JPWO2011102079A1 - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、サービス調停システム、サービス調停装置、及び、記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、サービス調停システム、サービス調停装置、及び、記録媒体 Download PDF

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Abstract

コンテンツ配信システム300は、ユーザ端末へコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段301と、コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段302と、第1の通信プロトコルに従った情報であり且つコンテンツデータの送信を要求する情報である第1のコンテンツ送信要求を、第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御手段へコンテンツ送信指示を送信するとともに、通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を送信する帯域確保指示送信手段303と、帯域確保指示を受信した場合に、上記第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段304と、を備える。

Description

本発明は、ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信システムに関する。
コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信要求をユーザ端末から受信した場合に、当該ユーザ端末へ当該コンテンツデータを送信するコンテンツ配信システムが知られている。
この種のコンテンツ配信システムの一例として、非特許文献1に記載のコンテンツ配信システム900Aは、図1に示したように、サービス制御機能部(SCF;Service Control Functions)902Aと、コンテンツ配信機能部(CDF;Content Delivery Functions)903Aと、資源アドミッション制御機能部(RACF;Resource Admission Control Functions)904Aと、を含む。
SCF902Aは、CDF903Aにより提供されるサービスを制御する。CDF903Aは、コンテンツデータを記憶するとともに、コンテンツ送信要求を送信してきたユーザ端末(UE;User Equipement)901Aへコンテンツデータを送信する。RACF904Aは、UE901AとCDF903Aとの間の通信帯域を確保する処理を行う。
このコンテンツ配信システム900Aは、以下のように作動する。
先ず、UE901Aは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)に従ったコンテンツ送信要求をSCF902Aへ送信する。SCF902Aは、コンテンツ送信要求を受信した場合、コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信準備要求をCDF903Aへ送信する。
更に、SCF902Aは、RACF904Aを構成する複数の通信帯域制御装置の中から帯域確保指示の送信先となる通信帯域制御装置を選択する。帯域確保指示は、通信プロトコルの一つであるDIAMETERに従った情報であり且つUE901AとCDF903Aとの間の通信帯域を確保する旨を指示する情報である。SCF902Aは、選択した通信帯域制御装置へ帯域確保指示を送信する。RACF904Aは、帯域確保指示を受信した場合、UE901AとCDF903Aとの間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う。
その後、UE901Aは、コンテンツの視聴の開始を要求するコンテンツ視聴開始要求をCDF903Aへ送信する。そして、CDF903Aは、コンテンツ視聴開始要求を受信した場合、コンテンツデータをUE901Aへ送信する。このとき、CDF903Aは、RACF904Aによって確保された通信帯域を介してコンテンツデータを送信する。この結果、ユーザは、比較的高い品質にてコンテンツを視聴することができる。
このコンテンツ配信システム900Aは、非IMS(Internet Protocol Multimedia Subsystem)型コンテンツ配信システムとも呼ばれる。また、UE901Aは、非IMS(Non−IMS)型ユーザ端末とも呼ばれる。
また、この種のコンテンツ配信システムの一例として、特許文献1又は非特許文献2に記載のコンテンツ配信システム900Bは、図2に示したように、SCF902Bと、CDF903Bと、RACF904Bと、コアIMS部(CoreIMS;CIMS)905Bと、を含む。
CIMS905Bは、SIP(Session Initiation Protocol)に従った情報を授受することにより、ユーザ端末(UE)901BとCDF903Bとの間の通信セッションを確立する。
このコンテンツ配信システム900Bは、以下のように作動する。
先ず、UE901Bは、SIPに従ったコンテンツ送信要求をCIMS905Bへ送信する。CIMS905Bは、コンテンツ送信要求を受信した場合、コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示をSCF902Bへ送信する。
SCF902Bは、コンテンツ送信指示を受信した場合、コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信準備要求をCDF903Bへ送信する。
更に、CIMS905Bは、DIAMETERに従った情報であり且つUE901BとCDF903Bとの間の通信帯域を確保する旨を指示する情報である帯域確保指示をRACF904Bへ送信する。RACF904Bは、帯域確保指示を受信した場合、UE901BとCDF903Bとの間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う。
その後、UE901Bは、コンテンツ視聴開始要求をCDF903Bへ送信する。そして、CDF903Bは、コンテンツ視聴開始要求を受信した場合、コンテンツデータをUE901Bへ送信する。このとき、CDF903Bは、RACF904Bによって確保された通信帯域を介してコンテンツデータを送信する。この結果、ユーザは、比較的高い品質にてコンテンツを視聴することができる。
このコンテンツ配信システム900Bは、IMS型コンテンツ配信システムとも呼ばれる。また、UE901Bは、IMS型ユーザ端末とも呼ばれる。
国際公開第2008/091009号パンフレット
"IPTV functional architecture"、ITU-T Recommendation Y.1910、ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)、2008年 "Telecommunications and Internet converged Services and Protocols for Advanced Networking(TISPAN); IPTV Architecture; IPTV functions supported by the IMS subsystem"、ETSI TS 182 027、ETSI(European Telecommunications Standards Institute)
ところで、コンテンツ配信システムは、非IMS型コンテンツ配信システムからIMS型コンテンツ配信システムへ移行することが予定されている。SCFを置換することなく、コンテンツ配信システムを、非IMS型コンテンツ配信システムからIMS型コンテンツ配信システムへ移行させるためには、SCF902A及びSCF902Bの両方の機能を有するようにSCFを構成することが好適であると考えられる。
しかしながら、このように構成されたコンテンツ配信システムにおいては、コンテンツ配信システムの移行が完了した後に使用されない(無駄な)機能を、SCFが含んでしまう。無駄な機能は、例えば、RTSP及びDIAMETERに従った情報に基づく処理を行う機能、及び、RACFを構成する複数の通信帯域制御装置の中から帯域確保指示の送信先となる通信帯域制御装置を選択する機能、等である。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができないこと」を解決することが可能なコンテンツ配信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるコンテンツ配信システムは、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を送信する帯域確保指示送信手段と、
上記帯域確保指示送信手段により送信された上記帯域確保指示を受信した場合に、上記第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ配信方法は、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
上記ユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する上記帯域確保指示を上記トランスポート制御手段へ送信する方法である。
また、本発明の他の形態であるサービス調停システムは、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
上記ユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する上記帯域確保指示を上記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備える。
また、本発明の他の形態であるサービス調停装置は、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
上記ユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する上記帯域確保指示を上記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備える。
また、本発明の他の形態である記録媒体は、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
上記ユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成されたサービス調停装置に、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する上記帯域確保指示を上記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を実現させるためのプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、以上のように構成されることにより、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
背景技術に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 背景技術に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの、第1のユーザ端末から第1のコンテンツ送信要求を受信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの、第1のユーザ端末から第1のコンテンツ送信要求を受信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの、第2のユーザ端末から第2のコンテンツ送信要求を受信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムにおいて用いられる通信プロトコルを概念的に示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムにおいて用いられる通信プロトコルを概念的に示した説明図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るコンテンツ配信システムの、第1のユーザ端末から第1のコンテンツ送信要求を受信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係るコンテンツ配信システムの、第2のユーザ端末から第2のコンテンツ送信要求を受信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、サービス調停システム、サービス調停装置、及び、記録媒体、の各実施形態について図1〜図14を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図3に示したように、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、IPTV(Internet Protocol Television)システム(例えば、コンテンツの放送を行うBC(BroadCast)システム、又は、予め録画された放送コンテンツのユニキャスト配信を行うnPVR(network Personal Video Recoder)システム等)である。なお、コンテンツ配信システム1は、IPTVシステム以外のビデオオンデマンド(VoD;Video on Demand)システム等であってもよい。
コンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信装置(コンテンツ配信手段)3と、サービス制御装置(サービス制御手段)4と、ポータルサーバ装置5と、複数の通信帯域制御装置6,…と、サービス調停装置(サービス調停手段)11と、資源調停装置(資源調停手段)12と、を含む。なお、サービス調停装置11及び資源調停装置12は、サービス調停システム(帯域確保指示送信手段)を構成している。
また、サービス調停装置11及び資源調停装置12のそれぞれは、IP(Internet Protocol)網を構成するユーザ側通信回線NW1を介して、第1のユーザ端末(UE;User Equipment)2aと通信可能に接続されている。サービス調停装置11、資源調停装置12、コンテンツ配信装置3、サービス制御装置4、及び、ポータルサーバ装置5は、上記IP網を構成するサービス提供者側通信回線NW2を介して、互いに通信可能に接続されている。
第1のユーザ端末2aは、図示しないセットトップボックスを備える。セットトップボックスは、図示しないテレビ受像機に接続されている。セットトップボックスは、コンテンツ配信装置3から送信されたコンテンツ(本例では、音声及び映像からなる動画)を表すコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを変換することによりテレビ受像機に当該コンテンツを出力させる。
サービス調停装置11、資源調停装置12、コンテンツ配信装置3、サービス制御装置4、及び、ポータルサーバ装置5のそれぞれは、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)及び記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD))を備える。各装置3,4,5,11,12は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
コンテンツ配信装置3は、第1のユーザ端末2aへコンテンツを表すコンテンツデータを送信する。サービス制御装置4は、コンテンツ配信装置3により提供されるサービスを制御する。ポータルサーバ装置5は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に従ったメッセージ(HTTPメッセージ)を授受することにより、第1のユーザ端末2aとの間でデータを授受するように構成されている。即ち、ポータルサーバ装置5は、ウェブサーバである。
また、第1のユーザ端末2a、コンテンツ配信装置3、サービス制御装置4、ポータルサーバ装置5、複数の通信帯域制御装置6,…、サービス調停装置11、及び、資源調停装置12のそれぞれは、互いに異なるIPアドレスを有する。
(機能)
図4は、上記のように構成されたコンテンツ配信システム1の機能を表すブロック図である。
図4に示したように、コンテンツ配信システム1の機能は、アプリケーション機能部(AF;Application Functions)110と、コンテンツ配信機能部(CDF;Content Delivery Functions)120と、トランスポート層機能部(TSF;Transport Stratum Functions)130と、サービス層機能部(SSF;Service Stratum Functions)140と、を含む。
第1のユーザ端末2aは、コンテンツ一覧要求をポータルサーバ装置5へ送信する。コンテンツ一覧要求は、HTTPに従った情報であり、且つ、コンテンツの一覧を表すコンテンツ一覧情報の送信を要求する旨を表す情報である。第1のユーザ端末2aは、コンテンツ一覧情報を受信した場合、当該コンテンツ一覧情報が表すコンテンツの一覧を出力する。
また、第1のユーザ端末2aは、第1のコンテンツ送信要求をサービス調停装置11へ送信する。第1のコンテンツ送信要求は、第1の通信プロトコル(本例では、RTSP(Real Time Streaming Protocol))に従った情報であり、且つ、コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。また、第1のコンテンツ送信要求は、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む。
アプリケーション機能部110は、ポータルサーバ装置5により実現される機能である。アプリケーション機能部110は、第1のユーザ端末2aにより送信されたコンテンツ一覧要求を受信する。アプリケーション機能部110は、受信したコンテンツ一覧要求に応じて、記憶されているコンテンツ一覧情報を第1のユーザ端末2aへ送信する。
コンテンツ配信機能部120は、コンテンツ配信装置3により実現される機能である。コンテンツ配信機能部120は、サービス層機能部140からコンテンツ送信準備要求を受信する。コンテンツ送信準備要求は、第2の通信プロトコル(本例では、SIP(Session Initiation Protocol))に従った情報であり、且つ、コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報である。また、コンテンツ送信準備要求は、コンテンツ識別情報を含む。
その後、コンテンツ配信機能部120は、第1のユーザ端末2aからコンテンツ視聴開始要求を受信した場合、後述するようにトランスポート層機能部130により確保された通信帯域を介して、第1のユーザ端末2aへコンテンツデータを送信する。コンテンツ視聴開始要求は、RTSPに従った情報であり、且つ、コンテンツの視聴の開始を要求する旨を表す情報である。
トランスポート層機能部130は、複数の通信帯域制御装置6,…、及び、図示しない複数の通信中継装置(例えば、スイッチ、ルータ等)、により実現される機能である。トランスポート層機能部130は、資源アドミッション制御機能部(RACF;Resource Admission Control Functions)131を含む。資源アドミッション制御機能部(トランスポート制御手段)131は、複数の通信帯域制御装置6,…により実現される機能である。
資源アドミッション制御機能部131は、帯域予約指示を受信した場合に、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を予約する帯域予約処理を行う。帯域予約指示は、通信プロトコルの一つであるDIAMETERに従った情報であり、且つ、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を予約する旨を指示する情報である。
資源アドミッション制御機能部131は、帯域確保指示を受信した場合に、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う。帯域確保指示は、通信プロトコルの一つであるDIAMETERに従った情報であり、且つ、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を確保する旨を指示する情報である。なお、帯域確保処理は、パケットの優先制御等の実行を通信中継装置に指示する処理である。
サービス層機能部140は、サービス制御装置4、サービス調停装置11、及び、資源調停装置12により実現される機能である。サービス層機能部140は、サービス制御機能部(SCF;Service Controle Functions)141と、サービス調停機能部142と、資源調停機能部143と、を含む。なお、サービス制御機能部141は、サービス制御装置4により実現される機能である。また、サービス調停機能部142は、サービス調停装置11により実現される機能である。また、資源調停機能部143は、資源調停装置12により実現される機能である。
サービス制御機能部141は、サービス調停機能部142からコンテンツ送信指示を受信する。コンテンツ送信指示は、第2の通信プロトコル(本例では、SIP)に従った情報であり、且つ、コンテンツデータの送信を指示する情報である。
サービス制御機能部141は、受信したコンテンツ送信指示と、記憶装置に記憶されているユーザの属性を表すプロファイル情報と、に基づいて、コンテンツデータの送信を許可するか否かを判定する。サービス制御機能部141は、コンテンツデータの送信を許可すると判定した場合、コンテンツ配信装置3へコンテンツ送信準備要求を送信する。
サービス調停機能部142は、第1のユーザ端末2aから第1のコンテンツ送信要求を受信した場合、サービス制御装置4へコンテンツ送信指示を送信する。この場合、更に、サービス調停機能部142は、帯域確保要求を資源調停装置12へ送信する。帯域確保要求は、第2の通信プロトコル(本例では、SIP)に従った情報であり、且つ、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である。
資源調停機能部143は、複数の通信帯域制御装置6,…のそれぞれに対して、IPアドレスの範囲を特定するアドレス範囲特定情報と、当該通信帯域制御装置6,…が有するIPアドレスと、を対応付けて予め記憶している。
資源調停機能部143は、サービス調停機能部142から帯域確保要求を受信した場合、当該帯域確保要求が受信される基となった第1のコンテンツ送信要求を送信してきた第1のユーザ端末2aが有するIPアドレスを取得する。
そして、資源調停機能部143は、取得したIPアドレスを含む範囲を特定するアドレス範囲特定情報と対応付けて記憶されているIPアドレスを有する通信帯域制御装置6,…を送信先の通信帯域制御装置(本例では、通信帯域制御装置6)として特定する。資源調停機能部143は、特定した送信先の通信帯域制御装置6へ帯域確保指示を送信する。これによれば、資源調停機能部143は、適切な通信帯域制御装置6,…へ帯域確保指示を送信することができる。
なお、コンテンツ配信機能部120が複数のコンテンツ配信装置により実現される場合、コンテンツ配信機能部120は、コンテンツ送信準備要求を受信したとき、コンテンツデータを送信可能なコンテンツ配信装置を特定し、そのコンテンツ配信装置を特定するための情報を、コンテンツ送信準備要求を送信してきた装置へ送信することが好適である。
(作動)
次に、上述したコンテンツ配信システム1の作動について図5を参照しながら説明する。
先ず、第1のユーザ端末2aは、ユーザにより入力されたユーザ識別情報を含む第1のコンテンツ送信要求をサービス調停装置11へ送信する(ステップS101)。第1のコンテンツ送信要求は、RTSPメッセージ(RTSPに従ったメッセージ)のうちのSETUPメッセージ(メソッドとして「SETUP」が設定されたメッセージ)として送信される。
これにより、サービス調停装置11は、第1のユーザ端末2aから第1のコンテンツ送信要求を受信する。そして、サービス調停装置11は、コンテンツ送信指示をサービス制御装置4へ送信する(ステップS102)。コンテンツ送信指示は、SIPメッセージ(SIPに従ったメッセージ)のうちのINVITEメッセージ(メソッドとして「INVITE」が設定されたメッセージ)として送信される。
これにより、サービス制御装置4は、サービス調停装置11からコンテンツ送信指示を受信する。次いで、サービス制御装置4は、受信したコンテンツ送信指示と、記憶装置に記憶されているユーザの属性を表すプロファイル情報と、に基づいて、コンテンツデータの送信を許可するか否かを判定する。サービス制御装置4は、コンテンツデータの送信を許可すると判定した場合、コンテンツ配信装置3へコンテンツ送信準備要求を送信する(ステップS103)。コンテンツ送信準備要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、コンテンツ配信装置3は、サービス制御装置4からコンテンツ送信準備要求を受信する。そして、コンテンツ配信装置3は、第1のユーザ端末2aへコンテンツデータを送信するための通信セッションを確立する。
その後、コンテンツ配信装置3は、コンテンツ送信準備要求応答をサービス制御装置4へ送信する(ステップS104)。コンテンツ送信準備要求応答は、コンテンツ送信準備要求に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。コンテンツ送信準備要求応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージ(ステータスコードとしての「200」と、「OK」と、を開始行に含むレスポンス)として送信される。
これにより、サービス制御装置4は、コンテンツ配信装置3からコンテンツ送信準備要求応答を受信する。そして、サービス制御装置4は、コンテンツ送信指示応答をサービス調停装置11へ送信する(ステップS105)。コンテンツ送信指示応答は、コンテンツ送信指示に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。コンテンツ送信指示応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
これにより、サービス調停装置11は、サービス制御装置4からコンテンツ送信指示応答を受信する。次いで、サービス調停装置11は、帯域確保要求を資源調停装置12へ送信する(ステップS106)。帯域確保要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、資源調停装置12は、サービス調停装置11から帯域確保要求を受信する。そして、資源調停装置12は、受信した帯域確保要求が受信される基となった第1のコンテンツ送信要求を送信してきた第1のユーザ端末2aが有するIPアドレスを取得する。
そして、資源調停装置12は、取得したIPアドレスを含む範囲を特定するアドレス範囲特定情報と対応付けて記憶されているIPアドレスを有する通信帯域制御装置6,…を送信先の通信帯域制御装置(本例では、通信帯域制御装置6)として特定する。次いで、資源調停装置12は、特定した送信先の通信帯域制御装置6へ帯域確保指示を送信する(ステップS107)。帯域確保指示は、DIAMETERメッセージ(DIAMETERに従ったメッセージ)として送信される。
これにより、通信帯域制御装置6は、資源調停装置12から帯域確保指示を受信する。そして、通信帯域制御装置6は、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う(ステップS108)。
そして、通信帯域制御装置6は、帯域確保指示応答を資源調停装置12へ送信する(ステップS109)。帯域確保指示応答は、帯域確保指示に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。帯域確保指示応答は、DIAMETERメッセージとして送信される。
これにより、資源調停装置12は、通信帯域制御装置6から帯域確保指示応答を受信する。次いで、資源調停装置12は、帯域確保要求応答をサービス調停装置11へ送信する(ステップS110)。帯域確保要求応答は、帯域確保要求に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。帯域確保要求応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
これにより、サービス調停装置11は、資源調停装置12から帯域確保指示応答を受信する。次いで、サービス調停装置11は、コンテンツ送信要求応答を第1のユーザ端末2aへ送信する(ステップS111)。コンテンツ送信要求応答は、コンテンツ送信要求に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。コンテンツ送信要求応答は、RTSPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
このようにして、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域が確保されるとともに、第1のユーザ端末2aとコンテンツ配信装置3との間の通信セッションが確立される。
その後、第1のユーザ端末2aは、コンテンツ視聴開始要求をコンテンツ配信装置3へ送信する。これにより、コンテンツ配信装置3は、通信帯域制御装置6によって確保された通信帯域を介して、第1のユーザ端末2aへコンテンツデータを送信する。
これにより、第1のユーザ端末2aは、コンテンツ配信装置3からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータが表すコンテンツを図示しないテレビ受像機に出力させる。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1によれば、コンテンツ配信システム1は、サービス制御装置4が、第1の通信プロトコル(本例では、RTSP)に従った第1のコンテンツ送信要求に応じて帯域確保指示を送信する機能を含まないように構成される。この結果、例えば、第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末2aが存在しなくなった場合に使用されない(無駄な)機能を、サービス制御装置4が含むことを回避することができる。
このように、コンテンツ配信システム1によれば、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末2aが存在する状態から、第1のユーザ端末2aが存在しない状態へ、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
更に、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1において、資源調停装置12は、複数の装置間の通信を制御する通信制御手段(例えば、コアIMS(Core Internet Protocol Multimedia Subsystem))の機能の一部と同一の機能を有する。従って、資源調停装置12を通信制御手段に置換することによりコンテンツ配信システムを容易に移行させることができる。
なお、第1実施形態において、第1の通信プロトコルは、RTSPであったが、HTTPであってもよい。
また、第1実施形態の変形例において、コンテンツ配信システム1は、サービス調停装置11及び資源調停装置12に代えて、サービス調停装置11及び資源調停装置12の両方の機能を有するサーバ装置を備えていてもよい。
また、第1実施形態において、サービス調停装置11からサービス制御装置4へ送信されるコンテンツ送信指示は、SIPメッセージとして送信されていたが、RTSPメッセージ(即ち、第1の通信プロトコルに従った情報)として送信されてもよい。更に、この場合、サービス制御装置4からコンテンツ配信装置3へ送信されるコンテンツ送信準備要求も、RTSPメッセージ(即ち、第1の通信プロトコルに従った情報)として送信されてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムについて説明する。第2実施形態に係るコンテンツ配信システムは、上記第1実施形態に係るコンテンツ配信システムに対して、第2の通信プロトコルに従った第2のコンテンツ送信要求に対しても通信帯域を確保する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
(構成)
第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1が備える資源調停装置12に代えて、通信制御装置(通信制御手段)13を備える。なお、第2実施形態においては、サービス調停装置11及び通信制御装置13が、サービス調停システム(帯域確保指示送信手段)を構成している。また、コンテンツ配信システム1は、通信制御装置を複数含んでいてもよい。
通信制御装置13は、SIPメッセージを授受(受信及び送信)することにより、複数の装置間の通信を制御するように構成されている。通信制御装置13は、SIPサーバ装置とも呼ばれる。なお、コンテンツ配信システム1は、通信制御装置を複数含んでいてもよい。
また、サービス調停装置11及び通信制御装置13のそれぞれは、ユーザ側通信回線NW1を介して、第1のユーザ端末2a、及び、第2のユーザ端末2bのそれぞれと通信可能に接続されている。
(機能)
図7は、上記のように構成されたコンテンツ配信システム1の機能を表すブロック図である。
第2のユーザ端末2bは、コンテンツ一覧要求をポータルサーバ装置5へ送信する。コンテンツ一覧要求は、HTTPに従った情報であり、且つ、コンテンツの一覧を表すコンテンツ一覧情報の送信を要求する旨を表す情報である。第2のユーザ端末2bは、コンテンツ一覧情報を受信した場合、当該コンテンツ一覧情報が表すコンテンツの一覧を出力する。
また、第2のユーザ端末2bは、第2のコンテンツ送信要求を通信制御装置13へ送信する。第2のコンテンツ送信要求は、第2の通信プロトコル(本例では、SIP)に従った情報であり、且つ、コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。また、第2のコンテンツ送信要求は、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む。
更に、図7に示したように、第2実施形態に係るサービス層機能部140は、第1実施形態に係るサービス層機能部140が含む資源調停機能部143に代えて、コアIMS(Core IP Multimedia Subsystem;CIMS)部144を含む。
コアIMS部144は、通信制御装置13により実現される機能である。コアIMS部144は、資源調停機能部143の機能を有する。更に、コアIMS部144は、第2の通信プロトコル(本例では、SIP)に従った情報(メッセージ)を授受することにより、第2のユーザ端末2bとコンテンツ配信装置3との間の通信セッションを確立する。
即ち、コアIMS部144は、第2のユーザ端末2bから第2のコンテンツ送信要求を受信した場合、送信先の通信帯域制御装置(本例では、通信帯域制御装置6)を特定し、特定した送信先の通信帯域制御装置6へ帯域予約指示を送信する。更に、コアIMS部144は、サービス調停装置11から帯域確保要求を受信した場合、送信先の通信帯域制御装置(本例では、通信帯域制御装置6)を特定し、特定した送信先の通信帯域制御装置6へ帯域確保指示を送信する。
(作動)
次に、上述したコンテンツ配信システム1の作動について図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は、第1のユーザ端末2aが第1のコンテンツ送信要求を送信した場合のコンテンツ配信システム1の作動を示したシーケンス図である。
この場合、コンテンツ配信システム1は、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1と同様に作動する。即ち、第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1に対して、通信制御装置13が資源調停装置12の代わりに作動する点のみにおいて相違する。
図9は、第2のユーザ端末2bが第2のコンテンツ送信要求を送信した場合のコンテンツ配信システム1の作動を示したシーケンス図である。
先ず、第2のユーザ端末2bは、ユーザにより入力されたユーザ識別情報を含む第2のコンテンツ送信要求を通信制御装置13へ送信する(ステップS201)。第2のコンテンツ送信要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、通信制御装置13は、第2のユーザ端末2bから第2のコンテンツ送信要求を受信する。そして、通信制御装置13は、送信先の通信帯域制御装置(本例では、通信帯域制御装置6)を特定し、特定した送信先の通信帯域制御装置6へ帯域予約指示を送信する(ステップS202)。帯域予約指示は、DIAMETERメッセージとして送信される。
これにより、通信帯域制御装置6は、通信制御装置13から帯域予約指示を受信する。そして、通信帯域制御装置6は、第2のユーザ端末2bとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を予約する帯域予約処理を行う(ステップS203)。
そして、通信帯域制御装置6は、帯域予約指示応答を通信制御装置13へ送信する(ステップS204)。帯域予約指示応答は、帯域予約指示に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。帯域予約指示応答は、DIAMETERメッセージとして送信される。
これにより、通信制御装置13は、通信帯域制御装置6から帯域予約指示応答を受信する。次いで、通信制御装置13は、コンテンツ送信要求をサービス調停装置11へ送信する(ステップS205)。コンテンツ送信要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、サービス調停装置11は、通信制御装置13からコンテンツ送信要求を受信する。そして、コンテンツ配信システム1は、図8に示したステップS102〜ステップS109と同様に作動する。
その後、通信制御装置13が通信帯域制御装置6から帯域確保指示応答を受信すると、通信制御装置13は、第2のコンテンツ送信要求応答を第2のユーザ端末2bへ送信する。第2のコンテンツ送信要求応答は、第2のコンテンツ送信要求に応じた処理が完了した旨を通知する情報である。第2のコンテンツ送信要求応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
このようにして、第2のユーザ端末2bとコンテンツ配信装置3との間の通信帯域が確保されるとともに、第2のユーザ端末2bとコンテンツ配信装置3との間の通信セッションが確立される。
その後、第2のユーザ端末2bは、コンテンツ視聴開始要求をコンテンツ配信装置3へ送信する。これにより、コンテンツ配信装置3は、通信帯域制御装置6によって確保された通信帯域を介して、第2のユーザ端末2bへコンテンツデータを送信する。
これにより、第2のユーザ端末2bは、コンテンツ配信装置3からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータが表すコンテンツを図示しないテレビ受像機に出力させる。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1によれば、第1実施形態と同様に、コンテンツ配信システム1は、サービス制御装置4が、第1の通信プロトコル(本例では、RTSP)に従った第1のコンテンツ送信要求に応じて帯域確保指示を送信する機能を含まないように構成される。この結果、例えば、第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末2aが存在しなくなった場合に使用されない(無駄な)機能を、サービス制御装置4が含むことを回避することができる。
このように、コンテンツ配信システム1によれば、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末2aが存在する状態から、第1のユーザ端末2aが存在しない状態へ、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
更に、第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1によれば、コンテンツ配信システム1は、第1のユーザ端末2a、及び、第2のユーザ端末2bのいずれからコンテンツ送信要求を受信した場合であっても、ユーザ端末とコンテンツ配信装置3との間の通信帯域を確保することができる。即ち、コンテンツ配信システム1は、第1のユーザ端末2a、及び、第2のユーザ端末2bのそれぞれに対して、確保された通信帯域を介してコンテンツデータを送信することができる。
このように、コンテンツ配信システム1によれば、互いに異なる通信プロトコルに従ったコンテンツ送信要求を送信する、第1のユーザ端末2a、及び、第2のユーザ端末2bのそれぞれに対して適切に通信帯域を確保することができる。
なお、第2実施形態において、第1の通信プロトコルは、RTSPであったが、HTTPであってもよい。
ここで、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1から、第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1へ移行する場合に必要となる変更点について説明する。
図10は、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1において用いられる通信プロトコルを概念的に示した説明図である。図11は、第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1において用いられる通信プロトコルを概念的に示した説明図である。
即ち、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1の資源調停機能部143をコアIMS部144に置換することにより、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1から、第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1へ、コンテンツ配信システムを容易に移行させることができる。このとき、各機能部間で用いられる通信プロトコルに変更はない。このように、本発明を適用することにより、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
また、第2実施形態において、サービス調停装置11からサービス制御装置4へ送信されるコンテンツ送信指示は、SIPメッセージとして送信されていたが、RTSPメッセージ(即ち、第1の通信プロトコルに従った情報)として送信されてもよい。更に、この場合、サービス制御装置4からコンテンツ配信装置3へ送信されるコンテンツ送信準備要求も、RTSPメッセージ(即ち、第1の通信プロトコルに従った情報)として送信されてもよい。
また、第2実施形態の他の変形例に係るコンテンツ配信システム1は、図12に示したように、サービス制御装置4に代わってサービス調停装置11がコンテンツ配信装置3へコンテンツ送信準備要求を送信する。
具体的には、この変形例に係るコンテンツ配信システム1は、図8のステップS103〜ステップS105に代えて、ステップS207〜ステップS209を実行する。即ち、サービス制御装置4は、サービス調停装置11からコンテンツ送信指示を受信すると、コンテンツ送信指示応答をサービス調停装置11へ送信する(ステップS207)。コンテンツ送信指示応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
これにより、サービス調停装置11は、コンテンツ送信準備要求をコンテンツ配信装置3へ送信する(ステップS208)。コンテンツ送信準備要求は、RTSPメッセージ(即ち、第1の通信プロトコルに従った情報)のうちのSETUPメッセージとして送信される。
これにより、コンテンツ配信装置3は、コンテンツ送信準備要求応答をサービス調停装置11へ送信する(ステップS209)。コンテンツ送信準備要求応答は、RTSPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
この変形例によっても、第2実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、第2実施形態の他の変形例に係るコンテンツ配信システム1は、図13に示したように、第2のユーザ端末2bから第2のコンテンツ送信要求を受信した場合に、サービス調停装置11を介することなく通信帯域を確保する。
具体的には、この変形例に係るコンテンツ配信システム1は、図9のステップS205〜ステップS106に代えて、ステップS210〜ステップS213を実行するとともに、図9のステップS206に代えて、ステップS214を実行する。
即ち、通信制御装置13は、通信帯域制御装置6から帯域予約指示応答を受信すると、コンテンツ送信指示をサービス制御装置4へ送信する(ステップS210)。コンテンツ送信指示応答は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、サービス制御装置4は、通信制御装置13からコンテンツ送信指示を受信する。そして、サービス制御装置4は、コンテンツ送信準備要求をコンテンツ配信装置3へ送信する(ステップS211)。コンテンツ送信準備要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
これにより、コンテンツ配信装置3は、コンテンツ送信準備要求応答をサービス制御装置4へ送信する(ステップS212)。コンテンツ送信準備要求応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
これにより、サービス制御装置4は、コンテンツ配信装置3からコンテンツ送信準備要求応答を受信する。次いで、サービス制御装置4は、帯域確保要求を通信制御装置13へ送信する(ステップS213)。帯域確保要求は、SIPメッセージのうちのINVITEメッセージとして送信される。
そして、コンテンツ配信システム1は、図9(図8)に示したステップS107〜ステップS109と同様に作動する。
その後、通信制御装置13は、帯域確保指示応答を通信帯域制御装置6から受信すると、第2のコンテンツ送信要求応答を第2のユーザ端末2bへ送信する(ステップS214)。第2のコンテンツ送信要求応答は、SIPメッセージのうちのOKメッセージとして送信される。
この変形例によっても、第2実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るコンテンツ配信システムについて図14を参照しながら説明する。
第3実施形態に係るコンテンツ配信システム300は、
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信部(コンテンツ配信手段)301と、
上記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御部(サービス制御手段)302と、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ上記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、上記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、上記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を送信する帯域確保指示送信部(帯域確保指示送信手段)303と、
上記帯域確保指示送信手段により送信された上記帯域確保指示を受信した場合に、上記第1のユーザ端末と上記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御部(トランスポート制御手段)304と、
を備える。
これによれば、コンテンツ配信システム300は、サービス制御部302が、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求に応じて帯域確保指示を送信する機能を含まないように構成される。この結果、例えば、第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末が存在しなくなった場合に使用されない(無駄な)機能を、サービス制御手段が含むことを回避することができる。
このように、上記コンテンツ配信システム300によれば、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末が存在する状態から、当該第1のユーザ端末が存在しない状態へ、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、上記実施形態の変形例は、コンテンツ配信装置3及びサービス制御装置4に代えて、コンテンツ配信装置3及びサービス制御装置4の両方の機能を有するサーバ装置を備えていてもよい。
なお、上記実施形態において、ユーザ端末2a,2bは、セットトップボックスであったが、携帯電話装置、PDA(Personal Data Assistance)、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)、ゲーム機、カーナビゲーション装置、又は、パーソナル・コンピュータ等であってもよい。
また、上記実施形態において、コンテンツは動画であったが、映像のみ又は音声のみであってもよい。
また、上記各実施形態においては、コンテンツ配信システム1の構成要素は、IMS(IP Multimedia Subsystem)を構成する構成要素として表現されていたが、MMS(Multimedia Messaging Service)を構成する構成要素として表現されていてもよい。
なお、上記実施形態においてコンテンツ配信システムの各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、上記実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を送信する帯域確保指示送信手段と、
前記帯域確保指示送信手段により送信された前記帯域確保指示を受信した場合に、前記第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システム。
これによれば、コンテンツ配信システムは、サービス制御手段が、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求に応じて帯域確保指示を送信する機能を含まないように構成される。この結果、例えば、第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末が存在しなくなった場合に使用されない(無駄な)機能を、サービス制御手段が含むことを回避することができる。
このように、上記コンテンツ配信システムによれば、第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求を送信する第1のユーザ端末が存在する状態から、当該第1のユーザ端末が存在しない状態へ、コンテンツ配信システムを無駄なく移行させることができる。
(付記2)
付記1に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)であるコンテンツ配信システム。
(付記3)
付記1又は付記2に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
コンテンツ配信システムが移行する際、コンテンツ配信システムは、第1のユーザ端末のみが存在する第1の状態から、第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末の両方が存在する第2の状態を経由して、第2のユーザ端末のみが存在する第3の状態へ移行することが想定される。
即ち、第2の状態においては、コンテンツ配信システムは、第1のユーザ端末から第1の通信プロトコルに従った第1のコンテンツ送信要求を受信するとともに、第2のユーザ端末から第2の通信プロトコルに従った第2のコンテンツ送信要求を受信する。しかしながら、上述したいずれのコンテンツ配信システムによっても、第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末の両方からのコンテンツ送信要求を適切に処理することができない。
これに対し、上記構成によれば、コンテンツ配信システムは、第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末のいずれからコンテンツ送信要求を受信した場合であっても、ユーザ端末とコンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保することができる。即ち、コンテンツ配信システムは、第1のユーザ端末、及び、第2のユーザ端末のそれぞれに対して、確保された通信帯域を介してコンテンツデータを送信することができる。
このように、上記コンテンツ配信システムによれば、互いに異なる通信プロトコルに従ったコンテンツ送信要求を送信する、第1のユーザ端末及び第2のユーザ端末のそれぞれに対して適切に通信帯域を確保することができる。
(付記4)
付記3に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、前記第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段と、
前記サービス調停手段により送信された前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信するように構成され、且つ、前記第2の通信プロトコルに従った情報を授受することにより、前記第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信セッションを確立するように構成された通信制御手段と、
を含むコンテンツ配信システム。
(付記5)
付記3又は付記4に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ、前記第2の通信プロトコルに従った前記コンテンツ送信指示を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記6)
付記3乃至付記5のいずれか一項に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記コンテンツ配信手段へ、前記第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信準備要求を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記7)
付記5に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記サービス制御手段は、前記コンテンツ送信指示を受信した場合に、前記コンテンツ配信手段へ、前記第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信準備要求を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記8)
付記3又は付記4に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ、前記第1の通信プロトコルに従った前記コンテンツ送信指示を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記9)
付記8に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記サービス制御手段は、前記コンテンツ送信指示を受信した場合に、前記コンテンツ配信手段へ、前記第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信の準備を要求する旨を表す情報であるコンテンツ送信準備要求を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記10)
付記1又は付記2に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段と、
前記サービス調停手段により送信された前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する資源調停手段と、
を含むコンテンツ配信システム。
これによれば、資源調停手段は、複数の装置間の通信を制御する通信制御手段(例えば、コアIMS(Core Internet Protocol Multimedia Subsystem))の機能の一部と同一の機能を有する。従って、資源調停手段を通信制御手段に置換することによりコンテンツ配信システムを容易に移行させることができる。
(付記11)
付記10に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記トランスポート制御手段は、IP(Internet Protocol)アドレスを有する通信帯域制御装置を複数含み、
前記資源調停手段は、
IPアドレスの範囲を特定するアドレス範囲特定情報と、前記通信帯域制御装置が有するIPアドレスと、を対応付けて記憶するとともに、
前記帯域確保要求が受信される基となった前記第1のコンテンツ送信要求を送信してきた前記第1のユーザ端末が有するIPアドレスを含む範囲を特定する前記アドレス範囲特定情報と対応付けて記憶されているIPアドレスを有する前記通信帯域制御装置へ、前記帯域確保指示を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
これによれば、資源調停手段は、適切な通信帯域制御装置へ帯域確保指示を送信することができる。
(付記12)
付記3乃至付記11のいずれか一項に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記第2の通信プロトコルは、SIP(Session Initiation Protocol)であるコンテンツ配信システム。
(付記13)
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する、コンテンツ配信方法。
(付記14)
付記13に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)であるコンテンツ配信方法。
(付記15)
付記13又は付記14に記載のコンテンツ配信方法であって、
第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する、コンテンツ配信方法。
(付記16)
付記13又は付記14に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信し、
前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する、コンテンツ配信方法。
(付記17)
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備えるサービス調停システム。
(付記18)
付記17に記載のサービス調停システムであって、
前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)であるサービス調停システム。
(付記19)
付記17又は付記18に記載のサービス調停システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信するように構成されたサービス調停システム。
(付記20)
付記17又は付記18に記載のサービス調停システムであって、
前記帯域確保指示送信手段は、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段と、
前記サービス調停手段により送信された前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する資源調停手段と、
を含むサービス調停システム。
(付記21)
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成され、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備えるサービス調停装置。
(付記22)
付記21に記載のサービス調停装置であって、
前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)であるサービス調停装置。
(付記23)
付記21又は付記22に記載のサービス調停装置であって、
前記帯域確保指示送信手段は、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信するように構成されたサービス調停装置。
(付記24)
付記21又は付記22に記載のサービス調停装置であって、
前記帯域確保指示送信手段は、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段を含むサービス調停装置。
(付記25)
ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
のそれぞれと通信可能に構成されたサービス調停装置に、
第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を実現させるためのプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
(付記26)
付記25に記載の記録媒体であって、
前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)である記録媒体。
(付記27)
付記25又は付記26に記載の記録媒体であって、
前記帯域確保指示送信手段は、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信するように構成された記録媒体。
(付記28)
付記25又は付記26に記載の記録媒体であって、
前記帯域確保指示送信手段は、
前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段を含む記録媒体。
なお、本発明は、日本国にて2010年2月18日に出願された特願2010−033094の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願にて開示された内容のすべてが本明細書に含まれるものとする。
本発明は、IP網を介してコンテンツを配信するビデオオンデマンドシステム、及び、IP網を介してテレビ放送を行うIPTVシステム等に適用可能である。
1 コンテンツ配信システム
2a 第1のユーザ端末
2b 第2のユーザ端末
3 コンテンツ配信装置
4 サービス制御装置
5 ポータルサーバ装置
6,… 通信帯域制御装置
11 サービス調停装置
12 資源調停装置
13 通信制御装置
110 アプリケーション機能部
120 コンテンツ配信機能部
130 トランスポート層機能部
131 資源アドミッション制御機能部
140 サービス層機能部
141 サービス制御機能部
142 サービス調停機能部
143 資源調停機能部
144 コアIMS部
300 コンテンツ配信システム
301 コンテンツ配信部
302 サービス制御部
303 帯域確保指示送信部
304 トランスポート制御部
900A コンテンツ配信システム
901A UE
902A SCF
903A CDF
904A RACF
900B コンテンツ配信システム
901B UE
902B SCF
903B CDF
904B RACF
905B CIMS
NW1 ユーザ側通信回線
NW2 サービス提供者側通信回線

Claims (10)

  1. ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
    前記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
    第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を送信する帯域確保指示送信手段と、
    前記帯域確保指示送信手段により送信された前記帯域確保指示を受信した場合に、前記第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
    を備えるコンテンツ配信システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記第1の通信プロトコルは、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、又は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)であるコンテンツ配信システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記帯域確保指示送信手段は、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第2のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第2のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記帯域確保指示送信手段は、
    前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、前記第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段と、
    前記サービス調停手段により送信された前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信するように構成され、且つ、前記第2の通信プロトコルに従った情報を授受することにより、前記第2のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信セッションを確立するように構成された通信制御手段と、
    を含むコンテンツ配信システム。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記帯域確保指示送信手段は、
    前記第1のコンテンツ送信要求を前記第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ前記コンテンツ送信指示を送信するとともに、第2の通信プロトコルに従った情報であり且つ当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域の確保を要求する旨を表す情報である帯域確保要求を送信するサービス調停手段と、
    前記サービス調停手段により送信された前記帯域確保要求を受信した場合に、前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する資源調停手段と、
    を含むコンテンツ配信システム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ配信システムであって、
    前記トランスポート制御手段は、IP(Internet Protocol)アドレスを有する通信帯域制御装置を複数含み、
    前記資源調停手段は、
    IPアドレスの範囲を特定するアドレス範囲特定情報と、前記通信帯域制御装置が有するIPアドレスと、を対応付けて記憶するとともに、
    前記帯域確保要求が受信される基となった前記第1のコンテンツ送信要求を送信してきた前記第1のユーザ端末が有するIPアドレスを含む範囲を特定する前記アドレス範囲特定情報と対応付けて記憶されているIPアドレスを有する前記通信帯域制御装置へ、前記帯域確保指示を送信するように構成されたコンテンツ配信システム。
  7. ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信手段と、
    前記コンテンツ配信手段により提供されるサービスを制御するサービス制御手段と、
    を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
    前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行うトランスポート制御手段と、
    を備えるコンテンツ配信システムに適用され、
    第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御手段へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信手段との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記トランスポート制御手段へ送信する、コンテンツ配信方法。
  8. ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
    前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
    のそれぞれと通信可能に構成され、
    第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備えるサービス調停システム。
  9. ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
    前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
    のそれぞれと通信可能に構成され、
    第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を備えるサービス調停装置。
  10. ユーザ端末へコンテンツを表すコンテンツデータを送信するコンテンツ配信装置により提供されるサービスを制御するサービス制御装置と、
    前記ユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する帯域確保指示を受信した場合に、当該ユーザ端末と当該コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する帯域確保処理を行う通信帯域制御装置と、
    のそれぞれと通信可能に構成されたサービス調停装置に、
    第1の通信プロトコルに従った情報であり且つ前記コンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である第1のコンテンツ送信要求を、前記ユーザ端末の一つである第1のユーザ端末から受信した場合に、前記サービス制御装置へ当該コンテンツデータの送信を指示するコンテンツ送信指示を送信するとともに、当該第1のユーザ端末と前記コンテンツ配信装置との間の通信帯域を確保する旨を指示する前記帯域確保指示を前記通信帯域制御装置へ送信する帯域確保指示送信手段を実現させるためのプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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