JPWO2011016546A1 - 霊長類の保定器 - Google Patents

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Abstract

サルの動きを拘束できるとともに、特に、経口投与もしくは経鼻胃内投与を容易にすることができる霊長類の保定器を提供することを課題とする。両側面と頂面と底面とを有する収容体と、前記収容体の背面側に設けられ、上下に摺動することにより前記収容体の背面側を開閉可能な扉部と、前記収容体の内部を正面側から塞ぎつつ、前記収容体の内部を前後に移動可能に形成され、前記収容体の内部の所望の位置で固定できるようにした隔壁と、を有する霊長類の保定器において、前記両側面のそれぞれを縦棒部材と横棒部材とを格子状に組み上げて形成し、前記横棒部材の少なくとも一部を下方へ湾曲することにより、収容した霊長類の顎部を載置するための顎乗せ部を形成するようにした。

Description

この発明は、医薬品などの効果を霊長類を使用して実験する場合に使用される保定器に関する。より詳しくは、霊長類の動きを拘束して、特に、経口投与もしくは経鼻胃内投与を行うための保定器に関する。
人の診察、あるいは疾病の治療などに使用するための医薬品の開発に当っては、その薬剤が人体にどのような影響を及ぼすかを事前に調べるために、その薬剤を動物に投与して、その効果を確認しなければならない。
そのための実験動物としては、マウス、ラット、イヌ、ウサギ、サルその他の多くの動物が使用される。しかしながら、最も的確に人間に投与するための薬剤の効果を調べるには、霊長類(以下、「サル」という)を使用するのが最適である。
ところで、サルに薬剤を経口投与、経鼻胃内投与、または静脈注射、あるいはサルから採血したり、瞳孔の状態などを診たり、必要に応じてサルの頭部を押さえたりするためには、サルが自由に動き回らないようにする必要がある。このため、サルの動きを拘束して作業を容易にする保定器として、例えば特許文献1のような保定器が提案されている。
特公平8−24506号公報
しかしながら、上記したような従来の保定器はサルの動きを拘束するということのみに着目したものであり、その後に行われる処置を考慮したものではなかった。例えば、経口投与もしくは経鼻胃内投与を行う際の便について特に考慮したものではなかった。
そこで、本発明は、サルの動きを拘束できるとともに、特に、経口投与もしくは経鼻胃内投与を容易にすることができる霊長類の保定器を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
すなわち、本発明に係る霊長類の保定器は、両側面と頂面と底面とを有する収容体と、前記収容体の背面側に設けられ、上下に摺動することにより前記収容体の背面側を開閉可能な扉部と、前記収容体の内部を正面側から塞ぎつつ、前記収容体の内部を前後に移動可能に形成され、前記収容体の内部の所望の位置で固定できるようにした隔壁と、を有し、前記両側面は、それぞれ縦棒部材と横棒部材とが格子状に組み上げられて形成されており、前記横棒部材の少なくとも一部が下方へ湾曲していることにより、収容した霊長類の顎部を載置するための顎乗せ部が形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明に言う「正面」は、作業者が保定器に相対したときの手前側の面を言う。そして、「背面」は、正面とは逆の面、すなわち、作業者が保定器に相対したときの奥側の面を言う。
そして、「収容体」は、両側面と頂面と底面との各壁面を有している。言い換えると、基本的態様として、正面および背面を開放した略箱型とすることができる。しかしながら、本発明に係る収容体としては、正面および背面が完全に開放されている態様に限るものではない。すなわち、背面側は、少なくともサルの出入り口として使用できる程度に開放可能となっていれば良い。また、正面側は、作業のし易さ等を考慮して開放されていることが望ましいが、本発明の実施態様としては開放されている態様に限られるものではない。例えば、収容体の構造を補強するための部材等を正面側もしくは背面側に設けることにより、正面側もしくは背面側の一部が開放されていない態様としても良い。
ところで、この収容体の各壁面のうちの少なくとも両側面は、それぞれ、縦棒部材と横棒部材とが格子状に組み上げられることにより形成されている。なお、ここで言う「格子状」は、縦棒と横棒とが互いに直行するように固定されて壁面を形成するものであれば良く、各棒状部材が等間隔で配置されているような、厳密な意味での格子状でなくても良い。すなわち、縦棒もしくは横棒が一部において破断しているような態様をも含むものである。
また、「扉部」は、前記収容体の背面側に設けられ、上下に摺動することにより前記収容体の背面側を開閉可能なものである。すなわち、この扉部を開放することにより、収容体の背面側からサルを収容可能となっている。そして、閉塞することにより、収容したサルを収容体の内部に閉じ込めることが可能となっている。
「隔壁」は、前記収容体の内部を正面側から塞ぎつつ、前記収容体の内部を前後に移動可能に形成されたものである。そして、この隔壁は、前記収容体の内部の所望の位置で固定できるようになっている。このように形成することにより、この隔壁を収容体の内部で前後に移動させ、収容したサルの可動範囲を制限できるようになっている。具体的には、サルを収容した後に隔壁を背面側へ移動させることにより、収容体のサルの収容空間が狭まることとなって、サルの動きを拘束できるようになっている。そして、この隔壁は、前記収容体の内部の所望の位置で固定できるため、サルの動きを拘束した状態で固定できるようになっている。なお、ここで言う隔壁の固定とは、少なくともサルの収容空間を広くする方向への隔壁の移動を阻害するものであれば良く、サルの収容空間を狭くする方向への隔壁の移動は自由にできるものとしても良い。なお、隔壁を固定する具体的な手段としては、例えば公知のラッチ構造など、任意の手段を用いることができる。
そして、「顎乗せ部」は、収容体の両側面を構成する横棒部材の少なくとも一部を下方へ湾曲させることにより形成されるものであり、収容したサルの顎部を載置するためのものである。言い換えると、前記収容体の側面に形成された格子目の少なくとも1つは、収容したサルの頭部を前記収容体の外側へ出させることが可能な大きさとなっており、当該格子目の下辺を形成する棒状部材が下方へ湾曲することにより、本発明に係る顎乗せ部を形成している。これにより、収容したサルの頭部を前記収容体の外側へ出させたときに、このサルの顎部を前記顎乗せ部に固定し易くなっている。
なお、この顎乗せ部は、前記収容体と収容するサルとの相対的な大きさ等を考慮して適当な位置に設けることができる。具体的には、顎乗せ部の高さは、収容したサルの動きを前記隔壁により拘束したときに、ちょうど顎の位置にくる高さに設けるのが望ましい。そして、顎乗せ部の前後の位置としては、前記収容体の背面側付近に前記扉部と接するように設けるのが望ましい。すなわち、前記隔壁を背面側へ移動してサルの動きを拘束したときには、サルの頭部が扉部と接するような位置にあることとなるためである。なお、本発明は、この顎乗せ部をいくつ設けるかということについて特に限定するものではない。例えば、様々な大きさのサルに対応するために、顎乗せ部を複数設けるようにしても良い。
本発明は上記の通りであり、隔壁を移動して固定することにより、サルの動きを拘束することができる。更には、収容したサルの顎部を載置するための顎乗せ部を形成したので、収容したサルの頭部を固定することが容易となっており、特に、経口投与もしくは経鼻胃内投与を容易にすることができるという効果がある。
本発明の実施の形態であって、保定器の正面図である。 本発明の実施の形態であって、保定器の側面図である。 本発明の実施の形態であって、保定器の平面図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図3を参照しながら説明する。
なお、図1には、本実施形態に係る保定器10を構成する主要な部材のうち、収容体13とスライドシャッター14とは図示しているものの、挟体12については図示していない。これは理解を容易とするために便宜上図示していないに過ぎず、実際には図1においても挟体12は取り付けられているものである。
(保定器10)
本実施形態にかかる保定器10は、図2に示すように、収容体13と、スライドシャッター14と、挟体12と、を主要な部材として構成されている。そして、図1および図2に示すように、本実施形態に係る保定器10は、収容体13とスライドシャッター14と挟体12とにより、箱状のケージが形成されているものである。
(収容体13およびスライドシャッター14)
図1に示すように、収容体13は、棒状部材50が格子状に組み上げられて壁面を形成することにより、両側面と頂面と底面とが形成されているものの、正面と背面とは開放されているものである。
そして、背面側には、上下に摺動することにより収容体13の背面側を開閉可能なスライドシャッター14が設けられている。このスライドシャッター14の上端は収容体13よりも上方に突出し、上方へ引き上げやすいように形成されている。
このスライドシャッター14は、図1および図2に示す状態では収容体13の背面側を閉塞しているが、以下のように上方へ引き上げることにより、収容体13の背面側を開放可能となっている。すなわち、図2に示すように、収容体13には、スライドシャッター14の左右の支柱と平行に、それぞれの支柱に対応する棒状のシャッターガイド部材21が立設されている。そして、スライドシャッター14の下端部はリング部61を形成しており、このリング部61の穴にシャッターガイド部材21を通すことにより、スライドシャッター14をシャッターガイド部材21に沿って上方へ摺動させることが可能となっている。また、シャッターガイド部材21の上方端は逆U字状に湾曲して湾曲部62を形成している。このため、スライドシャッター14を上方へ持ち上げた結果、この湾曲部62にスライドシャッター14のリング部61が到達すると、スライドシャッター14の上方側を手前に引き倒して、収容体13の上部にスライドシャッター14を重ねて置くことができるようになっている。これにより、収容体13の背面側を開放した状態を保つことができ、この状態で自由に作業ができるように形成されている。
なお、この保定器10は、サルを飼育するケージの正面の格子の横棒に取り付けて使用することを想定している。このため、収容体13の背面の上部と下部との適当な位置にフック22が設けられている。すなわち、このフック22をケージの正面の格子の横棒に架けることにより、保定器10をケージに固定できるようになっている。そして、ケージの正面にはサルの出入り口としての扉が設けられているので、保定器10をケージに固定した上でケージの扉とスライドシャッター14とを開放すると、ケージの内部と保定器10の内部とが連通することとなり、ケージのサルを保定器10へと移動することができるようになっている。
ところで、図3は本実施形態に係る保定器10を上から見た平面図であるが、この図3に示すように、保定器10の中に収容したサルに上部から接近するために、収容体13の頂面には頂部扉35を設けている。この頂部扉35は、頂部扉ロック装置36でロック可能に形成されており、内部から容易に開放することができないようになっている。
また、収容体13の両側面には、運搬用ハンドル23が設けられ、保定器10の移動を容易に行えるように形成してある。
更には、収容体13の底面には、保定器を地上に安定して置くための脚部15が設けられている。
(挟体12)
次に、本実施の形態に係る挟体12について説明する。
挟体12は、収容体13に取り付けられるものであり、収容体13内におけるサルの収容空間を狭め、これによりサルの動きを拘束するためのものである。この挟体12は、収容体13の内部を前後に移動可能な隔壁43と、隔壁43の移動操作の用に供される挟体ハンドル41と、移動した隔壁43を収容体13の内部で固定するためのラッチ部材42と、を有している。
隔壁43は、収容体13の内部を正面側から塞ぎつつ、収容体13の内部を前後に移動可能に形成されたものであり、更には、収容体13の内部の所望の位置で固定されるものである。図2に示すように、隔壁43は、収容体13を前後に仕切るように設けられている。なお、図示しないが、隔壁43の壁面は、収容体13の壁面と同様に棒状部材50が格子状に組み上げられた構造となっている。
そして、この隔壁43には、手前側に延びる側面視でコの字形の挟体ハンドル41が、正面視で左右に2つ固定されている。そして、この2つの挟体ハンドル41の下辺部のそれぞれが、収容体13の下部に設けられたパイプ状の狭体ハンドル支持部材33により、摺動可能に支持されている。これにより、挟体ハンドル41を奥へ押すことにより隔壁43を背面側へ移動することができるとともに、挟体ハンドル41を手前に引くことにより隔壁43を正面側へ移動することができるようになっている。
また、左右それぞれの挟体ハンドル41の上辺と下辺との間には、これらと平行に板状のラッチ部材42が設けられている。このラッチ部材42のそれぞれは、収容体13に設けられたラッチ部材挿入口32に挿入され、隔壁43の前後移動をガイドするとともに、隔壁43を収容体13の内部の所望の位置で固定するための役割も担っている。すなわち、このラッチ部材42には、上面にノコギリ状の歯が形成してあり、これがラッチ部材挿入口32の上に設けられた狭体ロック装置31のキーと噛み合うようになっている。これにより、隔壁43は、背面方向へは自由に移動できるものの、正面方向へは自由に移動できないようになっている。なお、隔壁43を正面方向へ移動したい場合には、狭体ロック装置31のロック解除ピン34を操作することにより、ラッチ部材42の歯と狭体ロック装置31のキーとの係合を解除した状態で移動させれば良い。
(顎乗せ部55)
前述したように、本実施形態に係る収容体13の両側面は、棒状部材50が格子状に組み上げられた壁面となっている。すなわち、図2に示すように、縦に架橋された側面縦棒51と、横に架橋された側面横棒52とが、直行するように固定されることにより、側面を形成している。
ここで、側面縦棒51と側面横棒52とは、それぞれおおよそ等間隔で配置されているものの、収容体13の背面付近においては、側面縦棒51の位置がずれるように形成されている。すなわち、側面縦棒51がやや正面側にずれるように配置されていることにより、収容体13の背面付近には、他の格子目よりも幅広な格子目が形成されており、この幅広な格子目が、保定器10に収容したサルの頭部を外側へ出させるための頭部突出口56を形成している。
そして、この頭部突出口56を形成する格子目の下辺を構成する側面横棒52は、当該格子目の中央付近において谷を形成するように下方へ湾曲している。すなわち、この湾曲した側面横棒52が、サルの顎部を載置するための顎乗せ部55を形成している。

本実施形態においては、上述した頭部突出口56および顎乗せ部55を設けることにより、隔壁43を移動してサルの動きを拘束した際に、サルの頭部を頭部突出口56から突き出させた上で、サルの顎部を顎乗せ部55に固定することが可能となっている。
なお、この上記においては収容体13の一方の側面についてのみ説明したが、もう一方の側面についても同様に顎乗せ部55が形成されている。
(使用例)
この保定器10の具体的な使用例は以下の通りである。
すなわち、まず、サルを収容するケージの正面の格子の横桟に、保定器10のフック22をかけて、保定器10をケージに固定する。
そして、狭体ロック装置31のロック解除ピン34を操作して、狭体ロック装置31のキーとラッチ部材42の歯との係合を解除して、挟体ハンドル41を手前に引く。これにより、隔壁43を正面側へと移動し、収容体13内におけるサルの収容空間を十分な広さとする。
次に、スライドシャッター14を上方へ引き上げて、スライドシャッター14の上方側を手前に引き倒し、収容体13の上部にスライドシャッター14を重ねて置く。これにより、収容体13の背面側を開放する。そして、ケージの扉を開き、ケージと保定器10との内部を連通させる。この状態で、サルを保定器10の内部へと移動させる。
サルを保定器10の内部へと移動させたら、スライドシャッター14を下すとともに、ケージの扉を閉じる。
そして、挟体ハンドル41を奥へと押すことにより、隔壁43を背面側へと移動させる。これにより、収容体13のサルの収容空間を狭め、サルの動きを拘束することができる。このとき、サルが背面方向を向くように仕向けることにより、サルと作業者とが相対することを避けることができ、後の作業をスムーズに行うことができる。
サルの動きが拘束されたら、サルの頭部を掴んで、収容体13の側面側へと押し出し、頭部突出口56から収容体13の外側へ突き出させる。
すると、サルの顎部がちょうど顎乗せ部55に納まるため、サルの頭部が固定されることとなる。そして、この状態で、経口投与や、経鼻用カテーテルを用いた胃内投与等の処置を行うことができる。
本発明は、医薬品などの効果を霊長類を使用して実験する場合に使用される保定器に利用可能である。

Claims (1)

  1. 両側面と頂面と底面とを有する収容体と、
    前記収容体の背面側に設けられ、上下に摺動することにより前記収容体の背面側を開閉可能な扉部と、
    前記収容体の内部を正面側から塞ぎつつ、前記収容体の内部を前後に移動可能に形成され、前記収容体の内部の所望の位置で固定できるようにした隔壁と、
    を有する霊長類の保定器において、
    前記両側面は、それぞれ縦棒部材と横棒部材とが格子状に組み上げられて形成されており、
    前記横棒部材の少なくとも一部が下方へ湾曲していることにより、収容した霊長類の顎部を載置するための顎乗せ部が形成されていることを特徴とする、霊長類の保定器。
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