば、UE監視部14がセルごとにセル内のUEコンテキストの有無を監視し、トラフィック監視部17はセルごとにセル内のトラフィック量(例えば下り通信リンクのトラフィック量)を監視する。尚、2つの処理はどちらか一方が先に行われてもよく、処理の順番は問わない。UE監視部14は監視結果を、トラフィック監視部17はトラフィック量を夫々RS間欠判断部18に出力する。
次いで、ソース基地局10‐1は、UEコンテキストの存在しないセルがあるか否かを判別する(S114)。例えば、UE監視部14が基地局10‐1配下のセルにおいてUEコンテキストが存在しないか否かを監視することで判別する。
ソース基地局10‐1は、あるセル内においてUEコンテキストが存在すれば(S114でNO)、当該セルに位置する端末50はアクティブ状態であるため、参照信号について通常RS送信モードを継続する(S111)。例えば、RS間欠判断部18は、UE監視部14からあるセルにおいてUEコンテキスト有りの監視結果を受けたとき、当該セルに対して通常RS送信モードとして動作するようスケジューラ20に通知する。スケジューラ20は、当該セルに対して通常RS送信モードにより参照信号を送信するようにスケジューリングする。これにより、通常RS送信モードが継続する。
一方、ソース基地局10‐1は、あるセル内にUEコンテキストが存在しないとき(S114でYES)、参照信号の間欠送信を行うことを決定し、間欠送信サイクルを決定する(S15)。例えば、RS間欠判断部18は、UE監視部14から監視結果として、セル内にUEコンテキストが存在しない結果を受けたとき、当該セルに対してRS間欠送信モードに移行することを決定する。そして、RS間欠判断部18は、決定したRS間欠送信モードのセルIDとRS間欠送信モードとして動作することをスケジューラ20に通知する。このとき、RS間欠判断部18は、トラフィック量に基づいて、間欠送信のサイクルを決定しスケジューラ20に通知する。例えば、間欠サイクルは、トラフィック量が多くなるに従いサイクルが短くなるようにすればよい。
次いで、ソース基地局10‐1は参照信号の間欠送信を開始する(S116)。例えば、スケジューラ20は、RS間欠判断部18から通知されたセルIDのセルに対して、間欠サイクルに従って参照信号を送信するようにスケジューリングを行い、スケジューリング情報を信号送信処理部21に出力する。信号送信処理部21は、スケジューリング情報に従って、参照信号を生成して、参照信号を電波送受信部12とアンテナ11を介して送信する。これにより、当該セルにおいてRS間欠送信モードにより参照信号が送信される。
次いで、ソース基地局10‐1は、RS間欠送信モードであることを他の基地局(本例ではターゲット基地局10‐2)と間欠送信モードのセル内に位置する端末50とに通知する(S13,S14、例えば図8)。例えば、ターゲット基地局10‐2は間欠送信を行っているセルIDと間欠サイクルとを報知情報(又はSIB:System
Information Block)としてブロードキャストで送信する。例えば、スケジューラ20は、RS間欠判断部18からRS間欠送信対象のセルIDと間欠送信サイクルとを入力すると、送信のためにスケジューリングを行うことで、RS間欠送信対象のセルID等が報知情報として送信される。一方、RS間欠判断部18はRS間欠送信対象のセルIDと間欠送信サイクルとをX2/S1メッセージ送受信処理部16に出力する。X2/S1メッセージ送受信処理部16は、これらの情報を含むX2又はS1メッセージを生成し、ターゲット基地局10‐2に送信する。
なお、ソース基地局10‐1は、S13(S14)の処理とS116の処理の順番を入れ替えて処理を行ってもよい。
以上が、RS間欠送信処理の例である。かかるRS間欠送信処理は、例えば、ターゲット基地局10‐2でも行われる場合もある。この場合、ターゲット基地局10‐2は、間欠送信を行うことを決定すると、ハンドオーバ先候補となる基地局(例えばソース基地局10‐1)に間欠送信対象のセルのセルIDと間欠送信サイクルとを通知する。例えば、ソース基地局10‐1のX2/S1メッセージ送受信部はX2又はS1メッセージをターゲット基地局10‐2から受信し、当該メッセージから間欠送信対象のセルIDと間欠送信サイクルとを抽出し、RS間欠判断部18に出力する。RS間欠判断部18はこれをメモリに保持する。図8の例では、ターゲット基地局10‐2が自身のセル内において間欠送信を行うことを決定しソース基地局10‐1に通知した後(S11’,S13’)、ソース基地局10‐1が参照信号の間欠送信を行うことを決定している(S10)。
さらに、RS間欠送信処理は、例えば、ソース基地局10‐1配下の他セルにおいても行われる場合もある。例えば、端末50がセル#1(自セル)からセル#2(他セル)にハンドオーバする場合において、セル#1,#2ともにソース基地局10‐1配下のセルの場合であり、セル#2においてRS間欠送信モードとなる場合である。この場合も、RS間欠判断部18がRS間欠送信処理(S11)を行い、RS間欠送信モードのセル(例えばセル#2)を決定する(S115)。この場合、RS間欠判断部18は、トラフィック監視部17からのトラフィック量に基づいて自配下の他セルに対する間欠送信サイクルを決定し(S115)、スケジューラ20にセルIDと間欠送信サイクルとを通知する。これにより、当該セル内に報知情報としてブロードキャストされ、さらに参照信号が間欠送信サイクルで送信される。この場合も、例えば、RS間欠判断部18はRS間欠送信モードのセルIDと間欠送信サイクルとをメモリなどに保持する。
次いで、ソース基地局10‐1は、RS間欠送信停止処理(S20)を行う。図10はRS間欠送信停止処理の例を示すフローチャートである。
まず、ソース基地局10‐1は、端末50からs‐Measureに対するmeasurement reportメッセージを受信する(S200,S15)。このmeasurement reportメッセージには、端末50が位置する自セルのセルIDと、自セルの品質の測定値とを含む。例えば、ソース基地局10‐1の信号受信処理部13は端末50から送信されたmeasurement reportを受信し、自セルのセルIDと測定値とを抽出し、RS間欠判断部18に出力する。これにより、RS間欠判断部18は、ソース基地局10‐1において、s‐Measureに対するmeasurement reportメッセージを受信したことを検出する。
ここで、端末50がs‐Measureに対するmeasurement reportメッセージを送信するとき、自セルの品質はs‐Measureによる閾値以下となっており、自セルは端末50からするとハンドオーバを行う程度に品質が低い状態となっている。かかる場合、端末50は自セルから他セルにハンドオーバを行い得る状態となっている。このような状態において、他セルの一部又は全てがRS間欠送信モードのとき、端末50は他セルの品質を正確に測定できず、RS間欠送信モードの他セルにハンドオーバできない場合がある。そこで、ソース基地局10‐1は、s‐Measureに対するmeasurement reportメッセージを受信したとき、この受信を契機にして、RS間欠送信モードを停止させ、通常RS送信モードとして参照信号を送信させるようにする。
このため、まず、ソース基地局10‐1は、他セルにおいてRS間欠送信モードが行われているか否かを判別する(S201)。例えば、RS間欠判断部18は、メモリにRS間欠送信モード中のセルIDを保持しているか否かにより判別する。
ソース基地局10‐1は、RS間欠送信モードとなる他セルがあれば(S201でYES)、当該他セルが自配下のセルか否かを判別する(S202)。例えば、RS間欠判断部18は、保持している間欠送信モード中のセルIDが自配下のセルIDか、他の基地局配下のセルIDかにより判別する。
ソース基地局10‐1は、RS間欠送信モードの他セルがソース基地局10‐1配下のセルであるとき(S202でYES)、当該自配下の全ての他セルにおいて行われている参照信号の間欠送信を停止させ、通常RS送信モードとして動作させる(S203)。例えば、RS間欠判断部18は、メモリに保持したRS間欠送信モード中のセルIDが自配下のセルのセルIDであるとき、スケジューラ20に対して、RS間欠送信モードの停止(又は通常RS送信モードの実行)と間欠送信を行っている全てのセルのセルIDとを通知する。スケジューラ20は、この通知により、間欠送信を行っている自配下の全ての他セルに対して通常RS送信モードとなるようスケジューリングを行う。これにより、ソース基地局10‐1配下の他セルで行われる参照信号の間欠送信が停止され、通常RS送信モードとして参照信号が送信される。なお、RS間欠判断部18は、例えば、HO判断部15に対してRS間欠送信モードを停止させたことと停止させたセルのセルIDとを通知する。
次いで、ソース基地局10‐1は、端末50に対して標準規定のMeasurementを実施させる(S204)。この場合、ソース基地局10‐1は端末50に対してとくにメッセージを送信することはなく、例えば、ソース基地局10‐1が参照信号の間欠送信を停止させた後、最初にmeasurement reportメッセージを受信すると、このメッセージ内の測定値に基づいてハンドオーバ処理を行う。受信した測定値は、通常RS送信モードにより測定された他セルの測定値を含むからである。
ここで受信するmeasurement reportメッセージは、例えば、自セル及び他セル測定用として通知されたreportStrongestCells(例えばS10)に対する測定値が含まれる。この受信した測定値は、例えば、自セルについてs‐Measureにより測定された測定値が含まれてもよい。端末50において他セルの品質測定は、この時点において、RS間欠送信が停止され通常RS送信モードにより送信された参照信号に基づいて測定が行われることになる。
一方、ソース基地局10‐1は、RS間欠送信モードの他セルが自配下のセルでないとき(S202でNO)、他セルを配下とする他の基地局(ターゲット基地局10‐2も含む)にRS間欠送信モードの停止(又は通常RS送信モードの実行)を通知する(S21)。例えば、RS間欠判断部18は、保持した対象セルのセルIDが他の基地局配下のセルIDであれば、当該他の基地局にRS間欠送信モードの停止(又は通常RS送信モードの実行)をX2/S1メッセージ送受信処理部16に通知する。X2/S1メッセージ送受信処理部16は、この通知に基づいて、RS間欠送信モードの停止(又は通常RS送信モードの実行)と対象セルのセルIDとを含むX2又はS1メッセージを生成し、他の基地局に送信する。このとき、RS間欠判断部18は、例えば、HO判断部15に対して、RS間欠送信モードを停止させたことと停止させたセルのセルIDとを通知する。
そして、ソース基地局10‐1は標準規定のMeasurementを端末50に実施させる(S204)。この場合も自配下のセルに対するものと同様に、例えば、ソース基地局10‐1が参照信号の間欠送信を停止させた後、最初にmeasurement reportメッセージを受信すると、このメッセージ内の測定値に基づいてハンドオーバ処理を行う。
なお、ソース基地局10‐1は、他の基地局(例えばターゲット基地局10‐1)からRS間欠送信モードの停止を通知される場合もある。このような場合、例えば、X2/S1メッセージ送受信処理部16は他の基地局からX2又はS1メッセージを受信し、RS間欠送信モードの停止と対象セルのセルIDを抽出し、RS間欠判断部18に出力する。RS間欠判断部18はこれらを入力すると、スケジューラ20に対して、対象となるセルIDと、通常RS送信モードの実行とを通知する。スケジューラ20は、対象となるセルについて通常RS送信モードにより参照信号をスケジューリングすることで、自配下のセルの参照信号の間欠送信が停止され、通常の送信タイミング(例えば偶数スロット)で参照信号が送信される。
一方、RS間欠送信モード中の他セルが存在しないとき、標準規定のMeasurementを実施させる(S204)。ソース基地局10‐1は、ハンドオーバ先候補のセルにおいて参照信号の間欠送信が行われていないため、間欠送信の停止等の処理を行うことなく、標準規定のMesurementを端末50に実施させる。
図8に戻り、以上により、ソース基地局10‐1は、RS間欠送信停止処理(S20)を終了し、次いで、HO処理及び間欠送信再開処理(S30)を行う。図11はHO処理及び間欠送信再開処理(S30)の例を示すフローチャートである。
ソース基地局10‐1は、受信したmeasurement reportメッセージに含まれる測定値(S204)に基づいて、HO先を決定する(S300)。例えば、HO判断部15は、RS間欠送信モードの停止をRS間欠判断部18から入力すると、ハンドオーバ先の基地局(又はセル)を決定する。例えば、HO判断部15は測定値が最も高いセルを配下とする基地局をハンドオーバ先のターゲット基地局とする。ターゲット基地局は、接続中のソース基地局でもよいし、他の基地局でもよい。以下では、ターゲット基地局は他の基地局10‐2の例で説明する。
次いで、ソース基地局10‐1は、ハンドオーバのターゲット先の基地局10‐2にHO requrired/requestメッセージを送信する(S301(S31))。ターゲット先が接続中の基地局10‐1と同じときは、ソース基地局10‐1はとくにかかるメッセージは送信しなくてもよい。送信は、例えば、HO判断部15がターゲット基地局10‐2を決定すると、X2/S1メッセージ送受信処理部16にメッセージに送信を依頼することにより行われる。
次いで、ソース基地局10‐1は、ハンドオーバの実行処理を行う(S302(S34))。ハンドオーバの実行処理は、例えば、ソース基地局10‐1が端末50にターゲット基地局10‐2の識別情報を通知し(S34)、端末50がターゲット基地局10‐2にRRCconnectionReconfigurationCompleteメッセージを通知する(S35)ことで行われる。ハンドオーバ先の他セルが自配下のセルの場合、ソース基地局10‐1は、例えば当該他セルのセルIDを端末50に通知してもよい。例えば、HO判断部15は、スケジューラ20に対してターゲット先の識別情報を出力し、スケジューラ20が信号送信処理部21等を介して端末50に送信する。これにより、ターゲット先の識別情報を含むRRC connection Reconfigurationメッセージがソース基地局10‐1から端末50に通知される。また、ハンドオーバ先の他セルが他の基地局の場合でも、ソース基地局10‐1は、ターゲット先の識別情報を含むRRC connection Reconfigurationメッセージを端末50に通知する。いずれの場合でも、かかるメッセージにより、端末50は最終的にどこにハンドオーバすることに決定されたのかを知ることができる。
また、ソース基地局10‐1は、ターゲット基地局10‐2にHO requrired/requestメッセージを送信した後、停止したRS間欠送信モードを再開させるようにする(S302(S32))。端末50はRS間欠送信モードを停止させた他セルに対して品質を測定できればよく、測定後、基地局10‐2はRS間欠送信モードを再開することで基地局10‐2の消費電力を削減させることができる。
ただし、本実施例においては、RS間欠送信モードの再開は、ソース基地局10‐1がターゲット基地局10‐2にハンドオーバの要求メッセージを送信した後としている(S301)。ターゲット基地局10‐2が決定されてハンドオーバ要求メッセージを送信できれば、参照信号の間欠送信を行っているセルに対して品質の測定が正確に行われたことが確認できるからである。
例えば、ソース基地局10‐1のHO判断部15は、ハンドオーバ要求メッセージ(S301)の送信を決定すると、RS間欠判断部18にその旨を通知し、RS間欠判断部18はこの通知により停止したRS間欠送信モードの再開を決定する。RS間欠判断部18は、再開を決定したとき、RS間欠送信モードを再開させるセルのセルIDをターゲット基地局10‐2に通知するよう、X2/S1メッセージ送受信処理部16に依頼する。RS間欠判断部18は、再開対象のセルが自配下のセルのとき、スケジューラ20に再開対象のセルIDを通知し、スケジューラ20は当該セルに対してRS間欠送信モードにより参照信号を送信するようスケジューリングする。また、ターゲット基地局10‐2からRS間欠送信モードの再開の通知があったとき、X2/S1メッセージ送受信処理部16がこれを受信してRS間欠判断部18に出力する。RS間欠判断部18は、通知に含まれる再開対象のセルIDをスケジューラ20に通知することで、RS間欠送信モードが再開する。
なお、S302とS303の処理の順番は問わない。S302が行われた後、S303が行われてもよいし、その逆でもよい。
そして、ソース基地局10‐1はHO処理及び間欠再開処理を終了する(S301)。その後、端末50は、ハンドオーバ先のセルに移動し、当該セルを配下に有する基地局10‐2に例えばRRCconnectionReconfigurationCompleteメッセージを送信し、ハンドオーバが完了する。この場合、ターゲット基地局10‐2がソース基地局となる。ハンドオーバ先のセルがソース基地局10‐1配下のセルのときは、かかるメッセージを送信しなくてもよい。
<端末50における動作例>
次に端末50における動作例について説明する。図12は端末50における動作例を示すフローチャートである。ただし、端末50は本処理を開始する前に、測定方法(自セルについてはs‐Measurementなど)が例えばRRCconnectionReconfigurationメッセージにより通知されているものとする(S10)。
端末50は、処理を開始すると(S500)、最初は通常モードとして動作する。通常モードは、例えば、端末50が自セルにおいてソース基地局10‐1から通常のタイミング(例えば偶数スロット)で参照信号を受信するモードである(S501)。
次いで、端末50はSIB(報知情報)によりRS間欠サイクルとセルIDとを受信する(S502)。例えば、ソース基地局10‐1が自セルについて参照信号の間欠送信を行うことを決定すると(S115,S116)、間欠送信サイクルと自セルのセルIDとを送信するため、端末50はこれを受信する。例えば、信号受信処理部53がSIB(報知情報)としてこれらを受信し、Measurement実施部55に出力し、Measurement実施部55にてこれらを保持する。尚、自セルにおいて間欠送信が行われていないとき、ソース基地局10‐1は間欠送信サイクルなどを送信しないため、端末50はS502の処理を行わない。
次いで、端末50は自セルにおいてソース基地局10‐1から参照信号を受信する(S503)。例えば、信号受信処理部53が参照信号を受信し、Measurement実施部55に通知する。自セルがRS間欠送信モードのとき、信号受信処理部53はRS間欠送信モードにより送信された参照信号を受信する。
次いで、端末50は自セルの品質を測定する(S504)。端末50は、自セルがRS間欠送信モードのとき、規定された測定時間に無関係に(または規定測定時間よりも長く測定時間で)品質を測定する。端末50が規定された測定時間で品質を測定できない場合もあるからである。そのため、端末50は、例えば、間欠送信サイクルとセルIDとを受信したとき(S502)、これを契機にして、自セルの品質を測定するときは規定測定時間に関係なく測定することを決定する。
品質の測定は、例えば、Measurement実施部55が行う。自セルについては、s‐Measureにより品質を測定することが通知されているため、Measurement実施部55は、測定値が閾値以下になったときに測定値を出力する。
次いで、端末50は、測定値をmeasurement reportメッセージに含めてソース基地局10‐1に送信する(S505)。例えば、Measurement実施部55は測定値を信号送信処理部56に出力し、信号送信処理部56は測定値に対して符号化処理や変調処理等を行うことで、測定値を含むmeasurement reportメッセージを生成して出力する。これにより、端末50は、s‐Measureによる測定値をソース基地局10‐1に報告することができる。ソース基地局10‐1はこの報告がRS間欠送信モード停止の契機となる(S200(S15))。
次いで、端末50は、自セル及び他セルの品質を測定し、測定値をmeasurement reportメッセージに含めて送信する(S506)。この時点において、端末50からすると、他セルの品質を測定しても、当該他セルにおいて既に参照信号の間欠送信が停止され、通常RS送信モードとして参照信号が送信されるため、他セルの品質を正確に測定できる。例えば、測定はMeasurement実施部55が行う。
次いで、端末50は、ソース基地局10‐1からRRCconnectionReconfigurationメッセージを受信する(S507)。この時点において、ソース基地局10‐1ではハンドオーバ先を決定しており、端末50はこのメッセージの受信により、決定したハンドオーバ先の基地局(又はセル)の情報を得ることができる。例えば、信号受信処理部53を介してHO実施部54が当該メッセージを受信する。例えば、当該メッセージには、ターゲット先の基地局ID又はセルIDが含まれており、HO実施部54がこれを保持する。
次いで、端末50は、ターゲット基地局10‐2との間でハンドオーバ処理を実施し(S508)、ハンドオーバ先のセルに移動する。例えば、HO実施部54は、ターゲット基地局10‐2に対して、RRCconnectionReconfigurationCompleteメッセージを送信する。
そして、端末50は一連の処理を終了する(S509)。
このように、ソース基地局10‐1は、ハンドオーバ先候補の他セルにおいて参照信号の間欠送信が行われているとき、s‐Measureに対する品質測定値を受信したことを契機に間欠送信を停止させ、通常の送信タイミングで参照信号を送信させる。端末50はこれにより、他セルの品質を正確に測定できるため、他セルにおいて参照信号の間欠送信が行われている場合でも、ハンドオーバ先となることもできる。
<他の動作例>
次に他の動作例について説明する。上述した例は、基地局10‐1がs‐Measureに対するmeasurement reportメッセージを受信したことを契機にして(S200)、参照信号の間欠送信を停止させ、通常RS送信モードとして動作するようにした(S203,S21)。本動作例は、s‐Measureに代えて、新たなIE(Information
Element)によりmeasurement reportメッセージを報告させ、これを契機に参照信号の間欠送信を停止させ、通常RS送信モードとして動作する例である。無線通信システム1の構成例、基地局10と端末50の構成例は上述した例(例えば図2〜図7)と同様である。
全体動作については図8と同様であるが、ソース基地局10‐1は他セルのmeasurement reportメッセージに対する測定方法として、新たなIEであることを通知する(S10)。
本実施例では、この新たなIEを、reportCellForESと称する。reportCellForESは、例えば、他セルの品質を少しでも測定できれば報告することを指示するIEである。reportCellForESの通知を受けた端末50は、少しでも測定値を得ることができれば、測定値と測定対象セルのセルIDとをmeasurement reportメッセージに含めて送信する。
なお、IEとは、例えば、メッセージに含まれる情報要素のことであり、s‐MeasureもIEの一つである。
全体動作において、RS間欠送信処理(S11)はs‐Measureの場合と同様である。ソース基地局10‐1が自セルに対して参照信号の間欠送信を行うこともできるし、自配下の他セルに対して参照信号の間欠送信を行うこともできる。また、ソース基地局10‐1は、ハンドオーバ先候補の他の基地局(例えばターゲット基地局10‐2)からRS間欠送信モードの通知を受けることもできる。その後、ソース基地局10‐1はreportCellForESを利用した場合のRS間欠送信停止処理(S20)を行う。図13はかかる場合の例を示すフローチャートである。
ソース基地局10‐1は、端末50からmeasurement reportメッセージを受信する(S200(S15))。このmeasurement reportメッセージは、reportCellForESに対する測定値を含む。端末50がかかる測定値を報告する場合は、少しでも他セルの品質が測定できる場合であり、端末50が当該他セルにハンドオーバにより移動できる可能性がある場合である。よって、このような場合、ソース基地局10‐1は、参照信号の間欠送信を停止させ、通知した端末50のために、通常RS送信モードにより参照信号を送信し品質を測定させるようにする。これにより、端末50は、間欠送信が行われているセルに対しても正確に品質を測定することができ、ハンドオーバにより当該セルに移動できるようになる。reportCellForESに対する測定値は、例えば、信号受信処理部13等を介してRS間欠判断部18に入力される。
なお、reportCellForESは、s‐Measureの例と同様に、例えば、ソース基地局10‐1は、RRCconnectionReconfigurationメッセージにより端末50に通知するものとする(S10)。
次いで、ソース基地局10‐1は、受信したmeasurement reportメッセージ中にRS間欠送信モードのセルIDがあるか否かを判別する(S251)。例えば、RS間欠判断部18は、保持したRS間欠送信モード中のセルIDと、受信したmeasurement reportメッセージ中に含まれるセルID(測定対象のセルID)とが一致するか否かにより判別する。なお、保持したRS間欠送信モード中のセルIDは、自セルのセルID、配下の他セルのセルID、または他の基地局配下のセルID、いずれの場合もあり得る。
s‐Measureの場合、ソース基地局10‐1は間欠送信を行っている自配下の全ての他セルに対して間欠送信を停止させるようにした。s‐Measureの場合、ソース基地局10‐1は、自セルの品質が報告され、他セルの品質が報告されないためである。本例では、measurement reportメッセージ中に他セルのセルIDが含まれる。よって、ソース基地局10‐1は、このセルIDを利用して、当該セルIDの他セルが間欠送信モード中であれば、通常RS送信モードに移行させることができる。
ソース基地局10‐1は、受信したmeasurement reportメッセージにRS間欠送信モードのセルIDがあれば(S251でYES)、測定値が基準値を満たすか否かを判別する(S252)。端末50は規定測定時間に関係なく、少しの時間であっても他セルの品質を測定できれば測定値を報告することになるが、測定値が低すぎる場合、ハンドオーバ先としては適切でない場合もある。このような場合を考慮して、ハンドオーバを行う程度に十分な測定値を有するセルに移動できるようにするため、基準値を設けて、ソース基地局10‐1が比較するようにしている。
従って、測定値が基準値を満たさないとき(S252でNO)、ソース基地局10‐1は当該セルに対してRS間欠送信モードを継続し、ハンドオーバが行われないようにする(S255)。測定した品質がハンドオーバできる程度に十分な品質を満たしていないからである。例えば、RS間欠判断部18は、保持したRS間欠送信モード中のセルIDと受信したmeasurement reportメッセージに含まれるセルIDとが一致したとき、当該メッセージに含まれる測定値と予め保持した基準値とを比較する。そして、RS間欠判断部18は、例えば、測定値が基準値より低いとき、とくに処理を行わずこのままの状態を継続する。
そして、一連の処理を終了させる(S256)。
一方、測定値が基準値を満たすとき(S252でYES)、ソース基地局10‐1は対象となるセルの間欠送信を停止させる(S253)。例えば、RS間欠判断部18は、測定値が基準値より大きいとき、measurement reportメッセージに含まれるセルIDのセルに対して間欠送信を停止させるようにする。ハンドオーバ先となり得る程度に十分な測定値が得られたからである。reportCellForESに対する測定値は、他セルの測定値であるため、参照信号の間欠送信を停止させるセルは、例えば、ソース基地局10‐1配下の他セル又は他の基地局配下の他セルとなる。ソース基地局10‐1配下の他セルの間欠送信を停止させる場合は、例えば、RS間欠判断部18がmeasurement reportメッセージに含まれるセルIDと間欠送信停止をスケジューラ20に通知することで行われる。また、他の基地局(例えばターゲット基地局10‐2も含む)のセルの間欠送信を停止させる場合は、例えば、RS間欠判断部18が間欠送信停止とmeasurement reportメッセージに含まれるセルIDとをX2/S1メッセージ送受信処理部16に出力する。これにより、当該他セルを配下に有する基地局に間欠送信停止が通知され、間欠送信が停止され、通常RS送信モードにより参照信号が送信される。
ただし、ソース基地局10‐1は、測定値が基準値を満たすか否かに拘わらず、参照信号の間欠送信を停止させたり、継続させたりすることもできる。図15(A)〜図15(C)は各セルにおける参照信号の間欠送信タイミングの例、図15(D)は各セルの関係例を夫々示す図である。例えば、セル#aは通常RS送信モードであり、セル#bとセル#cはRS間欠送信モードである。ただし、セル#cの方がセル#bよりも間欠サイクルは長い。
このような場合、図15(D)に示すように、端末50がセル#cに対する品質を測定すると、セル#aとセル#bの2つと比較して最も測定値が低くなる。このような場合、セル#cの測定値が基準値よりも低いときでも、セル#cへのハンドオーバが予め設計されていれば、RS間欠送信モードを停止させることもできる。これにより、端末50はセル#cに対する測定値を正確に測定することができる。一方、セル#cに対するハンドオーバが行われないように設計されているときは、測定値が基準値を満たしているときでも、セル#cに対するRS間欠送信モードを継続させるようにすることもできる。これにより、セル#cに対するハンドオーバの可能性が低くなる。
このように、予め設計したハンドオーバ先の規則に従って、間欠送信を停止させたり継続させることもできる。例えば、RS間欠判断部18は、設計された(コンフィグされた)ハンドオーバ先のセルに関する情報を保持し、本処理において(S252)、この情報を優先してRS間欠送信モードの停止や継続を判別するようにしてもよい。
図13に戻り、S251でNOのとき、またはS253の処理が終了すると、ソース基地局10‐1は標準規定のmeasurementを実施させる(S254)。s‐Measureの場合の処理(S204)と同様に、例えば、ソース基地局10‐1が参照信号の間欠送信を停止させた後、最初にmeasurement reportメッセージを受信すると、このメッセージ内の測定値に基づいてハンドオーバ処理を行う。この場合のmeasurement reportメッセージは、例えば、自セルについてはs‐Measureによる測定値でもよいし、他セルについてはreportStrongestCellsによる測定値でもよい。以後は、これらの測定値に基づいて、例えばHO判断部15がハンドオーバ先を決定する等の処理を行う。また、ソース基地局10‐1は、s‐Measureの場合と同様にターゲット先の間欠送信を再開させる処理(S303(S32))を行う。
図14は、reportCellForESを利用した場合の端末側処理(S50)の動作例を示すフローチャートである。処理を開始後(S500)、参照信号の間欠受信(S503)までは、s‐Measureの場合と同様である。なお、端末50は接続処理において、reportCellForESにより他セルの品質を測定することをRRCconnectionReconfigurationメッセージにより通知されているものとする(S10)。
次いで、端末50は、reportCellForESに基づいて他セルの品質を測定する(S521)。例えば、Measurement実施部55は、信号受信処理部53で受信した参照信号に基づいて受信レベルを測定することで品質を測定する。
次いで、端末50は少しでも品質を測定できれば、測定値を含むMeasurement reportメッセージをソース基地局10‐1に送信する(S522)。例えば、Measurement実施部55が他セルからの参照信号の受信レベルが少しでもあれば測定値として信号送信処理部56に出力し、信号送信処理部56が測定値を含むMeasurement reportメッセージを生成して送信する。
ソース基地局10‐1では、測定値が基準値を満たしているとき(又は測定値が基準値以上のとき)、当該他セルに対して参照信号の間欠送信を停止させるため、端末50は通常のタイミングで送信された参照信号に基づいて測定値を測定することができる。この場合の、測定方法は、例えば、他セルについては上述したreportCellForESに対するものでよいし、自セルについてはreportStrongestCellsでもよいし、s‐Measureに対するものでもよい。いずれも、例えば接続処理において、基地局10‐1が端末50に通知しているものとする(S10)。
以後、端末50は、s‐Measureの場合と同様に、HO処理等を行う(S506〜S509)。
1:無線通信システム 10:無線基地局装置(基地局)
10‐1,10‐2,10‐10,10‐11:無線基地局装置(基地局)
13:信号受信処理部 14:UE監視部
15:HO判断部 16:X2/S1メッセージ送受信処理部
17:トラフィック監視部 18:RS間欠判断部
20:スケジューラ 21:信号送信処理部
50:端末装置(端末) 53:信号受信処理部
54:HO実施部 55:Measurement実施部
56:信号送信処理部

Claims (13)

  1. 端末装置と無線通信を行う無線基地局装置において、
    前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて前記端末装置により測定された、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、前記第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御する間欠判断部と、
    前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第1のセルにおいて前記端末装置により測定された前記第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて前記端末装置のハンドオーバ先を決定するハンドオーバ判断部と
    を備えることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記間欠判断部は、第1の閾値を前記端末装置に送信し、前記第1のセルの品質が前記第1の閾値以下となったときに前記端末装置から送信された前記第1のメッセージを受信することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 前記間欠判断部は、前記第1のセルにおいて前記参照信号が前記第2の送信期間で送信されているとき、規定された測定期間より長い測定期間で測定された前記第1のセルの品質を含む前記第1のメッセージを受信することを特徴とする請求項2記載の無線基地局装置。
  4. 前記間欠判断部は、前記第2のセルの品質が第2の閾値以下のときでも前記第2のセルの品質が測定されたときに前記端末装置から送信された前記第1のメッセージを受信することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  5. 前記間欠判断部は、前記第1のメッセージに含まれる前記第2のセルの品質が基準値以上のとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御し、前記第2のセルの品質が基準値より小さいとき、前記第2のセルにおいて前記第2の送信期間で前記参照信号が送信されることを継続させるよう制御することを特徴とする請求項4記載の無線基地局装置。
  6. 更に、スケジューラを備え、
    前記間欠判断部は、前記第1又は第2のセルの品質を含む前記第1のメッセージを受信したとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう前記スケジューラに通知し、
    前記スケジューラは、当該通知に基づいて、前記無線基地局装置配下の前記第2のセルに対して前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるようにスケジューリングを行い、
    前記スケジューリングにより前記無線基地局装置配下の前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  7. 更に、前記他の無線基地局装置との間でメッセージを送受信するメッセージ送受信処理部を備え、
    前記間欠判断部は、前記第1又は第2のセルの品質を含む前記第1のメッセージを受信したとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう前記メッセージ送受信処理部に通知し、
    前記メッセージ送受信処理部は、当該通知に基づいて前記他の無線基地局装置配下の前記第2のセルおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう第3のメッセージを送信し、
    前記第3のメッセージの送信により、前記他の無線基地局装置配下の前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  8. 前記間欠判断部は、前記第1のセルの品質を含む前記第1のメッセージを受信したとき、前記第2の送信期間で前記参照信号を送信している全ての前記第2のセルに対して、前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  9. 前記間欠判断部は、前記第2のセルの品質を含む前記第1のメッセージを受信したとき、品質が測定された前記第2のセルに対して、前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  10. 前記間欠判断部は、前記端末装置との間で送受信される信号のトラフィック量に基づいて前記第2の送信期間を決定することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  11. 無線基地局装置と無線通信を行う端末装置において、
    前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を第1の品質として測定し、更に、前記第1の品質を測定後、前記第2のセルの品質を第2の品質として測定する測定実施部と、
    前記第1の品質を含む第1のメッセージと、前記第2の品質を含む第2のメッセージとを生成し、前記無線基地局装置に夫々送信する送信処理部とを備え、
    前記測定実施部は、第1の送信期間よりも送信期間が短い第2の送信期間で送信された参照信号に基づいて前記第2のセルの品質を前記第1の品質として測定し、前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第2のセルの品質を前記第2の品質として測定することを特徴とする端末装置。
  12. 無線基地局装置と端末装置とを備え、
    前記無線基地局装置と前記端末装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局装置は、
    前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて前記端末装置により測定された、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、前記第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御する間欠判断部と、
    前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第1のセルにおいて前記端末装置により測定された前記第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて前記端末装置のハンドオーバ先を決定するハンドオーバ判断部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記第1又は第2のセルの品質を第1の品質として測定し、更に、前記第1の品質を測定後、前記第2のセルの品質を第2の品質として測定する測定実施部と、
    前記第1の品質を含む前記第1のメッセージと、前記第2の品質を含む前記第2のメッセージとを前記無線基地局装置に送信する送信処理部とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  13. 端末装置と無線通信を行う無線基地局装置における無線通信方法であって、
    前記無線基地局装置配下の第1のセルにおいて前記端末装置により測定された、前記第1のセルの品質又は前記無線基地局装置配下或いは他の無線基地局装置配下の第2のセルの品質を含む第1のメッセージを受信したときに、前記第2のセルにおいて第1の送信期間より送信期間が短い第2の送信期間で参照信号が送信されているとき、前記第2のセルにおいて前記第1の送信期間で前記参照信号が送信されるよう制御し、
    前記第1の送信期間で送信された前記参照信号に基づいて前記第1のセルにおいて前記端末装置により測定された前記第2のセルの品質を含む第2のメッセージを受信し、当該品質に基づいて前記端末装置のハンドオーバ先を決定する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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