JPWO2011024679A1 - 航法メッセージの取得方法、サブフレーム作成方法、航法メッセージ取得プログラム、gnss受信装置、および移動端末 - Google Patents

航法メッセージの取得方法、サブフレーム作成方法、航法メッセージ取得プログラム、gnss受信装置、および移動端末 Download PDF

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Abstract

【課題】航法メッセージ、特にエフェメリスを確実に且つ効率良く取得することができるGPS受信装置を実現する。【解決手段】GPS受信装置の航法メッセージ取得部14は、受信したビットデータ列からワード単位でビットデータを取得する。この際、1回のフレームで1つのサブフレームを構成する連続するワードが取得できなければ(S401:No)、正確に復号できたワードのみを記憶しておく(S402)。この際、正確に復号できたワードとともに、直前のワードの最後の2ビットも記憶する。複数回のフレームで、1つのサブフレームを構成する全てのワードが取得できていると(S403:Yes)、各ワードとともに記憶された直前のワードの最後の2ビットを用いて、ワード間の位相整合を行い(S404)、位相整合された各ワードを繋ぎ合わせて補完サブフレームを形成し(S405)、週内時刻情報とともに出力する(S406)。【選択図】 図3

Description

この発明は、GNSS測位信号を復号して航法メッセージを取得する航法メッセージの取得方法、航法メッセージ取得プログラム、当該方法やプログラムを利用したGNSS受信装置および移動端末に関するものである。
現在、GNSSの一つであるGPSのGPS測位信号を用いた測位結果を利用する機器(特に移動端末)が、例えば、ナビゲーション装置やナビゲーション機能付き携帯機器のように、非常に多く存在している。
このような機器で測位を行う場合、GPS測位信号を受信、復調して、擬似距離を算出するとともに、GPS測位信号に重畳されている航法メッセージを取得して、測位演算に利用している。
図5はGPSの航法メッセージのデータ構成を示す構成図である。
航法メッセージは、ビット率が50bpsで送信されており、全データビット数が1500ビット(時間軸では30秒)であるフレームFFを5個備えて1グループとし、当該グループを繰り返すデータ構成を有する。
各フレームFFは、それぞれが300ビット(6秒)からなる5個のサブフレームSF1〜SF5に分かれている。フレームFFの先頭側であるサブフレームSF1は、衛星ヘルス情報等を有し、サブフレームSF2,SF3はエフェメリスを有し、サブフレームSF4,SF5はアルマナックを有する。
エフェメリスを有するサブフレームSF2,SF3は、コントロールセグメントによりエフェメリスが更新されるまでは、各フレームFFで同じデータ列が送信されている。アルマナックを有するサブフレームSF4,SF5は、各フレームFFで異なり、25フレーム分で全てのアルマナックが得られるように設定されている。なお、アルマナックを構成するこの25フレーム分のグループも順次繰り返されている。
各サブフレームSF1〜SF5は、それぞれが30ビット(0.6秒)からなる10個のワードW1〜W10からなり、各ワードW1〜W10は、サブフレームSFの先頭側の24ビットが航法データであり、後端側の6ビットがパリティビットである。ワードW1の先頭には同期パターンが配置され、ワードW2には週内時刻データ(Zカウント)が含まれている。
このような航法メッセージを取得できない場合、例えば、受信信号のC/Nが低い場合等には、測位演算用の各種情報を取得できないので、測位精度が低下する等の問題が生じる。特に、エフェメリスは送信元の測位衛星の衛星時計誤差情報や軌道情報等の詳細な情報を有するため、高精度な測位演算には必要であり、可能な限り取得が望まれる。
このため、特許文献1では、フレーム間の共通するデータ同士を差分復調することで、実質的なC/Nを向上させ、航法メッセージを効果的に取得している。
また、特許文献2では、サブフレームのプリアンブルを検出し、当該サブフレームを構成するデータ列を、1回のサブフレームを構成する連続するワードで取得できなければ、ワード単位で断続的に取得し、サブフレームを構成する全てのワードが取得できたことを検出すると、当該サブフレームから航法メッセージを取得している。
特表2002−530627号公報 特開2000−56007号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、実質的なC/Nが向上することで、航法メッセージを取得できる可能性は向上するものの、それでもなお、確実に航法メッセージを取得できるとは限らない。
また、従来では、一般的には、1回のサブフレームで航法メッセージが取得できなければ、航法メッセージが取得できるまで、サブフレーム単位で復調したビットデータを破棄する。そして、新たなフレームにおけるサブフレームのビットデータを再度復調し、サブフレーム単位で航法メッセージを取得する処理を繰り返す。
ところで、現在、GPS受信装置は高感度化が求められており、受信信号のC/Nが高いGPS測位信号は問題にならないが、受信信号のC/Nが低いGPS測位信号であっても、捕捉、追尾して航法メッセージを利用できるようにする要求がある。
このようなC/Nが低い等の悪い受信環境下では、ビット誤り率が非常に高くなり、300ビットからなるサブフレーム単位で取得、破棄を判断していたのでは、非常に効率が悪く、場合によっては、航法メッセージを取得することができない。
このため、特許文献2の方法では、サブフレームのプリアンブルを検出した後、当該プリアンブルのビット位置を基準にして、30ビット単位、すなわちワードを構成するデータ単位でデータをパリティチェックしながら取得し、ワード単位でデータを取得していく。そして、サブフレームを構成する全てのワードが取得できるまで、このようなデータ取得処理を繰り返す。この方法では、ワード単位でデータの取得を行うので、サブフレーム単位でデータの取得を行うよりも、効率が良い。しかしながら、必ず、サブフレーム毎にプリアンブルを見つけなければならず、ワード単位での処理ができず、場合によっては、サブフレーム単位での取得と、殆ど変わらないこともある。
本発明の目的は、航法メッセージ、特にエフェメリスを確実に且つ効率良く取得することができるGPS受信装置および航法メッセージの取得方法を提供することにある。
この発明は、受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する航法メッセージ取得方法に関するものである。この航法メッセージ取得方法では、サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、サブフレームにおいて航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する工程と、を有する。さらに、この航法メッセージ取得方法では、補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、サブフレームの特定ワードに含まれる週内時刻データを取得する工程と、週内時刻データに基づいて、週内時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する工程と、を有する。
この方法では、航法メッセージを、従来のようにサブフレーム単位で取得、破棄するのではなく、ワード単位で行う。これは、航法メッセージのエフェメリスを有する各サブフレームは同じものが繰り返して送信されるように設定されていること、および、エフェメリスを構成する各情報は複数のワードに亘るものがなく、ワード単位で取得、破棄の処理を行っても問題がないことを利用している。そして、航法メッセージ取得部は、1回のフレームで所定サブフレームの全ワードが正確に復号できていなければ、複数のフレームでワード単位での取得を繰り返す。航法メッセージ取得部は、所定サブフレームを構成する全ワードを正確に復号できた時点で、複数のフレームから得られた各ワードを配列して、1つのサブフレーム(補完サブフレーム)として出力する。
このように、サブフレームを構成するワード単位、すなわちサブフレームよりもビット数が少ないワード単位で、取得、破棄が判断されるので、効率良く航法メッセージが取得される。
さらに、この方法では、GNSS測位信号のHOWワード(「Hand Over Word」を示す。)に含まれる週内時刻データ(Zカウント)を利用する。週内時刻データは、サブフレーム毎にカウントアップされる数値であり、各サブフレームの番号に一意に対応させることができるので、当該週内時刻データを取得することでサブフレームを同定できる。ここで、週内時刻データは、HOWワードを有する各サブフレームのワードW2に含まれているので、当該ワードW2のビットデータ列を基準にして、当該サブフレーム内の各ワードを同定することもできる。これにより、所定サブフレームを構成する複数のワードの取得が複数のフレームに亘っても、それぞれのワードがいずれのサブフレームのものかを正確に判断することができる。
このように、本発明の方法を用いれば、ワード単位での航法メッセージ取得処理が可能であるとともに、サブフレームに含まれる特定のビットデータ列が必ずしも毎回取得できなくても、複数のサブフレームのワードから組み合わせられる補完サブフレームを正確に生成できる。
また、この発明は、受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する航法メッセージ取得方法に関するものである。この航法メッセージ取得方法では、サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、サブフレームにおいて航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、補完サブフレームに基づいて航法メッセージを取得する工程と、を有する。さらに、この航法メッセージ取得方法では、補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程を、有する。
この方法では、復調処理の際に、ワード単位で位相が反転することがあるため、各ワード間で同位相となるように位相調整処理を行ってから補完サブフレームを作成する。これにより、補完サブフレームから取得される航法メッセージは、ワード間での位相の逆転がなく、正確な航法メッセージを取得できる。
また、この発明の航法メッセージ取得方法では、補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、サブフレームの特定ワードに含まれる週内時刻データを取得する工程と、週内時刻データに基づいて、週内時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する工程と、補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程とを、有する。
この方法では、上述の二つの方法を組み合わせている。これにより、効率的且つ正確に航法メッセージを取得できる。
また、この発明の航法メッセージ取得方法では、ワードを構成するビットデータ列と直前のワードの最終ビットから所定数のビットデータ列とに基づいて、補完サブフレームを構成する各ワードが同位相となるようにする。
この方法では、上述の補完サブフレームを構成するワードを同位相にする具体的方法を示している。具体的には、この方法によるワードの配列では、同時に記憶した直前のワードの後端側のビットデータと、このワードの直前に配列されるワードの後端側のビットデータとが同相であれば、ワード間での位相反転がないものとして、配列処理を行う。一方で、これらのビットデータが逆相ならば、ワード間での位相反転が生じているものとして、反転処理した上で配列処理を行う。これにより、ワード間での同位相化処理を正確に行うことができる。
また、この発明の航法メッセージ取得方法では、サブフレームに含まれる固有のビットパターンからサブフレームの先頭位置を検出する工程と、先頭位置に基づいて、サブフレームにおける各ワードの位置を特定する工程と、をさらに有する。
この方法では、さらなるワード位置の特定方法示すものであり、サブフレームの先頭に固有のビットパターンが設けられていることを利用している。そして、このサブフレームの先頭位置を検出することで、当該先頭位置からのビット量によっても、ワード位置を特定することができる。
また、この発明の航法メッセージ取得方法では、航法メッセージがエフェメリスであり、該エフェメリスが更新された時、更新後に取得されたワードにより補完サブフレームを作成する。
この方法では、エフェメリスが更新されると、当該エフェメリスを含むサブフレームのデータも更新されてしまう。したがって、更新とともに記憶されたワードの破棄を行って再取得することで、この更新によって、ワード単位で構成される1個のサブフレーム内に更新前後のエフェメリスに関する情報が混在することを防止できる。
また、この発明の航法メッセージ取得方法では、サブフレームは所定数のワードにより構成され、ワードは所定ビットのビットデータ列により構成されている。
この方法では、具体的なサブフレームのデータ構成を示している。
また、この発明は、サブフレームの作成方法に関するものであり、当該サブフレームの作成方法では、サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、サブフレームを構成するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、を有する。そして、このサブフレームの作成方法では、補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、サブフレームの特定ワードに含まれる時刻データを取得する工程と、時刻データに基づいて、時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する工程と、を有する。
また、この発明は、サブフレームの作成方法に関するものであり、サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、サブフレームにおいて航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、を有する。そして、このサブフレームの作成方法では、補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程を、有する。
これらの方法は、上述の航法メッセージを含まないサブフレームであっても、上述の航法メッセージを含むサブフレームと同様の処理により、サブフレームを作成することができることを示している。
なお、上述の記載では、航法メッセージ取得方法を主として説明しているが、当該航法メッセージ取得方法を実現する各処理を有するプログラムや、航法メッセージ取得方法を実現する機構的構成を有するGNSS受信装置や移動体端末においても、同様の作用が得られる。
本発明によれば、GPS測位信号に重畳される航法メッセージを確実且つ効果的に取得することができる。これにより、受信環境が悪くても、比較的高速且つ確実に、高精度な測位を行うことができる。
本発明の実施形態のGPS受信装置100の主要構成を示すブロック図である。 航法メッセージ取得部14の主要フローを示すフローチャートである。 航法メッセージ取得部14のサブフレームのデータ生成処理の詳細フローを示すフローチャートである。 具体的な補完サブフレームのデータ形成の概念を示す図である。 GPSの航法メッセージのデータ構成を示す構成図である。
本発明の実施形態に係るGPS受信装置および航法メッセージの取得方法について、図を参照して説明する。図1は本実施形態のGPS受信装置100の主要構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、GPSを例に説明するが、同様の航法メッセージの送信方法を用いる他のGNSSSについても、以下の取得方法および構成を適用することができる。また、本実施形態では、単にGPS受信装置を例に説明するが、当該GPS受信装置を備え、当該GPS受信装置で算出された測位結果を利用したアプリケーションを実装した各種の移動端末(例えば、携帯電話機、カーナビゲーション装置、PND、カメラ、時計等)に対しても、以下の取得方法および構成を適用することができる。
また、以下の説明では、航法メッセージ取得方法を実現する機構的構成を有するGPS受信装置を例に示しているが、本実施形態に記載された航法メッセージ取得方法を実現する処理をプログラム化した航法メッセージ取得プログラムを記憶してソフトウェア化しておけば、当該ソフトウェア化された航法メッセージ取得プログラムをCPU等で実行処理すれば、以下に示す航法メッセージ取得方法を実現することができる。
GPS受信装置100は、測位信号受信アンテナ11、RF処理部12、復調部13、航法メッセージ取得部14、および測位演算部15を備える。
測位信号受信アンテナ11は、GPS測位衛星からから送信される測位用の電波信号を受信する。測位用の電波信号(以下、「測位信号」と称する。)は、所定の単一周波数からなる搬送波を、測位用衛星毎に設定された拡散コードと航法メッセージによりスペクトル拡散した信号である。測位信号受信アンテナ11は、受信信号を電気信号に変換して、RF処理部12へ出力する。
RF処理部12は、受信信号の周波数をダウンコンバートして、所定周波数の中間周波数信号やベースバンド信号からなる被相関処理信号を生成し、復調部13へ与える。
復調部13は、被相関処理信号とレプリカコードとの相関処理結果に基づいてコード捕捉処理を行った後に、例えばEarly−Late相関処理を用いてコード追尾処理およびキャリア追尾処理を実行し、Prompt相関処理結果を用いて受信信号の逆拡散を行う。ここで、追尾精度が十分に追い込まれ、コードがロックして、Prompt相関処理で高精度なコード相関が得られれば、この逆拡散信号には航法メッセージのみが重畳された状態になる。復調部13は、当該逆拡散信号(相関処理データ)を積算することで、所定ビット長からなるビットデータ列を生成し、航法メッセージ取得部14へ出力する。なお、このコード追尾処理の際、復調部13は、コード追尾結果に基づいて擬似距離を算出するとともに、キャリア追尾結果に基づいてキャリア周波数情報を算出し、擬似距離とキャリア周波数情報とを測位演算部15へ出力する。
航法メッセージ取得部14は、詳細な方法は後述するが、復調部13から入力されたビットデータ列から航法メッセージを取得し、測位演算部15へ出力する。この際、航法メッセージ取得部14は、航法メッセージをワード単位で取得してサブフレーム単位で出力する。この際、航法メッセージ取得部14は、1つのサブフレームを構成するワードW1〜W10のうち、ワードW2のHOWワードによる当該サブフレームに対して一意に設定されている週内時刻データ(Zカウント)と、少なくとも航法データとして利用するワードW3〜W10とを取得できたことを確認できれば、これらを測位演算部15へ出力する。
そして、航法メッセージ取得部14は、ワードW3〜W10の全てが、1回のサブフレームで揃わなければ、正確に復号できたワードのみを記憶し、この処理を複数回のフレームで繰り返し実行し、ワードW3〜W10の全てが揃った時点で位相整合して繋ぎ合わせ、測位演算部15へ出力する。
測位演算部15は、航法メッセージ取得部14からの航法メッセージと、復調部13からの擬似距離やキャリア周波数情報に基づいて測位演算を行う。
次に、航法メッセージ取得部14で実行する航法メッセージの取得方法について、図を参照しながら詳細に説明する。図2は航法メッセージ取得部14の主要フローを示すフローチャートである。
航法メッセージ取得部14は、復調部13からビットデータ列を取得すると、ワードのビット構成単位である30ビット毎にビットデータをパリティチェックすることで、ワードの先頭位置を算出する(S101)。例えば、航法メッセージ取得部14は、ビットデータ列から30ビット分を取得してパリティチェックを行う処理を、1ビットずつシフトさせながら繰り返し、パリティチェックがOKになった30ビットを1ワードとして検出し、ワードの先頭位置を算出する。
次に、航法メッセージ取得部14は、区分されたワード単位のビットデータ列を、サブフレーム先頭に設定されている同期パターンに照合することで、サブフレームの先頭位置を算出する(S102)。これは、GPSでは、サブフレームのワードW1には予め設定された同期パターンが有ることを利用しており、航法メッセージ取得部14は、検出した各ワードの対して当該同期パターンとの照合を行うことで、ワードW1を検出し、サブフレームの先頭位置を算出する。
次に、航法メッセージ取得部14は、算出したサブフレーム先頭位置を有するワードW1の次のワードであるワードW2を読み出し、週内時刻データ(Zカウント)を取得する(S103)。この週内時刻データを読み出すことで、当該サブフレームがフレームにおけるサブフレームSF1〜SF5のいずれであるかを同定する。これにより、各ワードが、いずれのサブフレームに属するものであるかを判断することもできる。
なお、航法メッセージ取得部14は、ワードW2が正確に復号できないビットデータと判断される等により週内時刻データが取得できない場合でも、カウンタによるカウント値により、サブフレームおよびワードを同定することができる。すなわち、航法メッセージ取得部14には、カウンタが備えられており、一旦、週内時刻データを取得できると、当該取得タイミングを基準にしてカウントを開始する。ここで、各サブフレームSF1〜SF5の列びおよび各サブフレームのワードW1〜W10の列びは不変であり、GPS測位信号に重畳された航法メッセージのビット伝送率も一定である。したがって、週内時刻データが1回でも取得できれば、当該タイミングを基準として一定時間間隔でカウントしていけば、各サブフレームおよびワードを同定することができる。
次に、航法メッセージ取得部14は、各ワードのビットデータ列を用いて、サブフレームデータを生成する(S104)。
図3はサブフレームデータ生成処理の詳細フローを示すフローチャートである。
航法メッセージ取得部14は、上述のサブフレームSF1〜SF5およびワードW1〜W10の同定により、1個のサブフレームを構成する連続するワードW3〜W10を正確に復号して取得できると(S401:Yes)、これらワードW3〜W10からなるビットデータ列とこれに対応する週内時刻データとを組として、測位演算部15へ出力する(S406)。この際、航法メッセージ取得部14は、週内時刻データがワードW2から取得できていなければ、上述のカウント値に基づいて週内時刻データを設定して出力する。
航法メッセージ取得部14は、サブフレームを構成するワードW3〜W10の全てが揃っていないと(S401:No)、正確に復号されたワードのビットデータのみを記憶する(S402)。この際、航法メッセージ取得部14は、記憶対象のワードのビットデータと、当該記憶対象のワードの直前のワードにおける後端側の2ビットとを一組とする記憶ビット列Mとして記憶する。
航法メッセージ取得部14は、このようなワード単位でのビットデータ列の取得処理を、サブフレームを構成するワードW3〜W10の全てが揃うまで、複数のフレームに亘って繰り返し実行する(S403:No→S401)。
航法メッセージ取得部14は、複数のフレームに亘ってワード単位のビットデータ列を取得した結果、サブフレームを構成するワードW3〜W10の全てが揃っていると(S403:Yes)、これらワードW3〜W10の位相関係を検出して、ワード間の位相を整合させる(S404)。これは、受信環境が悪くC/Nが低いような場合、追尾する受信信号(被相関処理信号)のレベルも低くなるため、追尾ループで位相をロックさせる際に、位相が反転してしまうことがあるからである。すなわち、直前までは「0,1」の関係となっていたビットが「1,0」の関係になってしまうことがある。このため、これらの位相を一致させる処理を行う必要がある。
具体的には、航法メッセージ取得部14は、ワードW3からW4,W5,...,W10の順に位相を一致させる処理(位相整合処理)を行う。
まず、航法メッセージ取得部14は、ワードW3の位相については、当該ワードW3を含む記憶ビット列M3の最初の2ビットを取得し、これら2ビットがともに「0」、すなわち「0,0」のビット列ならば、当該ワードW3は非反転状態にあると判定する。一方、航法メッセージ取得部14は、これら2ビットがともに「1」、すなわち「1,1」のビット列ならば、当該ワードW3は反転状態にあると判定する。これは、GPSの航法メッセージではワードW2の最後の2ビットが必ず「0,0」に設定されていることによる。航法メッセージ取得部14は、ワードW3が反転状態にあると判定すると、ワードW3を構成する全てのビットデータを反転処理、すなわち、ビットデータ「0」はビットデータ「1」へ、ビットデータ「1」はビットデータ「0」へ変換する。
次に、航法メッセージ取得部14は、ワードW4〜W10のそれぞれについて、ワードWk(kは4〜10のいずれかの整数)を含む記憶ビット列Mkの最初の2ビットを取得する。航法メッセージ取得部14は、これら2ビットがともに直前のワードWk−1の最後の2ビットとそれぞれ同相であれば、当該ワードWkは非反転状態にあると判定する。一方、航法メッセージ取得部14は、これら2ビットがともに直前のワードWk−1の最後の2ビットとそれぞれ逆相であれば、当該ワードWkは反転状態にあると判定する。航法メッセージ取得部14は、ワードWkが反転状態にあると判定すると、ワードWkを構成する全てのビットデータを反転処理する。
航法メッセージ取得部14は、各ワード間の位相整合処理を行った後、位相整合用となるビットデータ部分、すなわち対象のワードと一緒に記憶された直前のワードの後端のビットデータを破棄する。そして、航法メッセージ取得部14は、サブフレームを構成するW3〜W10を繋ぎ合わせ(S405)、当該サブフレームの週内時刻データとともに、測位演算部15へ出力する(S406)。ここで、複数のフレームに亘るワードにより構成されるサブフレームが本発明の「補完サブフレーム」に相当する。
次に、このフサブフレームのデータの形成処理の具体的な例を、図4を参照して説明する。
図4は具体的な補完によるサブフレームのデータ形成の概念を示す図である。
図4に示すように、第N回のフレームFFでサブフレームSF3のワードW3,W5,W6,W8,W10が正確に復号でき、ワードW4,W7,W9が復号できなかったとする。
この場合、航法メッセージ取得部14は、ワードW3とワードW2の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M3(n)、ワードW5とワードW4の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M5(n)、ワードW6とワードW5の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M6(n)、ワードW8とワードW7の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M8(n)、ワードW10とワードW9の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M10(n)を記憶する。
次に、第N+1回のフレームFFでサブフレームSF3のワードW4,W5,W7,W9,W10が正確に復号でき、ワードW3,W6,W8が復号できなかったとする。
この場合、航法メッセージ取得部14は、ワードW4とワードW3の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M4(n+1)、ワードW5とワードW4の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M5(n+1)、ワードW7とワードW6の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M7(n+1)、ワードW9とワードW8の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M9(n+1)、ワードW10とワードW9の最後の2ビットとからなる記憶ビット列M10(n+1)を記憶する。
この際、航法メッセージ取得部14は、記憶ビット列M5(n+1)を記憶ビット列M5(n)に上書き記憶し、記憶ビット列M10(n+1)を記憶ビット列M10(n)に上書き記憶する。
航法メッセージ取得部14は、第N回フレームと第N+1回フレームとで、サブフレームSF3のワードW3〜W10の全てが揃っていると、ワードW3から順次、ワードW3〜W10の位相整合処理を実行する。
ここで、図4に示すようにワードW7,W8が位相反転していたとすると、航法メッセージ取得部14は、ワードW7の位相を検出する際に、記憶ビット列M7(n+1)の最初の2ビットが、すでに位相検出を行ったワードW6の最後の2ビットと逆相であることを検出する。航法メッセージ取得部14は、この逆相の検出に基づいてワードW7を含む記憶ビット列M7(n+1)の全てのビットデータに対して位相反転処理を実行し、再記憶する。
次に、航法メッセージ取得部14は、ワードW8の位相を検出する際に、記憶ビット列M8(n)の最初の2ビットが、すでに位相検出および位相反転処理を行ったワードW7の最後の2ビットと逆相であることを検出する。航法メッセージ取得部14は、この逆相の検出に基づいてワードW8を含む記憶ビット列M8(n)の全てのビットデータに対して位相反転処理を実行し、再記憶する。
航法メッセージ取得部14は、このようにワードW3〜W10の全ての位相関係が一致するように位相整合処理を実施した後、それぞれの記憶ビット列からワード部分のみを抽出し、順次繋ぎ合わせて、測位演算部15へ出力する。
このような航法メッセージの取得方法を用いることで、従来のようにサブフレーム単位で全てのビットデータの出力、破棄を決定しなくても良く、航法メッセージのメッセージ形態を効果的に活用し、航法メッセージをより確実に効率良く取得することができる。特に、受信環境が悪い場合には、サブフレーム単位で全てのビットデータが取れる確率は非常に低く、全く航法メッセージが取得できない場合があるが、当該航法メッセージの取得方法を用いることで、受信環境が悪くても効率的に航法メッセージを取得することができる。
なお、上述の実施形態では、単一ワード毎に記憶する例を示したが、正確に復号できたワードが連続する場合(例えば、図4の第N回フレームのワードW5,W6)には、これら連続するワードを1つの記憶単位として記憶する用にしても良い。
また、上述の実施形態では、一回のフレームで正確に復号できたワードをそのまま利用する例を示したが、複数回に亘り正確に復号できたワードのみを利用するようにしてもよい。
また、上述の実施形態ではエフェメリスが一定の期間での処理を説明したが、エフェメリスが更新されるタイミングを跨ぐ場合には、更新されたタイミングまでに記憶されたワードを一括破棄して、再度ワードの取得を行う。これにより、異なるエフェメリスからなるワード同士を組み合わせた不適切なサブフレームが形成されることを防止できる。
また、上述の実施形態では、エフェメリスを取得するための方法を説明したが、この方法をアルマナックを取得するために利用することもできる。すなわち、25フレームからなる航法メッセージのデータ群を複数回取得して、上述のエフェメリスのように補完フレームデータを形成してもよい。
また、上述の実施形態では、航法メッセージを含むサブフレームの作成方法を説明したが、航法メッセージを含まずとも、上述のようなワード構成、サブフレーム構成、フレーム構成を有する通信システムの通信信号であれば、上述のサブフレームの作成方法を適用することができる。
11−測位信号受信アンテナ、12−RF処理部、13−復調部、14−航法メッセージ取得部、15−測位演算部

Claims (14)

  1. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する航法メッセージ取得方法であって、
    サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、
    前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、
    前記補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する工程と、を有し、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、
    サブフレームの特定ワードに含まれる週内時刻データを取得する工程と、
    前記週内時刻データに基づいて、週内時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する工程と、
    を有する、航法メッセージ取得方法。
  2. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する航法メッセージ取得方法であって、
    サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、
    前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、
    前記補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する工程と、を有し、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、
    前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程を、有する航法メッセージ取得方法。
  3. 請求項1に記載の航法メッセージ取得方法であって、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、
    前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程を、有する航法メッセージ取得方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の航法メッセージ取得方法であって、
    ワードを構成するビットデータ列と直前のワードの最終ビットから所定数のビットデータ列とに基づいて、前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相となるようにする、航法メッセージ取得方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の航法メッセージ取得方法であって、
    サブフレームに含まれる固有のビットパターンからサブフレームの先頭位置を検出する工程と、
    前記先頭位置に基づいて、前記サブフレームにおける各ワードの位置を特定する工程と、をさらに有する航法メッセージ取得方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の航法メッセージ取得方法であって、
    前記航法メッセージはエフェメリスであり、
    該エフェメリスが更新された時、更新後に取得されたワードにより補完サブフレームを作成する、航法メッセージ取得方法。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の航法メッセージ取得方法であって、
    前記サブフレームは、所定数のワードにより構成され、
    前記ワードは、所定ビットのビットデータ列により構成されている、航法メッセージ取得方法。
  8. サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、
    前記サブフレームを構成するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、を有し、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、
    サブフレームの特定ワードに含まれる時刻データを取得する工程と、
    前記時刻データに基づいて、時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する工程と、
    を有する、サブフレーム作成方法。
  9. サブフレームを構成する各ワードを取得する工程と、
    前記サブフレームを構成するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する工程と、を有し、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、
    前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする工程を、有するサブフレーム作成方法。
  10. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する処理を実行するための航法メッセージ取得プログラムであって、
    サブフレームを構成する各ワードを取得する処理と、
    前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する処理と、
    前記補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する処理と、を含み、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する処理を実行する場合に、
    サブフレームの特定ワードに含まれる週内時刻データを取得する処理と、
    前記週内時刻データに基づいて、週内時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する処理と、
    を有する、航法メッセージ取得プログラム。
  11. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得する処理を実行するための航法メッセージ取得プログラムであって、
    サブフレームを構成する各ワードを取得する処理と、
    前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成する処理と、
    前記補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する処理と、を含み、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する処理を実行する場合に、
    前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする処理を、有する航法メッセージ取得プログラム。
  12. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得するGNSS受信装置であって、
    前記GNSS測位信号をビットデータに復調する復調部と、
    サブフレームを構成する各ワードを取得し、前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成し、該補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する航法メッセージ取得部と、を備え、
    該航法メッセージ取得部は、前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する処理を実行する場合に、前記補完サブフレームを構成する各ワードが同位相になるようにする、GNSS受信装置。
  13. 受信したGNSS測位信号から航法メッセージを取得するGNSS受信装置であって、
    前記GNSS測位信号をビットデータに復調する復調部と、
    サブフレームを構成する各ワードを取得し、前記サブフレームにおいて前記航法メッセージを取得するのに必要なワードが少なくとも一つ取得できないときに、該取得できないワードを異なるタイミングに取得されたサブフレームのワードにより補完することで、補完サブフレームを作成し、該補完サブフレームに基づいて前記航法メッセージを取得する航法メッセージ取得部と、を備え、
    該航法メッセージ取得部は、
    前記補完サブフレームを複数のサブフレームのワードから作成する場合に、サブフレームの特定ワードに含まれる週内時刻データを取得して、該週内時刻データに基づいて、週内時刻データが得られない他のサブフレームを構成する各ワードがいずれのサブフレームに属するかを判断する、GNSS受信装置。
  14. 自装置位置を利用するアプリケーションを実行する移動端末であって、
    請求項12または請求項13に記載のGNSS受信装置を備え、
    前記航法メッセージ取得部から得られた航法メッセージと、前記GNSS測位信号の追尾結果とから、自装置位置を測位する測位演算部を、備えた移動端末。
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