JPWO2010150342A1 - 通信システム、送信局、移動局および通信方法 - Google Patents

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Abstract

基地局と移動局間で送受される制御情報量を小さく抑えつつ、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることを課題とする。この課題を解決するために、基地局は、各移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定し、決定した割当可能性領域内で、各移動局に割り当てる周波数帯を決定する。そして、基地局は、割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、周波数帯の割り当てを示す情報である割当情報とを移動局へ送信する。そして、基地局と移動局とは、割当可能性領域情報および割当情報に従って相互に通信を行う。

Description

本発明は、通信システム、送信局、移動局および通信方法に関する。
移動通信システムにおいて、基地局から送信された信号は、反射や回折、散乱により様々なパス(「伝搬路」とも呼ばれる)を伝搬して移動局に到達する。図19に示した例を用いて説明する。図19は、マルチパスを説明するための図である。図19に示した例において、基地局91から送信された信号は、パスPT1〜3を伝搬して移動局92へ到達している。このように、1つの信号が伝搬する複数のパスは、マルチパスと呼ばれている。
上記例のように、信号がマルチパスにより伝搬する場合、かかる信号が移動局に到着する時刻は、パスによって異なる。図20に示した例を用いて説明する。図20は、時間領域における電力プロファイルの一例を示す図である。図20に示した例では、パスPT1を伝搬した信号が最初に移動局に到達し、次にパスPT2を伝搬した信号が移動局に到達し、次にパスPT3を伝搬した信号が移動局に到達している。このため、図21に示した例のように、移動局が受信する信号は、周波数領域において大きな振幅変動が発生する。
そこで、移動通信システムには、通信におけるチャネル品質が良好である周波数帯域を選択して、選択した周波数帯域を用いて通信を行うものがある。具体的には、基地局は、移動局との通信に用いることが可能な周波数帯域(以下、「システム帯域」と言う)から、チャネル品質が良好である周波数帯域を各移動局に割り当てる。そして、基地局は、割り当てた情報である割当情報を各移動局に送信する。そして、基地局と移動局とは、割り当てた周波数帯域を用いて通信を行う。このような周波数帯域の割当処理は、周波数スケジューリングと呼ばれることがある。
図22に示した例を用いて説明する。なお、図22に示した例では、基地局91が、3台の移動局92a〜92cと通信を行うものとする。図22に示した例のように、基地局91と移動局92aとの通信におけるチャネル品質は、周波数帯Aにおいて良好である。よって、図22に示した例において、基地局91は、周波数帯Aを移動局92aに割り当てることにより、周波数帯Aを用いて移動局92aと通信を行っている。同様の理由により、図22に示した例において、基地局91は、周波数帯BおよびDを用いて移動局92bと通信を行い、周波数帯CおよびEを用いて移動局92cと通信を行っている。
このような周波数スケジューリングを行う場合、基地局は、移動局からチャネル品質を示す品質情報を取得したり、自身でチャネル品質を測定したりする。図23、図24を用いて具体的に説明する。図23は、下りリンク(「ダウンリンク」とも呼ばれる)における共通パイロットの一例を示す図である。また、図24は、上りリンク(「アップリンク」とも呼ばれる)におけるチャネル品質測定用パイロットの一例を示す図である。
例えば、基地局は、移動局と下りリンクの通信を行う場合、図23に示すように、システム帯域全体を用いてパイロット信号を各移動局へ送信する。各移動局は、基地局から受信したパイロット信号を用いてチャネル品質を測定し、測定したチャネル品質を示す品質情報を基地局へ送信する。そして、基地局は、各移動局から受信した品質情報に基づいて、周波数スケジューリングを行う。
また、例えば、上りリンクの通信を行う場合、各移動局は、図24に示した例のように、チャネル品質測定用のパイロット信号を基地局へ送信する。基地局は、かかるチャネル品質測定用パイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定し、測定したチャネル品質に基づいて周波数スケジューリングを行う。
なお、図24に示した例では、移動局92aは、パイロット信号の送信周期ごとに、システム帯域全体を用いてチャネル品質測定用のパイロット信号を送信している。一方、移動局92bおよび92cは、パイロット信号の送信周期ごとに、周波数帯を変更しながらチャネル品質測定用のパイロット信号を送信している。すなわち、移動局92bおよび92cは、周波数ホッピングにより、パイロット信号を複数回送信することにより、システム帯域全体をカバーしている。
上述してきた周波数スケジューリングを行う伝送方式の一例として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が知られている。OFDMを用いる場合、基地局は、移動局に割り当てる周波数帯域を、ビットマップ形式により指定する。そして、基地局は、ビットマップ形式により割り当てた周波数帯域の情報である割当情報を移動局へ送信する。
具体的には、図25に示した例のように、システム帯域幅を、移動局に割り当てる最小の帯域幅(以下、「最小割当帯域幅」と言う)によりリソースブロックに区切り、区切ったリソースブロックごとに、移動局に割り当てるか否かをビットにより指定する。なお、図25に示した例では、ビットマップに「1」を設定されているリソースブロックは、通信に用いられることを示し、ビットマップに「0」を設定されているリソースブロックは、通信に用いられないことを示すものとする。
すなわち、図25に示した例では、基地局は、移動局92aに対して、リソースブロックB11〜B21のうち、リソースブロックB11〜13を移動局92aに割り当てている。また、基地局は、移動局92bに対して、リソースブロックB14、B15、B17を割り当て、移動局92cに対して、リソースブロックB16、B18〜B21を割り当てている。
3GPP,TS36.211 V8.5.0 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Physical Channels and Modulation(Release 8) 3GPP,TS36.213 V8.5.0 Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Physical layer procedures(Release 8)
しかしながら、上述した従来技術には、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることが困難であるという問題があった。具体的には、各移動局に割り当てる周波数帯域を細かくするためには、最小割当帯域幅を小さくすることになるが、かかる場合、割当情報のサイズが大きくなってしまう。例えば、伝送方式としてOFDMを用いている場合、ビットマップ形式により指定するビット数が増大してしまう。このため、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てると、基地局と移動局間で送受される制御情報量が増大してしまう。
そこで、1つの側面では、移動局に周波数帯域を細かく割り当てることを目的とする。
第1の案では、例えば、通信システムは、送信局と移動局とを有する通信システムであって、前記送信局は、前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する領域決定部と、前記移動局との通信における品質を示す品質情報に基づいて、前記領域決定部によって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定部と、前記領域決定部によって決定された割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、前記割当決定部によって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報とを、前記移動局へ送信する送信部とを備え、前記移動局は、前記送信部によって送信された割当可能性領域情報と割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行う。
また、第2の案では、例えば、通信システムは、送信局と移動局とを有する通信システムであって、前記送信局は、前記移動局によって送信される品質測定用の信号であるパイロット信号に基づいて、前記移動局との通信における品質を測定する品質測定部と、前記移動局によって過去に送信された前記パイロット信号の周波数帯を、前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域にすることを決定する送信局領域決定部と、前記品質測定部によって測定された品質を示す品質情報に基づいて、前記送信局領域決定部によって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定部と、前記割当決定部によって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報を前記移動局へ送信する送信部とを備え、前記移動局は、該移動局によって過去に送信されたパイロット信号の周波数帯を、前記送信局との通信に用いる可能性がある割当可能性領域にすることを決定する移動局領域決定部と、前記移動局領域決定部によって決定された割当可能性領域と、前記送信部によって送信された割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行う通信部とを備える。
各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
図1は、実施例1に係る通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1における基地局による周波数スケジューリング処理の一例を示す図である。 図3は、実施例1における基地局の構成例を示す図である。 図4は、割当可能性領域情報や割当情報がマッピングされるサブチャネルの一例を示す図である。 図5は、実施例1における移動局の構成例を示す図である。 図6は、実施例1に係る通信システムによる周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。 図7は、実施例2における基地局の構成例を示す図である。 図8は、実施例2における移動局の構成例を示す図である。 図9は、実施例2に係る通信システムによる周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。 図10は、周波数スケジューリング処理の一例を示す図である。 図11は、実施例3における基地局の構成例を示す図である。 図12は、実施例3における移動局の構成例を示す図である。 図13は、実施例3における基地局および移動局による割当可能性領域決定処理の一例を説明するための図である。 図14は、実施例3における基地局および移動局による割当可能性領域決定処理の一例を説明するための図である。 図15は、実施例3における基地局および移動局による割当可能性領域決定処理の一例を説明するための図である。 図16は、実施例3に係る通信システムによる周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。 図17は、実施例4における基地局の構成例を示す図である。 図18は、実施例4における移動局の構成例を示す図である。 図19は、マルチパスを説明するための図である。 図20は、時間領域における電力プロファイルの一例を示す図である。 図21は、周波数選択性チャネルの一例を示す図である。 図22は、従来の周波数スケジューリング処理の一例を示す図である。 図23は、下りリンクにおける共通パイロットの一例を示す図である。 図24は、上りリンクにおけるチャネル品質測定用パイロットの一例を示す図である。 図25は、ビットマップ指定による割当情報の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例では、伝送方式の1例としてOFDMを用いる通信システムについて説明する。しかし、本発明は、OFDM以外の伝送方式であっても、FDM(Frequency Division Multiplexing)に関連する伝送方式を用いる通信システムにも適用することができる。例えば、本発明は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、DFTS(Discrete Fourier Transform Spread)−OFDMやClustered DFTS−OFDMなどの伝送方式を用いる通信システムにも適用することができる。
なお、実施例1では、本発明を下りリンクの通信に適用する場合について説明し、実施例2では、本発明を上りリンクの通信に適用する場合について説明する。また、実施例3以降では、本発明の他の実施例について説明する。
[通信システムの構成]
まず、図1を用いて、実施例1に係る通信システム1について説明する。図1は、実施例1に係る通信システム1の構成例を示す図である。図1に示した例において、通信システム1は、伝送方式としてOFDMを用いる。通信システム1は、図1に示すように、送信局である基地局10と、移動局100−1〜100−nとを有する。なお、以下の説明では、移動局100−1〜100−nについて、いずれかを特定する必要がない場合には、これらを総称して移動局100と表記することがある。
基地局10は、移動局100−1〜100−nとの間で各種信号の送受を行う。基地局10から送信される信号は、図19に示した例のように、複数のパスを伝搬して移動局100−1〜100−nに到達する。移動局100−1〜100−nは、基地局10から送信された信号を、複数のパスを介して受信する。
実施例1における基地局10は、各移動局との間で下りリンクの通信を行う場合に、まず、各移動局との通信に用いる可能性がある帯域(以下、「割当可能性領域」と言う)を、移動局ごとに決定する。さらに、基地局10は、各移動局から通信の品質を示す品質情報を受信し、受信した品質情報に基づいて、各移動局に割り当てる周波数帯を決定する。このとき、基地局10は、各移動局に割り当てた割当可能性領域内で、各移動局に割り当てる周波数帯を決定する。そして、基地局10は、割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、周波数帯の割り当てを示す情報である割当情報とを移動局100へ送信する。そして、移動局100は、基地局10から受信した割当可能性領域と割当情報とに従って、基地局10から送信される信号を受信する。
図2を用いて具体的に説明する。図2は、実施例1における基地局10による周波数スケジューリング処理の一例を示す図である。なお、図2では、基地局10が、3台の移動局100−1〜100−3との間で下りリンクの通信を行う場合を例に挙げて説明する。
図2に示した例において、基地局10は、システム帯域幅H10のうち、移動局100−1の割当可能性領域を、割当可能性領域H11にすることを決定している。具体的には、基地局10は、図25に示した例と同様に、移動局100−1の割当可能性領域を、システム帯域幅H10と同一の帯域幅である割当可能性領域H11にすることを決定している。
また、図2に示した例において、基地局10は、移動局100−2の割当可能性領域を、割当可能性領域H12にすることを決定している。具体的には、基地局10は、移動局100−2の割当可能性領域を、システム帯域幅H10のほぼ半分の帯域幅である割当可能性領域H12にすることを決定している。また、図2に示した例において、基地局10は、移動局100−3の割当可能性領域を、システム帯域幅H10のほぼ半分の帯域幅である割当可能性領域H13にすることを決定している。
そして、基地局10は、割当可能性領域H11〜H13の中から、実際に移動局100−1〜100−3との通信に用いる周波数帯を割り当てる。例えば、図2に示した例において、基地局10は、割当可能性領域H11を、最小割当帯域幅H110により10個に分割している。そして、基地局10は、分割したリソースブロックの中から、4個のリソースブロックを移動局100−1に割り当てている。具体的には、図2に示すように、基地局10は、分割したリソースブロックのうち、左から1番目および7〜9番目のリソースブロックを移動局100−1に割り当てている。
また、図2に示した例において、基地局10は、割当可能性領域H12を、最小割当帯域幅H120により10個に分割している。そして、基地局10は、分割したリソースブロックのうち、5個のリソースブロックを移動局100−2に割り当てている。また、図2に示した例において、基地局10は、割当可能性領域H13を、最小割当帯域幅H130により10個に分割し、分割したリソースブロックのうち、5個のリソースブロックを移動局100−3に割り当てている。
そして、基地局10は、割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、ビットマップ形式により指定した割当情報とを移動局100−1〜100−3へ送信する。例えば、図2に示した例において、基地局10は、割当可能性領域H11を示す割当可能性領域情報と、ビットマップ形式により指定した「1」、「0」、「0」、・・・、「1」、「1」、「0」という割当情報とを、移動局100−1へ送信する。同様に、基地局10は、割当可能性領域H12を示す割当可能性領域情報と、「0」、「0」、「1」、・・・、「0」、「0」、「1」という割当情報とを、移動局100−2へ送信する。同様に、基地局10は、割当可能性領域H13を示す割当可能性領域情報と、「1」、「1」、「1」、・・・、「0」、「0」、「0」という割当情報とを、移動局100−3へ送信する。
かかる情報を受け付けた移動局100−1〜100−3は、割当可能性領域情報と割当情報とに従って、基地局10から送信される信号を受信する。例えば、移動局100−1は、割当可能性領域H11のうち、ビットマップ形式により「1」に指定されている周波数帯域の信号を受信する。
このように、基地局10は、移動局ごとに、通信に用いる可能性がある割当可能性領域を決定し、決定した割当可能性領域内で、実際に通信を行う周波数帯を決定する。これにより、基地局10は、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
図2に示した例を用いて説明すると、基地局10は、移動局100−2との通信を行う場合に、システム帯域幅H10のほぼ半分の帯域幅を割当可能性領域H12にすることを決定している。そして、基地局10は、割当可能性領域H12を10個に分割しているので、システム帯域幅H10を10分割するよりも、移動局100−2に割り当てる周波数帯を細かくすることができる。さらに、割当可能性領域H12がシステム帯域幅H10よりも小さい帯域幅であるので、基地局10は、割当可能性領域H12を分割する数を多くせずに、移動局100−2に割り当てる周波数帯を細かくすることができる。その結果、基地局10は、割当情報のサイズを増大させることなく、移動局100−2に周波数帯域を細かく割り当てることができる。同様の理由により、基地局10は、移動局100−3に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
なお、図2に示した例において、基地局10は、システム帯域幅H10と同一の帯域幅を割当可能性領域H11にしている。このように、基地局10は、図25に示した例と同様に、システム帯域幅H10と同一の帯域幅を割当可能性領域にすることもできる。
[実施例1における基地局の構成]
次に、図3を用いて、実施例1における基地局10の構成について説明する。図3は、実施例1における基地局10の構成例を示す図である。なお、図3には、主に下りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図3に示した例において、基地局10は、アンテナ11aおよび11bと、無線処理部12aおよび12bと、チャネル品質情報受信部13と、スケジューラ部14と、誤り訂正符号化部15aおよび15bと、データ変調部16aおよび16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部18と、CP(Cyclic prefix)挿入部19とを有する。
アンテナ11aは、外部から送信される信号を受信する。例えば、アンテナ11aは、移動局100から送信される信号を受信する。アンテナ11bは、外部へ信号を送信する。例えば、アンテナ11bは、移動局100へ信号を送信する。なお、図3では、受信用のアンテナ11aと、送信用のアンテナ11bとを有する基地局10の構成例を示したが、基地局10は、1個の送受信用のアンテナを有してもよい。
無線処理部12aは、アンテナ11aによって受信された信号をベースバンド信号へ変換する。チャネル品質情報受信部13は、無線処理部12aによってベースバンド信号へ変換された信号のうち、移動局100から送信された品質情報を受信する。なお、移動局100から送信される品質情報については後述する。
スケジューラ部14は、チャネル品質情報受信部13によって受信された品質情報に基づいて、周波数スケジュール処理を行う。具体的には、スケジューラ部14は、図3に示すように、領域決定部14aと、割当決定部14bとを有する。
領域決定部14aは、移動局100との下りリンクの通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する。例えば、領域決定部14aは、移動局100から品質情報を受信していない場合には、割当可能性領域をランダムに決定する。また、例えば、領域決定部14aは、移動局100から品質情報を受信している場合には、品質情報に基づいて、チャネル品質が良好である周波数帯域を割当可能性領域にする。
領域決定部14aによる処理について例を挙げて説明する。ここでは、基地局10が3台の移動局100−1〜100−3と通信を行うものとする。このような状態において、領域決定部14aは、品質情報を受信していない場合には、例えば、システム帯域を3個の帯域A1〜A3に分割して、分割した帯域A1〜A3を、それぞれ移動局100−1〜100−3の割当可能性領域にしてもよい。または、領域決定部14aは、品質情報を受信していない時点では、図25に示した例のように、システム帯域を移動局100−1〜100−3の割当可能性領域にしてもよい。
また、上記例において、領域決定部14aは、品質情報を受信している場合には、品質が良好である周波数帯域を割当可能性領域にしてもよい。または、領域決定部14aは、品質情報を複数回受信している場合には、過去の品質情報の平均値が良好である周波数帯域を割当可能性領域にしてもよい。
このように、領域決定部14aは、品質情報を受信していない時点では、各移動局の割当可能性領域をランダムに決定し、品質情報を受信した後には、各移動局の割当可能性領域を、チャネル品質が良好である領域に決定するようにしてもよい。
割当決定部14bは、チャネル品質情報受信部13によって受信された品質情報に基づいて、下りリンクの通信に用いる周波数帯を移動局100に割り当てる。具体的には、割当決定部14bは、領域決定部14aによって決定された割当可能性領域内で、移動局100に割り当てる周波数帯を決定する。例えば、割当決定部14bは、プロポーショナルフェアネスや、ラウンドロビンといったアルゴリズムを用いて、移動局100に周波数帯を割り当てる。
そして、スケジューラ部14は、移動局100へ送信するユーザデータ10aと、領域決定部14aによって決定された割当可能性領域を示す割当可能性領域情報10bとを多重化する。続いて、スケジューラ部14は、多重化したデータ10cを誤り訂正符号化部15aへ入力する。また、スケジューラ部14は、割当決定部14bによって割り当てられた周波数帯を示す割当情報10dを、制御情報10eとして誤り訂正符号化部15bへ入力する。なお、実施例1において、割当情報10dは、ビットマップ形式により指定された情報である。
誤り訂正符号化部15aは、スケジューラ部14から入力されたデータ10cに誤り訂正符号を付与する。データ変調部16aは、誤り訂正符号化部15aによって誤り訂正符号化が行われたデータ10cに対して変調処理を行う。そして、データ変調部16aは、変調後のデータをサブキャリアマッピング部17へ出力する。
誤り訂正符号化部15bは、スケジューラ部14から入力された制御情報10eに誤り訂正符号を付与する。データ変調部16bは、誤り訂正符号化部15bによって誤り訂正符号化が行われた制御情報10eに対して変調処理を行う。そして、データ変調部16bは、変調後の制御情報をサブキャリアマッピング部17へ出力する。
サブキャリアマッピング部17は、データ変調部16aによって変調されたデータの変調シンボルと、データ変調部16bによって変調された制御情報の変調シンボルとをサブキャリアにマッピングする。IFFT部18は、サブキャリアマッピング部17によってサブキャリアにマッピングされた変調シンボルに対して、逆高速フーリエ変換処理を行う。これにより、IFFT部18は、周波数領域の変調シンボルを、時間領域の有効シンボルへ変換する。
CP挿入部19は、IFFT部18から入力された有効シンボルの末尾をCP(Cyclic prefix)とし、かかるCPを有効シンボルの先頭に挿入することにより、OFDMシンボルを生成する。無線処理部12bは、CP挿入部19によってCPが挿入されたOFDMシンボルを、所定の無線周波数に変換し、変換した信号をアンテナ11bを介して移動局100へ送信する。
ここで、図4を用いて、割当可能性領域情報や割当情報がマッピングされるサブチャネルについて説明する。図4は、割当可能性領域情報や割当情報がマッピングされるサブチャネルの一例を示す図である。
図4に示した例において、基地局10は、まず、システム帯域全体を用いて共通パイロット信号と、制御信号とを送信する。続いて、基地局10は、ユーザデータを、所定の周波数帯域で多重して各移動局へ送信する。ここで、基地局10は、上述した割当情報を制御信号に含めて移動局100へ送信する。また、基地局10は、上述した割当可能性領域情報を、ユーザデータに含めて移動局100へ送信する。
[実施例1における移動局の構成]
次に、図5を用いて、実施例1における移動局100の構成について説明する。図5は、実施例1における移動局100の構成例を示す図である。なお、図5には、主に下りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図5に示した例において、移動局100は、アンテナ101aおよび101bと、無線処理部102aおよび102bと、CP除去部103と、FFT(Fast Fourier Transform)部104と、サブキャリアデマッピング部105と、データ復調部106と、制御情報復調部107と、誤り訂正復号部108aおよび108bと、チャネル品質測定部109と、誤り訂正符号化部110と、制御情報変調部111と、サブキャリアマッピング部112と、IFFT部113と、CP挿入部114とを有する。
アンテナ101aは、外部から送信される信号を受信する。例えば、アンテナ101aは、基地局10から送信される信号を受信する。アンテナ101bは、外部へ信号を送信する。例えば、アンテナ101bは、基地局10へ信号を送信する。なお、図5では、受信用のアンテナ101aと、送信用のアンテナ101bとを有する移動局100の構成例を示したが、移動局100は、1個の送受信用のアンテナを有してもよい。
無線処理部102aは、アンテナ101aによって受信された信号をベースバンド信号へ変換する。CP除去部103は、無線処理部102aによってベースバンド信号へ変換された信号からCPを除去する。FFT部104は、CP除去部103によってCPが除去された信号に対して高速フーリエ変換処理を行うことにより、時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換する。
サブキャリアデマッピング部105は、FFT部104から入力された信号を、データ信号や、制御情報信号、共通パイロットなどに分離する。そして、サブキャリアデマッピング部105は、分離した各種信号のうち、データ信号をデータ復調部106へ入力し、制御情報信号を制御情報復調部107へ入力し、共通パイロットをチャネル品質測定部109へ入力する。
データ復調部106は、サブキャリアデマッピング部105から入力されたデータ信号に対して復調処理を行う。誤り訂正復号部108aは、データ復調部106によって復調されたデータ信号に含まれる誤り訂正符号を復号化し、誤り訂正処理を行う。そして、誤り訂正復号部108aは、データ信号に含まれる割当可能性領域情報をサブキャリアデマッピング部105へ入力する。
制御情報復調部107は、サブキャリアデマッピング部105から入力された制御情報信号に対して復調処理を行う。誤り訂正復号部108bは、制御情報復調部107によって復調された制御情報信号に含まれる誤り訂正符号を復号化し、誤り訂正処理を行う。そして、誤り訂正復号部108bは、制御情報信号に含まれる割当情報をサブキャリアデマッピング部105へ入力する。
ここで、サブキャリアデマッピング部105は、上述した誤り訂正復号部108aから入力された割当可能性領域情報と、誤り訂正復号部108bから入力された割当情報とを用いて、移動局100に割り当てられた周波数領域である「割当領域」を算出する。具体的には、サブキャリアデマッピング部105は、割当可能性領域情報が示す割当可能性領域のうち、割当情報が示す周波数領域を「割当領域」として算出する。そして、サブキャリアデマッピング部105は、データ信号のうち、割当領域における周波数帯の信号を抽出する。
チャネル品質測定部109は、サブキャリアデマッピング部105から入力された共通パイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定する。そして、チャネル品質測定部109は、測定したチャネル品質を示す情報である品質情報を誤り訂正符号化部110へ入力する。
例えば、チャネル品質測定部109は、システム帯域全体を用いて送信されたパイロット信号(図4参照)を、所定の周波数帯ごとに区切って、区切った周波数帯ごとにパイロット信号の電波レベルを測定する。そして、チャネル品質測定部109は、周波数帯ごとに測定した電波レベルを品質情報とする。
誤り訂正符号化部110は、チャネル品質測定部109から入力された品質情報に誤り訂正符号を付与する。制御情報変調部111は、誤り訂正符号化部110によって誤り訂正符号化が行われたチャネル品質情報に対して変調処理を行う。そして、制御情報変調部111は、変調後のチャネル品質情報をサブキャリアマッピング部112へ出力する。
サブキャリアマッピング部112は、品質情報の変調シンボルをサブキャリアにマッピングする。IFFT部113は、サブキャリアマッピング部112によってサブキャリアにマッピングされた変調シンボルに対して、逆高速フーリエ変換処理を行うことにより、周波数領域の変調シンボルを、時間領域の有効シンボルへ変換する。
CP挿入部114は、IFFT部113から入力された有効シンボルにCPを挿入することにより、OFDMシンボルを生成する。無線処理部102bは、CP挿入部114によってCPが挿入されたOFDMシンボルを、所定の無線周波数に変換し、変換した信号を、アンテナ101bを介して基地局10へ送信する。
[実施例1に係る通信システムによる周波数帯域割当処理]
次に、図6を用いて、実施例1に係る通信システム1による周波数帯域割当処理の手順について説明する。図6は、実施例1に係る通信システム1による周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。
図6に示すように、まず、基地局10は、割当可能性領域を移動局ごとに決定する(ステップS101)。そして、基地局10は、決定した割当可能性領域を示す割当可能性領域情報を移動局100へ送信する(ステップS102)。
続いて、移動局100は、基地局10から送信される共通パイロットに基づいて、チャネル品質を測定する(ステップS103)。そして、移動局100は、測定したチャネル品質を示す品質情報を基地局10へ送信する(ステップS104)。
続いて、基地局10は、移動局100から受信した品質情報に基づいて、ステップS101において決定した割当可能性領域内で、移動局100に割り当てる周波数帯を決定する(ステップS105)。そして、基地局10は、移動局100に割り当てた周波数帯の情報である割当情報を移動局100へ送信する(ステップS106)。
続いて、移動局100は、基地局10から受信した割当可能性領域情報と、割当情報とに基づいて、自身に割り当てられた周波数領域である割当領域を算出する(ステップS107)。具体的には、移動局100は、割当可能性領域情報が示す割当可能性領域のうち、割当情報が示す周波数帯域を割当領域として算出する。
その後、基地局10によってデータ信号が送信された場合(ステップS108)、移動局100は、ステップS107において算出した割当領域における信号を抽出して、データ信号の受信処理を行う(ステップS109)。
上記では説明を省略したが、基地局10は、図6に示したステップS101およびS102における割当可能性領域決定処理を定期的に行う。例えば、基地局10は、移動局100から定期的に品質情報を受信し、受信した品質情報に基づいて、割当可能性領域を定期的に変更する。そして、基地局10は、割当可能性領域を変更するたびに、変更した割当可能性領域を移動局100へ送信する。
また、移動局100は、図6に示したステップS103およびS104におけるチャネル品質測定処理を定期的に行う。例えば、移動局100は、TTI(Transmission Time Interval)が経過するたびに、チャネル品質測定処理を行う。
また、基地局10は、図6に示したステップS105およびS106における割当決定処理を定期的に行う。例えば、基地局10は、TTIが経過するたびに、割当決定処理を行う。
なお、割当可能性領域決定処理が行われる周期と、チャネル品質測定処理が行われる周期と、割当決定処理が行われる周期とは同一でなくてもよい。例えば、割当可能性領域決定処理が行われる周期は、チャネル品質測定処理が行われる周期や、割当決定処理が行われる周期よりも長くてもよい。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係る通信システム1は、下りリンクの通信を行う場合に、下りリンクの通信に用いる可能性がある割当可能性領域を移動局ごとに決定し、かかる割当可能性領域内で、下りリンクの通信に用いる周波数帯を各移動局に割り当てる。これにより、実施例1に係る通信システム1は、下りリンクの通信を行う場合に、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
上記実施例1では、下りリンクの通信を例に挙げて説明した。しかし、本発明は、上りリンクの通信を行う場合にも適用することができる。そこで、実施例2では、上りリンクの通信を行う場合について説明する。
[通信システムの構成]
まず、実施例2に係る通信システム2の構成について説明する。実施例2に係る通信システム2の構成は、図1に示した通信システム1の構成例と同様である。実施例2では、実施例1に係る通信システム1と区別するために、通信システム2が、基地局20と、移動局200−1〜200−nとを有するものとする。なお、以下の説明では、移動局200−1〜200−nについて、いずれかを特定する必要がない場合には、これらを総称して移動局200と表記するものとする。
実施例2における基地局20は、移動局200との間で上りリンクの通信を行う場合に、移動局200からチャネル品質測定用のパイロット信号を受信する。そして、基地局20は、移動局200から受信したパイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定する。また、基地局20は、移動局200との通信に用いる可能性がある割当可能性領域を決定する。さらに、基地局20は、決定した割当可能性領域内で、通信を行う周波数帯を移動局200に割り当てる。このとき、基地局20は、前述において測定したチャネル品質に基づいて、移動局200に対して周波数帯を割り当てる。そして、基地局20は、割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、周波数帯の割り当てを示す情報である割当情報とを移動局200へ送信する。そして、移動局200は、基地局20から受信した割当可能性領域と割当情報とに従って、基地局20へ信号を送信する。以下に、実施例2における基地局20および移動局200について詳細に説明する。
[実施例2における基地局の構成]
次に、図7を用いて、実施例2における基地局20の構成について説明する。図7は、実施例2における基地局20の構成例を示す図である。なお、図7には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。また、以下では、既に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
図7に示した例において、基地局20は、アンテナ11aおよび11bと、無線処理部12aおよび12bと、誤り訂正符号化部15aおよび15bと、データ変調部16aおよび16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、FFT部21と、サブキャリアデマッピング部22と、チャネル品質測定部23と、スケジューラ部24と、CP除去部29とを有する。
CP除去部29は、無線処理部12aによってベースバンド信号へ変換された信号からCPを除去する。FFT部21は、CP除去部29によってCPが除去されたベースバンド信号に対して高速フーリエ変換処理を行うことにより、時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換する。
サブキャリアデマッピング部22は、FFT部21から入力された信号を、データ信号や、制御情報信号、チャネル品質測定用のパイロット信号などに分離する。そして、サブキャリアデマッピング部22は、分離したチャネル品質測定用のパイロット信号をチャネル品質測定部23へ入力する。なお、図7では、サブキャリアデマッピング部22によって分離される信号のうち、チャネル品質測定用パイロットのみを示している。
チャネル品質測定部23は、サブキャリアデマッピング部22から入力されたチャネル品質測定用のパイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定し、測定したチャネル品質を示す品質情報をスケジューラ部24へ入力する。なお、チャネル品質測定部23は、上述したチャネル品質測定部109と同様に、例えば、チャネル品質測定用パイロット信号を所定の周波数帯ごとに区切って、区切った周波数帯ごとに信号の電波レベルを測定する。
スケジューラ部24は、チャネル品質測定部23によって測定されたチャネル品質に基づいて、周波数スケジュール処理を行う。具体的には、スケジューラ部24は、図7に示すように、領域決定部24aと、割当決定部24bとを有する。
領域決定部24aは、移動局200との上りリンクの通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する。割当決定部24bは、チャネル品質測定部23によって測定された品質情報に基づいて、領域決定部24aによって決定された割当可能性領域内で、上りリンクの通信に用いる周波数帯を移動局200に割り当てる。
そして、基地局20は、領域決定部24aによって決定された割当可能性領域情報20bを、誤り訂正符号化部15aと、データ変調部16aと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、無線処理部12bとを介して送信する。具体的には、基地局20は、図4に示した例のように、割当可能性領域情報20bをユーザデータに含めて移動局200へ送信する。
また、基地局20は、割当決定部24bによって算出された割当情報20dを、誤り訂正符号化部15bと、データ変調部16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、無線処理部12bとを介して送信する。具体的には、基地局20は、図4に示した例のように、割当情報20dを制御信号に含めて移動局200へ送信する。
[実施例2における移動局の構成]
次に、図8を用いて、実施例2における移動局200の構成について説明する。図8は、実施例2における移動局200の構成例を示す図である。なお、図7には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図8に示した例において、移動局200は、アンテナ101aおよび101bと、無線処理部102aおよび102bと、CP除去部103と、FFT部104と、サブキャリアデマッピング部105と、データ復調部106と、制御情報復調部107と、誤り訂正復号部108aおよび108bと、IFFT部113と、CP挿入部114と、データ生成部201と、誤り訂正符号化部202と、データ変調部203と、チャネル品質測定用パイロット設定情報204と、チャネル品質測定用パイロット生成部205と、サブキャリアマッピング部206とを有する。
誤り訂正復号部108aは、データ復調部106によって復調されたデータ信号に対して誤り訂正処理を行い、データ信号に含まれる割当可能性領域情報をデータ生成部201へ入力する。なお、ここで言う「割当可能性領域情報」とは、基地局20によって決定された上りリンク用の割当可能性領域情報を示す。
誤り訂正復号部108bは、制御情報復調部107によって復調された制御情報信号に対して誤り訂正処理を行い、制御情報信号に含まれる割当情報をデータ生成部201へ入力する。なお、ここで言う「割当情報」とは、基地局20によって決定された上りリンク用の割当情報を示す。
データ生成部201は、基地局20へ送信するユーザデータなどを含むデータを生成する。具体的には、データ生成部201は、誤り訂正復号部108aから入力される割当可能性領域情報と、誤り訂正復号部108bから入力された割当情報とにしたがって、データを生成する。
誤り訂正符号化部202は、データ生成部201によって生成されたデータに誤り訂正符号を付与する。データ変調部203は、誤り訂正符号化部202によって誤り訂正符号化が行われたデータに対して変調処理を行う。そして、データ変調部203は、変調後のデータをサブキャリアマッピング部206へ出力する。
チャネル品質測定用パイロット設定情報204は、チャネル品質測定用パイロットに関する各種情報を保持する。具体的には、チャネル品質測定用パイロット設定情報204は、チャネル品質測定用のパイロット信号を送信する周波数帯や、送信周期、周波数ホッピングのパターンなどを保持する。
チャネル品質測定用パイロット生成部205は、チャネル品質測定用パイロット設定情報204にしたがって、チャネル品質測定用パイロットを生成し、生成したチャネル品質測定用パイロットをサブキャリアマッピング部206へ出力する。
サブキャリアマッピング部206は、データ変調部203から入力されたデータの変調シンボルや、チャネル品質測定用パイロット生成部205から入力されたチャネル品質測定用パイロットを、サブキャリアにマッピングする。そして、移動局200は、サブキャリアマッピング部206によってマッピングされた信号を、IFFT部113と、CP挿入部114と、無線処理部102bとを介して、基地局20へ送信する。
[実施例2に係る通信システムによる周波数帯域割当処理]
次に、図9を用いて、実施例2に係る通信システム2による周波数帯域割当処理の手順について説明する。図9は、実施例2に係る通信システム2による周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。
図9に示すように、移動局200は、チャネル品質測定用のパイロット信号を基地局20へ送信する(ステップS201)。続いて、基地局20は、移動局200から受信したチャネル品質測定用のパイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定する(ステップS202)。
続いて、基地局20は、移動局200との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を決定する(ステップS203)。そして、基地局20は、決定した割当可能性領域を示す割当可能性領域情報を移動局200へ送信する(ステップS204)。
続いて、基地局20は、ステップS202において測定したチャネル品質に基づいて、ステップS203において決定した割当可能性領域内で、移動局200に割り当てる周波数帯を決定する(ステップS205)。そして、基地局20は、移動局200に割り当てた周波数帯の情報である割当情報を移動局200へ送信する(ステップS206)。
続いて、移動局200は、基地局20から受信した割当可能性領域情報と、割当情報とに基づいて、自身に割り当てられた周波数領域である割当領域を算出する(ステップS207)。
その後、移動局200は、ステップS207において算出した割当領域にしたがって、データ信号を生成して、生成したデータ信号を基地局20へ送信する(ステップS208)。そして、基地局20は、移動局200から送信されたデータ信号の受信処理を行う(ステップS209)。
上記では説明を省略したが、基地局20は、図9に示したステップS201およびS202におけるチャネル品質測定処理を定期的に行う。また、基地局20は、図9に示したステップS203における割当可能性領域決定処理を定期的に行う。また、基地局20は、図9に示したステップS205およびS206における割当決定処理を定期的に行う。なお、割当可能性領域決定処理が行われる周期と、チャネル品質測定処理が行われる周期と、割当決定処理が行われる周期とは同一でなくてもよい。例えば、割当可能性領域決定処理が行われる周期は、チャネル品質測定処理が行われる周期や、割当決定処理が行われる周期よりも長くてもよい。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る通信システム2は、上りリンクの通信を行う場合に、上りリンクの通信に用いる可能性がある割当可能性領域を移動局ごとに決定し、かかる割当可能性領域内で、上りリンクの通信に用いる周波数帯を各移動局に割り当てる。これにより、実施例2に係る通信システム2は、上りリンクの通信を行う場合に、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
なお、上記実施例1および2において、基地局10および20は、移動局ごとに割り当てた割当可能性領域を、所定の固定数で分割して、通信に用いる周波数帯を各移動局に割り当てることが好ましい。具体的には、基地局10および20は、割当情報に含まれるビット数を固定にすることが好ましい。このように、割当情報に含まれるビット数を固定にすることにより、制御情報チャネルに関連する設計や処理が複雑化することを防止できる。
図10を用いて具体的に説明する。図10は、周波数スケジューリング処理の一例を示す図である。なお、図10では、基地局20が、3台の移動局100−1〜100−3との間で上りリンクの通信を行う場合を例に挙げて説明する。図10に示した例において、基地局20は、移動局100−1の割当可能性領域を割当可能性領域H21にすることを決定し、移動局100−2の割当可能性領域を割当可能性領域H22にすることを決定し、移動局100−3の割当可能性領域を割当可能性領域H23にすることを決定している。
そして、基地局20は、割当可能性領域H21〜H23を10個に分割して、分割後の帯域幅の中から通信に割り当てる周波数帯を決定している。具体的には、基地局20は、割当可能性領域H21〜H23を分割する最小割当帯域幅を変動させることにより、割当可能性領域H21〜H23を全て10個に分割している。このように、基地局20は、割当可能性領域H21〜H23のサイズが異なる場合であっても、最小割当帯域幅を変動させることにより、割当可能性領域を固定の数に分割することができる。なお、割当可能性領域を等分できない場合には、基地局20は、割当可能性領域を同一サイズに分割しなくてもよい。
なお、上記実施例1では、本発明を下りリンクの通信に適用する場合について説明し、上記実施例2では、本発明を上りリンクの通信に適用する場合について説明した。しかし、本発明は、上記実施例1および2において説明した双方の処理を場合にも適用することができる。例えば、本発明における基地局は、図3に示した基地局10と、図7に示した基地局20との双方の構成を有してもよい。また、例えば、本発明における移動局は、図5に示した移動局100と、図8に示した移動局200との双方の構成を有してもよい。
上記実施例2において、基地局は、割当可能性領域情報を移動局へ送信する例を示した。しかし、上りリンクの通信を行う場合には、基地局が割当可能性領域情報を移動局へ送信せずに、移動局自身が割当可能性領域を算出してもよい。そこで、実施例3では、移動局が割当可能性領域を算出する例について説明する。
[通信システムの構成]
まず、実施例3に係る通信システム3の構成について説明する。実施例3に係る通信システム3の構成は、図1に示した通信システム1の構成例と同様である。実施例3では、実施例1に係る通信システム1と区別するために、通信システム3が、基地局30と、移動局300−1〜300−nとを有するものとする。なお、以下の説明では、移動局300−1〜300−nについて、いずれかを特定する必要がない場合には、これらを総称して移動局300と表記するものとする。
実施例3に係る通信システム3において、移動局300は、上りリンクの通信を行う場合に、自身の移動速度を測定し、測定した移動速度に基づいて、自身に割り当てる割当可能性領域を決定するとともに、測定した移動速度を基地局30へ送信する。なお、移動速度に基づいて割当可能性領域を決定する処理については後に説明する。
そして、基地局30は、移動局300から受信した移動速度に基づいて、移動局300に割り当てる割当可能性領域を決定する。このとき、移動局300と基地局30は、同一のアルゴリズムによって割当可能性領域を決定する。このため、移動局300と基地局30とは、同一の割当可能性領域を算出することができる。
このように、実施例3に係る通信システム3では、基地局30と移動局300との双方が、割当可能性領域を算出する。すなわち、実施例3に係る通信システム3では、基地局30から移動局300へ割当可能性領域を送信することなく、基地局30と移動局300との双方が割当可能性領域を取得することができる。これにより、実施例3に係る通信システム3では、基地局30と移動局300との間で送受されるデータ量を低減しつつ、各移動局に周波数帯域を細かく割り当てることができる。
[実施例3における基地局の構成]
次に、図11を用いて、実施例3における基地局30の構成について説明する。図11は、実施例3における基地局30の構成例を示す図である。なお、図11には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図11に示した例において、基地局30は、アンテナ11aおよび11bと、無線処理部12aおよび12bと、誤り訂正符号化部15bと、データ変調部16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、FFT部21と、サブキャリアデマッピング部22と、チャネル品質測定部23と、CP除去部29と、移動速度情報受信部31と、チャネル品質測定用パイロット設定情報32と、割当可能性領域決定部33と、スケジューラ部34とを有する。
サブキャリアデマッピング部22は、FFT部21から入力された信号を、データ信号や、制御情報信号、チャネル品質測定用パイロットなどに分離する。そして、サブキャリアデマッピング部22は、分離したデータ信号を移動速度情報受信部31へ入力する。なお、図11では、サブキャリアデマッピング部22によって分離される信号のうち、データ信号のみを示している。
移動速度情報受信部31は、サブキャリアデマッピング部22から入力されたデータ信号に含まれる移動速度情報を抽出し、抽出した移動速度情報を、割当可能性領域決定部33へ出力する。なお、ここで言う「移動速度情報」とは、移動局300から送信される情報であり、移動局300の移動速度を示す。
チャネル品質測定用パイロット設定情報32は、移動局300によって送信されるチャネル品質測定用パイロット信号に関する各種情報を保持する。具体的には、チャネル品質測定用パイロット設定情報32は、図8に示したチャネル品質測定用パイロット設定情報204と同様に、チャネル品質測定用のパイロット信号を送信する周波数帯などを保持する。
割当可能性領域決定部33は、移動速度情報受信部31から入力された移動速度情報と、チャネル品質測定用パイロット設定情報32に保持されている各種情報に基づいて、割当可能性領域を決定する。
具体的には、割当可能性領域決定部33は、チャネル品質測定用パイロット設定情報32に基づいて、移動局300によって過去に送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を参照する。そして、割当可能性領域決定部33は、参照したチャネル品質測定用パイロット信号の周波数帯を割当可能性領域にすることを決定する。
このとき、割当可能性領域決定部33は、移動局300の移動速度に応じて、参照対象のチャネル品質測定用パイロット信号を決定する。具体的には、割当可能性領域決定部33は、割当可能性領域を決定するために過去に送信されたパイロット信号を参照する場合に、パイロット信号が送信された期間のうち、参照する期間(以下、「参照期間」と表記することがある)を、移動局300の移動速度によって決定する。
例えば、割当可能性領域決定部33は、移動局300の移動速度が低速であるほど、参照期間を長くし、移動局300の移動速度が高速であるほど、参照期間を短くする。これは、移動速度が高速である場合は、無線環境の変化が大きいため、古い情報に信頼性がないからであり、移動速度が低速である場合は、無線環境の変化が小さいため、古い情報にも信頼性があるからである。なお、割当可能性領域の決定処理については、図13〜図15を用いて、後に例を挙げて説明する。
スケジューラ部34は、チャネル品質測定部23によって測定されたチャネル品質に基づいて、割当可能性領域決定部33によって決定された割当可能性領域内で、移動局300に割り当てる周波数帯を決定する。
そして、基地局30は、スケジューラ部34によって算出された割当情報を、誤り訂正符号化部15bと、データ変調部16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、無線処理部12bとを介して送信する。具体的には、基地局30は、割当情報を、図4に示した例のように、制御信号に含めて移動局300へ送信する。
[実施例3における移動局の構成]
次に、図12を用いて、実施例3における移動局300の構成について説明する。図12は、実施例3における移動局300の構成例を示す図である。なお、図12には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図12に示した例において、移動局300は、アンテナ101aおよび101bと、無線処理部102aおよび102bと、CP除去部103と、FFT部104と、サブキャリアデマッピング部105と、御情報復調部107と、誤り訂正復号部108bと、IFFT部113と、CP挿入部114と、誤り訂正符号化部202と、データ変調部203と、チャネル品質測定用パイロット設定情報204と、チャネル品質測定用パイロット生成部205と、移動速度測定部301と、割当可能性領域決定部302と、データ生成部303とを有する。
チャネル品質測定用パイロット設定情報204は、移動局300によって送信されるチャネル品質測定用パイロット信号に関する各種情報を保持する。なお、チャネル品質測定用パイロット設定情報204は、図11に示したチャネル品質測定用パイロット設定情報32と同様である。
移動速度測定部301は、移動局300の移動速度を測定する。例えば、移動速度測定部301は、基地局30から送信されるパイロット信号のチャネル品質の変動に基づいて、移動局300の移動速度を測定する。また、例えば、移動速度測定部301は、速度センサや、GPS(Global Positioning System)を有しており、かかる速度センサや、GPS等の測定結果に基づいて、移動局300の移動速度を測定する。なお、移動局300が自身の移動速度を測定する処理は既知の技術である。
割当可能性領域決定部302は、移動速度測定部301から入力された移動速度情報と、チャネル品質測定用パイロット設定情報204に保持されている各種情報に基づいて、基地局30との通信に用いる割当可能性領域を決定する。なお、割当可能性領域決定部302は、図11に示した割当可能性領域決定部33と同様のアルゴリズムにより割当可能性領域決定処理を行う。すなわち、割当可能性領域決定部302は、移動局300の移動速度に応じて、参照対象のチャネル品質測定用パイロット信号を変動させて、参照したチャネル品質測定用パイロット信号の周波数帯を割当可能性領域にすることを決定する。
データ生成部303は、割当可能性領域決定部302によって決定された割当可能性領域と、誤り訂正復号部108bから入力された割当情報とに基づいて、基地局30へ送信するデータを生成する。
[割当可能性領域の決定処理例]
次に、図13〜図15を用いて、基地局30および移動局300による割当可能性領域決定処理の一例について説明する。なお、基地局30と移動局300による割当可能性領域決定処理は同一であるので、以下では、基地局30による割当可能性領域決定処理について説明する。
図13〜図15は、実施例3における基地局30および移動局300による割当可能性領域決定処理の一例を説明するための図である。なお、図13〜図15には、各移動局から基地局へ送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を示している。また、図13〜図15において、基地局30は、6台の移動局300−1〜300−6と通信を行うものとする。
まず、図13に示した例において、移動局300−1は低速で移動しており、移動局300−3は高速で移動しているものとする。このような状態において、基地局30は、移動局300−1に割り当てる割当可能性領域を決定する場合に、移動局300−1によって送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を参照する。また、基地局30は、移動局300−3に割り当てる割当可能性領域を決定する場合に、移動局300−3によって送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を参照する。
このとき、基地局30は、図13に示した例のように、移動局300−1の割当可能性領域を決定するための参照期間を、移動局300−3の割当可能性領域を決定するための参照期間よりも長くする。これは、移動局300−1が移動局300−3よりも低速で移動しているためである。
例えば、図13に示した例において、基地局30は、移動局300−1の割当可能性領域を決定する場合に、移動局300−1によって、時刻t11から現在までに送信されたパイロット信号を参照している。具体的には、基地局30は、時刻t11において送信されたパイロット信号と、時刻t12において送信されたパイロット信号とを参照し、参照した2個のパイロット信号が送信された周波数帯域を、移動局300−1に割り当てる割当可能性領域にしている。
また、図13に示した例において、基地局30は、移動局300−3の割当可能性領域を決定する場合に、移動局300−3によって、時刻t13から現在までに送信されたパイロット信号を参照している。具体的には、基地局30は、時刻t13において送信されたパイロット信号と、時刻t14において送信されたパイロット信号とを参照し、参照した2個のパイロット信号が送信された周波数帯域を、移動局300−1に割り当てる割当可能性領域にしている。
また、図14に示した例において、移動局300−2は高速で移動しているものとする。かかる場合、基地局30は、移動局300−2の割当可能性領域を決定するための参照期間を短くする。図14に示した例において、基地局30は、移動局300−2によって送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を1個参照している。そして、基地局30は、参照した1個のパイロット信号が送信された周波数帯域を、移動局300−3に割り当てる割当可能性領域にしている。
また、図15に示した例において、移動局300−4は中速で移動しているものとする。かかる場合、基地局30は、移動局300−4の割当可能性領域を決定するための参照期間を、高速移動時よりも短くし、かつ、低速移動時よりも長くする。具体的には、図15に示した例において、基地局30は、移動局300−4によって送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号を4個参照している。そして、基地局30は、参照した4個の参照したパイロット信号が送信された周波数帯域を、移動局300−4に割り当てる割当可能性領域とする。なお、基地局30は、図15に示した例のように、連続していない周波数帯域を、割当可能性領域にすることもできる。
[実施例3に係る通信システムによる周波数帯域割当処理]
次に、図16を用いて、実施例3に係る通信システム3による周波数帯域割当処理の手順について説明する。図16は、実施例3に係る通信システム3による周波数帯域割当処理手順を示すシーケンス図である。
図16に示すように、移動局300は、チャネル品質測定用のパイロット信号を基地局30へ送信する(ステップS301)。続いて、基地局30は、移動局300から受信したチャネル品質測定用のパイロット信号に基づいて、チャネル品質を測定する(ステップS302)。
続いて、移動局300は、自身の移動速度を測定する(ステップS303)。そして、移動局300は、測定した移動速度を示す移動速度情報を基地局30へ送信する(ステップS304)。また、移動局300は、測定した移動速度に応じて、参照対象のチャネル品質測定用パイロット信号を決定し、参照対象のパイロット信号が送信された周波数帯を割当可能性領域にすることを決定する(ステップS305)。
また、基地局30は、移動局300から受信した移動速度情報に基づいて、移動局300と同様のアルゴリズムにより、移動局300に割り当てる割当可能性領域を決定する(ステップS306)。
続いて、基地局30は、ステップS302において測定したチャネル品質に基づいて、ステップS306において決定した割当可能性領域内で、移動局300との通信に割り当てる周波数帯を決定する(ステップS307)。そして、基地局30は、通信に割り当てる周波数帯の情報である割当情報を移動局300へ送信する(ステップS308)。
続いて、移動局300は、ステップS305において決定した割当可能性領域と、基地局30から受信した割当情報とに基づいて、自身に割り当てられた割当領域を算出する(ステップS309)。
その後、移動局300は、ステップS309において算出した割当領域にしたがって、データ信号を生成して、生成したデータ信号を基地局30へ送信する(ステップS310)。そして、基地局30は、移動局300から送信されたデータ信号の受信処理を行う(ステップS311)。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3に係る通信システム3は、基地局30と移動局300との双方が割当可能性領域を算出する。これにより、実施例3に係る通信システム3では、基地局30と移動局300との間で送受されるデータ量を低減しつつ、各移動局に割り当てる周波数帯域を細かくすることができる。
上記実施例3では、移動局が自身の移動速度を測定する例を示した。しかし、基地局が移動局の移動速度を測定してもよい。そこで、実施例4では、基地局が移動局の移動速度を測定する例を示す。
[通信システムの構成]
まず、実施例4に係る通信システム4の構成について説明する。実施例4に係る通信システム4の構成は、図1に示した通信システム1の構成例と同様である。実施例4では、実施例1に係る通信システム1と区別するために、通信システム4が、基地局40と、移動局400−1〜400−nとを有するものとする。なお、以下の説明では、移動局400−1〜400−nについて、いずれかを特定する必要がない場合には、これらを総称して移動局400と表記するものとする。
実施例4に係る通信システム4において、基地局40は、上りリンクの通信を行う場合に、移動局400の移動速度を測定する。そして、基地局40は、測定した移動速度に基づいて、移動局400に割り当てる割当可能性領域を決定するとともに、測定した移動速度を移動局400へ送信する。
そして、移動局400は、基地局40から受信した移動速度に基づいて、自身に割り当てられる割当可能性領域を決定する。このとき、移動局400と基地局40は、同一のアルゴリズムによって割当可能性領域を決定する。
[実施例4における基地局の構成]
次に、図17を用いて、実施例4における基地局40の構成について説明する。図17は、実施例4における基地局40の構成例を示す図である。なお、図17には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図17に示した例において、基地局40は、アンテナ11aおよび11bと、無線処理部12aおよび12bと、誤り訂正符号化部15bと、データ変調部16bと、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、FFT部21と、サブキャリアデマッピング部22と、チャネル品質測定部23と、CP除去部29と、チャネル品質測定用パイロット設定情報32と、割当可能性領域決定部33と、スケジューラ部34と、移動速度測定部41と、データ生成部42と、誤り訂正符号化部43と、データ変調部44とを有する。
移動速度測定部41は、移動局400の移動速度を測定し、測定した移動速度を示す移動速度情報を、割当可能性領域決定部33と、データ生成部42へ入力する。例えば、移動速度測定部41は、移動局400から送信されるパイロット信号のチャネル品質の変動に基づいて、移動局400の移動速度を測定する。なお、基地局40が移動局400の移動速度を測定する処理は既知の技術である。
なお、移動速度測定部41は、移動速度情報として、移動局400の移動速度ではなく、チャネル品質測定用のパイロット信号を参照する期間である参照期間を算出してもよい。これは、移動速度自体が分からなくても参照期間が分かれば、割当可能性領域を決定することができるからである。また、移動速度測定部41は、移動速度情報として、移動局400の移動速度ではなく、チャネル品質測定用のパイロット信号を参照する個数を算出してもよい。これは、割当可能性領域を決定する場合に、過去に送信されたチャネル品質測定用のパイロット信号のうち、いくつのパイロット信号を参照するかを用いてもよいからである。
データ生成部42は、移動局400へ送信するユーザデータや、移動速度測定部41から入力された移動速度情報などを含むデータを生成する。誤り訂正符号化部43は、データ生成部42によって生成されたデータに誤り訂正符号を付与する。データ変調部44は、誤り訂正符号化部43によって誤り訂正符号化が行われたデータに対して変調処理を行う。
そして、移動速度情報を含むデータは、サブキャリアマッピング部17と、IFFT部18と、CP挿入部19と、無線処理部12bとを介して移動局400へ送信される。
[実施例4における移動局の構成]
次に、図18を用いて、実施例4における移動局400の構成について説明する。図18は、実施例4における移動局400の構成例を示す図である。なお、図18には、主に上りリンクの通信に関連する処理部を示している。
図18に示した例において、移動局400は、アンテナ101aおよび101bと、無線処理部102aおよび102bと、CP除去部103と、FFT部104と、サブキャリアデマッピング部105と、データ復調部106と、制御情報復調部107と、誤り訂正復号部108aおよび108bと、IFFT部113と、CP挿入部114と、誤り訂正符号化部202と、データ変調部203と、チャネル品質測定用パイロット設定情報204と、チャネル品質測定用パイロット生成部205と、割当可能性領域決定部402と、データ生成部403とを有する。
データ復調部106は、サブキャリアデマッピング部105から入力されたデータ信号に対して復調処理を行う。誤り訂正復号部108aは、データ復調部106によって復調されたデータ信号に含まれる誤り訂正符号を復号化し、誤り訂正処理を行う。そして、誤り訂正復号部108aは、データ信号に含まれる移動速度情報を割当可能性領域決定部402へ入力する。
割当可能性領域決定部402は、誤り訂正復号部108aから入力された移動速度情報と、チャネル品質測定用パイロット設定情報204に保持されている各種情報に基づいて、割当可能性領域を決定する。データ生成部403は、割当可能性領域決定部402によって決定された割当可能性領域と、誤り訂正復号部108bから入力された割当情報とに基づいて、基地局40へ送信するデータを生成する。
[実施例4の効果]
上述してきたように、実施例4に係る通信システム4は、基地局40が移動局400の移動速度を測定することにより、基地局40と移動局400との双方が割当可能性領域を算出する。これにより、実施例4に係る通信システム4では、移動局400にかかる負荷を低減しつつ、各移動局に割り当てる周波数帯域を細かくすることができる。
1〜4 通信システム
10、20、30、40 基地局
11a、11b アンテナ
12a、12b 無線処理部
13 チャネル品質情報受信部
14、24、34 スケジューラ部
14a、24a 領域決定部
14b、24b 割当決定部
15a、15b 誤り訂正符号化部
16a、16b データ変調部
17 サブキャリアマッピング部
18 IFFT部
19 CP挿入部
21 FFT部
22 サブキャリアデマッピング部
23 チャネル品質測定部
29 CP除去部
31 移動速度情報受信部
32 チャネル品質測定用パイロット設定情報
33 割当可能性領域決定部
41 移動速度測定部
42 データ生成部
43 誤り訂正符号化部
44 データ変調部
92、92a〜92c 移動局
100、200、300、400 移動局
101a、101b アンテナ
102a、102b 無線処理部
103 CP除去部
104 FFT部
105 サブキャリアデマッピング部
106 データ復調部
107 制御情報復調部
108a、108b 誤り訂正復号部
109 チャネル品質測定部
110 誤り訂正符号化部
111 制御情報変調部
112 サブキャリアマッピング部
113 IFFT部
114 CP挿入部
201 データ生成部
202 誤り訂正符号化部
203 データ変調部
204 チャネル品質測定用パイロット設定情報
205 チャネル品質測定用パイロット生成部
206 サブキャリアマッピング部
301 移動速度測定部
302、402 割当可能性領域決定部
303、403 データ生成部

Claims (11)

  1. 送信局と移動局とを有する通信システムであって、
    前記送信局は、
    前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する領域決定部と、
    前記移動局との通信における品質を示す品質情報に基づいて、前記領域決定部によって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定部と、
    前記領域決定部によって決定された割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、前記割当決定部によって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報とを、前記移動局へ送信する送信部とを備え、
    前記移動局は、前記送信部によって送信された割当可能性領域情報と割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行うことを特徴とする通信システム。
  2. 前記領域決定部は、前記移動局から前記送信局への通信である下り通信における割当可能性領域を決定し、
    前記割当決定部は、前記移動局によって送信される品質情報に基づいて、前記領域決定部によって決定された下り通信における割当可能性領域内で、前記下り通信に用いる周波数帯の割り当てを決定し、
    前記送信部は、前記領域決定部によって決定された下り通信における割当可能性領域情報と、前記割当決定部によって決定された下り通信における割当情報とを、前記移動局へ送信し、
    前記移動局は、前記送信部によって送信された下り通信における割当可能性領域情報と、下り通信における割当情報とにしたがって、前記送信局に対して信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信局は、
    前記移動局によって送信される品質測定用の信号であるパイロット信号に基づいて、前記移動局との通信における品質を測定する品質測定部をさらに備え、
    前記領域決定部は、前記送信局から前記移動局への通信である上り通信における割当可能性領域を決定し、
    前記割当決定部は、前記品質測定部によって測定された品質を示す品質情報に基づいて、前記領域決定部によって決定された上り通信における割当可能性領域内で、前記上り通信に用いる周波数帯の割り当てを決定し、
    前記送信部は、前記領域決定部によって決定された上り通信における割当可能性領域情報と、前記割当決定部によって決定された上り通信における割当情報とを、前記移動局へ送信し、
    前記移動局は、前記送信部によって送信された上り通信における割当可能性領域情報と、上り通信における割当情報とにしたがって、前記送信局から信号を受信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記割当決定部は、前記移動局から定期的に送信される品質情報に基づいて、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを定期的に変更することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記領域決定部は、前記移動局から定期的に送信される品質情報に基づいて、前記割当可能性領域を定期的に変更し、
    前記割当決定部は、前記領域決定部によって定期的に変更された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを定期的に変更することを特徴とする請求項1または4に記載の通信システム。
  6. 前記割当決定部は、前記割当可能性領域を所定の固定数で分割し、分割した周波数帯のうち、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  7. 送信局と移動局とを有する通信システムであって、
    前記送信局は、
    前記移動局によって送信される品質測定用の信号であるパイロット信号に基づいて、前記移動局との通信における品質を測定する品質測定部と、
    前記移動局によって過去に送信された前記パイロット信号の周波数帯を、前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域にすることを決定する送信局領域決定部と、
    前記品質測定部によって測定された品質を示す品質情報に基づいて、前記送信局領域決定部によって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定部と、
    前記割当決定部によって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報を前記移動局へ送信する送信部とを備え、
    前記移動局は、
    該移動局によって過去に送信されたパイロット信号の周波数帯を、前記送信局との通信に用いる可能性がある割当可能性領域にすることを決定する移動局領域決定部と、
    前記移動局領域決定部によって決定された割当可能性領域と、前記送信部によって送信された割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行う通信部と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  8. 前記送信局領域決定部および前記移動局領域決定部は、前記移動局の移動速度が高速であるほど、前記移動局の移動速度が低速であるよりも、過去に送信されたパイロット信号を参照する期間である参照期間を長くすることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 移動局と通信を行う送信局であって、
    前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する領域決定部と、
    前記移動局との通信における品質を示す品質情報に基づいて、前記領域決定部によって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定部と、
    前記領域決定部によって決定された割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、前記割当決定部によって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報とを、前記移動局へ送信する送信部と
    を備えたことを特徴とする送信局。
  10. 送信局と通信を行う移動局であって、
    前記送信局から、該送信局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、前記割当可能性領域内で前記送信局との通信に用いる周波数帯の割り当てを示す割当情報とを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された割当可能性領域情報と割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行う通信部と
    を備えたことを特徴とする移動局。
  11. 送信局と移動局とによる通信方法であって、
    前記送信局が、
    前記移動局との通信に用いる可能性がある帯域である割当可能性領域を移動局ごとに決定する領域決定ステップと、
    前記移動局との通信における品質を示す品質情報に基づいて、前記領域決定ステップによって決定された割当可能性領域内で、前記移動局との通信に用いる周波数帯の割り当てを決定する割当決定ステップと、
    前記領域決定ステップによって決定された割当可能性領域を示す割当可能性領域情報と、前記割当決定ステップによって決定された周波数帯の割り当てを示す割当情報とを、前記移動局へ送信する送信ステップとを含み、
    前記移動局が、前記送信ステップによって送信された割当可能性領域情報と割当情報とにしたがって、前記送信局との間で通信を行う通信ステップ
    を含んだことを特徴とする通信方法。
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