JPWO2012017797A1 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

超音波診断装置は、複数の超音波振動子との間で超音波の送受信信号を伝送する送受信信号線と、複数の超音波振動子の近傍に設けられ、送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号又は選択信号を読み出す読出信号を判別し、判別結果により駆動対象の超音波振動子を送受信信号線に電気的に接続する信号判別部と、を備え、送受信信号線は送受信信号と兼用して選択信号又は読出信号を伝送する。

Description

本発明は超音波を利用して超音波断層画像を生成する超音波診断装置に関する。
従来において圧電素子を用いた超音波端触子は公知であるが、近年、広帯域の静電容量型の超音波振動子(C−MUTという)を使用した超音波探触子が開発された。
例えば、第1の従来例としての日本国特表2008−516683号公報に開示されているように、このような超音波探触子を接続して使用できる超音波診断装置が提案されている。C−MUTは、シリコン基板上に空洞を設け、空洞の上部と下部に電極を設けた構造である。
これらの電極にバイアス電圧と共に超音波駆動信号を印加することで、空洞上部の膜を揺らせて、超音波を送信し、帰ってきたエコー信号を、上部の膜で検出し、超音波の送受信を実現する。
C−MUTはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)プロセスを利用して実現でき、1素子の大きさも小さいため、圧電振動子よりも小さくできる。圧電振動子より小さくできるC−MUTをドライブシャフトに接続して、極細の超音波プローブで利用することも提案されている。
また、複数の超音波振動子を並べて実装し、複数の超音波振動子の幾つかを選択して、送受信することで、超音波断層画像を得る超音波診断装置がある。この超音波診断装置では、選択される超音波振動子の数と同数の配線が必要となる。
この配線を削減するために、第2の従来例としてのWO2001/021072号公報には、超音波振動子に近いプローブ先端部分に、マルチプレクサを実装する構造が開示されている。
上記のようにドライブシャフトでC−MUTを機械的に回転させる超音波プローブの場合、湾曲した細い管腔へ挿入した場合、ドライブシャフトの追従性が悪くなることがあり、回転ムラなどにより、画像流れ等が発生しやすくなる。
また、複数の超音波振動子を並べて実装する場合、超音波振動子の素子数分の配線が必要となり、超音波振動子の素子数が多ければ、束ねた配線のために超音波プローブの外径が太くなる。これを解決するために、マルチプレクサを超音波プローブの先端部に実装する解決方法も提案されている。
しかし、第2の従来例のようにマルチプレクサにより超音波振動子を選択するための切替を行うためにも信号線が必要になり、カテーテル等の細い管腔を対象とする超音波プローブに適用することは難しい。
このため、複数の超音波振動子に対して超音波で送受信するための送受信信号を伝送する送受信信号線を兼用して実際に超音波の送受信を行う超音波振動子の選択に利用することにより、超音波振動子を選択するために新たな信号線を必要としないで、外径が細い超音波プローブにも適用できる等、広い用途に適用できる構成が望まれる。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、送受信信号線を兼用して複数の超音波振動子から実際に超音波の送受信に使用する超音波振動子を選択的に駆動可能にすることにより、広い用途に適用できる超音波診断装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の超音波振動子を有する超音波診断装置であって、
前記複数の超音波振動子との間で超音波の送受信を行う送受信信号を伝送する送受信信号線と、前記複数の超音波振動子の近傍に設けられ、前記送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号又は該選択信号を読み出す読出信号を判別し、判別結果により前記駆動対象の超音波振動子を前記送受信信号線に電気的に接続する信号判別部と、を備え、前記送受信信号線は、前記送受信信号と兼用して前記選択信号又は前記読出信号を、伝送することを特徴とする。
図1は本発明の第1の実施形態の超音波診断装置の外観を示す図。 図2は第1の実施形態の超音波診断装置の構成を示すブロック図。 図3は第1の実施形態における超音波振動子アレイの一部を示す図。 図4は信号判別部の構成を示すブロック図。 図5は信号判別部に入力される送信信号の波形などを示す図。 図6は超音波振動子アレイを構成する複数の超音波振動子としての複数のC−MUTを電気的に1個ずつ順次選択するように切り替えて駆動する様子と、従来例による1つの超音波振動子をドライブシャフトによる機械的に回転駆動して超音波を走査する様子の説明図。 図7は本発明の第2の実施形態の超音波診断装置の構成を示すブロック図。 図8は第2の実施形態における超音波振動子アレイの一部を示す図。 図9は信号判別部の構成を示すブロック図。 図10は本発明の第3の実施形態における信号判別部周辺の構成を示すブロック図。 図11は第3の実施形態における送受信信号線を介して選択信号をルックアップテーブル(LUT)に格納する動作と、送信信号にLUT用クロックを混載して超音波振動子を選択する動作の説明図。 図12はLUTに格納した設定パターンAと設定パターンBとの表をそれぞれ示す図。 図13は第3の実施形態を3電極タイプの静電容量型の超音波振動子(C−MUT)に適用した場合の信号判別部周辺部の構成を示す図。 図14は本発明の第4の実施形態の超音波診断装置の構成を示すブロック図。 図15は第4の実施形態における信号判別部周辺部の構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の超音波診断装置1の外観を示し、図2はその内部構成例を示す。
図1に示すように超音波診断装置1は、超音波振動子アレイが設けられた超音波プローブ2と、この超音波プローブ2が接続される超音波観測装置(以下、単に観測装置)3と、この観測装置3に接続され、超音波断層像を表示する表示装置としてのモニタ4とを有する。
超音波プローブ2は、被検体の血管等の管腔内に挿入される細長の挿入部5と、この挿入部5の基端に設けられた把持部6と、この把持部6から延出されたケーブル部7とを有し、このケーブル部7の端部に設けられたコネクタ7Aは、観測装置3のコネクタ受け(図示略)に着脱自在に接続される。
挿入部5の先端部には、複数の超音波振動子として、例えば図1における拡大図に示すように、複数の静電容量型の超音波振動子((Capacitive Micromachined Ultrasonic Transducer :C−MUTと略記)8a,8b,8c,…,8nからなる超音波振動子アレイ10が設けられている。円筒形状の挿入部5における超音波を通す外装カバーの内側に長方形の板形状の複数のC−MUT8a,8b,…,8nが円環を形成するように配置されている。
図2及び図3に示すように超音波振動子アレイ10を構成する複数のC−MUT8a,8b,…,8nは、複数のC−MUT8a,8b,…,8nの近傍に設けられた信号判別部9a,9b,…,9nを介して挿入部5内を挿通された送信信号及び受信信号を伝送する送受信信号線11Aと接続されている。
図2に示すように送受信信号線11Aは、コネクタ7Aを介して観測装置3内部の送受信信号線11Bの一端と接続される。
この送受信信号線11Bは、直流(DC)バイアス電圧(単にDCバイアスと略記)を出力するDCバイアス出力部12と接続されると共に、DCバイアスをカットするコンデンサからなるDCカット部13を介して送信部14及び受信部15とに接続される。
送信部14は、送信信号を出力又は発生する送信信号出力部(又は送信信号発生部)16と、この送信信号に、超音波の送受信に使用するC−MUT8i(i=a,b,…,n)を選択する振動子選択信号(選択信号と略記)を混載(又は重畳)する信号混載部(又は信号重畳部)17とを有する。
また、制御部18は、送信信号出力部16から出力される送信信号の出力タイミングを制御すると共に、信号混載部17による選択信号の出力タイミングを制御する。そして、信号混載部17は、制御部18の制御下で、各送信信号の出力波形の前に振動子選択させるための各選択信号を混載(重畳)する。
つまり、本実施形態においては、送信信号に同期した選択信号が重畳された信号形態の送信信号を生成する。選択信号が重畳された送信信号は、後述する図5のようになる。
送信部14から出力される、この選択信号が重畳された送信信号は、さらにDCバイアス出力部12によるDCバイアスが重畳されて、送受信信号線11Bを介して超音波プローブ2の送受信信号線11A側に送信される。そして、この送受信信号線11Aを経て伝送された送信信号が、超音波プローブ2の先端部に配置された信号判別部9iに入力される。
本実施形態においては、超音波振動子アレイ10を構成する複数(n個)のC−MUT8a,8b,…,8nを、n個の送信信号によって順次電気的に駆動することができるように、各送信信号の信号波形の前にC−MUT8a,8b,…,8nをそれぞれ選択させるための選択信号を混載(重畳)している。
そして、C−MUT8a,8b,…,8nを送受信させる送受信信号を伝送する送受信信号線11A上に設けられた信号判別部9iは、選択信号により駆動対象のC−MUT8iであるか否かを判別し、判別結果により後述するゲート回路34iを開閉(オープン/クローズ)する。
なお、図2から分かるように超音波プローブ2内に挿通される信号線は、グラウンド(端子)に接続されるグラウンド線(GND線)を除くと、1本の送受信信号線11Aのみとなり、超音波プローブ2の挿入部5の外径を細径化するに適した構造を実現する。
図2に示すようにC−MUT8iは、上部電極21iと、下部電極22iとが空洞部を介して対向するように配置されている。上部電極21iは信号線23iを介してグラウンド(図面ではG)に接続され、下部電極22iは信号線24iを介して信号判別部9iの一端に接続されている。そして、この信号判別部9iの他端は共通の送受信信号線11Aに接続されている。
C−MUT8iは、上部電極21iと、下部電極22iとの間にDCバイアス電圧を印加した状態で送信信号を印加することにより、空洞に臨む例えば上部電極21i側の膜を振動させて超音波を送信する。また、DCバイアスを印加した状態で超音波を受信すると、空洞に臨む膜が振動し、電気信号としての超音波の受信信号を発生する。
この受信信号は信号判別部9iを介して観測装置3内の受信部15に入力される。この受信部15を構成するアンプ部25により増幅された後、受信信号処理部26に入力される。この受信信号処理部26は、受信信号から超音波断層像を生成する信号処理を行い、信号処理により生成した超音波断層画像の映像信号をモニタ4に出力し、モニタ4の表示面には、超音波断層画像が表示される。
また、観測装置3内の制御部18は、DCバイアス出力部12、受信信号処理部26の制御動作も行う。また、この制御部18を介して観測装置3の動作を制御するための各種の操作信号の入力を行う操作部19が設けられている。
本実施形態は、複数の超音波振動子としての複数のC−MUT8a,8b,…,8nを有する超音波診断装置1であって、前記複数の超音波振動子との間で超音波の送受信を行う送受信信号を伝送する送受信信号線11Aを備える。
また、この超音波診断装置1は、前記複数の超音波振動子の近傍に設けられ、前記送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号を判別し、判別結果により前記駆動対象の超音波振動子を前記送受信信号線11Aに電気的に接続する信号判別部9a,9b,…,9nを備え、前記送受信信号線11Aは、前記送受信信号と兼用(混載)して前記選択信号を、伝送することを特徴とする。
なお、後述する第3の実施形態においては、前記送信信号に重畳して(前記選択信号の代わりの)読出信号が送出され、信号判別部61は、読出信号としてのLUT用CLKを判別する。そして、送信及び受信する超音波振動子を選択する前記選択信号を予め格納する選択用ルックアップテーブル部から、前記読出信号に従って、対応する選択信号のデータを読み出す。
図3は、各C−MUT8i(図3ではi=a,b,c,dの場合で示している)と信号判別部9iとの配置例を示す。各C−MUT8iに隣接して信号判別部9iが配置されている。なお、信号判別部9iは、C−MUT8iに隣接して一体的に配置した構成にしても良い。また、各信号判別部9iは共通の送受信信号線11A上に設けてある。
信号判別部9iは、図4に示すような構成であり、また図5は信号判別部9iに入力される送信信号(送受信信号)を示す。図5に示す送受信信号を形成する送信信号は、上述した制御部18による制御下で、生成される。
なお、以下の説明から分かるように送受信信号は、図5の選択コード期間Taと送信期間Tbとにおける送信信号と、送信期間Tbの後の受信期間Tcの受信信号とからなる。また、図5から分かるように選択コード期間Taと送信期間Tbとに時分割して、選択信号としての振動子選択コードと、送信信号とが送受信信号線11Aにより伝送される。
図5に示すように、送受信信号線11Aから信号判別部9iに入力される送信信号は、DCバイアスに、実際に送受信に用いる駆動対象の超音波振動子を選択する選択信号としての振動子選択コードとしてのパルスが重畳された(選択信号期間としての)選択コード期間Taと、選択された駆動対象のC−MUT9iを駆動するための送信信号が存在する送信期間Tbとを有する。また、送信期間Tbの後では、送受信信号線11AにはDCバイアスのみが印加された状態となり、受信信号を受信する受信期間Tcとなる。
選択コード期間Taにおいて駆動対象のC−MUT8iを判別するための選択信号としての振動子選択コードを、送信信号の波形の前に所定のタイミングで挿入する。その1例として選択コード期間Taに挿入された選択コード信号例として、図5では所定のパルス幅のパルスの場合で示す。
図5に示すように、選択コード期間Taには、1番目のC−MUT8aを送信信号で駆動することができるように、1番目のC−MUT8aに対応した振動子選択コードP1としての1個のパルスが、送信信号の信号波形の前に時分割して重畳されている。
この場合には、例えば負極性となる所定のパルス幅を有する1つのパルスが送信信号の波形前に配置されている。そして、送信期間Tb,受信期間Tc後には、2番目のC−MUT8bを送信信号で駆動することができるように、2個のパルスからなる振動子選択コードP2が送信信号の波形前に配置されている。2つのパルスからなる振動子選択コードP2の次には、図示していないが3つのパルス、4つのパルス、…、n個のパルスの振動子選択コードが続くことになる。
図4に示す信号判別部9iは、上記の送信信号が入力されるDCカット&クリップ回路31iと、ゲート回路34iとが設けてある。
DCカット&クリップ回路31iは選択信号から、DCバイアス成分をカットするDCカット回路と、かつ大きな振幅の送信信号をクリップして振幅の小さい選択信号を形成するパルスのみを抽出するクリップ回路とからなる。なお、DCカット&クリップ回路31iは、DCカット回路とクリップ回路とを一体化した構成に限らず、DCカット回路とクリップ回路とを別体にした構成にしても良い。
DCカット&クリップ回路31iにより抽出された(選択信号を形成する)パルスは、パルスカウンタ32iに入力され、パルスカウンタ32iは、入力されたパルスの数をカウントして、判定部(又は判別部)33iに出力する。
判定部33iは、この信号判別部9iに隣接して設けられたC−MUT8iに応じて予め設定したカウント数と一致するか否かを判定(判別)する。例えば図3に示した1番目のC−MUT8aに隣接した判定部33aには、判定用のカウント数として1がプリセットされている。そして、図5に示すようにパルス数が1の振動子選択コードP1が入力された場合には、判定部33aは、プリセットされたカウント数と一致するため、このC−MUT8aを、超音波の送受信に使用する駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号であると判定する。
判定部33iは、駆動対象のC−MUT8iを駆動するための選択信号であると判定した場合には、判定部33iから制御信号をゲート回路34iのゲート開閉制御端子(単に制御端)に印加して、ゲート回路34iのゲート開閉を制御、つまりゲートを閉から開にする。
なお、図4において、信号判別部9iを構成するDCカット&クリップ回路31iと、パルスカウンタ32iと、判定部33iと、ゲート回路34iは、DCバイアス出力部12によるDCバイアスを、動作させる電源として利用する。
例えば、DCバイアスは、信号判別部9i内に設けた電圧変換回路35によりパルスカウンタ32i、判定部33i、ゲート回路34iを動作させる所定の電源電圧に変換される。そして所定の電源電圧がパルスカウンタ32i、判定部33i、ゲート回路34iに供給される。電圧変換回路35は、公知の3端子定電圧集積回路(IC)により構成される(図示略)。
本実施形態においては、DCバイアスを電源に利用する構成のため、信号判別部9iを動作させるために、超音波プローブ2内に電源線を挿通することを必要としない。換言すると、送受信信号線11Aは、信号判別部9iを動作させるため電源を伝送する電源線の機能も兼ねる。
なお、図4においては、各信号判別部9i内に電圧変換回路35を設けているが、例えば1つの信号判別部9a内のみに電圧変換回路35を設け、この電圧変換回路35から全ての信号判別部9a―9nのパルスカウンタ32a―32n、判定部33a―33n、ゲート回路34a―34nに電源を供給するようにしても良い。
上記のようにゲート回路34i(の一方の端子)には、送信信号が入力され、判定部33iから制御信号が印加されると、ゲート回路34iはゲートを開く。そして、ゲート回路34iは、このゲート回路34iの一方の端子に入力された信号を他方の端子側に出力する。
換言すると、ゲート回路34iは、制御端に印加される制御信号により、一方の端子と他方の端子とを導通状態、つまり電気的に接続状態にする。この場合には、入力されたDCバイアス成分でオフセットされた送信信号をC−MUT8iへ送出する。なお、ゲート回路34iは、次の選択信号期間Taの開始信号が入ると、閉じるように設定されている。
従って、図5に示すようにゲート回路34iは、送信期間Tbで開になると、受信期間Tcでも開の状態を維持する。つまり、ゲート回路34iは、送信信号を駆動対象のC−MUT8i側に送出するように開になると共に、送信に用いたC−MUT8iで受信した受信信号を受信期間Tcにおいて送受信信号線11A経由で観測装置3側に送出するように開を維持する。
図5では、具体例としてゲート回路34aと34bの場合のゲート開閉の様子を示している。なお、Lレベルが閉、Hレベルが開を示している。ゲート回路34iを経て、送信信号がC−MUT8iに印加されることにより、C−MUT8iは、超音波を送信する。
上記のように超音波振動子アレイ10は、円環形状を形成するようにC−MUT8a,8b,…,nが配置されており、パルス数が1,2,…,nに設定された選択信号が送信信号の前に配置してあるので、C−MUTは、8a,8b,…,nが順次選択されて送信信号で駆動され、駆動されたC−MUT8iにより放射状に超音波を送信(ラジアル走査)する。
そして、超音波プローブ2の先端部が被検体内における胆管や、膵管等の管腔部位内に挿入されている場合には、超音波プローブ2の先端部の周囲の管壁側に超音波を放射状に送信する。音響インピーダンスが変化している部分で反射された超音波エコーは、送信に用いたC−MUT8iで受信される。
受信された超音波エコーは、C−MUT8iにより電気的な受信信号となり、送受信信号線11A、11Bを経由し、DCカット部13でDCバイアス成分がカットされてアンプ部25に入力される。このアンプ部25で受信信号は増幅された後、受信信号処理部26によって、ラジアル走査の超音波断層画像が生成され、モニタ4で表示される。
図6(A)は、本実施形態における超音波振動子アレイ10を構成するC−MUT8a,8b,…,8nを、順次切替えて駆動していくことでラジアル電子走査する方式を示す。また、図6(B)は、従来例によるドライブシャフト41による走査方式の概略を示す。
上述したように本実施形態は、送信信号に選択信号を重畳し、選択信号により駆動するC−MUT8iを順次選択(切替)する方式とすることで、超音波をラジアル電子走査する。
従来例では、図6(B)で示すようにドライブシャフト41に取り付けられた超音波振動子として例えばC−MUT42をメカニカルに矢印で示すように回転駆動させて超音波をメカニカルに走査する。
本実施形態は、図6(B)に示すC−MUT42をメカニカルに回転駆動することを必要としないで、図6(A)の矢印で示すように選択するC−MUTを8a,8b,8c,…と順次、切り替えることにより超音波をラジアル走査して、このラジアル走査による超音波断層画像を得ることができる。
その結果、本実施形態によれば、ドライブシャフト41の追従性の悪さによる画像の流れの発生を抑制でき、品質の良い超音波断層画像を得ることができる。
また、このようにC−MUT8iを切替えて駆動する電子走査方式であるにもかかわらず、選択信号を伝送する信号線の機能を、送受信信号を伝送する送受信信号線11Aで兼用している。
このため、本実施形態によれば、グラウンド線を除くと、1本の送受信信号線11Aのみで超音波振動子アレイ10を駆動でき、超音波プローブ2内に挿通される信号線の本数を削減できる。
このように本実施形態によれば、信号線の本数を削減できるので、超音波プローブ2の挿入部5の細径化、つまり挿入部5の外径を細くすることができる効果を有する。
また、本実施形態は例えば超音波プローブ2の挿入部5を細径化して、より細径な管腔内に挿入するような用途にも適用できる。つまり、本実施形態は、広い用途に適用可能になる。
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態の超音波診断装置1Bの構成を示す。この超音波診断装置1Bは、超音波プローブ2Bと、観測装置3Bと、モニタ4とから構成される。
上述した第1の実施形態の超音波振動子アレイ10におけるC−MUT8iは、2つの電極をもつ構成であった。
これに対して本実施形態における超音波振動子アレイ10Bを構成する複数のC−MUT48a,48b,…,48n(図7では簡略的にC−MUT48a,…,48nで示している)は、上部電極21i、下部電極22i、及び下部電極22i付近にグラウンドに接続されるグラウンド電極(GND電極)49iの3つの電極で構成される。
C−MUT48iの上部電極21iに接続された信号線23iは、信号判別部9iを介して送受信信号線11Aと接続され、下部電極22iは、超音波プローブ2B内を挿通されるDCバイアス信号線11A′と接続されている。また、GND電極49iは、GND線50iを介してそれぞれグランドに接続される。
また、送受信信号線11Aは、観測装置3内の送受信信号線11Bを介して(図1の場合のDCカット部13が介挿されることなく)送信部14と、受信部15とに接続され、DCバイアス信号線11A′は、観測装置3内のDCバイアス信号線11B′を介してDCバイアス出力部12と接続されている。その他の構成は、図2の構成と同様である。
このように本実施形態におけるC−MUT48iは、送受信信号が印加させる上部電極21iと、DCバイアス電圧が印加される下部電極22iと、GND電位に設定されるGND電極49iとにより構成される。図1に示した第1の実施形態とは、DCバイアスと送受信信号が異なる電極にそれぞれ印加される点で異なっている。
このため、送信信号出力部16から出力される送信信号は、、信号混載部17で選択信号と混載され、送受信信号線11B,11Aを経由して、信号判別部9iに送出される。
信号判別部9iでは、C−MUT48iが選択されている場合は、送信信号をC−MUT48iの上部電極21iに送出し、上部電極21i側の膜から超音波を送出させる。
C−MUT48iは、送信信号による超音波の送信により、被検体側で反射された超音波から得られた受信信号を、信号判別部9i、送受信信号線11A,11Bを経由して、受信部15に出力する。受信部15は受信信号をアンプ部25にて増幅し、受信信号処理部26で画像化し、モニタ4にて超音波断層画像として表示する。
ここで、3電極タイプのC−MUT48iと信号判別部9iとの配置関係の一例を図8に示す。信号判別部9a〜9dは、送受信信号線11A上にあり、各C−MUT48a〜48dに接続されている。
C−MUT48a〜48dと反対側には、C−MUT48a〜48dの下部電極22a〜22dに接続され、DCバイアス出力部12につながるDCバイアス信号線11A′に接続されている。なお、図8では示していないが、DCバイアス信号線11A′に隣接して、GND電極49iに接続されるGND線50が配置される。また、DCバイアス信号線11A′は、信号判別部9iに電源を供給するように接続される(図示略)。
本実施形態における信号判別部9iの構成を図9に示す。図4に示す信号判別部9iの構成においては、送信信号から選択信号を取り出すためにDCカット&クリップ回路31iを採用していた。これに対して、図9の信号判別部9iはDCカット回路部分を有せず、送信信号から選択信号を取り出すために振幅が大きい送信信号の波形をクリップし、選択信号を抽出するクリップ回路51iを用いている点が異なる。
3電極タイプの構成の場合には、DCバイアス成分が送信信号に重畳されていないため、DCカット用の処理が不要となる。このため、クリップ回路51iは、ダイオードのようなデバイスで実現できる。また、受信信号を第1の実施形態におけるDCカット部13を通すことを必要としないで信号処理できるため、コンデンサのようなDCカット部13による(低周波側の信号波形に及ぼす)影響を低減できる。
その他の構成及び動作は、第1の実施形態と同様である。また、本実施形態においても送受信信号線11Aを、選択信号を伝送する信号線の機能を兼用しているため、グラウンド線を除くと、1本の送受信信号線11Aと、1本のDCバイアス信号線11A′のみを用いて超音波振動子アレイ10を駆動できる。従って、超音波プローブ2内に挿通される信号線を削減でき、超音波プローブ2の挿入部5の細径化、つまり挿入部5の外径を細くする効果を有する。従って、本実施形態は広い用途に適用できる。
(第3の実施形態)
これまでの実施形態では、選択信号により、実際に送受信に使用するC−MUTを1個、つまり単数のC−MUTのみ、選択する場合について説明してきた。本実施形態においては、同時に複数の超音波振動子を選択可能にする場合を説明する。
図10は、例えば図1に示した超音波プローブ2内における複数のC−MUT(ここでは、4個のC−MUT8a〜8d)を選択信号で選択可能とする信号判別部61の構成を示す。なお、4個よりも多い場合も同様に適用できる。
第1の実施形態で説明した場合と同様に、共通の送受信信号線11Aは、各ゲート回路34iを介してC−MUT8i(の下部電極22i)にそれぞれ接続され、各C−MUT8i(の上部電極21i)は信号線23iを介してグラウンドにそれぞれ接続される。
第1の実施形態においては、各ゲート回路34iはそれぞれ個別に設けられた信号判別部9iによる制御信号でゲート開閉(より具体的には閉から開)していたが、本実施形態では、例えば4個のゲート回路34a〜34dを、1つの選択回路62によりそれぞれゲート開閉の制御を行う。
換言すると、本実施形態においては、信号判別部61は、複数のC−MUT8a〜8dにそれぞれに隣接して接続されたゲート回路34a〜34dと、これら複数のゲート回路34a〜34dのゲート開閉を制御する1個の選択回路62とから構成される。
図10に示すように、選択回路62は、DCカット&クリップ回路31と、選択されるC−MUT8iの情報を格納する選択用ルックアップテーブル部としてのルックアップテーブル(LUTと略記)63と、LUT63を動作させるタイミング発生用発振部(OSC部と略記)64とを有する。
なお、以下に説明するように、LUT63には、実際にC−MUT8iを送信信号で駆動する前に、駆動対象のC−MUT8iを選択するための選択信号(のデータ)が格納される。
選択回路62を含めた動作について、図11のタイミング図を用いて説明する。図11(A)は、例えば送受信信号線11Aを用いて選択回路62のLUT63に選択信号としての振動子選択コード71を格納する動作説明用のタイミング図を示す。
観測装置3から送受信信号線11Aを介して振動子選択コード用トリガ72を送出することで、選択回路62のDCカット&クリップ回路31は、この振動子選択コード用トリガ72の後に同期して振動子選択コード71が送出されることを判定する。そして、DCカット&クリップ回路31は、判定した判定信号をOSC部64に送り、OSC部64はLUT63へ振動子選択用コード71を格納するタイミング信号を生成する。
送受信信号線11Aから、上記振動子選択コード用トリガ72の後に、送出される振動子選択コード71は、OSC部64のタイミング信号に同期してLUT63に格納される。
このようにして、LUT63には、C−MUT8a〜8dを選択して、駆動するための選択信号としての振動子選択コード71のデータが格納される。本実施形態では、このように選択信号のデータがLUT63に格納された後、実際に超音波の送受信を行う。例えば図1に示す送信部14は、このLUT63に格納された選択信号を読み出すための読出信号としてのLUT用クロック(LUT用CLKと略記)73を、送信信号の信号波形前に所定のタイミングで混載する。
実際にC−MUT8a〜8dを駆動する場合には、送信部14は、図11(B)に示す送信信号にLUT用CLK73を前置させて送受信信号線11A経由で信号判別部61に送出する。
なお、第1の実施形態においては、図5に示したように振動子選択コードはP1,P2,…のようにパルス数が変化していたが、本実施形態では同じ1個のLUT用CLK73を用いている。
図11(B)は、図5における選択コード期間Taにおける振動子選択コードの代わりに、LUT用CLK73が配置されている。LUT用CLK73が配置されているこの期間も、LUT63から選択信号のデータが読み出され、読み出された選択信号により駆動対象の超音波振動子選択を行うので、選択信号期間Ta′として示している。
また、図11(B)では送信期間Tbの後の受信期間Tcの開始のタイミング位置にもLUT用CLK73が配置され、このLUT用CLK73のタイミングに同期して受信期間Tcにおいて超音波の受信を行うC−MUT8a〜8dが選択的に設定される。つまり、送信期間Tbの送信信号の信号波形前に配置された第1のLUT用CLK73が送信する場合の超音波振動子を選択する読出信号として使用され、送信信号の信号波形後に配置された第2のLUT用CLK73が受信する場合の超音波振動子を選択する読出信号として使用される。
図11(B)に示すように、送信信号の信号波形前のLUT用CLK73を送信すると、DCカット&クリップ回路31は、LUT用CLK73のタイミングに同期した信号をOSC部64に送る。OSC部64は、LUT用CLK73に対応したクロックをLUT63に印加する。
OSC部64からのLUT用CLK73に対応したクロックの印加により、LUT63は、このLUT63に格納された選択信号のデータに従って、C−MUT8a〜8dに隣接して配置されたゲート回路34a〜34dの(ゲート)開閉を制御する制御信号を出力する。そして、LUT63に格納された選択信号のデータに従って ゲート回路34a〜34dは、閉から開になる。この場合、開になったゲート回路は、次の(読出信号としての)LUT用CLK73が入力されるまで開の状態を維持する。
なお、LUT用CLK73は、所定のパルス幅を有し、DCカット&クリップ回路31は、その所定のパルス幅、所定のレベルであることを判別(又は判定)した場合にのみ、ゲート回路34a〜34dの開閉を適切に動作するようにしても良い。このようにすると、ノイズ等に対する誤動作を低減できる。このように、DCカット&クリップ回路31に、読出信号としてのLUT用CLK73を判別する機能を設けるようにしても良い。
また、複数のC−MUT8a〜8dには送受信信号線11Aから送信信号が送出される。従って、複数のC−MUT8a〜8dは、開にされたゲート回路を経て送信信号が印加される。
再び、図11(B)の送信期間Tbの後に、LUT用CLK73を受信期間Tcの先頭に送出することで、LUT63は受信用の超音波振動子としてのC−MUTを選択する。
図10のLUT63に格納され、送受信に選択的に使用されるC−MUTの設定パターン例を図12(A),(B)の表に示す。
図12(A),(B)の表におけるCLK Noは、図10のLUT63に入力される、図11(B)で示すLUT用CLK73を示す。図12(A)の設定パターンAでは、送受信を1個の超音波振動子毎に選択使用する場合であり、LUT63を用いた方式でも設定パターンAをこのように設定すれば、超音波振動子を1個ずつ切替えていくことができる。
また、図12(B)に示す設定パターンBでは、複数の超音波振動子で送信する場合を示す。同じ(1つの)CLKNoに対して、選択使用するC−MUTを複数、登録するように設定することで、複数の超音波振動子で送信することができる。また、図12(B)では、受信時には1個の超音波振動子ずつ切替えていく例で示している。
このように本実施形態のように実際に超音波を送受信する動作を行う前に、LUT63に、超音波の送受信に用いる駆動対象の超音波振動子と、クロック番号とを対応付けて登録(格納)しておけば、1つ或いは複数の超音波振動子で超音波を送受信させることができる。
つまり、本実施形態においては、LUT63に、選択信号として、送信時に選択する超音波振動子と、受信時に選択する超音波振動子とを個別に設定可能とする送信用選択信号と、受信用選択信号とを格納し、送信時と受信時とで使用する超音波振動子を変更可能にしている。
また、図12(B)に示すように複数の超音波振動子を同時に選択して送信させることもでき、このように複数の超音波振動子を同時に選択して送信させることにより、信号強度の大きい超音波を送信することができる。この場合には、S/Nの良い受信信号を得られる。従って、画質の良い超音波断層画像を表示することができる。
なお、図10に示す構成において、選択回路62内に(例えばOSC部64として)、入力されるLUT用CLK73の数をカウントするカウンタを設け、このカウンタによりカウントしたLUT用CLK73の数で、図12に示すCLKNoを特定するようにしても良い。
そして、このカウンタによるCLKNoに対応するカウント値をアドレス信号としてLUT63に印加し、カウント値に対応してLUT63内に格納されている選択信号のデータをLUT63から読み出すようにしても良い。つまり、このカウンタを信号発生部として利用しても良い。
なお、図11(A)で示した方法で選択信号をLUT63に格納する方法に限らず、他の手段により選択信号のデータをLUT63に格納しても良い。例えば、ROMライター等のデータ書き込み装置を用いてLUT63として用いるROMに予め振動子選択コード71を書き込み、この振動子選択コード71を書き込んだROMをLUT63として用いるようにしても良い。
また、上述した例では、図1に示した2電極タイプのC−MUT8iを用いた場合で説明したが、第2の実施形態で説明した3電極タイプのC−MUTの場合にも適用できる。
図13は、3電極タイプのC−MUT48a〜48cに適用した場合の信号判別部61周辺部の構成を示す。
C−MUT48a〜48cに隣接するゲート回路34a〜34cは、送受信信号線11Aの上にあり、選択回路62もゲート回路34a〜34cに接続される。
このように、送信時に複数の超音波振動子を選択して送信することで、比較的大きな超音波を被検体に放射することができ、超音波を受信する感度を上げられる。
また、予め選択する超音波振動子をLUT63にデータ化して格納しておくことで、送受信間に長いコード(符号)を挿入することが必要なく、例えば1個のパルスを挿入することで済む。そのため、振動子選択を行うためのLUT用CLK73が存在する期間を短くでき、従って1画面(1フレーム)分の超音波断層画像を得る場合のフレームレートを高めることができる。
その他、第1の実施形態の場合と同様に、送受信信号線11Aを兼用しているので、超音波プローブ2内に挿通することが必要となる信号線の本数を削減できる。従って、挿入部の外径を細径化できる等、より広い用途に適用できる効果を有する。
(第4の実施形態)
これまでの実施形態では、超音波振動子としてC−MUTの場合で説明した。本発明は、超音波振動子がC−MUTの場合に限定されるものでなく、圧電素子を用いて形成した超音波振動子(以下、圧電振動子という)にも適用できる。
図14に示す第4の実施形態の超音波診断装置1Dは圧電振動子としての例えばPZTを用いている。
図14に示す超音波診断装置1Dは、超音波プローブ2Dと、観測装置3Dとモニタ4とから構成される。なお、本実施形態における超音波プローブ2Dと、観測装置3Dとは図1に示す場合と同様な構成である。従って、本実施形態においても超音波プローブ2Dにおける挿入部5内には、送受信信号線11Aとグラウンド端子に接続されるグラウンド線とが挿通される。本実施形態においては、挿入部5内には、以下に説明するように電源線86Aが挿通される。
超音波プローブ2Dは、図7に示す超音波プローブ2BにおけるC−MUT48iの代わりに圧電素子としてのチタン酸ジルコン酸鉛(PZTと略記)78iが用いられている。
超音波振動子アレイ10Dを構成する各PZT78iの一方の電極81iは信号線83iを介して信号判別部79iの一端に接続され、信号判別部79iの他端は共通の送受信信号線11Aに接続されている。
PZT81iの他方の電極82iは信号線84iを介してグラウンドに接続されている。
また、観測装置3Dは、図7に示す観測装置3Bにおいて、DCバイアスを必要としないので、DCバイアス出力部12を削除し、電源回路85を備えた構成となっている。
つまり、観測装置3Dは、送受信信号線11Aに、一端が接続される送受信信号線11Bの他端に接続された送信部14及び受信部15と、送信部14及び受信部15を制御する制御部18と、操作部19とを備えている。
また、電源回路85は、観測装置3D内の電源線86Bが超音波プローブ86A内の電源線86Aの一端に接続され、この電源線86Aの他端が接続される信号判別部79iに動作用の電源(電力)を供給する。信号判別部79iは、図9と同様の構成である。但し、信号判別部79iには、電源線86Aにより動作用の電源が供給される。
その他は、図7に示した構成と同様である。本実施形態の動作は、以下のようになる。
送信信号出力部16は、送信信号を出力し、この送信信号に対して信号混載部(信号重畳部)17は選択信号を混載して、送受信信号線11Aを介して、信号判別部79i側に送信する。
各信号判別部79iは、選択信号により選択されたPZT78iであるか否かを判別し、選択されたPZT78iであると判別した場合には、送信信号をPZT78iに印加する。
そして、PZT78iから超音波が送信される。送信された超音波は、音響インピーダンスが変化している部位で反射され、送信に用いられたPZT78iにより受信されて、超音波信号に変換される。
この超音波信号は、信号判別部79i、送受信信号線11A、11Bを経由し、アンプ部25にて増幅された後、受信信号処理部26にて画像化され、モニタ4にて表示される。
信号判別部79iの電源は、電源回路85から電源線86B,86Aを経由して供給される。
図15は例えば3個のPZT78a〜78cと信号判別部79a〜79cの場合での構成例を示す。PZT78a〜78cに対して、信号判別部79a〜79cがそれぞれ接続され、これらの信号判別部79a〜79cは、共通の送受信信号線11Aに接続されている。
送受信信号線11Aとは別に、信号判別部79a〜79cを動作させるために電源線86Aが用意されている。信号判別部79iの構成は、図9に示した3電極タイプの構成の場合と同じで、本実施形態においてはDCバイアスの供給を必要としないため、送信信号から選択信号をクリップ回路(図9と同じ符号で示すと51i)を介して取り出す。
本実施形態も、第1の実施形態等の場合と同様に、送受信信号線11Aを兼用して信号判別部79iにより振動子選択を行うことができる。従って、超音波プローブ2D内に挿通することが必要となる信号線の本数を削減できる。また、挿入部の外径を細径化できる等、広い用途に適用できる効果を有する。
また、図10、図11で示したLUT63を用いた振動子選択回路方式を、圧電振動子を用いた場合の選択手段として適用することができる。
上述した全ての実施形態において、振動子選択する手段としてパルスを計数する構成を用いているが、これ以外の手段として、正弦波の周期や数を変化させ、その周期や数を判定しても良い。また、ゲート回路の代わりに、制御信号によりON/OFFさせることができる例えば半導体スイッチその他のスイッチを用いても良い。
なお、上述した各実施形態を部分的に組み合わせて構成される実施形態も本発明に属する。
本出願は、2010年8月6日に日本国に出願された特願2010−177876号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。
本発明の一態様に係る超音波診断装置は、複数の超音波振動子と、前記複数の超音波振動子に対して超音波の送受信を行う送受信信号を伝送する送受信信号線と、前記複数の超音波振動子の近傍に設けられ、前記送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号又は該選択信号を読み出す読出信号を判別し、判別結果により前記駆動対象の超音波振動子を前記送受信信号線に電気的に接続する信号判別部と、前記信号判別部に設けられ、前記送受信信号線により前記送受信信号に重畳して伝送される直流バイアス成分を直流カットし、振幅が大きい波形をクリップする直流カット・クリップ回路と、を備え、前記送受信信号線は、前記送受信信号と兼用して前記選択信号又は前記読出信号を伝送し、前記直流カット・クリップ回路は、前記送受信信号線に前記送信信号の信号波形前の位置に重畳された前記選択信号又は前記読出信号を分離して抽出する
本発明の他の態様に係る超音波診断装置は、複数の超音波振動子と、前記複数の超音波振動子に対して超音波の送受信を行う送受信信号を伝送する送受信信号線と、前記複数の超音波振動子の近傍に設けられ、前記送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号を判別し、判別結果により前記駆動対象の超音波振動子を前記送受信信号線に電気的に接続する信号判別部と、前記信号判別部に設けられた、振幅が大きい前記送信信号の波形をクリップするクリップ回路、前記駆動対象の超音波振動子を選択するための前記選択信号を形成するパルスの数をカウントするパルスカウンタ、前記パルスカウンタによりカウントしたパルスの数により、前記駆動対象の超音波振動子を判定する判定部、及び前記判定部の判定による制御信号により開閉して、前記駆動対象の超音波振動子に前記送信信号を印加するゲート回路と、を備え、前記送受信信号線は、前記送受信信号と兼用して前記選択信号を伝送する。

Claims (16)

  1. 複数の超音波振動子を有する超音波診断装置であって、
    前記複数の超音波振動子との間で超音波の送受信を行う送受信信号を伝送する送受信信号線と、
    前記複数の超音波振動子の近傍に設けられ、前記送受信信号を形成する送信信号に同期して送出される駆動対象の超音波振動子を選択するための選択信号又は該選択信号を読み出す読出信号を判別し、判別結果により前記駆動対象の超音波振動子を前記送受信信号線に電気的に接続する信号判別部と、
    を備え、
    前記送受信信号線は、前記送受信信号と兼用して前記選択信号又は前記読出信号を、伝送することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記送受信信号線は、前記送信信号と、該送信信号の信号波形の前に配置された前記選択信号又は前記読出信号を重畳して伝送することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記送受信信号線により前記送受信信号に重畳して伝送される直流バイアス成分を直流カットし、振幅が大きい波形をクリップする直流カット・クリップ回路を有し、
    前記直流カット・クリップ回路は、前記送受信信号線に前記送信信号の信号波形前の位置に重畳された前記選択信号又は前記読出信号を分離して抽出することを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 前記信号判別部は、前記駆動対象の超音波振動子を選択するための前記選択信号を形成するパルスの数をカウントするパルスカウンタを有し、
    前記信号判別部は、前記パルスカウンタによりカウントした前記パルスの数に応じて前記駆動対象の超音波振動子を判別することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  5. 前記信号判別部は、前記送信信号に重畳される直流バイアス成分をカットし、振幅が大きい波形をクリップする直流カット・クリップ回路と、
    前記駆動対象の超音波振動子を選択するための前記選択信号を形成するパルスの数をカウントするパルスカウンタと、
    前記パルスカウンタによりカウントしたパルスの数により、前記駆動対象の超音波振動子を判定する判定部と、
    前記駆動対象の超音波振動子に前記送信信号を印加するために開閉するゲート回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  6. 前記ゲート回路は、前記判別部による制御信号により、前記送信信号を前記駆動対象の超音波振動子に印加するように閉から開になることを特徴とする請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記信号判別部は、前記送信信号に重畳される直流バイアス成分をカットし、振幅の大きい信号波形をクリップする直流カット・クリップ回路と、
    送信及び受信する超音波振動子を選択する前記選択信号を予め格納する選択用ルックアップテーブル部と、
    前記選択用ルックアップテーブル部から前記選択信号のデータを読み出す信号を発生する信号発生部とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  8. 前記選択用ルックアップテーブル部は、前記選択信号として、送信時に選択する超音波振動子と、受信時に選択する超音波振動子とを個別に設定可能とする送信用選択信号と、受信用選択信号とを格納し、送信時と受信時とで使用する超音波振動子を変更可能にしたことを特徴とする請求項7記載の超音波診断装置。
  9. 前記複数の超音波振動子は、静電容量型の超音波振動子を用いて構成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  10. 前記複数の超音波振動子は、圧電素子を用いた超音波振動子を用いて構成されることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  11. 前記信号判別部は、前記送受信信号線により前記送信信号の信号波形の前に重畳して伝送される前記読出信号により、該読出信号に対応した駆動対象の超音波振動子を選択する選択信号データを格納するデータ格納部を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  12. 前記複数の超音波振動子と、前記信号判別部とは細長の挿入部の先端部に配置され、前記挿入部内を挿通された前記送受信信号線はコネクタを介して、前記送信信号を生成する送信部と、前記複数の超音波振動子により受信した受信信号に対する信号処理を行う受信部とを備えた観測装置に着脱自在に接続されることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  13. 前記観測装置は、前記送信信号と、該送信信号の信号波形の前に前記選択信号又は前記読出信号を重畳する信号重畳部を有することを特徴とする請求項12に記載の超音波診断装置。
  14. 前記データ格納部は、前記読出信号を形成する単一のパルスに対応した駆動対象の超音波振動子として単数又は複数の超音波振動子を選択可能にする前記選択信号データを格納することを特徴とする請求項11に記載の超音波診断装置。
  15. 前記信号判別部は、前記送信信号に重畳して伝送される直流バイアス成分から、前記信号判別部を動作させる所定の電源電圧に変換する電圧変換回路を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  16. 前記信号判別部は、振幅が大きい送信信号の信号波形をクリップするクリップ回路と、
    前記駆動対象の超音波振動子を選択するための前記選択信号を形成するパルスの数をカウントするパルスカウンタと、
    前記パルスカウンタによりカウントしたパルスの数により、前記駆動対象の超音波振動子を判定する判定部と、
    前記駆動対象の超音波振動子に前記送信信号を印加するために開閉するゲート回路と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の超音波診断装置。
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