JPWO2011043475A1 - 通信システム、無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
無線基地局1Aは、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成、保持しておき、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックを割り当てる。また、無線基地局1Aは、セル3A内の無線端末2A及び2Cが他の無線基地局1Bと当該他の無線基地局1Bにおけるセル3B内の無線端末2Bとの通信によって受ける干渉が、所定レベル以上である場合に、リソースブロックとMIMO情報との対応付けの何れかを選択し、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックを割り当てる。
Description
本発明は、無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システム、無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う無線基地局、及び、通信システムにおける通信制御方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)や、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線通信システムでは、無線基地局は、無線端末に対して、個別のMIMO(Multiple Input Multiple Output)方式及び送信ウェイトを適用することが可能である。また、無線基地局は、PF(Propotional Fair)等の規範に基づいて、無線端末に対して、無線リソースであるサブフレームを割り当てることが可能である。
基本的に、無線端末は、ある時刻における電波環境をSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)で表し、自身にとってSINRが最良となると想定されるMIMO方式及び送信ウェイトについて、無線基地局へフィードバックを行う。これにより、MOMOとしての空間のキャパシティの有効活用が実現される。
また、無線端末は、フィードバックの対象となったMIMO方式及び送信ウェイトが反映された場合のSINRについて無線基地局へフィードバックを行う。一方、無線基地局は、当該SINRに基づいて、無線端末に対するリソースブロックの割り当ての優先度や、変調方式、符号化率等の決定を行う。
3GPP TS 36.213 V8.7.0 "Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) ; Physical layer procedures (Release 8)"
3GPP TS 36.211 V8.7.0 "Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) ; Physical Channels and Modulation (Release 8)"
上述した無線通信システムにおいて、無線基地局間の距離が短い等の理由によって、所望波の電力に対する干渉波の電力の比率が大きいような環境が存在すると仮定する。このような環境下において、各無線基地局のそれぞれが、自身に接続されている無線端末に対して、当該無線端末からのフィードバック情報に基づくリソースブロックの割り当てを行うと、当該リソースブロックに対応するMIMO方式及び送信ウェイトは、当該リソースブロックが割り当てられる無線端末における通信状況に依存し、頻繁に変動することが想定される。
このように、MIMO方式及び送信ウェイトが頻繁に変動すると、これらMIMO方式及び送信ウェイトによって一意に特定される、無線信号の到達範囲である放射パターンも頻繁に変動することが想定される。更に、放射パターンが大きく変動することにより、他の無線基地局に接続されている他の無線端末が受ける干渉も頻繁に変動し、他の無線基地局における放射パターンが頻繁に変動する。
このように、1の無線基地局に接続される無線端末と、他の無線基地局に接続される他の無線端末とが、相互に頻繁に変動する干渉を受けると、無線端末からのフィードバック情報に基づいて、当該無線端末にリソースブロックが割り当てられていても、当該リソースブロックを用いた通信が所定の品質を満たす期間はわずかであり、短期間に通信が困難となる可能性がある。
そこで、本発明は、頻繁な干渉の変動を抑制した無線リソースの割り当てを適切に行うことが可能な通信システム、無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、無線基地局(無線基地局1A)と無線端末(無線端末2A、2C)との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソース(リソースブロック)の割り当てを行う通信システム(無線通信システム10)であって、前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持する保持部(記憶部103)と、前記保持部に保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てる割当部(割当部166)とを備えることを要旨とする。
このような通信システムは、無線リソースと放射パターンとを対応付けておき、当該対応付けに基づいて無線リソースを無線端末に割り当てる。つまり、周波数によって特定される無線リソースと放射パターンとの関係が固定的である、換言すれば、周波数と放射パターンとの関係が固定的であるため、ある無線基地局において、所定の周波数についての放射パターンが頻繁に変動することがない。従って、他の無線基地局と接続されている他の無線端末が受ける干渉が頻繁に変動することが抑制され、当該他の無線端末は、一度割り当てられた無線リソースを継続的に使用することが可能となる。
本発明の第2の特徴は、前記割当部は、所定の無線端末によって要求される無線リソースを特定し、特定した前記無線リソースに対応付けられた前記無線リソースを、前記所定の無線端末に対して、前記所定の無線端末以外の無線端末よりも優先して割り当てることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記割当部は、所定の無線端末に対する割り当ての候補となる無線リソースの割り当ての優先度を、前記対応付けに基づいて補正し、補正後の前記割り当ての優先度に基づいて、前記所定の無線端末に対して、前記無線リソースを割り当てることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う無線基地局であって、前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持する保持部と、前記保持部に保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てる割当部とを備えることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システムにおける通信制御方法であって、前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、前記通信システムが、前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持するステップと、前記通信システムが、保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てるステップとを備えることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システムにおける通信制御方法であって、前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、前記無線端末から前記無線基地局へ情報を送信するステップと、前記情報は、前記無線基地局が、前記無線端末に対応したMIMO方式を選択し、当該MIMO方式に対応した前記放射パターンを形成するために必要な情報であって、前記無線基地局が、前記無線リソースと前記情報に基づいて形成される前記放射パターンとの対応付けを保持するステップと、前記無線基地局が、保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てるステップとを備えることを要旨とする。
本発明によれば、頻繁な干渉の変動を抑制することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの構成、(2)無線基地局の動作、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
(1.1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
図1に示す無線通信システム10は、3GPPで策定された規格であるLTE(Long Term Evolution)に基づく構成を有する。無線通信システム10は、2本のアンテナを有する無線基地局1A及び1Bと、2本のアンテナを有する無線端末2A、2B及び2Cとを含む。
図1において、無線端末2A及び2Cは、無線基地局1Aによって形成されるセル3A内に存在する。また、無線端末2Bは、無線基地局1Bによって形成されるセル3B内に存在する。無線基地局1Aは、セル3A内に存在する無線端末2A及び2Cとの間で通信を行う。この際、無線基地局1Aは、無線信号の到達範囲である放射パターン4A及び4Cを形成する。また、無線基地局1Bは、セル3B内に存在する無線端末2Bとの間で通信を行う。
(1.2)無線基地局の構成
図2は、無線基地局1Aの構成を示す図である。図2に示す無線基地局1Aは、制御部102、記憶部103、有線通信部104、無線通信部105、アンテナ107A及び107Bを含む。なお、無線基地局1Bも同様の構成を有する。
図2は、無線基地局1Aの構成を示す図である。図2に示す無線基地局1Aは、制御部102、記憶部103、有線通信部104、無線通信部105、アンテナ107A及び107Bを含む。なお、無線基地局1Bも同様の構成を有する。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、無線基地局1Aが具備する各種機能を制御する。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、無線基地局1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。有線通信部104は、図示しないルータ等を介して図示しないバックボーンネットワークに接続される。無線通信部105は、アンテナ107A及び107Bを介して、MIMO方式により、無線端末2A及び2Cからの無線信号を受信するとともに、無線端末2A及び2Cに対して無線信号を送信する。
次に、制御部102の具体的な制御について説明する。制御部102は、無線端末2A及び2Cに対して無線リソースであるリソースブロック(RB)を割り当てる。図2に示すように、制御部102は、スケジューリング方式決定部160、RB−MIMO情報対応付け部162、割当候補・MCS・MIMO方式決定部164及び割当部166を含む。
LTEのRelease8における一般的なMIMO構成では、無線基地局1Aは2本の送信アンテナ107A及び107Bを備え、無線端末2A及び2Cは2本の受信アンテナを備える。このような2×2の構成では、無線基地局1Aは、無線端末2A及び2CについてのMIMO方式を決定する。具体的には、無線基地局1A内の制御部102は、空間多重の情報であるRI(Rank Indicator)のみが無線端末2A及び2CからフィードバックされたMIMO情報となるOpen Loop MIMOと、RIと、送信ウェイトのインデックス情報であるPMI(Precoding Matrix Indicator)とが無線端末2A及び2CからフィードバックされたMIMO情報となるClosed Loop MIMOのいずれかのMIMO方式を決定する。
また、無線基地局1A内の制御部102は、Open Loop MIMOでは、RIによってSFBCとLCDDと称される2種類のMIMO方式を選択可能であり、Closed Loop MIMOでは、RI=1の場合には4種類のPMI、RI=2では2種類のPMIが選択可能である。これらを全て考慮すると、2×2構成における無線端末2A及び2Cに対応するMIMO方式は、8種類が選択可能である。
これらのMIMO方式では、無線基地局1A内のアンテナ107A及び107Bは、所定の規則に基づいて信号を送信する。これにより、対応する放射パターンが形成される。無線基地局1Aによって形成される放射パターンは、セル3A内の無線端末2A及び2Cにおいてゲインが得られるものが選択される。この場合、放射パターンは、他の無線基地局1Bにおけるセル3B内の無線端末2Bにとっては、干渉が強まるものであったり、逆に干渉が弱まるものであったりする。
無線端末2A及び2Cからフィードバックされる情報には、上述したMIMO情報の他に、当該無線端末2A及び2Cにおける通信状況に関する情報も含まれる。その1つが、SINRをビット情報に置き換えたCQI(Channel Quality Indicator)である。このCQIは、フィードバックされたMIMO情報に対応しており、当該MIMO情報に含まれる、無線端末2A及び2Cが希望するMIMO方式及び送信ウェイトが選択された場合のCQIである。
無線基地局1A内の制御部102は、これらのMIMO情報及びCQIに基づいて、目標の誤り率を達成できるように、無線端末2Aに対するリソースブロックの割り当てや変調方式(MCS)の決定等のスケジューリングを実行する。
このスケジューリングの結果、無線端末2A及び2Cに割り当てられたリソースブロックの周波数におけるSINRが、通信時と、フィードバック時と比較して変動が小さいならば、無線基地局1Aから無線端末2A及び2Cへの下り方向の通信において、目標誤り率を達成する通信が可能となる。
しかし、他の無線基地局1Bにおけるセル3B内の無線端末2Bに、無線端末2A及び2Cの何れかに割り当てられたリソースブロックと同一周波数のリソースブロックが割り当てられている場合、当該リソースブロックに対応する放射パターンが変動することにより、無線端末2A及び2Cが受ける干渉も変動する可能性がある。更に、当該無線端末2Aが受ける干渉は、サブフレーム毎に変動する。
このような場合、無線基地局1A内の制御部102が無線端末2A及び2CからのCQIに基づくスケジューリングを行っても、フィードバックの時点のCQIに対応するSINRと、実際に通信が行われる時点のSINRとが大きく変動しているとき、特に実際に通信が行われる時点でSINRが劣化しているときには、スケジューリングによって設定されたSINRに対応する所要SINRを満たせなくなり、通信不能となる。
このような問題に対して、無線基地局1A内の制御部102におけるRB−MIMO情報対応付け部162は、無線端末2A及び2Cに対するスケジューリングに先立って、各リソースブロックに対して、放射パターンを一意に特定する情報であるMIMO方式及び送信ウェイトからなるMIMO情報を対応付ける。この対応付けの情報は、記憶部103に記憶される。
図3は、RB−MIMO情報対応付け部162の構成図である。図3に示すRB−MIMO情報対応付け部162は、仮割当決定部169、RB毎MIMO情報カウント部170、カウンタリセット信号生成判定部172、RB毎最多MIMO情報決定・更新部174及びRB毎MIMO情報優先度決定部176とを含む。
仮割当決定部169は、後述する割当候補RB・MCS・MIMO方式決定部164が、無線端末2A及び2C毎に、当該無線端末2A及び2CからのMIMO情報に基づいて、MIMO方式及び送信ウェイトを決定するとともに、無線端末2A及び2C毎に、当該無線端末2A及び2Cからのリソースブロック毎のCQIに基づいて、1又は複数の割当候補となるリソースブロック(割当候補リソースブロック)及びMCSを決定した場合、当該決定に基づいて、無線端末2A及び2Cに対して、リソースブロックを仮想的に割り当てる。更に、仮割当決定部169は、仮想的に割り当てられたリソースブロックに対応するMIMO情報をRB毎MIMO情報カウント部170へ出力する。
RB毎MIMO情報カウント部170は、セル3A内の各無線端末2A及び2Cからのリソースブロック毎(周波数毎)のMIMO情報を入力する。入力されるMIMO情報は、その時点で無線端末2A及び2Cが要求する放射パターンに対応するMIMO情報、あるいは、その時点で無線端末2A及び2Cに割り当てられているリソースブロックにおける放射パターンに対応するMIMO情報である。
あるいは、RB毎MIMO情報カウント部170は、仮割当決定部169からのMIMO情報を入力する。
次に、RB毎MIMO情報カウント部170は、リソースブロック毎、且つ、異なるMIMO情報毎に、当該MIMO情報の入力数をカウントする。更に、RB毎MIMO情報カウント部170は、カウント値と、対応するリソースブロックの識別情報(リソースブロックID)と、対応するMIMO情報の識別情報(MIMO情報ID)との組を、RB毎最多MIMO情報決定・更新部174へ出力する。
カウンタリセット信号生成判定部172には、所定の時間周期で信号(時間周期信号)が入力される。ここで、所定の時間周期は、干渉の変動周期である1つのサブフレームに対応する時間よりも長い時間周期である。
カウンタリセット信号生成判定部172は、時間周期信号を入力した場合、RB毎MIMO情報カウント部170に対して、リセット信号を出力する。RB毎MIMO情報カウント部170は、リセット信号を入力した場合、MIMO情報のカウント値を確定する。更に、RB毎MIMO情報カウント部170は、確定したカウント値と、対応するリソースブロックのリソースブロックIDと、対応するMIMO情報のMIMO情報IDとの組を、記憶部103に保持させる。その後、RB毎MIMO情報カウント部170は、カウント値をリセットする。
RB毎最多MIMO情報決定・更新部174は、カウント値、リソースブロックID及びMIMO情報IDの組を記憶部103から読み出す。更に、RB毎最多MIMO情報決定・更新部174には、所定の時間周期で時間周期信号が入力される。RB毎最多MIMO情報決定・更新部174は、時間周期信号を入力した場合、リソースブロック毎に、リソースブロックID及びMIMO情報IDの組のうち、対応するカウント値が最多のものを特定する。更に、RB毎最多MIMO情報決定・更新部174は、リソースブロック毎に、対応するカウント値が最多のリソースブロックID及びMIMO情報IDの組と、対応するカウント値が最多でないリソースブロックID及びMIMO情報IDの組とを、RB毎MIMO情報優先度決定部176へ出力する。
RB毎MIMO情報優先度決定部176は、リソースブロック毎に、対応するカウント値が最多のリソースブロックID及びMIMO情報IDの組と、対応するカウント値が最多でないリソースブロックID及びMIMO情報IDの組とを入力する。次に、RB毎MIMO情報優先度決定部176は、対応するカウント値が最多のリソースブロックID及びMIMO情報IDの組における、当該MIMO情報IDに対応するMIMO情報によって一意に特定される放射パターン(第1の放射パターン)を特定するとともに、対応するカウント値が最多でないリソースブロックID及びMIMO情報IDの組における、当該MIMO情報IDに対応するMIMO情報によって一意に特定される放射パターン(第2の放射パターン)とを特定する。
更に、RB毎MIMO情報優先度決定部176は、リソースブロックID及びMIMO情報IDの組について、重み付けを設定する。具体的には、RB毎MIMO情報優先度決定部176は、第1の放射パターンに対応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組について、重み付けの最大値を設定し、第2の放射パターンに対応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組について、対応する第2の放射パターンの形状及び放射方向が第1の放射パターンの形状及び放射方向と近いほど、大きな値(但し、最大値よりも小さい)となるように、重み付けの値を設定する。
例えば、図4に示すように、放射パターン4A乃至4Dが存在し、第1放射パターンが4A、第2放射パターンが4B、4C、4Dである場合を考える。この場合、第2放射パターンに対応する応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組については、第2の放射パターンの形状及び放射方向が、第1放射パターン4Aの形状及び放射方向に近い順に大きな重み付けの値が設定される。
更に、RB毎MIMO情報優先度決定部176は、リソースブロック毎に、対応するカウント値が最多のリソースブロックID及びMIMO情報IDの組を含んだ最上位とし、対応するカウント値が最多でないリソースブロックID及びMIMO情報IDの組については、対応する重み付け値の順に2番目以降に配列したRB−MIMO情報の対応付けを生成する。このRB−MIMO情報の対応付けは、時間周期信号の入力周期で生成、更新されることになる。
図5は、RB−MIMO情報の対応付けの一例を示す図である。図5では、リソースブロックID#1に対応するMIMO情報IDについて、MIMO情報ID#5、#2、#4、#7の順に配列されている。また、リソースブロックID#2に対応するMIMO情報IDについて、MIMO情報ID#2、#1、#6、#7の順に配列されている。
なお、RB毎MIMO情報優先度決定部176は、第1の放射パターンに対応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組のみを、RB−MIMO情報の対応付けとして生成してもよい。
再び、図2に戻って説明する。スケジューリング方式決定部160は、無線端末2A及び2Cが他の無線基地局1Bと当該無線基地局2Bにおけるセル3B内の無線端末2Bとの通信によって受ける干渉の情報を取得する。ここで干渉情報は、無線端末2A及び2CがSINRを測定し、更に当該SINRに対応するCQIを生成して無線基地局1Aに向けて送信した場合の当該CQIでもよく、無線基地局1Aから他の無線基地局1Bまでの距離と無線基地局1Bの送信電力との組み合わせでもよい。
次に、スケジューリング方式決定部160は、干渉が所定レベル以上であるか否かを判定する。例えば、干渉情報が無線端末2A及び2CからのCQIである場合には、スケジューリング方式決定部160は、そのCQIが所定値以下である場合には干渉が所定レベル以上であると判定し、所定値を超える場合には干渉が所定レベル未満であると判定する。
また、干渉情報が無線基地局1Aから他の無線基地局1Bまでの距離と、無線基地局1Aから他の無線基地局1Bまでの距離と無線基地局1Bの送信電力との組み合わせである場合には、スケジューリング方式決定部160は、距離と送信電力の組み合わせが所定の条件(例えば、距離が短いほど送信電力が低くなるような、距離と送信電力との対応関係を示す条件)を満たす場合には、干渉が所定レベル以上であると判断し、所定の条件を満たさない場合には干渉が所定レベル未満であると判定する。
更に、スケジューリング方式決定部160は、干渉が所定レベル以上である場合には、RB−MIMO情報の対応付けを考慮したリソースブロックの割り当てを決定する。一方、スケジューリング方式決定部160は、干渉が所定レベル未満である場合には、RB−MIMO情報の対応付けを考慮しない通常のリソースブロックの割り当てを決定する。
割当候補RB・MCS・MIMO方式決定部164は、無線端末2A及び2C毎に、当該無線端末2A及び2CからのMIMO情報に基づいて、MIMO方式及び送信ウェイトを決定するとともに、無線端末2A及び2C毎に、当該無線端末2A及び2Cからのリソースブロック毎のCQIに基づいて、1又は複数の割当候補となるリソースブロック(割当候補リソースブロック)及びMCSを決定する。
割当部166は、無線端末2A及び2C毎に、リソースブロックを割り当てる。具体的には、割当部166は、無線端末2A及び2C毎に、決定された割当候補リソースブロックについて割り当ての優先度を設定する。ここでは、割当部166は、対応するCQIが大きいリソースブロックほど、割り当ての優先度が高くなるように、当該割り当ての優先度を設定する。
次に、スケジューリング方式決定部160によって、RB−MIMO情報の対応付けを考慮したリソースブロックの割り当てが決定された場合には、割当部166は、記憶部103からRB−MIMO情報の対応付けを読み出す。更に、割当部166は、RB−MIMO情報の対応付けに基づいて、割当候補リソースブロックについて割り当ての優先度を変更する。
具体的には、割当部166は、割当候補リソースブロックについて、対応するMIMO方式及び送信ウェイトが、当該割当候補リソースブロックに対応するリソースブロックIDを含んだRB−MIMO情報の対応付けにおける、MIMO情報IDに対応するMIMO情報に含まれるMIMO方式及び送信ウェイトと一致する場合には、割り当ての優先度を最上位とする。
更に、割当部166は、割当候補リソースブロックのうち、未使用、且つ、対応する割り当て優先度が最も高い割当候補リソースブロックを割り当て対象の無線端末に割り当てる。なお、割当部166は、未使用、且つ、対応する割り当て優先度が最も高い割当候補リソースブロックが複数存在する場合には、何れかの割当候補リソースブロックを割り当て対象の無線端末に割り当てる。
一方、スケジューリング方式決定部160によって、RB−MIMO情報の対応付けを考慮しない通常のリソースブロックの割り当てが決定された場合には、割当部166は、割当候補リソースブロックのうち、未使用、且つ、対応する割り当て優先度が最も高いリソースブロックを割り当て対象の無線端末に割り当てる。
(2)無線基地局の動作
図6は、無線基地局1Aによるリソースブロック割り当ての第1の動作を示すフローチャートである。
図6は、無線基地局1Aによるリソースブロック割り当ての第1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、無線基地局1A内の制御部102は、自セル(図1ではセル3A)内の各無線端末(図1では無線端末2A及び2C)のそれぞれからのリソースブロック毎のCQIを取得する。
ステップS102において、制御部102は、自セル内の各無線端末のそれぞれからのリソースブロック毎のMIMO情報を取得する。
ステップS103において、制御部102は、リソースブロックとMIMO情報とを対応付ける。
図7は、リソースブロックとMIMO情報との対応付けの生成の第1の動作を示すフローチャートである。
ステップS151において、制御部102内のRB−MIMO情報対応付け部162は、カウンタ(RB毎MIMO情報カウント部170)のリセットタイミングであるか否か、具体的には、時間周期信号が入力されたか否かを判定する。
カウンタのリセットタイミングでない場合には、ステップS152において、RB−MIMO情報対応付け部162は、リソースブロック毎、且つ、異なるMIMO情報毎に、当該MIMO情報の数(入力数)をカウントする。その後、RB−MIMO情報対応付け部162は、カウンタのリセットタイミングであるか否かの判定(ステップS151)以降の動作を繰り返す。
一方、カウンタのリセットタイミングである場合には、ステップS153において、RB−MIMO情報対応付け部162は、リソースブロック毎のMIMO情報の数を確定し、記憶部103に保持させる。更に、ステップS154において、RB−MIMO情報対応付け部162は、カウンタのカウント値をリセットする。
次に、ステップS155において、RB−MIMO情報対応付け部162は、カウンタ値のリセット直前のカウント値に基づいて、対応するカウント値が最大のリソースブロックID及びMIMO情報IDの組を特定する。
ステップS156において、RB−MIMO情報対応付け部162は、カウンタ値のリセット直前のカウント値に基づいて、最多のカウント値に対応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組については、重み付けの最大値を設定し、最多でないカウント値に対応するリソースブロックID及びMIMO情報IDの組については、対応する第2の放射パターンの形状及び放射方向が第1の放射パターンの形状及び放射方向と近いほど、大きな値(但し、最大値よりも小さい)となるように、重み付けの値を設定する。
ステップS157において、RB−MIMO情報対応付け部162は、リソースブロック毎に、対応する重み付けの値の大きい順に、リソースブロックID及びMIMO情報IDの組を配列したRB−MIMO情報の対応付けを生成する。
図8は、リソースブロックとMIMO情報との対応付けの生成の第2の動作を示すフローチャートである。
ステップS160において、制御部102内のRB−MIMO情報対応付け部162は、割り当て対象の無線端末に対して、割当候補リソースブロックを仮想的に割り当てる。その後は、図7のステップS151乃至ステップS157と同様の動作が行われる。
再び、図6に戻って説明する。ステップS104において、制御部102は、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かを判定する。
全てのリソースブロックの割り当てが完了した、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しない場合には、一連の動作が終了する。
一方、全てのリソースブロックの割り当てが完了しておらず、且つ、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在する場合には、ステップS105において、制御部102は、未割り当ての無線端末毎に、割当候補リソースブロックの割り当て優先度を設定する。
ステップS106において、制御部102は、未割り当ての無線端末毎に、RB−MIMO情報の対応付けに基づいて、割当候補リソースブロックの割り当て優先度を変更する。
ステップS107において、制御部102は、PF規範に基づいて、リソースブロックが未割り当ての無線端末の中からリソースブロックの割り当て対象の無線端末を特定する。更に、制御部102は、変更後の割当候補リソースブロックの割り当て優先度に基づいて、リソースブロックの割り当て対象の無線端末に対して、割当候補リソースブロックの何れかを割り当てる。
ステップS108において、制御部102は、ステップS107においてリソースブロックが割り当てられた無線端末を割り当て対象から除外するとともに、ステップS107において割り当てられたリソースブロックを割り当て対象から除外する。
その後は、ステップS104における、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かの判定以降の動作が繰り返される。
図9は、無線基地局1Aによるリソースブロック割り当ての第2の動作を示すフローチャートである。
ステップS201及びステップS202の動作は、図6のステップS101及びステップS102の動作と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS203において、制御部102は、自セル(図1ではセル3A)内の各無線端末(図1では無線端末2A及び2C)が他の無線基地局(図1では無線基地局1B)と当該他の無線基地局におけるセル(図1ではセル3B)内の無線端末(図1では無線端末2B)との通信によって受ける干渉の情報を取得する。
ステップS204において、制御部102は、取得した干渉情報に対応する干渉が所定レベル以上であるか否かを判定する。
干渉が所定レベル以上でない場合、ステップS205において、制御部102は、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かを判定する。
全てのリソースブロックの割り当てが完了した、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しない場合には、一連の動作が終了する。
一方、全てのリソースブロックの割り当てが完了しておらず、且つ、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在する場合には、ステップS206において、制御部102は、未割り当ての無線端末毎に、割当候補リソースブロックの割り当て優先度を設定する。
ステップS207において、制御部102は、PF規範に基づいて、リソースブロックが未割り当ての無線端末の中からリソースブロックの割り当て対象の無線端末を特定する。更に、制御部102は、割当候補リソースブロックの割り当て優先度に基づいて、リソースブロックの割り当て対象の無線端末に対して、割当候補リソースブロックの何れかを割り当てる。
ステップS208において、制御部102は、ステップS207においてリソースブロックが割り当てられた無線端末を割り当て対象から除外するとともに、ステップS207において割り当てられたリソースブロックを割り当て対象から除外する。
その後は、ステップS205における、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かの判定以降の動作が繰り返される。
一方、ステップS204において、干渉が所定レベル以上であると判定された場合、ステップS211において、制御部102は、リソースブロックとMIMO情報とを対応付ける。具体的なリソースブロックとMIMO情報との対応付けの生成の動作は、図7に示す動作と同様である。
ステップS212において、制御部102は、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かを判定する。
全てのリソースブロックの割り当てが完了した、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しない場合には、一連の動作が終了する。
一方、全てのリソースブロックの割り当てが完了しておらず、且つ、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在する場合には、ステップS213において、制御部102は、未割り当ての無線端末毎に、割当候補リソースブロックの割り当て優先度を設定する。
ステップS214において、制御部102は、未割り当ての無線端末毎に、RB−MIMO情報の対応付けに基づいて、割当候補リソースブロックの割り当て優先度を変更する。
ステップS215において、制御部102は、PF規範に基づいて、リソースブロックが未割り当ての無線端末の中からリソースブロックの割り当て対象の無線端末を特定する。更に、制御部102は、変更後の割当候補リソースブロックの割り当て優先度に基づいて、リソースブロックの割り当て対象の無線端末に対して、割当候補リソースブロックの何れかを割り当てる。
ステップS216において、制御部102は、ステップS215においてリソースブロックが割り当てられた無線端末を割り当て対象から除外するとともに、ステップS215において割り当てられたリソースブロックを割り当て対象から除外する。
その後は、ステップS212における、全てのリソースブロックの割り当てが完了したか否か、又は、リソースブロックが未割り当ての無線端末が存在しないか否かの判定以降の動作が繰り返される。
(3)作用・効果
本実施形態では、無線基地局1Aは、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成、保持しておき、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックを割り当てる。
本実施形態では、無線基地局1Aは、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成、保持しておき、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックを割り当てる。
つまり、周波数によって特定されるリソースブロックと、MIMO情報によって特定される放射パターンとの対応関係が固定的である。従って、無線基地局1Aにおいて、所定の周波数についての放射パターンが頻繁に変動することがない。このため、他の無線基地局1Bに接続されている他の無線端末2Bが受ける干渉が頻繁に変動することが抑制され、当該他の無線端末2Bは、一度割り当てられたリソースブロックを継続的に使用することが可能となる。更には、他の無線基地局1Bが無線基地局1Aと同様の制御を行うことによって、無線端末2A及び2Cが受ける干渉が頻繁に変動することも防止され、無線通信システム10の全体で、頻繁な干渉の変動が抑制される。
図10は、従来と本実施形態のそれぞれにおけるSINRの変動を示す図である。図10に示すように、本実施形態では、SINRの変動が少なくなっている。
また、無線基地局1Aは、割当候補のリソースブロックについての割り当ての優先度を、リソースブロックとMIMO情報との対応付けに基づいて変更し、変更後の割り当ての優先度に基づいて、割当候補のリソースブロックの何れかを無線端末2A及び2Cに割り当てる。
従って、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを考慮した適切なリソースブロックの割り当てが可能となる。
また、本実施形態では、無線基地局1Aは、セル3A内の無線端末2A及び2Cが他の無線基地局1Bと当該他の無線基地局1Bにおけるセル3B内の無線端末2Bとの通信によって受ける干渉が、所定レベル以上である場合に、リソースブロックとMIMO情報との対応付けの何れかを選択し、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックを割り当てる。
干渉が所定レベル以上である場合にのみ、リソースブロックとMIMO情報との対応付けが選択され、当該対応付けに基づいて、セル3A内の無線端末2A及び2Cに対してリソースブロックが割り当てられるため、対応付けに基づくリソースブロックの割り当てを必要に応じて行うことができ、処理負担の軽減を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、無線基地局1Aは、セル3A内の各無線端末2A及び2Cからのリソースブロック毎のMIMO情報の数に基づいて、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成している。
数の多いMIMO情報ほど、当該MIMO情報に対応する放射パターンは、MIMO情報の送信元である無線端末にとって通信状況が良い放射パターンとみなすことができる。従って、MIMO情報の数に基づいて、リソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成することで、無線端末2A及び2Cにおける通信状況を考慮した対応付けの生成が可能となる。
(4)その他の実施形態
本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、下り方向のリソースブロックについて、当該下り方向のリソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成、保持し、更には当該対応付けに基づいて下り方向のリソースブロックを割り当てる場合について説明したが、上り方向のリソースブロックについて、当該上り方向のリソースブロックとMIMO情報との対応付けを生成、保持し、更には当該対応付けに基づいて上り方向のリソースブロックを割り当てる場合についても、同様に本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、LTEに基づく構成を有する無線通信システム10について説明したが、他の通信規格に基づく構成を有する無線通信システムについても、同様に本発明を適用することができる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2009−235753号(2009年10月9日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明の通信システム、無線基地局及び通信制御方法は、頻繁な干渉の変動を抑制することができ、通信システム等として有用である。
Claims (6)
- 無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システムであって、
前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、
前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てる割当部と
を備える通信システム。 - 前記割当部は、所定の無線端末によって要求される無線リソースを特定し、特定した前記無線リソースを、前記所定の無線端末に対して、前記所定の無線端末以外の無線端末よりも優先して割り当てる請求項1に記載の通信システム。
- 前記割当部は、所定の無線端末に対する割り当ての候補となる無線リソースの割り当ての優先度を、前記対応付けに基づいて補正し、補正後の前記割り当ての優先度に基づいて、前記所定の無線端末に対して、前記無線リソースを割り当てる請求項1又は2に記載の通信システム。
- 無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う無線基地局であって、
前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、
前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てる割当部と
を備える無線基地局。 - 無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、
前記通信システムが、前記無線リソースと前記放射パターンとの対応付けを保持するステップと、
前記通信システムが、保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てるステップと
を備える通信制御方法。 - 無線基地局と無線端末との間の通信に用いられる、少なくとも周波数によって特定される無線リソースの割り当てを行う通信システムにおける通信制御方法であって、
前記無線基地局及び前記無線端末の少なくとも一方は、無線信号の到達範囲である放射パターンを変更可能な複数のアンテナを備えており、
前記無線端末から前記無線基地局へ情報を送信するステップと、
前記情報は、前記無線基地局が、前記無線端末に対応したMIMO方式を選択し、当該MIMO方式に対応した前記放射パターンを形成するために必要な情報であって、
前記無線基地局が、前記無線リソースと前記情報に基づいて形成される前記放射パターンとの対応付けを保持するステップと、
前記無線基地局が、保持された前記対応付けに基づいて、前記無線端末に対して前記無線リソースを割り当てるステップと
を備える通信制御方法。
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