JPWO2011007422A1 - シガレットパッケージ - Google Patents

Abstract

【課題】被収容物に対する密封性を確保しつつ、フィルム包装を省略することができるシガレットパッケージを提供する。【解決手段】フィルム材を紙とヒートシール材で挟み込んだ内包紙を折り込んで略直方体形状に形成され、内箱本体（１３）の上面から前面（５２）の上部に亘って略平行に紙（１５）を切断して前記フィルム材（１７）に切り込みが到達している２本のハーフカットライン（１）と、内箱本体（１３）の前面（５２）の上部における折り重なり部分（５５）の外側包紙（５４）を貫通して切り込まれたカットライン（３）と、折り重なり部分（５５）の内側包紙と外側包紙（５４）とをカットライン（３）を囲んだ位置で接着するヒートシール部（１１）と、を含む内体（８）とからなり、カットライン（３）の上側で、かつヒートシール部（１１）の下側における外側包紙（５４）の外面と前リッド内面が接着されている。

Description

本発明は、内体を収容した外箱からなるパッケージに関し、より詳しくは、シガレットパッケージに関するものである。

被収容物を収容する包装容器としては、被収容物の性質を考慮し、種々のものが開発されている。被収容物が、例えば、フィルタシガレットやシガレット等のたばこ商品である場合、その包装容器（シガレットパッケージ）としては、ヒンジリッド型パッケージが知られている。

ここで、ヒンジリッド型パッケージの１つの形態としては、例えば、特許文献１に示されるタングリッドボックスのようなタングリッド型パッケージが各種提案されている。

従来公知のタングリッド型パッケージは、開口端を有する外箱本体と、この外箱本体の開口端を開閉するリッドと、外箱本体内に収容された内容物とを含み、この内容物は、複数の棒状喫煙物品の束と、この束を包み込んだ内体とからなっている。更に、この種のパッケージは通常、透明なフィルムにより更に包み込まれ、このフィルム包装は開封テープを有している。

ところで、パッケージのフィルム包装は、近年の省資源化の流れからすると、省略することが好ましい。

しかしながら、フィルム包装は、大気の影響、例えば、湿気や環境下の不快なにおい等がパッケージ内部に収容されている被収容物に及ばないように、密封性を保持するためになされているので、このフィルム包装を省略するとパッケージ内の被収容物の品質が低下するおそれがある。

特開平１１−４９１３４号公報

本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、被収容物に対する密封性を確保しつつ、フィルム包装を省略することができるシガレットパッケージを提供することを目的とする。

前記目的を達成するため、請求項１の発明では、前面上部に設けられた切欠と連続して上面に形成された開口端とを有する略直方体形状の外箱本体と、前記開口端の後縁にリッドヒンジを介して回動可能に連結されたリッド本体であって、前記開口端を覆う上リッドと、前記切欠を含んだ外箱本体の前面上部を覆う前リッドと、を含むリッド本体と、フィルム材を紙とヒートシール材で挟み込んだ略矩形の内包紙を折り込んで前面上部で前記内包紙が一部折り重なって接着により密封されて略直方体形状に形成され、前記外箱本体内に収容する内箱本体からなる内体であって、記内箱本体の上面から前面上部に亘って略平行に延びる２本の開封伝播ラインと、両端が前記開封伝播ラインと連続するように前記折り重なり部分の外側包紙に形成されている開封開始ラインと、該開封開始ラインを囲んで前記内箱本体の前面上部における内側包紙と前記外側包紙とを接着するヒートシール部と、を含む内体とからなり、前記開封開始ラインの上側で、かつ前記ヒートシール部の下側における前記外側包紙の外面と前記前リッド内面とが接着され、前記開封伝播ラインは、前記内包紙の一部を残して切り込まれて形成されていることを特徴とするシガレットパッケージを提供する。

また、請求項２の発明では、請求項１の発明において、前記開封開始ラインは、前記外側包紙を貫通して切り込まれて形成されていることを特徴としている。

また、請求項３の発明では、請求項１又は２の発明において、前記開封開始ラインは、略Ｖ字形状に形成されていることを特徴としている。

請求項１の発明によれば、ヒートシール部が開封開始ラインを囲んだ位置で内側包紙と外側包紙を接着するため、内体の内部と外部における開封開始ラインを介した空気の流通を確実に遮断することができる。また、開封伝播ラインは内包紙の一部を残して切りこまれているため、内体の密封は確保されている。したがって、外箱本体に対してフィルム包装をすることなく、内体は密封されるので、被収容物に対する外部からの影響を防止することができる。一方で、開封開始ラインの上側で、かつヒートシール部の下側における外側包紙の外面と前リッド内面が接着されているので、リッド本体を回動させたときにこれに伴って開封開始ラインより上側の外側包紙が引っ張られ、開封伝播ラインに沿って内包紙が切断される。したがって、被収容物を開口端から取り出す状態にすることができる。すなわち、リッド本体を回動させる動作のみで、内体の密封を解き、被収容物を取り出すことができる状態にすることができる。また、内包紙に開封開始ラインと開封伝播ラインを設けるだけで内体を形成することができるので、内包紙としてロール紙を用いることができ、生産性が向上する。

請求項２の発明によれば、開封開始ラインは、外側包紙を貫通して切り込まれて形成されている。このため、リッド本体を回動させたときに、開封開始ラインから開封伝播ラインに沿って容易に内包紙を切断することができる。

請求項３の発明によれば、開封開始ラインが略Ｖ字形状に形成されているため、リッド本体を回動させたときの負荷を低減することができ、ハーフカットラインに沿ってきれいに内体を開封することができる。

実施例に係るタングリッド型パッケージの開封前の状態を示す斜視図である。 実施例に係るタングリッド型パッケージのタングリッドを開いた状態を示す斜視図である。 実施例に係るタングリッド型パッケージのタングリッドを開いた状態を後方下側よりみた斜視図である。 図１の状態の実施例に係るタングリッド型パッケージに収容されている内体を示す斜視図である。 図２の状態の実施例に係るタングリッド型パッケージに収容されている内体を示す斜視図である。 内包紙の内面側を示した展開図である。 図６のＡ−Ａ断面図である。

以下、本発明に係るシガレットパッケージについて、図面を参照して説明する。なお、以下ではヒンジリッド型パッケージのタングリッド型パッケージを例にして説明するが、本発明は通常のヒンジリッド型パッケージにも適用できる。

図１〜３は、一実施例のタングリッド型パッケージを示す。図４は図１の状態のパッケージに収容された内体の概略斜視図であり、図５は図２の状態のパッケージに収容される。

このシガレットパッケージ２は、外箱本体４と、この外箱本体４に連結されているリッド本体となるタングリッド６と、外箱本体４内に収容された内体８とからなる。この内体８に被収容物たるたばこ商品１０が収容される。そして、タングリッド６は、上リッドとなるリッド５と、前リッドとなるタング７とを有している。

外箱本体４は、上面に開口端２２を有する略直方体形状をなし、１個の内体８を収容可能な大きさを有している。より詳しくは、外箱本体４は、前壁１４と、前壁１４と同寸法にして前壁１４と対向配置された後壁１６と、前壁１４及び後壁１６のそれぞれ対応する側縁を相互に連結する一対の側壁１８と、前壁１４、後壁１６及び側壁１８の下端に連結された底壁２０とを備えている。

前壁１４は、その上部中央に形成された切欠２４を有し、この切欠２４は開口端２２の一部を形成する。切欠２４はその下端縁を扁平なＶ字状に屈曲させた略矩形状をなしている。更に、前壁１４には切欠２４の下方に差込スリット２６が形成されており、この差込スリット２６は、切欠２４の下端縁に沿うようしにて同様な扁平なＶ字状をなし、前壁１４の一方の側縁から他方の側縁に亘って延びている。ここで、切欠２４は、切欠２４に対応する形状の切欠片２８が前壁１４から切り離されることにより形成され、ここでの切り離しはタングリッド６が最初に開かれる際になされる。つまり、パッケージが製造された直後にあっては、切欠片２８は、前壁１４の上部中央において、切欠２４が形成される予定の領域に、分離線で区画されて形成される。この分離線は、例えば、穿孔列から形成されている。分離線にて隣接する穿孔は均一な長さを有するか、又は、互いに異なる長さを有する。切欠片２８は、分離線に沿って前壁１４から容易に引き離すことができる。

後壁１６は、その上端にリッドヒンジ３０を備えており、このリッドヒンジ３０を介してタングリッド６が後壁１６に回動可能に連結されている。リッドヒンジ３０は、両側壁１８における後縁上端間に亘って延びている。

リッド５は外箱本体４の上面と同一サイズの矩形状をなし、その裏面の両側部に矩形状のインナトップフラップ３２をそれぞれ備えている。インナトップフラップ３２は、側壁１８の上端縁に分離可能に接続する分離線を介して接続され、パッケージの製造直後にあっては内体８の上面両側部に重ね合わせた状態で、リッド５の裏面に接着されている。それ故、タングリッド６が最初に開かれたとき、インナトップフラップ３２は対応する側壁１８から分離線に沿って切り離され、リッド５の裏面に保持されることで、リッド５の補強をなすとともに、外箱本体４の成形性を高める働きをする。

前述したタング７は、リッド５にタングヒンジ３４を介して連結されている。

上述のタングリッド６は前述したリッドヒンジ３０を中心に回動されることで、そのリッド５により外箱本体４の開口端２２を開閉することができ、この開口端２２が閉じられたとき、タングリッド６のタング７は前壁１４に重ね合わされる。

より詳しくは、タング７は、タング本体３６と、差込み片３８とを含み、タング本体３６は前壁１４の切欠２４又は切欠片２８を覆う大きさを有する。具体的には、タング本体３６は、その先端部が先細状となった略矩形状をなし、その基端がタングヒンジ３４を介してリッド５の前端縁に回動可能に連結されている。

差込み片３８は、タング本体３６の先端縁にヒンジ４４を介して回動自在に連結されている。この差込み片３８は、タング本体３６の先端部の延長部分をなす基部と、この基部から延びる三角形状の先端部を有する。つまり、差込み片３８における基部の側縁は、タング本体３６における先端部の対応する側縁の延長線上に位置付けられている。このため、タング７は、全体として先端にいくに従い細くなる形状をなし、差込み片３８は前述した外箱本体４の差込スリット２６に差し込み易くなっている。

パッケージが製造される際、タング本体３６はその基部の両側縁に分離線を介し、頂部を切り落とした略三角形状の耳部材４０がそれぞれ接続されている。パッケージの製造直後、耳部材４０は、外箱本体４の対応する側の側壁１８の上部に重ね合わされ、この側壁１８に接着されている。つまり、タングリッド６が最初に開かれる際、耳部材４０は、タング本体３６から分離線に沿って切り離されて側壁１８の上部に残り、開口端２２の補強をなすとともに、パッケージの製造からタングリッド６が最初に開かれるまでの間、タング７を外箱本体４の前壁１４に密着して保持させ、パッケージの密封性を高める働きをする。

内体８は、図４に示すように略直方体形状をなし、この場合、その内部のたばこ商品１０は長さが８５ｍｍのキングサイズのフィルタシガレットであり、その本数は２０本である。

内体８の内包紙１２（図６参照）は矩形形状をなし、たばこ商品１０の商品束の回りに折り込まれ、この商品束を密封する内箱本体１３を形成する。より詳しくは、先ず、内包紙１２は商品束の長手方向に沿って巻き付けられ、そして、商品束の上部にて、その両端縁を合掌形態で重ね合わした折り重なり部分５５が形成される。この折り重なり部分５５は、外側包紙５４と内側包紙５６が重なって形成されている。このような折り重なり部分５５は内包紙１２の幅方向全域に亘って延び、この後、図４から明らかなように外側包紙５４は商品束の下部に向けて折り込まれ、上述の巻き付けにより形成された内箱本体１３の前面５２に重ね合わされる。

上述した折り重なり部分５５が形成されると、内包紙１２は商品束の両側からそれぞれ突出する矩形部位を形成する。これら矩形部位はその上下でのガセット折りを経て、対応する側の商品束の側面を覆うべく折り込まれ、内箱本体１３の側面をそれぞれ形成する。ここでの折り込みは、この内箱本体１３の側面の中央にて合掌状態で重ね合わせた縦シール５０を形成し、この縦シール５０は内箱本体１３の側面全域に亘って、その長手方向に延びている。この後、縦シール５０は例えば内箱本体１３の前面５２に向けて折り込まれることで、内箱本体１３の側面に重ね合わされ、この時点で、内体８の成形が完了する。

更に詳しくは、上述した折り重なり部分５５は、一方の縦シール５０から内体８の幅方向全域に亘って横断し、そして、他方の縦シール５０まで延びている。なお、折り重なり部分５５の両端部は縦シール５０とオーバラップした状態にある。

図４に示すように、内箱本体１３の上面から前面上部に亘って、平行な２本のハーフカットライン（開封伝播ライン）１が形成されている。このハーフカットライン１は、後述するように、内包紙１２（図６参照）を構成する層の一部を残して切断ラインを形成したものである。また、この２本のハーフカットライン１と連続してカットライン（開封開始ライン）３が形成されている。より詳しくは、カットライン３の両端はハーフカットライン１と連続し、略Ｖ字形状に形成される。以下では、カットライン３は、内包紙１２を貫通して切り込まれたものとして説明する。カットライン３は、ハーフカットライン１と同様に、内包紙の一部を残して切り込んで形成してもよい。

上述した折り重なり部分５５では、内側包紙５６と外側包紙５４がヒートシールにより接着されている。ヒートシールが施されるヒートシール部１１は、カットライン３を囲んだ位置に形成される。より詳しくは、ヒートシール部１１は、カットライン３を囲み、内箱本体１３の前面の両側縁に亘って形成される。これにより、内体８の内部と外部におけるカットライン３を介した空気の流通を確実に遮断することができる。また、上述したように、カットライン３と連続したハーフカットライン１は、完全に内包紙１２を貫通していないので、ヒートシール部１１、縦シール５０と相俟って、内体８の密封は確保されている。したがって、外箱本体４をフィルム材で覆うことなく、内体８に収容された被収容物（たばこ商品１０）に対する外部からの影響を防止することができる。

カットライン３の上側で、かつヒートシール部１１の下側における外側包紙５４の外面と、前リッドたるタング７のタング本体３６の内面は接着剤９により接着される。より詳しくは、カットライン３の上側に沿った位置（図では４カ所）における外側包紙５４の外表面と、タング本体３６の内面に固定された切欠片２８の内面が接着剤９により接着される。したがって、図２に示すように、リッド本体たるタングリッド６を回動させたときに、これに伴ってカットライン３より上側の外側包紙が引っ張られ、カットライン３の上側のヒートシール部１１がはがされ、ハーフカットライン１に沿って内包紙１２が切断される。すなわち、図５に示すように、ハーフカットライン１とカットライン１で囲まれた内包紙１２が内箱本体１３の上面後端縁を軸にして回動し、開いた状態となる。これにより、内箱本体１３に収容された被収容物（たばこ商品１０）を開口端から取り出せるようになる。すなわち、タングリッド６を回動させる動作のみで、内体８の密封を解き、たばこ商品１０を取り出すことができる状態にすることができる。従来では、ハーフカットライン１の部分にミシン目を入れることが主流であったが、これをヒートシール材１９を残したハーフカットライン１とすることにより、密封性を確保しつつ、開封性の向上を図ることができる。

また、カットライン３を略Ｖ字形状にすることにより、タングリッド６を回動させるときにその負荷を低減させることができ、ハーフカットライン１に沿ってきれいに内体８を開封することができる。

図６は、内包紙の内面側を示した展開図である。図７は図６のＡ−Ａ断面図である。

内包紙１２は、略矩形状をなしており、図６中の１点鎖線は、商品束が内包紙１２により包み込まれたとき、内包紙１２に形成される折込み線２１を示している。この展開図から明らかなように、折込み線２１により区画された内包紙１２の各領域は前述した内箱本体１３の各部を形成する。図７に示すように、内包紙１２は紙１５とフィルム材１７とヒートシール材１９の３層構造からなる。フィルム材１７は例えばＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）である。ヒートシール材１９は熱溶着性フィルムにより形成されており、このヒートシール材１９により前述したヒートシール部１１及び縦シール５０の形成を可能とする。なお、内包紙１２を折り込んだ際に、ヒートシール材１９が内側となる。

より詳しくは、内包紙１２の各領域には、内箱本体１３の前面５２の一部となる内側包紙５６、内箱本体１３の底面となる底面領域８０、内箱本体１３の後面となる後面領域８６、内箱本体１３の上面となる上面領域９２及び内箱本体１３の前面５２の外側包紙５４が含まれている。更に、領域５６，８０，８６，９２，５４の左右には、内箱本体１３の側面を形成する側面領域６６，８２，８８，９４，１００がそれぞれ位置している。

前述の説明から明らかなように、外側包紙５４と内側包紙５６は互いに重ね合わされ、ヒートシールにより、折り重なり部分５５を形成する。また、左右の側面領域においては、同一側の側面領域の外側縁部５０ａが互いに重ね合わされ、ヒートシールにより縦シール５０をそれぞれ形成する。なお、縦シール５０は折り重なり部分５５の端部を含んでいる。

また、図６から明らかなように、外側包紙５４には、前述した略Ｖ字形状のカットライン３が形成されている。一方、上面領域９２と外側包紙５４に亘って、平行な２本のハーフカットライン１が形成されている。ハーフカットライン１は、図７に示すように、紙１５を切断してフィルム材１７まで切り込みが到達したものであり、残りのフィルム材１７と、ヒートシール材１９を残したものである。ただし、ハーフカットライン１の切り込み深さはこれに限定されるものではなく、紙１５の途中まで切り込まれていてもよいし、ヒートシール材１９の途中まで切り込まれていてもよい。内包紙１２の一部を残すようにして切り込まれていれば、どの層まで切り込まれているかは特に限定されない。このような構成により、ハーフカットライン１の部分では、空気が流通することはない。なお、図７では、ハーフカットライン１をわかりやすいように大きく表示している。このように、内包紙１２にカットライン３とハーフカットライン１を設けるだけで密封性が確保される内体８を形成することができるので、内包紙１２としてロール紙を用いることができ、生産性が向上する。なお、内包紙１２としては、枚葉紙を用いてもよい。また、ハーフカットラインは紙１５およびフィルム材１７を切断してヒートシール材１９のみを残して形成してもよい。

更に、側面領域８２，９４内の１点鎖線は、これら側面領域８２，９４にて前述のガセット折りがなされることを示す。

本発明は上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本実施例では、キングサイズのたばこ商品の２０本パックを１個収容するタイプについて説明したが、長さが９５ｍｍ程度のスーパーキングサイズのたばこ商品２０本を収容するインナパック１個を収容するタイプに適用しても構わない。また、収容できる商品としては、たばこ商品に限定されるものではなく、お菓子などの食品等他の商品であってもよく、本発明のシガレットパッケージは、これら商品のパッケージとしても適用することができる。

１ ハーフカットライン
２ パッケージ
３ カットライン
４ ケース本体
５ リッド
６ タングリッド
７ タング
８ 内体
９ 接着剤
１０ たばこ商品
１１ ヒートシール部
１２ 内包紙
１３ 内箱本体
１４ 前壁
１５ 紙
１６ 後壁
１７ フィルム材
１８ 側壁
１９ ヒートシール材
２０ 底壁
２１ 折り込み線
２２ 開口端
２４ 切欠
２６ 差込スリット
２８ 切欠片
３０ リッドヒンジ
３２ インナトップフラップ
３４ タングヒンジ
３６ タング本体
３８ 差込み片
４０ 耳部材
４４ ヒンジ
５０ 縦シール
５２ 前面
５４ 外側包紙
５６ 内側包紙

Claims (3)

1. 前面上部に設けられた切欠と連続して上面に形成された開口端とを有する略直方体形状の外箱本体と、
   前記開口端の後縁にリッドヒンジを介して回動可能に連結されたリッド本体であって、前記開口端を覆う上リッドと、前記切欠を含んだ外箱本体の前面上部を覆う前リッドと、を含むリッド本体と、
   フィルム材を紙とヒートシール材で挟み込んだ略矩形の内包紙を折り込んで前面上部で前記内包紙が一部折り重なって接着により密封されて略直方体形状に形成され、前記外箱本体内に収容する内箱本体からなる内体であって、
   前記内箱本体の上面から前面上部に亘って略平行に延びる２本の開封伝播ラインと、両端が前記開封伝播ラインと連続するように前記折り重なり部分の外側包紙に形成されている開封開始ラインと、該開封開始ラインを囲んで前記内箱本体の前面上部における内側包紙と前記外側包紙とを接着するヒートシール部と、を含む内体とからなり、
   前記開封開始ラインの上側で、かつ前記ヒートシール部の下側における前記外側包紙の外面と前記前リッド内面とが接着され、
   前記開封伝播ラインは、前記内包紙の一部を残して切り込まれて形成されていることを特徴とするシガレットパッケージ。
2. 前記開封開始ラインは、前記外側包紙を貫通して切り込まれて形成されていることを特徴とする請求項１に記載のシガレットパッケージ。
3. 前記開封開始ラインは、略Ｖ字形状に形成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のシガレットパッケージ。

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