JPWO2011111234A1 - 受信機、受信方法及び無線通信システム - Google Patents

受信機、受信方法及び無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011111234A1
JPWO2011111234A1 JP2012504259A JP2012504259A JPWO2011111234A1 JP WO2011111234 A1 JPWO2011111234 A1 JP WO2011111234A1 JP 2012504259 A JP2012504259 A JP 2012504259A JP 2012504259 A JP2012504259 A JP 2012504259A JP WO2011111234 A1 JPWO2011111234 A1 JP WO2011111234A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
unit
error
data packet
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012504259A
Other languages
English (en)
Inventor
大渕 一央
一央 大渕
義博 河▲崎▼
義博 河▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2011111234A1 publication Critical patent/JPWO2011111234A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1812Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ]
    • H04L1/1819Hybrid protocols; Hybrid automatic repeat request [HARQ] with retransmission of additional or different redundancy
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1829Arrangements specially adapted for the receiver end
    • H04L1/1835Buffer management
    • H04L1/1845Combining techniques, e.g. code combining
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • H04L1/201Frame classification, e.g. bad, good or erased
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0061Error detection codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0067Rate matching
    • H04L1/0068Rate matching by puncturing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる受信機、受信方法及び無線通信システムを提供することを課題とする。かかる課題を解決するために、受信機は、パケットを受信した場合に、かかるパケットに対して誤り検出を行うとともに、パケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う。そして、受信機は、パケットに誤りが検出された場合に、誤りが検出されたブロックの数を計数し、計数されたブロック数が所定の閾値よりも小さい場合には、パケットを記憶部に格納するとともにパケットの再送を要求する。一方、受信機は、計数されたブロック数が所定の閾値以上である場合には、パケットを記憶部に格納せずに廃棄するとともにパケットの再送を要求しない。

Description

本発明は、受信機、受信方法及び無線通信システムに関する。
基地局と移動体端末との間で行われるパケット再送信処理の規格として、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)が知られている。HARQは、例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)によって標準化されているLTE(Long Term Evolution)などで採用される。
HARQが採用される無線通信システムにおいて、基地局等の送信側は、例えば、誤り訂正符号化後のビット系列からビットの間引き(パンクチャ:puncture)を行うことによりデータパケットを生成し、生成したデータパケットを送信する。
そして、例えば移動体端末等の受信側は、データパケットを受信した場合に、データパケットに付与されているCRC(Cyclic Redundancy Check)を用いて誤り検出処理を行う。そして、受信側は、誤り検出処理において誤りが検出されなかった場合には、正常に受信できたことを示すACK(Acknowledgment)を送信側に送信する。一方、受信側は、誤り検出処理において誤りが検出された場合には、受信したデータパケットをバッファに格納するとともに、正常に受信できなかったことを示すNACK(Negative Acknowledgment)を送信側に送信する。
送信側は、受信側によって送信されたNACKを受信した場合には、前回に送信したデータパケットで間引いたビットとは異なるビットを間引いたデータパケットを再送する。そして、受信側は、送信側によって再送されたデータパケットを受信した場合に、かかるデータパケットと、バッファに格納しておいたデータパケットとを合成し、合成後のデータパケットに対して誤り検出処理を行う。このようにして、HARQが採用される無線通信システム内の送信側及び受信側は、データパケットの再送処理を行う。
しかしながら、上記の従来技術には、正常なデータパケットを受信できなくなるおそれがあるという問題がある。かかる問題について、図14に示す例を用いて具体的に説明する。
図14は、従来の基地局及び移動体端末における再送処理の一例を示す図である。図14に示した例において、数字の後に「C」が付されている矩形は制御パケットを示し、数字の後に「D」が付されている矩形はデータパケットを示す。ここで、制御パケットとは、データパケットのフォーマット等の情報である制御情報を含むパケットであり、例えば、LTEにおけるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)に該当する。
なお、制御パケット11Cには、データパケット11Dに関する制御情報が設定され、制御パケット21Cには、データパケット21Dに関する制御情報が設定され、制御パケット22Cには、データパケット22Dに関する制御情報が設定されているものとする。また、制御パケット11C及びデータパケット11Dは、移動体端末92宛のパケットではないものとする。また、制御パケット21C及びデータパケット21D、制御パケット22C及びデータパケット22Dは、移動体端末92宛のパケットであるものとする。
図14に示した例において、基地局91は、まず、制御パケット11C及びデータパケット11Dを送信する(ステップS901)。そして、移動体端末92は、基地局91から送信される制御パケット11Cが自装置宛であるか否かを判定する。ここでは、制御パケット11Cが移動体端末92宛でないので、移動体端末92は、制御パケット11Cが自装置宛でないと判定する。しかし、移動体端末92は、制御パケット11Cが自装置宛であると誤って判定する場合がある。以下に、移動体端末92が誤って判定する理由について説明する。
例えば、制御パケット11CがPDCCHであるものとする。PDCCHにはユーザ番号等が重畳されたCRCが付与されている。したがって、移動体端末92は、PDCCHのCRCチェックでエラーになった場合には、自装置以外に送信されたPDCCHであると判定し、かかるPDCCHに基づいてデータパケットの受信処理を行わない。しかし、PDCCHに付与されているCRCは16ビットであるので、移動体端末92は、約「1/216」の確率で、自装置宛でないPDCCHにも関わらず、自装置に送信されたPDCCHであると判定する場合がある。かかる場合には、移動体端末92は、自装置宛でないPDCCHに基づいてデータパケットの受信処理を行ってしまうおそれがある。
図14に示した例では、移動体端末92は、制御パケット11Cが自装置宛であると誤って判定したものとする。すなわち、移動体端末92は、制御パケット11Cに基づいて、データパケット11Dに対して受信処理を行うことになる。具体的には、移動体端末92は、データパケット11Dを受信して、データパケット11Dに対して誤り検出処理を行う。そして、移動体端末92は、かかる誤り検出処理において誤りを検出する。これは、移動体端末92と、データパケット11Dの宛先である他の移動体端末とは、一般に、基地局91との間で送受するデータパケットのデータサイズや、変調方式が異なるからである。そして、移動体端末92は、誤りが検出されたデータパケット11Dをバッファに格納するとともに(ステップS902)、基地局91に対してNACKを送信する(ステップS903)。
その後に、基地局91は、制御パケット21C及びデータパケット21Dを送信する(ステップS904)。移動体端末92は、自装置宛の制御パケット21Cに基づいて、自装置宛のデータパケット21Dを受信する。このとき、移動体端末92は、例えば、データパケット21Dとバッファ内のデータパケット11DのHARQプロセス番号及びニューデータインジケータ等が同一である場合には、データパケット21Dとデータパケット11Dとを合成する(ステップS905)。
図14に示した例では、移動体端末92は、データパケット21Dとデータパケット11Dとを合成することによりデータパケット31Dを生成する。そして、移動体端末92は、合成後のデータパケット31Dに対して誤り検出処理を行う。前述したように、データパケット11Dは、移動体端末92宛のデータパケットではないので、データパケット11Dとデータパケット21Dとが合成されたデータパケット31Dには誤りが含まれる。したがって、移動体端末92は、データパケット31Dに対する誤り検出処理において誤りを検出することになる。そして、移動体端末92は、データパケット31Dをバッファに格納するとともに(ステップS906)、基地局91に対してNACKを送信する(ステップS907)。
そして、基地局91は、移動体端末92からNACKを受信した場合に、制御パケット22Cと、データパケット21Dで間引いたビットとは異なるビットを間引いたデータパケット22Dとを移動体端末92へ再送する(ステップS908)。移動体端末92は、データパケット22Dを受信した場合に、データパケット31Dとデータパケット22Dとを合成して、データパケット32Dを生成する(ステップS909)。前述したようにデータパケット31Dには多くの誤りが含まれるので、移動体端末92は、データパケット32Dに対する誤り検出処理においても誤りを検出することになる。したがって、移動体端末92は、データパケット32Dをバッファに格納するとともに(ステップS910)、基地局91に対してNACKを送信する(ステップS911)。
このように、HARQが適用されている無線通信システムにおいて、移動体端末は、制御パケットを誤検出して、自装置宛でないデータパケットを受信してしまうと、自装置宛でないデータパケットをバッファに格納してしまう。このために、移動体端末は、その後に基地局から自装置宛のデータパケットを受信した場合であっても、受信したデータパケットと、自装置宛でないデータパケットとを合成するおそれがあり、その結果、自装置宛の正常なデータパケットを受信できなくなるおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる受信機、受信方法及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本願の開示する受信機は、一つの態様において、送信機から受信したパケットに対して誤り検出を行う第1の検出部と、前記パケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う第2の検出部と、前記第1の検出部における検出結果と、前記第2の検出部における検出結果とに基づいて、前記送信機に対する前記パケットの再送要求を制御する再送要求部とを有する。
本願の開示する受信機の一つの態様によれば、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る受信機の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係る移動体端末による再送処理の一例を示す図である。 図3は、実施例2における基地局の構成例を示すブロック図である。 図4は、データパケット生成部によるデータパケット生成処理の一例を示す図である。 図5は、実施例2に係る移動体端末の構成例を示すブロック図である。 図6は、実施例2に係る移動体端末による応答情報生成処理の一例を示す図である。 図7は、実施例2に係る移動体端末による処理手順を示すフローチャートである。 図8は、LTEにおいて用いられるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す図である。 図9は、LTE−Aにおいて用いられるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す図である。 図10は、実施例3における基地局の構成例を示すブロック図である。 図11は、実施例3に係る移動体端末の構成例を示すブロック図である。 図12は、コードブロックのエラー率の一例を示す図である。 図13は、受信制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。 図14は、従来の基地局及び移動体端末における再送処理の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する受信機、受信方法及び無線通信システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する受信機、受信方法及び無線通信システムが限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施例1に係る受信機について説明する。図1は、実施例1に係る受信機の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、実施例1に係る受信機1は、送信機9との間で無線通信を行う。送信機9は、例えば、基地局等である。受信機1は、例えば、移動体端末等であり、第1検出部2と、第2検出部3と、計数部4と、判定部5と、再送要求部6と、記憶部7と、合成部8とを有する。
第1検出部2は、送信機9から受信したパケットに対して誤り検出を行う。第2検出部3は、かかるパケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う。計数部4は、第2検出部3において誤りが検出されたブロックの数を計数する。判定部5は、第1検出部2において誤りが検出された場合に、計数部4において計数されたブロック数が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
再送要求部6は、判定部5による判定の結果、誤りが検出されたブロック数が所定の閾値以上である場合には、かかるパケットを記憶部7に格納しないとともに、送信機9に対してパケットの再送を要求しない。また、再送要求部6は、判定部5による判定の結果、誤りが検出されたブロック数が所定の閾値よりも小さい場合には、送信機9から受信したパケットを記憶部7に格納するとともに、送信機9に対してパケットの再送を要求する。
記憶部7は、上記のように、再送要求部6によって、誤りが検出されたパケットが格納される。合成部8は、再送要求部6による再送要求に応答して送信機9から再送されるパケットを受信した場合に、受信した再送パケットと記憶部7に格納したパケットとを合成する。
このように、実施例1に係る受信機1は、受信したパケットに誤りを検出した場合に、かかるパケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出処理を行う。そして、受信機1は、誤りが検出されたブロックの数が所定の閾値以上である場合には、送信機9から受信したパケットが自装置宛でないと判定する。そして、受信機1は、受信パケットが自装置宛でない場合には、合成処理に用いられるパケットを記憶する記憶部7に送信機9から受信したパケットを格納せず、さらに、送信機9に対して再送要求を行わない。
これにより、受信機1は、誤って自装置宛でないパケットに対して受信処理を行う場合であっても、記憶部7に自装置宛でないパケットを格納しないので、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。例えば、受信機1は、自装置宛でない制御パケットに基づいて自装置宛でないデータパケットに対して受信処理を行う場合であっても、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
次に、実施例2では、実施例1において説明した受信機1を移動体端末に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、実施例2では、実施例1における送信機9が基地局である場合を例に挙げて説明する。
[実施例2に係る移動体端末による再送処理]
まず、図2を用いて、実施例2に係る移動体端末による再送処理について説明する。図2は、実施例2に係る移動体端末による再送処理の一例を示す図である。図2に示した例において、実施例2に係る移動体端末100は、例えば受信機であり、基地局900との間で無線通信を行う。
なお、図2に示した例において、制御パケット11C及びデータパケット11Dは、移動体端末100宛のパケットではないものとする。また、制御パケット21C及びデータパケット21D、制御パケット22C及びデータパケット22Dは、移動体端末100宛のパケットであるものとする。また、データパケット11D、21D及び22Dは、データパケットの誤りを検出するためのCRCが付与されるとともに、「コードブロック(CB:Code Block)」と呼ばれる所定のサイズのデータ毎にCRCが付与される。なお、データパケットに付与されるCRCについては後述する。
図2に示すように、基地局900は、まず、制御パケット11C及びデータパケット11Dを送信する(ステップS11)。移動体端末100は、制御パケット11Cを受信した場合に、制御パケット11Cが自装置宛であるか否かを判定する。ここでは、制御パケット11Cは移動体端末100宛でないが、移動体端末100は、制御パケット11Cが自装置宛であると誤って判定したものとする。すなわち、移動体端末100は、自装置宛でない制御パケット11Cに基づいて、自装置宛でないデータパケット11Dに対して受信処理を行うことになる。
具体的には、移動体端末100は、データパケット11Dに対して誤り検出を行う。ここでは、データパケット11Dが移動体端末100宛でないので、移動体端末100は、データパケット11Dに誤りを検出する。そして、実施例1に係る移動体端末100は、データパケット11Dに誤りを検出した場合には、データパケット11Dに含まれるコードブロック毎に誤り検出を行う。
そして、移動体端末100は、誤りが検出されたコードブロックの数が所定の閾値以上である場合には、データパケット11Dが自装置宛でないと判定する。このように判定する理由について説明する。例えば、データパケット11Dに8個のコードブロックが含まれているものとする。かかる場合に、データパケット11Dに含まれる全てのコードブロックから誤りが検出される可能性は低い。言い換えれば、8個のコードブロックから誤りが検出される確率よりも、制御パケット11Cを誤って検出してしまう確率の方が高い。このようなことから、移動体端末100は、誤りが検出されたコードブロックの数が所定の閾値以上である場合には、かかるコードブロックを含むデータパケットが自装置宛でないと判定する。
そして、移動体端末100は、データパケット11Dが自装置宛でないと判定した場合には、データパケット11Dをバッファに格納せずに廃棄する。そして、移動体端末100は、基地局900に対してACK又はNACKを送信しない送信停止状態(DTX:Discontinuous Transmission)となる(ステップS12)。
その後に、基地局900は、制御パケット21C及びデータパケット21Dを送信する(ステップS13)。かかるデータパケット21Dは、再送パケットではなく、移動体端末100に始めて送信される新規パケットであるものとする。移動体端末100は、自装置宛の制御パケット21Cに基づいて、自装置宛のデータパケット21Dを受信する。このとき、移動体端末100は、バッファにデータパケットが格納されていないので、データパケット21Dをバッファ内のデータパケットと合成しない。そして、移動体端末100は、データパケット21Dに対して誤り検出を行う。ここでは、移動体端末100が、データパケット21Dに誤りを検出したものとする。
そして、移動体端末100は、データパケット21Dに含まれるコードブロック毎に誤り検出を行う。ここでは、移動体端末100によって誤りが検出されたコードブロックの数が所定の閾値よりも小さかったものとする。すなわち、移動体端末100は、データパケット21Dが自装置宛であると判定し、データパケット21Dをバッファに格納するとともに(ステップS14)、基地局900に対してNACKを送信する(ステップS15)。
そして、基地局900は、移動体端末100からNACKを受信した場合に、制御パケット22Cと、データパケット21Dで間引いたビットとは異なるビットを間引いたデータパケット22Dとを移動体端末100へ再送する(ステップS16)。移動体端末100は、データパケット22Dを受信した場合に、データパケット21Dとデータパケット22Dとを合成して(ステップS17)、合成後のデータパケットに対して誤り検出を行う。ここでは、移動体端末100は、合成後のデータパケットから誤りを検出しなかったものとする。したがって、移動体端末100は、基地局900に対してACKを送信する(ステップS18)。
このように、実施例1に係る移動体端末100は、データパケットが自装置宛であるか否かを判定するので、自装置宛でないデータパケットに対して受信処理を行う場合であっても、自装置宛でないデータパケットをバッファに格納しない。これにより、移動体端末100は、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
[実施例2における基地局の構成]
次に、図3を用いて、実施例2における基地局900の構成について説明する。図3は、実施例2における基地局900の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、基地局900は、アンテナ901と、無線受信部902と、復調部903と、判定部904と、HARQ制御部905と、データパケット制御部906とを有する。なお、ここでは、基地局900が移動体端末100へデータパケットを送信した後に、移動体端末100から送信されるACK又はNACKの応答を受信する処理について説明する。
アンテナ901は、外部から無線信号を受信する。無線受信部902は、アンテナ901を介して、無線信号を受信する。復調部903は、無線受信部902から入力される無線信号を復調する。ここでは、復調部903は、移動体端末100から送信される応答である無線信号を復調する。
判定部904は、復調部903から入力される復調後のデータに基づいて、移動体端末100から送信された応答がACK又はNACKのいずれであるかを判定する。なお、判定部904は、移動体端末100から応答が送信されなかった場合には、移動体端末100からの応答がDTXであると判定する。
HARQ制御部905は、判定部904による判定結果に基づいて、移動体端末100に対してデータパケットを再送するか否かを判定し、判定結果をデータパケット制御部906へ通知する。
具体的には、HARQ制御部905は、判定部904によって応答がACKであると判定された場合には、移動体端末100においてデータパケットが正常に受信されたと判定し、データパケット制御部906に再送要求を通知しない。
また、HARQ制御部905は、判定部904によって応答がNACKであると判定された場合には、移動体端末100においてデータパケットが正常に受信されなかったと判定する。そして、HARQ制御部905は、かかるデータパケットの送信回数と、予め決められている最大送信回数とを比較する。そして、HARQ制御部905は、送信回数が最大送信回数以下である場合には、データパケット制御部906に対して、送信回数を1インクリメントするように指示するとともに再送要求を通知する。一方、HARQ制御部905は、送信回数が最大送信回数よりも大きい場合には、データパケット制御部906に再送要求を通知しない。
また、HARQ制御部905は、判定部904によって応答がDTXであると判定された場合には、移動体端末100においてデータパケットが正常に受信されなかったと判定し、データパケット制御部906に対して再送要求を通知する。なお、HARQ制御部905は、応答がDTXである場合には、データパケット制御部906に対して送信回数を1インクリメントするように指示しない。これは、応答がDTXである場合には、移動体端末100が、基地局900からデータパケットが送信されたことを認識していない可能性があるからである。したがって、HARQ制御部905は、応答がDTXである場合には、前回の送信処理を無かったこととし、送信回数を1インクリメントせずにデータパケットを再送するように制御する。
データパケット制御部906は、データパケットに関する各種情報を制御する。具体的には、データパケット制御部906は、後述するバッファ911に所定サイズ以上のデータが格納されている場合には、バッファ911に対して、後述するTB(Transport Block)誤り検出符号化部912へデータを出力するように指示する。このとき、データパケット制御部906は、データパケットのサイズや、変調方式等を決定し、決定したデータパケットのサイズや変調方式等と、初めて送信するデータパケットである旨をパケット生成部921へ通知する。
また、データパケット制御部906は、HARQ制御部905から再送要求を受け付けた場合には、バッファ915に対して、データパケットを再送するように指示する。このとき、データパケット制御部906は、HARQ制御部905から受け付けた送信回数等をパケット生成部921へ通知する。
また、基地局900は、図3に示すように、データパケット生成部910と、無線送信部917と、アンテナ918と、制御パケット生成部920とを有する。データパケット生成部910は、バッファ911と、TB誤り検出符号化部912と、CB誤り検出符号化部913と、誤り訂正符号化部914と、バッファ915と、変調部916とを有する。
バッファ911は、移動体端末100へ送信されるデータを記憶する。かかるバッファ911は、データパケット制御部906からTB誤り検出符号化部912へデータを出力するように指示された場合に、「トランスポートブロック」と呼ばれる所定のサイズのデータをTB誤り検出符号化部912へ出力する。なお、バッファ911は、例えば、図示しないインタフェース部や上位装置等によってデータが格納される。
TB誤り検出符号化部912は、バッファ911から出力されるトランスポートブロックに対してCRCを付与する。なお、以下では、TB誤り検出符号化部912によってトランスポートブロックに付与されるCRCを「TB−CRC」と表記する場合がある。
CB誤り検出符号化部913は、TB誤り検出符号化部912によってCRCが付与されたトランスポートブロックをコードブロックサイズ毎に分割し、分割後のコードブロック毎にCRCを付与する。なお、以下では、CB誤り検出符号化部913によってコードブロックに付与されるCRCを「CB−CRC」と表記する場合がある。
誤り訂正符号化部914は、CB誤り検出符号化部913によってCRCが付与されたコードブロックに対して誤り訂正符号化を行い、誤り訂正符号化後のコードブロックをバッファ915に格納する。
バッファ915は、誤り訂正符号化部914によって誤り訂正符号化されたコードブロックが格納され、かかるコードブロックを変調部916へ出力する。また、バッファ915は、データパケット制御部906からデータパケットを再送するように指示された場合には、再送対象のコードブロックを変調部916へ出力する。
変調部916は、バッファ915から出力されるコードブロックを結合し、結合後のデータを変調する。そして、変調部916は、変調後のデータを無線送信部917へ出力する。無線送信部917は、変調部916によって変調されたデータをアンテナ918を介して外部へ送信する処理を行う。
ここで、図4を用いて、バッファ911、TB誤り検出符号化部912、CB誤り検出符号化部913、誤り訂正符号化部914によるデータパケット生成処理を説明する。図4は、データパケット生成部910によるデータパケット生成処理の一例を示す図である。
図4に示した例において、バッファ911は、データ100Dを記憶しているものとする。かかる場合に、バッファ911は、トランスポートブロック10TBをTB誤り検出符号化部912へ出力する。そして、TB誤り検出符号化部912は、トランスポートブロック10TBに、TB−CRC10TCを付与する。そして、CB誤り検出符号化部913は、トランスポートブロック10TB及びTB−CRC10TCをコードブロックサイズ毎に分割し、分割後のコードブロック11CB、12CB、13CB、14CBに、それぞれCB−CRC11CC、12CC、13CC、14CCを付与する。
図3の説明に戻って、制御パケット生成部920は、パケット生成部921と、誤り検出符号化部922と、誤り訂正符号化部923と、変調部924とを有する。パケット生成部921は、データパケット制御部906から受け付けるデータパケットのサイズや変調方式等に基づいて、制御パケットを生成する。
誤り検出符号化部922は、パケット生成部921によって生成された制御パケットにCRCを付与する。誤り訂正符号化部923は、誤り検出符号化部922によってCRCが付与された制御パケットに対して誤り訂正符号化を行う。変調部924は、誤り訂正符号化部923によって誤り訂正符号化が行われた制御パケットを変調し、変調後の制御パケットを無線送信部917、アンテナ918を介して外部へ送信する。
[実施例2に係る移動体端末の構成]
次に、図5を用いて、実施例2に係る移動体端末100の構成について説明する。図5は、実施例2に係る移動体端末100の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、実施例2に係る移動体端末100は、アンテナ101と、無線受信部102と、制御パケット処理部110と、データパケット処理部120と、応答情報生成部131と、変調部132と、無線送信部133と、アンテナ134とを有する。
アンテナ101は、外部から無線信号を受信する。無線受信部102は、アンテナ101を介して、無線信号を受信する。制御パケット処理部110は、無線受信部102によって受信された制御パケットに対して受信処理を行う。かかる制御パケット処理部110は、図5に示すように、復調部111と、誤り訂正復号化部112と、誤り検出部113と、制御情報解析部114とを有する。
復調部111は、無線受信部102によって受信された制御パケットを復調する。誤り訂正復号化部112は、復調部111によって復調された制御パケットに対して誤り訂正復号化を行う。誤り検出部113は、誤り訂正復号化部112によって誤り訂正復号化された制御パケットに対して誤り検出を行う。
制御情報解析部114は、誤り検出部113によって誤り検出が行われた制御パケットを解析する。例えば、制御情報解析部114は、制御パケットを解析することにより、移動体端末100宛に送信されるデータパケットの周波数帯、移動体端末100宛にデータパケットが送信されるタイミング、データパケットのサイズや変調方式や送信回数等を取得する。そして、制御情報解析部114は、取得した各種情報をデータパケット処理部120に通知する。
データパケット処理部120は、無線受信部102によって受信されたデータパケットに対して受信処理を行う。かかるデータパケット処理部120は、図5に示すように、復調部121と、合成部122と、バッファ123と、誤り訂正復号化部124と、CB誤り検出部125と、TB誤り検出部126と、誤り数カウント部127と、送信停止制御部128とを有する。復調部121は、無線受信部102によって受信されたデータパケットを復調する。
合成部122は、復調部121によって復調されたデータパケットが再送されたデータパケットでない場合には、かかるデータパケットをバッファ123に格納するとともに、誤り訂正復号化部124へ出力する。また、合成部122は、復調部121によって復調されたデータパケットが再送されたデータパケットである場合には、復調部121によって復調されたデータパケットと、バッファ123に格納されているデータパケットとを合成する。このとき、合成部122は、例えば、バッファ123から、復調部121によって復調されたデータパケットのHARQプロセス番号及びニューデータインジケータ等と一致するデータパケットを取得する。そして、合成部122は、復調部121によって復調されたデータパケットと、バッファ123から取得したデータパケットとを合成する。そして、合成部122は、合成後のデータパケットをバッファ123に格納するとともに、誤り訂正復号化部124へ出力する。なお、合成部122は、図1に示した合成部8に対応する。また、バッファ123は、図1に示した記憶部7に対応する。
誤り訂正復号化部124は、合成部122から出力されるデータパケットに対して誤り訂正復号化を行う。CB誤り検出部125は、誤り訂正復号化部124によって誤り訂正復号化されたデータパケットをコードブロックサイズに分割し、分割後のコードブロック毎に誤り検出を行う。なお、CB誤り検出部125は、図1に示した第2検出部3に対応する。
TB誤り検出部126は、CB誤り検出部125によって誤り検出されたコードブロックを結合してトランスポートブロックサイズのデータパケットを生成し、生成したトランスポートブロックサイズのデータパケットに対して誤り検出を行う。そして、TB誤り検出部126は、誤り検出結果を応答情報生成部131に通知する。また、TB誤り検出部126は、データパケットに誤りが検出されなかった場合には、誤りが検出されなかったデータパケットをバッファ123から削除する。なお、TB誤り検出部126は、図1に示した第1検出部2に対応する。
誤り数カウント部127は、CB誤り検出部125によって誤りが検出されたコードブロックの数を計数する。そして、誤り数カウント部127は、計数結果を送信停止制御部128に通知する。なお、誤り数カウント部127は、図1に示した計数部4に対応する。
送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数に基づいて、応答情報生成部131における応答情報生成処理を制御する。具体的には、送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数が所定の閾値よりも小さい場合には、応答情報生成部131に対して指示を行わない。
一方、送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合には、応答情報生成部131に対してACK又はNACKを送信しない状態であるDTXになるように指示する。また、送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合には、かかるコードブロックを含むデータパケットをバッファ123から削除する。
応答情報生成部131は、TB誤り検出部126による誤り検出結果と、送信停止制御部128による指示に基づいて、応答情報を生成する。具体的には、応答情報生成部131は、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出されなかった場合には、応答情報としてACKを生成する。
また、応答情報生成部131は、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出された場合には、送信停止制御部128から受け付ける指示に従って応答情報を生成する。具体的には、応答情報生成部131は、送信停止制御部128からDTXになるように指示を受け付けない場合には、応答情報としてNACKを生成する。一方、応答情報生成部131は、送信停止制御部128からDTXになるように指示を受け付けた場合には、応答情報を生成しない。なお、送信停止制御部128及び応答情報生成部131は、図1に示した判定部5及び再送要求部6に対応する。
変調部132は、応答情報生成部131によって生成された応答情報を変調する。無線送信部133は、変調部132によって変調されたパケットをアンテナ134を介して外部へ送信する。
ここで、図6を用いて、CB誤り検出部125、TB誤り検出部126、送信停止制御部128、応答情報生成部131による処理の一例について説明する。図6は、実施例2に係る移動体端末100による応答情報生成処理の一例を示す図である。図6では、1個のトランスポートブロック内に、4個のコードブロックが含まれる例を示している。かかる1個のトランスポートブロックには、TB−CRC10TCが付与されている。また、4個のコードブロックには、それぞれCB−CRC11CC、CB−CRC12CC、CB−CRC13CC、CB−CRC14CCが付与されている。
また、図6に示した例において、TB−CRC10TCに下部に「○」が付与されている場合には、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出されなかったことを示す。また、TB−CRC10TCに下部に「×」が付与されている場合には、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出されたことを示す。また、CB−CRC11CC、CB−CRC12CC、CB−CRC13CC、CB−CRC14CCに下部に「○」が付与されている場合には、CB誤り検出部125によってコードブロックに誤りが検出されなかったことを示す。また、CB−CRC11CC、CB−CRC12CC、CB−CRC13CC、CB−CRC14CCに下部に「×」が付与されている場合には、CB誤り検出部125によってコードブロックに誤りが検出されたことを示す。
図6に示した「ケースA」の例の場合、TB誤り検出部126は、TB−CRC10TCを用いた誤り検出において、トランスポートブロックに誤りを検出しなかった。かかる場合には、データパケットの再送を要求しないので、送信停止制御部128は、応答情報生成部131に対して指示しない。これにより、応答情報生成部131は、ACKを生成する。
また、図6に示した「ケースB」の例の場合、TB誤り検出部126は、TB−CRC10TCを用いた誤り検出において、トランスポートブロックに誤りを検出している。そして、CB誤り検出部125は、4個の全てのコードブロックに誤りを検出している。かかる場合には、データパケットが移動体端末100宛でないと考えられる。具体的には、移動体端末100宛であるデータパケット内の全てのコードブロックに誤りが検出される確率は低い。したがって、送信停止制御部128は、データパケットが移動体端末100宛でないと判定して、かかるデータパケットをバッファ123から削除するとともに、応答情報生成部131に対してDTXになるように指示する。
また、図6に示した「ケースC」の例の場合、TB誤り検出部126は、TB−CRC10TCを用いた誤り検出において、トランスポートブロックに誤りを検出している。そして、CB誤り検出部125は、4個のコードブロックのうち、2個のコードブロックに誤りを検出している。かかる場合には、データパケットが移動体端末100宛であるが、かかるデータパケットに誤りが含まれていたと考えられる。したがって、送信停止制御部128は、データパケットが移動体端末100宛であると判定して、応答情報生成部131に対して指示しない。すなわち、応答情報生成部131は、応答情報としてNACKを生成して、生成した応答情報を基地局900へ送信する。
[実施例2に係る移動体端末による処理手順]
次に、図7を用いて、実施例2に係る移動体端末による処理の手順について説明する。図7は、実施例2に係る移動体端末100による処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、移動体端末100の無線受信部102は、自装置宛の制御パケットを受信した場合に(ステップS101肯定)、かかる制御パケットに基づいて、自装置宛のデータパケットを受信する(ステップS102)。
そして、合成部122は、受信したデータパケットに対して合成処理を行い、誤り訂正復号化部124は、誤り訂正復号化を行う(ステップS103)。続いて、CB誤り検出部125は、誤り訂正復号化部124によって誤り訂正復号化されたデータパケットをコードブロックサイズに分割し、分割後のコードブロック毎に誤り検出を行う(ステップS104)。このとき、誤り数カウント部127は、CB誤り検出部125によって誤りが検出されたコードブロックの数を計数する(ステップS105)。
続いて、TB誤り検出部126は、CB誤り検出部125によって誤り検出されたコードブロックを結合してトランスポートブロックサイズのデータパケットを生成し、生成したトランスポートブロックに対して誤り検出を行う(ステップS106)。
続いて、応答情報生成部131は、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出されなかった場合には(ステップS107否定)、ACKを生成して外部へ送信する(ステップS108)。
一方、応答情報生成部131は、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出された場合には(ステップS107肯定)、送信停止制御部128からの指示に従って応答情報を生成する。
具体的には、送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数が所定の閾値よりも小さい場合には(ステップS109否定)、応答情報生成部131に対して指示しない。かかる場合には、応答情報生成部131は、NACKを生成して外部へ送信する(ステップS110)。
また、送信停止制御部128は、誤り数カウント部127によって計数されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合には(ステップS109肯定)、データパケットをバッファ123から削除する(ステップS111)。このとき、送信停止制御部128は、応答情報生成部131に対してDTXになるように指示する。かかる場合には、応答情報生成部131は、ACK又はNACKを送信しない状態であるDTXになる(ステップS112)。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る移動体端末100は、基地局900からトランスポートブロックサイズのデータパケットを受信した場合に、かかるデータパケットに含まれるコードブロックのうち、誤りが検出されたコードブロックの数を計数する。そして、移動体端末100は、トランスポートブロックサイズのデータパケットに誤りを検出した場合であっても、誤りが検出されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合には、受信したデータパケットが自装置宛でないと判定して廃棄する。そして、移動体端末100は、受信したデータパケットに対する応答情報を基地局900へ送信しない。
すなわち、実施例1に係る移動体端末100は、誤って自装置宛でないデータパケットに対して受信処理を行ってしまう状況であっても、合成用のデータパケットを保持するバッファ123にデータパケットを格納しない。これにより、移動体端末100は、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。例えば、移動体端末100は、自装置宛でない制御パケットに基づいて自装置宛でないデータパケットを受信してしまう場合であっても、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
次に、実施例3では、上記実施例2で説明した移動体端末100をLTE及びLTE−A(Long Term Evolution Advanced)に適用する場合を例に挙げて説明する。
[フレーム構成例]
まず、図8及び図9を用いて、LTE及びLTE−Aにおいて用いられるダウンリンク(Down Link)のフレーム構成について説明する。図8は、LTEにおいて用いられるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す図である。図8に示すように、LTEにおいて用いられるダウンリンクのフレームには、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が含まれる。
PCFICHは、例えば、PDCCHとPDSCHとの境界を示す。図8に示した例では、PCFICH11は、PDCCHとPDSCHとの境界である「A1」を示す。
PDCCHは、制御パケットを含む領域である。例えば、PDCCHは、複数のユーザの制御パケットを含む。図8に示した例では、PDCCH21が実施例3に係る移動体端末200宛の制御パケットを示し、PDCCH22が移動体端末200以外の移動体端末宛の制御パケットを示すものとする。
PDSCHは、データパケットを含む領域である。例えば、PDSCHは、複数のユーザのデータパケットを含む。図8に示した例では、PDSCH31が実施例3に係る移動体端末200宛のデータパケットを示し、PDSCH32が移動体端末200以外の移動体端末宛のデータパケットを示すものとする。
すなわち、図8に示した例では、実施例3に係る移動体端末200は、PCFICH11を解析して、PDCCHとPDSCHとの境界を示す情報を取得し、自装置宛のPDCCH21を受信する。例えば、移動体端末200は、各PDCCHに対して、かかるPDCCHに含まれるCRCを用いて誤り検出を行う。そして、移動体端末200は、誤りが検出されなかったPDCCHが自装置宛のPDCCHであると判定する。そして、移動体端末200は、自装置宛のPDCCH21に基づいて、自装置宛のPDSCH31を受信する。
図9は、LTE−Aにおいて用いられるダウンリンクのフレーム構成の一例を示す図である。図9に示すように、LTE−Aにおいて用いられるダウンリンクのフレームには、異なる周波数帯にPCFICH、PDCCH、PDSCHが含まれる。そして、LTE−Aにおけるフレームでは、同一ユーザ宛のPDCCHとPDSCHとが異なる周波数帯にマッピングされる場合がある。
図9に示した例では、PDCCH21が移動体端末200宛の制御パケットを示すものとする。また、PDSCH31が移動体端末200宛のデータパケットを示すものとする。このように、LTE−Aにおけるフレームでは、同一ユーザである移動体端末200宛のPDCCH21とPDSCH31とが異なる周波数帯にマッピングされる場合がある。
すなわち、図9に示した例では、実施例3に係る移動体端末200は、PCFICH11を解析して、PDCCHとPDSCHとの境界を示す情報を取得し、自装置宛のPDCCH21を受信する。そして、移動体端末200は、自装置宛のPDCCH21に基づいて、PCFICH12を解析して、PDCCHとPDSCHとの境界を示す情報を取得し、自装置宛のPDSCH31を受信する。
[実施例3における基地局の構成]
次に、図10を用いて、実施例3における基地局900Lの構成について説明する。図10は、実施例3における基地局900Lの構成例を示すブロック図である。なお、以下では、既に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
図10に示すように、基地局900Lは、PCFICH生成部925Lを有する。PCFICH生成部925Lは、データパケット制御部906から受け付ける各種情報に基づいて、PCFICHを生成する。PCFICH生成部925Lによって生成されたPCFICHは、無線送信部917、アンテナ918を介して外部へ送信される。
また、図10に示すように、基地局900Lにおける制御パケット生成部920Lは、PDCCH生成部921Lを有する。PDCCH生成部921Lは、データパケット制御部906から受け付けるデータパケットのサイズや変調方式等に基づいて、PDCCHを生成する。PDCCH生成部921Lによって生成されたPDCCHは、誤り検出符号化部922、誤り訂正符号化部923、変調部924、無線送信部917、アンテナ918を介して外部へ送信される。
[実施例3に係る移動体端末の構成]
次に、図11を用いて、実施例3に係る移動体端末200の構成について説明する。図11は、実施例3に係る移動体端末200の構成例を示すブロック図である。図11に示すように、移動体端末200は、PCFICH処理部240と、PDCCH処理部210と、PDSCH処理部220とを有する。
PCFICH処理部240は、復調部241と、PCFICH情報解析部242とを有する。復調部241は、無線受信部102によって受信されたPCFICHを復調する。PCFICH情報解析部242は、復調部241によって復調されたPCFICHを解析する。例えば、PCFICH情報解析部242は、PCFICHを解析することにより、PDCCHとPDSCHとの境界を示す情報を取得する。そして、PCFICH情報解析部242は、PCFICHの解析結果をPDCCH処理部210に通知する。
PDCCH処理部210は、復調部211と、PDCCH情報解析部214とを有する。復調部211は、無線受信部102によって受信されたPDCCHを復調する。復調部211によって復調されたPDCCHは、誤り訂正復号化部112、誤り検出部113を介してPDCCH情報解析部214に出力される。
PDCCH情報解析部214は、誤り検出部113から入力されるPDCCHを解析する。例えば、PDCCH情報解析部214は、PDCCHを解析することにより、移動体端末200宛に送信されるデータパケットの周波数帯、移動体端末200宛にデータパケットが送信されるタイミング、データパケットのサイズや変調方式や送信回数等を取得する。そして、PDCCH情報解析部214は、取得した各種情報をPDSCH処理部220に通知する。
PDSCH処理部220は、復調部221を有する。復調部221は、無線受信部102によって受信されたPDSCHを復調する。復調部221によって復調されたPDSCHは、合成部122、誤り訂正復号化部124、CB誤り検出部125、TB誤り検出部126、誤り数カウント部127、送信停止制御部128によって各種処理が行われる。
[実施例3の効果]
上述してきたように、LTEやLTE−Aに準拠する移動体端末200は、トランスポートブロックに誤りを検出した場合であっても、誤りが検出されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合には、受信したデータパケットを廃棄する。そして、移動体端末200は、受信したデータパケットに対する応答情報を基地局900へ送信しない。すなわち、実施例3に係る移動体端末200は、誤って自装置宛でないデータパケットに対して受信処理を行ってしまう状況であっても、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
ここで、図8及び図9を用いて、移動体端末200が異常なPDSCHを受信してしまう例について説明する。例えば、図8に示した例において、移動体端末200は、PDCCH22に含まれるCRCを用いて誤り検出を行った場合に、PDCCH22に誤りを検出しない場合がある。かかる場合には、移動体端末200は、自装置宛でないPDCCH22に基づいて、自装置宛でないPDSCH32を受信してしまう。
このような場合に、移動体端末200のTB誤り検出部126は、自装置宛でないPDSCH32に誤りを検出する。また、CB誤り検出部125は、自装置宛でないPDSCH32に含まれる全てのコードブロックに誤りを検出する。したがって、送信停止制御部128は、PDSCH32をバッファ123から削除するとともに、基地局900に対して応答情報(ACK/NACK)を送信しないように制御する。これにより、移動体端末200は、自装置宛でないPDCCH22に誤りを検出せずに、自装置宛でないPDSCH32を受信した場合であっても、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
また、図8に示した例において、移動体端末200は、PCFICH11を誤って解析してしまう場合がある。例えば、移動体端末200は、PCFICH11を解析して、PDCCHとPDSCHとの境界として「A2」を取得してしまう場合がある。かかる場合には、移動体端末200は、自装置宛のPDCCH21に基づいてPDSCH31を正常に受信することができなくなる。具体的には、移動体端末200は、PDSCH31のうち、先頭の「A1」〜「A2」の領域が欠けたPDSCHを受信することになる。
このような場合に、移動体端末200のTB誤り検出部126は、先頭の「A1」〜「A2」の領域が欠けたPDSCHに誤りを検出する。また、CB誤り検出部125は、かかるPDSCHを先頭からコードブロックサイズ毎に分割して、分割後のコードブロックに対して誤り検出を行う。誤り検出対象のPDSCHは、正常なPDSCH31と比較して先頭が欠けているので、CB誤り検出部125は、全てのコードブロックに誤りを検出する。したがって、送信停止制御部128は、受信したPDSCHをバッファ123から削除するとともに、基地局900に対して応答情報(ACK/NACK)を送信しないように制御する。これにより、移動体端末200は、PCFICHを誤って解析したために異常なPDSCHを受信した場合であっても、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
また、図9に示した例において、移動体端末200は、図8に示した例と同様に、PDCCH22に含まれるCRCを用いて誤り検出を行った場合に、PDCCH22に誤りを検出しない場合がある。かかる場合には、移動体端末200は、自装置宛でないPDCCH22に基づいて、自装置宛でないPDSCH32を受信してしまうが、図8に示した例と同様に、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
また、図9に示した例において、移動体端末200は、PCFICH12を誤って解析してしまう場合がある。かかる場合には、移動体端末200は、自装置宛のPDCCH21に基づいてPDSCH31を正常に受信することができなくなるが、図8に示した例と同様に、正常なデータパケットを受信できなくなる状況を防止することができる。
ところで、本願の開示する受信機等は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例4では、本願の開示する受信機等の他の実施例について説明する。
[閾値(1)]
上記実施例1〜3では、誤りが検出されたブロック数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する例を示した。しかし、トランスポートブロック内のブロック数Nとし、誤りが検出されたブロック数Mとした場合に、受信機1や移動体端末100及び200は、ブロック数Nに対するブロック数Mの割合が所定の閾値よりも小さいか否かを判定してもよい。
例えば、閾値が「80%」であるものとする。また、トランスポートブロック内のブロック数N=「10」であり、誤りが検出されたブロック数M=「9」であるものとする。かかる場合には、ブロック数N「10」に対するブロック数M「9」の割合「90%」が所定の閾値「80%」以上であるので、受信機1や移動体端末100及び200は、受信したデータパケットを廃棄するとともにDTXとなる。また、例えば、トランスポートブロック内のブロック数N=「10」であり、誤りが検出されたブロック数M=「7」であるものとする。かかる場合には、ブロック数N「10」に対するブロック数M「7」の割合「70%」が所定の閾値「80%」よりも小さいので、受信機1や移動体端末100及び200は、受信したデータパケットをバッファに格納するとともに、再送要求を行う。
[閾値(2)]
また、受信機1や移動体端末100及び200は、トランスポートブロック内のブロック数Nに応じて、閾値を変動させてもよい。例えば、受信機1や移動体端末100及び200は、トランスポートブロック内のブロック数N=「4」である場合には、閾値「4」を用い、トランスポートブロック内のブロック数N=「10」である場合には、閾値「9」を用いるようにしてもよい。
[動作条件]
上記実施例1〜3に示した受信機や移動体端末は、基地局から受信したデータパケットに含まれるコードブロックの数が所定の閾値以上である場合に、誤りが検出されたコードブロックの数を計数して、応答情報の送信要否を制御してもよい。図12を用いて具体的に説明する。図12は、コードブロックのエラー率の一例を示す図である。
図12に示した「コードブロック数」は、トランスポートブロックに含まれるコードブロックの数を示す。また、図12に示した「コードブロックエラー率」は、トランスポートブロックに含まれるコードブロックのうち1個のコードブロックに誤りが検出される確率を示す。また、図12に示した「全コードブロックエラー率」は、トランスポートブロックに含まれる全てのコードブロックにおいて誤りが検出される確率を示す。
まず、PDCCHである制御パケットには、一般に、16ビットのCRCが付与される。したがって、移動体端末は、約「1/216」=「1.50E−5(0.000015・・・)」の確率で、自装置宛でないPDCCHにも関わらず、自装置に送信されたPDCCHであると判定してしまう場合がある。また、トランスポートブロックは、一般に、約「1.00E−1(0.1・・・)」の確率で誤りが検出される。
ここで、図12に示した例のように、「コードブロック数」が「1」である場合には、「コードブロックエラー率」及び「全コードブロックエラー率」は、トランスポートブロックのエラー率と同様に、約「1.00E−1」となる。これは、「コードブロック数」が「1」である場合には、トランスポートブロックとコードブロックとがほぼ同一のデータであるからである。このため、「コードブロック数」が「1」である場合には、移動体端末は、誤りが検出されたコードブロックの数に基づいて、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定できるとは限らない。
また、図12に示した例のように、「コードブロック数」が「2」である場合には、「コードブロックエラー率」は、約「5.00E−02」となり、「全コードブロックエラー率」は、「2.50E−03」となる。すなわち、「コードブロック数」が「2」である場合には、移動体端末が制御パケットを誤検出する確率「1.50E−5」よりも、全コードブロックエラー率「2.50E−03」の方が高い。このため、「コードブロック数」が「2」である場合には、移動体端末は、誤りが検出されたコードブロックの数に基づいて、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定できるとは限らない。同様の理由により、「コードブロック数」が「3」である場合には、移動体端末は、誤りが検出されたコードブロックの数に基づいて、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定できるとは限らない。したがって、移動体端末は、「コードブロック数」が「1」〜「3」である場合には、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定しなくてもよい。
一方、図12に示した例のように、「コードブロック数」が「4」である場合には、「コードブロックエラー率」は、約「2.50E−02」となり、「全コードブロックエラー率」は、「3.91E−07」となる。すなわち、「コードブロック数」が「4」である場合には、移動体端末が制御パケットを誤検出する確率「1.5E−5」よりも、全コードブロックエラー率「3.91E−07」の方が低い。したがって、「コードブロック数」が「4」である場合には、移動体端末は、例えば、トランスポートブロックに含まれる全てのコードブロックに誤りを検出した場合には、自装置宛でない制御パケットを誤って受信してしまったと判定することができる。同様の理由により、「コードブロック数」が「5」以上である場合には、移動体端末は、誤りが検出されたコードブロックの数に基づいて、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定することができる。
以上のことから、図12に示した例では、実施例1〜3に示した移動体端末等は、「コードブロック数」が「4」以上である場合には、誤りが検出されたコードブロックの数に基づいて、トランスポートブロックが自装置宛であるか否かを判定することができる。したがって、実施例1〜3に示した受信機や移動体端末は、トランスポートブロックに含まれるコードブロックの数が所定の閾値(図12に示した例では「4」)以上である場合に、誤りが検出されたコードブロックの数を計数して、応答情報の送信要否を制御してもよい。ここで、図5に示した例を用いて具体的に説明する。
図5に示した制御情報解析部114は、制御パケットを解析することにより、トランスポートブロックに含まれるコードブロックの数を取得することができる。そして、制御情報解析部114は、取得したコードブロック数をデータパケット処理部120に通知する。
データパケット処理部120の誤り数カウント部127は、制御情報解析部114から通知されたコードブロック数が所定の閾値(図12に示した例では「4」)以上である場合に、CB誤り検出部125によって誤りが検出されたコードブロックの数を計数する。そして、送信停止制御部128は、制御情報解析部114から通知されたコードブロック数が所定の閾値以上である場合に、誤り数カウント部127による計数結果に基づいて、応答情報生成部131による応答情報生成処理を制御する。
一方、誤り数カウント部127及び送信停止制御部128は、制御情報解析部114から通知されたコードブロック数が所定の閾値より小さい場合には、動作しない。かかる場合には、応答情報生成部131は、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出された場合には、常にNACKを生成し、TB誤り検出部126によってトランスポートブロックに誤りが検出されなかった場合には、常にACKを生成することになる。
[プログラム]
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図13を用いて、図1に示した受信機1と同様の機能を有する受信制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図13は、受信制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図13に示すように、コンピュータ1000は、RAM(Random Access Memory)1010と、キャッシュ1020と、HDD1030と、ROM(Read Only Memory)1040と、CPU(Central Processing Unit)1050、バス1060とを有する。RAM1010、キャッシュ1020、HDD1030、ROM1040、CPU1050は、バス1060によって接続されている。
ROM1040には、図1に示した受信機1と同様の機能を発揮する受信プログラムが予め記憶されている。具体的には、ROM1040には、第1検出プログラム1041と、第2検出プログラム1042と、計数プログラム1043と、判定プログラム1044と、再送要求プログラム1045と、合成プログラム1046とが記憶されている。
そして、CPU1050は、ROM1040から、第1検出プログラム1041、第2検出プログラム1042、計数プログラム1043、判定プログラム1044、再送要求プログラム1045、合成プログラム1046を読み出して実行する。
これにより、図13に示すように、第1検出プログラム1041は、第1検出プロセス1051になる。また、第2検出プログラム1042は、第2検出プロセス1052になる。また、計数プログラム1043は、計数プロセス1053になる。また、判定プログラム1044は、判定プロセス1054になる。また、再送要求プログラム1045は、再送要求プロセス1055になる。また、合成プログラム1046は、合成プロセス1056になる。
なお、第1検出プロセス1051は、図1に示した第1検出部2に対応する。また、第2検出プロセス1052は、図1に示した第2検出部3に対応する。また、計数プロセス1053は、図1に示した計数部4に対応する。また、判定プロセス1054は、図1に示した判定部5に対応する。また、再送要求プロセス1055は、図1に示した再送要求部6に対応する。また、合成プロセス1056は、図1に示した合成部8に対応する。
なお、上記した各プログラム1041〜1046については、必ずしもROM1040に記憶させなくてもよい。例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラム1041〜1046を記憶させてもよい。または、コンピュータ1000の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」にプログラム1041〜1046を記憶させてもよい。または、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」にプログラム1041〜1046を記憶させてもよい。そして、コンピュータ1000は、上述したフレキシブルディスク等から各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図5に示した復調部111と復調部121とは統合されてもよいし、図11に示した復調部211と復調部221と復調部241とは統合されてもよい。
1 受信機
2 第1検出部
3 第2検出部
4 計数部
5 判定部
6 再送要求部
7 記憶部
8 合成部
9 送信機
91 基地局
92 移動体端末
100、200 移動体端末
101、134 アンテナ
102 無線受信部
110 制御パケット処理部
111、121 復調部
112 誤り訂正復号化部
113 誤り検出部
114 制御情報解析部
120 データパケット処理部
122 合成部
123 バッファ
124 誤り訂正復号化部
125 CB誤り検出部
126 TB誤り検出部
127 誤り数カウント部
128 送信停止制御部
131 応答情報生成部
132 変調部
133 無線送信部
210 PDCCH処理部
211、221、241 復調部
214 PDCCH情報解析部
220 PDSCH処理部
240 PCFICH処理部
242 PCFICH情報解析部
900、900L 基地局
901、918 アンテナ
902 無線受信部
903 復調部
904 判定部
905 HARQ制御部
906 データパケット制御部
910 データパケット生成部
911 バッファ
912 TB誤り検出符号化部
913 CB誤り検出符号化部
914 誤り訂正符号化部
915 バッファ
916、924 変調部
917 無線送信部
920、920L 制御パケット生成部
921 パケット生成部
921L PDCCH生成部
922 誤り検出符号化部
923 誤り訂正符号化部
925L PCFICH生成部
1000 コンピュータ
1010 RAM
1020 キャッシュ
1030 HDD
1040 ROM
1041 第1検出プログラム
1042 第2検出プログラム
1043 計数プログラム
1044 判定プログラム
1045 再送要求プログラム
1046 合成プログラム
1050 CPU
1051 第1検出プロセス
1052 第2検出プロセス
1053 計数プロセス
1054 判定プロセス
1055 再送要求プロセス
1056 合成プロセス
1060 バス

Claims (11)

  1. 送信機から受信したパケットに対して誤り検出を行う第1の検出部と、
    前記パケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う第2の検出部と、
    前記第1の検出部における検出結果と、前記第2の検出部における検出結果とに基づいて、前記送信機に対する前記パケットの再送要求を制御する再送要求部と、
    を有することを特徴とする受信機。
  2. 前記第2の検出部において誤りが検出されたブロックの数を計数する計数部、をさらに有し、
    前記再送要求部は、前記計数部において計数されたブロック数に基づいて、前記送信機に対する前記パケットの再送要求を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記第1の検出部において誤りが検出された場合に、前記計数部において計数されたブロック数が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定部、をさらに有し、
    前記再送要求部は、前記判定部によって前記ブロック数が前記閾値以上であると判定された場合に、前記送信機に対して該パケットの再送を要求せず、前記判定部によって前記ブロック数が前記閾値よりも小さいと判定された場合に、前記送信機に対して該パケットの再送を要求する、ことを特徴とする請求項2に記載の受信機。
  4. 前記パケットに含まれるブロックの数を取得する取得部をさらに有し、
    前記判定部は、
    前記第1の検出部において誤りが検出され、かつ、前記取得部において取得されたブロック数が所定の閾値以上である場合に、前記計数部において計数されたブロック数が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記再送要求部は、
    前記第1の検出部において前記パケットに誤りが検出され、かつ、前記取得部において取得されたブロック数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記パケットを記憶部に格納するとともに前記送信機に対して該パケットの再送を要求することを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 前記再送要求部による再送要求に応答して前記送信機から再送されるパケットを受信した場合に、受信した再送パケットと記憶部に格納したパケットとを合成する合成部、をさらに有し、
    前記再送要求部は、前記送信機に対して前記パケットの再送を要求しない場合に、該パケットを前記記憶部に格納せず、前記送信機に対して前記パケットの再送を要求する場合に、該パケットを前記記憶部に格納する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の受信機。
  6. 送信機との間で無線通信を行う受信機による受信方法であって、
    送信機から受信したパケットに対して誤り検出を行う第1の検出を行い、
    前記パケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う第2の検出を行い、
    前記第1の検出の検出結果と、前記第2の検出の検出結果とに基づいて、前記受信機から前記送信機に対する該パケットの再送要求を制御する、
    ことを含む受信方法。
  7. 前記第2の検出において誤りが検出されたブロックの数を計数し、
    前記計数されたブロック数に基づいて、前記送信機に対する前記パケットの再送要求を制御することを含む請求項6に記載の受信方法。
  8. 前記第1の検出において誤りが検出された場合に、前記計数されたブロック数が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記計数されたブロック数が前記閾値以上である場合には、前記送信機に対して該パケットの再送を要求せず、前記計数されたブロック数が前記閾値よりも小さい場合には、前記送信機に対して該パケットの再送を要求することを含む請求項7に記載の受信方法。
  9. 前記パケットに含まれるブロックの数を取得し、
    前記第1の検出において誤りが検出され、かつ、前記取得されたパケットに含まれるブロック数が所定の閾値以上である場合に、前記計数されたブロック数が所定の閾値以上であるか否かを判定し、
    前記第1の検出において前記パケットに誤りが検出され、かつ、前記取得されたブロック数が所定の閾値よりも小さい場合に、前記パケットを記憶部に格納するとともに前記送信機に対して該パケットの再送を要求することを含む請求項8に記載の受信方法。
  10. 前記再送要求に応答して前記送信機から再送されるパケットを受信した場合に、受信した再送パケットと記憶部に格納したパケットとを合成し、
    前記送信機に対して前記パケットの再送を要求しない場合に、該パケットを前記記憶部に格納せず、前記送信機に対して前記パケットの再送を要求する場合に、該パケットを前記記憶部に格納することを含む請求項6〜9のいずれかに記載の受信方法。
  11. 送信機と受信機とを含む無線通信システムであって、
    前記受信機が、
    前記送信機から受信したパケットに対して誤り検出を行う第1の検出部と、
    前記パケットを所定のサイズに分割したブロック毎に誤り検出を行う第2の検出部と、
    前記第1の検出部における検出結果と、前記第2の検出部における検出結果とに基づいて、前記送信機に対する前記パケットの再送要求を制御する再送要求部と、
    を有することを特徴とする無線通信システム。
JP2012504259A 2010-03-12 2010-03-12 受信機、受信方法及び無線通信システム Pending JPWO2011111234A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/054260 WO2011111234A1 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 受信機、受信方法及び無線通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2011111234A1 true JPWO2011111234A1 (ja) 2013-06-27

Family

ID=44563076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012504259A Pending JPWO2011111234A1 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 受信機、受信方法及び無線通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120327761A1 (ja)
JP (1) JPWO2011111234A1 (ja)
WO (1) WO2011111234A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10440644B2 (en) * 2012-06-29 2019-10-08 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for turbo decoder throttling
US9712287B2 (en) * 2014-07-31 2017-07-18 Qualcomm Incorporated System and method of redundancy based packet transmission error recovery
US10425307B2 (en) * 2015-01-26 2019-09-24 Sun Patent Trust Communication system, transmitting device and receiving device
DE102015103809B3 (de) * 2015-03-16 2016-07-07 Intel IP Corporation Verfahren und Vorrichtung zum Schützen eines Datentransportblocks gegen Speicherfehler und Übertragungsfehler
US10420138B2 (en) * 2015-07-24 2019-09-17 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing communication in wireless communication system
US11171758B2 (en) * 2017-03-24 2021-11-09 Qualcomm Incorporated Code block grouping and feedback that support efficient retransmissions
US10608790B2 (en) 2017-05-04 2020-03-31 At&T Intellectual Property I, L.P. Data transmission with code block segmentation for 5G systems

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06232871A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Toshiba Corp 無線通信システム
JPH07123079A (ja) * 1993-09-01 1995-05-12 Toshiba Corp データ伝送装置
JP2001119426A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Ntt Docomo Inc 誤り制御方法及びその方法を使用する通信システム
JP2005269480A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 再送要求方法、無線通信システム、受信機および送信機
JP2008011460A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fujitsu Ltd ターボ復号器
WO2008015742A1 (fr) * 2006-08-02 2008-02-07 Fujitsu Limited Appareil récepteur et son procédé de décodage
WO2009041067A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Panasonic Corporation 無線通信装置およびマッピング方法
WO2010087197A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 パナソニック株式会社 無線送信装置、無線受信装置、送信データ形成方法、及びデータ受信方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06232871A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Toshiba Corp 無線通信システム
JPH07123079A (ja) * 1993-09-01 1995-05-12 Toshiba Corp データ伝送装置
JP2001119426A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Ntt Docomo Inc 誤り制御方法及びその方法を使用する通信システム
JP2005269480A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 再送要求方法、無線通信システム、受信機および送信機
JP2008011460A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Fujitsu Ltd ターボ復号器
WO2008015742A1 (fr) * 2006-08-02 2008-02-07 Fujitsu Limited Appareil récepteur et son procédé de décodage
WO2009041067A1 (ja) * 2007-09-28 2009-04-02 Panasonic Corporation 無線通信装置およびマッピング方法
WO2010087197A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 パナソニック株式会社 無線送信装置、無線受信装置、送信データ形成方法、及びデータ受信方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6008053703; Samsung: 'Analysis of per code block CRC and per transport block CRC' 3GPP TSG RAN WG1#49-bis R1-073108 , 20070620 *
JPN6013050699; Samsung: 'Code block CRC for DL-SCH and UL-SCH' 3GPP TSG RAN WG1#50 R1-073558 , 200708 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011111234A1 (ja) 2011-09-15
US20120327761A1 (en) 2012-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10159069B2 (en) Method, device and system for transmitting control information
US10631179B2 (en) HARQ frame data structure and method of transmitting and receiving with HARQ in systems using blind detection
US7996744B2 (en) Method and apparatus for providing a data retransmission scheme
JP5302391B2 (ja) ハイブリッド自動再送要求プロトコルの信頼性向上
EP3075093B1 (en) Methods, apparatuses and user equipment for hybrid automatic repeat request transmission
US8400999B2 (en) Method of handling packet data in a wireless communications system and related apparatus
US20190379491A1 (en) Retransmission for punctured signals
TWI471024B (zh) 在基地台與行動台之間交換資料的方法與裝置
EP2838221A1 (en) Method and apparatus for acknowledgement signalling
WO2011111234A1 (ja) 受信機、受信方法及び無線通信システム
US10498493B2 (en) LTE HARQ feedback for configured uplink grants
WO2018088549A1 (ja) 通信装置、及びデータ受信方法
US8386871B2 (en) Retransmission control method and receiving side apparatus
KR20090075628A (ko) 재전송 데이터를 처리하는 harq 동작 방법
US20100027538A1 (en) Retransmission control method and receiving side apparatus
CN110351025B (zh) 信息反馈方法、装置和系统
KR20090025331A (ko) 이동통신 시스템에서 사용되는 무선통신장치 및 방법
US20070291688A1 (en) Method and apparatus of handling packet data in a wireless communications system
WO2013175414A1 (en) Methods, apparatus and computer programs for protecting transmitter|identification in transmissions
CN108809508B (zh) 一种确定数据是否受到破坏的方法及装置
WO2018191863A1 (zh) 传输数据的方法和设备
WO2018201905A1 (zh) 一种数据传输方法、终端以及基站

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140304