JPWO2011013678A1 - 無線基地局及びハンドオーバ制御方法 - Google Patents

無線基地局及びハンドオーバ制御方法 Download PDF

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Abstract

LTE基地局100は、達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う。LTE基地局100は、無線端末が利用中の通信サービスの種別を検出するサービス検出部121Aと、サービス検出部121Aが検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を無線端末に送信する送信部111とを備える。

Description

本発明は、無線端末が行うハンドオーバを制御する無線基地局及びハンドオーバ制御方法に関する。
近年、無線通信の普及と通信サービスの多様化に伴い、無線通信システムにおいて伝送されるトラフィックが急増しており、無線通信システムにおける通信速度の高速化が求められている。このような要求に応えるために、無線通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、次世代(3.9世代)に位置づけられるLTE(Long Term Evolution)システムの標準化が行われている。このような次世代無線通信システムは、既存無線通信システムよりも高速な通信速度を達成可能である。
LTEシステムにおいては、有限な無線リソースを効率的に使用するために、RRM(Radio Resource Management)と呼ばれる機能が採用されている(非特許文献1参照)。RRMでは、ある無線基地局に接続する無線端末の数が多くなり、当該無線基地局の負荷が大きくなると、他の無線基地局へのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示を当該無線基地局から無線端末に送信する。これにより、無線基地局間で負荷分散を図ることができる。
また、LTEシステムの無線基地局は、LTEシステムから既存無線通信システム(例えばGSM、W−CDMA、又はCDMA2000等)へのハンドオーバの指示を無線端末に送信できる。
3GPP TS 36.300, V8.9.0 (2009-06) 16章, <URL: http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.300/36300-890.zip>
ところで、次世代無線通信システムに対応した無線基地局は徐々に設置されていくことから、次世代無線通信システムの通信可能エリアはサービス開始当初において限定される。
しかしながら、要求される通信速度が低い通信サービス(例えば、音声通話サービス)を利用する無線端末が次世代無線通信システムの無線基地局に接続するような場合、次世代無線通信システムの高速な通信速度が発揮されないにも拘わらず、次世代無線通信システムの無線リソースが消費されてしまう。したがって、次世代無線通信システムのような高速通信可能な無線通信システムを有効活用できない問題があった。
そこで、本発明は、複数の無線通信システムが存在する場合において、高速通信可能な無線通信システムを有効活用できる無線基地局及びハンドオーバ制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末(無線端末200)との無線通信を行う無線基地局(LTE基地局100)であって、前記無線端末が利用中の通信サービスの種別を検出する検出部(サービス検出部121A)と、前記検出部が検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する送信部(送信部111)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、無線端末が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が低い場合には、低速な通信速度の無線通信システムへのハンドオーバを無線端末に行わせることができる。また、無線端末が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が高い場合には、高速通信可能な無線通信システムへのハンドオーバを無線端末に行わせることができる。
したがって、高速通信可能な無線通信システム(すなわち、次世代無線通信システム)の無線リソースを、要求される通信速度が高い通信サービスを利用中の無線端末に優先的に使用させることができるため、高速通信可能な無線通信システムを有効活用できる。
本発明の第1の特徴において、前記無線端末と他の無線基地局との間の無線品質を示す情報を前記無線端末から受信する受信部(受信部112)をさらに備え、前記送信部は、前記無線品質が良好であり、且つ、前記他の無線基地局が、前記検出部が検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、前記他の無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信してもよい。
本発明の第2の特徴は、達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末(無線端末200)との無線通信を行う無線基地局であって、前記無線端末との無線通信の通信速度を測定する測定部(通信速度測定部121B)と、前記測定部によって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する送信部(送信部111)とを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、無線端末との無線通信の通信速度が高い場合には、高速通信可能な無線通信システムへのハンドオーバを無線端末に行わせることができる。また、無線端末との無線通信の通信速度が低い場合には、低速な通信速度の無線通信システムへのハンドオーバを無線端末に行わせることができる。
したがって、高速通信可能な無線通信システム(例えば次世代無線通信システム)の無線リソースを、高速な無線通信を行う必要がある無線端末(すなわち、要求される通信速度が高い通信サービスを利用中の無線端末)に優先的に使用させることができるため、高速通信可能な無線通信システムを有効活用できる。
本発明の第2の特徴において、前記無線端末と他の無線基地局との間の無線品質を示す情報を前記無線端末から受信する受信部(受信部112)をさらに備え、前記送信部は、前記無線品質が良好であり、且つ、前記他の無線基地局が、前記測定部によって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、前記他の無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信してもよい。
本発明の第3の特徴は、達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局が、前記無線端末が利用中の通信サービスの種別を検出するステップと、前記検出するステップによって検出された通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線基地局から前記無線端末に送信するステップとを含むハンドオーバ制御方法であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局が、前記無線端末との無線通信の通信速度を測定するステップと、前記測定するステップによって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線基地局から前記無線端末に送信するステップとを含むハンドオーバ制御方法であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、複数の無線通信システムが存在する場合において、高速通信可能な無線通信システムを有効活用できる無線基地局及びハンドオーバ制御方法を提供できる。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る通信システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るLTE基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るLTE基地局の記憶部が保持するテーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るLTE基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るLTE基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るLTE基地局の記憶部が保持するテーブルの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るLTE基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るLTE基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るLTE基地局の記憶部が保持するテーブルの構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るLTE基地局及び無線端末の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)第1実施形態
第1実施形態においては、(1.1)通信システムの構成例、(1.2)LTE基地局の構成、(1.3)LTE基地局の動作、(1.4)作用・効果について説明する。
(1.1)通信システムの構成例
図1に示す通信システムは、LTE基地局100、無線端末200、LTE基地局300、CDMA基地局400、GSM基地局500、通信網600及び通信先装置700を有する。無線端末200は、LTE基地局100との無線接続を確立しており、LTE基地局100及び通信網600を介して、サーバ又は通信端末等の通信先装置700との通信を行う。図1の例ではLTE基地局100に接続する無線端末200が1つのみであるが、実際には複数の無線端末200がLTE基地局100に接続しているものとする。
LTE基地局100及びLTE基地局300は、第3.9世代携帯電話システムに位置づけられるLTE(E−UTRAN)に従って構成されている。LTEシステムには、下りリンクにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が採用され、上りリンクにSC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)が採用されている。LTEシステムにおいては、最大100Mbps(下り理論値)程度の高速な通信速度が提供される。
なお、LTEシステムには、基地局主導のハンドオーバが採用されている。すなわち、LTE基地局100は、無線端末200に対し、ハンドオーバ先の無線基地局を指定してハンドオーバを行わせることができる。
CDMA基地局400は、第3世代携帯電話システムに位置づけられる、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)又はCDMA2000等のCDMAシステムに従って構成されている。CDMAシステムが達成可能な通信速度は、LTEシステムが達成可能な通信速度よりも低い。
GSM基地局500は、第2世代携帯電話システムに位置づけられるGSM(Global System for Mobile Communications)に従って構成されている。GSMシステムが達成可能な通信速度は、CDMAシステムが達成可能な通信速度よりも低い。具体的には、GSMシステムにおいては、最大171kbps(下り理論値)程度の通信速度が提供される。
無線端末200は、LTEシステム、CDMAシステム、及びGSMシステムの各無線通信システムに対応したマルチモード端末である。
無線端末200は、音声通話サービス、WEBブラウジングサービス、又はファイル転送サービス等の通信サービスを利用している。“通信サービス”とは、通信プロトコルスタックにおける最上位のレイヤに相当するアプリケーション・ソフトウェアである。
音声通話サービスは、高速な通信速度が要求されない通信サービスである。WEBブラウジングサービスは、音声通話サービスよりも高速な通信速度が要求される通信サービスである。ファイル転送サービスは、WEBブラウジングサービスよりも高速な通信速度が要求される通信サービスである。
LTE基地局100に接続中の無線端末200は、周期的に、又はLTE基地局100からの指示により、LTE基地局100、LTE基地局300、CDMA基地局400及びGSM基地局500それぞれが送信する無線信号の受信品質(以下、無線品質)を測定する。ここで無線品質とは、受信電界強度(RSSI)又は信号対干渉雑音比(SINR)等である。
無線端末200は、測定した無線品質に関する情報を含む測定結果報告をLTE基地局100に送信する。このような測定結果報告は、LTEシステムにおいて“Measurement Report”と称される。
LTE基地局100は、無線端末200から受信した測定結果報告に基づいて、LTE基地局100から他の無線基地局へ接続先を切り替えるためのハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。例えば、無線端末200とLTE基地局100との間の無線品質よりも、無線端末200と他の無線基地局との間の無線品質が良好である場合、LTE基地局100は、当該他の無線基地局へのハンドオーバ指示を無線端末200に送信できる。
第1実施形態では、LTE基地局100は、無線品質だけでなく、無線端末200が利用中の通信サービスに応じてハンドオーバ先の無線基地局を決定する。
(1.2)LTE基地局の構成
図2は、第1実施形態に係るLTE基地局100の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、LTE基地局100は、アンテナ部ANT、送受信部110、制御部120、記憶部130、及び有線通信部140を有する。
送受信部110は、RF回路やBB回路等を用いて構成され、アンテナ部ANTを介して無線信号の送受信を行う。送受信部110は、無線信号を送信する送信部111と、無線信号を受信する受信部112とを有する。
送信部111は、制御部120からの送信信号を符号化及び変調し、変調後の送信信号をアップコンバート及び増幅してアンテナ部ANTから送信する。
受信部112は、アンテナ部ANTからの受信信号を増幅及びダウンコンバートし、ダウンコンバート後の受信信号を復調及び復号して制御部120に入力する。受信部112は、無線端末200が送信した測定結果報告を受信する。
制御部120は、例えばCPUを用いて構成され、LTE基地局100が具備する各種の機能を制御するとともに、各種の演算処理を行う。記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、LTE基地局100の制御や演算処理等に用いられる各種の情報を記憶する。有線通信部140は、通信網600を介して他の装置と通信する。
制御部120は、サービス検出部121A及びハンドオーバ指示生成部122を有する。
サービス検出部121Aは、無線端末200が利用中の通信サービスの種別を検出する。通信サービスの種別を検出するための方法としては、無線端末200が送受信するパケットをキャプチャし、各パケット(具体的には、パケットのヘッダ部分)を解析する方法があるが、他の方法であってもかまわない。他の方法としては、パケットのサイズに基づく判別方法やセッション種別に基づく判別方法がある。
受信部112が受信した測定結果報告が、無線端末200との間の無線品質が良好な他の無線基地局が存在することを示し、且つ、当該他の無線基地局が、サービス検出部121Aが検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、ハンドオーバ指示生成部122は、当該他の無線基地局へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
記憶部130は、通信サービスの種別と無線通信システムとの対応関係を示すテーブルを保持しており、ハンドオーバ指示生成部122は、当該テーブルを参照し、サービス検出部121Aが検出した通信サービスの種別からハンドオーバ先の無線通信システムを決定する。
図3は、記憶部130が保持するテーブルの構成例を示す図である。
音声通信サービスには、GSMシステムが対応付けられている。音声通話サービス、特にROHC(Robust Header Compression)が使用されている場合であれば、一つのパケットのサイズは約30バイト前後になる(音声コーデックがG.729の場合)。そのため、必要とされる通信速度は低速(例えば40kbps程度)になるので、GSMシステムでも十分なサービス品質を維持できる。
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコルが用いられるWEBブラウジングサービスには、CDMAシステムが対応付けられている。WEBブラウジングサービスでは、一般的に1Mbps程度の中速の通信速度が維持できれば快適なサービスを受けることができるため、LTEシステムよりも低速なCDMAシステムに接続させるようにする。
FTP(File Transfer Protocol)等のプロトコルが用いられるファイル転送サービスには、LTEシステムが対応付けられている。ファイル転送サービスでは、通信速度が高いほどサービス品質が向上するため、LTEシステムのような広帯域システムに優先的に接続させるようにする。また、一人のユーザ(端末)が複数のサービスを同時に利用している場合も想定できる。この場合は大容量の無線通信が必要であるため、LTEシステムのような広帯域システムに優先的に接続させるようにする。
(1.3)LTE基地局の動作
図4は、第1実施形態に係るLTE基地局100の動作を示すフローチャートである。図4に示す動作フローは、LTE基地局100に接続する複数の無線端末200それぞれについて実行される。
ステップS100において、受信部112は、測定結果報告を無線端末200から受信する。
受信部112が受信した測定結果報告に、無線端末200との間の無線品質の良好な無線基地局の情報が含まれている場合(ステップS101;YES)、ステップS102においてサービス検出部121Aは、無線端末200が利用中の通信サービスの種別を検出する。
第1に、無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別が音声通話サービスである場合(ステップS103;YES)、ステップS106においてハンドオーバ指示生成部122は、GSM基地局500へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別が音声通話サービスでない場合(ステップS103;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
第2に、無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別がWEBブラウジングサービスである場合(ステップS104;YES)、ステップS106においてハンドオーバ指示生成部122は、CDMA基地局400へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別がWEBブラウジングサービスでない場合(ステップS104;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
第3に、無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別がファイル転送サービスである場合(ステップS105;YES)、ステップS106においてハンドオーバ指示生成部122は、LTE基地局300へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であり、且つ、サービス検出部121Aによって検出されたサービス種別がファイル転送サービスでない場合(ステップS105;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
(1.4)作用・効果
LTE基地局100は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が低い場合には、CDMAシステム又はGSMシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせる。LTE基地局100は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が高い場合には、LTEシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせることができる。
これにより、低速な通信サービスを利用中の無線端末200がLTE基地局100に接続することによるLTE基地局100の負荷を低減できる。LTE基地局100の負荷を低減できるため、高速な通信サービスを利用中の無線端末200がLTE基地局100に接続した場合のサービス品質を向上させることができる。
以上のように、LTEシステムの無線リソースを高速な通信サービスを利用中の無線端末200に優先的に使用させることができ、LTEシステムの無線リソースを有効活用できる。さらに、LTEシステムから既存無線通信システム(CDMAシステム又はGSMシステム)へのハンドオーバを積極的に行わせることで、より柔軟に負荷分散を図ることができる。
第1実施形態では、LTE基地局100は、LTE基地局100以外の無線基地局(他の無線基地局)と無線端末200との間の無線品質が良好である場合に、当該他の無線基地局を無線端末200のハンドオーバ先の候補とする。既存無線通信システムの無線基地局は多く存在することから、無線品質が良好なハンドオーバ先候補の探索が容易である。
そして、当該他の無線基地局が、サービス検出部121Aが検出した通信サービスの種別に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、LTE基地局100は、当該他の無線基地局へのハンドオーバの指示を無線端末200に送信する。これにより、無線端末200との無線品質が良好な無線基地局へのハンドオーバを無線端末200に行わせることができ、ハンドオーバ後においても無線端末200が安定して通信を行うことができる。
(2)第2実施形態
第1実施形態では、無線端末200が利用中の通信サービスの種別と無線品質とに応じてハンドオーバ先の無線基地局を決定していた。第2実施形態においては、通信サービスの種別に代えて、無線端末200との無線通信の通信速度を用いる。
第2実施形態では、(2.1)LTE基地局の構成、(2.2)LTE基地局の動作、(2.3)作用・効果について説明し、第1実施形態と重複する説明は省略する。
(2.1)LTE基地局の構成
図5は、第2実施形態に係るLTE基地局100の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、LTE基地局100は、第1実施形態で説明したサービス検出部121Aに代えて、通信速度測定部121Bを有している。通信速度測定部121Bは、無線端末200との無線通信の通信速度を測定する。無線端末200との無線通信の通信速度は、無線端末200が利用する通信サービスの種別に応じて定められる。通信速度測定部121Bは、一時的な通信速度の低下による影響を排除するために、通信速度の瞬時値ではなく、所定期間における通信速度の平均値(移動平均値)を測定することが好ましい。
ハンドオーバ指示生成部122は、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を生成する。送信部111は、生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
図6は、記憶部130が保持するテーブルの構成例を示す図である。通信速度“低速”には、GSMシステムが対応付けられている。通信速度“中速”には、CDMAシステムが対応付けられている。通信速度“高速”には、LTEシステムが対応付けられている。
(2.2)LTE基地局の動作
図7は、第2実施形態に係るLTE基地局100の動作を示すフローチャートである。図7に示す動作フローは、LTE基地局100に接続する複数の無線端末200それぞれについて実行される。
ステップS200において、通信速度測定部121Bは、無線端末200との無線通信の通信速度を測定する。
ステップS201において、受信部112は、測定結果報告を無線端末200から受信する。
第1に、無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が低速である場合(ステップS203;YES)、ステップS206においてハンドオーバ指示生成部122は、GSM基地局500へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がGSM基地局500であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が低速でない場合(ステップS203;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
第2に、無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が中速である場合(ステップS204;YES)、ステップS206においてハンドオーバ指示生成部122は、CDMA基地局400へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がCDMA基地局400であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が中速でない場合(ステップS204;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
第3に、無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であった場合について説明する。無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が高速である場合(ステップS204;YES)、ステップS206においてハンドオーバ指示生成部122は、LTE基地局300へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、ハンドオーバ指示生成部122によって生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
一方、無線品質の良好な無線基地局がLTE基地局300であり、且つ、通信速度測定部121Bによって測定された通信速度が高速でない場合(ステップS204;NO)、ハンドオーバ指示生成部122はハンドオーバ指示の生成を省略し、送信部111はハンドオーバ指示の送信を省略する。
(2.3)作用・効果
LTE基地局100は、無線端末200との無線通信の通信速度が低い場合には、CDMAシステム又はGSMシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせる。LTE基地局100は、無線端末200との無線通信の通信速度が高い場合には、LTEシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせることができる。
これにより、低速な無線通信を行う無線端末200(すなわち、低速な通信サービスを利用する無線端末200)がLTE基地局100に接続することによるLTE基地局100の負荷を低減できる。LTE基地局100の負荷を低減できるため、高速な無線通信を行う無線端末200(すなわち、高速な通信サービスを利用する無線端末200)がLTE基地局100に接続した場合のサービス品質を向上させることができる。
したがって、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(3)第3実施形態
第3実施形態では、LTE基地局100は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に応じて、無線端末200において測定される無線品質にオフセット値を付加するよう制御する。
第3実施形態では、(3.1)LTE基地局の構成、(3.2)LTE基地局及び無線端末の動作、(3.3)作用・効果について説明し、第1実施形態と重複する説明は省略する。
(3.1)LTE基地局の構成
図8は、第3実施形態に係るLTE基地局100の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、LTE基地局100は、測定制御部123及びハンドオーバ判定部124をさらに有する点で第1実施形態とは異なる。
測定制御部123は、無線端末200における無線品質の測定を制御する。具体的には、測定制御部123は、サービス検出部121Aによって検出された、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に応じて、無線通信システムに対応付けられたオフセット値を記憶部130から取得する。そして、測定制御部123は、取得したオフセット値を示す情報を含む測定制御情報(Measurement Configuration)を無線端末200に送信するよう送信部111を制御する。
図9は、記憶部130が保持するテーブルの構成例を示す図である。
図9に示すように、音声通信サービスには、GSMシステムについての無線品質に対するオフセット値aが対応付けられている。HTTP等のプロトコルが用いられるWEBブラウジングサービスには、CDMAシステムについての無線品質に対するオフセット値bが対応付けられている。FTP等のプロトコルが用いられるファイル転送サービスには、LTEシステムについての無線品質に対するオフセット値cが対応付けられている。また、複数のサービスを同時に利用しているケースには、LTEシステムについての無線品質に対するオフセット値dが対応付けられている。なお、オフセット値a〜dは、同じ値であってもよく、異なる値であってもよい。
ハンドオーバ判定部124は、受信部112が受信した測定結果報告に基づいて、ハンドオーバを行うか否かを判定する。例えば、ハンドオーバ判定部124は、無線端末200とLTE基地局100との間の無線品質と、無線端末200と他の無線基地局との間の無線品質とを比較する。そして、ハンドオーバ判定部124は、無線端末200とLTE基地局100との間の無線品質よりも、無線端末200と他の無線基地局との間の無線品質が良好である場合、LTE基地局100は、当該他の無線基地局へのハンドオーバを無線端末200に行わせると判定する。ここで、測定結果報告に含まれる無線品質には、通信サービスの種別に対応するオフセット値が付加されている。
ハンドオーバ指示生成部122は、ハンドオーバ判定部124によってハンドオーバ先として選定された他の無線基地局に対して無線端末200の受け入れ可否を確認した後、当該他の無線基地局へのハンドオーバ指示を生成する。送信部111は、生成されたハンドオーバ指示を無線端末200に送信する。
(3.2)LTE基地局及び無線端末の動作
図10は、第3実施形態に係るLTE基地局100及び無線端末200の動作シーケンスを示すシーケンス図である。図10に示す動作シーケンスは、LTE基地局100に接続する複数の無線端末200それぞれについて実行される。
ステップS301において、サービス検出部121Aは、第1実施形態で説明した方法により、無線端末200が利用中の通信サービスの種別を検出する。
ステップS302において、測定制御部123は、サービス検出部121Aによって検出された、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に応じて、オフセット値を記憶部130から取得する。例えば、測定制御部123は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別が音声通信サービスである場合、GSMシステムについての無線品質に対するオフセット値aを取得する。測定制御部123は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別がWEBブラウジングサービスである場合、CDMAシステムについての無線品質に対するオフセット値bを取得する。測定制御部123は、無線端末200が利用中の通信サービスの種別がファイル転送サービスである場合、LTEシステムについての無線品質に対するオフセット値cを取得する。測定制御部123は、無線端末200が利用中の通信サービスが複数である場合、LTEシステムについての無線品質に対するオフセット値dを取得する。そして、測定制御部123は、取得したオフセット値を示す情報を含む測定制御情報(Measurement Configuration)を生成して送信部111に出力する。
ステップS303において、送信部111は、測定制御情報(Measurement Configuration)を無線端末200に送信する。無線端末200は、測定制御情報(Measurement Configuration)を受信して記憶する。
ステップS304において、無線端末200は、LTEシステムを含む複数の無線通信システムについて無線品質の測定を行う。例えば、無線端末200は、LTE基地局100、LTE基地局300、CDMA基地局400及びGSM基地局500それぞれが送信するRSSI又はSINRを無線品質として測定する。具体的には、RSSIは、参照信号の受信電力(RSRP)であり、SINRは、参照信号の受信品質(RSRQ)である。
ステップS305において、無線端末200は、測定した無線品質に対し、測定制御情報(Measurement Configuration)に含まれるオフセット値を付加する。
ステップS306において、無線端末200は、複数の無線通信システムについての無線品質を示す情報を含む測定結果報告(Measurement Report)をLTE基地局100に送信する。ここで、当該無線品質には、オフセット値が付加されている。LTE基地局100は、測定結果報告(Measurement Report)を受信する。
ステップS307において、LTE基地局100は、無線端末200とLTE基地局100との間の無線品質と、無線端末200と他の無線基地局との間の無線品質とを比較する。そして、ハンドオーバ判定部124は、無線端末200とLTE基地局100との間の無線品質よりも、無線端末200と他の無線基地局との間の無線品質が良好である場合、LTE基地局100は、当該他の無線基地局へのハンドオーバを無線端末200に行わせると判定する。
LTE基地局100は、ハンドオーバ判定部124によってハンドオーバ先として選定された他の無線基地局に対して無線端末200の受け入れ可否を確認(ステップS308.S309)した後、ステップS310において、当該他の無線基地局へのハンドオーバ指示(Handover Command)を生成する。送信部111は、生成されたハンドオーバ指示(Handover Command)を無線端末200に送信する。
(3.3)作用・効果
LTE基地局100は、無線端末200における測定を制御することによって、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が低い場合には優先的にCDMAシステム又はGSMシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせる。LTE基地局100は、無線端末200における測定を制御することによって、無線端末200が利用中の通信サービスの種別に要求される通信速度が高い場合には優先的にLTEシステムへのハンドオーバを無線端末200に行わせる。
これにより、低速な通信サービスを利用中の無線端末200がLTE基地局100に接続することによるLTE基地局100の負荷を低減できる。LTE基地局100の負荷を低減できるため、高速な通信サービスを利用中の無線端末200がLTE基地局100に接続した場合のサービス品質を向上させることができる。
以上のように、LTEシステムの無線リソースを高速な通信サービスを利用中の無線端末200に優先的に使用させることができ、LTEシステムの無線リソースを有効活用できる。さらに、LTEシステムから既存無線通信システム(CDMAシステム又はGSMシステム)へのハンドオーバを積極的に行わせることで、より柔軟に負荷分散を図ることができる。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態及び実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
(4.1)変更例1
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、通信サービスの種別として、音声通話サービス、WEBブラウジングサービス、及びファイル転送サービスを説明したが、これらの通信サービスに限定されるものではない。
例えば、高速な通信速度が要求される通信サービスとしては、ファイル転送サービス以外にも、動画ストリーミングサービスや双方向ゲームアプリケーション等がある。低速な通信速度が要求される通信サービスとしては、音声通話サービス以外にも、メールサービス等がある。
(4.2)変更例2
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、LTEシステムからのハンドオーバ先としてGSMシステム及びCDMAシステムを説明した。しかしながら、GSMシステム及びCDMAシステムに限らず、他の無線通信システム(例えばWiMAX(登録商標)やiBurst(登録商標)など)をハンドオーバ先としてもよい。
さらに、ハンドオーバ指示を送信する無線基地局がLTE基地局100であったが、基地局主導のハンドオーバを採用する無線通信システムの無線基地局であればよく、LTE基地局100に限定されない。
(4.3)変更例3
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、LTEの仕様で定められているRRMについて特に言及しなかったが、第1実施形態及び第2実施形態に係るハンドオーバ制御方法と、LTEの仕様で定められるRRMとを併用してもよい。RRMには、RBC(Radio Bearer Control), RAC(Radio Admission Control), CMC(Connection Mobility Control), DRA(Dynamic Resource Allocation), ICIC(Inter-cell Interference Coordination), Load Balance(LB), Inter-RAT Radio Resource Management, Subscriber Profile ID for RAT/Frequency Priorityなどある。
(4.4)変更例4
上述した第1実施形態では、LTE基地局100が、無線端末200が利用中の通信サービスの種別と無線品質とに応じてハンドオーバ先の無線基地局を決定していた。上述した第2実施形態においては、LTE基地局100が、無線端末200との無線通信の通信速度と無線品質とに応じてハンドオーバ先の無線基地局を決定していた。しかしながら、LTE基地局100が周辺の無線基地局を予め把握しているような場合には、無線品質を考慮せずにハンドオーバ先の無線基地局を決定してもよい。
(4.5)変更例5
上述した第3実施形態では、通信サービスの種別に応じてオフセット値を付加するケースについて説明したが、このような方法を、第2実施形態に適用し、無線通信の通信速度に応じてオフセット値を付加するとしてもよい。
(4.6)変更例6
上述した第3実施形態では、LTE基地局100は、ハンドオーバ指示を無線端末200に送信する前に、無線端末200の受け入れ可否を他の無線基地局に問い合わせていたが、このような方法は、第1実施形態及び第2実施形態に対しても適用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2009−174697号(2009年7月27日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る無線基地局及びハンドオーバ制御方法によれば、複数の無線通信システムが存在する場合において、高速通信可能な無線通信システムを有効活用できるため、移動体通信などの無線通信において有用である。

Claims (6)

  1. 達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局であって、
    前記無線端末が利用中の通信サービスの種別を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する送信部と
    を備える無線基地局。
  2. 前記無線端末と他の無線基地局との間の無線品質を示す情報を前記無線端末から受信する受信部をさらに備え、
    前記送信部は、前記無線品質が良好であり、且つ、前記他の無線基地局が、前記検出部が検出した通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、前記他の無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する請求項1に記載の無線基地局。
  3. 達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局であって、
    前記無線端末との無線通信の通信速度を測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する送信部と
    を備える無線基地局。
  4. 前記無線端末と他の無線基地局との間の無線品質を示す情報を前記無線端末から受信する受信部をさらに備え、
    前記送信部は、前記無線品質が良好であり、且つ、前記他の無線基地局が、前記測定部によって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局である場合、前記他の無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線端末に送信する請求項3に記載の無線基地局。
  5. 達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局が、前記無線端末が利用中の通信サービスの種別を検出するステップと、
    前記検出するステップによって検出された通信サービスの種別に要求される通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線基地局から前記無線端末に送信するステップと
    を含むハンドオーバ制御方法。
  6. 達成可能な通信速度が異なる複数の無線通信システム間でハンドオーバを行うことができる無線端末との無線通信を行う無線基地局が、前記無線端末との無線通信の通信速度を測定するステップと、
    前記測定するステップによって測定された通信速度に対応する無線通信システムの無線基地局へのハンドオーバの指示を前記無線基地局から前記無線端末に送信するステップと
    を含むハンドオーバ制御方法。
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