JPWO2010147026A1 - 口腔用たばこ製品 - Google Patents

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Abstract

口腔用たばこ製品は、たばこ原料からなるたばこ粒を包材により包み込んで得られたたばこパウチ(2)であって、ユーザの口腔内に置かれたとき、ユーザに唾液を通じてたばこ粒のたばこ成分を吸収させるたばこパウチ(2)と、このたばこパウチ(2)を個別に包装するアウタ包材(4)とを有し、このアウタ包材(4)は液不透過生を有し、ユーザのための取手部(6)を備えている。

Description

本発明は、ユーザが唾液を介してたばこ成分を吸収するための口腔用たばこ製品に関する。
従来、シガレットは嗜好品として楽しまれてきたが、最近では、飛行機や電車の禁煙の客室内等でも使用可能な無煙たばこが注目されている。
この無煙たばこの1つであるスヌース(SNUS)は、たばこ原料を細かく裁断した刻を含み、このたばこ刻は多くの水分を含んだ状態にある。ユーザは、たばこ刻を口腔内に直接入れて、その芳香を楽しむ一方、唾液を介してたばこ刻のたばこ成分を吸収することができる。具体的には、この種のスヌースは、たばこ刻が包装されていないルースタイプと、たばこ刻が不織布等からなる包材で包装されたポーションタイプ、所謂、パウチタイプとに分類される。パウチタイプのスヌースの場合、ユーザは上唇と歯茎との間にスヌースを挟み込み、唾液に抽出されたたばこ成分を歯茎から体内に吸収する。
ところで、上述したようにスヌースのたばこ刻は水分量を多く含んでいるため、パウチタイプのスヌースの保管中、たばこ成分を含んだ水分がスヌースから染み出し易い。このような染み出しは不織布の変色をもたらし、スヌース自体を汚く見せてしまうばかりでなく、スヌースの周辺を汚してしまう。
このような事情から、1つ又は所定個数のスヌースが個別に包装されたブリスターパック型又はピロー包装型の口腔用たばこ製品が知られており(特許文献1,2,3)、これら口腔用たばこ製品内のスヌースは外から視認可能である。
国際公開第2004/95959号明細書 米国意匠登録58414号公報 国際公開第2008/16520号明細書
しかしながら、上述のブリスターパック型のたばこ製品の場合、そのブリスターパックからスヌースが取り出されるとき、ユーザは取り出されたスヌースを一度手のひらで受け止める必要があるから、この際、手をスヌースから染み出したたばこ成分で汚してしまうことがある。また、ブリスターパックは嵩張るから、その保管及び携帯が容易ではない。
また、ピロー包装型のたばこ製品であっても、その外包材の外面までたばこ成分の染み出しが及んでしまうことがある。この場合、外包材からスヌースを取り出す際にユーザは手を汚してしまう。
本発明の目的は、衛生的で見栄えが良く、且つ、簡単な包装形態の口腔用たばこ製品を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の口腔用たばこ製品は、たばこパウチであって、たばこ原料からなるたばこ粒と、このたばこ粒を包み込む包材とを含み、たばこパウチがユーザの口腔内に置かれたとき、ユーザに唾液を通じてたばこ粒のたばこ成分を吸収させるたばこパウチと、たばこパウチを個別に包装するアウタ包材とを備え、アウタ包材は、液不透過性及び取手部を有する。
具体的には、アウタ包材は、捻り型の包装形態を有することができる。また、アウタ包材は、折り畳み型の包装形態を有していてもよい。
たばこパウチは、アウタ包材により個別に包装されているので、たばこ成分がたばこパウチの外面に染み出していても、ユーザは口腔用たばこ製品を使用する際、手を汚すことなくたばこパウチを取り出すことができて衛生的である。また、たばこ成分の染み出しがアウタ包材の外面に現れないので、口腔用たばこ製品の見栄えも良くなる。
また、アウタ包材は、たばこ粒に含まれる香料及び水分の蒸発を防ぐことから、たばこ粒の品質を維持することができる。更に、使用後のたばこパウチを捨てる際、アウタ包材は包み紙として使用することができる。
また、アウタ包材は、アルミ蒸着紙、積層紙及びろう紙の1つから形成されることが望ましい。この場合、アウタ包材は、たばこパウチを湿気から保護するばかりでなく、たばこパウチからの水分及び芳香の放出を良好に防止する。
本発明の口腔用たばこ製品によれば、たばこ粒を包装したたばこパウチはそれぞれ個別に包装されているので、口腔用たばこ製品を扱う際にユーザの手が汚れることはなく、且つ、外観も衛生的である。更に、アウタ包材は、たばこ原料の香料及び水分の蒸発を防ぐことができる。
本発明に係る一実施例の口腔用たばこ製品がたばこパウチを包み込むアウタ包材を有することを示した概略図である。 アウタ包材が1つの捻り型の包装形態を有することを示す概略図である。 アウタ包材が他の捻り型の包装形態を有することを示す概略図である。 アウタ包材が1つの折り畳み型の包装形態を有することを示す概略図である。 アウタ包材が他のピロー型の包装形態を有することを示す概略図である。 図5のアウタ包材を成形するプロセスの前半部を説明するための概略図である。 前記プロセスの後半部を説明するための概略図である。 口腔用たばこ製品の製造手順を示したブロック図である。
図1に示す口腔用たばこ製品1は、略長方形のたばこパウチ2と、このたばこパウチ2を個別に包装するアウタ包材4とを備えている。なお、図1のアウタ包材4はたばこパウチ2を包み込む前の矩形のシート材料の状態で示されている。
たばこパウチ2は、たばこ原料を裁刻又は粉砕して得られ、2mm以下の粒径を有するたばこ粒と、このたばこ粒を包み込んだパウチ包材とを含み、パウチ包材は液透過性を有する。詳しくは、パウチ包材は不織布シートから形成され、所謂ピロー包装の形態にてたばこ粒を包み込んでいる。
上述のたばこパウチ2はユーザの口腔内に置かれ、ユーザは唾液を通じてたばこ粒のたばこ成分を吸収することができる。具体的には、たばこパウチ2はユーザの上唇と歯茎の間に挟まれ、唾液中に抽出されたたばこ成分が歯茎から体内へ吸収される。それ故、このようなたばこパウチ2の使用形態によれば、たばこパウチ2から煙が出たり、また、ユーザ自身が煙を吐き出したりすることなく、ユーザはたばこ成分を吸収し、そしてたばこ粒の芳香を味わうことができる。この結果、ユーザは、場所を選ばずに、たばこパウチ2を使用できる。
ところで、唾液によるたばこ成分の抽出を促すため、たばこパウチ2内のたばこ粒に含まれる水分量は通常のシガレットの刻みたばこに比べて多い。それ故、たばこパウチ2の保管中、たばこ粒のたばこ成分を含んだ水分がたばこパウチ2の外面に染み出し易い。このため、このような染み出しは、たばこパウチ2の外面を変色させるので、たばこパウチ2の見栄えを悪くする。更に、ユーザがたばこパウチ2を直接手で触ると、染み出したたばこ成分がユーザの手に付着してしまう。
しかしながら、本発明の口腔用たばこ製品1の場合、上述の不具合は、たばこパウチ2を個別に包み込むアウタ包材4によって解消されている。即ち、アウタ包材4は液不透過性を有する。詳しくは、このようなアウタ包材4のシート材料としては、例えば、アルミ蒸着紙が好適する。このアルミ蒸着紙はベース紙と、このベース紙の表面に蒸着されたアルミニウム膜とを含む。このようなアルミニウム膜は、たばこパウチ2から染み出たたばこ成分を含む水分がアウタ包材4の外面に漏出するのを阻止し、たばこパウチ2の水分量を一定に保持するばかりでなく、たばこ成分の芳香がアウタ包材4を通じて外部に放出されるのを防止する。
なお、アウタ包材4のシート材料には、上述したアルミ蒸着紙に代えて、ろう紙や積層紙を使用することもできる。この積層紙は、表裏の紙層と、これら紙層に挟み込まれた遮蔽層とを有し、遮蔽層は湿気や芳香の通過を防止する。具体的には、このような遮蔽層は、例えば、パラフィンワックスによって形成される。
更に、たばこパウチ2の外面及びアウタ包材4の少なくとも一方は食品香料30を含むことができる。
詳しくは、食品香料30としては、ユーザのニーズに応じてメンソール、ミント、バニラ、アプリコット、紅茶、ココア、リコリス、蜂蜜等を単体又は複数組み合わせて使用できる。しかしながら、食品香料30は、たばこ粒の風味を損なうものであってはならないし、また、たばこ粒がアルカリ性であるから、食品香料30は中性又はアルカリ性であるのが望ましい。なお、上述の食品香料30は粉末又は溶媒に溶かした液状の形態で使用される。ここで、溶媒としては、水、アルコール、グリセリン、プロピレングリコール等を使用可能である。
更に、食品香料30はグリセリンやプロピレングリコール等の保湿剤とともに使用されるのが望ましい。
次に、図2〜図7を参照しながら、種々の包装形態のアウタ包材4を備えた口腔用たばこ製品について説明する。
図2及び図3に示された口腔用たばこ製品10a,10bの場合、そのアウタ包材4の包装形態は、捻り包装型に分類される。
図2のアウタ包材4は、たばこパウチ2を包み込むチューブ形状の外被部12と、この外被部12から突出する一対の捻り部とを有する。図2のアウタ包材4を形成するに際し、アウタ包材4のためのシート材料は先ず、たばこパウチ2の回りに巻き付けられる。この際、シート材料の両端部はたばこパウチ2からそれぞれ突出した状態にあり、そして、シート材料の両側縁同士は互いに重ね合わされる。この後、シート材料の両端部はたばこパウチ2の近傍位置を中心として互いに逆向きに捻られ、外被部12及び一対の捻り部を形成する。このような捻り部はアウタ包材4に一対の取手部6を提供する。
更に、アウタ包材4は外被部12に穿孔列8を有することができる。この穿孔列8は外被部12の中央に位置付けられ、外被部12の全周又はその一部に亘って延びている。このような穿孔列8がアウタ包材4に備えられていれば、ユーザは一対の取手部6を把持し、これら取手部6を互いに逆向きに引っ張ることで、穿孔列8に沿いアウタ包材4を破断させることができ、アウタ包材4からたばこパウチ2を容易に取り出すことができる。それ故、ユーザがアウタ包材4からたばこパウチ2を取り出す際、ユーザは取手部6に対する逆向きの捻りを要求されない。
図3のアウタ包材4は、たばこパウチ2を包み込む外被部12と、この外被部12から突出する捻り部とを有する。図3のアウタ包材4を形成するに際し、アウタ包材4のためのシート材料上には先ず、たばこパウチ2が置かれる。この状態で、シート材料の外周縁はたばこパウチ2の上方にて互いに寄せ集められ、そして、この寄せ集め部分が捻られることにより、外被部12及び捻り部が形成され、この捻り部もまたアウタ包材4の取手部6を提供する。
図3のアウタ包材4は取手部6を逆向きに捻ることで開かれ、ユーザはアウタ包材4からたばこパウチ2を容易に取り出すことができる。また、図3のアウタ包材4は使用済みのたばこパウチ2を包み込むのにも利用でき、この場合、ユーザは手を汚すことなく、使用済みのたばこパウチ2を廃棄処理することができる。
図4及び図5に示された口腔用たばこ製品20a,20bの場合、そのアウタ包材4の包装形態は、折り畳み包装型に分類される。
図4のアウタ包材4は、たばこパウチ2と同様な略直方体形状を有し、たばこパウチ2の回りに略正方形のシート材料を折り込んで形成されている。詳しくは、シート材料は先ず、1つの対角線に沿って折り込まれ、この対角線を底辺とした二重の三角シートに形成される。この際、たばこパウチ2は三角シート間に挟み込まれる。この後、三角シートの両側部は、三角シートの底辺を3等分する2つの分割線のそれぞれに沿い交互に折込まれ、三角シートの残部に順次重ね合わされた3角片を形成する。
この時点で、2重の三角シートはアウタ包材4の中間物に形成される。この中間物は、三角パネルの頂角及び3等分された底辺が互いに重ね合わされた1つ集合辺を有する五角形をなし、この集合辺及び頂角は互いに向かい合っている。
更に、中間物における頂角側の部分は、集合辺と平行且つ頂角の頂点と集合辺との間の中間よりも集合辺側に位置付けられた線分に沿って折り込まれ、中間物の残部に重ね合わされ、この時点で、中間物はアウタ包材4となる。このようなアウタ包材4は集合辺から突出する中間物の頂角部を有し、この頂角部はアウタ包材4に取手部6を提供する。
頂角側の部分がアウタ包材4の表面を形成する場合、アウタ包材4は表面にU字形のスリットによって形成され切り起こし片、即ち、プルアップタブを有することもでき、このプルアップタブもまたアウタ包材4に取手部6aを提供する。
また、アウタ包材4はその裏面に穿孔列8を有することもできる。ユーザは穿孔列8に沿ってアウタ包材4を破断することで、アウタ包材4からたばこパウチ2を容易に取り出すことができる。なお、図4中、取手部6aは作図上の都合により実線で示されている。
また、図5のアウタ包材4の包装形態はピロー包装型に分類される。詳しくは、アウタ包材4はそのシート材料が2つ折りに折り込まれることで、たばこパウチ2を包み込んでいる。アウタ包材4は縦シールを有しておらず、横シール、即ち、トップシール22及びボトムシール24のみを有する。図5から明らかなように、ボトムシール24はアウタ包材4における底の全幅に亘って延びているが、トップシール22はアウタ包材4におけるトップの1つの角部のみに形成されている。このトップシール22はアウタ包材4の一側縁及びトップに開口部7をそれぞれ提供するが、これら開口部7はたばこパウチ2の抜け出しを阻止するサイズを有する。
更に、アウタ包材4はトップシール22及びボトムシール24に取手部6をそれぞれ有している。
図6及び図7は、図5の口腔用たばこ製品20bを製造するための手順を示す。
このアウタ包材4を形成するウエブWは、たばこパウチ2を包むことができる程度の幅を有し、ウエブWの中央域にはその幅方向に延びる略長方形状のスロット9が形成され、このスロット9はウエブWの長手方向に一定間隔を存して配置されている。
図7に示されるように、たばこパウチ2は、スロット9間に位置付けられた状態で、二つ折りされたウエブWに挟み込まれる。
二つ折りのウエブWに横シールが形成されたとき、この横シールは前述のトップシール22及びボトムシール24を同時に提供し、この後、二つ折りのウエブWが切断ライン28にて切断されることで、個々の口腔用たばこ製品20bが製造される。
次に、口腔用たばこ製品1の製造工程について図8のブロック図を参照して説明する。
図8に示されるように、口腔用たばこ製品1は、粉砕工程40、ブレンド工程50、包装工程60を経て製造される。
先ず、粉砕工程40では、国産バーレー種のたばこのラミナと中骨とが粉砕器によって別個に粉砕され、ここでの粉砕により、2mm以下のたばこ粒が得られる。これらたばこ粒は分級器に入れられて所定のサイズに分級される。この後、ラミナから得られたたばこ粒及び中骨から得られたたばこ粒は、50重量%ずつの割合になるよう計量され、ブレンド工程50に移送される。
ブレンド工程50にて、計量後のたばこ粒はバッファサイロ1に移送され、このバッファサイロ1内にて所定期間蔵置される。この後、バッファサイロ1内のたばこ粒は加熱殺菌、冷却処理を経てブレンダ処理される。このブレンダ処理にて、たばこ粒は混合されながら、これらたばこ粒に香料等が添加される。
具体的には、ブレンダ処理にて、たばこ粒には先ず水が加えられ、たばこ粒の水分量は15重量%になるように調整される。この後、たばこ粒は100℃で4時間の加熱処理、即ち、殺菌処理を受ける。殺菌処理が完了すれば、たばこ粒は循環冷却水により冷却され、たばこ粒に対して、炭酸カリウム10重量%、ビタミンC1重量%、香料5重量%、塩化ナトリウム等が添加物として加えられる。
そして、これら添加物及びたばこ粒は混ぜ合わされて、たばこ粒を主成分とした混合物となり、この混合物は次の包装工程60に向けて移送される。なお、混合物中のたばこ粒のpHは6.5〜9.5の範囲にあることが望ましい。
包装工程60はバッファサイロ2を含み、このバッファサイロ2内にてブレンド工程50から移送された混合物は所定期間蔵置される。
蔵置後の混合物は、不織布シートにより0.3gずつピロー包装され、この時点で、前述したたばこパウチ2が製造される。具体的には、このたばこパウチ2は、略12mm×25mmの長方形状をなす。
この後、たばこパウチ2に水を加えて、その水分量を25重量%に調整され、アルミ蒸着紙によりそれぞれ個別に包装されて口腔用たばこ製品1が製造される。この際、口腔用たばこ製品1は、図2〜図5に示される捻り包装型又は折り畳み包装型の形態をなし、所定個数毎にケースに収容される。
なお、上述したようにたばこパウチ2の外面又はアウタ包材4の内面に食品香料が添加された口腔用たばこ製品1が製造される場合には、食品香料が予め添加された不織布シート又はアウタ包材4が使用されてもよい。この場合、保湿剤としても機能するグリセリンが食品香料の1重量%だけたばこパウチ2にスプレーコーティングされるのが望ましい。
このように、口腔用たばこ製品1内のたばこパウチ2はアウタ包材4により個別に包装されているので、たばこ成分がたばこパウチ2の外面に染み出していても、口腔用たばこ製品1を使用する際、手を汚すことなくケースから取り出すことができて衛生的である。また、たばこ成分の染み出しがアウタ包材4の外面に現れないので、口腔用たばこ製品1の見栄えもよくなる。
更に、アウタ包材4は、たばこ粒に含まれる香料及び水分の蒸発を防ぐことからたばこ粒の品質を維持するとともに、使用後のたばこパウチ2を捨てる際に、包み紙として使用することができる。
本発明は上述した一実施態様に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、たばこパウチ2を個別に包装するアウタ包材4の態様は、上述の形態に限られることなく、たばこ成分の染み出しを隠し且つ使用時には容易に外すことができるものであればよい。
また、取手部6の形状は上述の形状に限られることなく、ユーザが摘むことができる形状であればよい。
更に、アウタ包材4の外面には印字が付されていてもよい。
1 口腔用たばこ製品
2 たばこパウチ
4 アウタ包材
6、6a 取手部
7 開口部
8 穿孔列
9 スロット
10 捻り包装型たばこ製品
12 外被部
20 折り畳み包装型たばこ製品
22 トップシール
24 ボトムシール
28 切断ライン
30 食品香料
40 粉砕工程
50 ブレンド工程
60 包装工程
W ウエブ

Claims (4)

  1. たばこパウチであって、たばこ原料からなるたばこ粒と、このたばこ粒を包み込む包材とを含み、たばこパウチがユーザの口腔内に置かれたとき、ユーザに唾液を通じて前記たばこ粒のたばこ成分を吸収させるたばこパウチと、
    前記たばこパウチを個別に包装するアウタ包材と
    を備え、
    前記アウタ包材は、液不透過性及び取手部を有することを特徴とする口腔用たばこ製品。
  2. 前記アウタ包材は、捻り型の包装形態を有することを特徴とする請求項1に記載の口腔用たばこ製品。
  3. 前記アウタ包材は、折り畳み型の包装形態を有することを特徴とする請求項1に記載の口腔用たばこ製品。
  4. 前記アウタ包材は、アルミ蒸着紙、積層紙及びろう紙の1つから形成されることを特徴とする請求項1に記載の口腔用たばこ製品。

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